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OpenStack最新動向と構築のポイント
日本仮想化技術株式会社 VitrualTech.jp
玉置 伸行
EMC様セミナー 「あなたのビジネスを高速化! OpenStackが実現する戦略的なクラウドインフラ」
自己紹介
• 玉置 伸行(たまおき のぶゆき)
– [email protected] – twitter.com/ntamaoki – facebook.com/ntamaoki
• 日本仮想化技術株式会社 2013/8 -
– エンタープライズクラウド事業部 • OpenStackの価値を伝える
– ThinkITでOpenStackディストリビューション8社比較記事を企画 • エンタープライズクラスのクラウド基盤構築の検討支援
• 日本オラクル株式会社 – 2013/7 2
イントロダクション
日本仮想化技術株式会社 概要
• 社名:日本仮想化技術株式会社 – 英語名:VirtualTech Japan Inc. – 略称:日本仮想化技術/VTJ
• 設立:2006年12月 • 資本金:2,000万円 • 売上高:1億3,000万円(2013年7月期) • 本社:東京都渋谷区渋谷1-8-1 • 取締役:宮原 徹(代表取締役社長兼CEO) • 伊藤 宏通(取締役CTO) • スタッフ:9名(うち、8名が仮想化技術専門エンジニアです) • URL:http://VirtualTech.jp/ • 仮想化技術に関する研究および開発
– 仮想化技術に関する各種調査 – 仮想化技術に関連したソフトウェアの開発 – 仮想化技術を導入したシステムの構築 – OpenStackの導入支援・新規機能開発
ベンダーニュートラルな独立系仮想化技術の エキスパート集団
3
イントロダクション
導入・移行
仮想化環境構築をトータルサポート
設計
• 戦略立案 – コスト削減、社内標準化、将来プランのコンサルティング
• 設計 – 要求仕様の策定 – サーバ、ストレージからネットワークまでアプリケー
ションまで考慮した設計最適化 – キャパシティプランニング(ベンチマーク)
• 導入 – 仮想化ソリューションパッケージの提供 – 仮想化統合(P2V既存環境移行)
• 運用保守 – エンジニア教育
– 技術サポートの提供 – OSSソースコードレベルサポート
運用保守
ベンダーニュートラルなワンストップ・サポートをご提供 4
戦略立案
イントロダクション
OpenStack最新情報セミナー
OpenStackへの取り組み①
• コード開発・提供 – Nova bare-metal provisioning
(現在のIronic) – Bug fixes in various projects
• イベント企画・運営 – OpenStack最新情報セミナー – 10回開催、1500人参加注
• ドキュメント公開 – Slideshareで一般公開 – 50万ビュー、1万ダウンロード注
注:2013年9月から2015年4月までで集計
Stackalytics – VirtualTech’s contributions
Commit 数は 120
イントロダクション
OpenStackへの取り組み②
6
2014/11 OpenStack Summit Paris
100台の物理サーバでOpenStack POC環境を構築・運用した際のノウハウやTipsを公開 (Neutron HA, VXLAN performance,,,)
2012/10 OpenStack Summit San Diego
仮想マシンのように、ベアメタルサーバをプロビジョニングするフレームワークを発表 Grizzlyでupstreamにマージされました
イントロダクション
EnterpriseCloud.jp
• OpenStackで始めるエンタープライズクラウドの情報サイト
• OpenStack導入手順書のダウンロード
• 各種プレゼン資料 • その他ブログ記事
7 http://EnterpriseCloud.jp
イントロダクション
OpenStack最新情報セミナー
• OpenStackに関心のあるエンジニアを対象とした技術セミナー
• 過去10回実施(括弧内は申込者数) – 2014/6 ストレージ (120名) – 2014/8 OpenStack Distribution (140名) – 2014/10 大規模ネットワーク (120名) – 2014/12 導入事例&検証事例 (140名) – 2015/2 プロビジョニング (80名) – 2015/4 NFV (190名)
8
イントロダクション
OpenStack最新動向と構築のポイント
OpenStack およびその周辺領域について 分かりやすく解説します。 3回に分けて下記のテーマを深掘りします。 1. OpenStackを知るには何を学ぶべきか
2. OpenStackで何ができるのか?
3. OpenStackを導入検討するには
9
本日お話ししたいこと
1. OpenStack を学ぶ理由 2. OpenStack を構成する要素 3. OpenStack をより理解するために 4. OpenStack Summit 出張報告
10
OpenStack最新動向と構築のポイント
OpenStack を学ぶ理由
• クラウド・ファースト • クラウド技術 • 2020年のITシステム
11
1. OpenStack を学ぶ理由
企業システムへのクラウドの適用
12
ネットワーク
基盤 基盤 基盤
ビックデータ 解析アプリ
スマホ向け 情報アプリ
業務アプリ バックオフィス
アプリ (会計、人事)
変化しやすいところから適用していく
クラウドの選択肢(IaaS)
• パブリッククラウド – Amazon Web Services – Microsoft Azure – IBM SoftLayer – NTTコミュニケーションズ Cloud n、など
• プライベートクラウド – VMware vSphere – OpenStack、など
13
クラウドの選択肢(PaaS, SaaS)
• PaaS – IBM Bluemix – Salesforce force.com、など
• SaaS – Salesforce.com – Microsoft Office 365、など
14
クラウド適用の目的
• クラウド技術適用による – コストの削減(CAPEX, OPEX) – Time to Market の実現 – クラウド技術を有したエンジニアの育成 – など
15
クラウド適用の目的
• クラウド技術適用による – コストの削減(CAPEX, OPEX) – Time to Market の実現 – クラウド技術を有したエンジニアの育成 – など
16
私が指摘したい Point of View は 2 点 • クラウド技術の深掘り • 2020年のITシステムに向けた取り組み
OpenStack を学ぶ理由
• クラウド・ファースト • クラウド技術 • 2020年のITシステム
17
1. OpenStack を学ぶ理由
質問①
「ネットワークの仮想化」の仕組みを 説明できますか?
18
回答①
既存のシステム これからのシステム
19
Prj A Prj B
サーバ A サーバ B
ネットワーク機器
物理ネットワーク
Prj A Prj B
サーバ A サーバ B
ネットワーク機器
論理(仮想)ネットワーク
Prj A Prj B
サーバ A サーバ B
Tag:A Tag:B
Tag:A Tag:B
クラウド技術の深掘り
エンジニア(もしくはエンジニアをより理解するために)自身の技術バックグラウンドを更新する必要がある
– 仮想化技術 – 自動化技術
詳細は次章で説明 20
クラウド技術はOSSから生まれている
クラウド基盤 OpenStack
サーバ仮想化 KVM, Xen, など
コンテナ Docker, LXC, など
ネットワーク仮想化 Open Contrail, MidoNet Open Daylight, など
ストレージ仮想化 OpenStack Swift, Ceph, Project CoprHD(EMC ViPR) など
ビックデータ Hadoop, など
21
OpenStack を勉強すること
• クラウド技術を習得する近道 • IT = Innovation Technology を実感できる
– API Economy がネットワークやストレージにとどまらず、機器・端末なのでエッジ領域やデータセンターまで拡大している
– IoT のエッジサーバや NFV のインフラ基盤は OpenStack で動作
22
OpenStack を学ぶ理由
• クラウド・ファースト • クラウド技術 • 2020年のITシステム
23
1. OpenStack を学ぶ理由
2020年のITシステム
現在のITシステム 2020年のITシステム
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統合サーバ
アプリA
アプリB アプ
リC アプリD
アプリE
SW SW SW SW
RT RT
RT RT
SW SW SW SW
統合サーバ
アプリA
アプリB
アプリC
アプリD
アプリE
クラウド基盤
アプリA
アプリB
アプリC
アプリD
アプリE
アプリF
仮想SW 仮想RT
パブリック クラウドA
パブリック クラウドB
SW:スイッチ RT:ルーター
2020年のITシステム
5年後のITシステム
25
クラウド基盤
アプリA
アプリB
アプリC
アプリD
アプリE
アプリF
仮想SW 仮想RT
パブリック クラウドA
パブリック クラウドB
• クラウドネイティブアプリの増加 • オートスケールの一般化
• 仮想ネットワーク機器やオーケ ストレーションの一般化
• パブリッククラウドの活用とマル チクラウド環境の一般化
参考:『スイッチはもはや「サーバ」だ』
26
10ギガビット/秒の イーサネットポート 48個
アリスタネットワークのToRスイッチ「7050」
プロセッサ • AMD (デュアルコア) • インテル (クアッドコア)
• スイッチングチップ • ブロードコム (Triden+, Trident2) • インテル (FM4000, FM6000)
参考:仮想アプライアンス+共通リソース
NFV(Network Functions Virtualization)
メッセージ ルータ
CDN SBC WAN 高速化
DPI ファイヤ ウォール
CGN テスター/ QoEモニタ
SGSN/ GGSN
PEルータ BRAS 無線/固定網 ノード
従来のネットワークアプライアンス NFV(Network Functions Virtualization)
VA VA VA
VA VA VA
CDN: Contents Delivery Network SBC: Session Border Controller DPI: Deep Packet Inspection CGN: Carrier Grade NAT NAT: Network Address Translation QoE: Quality of Experience SGSN: Serving Packet Radio Service Support Node PE: Provider Edge VA: Virtual Appliance GGSN: General Packet Radio Service Support Node BRAS: Broadband Remote Access Server
機能毎の専用ハードウェア 仮想アプライアンス(VA) + 汎用ハードウェア
2020年のITシステムで必要なもの
28
リソースプール リソースプール
ベアメタルを仮想SW
ベアメタルを仮想RT
ベアメタルを仮想マシン
インフラ管理者
①ベアメタルサーバ の追加
②リソースプールを 管理
③用途に応じて プロビジョニング
業務アプリも ネットワークも ストレージも
“ベアメタルクラウド“
29
リソースプール リソースプール
ベアメタルを仮想SW
ベアメタルを仮想RT
ベアメタルを仮想マシン
インフラ管理者
①ベアメタルサーバ の追加
②リソースプールを 管理
③用途に応じて プロビジョニング
ネットワーク機器やストレージも ベアメタルクラウドに含まれるとしたら 自分で制御できないと困るよね。
再掲)OpenStack を学ぶ理由
• クラウド・ファースト • クラウド技術 • 2020年のITシステム
30
1. OpenStack を学ぶ理由
本日お話ししたいこと
1. OpenStack を学ぶ理由 2. OpenStack を構成する要素 3. OpenStack をより理解するために 4. OpenStack Summit 出張報告
31
OpenStack最新動向と構築のポイント
クラウド基盤のスタック図
② クラウドコントローラ
コンピューティング ストレージ ネットワーク
仮想化レイヤー
仮想 コンピューティング
仮想ストレージ 仮想ネットワーク
③ リソースプール
クラウドコントローラ
コンピュート管理 ストレージ管理 ネットワーク管理
① クラウドオーケストレータ
クラウドオーケストレータ
④ プ
ロビ
ジョ
ニン
グツ
ール
⑤ 運
用監
視ツ
ール
参考) OpenStack コンポーネント
② クラウドコントローラ
コンピューティング ストレージ ネットワーク
仮想化レイヤー
仮想 コンピューティング
仮想ストレージ 仮想ネットワーク
③ リソースプール
Nova + Keystone + Glance + Horizon
Nova compute Swift / Cinder Neutron
① クラウドオーケストレータ
Heat
④ T
riple
O
⑤ 運
用監
視ツ
ール
OpenStack を構成する要素
• 仮想化 – サーバ仮想化 – ネットワークの仮想化 – ストレージの仮想化
• 自動化 – 環境構築の自動化 – 構成管理の自動化 – 運用監視の自動化
34
仮想化:サーバー仮想化①
• サーバー仮想化を支援するソフトウェア・ハードウェア
35
製品名・コンポーネント名 説明
① ハイパーバイザー
1. KVM Linux標準のハイパーバイザー、OpenStackの本番環境で7割で使用
2. VMware ESXi VMware のハイパーバイザー、ハイパーバイザーとしての実績は一番多い
② 仮想スイッチ・ 仮想ルータ
1. Open vSwitch OpenStack標準の仮想スイッチ、テナントネットワークを実現するにはOpen vSwitchを選択する
2. Linux Bridge Linux標準の仮想ブリッジ
3. ベンダー独自のスイッチやルータ
ネットワーク仮想化を実現する製品の中にはベンダー独自のスイッチやルータを提供しているものもある
仮想マシンを使用することを前提としているため、ベアメタルマシンやコンテナについての記述はありません。
疑問:サーバ仮想化との違い
サーバ仮想化 • ネットワーク管理はスコープ外 • 管理者が仮想マシンを作成 • 対象マシンは100台ぐらいまで
クラウド基盤 • ネットワーク管理もスコープ内 • 利用者が仮想マシンを作成 • 対象マシンは100台以上
36
仮想化レイヤー
仮想マシン 仮想マシン
コンピューティング
Prj A
API 仮想化レイヤー
仮想マシン 仮想マシン
コンピューティング
Prj A
API
ネットワーク
Prj B
仮想化:サーバー仮想化②
• サーバー仮想化を実現するために必要な技術要件
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技術要件 説明
③ 仮想化 仮想マシン 仮想ネットワーク 仮想ストレージ
クラウドコントローラが管理するリソース
④ リソース 1. リソースの変更 リソースの追加・変更・削除
2. 使用量の計測 リソースの使用量を計測する
⑤ オンデマンド オンデマンド操作 必要な時に必要なリソースを追加・削除できる
⑥ 高可用性 OpenStackの高可用性 クラウドコントローラを多重化する
⑦ マイグレーション P2V、V2V P2V(物理サーバから仮想マシンへの移行)やV2V(仮想マシンから仮想マシンへの移行)を行う
本番環境でのシステムを検討する場合には、パッチの適用やクラウド基盤のバージョンアップの要件なども必要になります。
仮想化:ネットワーク仮想化①
• ネットワーク仮想化を支援するソフトウェア・ハードウェア
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製品名・コンポーネント名 説明
① クラウドコントローラ
1. Neutron OpenStack 標準のネットワーク仮想化機能
2. Neutron プラグイン Neutron 標準のML2(Modular Layer 2 )プラグインやネットワーク機器メーカーが提供するプラグインが数多くあり、Neutron と連携して動作する
② オーバーレイ方式の仮想ネットワーク
1. VMware NSX 仮想ネットワーク製品として有名、大規模な導入事例もある
2. Open Contrail オープンソースの仮想ネットワーク製品、Juniper Networks 社が製品版を提供する、大規模な導入事例もある
3. Nuage VNS Nuage Networksが提供する仮想ネットワーク製品
4. MidoNet オープンソースの仮想ネットワーク製品、Midokura 社が製品版を提供する
③ SDNコントローラ OpenDaylight ネットワーク機器の仮想化や抽象化を行う、NFVのリファレンスアーキテクチャにてOpenDaylightが採用された
疑問:ネットワーク仮想化製品の違い
仮想スイッチ コントローラ オープンソース化
VMware NSX 独自
(Open vSwitch ベース)
NSXコントロールクラスタで管理
-
Juniper Contrail 独自 vRouter
Contrailコントローラで管理
Open Contrail で提供
Nuage VNS 独自
VRS (Virtual Routing & Switching )
VSC (Virtualized Services Controller )
で管理 -
Midonet 独自 midolman
各ノードで管理、ネットワークステートノードか
ら取得
Midonet OSS版 で提供
39
仮想化:ネットワーク仮想化②
• ネットワーク仮想化を実現するために必要な技術要件
40
技術要件 説明
④ ネットワークサービス L2 / L3サービス Load balancerサービス Firewallサービス
ネットワーク仮想化により提供されるサービスサービス
⑤ リソース リソースの割り当て ネットワークサービスをリソースに割り当てる
⑥ マルチテナント VXLANなどのトンネリングプロトロルを使用して、マルチテナントを実現する
⑦ ネットワーク機器のプロビジョニング
1. SDNコントローラからの操作
ネットワーク機器をSDNコントローラでリソースに追加・変更を行う
2. クラウドオーケストレーションからの操作
ネットワーク機器をクラウドオーケストレーションでリソースに追加・変更を行う
⑧ 高可用性 ネットワークサービスの高可用性
クラウドコントローラを多重化する
仮想化:ストレージ仮想化
• ストレージ仮想化を支援するソフトウェア
• ストレージ仮想化を実現するために必要な技術要件
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製品名・コンポーネント名 / 技術要件 説明
① ブロックストレージ 永続的な記憶領域として仮想マシンにアタッチして使用する、ストレージ機器メーカーがプラグインを提供しOpenStack と連携して動作する
② オブジェクトストレージ プロビジョニング用のOSイメージやスナップショットを格納する
③ リソース リソースの割り当て ブロックストレージをリソースに割り当てる
④ ストレージ機器のプロビジョニング
1. ストレージコントローラからの操作
ストレージ機器をストレージコントローラでリソースに追加する
2. クラウドオーケストレーションからの操作
ストレージ機器をクラウドオーケストレーションでリソースに追加する
⑤ バックアップ ブロックストレージをバックアップする
自動化: 環境構築の自動化
• 環境構築の自動化を支援するソフトウェア
42
製品名・コンポーネント名 / 技術要件 説明
① プロビジョニングツール 1 メーカー提供のプロビジョニングツール
UbuntuのJuju/MAASやCentOSのPackstackなどメーカーが提供したツールを使用し環境を構築する、環境を手早く構築できるなどのメリットがある
2 オープンソースの プロビジョニングツール
AnsibleやChefなどオープンソースのツールを使用し環境を構築する、細かい要件を対応できるなどのメリットがある
② ソースコード管理ツール GitHubなどのソースコード管理ツールを使用し、プロビジョニングツールの設定ファイルや付属ドキュメントを管理する
③ 継続的インテグレーションツ−ル
Jenkinsなどの継続的インテグレーションツールを使用し、ソースコード管理ツールと連携し、プロビジョニングツールの設定ファイルが変更されたなど時に自動的に環境準備・インストール・設定変更・動作確認を行うフレームワークを用意する
疑問:環境構築の自動化とは?
• メーカー提供のプロビジョニングツール – Mirantis Fuel – Ubuntu Juju/MAAS – CentOS Packstack – など
• オープンソースのプロビジョニングツール – OpenStack TripleO – Ansible – Chef – Puppet – など
43
クラウド コントローラ
クラウド基盤を構築するためにプロビジョニングツールを用い、ハードウェア と事前定義スクリプトにより環境を構築
OSプロビジョニング
アプリ プロビジョニング
コンフィグレーション
OS OS OS
HW HW HW
OS OS OS
HW HW HW
OS OS OS
HW HW HW
MyS
QL
Nov
a
Neu
tron
MyS
QL
Nov
a
Neu
tron
疑問:継続的インテグレーションツールとは?
プログラムの追加・修正
プログラムの登録
環境の自動作成
テストの自動実行
不具合の報告
44
ソースコード管理ツール による一元管理
継続的インテグレーションツール による、「環境の自動作成」 「テストの自動実行」「不具合の報告」
継続的インテグレーションツール からプロビジョニングツールを呼び出し 「環境の自動作成」
継続的インテグレーションツールを活用して開発・運用プロセスを見直すことを指す
自動化: 構成管理の自動化
• 構成管理の自動化を支援するソフトウェア
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製品名・コンポーネント名 / 技術要件 説明
① クラウドコントローラ モニタリング機能 クラウドコントローラが管理するリソースをモニタリングする
② クラウドオーケストレーション
オートスケール機能
リソースの使用状況に応じて仮想マシンの追加・削除を自動的に行う、リソースの使用状況に対して閾値を設定し、閾値を超えたときに実行するプログラムを定義する
疑問:オートスケール機能とは?
• リソースの使用状況に対して閾値を設定し、閾値を超えたときに実行するプログラムを定義する
• 閾値としてよく設定されるリソース – CPU使用量 – メモリ使用量 – ネットワーク流量 – ロードバランサーのネット
ワーク流量 46
クラウド基盤のオートスケール機能を用い、リソースの使用状況に応じて、仮想マシンの追加・削除を行う
仮想 マシン
仮想 マシン
仮想 マシン
仮想 マシン
仮想 マシン
オートスケール前 オートスケール後
自動化: 運用管理の自動化
• 運用管理の自動化を支援するソフトウェア
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製品名・コンポーネント名 / 技術要件 説明
① 運用監視ツール テナント毎に仮想マシンやクラウド基盤の稼働状況を監視する
本日お話ししたいこと
1. OpenStack を学ぶ理由 2. OpenStack を構成する要素 3. OpenStack をより理解するために 4. OpenStack Summit 出張報告
48
OpenStack最新動向と構築のポイント
OpenStack 研修コース
• ミランティス社 – OpenStackブートキャンプ(OS101) http://bit.ly/1dB7tkD
• 日本HP社 – OpenStack Foundations http://bit.ly/1abl9O0 – OpenStack ネットワーキング http://bit.ly/1LPn36E – OpenStack ブロックストレージ http://bit.ly/1FGLamo
• ミドクラ社 – OpenStack ファンダメンタル http://bit.ly/1FRgrVc – OpenStack ネットワーキングとMidoNet
49
日本仮想化技術 OpenStack 検証支援サービス
• OpenStack 検証支援サービス – OpenStack 環境構築を支援します
• OpenStack + SDN 検証支援サービス – OpenStack + VMware NSX / Contrail / MidoNet 環境の
評価・検証を支援します • ベアメタル OpenStack 検証支援サービス
– ベアメタルサーバを活用した OpenStack 環境の評価・検証を支援します
本サービスにご興味のあるかたは、玉置までご連絡ください。
玉置 (ntamaoki at virtualtech.jp)
本日お話ししたいこと
1. OpenStack を学ぶ理由 2. OpenStack を構成する要素 3. OpenStack をより理解するために 4. OpenStack Summit 出張報告
51
OpenStack最新動向と構築のポイント
OpenStack Summit
52
• OpenStackの開発者が今後の開発ロードマップや機能実装について語るDesign Summit
• 200を超える事例セッションやテクニカルセッション • 年に2回開催、次回は10月に東京で開催
OpenStack Summitの参加者数
53
過去10回の開催地と参加者数 Vancouver (2015/5): 6,000 Paris (2014/11): 4,700 Atlanta (2014/5): 4,300 Hong Kong (2013/11): 3,000 Portland (2013/4): 3,000 San Diego (2012/10): 1,400 San Francisco (2012/4): 1,000 Boston(2011/11)、Santa Clara(2011/4)、San Antonio(2010/11)
Yahoo! 事例
54
• 数十万台のベアメタルサーバを保有 • 数万の仮想マシンとベアメタルサーバを OpenStack で管理
– ベアメタルサーバの管理方法を解説
Horizontal Migrations: How Yahoo is Moving it's Existing Hardware into a Bare-metal Cloud https://www.youtube.com/watch?v=nhlwz6yHyto
OpenStack Summit 事例
Walmart 事例
• Walmart のECサイト(11サイト)の管理にOpenStackを活用 – 15 億ページビュー/日を 10 数万の仮想マシンで処理 – 様々なスマホアプリや、店舗とECサイトとの連携を実現
• Physical と Digital の複雑性(Complexity)を解決する
Walmart's Cloud Journey https://www.youtube.com/watch?t=940&v=vDT47reUP2I
OpenStack Summit 事例
KVH & サイバーエージェント事例
日本からは KVH とサイバーエージェントの発表がありました。
Building Managed Private Cloud for Enterprises with OpenStack and MidoNet https://www.youtube.com/watch?v=R9sAxbTynF0 Accelerating an Ad-Tech Service with OpenStack Cloud https://www.youtube.com/watch?t=10&v=TRYyqr90o58
OpenStack Summit 事例
OpenStackでコンテナ技術を管理
• 利用者は仮想マシン/ベアメタルマシン/コンテナを選択可能に • Kubernetes / Docker Swarm と OpenStack とを統合管理
57
仮想コンピューティング
仮想マシン ベアメタル
マシン コンテナ
New
KVM, ESXi, etc Atomic, CoreOS
OpenStackでコンテナ技術を管理
• Container as a Service (Magnum)としてプロジェクトを開始
Magnum: OpenStack Wikis https://wiki.openstack.org/wiki/Magnum
OpenStack の高可用性構成
• OpenStack の高可用性構成についてのセッション • 高可用性構成のベストプラクティスについて解説
Deep Dive Into a Highly Available OpenStack Architecture https://www.youtube.com/watch?t=1504&v=6Uys1ezjk4k
OpenStack の監視管理
60 https://github.com/Solinea/goldstone-server
OpenStack の監視管理
61 https://github.com/Solinea/goldstone-server
次回は Tokyo
10/27-30
62
https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/
お問い合わせ先
「仮想化環境を構築したいが、どこに相談すればいいの?」
まずは我々にご相談ください
http://VirtualTech.jp/ [email protected]
050-7571-0584
63
デモンストレーション
64
デモンストレーション
デモ環境の物理構成
65
デモンストレーション
OpenStackの環境構築
1. (KVM環境の構築) 2. リソースプールの構築 3. プロビジョニングツールの設定 4. OpenStack環境の作成 5. OpenStackネットワークの設定
66
デモンストレーション
OpenStackの環境構築
1. (KVM環境の構築) 2. リソースプールの構築 3. プロビジョニングツールの設定 4. OpenStack環境の作成 5. OpenStackネットワークの設定
67
デモンストレーション
リソースプール管理ツール①
68
デモンストレーション
リソースプール管理ツール②
69
デモンストレーション
ノード(リソース)の一覧
70
デモンストレーション
ノード(リソース)情報の詳細
71
デモンストレーション
プロビジョニング設定
72
デモンストレーション
OpenStackの環境構築
1. (KVM環境の構築) 2. リソースプールの構築 3. プロビジョニングツールの設定 4. OpenStack環境の作成 5. OpenStackネットワークの設定
73
デモンストレーション
設定ファイルの編集
• openstackの各チャームに対する設定はyamlファイルで記述する
• 右の通りファイルを作成して、ホームディレクトリに配置する
74
keystone: admin-password: password admin-token: ubuntuopenstack nova-cloud-controller: network-manager: Neutron quantum-security-groups: "yes" cinder: block-device: vdb overwrite: "true" quantum-gateway: ext-port: eth1 openstack-dashboard: webroot: /
デモンストレーション
プロビジョニングツールの実行①
• 以下のコマンドを実行して、チャームをデプロイする
75
$ juju deploy --constraints tags=vm mysql $ juju deploy --constraints tags=vm rabbitmq-server $ juju deploy --config openstack.yaml --constraints tags=vm keystone $ juju deploy --config openstack.yaml --constraints tags=vm nova-cloud-controller $ juju deploy --constraints tags=compute nova-compute $ juju deploy --constraints tags=vm glance $ juju deploy --config openstack.yaml --constraints tags=cinder cinder $ juju deploy --config openstack.yaml --constraints tags=neutron quantum-gateway $ juju deploy --config openstack.yaml --constraints tags=vm openstack-dashboard
デモンストレーション
プロビジョニングツールの実行②
$ juju add-relation keystone mysql $ juju add-relation nova-cloud-controller rabbitmq-server $ juju add-relation nova-cloud-controller mysql $ juju add-relation nova-cloud-controller keystone $ juju add-relation nova-compute:amqp rabbitmq-server:amqp $ juju add-relation nova-compute mysql $ juju add-relation nova-compute nova-cloud-controller $ juju add-relation glance mysql $ juju add-relation glance keystone $ juju add-relation glance nova-compute $ juju add-relation glance nova-cloud-controller $ juju add-relation cinder mysql $ juju add-relation cinder glance $ juju add-relation cinder rabbitmq-server $ juju add-relation cinder nova-cloud-controller $ juju add-relation cinder keystone $ juju add-relation quantum-gateway mysql $ juju add-relation quantum-gateway rabbitmq-server $ juju add-relation quantum-gateway nova-cloud-controller $ juju add-relation openstack-dashboard keystone
76
デモンストレーション
プロビジョニングツール①
77
デモンストレーション
プロビジョニングツール②
78
デモンストレーション
MySQL:設定画面
79
デモンストレーション
MySQL:設定画面
80
デモンストレーション
OpenStack 管理画面:設定画面
81
デモンストレーション
OpenStack 管理画面:設定画面
82
デモンストレーション
OpenStack 管理画面①
83
デモンストレーション
OpenStack 管理画面②
84
デモンストレーション
ネットワークトポロジー
85
デモンストレーション
インスタンスの起動
86
デモンストレーション
インスタンスの追加後
87
デモンストレーション
インスタンスの追加後
88
デモンストレーション
構築手順書配布中
89
http://EnterpriseCloud.jp/installguide-juju-openstack/
デモンストレーション
日本仮想化技術 OpenStack 検証支援サービス
• OpenStack 検証支援サービス – OpenStack 環境構築を支援します
• OpenStack + SDN 検証支援サービス – OpenStack + VMware NSX / Contrail / MidoNet 環境の
評価・検証を支援します • ベアメタル OpenStack 検証支援サービス
– ベアメタルサーバを活用した OpenStack 環境の評価・検証を支援します
本サービスにご興味のあるかたは、玉置までご連絡ください。
玉置 (ntamaoki at virtualtech.jp)