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オンライン学割サービスの利用例 と今後のサービスの展開について 日本ベリサン株式会社 新規ソリューション推進グループ 田中 ヤフー株式会社 R&D統括本部 松岡 泰三 OpenIDフゔンデーション・ジャパン エバンジェリスト 伊東

Student Identity Trust Framework - Ryo Tanaka, Taizo Matsuoka

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オンライン学割サービスの利用例と今後のサービスの展開について

日本ベリサン株式会社

新規ソリューション推進グループ 田中 亮

ヤフー株式会社

R&D統括本部 松岡 泰三

OpenIDフゔンデーション・ジャパン

エバンジェリスト 伊東 諒

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オンラン学割の登録時

– オンラン申請において「本当に学生なのか?」という判断は難しい

– 現状① :学生証のコピーを郵送

– 現状② :不正な申請であった場合には違約金を請求

– オンラン学割の登録を正しく運用するには相当な「コスト」がかかる

オンラン学割の利用時

– 登録時に正しく学生を認定できても「今も学生である!」という判断は難しい

– 例えば① :卒業した

– 例えば② :中退した

– オンラン学割を適用するため定期的に学生であるかの「チェック」するには運用の負荷が大きい

オンライン学割の課題

現状、オンラインで学割を適用するには、いくつかの課題がある。

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オンラン学割の登録時

– オンラン申請において「本当に学生なのか?」という判断は難しい

– 現状① :学生証のコピーを郵送

– 現状② :不正な申請であった場合には違約金を請求

– オンラン学割の登録を正しく運用するには相当な「コスト」がかかる

オンラン学割の利用時

– 登録時に正しく学生を認定できても「今も学生である!」という判断は難しい

– 例えば① :卒業した

– 例えば② :中退した

– オンラン学割を適用するため定期的に学生であるかの「チェック」するには運用の負荷が大きい

オンライン学割の課題

現状、オンラインで学割を適用するには、いくつかの課題がある。

オンライン学割を雑に運用すると

正規料金を支払っているユーザが

【不公平】を感じる

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フレームワーク案の策定で心掛けたこと

利用者(学生)の視点

– 利用したいサービスであること

– 学生の関心事 :就職活動、サークル活動、バト、資格(免許)取得、・・・

– メリット(料金、サービス内容、利便性、)があること

– 料金、サービス :学割、学生限定サービス、

– 利便性 :デジタルコンテンツ、使い慣れているID/PW、

属性プロバダー(学認・大学)の視点

– 学生の福利厚生と学認サービスの普及

– オンラン学割の適用は所属学生の福利厚生の一環=利便性の提供

サービスプロバダーの視点

– 学生ユーザの囲い込み

– 将来にわたり中期的に継続利用が期待できる学生ユーザを早期に囲い込み

IDプロバダーの視点

– 自社のIDに新しい属性情報(=学生属性)を付与

フレームワークを策定しても利用されなければ意味がない!

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オンライン学割サービス利用登録時のイメージ

利用者:学生

属性プロバダ:学認/各大学

ISP:OpenID Provider RP:電子書籍

1.学割サービスの

利用登録

2.OpenID+PW

3.学認ID+PW

4.学生情報

5.OpenIDに

学生情報を付与

7.登録完了

6.認証情報

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オンライン学割サービスの利用例

電子書籍

– 雑誌(週刊誌、漫画)、新聞、文庫、

賃貸住宅

– キャンパス異動時、卒業時、(入学時)、

旅行

– 帰省、合宿、卒業旅行(国内・海外)、ボランテゖゕ、

チケット

– スポーツ(※含む学生の対抗戦)、コンサート、ベント、優待券(クーポン)、

クラウドサービス

– 音楽配信、映像配信、Eラーニング、フゔル共有サービス、

ポントサービス

– 会員ポント、マレージポント、ポント交換、

学割に加え、学生向けに付加サービスを提供する「学増」の提供も!

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ポイント:Attribute Providerの活用

Yahoo! JAPAN

学認

じゃらん・HOT PEPPERポント

ユーザー(学生)

Relying Party IDP(AuthN Provider)

Attribute Provider

じゃらん

Point API

学生判定

アカウント登録/認証

ポイント付与

②’

卒業旅行に行きたい!

(楽天・mixi)

IDPに属性を集約

学生判定 ②

※サービスの実現については未確定です

リクルート様×Yahoo! JAPANとのアイデア交換・ブレスト結果

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メリット

学生

より広い範囲のサービスで学割/学増を受けられるようになる

デジタルコンテンツ/物販の決済を”即時”に学割で行えるようになる

Attribute Provider(学認/大学)

学生ユーザーの利便性拡大、満足度向上、自サービスの活性化

Relying Party

学生向けキャンペーン等による売上拡大

若年ユーザーの早期取り込み

Identity Provider(AuthN Provider)

自社ID/リソースを活用するRPの増加(≒ユーザーの増加)

Attribute Providerが許可すれば属性を自社に集約できる

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Yahoo!サービスへの活用案(あくまで検討)

プレミゕムサービス

学生向け○○プレミゕム月額割引キャンペーン。346円を特別に99円で提供!

Eコマース

新社会人応援ポントキャンペーン。Yahoo!ショッピングで買い物したら大学4年生はポント20倍!

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具体的なイメージ 「こんな学生がいたら・・」

iPhoneアプリを開発!(iTunes Developerアカウント)

iPhoneアプリ開発入門を電子書籍で購入

Amazon EC2を月額で買って

Macを買って

学割

学割

学割

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デモンストレーション ~ OpenID Connect ~