Yahoo! JAPAN アプリという大規模アプリの設計と開発 #yjcamp

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CAMPFIRE iOS #01

作井吉満

Yahoo! JAPAN アプリという

大規模アプリの設計と開発

2017年3月16日


About me

2

• 作井吉満

• 2009年新卒入社

• フロントエンド開発を経て、2012年からアプリ開発

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Yahoo! JAPAN アプリについて


Yahoo! JAPAN アプリ

4


今日話したいこと


話したいこと

6

開発体制は事業戦略やプロダクトの成長によって変わる

その変化の中で、開発や設計にどう取り組んでいくか


現在の体制


エンジニア

8

専属のiOSエンジニア 10数名

サービス連携などによる一時的ジョイン数名

…

…


Yahoo! JAPAN の特徴

9

• 異動こそ最大の人材育成

• http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131129/256491/?rt=nocnt

• 越境して、自己主張し、課題解決して感謝される──特殊部隊「SWAT」で学んだこと

• http://linotice.tumblr.com/post/153250089339/20161116


同時に開発している案件

10

20以上の施策

• 大(数ヶ月)、小(数日程度)の案件

• 社内サービスとの連携

• ユーザービリティ改善(ABテスト)

• 技術推進(Swift3対応、新OS対応など)


開発フローとリリースサイクル

11

2週間に1度仕様検討プロト開発

設計レビュー

事前テスト PullRequestコードレビュー

結合テスト Submit


現在の設計

12

View

ViewController

Multi

DataFetcher

DataFetcher

HogeManager

API

Cache

UI layer Domain layer Data layer

Application layer

Entity


開発体制の変化


きっかけ

14

約1年前に、これからの開発をよりスケールさせるためにフルスクラッチでコードの刷新を実施

• Swiftへの移行

• レガシーコードの撤廃

• 全体的な仕様の見直し

• パフォーマンス改善


どう変化していったか

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既存版

Swift版

2016.01 2016.06 2016.08 2017.02

約10名

2名

案件ストップ

既存版のタスクが終わったメンバーから順次移動

5名 8名 12名 10名超10名

移行期間


10人以上になって起きた課題


10人以上になって起きた課題

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• 全員で集まることが難しい(所属組織も拠点も違う)

• こまかな仕様や、詳細な設計の共有が困難になっていく

• 誰が何をやっているかわからない

• 修正箇所のコンフリクトが増える

• 知らないところで案件がうまれ、仕様が決まり、実装が進む

• すべてをコードレビューすることも、量が多く困難

• 曖昧な設計であるため、コードの統一性は失われていく


学んだこと


学んだこと

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開発体制は事業戦略やプロダクトの成長によって変わる

その変化に素早く対応できるようにしておかなければいけない


設計の改善に着手

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同じ思想、パターンで並行開発できる設計が必要

設計を改善していく取り組みを開始


どこから手をつけるべきか？


Viewとロジックを分離する

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• Viewの操作はPresenterで行う

• ビジネスロジックはUseCaseに集約する

• 新メンバーが入ってもスムーズに開発できるような状態にしておく

• 最初はUIの修正や追加から入ってもらうケースが多い

View Presenter UseCase


View同士の依存性をなくす

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View Presenter UseCase

Router

• 画面遷移はRouterを介して行う

• ABテストや仕様変更による画面遷移の変更に対応できるようにしておく


役割を明確にして疎結合にする

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• 役割を明確に定義したレイヤーに分割する

• レイヤー間のインターフェースはプロトコルを定義

• それぞれが差し替えられる疎結合な作りにする

• 仕様変更に素早く対応できるようにしておく


まとめ

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• 開発体制は事業戦略やプロダクトの成長によって変わる

• メンバーの増加や役割の変更など

• 変化に素早く対応していくため、同じ思想で開発できる設計が必要

• プロダクトにとって効果の大きいところから改善する


ご清聴ありがとうございました

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