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動く物体に対してカメラ観測のみで映像投影を可能にする

動的プロジェクションマッピング技術

電気通信大学 大学院情報理工学研究科

准教授 橋本 直己

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新技術の特徴・従来技術との比較

1. 深度カメラのみを使って,安定した高速な物体位置姿勢追跡を実現

– 運動予測により自然な動きに追従可能

– 追跡処理の高速化(10fps→45fps)2. 高速度カメラを使って対象の動き予測を行

い,投影遅延の補償を実現

– 対象に非依存,非剛体にも対応

– GPU実装による120fpsでの遅延補償

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想定される用途

• モーションキャプチャを使わずに、複雑な動きをする人物への投影、空間投影型AR– ファッションショー、テーマパークアトラクション、バーチャルリアリティ、医療支援、対話型展示

• 簡単に設置可能なプロジェクションマッピング

– デモ展示、個人ユース

• パターン投影による高速3次元計測(遅延補償)

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実用化に向けた課題

• 異なる複数の物体を認識し、それぞれに映像投影をする技術が必要(複数物体への対応)

• プロジェクタ・カメラシステムのキャリブレーション精度の改善

• マルチプロジェクション対応

• 実物体に対する投影コンテンツの簡易作成

• より高精度な動き推定および予測(遅延補償)

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企業への期待

• 深度カメラの遅延の大きさが大きな問題であるため、DLP高速パターン投影+高速度ビ

ジョンによる低遅延な深度センサを構築可能であれば、大幅な投影精度向上が期待できる。

• プロジェクタの低遅延化も投影精度の向上に貢献する。

• プロジェクションマッピング技術を前提とした商品・サービス企画等への技術応用。

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本技術に関する知的財産権

• 発明の名称 :プロジェクションマッピング装置、遅延補償装

置、遅延補償方法および遅延補償プログラム

• 出願番号 :特願2015-027751• 出願人 :電気通信大学

• 発明者 :橋本直己、酒巻祥平

• 発明の名称 :プロジェクションマッピング装置、映像投影制

御装置、映像投影制御方法および映像投影

制御プログラム

• 出願番号 :特願2015-030575• 出願人 :電気通信大学

• 発明者 :橋本直己、小林大祐、小泉諒

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お問い合わせ先(必須)

電気通信大学

産学連携コーディネーター 今田 智勝

TEL 042-443-5871

FAX 042-443-5726e-mailimada@sangaku.uec.ac.jp

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