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周波数調整器 ANM-G2000
デバイスドライバーインストール方法
及び単体使用取扱説明書
第 4版 2018年 3月 6日
この取扱説明書は、以下の内容を記載しています。
■周波数調整器のデバイスドライバーインストール方法
■周波数調整器設定ソフトインストール方法
■周波数調整器を単体で使用する場合の使用方法
花鼓Ⅲと周波数調整器を連動させて使用する場合は、デバイスドライバーと周波数調整器設
定ソフトのインストールが必要です。目次の「初めに」から「3」までと、「6」をお読みください。
株式会社 アニモ
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改版履歴
日時 セクション 更新内容
2012/11/08 初版
2013/02/25 2版
2014/10/23 単体使用時
(電源接続時)
3版
音声入力で不連続/低周波/ストレート変更可能
2018/03/06 4版
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目次
初めに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
導入に当たりまず知っておきたいこと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1. 周波数調整器と付属機器の接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2.デバイスドライバーインストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2-1 CD ディスク構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2-2 CDの内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
2-3 デバイスドライバーインストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
3.周波数調整器設定ソフトインストール方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
4.周波数調整器使用方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
4-1 ANM-G2000 単体使用時(電源接続時) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
4-2 ANM-G2000 のパソコン接続による周波数調整器設定ソフトの使用方法 ・・・・・・・ 11
4-2-1 周波数調整器設定画面起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
4-2-2 ストレート出力(使わない) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
4-2-3 標準設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
4-2-4 個人設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
4-2-5 初期設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
4-3 デフォルト初期設定、ゲイン設定推奨値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
5.仕様、その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
6.周波数調整器とパソコンを接続して使用する時の注意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
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初めに 本取扱説明書は、Windows(7、8、10)OS を搭載しているパソコンに周波数調整器
(ANM-G2000)を接続し、花鼓Ⅲと連動して周波数調整器を使用する場合と周波数調整器
単体で使用する場合に必要なデバイスドライバー及び周波数調整器設定ソフトのインスト
ール方法とその使い方について説明致します。これにより花鼓Ⅲのソフトがインストール
されたパソコンが ANM-G2000 と USB 接続可能になります。
付属の CD には周波数調整器の接続に必要なデバイスドライバー、周波数調整器単体使用
に必要な周波数調整器設定ソフト及び取扱説明書の電子版が入っております。
周波数調整器 ANM-G2000 は、失語症リハビリテーション支援システム「花鼓Ⅲ」用付属
機器として開発しました。小型で軽量であり携帯性に適しております。
ローパス特性、ハイパス特性を持った新たなフィルター構成により、優れたフィルター特
性を実現しております。失語症リハビリ訓練及び言語聴覚障害児向け言語獲得訓練の現場
で大いに役立つと思います。
導入に当たりまず知っておきたいこと
対応機種
本ソフトは、Microsoft® Windows 7、8、10 の 32bit/64bit 版の OS に対応しております。
お客様のパソコン知識について
周波数調整器 ANM-G2000 はパソコンと USB(2.0)で接続されます。使用するにはデバイス
ドライバーのインストールを必要とします。その後、周波数調整器設定ソフトをインスト
ールします。お客様は Windows の基本的操作方法ができるものとして、説明いたします。
パンコンの電源投入から、インストールに必要な基本的操作方法も本説明書にも記載して
おりますが、もし必要であれば、パソコン購入時付属の取扱説明書、パソコン関連書をご
覧ください。
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1.周波数調整器と付属機器の接続方法
2.デバイスドライバーインストール方法
2-1 CDディスク構成
CD の中には、32bit、64bit の名前のフォルダーと、本テキストである周波数調整器単体設
定取扱説明書とがあります。
32bit/ 64bit フォルダーにはパソコンの bit 数に対応したデバイスドライバー
(ANM-G2000 とパソコンを繋ぐソフト)と周波数調整器設定ソフトのインストーラがあ
ります。本ソフトは Windows 7、8、10 の 32bit、64bit 版のどちらの OS にも対応してお
ります。インストール対象の Windows の bit 数を確認して、bit 数に対応したソフトをイン
ストールしてください。わからない場合には、パソコン購入時の説明書をご覧になるか、[ス
タートボタン]→[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]から、システムに表示さ
れる bit 数をお確かめください。
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2-2 CDの内容
下図はCDの内容です。
2-3 デバイスドライバーインストール方法
Windows7 64bit 版ドライバーを例として説明します。同様に Windows 7、8、10 の 32bit、
64bit 版もインストールできます。
CD-R をパソコンにセットし、エクスプローラより CD ドライブの内容を表示させます。
32bit/64bit フォルダーから 64bit フォルダーをクリックします。
この時、パソコンと周波数調整器 ANM-G2000 は接続しておいてかまいません。
① [64bit フォルダー]→[windrvr6_installation]をクリックします。
下図は windrvr6_installation フォルダーの内容です。
② windrvr6_install にマウスを合わせます。
右クリックをし、[管理者として実行(A)]をダブルクリックしてください。
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③ 「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか」のメッセージのダイ
アログが出たら[はい(Y)]をクリックします。インストールが開始されます。
「ドライバ-のインストールを許可するか、しないか」のメッセージが表示されたら[イ
ンストールを許可する]をクリックしてください。
「completed successfully」 のメッセージを確認し、「続行するには何かキーを押して
ください」と表示されたら任意のキーを押してインストールは終了します。
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④ デバイスドライバー正常登録の確認方法
[スタートボタン]→[コントロールパネル]→[ハードウエアとサウンド]→[デバイスマ
ネージャー]とクリックしていくとデバイスマネージャーの画面が開きます。下図の太
線で囲んであるところが正常にインストールされている状態を示しています。Jungo の
下に DEVICEと windrvr6が表示されていればデバイスドライバーが正常登録されたこと
になります。
デバイスマネージャー図(デバイスドライバー正常登録の確認図)
※必ず周波数調整器を
パソコンと USB接続した状態で
確認してください。
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3.周波数調整器設定ソフトインストール方法
次に周波数調整器設定ソフトのインストール方法を述べます。
① 64bit フォルダーに移動
下図は 64bit フォルダーの内容です。
② [周波数調整器.msi]をダブルクリックします。
周波数調整器インストーラパッケージよりインストールが開始されます。
次に下図のダイアログが表示されます。
周波数調整器の修復(R)にチェックされていることを確認して「完了」ボタンを
クリックします。
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完了後、パソコンのディスクトップ上に周波数調整器のショートカットが作成されます。
ショートカットの図
4.周波数調整器使用方法
4-1 ANM-G2000単体使用時(電源接続時)
周波数調整器 ANM-G2000は、単体でも電源投入に下記3つのモードを選択使用できます。
まずヘッドセット接続の上、USB 接続口から電源を供給してください。
音声が小さいと音が認識されないことがあるので、大きめの声でマイクに音声を入力して
ください。
① モード1 (初期設定値動作=不連続刺激動作[出荷時設定])
約 2 秒後「ピー」発信音の後にマイクへ音声入力はせずにそのまま待ちます。
ANM-G2000 内のプログラムメモリに設定された内容で起動します。出荷時はマイク
側フィルター(あなたの声側)と LINE 側フィルター(先生の声側)はそれぞれ、低
域(Low-pass filter: LPF)は 300Hz、高域(High-pass filter: HPF)は 3000Hz、時
間遅れはそれぞれ 0 秒、GAINの大きさはそれぞれ50に設定されています。
出荷時設定は不連続刺激設定になっています。
② モード2 (低周波刺激動作)
2 秒後の「ピー」発信音の時に合わせて音声入力「あー」をマイクへ入力します。それ
を感知して 2 度目の「ピー」発信音があります。この時はマイクへ音声を入力しないで
ください。これにより低周波刺激設定になります。
マイク側フィルターと LINE 側フィルターはそれぞれ、低域(LPF)は 300Hz 高域
(HPF)は 0Hz(使用しないと同義)、時間遅れはそれぞれ 0 秒、GAINの大きさは
低域は50、高域は0に設定されています。
③ モード3 (ストレート動作)
1 度目、2 度目の「ピー」発信音にそれぞれ音声入力「あー」をマイクへ入力します。
これらを感知すると 3 度目の短い「ピ」発信音があります。これによりフィルター設定
は切となります。ストレート設定になります。
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4-2 ANM-G2000のパソコン接続による周波数調整器設定ソフトの使用方法
周波数調整器設定ソフトは、ショートカットをダブルクリックすることにより起動します。
このソフトができることは下記になります。
① 使わない
低域(LPF)、高域(HPF)を使用しないストレート動作の設定です
② 標準設定
③ 個人設定
周波数調整器の MIC 入力、LINE 入力に対し、低域(LPF)、高域(HPF)、時間遅れ、
GAINの大きさをそれぞれ設定できます。
④ 初期設定
こちらは使い方を熟知した人向けです。
初期設定の値を変更することができます。
4-2-1 周波数調整器設定画面起動
周波数調整器設定画面が起動します。ピンク色の設定画面が現在の周波数調整器の設定に
なります。左から、[使わない]、[標準設定]、「個人設定」の 3 個のボタンがあります。また
標準設定のすぐ下に[表示]、個人設定の下に[表示/変更]のボタンがあります。右下に[初期
設定]があります。このソフトを終了するには左下の[終]をクリックします。このソフトを
終了しても周波数調整器は終了時の設定機能を保持しています。
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4-2-2 「使わない」
周波数調整器設定画面で[使わない]をクリックすると周波数調整器はストレート出力にな
ります。マイク入力、LINE入力がそのままヘッドセットに出力されます。[個人設定]
または[初期設定]でも[使わない]と同じ設定をすることができます。下記の表のように数値
を設定してください。
低域 高域
周波数[Hz] 0Hz 0Hz
遅延時間 0.00 秒 0.00 秒
大きさ(GAIN) 50 0
4-2-3 「標準出力」
周波数調整器設定画面で[標準設定]をクリック→[表示]をクリックすると以下の設定が表示
されます。周波数調整器設定画面に戻るときは 左下の[戻]をクリックしてください。この
設定は変更できません。
標準設定画面
4-2-4 「個人設定」
周波数調整器設定画面で[個人設定]をクリックするとユーザがそれぞれの値を変更できる
画面になります。出荷時の設定はすべて0が設定となっており、音声出力がありません。[表
示/変更]をクリックして適切な値を入力してください。[戻]をクリックした時点で入力し
た値が記録されます。次回以降、個人設定を開くと変更後の設定条件の値に周波数調整器
が設定されます。
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個人設定画面
4-2-5 「初期設定」
周波数調整器設定画面で、右下[初期設定]クリックします。この設定は、電源投入時の周波
数調整器の立ち上がり設定を決めることができます。周波数調整器単体使用方法4-1 ①
モード1の設定となります。
初期設定画面
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① 立ち上がり時動作 モード1の設定方法
あなたの声(Mic1、Mic2)と先生の声(Line)の低域と高域それぞれの項目の値を入
力し、[パラメーター書込]をクリックしてください。
次回の電源投入時は、最後に[パラメーター書込]をクリックした設定が立ち上がります。
② [リセット]により確かめられます。(2 秒後の発信音時に無入力とする モード1)
「ピー」発信音時に「あー」と音声入力をすれば、モード2あるいはモード 3 に切り替
わります。
③ 出荷時の状態に戻したい場合は[パラメーター初期化]をクリック→[パラメーター書込]
をクリックしてください。
④ デフォルト設定は、購入時の初期設定時にご使用のマイクの環境、ライン接続するパソ
コン等の機器の環境に合わせて、適切な値を設定してください。一度設定すれば、メモ
リーに設定が保存されます。
4-3 デフォルト初期設定、ゲイン設定推奨値
使用マイクの環境、Line 接続するパソコン等の環境に合わせて、初期設定ができます。
下記画面の設定であなたの声(Mic1、Mic2)のマイク側フィルター、先生の声(Line)ラ
イン側フィルターを適切な大きさ(GAIN)に設定してください。Mic Gain はマイク側ア
ンプゲイン、Line Gain はライン側アンプゲイン、Filter Gain はマイク側/ライン側フィ
ルターアンプゲインに相当します。
推奨値は Mic Gain:18、Mic Filter Gain:40、Line Gain:18、Line FilterGain:5です。
本推奨値は花鼓Ⅲの「周波数調整」・「ゲイン変更」の周波数調整器基本ゲイン設定ユーテ
ィリティー(USB)のライン入力ゲイン:9、マイク入力ゲイン:9の設定値に相当します。一
度設定すれば値が保存されます。
初期設定画面
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[パラメーター書込]をした際に、雑音が発生するときは、[リセット]を実行してください。
5.仕様、その他
①~③は「あなたの声(Mic1、Mic2)」と「先生の声(Line)」共通の仕様になります。
① 周波数のパラメーター
遮断周波数はともに 7 段階のパラメーターから選択することができます。
低域[Hz] 0、 200、 250、 300、 320、 400、 500
高域[Hz] 0、2000、2500、3000、3200、4000、5000
② 遅延時間のパラメーター
低域 0 秒~1 秒(0.01 秒刻み)
高域
③ 大きさのパラメーター
低域 0~100(10 刻み)
高域
④ その他
[C:¥Users¥Public¥Documents]に周波数調整器の動作に必須なファイルが格納されてい
ます。以下 3 個のファイルを削除しないようにお願いいたします。
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6.周波数調整器とパソコンを接続して使用する時の注意点
周波数調整器と USB接続するパソコンはスリープモードに陥らない設定にしてください。
■設定の仕方
[スタートボタン]→[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[電源オプシ
ョン]→[コンピューターがスリープ状態になる時間を変更]
[コンピューターをスリープ状態にする:]のタブをバッテリ駆動、電源に接続ともに[適
応しない]に設定し、[変更の保存]をクリックしてください。
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パソコンと周波数調整器をつないだまま、何も操作しないとパソコンはスリープやサス
ペンド状態になります。この状態になると、パソコンの USB 供給電源が落ち、休止状態
になってしまいます。そのため、周波数調整器は USB 通信において、USB ポートの電源
供給設定が環境によって不定なために対応しきれなくなる可能性があり、誤動作につな
がるからです。
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