見えないだけ...見えないだけ 〈本時のめあて〉 ・詩の構造をとらえる...

Preview:

Citation preview

見えないだけ〈本時のめあて〉

・詩の構造をとらえる

・表現技法を理解する

・作者が伝えたいことを考える

声に出して読んでみよう

見えないだけ

牟礼慶子

もっと青い空が浮かんでいる

海の底には

空の上には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

問1

この詩のタイトルは?

答え見えないだけ

問2

この詩の作者は?

答え牟礼慶子

問3

この詩は「何連」でできていますか?

答え三連

解説見え

ないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

「連」は文章中の段落にあたるまとまりです

第一連第二連

▼ここが一行空いています

問4

第一連をさらに2つに分けるとするとどこで分けられますか?

答え4行目と5行目の間

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

第一連第二連

問5

どうしてこのように分けられるか。ノートに書きなさい。

答え1・2行目と3・4行目は同じリズムで、それ以降は少し変わるから。

解説

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

赤い字の響きもそろっています!

第一連第二連

問6第一連、前半に使われている表現技法を二つ、ノートに書きなさい。

答え対句、擬人法

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

擬人法 対

問7「擬人法」が使われている行を全て抜き出しなさい。

解答・解説

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

行動の主体が人間以外のものを探す

擬人法

問8第一連、後半に使われている表現技法を一つ見つけなさい。(「擬人法」以外で)

解答・解説

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

文の最後が「名詞(

名前)

」!

体言止め

問9第一連の前半・後半の内容を対比しなさい。(「対比」とは2つを比べることです。)

答え前半は大きなものが描かれているに対して、後半は身近で小さいものが描かれている。

問10作者が伝えたいことは何か。ノートに書きなさい。

答えまだ見えないだけであなたの周りや未来には素敵なものであふれている。

表現技法や言葉の意味などを意識しながら、もう一度この詩を読んでみよう!

見えないだけ

牟礼慶子

空の上には

もっと青い空が浮かんでいる

波の底には

もっと大きな海が眠っている

胸の奥で

ことばがはぐくんでいる優しい

世界

次の垣根で

蕾をさし出している美しい季節

少し遠くで

待ちかねている新しい友だち

あんなに確かに在るものが

まだここからは見えないだけ

Recommended