〈埔里〉 -...

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〈埔里〉

2月8日に「埔里」へ来ました。私の勘違いで6日が「春節」だとばっかり思

っていたのですが、今年の旧正月は、2月8日でした。お陰様で旧正月の元日

の移動に成ってしまいました。「春節」には、台湾内で民族大移動が有ります。

そう思って「高鐵」の切符は、事前に日本で、ネットで予約しておきましたの

で問題は有りませんでした。「高鐵」も「台鐡」も日本にいながらネットで購入

できるので便利な時代に成りましたね。

高鐵の「桃園駅」から、台湾新幹線に乗って、高鐵の「台中駅」まで行きまし

た。駅前から「南投客運」のバスに乗って埔里まで一本で行けますので便利で

すね。台鐡の「台中駅」からだと結構時間が掛かります。

台湾高鐵「桃園站」 「南投客運」バス乗り場

「埔里」に着いてまず再最初にお茶屋の賴さんの所へ行きました。彼は、未だ

若いですが、お茶の産地の南投県でも指折りのお茶の問屋さんです。以前は、

レストランをやっていたのですが、お茶屋になってから儲かってしょうがない

らしいです。今年中に4階建ての店舗と住宅を4000万元程で建てると言う

事です。

今まで、私と同じベンツのMLに乗っていたのですが、今度ポルシェのカイエ

ンを買うそうですが、納車はまだ先に成ると言っていました。負けた!!

彼は商売上手で、今お茶だけではなく、「霊芝」の粉も販売しています。これが

健康ブームで大変売れるそうで、倉庫の中には、原住民が採った100年以上

経った大きな「霊芝」がゴロゴロしています。お茶より相当儲かるらしい!!

台湾の人は、これが良いと思うと、猪突猛進の性格が強いですから、上手く行

けばバカ儲けできますが、大半の人は失敗しますね。でも。起業意識が高いの

でめげずに挑戦する所が偉いと思います。それに比べると日本人は淡白ですね。

賴さん家族と一緒に 広いお茶の店

100年以上経った霊芝がゴロゴロ 古茶の甕、古茶も儲かるらしい!!

今回は、お茶を仕入れる予定も無かったので早々にお暇しましたが、来年来る

ときはビルが出来ていると良いですね。口で言ってても、何時出来るか、出来

てみなければ分からないと言うのも台湾人の性格です。早く本当に出来れば良

いね~~!!彼も、何時も日本に行く行くと言うのは口ばっかりで全然実行に

移しません。何時なったら遊びに来るのか???当てにしないで待っていまし

ょう。

賴さんの所を出てから、何時も行く漢方薬の薬局で漢方酒を作る材料を買いま

した。何時も1000元分くらい買いますが、帰ってから焼酎に漬け込むのが

楽しみです。

何時も行く漢方薬屋さん

〈椎茸農家の友人と「日月潭」〉

「埔里」の奥にある「魚池郷」の「東光」と言う部落で、大きな椎茸農場をや

っている友人の詹さんの所へ行きました。彼は次男ですが、椎茸に力を入れて

やっています。「埔里」の椎茸は、台湾でも有名ブランドに成っていて、大変人

気が有ります。今までも、椎茸以外に沢山の種類のキノコを作っていましたが、

今では椎茸と、少しだけ木耳を作っています。椎茸の方が儲かるのでしょう。

「埔里」に着いた時に彼に連絡をしたのですが、正月休みで台湾の最南端の台

湾のハワイと言われる「墾丁公園」にダイビングに行っているところでした。

急遽、昨日戻って来てくれました。「墾丁公園」から「埔里」までは結構遠いの

に申し訳無い事をしました。彼の趣味は、私と同じアウトドア派で、話が合い

ます。

朝、ホテルまで迎えに来てくれて農場へ行きました。台湾の椎茸は、原木椎茸

ではなく殆どはポットに菌を植えて作ります。ですから農場と言うよりは椎茸

工場と言った感じですね。外には菌床にするおが屑が沢山積まれています。

彼が自分一人で建てたと言う、別荘(隠れ家)を見せてくれました。昨年来た

時に建てると言っていたのですが、彼はまじめで有言実行な人間なので、本当

に出来ていました。室内は1LDKですが、浴室もあり、立派なものです。本

当に一人で建てたのかな~~?でも、私も10坪の倉庫を2人で2日で建てた

のですから出来るのでしょう。外も中も木造で、屋根は日本瓦葺きに成ってい

てとても良い感じです。

本当に一人で作った? ウッディで良いですね

テラスでお茶を・・・ 彼のお父さんと

お茶を飲んでから「日月潭」へ行く事に成りました。「日月潭」は、台湾有数の

観光地に成りますが、同じ「魚池郷」にあるのでここからすぐ近くです。

着いたのは、「日月潭」のメイン桟橋である「水社碼頭」では無く、対岸にある

「伊達邵」です。ここからは、ロープウエイに乗って山を越えて「九族文化村」

まで行けますので最近はとても賑わっています。もう少しすると「桜祭り」が

有り、観光客が沢山来ます。

今では原住民もどんどん細分化されて16部族に成っていますが、昔はずっと

9族でした。「九族文化村」も、以前は交通機関がバスしか無かったので、行く

のに大変でしたが、今はロープウエイが出来たので大変便利に成りましたね。

私も何回か行って「パイワン族」の頭目と知り合いに成りましたが、元気でい

るかな~。

詹さんの知り合いの原住民の所に車を預けてから、桟橋へ行って遊覧船に乗り

ました。乗る時に切符ではなく手の甲にハンコを押されます。これが切符の代

わりで同じ船会社の船に乗り降り自由です。

邵族の部落 「檳榔樹」の実は原住民のガムです

伊達邵観光センター 遊覧船

今日は、皆品行方正のせいか大変天気も良くて気持ちが良い日です。最高のク

ルーズ日和ですね。船に乗って向かいの「水社碼頭」へ向かいました。

九族文化村へのロープウエイ 慈恩塔と玄奘寺

右には「九族文化村」へ行くロープウエイとターミナルが見えます。

左の山の上には「蒋介石」が、母のために建てたと言う「慈恩塔」が見えます。

麓の道路からここまで登るのは大変ですが、一番上にある鐘を突けるので頑張

ってみては如何?

「慈恩塔」の下には「三蔵法師」の遺骨を安置した「玄奘寺」も見えます。そ

の手前の、湖のすぐそばには「玄光寺」が有ります。ここから見る「日月潭」

は大変きれいです。昔ですが、ここでおばさんが売っている名物の「茶葉蛋」

が有りました。台湾のあちこちでも「茶葉蛋」は売っていますが、ここの卵が

一番おいしいと評判でした。今もおばさんが健在かどうかは分かりませんが・・・。

右側には、「文武廟」も見えます。学問の神様の孔子を祭った「孔子廟」と武道

の神様の関羽を祭った「関帝廟」が合わさったものですね。

文武廟 手前が元蒋介石の別荘だった「涵碧楼」

対岸の「水社碼頭」に着きました。さすがに沢山の観光客であふれかえってい

ますが、やはり大陸からのお客さんが多いですね。同じ北京語でも台湾人と違

って巻き舌で鼻に掛かるのですぐ分かりますね。

水社碼頭 山紫水明

でも、私の推測では、多分あと1~2年でこんなことは無くなるのでは無いで

しょうか。精々今のうちにお金を落として貰ったほうが良いでしょう。

暫く周りをぶらぶらしました。その時に、詹さんが勧めてくれたエリンギの揚

げた物を食べましたが、これがまた美味しかったですね。ビールも買って貰い

ましたがこれがベストマッチで最高に“まいう~~!!”でした。

その後で、やはり詹さんが知っている店に入り、この辺に住んでいる原住民の

うどん、「邵族麺」を食べました。これがまたモチモチしていて大変おいしかっ

た。日月潭の名物としては「総統魚」が有名ですが、最近取れなくなったのか

少し高いです。蒋介石総統が好んだと言う事でこの名がついています。

この辺の「日月潭」一帯は、原住民「邵族」のテリトリーに成ります。「邵族」

は、台湾の原住民の中でも一番数が少なく、何百人かしかいないそうです。で

も「日月潭」が有るおかげで裕福そうですね。「サオ族」と言います。

これがサイコー!! 総統魚も名物です

邵族麺

詹さんの家に戻ってから、台湾のマンゴーの原種を食べました。小さくて緑色

していますが食べられます。味は余り有りません。改良された今のマンゴーに

は敵いませんね。

彼は動物も好きで、七面鳥、鶏、鴨、アヒルやイノシシなども小さい時から飼

っていて、イノシシは、今では相当大きく成っていました。最初は2頭ぐらい

でしたが、今では7頭に増えていました。後、犬も3頭飼っています。以前は

小鳥もたくさん買っていたのですが、今は居ませんね。

マンゴーの原種だそうです バンザクロ(バラ、グアバ)です

七面鳥と鶏やアヒルが同居 子供のイノシシ、右の柵に親がいる

ちょうど、椎茸の菌を卸している業者の林さん夫婦が来ましたので、一緒に椎

茸を採りに行きました。相変わらず広い農場ですが、全部屋内で作っています。

ここ以外にも何か所も有りますので、最盛期には見て回るだけでも大変です。

時期には早くとらないとすぐ大きく成って商品価値が下がりますので忙しいで

すね。

ひろ~~い椎茸農場 未だ可愛い椎茸

林さんご夫妻 詹さんのお兄さんも仲間に

詹さんのお父さんとお母さん アヒルの水かき

椎茸を採ってから、母屋に行って食事をしようと言う事になってご馳走に成り

ました。お父さんと、今回初めてお母さんにもお会いしまして、お母さんの手

作りの料理をご馳走に成りました。アヒルの水かきのついた足の皮を初めて食

べましたが、コリコリして乙な味でした。コラーゲンがたっぷりです。高粱酒

もご馳走に成り良い気持ちに成りました。

お母さん手作りの豪華お料理 豪華な邸宅「椎茸御殿」?

美味しい食事をご馳走に成った後、椎茸のお土産を頂いてからホテルまで送っ

て貰いました。今日はありがとうございました。ご馳走様でした。

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