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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
アイデア創出に用いる素材技術
富士通株式会社法務・コンプライアンス・知的財産本部 知的財産イノベーション統括部ビジネス開発部
2018年10月版
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
素材技術の一覧
①印刷画像へのコード埋め込み技術
②芳香発散技術
③指先で文字できるウェアラブルデバイス
④水没防止技術
⑤スマートクリップ技術
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
技術の概要
■印刷画像中に人の目には分かりにくいように色処理をしてコードを埋め込み、スマホ等を使って読み取ったコードに対応したコンテンツを表示
紙面のデザイン性を損なわずコードを埋め込むことが出来る点が特長
①印刷画像へのコード埋め込み技術
■印刷物とデジタルコンテンツをリンクする技術
コードを送信
コンテンツを格納したコード変換サーバ
コンテンツを返送動画、写真、音声テキスト、URLなど
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
技術の優位性
印刷画像へのコード埋め込み技術
従来技術(QRコード)QRコードを表示させるスペースが必要
デザイン性を損なう
本技術印刷画像にコードを埋め込むためスペース不要
デザイン性を損なわない
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED4
技術の仕組み①コードを埋め込む画像を用意 ②ブロック化し黄色の平均階調を割出し
③ブロックを2つ1組に分け、隣合うブロックの階調レベルの高低で0と1に定義。左が濃ければ0、右が濃ければ1と定義。
④埋め込みたいデータを用意 例えば、1,1,1,1,0,0,1,0,0,・・・
⑤画像と埋め込みたい0/1データを照合
⑥埋め込みたいデータに合わせ、左右の階調レベルの高低を変更
印刷画像へのコード埋め込み技術
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技術の応用例
■雑誌・チラシ・ホームページとリンクさせた広告表示・注文受付状況や商品情報の提供・クーポン配信
■観光ガイド・ポスター・カード・旬な動画や音声コンテンツの提供・アクセスログによるマーケット分析・アイドルとコラボしたエンタメ用途
■シール・ラベル・名刺・名刺に埋め込み自分や会社を紹介
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
印刷画像へのコード埋め込み技術
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(ご参考)
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
印刷画像へのコード埋め込み技術
富士通HP KCS様HP
既存契約先のKCS様がPhoMES事業を提供 コード埋込サービス コンテンツリンクサービス(※)
※コードとコンテンツを紐付けるサービス
コードを埋め込んだ製品を販売する場合は、富士通との特許契約とKCS様とのサービス契約が必要。
アプリのアイコンを変更可能。
【PhoMESを起動し、画像にカメラをかざして下さい。】
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アイディア創出にあたっての補足事項
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印刷画像へのコード埋め込み技術
人間の目には分かりにくい黄色の濃淡を使っているものの、画質が少し劣化するため、高精細な写真の用途には不向き。(例:大きなポスターや写真集、写真を全面に使った雑誌の表紙)
一定の読取率を確保するため、切手サイズ程度の大きさは必要。 コード長は10進数12ケタ。コンテンツそのものを埋め込める情報量ではないため、コードに対応したコンテンツを呼び出す仕組みが必要。
同じ写真に違うコード、違う写真に同じコードを埋め込むことも可能。 スマホに専用アプリのインストールする必要あり。(例:PhoMES) 写真は家庭用プリンタでも印刷可能。(特殊なインク等は必要なし。) 埋込・読込ソフトを一から開発する場合は、ソフトウェア素材は富士通から提供可能。ただし、Windows, Android, iOSへの移植開発が必要。
KCS様のPhoMESを活用する場合は、KCS様とのサービス契約が別途必要。
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特許に関する情報
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印刷画像へのコード埋め込み技術
代表特許 日本特許第4260781号
特許権者 富士通株式会社
特許出願日 2005年6月30日
特許請求の範囲(請求項1のみ抜粋)
【請求項1】画像データを複数のブロックに分割する分割処理部と、前記分割された画像データからブロックペアを抽出し、該ブロックペアの隣接する左右のブロックから平均濃度にかかわる最小値、最大値を検出し、検出した最小値と最大値との差および最小値を基にして該ブロックペアへの情報の埋め込み強度を設定し、該ブロックペアの隣接する左右のブロックの平均濃度を加算した濃度を2で割ったものから、前記埋め込み強度を2で割ったものを足したり引いたりすることで、該ブロックペアを構成する各ブロックの濃度の変更量を算出し、当該変更量によって、該ブロックペアを構成する各ブロックの濃度を変更して情報を埋め込む埋め込み手段を備えたことを特徴とする情報埋め込み装置。
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➁芳香発散技術
技術の概要
NTT DoCoMo様向け携帯電話F-02Bで使用
携行品(小物やアクセサリー等)に香りをつける技術香水やアロマオイルなどを吸収するチップとそれを取り囲む構造を工夫
薄型ながら香りの発散しやすい点が特長
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED9
技術の仕組み
本体
芳香チップ
底面に凹部が形成
蓋部
収納部
芳香発散技術
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
****
******
** **
****
**香り
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技術の応用例
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
http://mss-1969.com/aroma.html
芳香発散技術
フレグランスカード「アロマレフレール」(㈱松本製作所様)
スマホのカバー
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アイディア創出にあたっての補足事項
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
香りを吸着するチップの大きさや厚み、形状には制限なし。 チップの材料は多孔質材料(小さな気孔がたくさんある材料)であればよく、セラッミック以外(ウレタン等)でも可能。
香り物質やチップの形状によって香りの持続時間が変わる 香り物質だけでなく、消臭などを目的としたものでも可能。 チップはむき出してはなく、蓋部と収容部に格納された構造である必要あり。
熱源やファンを使いて、積極的に香りを発散させる仕組みを設けてもよい。
芳香チップの費用は、セラミックチップは1枚数百円、ウレタンチップは1枚約10円
セラミックチップ、ウレタンチップは富士通と取引のあるメーカーから提供可能
芳香発散技術
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
特許に関する情報
芳香発散技術
代表特許 日本特許第5595698号
特許権者 富士通株式会社
特許出願日 2009年9月9日
特許請求の範囲(請求項1のみ抜粋)
【請求項1】
少なくとも、芳香性チップが収納される底面部と、
該底面部の外縁で前記底面部から立ち上がった位置に形成された支持部とからなる凹部状の収納部が、外面側に形成された本体と、
前記底面部に前記芳香性チップを着脱可能に収納し、前記支持部に支持されて取り付けられて前記収納部を閉じ、且つ前記芳香性チップを前記底面部内に保持する蓋部と、
を備え、前記収納部の前記底面部に凹部が形成されたことを特徴とする、芳香発散装置。
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③指先で文字入力可能なウェアラブルデバイス
技術の概要
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
指先で文字入力が可能なウェアラブルデバイス技術 センサと通信機能を内蔵したデバイスを装着し、指の動きと操作を紐付ける処理を実行
操作性の高さと小型軽量な点が特長
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技術の優位性
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
指先で文字入力できるウェアラブルデバイス
動き量、速さ、向きを検出するデバイスが指先の動きを検出して文字を認識
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技術の仕組み
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
①指輪型ウェアラブルデバイスに搭載したモーションセンサーの情報から、空中で手書きをする指先の運動成分を抽出。その軌跡を使って手書き文字を入力・認識。②空中で文字を書く場合、文字を構成する線と書き出しまでの移動とを区別する必要あれこれをボタンで操作するのは煩雑なため、一筆書きで文字を入力する方式を採用。③一筆書きの軌跡から文字として不要な連結部分を自動的に認識し軌跡データを補正し、文字の視認性やテキスト変換の認識率を向上。
指先で文字入力できるウェアラブルデバイス
現状は以下が入力可能・数字・アルファベット(大文字)
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指先で文字入力できるウェアラブルデバイス
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
点検作業等を支援するツール エンタメ用途のコントローラ プレゼン支援ツール …etc
技術の応用例
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アイディア創出にあたっての補足事項
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
デバイスは指以外の他の身体部分に装着してもよい。 グローブ型ウェアラブルデバイス(右図)についても開発実績あり。
指先で文字入力できるウェアラブルデバイス
デバイスと端末(スマホ等)との間には各種の無線通信方式が利用可能。 Wi-Fi(~約100m) Bluetooth(~約10m) ZigBee(~約10m)
モーションセンサー以外の機能を搭載すれば、応用範囲を広げることも可能 ICタグリーダ 接触検出センタ 音声記録メモ QRコードリーダ LED発光制御
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特許に関する情報
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
代表特許 日本特許第6269316号
特許権者 富士通株式会社
特許出願日 2014年1月8日
特許請求の範囲(請求項1のみ抜粋)
【請求項1】
ユーザの身体の一部に装着され、制御装置に指令を入力する入力装置であって、
前記入力装置に固定された第1の座標系での角速度および加速度を取得するセンサユニットと、
前記ユーザの基準姿勢において、第2の座標系を設定する基準姿勢設定部と、
前記第1の座標系での前記加速度を用いて、前記第1の座標系における前記角速度を、前記第2の座標系における角速度に変換する回転行列を算出する回転行列算出部と、
前記第2の座標系における前記角速度を用いて、前記第2の座標系における特徴量を算出する特徴量算出部と、
前記特徴量を用いて前記指令を特定する指令特定部と、
前記指令を前記制御装置に送信する送信部と、
を含む入力装置。
指先で文字入力できるウェアラブルデバイス
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④水没防止技術
技術の概要
様々な物品の水没を防ぐ技術
水圧によって、薬剤の化学反応をおこし、浮き具に浮力を生じさせることで、物品を水面に浮上させる。
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED20
水没防止技術
技術の優位性
Auショッピングモールwebサイトより;http://m.aumall.jp/item/184744184/
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED21
水没防止技術
技術の仕組み
針
第1の薬剤
第2の薬剤
隔壁
風船
風船
水圧
ガスが発生
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED22
水没防止技術
アイディア創出にあたっての補足事項
専用ケース型本体装着型(一体・内蔵型) キーホルダー型
水没防止装置
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
第1の薬剤はクエン酸と重曹の混合物、第2の薬剤は水等が候補。 大きさは、特に限定は無いが、大きく重量があるものは不適。 形状は、特許の構造が採用されれば、特に制限なし。 以下の様な応用例が考えられる。
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特許に関する情報
代表特許 日本特許第5272783号
特許権者 富士通株式会社
特許出願日 2009年2月17日
特許請求の範囲(請求項1のみ抜粋)
【請求項1】
被装着体に装着される水没防止装置において、展開容器と、 前記被装着体の周囲の圧力を検出する検出部と、 前記検出部が所定の圧力を検出した場合、前記展開容器に浮力を発生させる浮力発生部とを有し、前記浮力発生部は、前記展開容器を展開させるガスを発生させるガス発生部と、前記ガスを前記展開容器に導入するガス導入装置とを含み、前記ガス発生部は、混合されることにより高圧ガスを発生させる第1の薬剤と第2の薬剤が分離されて収納された二剤収納容器であり、前記ガス導入装置は、前記第1の薬剤と前記第2の薬剤とを分離する隔壁と、前記隔壁を破壊しうる隔壁破壊部材とを有し、前記隔壁又は前記隔壁破壊部材の少なくとも一方が水圧により変位し、該水圧が所定圧力以上となると前記隔壁破壊部材が前記隔壁を破壊し前記第1の薬剤と第2の薬剤を混合させる水没防止装置。
水没防止技術
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED24
書類を挟むことで、書類をひとまとまりのタスクとして管理する装置
あらかじめ設定した時間が経過してもタスクが完了しないと、光もしくは音で警告
⑤スマートクリップ技術
概要
(特開2017-33304)
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED25
クリップで書類を挟むと、ToDo型アプリにタスクが
登録、 クリップを外すとタスクが完了。
リマインダーを設定すると、クリップが震えて通知。
タスク登録タスク消去
通知の設定
スマートクリップ技術
開発技術
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED26
クリップで挟む・外すという行為で、物(書類)とタスク(仕事)を対応づける
時間の経過によって、音や光で注意喚起
クリップで挟んでいる物の情報(名前、対応づけた日時、締切等)をスマホで管理
クリップで挟む
クリップを外す
「タスク(仕事)」が追加される
「タスク(仕事)」が消去される
C L I P
開発技術
スマートクリップ技術
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED27
物と物理的に対応するものであれば、クリップ以外にも応用可能。
クリップとスマホの連携はBluetoothやNFC(近距離無線)等を応用。
スマホ側には専用アプリをインストールする必要がある。(アプリの開発必要)
書類管理だけでは無く、薬袋を挟んでおき、薬の飲み忘れ防止等にも応用可能。
アイディア創出にあたっての補足事項
スマートクリップ技術
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
書類管理 薬の飲み忘れ防止 USBメモリ等の保存内容等の登録
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED29
知的財産権に関する情報
関連特許 日本特開2017-33304号
特許権者 富士通株式会社
出願日 2015年7月31日
特許請求の範囲(抜粋)
【請求項1】
物と物理的に対応づけられたこと及び/又は物との間の物理的な対応づけが解除されたこととを検出する検出部と、前記検出部が、前記物と対応づけられたこと、または前記物との対応づけが解除されたことを検出した場合に、自装置の識別子を送信する送信部とを有することを特徴とする物の管理装置。
スマートクリップ技術
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
技術の内容に関する問合せ先
富士通株式会社 法務・コンプライアンス・知的財産本部
知的財産イノベーション統括部・ビジネス開発部
中村 幸子
田口 有悟
広瀬 勇一(部長)
fj-ipbdd@dl.jp.fujitsu.com
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mailto:fj-ipbdd@dl.jp.fujitsu.com
Copyright 2018 FUJITSU LIMITED
項目 ポイント
①アイデアの独創性・これまでにはなかった製品やサービスか。・類似製品やサービスがある場合、それらとの差別化が明確になされているか。
②実現可能性・事業として実施できるレベルまでに具体的に検討されているか。・多額投資を要さず、規模が過大でなく、普及技術で実施できるか。
③事業計画の具体性
・アイデアが必要とされる裏づけがあるか。・事業における各プレイヤの位置づけ、関連づけ(事業主体者、各者の位置付け・役割、モノ・情報・金の流れ等)が明確か。・投資額やその回収計画、価格設定、等がなされているか。
④地域への貢献性・その地域らしい要素が取り入れられているか。・地元企業との連携が考慮されているか。
⑤表現力・プレゼンの構成やシナリオが整っておりわかりやすいか。・動画や図を用いる等、理解を促す一層の工夫がみられるか。
着想のポイント(ご参考)
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Copyright 2018 FUJITSU LIMITED32
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