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流通業としての市場の取組 南東北木材株式会社 鈴木 賢二

2017/11/23

1.会社概要

市場の説明

セリの様子 ドローン映像

2.震災前の状況

集荷内容(産地など)

川内村の赤松など 震災5日前の特別市の様子

3.震災後の状況

買方・荷主 そして自分たちにも大きな不安があった中での県内各市場の

復興市開催

南東北木材の対策

4.福島森林再生事業での取り組み

選木機を導入し線量計測器をつけ、全量検査体制に取り組んでいる

再生事業の流れと内容

5.市場としての役割

現在・そしてこれからの市場

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南東北木材株式会社の概要

1.会社概要

代 表 者 鈴木賢二

住 所 伊達市伏黒字沼端 14

設立年月日 平成 8年 12月 6日

資 本 金 14,000,000円

社 員 数 6人

市開催状況 毎月2回開催 (特別市9回)

手 数 料 等 市場手数料 販売価格の7%

選別料 750円/㎥(はい積料を含む)

土場整理利用料 100円/㎥

皮処理負担金 100円/㎥

2.保育機械

グラップル付ホイルローダ 2台(うち1台は平成 25年度補助事業で導入)

グラップル付バックホウ 1台

フォークリフト 2台

3.取扱原木

スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツ、ケヤキ、クリ 他

4.集荷地

東北6県、北関東、新潟

5.販売先

東北6県、北関東、新潟、中部、中国地方

6.取扱量

平成 28年度 平成 27年度 平成 23年度 平成 22年度

福島森林再生

事業

7,000㎥ 5,000 ㎥ - -

売上総材積 31,800 ㎥ 31,100 ㎥ 26,070㎥ 26,800㎥

震災直前の平成 23年 3月 7日の特別市の売上材積 2,235㎥(金額 4,200万円)

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▼セリの様子

▼選木機(参考資料の説明参照) ▼福島森林再生事業で出てきた材

▼最近一番人気のあるトチの木。木は一本一本特徴が違い、それぞれに魅力がある

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テキスト ボックス
参考資料 日刊木材新聞社 掲載記事 (許可事を得て掲載しています)
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テキスト ボックス
2011年2月11日付 7面

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テキスト ボックス
2011年11月3日付 7面

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テキスト ボックス
2015年9月5日付 8面

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テキスト ボックス
2016年11月9日付 7面

福島でのしいたけづくり渡邉 俊史 (有)M&Aふぁーむ・わたなべ/田村郡三春町

本日お話する流れ

1. 弊社の概要

2. 原発事故後の説明

3. 現在の取り組み

4. 弊社の今後

1.弊社の概要

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有限会社M&Aふぁーむ・わたなべ経営方針

法令の遵守を基礎とし、農場の管理を継続的に改善して以下の事項を達成することにより、

取引先をはじめ、従業員、地域から信頼される農場を目指します。

1.食の安全(残留農薬や異物混入等の事故の撲滅)

2.労働安全(労働災害をゼロにする)

3.環境保全(廃棄物の適正な処置と有効利用、省エネルギーの推進)

4.信頼できる販売管理(トレーサビリティや識別管理、迅速な苦情対応の実施)

5.人権の尊重と適切な労務管理(労使間の円滑なコミュニケーション等)

6.地域社会との円滑なコミュニケ―ション(地域の取り決めの遵守)

2017.10.10 代表取締役社長:渡邉 宣夫

農業におけるファーストコールカンパニー

・お客様のご要望に必ずお応えします。

・注文にお応えできるだけの量・質を常に維持します。

・『御社に頼めば間違いない』そう言われる企業を常に

目指します。

2017.10.10代表取締役社長:渡邉 宣夫

(有)M&Aふぁーむ・わたなべ

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▶しいたけ培養現場A

▶しいたけ培養現場B

しいたけ発生現場A

しいたけ発生現場B

しいたけ発生現場C

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2.原発事故後の説明

南相馬発表資料 2012

取引先別売上割合(平成24年度)

JA スーパー 農産物直売所 ホテル・旅館 レストラン その他

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南相馬発表資料 2015

42%

35%

8%

10%

3% 2%取引先別売上割合(平成27年度実績)

JA スーパー 農産物直売所 ホテル・旅館 レストラン その他

▶オガ粉(群馬県)

▶ゼオライト

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3.現在の取り組み

ネギ

乾燥しいたけ

生しいたけ

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錦糸町即売会

中目黒即売会

4.弊社の今後

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ご清聴ありがとうございました。

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木材利用の可能性から考える応急仮設住宅と復興

福島県 南会津町株式会社 芳賀沼製作 部長 田口卓弥

NPO法人みなみあいづ森林ネットワーク 事務局長 松澤 瞬

平成29年度 福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム

平成29年11月23日

1

もり

目次

第一部⒈会社紹介⒉東日本大震災と応急仮設住宅⒊ログハウス応急仮設住宅の特徴①∼③

第二部⒋南会津の林業復興⒌ 〃 の木材利用と森林活用⒍ 〃 の目指す地域林業

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⒈会社紹介㍿芳賀沼製作

所在地:福島県南会津郡南会津町

沿 革:創業 昭和29年昭和61年に㍿芳賀沼製作として現在に至る

業 種:製材業・建築業国産ログハウスに国内で最も早く取り組み、昭和50年に1棟目のログハウスを建設

「自然素材の家づくり」が企業理念

従業員:16名3

4

木材をふんだんに使った自然素材の家づくり

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⒉東日本大震災と応急仮設住宅

2011年3月11日 東日本大震災時の福島県内の仮設住宅内訳(総数16,000戸)

一般仮設住宅数(10,000戸)

木造仮設住宅数(6,000戸)

一般施工業者(5,400戸)

福島ログハウス共同体(芳賀沼製作所属)(600戸) 南相馬牛河内地区

(第2地区 76戸+集会所 1戸)(第3地区 34戸+談話室 1戸)

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福島市:19戸南相馬市:112戸二本松市:133戸伊達市:102戸本宮市:137戸+9戸(グループホーム)会津若松市:40戸いわき市:42戸移築(会津→いわき):4戸

⒊ログハウス応急仮設住宅の特徴①

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居住者のコメント「木の断熱効果で暖かく、涼しく快適な環境」「結露せずにジメジメしない」「木の香りが良く、リラックスできる」「匂いがこもらない」「壁面が木のため自分で棚などがつけられる」

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⒊ログハウス応急仮設住宅の特徴②

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施工・福島県産材を活用・全国のログハウス施工業者と連携・施工の短期化と簡便性で早急な対応・ログハウス構法の特性を利用(構造材・断熱材・仕上げ材を兼ねることができる)

空間・コミュニティの空間づくりを仕掛けたことで居住者同士の心の交流・仕切りをなくし閉塞感のない居住空間(自分の生活スタイルに合う居住空間が可能)・縁側やデッキ等を設けることで交流空間を創出

展開・解体・移築が安易に可能(単一な工業製品でないため創造的な2次利用)・復興住宅への移築・転用を想定した造り・木材資源の循環(木材の汎用性)

2012年度グッドデザイン金賞の受賞

⒊ログハウス応急仮設住宅の特徴③

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施工から解体・移設が容易に可能

移設前 移設後

約3ヶ月

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⒋南会津の林業復興

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木材価格の低迷

広葉樹の伐採禁止

放射線の風評被害

南会津の抱える林業課題

・外国産材の流通・超大型製材・加工工場の参入・針葉樹材の品質

・生態系保護地域の指定・林産業者の廃業・素材生産量の激減・「木の町」の衰退

・林産物の回避・木材流通量の減少・生産性の低下

・南会津町の総面積88,652haのうち92%が森林・かつて日本最大の広葉樹生産地域・木の町として木材加工技術も隆盛・地域の基幹産業

地域全体の疲弊と荒廃・素材生産量の激減(32万㎥→3万㎥)・林業従事者の減少(75社→13社)・基幹産業の衰退・自然環境の崩壊・過疎高齢化への加速(10年で4,000人減)

⒋南会津の林業復興

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南会津の林業復興に向けた指針① 木材の流通量拡大② 小規模事業者同士の連携で課題補完③ 木材への付加価値

木材消費拡大のための主な方策① 地産地消

:工務店と連携した地域内消費(住宅新築の獲得)② 地産外消

:東京五輪から始まる木材の流通③ 南会津オリジナルの木材製品

:建築構法、家具、玩具、アロマオイルのブランド化

NPO法人みなみあいづ森林ネットワークの設立(2013年)素材生産業、製材業、建築業、加工業、流通業、森林組合、行政等の25団体が加盟

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⒌南会津の木材利用と森林活用

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A材

南会津では、 森林資源を無駄なく 多面的に活用し ています。

その手段は「 家づく り 」 に始まり 、 「 生活」 そし て「 遊び」 や「 教育・ 福祉」 「 観光」 全てに繋がっ ています。

森林認証推進協議会 ㍿les to r ie / ㍿M a s tr o Gep p e tto ㍿le s to r ie / SEM E /Ea u

㍿M a str o Ge p p e tto 南会津はり ゅ う 里の会 / ㍿1 8 日 / ㍿アロマト

南会津広葉樹利用生産組合

田島菌床き のこ 生産振興会

南会津森林組合 / みなみあいづ森林ネッ ト ワーク 筑波大学 / 北海道教育大学

木造建築物 家具 雑貨・ 食器

玩具 アロマオイル

き のこ 原木 / 菌床き のこ バイ オマスエネルギー 自然体験活動 / 観光

A材 A材

A材

B材

B材

B材B材 C材

C材

C材B材 C材

C材 林産

林産

林産 環境

A材 B材

C材 林産は木材の品質・ 用途分類を表し ています。

「 木の町」南会津

⒍南会津の目指す地域林業

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林野庁平成29年度 林業成長産業化地域創出モデル地域に選定(全国16地域)

① 素材生産量(28,700 m³)を2021 年(H33)まてに1.5倍の43,000m³に増加

→資源量と地形の把握、効率的・安定的な木材供給体制、森林組合の組織強化

② 森林認証林(477ha)を2021 年(H33)まてに21倍の10,000haに増加

→木材製品の多様化、川上から川下までの連携促進、企業や大学との連携

③ 林産業関係従事者数(林業従事者は2016年て 219人)を2021年(H33)まてに300人に増加

→就業・研修制度の充実、素材生産量の増加、周辺関連産業との相乗効果

木材の適切な循環のための手法を構築し、南会津型の林業復興へ

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