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宮本常一離島論集全 5 巻+別巻 2013 年 8 月末、全巻完結予定

宮本常一 著 森本孝 編

全国離島振興協議会・公益財団法人日本離島センター・周防大

島文化交流センター 監修 みずのわ出版 発行

A5 判糸篝上製本カバー装 各巻 200 ~ 240 頁

第 1~ 5巻は宮本が調査地で撮影した写真(周防大島文化交流センター蔵)によるモノクログラビアを巻頭に掲載。別巻は宮本常一講演 CD付。

離島振興運動のオルガナイザーとして知られる民俗学者宮本常一が

季刊「しま」(1953 年 12 月、全国離島振興協議会の機関誌として創刊。73 年以降、

日本離島センターの広報誌として継続発行)創刊号以降、最晩年まで執筆

した論考の集成。宮本の離島振興論、海洋島嶼国家観を探るうえで

必読の叢書。離島振興法制定 60 周年を迎え、待望の全巻完結!

みずのわ出版

山口県大島郡周防大島町西安下庄、庄北 2845

Tel/Fax 0820-77-2451 〒742-2806

E-mail mizunowa@osk2.3web.ne.jp

2013 年 5 月下旬刊行予定(第 4回配本)別巻 離島振興は進んでいるか/離島青年会議に寄せて定価 6,825 円(本体 6,500 円)ISBN978-4-86426-021-3 C0395

〈本書を紐解かれた方は、宮本先生が離島の青年たちに贈ったエールの中に、

今日の日本の地域社会が置かれている閉塞感と疲弊の根源やその打開策に対し

て、昨今の識者や政治家がしたり顔に唱える言辞の空虚さとは全く質の違った、

鋭い分析や的確な提言がなされていることを発見して驚かれるのではなかろう

か。宮本先生は離島の行政、社会経済の実態を足で歩いて確かめ、離島の疲弊は、

一つには地方と地方の人々を犠牲にして、東京にだけ集中投資するような中央

集権的な行政、政治、経済機構の在り方に根があることを指摘している。地域

社会の活性化のためには当該県、市町村が地域の事情に応じて予算を執行でき

る地方分権が必要であるとの提言を、宮本先生は半世紀も前になされている。

全離島の幹事として離島振興事業を推し進めつつ、宮本先生は将来の地域社会

の疲弊も予見し、警鐘を鳴らしていたのだ〉編者まえがきより。

宮本常一と離島の青年たちの物語 森本孝(元日本観光文化研究所所員)

Ⅰ 離島振興は進んでいるか?……座談会 振興法をめぐって/座談会 離島と水

/離島振興は進んでいるか?

Ⅱ 離島青年会議に寄せて……青年会議に寄せて―よき明日への期待/第一回全

国離島青年会議議事録/青年部のあり方/二つの地方青年会議/青年推進員の

役割と使命について/離島における産業問題/離島振興と青年推進員の使命/

離島の基本問題と青年活動の役割

季刊『しま』宮本常一執筆等目録

解説 高木泰伸(周防大島文化交流センター学芸員)/大矢内生気(離島政策文化

フォーラム事務局長)

付録 CD(2 枚組)……宮本常一講演「大島をどう守るか」(1972 年 8 月 4 日、於

山口県・大島町公民館、周防大島文化交流センター蔵)48 分 27 秒+43 分 20 秒

2013 年 7 月下旬刊行予定(第 5回配本)第 3 巻 利尻島見聞/離島振興の諸問題定価 5,250 円(本体 5,000 円)ISBN978-4-86426-022-0 C0395

何のお役にもたたなかった九年/これからの一〇年

Ⅰ 島めぐり……佐渡所感/姫島/東京都島嶼青年教育研究

発表大会に出席して/伊豆大島/利尻島見聞/礼文島

Ⅱ 離島振興の諸問題……離島振興の諸問題(一)本土と島

との関係・古い生産様式の挫折・架橋の意味・空港が島をか

える/(二)島民の自覚・学者との交流・島出身の先輩との

交流/第 22 回東京都島嶼青年大会・民宿の役割・三宅島に

托する夢・情報社会への参加/(四)沖縄を見る 1 /(五)

沖縄を見る 2 /(六)瀬戸内海の島をめぐって

解説 平野秀樹(東京財団上席研究員)/大矢内生気(離島政

策文化フォーラム事務局長)

2013 年 8 月下旬刊行予定(第 6回=最終配本)第 4 巻 馬毛島・青ガ島のその後/離島と観光の問題定価 5,250 円(本体 5,000 円)ISBN978-4-86426-023-7 C0395

渋沢敬三先生を偲ぶ/山下元一郎さんの思い出/綱島正興さんの追憶

Ⅰ 島めぐり……焼尻・天売島/隠岐一巡/気仙大島/周防沖家室島/馬毛島/

青ガ島/馬毛島・青ガ島のその後

Ⅱ 離島と観光の問題……離島と観光の問題/これからの離島振興問題/離島の

若者たちと産業会議/離島振興の先達 渋沢敬三先生

解説 菅田正昭(民俗宗教史家)/大矢内生気(離島政策文化フォーラム事務局長)

既刊第 1 巻「怒りの孤島」に生きる人々/農業のいろは定価 2,940 円(本体 2,800 円)ISBN978-4-944173-73-0 C0395

2009 年 10 月刊 解説 稲垣尚友(竹大工・作家)/大矢内生気

第 2 巻 中種子方式の提唱/離島農業の根本問題定価 3,990 円(本体 3,800 円)ISBN978-4-86426-010-7 C0395

2012 年 12 月刊 解説 斎藤潤(旅行家)/大矢内生気

第 5 巻 ふるさとの島にありて思う/島と文化伝承 定価 2,940 円(本体 2,800 円)ISBN978-4-86426-003-9 C0395

2010 年 10 月刊 解説 菅田正昭(民俗宗教史家)/大矢内生気

宮本常一(1907-1981 写真=周防大島文化交流センター蔵)

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