Magazine for 15's in Bangladesh

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バングラデシュ・15歳のための雑誌創刊プロジェクト

早稲田大学 三好大助慶應義塾大学 遠藤ちひろ

舞台はアジア最貧国バングラデシュ

これは、熱きバングラデシュ大学生たちとともにお送りする

これは、熱きバングラデシュ大学生たちとともにお送りする

バングラデシュ全土の15歳たちにじぶんの可能性と恋に落ちてもらうための物語

プロジェクト

1.はじめに2.本企画の背景ストーリー3.問題提起、原因考察、解決方法4.本企画の狙い5.企画概要6.4つの大切にしたいPhilosophy7.今後のスケジュール8.ビジョン9.最後に

もくじ

15歳高校1年生の時。あなたはどんな15歳を過ごしていましたか。

部活に恋に勉強と青春に忙しい年頃。

親や親しい友人と体当たりでぶつかり合う年頃。

もしくは自分の将来についてちょっぴり真剣に考え出す年頃。

はじめに

これはそんな15歳にスポットライトを当てて、彼らの「可能性」に恋した

ある大学生たちが送る挑戦の物語です。

本企画の背景ストーリー

アジア最貧国バングラデシュ。 その田舎でも近年、NGOによる多数の奨学金プログラムや

イーラーニングを用いた安価で良質な教育コンテンツが提供され、十分にないにせよ、たくさんの学習機会が子どもたちに届けられている。

そんな中で15歳前後の子たちは何を思い描きどんなモチベーションで過ごしているのか、子どもたちを訪ねてみました。

こんにちは ノビルくん!きみは将来やりたいこととかってあるのー?

Nobirage15

「うーーん。わかんない。親や親せきはみんな大工だから、大工以外あんまり想像つかないや。それ以外は先生とか医者しかわかんないし。親は大工やれっていうんだけど、なんだかなー。だからそんなに、勉強も、ね・・。」

うーん。あんまり勉強にモチベーションもわいてないのかあ。

続いて高校生で頭もいいムハンマドくんにも同じ質問をきいてみました

「ぼくは医者か銀行員として働きたいかな。なんたってたくさんお金がもらえるからね!」

うーーん、やっぱりお金が一番最初にきちゃうのねー。

Muhammadage15

せっかくなんで ほかの15歳にもきいてみました。

「みんな将来やりたいコトとか夢ってなんかあるー?」

先生!先生!

先生!

医者!医者! 先生!

先生!

先生!

先生!

「え、みんな先生なの・・??なんで??」

この国は教育が問題だからかな。

・・・。

医療をよくしたいからかな?

・・・。

お金!・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

「そ、そっか・・。」

せっかくなんで 15歳の子たち含め たくさんの中高をまわってきいてみました

「みんな将来したいことってなんかあるー?」

先生!

医者! 先生!

医者!

先生!先生!医者!

医者! 先生!先生!

医者! 先生!

先生!

先生!

先生!

先生!先生!

先生!

「もうだいじょうぶでーす、おじゃましましたー!・・・。」

先生!

せっかくなんで まとめて もっともっと きいてみました。

「みんなー、将来やりたいこととかってあるー?」

「先生」 「医者」

先生!

先生!

医者! 先生!

先生! 医者!

医者! 先生!

先生!先生!

先生! 医者!

先生!

ぼくたちはおもわず さけんだ。

「おまえらは オセロかッ!!!」・・いや、それにしたって。

たくさんのNGOによる奨学金や、イーラーニングの導入など成果として目に見えやすいものが、十分でないながらも広まり始めている一方で、

目にはみえないが、人間として根源的に大切な何かが見過ごされてしまっている気がする。

恵まれ始めている学習機会の一方で、15歳前後の子たちが手にできていないモノ

それは自分のミライに想いを馳せるビジョンであり、夢、「ワクワクするミライのじぶん」、

そしてそれに向かって頑張ろうという勉強のモチベーション、ひいては「人生を切り拓いていこう」という原動力となる何かではないか。

「よくわからないからとりあえず先生に・・」「親や親せきが大工だから・・」

「お金が稼げる医者か銀行員に・・」

本当にこのままでいいのか?

問題提起

NO!!!!

ボクらはもっともっとミライのジブンに恋できるはずだ。

たくさん考えられる原因の最たるもの。それは、周りの環境ではないだろうか。

消極的な人生観をもつ周りの大人、進路指導のできない先生、微視的な「とりあえずお金」というキャリア選択の文化。

そうした「透明なオリ」に 彼らの無限大の想像力が閉じ込められてしまっているのではないだろうか。

なぜ? 15歳前後の子たちに「想いのこもったワクワクするビジョン」が欠けているのか?

一週間透明のケースにいれられたテントウムシは、そのケースが外れた後もそのケースの高さ以上へは飛ばなくなってしまうといいます。

そのテントウムシが外を自由に飛び回るためには。

そう。他のテントウムシが自由に高く飛んでいる様を見せること。

では、どうする?

村出身ながら、日本留学を果たし、農村におけるIT医療事業を起こした起業家・・

大学まで出たのに田舎にもどり、給与こそ尐ないものの素晴らしい情熱をもって教壇に立ち続けている先生・・

並々ならぬこだわりをもって30年、ひたすらに机を作り続けているおじいちゃん・・

ソーシャルビジネスという概念が生まれたこの国だからこそお金だけじゃない、すばらしい哲学と想いを抱き、

それぞれの高みで多様な素晴らしい生き方をしているひとたちがこの国にはたくさんいる。

ぼくたちは 知っている。

そこでバングラデシュ、そして日本の大学生たちが立ち上がりました。

子どもたちに、そんな大きく羽ばたいている「テントウムシ」と出逢ってほしい。

そうだ。15歳のためのメディアを創ろう。

本企画のねらい

15歳を中心としたすべてのこどもたちに、「ビジョン教育」を行き渡らせる。途上国にこそ、オープン・エデュケーションを。

より多くのこどもたちに「キラキラしたテントウムシ」と出逢ってもらうために

僕たちはどうすればいいのか?

カッコイイ大人に実際に来てもらうわけにもいかない。テレビもみんながもっているわけではない。

本屋も離れたマーケットにしかない上に、そもそも何冊も買うお金がない。

そこで。「テントウムシ」たちを教育コンテンツとして 雑誌に載せて、

広告収入で利益を出しながら、学校へ無料でオープンに届けられないか。

これによってバングラデシュ全土の15歳に、新しい「カッコイイ!」という価値観と

「想いのこもったワクワクするビジョン」を育むことを目指します。

R。

企画概要―今回はその創刊号を皆さんのご支援によって始動させて頂きたいと思います。-

部数・配布校数・地域:2000部。都市部2校、村部3校に配布。

配布方法:学校ごとに無料配布。

サイズ・ページ数:A4相当、16ページフルカラー

印刷予定日:8月15日(6月コンセプトメイキング→7月インタビュー&デザイン→8月仕上げ・印刷)

企画費用: 100,000円=印刷費60,000円(一冊約30円×2000部)+郵送費(車、船)+予備

子どもたち一人一人のことを大切に考えてると実感できる雑誌

Philosophy -こんな雑誌はどうだろう? その1

今までのNGOが配ってきたような安っぽい冊子とは一線画す。思わず「え?これをもらってもいいの?!」と口にしてしまうような。

思春期で多感な時期だからこそ、最高のクリエイティブなデザインとクオリティを。ダッカ大学生デザイナーとともに創りたいと考えています。

Philosophy -こんな雑誌はどうだろう? その2

いろんな高さを飛ぶ「テントウムシ」と出逢える雑誌

国で活躍しているヒーローから、

子どもたちにとって身近な田舎出身で、熱い想いを抱きながら勉強し、今それをカタチにしているプロフェッショナルたち

そして、次代のロールモデルとなるようなアツい想いとビジョンを抱いて頑張っている同級生まで

それぞれの軌跡を、学力成績の情報も交えながら図解と文章でわかりやすく伝えていきます。

Philosophy -こんな雑誌はどうだろう? その3

若い世代の新しいスタイルを創る雑誌

「ソーシャルビジネス」という概念が生まれた国の15歳だからこそ気づいてほしい微視的な経済利潤追求だけじゃ、もはや成り立たなくなっているこの世界を。

コレカラがあるバングラデシュだからこそ日本の反省を学んだ、独自の発展仕方をしてほしい。

この雑誌では、ソーシャルビジネス発祥の地、バングラデシュだからこそ数多く存在する

お金だけじゃない、その先の大きなココロザシをもったすてきな職業人の方々を取り上げていきます。

それは周りからみた給料の大小でなく、その人の中にある重量感。

そうしたモノに気づけた時、そこには次世代のワカモノによる新たなカルチャーが、自然と芽生えていると確信します。

その世代をつなぐ、太くする雑誌。

カッコイイ大人たちじゃなくて、熱い想いとビジョンを追いかけている

ココロザシある同級生のインタビューを届ける

どうせなら村部だけでなく都市部の子どもたちにも知ってもらって

こどもたちがつながる お互いに高めあう

その世代をつなぐ、太くする。そんな雑誌。

Philosophy -こんな雑誌はどうだろう? その4

今後のイメージ

第2号発刊

(1万部)

第3号発刊

(1万5千部)

第4号発刊

(2万部)

―季刊誌として、年四回、現地大学生を中心とした編集チームでプロデュース―

―蓄積したコンテンツを書籍化等の二次利用

―同コンセプトでテレビ番組のプロデュース

2011年11月

2012年2月

2012年6月

VISION -思い描くミライ

―この雑誌を読む15歳たちが、10年後の次の15歳たちのロールモデルに。-

M POSSIBLE !

Motivated Students

Inspiring Professionals = Apostrophes

This is Potential Turbine by our magazine

Next 15’s

最後に

“Stay Hungry, Stay Foolish.”

アップルCEOのスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式スピーチで紹介した言葉です。

引用元は ”the Whole Earth Catalog” 当時卒業生たちと同い年の22歳、ジョブズはもちろん、その世代のバイブルとして読まれていた雑誌です。

僕たちは そんな雑誌を創りたい。

30年後のバングラデシュを、ひいては世界を引っ張っていくようなそんなバングラデシュ人が一人でも、この雑誌の読者から生まれてくれたら。

そして、彼の中に僕たちの想いが言葉としてひとフレーズだけでも残り、彼を形づくる大切なピースとなれたなら。

そんなことを想って、2011年夏、この雑誌を創刊します。

みなさんどうかご支援ご協力、宜しくお願い致します。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

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