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『いかにして 地域活性化の為の アート&音楽イベントを成功させるのか?』 ―プロデューサーの力量と地域への振興が問われている!ー 2016年 3月20日
地域デザイン学会アートフォーラム
《観客とのエンゲージメントが生む 持続可能な野外音楽フェス》 ―ビジネスモデルと地域ブランドの視点からー
プロフィール柴田 雄一郎 FreedomSunset/Icrie Lab昭和41年生まれ 日大芸術楽部卒
【主な肩書き】■ イベントプロデューサー ・野外音楽フェス「 FreedomSunset 」@江ノ島 ・メディアアートフェスティバル@逗子■IT 系新規事業企画・プロジェクトマネージメント ・“地域経済分析システム”(内閣府・経産省)
・ “音楽配信サービス” ( メディアラグ)
・ “ IT 系プロモーション事業推進“(トヨタ自動車)
・ “ファミマドットコム”コンサルティング( Family Mart )
■ 産業能率大学 特別部外講師■ 地域デザイン学会 参与■ ミュージシャン(トランペッター・ DJ )
湘南を代表する観光名所で昭和 39年、東京オリンピックのヨット競技が開催されピークを迎えるも、昭和 46年の岩盤落石事故以来観光客が遠のき、目抜通りはシャッター通りとなり、あまり知られていないが 2003年リニュアル前のは多数の自殺者が出ている場所でもあった。2003年当時、展望灯台への入場者数は年間14万人2003年展望灯台リニュアルを機に江ノ島電鉄事業部が観光開発を手がける。単なる観光集客イベントではなく文化発信をコンセプトに音楽、ダンス、ヨガ等を年間通して開催、一般の観光地と異なるブランディングを続け、2010年、日本夜景遺産に認定。2012年、関東三大イルミネーションに認定。現在では 年間72万人 となる。
イベント開催の背景
総動員数では湘南で最大規模となる伝説の野外フェス「 FreedomSunset 」。江の島展望台の下で年に2回開催される13年続いている野外音楽フェス。
FreedomSunset
FreedomSunsetの特徴<特徴>●2003年、江ノ島展望灯台リニュアルと同時 に江ノ島電鉄線からの業務委託でスタート。●当初は音楽好きのボランティアが集まり 無料でのイベントとして運営。●都内で活躍する中堅 DJ、ミュージシャンを ブッキング。都心部から誘客した。ギャラは ポケットマネーで支払っていた。●ソーシャルメディアを活用した集客。・1回の開催につきmixiの足跡を1万件つける。・規約に同意した人だけ入場できる。 >ゴミは持ち帰る >ビンは没収 >泥酔者隔離 の規約に同意した人に予約番号●産学(産能大)連携プロジェクトで人件費を削減●5年目にして集客が 1500人を超え、予約制 有料化。現在、湘南で唯一の DJイベント。
180度海を見渡すロケーション で夕日をテーマにした音楽
世代を超えたコミュニケーション
多様なダンスミュージック 文化としての踊り
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 160
100000
200000
300000
400000
500000
600000
700000
800000
初回集客50人
初回集客50人
mixi の承認制ソーシャル化
1500 人超え有料化
2003年 2009年 2011年
14万人 72万人
約 1 0 00 人をキープ
事前予約制・有料化
Facebook 告知
江ノ島集客とイベント集客
展望台リニュアル
基本思想 =目的=『興行ではなく、ソーシャルイベントである』興行とは?演芸やスポーツを行い、入場料をとって客に見物させること。○主催者の目的=収益>金をもらう○客の目的=楽しむ(金を払う)ソーシャルイベントとは?○ 主催者の目的=楽しみを続けること○ 客の目的=楽しみを続けること主催者との緩やかな関係から顧客からのロイヤルティ(忠誠心)を生むことで持続可能なイベントに成長する。
共通の目的
(パーティー)
・発信者=主催者が明確である。 =主催者自らの言葉で伝える>>>全責任を負っている。
・趣旨を明確に伝え、共感を得る。 =こんな素晴らしい場所で続けることに協力してほしい=
・驚きや感動( )の空間を提供する。 =ホスピタリティーとアイデア=
お客さんからの信頼関係を 得ることで持続する。
基本思想 =心得=
・お客様を選ぶ=忠誠心の高い顧客を持つ ・お客様との緩やかな関係性を築く
① 興味を持つ①ロケーション
②出演者
③イメージ
② 確認する ③ 参加する
エヴァンジェリストロイヤルカスタマーファン・参加者
④ 共感・拡散
基本はこのサイクルを回していくこと。+来ないでいい
基本思想 =方法=
野外フェスティバル成功の条件地域における野外フェスティバル成功の条件① ロケーション 行きたくなるような場所。② 出演者 質の高い音楽や意外性で感動を生む。③ イメージ ライフスタイルの提案。④ 運営費用 赤字は投資と思って 5 年は続ける覚悟
①ロケーション誰もが来てみたくなるロケーション音楽だけじゃない、楽しみ。
②出演者 様々なダンス音楽
=ホスピタリティーとアイデア= 「シャボン玉」100個の演出効果
③イメージ「シャボン玉」
はじめは子ども達に配布
=ホスピタリティーとアイデア= 「シャボン玉」100個の演出効果
③イメージ「シャボン玉」
➕
次に怖そうな人に配布すると
大人と子どもが一体となったピースな空間演出になる。
=
③イメージ「青空ヨガ」 ライフスタイル を提案している。
③イメージ「キッズエリア」子どもがいるからフェスに行けない、ではなく、子どもがいるからこそ一緒にフェスへ行こう!
③イメージ「泥酔者隔離テント」
ここに隔離します
観光地である為、泥酔者が出ると他のお客様の迷惑になる。そこで、来場規約の通り、看護師が泥酔と診断した参加者は強制的に隔離することができる。
イベントと経済・ 5 年は投資と思って続ける覚悟。・お金より価値(笑顔)の増大を考える。・汗とアイデアを絞る。・協賛金を元手にする。・点ではなく線にする為に顧客を得る。
良い音楽があるのは当たり前。時代のツール( SNS )をフル活用する。 ※フライヤーは毎回 500枚程度音楽以外の環境や接客全てを含めた ライフスタイルデザイン=レジャー感・リゾート感=を提案する。優良顧客(愛着、共感、絆)を得る事ができる。※ちなみに知っているだけどイベントがきっかけで 5組が健婚しています。持続可能になる事で初めて地域にイベントが貢献できるようになる。
まとめコンテンツ
プロモーション
ブランディング
エンゲージメント
サスティナブル
『野外フェス=現代における祭の再生』ライフ=日常 「ケ」だけでは何も変わらない。イベント=非日常「ハレ」がある事で日常が活性化され、そこに新たなコミュニケーションが生まれる。都市生活や情報化で失われた「祭」や「絆」を開放的な環境で再生し、地域の新しい文化とする。これが、求められる「新しい祭」の姿である。
最後に、フェスの可能性
興味を持った人は是非!次回の FreedomSunset は
5 月 21 日 ( 土)
今日は特別に 1,000円のディスカウントチケットをお持ちしています。江ノ島でお会いしましょう!
これから先の話地方創生から未来創生へ! 新たな挑戦! 日本は確実に衰退に 向かっている! そこで逗子市を生涯学習・ 共育推進の街構想!
・帝国データバンク( 70 万社の個社情報)、・ナビタイムジャパン(訪日外国人の移動実績データ)・ VISA (訪日外国人の国籍別のカード消費額)・ NTT ドコモ(「モバイル空間統計」: 250 万人)・ Agoop (携帯のオート GPS による流動人口: 100 万人)・総務省「国勢調査」・総務省「住民基本台帳人口移動報告」・経済産業省「工業統計調査」・特許庁「特許情報」・財務省「貿易統計」・農林水産省「農林業センサス」・厚生労働省「職業安定業務統計」 and more…
地域経済分析システム内閣官房 (まち・ひと・しごと創生本部事務局 )及び経済産業省が地域創生の為に作った日本国のビッグデータ
地方創生のためのビッグデータビジュアライズ2015 年 4 月 21 日
地域経済分析システム
内閣府の予想は 640万人ちなみに国連の予想は 830万人2015 Revision of World Population Prospects
日本史的に人口を見ると
日本史始まって以来の人口激減が起きる!
生産年齢人口の激減
たった45年で世界的貧窮国に日本の生産性(経済活動)は発展途上国並みに衰退します。今、豊かに見えているのは見せかけです。オリンピック以降、急速に経済は落ち込み始めます。
生産年齢人口の割合は 2040年に欧米、アジア、アフリカの中で最下位になります。
国連人口推移、国立社会保障・人口問題研究所
国税庁の「平成 25年分 民間給与実態統計調査それでも、年間給与が高い富裕層の人達が平均年収を上昇させいる。
年収 200万円以下の働く貧困層の増加
国民の経済はどうなる?年収の減少と貧窮層の増加は免れる事ができない。
平均年収は414 万円でさらに下降。
Google CEO ラリー・ページ
20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。
人類が生み出したテクノロジーが、人類の限界、予測を越えて急激に進展し始めるポイント。
テクノロジーはどうなる?
2045 年シンギュラリティ
この現実を踏まえて。。。国も生き物です人口激減、経済衰退、仕事も稼ぎもない。いつか衰える。まず、それを肯定して「量」より「質」
質の高い「人」を未来へ創生すべき。 今行うべきは『未来創生』今からの子どもです。20年後を考え、子育てや新しい学習環境の整備が必要です。
続きは、、3/27(日)
詳しくはチラシをごらんください。
フェイススブック申請お待ちしています。Shiba FreedomSunset
「地方創生」から「未来創生」へ、 そして、未来のオトナたちへ。シンポジウム
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