Iugonet 20130522 poster

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電離圏電気伝導度モデルの開発小山 幸伸 *1, 新堀 淳樹 *2, 堀 智昭 *3, 能勢 正仁 *1, 田中 良昌 *4

*1 京大・理・地磁気センター , *2 京大生存研 , *3 名古屋大学 STE研 , *4極地研

日本地球惑星科学連合 2013 2013年 05月 19日~ 24日(幕張メッセ)

• UDAS+により、電離圏電気伝導度モデル計算可能。公開予定。• 高速化の為、計算結果の内部 DB化を進めている。• 電離圏電気伝導度 DBをWebサービスで提供予定。

まとめ

はじめに1.電離圏電流 J=Σ・ (E+UxB)の見積もりには、電離圏電気伝導度 Σが必要である。これを得る既存のWebサービスとして [4]が挙げられるが、計算量に制約があるため、 a. 長期変動、 b. 全球マップ、の計算が困難であり、実装(ソース)も公開されていない。

2.そこで、数値モデル (IRI2012、 NRMSISE-00、 IGRF-11)を取り扱えるように UDASを拡張し、それらを利用した電離圏電気伝導度モデルを実装した。

参考文献[1] Maeda, K., Conductivity and drift in the ionosphere, J. Atmos. Terr. Phys., Vol.39, 1041-1053, 1977.[2] Banks, P. M., G. Kocharts, Aeronomy pt. A. { Academic Press, 1973[3] Haris Volland, Handbook of ATMOSPHERIC ELECTRODYNAMICS, Volume II, CRCPress, 1995.[4] 京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター・ウェブページ http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/wdc/Sec3-j.html

計算結果

電離圏電気伝導度計算式

• IDL-TDAS-UDASとモデルを、

ファイル I/Oで結合。

• 環境構築は ant

• 要 Fortranコンパイラ

• モデル計算結果保持用 (高速化 )の内部データベース(SQLite)の実装中

UDAS+配置図

謝辞

・本課題は、名古屋大学「平成25年度データベース作成共同研究」の支援を受けています。

Web & APIの整備

電気伝導度の計算式は [1]を、衝突周波数の計算式は [2]を使用した。(※  [3]の電気伝導度、衝突周波数の計算式も実装済みである。 )

• 商用ソフトに依存しないWebサービスを準備中。

• Linked Dataの枠組みに乗って、モデル間の相互運用性を狙う。• Drupal

• RDFa

•2次元伝導度も計算可能(今回は結果を省略 )

•全球マップ、時間変化を描くルーチンもあり →