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行政におけるデジタル化の潮流
鳥取県企画部情報政策課長森本浩之
そもそもアーカイブ(ズ)とは アーカイブ (archive) とは、日本では一般的
に書庫と訳されることが多いが、元来は公記録保管所、公文書、または公文書の保管所、履歴などを意味し、記録を保管しておく場所である。(出典:Wikipedia)
7 C 10C
奈良時代文字の輸入 平安時代
手書き・紙
手書き・木簡
文字の到来とともに行政文書が発生した
行政文書の態様の変化
木簡はメモ因播国進酢海藻御贄三斗二升
平城宮跡で出土
1300年前!
7 C 10C 1868
奈良時代文字の輸入 平安時代 明治維新
手書き・紙
手書き・木簡
1000年以上続く紙の時代
行政文書の態様の変化
明治時代も墨と紙
7 C 10C 1868 1950 年代
奈良時代文字の輸入 平安時代 明治維新 コンピュー
タ導入
手書き・紙
手書き・木簡
コンピュータ時代が到来しても行政文書は依然として紙に手書き(筆はペンに変わったが・・・)
行政文書の態様の変化
7 C 10C 1868 1950 年代 1980 年代
奈良時代文字の輸入 平安時代 明治維新 コンピュー
タ導入ワープロパソコン
手書き・紙
手書き・木簡
ワープロ・紙
清書マシンとしてのワープロの登場それでも、紙の時代は続く
行政文書の態様の変化
ワープロソフトで作成して印刷
7 C 10C 1868 1950 年代 1980 年代 1990 年代以降
奈良時代文字の輸入 平安時代 明治維新 コンピュー
タ導入ワープロパソコン
LANインターネット
行政文書の態様の変化
手書き・紙
手書き・木簡
ワープロ・紙
ワープロ・電子的処理
ITがパーソナル化しネットワークで接続されてようやく電子処理でも、まだまだ紙は使われ続けている
電子会議室
電子決裁
行政文書電子化の目的作業・業務の効率化
保存文書の使い回し情報の共有住民への公開が容易
紙の削減コスト減(用紙代・コピー代)保管スペース減
行政文書のアーカイブ文書の実体が電子化によって消失デジタルアーカイブ=実体のある物体をデジタル化+デジタルで作られたものをそのまま保管
紙のまま扱われる文書と電子文書の紐付け
これまでと違った、電子化を前提とした管理が必要
公文書管理の実態
アーカイブ機能
アーカイブは国民の財産
保存期間満了=廃棄ではない誤解している職員が多数施設の設計書が廃棄され改修に困る事例も
→紙は捨てられやすい国においても、消えた年金、C型肝炎問題、海上自衛隊補給艦「とわだ」の宿泊日誌誤破棄など不適切な取り扱いが多発
→公文書管理法の制定
何を残すか(鳥取県公文書館) 行政制度の新設、変更、廃止等に関するもの 条例、規則、訓令等の例規に関するもの 県政の企画、調査研究、検討及び効果の測定に関するもの 許可、認可、登録、届出等に関するもの 組織、人事、褒章及び表彰に関するもの 予算、税その他財務に関するもの 県の重要な行事、事件、災害等に関するもの 請願、陳情等県民の意向及び動向に関するもの 県の重要な調査及び統計に関するもの 争訟に関するもの 各種委員会、審議会等県の重要な会議に関するもの 行政区画の変更、廃置分合に関するもの 定期監査に関するもの 事務引継ぎに関するもの その他歴史資料として重要であると認められるもの
オープンガバメントへ従来の情報公開=国民からの請求に基づく
オープンガバメントの潮流政府活動をオープンにして信頼を回復情報を活用したイノベーションを促進国民が行政サービスを選択する自由を拡大全国オンブズマン調査(H22年度)○情報公開度ランキング鳥取県1位○予算編成透明度ランキング調査鳥取県1位
統計情報
予算要求書
公文書
国連世界電子政府ランキング
電子行政の現状