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TIS Internship 2016 @summer Dianne Rosete

TIS INTERNSHIP 2016 SUMMER

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TIS Internship 2016@summer

Dianne Rosete

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Let’s experience the work of STC

Derek Keats

ここからは、いよいよ「店舗での新しいコミュニケーション」について企画を考えてもらいます。この企画立案にあたり、私たちが普段行っているプロセスを体験してもらいます。

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Takahiro Kubo

TIS株式会社所属

業務コンサルタント出身。主にサプライチェーン周りを担当。

要件定義から設計・開発・運用/保守までなんでも。kintoneエ

ヴァンジェリストの肩書も持つ。

現在は中長期でのビジネス化を視野に入れた研究開発を行

う。具体的には機械学習・自然言語処理を用いた「人のパート

ナーとなれるようなアプリケーション」のプロトタイピングを手

掛ける。

Qiita

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Takahiro Kubo

人とロボットとの分業による、生産的な接客の実現を検証中

Robot Dash Board Human

customerA

customerB

customerC

report

take over(telepresence)

背景:生産年齢人口の現象による販売員単価増+ネットショッピングの普及による来店者数減コンセプト:ロボットが得意なところ/できることは任せ、人は人ならでは応対に注力する

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そもそもSTC(戦略技術センター)は何をしているのか?

Véronique Debord-Lazaro

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STC MISSION

先進的技術により新しい価値を提案し、それによりビジネス機会を創出する

新しい価値とは、仕事の仕方が変わるほどの体験である

Lawntech photography

B to B

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STC MISSION

「会議に突っ込みを入れるロボット」をコンセプトにした会議診断士さゆり

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STC MISSION

「ロボットとの分業による接客の効率化」をコンセプトにして開発しているmaico

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CREATE MANY PROTOTYPES,VERIFY THESE IN VARIOUS FIELDS!

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FEW SUCCESSES,MANY FAILUERS

はっきり言えば、成功するよりも失敗することの方が多い。

しかしその過程は次の開発の糧になる。

そんな成功と失敗の中で培われているのがSTCにおけるプロトタイピングのプロセスである「STC WAY」です。

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PLAN VERIFYOPENMIND

STC WAY

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STC WAY

PLAN & VERIFY with an OPEN-MIND

● PLAN & VERIFY○ 自ら企画し、検証を行う○ 企画・検証のサイクルに顧客・研究者・ユーザーらを

巻き込み、ビジネス機会を創出する

● OPEN-MIND○ 企画・検証中に得られた知見を発信し、コミュニ

ティ、また社会に知識を還元する

iamahpang

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PLAN VERIFYOPENMIND

STC WAY

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発案から企画書を作るまでのプロセス

1. テーマの設定2. 具体化3. 実現方法の検討4. レビュー

iamahpang

Step of PLAN

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base

Luciane Lazzaris

1. テーマの設定

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テーマの設定(1/2)

取り組むテーマを決めます。これは仮説と言い換えることもできます。この仮説は、以下の3つの要素で構成されます。

base

対象 理想技術

・画像認識で、無駄な会議を、撲滅する・VRで、海水浴を、インドアで楽しめるようにする・文書生成により、卒論を、実験結果から自動生成する

対象: どんな問題や課題に対してアプローチするか

理想: 対象の理想的な状態(問題が解決されているetc)。

技術: 対象を理想的にするために、どんな技術を使うのか

Daniel Stockman

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テーマの設定(2/2)

新しいテーマを考える際は、この3つの要素を切り口に検討します(情報の収集自体は日常的に行う)。

base対象

理想

技術

・日常生活: 会社、お店、通勤、食生活 等々・新聞・テレビ: 日経新聞・友人関係: Facebook、Twitter 等々 (自分とは異なる人の体験を取る)

・各会社のプレスリリース、クラウドファンディングサイト(Indiegogo)・新聞: 日経新聞・地頭: 自分ならどうする、を考える

この技術使えないか

・論文: ICML、AAAI、CVPR、ACL、InterSpeech 等々の学会論文(arXivは多すぎ)・技術ブログ/ニュース: Preferred Research、Qiita、ガジェット系ニュース 等々・著名研究者や団体のTwitter: @drfeifei、@karpathy 等々

この問題解決できないか

解決策を応用できないか

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base

Jef Nickerson

2. 具体化

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具体化(1/3)

具体化の目的は、対象と理想を厳密にすることです。

例:店舗での新しいコミュニケーション

base

店舗

コミュニケーション

商品を扱う

サービスを扱う

家電量販店 本屋 服

美容院 マッサージ 水族館

目的あり

目的なし

商品説明

雑談

客観的意見 私的目的

すごくあいまい

もれ、重複なく整理

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具体化(2/3)

理想は「xxがyyな状態」と具体化します。

例:店舗での新しいコミュニケーション

base

商品を扱う

サービスを扱う

家電量販店 本屋 服

美容院 マッサージ 水族館

目的あり

目的なし

商品説明

雑談

客観的意見 私的目的

理想の具体化

・「本屋」で「本についての雑談」をができるようにし、それにより「来店者の3割がロボットとの雑談を通じ購入するようになる」。

・「アパレルショップ」で、「店員は言いにくい本音ベースの評価を聞けるようにし」、それにより「来店のリピート率を2割向上させる」。

yyな状態、は定量的に測れることが好ましい。

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店舗での新しいコミュニケーション

対象・理想の具体化

「本屋」で「本についての雑談」をができるようにし、それにより「来店者の3割がロボットとの雑談を通じ購入するようになる」

「アパレルショップ」で、「店員は言いにくい本音ベースの評価を聞けるようにし」、それにより「来店のリピート率を2割向上させる」

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具体化(3/3)

具体化した仮説について、可能であれば取材を行い妥当性を検証します。

base

例:アパレルショップで、店員からは聞きにくい本音ベースの評価を聞けるようにする。

● 本音ベースの評価はそもそも聞きたいのか?● 一般的に顧客と店員はどんな会話をしているのか?● 会話をする人はどんな人が多いのか(常連か否か・年代etc)?

実際に現場に行ったり、インタビューをすることで、対象・理想が妥当かを検証していく。

hds

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base

Appendix: 取材方法

積極的調査

● 質問(インタビューする)、自分が試してみる(買ってみる、サービスを受けてみる)など

● この場合、現場に行く前に判明させることを書き出しておく(目的の明確化)

観察調査

● お店なら来店している人、または店員「一人」に目をつけて、その人の「認識」「思考」「行動」を類推して書き出す。

● しっかり書き出すには観察対象は一人に絞ったほうがいい。複数人・複数種類(年代など)の人のデータがほしい場合は、一人を観察した後に別の人に切り替える

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base

MiraCosta Community

3. 実現方法の検討

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実現方法の検討

仮説が具体化出来たら、それを実現するための「技術」について検討します。

● アプリケーションの形態○ スマホアプリなのか、Webサービスなのかetc

● アプリケーションの構成○ フロントエンド、バックエンド(インフラ)の構成etc

● 使用する技術の調査、動作確認○ 論文を参考にする場合は、その読み込みと実装

STCではまずは「動くこと(=実際にユーザーに試してもらえる)」ことを重要視します。そのため、機械学習系のモジュールはAPIを利用することも多いです。

base

腕の見せ所やで

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base

Angie Garrett

具体化された仮設と、その実現方法 これらが出そろったら、企画書にまとめます

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base

goldjiann

4. レビュー

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レビュー

出来上がった企画のレビューを行います。レビューは、以下の観点で行います。

● インパクト○ 広さ: どれくらいの波及効果があるか○ 深さ: どれくらい根本的な解決となるか

● 差別化○ 競合他社のサービスやソリューションとの差別化○ 模倣されない特異性(知識的、技術的優位性)があるか

● リターン○ そのアプローチをとることで、どの程度の収益があげられそうか○ 概算収益 = (単価 - コスト) x 対象数 x 継続期間。どこで勝負するか。

● 実現可能性

base

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PLAN VERIFYOPENMIND

STC WAY

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企画書に基づいて開発・検証を行うプロセス

1. 検証項目の決定2. 実験の計画3. 実験の実施

iamahpang

Step of VERIFY

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VERIFY(1/2)

1. 検証項目の決定● 仮説をもとに、検証すべき項目を洗い出し一覧化します

2. 実験の計画● 実験のための計画を立てる(5W1H)

○ WHEN(SCHEDULE): いつから、どれくらいの期間行うか○ WHERE: どこで行うか(どの顧客と行うか)○ WHO: 誰を対象として行うか○ (WHAT: 検証項目)○ WHY: 協力者が必要な場合、協力者が協力するメリット○ HOW: 実験の手順。また、予算規模(HOW MATCH)

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VERIFY(2/2)

3. 実験の実施● プロトタイプの開発を行い、計画に基づき実験を行います● 検証結果についてまとめて発表を行ったり、次のPLANに反映します

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PLAN VERIFYOPENMIND

STC WAY

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OPEN MIND

公開できるものは積極的に発信を行います。

● 検証中にわかったライブラリの使い方、ノウハウ● 理解した論文の内容● 作成したライブラリのオープンソースでの公開

資料の公開だけでなく、発表も行います。

● 学会での発表● イベントでの登壇● 勉強会への参加・LT

コミュニティへの貢献を行い、交流により知識・ビジネスの輪を広げる。

「公開」するだけでは意味がない

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muha...

PLAN & VERIFY

with an OPEN-MIND IS STC WAY!

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Sven Protz

実際試してみましょう

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base

http://bit.ly/2buk8Yl

こちらの資料をコピーしてください

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Trial(1/2)

店舗での新しいコミュニケーション

base

Plan

1.テーマの選定

2.具体化

3.実現方法の検討

4.レビュー

「店舗」「コミュニケーション」「理想状態」を具体化し、仮説を立ててください。仮説を立て終わったら、実際にお店に取材しに行ってください(今日はそれで解散)。

立案した仮説、実現方法を企画書にまとめてください。企画書のフォーマットはこちらになります(コピーして作成してください。p4まで)。

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Trial(2/2)

base

Verify

今回は検証項目の作成と、実験の実施(プロトタイプの作成と動作確認)に注力してもらいます。

1.検証項目の決定

2.実験の計画

3.実験の実施

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Harsha K R

Keep Open-Mind! 開発中身につけた技術やノウハウなどは、積極的にQiitaなどで公開してください(インターン中に作成していただいた企画資料なども最後に公開してもらいます)

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Fabiana Caldart

Let’s Try!