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データで見る 世界の女性 と私たち がみえる 自分がみえる 現在、私たちが置かれている状況をしっかり認識でき るようにしました。身近な横浜の数字や日本、そして 世界の数字を拾うと「」がみえます。 データには推移・変化 、比較 、割合 を表すものの3種 類があります。 以下の項目で見てみましょう。 z 基礎データ(人口・出生率・寿命など) z 意識 z 社会参加・政治参加 z 労働 z 家族・子育て z 人権・HIV/エイズ・DV

データで見る 世界の女性 と私たち‚ªーストリア 0.948 15アイルランド 0.94 15米国 0.762 16英国 0.946 16米国 0.937 16シンガポール 761 17ベルギー

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データで見る 世 界 の 女 性

と私たち

今がみえる

自分がみえる

現在、私たちが置かれている状況をしっかり認識でき

るようにしました。身近な横浜の数字や日本、そして

世界の数字を拾うと「今」がみえます。

データには推移・変化、比較、割合を表すものの3種

類があります。

以下の項目で見てみましょう。

基礎データ(人口・出生率・寿命など)

意識

社会参加・政治参加

労働

家族・子育て

人権・HIV/エイズ・DV

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世界の主要地域別人口の変化(1950~2050年)世界の人口は65億人に近づいている。先進国以外の人口が全体の約80%。           億人

                                                             年

    ヨーロッパ 7.3億人(11.3%) アジア 39.1億人(60.4%)     アフリカ 9.1億人(14.0%) ラテンアメリカ 5.6億人( 8.7%)

  北米  3.3億人( 5.1%) オセアニア 0.3億人( 0.5%)

2050年の世界人口は約90億人、      2075年の94億人をピークに減少に向う。

経済発展地域別合計特殊出生率の推移 (1950~2005年)

世界全体の合計特殊出生率は2.65。日本は先進地域の中でも最も低い国のひとつ。

第1子は、1955年で25.11歳、2003年では28.33歳

                 第2子以降も上昇している。

      出典:独立行政法人国立女性教育会館『男女共同参画統計データブック2006▷日本の女性と男性』

0

1

2

3

4

5

6

7

1950

~55

1955

~60

1960

~65

1965

~70

1970

~75

1975

~80

1980

~85

1985

~90

1990

~95

1995

~00

2000

~05 年

世界全域

先進地域

開発途上地域

2005年地域別

人口規模

日本では出産年齢が高くなる

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日本の出生数・死亡数・自然増加数(1950~2050)日本は2010年頃から人口減少社会に

人口減少社会では、人口に対する死亡数割合(普通死亡率)は増加し続ける。

日本の人口ピラミット(1950/2000/2050)比較

日本の出生数および合計特殊出生率(1947~2006年)

     出典:独立行政法人国立女性教育会館『男女共同参画統計データブック2006▷日本の女性と男性』

-1,500

-1,000

-500

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

1950-

1960-

1970-

1980-

1990-

2000-

2010-

2020-

2030-

2040-

2050-

千人

出生数

死亡数

自然増加数

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あなたのまわりは男女平等?

Q横浜市民は男女平等の状況をどう感じているのでしょうか。

男性が優遇されていると思う割合(横浜市)

Q女性が働くことをどう考えていますか?

横浜市では仕事

中 断 型 が 多 い

い。

女性の仕事や結婚についての理想像(横浜市)

女性が職業を持つことについて(全国)

出典:横浜市『男女共同参画に関する市民意識調査』(平成 17 年度)

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男 女 の 意 識 の 差 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方

日本では「賛成」の割合

が多く、欧米諸国と比べ

て固定的役割分担意識

がまだ強く残っている。

日本国内の意識変化

固定的役割分担意識は

徐々に減少してきてお

り、2004 年には男女とも

に「反対」の割合が「賛

成」を上回っている。

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成 19 年版)

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女性の社会参加 HDI(人間開発指数) GDI(ジェンダー開発指数) GEM(ジェンダー・エンパワーメント指数)

順位 国名 HDI値 順位 国名 GDI値 順位 国名 GEM値

1 アイスランド 0.968 1 アイスランド 0.962 1 ノルウェー 0.91

2 ノルウェー 0.968 2 オーストラリア 0.96 2 スウェーデン 0.906

3 オーストラリア 0.962 3 ノルウェー 0.957 3 フィンランド 0.887

4 カナダ 0.961 4 カナダ 0.956 4 デンマーク 0.875

5 アイルランド 0.959 5 スウェーデン 0.955 5 アイスランド 0.862

6 スウェーデン 0.956 6 オランダ 0.951 6 オランダ 0.859

7 スイス 0.955 7 フランス 0.95 7 ベルギー 0.85

8 日本 0.953 8 フィンランド 0.947 8 オーストラリア 0.847

9 オランダ 0.953 9 スイス 0.946 9 ドイツ 0.831

10 フランス 0.952 10 英国 0.944 10 カナダ 0.82

11 フィンランド 0.952 11 デンマーク 0.944 11 ニュージーランド 0.811

12 米国 0.951 12 スペイン 0.944 12 スペイン 0.794

13 スペイン 0.949 13 日本 0.942 13 オーストリア 0.788

14 デンマーク 0.949 14 ベルギー 0.94 14 英国 0.783

15 オーストリア 0.948 15 アイルランド 0.94 15 米国 0.762

16 英国 0.946 16 米国 0.937 16 シンガポール 761

17 ベルギー 0.946 17 イタリア 0.936 17 アルゼンチン 0.728

18 ルクセンブルグ 0.944 18 ニュージーランド 0.935 18 フランス 0.718

19 ニュージーランド 0.943 19 オーストリア 0.934 19 アイルランド 0.699

20 イタリア 0.941 20 ドイツ 0.931 20 バハマ 0.696

21 香港(中国) 0.937 21 アイルランド 0.927 21 イタリア 0.693

22 ドイツ 0.935 22 香港(中国) 0.926 22 ポルトガル 0.692

23 イスラエル 0.932 23 ルクセンブルグ 0.924 23 トリニダード・トバゴ 0.685

24 ギリシャ 0.926 24 ギリシャ 0.922 24 コスタリカ 0.68

25 シンガポール 0.922 25 スロベニア 0.914 25 リトアニア 0.669

26 韓国 0.921 26 韓国 0.91 26 キューバ 0.661

27 スロベニア 0.917 27 キプロス 0.899 27 スイス 0.66

28 キプロス 0.903 28 ポルトガル 0.895 28 イスラエル 0.66

29 ポルトガル 0.897 29 チェコ共和国 0.887 29 アラブ首長国連邦 0.652

30 ブルネイ 0.894 30 バルバドス 0.887 30 バルバドス 0.649

31 バルバドス 0.892 31 ブルネイ 0.886 31 エストニア 0.637

32 チェコ共和国 0.891 32 クウェート 0.884 32 ペルー 0.636

33 クウェート 0.891 33 マルタ 0.873 33 スロバキア 0.63

34 マルタ 0.878 34 ハンガリー 0.872 34 チェコ共和国 0.627

35 カタール 0.875 35 ポーランド 0.867 35 マケドニア 0.625

36 ハンガリー 0.874 36 ハンガリー 0.865 36 ナミビア 0.623

37 ポーランド 0.87 37 カタール 0.863 37 ギリシャ 0.622

38 アルゼンチン 0.869 38 リトアニア 0.861 38 ラトビア 0.619

39 アラブ首長国連邦 0.868 39 スロバキア 0.86 39 ポーランド 0.614

40 チリ 0.867 40 チリ 0.859 40 クロアチア 0.612

41 バーレーン 0.866 41 エストニア 0.858 41 スロベニア 0.611

42 スロバキア 0.863 42 バーレーン 0.857 42 ブルガリア 0.606

43 リトアニア 0.862 43 アラブ首長国連邦 0.855 43 エクアドル共和国 0.6

44 エストニア 0.86 44 ラトビア 0.853 44 タンザニア 0.597

45 ラトビア 0.855 45 ウルグアイ 0.849 45 フィリピン 0.59

46 ウルグアイ 0.852 46 クロアチア 0.848 46 メキシコ 0.589

47 クロアチア 0.85 47 コスタリカ 0.842 47 ホンジュラス共和国0.589

48 コスタリカ 0.846 48 バハマ 0.841 48 キプロス 0.58

49 バハマ 0.845 49 キューバ 0.839 49 パナマ 0.574

50 セーシェル共和国 0.843 50 ブルガリア 0.823 50 ハンガリー 0.569

51 キューバ 0.838 51 メキシコ 0.82 51 モーリシャス 0.562

52 メキシコ 0.829 52 ベリーズ 0.814 52 ベトナム 0.561

53 ブルガリア 0.824 53 トンガ 0.814 53 ドミニカ共和国 0.559

54 セントキッツネイビス0.821 54 ルーマニア 0.812 54 日本 0.557

55 トンガ 0.819 55 パナマ 0.81 55 モルドバ 0.547

※韓国のGEMは64位。中国のHDIは81位、GDIは73位、GEMは57位。

日本のGEM(ジェンダ

ー・エンパワメント指数)

は54位

日本では、政治経済活動や

意思決定の場への女性の参加

が不十分なことがわかる。

◆人間開発を測る3つの指数

HDI(人間開発指数)

平均寿命、教育水準、国民所

得をもとに算出。

GDI(ジェンダー開発指数)

ジェンダー不平等を調整した

HDI指数。

GEM

(ジェンダー・エンパワメント指数)

女性が政治や経済活動、意志

決定に参加できるかどうか

を測るもの。国会議員、専門職、

管理職に占める女性の割合、

男女の推定所得をもとに算出。

出典:UNDP『人間開発報告書2007』

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国会議員に占める女性議員の割合の推移

女性議員の多い国とクォータ制* 順 位 国 名 % クォ 国 名 % クォータ制 ータ制 順 位

1 ル 48.8% 法律 1 モザ 34.8% 党でワンダ あり 1 ンビーク 自主規制

2 スエーデン 制 45.3% 党で自主規 12 ベルギー 34.7% 法律あり

3 ノルウエー 37.9% 党で自主規制 13 オーストリア 制 33.9% 党で自主規

4 フィンランド 37.5% なし 14 アイスランド 33.3% 党で自主規制

5 デンマーク 36.9% なし 15 南アフリカ 32.8% 党で自主規制

6 オランダ 36.7% 党で自主規制 ンド 16 ニュージーラ 32.2% 党で自主規制

7 アルゼンチン 36.2% 法律あり 17 ドイツ 32.8% 党で自主規制

8 キューバ 36.0% なし 18 ガイアナ 30.8% なし

8 スペイン 36.0% 党で自主規制 り 19 ブルンジ 30.5% 法律あ

10 コスタリカ 35.1% 法律あり 20 タンザニア 30.4% 法律あり

*クォータ制とは、議員の一定割合を女性枠にする制度。

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成 19 年度)ほか

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地方議会と横浜市の現状

女性議員の割合は増加している。

都・特別区議会 21.5%

政令指定都市議会 16.3%

(平成 16 年 12 月)

市町村議会、道府県議会の

女性議員の割合はまだ低い。

都道府県全てを合わせた

平均女性議員の割合は 6.9%

女性議員の割合と順位位 県名 % 席数 女性

1 東京 16.8% 119 20

2 滋賀 15.6% 45 7

3 長野 13.8% 58 8

4 山梨 12.8% 39 5

5 奈良 10.9% 46 5

6 沖縄 10.4% 48 5

7 徳島 10.3% 39 4

8 兵庫 10.0% 90 9

9 埼玉 9.6% 94 9

10 神奈川 9.4% 106 10

11 静岡 9.1% 77 7

12 岡山 8.9% 56 5

13 千葉 8.5% 94 8

14 岩手 8.2% 49 4

15 京都 8.1% 62 5

16 鳥取 7.9% 38 3

17 山口 7.5% 53 4

18 北海道 7.4% 108 8

19 石川 6.8% 44 3

20 富山 6.7% 45 3

21 茨城 6.5% 62 4

22 大分 6.5% 46 3

23 秋田 6.3% 48 3

24 大阪 6.3% 112 7

25 岐阜 6.1% 49 3

26 愛媛 6.1% 49 3

27 栃木 5.6% 54 3

28 福島 5.2% 58 3

29 新潟 5.0% 60 3

30 愛知 4.9% 102 5

31 宮城 4.8% 63 3

32 福岡 4.7% 86 4

33 香川 4.4% 45 2

34 広島 4.3% 70 3

35 三重 4.1% 49 2

36 鹿児島 3.7% 54 2

37 佐賀 2.5% 40 1

38 高知 2.4% 41 1

39 宮崎 2.4% 42 1

40 山形 2.2% 45 1

41 和歌山 2.2% 46 1

42 長崎 2.1% 48 1

43 青森 2.0% 50 1

44 群馬 1.9% 54 1

45 熊本 1.8% 55 1

46 福井 0.0% 39 0

47 島根 0.0% 38 0

横浜市議会における女性議員割合の推移

出典:横浜市選挙管理委員会事務局

地方議会における女性議員割合の推移

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成 19 年度) 出典:総務省調べ(平成 16年度)

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 家 族 ・ 子 育 て

  ワークライフバランス(仕事と生活の調和) 男女が共に人生の各段階で、仕事・家庭・地域生活・個人の自己実現など

自らの希望に沿って、バランスをとりながら展開できる状態をいう。

  多様化する家族構成 戦後、家族の形態や機能は大きく変化した。

 核家族世帯や単身世帯が増加し、三世代世帯は減少した。 

 共働き世帯は年々増加し、2006年には、片働き世帯854万世帯に対し、

 共働き世帯は977万世帯に。

  育児期の役割分担

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年版)

男女計の家事・育児時間に占める男性の割合

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

ノル

ウェー

オー

ストラ

リア

スウ

ェー

デン

米国

ドイツ

フランス

英国

日本

韓国

(%)

共働き世帯数の推移

0

200

400

600

800

1000

1200

昭和55 60 平成元 5 10 15 18

(万世帯)

サラリーマンと専業主婦共働き

日本・韓国は、男性の育児分担比率が極端に低い。

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3都市比較 東京・ストックホルム・パリ  男女の帰宅時間東京は他の2都市に比べてかなり遅い。

東京では6割を越える人が午後8時以降の帰宅である。

女性も午後8時以降の帰宅が約1割いる。

1週間に家族全員で夕食をとった回数

週労働時間50時間以上の労働者

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年版)

0

5

10

15

20

25

30

日本

米国

オーストラ

リア

英国

フランス

ドイツ

スウェーデン

(%)

パリでは約半数が、ストックホルムでは35%の人が、毎日家族と夕食をともにしている。東京では毎日家族全員で夕食をとっている人は2割に満たない。6.6

6.4

14.2

7.1

3.7

27.7

11.2

11

11.7

10.9

10.4

6.6

13.8

5.4

7.2

13.5

9.4

9.3

8.1

7.7

16.8

35.3

46.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東京

ストックホルム

パリ

0回

1回

2回

3回

4回

5回

6回

7回

帰宅時間 男性

12 37.3

11.2

18.4

16.5

15.8

5

16.5

61.5

1.8

26.6

16.1

22.3

23

6.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東京

ストックホルム

パリ

15時前

16時頃

17時頃

18時頃

19時頃

20時以降

その他

帰宅時間 女性

16.2 24.9

16.8

37.8

10.4

27.7

11

16

41.6

28.9

20.63.4

14.1

5.9

3.61.9

9.6

9.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東京

ストックホルム

パリ

原因のひとつに長時間労働がある。日本では4人に1人以上が週50時間以上働いている。

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  国際比較  子育て支援制度等

調和の取れたワークライフバランスの各国の取り組み保育サービスのあり方は国によってさまざまである。

スウェーデンは公的な保育施設が、米国は民間保育サービスが充実してい

出産休暇、育児休暇は、パパ・クオータ制を導入しているノルウェー、

スウェーデンが、期間や賃金保障の水準が高い。

保育サービス等

産前産後休暇 育児休暇休業給付(賃金保障)・取得率

日本

利用割合(0~2歳児)13%

産前6週間産後8週間賃金保障60%

子が1歳(一定の場合は、1歳6か月)になるまでの期間

育児休暇は40%相当額(2007年10月より暫定的に同50%)育休取得率(2005年女72.3%、男0.5%)

ノルウェー

利用割合76%自治体運営の保育所は44%保育料上限規定あり

産前12週間のうち3週間は義務産後は6週間

54週間又は44週間うち6週間は父親の割当(パパ・クォータ)

男女ともに賃金の80%相当額を給付、44週選択の場合100%給付、パパクォータ資格を持つ父親の取得率は90%

スウェーデン

利用割合48%保育所と家庭的保育サービスともに充実している保育料は平均賃金の約10%以下

出産前後各7週間

両親合わせて480日給付も480日

390日は賃金の80%を保障育休取得率高い取得者の約30%が男性

ドイツ

利用割合8%在宅保育サービスは公的制度として認めていない保育所も3歳未満は供給量が不足

産前6週間、産後8週間

両親休暇は子どもが8歳になるまでの期間、両親合わせて最長3年間

出産休暇は賃金相当額育児休暇中の2年間給付(所得制限あり)育休取得率は高いが男性の取得率は低い

フランス

利用割合 29%保育ママ(家庭的保育)が主流

16~46週間(第1子、第2子、双子等により異なる)

父親休暇は出産後4ヶ月以内に11日間~18日間

出産休暇は賃金保障100%

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保育サービス等

産前産後休暇 育児休暇休業給付(賃金保障)・取得率

英国

利用割合 34%家庭的保育サービス(チャイルドマインダー)、保育施設(デイリーナーサリー等)がある

最大1年間父親休暇は子ども誕生後から8週間以内に限り、2週間の法定休暇あり

子どもが5歳になるまで男女合計で91日(13週間、現金給付なし)

出産休業給付は最初の6ヶ月育児休業の賃金補償なし父親休暇(法定出産給付と同額の給与支払)育休取得率男女12%

米国

利用割合 54%民間における保育サービスが充実

家族休暇84日(12週間)以内で取得可

給付   なし

オーストラリア

利用率 46%(0~12歳)

出産休暇 52週父親休暇は配偶者の出産後1週間まで

給付   なし企業の自主的な給付制度あり(全体の46%の女性が適用)

韓国

利用割合20.7%事業所設置の保育所と家庭型保育所が制度化

出産休暇90日間(出産後は45日以上)

12か月まで取得可 給付   あり

フィリピン

出産休暇 60日父親休暇7日間

賃金の100%給付

シンガポール

チャイルドケア センター(保育園)の利用率74.4%、スチューデントケアセンター(8~14歳)163箇所

出産休暇12週間

育児休暇年2日7歳以下の子どもを持つすべての親が対象

出産休暇と出産有給休暇のコスト一部政府負担

出典:内閣府男女共同参画白書(平成19年度版)

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男女間賃金格差   国内就業形態や役職、勤続年数の違いを背景とした男女の給与格差はなかなか縮まらない。

出典:内閣府男女共同参画白書平成19年度版より

出典:横浜市総務局「事業所・企業統計調査」平成16年

出典:横浜市市民局「横浜の賃金事情」平成17年度より

女性の年収300万円以下が65.6%

1,500万円以下1%

1000万以下2%

2000万円以下0%800万以下

2%

600万円以下5%

500万円以下9%

400万円以下16%

300万円以下23%

200万円以下25%

100万円以下17%

100万円以下

200万円以下

300万円以下

400万円以下

500万円以下

600万円以下

601~800万以下

901~1000万以下

1,500万円以下

2000万円以下

2000万円超

男性の年収300万円以下は20.3%

400万円以下17%

300万円以下12%

500万円以下17%

600万円以下14%

601~800万以下16%

901~1000万以下8%

1,500万円以下5% 200万円以下

6%

100万円以下3%

100万円以下

200万円以下

300万円以下

400万円以下

500万円以下

600万円以下

601~800万以下

901~1000万以下

1,500万円以下

2000万円以下

2000万円超

勤務形態別男女比 横浜市

27.2

66

46.2

72.8

34

53.8

0 50 100

正規職員

正規職員以外

臨時職員

(%)

女性

男性

女性は身分が不安定。横浜市の働く女性の66%は、非正規雇用である。

平均賃金総額の推移

257 264 261 274 265 272

403 414 405 403 399 395

63.9 63.864.5

68

66.4

68.8

050

100150200250300350400450

平成12

平成13

平成14

平成15

平成16

平成17

61626364656667686970

女性

男性

男女比

男女比は男性の平均賃金を100とした場合

(%)(千円)

横浜市の働く女性の平均賃金は、男性の70%弱である。

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パートタイム労働男性のパートタイム労働者は約10%、

女性は約30~40%がパートタイム労働者である。

1990~2005年、日本、ドイツ、オランダでは10%近く増え、

ノルウェー、スェーデンでは減少した。

1997年、EU加盟国では労働時間による差別的取り扱いを禁止したパートタイ

労働指令が制定され、各国の取り組みが進んだ。

男女別パートタイム労働者の比率の推移

パートタイム労働者の賃金格差(日本) (男性一般労働者を100とした場合)

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年版)

男性パートタイム労働者の比率の推移

0

10

20

30

40

50

1990 1994 2000 2005

単位:%日本

ノルウェー

スウェーデン

ドイツ

フランス

英国

米国

オーストラリア

韓国

オランダ

女性パートタイム労働者の比率の推移

0

10

20

30

40

50

1990 1994 2000 2005

単位:% 日本

ノルウェー

スウェーデン

ドイツ

フランス

英国

米国

オーストラリア韓国

オランダ

労働者の1時間当たり給与格差

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1989 1993 1998 2003 2004 2005 2006

女性一般

女性パート

男性パート

単位:%

男性に比べ、女性の賃金は67.1%、女性パートタイム労働者の賃金は46.8%である。

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国際比較  男女間賃金格差

女性の登用状況や就業の中断は男女間賃金格差に影響する。

女性の賃金:

欧米諸国では、おおむね男性の賃金の80%以上。

日本、韓国、マレーシアでは、男性賃金の60%台。

国際比較

国際比較  週当たり実労働時間

国際比較 週当たり実労働時間 ヨーロッパ諸国は週40時間以下の実労働時間だが、

 日本、韓国、米国は46時間となっている。

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年版)

男性を100としたときの男女間賃金格差

96.6

88.4

86.8

86.6

86.4

82.6

81

74

72.3

66.8

63

62.6

0 20 40 60 80 100 120

フィリピン

スウェーデン

ノルウェー

フランス

オーストラリア

英国

米国

ドイツ

シンガポール

日本

マレーシア

韓国

(%)

週当たり実労働時間

46.5 45.9 45.6

41.4 40.8 39.4 39.3 38.5 38.3 38.1

05101520253035404550

日本

米国

韓国

フィリピン

英国

スウェーデン

オーストラ

リア

ドイツ

ノルウェー

フランス

(時間)男女

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国際比較  管理職従事の女性

引き離されている。

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年版)

国際比較 管理職従事の女性

0

5

10

15

20

25

30

35

40

1985管理職 2005管理職

日本

スウェーデン

ドイツ

英国

オーストラリア

韓国

(%)

国際比較 女性国家公務員及び上位役職女性の割合

0

10

20

30

40

50

60

70

日本

ノルウェー

スウェーデン

ドイツ

フランス

英国

米国

オーストラリア

韓国

フィリピン

シンガポール

マレーシア

(%)女性職員割合

上位役職女性

2005年

女性国家公務員の割合は、各国に比べ、日本は20%と極端に低い。上位役職者の女性は、日本は2%未満で、韓国とともに低い。

2005年就業者、管理職に占める女性の割合

010203040506070

日本

ノルウェー

スウェーデン

ドイツ

フランス

英国

米国

オーストラ

リア

韓国

フィリピン

シンガポール

マレーシア

就業者

管理的職業従事者(%)

日本の女性管理職の割合は欧米諸国に比べて極端に低い。1985~2005年の日本と韓国における増加幅は非常に小さい。

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国際比較 年齢階級別女性労働力率

1970年代、欧米諸国はM字型カーブを示し子育て期の中断があっ

2005年には、逆U字型カーブとなっている。

一方、日本と韓国は、2005年時点でM字型の底は浅くはなったが

依然、M字型の解消にはいたっていない。

出典:内閣府『男女共同参画白書』(平成19年度版)

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女性の商品化と人権侵害と思われること(横浜市)

28.1

37.9

28.1

41.3

32.2

47.6

32.5

47.9

37.3

48.6

50.6

54.8

62.5

64.3

配偶者等からの被害経験(全国)

0 10 20 30 40 50 60 70 (%)

売買春

性風俗店

女性の性を誇張した広告

インタ-ネットのアダルトサイト

アダルト向けビデオ・ゲーム

ヌードを掲載している週刊誌

ポルノ雑誌・コミック

男性女性

女性に対する暴力・人権侵害

夫・パートナーからの暴力、性犯罪、買売春、セクシュアル・ハラスメン

ト、ストーカー行為等の女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害

し、被害者を身体的に傷つけるだけでなく、その心も深く傷つけるもので

ある。 性の商品化は、人権を

軽視する風潮を増長す

る。

出典:横浜市『男女共同参画に関する市民意識調査』(平成 17 年度)

出典:内閣府『男女間における暴力に関する調査』(平成 17 年)

女性の約 4 人に 1 人が、夫などから

身体的暴行を受けている。

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人  身   売   買 国際労働機関(ILO)の推定によると、人身売買の犠牲者は現在、少なくとも245万人に上る。さらに 年間 120万人が国内外で人身売買の犠牲になっている。人身売買の犠牲者の大半は女性と少女である。

犠牲者の出身国別の人身売買の報告件数

犠牲者の受入国別の人身売買の報告件数

出典:UNFPA 『世界人口白書2006』

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日本のエイズ患者・感染者数の年次推移(年代別)

神奈川県のエイズ患者・感染者の年次推移(年代別)

出典:神奈川県保健福祉部健康増進課

日本のエイズ患者・感染者の年次推移(年代別)

0

100

200

300

400

500

600

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

20歳未満

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

(人)

神奈川県のエイズ患者・感染者の年次推移(年代別)

0

5

10

15

20

25

30

35

40

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

20歳未満

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

(人)

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若者のエイズ感染の男女差

HIV/AIDS に関する地域別推計値・特徴(2006 年末)

地 域 HIV感染者数

(成人・子ども)

新規HIV感染者数

(成人・子ども)

成人 HIV陽性率 (%)

AIDSによる死亡者数 (成人・子ども)

サハラ以南アフリカ 2,470 万 (2,180―2,770 万)

280 万 (240-320 万)

5.9 (5.2-6.7)

210 万 (180-240 万)

北アフリカ・中東 46 万 (27-76 万)

68,000 (41,000-220,000)

0.2 (0.1-0.3)

36,000 (20,000-60,000)

南アジア・東南アジア 780 万

(520-1,200 万) 86 万

(55-230 万人)

0.6 (0.4-1.0)

59 万 (32-85 万)

東アジア 75 万

(46-120 万) 10 万

(56,000-30 万)

0.1 (<0.2)

43,000 (26,000-64,000)

オセアニア 81,000

(50,000-170,000) 7,100

(3,400-54,000) 0.4

(0.2-0.9) 4,000

(2,300-6,600)

ラテンアメリカ 170 万

(130-250 万) 14 万

(10-41 万) 0.5

(0.4-1.2) 65,000

(51,000-84,000)

カブリ海沿岸 25 万

(19-32 万) 27,000

(20,000-41,000) 1.2

(0.9-1.7) 19,000

(14,000-25,000)

東欧・中央アジア 170 万

(120-260 万) 27 万

(17-82 万) 0.9

(0.9-1.4)) 84,000

(58,000-120,000)

西欧・中欧 74 万

(58-97 万) 22,000

(18,000-33,000) 0.3

(0.2-0.4) 12,000

(<15,000)

北アメリカ 140 万

(88-220 万) 43,000

(34,000-65,000) 0.8

(0.6-1.1) 18,000

(11,000-26,000)

合 計 3,950 万人 (3,410-4,710 万)

430 万人 (360-660 万)

1.00% (0.9-1.2%)

290 万人 (250-350 万)

出典:神奈川県保健福祉部健康増進課

推計方法を改め、2006 年の全世界エイズ患者を推計3,270 万人に下方修正(2007/12/8 朝日新聞)

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横浜市の施策

よこはま男女共同参画行動計画

平成 18 年度~平成 22 年度

6つの取り組み目標

1. 男女共同参画についての理解を深めましょう。

2. 男女がともに社会活動や意思決定に参画しましょう。

3. 男女がともに家庭生活と仕事など他の活動とを両立させましょ

う。

4. 互いの性を理解・尊重し、生涯を通じて健康を維持しましょう。

5. 国際理解を深め、外国人女性が安心して暮らせる環境をつくり

ましょう。

6. 女性への暴力や、セクシュアル・ハラスメントをなくしましょう。

4つの重点項目

1. 仕事と生活の調和への取り組み

2. 女性のチャレンジ支援

3. 暴力の防止と被害者支援

4. 若い世代の自立に向けた支援

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ミレニアム開発目標(MDGs)とは

2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の加盟国代表は、21世紀の国際社会の目標として「国連ミレニアム宣言」を採択しました。

この宣言は、平和と安全、開発と貧困、環境、人権とグッド・ガバナンス(良い統治)、アフリカの特別な

ニーズなどを課題として掲げ、21世紀の国連の役割に関する明確な方向性を提示しました。 ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals : MDGs)は、この「国連ミレニアム宣言」と1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通した枠組み

としてまとめられたものです。

1 極度の貧困と飢餓の撲滅 ターゲット1

2015 年までに 1 日 1 ドル未満で生活する人口比率を半減

させる。 ターゲット2 2015年までに飢餓に苦しむ人口の割合を半減させる。 2 普遍的初等教育の達成 ターゲット3

2015年までに、全ての子どもが男女の区別なく初等教育 課程を修了できるようにする。

3 ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上 ターゲット4 初等・中等教育における男女格差の解消を 2005 年までに

は達成し、2015 年までに全ての教育レベルにおける男女

格差を解消する。 4 乳幼児死亡率の削減 ターゲット5

2015年までに5才未満児の死亡率を3分の2減少させる。 5 妊産婦の健康の改善 ターゲット6

2015年までに妊産婦の死亡率を4分の3減少させる。 6 HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止 ターゲット7

HIV/エイズの蔓延を2015年までに阻止し、その後減少さ

せる。 ターゲット8 マラリア及びその他の主要 な疾病の発生を 2015 年まで

に阻止し、その後発生率を下げる。 7 環境の持続可能性の確保

ターゲット9 持続可能な開発の原則を各国の政策や戦略に反映させ、 環境資源の喪失を阻止し、回復を図る。

ターゲット10 2015 までに、安全な飲料水を継続的に利用できない人々

の割合を半減する。 ターゲット11

2020 年までに、最低1億人のスラム居住者の生活を大幅

に改善する。

8 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進 ターゲット12 開放的で、ルールに基づいた、予測可能でかつ差別のな

い貿易及び金融システムのさらなる構築を推進する。

(グッド・ガバナンス《良い統治》、開発及び貧困削減

に対する国内及び国際的な公約を含む。) ターゲット13

最貧国の特別なニーズに取り組む。 ①最貧国からの輸入品に対する無関税・無枠、 ②重債務貧困諸国に対する債務救済及び二国間債

務の帳消しのための拡大プログラム、 ③貧困削減に取り組む諸国に対するより寛大な

ODAの提供を含む ターゲット14

内陸国及び小島嶼開発途上国の特別なニーズに取

り組む。(バルバドス・プログラム及び第22回国連

総会の規定に基づき) ターゲット15

国内及び国際的な措置を通じて、開発途上国の債務

問題に包括的に取り組み、債務を長期的に持続可能

なものとする。 ターゲット16

開発途上国と協力し、適切で生産性のある仕事を若

者に提供するための戦略を策定・実施する。 ターゲット17

製薬会社と協力し、開発途上国において、人々が安

価で必須医薬品を入手・利用できるようにする。 ターゲット18

民間セクターと協力し、特に情報・通信分野の新技

術による利益が得られるようにする。

MDGs は、2015 年までに達成すべき目標として以下の8つを掲げています。

ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)