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- 65 - 令和元年第3回紋別市議会定例会会議録(第3日) 1 開会日時 令和元年9月10日(火) 開会午前10時00分 2 議事日程 日程第1 一般質問 質問順位 5番 加 藤 裕 貴 君 6番 橘 有 三 君 7番 野 村 淳 一 君 8番 梶 川 友 子 君 3 出席議員(14名) 副議長 鈴 木 敏 弘 君 1番 山 﨑 彰 則 君 2番 保 村 幸 二 君 3番 円 角 光 君 4番 有 三 君 5番 梶 川 友 子 君 6番 野 村 淳 一 君 8番 田 中 勝 彦 君 9番 喜 多 俊 晴 君 10番 宮 川 正 己 君 12番 加 藤 裕 貴 君 14番 石 田 久 就 君 15番 阿 部 秀 明 君 16番 飯 田 弘 明 君 4 欠席議員(2名) 議 長 柴 田 央 君 13番 青 木 邦 雄 君 5 説明員 宮 川 良 一 君 鈴 木 英 樹 君 牧 野 昌 教 君 市民生活部長 伊 藤 強 君 市民生活部次長 大 月 茂 君 長谷川 恒 君 若 原 喜 直 君 稲 葉 宏 剛 君 加 川 安 明 君 徳 正 修 一 君 広域病院連携推進室長 西 田 尚 市 君 観光連携室長 中 島 和 彦 君 大 谷 信 一 君 小 林 昌 史 君 鈴 木 保 智 君 企画調整課長 富 樫 豪 志 君 環境生活課長 清 水 博 昭 君 北 西 忠 宏 君 大 平 朱 美 君 大 野 貴 光 君 高 橋 秀 明 君 観光連携室参事 髙 橋 博 明 君 岩 井 智 広 君 森 谷 裕 一 君 庶務課庶務係長 中 野 弘 貴 君 ○教育委員会 齋 藤 房 生 君 山 﨑 義 一 君 保健福祉部長 兼臨時給付金対策室長 兼木質バイオマス火力発電所推進室長 兼ガリンコ号建造推進室長 兼広域病院連携推進室次長 紋別地区消防組合 事務連絡室長 兼広域病院連携推進室参事 兼ガリンコ号建造推進室参事 都市建築課長 兼広域病院連携推進室参事 児童家庭課長 兼臨時給付金対策室参事 保健福祉部参事 兼広域病院連携推進室参事 健康推進課長 兼保健センター事務長 商工労働課長 兼臨時給付金対策室参事 兼ガリンコ号建造推進室次長

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令和元年第3回紋別市議会定例会会議録(第3日)

1 開会日時

令和元年9月10日(火)

開会午前10時00分

2 議事日程

日程第1 一般質問 質問順位 5番 加 藤 裕 貴 君

6番 橘 有 三 君

7番 野 村 淳 一 君

8番 梶 川 友 子 君

3 出席議員(14名)

副議長 鈴 木 敏 弘 君 1番 山 﨑 彰 則 君

2番 保 村 幸 二 君 3番 円 角 光 君

4番 橘 有 三 君 5番 梶 川 友 子 君

6番 野 村 淳 一 君 8番 田 中 勝 彦 君

9番 喜 多 俊 晴 君 10番 宮 川 正 己 君

12番 加 藤 裕 貴 君 14番 石 田 久 就 君

15番 阿 部 秀 明 君 16番 飯 田 弘 明 君

4 欠席議員(2名)

議 長 柴 田 央 君 13番 青 木 邦 雄 君

5 説明員

市 長 宮 川 良 一 君 副 市 長 鈴 木 英 樹 君

総 務 部 長 牧 野 昌 教 君 市民生活部長 伊 藤 強 君

市民生活部次長 大 月 茂 君 長谷川 恒 君

若 原 喜 直 君 稲 葉 宏 剛 君

加 川 安 明 君 水 道 部 長 徳 正 修 一 君

広域病院連携推進室長 西 田 尚 市 君 観光連携室長 中 島 和 彦 君

大 谷 信 一 君 庶 務 課 長 小 林 昌 史 君

財 政 課 長 鈴 木 保 智 君 企画調整課長 富 樫 豪 志 君

環境生活課長 清 水 博 昭 君 北 西 忠 宏 君

大 平 朱 美 君 大 野 貴 光 君

高 橋 秀 明 君 観光連携室参事 髙 橋 博 明 君

岩 井 智 広 君 森 谷 裕 一 君

庶務課庶務係長 中 野 弘 貴 君

○教育委員会

教 育 長 齋 藤 房 生 君 教 育 部 長 山 﨑 義 一 君

保健福祉部長 兼臨時給付金対策室長

産 業 部 長 兼木質バイオマス火力発電所推進室長

建 設 部 長 兼ガリンコ号建造推進室長 兼広域病院連携推進室次長

紋別地区消防組合 事務連絡室長

土 木 課 長 兼広域病院連携推進室参事 兼ガリンコ号建造推進室参事

都市建築課長 兼広域病院連携推進室参事

児童家庭課長 兼臨時給付金対策室参事

保健福祉部参事 兼広域病院連携推進室参事

健康推進課長 兼保健センター事務長 商工労働課長 兼臨時給付金対策室参事

技 監 兼ガリンコ号建造推進室次長

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学 務 課 長 浜 屋 武 志 君 学務 課参 事 茂 木 洋 人 君

志子田 悟 君

○選挙管理委員会

委 員 長 藤 本 道 樹 君 事 務 局 長 片 山 俊 英 君

○監 査 委 員 村 井 毅 君

6 議会事務局出席職員

事 務 局 長 吉 野 久 寿 君 事務 局次 長 細 川 貴 志 君

議 事 係 長 渡 辺 幸 路 君 議 事 係 上 森 香 純 君

一 般 質 問 通 告

質問順位 5 番 加 藤 裕 貴 君

【オホーツク紋別空港路線維持確保と、空港ビルの拡充について】

・「紋別羽田便」の搭乗者数、搭乗率、前年と比較した現在状況について

・ANA搭乗者対策事業について

・空港ビルの混雑緩和に向けた取り組みについて

・空港ビル内で快適に過ごして頂く為に

・売店コーナーの拡張について

・医師確保を行う上で当市の「紋別羽田便」の位置付けについて

・日韓の政治的対立に関係し、「紋別羽田便」への影響

【紋別札幌トライアル運航について】

・「紋別札幌トライアル運航」についての概要について

・紋別市としての予算措置の必要性について

・市民への周知方法についての当市の見解

【市内企業における「軽減税率制度」の対応状況について】

・「軽減税率制度」の対応レジ、ポイント還元対応状況

・「たまるんカード」IC化について

質問順位 6 番 橘 有 三 君

1、重要物流道路制度の創設と、重要物流道路の市内の指定状況を受けて。

・平常時・災害時を問わない安定的な輸送の確保と、災害時の道路啓開と災害復旧について。

・市役所と防災拠点(広域紋別病院)を結ぶ、市道山の上線の代替・補完路の指定に注目する。残る一

部未指定区間の指定追加を目指し、災害時の道路機能の保全と確保を図るべきではないか。

・市民の生命と暮らしを守る道路整備を、あらゆる角度から、あらゆる手段を講じて推進を。

2、築54年を迎える市役所庁舎。建て替え議論の開始を。

・『市民の生命と暮らしを守る拠点』としての庁舎を。

・災害時は勿論、どの様な状況下においても、機能不全とならない庁舎を。

3、議論が尽くせなかった紋別市立学生寮設置問題。

博 物 館 長 兼図 書館 長

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・高等看護学院の学生寮の機能を併せ持つ施設と公表されたが、先の臨時会にて全く説明と議論がなさ

れていない。詳細を問う。

・一部説明と論議がなされない中での、補正予算の承認手続に関する瑕疵の有無。

・従来からの高等看護学院の移転建替要望活動と関連して、庁内調整はどのようになされたのか。移転

建替要望活動と齟齬をきたさないか。

4、『第4次紋別市子どもの読書活動推進計画』について。

・読書は『人格を・人生をより深く生きる力を・心を育む基本』である。第4次計画策定の大幅な遅れ

を危惧する。現状はどのようになっているのか。

・『子どもの読書活動の推進に関する法律』の「目的・基本理念・地方公共団体の責務」を踏まえ、丁

寧且つ速やかな策定を求める。

5、紋別市文化財調査会について。

・市民のかけがえのない貴重な文化財の調査・研究・維持・保存・活用と、私達市民の文化的向上と役

割について。

・紋別市文化財保護条例に基づく施策の現状と、昨年度は開催すらされなかったという文化財調査会の

役割と、調査会の現状及び本年度の開催状況はどのようになっているのか。

質問順位 7 番 野 村 淳 一 君

1、幼児教育・保育の無償化について

・無償化の対象とならない児童について

・利用者負担となる給食費への助成について

・これまでの保育料軽減策の財源の活用について

2、自然環境の保全について

・コムケ湖のラムサール条約登録について

・自然環境の保全の取り組みと調査活動について

3、合葬墓の整備について

4、子どもの読書活動について

・第4次子どもの読書活動推進計画について

・学校図書館の充実と学校司書の配置について

5、子どもの口腔ケアについて

・子どもの虫歯の現状と対応について

・フッ化物洗口の実施について

・学校での歯科検診について

質問順位 8 番 梶 川 友 子 君

防災・減災対策について

1、北海道地域防災マスター及び防災士について

2、防災リーダーの養成について

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3、自主防災組織等への支援体制について

4、女性の視点を生かした災害の備えの促進について

5、女性防災リーダーの養成について

6、災害時の液体ミルク活用について

7、液体ミルクの普及啓発について

公設合葬墓の設置について

選挙における投票環境の改善と投票率の向上について

1、期日前投票の商業施設での実施について

2、投票所の環境改善について

3、投票所の雰囲気について

4、会場内の案内板について

5、投票時の対応の明確化について

6、若年層の投票率向上の工夫について

7、投票済み証明書について

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午前10時0分 開会

○副議長(鈴木敏弘君) ただいまより本日の会議を開きます。

本日の出席議員数は、14名であります。よって、開議の定足数に達しましたので、これより前日に引き続

き会議を開きます。

本日の会議録署名議員には、2番保村幸二君、14番石田久就君の両君を指名いたします。

ここで事務局職員より諸般の報告を申し上げます。

議事係長。

○議事係長(渡辺幸路君) ご報告を申し上げます。

まず、欠席でございますが、柴田議長、青木議員より届け出がございます。

次に、本日の配付文書でございますが、本日の議事日程を配付してございます。

次に、本日の議事日程ですが、日程第1までとなってございます。

以上で報告を終わります。

○副議長(鈴木敏弘君) これより本日の議事に入ります。

日程第1、一般質問を行います。

12番加藤裕貴君、登壇を願います。

○12番(加藤裕貴君) おはようございます。

私は未来の会の一員として、さきに通告しております事項につきまして質問させていただきます。

質問に入る前に、8月27日から発生した九州北部豪雨に続き、9月4日から三重県北部を中心に発生した

記録的豪雨災害により被害に遭われた皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。

また、北海道で初めて震度7を観測し、道内全域が停電となった胆振東部地震から1年が経過いたしまし

た。今もなお避難生活を余儀なくされている皆様が一日も早く復興されることをお祈り申し上げます。

また、宮川市長におかれましては公正公平を政治理念として掲げられ、さまざまな政策実現に向け、精力

的な市政の運営に奔走されていることに心から敬意を表します。あわせてご自身の健康に留意の上、山積す

る市政運営の重要なかじ取りについて、引き続きご尽力賜りますようにお願い申し上げます。

それでは、質問に入らせていただきます。

第1回紋別市議会定例会で私が行った一般質問の中で、平成30年度における紋別-羽田便の最終着地につ

いてお伺いいたしました。最終的な数字としては7万3,366人と過去最高の搭乗者数となり、胆振東部地震

なども影響し低迷していた状況から考えると、大きく前進した結果でありました。そのことを踏まえなが

ら、令和元年度における紋別-羽田便の路線維持確保に関係して数点お伺いいたします。

初めに、オホーツク紋別空港と羽田空港を結ぶ紋別-羽田便の搭乗者数、搭乗率、前年と比較した現在状

況についてお教えください。

次に、本年4月より行っている新たな取り組みとして、ANA搭乗者対策事業については、予約の形態や

旅行会社を介したツアーなどでどのような使われ方をしているのかについてお教えください。

続けて、過去最高の搭乗者数となった昨年以降も好調に推移している紋別-羽田便の搭乗者数ですが、当

初就航していた機材よりも大型の機材へ変更になって以降、オホーツク紋別空港内の搭乗待合室やトイレ、

手荷物受取場所などの混雑が目立っておりますが、混雑緩和に向けた取り組みについてお伺いをいたしま

す。

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まず、搭乗者の増加に伴うオホーツク紋別空港内の混雑についての見解と対応についてお教えください。

あわせて夏から秋にかけてオホーツク紋別空港内には、搭乗待合室などを除くターミナル内には送風機し

かなく、非常に高温となり、とても快適な空間とは言えない状況が、以前勤務していた経験からも改善が必

要だと考えておりますが、改善に向けてはどのようにお考えなのかお尋ねをいたします。

オホーツク紋別空港から紋別-羽田便を利用される方にとって最後に訪れる北海道の地となるわけであ

り、帰省される際に多くの方が土産品を売店で買い求める光景を目にします。しかしながら、売店について

も商品の充実に伴い、スペースに限界があるのではないかと心配しております。私は飲食スペースを2階

に、売店スペースを拡張し、多くの方に満足していただける空港づくりをしていくことが、民営化される道

内7空港と共存する上で空港ターミナルの機能改善が急務であると考えておりますが、当市としての見解と

検討されていることがあればお教えください。

少し視点を変えた質問を行います。

紋別-羽田便は、宮川市長が進める観光の産業化において交流人口拡大のためには絶対的に必要な路線で

あるとともに、市民生活においては医師確保でも重要な役割を果たしているものと考えております。

そこで、医師確保を行う上で、当市の紋別-羽田便の位置づけについての見解をお教えください。

次に、史上最悪の日韓関係とも言える日韓の政治的な対立などで、日韓を結ぶ航空路線の運休や減便が加

速しております。6割以上の路線で運休や減便が見込まれ、これまで韓国人観光客に支えられてきた地方で

は便数が3分の1にまで落ち込む見通しとなっております。来道される韓国人も例外ではなく減少してお

り、貸し切りバスで忙しいシーズンにもかかわらず、地元北紋バスの方にお話をお伺いしたところ、例年と

比較しても韓国人観光客のツアーが激減しているとのことです。北海道内を訪れるインバウンド客は昨年最

多の312万人となり、その中で韓国人が首位ということでありました。日韓の政治的対立に関係し、紋別-

羽田便への影響は現段階でございましたでしょうか、お尋ねいたします。

次の質問に移ります。

紋別-札幌トライアル運航についてお伺いをいたします。

第1回定例会の一般質問で私が質問を行った際には、おおむねのスケジュールについてお伺いいたしまし

た。このほど北海道では、その運航期間を正式に紋別-札幌線としたことが道議会で決まりました。

そこで最初に、わかる範囲で構いませんので、搭乗定員や運賃、時間帯など、紋別-札幌トライアル運航

について概要をお知らせください。

2点目に、北海道が行う事業でありますが、紋別市として何らか予算措置を講ずる必要はあると想定され

ておりますでしょうか。紋別市民の中でも紋別-札幌トライアル運航について関心を持たれる方も少なくな

いと考えております。令和2年2月の土日に計16便の運航ということでありますが、3点目として、市民へ

の周知などはどのようにお考えでしょうか。北海道の事業ではありますが、当市としての見解をお持ちであ

ればお教えください。

次の質問に移ります。

本年10月の消費増税と同時に始まる軽減税率制度についてお伺いいたします。

帝国データバンクが実施した調査によると、中小事業者のレジ導入への補助金申請件数は12万件超と小売

業の約半数が未対応であり、さらに8割が企業活動へのマイナス影響があると見込んでいることが明らかに

なりました。

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そこで1点目に、紋別市内の該当する事業所の軽減税率制度に対応したレジ導入の状況やポイント還元に

対応した店舗の状況について、当市として確認できる範囲で構いませんのでお尋ねをいたします。

また、令和元年第2回紋別市議会定例会で行った一般質問の中で、商店街活性化対策事業で導入するたま

るんカードのIC化に伴う決済システムの導入の質問をさせていただきましたが、その加盟店は今回のポイ

ント還元の対象になるのかをお教えください。

以上で私の質問は終わりますが、再質問は留保いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 答弁を求めます。

宮川市長。

○市長(宮川良一君) おはようございます。

それでは、加藤議員のご質問にお答えいたします。

初めに、オホーツク紋別空港路線維持確保と空港ビルの拡充についてであります。

紋別-羽田便の状況につきましては、本年度4月から8月までの5カ月間の搭乗実績は累計で3万97席、

搭乗率は59.62%であり、前年度実績と比較し、106.1%、1,737席の増加となっております。今後の状況で

ありますが、9月、10月の予約状況は既に前年度の搭乗実績を上回っております。9月3日時点の予約数

は、9月が5,887席、10月が6,862席と好調に推移しており、当月増加分を加えますと、4月から10月までの

搭乗席数は4万4,346席となり、前年度と比較し、3,997席の増加となる見込みであるとお聞きしておりま

す。

本年度4月以降のANA搭乗者対策事業につきましては、昨年度までは市職員が首都圏旅行会社へ出向

き、ツアー企画販売等の東京-紋別線搭乗促進活動を実施しておりましたが、近年は首都圏における旅行者

の団体ツアーから個人旅行への旅行形態の変化に伴う旅行会社ツアー離れが起きていることや、個人型割引

運賃の出現により、旅行会社を介した購買形態から運航会社である全日本空輸株式会社より直接航空券を購

入する直購買形態に変化している状況にあります。これらを加味し、将来を見据え、本年度は個人旅行に対

する搭乗促進活動としてオホーツク紋別空港利用促進協議会と運航会社であるANAグループのANA総代

理店株式会社紋別観光振興公社との間に紋別羽田線誘客促進事業に係る覚書を締結し、ANAグループ内部

における紋別-羽田線搭乗促進活動を実施しているところであります。

議員ご指摘の空港ビルの改善につきましては、オホーツク紋別空港ビル株式会社へ引き続き要望してまい

ります。

医師確保における紋別-羽田便の位置づけにつきましては、現在紋別-羽田直行便を常時利用している医

師について遠紋地区の各病院に確認したところ、広域紋別病院をはじめ、紋別市内の病院及び滝上町国民健

康保険病院で利用されており、月平均で30名前後の出張医が搭乗しております。また、常勤医確保において

も他地域より優位性を持っていると考えており、紋別-羽田直行便は遠紋地区の住民の生命を守る重要な路

線と位置づけております。

日韓の政治的対立における紋別-羽田便の影響につきましては、本市が進めております紋別-羽田便搭乗

促進活動及び外国人観光客誘客事業の中に韓国は含めずに活動を展開しておりましたので、現段階における

紋別-羽田便に対する韓国人搭乗客の影響はございません。

次に、紋別-札幌トライアル運航についてであります。

1点目の本事業の概要につきましては、本年8月30日に北海道航空局の担当課長らが来紋し、正式に本事

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業の説明を受けたところであります。事業内容は、北海道が大手旅行会社、株式会社JTBに対し、機材借

上費、旅行商品造成、販売経費、運航結果分析費等を含めた委託契約を締結し、受託者である株式会社JT

Bは株式会社北海道エアシステムより36人乗りの機材を借り上げ、旅行商品造成、販売を実施するものとな

っております。実施期間は、令和2年2月いっぱいを予定しており、運航路線は丘珠-紋別線の往復便で、

運航便数は8往復16便、2月の土日各1往復とし、運航時間は往路が丘珠発8時30分紋別着9時15分、復路

が紋別発9時45分丘珠着10時35分の予定であり、販売内容については未定であります。また、搭乗ターゲッ

トは札幌圏内の訪日外国人観光客との説明を受けております。

2点目の市の予算措置につきましては、本トライアル事業は北海道が実施するものであり、現在北海道か

らの依頼はありませんので、現段階では本市の予算措置には至らないと考えております。

3点目の市民への周知につきましては、本市といたしましては北海道の公式発表以外の情報は持ち合わせ

ておりませんので、今後北海道より事業を受託した株式会社JTBからの具体的な事業説明があった後、本

市において必要な事項があれば積極的に市民の皆様へ情報提供を行いたいと考えております。

次に、市内企業における軽減税率制度の対応状況についてであります。

1点目のレジ導入の状況、ポイント還元に対応した店舗の状況につきましては、どちらも国直轄の申請と

なりますので、市内店舗等の申請件数は把握しておりませんが、紋別税務署や紋別商工会議所、紋別市商店

街連合会では、本年4月より計6回の説明会を開催し、137社の市内企業が参加したと伺っております。

また、キャッシュレス・消費者還元事業のホームページでは、本年8月21日時点でのポイント還元の申請

が通過した市内企業数は34社となっております。2点目の商店街連合会ポイントカード事業のIC化に伴

い、加盟店が今回のポイント還元の対象になるかにつきましては、企業の取引商品等によって還元率の違い

はありますが、今回国が実施しているキャッシュレス・消費者還元事業のポイント還元の対象となります。

以上で答弁を終わらせていただきます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) ありがとうございました。

まず、搭乗者の関係から伺ってまいります。

市長の答弁にもございましたけれども、4月から10月の前年比で3,997席増加というふうにございまし

た。今回補正予算で3,800万円の補正予算を組まれておりますけれども、本年度年間の搭乗率にして65%、

7万8,000人、これ達成できると理解してよろしいでしょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 中島観光連携室長。

○観光連携室長(中島和彦君) 7万8,000人というのは、今紋別市が約束している数字ではなく、あくまで目

標として全日空に言ってる数字かと思いますが、65%というのは私の経験上、航空会社の損益分岐点、営業

分岐点と理解しております。それで7万8,000人という目標を立ててるのかと思います。

これも詳細はちょっと控えますが、今東京発の全国路線で、全日空の路線で一番搭乗率が低いのが、たし

か55%ぐらいだったと思います。ただ、ここに関しては1日4便、8往復飛んでますので比較にならないか

と思います。単独路線1日1往復で見た場合、残念ながら紋別が一番最下位ということで、中標津、それか

ら稚内にも今負けてる現状でございます。65%以下というのが紋別と中標津というところで、データのほう

をいただいております。そんなような状態ですので、何とか7万8,000人をやるべくずっと進めております

ので、4月~10月で約4,000名、これはもう今入ってる予約数を見ると明確ですので、4,000名積めると思い

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ます。そうしますと、恐らく年間で8万2,000人から3,000人ぐらいは狙える数字かと思うんですが、財政と

の関係もありますので、本年度は7万8,000人、最低でも持っていけると確信しております。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) 財政次第でということでありましたけど、今回の補正予算の部分においては7万

8,000人できるというような理解かなというふうに思うんですけれども、年間仮に65%、7万8,000人という

ものを実現した場合には、今後どのような対応が考えられるんでしょうか。何か折衝の道具になるとか、何

かあれば教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 中島観光連携室長。

○観光連携室長(中島和彦君) きのうの一般質問でもありました東京-紋別線の重要性、外国人実習生にも絡

んでくると思いますし、医療にも当然絡んでくると思いますし、紋別市が掲げている観光の一つであるガリ

ンコ号の集客、この辺の観光産業化にも絡んでくると思いますから、7万8,000人いった暁には当然路線維

持はもちろんのこと、あとは東京から来る方がなるべく来やすい時間帯、紋別の方が日帰りできるような時

間帯、まずこの辺の時間調整、機材繰りあたりを全日空にまず持ちかけて交渉したいかなと考えてます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) 今答弁でもありましたけれども、なかなか時間帯的には前から、仕事にしても前泊だ

とか後泊が必要になるような、紋別から行く際にはあるということだったと思うんですけれども、繰り返し

になってしまうんですけれども、それでも166人乗りの機材で7カ月程度の間に4,000人ということで、非常

に搭乗率、搭乗者が増えているんだと思うんですけれども、具体的には言えること、言えないことあると思

うんですけども、従来の首都圏へのアプローチ方法と違う方法で営業戦略をされていると思うんですが、言

える範囲で構いませんので、何か今回4,000人を達成できそうだという見通しが見えてきた段階で、何か変

わって変化として次のステップに行けそうな情報ですとか、そういった部分で何か言える範囲で市民に周知

できるようなものがあれば、ちょっと教えていただきたいなと思うんですけれども。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) お答えします。

現在の誘客状況なんですけれども、市長のほうの答弁でもお答えしたとおり、今まで市の職員が首都圏に

赴いて旅行代理店等などに営業に伺い搭乗促進活動を行ってきたところです。答弁にもありましたように、

首都圏のお客さんの旅行業態、購買形態等も変化してきておりまして、その辺を加味して、ANAの総代理

店である紋別観光振興公社とANAとで覚書などを交わし、今年新たな取り組みをしているところなんです

けれども、そういうような取り組みを行ったことで、今まで市職員の個人の営業力などに頼っていたもの

が、会社間のそういう営業の力ということで搭乗客数を伸ばしてきたことでございます。

本年においてそのような成功的なものもありまして、市民においては体現するものとしましては、本年に

おいてもバーゲンセールということで東京-紋別間のチケット9,900円というのを何度か販売していただい

て、搭乗者数の増大に貢献してるところでございます。このような成果なんですけれども、ANAでは今回

初めての試みということで、今後は全国にも波及していくのではないかということで言われておりまして、

今後も着実に搭乗者数を上積みいたしまして、7万8,000人を目指したいと考えております。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

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○12番(加藤裕貴君) 確かに最近今までと違うやり方になったせいなのか、僕もちょっとわかんない部分も

ありますけれども、安い航空券というんですかね、そういうのがすごく発売される頻度が高いような気もし

ます。

今、参事の答弁でもありましたけれども、紋別モデルといいますか、そういったような体制が全国で確立

すれば、同じく悩んでいる地方空港もこういった手法を取り入れることによって搭乗者数の確保というのが

できるのかなというのはちょっと何となく思いました。搭乗者の関係はわかりました。

医師確保の問題、これ答弁は必要ないんですけれども、医師確保は月平均すると30名ということで、遠紋

地区の医療にすごく役立っているんだなというのを、私も今までこういった質問したことがなかったんで、

改めて医療に大事だというふうに聞いたんですけれども、30人ということは1日1人乗ってるような計算で

すから、かなり医療に貢献してるんだなというのがわかりました。

日韓関係の関係なんですけれども、紋別-羽田便において韓国人の搭乗客というのは影響ないという、韓

国人搭乗客に関しては影響はないということだったんですけども、韓国人の観光客というのは北海道を訪れ

るインバウンド客の中では上位、昨年は1番ということでありましたけども、この上位の韓国人観光客に対

して何らか今後、なぜ積極的な搭乗促進活動とか行ってこなかったのか、中国とか韓国とか、北海道的には

そういったところがかなり上位に来てるんですけども、紋別は先行して東南アジアだったという、このタイ

ミングで何かあれば教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) 確かに加藤議員おっしゃるとおり、北海道に訪れる韓国人の観光客というの

は多い状況でございます。韓国から北海道に訪れる場合なんですけれども、ほとんどが新千歳空港をはじ

め、韓国からの直行便を利用してございまして、なかなか紋別線においては韓国から成田、羽田線を経由し

て紋別に来るというお客さんも少ない状況でございますし、ANAのほうも乗継便ということで、割安なチ

ケットというのを韓国の旅行会社のほうに販売していないということで、なかなか紋別線を利用した韓国人

搭乗客の増加にはつながっていない状況でございます。

またあと、先ほどご指摘ありました韓国、中国について影響がということなんですけれども、これについ

ては紋別市の戦略、観光戦略といいますでしょうか、その中で日本と国同士がいろいろなさまざまな課題等

を持ってる国については、そのような活動をできるだけ控えている状況で、そのようなことから韓国人観光

客が北海道で減りましても、紋別についてはほとんど影響がないというような状況でございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) わかりました。

今の韓国人、また中国人の観光客の誘客を積極的に行ってこなかった理由というのは理解をいたしまし

た。

昨年私たち会派でもANA本社に同行させていただいたときに、ANAの役員の方から外国人の搭乗者数

の現在の約1%に当たる700名程度から3%まで伸ばしてほしいと、私も目の前でそういうふうに言われて

いるのを目の当たりにいたしました。今の日韓対立の部分では影響がないということでありましたけれど、

現在紋別に来られてる外国人の、紋別-羽田便を使って紋別に来られてる外国人の搭乗者数の推移というの

はどのような感じになっているんでしょうか。

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○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) お答えします。

4月~8月の状況ということでございますけれども、こちらについては搭乗者に対しての個人情報等もあ

りますので、人数についてはANAのほうからはいただいていない状況なんですけれども、前年の対比とい

う状況で申し上げますと、158%で推移してるということで増加している状況でございます。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) 外国人搭乗者数も順調に増加しているということでわかりました。搭乗者数の部分に

関してはわかりました。

次、トライアルの運航について、何点か伺ってまいりたいと思います。

事業概要は、さきの最初に伺いました市長答弁でおおむねわかりました。このトライアル運航、今お話し

聞く限り、私も道のホームページなどを拝見する限り、旅行会社が実施する観光のチャーター事業のように

感じます。単刀直入に、紋別市民が自由に搭乗できるような仕組みになり得るんでしょうか、教えてくださ

い。わかれば。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) お答えします。

市長のほうの答弁にもありましたように、北海道のほうでは大手株式会社JTBに委託しておりまして、

その内容といたしましては外国人の観光客ということでお話がありました。しかしながら、市といたしまし

ては紋別市民がそういうような希望というのがあるということを北海道にはお伝えしておりますので、どの

ような形で紋別市民が乗れるかというのはちょっと今のところ不明でございますけれども、そのような要望

を上げていって、紋別市民も乗れるような形でしたいと思っております。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) そうですね、やはりかなり関心を持たれてる市民の皆さんもいますし、今はトライア

ルということで土日ということでありましたから、仕方がないんだと思うんですけれども、今後これがよく

なって、実際になるところに持っていくためには、やはり市民の方にも乗っていただけるような要望という

のはぜひしていただきたいと思います。

あと、答弁にもありましたけども、ターゲットは札幌圏に来ている訪日の外国人ということでありまし

た。この状況だけ見ると、どうしても観光チャーターという印象を受けざるを得ませんが、ツアーである以

上、私たち市民もせっかくトライアルを行うわけですから、乗れるように、これを今の状態だと何か市民が

乗れるようなイメージが僕の中には伝わらないんですけれども、ぜひこの辺の理解、なかなか厳しいものが

あるんですけれども、トライアル運航とチャーターという部分ですね、その辺のあたりの見解、何かお持ち

であれば、今まで折衝の中でどういったやりとりとかあったのか、何か見解をお持ちであれば教えていただ

きたいんですけれど。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) お答えします。

加藤議員申し上げたように、今回の事業につきましては北海道の事業ということでトライアル運航と、そ

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の一つとして今回観光チャーター便というような形態をとってると伺っております。

市といたしましては、将来的な定期便なども見据えた上で、今回飛ばすことによって実績などもあります

けれども、市民が自由に乗れるような形で引き続き要望してまいりたいと思っております。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) ありがとうございます。

引き続き要望をお願いしたいというのと、あわせて今回実際に2月の間、運航される計画という予定があ

りますから、何か紋別市側への要請とか、そういったものは何か、特段こういうことをしてくれとかという

ふうな要請とかというのは来ているんでしょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) 現在北海道のほうからある要望といたしましては、発着する便の時間帯が早

いということで、空港-紋別間の連絡バス等を動かしてほしい。あともう一つについては、冬季、2月とい

うことで流氷観光に当たりますので、ガリンコ号について優先搭乗をできるだけお願いしたいというような

お願いを聞いております。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 中島観光連携室長。

○観光連携室長(中島和彦君) その件にちょっと補足なんですけど、飛行機が来る、飛ばすには、機材だけじ

ゃなくて、結局飛行機が来たときのお客様をハンドリングする旅客スタッフ、それから駐機中にいろんな整

備をする整備スタッフ、それからパイロットに気象条件等を伝える運航支援サポート業務、この3つが大き

くあるんですが、紋別の場合、全日空の定期便がやってるのが紋別観光振興公社、総代理店ということにな

ります。これただ資格制で全部厳格にやられておりますので、現在今飛んでくる予定の機材の資格を持って

いる人がまず紋別空港にいないということ、それから総代理店の振興公社を使う場合はきちんと全日空の本

社のほうと、道のほうと話して、きっちりそこら辺の話をした後に確定してくれというところは、この2点

に関しては道のほうに先日アドバイスは行っております。

8月8日の日に、全日空に対して北海道の人間が出向いて全部説明して、後に9月に入ったら運航会社で

あるHACと全日空で協議をするという話になっているという報告を聞いておりますが、現在今の段階では

チャーターするJTB、それから全日空、この辺から紋別観光振興公社に対するアプローチは今のところ一

切ございませんというところだけ確認しております。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) わかりました。

これ以上、道の事業ですから余りずっとはやらないんですけども、今言われたようにさまざまな地上の業

務ですとか、運航に関する業務ですとか、そういった部分の段取りをつけてからといいますか、そういった

部分で順番にわかった段階で発表していけばよかったのかな。いろいろ不安要素というのが、見えてくる情

報が今の段階でちょっと少ないというのは何かちょっと心配だなと、本当にトライアル運航後に定期便化し

ていく事業なのかなと、非常に期待はしている事業であります。市民の皆さんも、やはり冬期間の通院です

とか、そういったお仕事に行かれる方も含めて、そこそこ乗れるような金額であれば利用したいなという方

の声もいろいろ伺っております。どちらにしても本事業が実施された場合、紋別市民がぜひどんな形でも搭

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乗できるようにしていただくように、最低限必要かと思います。最後に、そのあたりお聞かせください。

○副議長(鈴木敏弘君) 髙橋観光連携室参事。

○観光連携室参事(髙橋博明君) お答えします。

今、加藤議員からも言われたとおり、これからも北海道に対して強く要望してまいるようにいたします。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) わかりました。

やはり2月からということでもうすぐ、何カ月後ってすぐ冬のシーズンになりますので、予約等々も含め

るともう動き始めなくてはいけない事業なんだというふうに思います。もっと細かい情報が見えてくればな

あというのが率直に市民としての声ではないかなというふうに考えております。

最後に、私自身としてもやはり紋別市民がしっかり少しでも乗れるという確約がなければ何か予算を、要

望等でガリンコ号の時間とかバスとか、そういった部分とはまた別に何か別な費用面も含めて措置すること

というのは、紋別市民が乗れない場合はないのかなというふうに私は思っております。この辺は答弁は必要

ありませんけれども、ぜひトライアル便、2月に実施して、そしてそれ以後、効果があらわれて、定期便化

することを私も祈っている一人であります。このトライアルに関しての質問を終わらせていただいて、最後

の軽減税率の関係、1点だけ質問させていただきます。

各種説明会等々への参加者の人数等を答弁いただきました。かなりの方がトータルでも参加されてるんだ

なという印象を受けました。実際に把握されている部分では、この34社ということでありましたけれども、

まだまだこの事業自体、どういうふうになっていくのかちょっとわからない部分もあるんですけれども、今

回のでは最後にWAONの端末がついてるのは、業種とか規模によって対象にならないところだとか、資本

の関係でだめなところとかあるんですけども、該当するところはそのまま該当するというような理解でよろ

しいでしょうか、ポイント還元の部分ですね、すいません。

○副議長(鈴木敏弘君) 高橋商工労働課長。

○商工労働課長兼臨時給付金対策室参事(高橋秀明君) お答えいたします。

今回市商連が導入しようとしてるWAONの関係だと思いますが、現在申請している間に入っていただい

ている会社がイオンクレジットという会社になります。イオンクレジット自体がポイント還元事業の申請の

対象事業者となっておりますので、市商連さん側で申し込まれる店舗については全店ポイント還元の対象と

なります。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 加藤裕貴君。

○12番(加藤裕貴君) 理解いたしました。

これで再質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○副議長(鈴木敏弘君) 次に、4番橘有三君、登壇を願います。

○4番(橘 有三君) あの北海道胆振東部地震から1年がたちました。改めてお亡くなりになられた方々に哀

悼の意を表します。また、ご遺族のご心中を察しお見舞い申すとともに、被災されながらも困難を乗り越

え、復興に尽くされる皆様に心からの敬意を表します。

我が国は、その自然的条件から、いつどのような災害が起きるかわからない状況にあります。特に阪神・

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淡路大震災以降、打ち続く大災害の教訓のもと、とにかく人命を守り、経済、社会への被害を致命的なもの

とせず、迅速に回復するために、人的、物的両面の防災と強靱化を、ありとあらゆる面から推進する必要を

一層痛感し、紋別市の不断の取り組みを期待するものであります。

それでは、通告に従って順次述べてまいります。

国土交通省は、平成30年3月の道路法改正において国土交通大臣が物流上重要な道路輸送網を重要物流道

路として指定し、国際海上コンテナ車の特車通行許可を不要とする措置の導入や災害時の道路啓開、災害復

旧を国が代行する制度を創設いたしました。今年4月1日、まずは供用中の道路を重要物流道路として全国

約3万5,000キロメートル、さらに重要物流道路の脆弱区間の代替路や災害時拠点、すなわち総合病院や備

蓄基地を見据えた補完路として約1万5,000キロメートル指定いたしました。

紋別市内中心域の指定は、国道238号線と、元紋別で国道238号線から分岐して道道304号線、接続して道

道713号線、さらに接続して道道305号線、渚滑にて再び国道238号線に接続するという、まさに市街を囲ん

で、いわゆるバイパスと海岸通りが循環する形で指定を受けました。さらに補完路として、市道山の上線の

うち、渚滑町元新の国道238号線との交差点から、潮見町1丁目30番地の市道新市街基線通線及び市道潮見

第8号線との交差点まで、すなわちバイパスから落石町、広域紋別病院前を経て潮見町、市役所裏の交差点

までが指定されました。私は、この重要物流道路、特に補完路の指定を歓迎し、刮目しております。

当市の重要物流道路が連絡する拠点は、市役所、港湾、空港であります。また、補完路の連絡する拠点は

市役所と広域紋別病院であります。このたびの指定による効果は、平常時、災害時の安定的な物流もありま

すが、注目すべきは指定された重要物流道路及び代替・補完路の災害時の道路啓開、災害復旧を国が代行す

るということであります。本指定を受けて、本市として平常時、災害時を問わない安定的な輸送の確保と、

市役所と防災拠点、すなわち広域紋別病院を結ぶ道路整備と通行確保のため、今後どのように市道山の上線

の整備を行っていくのかお尋ねいたします。

ただ、今回は山の上線のわずか一部、市役所裏の交差点から道道713号線区間が指定されていません。道

路は循環してこそ、その効果は増大いたします。山の上線沿線はスクールゾーンともなっていることから、

安全の確保に万全の対策を講じつつ、一部未指定区間の指定追加を目指し、市道山の上線の平常時はもとよ

り災害時の道路機能の保全と確保のために、早急に計画、整備に着手すべきと考えます。また、重要物流道

路制度は港湾との関係が非常に重要であり、港湾のみならず臨港地区、時には海上の災害等も想定し、当然

拠点たる市役所や広域紋別病院との接続が必要であります。未指定区間の速やかな指定に向けた具体的な検

討と各種取り組みが、本制度とこのたびの指定を受けての喫緊の課題であると考えますが、いかがでありま

しょうか。

道路は、再三申し上げますが、命の道、防災の道、安全保障の道、産業の道、観光の道であります。幸い

にも時代は道路整備に対して、かつてのように単に通行量や費用対効果を超えた、必要性と位置づけを求め

ております。すなわち防災、国土強靱化、そしてまだ創設間もないため具体的な施策や予算措置等は見えま

せんが、このたびの重要物流道路制度を積極的に活用し、市民の生命と暮らしを守る道路整備をあらゆる角

度から、あらゆる手段を講じて、庁内部署を横断的に防災計画や都市計画、他地域に先駆けて策定された先

般の強靱化計画を不断に見直し、そして駆使し、道路整備の推進を図るべきであると考えますが、いかがで

ありましょうか。

次に、紋別市役所庁舎についてお尋ねいたします。

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昨日もこの問題について質問がなされたことでありますが、昭和40年11月完成の事務棟、議会棟、消防棟

から成る市役所庁舎は、再来月で築54年を迎えます。紋別市の地方自治の象徴として長年親しまれている庁

舎でありますが、その機能と役割も時代によって変化することは当然であります。建築基準の根幹をなす法

律である建築基準法も、昭和25年以来、十勝沖地震、宮城県沖地震、阪神・淡路大震災等を契機に、特に耐

震について見直されてまいりました。過去の議事録を読みますと、一昨年平成29年第1回定例会で質問され

ておりますが、平成27年度の庁舎耐震診断において縦軸、横軸ともに耐震性に疑問ありとの結果であるが、

耐震改修工事と建て替えとの比較が必要で、結論は保留とし、庁舎の整備について情報収集を行ってまいる

との答弁でありました。その後の状況について、財政課題を含めてお尋ねいたします。

昨年の胆振東部地震で全道を襲った大停電の中、市役所のともしびは市民の安心のともしびでありまし

た。また、断水のうわさが流れる中、全く問題なく水道機能が保たれ、水道事業者たる紋別市の不断の備え

と水道行政に安心と感謝の念を強くいたしました。防災、強靱化、ありとあらゆる災害を想定し、何にも優

先して市民の生命と暮らしを守る拠点としての市役所庁舎という観点で、市民並びに有識者の意見を聴取

し、積極的な庁舎建替えの議論を開始してはいかがでしょうか。また、半世紀前は誰もが夢にも思わなかっ

た情報化社会の前で、災害時はもちろんどのような状況下においても、情報は言うまでもなく、あらゆる面

で機能不全とならない庁舎機能が必要と考えますが、いかがでありましょうか。

財源について、旧道都大学キャンパスの改修やガリンコ号の2そう体制等の議論もありますが、支出の削

減に努め、起債を慎み、市民の生命、財産、安心な暮らしを守るために、最優先で取り組む、取り組まなけ

ればならない事業への支出に特化していかなければならないと考えるのは私だけでありましょうか。前定例

会で議論したふるさと納税は、現在のところ大変好調で有効な財源であります。当市のふるさと納税の用途

には公共施設の整備に関する事業とあり、まさに最適な用途の一つであります。他の自治体に先駆けて、強

靱化の名にふさわしい市民の生命と暮らしを守る先進的な市役所庁舎の建て替えに向け、総合的な計画に着

手すべきと考えますが、いかがでしょうか。

次に、7月29日に行われた第2回臨時会における紋別市立学生寮設置に関する議論についてであります。

本件も昨日質問がありましたが、臨時会閉会後、同日紋別市ホームページに紋別市買取型学生寮建設事業

による建物整備事業者の募集についてが掲載されました。実施要領の第1、事業の概要の(1)事業の目的を

見て驚きました。冒頭に、紋別市では将来地域を担う人材育成を推進するため、紋別高校へ通学する方の下

宿機能及び高等看護学院の学生寮の機能をあわせ持つ施設を設置しますとあります。私は議長から会議録署

名議員の指名を受けておりましたので、より注意深く議事の進行と質疑を聞きました。また、本定例会に際

し、既に会議録も作成されていましたので、署名前に確認いたしましたが、高等看護学院の学生寮の機能と

の説明及び答弁は一切ありませんでした。本事業における高等看護学院の学生寮の機能について、詳細をお

示し願います。

また、本件について、行政手続としてこのようなプロセスは不適切であると思料いたします。いかに急ぐ

案件であっても、計画の全容を十分に説明し、市民の代表たる我々議員の質疑に真摯に答えることは必要

で、これを省くことはできません。議会において高等看護学院の件に触れず、議題資料にも出さない。この

たびの補正予算の承認手続における市当局の行政責任に関して、瑕疵ありと言わざるを得ません。どのよう

に判断するか、見解を求めます。

さらに、高等看護学院に関しては、従来から熱心に継続的にその移転建替えの要望活動を北海道に対し行

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っておられますが、高等看護学院と学院の寮について具体的にどのような要望活動を行ってきたのですか。

さらに本件について事前に庁内でどのような調整と結論を出されたのかお尋ねいたしますとともに、移転建

替えの要望活動にこのことが結果としてそごを来し、多大な影響を及ぼすことにならないかお尋ねいたしま

す。

次に、紋別市子どもの読書活動推進計画についてお尋ねいたします。

本年第1回定例会にて宮川市長より述べられた市政執行方針の中で、図書館に関して第4次紋別市子ども

の読書活動推進計画に沿って、読書活動施策の充実に努めてまいる旨が示されました。読書は、人格を、人

生をより深く生きる力を、そして心を育む基本であると私は考えます。人間の心と思索は言葉によって育ま

れ、そして深まります。語彙の豊かさこそが、すなわち人間の心と思索の豊かさと深さにつながります。平

成12年の子ども読書年を契機として、国会にて超党派で進められた立法作業により、翌平成13年11月に議員

立法で子どもの読書活動の推進に関する法律(案)が提出され、12月に成立、公布、施行されました。

現在、当市では学力の問題に対して市民の関心も非常に深く、市議会においても関連する質疑が活発にな

されており、新しい制度のもと、紋別市並びに市教育委員会においてさまざまな取り組みがなされておりま

す。教育は学力だけの問題ではありません。教育活動において読書活動の推進の重要性は言うまでもありま

せんし、そのことが学力向上の基礎となる大切な教育活動、学習活動であると考えます。

平成17年に、文字・活字文化振興法が制定され、平成19年の学校教育法一部改正に際しては、義務教育の

目標に関する規定の中に、読書に親しませという文言が新たに織り込まれております。さらに平成26年には

学校図書館法の一部が改正され、平成29年からは国の新しい学校図書館図書整備等5か年計画がスタートす

るなど、読書の重要性がますます認識されて高まっております。

国においては、平成14年8月、子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画、すなわち第1次基本計画

が策定され、次いで平成20年3月、第2次基本計画の策定、平成25年5月、第3次基本計画の策定、そして

昨年平成30年4月に第4次基本計画が策定されています。

また、北海道においては、平成15年11月に北海道子どもの読書活動推進計画、すなわち第1次計画が、平

成20年3月、第2次計画たる北海道子どもの読書活動推進計画、次世代を担う子どもの心をはぐくむ北の読

書プランが、平成25年3月には第3次計画たる北海道子どもの読書活動推進計画、生きる力をはぐくむ北の

読書プランが、昨年平成30年3月には第4次北海道子どもの読書活動推進計画がそれぞれ策定されました。

当市において、平成19年3月、紋別市子どもの読書活動推進計画を策定し、平成22年8月には第2次紋別

市子どもの読書活動推進計画、平成26年3月には第3次紋別市子どもの読書活動推進計画が策定されまし

た。第3次紋別市子どもの読書活動推進計画は、平成26年度から平成30年度までの5カ年計画であり、本年

3月31日で計画の期間は終了しております。既に本年度の過半を過ぎ去る中、第4次紋別市子どもの読書活

動推進計画策定の大幅なおくれを危惧しております。おくれの原因と現状、策定の見通しについて質問しま

すとともに、子どもの読書活動の推進に関する法律の目的、基本理念、地方公共団体の責務に基づき、国の

計画並びに北海道の計画を踏まえ、市民や関係団体の声をよく聞きながら、丁寧かつ速やかな策定を求めま

す。

次に、紋別市文化財調査会について質問します。

去る7月30日、国の文化審議会はユネスコの世界文化遺産をめぐって、令和3年夏の登録を目指す候補と

して北海道・北東北の縄文遺跡群を選びました。閣議了解を経て、来年2月の期限までに政府の推薦書が提

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出される見通しとなっております。まさに地道な調査、研究、維持、保存、活用への取り組みの成果であり

ましょう。道民の一人として大変うれしく、誇りに思います。これを契機に多くの道民、国民はもちろん世

界に我が国の北方文化と、関する有形無形の文化財への認識と理解が一層深まることを期待しております。

北海道は日本においては北辺でありますが、北半球で見ると、北海道北部は北緯45度線が通っており、私

たちの住む北海道こそ北半球の中心であります。昭和24年1月26日の法隆寺金堂火災を契機として、文化財

の保存、活用と国民の文化的向上を目的として、翌昭和25年、文化財保護法が制定され、北海道においては

昭和28年、北海道文化財保護条例を制定し、当市もいち早く昭和32年に条例第5号として紋別市文化財保護

条例を制定しております。まずは市内のかけがえのない貴重な文化財の調査、研究、維持、保存、活用につ

いて、その現状と実態をお尋ねいたします。

また、文化財の活用に関して、私たち市民の文化的向上への取り組みと期待される役割についてもお尋ね

いたします。

また、紋別市文化財保護条例に基づく施策と取り組みの現状と、昨年度は開催すらされなかったと聞き及

んでいますが、文化財調査会の役割と調査会の現状及び本年度の開催状況はどのようになっているのか、質

問いたします。

質問は以上であります。再質問は留保いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 答弁を求めます。

宮川市長。

○市長(宮川良一君) それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。

初めに、重要物流道路制度創設と重要物流道路の市内の指定状況についてであります。

1点目の市道山の上線の今後の整備につきましては、市道山の上線は市庁舎と災害拠点病院である広域紋

別病院を最短でつなぐ道路であり、かつ沿線に児童福祉施設や小中学校が所在し、自動車交通量のみならず

歩行者数も多く、本市の主要な交通軸をなす重要な路線の一つであると認識しております。地方公共団体が

管理する道路が重要物流道路などに指定されると、自治体の費用負担は伴うものの、災害の規模によらず管

理者からの要請に基づき、国土交通大臣が道路啓開、または災害復旧工事を代行できることになっておりま

す。災害時における道路への被害の防止や低減化を図り、速やかに供用できる環境を目指すことが必要であ

ることから、そのために平常時に行うべき道路への対策について、今後国の動向を注視してまいります。

2点目の市道山の上線の補完路としての未指定区間の指定につきましては、重要物流道路と災害時におけ

る各拠点施設を接続する道路が補完路として指定されるものであり、本市の災害時における物資輸送などの

道路機能は現指定の補完路及び既に北海道により指定されている緊急輸送道路によりネットワークが確保さ

れていると判断しております。

3点目の重要物流道路制度を活用した道路整備の推進につきましては、重要物流道路における道路整備に

関する施策や予算措置は現段階では国から示されておりませんが、各種道路整備は市民生活に必要不可欠で

あることから、今後も国及び北海道の動向を見きわめつつ、道路整備の推進に努めてまいります。

次に、市庁舎の建て替えについてであります。

平成29年第1回定例会後の状況と財政課題について、市庁舎建替えの議論開始について及び機能不全とな

らない庁舎機能の必要性につきましては、さきに飯田議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。先

進的な市庁舎建替えに向け、総合的な計画に着手する考えにつきましては、省エネをはじめとする環境への

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配慮や防災に強い庁舎、また安定した財源対策のもと、議員のご指摘も踏まえ、庁舎建替計画を進めていか

なければならないと考えております。

次に、紋別市立学生寮の設置についてであります。

高等看護学院の移転建替要望につきましては、平成24年度から西紋別地区総合開発期成会及びオホーツク

圏活性化期成会で北海道に対して寮を併設した移転建替えを継続要望しております。また、これから建設す

る学生寮については、さきに山﨑議員のご質問に教育長が答弁いたしましたとおり、高校生の入寮を優先に

考えていることから、総務部と教育委員会で協議し、この結論を出しておりますが、今後の寮を併設した移

転建替要望には影響はないと考えております。

以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 教育問題について答弁を求めます。

齋藤教育長。

○教育長(齋藤房生君) それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。

初めに、紋別市立学生寮の設置についてであります。

1点目の高等看護学院の学生寮の機能をあわせ持つ施設の内容につきましては、さきに山﨑議員のご質問

にお答えしたことでご理解願います。

2点目の補正予算の承認手続につきましては、瑕疵はないものと認識しておりますが、今回の学生寮の建

設に当たっては非常にタイトなスケジュールということもあり、議員の皆様には今後予定されている設置条

例の制定などにおいて、引き続き慎重審議をお願いするものであります。

次に、第4次紋別市子どもの読書活動推進計画についてであります。

1点目の計画のおくれの原因と現状につきましては、策定作業は昨年8月に紋別市立図書館協議会におい

て第3次計画の総括と国や北海道の計画の内容を議論してまいりましたが、学校等の関係機関へのアンケー

トを実施し、集計作業を終えたところであります。現在はその結果の分析と関連する項目への反映作業、文

言のチェック等を行っているところですが、その間、新規事業の導入などが重なり、策定がおくれたことを

おわび申し上げます。策定の見通しにつきましては、9月中に計画案の審議、その後、パブリックコメント

の実施、教育委員会の議決を経て、年内の策定を予定しております。

2点目の市民や関係団体の意見を聞き、策定を求めることにつきましては、国、北海道の読書活動推進計

画を基本とするとともに、紋別市の教育大綱、生涯学習推進計画の趣旨を踏まえ、関係機関に対するアンケ

ート調査の結果やパブリックコメントでの市民からの意見を参考に進めてまいりたいと考えております。

次に、紋別市文化財調査会についてであります。

1点目の文化財の調査、研究、維持、保存、活用についての実態につきましては、既に指定及び登録され

た文化財73点については適正な補修等により維持、保存するとともに、博物館内展示や現地展示などにより

活用しております。また、長く保存されてきた天然記念物、紋別流紋岩を他の鉱石も含めて再度研究し、展

示公開するなど、調査、研究に努めておりますが、今後さらに収蔵文化財についても同様に取り組んでまい

ります。

市民の文化的向上への取り組みと役割につきましては、市内にある指定または登録文化財を所在地や博物

館で展示、公開することや、博物館で行う市にゆかりのある特別展などを通して市民の郷里に対する認識を

深めるとともに、教育、学術及び文化の向上を役割と認識しております。

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2点目の紋別市文化財保護条例に基づく施策と取り組みの現状につきましては、条例の趣旨は市にとって

重要なものについて、保存及び活用のための文化財への指定や管理、修理を指示するものです。これに基づ

く取組状況は、平成20年に旧上藻別駅逓所を国の登録有形文化財にする際に検討したものや、最近では平成

29年に和訓辺チャシ跡を市の登録埋蔵文化財としております。

3点目の文化財調査会の役割でありますが、文化財調査会は教育委員会の附属機関として設置され、市の

区域内に存在する文化財の収集、調査及び研究に関する事項を所掌し、教育委員会の諮問に応じ、その意見

を答申するものであります。調査会の現状及び本年度の開催状況は、昨年は調査会の委員が逝去されたり、

また体調を崩されたりと開催を見合わせておりましたが、本年7月に委員を招集し、委嘱するとともに、情

報交換をしたところであり、今後は定期的な開催を目指してまいります。

以上、答弁といたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) きのう夕方、ちょうど今回の補完路の基点たる市役所の裏のところで交通事故が発生し

ました。本当に夜半まで、建設部、道路の方々が対応されておられましたけども、先ほど答弁の中で災害の

大小に問わずというようなことがありましたけれども、いろいろ想定されると思うんです、大規模なものも

あったり。例えばそういった重要な物流、また補完路の中で電信柱が倒れるとか、崩れるとか、さまざまな

想定される中で、大規模なものは当然ですけども、軽微なもの、そういうものまでも国の啓開、災害復旧と

いうものは含まれるんでしょうかね。それによっていろんな、これから冬季のこととかもありますから、ち

ょっとその辺追加でお願いいたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 岩井土木課長。

○土木課長兼広域病院連携推進室参事兼ガリンコ号建造推進室参事(岩井智広君) お答えいたします。

先ほどの重要物流道路に関する国の災害復旧などの代行という部分についてのお話だったかと思います

が、市長答弁にありました災害の規模という部分につきましては、重要物流道路の制度の前に、従前国が災

害復旧事業を代行する制度というのも確かに実はございまして、それについては大規模災害からの復興に関

する法律により国が市町村の施設の災害復旧事業を代行するといったものがございました。あと道路啓開、

いわゆる先ほどおっしゃられた電柱が道路を塞いだりだとか、そういったものをずっとあけて道路の機能を

確保していくような道路啓開につきましては、災害対策基本法により規定はされてるんですが、その場合、

代行する基準としましては、例えば本当に大きな災害で市町村の指揮命令系統がもう全然喪失してしまうよ

うなほどの規模の災害と、いわゆるもう先ほど言った2つ、今の災害対策基本法につきましても両方想定さ

れてるのは大規模災害と、東日本大震災のような大規模災害における場合においては国が代行するというよ

うな制度が実はございました。しかしながら、今回の重要物流道路に関しましては、そういった大規模災害

によらないで、いわゆる小さな規模でも、どうしても市町村の手が回らないですとか、そういった部分、管

理者からの要請に基づいて国が代行できるということで、従来の国の代行の制度が少し枠組みが緩やかにな

ってるというか、そういう枠組みがとれたというようなことでの災害の規模によらずというようなことでご

ざいます。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) ありがとうございます。

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私、大変この制度、期待しておるんです。非常に地方の道路整備について状況が変わってきたと思うんで

すね。今までのように財源というものがなくなっていく中で、費用対効果であるとか、こんだけしか通行量

がないから地方はいいですなんていうものじゃなくて、やはり国民の生命を守るという考え方から、防災計

画や強靱化、こういう重要物流道路制度ができてきて、やはりこれをフルに活用して、各地域にあっては、

何度も言いますけども、市民の生命、安心な暮らしというものをしっかりと守っていく、特に紋別は港湾と

いうものもあるもんですから、大変この制度に注目して、また活用して、今後の道路整備をやっていただき

たいと思います。答弁は結構であります。

次に、市役所の庁舎の建て替えでありますけれども、きのうも議論がなされたことでありますけども、私

は今言った重要物流道路と補完路、それから市役所の庁舎の建て替えを一つのものとして考えておるわけで

あります。私は宮川市長の大英断を期待しております。やはり今こそ、そういう状況が整ってきたと思うん

です。そして、やらなければならないと思うんです。答弁結構ですけれども、非常に強く要望すると同時に

期待をしております。

次、3点目の学生寮のことについてでありますけども、これは非常に大きな問題をはらんだなというよう

なのが私の結論であります。瑕疵はないという判断でありましたけど、私は瑕疵はあるというふうに認識を

しております。繰り返すようですけれども、やはり議会における補正予算の承認を得る手続としては、計画

の全容を十分に説明し、議員の質疑に真摯に対応するということが必要不可欠なんですね。それがなされな

かった。今回目的の中で高校の学生寮という話でありましたけど、そこに並びに高等看護学院の機能をあわ

せ持たせる計画であると言いながら、その部分の半分の説明が不足して、欠落して、ゆえに審議を尽くして

いないんです。尽くせていないんです。そういう面で私は補正予算承認手続には大きな瑕疵があったという

ふうに認識しております。

そうなると、これはまた別の問題が出てまいります。これ議会の問題になりますけれども、そういった中

で採決自体の効力にもかかわってくるんじゃないかという問題を私ははらむと思うんですね、これにつきま

しては。これ十分考えなきゃならない、我々議員側もこれは真摯に考えていかなきゃならん問題だと思いま

す。そこで、なぜそういうことが起こってしまったのかということについてお尋ねをしたいんです。

時間がなかったって言いますけど、きのうのお話を聞きましたら、2年前から検討してたんですね。決し

て時間がなかったとは、私言い切れない問題だと思います。高校生ですから15歳か6歳ですか、非常に多く

時間があるんですけど、その辺いかがでありましょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 茂木学務課参事。

○学務課参事(茂木洋人君) お答えいたします。

2年前から議論があったということではあったんですが、きのうの答弁にもあったんですが、高校生の進

学状況とかが今現在多様化しておりまして、管外への転出等、もしくは紋別に来る方、そういった人の流れ

とか、そういった部分で2年前から議論はあったんですが、現実おさまっていたというようなこともござい

ます。ただ、来年度、来春の卒業者、この部分に関しましては卒業者が減るという部分もありまして、西紋

地区の高校生の数が大変少なくなってきてます。そういった部分で間口の維持等、そういった部分を勘案し

ますと、来年早急に手を打たなければいけないということで、学生寮を建設するというような経緯に至った

ものでございます。

以上でございます。

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○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 時間がないですから次へ行きますけど、寮を道に要望活動をしている。今回寮を今まで

要望の中では高等看護学院の移転と寮の併設を要望活動していて、今高等看護学院がくっついた、これは影

響がないというような答弁でしたけど、私は甚だしい影響があるというふうに認識しておりますし、道もや

はりそういうところを注目して見るんじゃないでしょうかね。きのう出てましたけれども、結局高等看護学

院というのをつけたから、こんな問題になるんですね。それは起債の関係もあるのかもしれないですけども

ね。本当に必要なものであれば、単費ででもやったら、きのうの飯田議員のお話のようにやったらいいんで

すよ。そこで、財源の問題でこういうほらをしたから混乱のもとになったんじゃないですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 鈴木財政課長。

○財政課長(鈴木保智君) お答えいたします。

きのう副市長からお話がございましたとおり、当然私どもで事業を進めるに当たっては財源の部分も念頭

に置いて進めるというのが通常のやり方でございます。できるだけ負担を考えて行った結果でございまし

て、基本的に市内の教育機関に就学する高校1年生以上、この部分については何ら変わるものではございま

せんけども、そういった部分で施設の機能を広く、それから柔軟な形にすることで多様な財源確保の検討が

可能ということで、今回のこのような流れになったものでございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) いずれにいたしましても、いろいろな面での大きな問題をはらんだというふうに思いま

す。ちょっと時間がございませんので、次に行きます。

子供の読書計画、これも前回のときも8月から始まって3月にできてるんです。今回市民の公募とか入れ

ますか、市民の懇話会には。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田図書館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 今審議されてるのは、去年から審議が進んでおりますけど、図書館協

議会の中で、その中で審議を進めておりまして、新たな人員というか、策定に向けては入れるということは

しておりません。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 私、金田市長、坪谷教育長のときから25年、図書館協議員やったんです。前回の市民懇

話会の私、会長を務めたんです。だから、よくわかってます。何で前回のような速やかなことができなかっ

たんでしょうかね。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田図書館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) おくれの原因ということを聞かれてるんですね。

(4番橘 有三君「そうです」と呼ぶ)

大変私どもの不徳のいたすところでございまして、当初考えた中では3月にはでき上がるというのは当然

思っていたんですけど、同時にそのときに学校図書館システム導入事業とか学校図書館の整備事業、NDC

10版更新など、図書館がしなければならない、特に学校に絡むものがございましたので、そちらのほうがど

うしても優先度合いが多い事業等が入りまして、どうしてもそっちのほうに力が入ってしまって、計画が大

分おくれてしまったということで大変申しわけないと思っておりまして、今年に入って鋭意努力して今策定

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中でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) それは、逆ですよね。この計画ができないと、そういういろんな案件が対応できないん

ですよ。前回は市民懇話会、一般から公募もして入れてるんです。早急に前回に倣って、簡単なことです。

国の第4次、道の第4次あって、今学校図書館のこともあるんですから、早急に、私はまた丁寧な市民の声

を聞きながらの策定を求めます。必ず年内にできるんですね。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田図書館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 教育長の答弁にもございますように、年内に必ず策定いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 次、5点目、文化財調査会についてお尋ねします。

私、これ非常に残念に思いますけれども、紋別市の教育という、平成30年度の紋別市の教育の中の後半の

部分に、従来紋別市文化財調査会の名簿も出てたんですけども、平成30年度版を見たら欠落してるんです

ね。平成30年度、結局紋別には文化財調査会は存在したんですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 調査会そのものは存在しておりまして、そこの教育の中からもし漏れ

たとすれば。

すいません、ちょっと休憩させていただいてよろしいですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 暫時休憩いたします。

―――――――――

午前11時26分 休憩

午前11時29分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩を解きます。

山﨑教育部長。

○教育部長(山﨑義一君) 大変お待たせいたしました。

平成30年度は間違いなく文化財調査会は当然存在してございます。紋別市の教育から抜けたことにつきま

しては、単純なこちらのミスでございます。失礼しました。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 委員がいなくて、どうやって存在するんですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 山﨑教育部長。

○教育部長(山﨑義一君) 委員は委嘱してございまして、委員はいらっしゃいます。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 期限切れてませんか。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 期限でいきますと、議員おっしゃるとおり、そこで期限は一回切れて

おりまして、宙ぶらりんの状態になったのは確かでございます。その後、委員の任命の作業をしたのです

が、先ほど教育長の答弁等もございまして、なかなか選任が難しいという状態で、宙ぶらりんになったのが

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現状でございます。それが原因となりまして、調査会が開けなかったということになりました。

学識経験者の方々を選んでいくというのは、今の紋別の教育の中ではなかなか難しいことがございまし

て、それで少しまた人材を見つけるために時間がかかってしまったという、そういうこともございまして、

今年になりまして開催に向けて委嘱して、これからの開催という方向で進めたいと考えておりますので、よ

ろしくお願いいたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) もう一回確認ですけども、平成30年度は委員の委嘱が切れてるんですから、調査会とい

うのは実質なかったんだと思いますよ。だからこそ紋別市の教育のところから、平成30年度、文化財調査会

欠落したんだと思いますけど、いかがですか、もう一度。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 今のちょっと休憩中に……。

○副議長(鈴木敏弘君) 館長、もう少しマイク近づけて。よく聞き取れない。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) ただいま休憩中に、その経過をちょっと今確認したところなんです

が、確かに議員のおっしゃるとおり、そこの部分の委嘱の期間が切れたことによって、平成30年度の部分が

委員の氏名、名前の部分が欠落というか、なくなったというふうに今確認しました。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) だから、平成30年度、大事な時期に文化財調査会がなかったんですね。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) はい。平成30年度、文化財調査会が結果的にはなかったという形にな

ります。

ただ、私どもの考え方なんですが、例えば重要案件なりそういうのがもし出てきたら、もう随時、人材を

探すのは大変なことでございますけども、委嘱して会を開くということがございましたので、できる可能性

がありましたので、今ちょっと考えれば大変失敗したなというふうに反省しております。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 文化財調査会は昭和32年から始まって、こんなこと一度もないんですよ。教育委員会の

附属機関がこういうような状況を招くということは私は考えられないし、条例に反してると思いますけど、

いかがですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 暫時休憩します。

―――――――――

午前11時33分 休憩

午前11時35分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩を解きます。

齋藤教育長。

○教育長(齋藤房生君) 申しわけございません。今再確認いたしました。

平成28年、平成29年、2カ年の委嘱、そして本来であれば平成30年、平成31年、令和元年度までの委嘱と

いうことになろうかと思いますけども、先ほど答弁いたしましたとおり、平成30年については、諸般の事情

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がありまして委嘱行為ができなかったということです。大変申しわけございません。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 今年度は委嘱したんですね、会議は本年度は行ったんですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 今年度は7月1日からということで委嘱をしております。今後会議を

開く予定でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 今年度の会長はどなたですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 小川昭一郎先生に会長をお願いしました。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) これ保護条例によりますと委員の互選で決めるんですけど、会議しないでどうやって決

めたんですか。

○副議長(鈴木敏弘君) どなた。教育部長、答弁ありますか。

暫時休憩します。

―――――――――

午前11時36分 休憩

午前11時37分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩を解きます。

志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 先ほどの説明をちょっと訂正させていただきます。

委嘱状の交付のときに、事前に会長をお願いしますということの話をさせていただいておりました。今後

開く1回目の調査会の中で、改めて会長、副会長を互選で決めるという作業に入ります。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) だから、会長は決まってないんですよね、これからやる会議で決めるんですね。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) はい、そのとおりでございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) それじゃあ困ります。文化財行政、今非常に北海道のも注目を浴びてる中で、こんなこ

とでは困りますよ。もう私、たくさん文化財に関する案件、去年、おととしでも私のところにも寄せられて

ます。明治37年につくられた貴重な紋別の蔵はどうするのか、民間は着々と今動いてますよ、そういうこと

に関して。それから、以前から私、調査会の委員だったときに出てきた紋別市指定文化財の天然記念物、小

向原生花園のガンコウランはどうなってるかとか、それからオムサロ遺跡の置いてある木造船の問題、それ

から去年、先年上藻別の支流の沢にて発見された貴重な宝石、駅逓のこと、いろんな案件があるけども、委

嘱もされてない、その年に存在もしてなかった、それから今年委嘱したけども、会長も選んでない、会議も

行われてないって困るんです。会議、いつしますか。

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○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) まだ日程等が、これから早急に調整しまして会議を開きたいと思いま

す。

○副議長(鈴木敏弘君) 橘有三君。

○4番(橘 有三君) 速やかに行ってください。条例にあるように、本当に文化的遺産の隠滅を防止するとあ

りますけども、隠滅の可能性はありますよ、いろんな問題。速やかに行って、文化財保護調査会、60年以上

の歴史がありますから、先人から本当に紡がれ、受け継がれてきた貴重なかけがえのない紋別市の中の有形

無形の文化財の保護業務ということを真剣に慎重に取り組んでいただくことを希望します。いかがですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 志子田博物館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 今議員の申し上げられたとおりに真摯に受けとめて、文化財行政に取

り組みたいと考えております。

○副議長(鈴木敏弘君) ここで昼食時間を含め、午後1時まで休憩いたします。

―――――――――

午前11時40分 休憩

午後1時0分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

次に、6番野村淳一君、登壇を願います。

○6番(野村淳一君) 私は、さきに通告いたしておりました順に従い質問させていただきます。

最初に、幼児教育・保育の無償化についてです。

いよいよこの10月から無償化がスタートします。幼児教育・保育の無償化は子育て支援として当然実施す

べき政策ですが、それを結局子育て世帯に負担を強いる消費税増税とセットで進めることは、真に子育て支

援策とは言いがたいものです。

そこで、10月からの無償化実施に当たり何点かお聞きします。

この幼児教育・保育の無償化の対象となるのは、幼稚園、保育所、認定こども園を利用する3歳以上の全

ての子供たちです。一方で、ゼロ歳児から2歳児までは住民税非課税世帯の子供のみが対象となっていま

す。すなわち全ての子供たちが無償になるわけではないのです。これはどうしてなのでしょうか、その理由

をお聞きするとともに、紋別市内で無償とならない対象者は何世帯、何人いるのかお聞きします。

いわゆる未満児と言われるこの年齢の子供の保育料は極めて高いものです。このまま有料でいいのか疑問

を持ちます。紋別市として何らかの対応が必要ではないのでしょうか、いかがお考えかお尋ねします。

保育料が無償化となる反面、新たに保育所の給食費、いわゆる副食費が実費負担となります。今までなか

った負担です。まず、その金額は幾らになったのかお知らせください。

ただ、年収360万円以下の世帯は免除になるなど、これまでより複雑な対応が必要になります。保護者に

対する請求事務や徴収管理、あるいは滞納対策など、新たな負担が現場にかかるのではないかと危惧するも

のです。それでなくても各施設では保育士不足が深刻です。紋別市としての対策と対応をどのように考えて

いるのかお聞きします。

今年の3月議会で述べましたが、給食の提供は保育と食育の一環として行われるべきであり、保育料の一

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部として公費で負担すべきものと考えます。改めて副食費無料に向けた新規助成を求めるものですが、いか

がでしょうか。参考までに、管内で副食費の無料化及び助成制度を実施する予定の市町村についてお知らせ

ください。

紋別市は保育料について、従来から子育て世代の保育料負担をできるだけ軽減するため、国の基準の利用

料負担区分の8階層から25階層に細分化して、保護者の保育料を軽減するとしてきました。

そこでお聞きします。

これら紋別市の軽減策として独自に支出した金額は年間どの程度なのでしょうか。さらに無償化に伴い、

これらの金額が不要になる、浮くことになると考えます。当然それらは保育の充実、子育て支援に活用され

るべきと考えますが、いかがお考えかお聞かせください。

次に、自然環境の保全に関して質問します。

1つは、コムケ湖のラムサール条約登録についてです。

この問題は、昨年の第2回定例会でコムケ湖のラムサール条約登録を進める立場から紋別市の取り組みに

ついて質問いたしました。その際、宮川市長は利害関係者の考え方に隔たりがあることから手続を進めるの

は難しい現状にあると答弁されました。しかし、少なくとも平成25年度までは市政執行方針の中で、コムケ

湖のラムサール条約登録については次期締約国会議に向け、産業や観光など地域活性化に結びつけるワイズ

ユースの視点に立ち、地域総意の取り組みになるよう努めると極めて前向きな姿勢を示していたと考えま

す。まず、この考え方は今でも変わらないのかどうか、市長のお考えをお聞きします。現段階では利害関係

者の考え方に隔たりがあるということでしたが、その主な内容は何なのか、お聞きします。考えられるのは

ラムサール条約の登録によって、漁業、農業における新たな規制が発生するのではないか、事業に支障が出

るのではないかという懸念だと思います。

そこでお聞きしますが、ラムサール条約の登録によってコムケ湖に何か新たな規制がかかるのかどうか、

紋別市ではどのように理解されているのかをお示しください。

市長は、さきの答弁で厳しい現状にあるとしつつも、引き続き関係団体の意見を伺っていくとしました。

その後の動きと取組状況についてお聞きします。

コムケ湖の持っている国際的な規模での潜在的価値は述べるまでもありません。ヘラシギなどの絶滅危惧

種といわれる鳥類の観察や、オジロワシ、タンチョウの繁殖、常時1,000羽を超えるオオハクチョウの飛来

など、コムケ湖の自然環境は極めて貴重であり、国際的にも重要です。さらに、サンゴソウなど貴重な海浜

植物群も存在しています。ラムサール条約の登録条件は完全に満たしているのです。ラムサール条約を登録

したからといって、何かが大きく変わるわけではないでしょう。しかし、その登録によってコムケ湖は世界

的に認知され、世界的な存在になるのです。ラムサールの名は産業や観光など、あらゆる地域活性化に結び

つけることも大いに期待できます。そして、紋別市の新しい誇りともなるでしょう。文字どおりコムケ湖を

賢く活用するワイズユースの視点に立ち、ラムサール条約の登録に向けた地域総意の取り組みを進めるよう

重ねて求めるものですが、いかがお考えかお尋ねします。

2つには、自然環境の保全と環境調査についてです。

平成25年度に策定された紋別市環境基本計画には、紋別市の責務としてコムケ湖やオムサロ原生花園など

の貴重な生態系を維持するため、自然環境や景観保持に努めると明記しています。この内容は当然今も生き

ています。コムケ湖やオムサロ原生花園の環境や景観保持について、どのような取り組みを行っているのか

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お尋ねします。

私は昨年の6月議会で、紋別市の豊かな自然環境を保全するためにも本格的な環境調査と体制づくりが必

要ではないかと指摘しました。その際、市の答弁は、所管する部署について今後に向けて検討するというも

のでした。その後、どのような検討がなされ、どのような体制となったのかお知らせください。

オホーツクの流氷と自然を守る寄附金には、森林、湖沼、河川等の環境保全、啓発等に関する事業という

寄附項目があります。その項目に対しても多くの方から寄附が寄せられています。コムケ湖とオムサロ原生

花園は、まさに湖沼、河川、そのものであり、その保全に期待を寄せ、寄附する方も少なくないでしょう。

この寄附事業がコムケ湖やオムサロ原生花園の環境保全事業にどのように活用されているのかお聞きしま

す。

次に、合葬墓の整備についてお尋ねします。

私はこの間、繰り返し合葬墓の整備を求めてきましたし、他の議員からも提案がなされてきました。紋別

市としても一つの選択肢として合葬墓整備が浮上していたと思います。それが昨年の12月の議会で、民間の

合葬墓があるので公的合葬墓については慎重に対応すると述べられました。その中でも私は紋別市民のお墓

としての公設の合葬墓の必要性を訴えました。その後も私のもとに多くの市民から公設の合葬墓の整備を求

める要望をいただきました。紋別市は供養という意識が薄れるとも述べましたが、要望をいただいた中に

は、その場所に桜の木があり、ちょっとした公園のようで、みんなが、家族が、市民が集えるような合葬墓

があればと語ってくれたご婦人たちもいました。多くの方は亡くなった方への思いをかみしめています。合

葬墓の整備は今や時代の要請でもあります。その後の検討とあわせ、市民のお墓として公設の合葬墓の整備

を重ねて求めるものですが、紋別市の見解と対応をお聞きするものです。

次に、子供の読書活動について質問いたします。

1つ目は、先ほども議論がありましたが、子どもの読書活動推進計画についてです。

子供たちが気軽に本に親しみ、読書を通じて豊かな感性と想像力を培い、言葉の力、言語能力を高めるこ

とは考える能力、生きる力を養うことにつながるものです。相手の言葉を理解し、自分の気持ちを言葉で伝

える、この基本的な力が今ほど子供たちに必要なときはないと考えます。この言語能力の向上なしに、いわ

ゆる学力向上は望めません。その土台ともなる子どもの読書活動の推進事業は重要で、しかも緊急な課題と

なっているのです。改めて子供たちの読書活動の意義について、またその取組状況と推進に向けた方向性に

ついてお聞きします。

その点で3月の予算委員会でも指摘しましたが、第4次の紋別市子どもの読書活動推進計画がいまだ策定

されていないのは極めて遺憾です。なぜおくれているのか、その理由とともに今後の対応策をお尋ねしま

す。

2つ目に、学校図書館の充実と学校司書の整備についてお尋ねします。

まず第1に、その重要な拠点となる学校図書館の持つ役割とは何なのか、そしてその役割を果たしている

のかどうか、まず現状としての認識をお聞かせください。

2つには、学校図書館の整備についてですが、まず整備すべき蔵書の標準、いわゆる図書標準について、

その達成率はどのような状況なのかお聞きするとともに、その達成に向けた取り組みと見通しをお尋ねしま

す。

それと関連しますが、国は学校図書館図書整備5か年計画を策定し、そのための財源を地方交付税に措置

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していますが、その取り扱いを含め、現状についてお聞かせください。

また、その図書整備5か年計画には新聞の配備予算も含まれていると思いますが、これもその活用を含

め、現状についてお尋ねします。

3つには、学校図書館の充実とともにそれを活用するための体制の整備についてです。

現在巡回の学校司書が2名配置されています。まず、現在配置されている学校司書の役割とその評価につ

いてお聞きします。

学校図書館を生かすためにも、司書教諭をはじめとした学校との連携強化とともに、日常的に子供たちと

触れ合い、図書業務を行う学校司書の役割は決定的だと思います。全校での学校司書の配置を目指すべきと

考えますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。

次に、子供の口腔ケアについて質問します。

まず最初に、子供たちの虫歯の現状と対応についてお聞きします。成長期の子供たちの口と歯のケアは極

めて重要です。食べること、話すことをはじめ、あらゆる機能の成長にとって不可欠だからです。

そこでお聞きしますが、紋別の子供たちの虫歯の状況と推移についてお知らせください。課題があるとす

れば、その内容と対応策についてもお聞きします。その上で子供たちの口腔ケアと虫歯の予防、そしてその

対策にとって、何が重要で、何が必要と考えるのか、見解をお尋ねします。

2つ目に、フッ化物洗口についてお尋ねします。

これはフッ化物を含んだ水でうがいをする行為ですが、小学校においてこれまで小規模校での実施のみで

したが、紋小、潮小、南小の大規模校でも集団フッ化物洗口を実施する方向だと聞いています。

そこで、何点かお聞きします。

まず、このフッ化物洗口の実施目的と、なぜ今実施校を拡大するのでしょうか。また、どのような薬剤を

使い、どのような手順で行う予定なのか、それぞれお聞きします。フッ化物洗口の安全性と有効性について

は、実はさまざまな意見があります。それは当然教育委員会も承知していると考えます。もともと6歳以下

の子供にフッ素化合物を使用すること自体、絶対やってはならない禁忌としたWHOの報告があります。さ

らに安全性に疑問があるとして薬害オンブズパーソン会議、日弁連、主婦連合会、日本消費者連盟などがフ

ッ化物洗口の中止を求める意見書を国に提出しています。フッ化物を含んだうがい液の誤飲、うがい後のア

レルギー反応、吐き気、よだれ、頭痛などの例も報告されています。これらは到底無視できるものではあり

ません。フッ化物洗口について、市教委はその安全性についてどのように認識し、どのように担保するお考

えなのかお尋ねします。

それらを踏まえ、保護者に対する説明はどのようにされるお考えなのでしょうか。フッ化物洗口を実施す

るに当たって、道の手引でもインフォームド・コンセントの必要性を述べています。これは正しい情報を得

た上での同意とされるもので、きちんとした説明が義務づけされているものです。この場合の説明とは、行

為の期待される効果、メリットだけでなく、それに伴う副作用、デメリットをも含めたものです。国際的に

も国内的にも安全性、有効性への意見が分かれているもとで、このインフォームド・コンセントを誰がどの

ような内容で行い、どのような形で同意を得ようとしているのかお聞きするものです。

ご存じのとおり、フッ化物洗口は医療行為です。したがって、歯科医師の指示、指導により薬剤師が調剤

するべきものです。学校現場で実施するに当たり、責任は誰にあるとお考えなのかお尋ねします。学校歯科

医、養護教諭及び学校長や教職員からの理解と合意はどうなのかお聞きします。私はこのことでまた一つ、

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教職員の責任と業務が増えることになり、多忙化に一層拍車がかかるのを懸念するものです。

言うまでもなく、虫歯の予防は自己の管理であり、児童においては保護者の責任でもあります。歯科医の

もとで医療行為として直接フッ素治療することは問題はありません。しかし、学校という場で集団で、半ば

強制的に行う意味がどこにあるのでしょうか、しかも賛否が分かれる中でです。市内にも学校での集団のフ

ッ化物洗口に疑問を感じ、中止を求めている保護者も少なくありません。札幌市、江別市、士別市、石狩

市、小樽市などでは、少なくとも小学校でのフッ化物洗口は実施していません。虫歯の予防の基本は、食生

活の見直しとブラッシングの励行です。それこそを教育の一環として積極的に取り入れるべきではありませ

んか。それこそが本道です。したがって、現段階での集団でのフッ化物洗口の実施を見送るよう求めるもの

ですが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。

3つ目に、学校での歯科検診についてです。

歯科検診の結果、さらに歯科医院で検診、治療が必要とされた児童生徒に対し、どのように対応し、その

結果をどのように把握してるのか、お聞きするものです。

以上で私の質問を終わりますが、再質問は留保いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 答弁を求めます。

宮川市長。

○市長(宮川良一君) それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。

初めに、幼児教育・保育の無償化についてであります。

1点目の無償化の対象とならない児童につきましては、全ての子供が無償化とならない理由は国が3歳未

満の待機児童の解消を最優先とするため、無償化の対象を3歳未満の子がいる非課税世帯に限定したもの

で、さらなる支援は少子化対策や乳幼児期の生育の観点から安定財源の確保とあわせて検討するとしており

ます。無償化の対象とならない3歳未満の子がいる住民税課税世帯は、令和元年9月1日現在70世帯、75人

でありますが、平成29年度から実施している多子軽減を継続して実施することで、第2子以降の保育料が無

償となる世帯が41世帯、46人となることから、無償化の対象とならない世帯は29世帯、29人となります。ま

た、この29人につきましても、本市では国徴収基準の8階層を25階層に細分化した保育料の軽減対策を継続

して実施するため、現段階では新たな軽減対策は考えておりません。

市立保育所における副食費の金額につきましては、国で示されている月額4,500円が目安とされておりま

すが、保育事業を実施している2カ所の幼保連携型認定こども園と調整の上、当面月額4,000円といたしま

す。副食費に係る請求事務や徴収管理、滞納対策などにつきましては、現在も認定こども園では同様の業務

を行っているほか、指定管理者も円滑に事務を進めていくと伺っておりますことから、現場での混乱は生じ

ないと考えております。

2点目の利用者負担となる給食費への助成につきましては、副食費無料に向けた新規の助成につきまして

は、国の原則にのっとり、食材料費は在宅で子育てをする場合でも生ずる費用であることから、現段階では

国に先行した副食費の無償化は考えておりません。オホーツク管内市町村の副食費に係る助成状況につきま

しては、1市9町が無償化し、2市6町村が無償化しない状況であり、全道の状況では5市が無償化の予定

であり、7割の市が国基準の4,500円にする予定と伺っております。

3点目のこれまでの保育料軽減策の財源活用につきましては、市の軽減策として独自に支出してきた過去

3年間の3歳から5歳までの年間保育料につきましては、平成28年度3,588万7,320円、平成29年度3,522万

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8,300円、平成30年度3,473万8,830円を支出しております。無償化に伴い、その全額を保育の充実、子育て

支援に活用することにつきましては、今後保育以外の子育て支援策を含め、庁内で協議を進めた上で総合的

に判断してまいります。

次に、自然環境の保全についてであります。

1点目のコムケ湖のラムサール条約登録に係る市の考え方につきましては、平成30年第2回定例会におい

て議員のご質問にお答えいたしましたとおり、条約の登録に向けては地元の利害関係者の合意形成が大前提

でありますが、各関係団体や関係者の方々の考え方に隔たりが見られるなど、直ちに条約登録に向けた手続

を進めることは困難な状況にあり、引き続きご意見を伺っていく必要があると考えております。

考え方の隔たりにかかわる主な内容としては、条約登録に伴う規制の強化や生業への影響に対する懸念、

条約登録によって生じる効果やその必要性についての見解の相違などであります。条約登録による新たな規

制の有無につきましては、現在コムケ湖を含む周辺地域は北海道による鳥獣保護区の指定を受けております

が、条約登録を目指すためには国による鳥獣保護区への指定変更及び鳥獣保護区内における特別保護地区の

設定が必要となります。これらの指定に伴い、特別保護地区において工作物の新設や漁場造成等を行う場合

には、その規模等に応じて新たに環境省に対する許可申請が必要となるなどの新たな規制が生じることとな

ります。

市の取組状況につきましては、改めてラムサール条約についての理解を深めることを目的に、先月オホー

ツク総合振興局の職員を講師として招き、条約の概要や登録までの流れ、規制の内容などについての勉強会

を開催し、自然保護団体、産業団体、市職員など約30名が参加したところであります。今後に向けてはラム

サール条約の登録には地域の合意形成が何よりも重要であり、そのためには関係団体相互における積極的な

意見交換を行い、それぞれの立場の違いやコムケ湖の保全と有効活用に対する理解を深めることが不可欠で

あると考えております。市といたしましては、引き続き各団体や関係者の方々の意見の歩み寄りが図られる

よう努めてまいります。

2点目のコムケ湖における自然環境の保全の取り組みにつきましては、従前から行っている定期的な湖沼

水質調査、巡回、観察活動、外来植物除去やごみ清掃等の環境保全業務の市民団体への委託、ごみ回収など

の活動支援、環境整備に関する補助などを行っております。

所管する部署の検討内容と体制につきましては、自然環境の保全は河川、湖沼の水質調査業務を担う環境

生活課環境保全係が担当し、本年4月からはコムケ湖地域環境保全に関することを事務分掌に明記しており

ます。コムケ湖やオムサロ原生花園の環境保全事業に対するオホーツクの流氷と自然を守る寄附金の活用状

況につきましては、コムケ湖の水質調査に要する経費に継続的に活用させていただいております。

次に、合葬墓の整備についてであります。

さきの平成30年第4回定例会で議員のご質問にお答えいたしましたとおり、宗派などの制約がなく、経済

的な負担も少ない民間の合葬墓があることから、公設合葬墓については整備を見送っているところでありま

す。合葬墓を公設で整備することにつきましては、少なくとも本市では意見が分かれるところであることか

ら、両方のご意見とも尊重すべきと考えておりますので、今後とも慎重に対応してまいります。

以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 教育問題について答弁を求めます。

齋藤教育長。

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○教育長(齋藤房生君) それでは、野村議員のご質問にお答えいたします。

初めに、子供の読書活動についてであります。

1点目の読書活動推進計画につきましては、子供の読書活動の意義は、言葉を学び、感性を磨き、表現力

を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの

であり、社会全体で積極的にそのための環境の整備を推進していくことは重要であると考えております。

現在の取組状況については、読書活動は子供の発達段階に応じて、あらゆる機会と場所において自主的に

行うことができるよう環境を整えていかなければならないとの考えから、乳幼児期から家庭、学校等におい

て子供たちが多くの本に触れられる環境をつくるため、ブックスタート事業や配本事業を行い、それらの本

が読み聞かせや朝読書に利用されております。

推進に向けた方向性については、子供が読書に親しみ、習慣づけるためには、子供の発達段階に応じた取

り組みを行っていく必要があり、家庭、地域、学校が協力して推進することが重要であると考えておりま

す。

第4次計画がいまだ策定されていない理由と今後の対応策につきましては、さきに橘議員のご質問にお答

えしたことでご理解願います。計画策定がおくれておりますことを改めておわびを申し上げます。

2点目の学校図書館の充実と学校図書館司書の配置につきましては、学校図書館には児童生徒が豊かな心

を育めるよう自由な読書活動を行う場としての役割と、教科等の資料の収集など、学習活動を支援する場と

しての役割がありますが、蔵書数の不足や学校図書館の開館日が限られている点において改善の余地がある

ものと認識しております。

蔵書の達成率及び達成に向けた取り組みと見通しについては、文部科学省で定めている学校図書標準に対

する当市の達成率は平成30年度末で紋別小学校77.4%、潮見小学校54.5%、南丘小学校75.3%、小向小学校

79.4%、渚滑小学校70.6%、上渚滑小学校82.6%、紋別中学校67.4%、潮見中学校48.0%、渚滑中学校

51.1%となっております。このうち達成率が低い学校は、出版から年数が経過している図書を廃棄したもの

であり、不足している図書については市立図書館の学校ぶっくる便の利用や、授業等で必要な図書を巡回司

書が選書し貸し出しすることで、支障のないよう取り組んでおります。平成30年度から学校図書館整備事業

により標準図書の入れ替えや不足図書の整備を重点的に行っており、達成率向上のため、計画的に図書の整

備を図っていきたいと考えております。

地方交付税の財源措置については、学校図書館図書、新聞配備経費、いずれも財源措置されているものの

十分な財源措置となっておりませんので、市単費により本事業を実施しております。

学校司書の役割と評価については、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童生徒及び教員による学

校図書館利用の一層の促進に資するため、学校図書館の職務に従事する職員として学校図書館法で定められ

ております。

3点目の巡回の学校図書館司書につきましては、学校図書館巡回司書は司書教諭または学校図書館担当者

と協力し、図書資料の選定、受け入れ、廃棄などの環境整備や図書だより、本の紹介、学校図書館の利用法

指導など市立図書館と連携しての図書資料の提供などを行っており、各学校からは読書活動が活発になった

と評価を受けております。

全校での学校司書の配置を目指すことについては、昨年から2年間、文部科学省の委託事業を受け、学校

図書館の利活用に係る調査研究事業を行っており、学校図書館の機能を発揮させるために、学校司書の役割

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や効果的な活用方法などについて議論しております。各学校への学校司書配置については、この事業におけ

る協議を踏まえて配置増員に向け、引き続き検討してまいります。

次に、子供の口腔ケアについてであります。

1点目の紋別の子供たちの虫歯の状況と推移につきましては、平成30年度の1人当たりの平均虫歯数は1

歳6カ月健診の歯科健診の状況で虫歯保有の幼児はいなく、3歳児健診で1.2本、小学校の歯科検診では1

年生0.09本、2年生0.12本、3年生0.46本、4年生0.85本、5年生1.58本、6年生1.63本、中学1年生

1.97本、中学2年生2.11本、中学3年生2.86本となっております。

虫歯の推移については、乳幼児健診の1歳6カ月健診で平成元年度は0.7本、平成11年度は0.4本、平成

20年度は0.1本、3歳児健診で平成元年度は2.8本、平成11年度は2.2本、平成20年度は1.3本と、乳幼児期の

平均虫歯数は徐々に減少しております。

課題といたしましては、小学3年生ごろから徐々に平均虫歯数が増加していることと、治療率が3年生ま

では2割から3割程度で、4年生以上でも4割から5割程度にとどまっていることから、永久歯を失うこと

のないよう虫歯の重症化を予防することであります。

虫歯予防と対策については、規則正しい食生活と口腔清掃が必須となり、食生活を見直して生活習慣を改

善し、口腔内を清潔に保つよう家庭への虫歯予防に対する意識づくりと子供へのかかわりのほか、子供自身

が虫歯予防を意識できるよう、学校はもとより家庭における環境整備が必要と言えます。

2点目のフッ化物洗口の実施につきましては、フッ化物洗口は永久歯が生える4歳から15歳ごろまで続け

ることにより大きな効果が得られることから、小学校においてフッ化物洗口を実施することが効果的とされ

ておりますことから、全校で実施することといたしました。

薬剤と手順については、薬剤はオラブリス顆粒を水に希釈して使用いたします。希釈し、水で薄めたもの

は劇薬ではありませんが、顆粒の状態では劇薬扱いとなりますので、金庫など子供の手の届かないところに

保管いたします。手順につきましては、年度当初保護者全員に希望調査を行い、希望者が実施することにな

ります。回数は週1回行い、実施する曜日や時間帯は各学校で決定いたします。洗口液は、教育委員会また

は学校で希釈し、各学校、クラスへ配付することになります。紙コップ等によるうがいを約1分間させ、コ

ップや水飲み場へ吐き出させて終了となります。

安全性についての認識とどう担保するのかについては、WHO、厚生労働省、日本口腔衛生学会など、内

外150以上の専門機関と保健団体に蓄積された科学的根拠に基づいてフッ化物利用の有効性と安全性を確認

し、推奨しております。また、実施するに当たっては、学校歯科医師の指示書のもと、定められた手順に従

い、適切な方法で行います。

保護者に対する説明、インフォームド・コンセントを誰がどのような内容で行い、どのような形で同意を

得ようとしているのかでありますが、導入年については虫歯の原因と予防、フッ化物を用いた虫歯予防等に

ついて説明会を実施いたします。新入学者へは就学時健診などで資料を配布、説明するとともに、年度当初

保護者全員に希望調査を行い、希望者のみ実施することとしております。

学校現場での責任者は学校長になりますが、学校の設置者である市の責任で対応いたします。

学校歯科医、養護教諭及び学校長や教職員からの理解と合意については、学校歯科医を中心に学校長や教

職員や養護教諭へは説明会を実施し、理解を得ており、教育委員会実施事業に対して協力のお願いをしてお

ります。

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集団でのフッ化物洗口の実施見送りについては、教育委員会では子供たちの虫歯の予防、歯の健康推進を

図るためには、学校においてフッ化物洗口が有効と考えております。また、日ごろから家庭での歯磨きや適

正な甘味摂取などの虫歯予防について習慣づけるよう保護者に対してもお願いするとともに、子供の歯と口

の健康をその子供の将来にわたって守る手段の一つとしてフッ化物洗口が有効であることから、実施につい

てご理解を求めるものであります。

3点目の学校での歯科検診につきましては、歯科検診結果につきましては各学校より保護者宛てに虫歯の

状況が伝えられ、歯科受診の勧奨につなげております。また、受診結果につきましても、報告をいただき、

把握しております。

以上、答弁といたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) ありがとうございました。

それでは、何点か再質問させていただきます。

最初に、幼児教育・保育の無償化についてです。

これ無償化といっても、なかなか複雑なんですね、これね。最後に言ったように、副食費というのも自己

負担というのが出てきました。ちょっと改めて確認させてください。

私、保育料の問題で、今まで紋別は保育料金を軽減するために、紋別市としてそれなりの努力をされてき

たことは理解をしています。そのための紋別市の独自の金額は幾らなのかとお尋ねしたんで、市長の答弁で

は2,000万円だか、3,000万円だかの話が出てきたんですが、この金額でいいんですか。いや、紋別市が独自

に軽減している金額は幾らなんですかと聞いてるんです。

○副議長(鈴木敏弘君) 北西児童家庭課長。

○児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事(北西忠宏君) お答えします。

市長答弁での助成金額につきましては、今回無償の対象とならない3歳から5歳までの助成金の金額をお

示ししております。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) ちょっと理解が難しいな。私が聞いたのは、紋別市は保育料金に対して国が8階層、紋

別は25階層で、その分保育料金の軽減を図ってるってずっと言ってきました。それは国が、この保育料金と

いうのは公費が半分で、半分は保護者負担ですね。そのうちの半分の半分は、国あるいは道と市がそれぞれ

持ち合います、保育料の公定価格というのを。それで、紋別市は独自に軽減策を組んでいるというんだか

ら、そうやって軽減してきたんでしょう。紋別市がそのために持ち出していた金額は幾らなんですかと聞い

てるんです。それは私の質問でちょっとそごがあったのかな。今その数字はすぐ出てきませんね、じゃあ。

○副議長(鈴木敏弘君) 暫時休憩します。

―――――――――

午後1時40分 休憩

午後1時41分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩前を解きます。

北西児童家庭課長。

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○児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事(北西忠宏君) 失礼いたしました。

先ほど市長の答弁で平成28年度であれば3,588万円、平成29年度では3,522万円、平成30年度には3,473万

円とお答えしたんですけども、この金額につきましては市の助成している金額でありまして、国基準のもと

の金額から保育料を引いて市が助成した金額になります。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) ああそう、数百万円かと思ってたんですよ。すごいね。

じゃあ、今回はどうなの。だから、簡単に言うと、今回有料化になって、その分紋別市は支出しなくても

済むという金額と理解していいんですね。

○副議長(鈴木敏弘君) 北西児童家庭課長。

○児童家庭課長兼臨時給付金対策室参事(北西忠宏君) お答えいたします。

保育料の軽減に伴いまして、今回の軽減策がなくなるということになります。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) 軽減策がなくなるわけだから、今までの支出は要らないということになるわけですよ、

そういうことです。だから、これを子育て支援策に使うという話でしょう。いろんなことができますね。ち

ょっとわくわくしてきました、ちょっと私。これからいろんなことを言えるような気がしてきて。

その1つ目ですよ、この副食費です。管内で1市9町が、今までどおり町があるいは市が無料にするとい

うこと、1市というのはこれ北見市です。北見市は副食費を取らないということになるということでありま

した。これ今4,000円という計算をされる、1食4,000円ですね。これ年間にしたって、4,000円ですから5

万円弱ですよ、1人が。1年間で対象になる児童が何人いるか。いろいろ計算があっても、100人いたとし

たって500万円で済みますよ、無償にしても金がかかるのは。数千万円というお金の余裕が出たという話を

伺ったので、お金の問題じゃないですね、これ。

言ってみれば、副食費というのは新たな負担になります。今まで保育料に含まれたんですよ。今までも負

担はしていたわけですけど、やっぱり保育の一環としてこの事業というのを無料にするという取り組みはす

べきだというふうに思いますが、改めてちょっと、お金の問題じゃないということはわかりましたんで、も

う一回教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) どなたですか。

長谷川保健福祉部長。

○保健福祉部長兼臨時給付金対策室長(長谷川 恒君) 私のほうからお答えさせていただきます。

今ちょっと担当課長のほうから答弁ございました。今まで階層を25段階ということで分けていた部分で

3,500万円程度の金額が生じてきてるという部分でございます。実際、市長の答弁にもございましたとお

り、今子育て支援の部分では市としても力を入れている部分がございますし、今後も当然力を入れていくと

いうような部分で考えているところでございます。

ただ、昨日も青木議員の答弁の中でもございましたけれども、まず今貧困家庭の部分で、紋別市的にもち

ょっと数字的には高いレベルの部分がございます。そういう部分で貧困対策も含めて子育ての部分、全般的

に中で総合的に今後庁内での議論を踏まえて、どういう形で使用していくか、今後金額等を使用していくか

という分を内部でいろいろ議論して進めていきたいなというふうに思ってるところでございます。

以上です。

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○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) どちらにしても今その金額の話が出ましたから、これ今部長が言ったように、子育て支

援に新たな事業として必ず上積みして、事業を拡大するという方向でやってくださいよ。今までにそれを子

育て支援にいって、その分が入ったので違うところにお金が回るなんてことしないで、今貧困対策と言いま

したが、そういう事業も含めて、ぜひ私が今提起した副食費の無料化の問題についても必ずメニューに入れ

て、ぜひこれからも検討していただきたいというふうに思います。いいです。

次、ラムサールについてお聞きします。

答弁は前回と全く変わりませんでした。ちょっと残念です。

もう一回、改めてお聞きしたいんです。紋別市の姿勢についてお聞きします。

平成25年に紋別市環境基本計画というのが策定されました。これ環境基本条例ができて、それに基づいて

環境基本計画が策定された。これは市民も含めた策定委員会がつくられて、当時会長は青田昌秋さんでし

た、オホーツク流氷科学センターの。非常にエネルギッシュに、そして非常にリーダーシップを発揮され

て、環境基本計画ができた。私も二、三回、それに傍聴に行ったことを覚えています。その環境基本計画の

中で、この自然環境の問題の項で、紋別市の責務としてこう書かれている。コムケ湖についてですよ。関係

各団体の理解協力のもと、ラムサール条約登録を推進しますって、これ述べています。明確にラムサール条

約を推進するというのが、この基本計画の中身、これを市の責務として平成25年に策定しています。この計

画はいまだ変わってませんよね、変わってるはずがないんですね。これが基本方針だということで確認した

いんですが、よろしいですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 清水環境生活課長。

○環境生活課長(清水博昭君) お答えいたします。

環境基本計画におけるラムサール条約の議論につきましては、当時そういった議論がなされましたわけで

ございまして、その考え方については変わってません。今市長の答弁にもございましたとおり、関係者とい

いますか、利害関係者の方々もなかなかの意見の食い違い等があるということで、今後とも歩み寄るような

形で進めていければということで取り組んでいる現状でございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) わかりました。じゃあラムサール条約を推進する立場に変わりはないということで確認

をしたいと思います。じゃあ、それでどうするかという話になるんです、次にね。次の取り組む行動は。

それで、先ほど市長の答弁があったんだけど、勉強会、説明会というのは道の職員が来てやられたと、つ

いこの間です。私も参加させていただきました。いろいろと説明がありました。一番懸念されるのは、ラム

サール条約による新たな規制が起こるんではないかという話だと思います。確かにラムサール条約になる

と、国の特別保護地区に指定をされます。しかし、そこで開発というのは今の事業とは何も変わりありませ

んよ、そのことを確認されたと私は思ってます。新たな開発をしようとするときに規制されるのは何かとい

ったら、その鳥獣に対して重大な侵害のおそれがある場合に、これが許可されない可能性があるんです。そ

れが国の特別保護地区の規定なんです、許可されないというのは。コムケ湖を全部埋めたりされるなんてそ

んなような話全然出てこないので、私は基本的には今のままで十分できるし、産業活動と自然保護関係は共

存できると思っていますが、改めて認識を教えてください。

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○副議長(鈴木敏弘君) 富樫企画調整課長。

○企画調整課長(富樫豪志君) お答えいたします。

特別保護地区の設定に伴いまして新たな規制が発生するということで、ただ場合によっては、内容によっ

ては許可を要しないものもございます。これは野村議員ご承知のことでご質問されていると思います。た

だ、規制が新たに発生するのではないかという懸念と生業へ対する懸念という部分が何かという部分は、例

えば環境省のほうでかねてから幾度とともなくご説明をいただいておりますけれども、具体的な規制が発生

するか、許可を要するかどうかの判断については、個別の具体的な案件が出てきた時点で個別に判断すると

いう部分がこれまで環境省のほうから説明がされていると思います。この説明に対して、説明の内容は理解

できても、それによって、では生業に対する懸念は払拭されたのかというと、団体によってはそういう理解

がなされていないというところがございます。したがって、そういった部分で意見の隔たりもありますし、

野村議員がおっしゃられるとおり、共存ができるのかもしれませんけれども、地域の合意形成というのが大

前提になっている以上は、そのあたりの懸念が払拭されて、意見の歩み寄りを図るという部分が最も重要で

はないのかなというふうに考えてございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) もちろん基本はそうです。やっぱり歩み寄って合意というのが前提です。これがなけれ

ば前に進むわけにいかない、これもそのとおりです。

なので、ぜひ合意をとるように、私から見ればですよ。私から言えば、ぜひ合意をとれるように働きかけ

をしていただきたいと思うんですが、先ほど市長のご答弁にもあったように、歩み寄りに向けて働きかけを

これからもしていきたいというご答弁でした。何か具体的に考えられていること、検討されていることがあ

れば教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 富樫企画調整課長。

○企画調整課長(富樫豪志君) お答えいたします。

8月末にも野村議員もご出席のもとで勉強会を開催いたしました。その場でも考え方を、異なる考え方を

現状ではお持ちになられている団体の方々もお集まりの上で勉強会を開催したんですけれども、そういった

中でも意見の歩み寄りがあれば、なおよかったのかなというふうにも思います。

今後も定期的に私のほうでも、団体のほうの意見を伺う機会があればぜひ伺っていきたいと思いますし、

歩み寄りを図っていくためには、市だけではなくて団体の方々みずからがそういった姿勢を持ちながら意見

交換を重ねるということも有効なのではないのかなというふうにも思ってございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) そういう取り組みをこれから地道にということだと思います。わかりました。

私としては、これ実は2021年に第14回の締約国会議というのが開かれて、そこでラムサール条約の登録と

いうのが世界的に出てくるんですね。できれば紋別のコムケ湖も、そこでラムサール条約に実に登録すると

いうことができれば一番いいかなと思うんです。そうなると、時間的にはあと一年しかないので、今がぎり

ぎりだということで、そういう取り組みをされてると思うんです。今言ったように、まだ時間の問題ではな

いので、それはそれで歩み寄っていく、もっと時間をかける必要があるのかな、私もそう思います。どちら

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にしても貴重なコムケの自然環境をどう保全するかということでは、これからもともに力を合わせていける

かなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。

合葬墓ですが、これも同じなんですよ。残念です。公設の合葬墓については意見が分かれた、慎重な対応

が必要だというふうに言っていますが、どうなんでしょう、ぜひ市民の皆さんの声を聞いてほしいと思うん

です。これ富良野市ですが、平成29年に市民的なニーズが高まってるもとで市民アンケートなどを実施して

います。そのようなこと、何か実施するとか、そのような計画は何かありませんか。

○副議長(鈴木敏弘君) 清水環境生活課長。

○環境生活課長(清水博昭君) 今富良野市のアンケートの問題とかありましたけれども、この問題に関しては

合葬墓ということで、公設の合葬墓につきましてはここ数年来、非常に設置事例が増えたと。以前から

20年、30年前から先進的な都市でやっておりますけども、少なくとも公設合葬墓、民間を除きまして、これ

についてはまだまだ公共については浅い歴史があるかなと思います。そういった意味で答弁書のほうにも書

かせてもらったとおり、両方の意見、要するに遺骨への尊厳という、まずこれは仏教会さんの意見ですけど

も、そういった部分であるとか、市民の方の強い要望、これについても各議員から私のほうに伝わってきま

す。これどっちのお考えも、私としては紋別市が間違えてるというふうには考えておりませんので、そうい

った状況なので慎重に判断したいと。

そういった中でアンケートという部分もあるんでしょうけども、アンケートにつきましては、これは非常

に興味のある方は記載なさるんでしょうけども、アンケートをとっても余り無関心な方には伝わっていかな

い、あるいは若い方に関してはまだまだ先の問題ということでなかなか伝わっていかないなど、とり方にも

よるんでしょうけども、現在のところアンケートを実施する考え方についてはございません。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) それならどうするんですか。慎重に対応するという答弁で終わってるんですが、どうす

るんですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 清水環境生活課長。

○環境生活課長(清水博昭君) これは去年の第4回定例会の繰り返しになりますけども、民間のほうに墓地の

経営許可ということで合葬墓をやっております。墓地埋葬法の経営許可につきましては、当然のことながら

基本的に宗教法人など永続性のある団体ということで、公共のほうとしては埋蔵施設、あるいは埋葬施設が

現在の墓地需給状況に見合ってるかどうか、あるいは国民の宗教的な感情を見合わせまして設置許可という

ものを出すような格好になってございます。現在のところ民間でやってるものについて、もう当然のことな

がら十分な審査、永続性でありますとか経営上の問題点、あらゆる問題をクリアしてますことを紋別市につ

いては、繰り返しになりますけども、合葬墓について言えば需給状況については逼迫してないということ

で、そういう意味で整備は見送ってるような状況にございます。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) いろんな話になるんでしょうけども、ただ現実問題としては、相当やっぱり市民的には

要望もありますし、それから強い願いもあります。この問題はまた改めて機会があればと思います。

図書活動について、先ほどの推進計画についてはいろいろ質疑ありましたので、これはわかりましたし、

遺憾ではありますが、直ちに整備していただきたいと思います。

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学校図書館です。学校図書館は、図書、学習、情報の場にとどまらず、私は心の居場所という状況もある

のかなと思っています。なかなか教室に入れない子供たちにとって、今図書館登校などという言葉も生まれ

ています。あるいは知的好奇心のたまり場でもあります。あるいは教員とは違う学校司書との触れ合いなど

もあります。そういう意味では非常に多様な役割を担っている学校図書館だと思っています。その意味では

常時開放されてるのが一番ベストですが、今現状、学校図書館はどんな状況になっているんですか、教えて

ください。

○副議長(鈴木敏弘君) どなたですか。

志子田図書館長。

○博物館長兼図書館長(志子田 悟君) 現在の学校図書館の開館状況なんですが、学校によってそれぞれ差が

あるんですが、例えば朝、昼、休みの時間など開館してるというところもあれば、常時開館、または都合に

よって週に1回というような形で、ばらつきが今ある状態でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) そうなんですね、学校によって随分と違うんですよ。例えば大規模校だって、巡回の人

が来るのは週に1回ですよね。そのときは常時あいてたって、いないときは休み時間にちらっと放課後にあ

くぐらいなもので、今私が言ったような役割は到底担えないなと思っています。

その意味で私は学校司書の配置というのは極めて重要だと思っていますが、先ほどご答弁の中で教育長は

増員に向けて検討するという方向を示されました。非常に私、積極的な答弁だと思っていますが、もっと具

体的に教えてください。少なくとも私は大規模校には専任の学校司書の配置が直ちに必要だというふうに思

いますが、いかがですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) お答えいたします。

大規模校への配置ということでございますけれども、まず今、今年ですね、昨年からやっております学校

図書館利活用調査研究事業を行っております。その中で学校司書を招いて公開研究会も9月末日に開催を予

定しております。そうした中で学校司書となりますと、その資格ですとか、そういった役割等も必要になっ

てきます。ですので、大規模校で言いますと市内4校ということを言われてると思いますが、そういった人

材の確保ですとか、そういった学校司書になっていただく人の役割ですか、そういったところも整理しなが

ら、市内の4校配置に向けて検討していきたいというところでございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) もちろん無資格ということではないほうが一番いいわけで、今課長がおっしゃったよう

に、非常に前向きに、そしてスピード感を持って、これぜひ取り組んでいただきたいと思います。

子供たちの口腔ケアの問題についてお聞きします。

ご答弁いただきましたが、子供たちの虫歯の状況は年齢によっていろいろ差がありますが、流れとしては

減っているんだなというのを実感しました。それは保護者の皆さんの意識の高まりとともに、皆さん方の歯

科指導がやっぱり生かされているんだなというふうにも思っています。この傾向はこれからもぜひ続けてい

ってほしいし、それが虫歯を予防する最大の私は力だと改めてそれを確信しました。

フッ化物洗口についてです。

使う薬剤はオラブリスだとお聞きしました。それで、教育長は劇薬扱いだと言って、管理は厳重にすると

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おっしゃいました。オラブリスというのは医療用医薬品ではありませんか、ちょっと確認させてください。

○副議長(鈴木敏弘君) どなたですか。休憩しますか。

(6番野村淳一君「いや、いいです。私、わかってるんで。いいです

か。確認したかったんで」と呼ぶ)

浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) 薬剤で、そのとおりでございます。

(6番野村淳一君「そうですね」と呼ぶ)

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) 申しわけないです。申しわけない。そうなんです、医療用医薬品なんです。

基本的に医療用医薬品を調剤できるの、これ顆粒なんですね、劇薬なんです。それを希釈して、薄めて洗

口薬、いわゆるうがい薬にするんですね。これは調剤といいます。薬を調剤する。医療用医薬品を調剤でき

るのは、医師かあるいは薬剤師です。これはもう薬事法に定められているものです。これどうするんです

か。

それから、さっき希釈液を何か配付するような表現も一部ありました。ちょっとこれ希釈は、誰がどこで

どうやるのか、もう一回教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) 希釈の方法につきましては、現在小規模校については学校でやっていただいており

ますが、大規模校については教育委員会のほうで行う予定でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) 教育委員会のほうって誰ですか、教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) お答えいたします。

学校歯科医師会の指示書に基づきまして、教育委員会の職員で行うこととしております。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) ちょっと待ってください、教育委員会の職員ですか。いや、大丈夫ですか。これ法律に

違反はしてないんですか、もう一回確認します。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) フッ化物洗口自体が今回医療行為かどうかということを言われてると思いますが、

学校保健安全計画に位置づけられておりまして、学校における保健管理の一環として実施されるものという

政府の見解がございます。学校で実施されるフッ化物洗口は医療行為に該当しないということでございま

す。法に抵触しないということでございます。ですので、歯科医師からの指示書に基づきまして、教育委員

会の職員が実施するということでございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) これ政府見解とか政府答弁がそうだということでしょう、これ。フッ化物洗口の希釈に

ついては、指示書に基づいて教員だとか、その他の人がやることは問題ないという政府答弁があるんです

ね、そういうことですよね。これどうも私よくわからないんですよ、これが。今言ったようにオラブリスそ

のものは劇薬扱いです。非常に危険なものです。それを希釈するというのは極めて重要な責任を負うもので

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す。だから、医療用の医薬品は薬剤師がやると決まってるんですよ。ところがこのフッ化物洗口に限って

は、政府答弁は先生でも職員でもいいというふうに、わざわざ政府答弁してるんですよ、これ。逆じゃない

んですか、これ。子供たちの安全や健康を守るためには、この医薬品の法律を厳守しなさい、そうやって子

供の健康、安全を確実に守りなさいというならまだしも、この希釈は先生でも素人でも職員でもやってもい

いなんていう政府答弁が出てるんだもの、これ自体私は信じられないんですよ。だから、僕は紋別市は、そ

んな幾ら政府答弁がそう言ったからといっても、私たちは子供たちの安全、健康を守るために法律どおりに

やります、薬剤師のもとで責任を持って希釈をさせますというぐらいやったほうがいいんじゃないですか、

いかがです。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) 同じ答弁になりますが、政府見解に基づきまして、紋別市の教育委員会としては対

応していきたいということでございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) いろんなことも考えられますから、わかりました。

最後に、保護者に対するインフォームド・コンセントの徹底について、もう一回聞きます。

私は質問でも述べましたが、メリットだけではなく、デメリットの問題もきちんと報告すべきだという話

をして、その上できちんとした同意を得るべきだというふうに言いました。保護者への説明というのは今後

どのようにされるつもりなのか、予定があれば教えてください。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) 保護者への説明ということでございますが、実は本日夕方になりますけれども、紋

別市内の保護者に向けましてフッ化物洗口の説明会を教育委員会主催で行う予定でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 野村淳一君。

○6番(野村淳一君) 最後になると思います。

この保護者への説明ですよ。きょうだということですが、この目的は何かというと、子供たちの虫歯を予

防することですよね、虫歯を増やさないことですよね。そうであれば、保護者の説明にぜひ私は保健センタ

ーの人たちも、保健師さんも来てもらって、子供の歯をどう守るか、虫歯をどう予防するか、歯の歯科保健

の基本の基本をしっかり伝えるということが私は目的だと思ってるんです。それをやってこそ私は説明会だ

というふうに思ってますが、いかがお考えですか。

○副議長(鈴木敏弘君) 浜屋学務課長。

○学務課長(浜屋武志君) 今回保護者説明ということで行う、対象者は保護者になりますが、当然子供たちの

歯科を守っていくということであれば、幼児期から大人までということになりますので、市全体で担当部署

につきましても説明会には参加していただくようお願いしてまいりたいと思っております。

○副議長(鈴木敏弘君) ここで10分ほど休憩をいたします。

―――――――――

午後2時9分 休憩

午後2時20分 再開

―――――――――

○副議長(鈴木敏弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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次に、5番梶川友子さん、登壇を願います。

○5番(梶川友子君) それでは、通告に従い質問をさせていただきます。

初めに、防災・減災対策についてお伺いいたします。

防災・減災対策は、日ごろからの備えや地域自主防災組織の必要性を実感してはいるものの、実際の場面

を見ると、地域自主防災組織を独自に構築し持続していくには非常に難しい場面があります。災害時、地域

で活動できるのはどこかの組織に属している人ではなく、一般市民、特に高齢者や女性により地域活動が行

われる実態を考えたとき、防災知識を持った指導者やリーダーが必要であると考えます。

北海道では、防災に対する心構えなどを多くの方に知っていただくため、ボランティアにより地域の防災

活動に取り組んで、災害時には地域の防災リーダーとして活躍していただく北海道地域防災マスターの育成

に取り組んでいます。北海道が認定する制度で、北海道防災マスターに認定されるためには認定講習が必要

となります。ほかにも防災士という資格があります。防災士は民間資格で、自治体や大学など、教育機関、

民間団体がNPO法人日本防災士機構の認証を受けて開く講座を履修した後、筆記試験に合格し、救急救命

講習を修了すれば取得できます。防災士に期待される役割は、1つには防災・減災に関する知識や技能を生

かして自分や家族の身を守ること、2つには初期消火や避難誘導、避難所開設など、発災直後の対応でリー

ダーシップを発揮することです。自助と共助の分野が舞台であり、そのことは行政による公助にも限界があ

ると考えられます。

そこで、地域防災活動等の取り組みについてお伺いいたします。

1点目に、紋別市役所ではこのように防災に関する資格をお持ちの方は自主防災組織も含め、人数につい

てお伺いいたします。

2点目に、紋別市では災害時における情報伝達体制の整備、避難所の整備など、公助に当たる地域防災事

業を行っています。災害発生時、地域で支え合う組織の体制を進めるには、地域の防災リーダーを養成する

ことも必要と考えます。地域防災力向上のため、防災資格取得への助成を行うべきと考えますが、市長の考

えをお伺いいたします。

3点目に、ブラックアウトや大雨、豪雪などの災害で市民の防災意識は高まってはいるものの、それを形

にするにはさらなる対応が必要であると考えます。石狩市では、地域で行う防災活動に積極的に参加するな

ど、地域の防災リーダーとして活動を担っていただける防災士資格や北海道地域防災マスター認定の方を、

石狩市防災マスターとして市でも認定する制度を設けています。防災マスターの活動や育成、情報共有を行

えるよう、石狩市防災マスター連絡会として組織化されており、防災マスター研修会も開催されています。

また、各町内会単位で開催された自主防災組織訓練等は、地域住民約3,000人が受講する活動も行われて

います。防災講習会や防災資機材取扱訓練、子供向け防災研修や防災に関する手話講習、避難所運営ゲーム

や災害図上訓練など、その地域の特色に合わせた自主防災訓練等が行われています。避難情報や気象情報な

ど、必要な情報を発信する手段は近年格段に増え、内容もきめ細かに工夫されてきましたが、情報を入手す

る側の住民の理解は高齢化が進展する地域、町内会にあってはまだ十分ではないと感じるところです。紋別

市においても各町内会や自主防災組織への後押しが必要と考えますが、支援体制についての考えをお伺いい

たします。

4点目に、女性の視点を生かした災害の備えの促進についてですが、女性は家庭で教育、育児、子育て、

健康づくり、高齢者支援に直接かかわっています。東京都では女性の防災への参画を促し、きめ細やかな災

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害への備えを促進するため、東京くらし防災を作成しています。ふだんは見過ごしやすいことも、細やかな

視点で書かれております。カーテンは閉めて寝る、食器の重ね方を変えてみる、包丁は使ったらすぐしま

う、公衆電話の使い方をふだんから教えておくなど、日常の暮らしの中での防災やお風呂でできる防災や、

子供と備える防災、無理せず自分のペースで少しずつ実践できる備え、在宅避難か避難所かなど、判断ポイ

ントの知恵と情報がわかりやすく書かれております。また、ポリ袋に食材を入れて湯煎で調理する防災食の

パッククッキング等々、非常食だけでなく、日常でもひとり暮らしでも子供とでもできる、食から入る防災

対策もとても大切であると考えます。公助、共助からの自助の部分を膨らませ、いざというときに備え、女

性の視点からの防災講演会やわかりやすいパンフレット等を作成し、周知啓発をしていくべきと考えます。

女性の視点からの防災対策の今後の取り組みについて、市長の考えをお伺いいたします。

5点目に、女性の防災リーダーの育成が必要と考えますが、紋別市の女性防災リーダー育成への取り組み

についての考えをお伺いいたします。

6点目に、液体ミルクの災害時の活用についてですが、液体ミルクは常温保存が可能で、清潔な哺乳瓶が

あれば水や電気がなくてもすぐに飲ますことができます。海外では広く利用されており、災害時には赤ちゃ

んの命をつなぐ必要な栄養源となります。熊本地震の際には海外から救援物資として届けられ、活用された

ことで日本でも注目され始め、災害時備蓄品として各地で導入が進められています。道内では5月にオープ

ンした宗谷管内にある浜頓別町交流館、道の駅北オホーツクはまとんべつに子供たちが屋内で遊べる大型遊

具を備えた広場や幼児スペースの整備とともに、液体ミルクと紙おむつ、お尻拭きを扱う子育て応援自動販

売機が設置され、災害時の備蓄用としての活用も見込まれるなど、子育て応援や防災として地域の拠点機能

の強化が図られております。

災害時は、精神的ショックやストレスで母乳が出にくくなってしまう場合もあり、液体ミルクは有効と考

えます。紋別市の備蓄計画では、人工栄養を必要とする乳幼児には粉ミルクとされております。ミルクは数

時間ごとに、特に衛生面で気を配る栄養補給なので、迅速かつ確実に与えられるよう、消毒済みで開封後す

ぐに使用することができる使い捨て哺乳ボトルと液体ミルクも災害時に使用できる体制整備が必要と考えま

す。市長の考えをお伺いいたします。

7点目に、液体ミルクは一般の認知度が低く、平時からの一般普及への理解の促進も必要と考えます。液

体ミルクの普及啓発について、考えをお伺いいたします。

次に、公設合葬墓の設置について私なりにお伺いいたします。

私は、昨年の第3回定例会において質問をいたしました。過去の議会においても多くの議員からの質問も

ございました、合葬墓の整備についてです。近年道内の自治体でも合葬墓、合葬式施設の整備が進んでいま

す。社会情勢の変化に伴い、全国的に少子化等の理由で、子供や孫によるお墓の維持が困難である等の理由

で合葬墓の整備を求める声をいただきました。他市町村の状況を調べてみますと、やはり市民、住民からの

同じような要望を受け、整備をしたと伺いました。時代の流れとともにお墓や埋葬方法についても、家族意

識や宗教観などにより変化があらわれてきていると考えます。また、既存の墓石を整理する墓じまい需要の

受け皿にもなっている様子もうかがえます。

紋別市でも墓地の返還件数が平成27年、平成28年、平成29年の3年間で35件と聞いております。今後も増

えていくことが予想されると市長も言われております。あわせて他市町村の公設合葬墓は遺骨の尊厳に対す

る配慮に欠けている事例が多く見られるとの市長の気遣いといいますか、思いやりも私は感じ取れます。し

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かし、合葬墓の整備を求める方たちは、このような状況も理解して求めております。市内の寺院では合葬墓

や合葬可能な納骨施設があり、檀信徒にかかわらず、生活困窮者や無縁等の諸事情のある方への対応も行っ

ているとのことでしたが、そこはこだわる方も多く、公設の合葬墓をぜひ紋別市にも整備してほしいとの強

い要請があります。どうしてもかなわないのであれば、公設合葬墓の整備されている地域へ住居を移すこと

も考えている方もおります。今後もさまざまな視点からの意見を伺い、公設の合葬墓のあり方を検証、判断

するとのことでしたが、公設合葬墓の整備に向けて具体的な検討をするべきと考えますが、進捗状況と市長

の見解をお伺いいたします。

最後に、選挙における投票環境の改善と投票率の向上についてお伺いいたします。

私は平成29年第4回定例会において投票しやすい環境づくりと、投票率向上のための市民の意識調査を行

う考えはないか等について質問いたしました。答弁では、期日前投票所の増設は経費の増大や場所、投票所

の人員の確保等、課題がある。また、投票率向上に向けて意識調査を実施した他市の事例もあることから、

実態状況、結果を精査し、意識調査の実施の有無を検討するとの答弁でした。紋別市では65歳以上の高齢者

の人口は約36%を占めており、少子高齢社会の進展に伴い、今後はさらに高齢者のための投票しやすい環境

づくりと優しい配慮が必要になると考えます。高齢者の中には視力の弱まっている方もおり、投票所にはふ

だん行きなれない雰囲気の場所なので、緊張してしまい、誰に投票しようとしていたか瞬間的に忘れてしま

うことがあると伺います。記載場所には立候補者の名前が書かれていますが、これも緊張のため、名前が書

かれている一覧表を見て、余計に焦る方も多いと伺いました。そのため比例区と選挙区とを混乱し、白票を

投じることもあるということです。

そこで、お伺いいたします。

1点目に、期日前投票は現在3カ所で行われていますが、期間中の何日かで買い物のときにできる商業施

設での投票が可能であれば、棄権することなく投票できるとの声をお聞きしています。見解をお伺いいたし

ます。

2点目に、高齢者や障害者等への投票環境について、土足で入場できる段差がないということは非常に大

事なことと考えます。靴の脱ぎ履きも厳しくなります。入場時の環境改善についてお考えをお伺いいたしま

す。

3点目に、選挙の公正を確保するという重要な責務から、投票立会人は複数おられます。余りにも厳粛過

ぎて敷居が高いとの声もお聞きしました。職員はもとより、せめて挨拶といいますか、声かけをしていただ

けると投票に行きやすいと思いますが、見解をお伺いいたします。

4点目に、会場内の案内板についてですが、候補者や政党名等の表示を含め、文字を大きく案内すること

は可能なのかお伺いいたします。

5点目に、個人があらかじめ投票しようと決めてきた候補者の名前を記載したメモや法定ビラを投票所に

携帯して、それを見ながら投票用紙に記載をすることについて、紋別市の対応は明確になっているのかお伺

いいたします。

6点目に、若年層への投票率向上の工夫について、全国共通の課題ではありますが、若い有権者にいかに

政治や選挙に関心を持ってもらい、選挙に参加してもらうかが大きな課題となっています。茨城県取手市の

選挙管理委員会が、若い世代に向けた選挙啓発を行うため、市内高校生の力をかり、選挙に行こうと題して

動画が作成されました。シナリオも高校生たちが立案、作成したもので、その動画は全部で5本、再生時間

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は約一、二分程度、お誕生日編、投票用紙編、投票のしかた編、期日前投票編、候補者の情報入手編とわか

りやすい具体的な動画になっています。共感してもらえる動画づくりに挑戦する、その過程の中で選挙の仕

組みを学び、興味を膨らませ、選挙に行く大切さを知る、そうした一連のプロセスを踏む中で、政治や選挙

に対する関心の高まりにもつながると思いますが、このような取り組みについてお考えをお伺いいたしま

す。

7点目に、投票済み証明書について。

有権者が投票したことを示す投票済み証明書の配布が、2017年の衆議院選挙では全国1,741のうち、半数

以上の966の自治体で行われています。静岡県の袋井市では、本のしおりのような形で市のマスコットキャ

ラクターフッピーなる絵と、夏の風物詩ふくろい遠州の花火の写真があしらわれた2種類があり、18歳以上

に有権者年齢が引き下げられたことから、選挙に関心を高めるため、初投票の記念にと作成されたようで

す。紋別市も21カ所の投票所及び期日前投票に来られた市民の希望者に配布してはどうか、お考えをお伺い

いたします。

以上で質問を終わります。再質問は留保いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 答弁を求めます。

宮川市長。

○市長(宮川良一君) それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。

初めに、防災・減災対策についてであります。

1点目の北海道地域防災マスター及び防災士につきましては、現在市役所内では防災士が8名、北海道地

域防災マスターが3名おります。市の防災担当が把握する限りでは、自主防災組織内には市職員を除き、資

格者はおりません。

2点目の防災リーダーの養成につきましては、資格取得の助成につきましては現在考えておりませんが、

北海道地域防災マスター認定研修会の紋別開催を関係機関に要請し、防災リーダーの養成に努めてまいりた

いと考えております。

3点目の自主防災組織等への支援体制につきましては、市の防災担当が自主防災組織での初期消火訓練や

防災講話等の出前講座を行っております。高齢者等への情報発信につきましては、登録制のメール@もんべ

つでは電子メールに加えて電話、ファクスでの緊急防災情報発信が可能となりましたので、今後広報もんべ

つや防災訓練等で市民に周知してまいります。

4点目の女性の視点を生かした災害の備えの促進につきましては、暮らしの中でできる災害への備えを日

常での衣食住に照らし合わせて啓発することが大切と考えますことから、今後女性の視点での防災対策を広

報もんべつで周知してまいります。

5点目の女性リーダーの養成につきましては、北海道地域防災マスター認定研修会が本市で開催される際

には、自主防災組織や町内会を通じ、多くの女性に受講を呼びかけ、認定を受けた方には地域の防災リーダ

ーとして活躍していただきたいと考えております。

6点目の災害時の液体ミルク活用につきましては、備蓄計画に基づき、粉ミルク100食、使い捨て哺乳瓶

100本を備蓄しておりますが、粉ミルクは水と熱源を要するため、災害時に使用できない場合も考えられる

ことから、今後液体ミルクへの切り替えを行ってまいります。

7点目の液体ミルクの普及啓発につきましては、保健センターの乳児健診などで紹介してまいります。

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次に、合葬墓の整備についてでありますが、さきに野村議員のご質問にお答えしたことでご理解を願いま

す。

以上で答弁を終わらせていただきますが、選挙管理委員会にかかわるご質問につきましては選挙管理委員

会委員長より答弁いたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 選挙問題について答弁を求めます。

藤本選挙管理委員長。

○選挙管理委員長(藤本道樹君) それでは、梶川議員の質問にお答えいたします。

1点目の期日前投票の商業施設での実施についてでありますが、平成29年第4回定例会で梶川議員の質問

にお答えしたとおり、商業施設での期日前投票の実施は投票所の人員の確保等の課題に加え、衆議院議員総

選挙のように、解散から投票日まで準備の期間が短い場合の対応などの問題も多いことから、商業施設での

実施につきましては考えておりません。

2点目の投票所の環境改善についてでありますが、これまでも入り口の段差解消のため、簡易スロープの

設置を行ったほか、人的介助を行っており、今後も対応に努めてまいりますが、土足での入場につきまして

は他市において、ぬれたシートの上に足を滑らせて転倒した事例も報告されており、雨天時、冬期間の安全

確保対策などについて研究が必要と考えております。

3点目の投票所の雰囲気についてでありますが、入場時に挨拶するなど、心がけております。しかしなが

ら、投票所が混み合っている際などにおいてはやむを得ず十分な対応ができないこともあり、この点につき

ましてはご理解をいただきたいと思います。

4点目の会場内の案内板についてでありますが、衆議院議員比例代表選出議員選挙では2種類の氏名掲示

について、掲示場所がそれぞれ法律で定められております。また、参議院比例代表選出議員選挙では立候補

者数が多く、氏名等掲示の文字が非常に小さいことから、全道の市町村が共同で印刷し、投票所内のその他

の適当な箇所における掲示を行っております。ほかの選挙につきましては、投票所内の掲示する場所につい

ては法律上の定めはありませんが、投票者にとって最も見やすいと思われる記載台にそれぞれ掲示すること

が通例であり、当市においても同様の取り扱いをしております。

5点目の投票時の対応の明確化についてでありますが、投票者が自身であらかじめ用意した候補者名を記

載したメモ等につきましては、投票所の秩序を乱さない、他の選挙人の迷惑にならない範囲内であれば、現

状でも制限はしておりません。

6点目の若年層の投票率向上の工夫についてでありますが、当市においても平成28年より紋別高校のご協

力のもと、選挙出前講座を行っております。各選挙での18歳の投票者数の状況から判断し、一定の成果があ

らわれていると認識しております。今後も講座内容の充実に努めてまいります。

7点目の投票済み証明書についてでありますが、公職選挙法に規定がないため、当市を含め道内では未発

行の市が多数となっております。投票のために会社を休んだ場合の証明になるなどの肯定的意見がある一

方、個人の投票を確認するために利用される事例もあり、個人の投票の自由を奪うおそれがあるなどの否定

的な意見もあることから、証明書の取り扱いについては今後の推移を注視し、判断してまいりたいと考えて

おります。

以上、答弁といたします。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

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○5番(梶川友子君) ありがとうございます。

何点か再質問させていただきたいと思います。

初めに、防災・減災対策のところから始めたいと思います。

市役所では8名の防災士と北海道が認定する北海道マスターが3名いらっしゃるというとで、この中には

女性はいらっしゃるんでしょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 小林庶務課長。

○庶務課長(小林昌史君) その中には女性は含まれておりません。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 北海道マスターに関しては、出前でやってくれるということなので、紋別市でも開催さ

れるときには私もぜひ参加してみたいかなというふうに思ってますので、決まりましたら周知とかよろしく

お願いいたします。

防災士の資格に関しては、これは費用がかなり高額だというふうに伺ってるんですけれども、8名の方が

いらっしゃいますけど、この8名の方は皆様個人で取得されたのか、それとも市のほうで何らかの形で補助

されたのか、その辺のところをお聞きします。

○副議長(鈴木敏弘君) 小林庶務課長。

○庶務課長(小林昌史君) お答えいたします。

防災士の資格取得には、経費としまして今年度で申しますと税込みで5万1,500円の経費がかかります。

そのほかに、札幌開催なものですから旅費等もかかるんですけれども、8名の中につきましては大学在学中

に取得した者、あとはほかの者につきましては市職員の庶務課庶務係に配属後に資格を取りに行った者が多

数となっております。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 庶務課に配属になった場合は取れる可能性があるということで理解してよろしいです

か。

○副議長(鈴木敏弘君) 小林庶務課長。

○庶務課長(小林昌史君) すいません、先ほどの質問、答弁漏れがありました。

費用につきましては、資格取得費の5万1,500円のほか、旅費のほうを支給しております。

あと庶務課の庶務係に配属した場合は、資格取得されてない方がいましたら、年度に1名程度の資格を取

らせに行かせております。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) わかりました。

庶務課は防災関係の主流を担ってるところですので、大事なことだと思います。

次に、防災の関係で液体ミルクの関係です。

液体ミルク、よろしくお願いいたします。1年間の賞味期限ということで、メーカーは日本では森永と、

何か2社が扱ってるということで、1社は半年しかない賞味期限だということを聞いたんですけれども、1

年のほうもあるということですので、できれば賞味期限の長いほうをやっていただいて、また液体ミルクで

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すから赤ちゃんに飲ませるわけですから、備蓄していて、それを消化する、入れ替えするという場合なんか

はどんな方法で消化させるんでしょうか。何か保健センターとかの絡んでやるんでしょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 小林庶務課長。

○庶務課長(小林昌史君) お答えいたします。

液体ミルクにつきましては、現在国内で2社が製造しております。消費期限が半年の紙パックのものと、

消費期限1年のスチール缶のものがあります。当市としましても、消費期限の長い1年のスチール缶のもの

を考えております。消費期限が1年ですので、どんどん消費期限が迫ってくる場合につきましては、答弁に

もありましたけれども、保健センターでの乳児健診等で、消費期限が短くなるんですけれども、そういうも

のが、こういう製品がある、こういうものを市で備蓄してるという啓発も含めて、そういうところで今後消

費していくのも一つの方法だと考えております。

以上です。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 防災関係はわかりました。よろしくお願いします。

次、公設合葬墓、もう何か同じことばかりで申しわけないんですけど、お骨の尊厳が損なわれる、私のこ

の中にもありましたけども、やはりこれは公設でつくるべきだというふうに私は思います。市民の方もなか

なか諦められない方もいらっしゃいます。ですから、その部分をもうちょっと理解しやすいような答弁をお

願いできればと思います。まだ今のところ皆さんに、皆さんは理解できたかわからないですけど、私はまだ

ちょっと理解できませんので、もうちょっとわかりやすく、理解できるような答弁をお願いします。

○副議長(鈴木敏弘君) 清水環境生活課長。

○環境生活課長(清水博昭君) お答えします。

今遺骨の尊厳などの話がございましたけれども、市町村とそれから宗教といいますか、寺院というのは、

憲法上、政教分離の原則ということで一線が引かれております。そういうこともあるという部分もあります

し、そこそこの市町村で役所、役場と、それからお寺さんの関係というのもそこそこのものがあります。で

すから、全道の市に聞いてみましても、やはりそこそこのやり方、無縁仏の取り扱いにとってもそうですけ

ども、そこそこのやり方がございます。

本市におきましては、従前より紋別市の墓地行政につきましては紋別墓園を中心とした公共の区画の提供

ということでやってきました。これを主として、ほかの町では確かに納骨堂とかは整備してますけども、本

市においては整備しておりません。これは協定があるわけではございませんけれども、納骨堂という部分に

ついては寺院のほうで許可を得た上でやっていると。それから、お金のかかる、あるいは膨大な土地や維持

管理費もかかるお墓の区画については紋別市がやってるということで、長年やってきました。そういう中で

今般合葬墓というお話が、一番最初のお話は平成26年という部分から出てきました。これは当時からテレビ

なり新聞で、市としましても十分この部分、ほかの他市の事例については研究してきました。ということ

で、一つの認識として必要性という部分、この分については皆さんおっしゃるとおり、市としても十分理解

はしているところでございます。

ただ、先ほど野村議員の質問にもお答えしましたとおり、市が合葬墓というものを整備するに当たりまし

ては、そういった過去からのお寺さんとの関係、これは紋別市独自のものだと思います。他の市とは比較に

ならないと思うんです。これは紋別市的な議論ですけども、そういった部分でお寺さんの意向というものは

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私は尊重されるべきだと思いますし、少なくともお寺さんのほうも納骨堂であるとか合葬墓はあるというこ

とで、失念した部分はありましたけども、その部分についても非常に、当たり前の話ではございますけれど

も、誠実に納骨堂なり合葬墓を管理して、そして手厚い、それこそ宗教感情とか、そういう部分には触れま

せんけども、きちんと適正な墓地経営がされていると私は認識してるところでございます。そういった意味

を持ちまして、他市では確かに最近新聞、テレビで盛んに取り上げられてますけれども、そういった一時的

なもので議論するのではなくて、もっとしっかり見据えてたほうがいいんじゃないのか、これまでの流れで

ありますとか、それとか墓地行政という部分で、合葬墓とか市の遺骨の管理について明確に規制する法律も

ないという部分がございます。今後つくられるかどうかは、まだ情報的には入ってませんけども、そういっ

た部分で、今まで繰り返し繰り返しになっちゃいますけども、慎重に判断してまいりたいという考えに至っ

たわけでございます。決して公共がいいとか、民間が悪い、いいという部分は、私は少なくとも議論になら

ないと、紋別市としては議論にならないというふうに考えております。

以上でございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 合葬墓に関しては、一時的なブームという部分で、市民の方から私が言われたのか、そ

の辺のところはよく私は理解できないですけど、市民の方が要望してるということ、つくってほしいという

切なる願いがあるということは私しっかり受けとめてますので、これが市としてできるまで納得できません

ので、頑張りたいと思います。また、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

次に、選挙における投票環境の改善等についてなんですけれども、商業施設、これも今回の参議院、去年

の市会議員とかもいろいろありまして、特に高齢者の方から、商業施設で買い物へ行ったついでに投票でき

ると大したいいんですよねという話をいつも言われるんですね。それで、ちょっと私も調べたんですけど、

イオンで全国で投票所をこれ何か開設してるんですね。それで、こういった商業施設でやってくれるととて

も助かるという、特に高齢者の方なんですけど、そのことに関して答弁では、衆議院のように解散してから

投票日までの日にちがないと、大体選挙期間中は20日間近くあって、解散してから投票日までの間、結構日

数があるんですけれども、その間でもできないということは、やっぱりあらかじめ準備ができてないと、商

業施設でのやろうというそういう気持ちがないから準備もできてないということになるんじゃないかと思う

んですよね。こういうふうにやろうというふうな前向きな方向でいくと、いつどんな状況になってもできる

んじゃないかというふうに私は思います。ですので、その辺のところをもう一度答弁をお願いします。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) お答えいたします。

商業施設の関係でございますが、まず選挙の一番私どもが大事に考えてることは、まず問題を起こさない

こと、告示がありましてから投票日まで、全て完璧に終わらすことが我々の第一の目的と考えております。

第2点でありますが、現在期日前投票所、3カ所運営させていただいております。その中で人員のやりく

りを何とかやりながら、3カ所を維持してるのが現状でございます。4カ所目となります商業施設を作成す

るということになれば、当然それ以外の人員を配置して、さらに投票所を維持するということになります。

その場合、現状の本庁のやり方を考えたときに、七、八人の職員の数が必要になると思います。現実的に短

期間で皆さんの仕事のスケジュールを調整しながら8人の職員をどう捻出するかというのは、やっぱり現実

的には厳しいと現状では考えております。

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○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 期日前投票、例えば市議選なら1週間とか、国政なら公示になってから十何日間あるん

ですけど、その全ての日数をしてほしいということではなくて、そのうちの2日でも3日でもいいというん

ですよ。そこに合わせて買い物に行きますよということなんですよね。ですから、そのところ、選挙の投票

の公平性ということを考えると、お年寄りはなかなか行けないから投票できませんとかというのではなく

て、やっぱり公平性を考えると、高齢者の方もしっかり投票できるような環境づくりが必要かと思うんです

ね。ですから、期日前期間を全てじゃなくても、何日間でもいいからやっていきたいという、そういうふう

な考え方にはなりませんか。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) 現在の人員状況等を考慮しますと、やはり3カ所の期日前投票所を

維持するだけで、今のところは厳しいと考えております。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 私は何とでもやりくりできるんじゃないかなというふうに思います。これはぜひ検討し

ていって、これは市長に答弁を求めることではないので、もう本当にその部分は公平公正という意味からし

っかりこれからも議論していっていただきたいと思います。

それから、投票所の環境で私、前にはシートを敷いて、靴のまんま上がってったら滑って転ぶとかという

からシートは外したほうがいいんじゃないのという質問を昔したような記憶がちょっと今よみがえってきま

して、何か今はそれと真逆の質問をして申しわけないんですけど、高齢者の方のお話を聞くと、靴を脱いだ

り履いたり、脱ぐのは何とかだけど履くのが大変だとか、そういうお話も聞くんですね。ですから、土足が

無理であれば、靴の脱ぎ履きするところに座りやすい椅子を準備するとか、または可能なところであれば手

すりを準備するとか、お年寄りがというか、高齢者の方が行って本当に環境的に投票しやすいという、そう

いう環境づくりというのはどうでしょうか。それはできるでしょうか。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) 今梶川議員がおっしゃった内容であれば、椅子の設置等をやってい

る投票所もあります。そういうことを含めまして、今後も研究させていただいて、よりよい環境をつくって

いくことには委員会としても全力を尽くしたいと思います。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) ある地域では投票箱が移動するというか、マイクロバスというか、ワゴン車に投票箱を

積んで、高齢者の投票所に行くのが困難な方のところに投票してもらいにいくという、そういうところもあ

るようです。それは厳しいかと思うんですけれども、とにかく皆さんが公平に選挙に参加できるような、そ

ういう体制を考えていただきたいと思います。

あと投票所の中の声がけということですけれども、混雑してるときはいいんです。混雑してるときは、何

か自分も感じたことあるんですけど、普通の投票日に投票に行くと、立会人の方とか皆さんにずっとじろっ

と見られるというか、その見られる目線というか、それがどうも嫌だという方が結構いらっしゃるんです

ね。ですから、混んでるときは混んでるときで、それは行きやすいのかもしれないですけど、そういった環

境にもちょっと配慮していただけるとありがたいなというふうに思います。それはそれでわかりましたの

で、ぜひよろしくお願いします。

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出前講座の関係ですけど、これ私見たんです。取手市のユーチューブで5種類全部見たんですけど、とて

もわかりやすくて、これは高齢者の方も、もちろん若い方もですけど、これって出前講座のときに使ったら

どうかなというふうに思うんですけど、どうですか、その辺のところ。もう見られましたか。ちょっとお願

いします。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) この質問を見まして、今後講座の中で活用させていただければいい

なとは考えております。ただ、どのようにするかは、今これから考えていきたいなとは思っております。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) ぜひよろしくお願いします。

最後になりますけど、個人の投票の自由もあるということで、投票済み証明書については考えていないと

いうことなんですけど、ちょっと意味がわかんなかったんですけど、もう一度この辺のところ、答弁をお願

いします。個人の投票の自由がどうのということで言われてたので、もう一度すいません。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) 投票済み証明書の賛否についてはいろいろございまして、市の集ま

る会議なんかでも話題にのることもございます。肯定的な意見もあれば、否定的な意見もあるというのも事

実でございます。否定的な意見の中でよく出てくるのは、やはり投票に行ったことを証明することによっ

て、その証明書の提出を強要するですとか、そういう部分での扱いがあったら、やっぱりちょっと今、個人

の投票の自由を奪うという考え方があるということでございます。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 今の答弁、ちょっとわからないんですけど。証明書を提出しなさいとか、行ったかどう

か確認するのに証明書を提出しなさいとかという、そういうことがあっては個人の投票の自由にかかわると

いうことですよね。そういう意味で言われたんですよね。でも、私は投票に行ってるんだから、別に棄権し

てるわけじゃないし、行ってるんだから、これ以上のことはないと思うんですよね。ですから、これを配布

するということは、今見合わせるという、そういう気持ちはありませんということですから、それはそれで

また仕方ないことかもしれないですけど、先ほどもちょっとちらっと聞いたんですけど、投票に行く、期日

前投票に行く、そしたらご苦労さんでしたとかといって何かティッシュをくれたりとか、何かちょっとした

品をくれたりとか、投票依頼をするのはだめですけど、選管のほうでそういうふうにしてるところもあると

いうことも伺いました。とりあえず投票率向上のためには、いろんな角度から検証していくということが必

要かと思うんです。ですから、なるべく皆さんが投票しやすい、公平に投票できる、そういう環境づくりを

目指してやっていただきたいと思いますけど、これどうですか、最後の質問で、答弁お願いします。

○副議長(鈴木敏弘君) 片山選挙管理委員会事務局長。

○選挙管理委員会事務局長(片山俊英君) 今まで梶川議員とこの場で議論させていただいた内容も踏まえまし

て、今後もできることはやっていきたいと考えております。

○副議長(鈴木敏弘君) 梶川友子さん。

○5番(梶川友子君) 質問終わります。ありがとうございました。

○副議長(鈴木敏弘君) お諮りいたします。

あす11日は委員会開催のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

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(「異議なし」と呼ぶ者あり)

ご異議なしと認めます。よって、あす11日は休会することに決しました。

なお、再開は9月12日午前10時からであります。当日は定刻までにご参集を願います。

本日の会議はこれをもって散会いたします。

午後3時8分 散会

以上、会議録の内容に相違ないことを証するため、ここに署名する。

副 議 長

署 名 議 員

署 名 議 員