30
年間総実労働時間の推移を見ると、平成8年度頃から平成16年度頃にかけて、パートタイム労働 者比率が高まったことが要因となって総実労働時間は減少傾向で推移してきた。その後もパートタイ ム労働者の比率は2割強で推移しており、総実労働時間は1,800時間台前半で推移してきた。 平成20年度以降については、平成20年9月のリーマンショックの影響により景気が悪化し、所定 内・所定外労働時間がともに減少した。平成21年度には初めて1800時間を下回った。 総実労働時間の推移 133 138 148 148 134 134 140 133 139 147 149 152 156 160 145 134 1903 1913 1912 1896 1868 1848 1854 1843 1841 1853 1834 1834 1842 1850 1813 1777 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 (年度) 年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む) 総実労働時間 所定内労働時間 所定外労働時間 (資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」 (注) 事業所規模30人以上 11.5 11.5 11.8 12.4 13.9 16.9 17.5 17.9 19.2 19.6 21.5 21.4 21.5 21.9 22.0 23.3 1999 2008 2010 1999 1984 1990 1999 1990 2000 2016 2015 2012 2024 2033 1996 1972 1176 1183 1176 1164 1157 1150 1172 1170 1172 1184 1171 1176 1182 1195 1166 1139 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 (年度) 就業形態別年間総実労働時間及びパートタイム労働者比率の推移 一般労働者の総実労働時間 パートタイム労働者比率(単位%) パートタイム労働者の総実労働時間 (資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」 (注) 事業所規模30人以上

総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

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Page 1: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

年間総実労働時間の推移を見ると、平成8年度頃から平成16年度頃にかけて、パートタイム労働者比率が高まったことが要因となって総実労働時間は減少傾向で推移してきた。その後もパートタイム労働者の比率は2割強で推移しており、総実労働時間は1,800時間台前半で推移してきた。平成20年度以降については、平成20年9月のリーマンショックの影響により景気が悪化し、所定

内・所定外労働時間がともに減少した。平成21年度には初めて1800時間を下回った。

総実労働時間の推移

133 138 148 148134 134 140 133 139 147 149 152 156 160

145 134

19031913 1912

18961868

1848

1854

1843

18411853

1834

1834

1842

1850

1813

1777

177017751764

17481734

1714

1714

1710

1702

17061685

1682

1686 16901668

1643

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21(年度)

年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む)

総実労働時間

所定内労働時間

所定外労働時間

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注) 事業所規模30人以上

11.5 11.5 11.8 12.413.9

16.9 17.5 17.919.2 19.6

21.5 21.4 21.5 21.9 22.023.3

1999

2008

2010

1999

1984

1990

1999

1990

2000 2016

2015

2012

2024

20331996

1972

1176

1183

1176

1164

1157

1150

1172

1170

1172

1184

1171

1176

1182

1195

1166

1139

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21(年度)

就業形態別年間総実労働時間及びパートタイム労働者比率の推移

一般労働者の総実労働時間

パートタイム労働者比率(単位%)

パートタイム労働者の総実労働時間

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注) 事業所規模30人以上

Page 2: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

206

262

197 197

130

161

179172

182 188 188 185

170

144131 133 138

148 148134 134 140

133 139147 149

152 156 160145

134

2356

2426

2312

2239

20772104 2112

2104

2120

21002076

20442008

1958

1909

1903

1913

1912

1896

18681848

1854

1843

1841

1853

1834 1834

1842 1850

18131777

2150

21642115

2042

1947 19431933

1932

1938

1912

1888

18591838

18141778

1770

1775

1764

17481734

1714

1714

1710

1702

17061685

1682 1686

16901668

1643

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

1,000

1,100

1,200

1,300

1,400

1,500

1,600

1,700

1,800

1,900

2,000

2,100

2,200

2,300

2,400

2,500

30 35 40 45 50 55 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

(時間)(時間)

(年度)

労働者1人平均年間総実労働時間の推移(年度、確報)

資料出所:厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注) 1 事業所規模30人以上。

2 数値は、年度平均月間値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。

3 所定外労働時間は、総実労働時間から所定内労働時間を引いて求めた。

4 昭和58年以前の数値は、各月次の数値を合算して求めた。

昭和平成

総実労働時間

所定内労働時間

所定外労働時間

Page 3: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

労働者1人平均年間総実労働時間の推移(暦年)(事業所規模5人以上)

(時間)(時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」(注)1 事業所規模5人以上

2 数値は、年平均月間値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。3 所定外労働時間は、総実労働時間から所定内労働時間を引いて求めた。

参考1

Page 4: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

労働者1人平均年間総実労働時間の推移(暦年)(事業所規模30人以上)

(時間)(時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」(注)1 事業所規模30人以上

2 数値は、年平均月間値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。3 所定外労働時間は、総実労働時間から所定内労働時間を引いて求めた。

事業所規模30人以上の平均総実労働時間が初めて1800時間を下

回った。

参考2

Page 5: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

男女別労働時間平成6年度から19年度までの総実労働時間の傾向をみると、男性は2,000時間前後で推移し、女

性はおおむね減少傾向にある。女性の労働時間が減少傾向にあるのは、主にパートタイム労働者の増加が要因と考えられる。男性のパートタイム労働者の比率も増加しているが、男性の場合は週60時間以上就業する雇用者の割合が高い水準で推移するなど長短二極化の傾向にあるため、総実労働時間は横ばい傾向であった。20年度以降は景気の悪化に伴い男女とも大幅に減少している。また、週60時間以上就業する雇用者の割合については、男性は近年低下傾向にあるが、女性はお

おむね横ばいの状況。

【パートタイム労働者の比率】 ※事業所規模30人以上

男性 4.2%(平成9年度)→ 9.0%(平成19年度)→ 10.0%(平成21年度)

女性 27.2%(平成9年度)→ 41.2%(平成19年度)→ 42.1%(平成21年度)

1903 1913 1912

18961868

1848

1854

1843

1841 1853

1834

1834

1842

1850

1813

1777

2003

2015

2011

19991978

1972

1982

1969

19781992

1981 1980

1993 2002

19551921

1727

1729

1730

17101676

1646

1648

1637

1624

1630

1609

1613

1616

16251600

1574

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21(年度)

男女別年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む)

男性

女性

調査産業計

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注) 事業所規模30人以上

14.7%15.3%

15.7%

15.1%

15.0%15.9%

17.4%

16.8%

17.6%

17.8%

17.8%17.3%

16.0%15.1%

14.8%

13.6%

3.8%

3.8%

3.7%

3.5%

3.5%

3.6% 3.9%

3.8%

3.9%

4.0%

4.1%

3.6%

3.5%

3.4%

3.3%

3.2%

10.5%

10.8%

11.1%

10.5%

10.4%

11.0%

12.0%

11.6%

12.1%

12.2%

12.2%

11.7%10.8%

10.3%

10.0%

9.2%

6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21(年)

男性

女性

調査産業計

(資料出所) 総務省「労働力調査」

男女別週60時間以上就業する雇用者数割合の推移(パートタイム労働者を含む)

Page 6: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

企業・事業所規模別労働時間

事業所規模別年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む)

5人~29人

30人~99人

調査産業計

100人~499人

1000人以上

500人~999人

企業規模別週60時間以上就業する雇用者数割合及び平均週間就業時間(パートタイム労働者を含む)

平均週間就業時間

週60時間以上就業する雇用者数割合

事業所規模が大きいほど全労働者平均の労働時間は長い傾向にある。なお、週60時間以上就業する雇用者の割合については、事業所規模が小さいほど高い傾向にある。

Page 7: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

1916

1906

19121913

1909

1891

1870

1898

1883 18821891

19001886

1900 1904

1889

1795

1909 1901

1904

1908 1892

1870

18371852

18401830

1837 1843 18421849

1861

1850

1798

1914

1906

1912 1928

1901

1880

1835

1850

18421829 1835

1818

18021817 1824

1806

1734

19311919

1914

1919

1882 1861

18371844

18191807 1802

17801766 1769

1748

1732

1681

1600

1650

1700

1750

1800

1850

1900

1950

事業所規模別年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含む 暦年)

500人以上

100~499人

30~99人

5以上~29人

(時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」

【参考】

Page 8: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

1952

1943

19541958 1960

1945

1936

1966

19521957

1970

19941986

2000 1998

1980

1902

20021991 1993

2000

1990

1970 1970

19901979

19741982

20051999

2011 2022

2010

1951

2046

2033

2038

2053

2028

2012 2015

2030

2021

2033 20352041

2024

2040

2057

2038

1988

20952092

2087

2098

2063

2047 2050

20592054

20482053

2070

2058

2069 2068

2056

2009

20452036

2038

2050

2026

2010 2009

20262017 2017

2024

20402028 2041

20472032

1976

2010

19992004

2016

2000

1985 1984

2004

19921996

2004

2021

2009

2023 2033 2017

1957

1900

1920

1940

1960

1980

2000

2020

2040

2060

2080

2100

事業所規模別年間総実労働時間の推移(パート労働者を除く 暦年)

500人以上

100~499人

30~99人

5以上~29人

調査産業計(5人以上)

調査産業計(30

人以上)

(時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」

【参考】

Page 9: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

事業所規模別一般労働者の労働時間等

事業所規模別一般労働者の年間総実労働時間の推移(パートタイム労働者を含まない)

一般労働者に限ると、事業所規模が小さいほど総実労働時間は長くなっている。これは、事業所規模が小さいほど年間休日総数を少なく設定する傾向があることにより、所定内労働時間が長くなっていることが要因である。

(日)

総実労働時間

所定外労働時間

所定内労働時間

(資料出所) 厚生労働省「就労条件総合調査」

事業所規模別年間休日総数(平成21年)

Page 10: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

1643

1744

1853

17461699 1708

1789

15661655 1644

1450

1727

134

139

213

154201 198

289

79

162

77

90

981777

1883

2066

19011900

1906

2078

1645

1817

1721

1540

1825

調査産業計

鉱業

建設業

製造業

電気・ガス業

情報通信業

運輸業

卸売・小売業

金融・保険業

医療、福祉

教育学習支援業

複合サービス業

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」(平成21年度)(注) 事業所規模30人以上

※平成21年度は産業分類を改定したため、不動産業、飲食店・宿泊業、

9.2%

0.0%

12.1%

6.4% 5.9%

11.0%

18.3%

10.7%

7.6%

10.5%11.9%

4.5%

10.2%

5.9% 6.1%

40.4

45.944.7

41.3 41

44.145.5

39.4

41.7

39.8

34.7

37.3

39.740.8

37.8

非農林業計

鉱業

建設業

製造業

電気・ガス業

情報通信業

運輸業

卸売・小売業

金融・保険業

不動産業

飲食店、宿泊業

医療、福祉

教育、学習支援業

複合サービス業

サービス業

(資料出所) 総務省「労働力調査」(平成21年)

産業別年間総実労働時間(パートタイム労働者を含む) 産業別週60時間以上就業する雇用者数割合及び平均週間就業時間(パートタイム労働者を含む)

平均週間就業時間

週60時間以上就業する雇用者数割合

総実労働時間

所定外労働時間

所定内労働時間

産業別労働時間

産業別に見ると、年間総実労働時間・所定外労働時間ともに運輸業が最も長く、次いで建設業となっている。また、週60時間以上働く者(≒月87時間以上の時間外労働をしている者)の割合につ

いても運輸業が最も高くなっている。

Page 11: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

2041

165 

194 

159  267 

204 193 

156 

253 

151 

130 

171 

252 

142 181 

167 

142 161 

140 

162 

140 

170 

191 

245 

207 186 

381 

415 

109 

58 

119 

117 

69 

170  211  103 

169 

156 

169 

135 

107  65 

107 

256 

216  203 

53 

111 

119 

131  227 

241 

1972 

2092 

2038 

2086 2110 

2090 

2059 

2214 

2070 

1954 

2006 

2118 

1904 

1949 

2008 

1960  1956 

1867 

1910 

1952 

1909 

1961 1938 

1961 

1927 

2300 

2418 

1926 

1847 

2039 

1876 

1951 

1918 1943 

1891 

1781 

1976 

2142 

2176 

1930 1909 

1807 

2126 

1972  1968 1991 

1909 

2026 

1967 

2004 

2081 

1800 

2000 

2200 

2400 所定外労働時間

所定内労働時間

産業別年間総実労働時間(パートタイム労働者を除く ;  年度 )【参考】

1807 

1898  1879 

1819 

1906  1897  1903 1961 

1919 

1824  1835 1866 

1762  1768 

1841  1818  1795 

1727  1748 

1812 

1739 1770 

1693 

1754  1741 

1919 

2003 

1817 1789 

1920 

1759 

1882 

1748  1732 1788 

1612 

1820 

1973 

2041 

1823  1844 

1700 

1870 

1756  1765 

1938 

1798 

1907 

1836 1777 

1840 

165 

194 

159  267 

204 193 

156 

253 

151 

130 

171 

252 

142 181 

167 

142 161 

140 

162 

140 

170 

191 

245 

207 186 

381 

415 

109 

58 

119 

117 

69 

170  211  103 

169 

156 

169 

135 

107  65 

107 

256 

216  203 

53 

111 

119 

131  227 

241 

1972 

2092 

2038 

2086 2110 

2090 

2059 

2214 

2070 

1954 

2006 

2118 

1904 

1949 

2008 

1960  1956 

1867 

1910 

1952 

1909 

1961 1938 

1961 

1927 

2300 

2418 

1926 

1847 

2039 

1876 

1951 

1918 1943 

1891 

1781 

1976 

2142 

2176 

1930 1909 

1807 

2126 

1972  1968 1991 

1909 

2026 

1967 

2004 

2081 

1200 

1400 

1600 

1800 

2000 

2200 

2400 所定外労働時間

所定内労働時間

産業別年間総実労働時間(パートタイム労働者を除く ;  年度 )

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労者統計調査」(平成21年度)

(注) 事業所規模30人以上

【参考】

Page 12: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

平成21年度の一般労働者の総実労働時間は前年度比1.2%減少している。内訳を見ると、所定

内労働時間が前年度比0.7%減少し、所定外労働時間も前年度比5.7%と大幅に減少している。

パートタイム労働者の総実労働時間は前年度比2.3%減少。内訳を見ると、所定内労働時間が前

年度比2.1%減少し、所定外労働時間についても前年度比7.1%と大幅に減少している。

また、パートタイム労働者の総実労働時間は一般労働者の60%弱で推移している。

就業形態別労働時間

152 156164

155164

173179 180

187192

176165

1984 1990 1999 1990 2000 2016 2015 2012 2024 20331996

1972

1832 1834 1835 1835 1836 1843 1836 1832 1837 18411820 1807

100

200

300

1400

1500

1600

1700

1800

1900

2000

2100

所定外労働時間

総実労働時間

所定内労働時間

(年度)

一般労働者(時間) (時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注)事業所規模30人以上

28 28 31 3237 39 39 43 44 45 42 39

11571150

1172 1170 11721184

1171 1176 11821195

1166

11391129

1122

1141 1138 11351145

1132 1133 11381150

1124

1100

0

100

200

950

1050

1150

1250

所定外労働時間

総実労働時間

所定内労働時間

(年度)

パートタイム労働者(時間) (時間)

(資料出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」

(注)事業所規模30人以上

Page 13: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

7.週労働時間別雇用者等の推移

平成5年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年

週35時間未満の者 929万人 1205万人 1346万人 1407万人 1431万人

18.2% 22.5% 24.9% 26.1% 26.9%

週35時間以上

週60時間未満の者

3625万人 3553万人 3482万人 3437万人 3377万人

71.1% 66.4% 64.5% 63.7% 63.6%

週60時間以上の者 540万人 580万人 554万人 537万人 491万人

10.6% 10.8% 10.3% 10.0% 9.2%

合 計 5099万人 5353万人 5398万人 5394万人 5313万人

30代男性で週労働時間60時間以上の者

平成5年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年

週60時間以上の者

153万人 188万人 176万人 172万人 150万人

20.3% 21.7% 20.2% 20.0% 18.0%

※ 資料出所:総務省「労働力調査」

※ 上の表は雇用者についてのもの。ただし、「30代男性で週労働時間60時間以上の者」については、統計上の制約から、雇用者のみ

の数値が得られないため、下の表は雇用者だけでなく自営業主と家族従業者を含んだ就業者数により作成。

○ 週の労働時間が60時間以上の者の割合は徐々に減少してきているものの、子育て世代である30代男性については、依然として高い水準で推移している。

Page 14: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

753

703

606

540 539559

577555 549

577

631609

630 638 639617

580554 537

491

15.9%

14.3%

12.1%

10.6% 10.5% 10.8% 11.1%10.5% 10.4%

11.0%

12.0%11.6%

12.1% 12.2% 12.2%11.7%

10.8%10.3% 10.0%

9.2%

400

500

600

700

800

900

1000

1100

1200

1300

1400

1500

0%

5%

10%

15%

20%

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

(万人)

(年)

週の労働時間が60時間以上の者の割合

週の労働時間が60時間以上の雇用者数

資料出所:総務省「労働力調査」

(注)資料は非農林業雇用者数により作成。

週60時間以上就業する雇用者数及び割合の推移(暦年)

Page 15: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

12.3%

4.5%

8.0%

13.0%

15.0%

14.2%13.7% 13.4% 13.1%

12.1%

10.3%9.6%9.9%

2.4%

6.6%

10.3%

12.1%12.7%

12.0%

10.8%

9.8%

8.4%

7.4%7.1%

非農林業計 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65歳~

平成5年 平成21年

年齢別週60時間以上就業する就業者数割合

年齢別の場合、週60時間以上働く者の割合について(注:統計の構造上、自営業主及び家族従事者を含む就業者数)、平成5年は20歳代後半から50歳代まで平均的に高かったが、平成21年では、全体的に週60時間以上働く者の割合が低下する中、30歳代から40歳代前半の世代は引き続き高い割合。

資料出所:総務省「労働力調査」(注) 1 数値は、非農林業就業者のもの。

2 就業者には、自営業主と家族従事者も含まれる。

Page 16: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

16.6%

6.1%

12.2%

18.3%

20.4% 20.3%19.4%

18.3%

16.7%

14.2%

11.2%

9.7%

14.2%

2.6%

8.5%

14.7%

17.4%

18.6%18.5%

16.8%

14.3%

11.3%

9.4%

8.1%

非農林業計

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65歳~

平成5年

平成21年

5.8%

2.7%3.6%

4.5%

3.7% 4.0%

5.6%

6.7%

7.9%8.6% 8.8%

10.5%

3.9%

2.3%

4.7%4.7%

3.5% 3.2%2.9% 3.0%

3.9% 4.1% 4.3%

6.1%

非農林業計

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65歳~

平成5年

平成21年

資料出所:総務省「労働力調査」(注) 1 数値は、非農林業就業者のもの。

2 就業者には、自営業主と家族従事者も含まれる。

男女・年齢別週60時間以上就業する就業者数割合

男 性 女 性

Page 17: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

変形労働時間制の採用状況

資料出所:厚生労働省「就労条件総合調査」(注) 平成18年以前は、調査対象を「本社の常用労働者が30人以上の民営企業」としており、

平成19年から「常用労働者が30人以上の民営企業」に範囲を拡大した。

変形労働時間制の有無、種類別企業数割合(%) (%)

変形労働時間制の有無、種類別適用労働者数割合

Page 18: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

2432

23152239

2184

2064

2108 2110 2102

2111

2111

2052

2016

1972

1913

1904 1900

1879

18421859

1846 18501836

1768

2010 

1999 

2004 2016 

2000 

1985 

1984 

2004 

1992 

1996 

2004 

2021 

2009 

2023 

2033 2017 

1957 

2170

2117

1999

19461932 1922

1898

1841

18231780 1772

1774

1709

1700 16801687

16901681

1637

1862 18551829 1836 1834

1842

18301841 1832

1799

2.8

5.94.4

6.5

13.2

30

42.8 43.4

47.6

49.1

52.7

58.3

66.9

78.2

87.0

88.6

91.2

90.5 91.389.7 89.4

87.9 85.7 87.0

17.9

24

35.9

54.7

67.569.9

74.176.5 79.9

82.7

86.4

91.6

94.295.4 96.5 95.6 95.8

91.3 92.290.6

87.990.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

1,550 

1,650 

1,750 

1,850 

1,950 

2,050 

2,150 

2,250 

2,350 

2,450 

2,550 

35 40 45 46 47 48 49 50 55 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

(%)(時間)

(年)

労働者1人平均年間総実労働時間と何らかの週休2日制の推移(暦年)

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」、「就労条件総合調査」

(注) 1 事業所規模30人以上。 2 数値は、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。

3 所定外労働時間は、総実労働時間から所定内労働時間を引いて求めた。 4 昭和58年以前の数値は、各月次の数値を合算して求めた。

5 『何らかの週休2日制』とは次の①から⑤に該当する休暇制度のことをいう。

①月3回週休2日制 ②隔週週休2日制 ③月2回週休2日制 ④月1回週休2日制 ⑤完全週休2日制

昭和 平成

総実労働時間(パート

労働者を含む)

所定内労働時間(パート

労働者を含む)

何らかの週休2日制採

用企業数の割合(%)

何らかの週休2日制適用労

働者数の割合(%)

【昭和63年】

○前川リポート

『年間1800時間程度に向けて出来る限り

短縮』

○労働基準法改正

週法定労働時間を40時間に移行すること

が明記

※昭和63年4月 原則週46時間制施行

平成 3年4月 原則週44時間制施行 原則週40時間制施行

第1次オイルショック

総実労働時間(パート労働者

を除く)

所定内労働時間(パー

ト労働者を除く)

Page 19: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

2432

2315

2239

2064

2108 21102102

2111

21112088

2052

2016

1972

1913

1904 19001879

18421859

18481837

18461840

1829

18421850 1836

1768

2170

2117

2039

1937 1946

19321930 1922

1866

1823

1772

1772

17741750

1742

1709

1720

17141700

17001691

1680

1687

1690

1681

1637

0.4

4.6 4.66.1 6.2

7.3 7.49.6

11.514.5

19.5

33.635.2

33.6

35.9

3941.1

39.6

39.3

39.6

39.137.7

4.5

9.9

16.4

21.423.6 23.1 24

23.521.4

2325 27

29.5

36.9

39.2

45.9

51.3

52.953.9

57.859.3

60.9

59.2 58.7

57.656.5

57.1

56.7

60.460.2

59.1

56.155.6

54.9

0

10

20

30

40

50

60

70

1,500

1,600

1,700

1,800

1,900

2,000

2,100

2,200

2,300

2,400

2,500

35 40 45 50 55 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

(%)(時間)

(年)

労働者1人平均年間総実労働時間と完全週休2日制の推移(暦年)

(資料出所) 厚生労働省「毎月勤労統計調査」、「就労条件総合調査」

(注) 1 事業所規模30人以上。

2 数値は、各月間平均値を12倍し、小数点以下第1位を四捨五入したものである。

3 所定外労働時間は、総実労働時間から所定内労働時間を引いて求めた。

4 昭和58年以前の数値は、各月次の数値を合算して求めた。

昭和 平成

総実労働時間(パート労働

者を含む)

所定内労働時間(パート

労働者を含む)

完全週休2日制導入

の企業数割合

完全週休2日制導入

の労働者数割合

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※ 厚生労働省「労働時間等総合実態調査」(平成17年度)

※ 「最多の者」とは、法定休日労働日数の合計が最多の者をいい、「平均的な者」とは、法定休日労働日数の合計が平均的な者をいう。

年間の法定休日労働の実績

5.44.9

5.66.2

7.3

8.9

3.83.2

4.5 4.53.7

3

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

合計 1~9人 10~30人 31~100人 101~300人 301人以上

法定休日労働実績(日)

最多の者

平均的な者

事業場規

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「国民の祝日数」及び「国民の休日数」の経緯

施行年度 「国民の祝日数」

及び「国民の休日数」 制定された「国民の祝日」及び「国民の休日」

昭和 23 年度 9 ○元日(1/1) ○成人の日(1/15) ○春分の日(春分日)、 ○旧・天皇誕生日(4/29) ○憲法記念日(5/3) ○こどもの日(5/5) ○秋分の日(秋分日) ○文化の日(11/3) ○勤労感謝の日(11/23)

昭和 41 年度 12 ○建国記念の日(2/11) ○敬老の日(9/15) ○体育の日(10/10) 昭和 63 年度 13 ○国民の休日(5/4)【増設】

平成元年度 14 ○みどりの日(4/29 ※旧・天皇誕生日から改名) ○新・天皇誕生日(12/23)【増設】

平成 8 年度 15 ○海の日(7/20)【増設】

平成 19 年度 15 ○昭和の日(4/29 ※みどりの日から改名) ○みどりの日(4/29 から 5/4 に期日変更)

○平成 12 年度施行 「成人の日」 1/15 → 1 月第 2 月曜日 「体育の日」 10/10 → 10 月第 2 月曜日 ○平成 15 年度施行 「海の日」 7/20 → 7 月第 3 月曜日 「敬老の日」 9/15 → 9 月第 3 月曜日

ハッピーマンデー制度

【4 月 29 日】 旧・天皇誕生日(昭和23年度) ⇒ みどりの日(平成元年度) ⇒ 昭和の日(平成 19年度) 【5 月 4 日】 『国民の休日』(昭和 63 年度) ⇒ みどりの日(平成 19 年度) ※祝日法の改正により昭和 63 年度から 2つの祝日に挟まれた平日を休日とする国民

の休日を制定(憲法記念日とこどもの日に挟まれている)。

※昭和 63 年度以前は休日でも祝日でもなかった。

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年次有給休暇の取得率等の推移

50.0 51.552.9

54.656.1 56.1

53.9 55.2 54.1 53.8

51.850.5 49.5

48.4 48.1 47.4 46.6 47.1 46.6 46.7 47.4 47.1

45.0

50.0

55.0

60.0

(48.1)(48.2)

7.6 7.9 8.2 8.6 9.0 9.1 9.1 9.5 9.4 9.4 9.1 9.0 8.9 8.8 8.8 8.5 8.4 8.4 8.3 8.2 8.5 8.5

15.3 15.4 15.5 15.7 16.1 16.3 16.9 17.2 17.4 17.4 17.5 17.8 18.0 18.1 18.2 18.0 18.0 17.9 17.7 17.6 18.0 17.9

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

63 平成元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

付与日数・取得日数

(資料出所) 厚生労働省「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)

(注) 1) 「対象労働者」は「常用労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者である。

2) 「付与日数」には、繰越日数を含まない。「取得率」は、全取得日数/全付与日数×100(%)である。

3) 平成18年以前の調査対象:「本社の常用労働者が30人以上の民営企業」→平成19年以降の調査対象:「常用労働者が30人以上の民営企業」

(参考)平成18年以前の調査方法による平成19年の平均取得率 47.7% 平成20年の平均取得率 48.1% 平成21年の平均取得率は48.2%

取得率

(47.7)

●年次有給休暇の取得率については、近年5割を下回る水準で推移している。

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53.5

44.9 45.0 41.0

63.0

38.1

53.2

74.2

54.6 48.9

34.6

43.3 42.2

31.4

44.0 39.5

52.7

20

40

60

80

規模・産業別労働者1人平均年次有給休暇の付与日数、取得日数及び取得率(平成21年)

10.2 8.1 7.8 6.9

11.6

7.1 9.9

14.6

10.3 8.4

6.0 8.5 7.2

5.0 6.4 6.6 8.7

19.0 18.1

17.3 16.9 18.5 18.6 18.6

19.6 18.8

17.2 17.5

19.6

17.0 18.8

14.5

16.7 16.5

0

5

10

15

20

(%)

(日)

取得率

付与日数

取得日数

資料出所:厚生労働省「就労条件総合調査」(注) 1) 「付与日数」には、繰越日数を含まない。

2) 「取得率」は、全取得日数/全付与日数×100(%)である。

産業別規模別

1,000人

以上300~

999人

100~

299人

30~

99人

鉱業

建設業

製造業

電気・ガス

熱供給・水道業

情報通信業

運輸業

卸売・小売業

金融・保険業

不動産業

飲食店、

宿泊業

医療、福祉

教育、

学習支援業

サービス業

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58.7 58.560

56.7 56.5

54.6

51.753.1

53.9

52.153.4

51.753.1 53.7 53.5

51.8 49.8

50.250.9

49.3

47.646.2

45.2

42.3

43.8 43.4 43

45

44.1 44.9

52.751.1

48.746.9

45.5 45.4

46.1

45.8

43.6

42.1

42.843.9

42.8

46

45

51.950.3

48

45.9

43.744.6

43.1 43.342.7

42.7

42.8 43 42.4

4041

35

40

45

50

55

60

65

規模別労働者1人平均年次有給休暇の取得率の推移

1,000人以上

300~999人

100~299人

30~99人

(%)

(資料出所) 就労条件総合調査(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)

(注) 「対象労働者」は「常用労働者」から「パートタイム労働者」を除いた労働者である。

【参考】

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年次有給休暇の取得率が減少した理由

 

       

8.2 7.8 7.5 7.67.6

7.9 8.2 8.6 9.0 9.1 9.1 9.5 9.4 9.4 9.1 9.0 8.9 8.8 8.8 8.5 8.4 8.4 8.3 8.2 8.5 8.5

14.8 15.2 14.9 15.1 15.3 15.4 15.5 15.7 16.1 16.316.9 17.2 17.4 17.4 17.5 17.8 18.0 18.1 18.2 18.0 18.0 17.9 17.7 17.6 18.0 17.9

27.0 27.1 28.2 28.529.5

36.939.2

45.9

51.3 52.9

53.9

57.859.3 60.9 59.2 58.7

57.6 56.5 57.156.7

60.4 60.2 59.156.1 55.6 54.9

77.3 76.578.0 77.6

79.982.7

86.4

91.694.2 95.2 95.4 96.2 96.5 95.4 95.6 95.6 95.8 95.0 94.0

91.3

91.2 92.2 91.8 90.687.9 90.2

55.6

51.6 50.3 50.2 50.0 51.5 52.9

54.6

56.1 56.1

53.9 55.2

54.1 53.8 51.8 50.5 49.5

48.4 48.1 47.4 46.6 47.1 46.6 46.7 47.4 47.1

92.9日 94.1日 94日95.5日

98.6日101.8日

105.7日108.7日

110.2日

110.9日

111日

112日

112.5日

112.4日

113.2日

112.8日

112.7日

113.1日

113日

113.2日

113.1日

112.9日

112.3日

112.6日

113.4日

0

5

10

15

20

25

30

35

20

40

60

80

100

120

付与日数(右目盛り)

取得日数(右目盛り)

完全週休2日制適用

労働者数割合(%)

何らかの週休2日制適

用労働者数割合(%)

労働者一人当たりの

年休取得率(%)

労働者一人平均年間

休日総数(日)

(日)

(%)

年休の付与日数の加算

分が「1年ごとに1日」から

「1年ごとに2日」に増加

ハッピーマンデー制度導

入(第2弾)①年休の最低付与日数6日⇒10日へ引き上

げ②比例付与制度導入③計画的付与制度

導入④年休取得の不利益取り扱い禁止

年次有給休暇の取得率は昭和63年から平成5年にかけて増加している。これは、昭和62年に労働基準法が改正されたことにより年休の規定が大幅に改善さ

れ、取得日数が増加したためと考えられる。

しかし、平成5年から15年頃まで取得率は減少傾向にあった。 この主な原因は、①祝日法改正により祝日が増加したことやハッピーマンデー制度の導入、②

夏季休暇など年休以外の特別休暇の普及、③週休2日制の定着、などにより休暇や休日総数が増加したことに伴い労働者が年休を取得することに対しマイナス

に影響したものと推測される。そのため、平成5年から年休の付与日数は法制度の改善により増加傾向にあるものの取得日数は減少傾向にある。

平成15年以降は年間休日総数、年休付与日数、取得日数ともに横ばい傾向にあり、年休の取得率も5割弱程度で横ばいで推移している。

(日)

年休の平均取得率(%)

祝日が1日増加

完全週休2日制適用労働者数割合(%)

労働者一人平均年間休日総数(日)

(資料出所) 就労条件総合調査

※ 「対象労働者」は「常用労働者」から「パートタイム労働

者」を除いた労働者である。

ハッピーマンデー制度導

入(第1弾)

何らかの週休2日制適用労働者数割合(%)

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資料出所:「就労条件総合調査」(平成11年以前は「賃金労働時間制度等総合調査」による)(注) 平成18年以前は、調査対象を「本社の常用労働者が30人以上の民営企業」としており、    平成19年から「常用労働者が30人以上の民営企業」に範囲を拡大した。

18.5

19.5

17.6

16.0

13.0 12.7

14.414.8

16.317.0

15.7

17.2

10

12

14

16

18

20

平成 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20年

年次有給休暇の計画的付与制度がある企業割合の推移

(%)

Page 27: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

(%)

有りの割合

1企業平均年次有給休暇の計画的付与日数

平均取得日数 ①

平均取得率②

無しの割合平均取得日

数 ③平均取得率

平均取得日数(①-③)

平均取得率(②-④)

17.2 5.0 10.5 53.3 82.8 7.7 44.6 2.8 8.7

35.1 4.4 12.1 56.4 64.6 9.5 51.4 2.6 5.0

22.3 4.7 9.1 50.5 77.7 7.5 43.2 1.6 7.3

300~999人 25.3 4.6 9.2 49.5 74.7 7.3 41.9 1.9 7.6

100~299人 21.4 4.7 9.0 51.5 78.6 7.5 44.3 1.5 7.2

14.9 5.2 8.1 45.6 85.1 6.3 38.9 1.8 6.7

15.7 4.1 9.7 51.4 84.3 7.7 44.7 2.0 6.7

31.4 4.3 10.6 53.9 68.6 9.6 52.6 1.0 1.3

18.0 4.0 8.9 48.8 82.0 7.2 42.1 1.7 6.7

300~999人 24 4.2 8.9 47.4 76 7.6 43.8 1.3 3.6

100~299人 16.1 3.9 8.9 50.8 83.9 6.9 40.9 2.0 9.9

14.5 4.1 8.5 49.4 85.5 6.7 41.0 1.8 8.4

          資料出所:就労条件総合調査

調査産業計

平成19年

1,000人以上

30~99人

    年次有給休暇の計画的付与制度の有無による年次有給休暇の取得率等の比較

規模

年次有給休暇の計画的付与制度が有の企業年次有給休暇の計画的付与制度が無い企業

平成20年

調査産業計

100~999人

1,000人以上

100~999人

30~99人

計画的付与制度を導入している企業は、導入していない企業よりも年次有給休暇の平均取得率が8.7%高くなっている。

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資料出所:「労働時間等の設定の改善の促進を通じた仕事と生活の調和に関する意識調査(平成21年)」

年次有給休暇の取得へのためらい(平成21年)

 

年次有給休暇の取得へのためらい

ためらいを感じる

22.0%

ややためらいを感じる

42.1%

あまりためらいを感じない

25.6%

全くためらいを感じない無回答

0.5%

ためらいを感じる理由(M.A.)

(数字:%)67.3

41.3

34.4

17.2

10.25.5

0.4

ためらいを感じる理由(複数回答可)

(数字:%)

みんなに迷惑がかかる

後で多忙になるから

職場の雰囲気で取得しづらい

上司がいい顔をしない

昇格や査定に悪影響がある

その他

無回答

46.9

40.3

23.0 24.1

10.4

4.1 5.9

ためらいを感じない理由(複数回答可)

(数字:%)

職場の雰囲気で取得しやすい

当然の権利だから

効率的に仕事ができる環境だから

仕事に影響を生じないから

上司・会社から休むよう言われる

その他

無回答

全体の約3分の2の労働者は、年次有給休暇の取得にためらいを感じており、「全くためらいを感じない」労働者は9.8%と極めて少

なく、「あまりためらいを感じない」(25.6%)労働者を合わせても、ためらいを感じない割合は全体の約3分の1程度にすぎない。

Page 29: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

(参考)

資料出所

 三和総合研究所「長期休暇制度に関する調査研究」(平成12年)

 厚生労働省 「労働時間等の設定の改善の促進を通じた仕事と生活の調和に関する意識調査」(平成21年)

(平成12年と平成21年の比較)年次有給休暇の取得へのためらい

22.0

23.4

42.1

45.2

25.6

22.4

9.8

5.0

0.5

4.0

21

12

ためらいを感じる あまりためらいを

感じない全くためらいを

感じない

55.8

10.4

28.4

6.7

33.8

5.2

1.2

40.3

23.0 24.1

10.4

46.9

4.15.9

平成12年

平成21年

昇格や査定に影響

がある

みんなに迷惑がか

かる

職場の雰囲気で取

得しづらい

後で多忙になるか

ら 上司がいい顔をし

ない

その他

無回答・不明

ためらいを感じる理由(M.A.)

8.4

58.7

42.3

15.7

36.4

4.20.3

10.2

67.3

41.3

17.2

34.4

5.5

0.4

平成12年

平成21年

ためらいを感じない理由(複数回答

会社等から休むよ

う言われる

効率的に仕事がで

きるから

仕事に影響を生じ

ないから

職場の雰囲気で取

得しやすい

その他

当然の権利だから

無回答・不明

(数字:%)

無回答・ややためらいを感じる

(数字:%)

ためらいを感じる理由(複数回答

Page 30: 総実労働時間の推移 1778 1770 1775 1764 1748 1734 1714 1714 1710 1702 1706 1685 1682 1686 1690 1668 1643 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400

5.有給休暇がとれない「構造」的要因

資料出所:経済産業省・国土交通省・(財)自由時間デザイン協会「休暇制度のあり方と経済社会への影響に関する調査研究委員会報告書」(平成14年)

20.2

42.1 36.8

18.4

6.4 9.5 9.0

5.4

21.7

2.6 2.2 2.0 0

10

20

30

40

50

勤務先に有給休暇制度がな

かったり日数が少ないため

休みの間仕事を引き継いで

くれる人がいないため

仕事の量が多すぎて、休んで

いる余裕がないため

勤務評価等への心配から休

暇を取りにくいため

子どもの学校や部活動のた

め休みの時期が合わないた

配偶者や友人、仲間と休みの

時期が合わないため

交通機関や宿泊施設等にお

金がかかりすぎるため

交通機関や宿泊施設等が混

雑するため

病気や不意の事態に備えて、

残しておきたいため

親など家族が心配で家をあ

けにくいため

ペット等が心配で家をあけ

にくいため

時間をもてあます心配があ

るため

有給休暇を取得しにくい理由(有職者 n=862)