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今回の内容
1.チームで患者を見守る時代に
2.薬局・薬剤師が関わる「地域」の定義
3.多職種連携をどのように成り立たせるか
4.多職種連携の中で評価を得る
5.薬局内の多職種連携
多職種連携で薬剤師が評価を得る
【背景】 ・80代女性 独居 寝たきり 意識レベルは高い ・関節リウマチの薬を中心に多剤服用 ・しかし飲み残しが見られていた ・ドクターからの指示で居宅療養管理指導を行うこと をケアマネジャーに申し出たところ、これまでのやり 方で間に合っていると、関与を断られる。
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患者Aさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
・しかし次第にAさんのADLが低下し、服薬状況もさ らに悪化。 ・改めてケアマネジャーから声がかかり、サービス担 当者会議に呼ばれる。多職種での役割分担が決まる。 ・薬剤師の関与が始まり、4週間分の薬を一包化し、ポ ケット式お薬カレンダーにセット。 ・栄養剤、浣腸、外用剤の置き場の整理を行う。
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患者Aさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
【結果】 ・朝昼晩の飲み忘れが無くなった。 ・訪問看護師やヘルパーの負担が作業的にも心理的に も軽減され、喜ばれる結果に。 ・薬の管理には薬剤師が必要であると評価される。
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患者Aさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
【背景】 ・80代男性。脳梗塞を患い、寝たきりに。 ・70代後半の妻が介護する高齢者夫婦。 ・複数の薬を服用しているが、服薬コンプライアンス が悪いようだとケアマネジャーから連絡を受ける。 ・訪問して様子を確認させてもらうと、妻による薬の 管理が適切ではなかった。 1/3
患者Bさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
・居宅療養管理指導をスタート ・複数出ていた薬を一包化し、お薬カレンダーにも セット。 ・2週間ごとに薬を届けるタイミングで服薬状況を確 認すると、飲み残しも減ってきた。
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患者Bさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
・やがてBさんは嚥下困難となり錠剤が飲めなくなる。 ・そこで錠剤を粉砕して提供。 ・また医師には顆粒やOD錠への処方変更を提案。 【結果】 ・服薬上の問題解決に繋がった。
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患者Bさんのケース
多職種連携で薬剤師が評価を得る
・他の職種とコミュニケーションをとる ・関連するスタッフの名前を覚えて、名前で呼びかける ・薬剤師の得意分野として、薬についての情報を積極 的に伝える努力をする
信頼を高めるための心がけ
基本的に必要なのはコミュニケーション能力。 人それぞれ、自分の得意なやり方を身につける。