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JPC Copyright ©2013 KOHJI KINOSHITA All Rights Reserved. IPC体験ワークショップ ここだけは必ず押さえたい! 人材育成プログラムづくりの要点 2013年7月25日 主席経営コンサルタント 木下耕二 [email protected] 公益財団法人 日本生産性本部 会員サービスセンター スクリーン(映写)テキストより抜粋

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IPC体験ワークショップ

ここだけは必ず押さえたい!

人材育成プログラムづくりの要点

2013年7月25日

主席経営コンサルタント 木下耕二 気 づ き

[email protected]

公益財団法人 日本生産性本部 会員サービスセンター

スクリーン(映写)テキストより抜粋

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目次

オープニング Ⅰ 経営戦略・計画を推進する人材育成プログラム

参考;バランス・スコアカード 参考;人材育成体系(例) Ⅱ 相乗効果の発揮

1.人材育成手段のMix

参考;学習領域

2.ビフォー・イン・アフターの連動 新プログラムのご紹介 講師ご紹介

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

p. 3 p. 5 p. 9 p.11 p.13 p.14

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オープニング 1.本セミナーのゴール

3

人材育成プログラムづくりの要点の再認識・確認

2.本セミナーの基本プロセス

人材育成プログラムの改善・改革 → 人的能力のアップ

• 経営戦略&キーとなる人的能力→相乗効果の発揮(人材育成手段Mix → ビフォー・イン・アフターの連動)

• レクチャー → ワークショップ(個人検討 → G検討 → 発表・共有) → 振り返り・共有

人材育成プログラム改善・改革のアイデア、ヒントを想起する。

自信を深める。 強みを伸ばす。

WS① WS② WS③

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3.本セミナーの前提 • 人材育成プログラム

• 多様な要点

• 皆さんのことは・・・

4

4.その他 •

自分のペース

気楽に、リラックスして

× 研修プログラム

重要!

分かっている でもできていない・・・

大歓迎! 質問等 お願い 自問自答

とりあえず・・・

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そもそも・・・・

問い

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• 『何のために、人材育成するの?』

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④ ギャップ③-②

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Ⅰ 経営戦略・計画を推進する人材育成プログラム

事業戦略

事業A 事業B 事業C

全社戦略

企 業 理 念

企 業 目 標

環 境 分 析

機能戦略

購買物流 製造 出荷 物流

全般管理(インフラストラクチャー)

販 売マーケ

人事・労務管理

研究開発

調達

現在 将来(1年後、3年後、5年後・・・)

② ①を満たす現有人数

③ ①を満たす期待人数

人材育成

採 用

リ ス ト ラ

組 織

【ギャップ解消策】

人材セグメント

●●●●

●●●●

●●●●

●●●●

●●●●

●●●●

●●●●

① 要 件 人材像

② ①を満たす現有人数

③ ①を満たす期待人数

④ ギャップ ③-②

部長

次長

課長

課長代理

係長

主任

一般

全 社 事A 事B

機A 機B

経営が分かる・・・ 事業が分かる・・・ 機能が分かる・・・

必要な人的能力が

分かる

それって、そもそも、 人材育成では無理です・・

人材育成の限界

が分かる

人材育成は 経営そのもの

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参考;バランス・スコアカード

視点 戦略目標・重要成功要因

財務

顧客

プロセス

学習と成長 従業員への価値観浸透と動機づけ

従業員のモラール向上 従業員のスキル向上

15分間隔での離発着

定時の離発着

低運賃の追求

稼働率の向上

顧客満足度の向上

顧客ロイヤルティの向上

ターゲット顧客の増加

シート当たり収入の向上

利益率の向上

シート当たりコストの低減

サウスウェスト航空

知識

技能

態度

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鍵となる人的能力

問い

• 『御社の経営戦略・計画を実行・達成する上で重要な(鍵となるのは)、また満たされていないのは、誰(ら)の、どのような人的能力でしょうか?』

アウトプット

• ラフ書きで十分です。

• 収束させる(まとめる、結論づける)必要はありません。

• 消さないでください。

• 大事な点を○で囲んだり、色枠をつけたり。

プロセス

• 個人検討 → 食事、館内視察の時に・・・

• 板書

• チーム内発表・検討

• 発表・共有

• 振り返り・共有 8

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• 縦軸 等級、役職など

• 横軸 階層、職種、目的・テーマ、手段など

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階層別研修 役職 等級

部長

課長

係長

主任

新入社員

次世代経営幹部育成

キャリア デザインA

キャリア デザインB

キャリア デザインC

キャリア デザイン

次世代L 育成(選抜)

Off‐JT OJT SD

OJT

部下 育成・指導

新入社員 研修

新入社員 フォロー研修

新任課長 研修

上級経営 幹部研修

新任部長 研修

一般

目的・テーマ

問題解決B

コミュニケーション基礎A

ビジネスOS

職場リーダー育成研修

中堅社員 研修

入社3~5年目研修

営業 基礎

営業 中級

営業 上級

開発 基礎

開発 中級

開発 上級

技術 基礎

技術 中級

技術 上級

製造 基礎

製造 中級

製造 上級

職種別研修

C基礎B プレゼンA

論理的思考

プレゼンB 問題解決A

チューター 研修

営業 開発 製造

後進育成

コンプライ アンス

メンタル ヘスル

計数・財務

【人材育成体系 モデル例】

参考;人材育成体系(例)

異動、処遇、プロジェクト・・・

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Ⅱ 相乗効果の発揮 1.人材育成手段のMix

• 実際の仕事を通じて、仕事の現場で人材を育成する。人材育成の柱と位置付ける企業・組織も多い。

OJT (On the Job Training)

• 実際の仕事(仕事の現場)から離れて人材を育成する。キャリアの節目、節目などにおける集合研修を指すことが多い。

• 個人の必要性、興味・関心、意思に基づき(尊重し)、通信教育、e‐ラーニング、社外セミナー選択、自己啓発支援制度などを通じて人材を育成する。

Off-JT (Off the Job Training) (集合研修)

SD (Self Development) (自己啓発)

豊富な時間、いつでも、どこでも

個別対応、状況対応

• デメリット

上司等の力量・意欲に依存 放置

• メリット

共通するスキル、知識の習得 同時学習、人的交流

• デメリット

費用、効果?

わずかな時間、場所・時の限定

• メリット

非日常性、変革、現状打破 非個別対応、非状況対応

費用

自身の必要性、興味への適合

個別学習、繰り返し学習

• デメリット 個人の自主性に依存

• メリット

進捗状況管理が容易

経営・組織活動への効果?

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参考;学習領域

• 言語情報

例:都市のリストを見て、その都市を首都と州の名前を上げる。

• 知的技能

例:銀行の取引明細書と小切手帳を見て、小切手帳の収支を合わせる。

• 運動技能

例:ビデオカメラを配置して、操作する。

• 態度

例:長生きするための健康を考えた生き方を選択する。

ウォルター・ディック、ルー・ケアリー他(2004)『はじめてインストラクショナルデザイン』ピアソン・エデュケーションp36

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知識

スキル

態度

人材育成ニーズ

フォロワーシップ力 の強化

フォロワーシップ

ボスマネジメント

困っていることを想定し、その打開策をPC

でまとめ提案

尽くす、支える

Off-JT 体験学習

ロールモデル講話

Off-JT OJT

自己啓発

複合的な学習支援 ( 例 : OJT × Off‐JT × 自己啓発 )!

自己啓発

知っている

実際にやる

知っているできる

できる

Off-JT (事前課題)

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人的能力の具体化 御社の経営戦略・計画を実行・達成する上で重要な、鍵となる人的能力を明らかにし

ていただきました。

問い

• 『その人的能力を発揮するために必要な知識、スキル、態度等にはどのようなものがあるでしょうか?』

• 『その知識、スキル、態度等を培うためには、OJT、Off-JT、自己啓発をどのように組み合わせればよいでしょうか。OJT、Off-JT、自己啓発の相乗効果をどう発揮させますか』

アウトプット

• ラフ書きで十分です。

• 収束させる(まとめる、結論づける)必要はありません。

• 消さないでください。

• 大事な点を○で囲んだり、色枠をつけたり。

プロセス

• 個人検討

• 板書

• 発表・共有、振り返り 12

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ラップアップ

問い

• 『ここまでの、学びは?ヒントは?』

プロセス

• 個人検討

• 発表・共有

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2.ビフォー・イン・アフターの連動

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Attention

注意 おもしろそうだな

知覚的喚起 目をぱっちり開けさせる

探究心の喚起 好奇心を大切にする

変化性 マンネリを避ける

Confidence

自信 やればできそうだなあ

学習要求 ゴールインテープをはる

成功の機会 一歩ずつ確かめて進ませる

コントロールの個人化 自分でコントロールさせる

Satisfaction

満足感 やってよかったなあ

自然な結果 むだに終わらせない

肯定的な結果 ほめて認める

公平さ 裏切らない

Relevance

関連性 やりがいありそうだなあ

親しみやすさ  自分の味付けにさせる

目的指向性  目標に向かわせる

動機との一致  プロセスを楽しませる

鈴木克明(2002)『教材設計マニュアル』北大路書房 p.176-179 ※加筆・修正

研修の楽しさの伝達

受講者のタイプ、特性、ペースの尊重

「できないこと」と「できること」のギャップの明確化

受講者のタイプ、特性、ペースの尊重

えこひいきなし

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木下(ファシリテーター)コメント 『受講者が自身の解にたどり着くプロセス』への 支援に徹する! 『自身のマネジメント・スタイルの課題は?』『その課題の解決の方向性や具体策は?』『課題解決の結果、どのような状態を手に入れたいのか?』。受講者には、『強み』『「拠りどころ』『未来』を再認識、実感、そして今後のマネジメント・スタイルを“腹落ち”していただき、自信を持ち、よりイキイキとなって、職場に帰っていただきます。 受講者に対する私の支援は、解そのものの提示ではなく、『受講者が自身の解にたどり着くプロセス』を少しでも効果的なものとすることにつきます。 受講者の課題や解決の方向性、具体策は様々であり、それらを私が、『短期間で、的確に、理解・検討・決定、理解いただけるように適切にフィードバックすること』は極めて困難であるからです。また課題の当事者は受講者であり、受講者が「自身の解」を実践するためには「自身の解」に対して受講者自身に強くコミットメントしてもらう必要があるからです。 『学びの主人公は受講者である』との基本認識のもと、受講者一人ひとりをつぶさに観察し、よりよい支援を目指し、常に、問いかけの種類、指示などの声かけのタイミング等を省察することが、ガイド/ファシリテーターである私の基本的な姿勢・態度です。 ※MD紹介資料より抜粋

新プログラムのご紹介

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恐縮ですが、宣伝させてください・・・

MD(マネジメントディスカバリー) https://jpc-management.jp/md/

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講師ご紹介

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(財)日本生産性本部 主席経営コンサルタント

木 下 耕 二 (きのした こうじ)

研修トータル・コーディネート、実践的研修の第一人者。省察的・学術的実践家を標榜する。

清涼飲料メーカーを経て、2000年から経営コンサルタント。経営戦略、CS・マーケティング、業務改善、能

力開発、収益・財務など幅広い視点から顧客と共に競争優位性、収益性のアップに邁進、現在に至る。

「経営幹部・社員の能力が企業の命運を左右する」 「人材育成は経営を益すべき」との信念から、人材育

成目的の明確化、人材育成予算の検討、人材育成体系の構築など、経営コンサルタントとして、人材育成

へ、その上流工程から積極的に関与してきた。

コンサルティングにおいては、現実の経営課題を教材としながら、学習に関する知見やノウハウを活用し

て人材を育成、ひいては経営課題の達成を目指す。その一連の手法には定評がある。

自ら講師を務める研修では、経営コンサルタントとしての経験と人材育成に関する原理・原則、理論との

融合により、数多くの状況に応じた引き出し(持ち駒)から適切な指導を行う。また、ケーススタディのインス

トラクションは、ロジカルシンキング力を含め、確かである。ティーチング、コーチング、ファシリテーションの

バランスを、その場の状況に応じて適宜適切に設定する。

リピート・長期継続顧客の多さが物語るように“受講者の腑に落ちる”、“実践・実利に繋がる”、“人材育成

担当者の良き相談相手”などの点で、顧客やその他の関係者から高い評価・信頼を得ている。

木下耕二ラーニングコラム http://www.kkkiduki.jp/

リーダー人材育成木下 検索

木下耕二 検索

経済産業省登録 中小企業診断士、全日本能率連盟認定マネジメン

ト・インストラクター、(公財)日本生産性本部認定 経営コンサルタン

ト、生産性本部公開研修(マネジメント・ディスカバリー)指定講師、

MBTI認定ユーザー

所属:産業・組織心理学会、経営行動科学学会、人材育成学会