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助成金申請ワークショップ 20130701

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Page 1: 助成金申請ワークショップ 20130701

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×助成金申請書ワークショップ

助成金CANPANメソッドβ版

日本財団/CANPAN 山田泰久Twitter:@canpan2009http://www.facebook.com/yamadamay

2013年7月1日 CANPAN

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×プロフィール

山田泰久'やまだやすひさ(

・日本財団経営支援グループ 情報コミュニケーションチーム

'CANPAN、NPO情報発信、社内システム、公式サイト担当(

1973年群馬県高崎市生まれ。

1996年日本財団に入会し、国際協力、総務部門を経て、2005年から4年間、福祉の助成担当に。2009年6月より現職となり、公益コミュニティサイト「CANPAN」の企画・開発、普及・利用促進から、日本財団のWeb担当、NPOの情報発信支援に取り組んでいる。

全国各地でのNPO情報発信セミナーの講師や、東京で月に1回NPO支援のセミナー「日本財団CANPAN・NPOフォーラム」を企画・開催している。

twitter:@canpan2009 Facebook→http://www.facebook.com/yamadamay

ブログ:CANPAN講座 http://blog.canpan.info/koza/

Shop人にやさしく http://blog.canpan.info/p-shop/

CANPAN・NPOフォーラム http://blog.canpan.info/cpforum/

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×日本財団とは?

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• 1962年設立の民間の助成財団

• 2011年4月に財団法人日本船舶振興会から、公益財団

法人日本財団に

• ボートレース'競艇(の売上金'2.5%(と一般・企業から

の寄付金をもとに活動

• 国'官(ではできないことや、施策が行き届かない問題

の解決のために、「公の心」をもちながら「民の視点」で

取組んでいます。

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×日本財団とは?

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ボートレース場:24ヶ所 場外売り場:42ヶ所

全国のボートレース場

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CANPANについてhttp://fields.canpan.info/

公益団体のための情報発信サイト

• NPOの情報発信プラットフォーム

• 全国規模の助成制度のデータベース

• 助成金申請のための団体情報

• オンライン寄付決済システム

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「共感」「信頼」で活動実績を重ね、応援へつなげる活動応援サイクル

活動応援サイクル

オンライン決済ソリューション

<継続課金+都度課金> <都度課金のみ>

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本日の流れ

1.申請書の豊かな世界へ'40分(解説&グループワーク「他の団体の申請書を読む」

2.事業目的'15分(解説&申請書見直し個人ワーク

3.事業目標と期待される成果'15分(解説&申請書見直し個人ワーク

4.事業内容'15分(解説&申請書見直し個人ワーク

5.まとめ'25分(解説&グループワーク「見直した内容と気づきの共有」

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このワークショップを企画した理由

CANPANのコンセプトは情報によるNPO支援。

助成金申請書も一つの情報発信ツール。

助成機関である日本財団の本業の経験も加味して、助成金申請書に関するワークショップを企画したもの。

ブログやソーシャルメディアのように、効率的、効果的に情報発信'=申請書作成(ができるようなノウハウを提供する。

◎よい申請書がよい事業をつくる

◎申請書はフレームワーク

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事前課題

①CANPAN団体登録

②申請書作成'A4用紙2枚にまとめる(

・団体名

・事業名

・事業目的

・事業目標

・事業内容

・期待される成果

・予算

※文字数等は気にせずに

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申請書の豊かな世界へ

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はじめに

現場をよく知っている申請者と、現場をよく知らない助成機関スタッフ。

申請者より助成機関スタッフが優れている唯一の点は?

申請者にとって「現場」といえばフィールド。

では、助成機関スタッフにとって「現場」といえば?

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助成金申請のゴールデンルール

20世紀の格言か・・・書くき・・・期待するく・・・来る'通知が(け・・・決定する

こ・・・志があれば大丈夫

21世紀の格言

か・・・課題に基づく目的を作成する

き・・・気づきを目的に盛り込む

く・・・工夫した手法による計画を立てる

け・・・検証可能な目標を設定する

こ・・・行動力をアピールする

民明書房刊「世界公益大全~助成金よもや話」より

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申請書には時間軸が必要

分野の背景

地域の背景

団体の背景

現在

課題

解決手法'or予防手法( 成果

今 半年先の1年間 1年半以降過去2年間

未来課題

・事業内容

・スケジュール・予算

事業の目的事業

の目標

期待される成果

事業の目的

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グループワーク①

「他の団体の申請書を読む」

'1(5人一組のグループになる

'2(お互いの申請書を読む'10分(

→わからない内容や表現の箇所をマジックで下線を引く

'3(読んだ印象を共有する'一人1分(

→自己&団体紹介

→いろいろな申請書を読んでの全体的な印象

'4(個別の申請書に関してフィードバックする'1団体3分(

→各団体ごとに、他の人が読んだ印象やわかりにくかった点をフィードバックする

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事業目的

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この図は、民明書房刊『世界公益大全-助成金よもや話』の第3章

「助成プログラムの分類」の内容をまとめたものです。

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福祉環境

復興

子ども

助成プログラムの分類

地域社会街づくり

個人の職業支援につながる事業も公益系助成制度の対象になりつつある'介護ヘルパー養成や農業支援など(

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解説:事業目的

重点 現在の課題 理想とする目指す状況

分野

地域

団体

課題を考える3つの視点

団体としての気づきは?

なぜこの事業を行うことになったのか

なぜこの課題を自団体で解決できるのか

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個人ワーク①

「事業目的を見直す」

'1(個人ワークとして、自団体の申請書を見直す'5分(

'2(必要に応じて、加筆修正を行う

'3(修正ポイントや感想などを全体でシェア'2,3名の発表(

★確認ポイント

①助成プログラムのミッションと事業目的がつながっているか

② 「分野」、「地域」、「団体」 の3つの視点で、ビフォー'現在の課題(・アフター'理想とする目指す状況(が記載されているか

③3つの視点のうち、どの視点を重視するか

④団体としての気づきは何か

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事業目標と期待される成果

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助成金申請のイメージ

ホップ ステップ ジャンプホップ、ステップと来て、ジャンプする際に助成金を活用する

ホップ、ステップ、ジャンプ。助成金はジャンプ。遠くまで飛ぶ、段差を乗り越え次のステージに移るために助成金を活用してジャンプする。但し、その場で高く飛び上がるジャンプはジャンプという事業が終わった後の成果という距離は今までと同じため、助成金の対象になりにくい。

民明書房刊『世界公益大全ー助成金よもや話』より

助成金によって、距離という成果をどれだけ出すか

助成金

高さは一瞬、事業が終わった後は同じ距離

事業が終わった後にステップ以上の距離を飛んでいるか

ホップ、ステップと同じ距離

まったくの異次元に

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解説:事業目標と期待される成果

・1年半後と、2年半後のイメージが書かれているか

1年半後→事業完了後の状況

2年半後→事業完了後からの1年間で見込まれる影響や成果

・直接的受益者と間接的受益者、受益者としての社会が整理されているか

直接的受益者→事業の対象者

間接的受益者→直接的受益者の変化によって益を受ける人

受益者としての社会→社会'地域(が受ける「益」による変化

・数値目標が盛り込まれているか、検証可能な目標か

・助成プログラムの目的によっては、期待される成果に「公益性」が求められる

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個人ワーク②

「事業目標と期待される成果を見直す」

'1(個人ワークとして、自団体の申請書を見直す'5分(

'2(必要に応じて、加筆修正を行う

'3(修正ポイントや感想などを全体でシェア'2,3名の発表(

★確認ポイント

①1年半後と2年半後

②直接的受益者と間接的受益者、益を受けることでの社会の変化

③数値目標、検証方法

④公益性

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事業内容と予算

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解説:事業内容と予算

・事業内容に工夫が盛り込まれているか

新しい取り組み

団体としての工夫

課題解決の手法

・経費明細と、事業内容や目的が合致しているか

経費明細から申請書を書いてみる

・事業費について、助成金上限額ありきになっていないか

・期待される成果が事業費と見合っているか

間接的受益者の数に基づく一人あたりコスト

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個人ワーク③

「事業内容と予算を見直す」

'1(個人ワークとして、自団体の申請書を見直す'5分(

'2(必要に応じて、加筆修正を行う

'3(修正ポイントや感想などを全体でシェア'2,3名の発表(

★確認ポイント

①経験や気づきに基づく、団体独自の工夫・解決手法

②予算とその他の記載内容との整合性

③適切なコスト計算

④金額と成果のバランス

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まとめ

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申請者の視点、審査担当者の視点のギャップ

申請者は現在の状況や課題から出発して事業を計画し、事業の実施までをイメージする。

審査担当者は申請書から出発して計画を審査し、事業の実施とその後までをイメージする。

民明書房刊『世界公益大全-助成金よもや話」より

現在の状況や課題 申請書 事業実施 その後

申請者

審査担当者

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申請書には時間軸が必要

分野の背景

地域の背景

団体の背景

現在

課題

解決手法'or予防手法( 成果

今 半年先の1年間 1年半以降過去2年間

未来課題

・事業内容

・スケジュール・予算

事業の目的事業

の目標

期待される成果

事業の目的

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グループワーク

「見直した内容と気づきの共有」

'1(5人一組のグループになる

'2(それぞれの申請書について見直した内容とワークを通じての気づきをグループ内で発表'一人3分×5人=15分(

'3(全体でのシェア'3,4名程度の発表(

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ご参加ありがとうございました。

今日のワークを参考にして、助成金申請にチャレンジしてください。

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