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Vol.74Jun.2019
INDEX所⻑あいさつ事業計画移転整備の推進人材確保・育成等の実施
特集「トップランナーを目指し て」
年間スケジュール今年度の抱負 from・・・万寿 topics
特 集
今号の表紙現施設の遊歩道(上) 桜並木とお弁当新施設の遊歩道(下) 森林で⼼⾝ともにリフレッシュ
万寿だより
ブログ、SNSやってます!!前号でも少しお知らせしましたが、「万寿の家移転整備へ
の道」と題したブログで、移転整備に向けた取り組み状況をご紹介するとともに、Facebook、TwitterといったSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を活用して、施設での⾏事の様子などをご紹介していますので、是非ご覧ください。
Blog Facebook Twitter
トップランナーを目指して〜歴史を基盤とした新たなチャレンジ〜トップランナーを目指して〜歴史を基盤とした新たなチャレンジ〜
― 万寿だより第74号 ―
いよいよ神戸市北区への移転に向けた建築工
事が始まります。住宅街に面した木々の広がる高台に来年の夏頃には4階建ての建物や遊歩道が完成します。コンパクトながら機能的で利用者にも職員にも優しい施設です。1階にはトレーニング室を備え、地域の子供から高齢者までが集う地域交流スペースやカフェがあります。入所の方々もユニットから出て自由にカフェに行けるよう仕組みをつくります。そこでは面会に来た家族とお茶を飲み、スペースで遊ぶ子や孫の姿を眺めながら皆で談笑している。そんなゆったりと時間が過ぎる空間をつくりたいと願っています。
天井⾛⾏リフト(イメージ) トレーニング機器(イメージ)
移転整備の推進令和2年夏頃の供用開始を目指して施設整
備を進めます。トレーニング室とカフェの整備、見守りセンサーやリフト等、利用者の状態に応じた多様な介護ロボットを導入するとともに、ニュークックチル方式による食事提供体制を整備します。◇構 造 鉄骨造4階建て◇延床面積 約6,400 ㎡◇主な事業 特別養護老人ホーム
(ユニット型100床)短期入所(空床利用)トレーニング室の運営(介護保険外事業) 等
◇主な設備 天井走行リフト、見守りシステム、ニュークックチル(食事提供)
人材確保・育成等の実施施設のあり方が大きく変わることから、
計画的な準備を行い、スムーズな移転につなげます。◇「魅力ある施設」をPRし移転先周辺か
ら職員を確保◇ 外国人技能実習生の受け入れ(国際貢献)◇ ノーリフティングケア宣言施設としての
情報発信と内部研修の強化◇ 介護ロボット・システムを活用した介護
技術の習得◇ 高齢障害者の受け入れ
※完成予想図(イメージ)
また、当法人の強みを生かし「福祉のまち
づくり研究所」との提携のもと最新のロボット機器を導入するとともに、持ち上げない介護を実践するなど介護の専門性を高める取り組みを推進します。障害に対する理解を持って支援する高齢障害者ユニットの整備やニュークックチルによる食事提供も行います。
利用者も職員も皆が主役となって地域とつながる福祉拠点づくりを目指します。ここは必ず良い施設になりますので完成を楽しみにして頂ければと思います。
移転整備に向けた思い万寿の家所⻑ 竹内 康文
2019年度 事業計画 (主要事業)
「ヒト」がとっても大切!!介護の質の向上は永遠のテーマ・・・そのためには、それを担う職員と、その職員を育成できるリーダー職員の養成が重要だと考えています。
― 万寿だより第74号 ―
Q: “トップランナー”って何?
Q: 特養って高齢者のための施設じゃないの?
特集
Q: 今回の移転の経緯は?
もともとは兵庫県立の特別養護老人ホームとしてスタートしましたが、2005年からは社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団に運営を移管し現在に至っています。築53年が経過し老朽化が進んでいますので、より良い環境での建替えについて検討を重ねてきましたが、一定規模の敷地と静かな環境のもとで、利用者の方に過ごしていただくとともに、地域の方々のニーズに対応した質の高いサービスの提供を目指して、新たな地となります神戸市北区鳴子への移転新築を進めています。
もちろん高齢者のための施設です。しかし、新しい万寿の家の整備にあたってはコンセプトとして「みんなが地域づくりの主役」を掲げて、入居、利用される高齢者の方はもちろんのこと、地域でお暮らしの老若男女皆様に満足していただける仕組みを考えています。 詳しくは様々なツールで順次お伝えしていきますのでお楽しみに!!
A:
A:
これからの施設整備、施設運営においては、先を見据えた仕掛けが必要だと考えています。そこで、兵庫県社会福祉事業団がこれまで培ってきたノウハウを活用しつつ、法人内の研究、研修施設である福祉のまちづくり研究所との連携のもと、介護用リフト、見守りシステムなどの介護ロボット、非常時のライフライン確保に向けた設備などを積極的に導入するとともに、それを活用する人材の育成にも着手します。利用者・地域の皆様の安全・安心と、職員の介護負担の軽減という難しいテーマの両立を目指して、将来を見据えて先導的にやっていこうとする決意を表した言葉です。
A:
<事業イメージ>
【施設の利用者】○自立した日常生活○先進的介護○私たちの施設○地域・家族とのつながり
【職 員】○やりがいと誇り○笑顔のある職場○専門職としてのスキルアップをサポート
○地域福祉への貢献
【地域の利用者】○集いの場としての利用○介護予防・健康増進○ここがあるから安心○将来の我が家
みんなが地域づくりの主役
万寿の家
1965年11月開設と兵庫県下でもっとも歴史のある特別養護老人ホームである万寿の家が、来年、神戸市北区に移転します。今回の移転に際しては、これまで築いてきた歴史を基盤にしつつ「県下特養のトップ・ランナー」として、新たな取り組みにチャレンジしていきます。
― 万寿だより第74号 ―
2019年度スケジュール(主なもの)月 スケジュール 元号
4月 お花見
5月 家族交流会
6月日帰り旅行居酒屋避難訓練
7月 納涼祭
8月 センター盆踊り大会
9月地域交流観月会敬老祝賀会合同慰霊祭
10月日帰り旅行避難訓練
11月 開設記念日(11/1)
12月 年忘れ会
1月 初詣
2月節分避難訓練
3月
ひなまつり合同慰霊祭居酒屋ボランティア交流会
月間スケジュール
喫茶各種教室(生け花 お化粧 カラオケ
調理 など)お料理クラブさくらカフェ(認知症カフェ)
などなど
須磨水族館・・・待ちに待った外出
いい1年になりますように・・・
花火のひかりに照らされ・・・
※ 写真は昨年度の様子※ 掲載にはご本人、ご家族の同意をいただいています
桜の花に彩られて豪勢な春色を演出
たくさんのボランティアの皆様にお世話になっています!!
― 万寿だより第74号 ―
⻄棟
私たちは・・・
私たちは・・・
利用者がその時々で訴えられる
思いや、叶えたい夢、希望に耳
を傾け、それをひとつでも実現
(笑顔、思い出、安心…)を
明日への希望とともに、ご利用
者様一人一人がそれぞれの花
ご利用者、一人ひとりのその
私たちは・・・
人らしさを生かし、笑顔と思
New Face
今 年 度 の 抱 負 f r o m ・・・
私は、元気いっぱい笑顔満点を目標に、利用者様を笑顔にしたいと考えております。そのために、利用者様一人ひとりの気持ちや個性を尊重し、日々の業務に一生懸命に取り組みます。これからよろしくお願い致します。
支援員 大竹 悠馬
私は介護の経験が全くなく知識もないですが、⺟が介護の仕事をしており、話を聞いているなかで興味を持ち、介護の仕事をしてみたいと思い万寿の家へ来ました。まだまだ何も分からない新人ですが、早く仕事に慣れる事が出来るよう頑張ります。
支援員 成岡 桃菜
支援員 森本 俊也
大きく咲かせることができる
私は利用者さんの思いを大切に支援をしていきたいと思っているので、利用者さんと関わり、コミュニケーションをとっていきたいと思います。
す。い出あふれる生活を支援しま
できるようなケアに取り組みま
す。
北棟
よう支援します。
New Face
中棟
New Face
― 万寿だより第74号 ―
ノーリフティングケア推進中!!ノーリフティングケアの定着に向け、事務所前に練習計画カレンダーの掲示をしました。5月23日からほぼ毎日練習会を実施しており、出勤前や勤務後に練習会を実施しています。
夢を叶えるプロジェクト京都へ⾏きたい!!5月15日に京都へ外出をされました。西本願寺や高島屋での観光や、昼食の手桶弁当で舌鼓を打つなど、たくさんの思い出を作られました。お帰りになった後も「京都でねぇ、・・・」と思い出話をたくさん聞かせて下さいます。
あんしん運転継続中!!同乗している利用者様や地域の方々にやさしい運転に取り組んでいます。職員の無事故無違反も昨年8月26日から継続中です。
夏野菜の苗を植えました!!5月中旬からスイカやトマト、キュウリ、サツマイモの苗を植えました。水やりや草引き等利用者の方も参加されています。中棟では園芸療法士の資格を持つ職員と利用者がタッグを組んで育てています。
“お料理クラブ”活動開始!!今年の3月より月1回のペースで参加者を募り料理クラブを開催しています。野菜をカットしたり、炒めたりする眼差しはいつも以上に真剣で、最後料理を食べるときは「美味しい」の声と笑顔が溢れています。
焼肉を食べたい!!普段はムース食ですが、「焼き肉が食べたい」と、かねてからのご希望があり、次女夫婦様のご協力を得て5月22日に焼肉会を開催しました。看護師や管理栄養士の見守りのもと、焼きたての肉をしっかりと咀嚼・嚥下されていました。ご家族様や職員からの言葉かけに何度も「おいしい」と返答されながら、持参された焼肉210gをすべて召し上がりました。ご家族様との焼肉会の味は格別だったようで、次回も「焼肉」をリクエストされていました。
今回の万寿だよりは、印刷以外の編集すべてを自分たちでチャレンジしました。これを手にして「見て、読んで、知っていただきたい」との思いから、①写真・画像を多くする、②読みやすいフォントとする、に気を配りました。まだまだ経験不足で至らない点も多々あると思いますので、お気づきの際は、ご感想、ご意見等をいただけると幸いです。今後ともよろしくお願いします。
◆ 発行年月日
2019年6月1日
◆ 発行者
特別養護老人ホーム万寿の家
編集者より