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健康いわて 21 プラン(第2次)

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健康いわて21プラン(第2次)

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健康いわて 21プラン(第2次) 目 次

第1章 計画に関する基本的事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 健康いわて 21 プラン(第2次)策定の経緯・・・・・・・・・・・

2 健康いわて 21 プラン(第2次)策定の趣旨・・・・・・・・・・・

3 健康いわて 21 プラン(第2次)の期間・・・・・・・・・・・・・

4 健康いわて 21 プラン(第2次)の性格・・・・・・・・・・・・・

5 計画の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第2章 本県の人口等の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 人口構造・動態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 平均寿命・健康寿命・要介護認定者・・・・・・・・・・・・・・・

3 健康いわて 21 プランの最終評価・・・・・・・・・・・・・・・・

第3章 目指す姿と基本的な方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 目指す姿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) 目指す姿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) 全体目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 基本的な方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) 脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却・・・・・・・・・・・・

(2) 主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底・・・・・・・・

(3) 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び口腔の健康

に関する生活習慣及び社会環境の改善・・・・・・・・・・・・

(4) 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上・・・・・・・・

(5) 健康を支え、守るための社会環境の整備・・・・・・・・・・・・

(6) 東日本大震災津波後の健康づくり・・・・・・・・・・・・・・・

第4章 基本的な方向を実現するための取組と目標・・・・・・・・・・・

1 主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底・・・・・・・・・・

(1) がん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) 脳卒中(脳血管疾患)・心疾患・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3) 糖尿病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4) COPD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び口腔の健康に

関する生活習慣及び社会環境の改善・・・・・・・・・・・・・・

(1) 栄養・食生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) 身体活動・運動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3) 休養・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(4) 飲酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(5) 喫煙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(6) 口腔の健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13

16

37

38

38

38

40

40

41

42

42

42

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45

46

46

52

59

62

64

64

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76

79

84

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3 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上・・・・・・・・・

(1) こころの健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) 次世代の健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3) 高齢者の健康・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4 健康を支え、守るための社会環境の整備・・・・・・・・・・・・・

5 東日本大震災津波後の健康づくり・・・・・・・・・・・・・・・・

第5章 計画の評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 計画の評価及び見直し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 進捗状況及び評価結果の公表・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3 数値目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第6章 保健医療圏別計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 保健医療圏の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 盛岡保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3 岩手中部保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4 奥州保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5 両磐保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6 気仙保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7 釜石保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8 宮古保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9 久慈保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10 二戸保健医療圏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【資料】

1 策定経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 岩手県健康いわて 21 プラン推進協議会設置要綱・・・・・・・・・

3 岩手県健康いわて 21 プラン推進協議会委員名簿・・・・・・・・・・

4 健康いわて 21 プラン分析・評価専門委員会設置要領・・・・・・・

5 健康いわて 21 プラン分析・評価専門委員会委員名簿・・・・・・・

6 健康いわて 21 プラン口腔保健専門委員会設置要領・・・・・・・・

7 健康いわて 21 プラン口腔保健専門委員会委員名簿・・・・・・・・

8 岩手県健康いわて 21 プラン推進会議設置要綱・・・・・・・・・・

9 健康いわて 21 プラン(第2次)(中間案)に対するパブリック・コメ

ントの実施状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10 健康増進法(抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

92

92

96

100

103

106

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第1章 計画に関する基本的事項

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第 1 章 計画に関する基本的事項 1 経緯、2 趣旨、3 期間、4 性格、5 計画の推進

- 2 -

1 健康いわて 21プラン(第2次)策定の経緯

(1) 健康いわて 21プラン

○ 本県では、国において平成 12 年3月に策定された「21 世紀における国民健康づくり運

動(健康日本 21)」を踏まえ、「岩手に生まれ、生活できる喜びを実感できる健康安心・福

祉社会」を実現するため、壮年期の死亡の減少、健康寿命の延伸及び生活の質や人生の質(Q

OL)の向上を目指して、具体的な目標と達成のための指針を示しながら、県民に向けて、

健康づくりを働きかけるため、平成 13 年3月に「健康いわて 21 プラン」を策定しました。

(2) 中間評価及び到達度・活動状況評価、最終評価

○ プラン策定後、健康増進法や食育基本法、生活習慣病予防を重視した医療制度改革関連

法の制定のほか、メタボリックシンドロームの概念を導入した健康づくりなどの健康づく

りを取り巻く状況の変化を踏まえるとともに、平成 17~18 年度に実施した中間評価に基

づき、平成 20 年3月にプランの改定を行い、推進期間を平成 24 年度まで延長しました。

○ また、平成 22 年度には、当初の推進期間であった平成 22 年度時点での目標の到達度と

健康づくりサポーターの活動状況評価を行い、県民の健康課題などを明らかにしました。

○ さらに、平成 23 年度には、東日本大震災津波の本県への影響を踏まえ、推進期間を1年

延長し、平成 25 年度までとするとともに、平成 25 年度に目標値の最終評価を行いました。

2 健康いわて 21プラン(第2次)策定の趣旨

○ 県民が生涯を通じて心身ともに健康で質の高い生活を送るためには、正しい生活習慣を身に

付け、生活習慣病の発症予防や重症化予防、社会生活を営むために必要な機能の維持向上に努

めていくことが重要です。

○ しかし、個人の健康は、家庭や学校、地域、職場等の社会環境の影響を受けることから、社

会全体として個人の健康を支え、守る環境の整備が求められます。

○ したがって、このプランは、県民一人ひとりが取り組むべき健康課題を明らかにするととも

に、県民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的な事項を示し、行政や関係機関団体、

企業等の社会全体が健康づくりサポーターとして県民の健康を支援し、もって、県民の健康寿

命の延伸を図ることを目的として策定するものです。

3 健康いわて 21プラン(第2次)の期間

○ 2014 年度(平成 26 年度)を初年次とし、2022 年度(平成 34 年度)を目標年次とする9か

年計画とします。

○ また、中間評価を計画期間の中間年に当たる 2017 年度(平成 29 年度)に行います。

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第 1 章 計画に関する基本的事項 1 経緯、2 趣旨、3 期間、4 性格、5 計画の推進

- 3 -

4 健康いわて 21プラン(第2次)の性格

○ このプランは、県民一人ひとりが自らの健康状態を正しく理解し、主体的に健康づくりに取

り組むための行動指針です。

○ このプランは、「希望郷いわて」の実現を目指す「いわて県民計画」の健康づくり分野におけ

る領域計画です。

○ このプランは、健康増進法(平成 14 年法律第 103 号)第8条において都道府県が定めると

されている、県民の健康増進の推進に関する施策についての基本的な計画です。

○ このプランは、次に掲げる法定計画をはじめとする関連施策に関する計画と調和を保ちなが

ら、県民の健康づくりを推進する計画です。

・ 岩手県保健医療計画

・ 第2次岩手県がん対策推進計画

・ いわていきいきプラン 2014(岩手県高齢者保健福祉計画、岩手県介護保険事業支援計画)

・ いわて子どもプラン(次世代育成対策推進法(平成 15 年法律第 120 号)による岩手県行

動計画)

・ 岩手県自殺対策アクションプラン

・ 岩手県食育推進計画

・ 岩手県地域防災計画

・ 岩手県東日本大震災津波復興計画

・ 岩手の教育振興

・ イー歯トーブ 8020 プラン(岩手県口腔の健康づくり推進計画)

・ 岩手県肝炎対策計画(第2期計画)

・ 第 12 次労働災害防止計画

2007年度(平成19年度)

2010年度(平成22年度)

2013年度(平成25年度)

2014年度(平成26年度)

2017年度(平成29年度)

2022年度(平成34年度)

2001年度(平成13年度) 健康いわて21プラン

中間評価・見直し(平成20年3月)

到達度・活動状況評価(平成23年3月)

最終評価(平成25年7月)

健康いわて21プラン

(第2次)

中間評価・見直し

最終評価

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第 1 章 計画に関する基本的事項 1 経緯、2 趣旨、3 期間、4 性格、5 計画の推進

- 4 -

5 計画の推進

○ 施策を着実に推進するため、あらかじめ数値目標を設定し、いわゆる“PDCAサイクル” (計

画(Plan)-実行(Do)-評価(Check)-改善(Action))を取り入れなが

ら、計画の進行管理を行います。

○ プランの推進に当たっては、県、市町村をはじめとして、県民や事業者等の多様な主体によ

る一体となった取組が必要です。このため、岩手県健康いわて 21 プラン推進協議会等の場を

通じて、県民の意向を反映させるとともに、家庭、地域、NPO、企業、学校、幼稚園、保育

所、自治体、医療保険者、検診機関、保健医療機関・産業保健機関や医師会・歯科医師会など

を、県民の健康づくりの支援者(健康づくりサポーター)として位置づけ、これら健康づくり

サポーターと連携を図りながら県民一人ひとりの健康を実現するための支援を推進します。

(図1) 個人と健康づくりサポーターの関係図

【県の推進体制】

・ 岩手県健康いわて 21 プラン推進協議会において、定期的にプランの点検、見直しを行

い、これを施策に反映するなどし、実効性のある施策を展開します。

・ 健康いわて 21 プラン推進会議において、県庁内の関係部局との相互に緊密な連携のも

と、関連施策の整合性を確保しつつ、総合的、計画的に施策を推進します。

・ 地域計画について、各保健医療圏(保健所)に設置する保健医療圏協議会等において、

地域の健康課題を明確にしながら管内市町村や関係団体等との調整を行い、課題の解決に

努めます。

【市町村の推進体制】

・ 市町村においては、関係する行政部門間の連携・調整体制を確保し、県との連携のもと、

地域住民に密着した健康づくり計画の見直しと、それに基づく施策を積極的に推進してい

くことが求められます。

健 康

家 庭

企 業

学校・保育所

・幼稚園

NPO 行 政

関係機関・団体(検診機関、保健医療機関、

医療保険者・医師会、歯科医師会等)

地 域

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第 1 章 計画に関する基本的事項 1 経緯、2 趣旨、3 期間、4 性格、5 計画の推進

- 5 -

【健康づくりサポーターが相互に連携した推進体制】

・ 地域の実情に即した効果的かつ着実な健康づくりがなされるよう、健康づくりサポータ

ーはそれぞれが自主的な取組を進めるとともに、相互に連携を図りながら一体的な健康づ

くりを推進する体制の整備に努めます。

〈連携を図っていく健康づくりサポーター〉

〇 教育機関

幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学など

〇 医療保険者

市町村、岩手県国民健康保険団体連合会、全国健康保険協会(協会けんぽ)など

〇 職域(企業等)

商店、会社、協同組合、(一社)岩手県食品衛生協会、岩手県商工会議所連合会、岩

手県商工会連合会、(公財)岩手県労働基準協会、日本労働組合総連合会岩手県連合会、

岩手県産業保健推進センターなど

〇 関係団体等

・ 職能団体

(一社)岩手県医師会、(一社)岩手県歯科医師会、(一社)岩手県薬剤師会、

(公社)岩手県看護協会、(公社)岩手県栄養士会、(一社)岩手県歯科衛生士会など

・ 検診機関

(公財)岩手県予防医学協会、(公財)岩手県対がん協会

・ 地域の健康づくりの推進に関係する団体

岩手県保健推進委員等代表者協議会、岩手県食生活改善推進員団体連絡協議会、

NPO法人日本健康運動指導士会、NPO法人岩手県地域婦人団体協議会、岩手県

老人クラブ連合会、岩手県学校保健会、(一社)岩手県PTA連合会など

(図2) 健康いわて 21プランの推進体制

保 健 所

地 域

健康づくりサポーター

医療保険者

職能団体

職域(企業等)

健康づくり

推進関係団体

市 町 村

・市町村計画の策定

・計画に基づいた健康づくり施策の推進

県 民

県 本 庁

・健康いわて21プラン推進会議(本庁各部局調整)

ニーズの発信と提言健康づくり

活動の支援

健康づくり

活動の支援

地域課題の集約

連携

連携地域の活動の

支援・調整

ニーズの発信と提言 施策の調整・実施

保健医療圏

協議会

協議

意見

協議

意見健康いわて

21プラン

推進協議会

教育機関

検診機関

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第 1 章 計画に関する基本的事項 1 経緯、2 趣旨、3 期間、4 性格、5 計画の推進

- 6 -

[健康づくりサポーターの活動事例]

① 子どもたちとともに地元の食材などを活かしたヘルシーメニューを調理する

食生活改善推進員の様子

② 民間団体による健康相談の様子

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第2章 本県の人口等の現状

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第2章 本県の人口等の現状 1 人口構造・動態

- 8 -

1 人口構造・動態

(1) 人口構造

○ 本県の平成 24 年 10 月1日現在の年齢別人口は、年少人口(15 歳未満)が 162,319 人、

生産年齢人口(15 歳から 64 歳)が 773,516 人、高齢者人口(65 歳以上)が 362,451 人

となっており、前年と比較し、年少人口及び生産年齢人口が減少しています。(図表 2-1)

○ 本県の高齢化率は、昭和 45 年に7%を超えて高齢化社会となり、平成2年に 14%を超

え高齢社会に、平成 12 年には 21%を超えて超高齢社会が到来し、その後も年々上昇を続

けています。(図表 2-1)

○ 将来人口推計では、少子高齢化の進展に伴い年々人口の減少が予測され、平成 47 年に

は 104 万人となる見込みとなっています。(図表 2-1)

(図表 2-1) 人口及び年齢構成の推移と将来推計(岩手県)

出典:総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「都道府県別将来人口推計」(平成 24年1月推計)、

岩手県「岩手県人口移動報告年報」

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第2章 本県の人口等の現状 1 人口構造・動態

- 9 -

(2) 人口動態

① 出生

○ 本県の平成 23 年の出生数は 9,310 人、出生率(人口千対)は 7.1 となっており、前

年と比較すると出生数が 435 人減少、出生率が 0.2 低下し、出生率では全国の 8.3 を 1.2

下回っています。(図表 2-2)

○ 出生率は、昭和 41 年の「ひのえうま」による一時的な低下と、第1次ベビーブーム期

(昭和 22 年から 24 年)に生まれた年代が出産適齢期に入ったことによる第2次ベビーブ

ーム期(昭和 46 年から 49 年)の上昇を経て、その後は低下が続いています。(図表 2-2)

(図表 2-2) 出生数及び出生率の推移

出典:厚生労働省「人口動態統計」

○ 本県の平成 23 年の合計特殊出生率1は 1.41 となっており、全国の 1.39 を 0.02 上回っ

ています。年次推移をみると、本県は全国を上回って推移してきましたが、近年はほぼ

同水準となっています。(図表 2-3)

(図表 2-3) 合計特殊出生率の推移

出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」、厚生労働省「人口動態統計」

1 合計特殊出生率:15歳から 49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出

生率で一生の間に生むとしたときの子供数に相当する数値です。

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第2章 本県の人口等の現状 1 人口構造・動態

- 10 -

② 死亡

○ 本県の平成 23 年の死亡数は 22,335 人、死亡率(人口千対)は 17.1 となっており、

前年と比較すると死亡数が 6,579 人増加、死亡率が 5.2 上昇し、死亡率では全国の 9.9

を 7.2 上回っています。(図表 2-4)。

○ 本県の死亡数及び死亡率は、高齢化に伴い昭和 58 年頃から増加(上昇)傾向となり、

平成 23 年は、東日本大震災津波の影響により死亡数及び死亡率とも前年を大幅に上回

りました。(図表 2-4)。

(図表 2-4) 死亡数及び死亡率の推移

出典:厚生労働省「人口動態統計」

○ 本県の死亡率を主要死因別にみると、悪性新生物(がん)、心疾患及び脳血管疾患な

どの生活習慣病が死因の上位を占め、近年も増加傾向にあり、全国と同様の傾向となっ

ています。なお、平成 23年においては、東日本大震災津波の影響により不慮の事故が最

も多くなっています。(図表 2-5)

(図表 2-5)主要死因別の死亡率の推移(岩手県)

出典:厚生労働省「人口動態統計」、岩手県「保健福祉年報(人口動態編)」

326.4

219.3

180.3

127.4

28.3

0

50

100

150

200

250

300

350

昭和40

(1965)

45

(1970)

50

(1975)

55

(1980)

60

(1985)平成2

(1990)

7

(1995)

12

(2000)

17

(2005)23年

(2011)

悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 自殺

人口10万対

悪性新生物

不慮の事故

心疾患

脳血管疾患

肺炎

自殺

476.3

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第2章 本県の人口等の現状 1 人口構造・動態

- 11 -

○ 本県の平成 23 年の三大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患)の年齢調整死亡率2は、

男性 347.2(全国 300.6)、女性 171.1(全国 157.6)で、健康いわて 21 プランの基準年

である平成 11 年から男性、女性ともに低下傾向にありますが、男女ともに全国との差

が拡大する傾向にあります。(図表 2-6)

(図表 2-6) 三大生活習慣病の年齢調整死亡率

出典:岩手県環境保健研究センター

○ 平成 23 年の本県の 75 歳未満のがんの年齢調整死亡率は、男性 116.3(全国 107.1)、女

性 59.0(全国 61.2)で、都道府県別には、男性がワースト8位となっています。(図表 2-7)

(図表 2-7) がんの 75歳未満の年齢調整死亡率(男女、都道府県別)

出典:独立行政法人国立がん研究センター「人口動態統計による都道府県別がん死亡データ」

2 年齢調整死亡率:人口構成の異なる集団間での死亡率を比較するために、死亡率を一定の基準人口(昭和 60年モデル

人口)にあてはめて算出した指標です。

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第2章 本県の人口等の現状 1 人口構造・動態

- 12 -

○ 平成 22 年の本県の脳血管疾患の年齢調整死亡率は、男性 70.1(全国 49.5)、女性 37.1

(全国 26.9)で、都道府県別には、男女ともワースト1位となっています。(図表 2-8)

(図表 2-8) 脳血管疾患の年齢調整死亡率(男女別、都道府県別)

出典:厚生労働省「人口動態統計」

○ 平成 22 年の本県の心疾患の年齢調整死亡率は、男性 86.2(全国 74.2)、女性 43.0(全

国 39.7)で、都道府県別には、男性がワースト4位、女性がワースト 10 位となっていま

す。(図表 2-9)

(図表 2-9) 心疾患の年齢調整死亡率(男女別、都道府県別)

出典:厚生労働省「人口動態統計」

70.1

49.5

38.6

0

10

20

30

40

50

60

70

80

鹿児島

北海道

神奈川

和歌山

人口10万対 脳血管疾患年齢調整死亡率(男性、都道府県別、H22)

37.1

26.9

20.6

0

5

10

15

20

25

30

35

40

鹿児島

神奈川

北海道

和歌山

人口10万対 脳血管疾患年齢調整死亡率(女性、都道府県別、H22)

86.2

74.2

52.8

0

20

40

60

80

100

120

和歌山

北海道

鹿児島

神奈川

人口10万対 心疾患年齢調整死亡率(男性、都道府県別、H22)

43.0 39.7

30.9

0

10

20

30

40

50

60

和歌山

北海道

鹿児島

神奈川

人口10万対 心疾患年齢調整死亡率(女性、都道府県別、H22)

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第2章 本県の人口等の現状 2 平均寿命・健康寿命・要介護認定者

- 13 -

2 平均寿命・健康寿命・要介護認定者

(1) 平均寿命

○ 本県の平成 22 年の平均寿命は男性 78.53 年、女性 85.86 年となっており、昭和 40 年と

比較して男女ともに 10 年以上伸びていますが、全国の男性 79.59 年、女性 86.35 年をい

ずれも下回り、平成 12 年以降において、本県の平均寿命は全国との較差が拡大する傾向

にあります。(図表 2-10)

(図表 2-10) 本県の平均寿命と全国(都道府県)の平均寿命

出典:厚生労働省「都道府県別生命表」

「平均寿命」と「健康寿命」

ある年齢の人がその後生存する年数の平均を「平均余命」といいますが、

0歳児における平均余命を「平均寿命」といいます。

また、健康上の問題で何らかの制限を受けず日常生活ができる期間を

「健康寿命」といいますが、健康いわて 21プラン(第 2次)では、

国の健康日本 21(第 2次)で示す「日常生活に制限のない期間の平均」

を健康寿命としています。

「平均寿命」と「健康寿命」との差は日常生活に制限のある「不健康

な期間」であり、医療や介護を受けている期間であるともいえます。

私たちが日々の生活をいきいきと、希望や生きがいを持って暮らすために

は、いつまでも「健康」でいられることが重要です。

健康いわて 21プラン(第 2次)では、「健康寿命」の延伸を目指し、

県民の皆さんとともに、様々な「健康づくり」を進めます!!

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第2章 本県の人口等の現状 2 平均寿命・健康寿命・要介護認定者

- 14 -

(2) 健康寿命

○ 本県の健康寿命(健康上の問題で何らかの制限を受けず日常生活ができる期間)は、男

性が 69.43 年(全国 70.42 年)で全国ワースト5位、女性が 73.25 年(全国 73.62 年)で

全国ワースト 16 位となっています。(図表 2-11)

(図表 2-11) 本県の健康寿命と全国(都道府県)の健康寿命(平成22年、男女別)

順位 都道府県 健康寿命(年) 順位 都道府県 健康寿命(年)

1 愛知県 71.74 1 静岡県 75.32

2 静岡県 71.68 2 群馬県 75.27

3 千葉県 71.62 3 愛知県 74.93

4 茨城県 71.32 4 沖縄県 74.86

5 山梨県 71.20 5 栃木県 74.86

6 長野県 71.17 6 島根県 74.64

7 鹿児島県 71.14 7 茨城県 74.62

8 福井県 71.11 8 宮崎県 74.62

9 石川県 71.10 9 石川県 74.54

10 群馬県 71.07 10 鹿児島県 74.51

11 宮崎県 71.06 11 福井県 74.49

12 神奈川県 70.90 12 山梨県 74.47

13 岐阜県 70.89 13 神奈川県 74.36

14 沖縄県 70.81 14 富山県 74.36

15 山形県 70.78 15 岐阜県 74.15

16 三重県 70.73 16 福島県 74.09

17 栃木県 70.73 17 長野県 74.00

18 滋賀県 70.67 18 秋田県 73.99

19 埼玉県 70.67 19 愛媛県 73.89

20 富山県 70.63 20 山形県 73.87

21 熊本県 70.58 21 熊本県 73.84

22 山口県 70.47 22 宮城県 73.78

23 秋田県 70.46 23 新潟県 73.77

24 島根県 70.45 24 山口県 73.71

全国 70.42 25 佐賀県 73.64

25 和歌山県 70.41 26 三重県 73.63

26 京都府 70.40 全国 73.62

27 宮城県 70.40 27 千葉県 73.53

28 奈良県 70.38 28 京都府 73.50

29 佐賀県 70.34 29 岡山県 73.48

30 広島県 70.22 30 和歌山県 73.41

31 鳥取県 70.04 31 青森県 73.34

32 北海道 70.03 32 岩手県 73.25

33 東京都 69.99 33 鳥取県 73.24

34 福島県 69.97 34 北海道 73.19

35 兵庫県 69.95 35 大分県 73.19

36 新潟県 69.91 36 高知県 73.11

37 徳島県 69.90 37 兵庫県 73.09

38 香川県 69.86 38 埼玉県 73.07

39 大分県 69.85 39 長崎県 73.05

40 福岡県 69.67 40 奈良県 72.93

41 岡山県 69.66 41 東京都 72.88

42 愛媛県 69.63 42 香川県 72.76

43 岩手県 69.43 43 徳島県 72.73

44 大阪府 69.39 44 福岡県 72.72

45 長崎県 69.14 45 大阪府 72.55

46 高知県 69.12 46 広島県 72.49

47 青森県 68.95 47 滋賀県 72.37

資料:厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」

男性 女性

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第2章 本県の人口等の現状 2 平均寿命・健康寿命・要介護認定者

- 15 -

(3) 要介護認定者の状況

○ 本県の要介護(要支援)認定者数(第1号被保険者及び第2号被保険者)は、平成 24

年3月末において 66,554 人であり、平成 12 年4月末と比較して 35,589 人の増(伸び率

114.9%)となっています。(図表 2-12)

○ 第1号被保険者に係る認定率は、平成 24 年3月末に 18.0%であり、平成 12 年4月末と

比較して 8.3 ポイントの増となっています。(図表 2-12)

(図表 2-12) 要介護(要支援)認定者数及び認定率の推移

出典:厚生労働省「介護保険事業状況報告」

【介護保険制度における要介護・要支援の定義と区分】(介護保険法より)

○ 「要介護状態」とは

身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は

一部について、厚生労働省令で定める期間(原則6ヵ月)にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる

状態であって、その介護の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要介護状態区分)のいずれかに該

当するもの(要支援状態に該当するものを除く。)をいう。

○ 「要介護者」とは

(1) 要介護状態にある65歳以上の者(第1号被保険者)

(2) 要介護状態にある40歳以上65歳未満の者(第2号被保険者)であって、その要介護状態の原因である身

体上又は精神上の障害が加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病であって政令で定めるもの(特定疾

病)によって生じたもの

○ 「要支援状態」とは

身体上若しくは精神上の障害があるために入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部若

しくは一部について厚生労働省令で定める期間(原則6ヵ月)にわたり継続して常時介護を要する状態の軽減

若しくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれ、又は身体上若しくは精神上の障害があるために厚

生労働省令で定める期間にわたり継続して日常生活を営むのに支障があると見込まれる状態であって、支援の

必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要支援状態区分)のいずれかに該当するものをいう。

○ 「要支援者」とは

(1) 要支援状態にある65歳以上の者(第1号被保険者)

(2) 要支援状態にある40歳以上65歳未満の者(第2号被保険者)であって、その要支援状態の原因である身

体上又は精神上の障害が特定疾病によって生じたもの

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 16 -

3 健康いわて 21プランの最終評価

健康いわて 21プランの最終評価は以下のとおりです。

目標に到達 順調 順調順調に前進 概ね順調 概ね順調

やや前進又は停滞 やや遅れ やや遅れ後退 遅れ 遅れ

健康いわて21プランの評価

評 価

評 価

評 価

【健康いわて21プランの策定・改定・評価の流れ】  平成13年度   健康いわて21プラン策定(最終年度22年度の目標値設定)  平成17~18年度  中間評価の実施。  平成19年度   一部改正(推進期間を2年延長(平成24年度まで)、内臓脂肪型肥満の予防などに関する代表          項目の追加。)  平成22年度   プラン策定時に定めた平成22年度を目標年度とする目標項目(113項目)について、当該年度の目          標年度(平成22年度)時点での到達度と関係機関・団体(健康づくりサポーター)の活動状況の評                価を実施し、最終年度(H24年度)の目標値を設定。  平成23年度   東日本大震災津波の影響により、プランの推進期間を平成25年度までに延長。  平成25年度   最終評価・第2次計画の策定

  

全体目標

栄養領域

身体活動

領 域

喫煙領域

アルコール

領 域

口腔保健

領 域

こころ領域

がん領域

糖尿病領域

自殺領域

不慮の事故

領 域

全体評価

やや前進

又は停滞

やや前進

又は停滞

十分に

活発

十分に

活発

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

やや前進

又は停滞あまり活

発でない

順調に前進ある程度

の取組み

後 退十分に

活発

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

やや前進

又は停滞

ある程度

の取組み

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

到達度 活動状況

循環器疾患

領域

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

やや遅れ

やや遅れ

概ね順調

概ね順調

概ね順調

やや遅れ

やや遅れ

遅 れ

概 ね順調

遅 れ

目標達成 1項目

目標に対し50%未満

の達成 1項目

後退 1項目

やや遅れ

やや遅れ

やや遅れ

概ね順調

概ね順調

概ね順調

やや遅れ

やや遅れ

やや遅れ

やや遅れ

遅 れ

やや遅れ

目標に対し50%以上

の達成 1項目

後退 2項目

中間評価

(H17~18)

到達度・活動

状況調査

(H22)

最終評価

(H25)

やや前進

又は停滞ある程度

の取組み

やや遅れ やや遅れ

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 17 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (全体目標)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 1

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) -

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 1

D:0%以下 (後退) 1

【目標項目の達成度】

【評価】

① 健康で自立できる期間の割合は、基準値よりやや上昇しましたが、目標は達成していません。

② 自分は健康であると思う人の割合は、基準値より低下しています。

③ 65 歳未満で死亡する人の割合は、平成 23 年度では東日本大震災津波による影響が考えられ

ることから、平成 22年度の数値で評価を行ったところ、目標を達成しています。

【目標項目の到達度の判定基準】(各領域について同じ)

到達度 到達度

の数値 内 容 到達度の算定方法

A 100%以上 目標達成 ① 当該年度の累積目標の達成状況により判定する場合

(原則)

(最新値-基準値)/(目標値-基準値)×100

② 基準値よりも実績値を下げる目標である場合

(基準値-最新値)/(基準値-目標値)×100

③ 1つの目標項目の中に、複数の指標がある場合の取扱い

ア 複数の指標の中に、代表的な指標がある場合

代表的な指標の到達度を、当該目標項目の到達度とする

イ 複数の指標の中に、代表的な指標がない場合

それぞれの指標の到達度を単純平均した数値を、当該

目標項目の到達度とする。

B 50%以上

100%未満

目標に対し

50%以上の

達成

C 0%超え

50%未満

目標に対し

50%未満の

達成

D 0%以下 後退

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

出典

男性 ⑭ 92.1% ㉒ 92.4% 94.0% 以上 15.8 C C

女性 ⑭ 87.2% ㉒ 87.4% 91.0% 以上 5.3 C

2 ★ 1-1-2主観的な健康指標「自分は健康であると思う人」の割合の増加

⑯ 76.3% ㉔ 70.9% 90.0% 以上 ▲ 39.4 D D 県民生活習慣実態調査

⑩ 25.4% ㉒ 17.7% 18.0% 以下 104.1 A

㉓ 23.7%

⑩ 13.7% ㉒ 8.9% 9.0% 以下 102.1 A

㉓ 16.8%

健康で自立できる期間の割合の増加 10.5県簡易生命表、人口動態

統計、介護給付費実態調査

1 1-1-1

早世に関する指標「65歳未満で死亡する人の割合」の減少

男性103.1 A 人口動態統計

女性

3 ★ 1-1-3

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 18 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (栄養領域)

【到達度】

(判定基準(各領域について同じ))

区分 判 定 基 準

順 調 目標項目の到達度が全て「A」又は「B」であるもの

概ね順調 目標項目の到達度で「A」又は「B」が半数以上であるもの

(「順調」に該当する場合を除く)

やや遅れ 目標項目の到達度で「A」又は「B」が半数未満であるもの

(「遅れ」に該当する場合を除く)

遅 れ ① 目標項目の到達度で「D」が半数を超えているもの

② 目標項目の到達度で「A」又は「B」が全くないもの

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 6

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 2

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 5

D:0%以下 (後退) 5

合 計 18

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

20-60歳代男性 ⑪ 34.4% ㉔ 32.7% 15.0% 以下 8.8 C

40-60歳代女性 ⑪ 38.7% ㉔ 27.2% 20.0% 以下 61.5 B

小学3年生 ⑱ 10.6% ㉔ 10.8% 8.0% 以下 ▲ 7.7 D

小学6年生 ⑱ 14.9% ㉔ 12.4% 10.8% 以下 61.0 B

中学3年生 ⑱ 12.1% ㉔ 9.9% 10.2% 以下 115.8 A

高校3年生 ⑱ 15.9% ㉔ 13.6% 11.2% 以下 48.9 C

3 ★ 2-1-320歳代女性のやせの者(BMI<18.5)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)

⑪ 12.1% ㉔ 18.0% 12.0% 以下 ▲ 5,900.0 D D(公財)岩手県予防医学協会実施事業所健診デー

2 ★ 2-1-2

児童・生徒の肥満児(村田式による標準体重の20%以上)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)

54.5 B 学校保健統計調査

35.1 C 県民生活習慣実態調査1 ★ 2-1-1成人の肥満者(BMI≧25.0)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)

4 ★ 2-1-420~40歳代の1日当たりの平均脂肪エネルギー比率の減少

⑪ 25.6% ㉔ 24.6% 25.0% 以下 166.7 A A 県民生活習慣実態調査

5 2-1-5 成人の1日当たりの平均食塩摂取量の減少 ⑪ 13.5 g ㉔ 11.8 g 10.0 g 未満 48.6 C C 県民生活習慣実態調査

6 ★ 2-1-6成人の1日当たりの野菜の平均摂取量の増加

⑪ 306.2 g ㉔ 315.9 g 350.0 g 以上 22.1 C C 県民生活習慣実態調査

牛乳・乳製品 ⑪ 118.8 g ㉔ 98.4 g 130.0 g 以上 ▲ 182.1 D

豆類 ⑪ 108.5 g ㉔ 85.1 g 110.0 g 以上 ▲ 1,560.0 D

緑黄色野菜 ⑪ 92.5 g ㉔ 95.1 g 120.0 g 以上 9.5 C

20歳代男性 ⑱ 45.5% ㉔ 50.0% 41.0% 以下 ▲ 100.0 D

30歳代男性 ⑱ 35.4% ㉔ 42.6% 32.0% 以下 ▲ 211.8 D

中学1年生 ⑱ 6.8% ㉓ 3.7% 6.0% 以下 387.5 A

中学3年生 ⑱ 8.7% ㉓ 6.0% 8.0% 以下 385.7 A

高校3年生 ⑱ 15.8% ㉓ 11.9% 14.0% 以下 216.7 A

2-1-7

いわて健康データウェアハウス(環境保健研究センター)生活習慣病予防支援システム

データ

8 ★ 2-1-9 朝食の欠食率の減少 135.6 A

県民生活習慣実態調査

7カルシウムに富む食品(牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜)の成人1日あたりの平均摂取量の増加

▲ 577.6 D 県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 19 -

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 成人の肥満者の割合は減少傾向にありますが、肥満の一因とされる朝食欠食において、20~

30 代の男性の欠食率が増加しているため、今後、職域の場等での若年男性に対する朝食摂取の

必要性等の普及啓発が必要です。また、児童生徒の肥満者の割合は概ね減少傾向にあり、中学

生及び高校生は朝食欠食率が減少傾向にあるため、少年期へのアプローチが徐々に効果が出て

きていると思われます。しかし、メタボリックシンドロームの認知度も目標値を下回り、20代

女性のやせの割合が増加する等の問題が見受けられるため、今後も適正体重維持の必要性に関

する取組は必要です。

② バランスの良い食事については、脂肪エネルギー比率は減少傾向にありましたが、野菜の摂

取量は目標の 350gに達しませんでした。栄養・食生活に関する健康教育を実施する市町村や、

外食料理栄養成分表示の店が増加する等、食環境は整備されつつありますが、食事バランスガ

イドの普及等を通じた取り組みが、今後も必要です。

9 2-1-8自分の適正体重を認識し、体重コントロールを実践する者の割合の増加

⑪ 40.2% ㉔ 43.0% 44.2% 以上 70.0 B B 県民生活習慣実態調査

10 2-1-10

量、質ともにきちんとした食事をする者の割合の増加「1日最低1食、きちんとした食事を、家族2人以上で、楽しく30分以上かけてとる者の割合の増加」

⑪ 57.8% ㉔ 62.0% 70.0% 以上 34.4 C C 県民生活習慣実態調査

11 2-1-11外食や食品を購入する時に栄養成分表示を参考にする者の割合の増加

⑪ 27.8% ㉔ 33.8% 30.6% 以上 214.3 A A 県民生活習慣実態調査

成人男性 ⑧ ( 65.6% ) ㉔ 14.3% 80.0% 以上 ▲ 356.3 D

成人女性 ⑧ ( 73.0% ) ㉔ 18.7% 80.0% 以上 ▲ 775.7 D

13 2-1-13自分の食生活に問題があると思う者のうち、改善意欲のある者の割合の増加

  ⑪ 34.4% ㉔ 38.6% 37.8% 以上 123.5 A A 県民生活習慣実態調査

14 ★ 2-1-14メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を認知している県民の割合の増加

⑱ 41.5% ㉔ 53.3% 80.0% 以上 30.6 C C 県民生活習慣実態調査

▲ 566.0 D 県民生活習慣実態調査12 2-1-12自分の適正体重を維持することができる食事量を理解している者の割合の増加

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

15 2-2-1食生活改善推進員団体連絡協議会の会員数の増加

⑪ 8,903 人 ㉔ 7,077 人 10,000 人 ▲ 166.5 D D岩手県食生活改善推進員

団体連絡協議会総会資料

16 2-2-2栄養・食生活(特に適量)に関する健康教育を実施している市町村の増加

⑪ 79.6% ㉑ 100.0% 100.0% 100.0 A A 関係機関等活動状況調査

17 2-2-3 外食料理栄養成分表示店の増加 ⑪ 51 店舗 ㉔ 297 店舗 201 店舗 以上 164.0 A A 健康国保課調べ

成人男性 ⑫ ( 6.1% ) ㉔ ( 5.3% ) ( 10.0% 以上 ) ▲ 20.5 D 県民生活習慣実態調査

成人女性 ⑫ ( 14.7% ) ㉔ ( 11.5% ) ( 30.0% 以上 ) ▲ 20.9 D 県民生活習慣実態調査18 2-2-5

地域、職域で、健康や栄養に関する学習の場を提供する機会を増やし、それに参加する者(特に、若年層)の増加

▲ 20.7 D

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 20 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (身体活動領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 3

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 2

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 4

D:0%以下 (後退) 2

合 計 11

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

20-60歳代男性 ⑪ 34.4% ㉔ 32.7% 15.0% 以下 8.8 C

40-60歳代女性 ⑪ 38.7% ㉔ 27.2% 20.0% 以下 61.5 B

小学3年生 ⑱ 10.6% ㉔ 10.8% 8.0% 以下 ▲ 7.7 D

小学6年生 ⑱ 14.9% ㉔ 12.4% 10.8% 以下 61.0 B

中学3年生 ⑱ 12.1% ㉔ 9.9% 10.2% 以下 115.8 A

高校3年生 ⑱ 15.9% ㉔ 13.6% 11.2% 以下 48.9 C

35.1 C1 ★ 3-1-4成人の肥満者(BMI≧25.0)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

2 学校保健統計調査54.5 B★ 3-1-9

児童・生徒の肥満児(村田式による標準体重の20%以上)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

県民生活習慣実態調査

男性 ⑪ 7,632 歩 ㉔ 6,311 歩 8,632 歩 ▲ 132.1 D

女性 ⑪ 7,245 歩 ㉔ 5,556 歩 8,245 歩 ▲ 168.9 D

男性 ⑪ 32.4% ㉔ 32.8% 40.0% 以上 5.3 C

女性 ⑪ 32.2% ㉔ 21.9% 40.0% 以上 ▲ 132.1 D

男性 ⑪ 5,122 歩 ㉔ 5,177 歩 6,422 歩 4.2 C

女性 ⑪ 3,692 歩 ㉔ 3,901 歩 4,992 歩 16.1 C

6 3-1-10総合型地域スポーツクラブ加入者数の増加(人口1万人当たり)

⑩ 6.8 人 ㉔ 303.5 人 50.0 人 686.8 A A スポーツ健康課調べ

▲ 63.4

▲ 150.5 D

D★4 3-1-3 運動習慣者の割合の増加

★3 3-1-2 県民の一日の平均歩数の増加 県民生活習慣実態調査

県民生活習慣実態調査

10.2 C 県民生活習慣実態調査5 ★ 3-1-8 高齢者の日常生活における歩数の増加

9 3-2-1 健康運動指導士数の増加 ⑩ 52 人 ㉔ 117 人 58 人 1,083.3 A A 健康国保課調べ

10 3-2-2 健康運動実践指導者の全市町村への配置 ⑪ 44.0% ㉔ 87.9% 100.0% 78.4 B B 健康国保課調べ

11 3-2-3健康づくりのための身体活動に関する健康教育を実施している市町村の増加

⑪ 72.9% ㉒ 100.0% 100.0% 100.0 A A 関係機関等活動状況調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

7 ★ 3-1-5

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を認知している県民の割合の増加【再掲】

⑱ 41.5% ㉔ 53.3% 80.0% 以上 30.6 C C 県民生活習慣実態調査

8 3-1-1健康な生活を続けるために運動することを心がけている人の割合の増加

⑪ 28.0% ㉔ 33.5% 50.0% 以上 25.0 C C 県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 21 -

【評価】

① 県民の 1日平均歩数は、基準値より減少し、目標を達成していません。

② 高齢者の1日平均歩数は男女ともわずかに増加しましたが、同じく目標を達成していません。

③ メタボリックシンドロームを認知している県民や健康な生活を続けるために運動をすること

を心がけている人は、増加傾向にありますが、目標値と大きく差が見られます。

④ 運動の必要性についての普及啓発を継続するとともに、年代や生活リズムに応じ日常生活の

中での運動や身体活動量を増加できるような環境づくりを推進していく必要があります。

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 22 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (喫煙領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 3

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 1

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 4

D:0%以下 (後退) 1

合 計 9

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

全体 ⑪ 26.1% ㉔ 18.9% 20.0% 未満 118.0 A A

男性 ⑪ 51.6% ㉔ 34.0% 40.0% 未満 151.7 A

女性 ⑪ 6.8% ㉔ 5.9% 6.0% 未満 112.5 A

2 ★ 4-1-3 未成年者の喫煙率の減少 ⑪ 11.7% ㉔ 2.4% 0.0% 79.5 B B 県民生活習慣実態調査

3 ★ 4-1-4 妊婦の喫煙率の減少 ⑱ 5.7% ㉓ 3.8% 0.0% 33.3 C Cいわて健康データウェアハウス

4 4-1-5

この1年間で、たばこに関する健康教室や禁煙指導(保健所、保健センター、医療機関等の開催)に参加したことのある人の割合の増加

⑪ 3.1% ㉔ 3.1% 30.0% 以上 0.0 D D 県民生活習慣実態調査

1 ★ 4-1-2 成人の喫煙率の減少 県民生活習慣実態調査

5 4-1-1喫煙と健康に関する知識を持つ人の割合の増加

⑪ 83.8% ㉔ 91.4% 90.0% 以上 122.6 A A 県民生活習慣実態調査

男性 ⑱ 71.6% ㉔ 75.3% 100.0% 13.0 C

女性 ⑱ 73.6% ㉔ 84.0% 100.0% 39.4 C6 ★ 4-2-4

公共の場や職場での効果の高い受動喫煙防止対策についての知識の普及

26.2 C 県民生活習慣実態調査

県立施設の

分煙化率⑱ 100.0% ㉔ 100.0% - 県立施設における受動喫煙防止対策取組状況調査

7市町村本庁舎の

分煙化率⑲ 57.1% ㉑ 67.6% 100.0% 24.5 C 市町村施設の禁煙・分煙状況調査

企業・事業所の

分煙化率⑱ 43.4% ㉔ 62.4% 100.0% 33.6 C 企業・事業所行動調査

学校の敷地内

禁煙化率⑲ 79.6% ㉔ 95.4% 100.0% 77.5 B 学校等施設における禁煙化実態調査

8 ★ 4-2-2

禁煙支援プログラムの普及(禁煙支援プログラムが提供されている市町村の割合の増加)

⑫ 32.8% ⑳ 51.4% 100.0% 27.7 C C地域保健・健康増進事業報告

8 4-2-3学校におけるたばこに関する保健指導の充実

⑬ 2.9% ⑳ 17.8% 7.1% 以上 354.8 A A地域保健・健康増進事業報告

★ 4-2-1

公的施設及び企業・事業所における分煙化並びに学校施設における敷地内禁煙化の推進 45.2 C

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

出典到達度 判定評価用

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

出典到達度 判定評価用

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

出典到達度 判定評価用

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 23 -

【評価】

① 成人の喫煙率は男性及び女性ともに低下し目標を達成しました。また、喫煙と健康に関する

知識を持つ人の増加(91.4%)、学校におけるたばこに関する保健指導の増加(17.8%)は目標

を達成したものの、未成年や妊婦の喫煙率は目標である0%には達しませんでした。

一方、禁煙支援プログラムを提供している市町村は増加したものの半数にとどまり、また、

健康教室や禁煙指導に参加した人の割合は上昇しませんでした。

今後は、医療機関等と連携した禁煙サポートや特定健康診査における禁煙指導などを積極的

に行っていく必要があるほか、妊婦を対象とした禁煙・防煙教育の拡充、未成年者への防煙教

育の継続などに取り組んでいく必要があります。

② 受動喫煙防止対策については、学校の敷地内禁煙化、公的施設及び企業・事業所の分煙化は

進んでいますが目標とする 100%には達しなかったことから、受動喫煙防止対策を一層推進し

ていく必要があります。

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 24 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (口腔保健領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 6

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 2

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 2

D:0%以下 (後退) 3

合 計 13

領 域 評 価 概ね順調

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

7 6-1-3Ⅰ幼年期における親に毎日仕上磨きを受ける者の割合の増加

⑪ 70.0% ㉔ 71.9% 90.0% 以上 9.5 C C 県民生活習慣実態調査

8 6-1-4Ⅰ幼年期におけるフッ素塗布を受けたことがある者の割合の増加(3歳児)

⑤ 39.6% ㉓ 79.2% 50.0% 以上 380.8 A A 健康データウェアハウス

9 6-1-5

Ⅰ幼年期・Ⅱ少年期におけるおやつとして甘いものをとる回数が1日2回以下である者の割合の増加

⑪ 73.7% ㉔ 90.7% 90.0% 以上 104.3 A A 県民生活習慣実態調査

10 6-1-715歳以上における歯間清掃器具(フロス・歯間ブラシ)を使用する者の割合の増加

⑪ 26.0% ㉔ 16.3% 50.0% 以上 ▲ 40.4 D D 県民生活習慣実態調査

11 6-1-815歳以上における年1回定期健診を受けている者の割合の増加

⑪ 15.5% ㉔ 26.3% 30.0% 以上 74.5 B B 県民生活習慣実態調査

全体 ⑪ 26.1% ㉔ 18.9% 20.0% 未満 118.0 A A

男性 ⑪ 51.6% ㉔ 34.0% 40.0% 未満 151.7 A

女性 ⑪ 6.8% ㉔ 5.9% 6.0% 未満 112.5 A

12 ★ 6-1-12 成人の喫煙率の減少【再掲】 県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

1歳6か月児 ⑩ 93.7% ㉓ 97.5% 97.8% 以上 92.7 B

★3歳児 ⑩ 48.4% ㉓ 73.3% 72.9% 以上 101.6 A A

12歳児 ⑪ 26.4% ㉔ 61.3% 65.7% 以上 88.8 B 岩手県学校保健統計調査

2 ★ 6-1-212歳児における1人平均のむし歯の本数の減少

⑪ 2.98 歯 ㉔ 1.22 歯 1.10 歯 以下 93.6 B B 岩手県学校保健統計調査

15-24歳 ⑪ 2.5% ○ - 2.0% 以下 -

25-44歳 ⑪ 29.6% ㉔ 28.1% 26.0% 以下 41.7 C

45-64歳 ⑪ 38.4% ㉔ 52.6% 34.0% 以下 ▲ 322.7 D

4 ★ 6-1-9Ⅴ中年期(45~64歳)における24歯以上有する者の割合の増加

⑪ 42.0% ㉔ 56.0% 50.0% 以上 175.0 A A 県民生活習慣実態調査

5 ★ 6-1-10Ⅵ高年期(65歳以上)における20歯以上有する者の割合の増加

⑪ 11.8% ㉔ 31.8% 20.0% 以上 243.9 A A 県民生活習慣実態調査

6  6-1-11Ⅵ高年期(65歳以上)で何でも噛んで食べることができる者の割合の増加

⑱ 63.6% ㉔ 56.7% 70.0% 以上 ▲ 107.8 D D 県民生活習慣実態調査

6-1-63重度歯周病(CPI3以上)に罹っている者の割合の減少

1 ★ 6-1-1

Ⅰ幼年期(1~4歳)・Ⅱ少年期(5~14歳)におけるむし歯を持たない者の割合の増加

歯科健康診査実施状況調(児童家庭課)

▲ 140.5 D 県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

13 6-2-1市町村における総合健康診査における歯周病検診の実施率の増加

⑩ 57.6% ㉔ 60.6% 100.0% 7.1 C C市町村歯科調査・増進事

業補助金実績報告

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 25 -

【評価】

① 幼年期・少年期のむし歯に関する指標については、すべて基準値から大きく改善しており、

特に3歳児でむし歯を持たない者の割合は、目標を達成しています。

② 中年期・高年期の歯の喪失に関する指標については、すべて基準値から大きく改善し、目標

を達成しています。

➂ 壮年期・中年期の歯周病に関する指標については、特に中年期において改善がみられず、重

度の歯周病に半数以上の者が罹っています。これは、残存歯数が増加した影響によるものです

が、今後は歯周病対策が一層重要であることを示しています。

④ むし歯、歯周病及び歯の喪失に関する指標を改善するために、幼年期から高年期までを通じ

て良好な歯科保健に係る行動の定着を促進することが必要です。

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 26 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (アルコール領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 1

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 3

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 1

D:0%以下 (後退) 1

合 計 6

領 域 評 価 概ね順調

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 「アルコールの飲み過ぎによる健康への悪影響」や、「節度ある適度な飲酒」についての知識

をもつ住民は増えてきましたが、多量に飲酒する人の割合は、男性で増加傾向にあり、未成年

者の飲酒率も 2.4%ありました。今後も市町村等での普及啓発や健康教育の実施が必要と考え

られます。

男性 ⑱ 4.6% ㉔ 6.6% 4.2% 以下 ▲ 500.0 D

女性 ⑱ 1.1% ㉔ 0.7% 1.0% 以下 400.0 A

2 ★ 5-1-4 未成年者の飲酒率の減少 ⑪ 23.3% ㉔ 2.4% 0.0% 89.7 B B 県民生活習慣実態調査

D 県民生活習慣実態調査1 ★ 5-1-1 多量に飲酒する人の割合の減少 ▲ 50.0

3 5-1-2アルコールの飲み過ぎによる健康への悪影響を知っている人の割合の増加

⑪ 83.2% ㉔ 91.5% 90.0% 以上 122.1 A A 県民生活習慣実態調査

4 5-1-3「節度ある適度な飲酒」とは、1日1合程度であるという知識の普及

㉑ 38.3% ㉔ 40.0% 40.2% 以上 89.5 B B 県民生活習慣実態調査

5 5-2-1アルコールに関する健康教育を実施している市町村の割合の増加

⑰ 44.6% ㉒ 61.8% 100.0% 31.0 C C 関係機関等活動状況調査

6 5-2-2

アルコールに関する普及啓発(イベント、講演会、健康教室、広報誌等)を実施している市町村の割合の増加

⑰ 33.9% ㉒ 94.1% 100.0% 91.1 B B 関係機関等活動状況調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 27 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (こころ領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 5

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) -

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) -

D:0%以下 (後退) 4

合 計 9

領 域 評 価 概ね順調

※国のデータのみ把握可能な項目(参考項目2項目)を除いた9項目で評価。

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 睡眠時間が十分で熟睡している人や最近1ヶ月にストレスを感じた人の割合がともに基準値

より後退(悪化)しています。

② 悩み等の相談・受診場所を知らない人や悩み等の相談・受診場所を利用しにくいと感じてい

る人の割合が、基準値より後退(悪化)しています。

こころの健康に関する相談窓口の周知や気軽に相談できる体制を整備するとともに、睡眠習慣の

改善のための正しい知識の普及や保健指導の実施等より一層取組みを進めていくことが必要です。

平均 判定到達度 判定

評価用出典

目標値(H25)

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値年度

最新値

平均 判定到達度 判定

評価用出典

目標値(H25)

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値年度

最新値

平均 判定到達度 判定

評価用出典

目標値(H25)

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値年度

最新値

1 11-1-1毎日が充実していると感じている人の割合の増加

⑪ 51.3% ㉔ 65.7% 57.0% 以上 252.6 A A 県民生活習慣実態調査

2 ★ 11-1-2睡眠時間が十分で熟睡している人の割合の増加

⑪ 55.0% ㉔ 38.5% 61.0% 以上 ▲ 275.0 D D 県民生活習慣実態調査

3 ★ 11-1-4最近1ヶ月にストレスを感じた人の割合の減少

⑪ 63.0% ㉔ 65.7% 57.0% 以下 ▲ 45.0 D D 県民生活習慣実態調査

4 11-1-3精神疾患(うつ病など)について理解していない人の割合の減少

⑪ 30.5% ㉔ 22.8% 27.0% 以下 220.0 A A 県民生活習慣実態調査

5 11-1-5ストレスの発散方法を持っていない人の割合の減少

⑪ 33.1% ㉔ 26.8% 29.0% 以下 153.7 A A 県民生活習慣実態調査

6 11-1-6健康な生活を続けるために心がけていること(目標)がある人の割合の増加

⑪ 42.3% ㉔ 81.3% 47.0% 以上 829.8 A A 県民生活習慣実態調査

7 11-1-7悩み等の相談・受診場所を知らない人の割合の減少

⑪ 56.3% ㉔ 59.0% 10.0% 以下 ▲ 5.8 D D 県民生活習慣実態調査

8 11-1-8悩み等の相談・受診場所を利用しにくいと感じている人の割合の減少

⑪ 49.7% ㉔ 65.8% 30.0% 以下 ▲ 81.7 D D 県民生活習慣実態調査

9 11-2-1「スクールカウンセラー」を配置している小中高等学校数の増加

⑬ 20 校 ㉕ 151 校 53 校 以上 397.0 A A 教育委員会資料

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 28 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (がん領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 3

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 3

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 6

D:0%以下 (後退) 8

合 計 20

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣に関する目標項目>

7 ★ 7-1-8 胃がん検診受診率の増加 40歳以上 ⑯ 31.5% ㉒ 36.1% 50.0% 以上 24.9 C C 国民生活基礎調査

8 ★ 7-1-9 子宮がん検診受診率の増加 20歳以上 ⑯ 25.4% ㉒ 25.6% 50.0% 以上 0.8 C C 国民生活基礎調査

9 ★ 7-1-10 肺がん検診受診率の増加 40歳以上 ⑯ 22.9% ㉒ 31.5% 50.0% 以上 31.7 C C 国民生活基礎調査

10 ★ 7-1-11 乳がん検診受診率の増加 40歳以上 ⑯ 27.4% ㉒ 26.0% 50.0% 以上 ▲ 6.2 D D 国民生活基礎調査

11 ★ 7-1-12 大腸がん検診受診率の増加 40歳以上 ⑯ 26.8% ㉒ 31.1% 50.0% 以上 18.5 C C 国民生活基礎調査

12 7-1-13 胃がんの精密検査受診率の向上 ⑩ 82.7% ㉒ 87.0% 90.0% 以上 58.9 B B地域保健・健康増進事業報告

13 7-1-14 子宮頸部がん精密検査受診率の向上 ⑩ 89.5% ㉒ 85.4% 90.0% 以上 ▲ 820.0 D D地域保健・健康増進事業報告

14 7-1-15 子宮体がん精密検査受診率の向上 ⑩ 88.6% ㉒ 84.6% 90.0% 以上 ▲ 285.7 D D地域保健・健康増進事業報告

15 7-1-16 肺がん精密検査受診率の向上 ⑩ 77.1% ㉒ 88.8% 85.0% 以上 148.1 A A地域保健・健康増進事業報告

16 7-1-17 乳がん精密検査受診率の向上 ⑩ 89.5% ㉒ 87.8% 90.0% 以上 ▲ 340.0 D D地域保健・健康増進事業報告

17 7-1-18 大腸がん精密検査受診率の向上 ⑩ 74.8% ㉒ 81.8% 85.0% 以上 68.6 B B地域保健・健康増進事業報告

18 ★ 7-1-1920~40歳代の1日当たりの平均脂肪エネルギー比率の減少【再掲】

⑪ 25.6% ㉔ 24.6% 25.0% 以下 166.7 A A 県民生活習慣実態調査

19 ★ 7-1-20成人の1日当たりの野菜の平均摂取量の増加【再掲】

⑪ 306.2 g ㉔ 315.9 g 350.0 g 以上 22.1 C C 県民生活習慣実態調査

★2

全体 ⑰ 90.9 ㉒ 84.9 81.8 以下 65.9 B B

男性 ⑰ 121.1 ㉒ 113.4 108.9 以下 63.1 B

女性 ⑰ 65.4 ㉒ 60.4 58.8 以下 75.8 B

全体 ⑰ 13.3 ㉒ 11.7

男性 ⑰ 20.3 ㉒ 18.7

女性 ⑰ 7.4 ㉒ 5.6

3 7-1-4子宮がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

女性 ⑰ 4 ㉒ 4.1人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究

センターにて毎年算出)

全体 ⑰ 13.9 ㉒ 14

男性 ⑰ 23.4 ㉒ 23

女性 ⑰ 5.8 ㉒ 6.1

5 7-1-6乳がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

女性 ⑰ 9.9 ㉒ 10.7人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

全体 ⑰ 12.8 ㉒ 10.3

男性 ⑰ 17.4 ㉒ 13.8

女性 ⑰ 8.7 ㉒ 7.1

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

6 7-1-7大腸がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

目標値は設定せず、その推移を確認

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

目標値は設定せず、その推移を確認

4 7-1-5肺がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

目標値は設定せず、その推移を確認

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

目標値は設定せず、その推移を確認

2 7-1-3胃がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

目標値は設定せず、その推移を確認

全がん死亡者数の減少(人口10万対75歳未満年齢調整死亡率)

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

1 ★ 7-1-2

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 29 -

平均 判定到達度 判定

評価用出典

目標値(H25)

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値年度

最新値

<生活習慣に関する目標項目(続き)>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 全がん死亡者数(人口 10万対 75歳未満年齢調整死亡率)が、基準値に対して男女ともに低

下したことから、目標値に近づきました。

② がん検診受診率は、胃がん・子宮がん・肺がん・大腸がんについては上昇傾向にあるものの、

乳がんについては低下傾向にあり、すべてのがん検診において目標値である受診率 50%には達

していない状況にあります。

③ がん検診の精密検査受診率は、胃がん・肺がん・大腸がんについては上昇傾向にあるものの、

子宮頸部がん・子宮体がん・乳がんについては低下傾向にあり、すべてのがん検診の精密検査

受診率において目標値である受診率 90%には達していない状況にあります。

④ がんによる死亡者数の減少やがんの予後の向上を図るためには、がんの早期発見・早期治療

が重要であり、引き続き、市町村や検診機関さらにはNPO等民間団体との連携の下、受診率

向上に向けた普及啓発活動を推進するとともに、主に働く世代などに配慮した受診しやすい環

境の整備等に取組む必要があります。

男性 ⑪ 7,632 歩 ㉔ 6,311 歩 8,632 歩 ▲ 132.1 D

女性 ⑪ 7,245 歩 ㉔ 5,556 歩 8,245 歩 ▲ 168.9 D

男性 ⑪ 32.4% ㉔ 32.8% 40.0% 以上 5.3 C

女性 ⑪ 32.2% ㉔ 21.9% 40.0% 以上 ▲ 132.1 D

男性 ⑪ 5,122 歩 ㉔ 5,177 歩 6,422 歩 4.2 C

女性 ⑪ 3,692 歩 ㉔ 3,901 歩 4,992 歩 16.1 C

全体 ⑪ 26.1% ㉔ 18.9% 20.0% 未満 118.0 A A

男性 ⑪ 51.6% ㉔ 34.0% 40.0% 未満 151.7 A

女性 ⑪ 6.8% ㉔ 5.9% 6.0% 未満 112.5 A

男性 ⑱ 4.6% ㉔ 6.6% 4.2% 以下 ▲ 500.0 D

女性 ⑱ 1.1% ㉔ 0.7% 1.0% 以下 400.0 AD 県民生活習慣実態調査24 ★ 7-1-25 多量に飲酒する人の割合の減少【再掲】 ▲ 50.0

23 ★ 7-1-24 成人の喫煙率の減少【再掲】 県民生活習慣実態調査

C 県民生活習慣実態調査22 ★ 7-1-23高齢者の日常生活における歩数の増加【再掲】

10.2

D 県民生活習慣実態調査21 ★ 7-1-22 運動習慣者の割合の増加【再掲】 ▲ 63.4

20 ★ 7-1-21 県民の一日の平均歩数の増加【再掲】 ▲ 150.5 D 県民生活習慣実態調査

25 7-1-1がん予防12ヶ条の内容を知っている人の割合の増加

⑪ 30.6% ㉔ 28.8% 90.0% 以上 ▲ 3.0 D D 県民生活習慣実態調査

26 7-2-1 胃がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 1.94% ㉒ 2.32% 1.00% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

27 7-2-2 子宮頸部がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 6.48% ㉒ 4.46% 4.00% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

28 7-2-3 子宮体部がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 6.45% ㉒ 7.69% 4.00% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

29 7-2-4 肺がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 1.40% ㉒ 2.87% 1.30% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

30 7-2-5 乳がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 3.36% ㉒ 7.31% 2.50% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

31 7-2-6 大腸がん陽性反応適中度の向上 ⑰ 4.15% ㉒ 4.53% 1.90% 以上 地域保健・健康増進事業報告より算出

基準より高い

基準より高い

基準より高い

基準より高い

基準より高い

基準より高い

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

※ 「がん陽性反応適中度の向上」に係る項目については、国の許容値を満たすことが目標であり、到達度評価になじまないことか

ら、当該許容値を基準とする二件法(基準より高い・基準より低い)で評価するに止め、領域の判定には用いないこととする。

評 価 判 定 基 準

基準より高い がん検診事業の在り方検討委員会報告書の陽性反応適中度の許容値を上回っている場合

≪許容値≫ 乳がん:2.5%以上、子宮がん:4.0%以上、大腸がん:1.9%以上、

胃がん:1.0%以上、肺がん:1.3%以上

基準値より低い 上記許容量を下回っている場合

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 30 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (循環器疾患領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 2

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 4

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 7

D:0%以下 (後退) 8

合 計 21

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

男性 ⑪ 7,632 歩 ㉔ 6,311 歩 8,632 歩 ▲ 132.1 D

女性 ⑪ 7,245 歩 ㉔ 5,556 歩 8,245 歩 ▲ 168.9 D

男性 ⑪ 32.4% ㉔ 32.8% 40.0% 以上 5.3 C

女性 ⑪ 32.2% ㉔ 21.9% 40.0% 以上 ▲ 132.1 D

男性 ⑪ 5,122 歩 ㉔ 5,177 歩 6,422 歩 4.2 C

女性 ⑪ 3,692 歩 ㉔ 3,901 歩 4,992 歩 16.1 C

全体 ⑪ 26.1% ㉔ 18.9% 20.0% 未満 118.0 A A

男性 ⑪ 51.6% ㉔ 34.0% 40.0% 未満 151.7 A

女性 ⑪ 6.8% ㉔ 5.9% 6.0% 未満 112.5 A

男性 ⑱ 4.6% ㉔ 6.6% 4.2% 以下 ▲ 500.0 D

女性 ⑱ 1.1% ㉔ 0.7% 1.0% 以下 400.0 A

13 8-1-6成人1日当たりの平均カリウム摂取量の増加

⑪ 3.1 g ㉔ 2.4 g 3.5 g 以上 ▲ 175.0 D D 県民生活習慣実態調査

14 ★ 8-1-16定期健診等の糖尿病、循環器疾患に関連する検診受診率の増加

20歳以上 ⑯ 68.1% ㉒ 72.5% 75.0% 以上 63.8 B B 国民生活基礎調査

15 ★ 8-1-17

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の概念を導入した健康診査の受診者数の向上[特定健康診査の実施率]

⑳ 37.4% ㉒ 40.7% 70.0% 10.1 C C 厚生労働省提供データ

県民生活習慣実態調査12 ★ 8-1-15 多量に飲酒する人の割合の減少【再掲】 ▲ 50.0 D

県民生活習慣実態調査

11 ★ 8-1-14 成人の喫煙率の減少【再掲】 県民生活習慣実態調査

10 ★ 8-1-13高齢者の日常生活における歩数の増加【再掲】

10.2 C

9 ★ 8-1-12 運動習慣者の割合の増加【再掲】 ▲ 63.4 D

D 県民生活習慣実態調査8 ★ 8-1-11 県民の一日の平均歩数の増加【再掲】 ▲ 150.5

県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

全体 ⑰ 60.5 ㉓ 55.0 52.9 以下 72.4 B B

男性 ⑰ 81.4 ㉒ 73.1 71.2 以下 81.4 B

女性 ⑰ 44.7 ㉓ 40.4 39.1 以下 76.8 B

全体 ⑰ 69.9 ㉓ 63.5 55.6 以下 44.8 C

男性 ⑰ 98.1 ㉓ 90.6 74.2 以下 31.4 C

女性 ⑰ 47.5 ㉓ 43.1 39.7 以下 56.4 B

推定数

123 千 ㉓ 128 千人 116 千人 以下 ▲ 71.4 D 健康データウェアハウス

推定数

106 千 ㉓ 103 千人 100 千人 以下 50.0 B推定数

46 千人 ㉓ 42 千人 43 千人 以下 133.3 A 健康データウェアハウス

推定数

40 千人 ㉓ 44 千人 38 千人 以下 ▲ 200.0 D推定数

135 千人 ㉓ 122 千人 129 千人 以下 216.7 A 健康データウェアハウス

推定数

54 千人 ㉓ 44 千人 50 千人 以下 250.0 A

20-60歳代男性 ⑪ 34.4% ㉔ 32.7% 15.0% 以下 8.8 C

40-60歳代女性 ⑪ 38.7% ㉔ 27.2% 20.0% 以下 61.5 B

小学3年生 ⑱ 10.6% ㉔ 10.8% 8.0% 以下 ▲ 7.7 D

小学6年生 ⑱ 14.9% ㉔ 12.4% 10.8% 以下 61.0 B

中学3年生 ⑱ 12.1% ㉔ 9.9% 10.2% 以下 115.8 A

高校3年生 ⑱ 15.9% ㉔ 13.6% 11.2% 以下 48.9 C

B 学校保健統計調査

県民生活習慣実態調査

7 ★ 8-1-9

児童・生徒の肥満児(村田式による標準体重の20%以上)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

54.5

6 ★ 8-1-8成人の肥満者(BMI≧25.0)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

35.1 C

1 ★ 8-1-1脳血管疾患死亡数の減少(人口10万対年齢調整死亡率)

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

男性 ⑳

▲ 10.7

C2 ★ 8-1-2心疾患死亡数の減少(人口10万対年齢調整死亡率)

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

3 ★ 8-1-3高血圧症有病者の減少(40~74歳の推定数)

D女性 ⑱

4 ★ 8-1-4脂質異常症有病者の減少(40~74歳の推定数)

男性 ⑳

▲ 33.3 D女性 ⑳

5 ★ 8-1-5

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者・予備群の減少(40~74歳の推定数)

男性 ⑳

233.3 A女性 ⑳

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 31 -

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 脳血管疾患死亡数(人口 10万対年齢調整死亡率)は減少傾向にありますが、目標を達成して

いません。また、全国平均(男 49.5、女 26.9)に比べると非常に高く、47 都道府県の中で、

男女とも最も高くなっています。

② 心疾患死亡数(人口 10万対年齢調整死亡率)は減少傾向にありますが、目標値とはかなり差

がみられます。また、高血圧症有病者や脂質異常症有病者の減少は、改善がみられません。

③ 1日の平均歩数や運動習慣者の割合や多量に飲酒する人の割合は、基準値より後退(悪化)

しています。

④ 定期健診等糖尿病、循環器疾患に関連する検診の受診率は、基準値より増加していますが、

目標値には達していません。特定健康診査・特定保健指導の実施率は、上昇傾向にありますが、

目標とは大きな差があります。

⑤ 定期健診等受診後の糖尿病又は循環器疾患に関わる異常所見者への事後指導、循環器疾患有

病者に対する治療継続指導は、基準値より後退しています。

脳血管疾患や心疾患の発症リスクを上げる高血圧症有病者や脂質異常症有病者を減少させる

ため、普及・啓発等の取組を一層推進する必要があります。

受診しやすい環境の整備等により特定健診の受診率の向上をはかるとともに、健康的生活習

慣が定着するよう、個人の状況にあった効果的な特定保健指導や循環器疾患有病者に対する治

療継続指導の徹底が必要です。

16 8-1-7 自分の血圧値を知っている人の割合の増加 ⑪ 79.1% ㉔ 84.2% 90.0% 以上 46.8 C C 県民生活習慣実態調査

17 8-1-19生活習慣病予防のためには健康診断が重要であることを知っている人の割合の増加

⑪ 79.9% ㉔ 87.7% 90.0% 以上 77.2 B B 県民生活習慣実態調査

18 ★ 8-1-10

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を認知している県民の割合の増加【再掲】

⑱ 41.5% ㉔ 53.3% 80.0% 以上 30.6 C C 県民生活習慣実態調査

平均 判定出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

19 ★ 8-1-18

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の概念を導入した保健指導の受診者数の向上[特定保健指導の実施率]

⑳ 9.8% ㉒ 17.4% 45.0% 21.6 C C 厚生労働省提供データ

男性 ⑱ 64.1% ㉔ 53.3% 100.0% ▲ 30.1 D

女性 ⑱ 67.4% ㉔ 54.5% 100.0% ▲ 39.6 D

21 8-1-22循環器疾患有病者に対する治療継続指導の徹底

⑱ 94.9% ㉑ 92.9% 99.6% 以上 ▲ 42.6 D D 県民生活習慣実態調査

20 ★ 8-1-20定期健診等受診後の糖尿病又は循環器疾患に関わる異常所見者への事後指導の徹底

▲ 34.8 D 県民生活習慣実態調査

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 32 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (糖尿病領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 3

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) 3

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 5

D:0%以下 (後退) 4

合 計 15

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<生活習慣(行動)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

推定数 推定数

34 千人 ㉓ 34 千人 33 千人 以下 0.0 D推定数 推定数

21 千人 ㉓ 18 千人 19 千人 以下 150.0 A推定数 推定数

135 千人 ㉓ 122 千人 129 千人 以下 216.7 A推定数 推定数

54 千人 ㉓ 54 千人 44 千人 以下 250.0 A

20-60歳代男性 ⑪ 34.4% ㉔ 32.7% 15.0% 以下 8.8 C

40-60歳代女性 ⑪ 38.7% ㉔ 27.2% 20.0% 以下 61.5 B

小学3年生 ⑱ 10.6% ㉔ 10.8% 8.0% 以下 ▲ 7.7 D

小学6年生 ⑱ 14.9% ㉔ 12.4% 10.8% 以下 61.0 B

中学3年生 ⑱ 12.1% ㉔ 9.9% 10.2% 以下 115.8 A

高校3年生 ⑱ 15.9% ㉔ 13.6% 11.2% 以下 48.9 C

3か年平均 3か年平均

143.3 人 151.0 人 129 人 未満 ▲ 53.8 D D

3か年平均

6  9-1-15 糖尿病性網膜症による視覚障害者数の減少 ⑱ 30 人 24.7 人 28 人 以下 265.0 A A 福祉行政報告例(身体障

害者手帳交付台帳登載

数、視覚障害者のうち糖

5  9-1-14糖尿病性腎症によって、新たに透析導入となった患者数の減少

⑮⑯⑰

㉑㉒㉓

日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況」

㉒㉓

1 ★ 9-1-1

糖尿病有病者の減少(40~74歳の推定数)男性 ⑳

健康データウエアハウス

女性 ⑳

75.0 B

2 ★ 9-1-2

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者・予備群の減少(40~74歳の推定数)【再掲】

男性

女性

233.3 A 健康データウエアハウス

3 ★ 9-1-3成人の肥満者(BMI≧25.0)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

35.1 C 県民生活習慣実態調査

4 ★ 9-1-4

児童・生徒の肥満児(村田式による標準体重の20%以上)の割合の減少(適正体重維持者の割合の増加)【再掲】

54.5 B 学校保健統計調査

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

男性 ⑪ 7,632 歩 ㉔ 6,311 歩 8,632 歩 ▲ 132.1 D

女性 ⑪ 7,245 歩 ㉔ 5,556 歩 8,245 歩 ▲ 168.9 D

男性 ⑪ 32.4% ㉔ 32.8% 40.0% 以上 5.3 C

女性 ⑪ 32.2% ㉔ 21.9% 40.0% 以上 ▲ 132.1 D

男性 ⑪ 5,122 歩 ㉔ 5,177 歩 6,422 歩 4.2 C

女性 ⑪ 3,692 歩 ㉔ 3,901 歩 4,992 歩 16.1 C

10 ★ 9-1-9定期健診等の糖尿病、循環器疾患に関連する検診受診率の増加【再掲】

20歳以上 ⑯ 68.1% ㉒ 72.5% 75.0% 以上 63.8 B B 国民生活基礎調査

11 ★ 9-1-10

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の概念を導入した健康診査の受診者数の向上[特定健康診査の実施率]【再掲】

⑳ 37.4% ㉒ 40.7% 70.0% 10.1 C C 厚生労働省提供データ

7 ★ 9-1-6 県民の一日の平均歩数の増加【再掲】 ▲ 150.5 D 県民生活習慣実態調査

8 ★ 9-1-7 運動習慣者の割合の増加【再掲】 ▲ 63.4 D 県民生活習慣実態調査

9 ★ 9-1-8高齢者の日常生活における歩数の増加【再掲】

10.2 C 県民生活習慣実態調査

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

12 ★ 9-1-5

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を認知している県民の割合の増加【再掲】

⑱ 41.5% ㉔ 53.3% 80.0% 以上 30.6 C C 県民生活習慣実態調査

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 33 -

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 糖尿病有病者(40~74歳)の推定数について、女性は基準値から改善し目標を達成していま

すが、男性は基準値からほとんど改善していません。

② 糖尿病の慢性合併症に関する指標のうち、糖尿病性網膜症による視覚障害者数については、

基準値から改善し目標を達成していますが、糖尿病性腎症による新規透析導入患者数について

は、基準値から悪化しています。

➂ 定期健診等の受診率については、基準値から改善していますが、目標を達成していません。

また、定期健診等受診後の異常所見者への事後指導率は改善せず、基準値から悪化しています。

④ 糖尿病有病者の治療継続率については、基準値から改善し目標を達成しています。

男性の糖尿病有病者数に改善が認められなかったことから、良好な生活習慣への改善により新

規発症者を抑えるとともに、定期健診等の積極的な受診、異常所見者への事後指導の徹底により

有病者の早期発見・早期治療を進める必要があります。

また、糖尿病有病者に対しては、治療の継続により糖尿病合併症の予防に努めるよう促してい

くことが重要です。

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

13 ★ 9-1-11

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の概念を導入した保健指導の受診者数の向上[特定保健指導の実施率]【再掲】

⑳ 9.8% ㉒ 17.4% 45.0% 21.6 C C 厚生労働省提供データ

男性 ⑱ 64.1% ㉔ 53.3% 100.0% ▲ 30.1 D

女性 ⑱ 67.4% ㉔ 54.5% 100.0% ▲ 39.6 D

15 9-1-13

糖尿病有病者に対する治療継続指導の徹底(糖尿病が強く疑われる人のうち治療を受けている人の割合)

⑱ 57.6% ㉔ 65.5% 60.5% 以上 272.4 A A 県民生活習慣実態調査

14 ★ 9-1-12

定期健診等受診後の糖尿病又は循環器疾患に関わる異常所見者への事後指導の徹底【再掲】

▲ 34.8 D 県民生活習慣実態調査

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 34 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (不慮の事故領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) 1

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) -

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) 2

D:0%以下 (後退) 1

合 計 4

領 域 評 価 やや遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

<環境づくりに関する目標項目>

【評価】

① 不慮の事故の死亡率は、平成 23 年度では東日本大震災津波による影響が考えられること

から平成 22年度の数値で評価を行いましたが、目標値である全国値を上回っています。

②「応急措置や心肺蘇生の方法を知っている人の割合の増加」や「家庭内での事故防止対策を

実施予定でない家庭の割合の減少」について目標を達成していないため、今後も継続した県

民への情報提供が必要と考えられます。

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

平均 判定

評価用№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値 出典

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定

2 10-1-2応急措置や心肺蘇生の方法を知っている人の割合の増加

⑪ 44.6% ㉔ 56.4% 70.0% 以上 46.5 C C 県民生活習慣実態調査

3 10-1-3

高齢者にとっての安全で暮らしやすい住宅環境やその改善方法を知っている人の割合の増加

⑪ 59.4% ㉔ 68.5% 60.0% 以上 1,516.7 A A 県民生活習慣実態調査

4 10-1-4家庭内での事故防止対策が未実施で、実施予定のない家庭の割合の減少

⑪ 29.4% ㉔ 28.1% 20.0% 以下 13.8 C C 県民生活習慣実態調査

㉒ 42.3 32.2 ▲ 71.2 D D

㉓ 475.0 47.1 ▲ 4,854.4 D

38.1 県保健福祉年報1 ★ 10-1-1

SIDS(乳幼児突然死症候群)、誤飲による窒息や中毒、溺死、転落、交通事故などの不慮の事故による死亡数の減少(人口10万対死亡率)

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第2章 本県の人口等の現状 3 健康いわて 21 プランの最終評価

- 35 -

健康いわて 21 プラン最終評価調書 (自殺領域)

【到達度】

到 達 度 項目数

A:100%以上 (目標達成) -

B:50%以上 100%未満 (目標に対し 50%以上の達成) -

C:0%超 50%未満 (目標に対し 50%未満の達成) -

D:0%以下 (後退) 2

合 計 2

領 域 評 価 遅れ

【目標項目の達成度】

<健康水準(状態)に関する目標項目>

<知識・意識に関する目標項目>

【評価】

① 自殺による死亡数や 1年間に自殺を考えたことがある人がともに基準値より後退(悪化)し

ています。自殺者による死亡数を男女別でみると、男性の増加の割合が高くなっています。

② 総合的かつ効果的に自殺対策を推進していくため、「岩手県自殺対策アクションプラン」(平

成 23年 11月策定)に基づき、行政機関、関係機関・団体等、官民一体となった総合的な取組

みを進めていく必要があります。

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

出典

平均 判定№ 目標項目 (★印:代表目標項目) 区分 基準値

年度

最新値目標値(H25)

到達度 判定評価用

出典

全体 ⑨ 25.8 ㉓ 28.2 ㉖ 25.8 ▲ 9.3 D D

男性 ⑨ 36.5 ㉓ 41.8

女性 ⑨ 15.9 ㉓ 15.7

1 ★ 12-1-1自殺による死亡数の減少(人口10万対死亡率)

人口動態統計(国は5年ごと、県は環境保健研究センターにて毎年算出)

2 12-1-2 一年間に自殺を考えたことのある人の減少 ⑪ 1.0 ㉔ 1.4 0.5% 以下 ▲ 40.2 D D 県民生活習慣実態調査

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- 36 -

【参考】 国の基本的な方針と健康日本21(第2次)の概念図

健康いわて 21 プラン(第2次)は、

健康日本21(第2次)も踏まえながら策定しています。

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第3章 目指す姿と基本的な方向

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 38 -

1 目指す姿

(1) 目指す姿

○ 本県は、全国と同様に急激な少子高齢化が進んでおり、平成 24 年に 27.9%である高齢

化率はおよそ 10 年後(平成 32 年)には 33.6%と、県民の3人に1人が高齢者となること

が見込まれています。

○ そのような超高齢社会を見据え、本プランでは次の姿を「目指す姿」として掲げ、県民

の健康づくりを推進します。

・ 子どもから高齢者まで、また、病気や障がい等の有無に関わらず、それぞれの力を生

かし、共に助け合いながら、いきいきと暮らすことができる「いわて」を目指します。

・ 県民一人ひとりが自らの健康を自覚し健康的な生活習慣を確立するとともに、社会全

体で県民の主体的な健康づくりを支援する社会の確立を目指します。

(2) 全体目標

○ 超高齢社会においても活力ある社会を築き上げるためには、高齢者が健康で生きがい

を持てる社会であることが不可欠です。

○ そこで、すべての県民が生涯を通じて心身ともに健康で質の高い生活を送ることを表

す指標として、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である

健康寿命を最も重要な指標とし、この健康寿命を延伸することを本プランの全体目標

の一つとします。

目指す姿

「共に生きるいわて」の実現

全体目標① 健康寿命の延伸

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 39 -

○ 本県の脳血管疾患の年齢調整死亡率は年々減少傾向にありますが、全国との差は広が

っており、平成 22 年には都道府県別で男女ともワースト1位となっています。

○ そこで、この本県独自の課題を緊急かつ速やかに解消する必要があることから、脳血

管疾患の年齢調整死亡率の一層の減少をもう一つの全体目標として掲げます。

○ なお、統計上は脳血管疾患の年齢調整死亡率を指標としますが、脳血管疾患の大部分を

占め、また、県民の皆さんにも分かりやすい「脳卒中」をキーワードとし、まずは全国ワ

ースト1からの脱却、ひいては死亡率を全国水準に近づけていくことを目標とします。

【目標】

目標項目 現状値(H24) 目標値(H34)

健康寿命の延伸(年)

健康

寿命

男性 69.43

平均寿命の増加分

を上回る健康寿命

の増加

女性 73.25

平均

寿命

男性 78.53

女性 85.86

【目標設定の考え方】

・ 生活習慣病の対策により、健康寿命がどの位伸びるかを推定するためのエビデンス3が存

在しないことなどから、健康寿命の延伸を図り、日常生活に制限のある期間をできるだけ

短くすることを掲げた「平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加」を具体的な目標とし

ます。

脳卒中死亡率全国ワー

スト1からの脱却

都道府県

順位

男性 全国ワースト1 全国ワースト1か

らの脱却 女性 全国ワースト1

脳血管疾

患年齢調

整死亡率

男性 全国との格差

20.6ポイント 全国との格差の縮小

女性 全国との格差

10.2ポイント

【目標設定の考え方】

・ 脳血管疾患年齢調整死亡率の低下については、後述する脳血管疾患分野で具体的な目標

を設定しています。

ここでは、全国ワースト1からの脱却を目標として設定しますが、それに甘んじること

なく、全国との格差の縮小を同時に達成することを目標として重点的かつ全県的な取組と

して脳卒中対策を推進します。

3 エビデンス:臨床結果などに基づく科学的根拠をいいます。

全体目標② 「脳卒中死亡率全国ワースト1」からの脱却

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 40 -

2 基本的な方向

○ 脳卒中(脳血管疾患)の死亡率(年齢調整死亡率)を低下させることは、本県の最も重

要かつ緊急的な課題です。

○ そこで、脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却を基本的な方向の一つとします。

○ 具体的な取組としては、取組の趣旨に賛同する団体を構成員とする「脳卒中対策推進県

民会議」を新たに設置し、これらの構成員による主体的な取組を促進し、県民が健康づく

りに取り組みやすい環境の整備を図ります。

○ 構成員として、幼稚園、学校などの教育機関、市町村や国保連、協会けんぽなどの医療保

険者、事業所や商工関係団体、労働安全衛生関係団体などの職域の健康づくりに関係する団

体、医師会や歯科医師会、看護協会や栄養士会などの保健医療に関わる職能団体、がん検診

や特定健診などに関わる検診機関、食生活改善推進員団体連絡協議会や保健推進員団体、老

人クラブなどの地域の健康づくりに関係する団体など、子どもから高齢者まで広く健康づく

りに取り組めるよう、各種の団体に参加を働きかけます。

○ 取組に当たっては、「食生活改善」、「健康運動」、「禁煙」などのテーマを設け、構成員の

取組が一体的なものとなるよう、また、県民の皆さんにも分かりやすく、取り組みやすい

活動となるよう努めます。

○ また、構成員の活動についてインターネットなどで広く情報発信するとともに、各種の

広報活動を通じて県民の皆さんの意識の醸成に努めます。

(1) 脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 41 -

図1 「脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却」推進イメージ

○ 健康であることとは病気にかからないことでもあり、本県の3大死因である、がん、脳

血管疾患(脳卒中)、心疾患を予防することが健康寿命の延伸に効果が高いと考えられます。

○ また、脳血管疾患や心疾患の危険因子であり、神経障害や網膜症などの合併症を併発す

る糖尿病を予防することも重要です。

○ そこで、目指す姿の実現及び全体目標を達成するため、これらの生活習慣病を予防する

こと、及び、重症化を予防することを基本的な方向の一つとします。

○ 具体的な取組については第4章「基本的な方向を実現するための取組と目標」で詳述し

ます。(基本的な方向(3)~(6)についても同様です。)

 ・ ウォーキングコース等の整備、運動サークル等の結成 など

 ・ 禁煙・分煙の飲食店等の拡大、職場や公共的施設での受動喫煙防止対策 など

食生活改善

健康運動

食生活改善

健康運動

禁   煙

 ・ 「県民減塩運動」、「野菜一皿運動」など、キャッチフレーズに基づく統一的な取組 ・ 地域での栄養教室、職場での料理教室、学校等での食育 など

 ・ 「歩数アップ運動」、「1万歩運動」など、キャッチフレーズに基づく統一的な取組 ・ 健康運動教室、ウォーキング大会、職場での手軽な運動 など

 ・ 県民大会の開催、構成員による一斉行動、家庭への訪問活動 ・ ホームページ等での広報活動、構成員の自主的活動の情報発信 など

 ・ 食事バランスガイドの普及、外食栄養成分表示店の拡大 など

 

禁   煙 ・ 「世界禁煙デー」、「禁煙週間」における重点的な取組 ・ 禁煙・喫煙防止教室、 禁煙指導(医療機関・薬局) など

脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却

健康運動禁 煙三本柱

危険因子 喫 煙 メタボ

【本県の独自課題】脳卒中年齢調整死亡率(岩手) H22:男性70.1 女性37.1

(全国) H22:男性49.5 女性26.9

生活習慣

食生活改善

喫煙 栄養・食生活 身体活動・運動 特定健診・特定保健指導

⇒禁煙 ⇒減塩・バランスのとれた食事 ⇒歩数増加、運動習慣定着 ⇒受診率・実施率の向上

高血圧

脳卒中対策推進県民会議

構成員

保健医療に関わる

職能団体 検診機関医療保険者健康づくり推進

関係団体職域

(企業等)

教育機関

実践活動

環境整備

普及啓発

健康的な生活習慣の定着 健康意識の向上・県民意識の醸成

(2) 主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 42 -

○ 生活習慣病の発症を予防するためには、県民の健康の増進を形成する基本要素となる栄

養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び口腔の健康に関する生活習慣の改善

が重要です。

○ また、生活習慣の改善を含めた健康づくりを効果的に推進するには、個人の意識と行動

だけではなく、個人を取り巻く社会環境が整備・改善されていることも重要です。

○ そこで、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び口腔の健康に関する生

活習慣及びそれらの社会環境を改善することを基本的な方向の一つとします。

○ 県民が生涯にわたって健康な日常生活を営んでいくためには、乳幼児期から高齢期まで、

それぞれのライフステージに応じた健康な生活習慣づくりに取り組むことが必要です。

○ 子どもであれば、成長期における身に付けるべき生活習慣としての健康づくり、高齢期

であれば高齢化に伴う身体的、社会的機能の低下を遅らせるための健康づくり、成人期で

あれば働く世代のストレス対策としての健康づくりなど、それぞれのライフステージに応

じた健康づくりが必要となります。

○ そこで、社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上を基本的な方向の一つとします。

○ 個人の健康は、家庭、学校、地域、職場等の社会環境の影響を受けることから、社会全

体として、個人の健康を支え、守る環境づくりに努めていくことが重要であり、行政機関

のみならず、企業や民間団体等の積極的な参加・協力を得ながら県民が主体的に行う健康

づくりの取組を総合的に支援する環境を整備していく必要があります。

○ また、地域や世代間の相互扶助など、地域や社会の絆、職場の支援等が機能することによ

り、社会全体が相互に支え合いながら、県民の健康を守る環境を整備することも必要です。

○ そこで、健康を支え、守るための社会環境の整備を基本的な方向の一つとします。

(3) 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び

口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善

(4) 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

(5) 健康を支え、守るための社会環境の整備

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第3章 目指す姿と基本的な方向 1 目指す姿、2 基本的な方向

- 43 -

○ 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災津波は、本県を含む三陸沿岸地域に大きな

被害をもたらし、その復興もいまだ道半ばであり、被災者の心身の健康を守るため、これ

からもきめ細やかな健康支援やこころのケアなどに取り組んでいく必要があります。

○ また、被災市町村における新たなまちづくりと連動し、関係機関・団体やNPO・企業・教

育機関、ボランティア等、多様な主体の参画による健康づくりを推進していく必要があります。

○ そこで、東日本大震災津波後の健康づくりを基本的な方向の一つとします。

図2 健康いわて 21プラン(第2次)の概念図

健康寿命の延伸

「脳卒中死亡率全国ワースト1」からの脱却

「共に生きるいわて」

の実現目標

生活の質の向上(個人の視点)

社会環境の質の向上(個人を取り巻く環境の視点)

①主要な生活習慣病の発症

予防と重症化予防の徹底

③社会生活を営むために必要な

機能の維持及び向上

社会生活機能の維持・向上

社会参加の機会の増加

④健康を支え、

守るための

社会環境の整備

ソーシャルキャピタルの向上

東日本

大震災

津波後の健康

づくり

②生活習慣及び社会環境の改善

生活習慣の改善(危険因子の低減) 社会環境の改善

脳卒中(脳血管

疾患)・心疾患

健康いわて21プラン(第2次)

慢性閉塞性肺疾患

が ん

糖尿病 こころの健康 次世代の健康 高齢者の健康

栄養・食生活 休 養身体活動・運動 飲 酒 喫 煙 口 腔

(6) 東日本大震災津波後の健康づくり

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