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平成 30 年度
学校評価結果報告書 (年度末評価)
広島県立広島工業高等学校
目 次 1 様式5【平成 29 年度自己評価シート(年度末評価)】・・・・・・ 1 2 様式6【平成 29 年度自己評価シート(年度末評価まとめ)】・・・ 9 3 様式8【平成 29 年度学校関係者評価シート(年度末評価)】・・・ 14
平成 30 年度自己評価シート(年度末評価)
校番 81 学校名 広島工業高等学校 校長氏名 中村 充宏 全日制 本校
学校経営目標
達成目標 評価指標 前年度 本年度
評価 理 由 担当
部等 実績値 目標値 実績値
1
計画的に資格・検定試験の案内をし,
ジュニアマイスター認定者数を増や
す。
認定者数 52 人 52 人 42 人 B
(教育研究部) ジュニアマイスター前期
・ゴールド7名,シルバー
12 名 計 19 名
ジュニアマイスター後期 ・ゴールド 7名,シルバー16人 計23人
合計 42 人 (2学年会) 学年会では年間を通して,資格・検定取得及び,ジュニアマイスター認定に係る啓発活動をした。
教育研
究部
2学年
会
ものづくりコンテストでの入賞・優勝を
目指す。
中国大会・全国大
会の出場数
中国大会
9 全国大会
7
中国大会
9 全国大会
7
中国大会
9 全国大会
5
B
(機械科)
若年者ものづくり競技
会フライス盤作業で敢
闘賞に入賞。高校生も
のづくりコンテスト中国
地区大会旋盤作業部
門に出場した。
工業科
B
(電気科)
高校生ものづくりコン
テスト県大会では電子
回路組立部門で1位と
なり中国大会に出場し
た。マイコンカーラリー
大会は中国地区2位と
なり全国大会に出場。
A
(建築科)
高校生ものづくりコン
テスト全国大会木材加
工部門と,若年者もの
づくり競技大会建築大
工職種に出場した。若
年者ものづくり競技大
会では敢闘賞を受賞。
B
(土木科)
高校生ものづくりコン
テスト中国地区大会測
量部門第3位に入賞。
第 11 回コンクリート甲
子園に出場し,優勝。
B
(化学工学科)
高校生ものづくりコン
テスト県大会では化学
分析部門で1位と2位
に入賞し,中国地区大
会に出場し,2位と6
位に入賞。
様式5
1
工業分野の有識者と連携し,実践的な
知識・技術・技能を身に付ける。
社会人講師を活
用した授業数 11 回 12 回 12 回 A
地域の熟練技能者や
SET(Super Engine
ering Teacher)を講
師として招聘し,技能
向上のための授業等
計画どおり実施。
工業科
各学科が推奨する工業分野の資格を
取得する。
機 械 科:技能検定(普通旋盤2・3級,鋳
造2・3級,フライス盤作業2・3
級,機械検査作業2・3級,機械
プラント製図2・3級)
電 気 科:第1種・第2種電気工事士
建 築 科:建築施工管理士2級+技能検定
(左官2・3級,とび2・3級,建築
大工2・3級)
土 木 科:2級土木施工管理技術検定+測
量士,測量士補
化学工学科:危険物取扱者
資格取得した生
徒数
68 人 100 人 98人 A
(機械科) 技能検定の状況
2級技能士 14/19人
3級技能士 84/141人
合計 98人 合格した。
工業科
108 人 100 人 115 人 A
(電気科)
第二種受験結果82人,
第一種受験結果33人,
合計 115 人が合格し,
成果を得た。
73 人 85 人 118 人 A
(建築科)
2級建築施工管理技
術検定9人,建築大工
3級 24 人,2級3人,と
び3級 11 人,左官3級
18 人,建築CAD検定
3級 49 人,2級4人,
計 53 人が合格。
合計 118 人が合格。
19 人 15 人 24 人 A
(土木科)
測量士補1人,2級土
木施工管理技術 23
人,合計 24 人が合
格。
19 人 15 人 18 人 A (化学工学科)
危険物取扱者乙種に
18 人が合格。
≪各種資格・検定試験の受験者数・合格率の向上を図り,ジュニアマイスター認定者数を 52人以上とする≫
【評価結果の分析】
(1) 成果
〇ジュニアマイスター顕彰については,前期にゴールド,シルバー合わせて 19 人,後期に 23 人,合計 42 人が認定された。また,ジュニアマイ
スター顕彰制度では,ゴールド以上で一定の高得点以上であれば特別表彰され,本校では,6 名が表彰された(過去最高数)。本年度より,ブ
ロンズが実施され,31 名の生徒はゴールド,シルバーに向けて取り組んでいる。
〇取得できる資格・検定の試験日程一覧表を年度当初に作成しクラスへ掲示したり,資格取得ネームプレートの掲示を随時更新することにより,
生徒に対し資格取得に挑戦する意欲が高まった。
(2) 課題
〇放課後,資格取得のための補習と部活動が競合した。
【今後の改善方策】
○資格取得のための補習と部活動が競合しないよう,各担当者同士で連携・調整する。また,生徒が両立できるよう環境を整える。
≪ものづくりコンテストでの入賞・優勝を目指す≫
【評価結果の分析】
(1) 成果
〇若年者ものづくり競技会 職種建築大工に中国地区代表として出場し,敢闘賞に入賞した。また,その生徒は高校生ものづくりコンテスト木材
加工部門全国大会にも出場した。
〇若年者ものづくり競技会 職種フライス盤作業に広島県代表として出場し,敢闘賞(4位)に入賞した。2年連続の入賞であった。
〇高校生ものづくりコンテスト中国大会に,旋盤作業,電子回路組立,木材加工,測量,化学分析の5部門が出場し,木材作業部門において,全
国大会出場を果たした。
2
〇ジャパンマイコンカーラリー2019 中国地区大会アドバンス部門に出場し,2位(準優勝)となり,全国大会に出場した。
〇第 11 回コンクリート甲子園に出場し,優勝した。
(2)課題
〇高校生ものづくりコンテスト全国大会には出場ができるレベルにはなってきたが,出場する選手の技術・技能は年々向上しており,簡単に上
位に入ることが難しくなっている。上位入賞する選手を育成するためには,生徒の指導方法を工夫・改善する必要がある。
【今後の改善方策】
〇加工及び作業の精度を上げるとともに,スピードアップも図るなど,すべての面で質の高い練習を実施する。
〇社会人外部講師であるSETを活用し,生徒の技術力向上に取り組むとともに,その指導方法を学び,教職員の指導力向上につなげる。
≪実践的な知識・技術・技能を身に付ける≫
【評価結果の分析】
(1)成果
〇SETの活用により,授業や放課後の指導を通じて,広島県版技能検定に合格させるとともに,その中でも際だった生徒は高校生ものづくりコ
ンテスト全国大会に出場するまで成長した。
〇SET,企業の熟練技能者の指導により,生徒の知識や技術・技能が向上し,学科が推奨する資格・検定を取得する生徒は年々増加してい
る。
(2)課題
〇生徒の技能向上には,教職員がSET等の技能指導力を学び,さらに教職員自身がスキルアップしていくことが必要である。
【今後の改善方策】
〇教職員自身が,資格や技能検定の取得や,各種技能に係る研修会へ積極的に参加し,さらに指導力を高め,SET と協力して生徒の技術・技
能の育成に取り組む。
≪各学科が推奨する工業分野の資格を取得する≫
【評価結果の分析】
(1)成果
(2)課題
〇資格取得のための指導ができる教職員の育成が必要である。
〇資格・検定取得のために,学科が組織的な指導体制を構築する必要がある。
【今後の改善方策】
〇教職員は,広島版技能検定等に係るセミナーや技能向上の研修会に積極的に参加し,広島マイスターや熟練技能者の卓越した技術・技能を
学ぶことにより,自らの指導力の向上を図る。
〇学科が推奨する資格ごとに役割分担をし,放課後等において,計画的,組織的に資格・検定取得のための補習を行う。
学 科 学科が推奨し合格した資格・検定(合格者数/受検者数) 合格人数
機械科
2 級技能士旋盤作業 (5/6),2 級技能士フライス盤作業(4/5),2 級技能士鋳造作業 (1/2),2 級技
能士機械検査(2/4),2級機械プラント製図(2/2),3 級技能旋盤作業(28/34),3 級技能士鋳造
(25/33),3 級技能士機械検査(30/73), 3 級機械プラント製図(1/ 1)
98 人
電気科 第 2 種電気工事士(82/95) :上期合格(68/81):下期合格(14/14)
第 1 種電気工事士(33/62) 115 人
建築科 2級建築施工管理技術検定(9/133),建築大工3級(24/26),建築大工2級(3/4), とび3級
(11/11), 左官3級(18/18),2級(0/1),建築CAD検定3級(49/57 人),2級(4/4) 118 人
土木科 測量士補 (1/10),2級土木施工管理技術検定(23/49) 24 人
化学工学科 危険物取扱者乙種(18/57) 18 人
3
2 選ばれる学校づくり
入学希望者の増加を目指す。
入学者選抜Ⅰ・Ⅱ平
均倍率 1.33
前年度
以上 1.36 A
(総務部)
中学3年生を対象と
した夏季オープンス
クールや2回の中学
校訪問をするなど,広
報活動を実施した結
果,入学者選抜Ⅰ・Ⅱ
は昨年よりも若干増加
した。
総務部
運動クラブ入賞・
優勝数
県大会
49 中国大会
14 全国大会 6
県大会 前年以上 中国大会
前年以上 全国大会 前年以上
県大会
63 中国大会
5
全国大会
7
A
(総務部)
昨年度実績と比較し
て,県大会入賞数は昨
年を大きく上回った。
中国大会出場数は減
少したが,全国大会出
場数は増加した。
クラブ加入状況 90.0% 前年以上 92.41% A
(総務部)
昨年度と比較し,クラ
ブ加入生徒数が12
名増加し,目標値を上
回った。
≪入学希望者の増加を目指す≫
<中学生へのPR活動の実施>
【評価結果の分析】
(1) 成果
○入学者選抜Ⅰ・Ⅱは昨年よりも若干ではあるが増加した。
〇中学3年生を対象とした夏季オープンスクールは,昨年度2日間で 486人参加していたが,今年度は募集の段階で希望した学科を見学でき
るよう工夫し,1日で 554 人と上回った。
〇夏季オープンスクールに参加した中学生アンケートではオープンスクールの内容に対する肯定度は 98.1%でほぼ昨年度の実績値を維持した。
〇本年度初めて中学2年生を対象とした冬季オープンスクールを2月に開催し,中学生と保護者合わせて 220名の方に参加いただいた。
○冬季オープンスクールに参加した中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯定度は 94.9%となり,高評価を得た。
〇中学校訪問は2回実施し,学校をPRするポスターを作成し,中学校へ配布するなど,充実した広報活動を実施できた。
(2) 課題
〇平成 31 年度入学希望者を増やすため,中学生にPRする取組を継続して行う必要がある。
〇冬季オープンスクールは,参加いただいた生徒・保護者の参加人数が予想以上に多く,開催会場で立って見ていただくよう
になった。その対策を検討する必要がある。
○HPの更新回数は増えたが,“中学生が見たい”と思う,Web ページの更新は不十分であった。
【今後の改善方策】
〇来年度オープンスクールに向け,本校の各中学校担当者が,中学校教員と密に連携し,中学生の参加を募る。
〇中学生が,本校について知りたい教育内容や,主な行事,部活動,進路状況を,パンフレットに掲載,配付し,さらにHP等で公開することで,
本校の魅力ある情報を提供する。
〇冬季オープンスクールは,事後アンケートの結果を分析し,実施内容の工夫改善,開催会場などを検討し計画的に実施する。また,
中学校によっては修学旅行や学年末考査の時期であったので,来年度は中学校の行事や開催時期を検討する。
○HPには,中学生が学習活動や部活動など知りたいことや,見たい内容を,わかりやすく,統一した書式で更新する。
<クラブの活性化>
【評価結果の分析】
(1) 成果
〇全国大会出場数は昨年より若干増えた。また,県大会入賞数は昨年度を大きく上回った。
〇各学年の加入率は,1年生 93.7%,2年生 87.5%,3年生 92.7%となり,昨年度より若干増加し高水準を維持した。
4
(2) 課題
○部活動に参加していない生徒に対して,どう参加を促すかが課題である。
【今後の改善方策】
〇引続き,部活動に加入してない生徒,また参加していない生徒に,クラブ顧問,担任や副担が学年会と協力しながら,部への加入や参
加を促す。
3 教職員の指導力向上の推進
学校全体で主体的な学びを推進し,組
織的に授業改善に努める。
研究授業の参加
割合 61%
60%
以上 79% A
11 月実施の第2回公
開研究授業は,午後
の授業をカットし,先
生方が参加できる環
境を整えた。このこと
による参加率上昇の
結果である。
教務部
教育研
究部
教科・
学科 授業評価アンケ
ートの肯定的な評
価割合
71% 80%
以上 82% A
第 1回授業アンケート
の結果である。年度
末のアンケートは現
在実施中である。この
数値は「そう思う」と回
答した割合である。
教職員の意欲が高まる取組を図る。 「新しいアイデア」,
「スクラップ&ビル
ド」に係る取組数
- 3 4 A
夏季オープンスクールは,
業務改善を目的に開
催期間2日を1日に短
縮した。また,中学2
年生を対象とした冬
季オープンスクールを毎年
開催している学習成
果発表会と同時に(1
日の中で)開催した。
行事等で必要となる
備品の所在リストやマ
ップを作成した。
業者企画による進学
相談会・講演会,職業
ガイダンス,公務員模
試などを廃止し,進路
LHRや説明会などに
より,適切な情報提
供・指導を行った。
全分掌
≪研究授業等に参加し,授業改善を図る≫
【評価結果の分析】
(1)成果
〇第 2 回公開研究授業では,午後の授業を研究授業のみとし,先生方が参加できる環境を整えた。その結果として参加率が上昇した。
(3) 課題
〇参加率はあがったが,1クラス当りの参観人数が多く,しっかり授業を観られず,研究協議を深めにくい状況となっていた。
○授業評価アンケートの結果,「自分の考えや意見を出しやすい授業ですか」,「興味や関心がわき,学びたいと思うような授業ですか」の2つ
の項目について,一部の生徒(6%)が,否定的な回答をしており,そのアンケートの中には「先生が一方通行の授業をする」,「授業中に発言
する機会が少ない」などの意見があった。生徒の思考がアクティブになるような授業を展開する必要がある。
【今後の改善方策】
〇来年度は,1日で実施する公開研究授業数を増やし,全員が授業を参観できる環境を整える。
○授業では,教職員の一方的な講義形式の展開となることなく,生徒の質問に対し丁寧に説明することや,授業の中で発言する機会を必
ず設けることなど,教職員に周知,徹底する。そして,教職員と生徒が相互にコミュニケーションをとりながら,生徒の思考がアクテ
5
ィブになる授業づくりを進めるため,発問や,ペア学習やグループ学習活動などを取り入れ,展開するよう,授業を改善する。学校全
体で授業改善に取り組むことで,本校が定めた生徒への資質・能力の育成を実現するとともに生徒が満足する授業を実施する。
≪教職員の意欲が高まる取組を図る≫
<「新しいアイデア」,「スクラップ&ビルド」に係る取組>
【評価結果の分析】
(1)成果
〇夏季オープンスクールは,業務改善を目的に昨年度の開催期間2日を1日に短縮し,運営にあたった教職員や生徒の負担が軽減できた。
〇夏季オープンスクールは,開催期間を短縮したが,中学生の希望している学科の見学時間を増やし,優先して見学できるよう,工夫したこと
で,中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯定度は 98.1%と高評価であった。
〇新中学3年生(現2年生)を対象とした冬季オープンスクールを毎年2月に開催している学習成果発表会とコラボレーションして,同時に
(1日の中で)開催した。学習発表会の内容を中学生向けにして紹介したこともあり中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯
定度は 94.9%と高評価であった。
〇進路指導では業務を整理し,教職員が生徒に個別相談・指導を行うことにより,生徒の進路探究に関する意識を高めることにつなげた。
(2)課題
○生徒がタイムリーで有益な情報を収集,活用し,主体的に進路を選択できるよう,情報整理・環境整備を行う必要がある。 ○行事等で必要となる備品等について,業務や行事の準備等をスムーズに行うため,所在を明確にする必要がある。
【今後の改善方策】
○進路指導では,効率的に業務を進め,有用な情報提供を行うため,過去の情報整理やファイルの共有化する。
〇今年度中には,行事に必要となる備品の所在を記したマップを作成するし,年度内には全教職員に公表し,情報の共有化を図る。
4 安全・安心・清潔な学校づくり
安全で清潔な学習環境をつくる。
大掃除実施数 12 回 12 回 12 回 A
(保健厚生部)
計画どおり実施し,校
内は常にきれいに保
たれている。
保健厚
生部
年間1日平均
遅刻件数(人/
日)
1.00 1.20 1.27 B
(生徒指導部・1学年) 1年生が遅刻件数の43%を占めており,一部の生徒で意識が低い部分がある。
生徒指
導部
1学年
会
≪安全で清潔な学習環境をつくる≫
<美化活動の徹底>
【評価結果の分析】
(1)成果
○校内は常にきれいに保たれていて,外部から来られた方に気持ち良く過ごしていただき,評価もされている。
(2)課題
○一部,清掃が不十分な掃除個所があり,生徒に十分に徹底した指導をしきれていないところがある。 ○一部,整理整頓が不十分な掃除個所や教室・実習場がある。 【今後の改善方策】 〇清掃活動は生徒の資質向上の一環であり,全教職員に主体的に安全で清潔な環境をつくることのできる生徒の育成に取り組んでもらえるよ
う,掃除時間の確保や整理整頓を徹底していく。
<基本的な生活習慣の確立>
【評価結果の分析】
(1)成果
〇登校遅刻に関して,1日あたりの件数は 1.27 件(人/日)と増加したが,豪雨災害以降の2学期は一時的に増加したが,年度末に近づくにつれ,
3学期は例年より減少した。
6
(2/28 までの登校遅刻数 236 件(前年度比+48 件),遅刻ゼロ日 65 日前年度比-13 日。しかし,H28 よりも減少している。)
〇授業遅刻に関して,前年度比+72 件と増加している。1,2年生は増加しているが,3年生は減少しており,3年生は社会人になるための意識
の高さと自覚が身に付いている。
(2)課題
〇一部生徒で,登校遅刻や授業遅刻という生活習慣や授業規律という部分を軽視している部分があり,生徒に規範意識を育成させる必要がある。
○登校遅刻を繰り返す生徒など家庭と連携して,生活習慣の改善を図る必要がある。(8:35~45 の 10 分間での遅刻が多く,一部の生徒で,複
数の「体調不良」,「寝坊」,「不注意(家を出る時間が遅かった)」という理由での登校遅刻があった。)
〇登校遅刻及び授業遅刻を減少させ,遅刻ゼロ日を増加させる。
○授業の途中でトイレ退出する生徒がおり,休憩時間の使い方を考えさせ,授業に対して集中できる体制をつくらせる必要がある。
〇問題行動に関して,残念ながら 1 学年+5 件,2 学年+4 件と,前年度比+9 件増加した。1年生の規範意識の低さが目立っている。
○1年生は,2月末で登校遅刻者 102 人(全学年中 43%)であった。遅刻数の増加の原因となっている。
【今後の改善方策】
〇生徒の規範意識のために,教員1人1人の生徒指導力の向上も必要であり,生徒指導に係る研修会を実施する。
〇全教職員が協力して,頭髪服装指導,校門指導,巡回指導等を組織的,計画的に実施する。
〇学年会及び生徒指導部は,生徒状況を的確に捉えるため,校内関係者(各学科・教科やクラブ顧問等)との連携や,情報の共有化を図り,組
織的な指導をする。 ○1学年は,生徒一人一人の基本的生活習慣の確立を目指し,自分の健康管理をきちんとさせていく。そのためにも,家庭や中学校との連携や
教員間の情報の共有化を図り,生徒状況を的確に捉えて指導していく。
5 生徒の進路希望を実現
就職希望者の内定率100%,進学希望
者の合格率 100%を達成し,3学年生
徒全員は,進路決定後に,卒業する。
就職試験
一次合格率 93.4% 96.0% 94.8%
A
(進路指導部) 就職試験一次合格率は昨年度を上回った。各会社採用担当・本校OB との連携で,求人倍率 8.5(社/人)と全国平均の約4倍の求人を頂けた。公務員採用予定は昨年同様の高水準 12 名となった。 進学指導では生徒に学力を身に付けることの必要性を,進学集会を開いて何度も説き,合格前後で変わることなく放課後補習を継続した。進学者の評定平均は 1 学期の値を維持し,昨年度の高水準を維持できた。その結果,過去 15 年で最多の 4 名,直近 3 ヵ年では 11 名を国公立大学合格に導いた。 (3 学年会) 担任を中心に,進路を決めさせる指導を,最後まで粘り強く行った。放課後,休み時間,夏休みも使い,個々に指導した。生徒は本校での様々な学びを活かし,進路実現を果たした。
進路指
導部
3学年
3学期末
5段階平均
3年1学期
5段階平均
3.93
4.02
4.01
4.00
3.99
4.04
≪就職希望者の内定率 100%,進学希望者の合格率 100%を達成する≫
【評価結果の分析】
(1) 成果
〇就職希望者の第一次合格率は 94.8%となり,高水準となった。
7
〇縁故・自己開拓・公務員・自営を除く就職希望者 210 名中,199 名の生徒が 1 回目の採用試験で内定した。就職希望者は 1 月末時点で 100%
内定した。
〇公務員は 12 人が採用となり,昨年同様高い合格率を維持した。
〇学校長推薦者・大学進学希望者の評定平均値は 1 学期末 4.04,学年末 3.99 となり,昨年度と同様に高水準を維持できた。また,過去 15 年で
最多の 4 名(山口大学 1 名,大分大学 1 名,県立広島大学2名),直近 3 ヵ年で合計 11 名の生徒を国公立大学合格へ導くことができた。
〇進学希望者の志望理由・面接指導を進路指導部だけでなく担任・3 学年教員等が行ったり,学科教員が専門教科を補習したり,進路指導部が
定期的な進学集会(受験計画・志望理由等の一斉指導),2 年 3 学期からの放課後受験対策補習,1 月に推薦進学者学習進捗度テストを実施す
ることにより,ここ数年,AO・推薦入試を計画的に頑張る生徒が増え,学びに対する覚悟・姿勢・自主性が少しずつ着実に高まっている。
〇生徒の進路探究は,進路LHR,進路希望調査,三者懇談,また応募前見学,複数校のオープンキャンパス参加・比較検討を促し,的確に情報
を提供した。一方で,2 年 3 学期に志望理由の論述テストを実施することにより,学年の生徒全員が自分と向き合い必要な情報を自ら掴みに行
きたくなるような内的動機付けをすることができた。
(2)課題
〇就職一次試験の不合格理由は,面接試験が主な原因のため,来年度に向けて取組みの改善が必要である。
〇教員の粘り強い指導,生徒の進学意識・主体性の高まりとともに進学者の評定平均値は目標値を達成できたが,学校長推薦を決定するまで
の過程を,再来年度の大学入試改革により AO・推薦入試の時期が遅くなることも踏まえて,その意味・認識をさらに共有していく必要がある。
現 2 年の生徒に既に 8 月の国公立大学AO・推薦入試出願を考える進学希望者もおり,指導体制のさらなる整備・組織化が必要である。
〇早期の就職内定者・合格者が継続的に高みを目指して自主的に学べるように,卒業まで学ぶ取組みを継続的に粘り強く仕掛けていく必要が
ある。
【今後の改善方策】
〇来年度に向けて,早期に進路希望を固めさせ,インターンシップの指導,個別の面接指導,応募前見学,筆記試験対策の指導に取り組む。
〇国公立大学等進学者を中心に引き続き,学力試験対策及び小論文,志望理由書,面接等の指導を徹底して行う。
〇2学年の生徒が 3学期から自らの志望理由を何度も推敲を重ねて書き,自分について深く考え,進路意識を高める機会を継続して持ち,その
意味を学校全体で共有できるようにしていく。
〇進路探究に関する意識を高める情報提供や指導を学年全体で取り組むとともに,個別相談・指導等も実施する。
8
平成 30 年度自己評価シート(年度末評価まとめ)
校番 081 学校名 広島県立広島工業高等学校 校長氏名 中村充宏 ○全E A・定・通 A○本E A・分
1 評価結果の分析 (1) 成 果 ①ものづくり人材の育成 ≪各種資格・検定試験の受験者数・合格率の向上及び,ジュニアマイスター認定者数について≫
〇ジュニアマイスター顕彰については,前期にゴールド,シルバー合わせて 19人,後期に 23人,合計42人が認定された。また,ジュニアマ
イスター顕彰制度では,ゴールド以上で一定の高得点以上であれば特別表彰され,本校では,6 名が表彰された(過去最高数)。本年度よ
り,ブロンズが実施され,31 名の生徒はゴールド,シルバーに向けて取り組んでいる。
〇取得できる資格・検定の試験日程一覧表を年度当初に作成しクラスへ掲示したり,資格取得ネームプレートの掲示を随時更新することによ
り,生徒に対し資格取得に挑戦する意欲が高まった。
≪ものづくりコンテストでの入賞・優勝≫ 〇若年者ものづくり競技会 職種建築大工に中国地区代表として出場し,敢闘賞に入賞した。また,その生徒は高校生ものづくりコンテスト木
材加工部門全国大会にも出場した。
〇若年者ものづくり競技会 職種フライス盤作業に広島県代表として出場し,敢闘賞(4位)に入賞した。2年連続の入賞であった。
〇高校生ものづくりコンテスト中国大会に,旋盤作業,電子回路組立,木材加工,測量,化学分析の5部門が出場し,木材作業部門におい
て,全国大会出場を果たした。〇高校生ものづくりコンテスト化学分析部門全国大会に出場し,見事優勝そして3位入賞を果たした。 〇ジャパンマイコンカーラリー2019 中国地区大会アドバンス部門に出場し,2位(準優勝)となり,全国大会に出場した。
〇第 11 回コンクリート甲子園に出場し,優勝した。
≪実践的な知識・技術・技能を身に付ける≫ 〇SETの活用により,授業や放課後の指導を通じて,広島県版技能検定に合格させるとともに,その中でも際だった生徒は高校生ものづく
りコンテスト全国大会に出場するまで成長した。
〇SET,企業の熟練技能者の指導により,生徒の知識や技術・技能が向上し,学科が推奨する資格・検定を取得する生徒は年々増加して
いる。
≪各学科が推奨する工業分野の資格を取得する≫
②選ばれる学校づくり ≪入学希望者の増加を目指す≫ ○入学者選抜Ⅰ・Ⅱは昨年よりも若干ではあるが増加した。
〇中学3年生を対象とした夏季オープンスクールは,昨年度2日間で 486 人参加していたが,今年度は募集の段階で希望した学科を見学
できるよう工夫し,1日で 554 人と上回った。
〇夏季オープンスクールに参加した中学生アンケートではオープンスクールの内容に対する肯定度は 98.1%でほぼ昨年度の実績値を維持し
た。
〇本年度初めて中学2年生を対象とした冬季オープンスクールを2月に開催し,中学生と保護者合わせて 220名の方に参加いただいた。
○冬季オープンスクールに参加した中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯定度は 94.9%となり,高評価を得た。
〇中学校訪問は2回実施し,学校をPRするポスターを作成し,中学校へ配布するなど,充実した広報活動を実施できた。
学 科 学科が推奨し合格した資格・検定(合格者数/受検者数) 合格人数
機械科
2 級技能士旋盤作業 (5/6),2 級技能士フライス盤作業(4/5),2 級技能士鋳造作業 (1/2),2 級技
能士機械検査(2/4),2級機械プラント製図(2/2),3 級技能旋盤作業(28/34),3 級技能士鋳造
(25/33),3 級技能士機械検査(30/73), 3 級機械プラント製図(1/ 1)
98 人
電気科 第 2 種電気工事士(82/95) :上期合格(68/81):下期合格(14/14)
第 1 種電気工事士(33/62) 115 人
建築科 2級建築施工管理技術検定(9/133),建築大工3級(24/26),建築大工2級(3/4), とび3級
(11/11), 左官3級(18/18),2級(0/1),建築CAD検定3級(49/57 人),2級(4/4) 118 人
土木科 測量士補 (1/10),2級土木施工管理技術検定(23/49) 24 人
化学工学科 危険物取扱者乙種(18/57) 18 人
様式6
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≪クラブの活性化≫ 〇全国大会出場数は昨年より若干増えた。また,県大会入賞数は昨年度を大きく上回った。
〇各学年の加入率は,1年生 93.7%,2年生 87.5%,3年生 92.7%となり,昨年度より若干増加し高水準を維持した。
③教職員の指導力向上の推進
≪研究授業に参加し,授業改善を図る≫
〇第 2 回公開研究授業では,午後の授業を研究授業のみとし,先生方が参加できる環境を整えた。その結果として参加率が上昇した。
≪教職員の意欲が高まる取組を図る≫
〇夏季オープンスクールは,業務改善を目的に昨年度の開催期間2日を1日に短縮し,運営にあたった教職員や生徒の負担が軽減できた。
〇夏季オープンスクールは,開催期間を短縮したが,中学生の希望している学科の見学時間を増やし,優先して見学できるよう,工夫したこと
で,中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯定度は 98.1%と高評価であった。
〇新中学3年生(現2年生)を対象とした冬季オープンスクールを毎年2月に開催している学習成果発表会とコラボレーションして,同時に
(1日の中で)開催した。学習発表会の内容を中学生向けにして紹介したこともあり中学生のオープンスクールの内容に対するアンケート肯
定度は 94.9%と高評価であった。
〇進路指導では業務を整理し,教職員が生徒に個別相談・指導を行うことにより,生徒の進路探究に関する意識を高めることにつなげた。
④安全・安心・清潔な学校づくり
≪研究授業に参加し,授業改善を図る≫
○校内は常にきれいに保たれていて,外部から来られた方に気持ち良く過ごしていただき,評価もされている。
≪基本的な生活習慣の確立≫ 〇登校遅刻に関して,1日あたりの件数は 1.27 件(人/日)と増加したが,豪雨災害以降の2学期は一時的に増加したが,年度末に近づくにつれ,
3学期は例年より減少した。
(2/28 までの登校遅刻数 236 件(前年度比+48 件),遅刻ゼロ日 65 日前年度比-13 日。しかし,H28 よりも減少している。)
〇授業遅刻に関して,前年度比+72 件と増加している。1,2年生は増加しているが,3年生は減少しており,3年生は社会人になるための意識
の高さと自覚が身に付いている。
⑤生徒の進路希望を実現 〇就職希望者の第一次合格率は 94.8%となり,高水準となった。
〇縁故・自己開拓・公務員・自営を除く就職希望者 210 名中,199 名の生徒が 1 回目の採用試験で内定した。就職希望者は 1 月末時点で 100%
内定した。
〇公務員は 12 人が採用となり,昨年同様高い合格率を維持した。
〇学校長推薦者・大学進学希望者の評定平均値は 1 学期末 4.04,学年末 3.99 となり,昨年度と同様に高水準を維持できた。また,過去 15 年で
最多の 4 名(山口大学 1 名,大分大学 1 名,県立広島大学2名),直近 3 ヵ年で合計 11 名の生徒を国公立大学合格へ導くことができた。
〇進学希望者の志望理由・面接指導を進路指導部だけでなく担任・3 学年教員等が行ったり,学科教員が専門教科を補習したり,進路指導部が
定期的な進学集会(受験計画・志望理由等の一斉指導),2 年 3 学期からの放課後受験対策補習,1 月に推薦進学者学習進捗度テストを実施す
ることにより,ここ数年,AO・推薦入試を計画的に頑張る生徒が増え,学びに対する覚悟・姿勢・自主性が少しずつ着実に高まっている。
〇生徒の進路探究は,進路LHR,進路希望調査,三者懇談,また応募前見学,複数校のオープンキャンパス参加・比較検討を促し,的確に情報
を提供した。一方で,2 年 3 学期に志望理由の論述テストを実施することにより,学年の生徒全員が自分と向き合い必要な情報を自ら掴みに行
きたくなるような内的動機付けをすることができた。
(2) 課 題 ①ものづくり人材の育成 ≪各種資格・検定試験の受験者数・合格率の向上及び,ジュニアマイスター認定者数について≫ 〇放課後,資格取得のための補習と部活動が競合した。 ≪ものづくりコンテストでの入賞・優勝≫ 〇高校生ものづくりコンテスト全国大会には出場ができるレベルにはなってきたが,出場する選手の技術・技能は年々向上しており,簡単に上
位に入ることが難しくなっている。上位入賞する選手を育成するためには,生徒の指導方法を工夫・改善する必要がある。
≪各学科が推奨する工業分野の資格を取得する≫ 〇資格取得のための指導ができる教職員の育成が必要である。
〇資格・検定取得のために,学科が組織的な指導体制を構築する必要がある。
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②選ばれる学校づくり ≪入学希望者の増加を目指す≫ 〇平成 31 年度入学希望者を増やすため,中学生にPRする取組を継続して行う必要がある。
〇冬季オープンスクールは,参加いただいた生徒・保護者の参加人数が予想以上に多く,開催会場で立って見ていただくよう
になった。その対策を検討する必要がある。
○HPの更新回数は増えたが,“中学生が見たい”と思う,Web ページの更新は不十分であった。〇オープンスクールにおいて,中学生参加人
数増加に向けた取組みが必要である。 ≪クラブの活性化≫ ○部活動に参加していない生徒に対して,どう参加を促すかが課題である。
③教職員の指導力向上の推進 ≪研究授業等に参加し,授業改善を図る≫ 〇参加率はあがったが,1クラス当りの参観人数が多く,しっかり授業を観られず,研究協議を深めにくい状況となっていた。
○授業評価アンケートの結果,「自分の考えや意見を出しやすい授業ですか」,「興味や関心がわき,学びたいと思うような授業ですか」の2つ
の項目について,一部の生徒(6%)が,否定的な回答をしており,そのアンケートの中には「先生が一方通行の授業をする」,「授業中に発言
する機会が少ない」などの意見があった。生徒の思考がアクティブになるような授業を展開する必要がある。
≪教職員の意欲が高まる取組を図る≫ ○生徒がタイムリーで有益な情報を収集,活用し,主体的に進路を選択できるよう,情報整理・環境整備を行う必要がある。 ○行事等で必要となる備品等について,業務や行事の準備等をスムーズに行うため,所在を明確にする必要がある。
④安全・安心・清潔な学校づくり ≪美化活動の徹底≫ ○一部,清掃が不十分な掃除個所があり,生徒に十分に徹底した指導をしきれていないところがある。 ○一部,整理整頓が不十分な掃除個所や教室・実習場がある。 ≪基本的な生活習慣の確立≫ 〇一部生徒で,登校遅刻や授業遅刻という生活習慣や授業規律という部分を軽視している部分があり,生徒に規範意識を育成させる必要がある。
○登校遅刻を繰り返す生徒など家庭と連携して,生活習慣の改善を図る必要がある。(8:35~45 の 10 分間での遅刻が多く,一部の生徒で,複
数の「体調不良」,「寝坊」,「不注意(家を出る時間が遅かった)」という理由での登校遅刻があった。)
〇登校遅刻及び授業遅刻を減少させ,遅刻ゼロ日を増加させる。
○授業の途中でトイレ退出する生徒がおり,休憩時間の使い方を考えさせ,授業に対して集中できる体制をつくらせる必要がある。
〇問題行動に関して,残念ながら 1 学年+5 件,2 学年+4 件と,前年度比+9 件増加した。1年生の規範意識の低さが目立っている。
○1年生は,2月末で登校遅刻者 102 人(全学年中 43%)であった。遅刻数の増加の原因となっている。
⑤生徒の進路希望を実現 〇就職一次試験の不合格理由は,面接試験が主な原因のため,来年度に向けて取組みの改善が必要である。
〇教員の粘り強い指導,生徒の進学意識・主体性の高まりとともに進学者の評定平均値は目標値を達成できたが,学校長推薦を決定するまで
の過程を,再来年度の大学入試改革により AO・推薦入試の時期が遅くなることも踏まえて,その意味・認識をさらに共有していく必要がある。
現 2 年の生徒に既に 8 月の国公立大学AO・推薦入試出願を考える進学希望者もおり,指導体制のさらなる整備・組織化が必要である。
〇早期の就職内定者・合格者が継続的に高みを目指して自主的に学べるように,卒業まで学ぶ取組みを継続的に粘り強く仕掛けていく必要が
ある。
2 今後の改善方策 ①ものづくり人材の育成
≪各種資格・検定試験の受験者数・合格率の向上及び,ジュニアマイスター認定者数について≫ ○資格取得のための補習と部活動が競合しないよう,各担当者同士で連携・調整する。また,生徒が両立できるよう環境を整える。
≪ものづくりコンテストでの入賞・優勝≫ 〇加工及び作業の精度を上げるとともに,スピードアップも図るなど,すべての面で質の高い練習を実施する。
〇社会人外部講師であるSETを活用し,生徒の技術力向上に取り組むとともに,その指導方法を学び,教職員の指導力向上につなげる。 ≪実践的な知識・技術・技能を身に付ける≫
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〇教職員自身が,資格や技能検定の取得や,各種技能に係る研修会へ積極的に参加し,さらに指導力を高め,SET と協力して生徒の技術・
技能の育成に取り組む。
≪各学科が推奨する工業分野の資格を取得する≫ 〇教職員は,広島版技能検定等に係るセミナーや技能向上の研修会に積極的に参加し,広島マイスターや熟練技能者の卓越した技術・技能
を学ぶことにより,自らの指導力の向上を図る。
〇学科が推奨する資格ごとに役割分担をし,放課後等において,計画的,組織的に資格・検定取得のための補習を行う。
②選ばれる学校づくり ≪入学希望者の増加を目指す≫ 〇来年度オープンスクールに向け,本校の各中学校担当者が,中学校教員と密に連携し,中学生の参加を募る。
〇中学生が,本校について知りたい教育内容や,主な行事,部活動,進路状況を,パンフレットに掲載,配付し,さらにHP等で公開することで,
本校の魅力ある情報を提供する。
〇冬季オープンスクールは,事後アンケートの結果を分析し,実施内容の工夫改善,開催会場などを検討し計画的に実施する。また,
中学校によっては修学旅行や学年末考査の時期であったので,来年度は中学校の行事や開催時期を検討する。
○HPには,中学生が学習活動や部活動など知りたいことや,見たい内容を,わかりやすく,統一した書式で更新する。
≪クラブの活性化≫ 〇引続き,部活動に加入してない生徒,また参加していない生徒に,クラブ顧問,担任や副担が学年会と協力しながら,部への加入や参
加を促す。
③教職員の指導力向上の推進 ≪研究授業等に参加し,授業改善を図る≫ 〇来年度は,1日で実施する公開研究授業数を増やし,全員が授業を参観できる環境を整える。
○授業では,教職員の一方的な講義形式の展開となることなく,生徒の質問に対し丁寧に説明することや,授業の中で発言する機会を必
ず設けることなど,教職員に周知,徹底する。そして,教職員と生徒が相互にコミュニケーションをとりながら,生徒の思考がアクテ
ィブになる授業づくりを進めるため,発問や,ペア学習やグループ学習活動などを取り入れ,展開するよう,授業を改善する。学校全
体で授業改善に取り組むことで,本校が定めた生徒への資質・能力の育成を実現するとともに生徒が満足する授業を実施する。
≪教職員の意欲が高まる取組を図る≫ ○進路指導では,効率的に業務を進め,有用な情報提供を行うため,過去の情報整理やファイルの共有化する。
〇今年度中には,行事に必要となる備品の所在を記したマップを作成するし,年度内には全教職員に公表し,情報の共有化を図る。 ④安全・安心・清潔な学校づくり ≪美化活動の徹底≫ 〇清掃活動は生徒の資質向上の一環であり,全教職員に主体的に安全で清潔な環境をつくることのできる生徒の育成に取り組んでもらえるよ
う,掃除時間の確保や整理整頓を徹底していく。
≪基本的な生活習慣の確立≫ 〇生徒の規範意識のために,教員1人1人の生徒指導力の向上も必要であり,生徒指導に係る研修会を実施する。
〇全教職員が協力して,頭髪服装指導,校門指導,巡回指導等を組織的,計画的に実施する。
〇学年会及び生徒指導部は,生徒状況を的確に捉えるため,校内関係者(各学科・教科やクラブ顧問等)との連携や,情報の共有化を図り,組
織的な指導をする。 ○1学年は,生徒一人一人の基本的生活習慣の確立を目指し,自分の健康管理をきちんとさせていく。そのためにも,家庭や中学校との連携や
教員間の情報の共有化を図り,生徒状況を的確に捉えて指導していく。 ⑤生徒の進路希望を実現 〇来年度に向けて,早期に進路希望を固めさせ,インターンシップの指導,個別の面接指導,応募前見学,筆記試験対策の指導に取り組む。
〇国公立大学等進学者を中心に引き続き,学力試験対策及び小論文,志望理由書,面接等の指導を徹底して行う。
〇2学年の生徒が 3学期から自らの志望理由を何度も推敲を重ねて書き,自分について深く考え,進路意識を高める機会を継続して持ち,その
意味を学校全体で共有できるようにしていく。
〇進路探究に関する意識を高める情報提供や指導を学年全体で取り組むとともに,個別相談・指導等も実施する。
3 学校関係者評価結果を踏まえた今後の改善方策(学校関係者評価実施後に記入する。)
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全体として適切な目標値が設定され,達成目標に向けての行動目標が適切にリンクしており,特に高い就職率,公務員,国公立大学への合
格など高い評価をいただいた。 今後は学校全体で組織的に主体的な学びを推進し,授業改善に努めるとともに,部活動の参加率をあげるこ
とにより,文武両道の校風や規律と礼儀を重んじる人間教育を進め,工業教育の牽引的な役割を果たす拠点校としての役割を果たしていき
たい。
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平成 30 年度学校関係者評価シート(年度末評価) 平成 31 年 3 月 28 日
校番 081 学校名 広島工業高等学校 校長氏名 中村充宏 全・定・通 本・分
評価項目 評価 理 由 ・ 意 見
目標,指標,計画
等の設定の適切さ A ・状況により下方修正してもよいのでは。(ジュニアマイスタ認定者数)
目標の達成状況の
評価の適切さ A ・評価は適切である。
目標達成に向けた
取組の適切さ A ・評価は適切である。
評価結果の分析の
適切さ A ・成果の項目で,「 ・・・意識の高揚を図った。」とあるが,その成果を数値で記述す
る必要がある。
今後の改善方策の
適切さ A ・評価は適切である。
総合評価 A ・髙い就職率,公務員,国立大学への合格は先生方の努力の結果だと思います。
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