もも脳ネットもも脳ネット脳卒中連携パス結果報告脳卒中連携パス結果報告

担当　川崎病院担当　川崎病院岩永　健岩永　健

対象• 平成 25 年 12 月から平成 26 年 2 月末まで入院した脳卒中患者• 急性期病院： 9 病院

岡山労災病院、岡山済生会病院、岡山旭東病院、岡山市民病院、

川崎病院、東部脳神経外科東備クリニック、

岡山大学附属病院、岡山医療センター、岡山赤十字病院

慢性期病院： 19 病院

重井医学研究所附属病院、岡山リハビリテーションセンター

玉野市民病院、岡山光南病院、佐藤病院、済生会吉備病院、中央奉還町病院

児島中央病院、岡山西大寺病院、津山第一病院、しげい病院、高梁中央病院

藤田病院、近藤病院 、岡山協立病院、草加病院、

　瀬戸内市民病院、梶木病院、岡村一心堂

計 30 病院

　全入院患者 パス利用患者

今回 昨年 今回 昨年脳卒中入院患者数（人） 540 688 201(36%) 193(28 ％ )平均年齢 72.7 73.0 72.2 73.0男性（人） 307 399 112 98脳梗塞（人） 345 417 121 123脳内出血（人） 142 136 64 53くも膜下出血（人） 29 45 12 17一過性脳虚血発作（人） 25 39 3 0平均在院日数 23.6 24.0 33.0 34.1脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 3.5 3.6転帰：急性期病院・診療所へ転院数 8 23 1 2転帰：回復期病院へ転院数 185 198 173 184(93%)転帰：維持期病院へ転院数 20 38 5 2転帰：維持期診療所へ転所数 2 8 1 0転帰：維持期老健へ転所数 4 8 0 0転帰：在宅復帰患者数 273 361 19 4転帰：死亡数 42 42 1 1

急性期： 9 病院 ( 昨年 10 病院 )

病院別在院日数の比較152 名 102 名

パス使用率と在院日数

退院時ｍ RS と在院日数

mRS3 以下mRS4 以上

回復期 :19 病院 ( 昨年 18 病院 )　 全入院患者 パス利用患者

今回 昨年 今回 昨年脳卒中入院患者数（人） 371 353 175 179平均年齢 75.6 74.0 73.4 72.0男性（人） 198 203 98 103脳梗塞（人） 225 228 101 108脳内出血（人） 78 93 49 55くも膜下出血（人） 29 36 17 15一過性脳虚血発作（人） 19 18 0 0平均在院日数 70.9 80.0 78.4 91.1

脳卒中連携情報提供書退院時平均 mRS 3.2 2.8

転帰：急性期病院・診療所へ転院数 28 31 11 14転帰：回復期病院へ転院数 1 0 0 0転帰：維持期病院へ転院数 26 30 12 17転帰：維持期診療所へ転所数 2 2 1 2転帰：維持期老健へ転所数 48 44 21 22転帰：在宅復帰患者数 255(69%) 242 (65%) 133(76%) 115 (66%)転帰：死亡数 20 20 3 3

在院日数

回復期病棟を有する病院では

退院時 mRS と在院日数

mRS2.5mRS2.5 以下以下

mRS3.5 以上

急性期病院の疾患内訳

脳梗塞　脳梗塞　 6464 ％％

脳内出血　脳内出血　 2626 ％％

くも膜下出血　くも膜下出血　 55 ％％

TIATIA 　　 55 ％％ N = 540

急性期病院の退院先内訳

N = 534

在宅復帰　在宅復帰　 5151 ％％

回復期　回復期　 3434 ％％

維持期・老健　維持期・老健　 55 ％％

急性期・診療所　急性期・診療所　 11 ％％死亡　死亡　 88 ％％

急性期パス利用患者の退院先

回復期　回復期　 8787 ％％

維持期・老健　維持期・老健　 33 ％％

Ｎ＝ 200 名急性期　 1 ％在宅復帰　在宅復帰　 1010 ％％

回復期の疾患内訳

Ｎ＝ 351 名

脳梗塞　脳梗塞　 6464 ％％

脳内出血　脳内出血　 3535 ％％

くも膜下出血　くも膜下出血　 88 ％％TIA　5%

回復期病院の転院先

Ｎ＝ 379 名

在宅復帰　在宅復帰　 6767 ％％

老健　老健　 1313 ％％

維持期　維持期　 77 ％％

急性期・診療所　急性期・診療所　 77 ％％

死亡　死亡　 55 ％％

回復期病院パス利用者の転院先

Ｎ＝ 178 名

在宅復帰　在宅復帰　 7575 ％％

老健　老健　 1212 ％％

維持期　維持期　 77 ％％

急性期・診療所　急性期・診療所　 66 ％％

急性期病院 Data平成 21 年 4 月～平成 26 年 2 月

　 全入院患者 パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 11785 2600平均年齢 72.4 73.6

男性（人） 6707 1414

脳梗塞（人） 7634 1609脳内出血（人） 2312 842くも膜下出血（人） 649 156一過性脳虚血発作（人） 684 9平均在院日数 24.9 41.6脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 　 3.6転帰：急性期病院・診療所へ転院数 278 22 転帰：回復期病院へ転院数 2976 2921 転帰：維持期病院へ転院数 603 235 転帰：維持期診療所へ転所数 130 16 転帰：維持期老健へ転所数 161 9 転帰：在宅復帰患者数 6099 97 転帰：死亡数 788 17

回復期リハ病院 Data平成 21 年 4 月～平成 26 年 2

月　 全入院患者 パス利用患者

脳卒中入院患者数（人） 5610 2738平均年齢 75.4 73.4

男性（人） 2938 1430脳梗塞（人） 3586 1690脳内出血（人） 1419 820

くも膜下出血（人） 296 197一過性脳虚血発作（人） 161 2

平均在院日数 84.8 88.4脳卒中連携情報提供書退院時平均 mRS 　 3.3

転帰：急性期病院・診療所へ転院数 563 309転帰：回復期病院へ転院数 34 15転帰：維持期病院へ転院数 432 198

転帰：維持期診療所へ転所数 53 32転帰：維持期老健へ転所数 589 306

転帰：在宅復帰患者数 3372 1707転帰：死亡数 240 45

急性期病院 Data ：時期ごとの比較

　 全入院患者 パス利用患者 1 期 2 期 3 期 ４期 5 期 1 期 2 期 3 期 ４期 5 期

入院患者数（人） 1856 2160 2894 2422 2453 453 628 773 746 769平均年齢 71.0 73.0 71.9 73.0 73.0 72.6 73.6 74.2 72.9 73.3

平均在院日数 23.0 26.0 26.2 24.8 23.7 40.0 38.6 45.1 38.3 32.5退院時平均 mRS - - - - - 3.8 3.7 　 3.4 3.7 3.5

転帰急性期病院へ転院数 57 41 72 58 50 4 3 3 3 9回復期病院へ転院数 351 585 749 594 697 329 571 698 661 662維持期へ転院転所 120 173 232 193 176 47 61 10 61 27

在宅復帰患者数 1003(54%)

1096(51%)

1656(57%)

1068(44%)

1276(52%)

6 2 7 20 62

死亡数 126 165 173 161 163 4 1 1 2 9

＊ 1 期 H21 年 4 月～ H22 年 1 月、 2 期 H22 年 2 月～ H23 年 1 月、 3 期 H23 年 2 月～ H24 年 2 月、 4 期Ｈ 24 年 3 月～ H25 年 2 月 5 期 H25 年 3 月～ H26 年 2 月

回復期リハ病院 Data ：時期ごとの比較

　 全入院患者 パス利用患者 1 期 2 期 3 期 4 期 5 期 1 期 2 期 3 期 4 期 5 期

入院患者数（人） 693 882102

01406 1609 322 401 524 697 794

平均年齢 75.4 77.0 74.8 74.8 75.3 75.8 76.0 68.5 74.1 73.7平均在院日数 89.4 84.9 87.9 87.3 78.6 87.2 97.1 86.9 87.2 86.7退院時平均 mRS - - - - 3.9 3.8 3.3 3.1 3.1転帰急性期病院へ転院数 60 92 109 133 169 29 51 66 78 85回復期病院へ転院数 0 3 15 6 10 2 0 11 1 1維持期へ転院転所 97 153 221 314 289 53 60 104 153 148

在宅復帰患者数 340(49%)

502(57%)

588(58%)

905(64%)

1037(64%)

151 251 308 447 550

死亡数 13 26 51 58 92 5 9 10 10 11

＊ 1 期 H21 年 4 月～ H22 年 1 月、 2 期 H22 年 2 月～ H23 年 1 月、 3 期 H23 年 2 月～ H24 年 2 月、 4 期Ｈ 24 年 3 月～ H25 年 2 月 5 期 H25 年 3 月～ H26 年 2 月

まとめ•急性期でのパス利用患者（おもに回復期転院）慢性期において在院日数は短い傾向であった。•5 年前と比較して回復期への転院が早くなっており、また回復期での入院日数も短くなっているが在宅への復帰率は低下していない。