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坂坂 坂坂 坂坂坂坂坂坂坂坂 () MSAS 坂坂坂坂坂坂坂坂坂坂坂 日日日日日日 日日日日日日 GPS/GNSS GPS/GNSS 日日日 日日日 May 26, 2006 May 26, 2006

坂井 丈泰 (電子航法研究所)

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日本航海学会 GPS/GNSS 研究会 May 26, 2006. MSAS 試験信号の測位精度評価. 坂井 丈泰 (電子航法研究所). Introduction. 航空局による広域補強システム MSAS は、現在試験中。 2機の静止衛星が打ち上げられた(ひまわり6・7号)。 ICAO SBAS 標準に基づく GPS 広域補強システム:ディファレンシャル補正、インテグリティ補強、測距信号追加。 米国 WAAS /欧州 EGNOS と互換の測距信号を放送する。 MSAS 試験信号を受信し、補強メッセージの評価を試みた: 試験信号で放送された補強メッセージを収集。 - PowerPoint PPT Presentation

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坂井 丈泰 (電子航法研究所)坂井 丈泰 (電子航法研究所)

MSAS試験信号の測位精度評価MSAS試験信号の測位精度評価

日本航海学会日本航海学会GPS/GNSSGPS/GNSS 研究会研究会

May 26, 2006May 26, 2006

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 22

• 航空局による広域補強システム航空局による広域補強システム MSASMSAS は、現在試験中。は、現在試験中。– 2機の静止衛星が打ち上げられた(ひまわり6・7号)。2機の静止衛星が打ち上げられた(ひまわり6・7号)。– ICAO SBASICAO SBAS 標準に基づく標準に基づく GPSGPS 広域補強システム:ディファレン広域補強システム:ディファレン

シャル補正、インテグリティ補強、測距信号追加。シャル補正、インテグリティ補強、測距信号追加。– 米国米国 WAASWAAS /欧州/欧州 EGNOSEGNOS と互換の測距信号を放送する。と互換の測距信号を放送する。

• MSASMSAS 試験信号を受信し、補強メッセージの評価を試みた:試験信号を受信し、補強メッセージの評価を試みた:– 試験信号で放送された補強メッセージを収集。試験信号で放送された補強メッセージを収集。– 測位精度とプロテクションレベルの評価。測位精度とプロテクションレベルの評価。– IGSIGS 精密暦や精密暦や TECTEC データベースとの比較。データベースとの比較。– 評価の結果、良好な測位精度を確認した。安全上の問題も特にみら評価の結果、良好な測位精度を確認した。安全上の問題も特にみら

れなかった。れなかった。

IntroductionIntroduction

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 33

• 航空局が整備中の静止衛星による広域補航空局が整備中の静止衛星による広域補強システム(強システム( ICAO SBASICAO SBAS )。)。

• 昨年昨年 22 月に運輸多目的衛星(月に運輸多目的衛星( MTSAT-1RMTSAT-1R

=ひまわり=ひまわり 66 号;号; PRN129PRN129 )を)を H-IIAH-IIA ロロケットで打上げ。ケットで打上げ。

• 現在、東経現在、東経 140140 度の静止軌道上で試験中。度の静止軌道上で試験中。気象ミッションはすでに運用中。気象ミッションはすでに運用中。

• 試験信号を随時放送しており、対応受信試験信号を随時放送しており、対応受信機があれば機があれば SBASSBAS 補強メッセージを受信補強メッセージを受信可能(放送予定は神戸航空衛星センタ可能(放送予定は神戸航空衛星センタ HPHP

に掲載に掲載 ; ; http://www.kasc.go.jp/MSAS/index.htmhttp://www.kasc.go.jp/MSAS/index.htm

ll )。 )。 • 22 月月 1818 日に日に 22 号機(号機( MTSAT-2MTSAT-2 =ひまわ=ひまわ

りり 77 号;号; PRN134PRN134 )を打ち上げた。)を打ち上げた。 22 機機体制による正式運用を来春に予定。体制による正式運用を来春に予定。

MSASMSAS の状況の状況

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SSLIDELIDE 44

• ICAOICAO (国際民間航空機関)が規格化した広域ディファレン(国際民間航空機関)が規格化した広域ディファレンシャルシャル GPSGPS 方式による補強システム:方式による補強システム:– 補正(補強)情報は静止衛星から放送。補正(補強)情報は静止衛星から放送。– 大陸規模の広い地域で有効な補正情報。大陸規模の広い地域で有効な補正情報。– GPSGPS と同一のアンテナ・受信回路でディファレンシャル補正情報やイと同一のアンテナ・受信回路でディファレンシャル補正情報やイ

ンテグリティ情報が得られる。ンテグリティ情報が得られる。

• 開発/運用中の開発/運用中の SBASSBAS ::– 米国米国 WAASWAAS 20032003 年年 77 月より運用中。月より運用中。– 欧州欧州 EGNOSEGNOS 20052005 年年 77 月より試験運用中。月より試験運用中。– 日本日本 MSASMSAS MTSAT-1R/2MTSAT-1R/2 を使用して試験中。を使用して試験中。

20072007 年春頃より運用開始予定。年春頃より運用開始予定。– カナダカナダ CWAASCWAAS WAASWAAS をカナダにも拡張中。をカナダにも拡張中。– インドインド GAGANGAGAN 開発中。開発中。

MSAS/SBASMSAS/SBAS とはとは

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SSLIDELIDE 55

静止衛星静止衛星GPSGPS 衛星衛星

モニタ局ネットワークモニタ局ネットワーク

ユーザユーザ アップリンク局アップリンク局

SBASSBAS の仕組みの仕組み

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SSLIDELIDE 66

MCS Master Control StationMCS Master Control Station

MRSMRS

GMS Ground Monitor StationGMS Ground Monitor Station

Hitachiota MCSHitachiota MCS

Sapporo GMSSapporo GMS

Fukuoka GMSFukuoka GMS

Naha GMSNaha GMS

UserUser

Australia MRSAustralia MRS

Hawaii MRSHawaii MRS

Kobe MCSKobe MCS

Tokyo Tokyo GMSGMS

GPS ConstellationGPS ConstellationMTSATMTSAT

KDD 64KbpsKDD 64Kbps

NTT 64KbpsNTT 64Kbps

1Mbps1Mbps

Monitor and RangingMonitor and RangingStationStation

L-bandL-band

K-bandK-band

Ground LinkGround Link

• 2 GEO2 GEO• 2 MCS2 MCS• 2 MRS2 MRS• 4 GMS4 GMS

MSASMSAS の全体構成の全体構成

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SSLIDELIDE 77

インテグリティ・チャネルインテグリティ・チャネル

ディファレンシャル補正ディファレンシャル補正

測距信号測距信号

• 航法出力のインテグリティ(完全性)を確保す航法出力のインテグリティ(完全性)を確保する機能。る機能。

• プロテクションレベル(測位誤差の上限;危険プロテクションレベル(測位誤差の上限;危険率率 1010--77 )を計算するための情報。実際の測位誤)を計算するための情報。実際の測位誤差がプロテクションレベルを超える確率は 差がプロテクションレベルを超える確率は 1010--77 以下。以下。

• 航法モードにより、プロテクションレベルの上航法モードにより、プロテクションレベルの上限が決まる。限が決まる。• 航法出力の位置情報精度を向上させる機能。航法出力の位置情報精度を向上させる機能。

• 広域ディファレンシャル方式:広域ディファレンシャル方式: GPSGPS 衛星の軌衛星の軌道・クロック誤差や電離層遅延量を補正するた道・クロック誤差や電離層遅延量を補正するための情報を放送する。めの情報を放送する。

• 航法システムのアベイラビリティ(有効性)を航法システムのアベイラビリティ(有効性)を改善する機能。改善する機能。

• SBASSBAS 衛星から衛星から GPSGPS と同様の測距信号を放送すと同様の測距信号を放送することで、利用可能な航法衛星を増加させる。ることで、利用可能な航法衛星を増加させる。

(いわゆる(いわゆる DGPSDGPS はこれのみ)はこれのみ)

SBASSBAS の機能の機能

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SSLIDELIDE 88

MSASMSAS 評価活動(その評価活動(その1)1)

初期評価初期評価

• 測位精度測位精度• 補正情報の妥当性補正情報の妥当性• インテグリティ機インテグリティ機

能能

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SSLIDELIDE 99

• MSASMSAS 試験信号により放送された補強メッセージを収試験信号により放送された補強メッセージを収集:集:

– 収集時期: 収集時期:  20052005 年年 1111 月月 1414 ~~ 1616 日(日( PRN129PRN129 ))– KpKp 指数 指数 = 0+ = 0+ ~ ~ 3+3+– 電子航法研究所(東京都調布市)屋上アンテナ電子航法研究所(東京都調布市)屋上アンテナ– NovAtel MiLLennium-STDNovAtel MiLLennium-STD 受信機を使用受信機を使用

• ユーザ受信機シミュレータを使用して、ユーザ測位誤差ユーザ受信機シミュレータを使用して、ユーザ測位誤差を評価する:を評価する:

– 国土地理院国土地理院 GEONETGEONET をユーザ局として利用(をユーザ局として利用( 3030秒サンプル)秒サンプル)– 男鹿、御前崎、高山、高知、佐多、父島の6地点で評価男鹿、御前崎、高山、高知、佐多、父島の6地点で評価– メッセージタイプメッセージタイプ 00 (( SBASSBAS が試験中であることを意味する)が試験中であることを意味する)

は、メッセージタイプは、メッセージタイプ 22 に読み替えて利用に読み替えて利用

• 衛星軌道補正情報および電離層補正情報についても、衛星軌道補正情報および電離層補正情報についても、 IGIGSS 精密軌道暦などをもとに評価する。精密軌道暦などをもとに評価する。

MSASMSAS 補強情報の収集(その1)補強情報の収集(その1)

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SSLIDELIDE 1010

• SBASSBAS ユーザ受信機シミュレータ:ユーザ受信機シミュレータ:– PC/UNIXPC/UNIX 上で動作する計算機プログラム。上で動作する計算機プログラム。

• 任意のユーザ局における観測データを処理する:任意のユーザ局における観測データを処理する:– RINEXRINEX ファイルを入力とする。ファイルを入力とする。– 測位結果のほか、プロテクションレベルも計算。測位結果のほか、プロテクションレベルも計算。– 一周波の擬似距離を使用。キャリアスムージングあり。一周波の擬似距離を使用。キャリアスムージングあり。

• SBASSBAS メッセージの適用:メッセージの適用:– SARPsSARPs (あるいは(あるいは MOPSMOPS )に従って)に従って SBASSBAS メッセージを解メッセージを解読・適用する。読・適用する。

– 補強メッセージは、補強メッセージは、 NovAtelNovAtel フォーマット(フォーマット( $FRMA$FRMA レコーレコード)で入力する。ド)で入力する。

• SBASSBAS 衛星の擬似距離は使用しない。衛星の擬似距離は使用しない。

ユーザ受信機シミュレータユーザ受信機シミュレータ

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1111モニタ局とユーザ局の位置関係モニタ局とユーザ局の位置関係

MSASMSAS モニタ局モニタ局

評価用ユーザ局評価用ユーザ局

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SSLIDELIDE 1212

GPSGPS単独単独

MSASMSAS

GPSGPS単独単独

MSASMSAS

ユーザ測位誤差の例(高山)ユーザ測位誤差の例(高山)

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1313

(一周波、(一周波、 3030秒サンプル、キャリアスムージングあり)秒サンプル、キャリアスムージングあり)

単位 単位 [m][m]

1.300 3.5791.300 3.5793.708 8.4503.708 8.450

1.372 3.6311.372 3.6315.129 8.7615.129 8.761

1.394 3.6271.394 3.6274.702 10.934.702 10.93

0.381 0.6310.381 0.6311.659 2.4051.659 2.405

0.433 0.6710.433 0.6712.039 3.5962.039 3.596

0.502 0.7280.502 0.7284.873 3.7004.873 3.700

RMSRMS最大最大

RMSRMS最大最大

GPSGPS単独測位単独測位

MSASMSAS

男鹿男鹿水平  垂直水平  垂直

御前崎御前崎水平  垂直水平  垂直

高山高山水平  垂直水平  垂直システムシステム

1.772 3.4041.772 3.4048.596 9.5318.596 9.531

2.444 3.0942.444 3.0947.949 9.3127.949 9.312

1.504 3.7161.504 3.7165.635 11.845.635 11.84

0.640 0.7300.640 0.7303.012 2.6803.012 2.680

0.982 1.0140.982 1.0146.267 6.6146.267 6.614

0.637 0.8810.637 0.8818.517 9.3968.517 9.396

RMSRMS最大最大

RMSRMS最大最大

GPSGPS単独測位単独測位

MSASMSAS

佐多佐多水平  垂直水平  垂直

父島父島水平  垂直水平  垂直

高知高知水平  垂直水平  垂直システムシステム

ユーザ測位精度ユーザ測位精度

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1414

• 衛星軌道補正後の衛星軌道補正後の IGSIGS 精密軌道暦との差の、東京から見た視線方向成分。精密軌道暦との差の、東京から見た視線方向成分。• 収束すれば航法メッセージより若干良い程度になる。収束すれば航法メッセージより若干良い程度になる。

衛星軌道補正後の残差衛星軌道補正後の残差

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1515

• 衛星クロックも含めた正味の視線方向成分。衛星クロックも含めた正味の視線方向成分。• 航法メッセージよりばらつきが小さい:一日周期の変動は電離航法メッセージよりばらつきが小さい:一日周期の変動は電離

層?層?

衛星軌道補正後の残差(+クロッ衛星軌道補正後の残差(+クロック)ク)

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1616

• 各各 IGPIGP における電離層垂直遅延量を重ねて表示。における電離層垂直遅延量を重ねて表示。• 背景は背景は IGSIGS による電離層による電離層 TECTEC データベース(データベース( IONEXIONEX ファイル)によファイル)によ

る推定値。る推定値。

電離層垂直遅延量の放送値電離層垂直遅延量の放送値

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1717

• 各各 IGPIGP における電離層垂直遅延量の、における電離層垂直遅延量の、 IONEXIONEX との差。との差。• 若干の負のバイアスがあるが、若干の負のバイアスがあるが、 RMSRMS では半減。では半減。

電離層垂直遅延量(対電離層垂直遅延量(対 IONEXIONEX ))

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1818

1.1501.150 1.3531.353 1.7161.716 1.1491.149

1.3851.385 1.5641.564 1.5631.563 0.6550.655

GPSGPS単独測位単独測位

MSASMSAS

軌道軌道 クロッククロック 軌道軌道 ++ クロッククロック

電離層電離層補正補正システムシステム

RMSRMS値、単位 値、単位 [m][m]

衛星軌道・クロック補正(視線方向)衛星軌道・クロック補正(視線方向)

• 衛星軌道・クロックは 衛星軌道・クロックは 1.5m1.5m 、電離層遅延については 、電離層遅延については 0.7m 0.7m 程度程度の範囲で精密軌道暦やの範囲で精密軌道暦や TECTEC データベースに一致。データベースに一致。

• 衛星軌道推定が良好でなくても、クロック補正で補われている。衛星軌道推定が良好でなくても、クロック補正で補われている。

補正情報の精度評価補正情報の精度評価

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 1919GIVEGIVE値の分布値の分布

GIVEIGIVEI GIVEI = 15GIVEI = 15Not MonitoredNot Monitored

割合割合

• MSASMSAS が放送している全が放送している全 IGPIGP におけるにおける GIVEGIVE値の分布。値の分布。• GIVEGIVE :電離層遅延量の不確実性を表すインテグリティ:電離層遅延量の不確実性を表すインテグリティ

情報。情報。

GIVEIGIVEI GIVEGIVE

00 0.092 m0.092 m

11 0.182 m0.182 m

:: ::

1515 Not MonitoredNot Monitored

1414 13.68 m13.68 m

1313 4.559 m4.559 m

1212 1.824 m1.824 m

1111 1.368 m1.368 m

1010 1.094 m1.094 m

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2020

プロテクションレベルプロテクションレベル

電離層による成分電離層による成分

ユーザ測位誤差ユーザ測位誤差

• 佐多(佐多( 950491950491 )における)におけるユーザ測位誤差とプロテクユーザ測位誤差とプロテクションレベル。ションレベル。

• 大きなマージンをもって大きなマージンをもってユーザ測位誤差をバウンド。ユーザ測位誤差をバウンド。

• プロテクションレベルの大プロテクションレベルの大部分は電離層による成分。部分は電離層による成分。

プロテクションレベルの例プロテクションレベルの例

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2121

プロテクションレベルプロテクションレベル

HPLHPL VPLVPL

25.8225.82 40.4840.48

32.8332.83 46.2946.29

37.6737.67 50.0850.08

940030940030男鹿男鹿

940058940058高山高山

940083940083高知高知

44.3444.34 56.2456.24950491950491佐多佐多

85.7985.79 123.0123.09200392003父島父島

SiteSite

26.1426.14 38.9238.929310193101御前崎御前崎

LNAV/VNAVLNAV/VNAVAvailabilityAvailability

AL=556m/50mAL=556m/50m

APV-I (LPV)APV-I (LPV)AvailabilityAvailability

AL=40m/50mAL=40m/50m

82.1 %82.1 %

70.1 %70.1 %

73.6 %73.6 %

51.1 %51.1 %

0.00 %0.00 %

83.2 %83.2 %

81.1 %81.1 %

65.6 %65.6 %

67.1 %67.1 %

35.8 %35.8 %

0.00 %0.00 %

78.0 %78.0 %

プロテクションレベルの評価プロテクションレベルの評価

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2222

• MSASMSAS 試験信号で放送された補正情報の評価:試験信号で放送された補正情報の評価:– 測位精度は良好:父島でも測位誤差は測位精度は良好:父島でも測位誤差は 1m1m前後で、最大でも前後で、最大でも 9.4m9.4m 。。– 電離層遅延量についても電離層遅延量についても IGSIGS データベース(データベース( IONEXIONEX )との比較で)との比較で

はおおむね良好:ただし、電離層活動が活発な時期ではない。はおおむね良好:ただし、電離層活動が活発な時期ではない。

• インテグリティ情報:インテグリティ情報:– プロテクションレベルは大きなマージンをもってユーザ測位誤差をプロテクションレベルは大きなマージンをもってユーザ測位誤差をバウンドしている。バウンドしている。

– 電離層遅延量の不確実性を表す電離層遅延量の不確実性を表す GIVEGIVE値も、大きなマージンがある。値も、大きなマージンがある。

• プロテクションレベルのマージン:プロテクションレベルのマージン:– 測位誤差の最大値は 測位誤差の最大値は 10m 10m 以下:プロテクションレベル(以下:プロテクションレベル( 100m100m 以以

上になる)は現実の性能よりかなり悲観的。上になる)は現実の性能よりかなり悲観的。– 磁気嵐に備えている?磁気嵐に備えている?

MSASMSAS 補強情報の特性補強情報の特性

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2323

MSASMSAS 評価活動(その評価活動(その2)2)

インテグリティ評価インテグリティ評価

• 連続観測連続観測• プロテクションレプロテクションレ

ベルの検証ベルの検証

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2424

• 20062006 年年 44 月より、月より、 MSASMSAS 試験信号を連続観測中:試験信号を連続観測中:– 補強メッセージを常時収集(補強メッセージを常時収集( PRN129PRN129 のみ)。試験信号が放送のみ)。試験信号が放送

されてさえいれば、メッセージを記録する。されてさえいれば、メッセージを記録する。– 電子航法研究所(東京都調布市)屋上アンテナで、電子航法研究所(東京都調布市)屋上アンテナで、 NovAtel MiLNovAtel MiL

Lennium-STDLennium-STD 受信機を使用。受信機を使用。– 停電やメンテナンスによる欠測あり。停電やメンテナンスによる欠測あり。– 55 月月 2020 日現在、日現在、 266266 時間分以上を収集済み。時間分以上を収集済み。

• 初期評価と同様にユーザ測位誤差を評価する:初期評価と同様にユーザ測位誤差を評価する:– 国土地理院国土地理院 GEONETGEONET からから 4040 地点を選択(地点を選択( 3030秒サンプル)。秒サンプル)。– プロテクションレベルを超える測位誤差の有無を調査。プロテクションレベルを超える測位誤差の有無を調査。– 4衛星以上の4衛星以上のすべての組合せを評価すべての組合せを評価する(ユーザはどんな衛星する(ユーザはどんな衛星

の組合せを使うかわからないから)。の組合せを使うかわからないから)。– 「測位誤差/プロテクションレベル」の最大値「測位誤差/プロテクションレベル」の最大値をチェックする。をチェックする。

MSASMSAS 補強情報の収集(その2)補強情報の収集(その2)

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2525試験信号の放送状況試験信号の放送状況

日付日付 放送時間帯放送時間帯 時間(h)時間(h)

06/4/1206/4/12 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 24.024.0

06/4/1306/4/13 00:00 – 03:0000:00 – 03:00 3:093:09

06/4/2106/4/21 07:22 – 24:0007:22 – 24:00 16:3616:36

06/4/2206/4/22 00:00 – 08:0700:00 – 08:07 8:078:07

06/4/2306/4/23 04:31 – 07:0204:31 – 07:02 2:312:31

06/4/2706/4/27 12:00 – 24:0012:00 – 24:00 11:5611:56

06/4/2806/4/28 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5823:58

06/4/2906/4/29 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5423:54

06/4/3006/4/30 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5823:58

06/5/106/5/1 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5823:58

06/5/206/5/200:00 – 01:0000:00 – 01:00

4:004:0021:01 – 24:0021:01 – 24:00

06/5/306/5/3 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5623:56

06/5/406/5/4 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5723:57

06/5/506/5/5 00:00 – 24:0000:00 – 24:00 23:5823:58

06/5/606/5/6 00:00 – 02:1500:00 – 02:15 2:152:15

06/5/806/5/8 07:34 – 24:0007:34 – 24:00 16:2416:24

06/5/906/5/9 00:00 – 01:0000:00 – 01:00 01:0001:00

06/5/1906/5/1906:04 – 06:2006:04 – 06:20

01:2601:2607:04 – 08:1507:04 – 08:15

06/5/2006/5/20 00:41 – 08:0600:41 – 08:06 7:257:25

合計合計 266:25266:25

日付日付 放送時間帯放送時間帯 時間(h)時間(h)

※※試験信号の放送停止と停電等による欠測は区別していない試験信号の放送停止と停電等による欠測は区別していない

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2626評価対象局の位置評価対象局の位置

MSASMSAS モニタ局モニタ局

評価用ユーザ局評価用ユーザ局

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2727通常の評価通常の評価

• すべての可視衛星を利用する(すべての可視衛星を利用する( all-in-viewall-in-view )測位を想定した通常の評)測位を想定した通常の評価。価。

• インテグリティの検証には不十分。アベイラビリティは現実的。インテグリティの検証には不十分。アベイラビリティは現実的。

GEONET 3011GEONET 3011 (川越)(川越)06/5/20 00:41-08:0606/5/20 00:41-08:06

PRN129 (MTSAT-1R)PRN129 (MTSAT-1R)Test SignalTest Signal

APV-I modeAPV-I mode HAL = 40mHAL = 40m VAL = 50m VAL = 50m

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2828すべての組合せを評価すべての組合せを評価

• 4衛星以上のすべての組合せを評価。4衛星以上のすべての組合せを評価。• インテグリティの検証に利用。アベイラビリティは現実的ではない。インテグリティの検証に利用。アベイラビリティは現実的ではない。

GEONET 3011GEONET 3011 (川越)(川越)06/5/20 00:41-08:0606/5/20 00:41-08:06

PRN129 (MTSAT-1R)PRN129 (MTSAT-1R)Test SignalTest Signal

APV-I modeAPV-I mode HAL = 40mHAL = 40m VAL = 50mVAL = 50m

All combinations All combinations

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 2929

0

0.02

0.04

0.06

0.08

0.1

0.12

水平方向垂直方向

Err

or /

Pro

tect

ion

Leve

l誤差/プロテクションレベル誤差/プロテクションレベル

06/5/19

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 3030

• 測位精度:測位精度:– 測位精度はおおむね測位精度はおおむね 0.50.5 ~~ 1m1m程度で安定している(全衛星を利用程度で安定している(全衛星を利用

した場合)。した場合)。

• インテグリティ情報:インテグリティ情報:– 4衛星以上のすべての組合せを検証。4衛星以上のすべての組合せを検証。– 今までのところ、プロテクションレベルを超えるユーザ測位誤差は今までのところ、プロテクションレベルを超えるユーザ測位誤差は観測されていない。観測されていない。

– 水平・垂直とも、ユーザ測位誤差の最大値はプロテクションレベル水平・垂直とも、ユーザ測位誤差の最大値はプロテクションレベルのの 55 ~~ 10%10%程度が一般的。程度が一般的。

インテグリティ評価の結果インテグリティ評価の結果

May 2006 - ENRIMay 2006 - ENRI

SSLIDELIDE 3131ConclusionConclusion

• MSASMSAS 補強メッセージの評価(全衛星を利用):補強メッセージの評価(全衛星を利用):– 衛星軌道・クロックは 衛星軌道・クロックは 1.5m1.5m 、電離層遅延については 、電離層遅延については 0.7m 0.7m 程度の程度の範囲で精密軌道暦や範囲で精密軌道暦や IONEXIONEX に一致。に一致。

– 測位精度は良好:父島でも測位誤差は測位精度は良好:父島でも測位誤差は 1m1m前後で、最大でも前後で、最大でも 6.6m6.6m 。。– プロテクションレベルには大きなマージンがある。プロテクションレベルには大きなマージンがある。

• 連続観測データによる評価:連続観測データによる評価:– プロテクションレベルの検証(4衛星以上のすべての組合せ)。プロテクションレベルの検証(4衛星以上のすべての組合せ)。– プロテクションレベルを超える測位誤差は今のところ観測されていプロテクションレベルを超える測位誤差は今のところ観測されてい

ない。ない。

• 今後の方針:今後の方針:– 連続観測による連続観測による MSASMSAS の評価を継続する。の評価を継続する。– モニタ局を各地に設置し、モニタ局を各地に設置し、 MTSATMTSAT 衛星の軌道情報の評価を試みる。衛星の軌道情報の評価を試みる。