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共 通 科 目 ·················································· 1~7

専 門 科 目

数 学 科 ·············································· 9~91

物 理 学 科 ·············································· 93~167

化 学 科 ·············································· 169~239

生 物 科 学 科 ·············································· 241~305

目 次

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共 通 科 目

※各授業科目名の前に付記されている番号は授業コードです。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040573 安全実験法 General Guidelines for Safety in the Laboratory

単 位 数 1単位

担当教員 専門教育教務委員長(代表)

中嶋 悟

野末 泰夫

深瀬 浩一

山本 仁

廣野 哲朗

外川 学

古屋 秀隆

阪口 篤志

質問受付

履修対象 全学科 1年次 必修

開講時期 集中 他

場 所 理/D501講義室

目 的 理系科目の学習には実験は欠かせない.実験を安全に正しく行うには,物質,装置の取り

扱い方法を学ぶだけではなく,さらに環境との関わりも理解しておかなければならない.

実験全般において注意すべきことを学んだ後,物理学,地学,化学,生物学の各分野につ

いて実験を安全に行う方法を修得する。

履修条件

講義内容 <はじめに>(担当者:野末)

人間は自然から多くのことを学び、その理解を深めてきた。自然をよく観察し、自然に

働きかけることで、より深く、より豊かな知識を得ることができる。この知的な行動の基

本が「実験」である。大阪大学理学部では、物理、化学、生物、地学にわたる実験科目、

講義科目、演習・実習科目などを系統的に配置して、自然の本質を学ぶことができる。「安

全実験法」の講義では、本学部に入学したばかりの学生諸君が実験科目を履修する際に、

安全に注意すべきことを学ぶ。実験では時として身に危険が及ぶ可能性があることを常に

意識しなければならない。また、環境に悪影響を及ぼさないようにしなくてはならない。

しかし、事前に安全な方法を理解し、仮に予定外の状況が発生しても、大事に至らないた

めの対策をとることで、実験を無事に終え、楽しむことができる。

始めに、全学共通教育科目の専門基礎教育科目の「自然科学実験」について紹介する。

この科目では様々な入門的実験を通じて、実験の面白さと大切さを体験する。学年が進行

すると、理学部の専門教育科目における実験科目、講義科目、演習・実習科目を履修する。

これらのカリキュラムを概観しつつ、実験科目を学ぶことの重要性を考える。最後に、い

くつかの事例をもとに、危険を予測し未然に防ぐことの大切さと日常的な心構えの大切さ

を考える。実験に失敗はつきものであるが、その中で思わぬ新しい発見を見いだし、科学

をさらに発展させて行く力を身につけて欲しい。

<物理学実験を安全に行うには> (担当:阪口、外川)

物理実験では,100V 以上の高い電圧や数 10 アンペア以上の大電流を扱うことが少なく

ない。また,可燃性や毒性のガスを,100 気圧以上に圧縮されたガスボンベから取り出し

-1-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

て使用することもある。

また,われわれが五感で認識出来ない放射線を放出する物質を扱うこともある。これら

を扱う際の心構えと注意すべき点について,具体例をあげながら,概説する。

1.電気(担当者:外川)交流と直流,接地とは,信号とノイズ,作業環境,事故例

2.高圧ガス(担当者:外川)ボンベの種類と扱い方,減圧器の使い方,ガスの種類と

危険度,事故例

3.放射線(担当者:阪口)

放射線の種類と性質,人体への影響,放射線から身を守るには,放射線源の取り扱い方

<化学実験を安全に行うには>(担当者:深瀬,山本)

化学実験においては、危険な薬品や特殊な装置を取り扱うことが多く、教育と研究の場

は常に災害発生の危険性を持っている。災害は一般に予期せぬ形で起こるが、多くの場合、

複数の要因が重なった結果として発生する。また知識や注意が不足している人は災害に遭

う確率が高くなる。破損ガラスによる創傷は化学実験においてよく起こる事故であるが、

事故に遭った学生諸君の多くはその危険性を十分に認識していなかったようである。そこ

で化学実験を安全に行うためには、十分な災害防止策を講じるとともに、取り扱う薬品や

装置の潜在危険性を熟知し、また常にそれらの危険性を意識しなければならない。本講義

では化学実験を安全に行うための基本について、以下の項目を概説する。

1.化学物質と危険性

2.化学物質の発火・爆発

3.危険な装置・機械の安全な取り扱い

4.ガラス器具の取り扱い

5.防火・地震対策

<生物学実験を安全に行うには>(担当:古屋)

生物学実験が他の実験と異なる点は、生物を実験材料として用いる

点である。このことが生み出す、「実験の場で起こりうる危険」について、

いくつかの面から紹介する。また、遺伝子組換え生物や実験動物の

取り扱いにおける留意点について述べる。

1.バイオハザードについて

2.遺伝子組換え実験について

3.実験動物について

4.トレーサビリティについて

<地学実験を安全に行うには>(担当:廣野)

地学あるいは地球科学の研究は、フィールドワークと室内作業に大きく分かれる。前者

は野外での「その場観察」や「試料のサンプリング」などであり、後者は「再現実験」や

サンプルの「分析」である。それぞれに注意すべき点があり、安全に心がけねばならない。

以下について概説する。

1 野外における危険予測と回避

服装、天候、地盤、毒性植物など

2 室内における危険予測と回避

服装、薬品、X 線、レーザー、ボンベ、炉など

教 科 書 特に定めない。

参 考 書 安全のための手引き(実験科学) 大阪大学学生生活委員会(無料配布)。

成績評価 出席状況により評価する。

コメント

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040251 科学技術論A Seminar on Science and Technology A

単 位 数 2単位

担当教員 北山 辰樹

各教員 他

質問受付 木 18:00-19:00

履修対象 理学部 全学科 3年次、4年次 選択

開講時期 1学期 木 5

場 所 基礎工/B300 大講義室,基礎工/B401 講義室

目 的 現代社会が科学技術の驚異的な進歩に支えられて成り立っていることは誰しも否定でき

ない。科学技術がどのように発展してきたのか、科学技術の産み出した種々の成果が、現

在の私たちの生活にどのように関わり、私たちの思想にどんな影響を与えているかを認識

することは、科学技術に関わるすべての人々にとって大切なことである。特に、これから

科学者・技術者として生きてゆこうとする学生諸君にとって、科学技術と社会、科学技術

と人間のかかわり合いについて鋭い問題意識と深い洞察力ならびに科学技術者としての

使命と社会的責任についての認識を深めることは不可欠である。この講義では、「科学と

は何か」、「技術とは何か」、「それらと人間社会とのかかわり合いは?」、「科学者、技術者

の倫理観とは?」といった問題について考えるきっかけを与えることを目的として、人文

科学、社会科学、自然科学、環境科学と多岐にわたる専門分野の講師を国立・私立の大学、

企業などから招いて、専門分野をこえた広い分野の知識を涵養しつつ、我々がどんな姿勢

で科学や技術に対峠していくべきかを掘り下げて行きたい。

履修条件 なし

講義内容 1.”生きている”を見つめ”生きる”を考える

2.企業に求められる人材像と学生各位への期待と提言I

3.企業に求められる人材像と学生各位への期待と提言 II

4.創造と風土

5.科学者・技術者と倫理

6.サイエンスショップの可能性

7.大学におけるベンチャー起業支援

8.研究者と市民

9.科学技術と人生

その他

教 科 書 なし

参 考 書 科学技術と人間のかかわり(大阪大学出版会)

成績評価 出席とレポート。

コメント この講義を通して、科学技術と社会、科学技術と人間のかかわりについて鋭い問題意識と

深い洞察力を養い、科学技術者としての使命と社会的責任についての認識を深めて欲し

い。授業時間は 90 分であるが、講義終了後時間の余裕のある学生は講師と司会の担当教

官を囲んで討論を行う。本講義についての問い合わせは、北山(Tel:6230)が受ける。

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049588 理学への招待 Introduction to Modern Science

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461

田島 節子

古屋 秀隆

満渕 俊樹

質問受付

履修対象 全学科 1年次~4年次(主に1,2年次) 選択

開講時期 2学期 月 3

場 所 共/大講義室

目 的 理学(サイエンス)とは、私たちを取り巻く自然の謎を解き明かし、人類の自然について

の知識を豊かにするとともに、社会の進歩に貢献することを目指す学問である。ちょっと

難しそうだが、知れば知るほどワクワクするような理学の一端について紹介することを目

的とする。

履修条件

講義内容 詳細は掲示などにより連絡するが、学会や企業の大先輩をゲストスピーカーとしてお招き

し、彼らの豊富な専門知識と深い洞察に基づくによる講演の後、引き続いて行われる質疑

応答等を通して、数学、物理学、化学、生物学など様々な分野からいくつかのトピックに

ついて、理学の一端に触れる。

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席状況、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 数学、物理、化学、生物学を主な内容とする講義で構成される。できるだけ聴講すること

が望ましい。

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040454 科学英語基礎 English Communication Skills for Science Students

単 位 数 1単位

担当教員 Hail, Eric Mathew (ヘイル,エリック マシュー)

中嶋 悟 居室:F226 内線:5799

質問受付

履修対象 全学科 1年次~4年次(主に3・4年次) 選択

開講時期 1学期 月 5

場 所 サイバー CALL 教室3

目 的 The aim of this course is to improve writing and discussion skills.

履修条件

講義内容 The focus of this course is to improve writing and discussion skills. Students will be expected to

read various thought-provoking articles and answer comprehension and discussion questions for

homework. The discussion topics will be largely science based, but some may be related to social

issues. There will be several writing assignments during the semester to be done as homework.

In-class tasks will be centered on discussing the reading materials and related issues. However,

writing and note-taking skills may also be addressed.

教 科 書 Class materials will be distributed in class by the instructor or be made available on the class

website.

参 考 書

成績評価 Grades will be based on homework, tests, and writing assignments, as well as attendance and

class participation.

Regular attendance is a requirement for this course. More than 5 absences will result in an `F`.

コメント 前後期とも 25 人程度のクラス編成とする。受講を希望する者は掲示に注意すること。

履修については最大1単位、いずれか一方の学期のみ可能である。

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049589 科学英語基礎 English Communication Skills for Science Students

単 位 数 1単位

担当教員 Hail, Eric Mathew (ヘイル,エリック マシュー)

中嶋 悟

質問受付

履修対象 全学科 1~4年次(主に2・3・4年次) 選択

開講時期 2学期 月 5

場 所 サイバー CALL 教室3

目 的 The aim of this course is to improve writing and discussion skills.

履修条件

講義内容 The focus of this course is to improve writing and discussion skills. Students will be expected to

read various thought-provoking articles and answer comprehension and discussion questions for

homework. The discussion topics will be largely science based, but some may be related to social

issues. There will be several writing assignments during the semester to be done as homework.

In-class tasks will be centered on discussing the reading materials and related issues. However,

writing and note-taking skills may also be addressed.

教 科 書 Class materials will be distributed in class by the instructor or be made available on the class

website.

参 考 書

成績評価 Grades will be based on homework, tests, and writing assignments, as well as attendance and

class participation.

Regular attendance is a requirement for this course. More than 5 absences will result in an `F`.

コメント 前後期とも 25 人程度のクラス編成とする。受講を希望する者は掲示に注意すること。

履修については最大1単位、いずれか一方の学期のみ可能である。

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040452 数値計算法基礎 Numerical Computation

単 位 数 2単位

担当教員 小田中 紳二 居室:603(豊中教育研究棟) 内線:6850

e-mail:odanaka[at]cmc.

中嶋 悟

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択/物理学科 4年次 選択/化学科 4年次 選択/生物科学

科 4年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 火 2

場 所 サイバー情報処理教室5

目 的 数値シミュレーションの基礎となる数値計算法を数式処理ソフト(Maple)を用いて習得す

る。様々な物理・化学・生物現象は微分方程式によってモデル化され、数値計算によって

コンピュータ上でシミュレーションされる。この過程を習得するために、微分方程式の境

界値問題や初期値問題に対する離散化手法(差分スキームの構成)や、得られた大規模行

列の数値解法を直接法と反復法の観点から習得する。また、拡散現象や波動現象の初期値

問題に対する差分スキームについても言及する。

履修条件

講義内容 1.数式処理ソフトの復習

2.数式処理ソフトによるベクトル・行列の記法と演算

3.数式処理ソフトによる反復計算(Newton 法)

4.行列の直接解法(Gauss の消去法とLU分解)

5.演習

6.行列の反復解法(Jacobi 法)

7.行列の反復解法(Gauss-Seidel 法)

8.行列の反復解法(SOR 法)

9.行列の反復解法(収束率の比較解析)

10.演習

11.微分方程式と差分スキーム

12.微分方程式の数値解法:定常問題

13.微分方程式の数値解法:拡散現象

14.微分方程式の数値解法:波動現象

15.演習

教 科 書 なし

参 考 書 適宜指示する。

成績評価 出席・レポートなどにより総合的に評価

コメント 数式処理ソフト(Maple)の予備知識を前提としない。数式処理ソフトの基本コマンドによる

プログラミング資料を授業支援システムを使って毎回掲示する。

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専 門 科 目

数 学 科

※各授業科目名の前に付記されている番号は授業コードです。

※専門教育科目読替表については P91 を参照して下さい。

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

安全実験法集中

151

中嶋  悟野末 泰夫阪口 篤志外川  学深瀬 浩一山本  仁古屋 秀隆廣野 哲朗

1,2

基礎解析続論 2 2 菊池 和徳 13

基礎解析続論演義 2 2菊池 和徳庵原 隆雄

14

幾何学基礎1(位相と微積分) 2 2 和田 昌昭(情報科学研究科) 15

幾何学基礎1(位相と微積分)

演義2 2

和田 昌昭(情報科学研究科)原  靖浩

16

線形代数続論1 2 2 安田 健彦 17

線形代数続論1演義 2 2安田 健彦小川 裕之

18

幾何学基礎2(位相空間論) 2 2 和田 昌昭(情報科学研究科) 19

幾何学基礎2(位相空間論)

演義2 2

和田 昌昭(情報科学研究科)原  靖浩

20

線形代数続論2 2 2 安田 健彦 21

線形代数続論2演義 2 2安田 健彦小川 裕之

22

複素関数論 2 2 宮地 秀樹 23

複素関数論演義 2 2宮地 秀樹松尾 信一郎

24

数学基礎考究 2 2大川 新之介高橋 篤史

25,26

数学への道程と私たち 2 2 藤原 彰夫(代表) 27

課題研究a(数学)(平成17年度以降入学者用)

8 8 数学各教員 28

課題研究b(数学)(平成17年度以降入学者用)

8 8 数学各教員 29

課題研究a(情報・数理)(平成17年度以降入学者用)

8 8 数学各教員 30

課題研究b(情報・数理)(平成17年度以降入学者用)

8 8 数学各教員 31

課題研究a(平成16年度入学者用)

8 8 数学各教員 32

課題研究b(平成16年度入学者用)

8 8 数学各教員 33

専門への基礎数学(平成21年度以降入学者用)

2 2 盛田 健彦 34

平成25年度開講科目一覧表

数  学  科

必修科目

必 修 科 目

選択必修科目

2年

毎週授業時間数

備考

必修又は選択

3年

選択科目

授 業 科 目 名 担当教員実験・実習

単位数

1年

講義

演習

4年

-9-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

数学オナーセミナー1 2 1 小林  治 他 35

数学オナーセミナー2 2 1 小林  治 他 36

数学オナーセミナー3 2 1 小林  治 他 37

数学オナーセミナー4 2 1 小林  治 他 38

実験数学1(コンピュータプログラミング)(平成17年度以降入学者用)

2 2 榎  一郎 39

実験数学1(平成16年度以前入学者用)

2 2 榎  一郎 40

実験数学2 2 2 小磯 憲史 41

代数学序論 2 2 2 日比 孝之(情報科学研究科) 42

代数学序論演義 2 2 2日比 孝之(情報科学研究科)大川 新之介

43

幾何学序論 2 2 2 小磯 憲史 44

幾何学序論演義 2 2 2小磯 憲史松尾 信一郎

45

解析学序論1 2 2 2 林  仲夫 46

解析学序論1演義 2 2 2林  仲夫庵原 隆雄

47

解析学序論2 2 2 2 砂川 秀明 48

解析学序論2演義 2 2 2砂川 秀明三浦 英之

49

基礎数理学1 2 2 2 宮地 秀樹 50

基礎数理学1演義 2 2 2宮地 秀樹庵原 隆雄

51

実験数学3 2 2 2 鈴木  譲 52

代数学1 2 2 2 小木曽 啓示 53

代数学1演義 2 2 2 小木曽 啓示 54

代数学2 2 2 2 落合  理 55

代数学2演義 2 2 2 落合  理 56

幾何学1 2 2 2 植田 一石 57

授 業 科 目 名 備考1年 2年 3年 4年

必修又は選択

選   択   科   目

毎週授業時間数 単位数

担当教員演習

実験・実習

講義

-10-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

幾何学1演義 2 2 2 植田 一石 58

幾何学2 2 2 2 大鹿 健一 59

幾何学2演義 2 2 2 大鹿 健一 60

解析学1 2 2 2 林  仲夫 61

解析学1演義 2 2 2林  仲夫庵原 隆雄

62

解析学2 2 2 2 砂川 秀明 63

解析学2演義 2 2 2砂川 秀明三浦 英之

64

実験数学4a(マルチメディア概論)(平成17年度以降入学者用)

1 1 1 永友 清和(情報科学研究科) 65

実験数学4b(情報職業論)(平成17年度以降入学者用)

1 1 1 永友 清和(情報科学研究科) 66

実験数学4(平成16年度以前入学者用)

2 2 永友 清和(情報科学研究科) 67

代数学3 2 2 森山 知則 68

代数学7 2 2 高橋 篤史 69

代数学8 2 2 有木  進 70

幾何学3 2 2 満渕 俊樹 71

幾何学6 2 2 榎  一郎 72

幾何学7 2 2 金  英子 73

幾何学10 2 2 後藤 竜司 74

解析学3 2 2 小松  玄  75

解析学5 2 2 小松  玄  76

解析学6 2 2 杉田  洋 77

解析学8 2 2 角  大輝 78,79

応用数理学2 2 2 内田 雅之(基礎工学研究科) 80

応用数理学4 2 2 三木  敬(情報科学研究科) 81

応用数理学5 2 2

淺野  淳堀井 俊宏南  嘉博(日本アクチュアリー会)

82

応用数理学7(情報システム論)(平成17年度以降入学者用)

2 2 降籏 大介(サイバーメディアセンター) 83

4年

講義

演習

必修又は選択

選   択   科   目

授 業 科 目 名実験・実習

単位数毎週授業時間数

3年2年1年備考担当教員

-11-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

応用数理学7(平成16年度以前入学者用)

2 2 降籏 大介(サイバーメディアセンター) 84

応用数理学8(通信ネットワーク論)(平成17年度以降入学者用)

2 2 茶碗谷 毅(情報科学研究科) 85

応用数理学8(平成16年度以前入学者用)

2 2 茶碗谷 毅(情報科学研究科) 86

応用数理学10 2 2 盛田 健彦 87

科学技術論A 2 2 2北山 辰樹 他(基礎工学研究科)

3

理学への招待 2 2 1

満渕 俊樹田島 節子佐藤 尚弘古屋 秀隆

4

科学英語基礎 2 2 2 2 2 1 Hail, Eric Mathew 5,6

数値計算法基礎 2 2 2 小田中 紳二(サイバーメディアセンター)

7

選    択    科    目

2年 3年 4年

必修又は選択

授 業 科 目 名

毎週授業時間数 単位数

備考1年

講義

担当教員演習

実験・実習

-12-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040501 基礎解析続論 Advanced calculus

単 位 数 2単位

担当教員 菊池 和徳

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/B308講義室

目 的 数列,ベキ級数,関数列,関数項級数の収束発散などを,ユークリッド空間の位相を基礎

にして学ぶ.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 [1]数列からベキ級数,関数項級数へ

(a)数列と実数(上限,上極限,コーシー列など)

(b)級数(収束の判定条件,絶対収束など;複素級数の場合を含む)

(c)一様収束(関数列,関数項級数,項別微積分,ワイエルシュトラスの判定条件な

ど)

(d)ベキ級数(収束半径,項別微積分など;複素ベキ級数の場合を含む)

[2]ユークリッド空間の位相

(a)基礎概念(近傍,開集合,閉集合,閉包など)

(b)コンパクト集合(有界閉集合としての特徴付け)

(c)その他(連結性,連続関数とコンパクト性,一様連続など)

教 科 書 教科書は指定しない.

参 考 書 ・ハイラー/ヴァンナー『解析教程 下』(シュプリンガー)

・楠幸男『無限級数入門』(朝倉書店)

その他の参考文献については,講義の中で適宜紹介する.

成績評価 試験,レポートなどにより総合的に評価する.

コメント

-13-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040545 基礎解析続論演義 Exercise Session (Advanced calculus)

単 位 数 2単位

担当教員 菊池 和徳

庵原 隆雄

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 月 5

場 所 理/E310講義室

目 的 基礎解析続論で講義された内容に関する演習問題を解くことで,基礎解析続論の理解と応

用力を深めるために行う演習である.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 演習問題を出題し,受講生が解く.教員は質問や補足説明をおこなう.また適宜レポート

を課す.具体的な内容は以下の通り:

[1]数列からベキ級数,関数項級数へ

(a)数列と実数(上限,上極限,コーシー列など)

(b)級数(収束の判定条件,絶対収束など;複素級数の場合を含む)

(c)一様収束(関数列,関数項級数,項別微積分,ワイエルシュトラスの判定条件な

ど)

(d)ベキ級数(収束半径,項別微積分など;複素ベキ級数の場合を含む)

[2]ユークリッド空間の位相

(a)基礎概念(近傍,開集合,閉集合,閉包など)

(b)コンパクト集合(有界閉集合としての特徴付け)

(c)その他(連結性,連続関数とコンパクト性,一様連続など)

教 科 書 教科書は指定しない.

参 考 書 ・ハイラー/ヴァンナー『解析教程 下』(シュプリンガー)

・楠幸男『無限級数入門』(朝倉書店)

成績評価 試験,演習,レポート,出席などにより総合的に評価する.

コメント 基礎解析学続論の講義を受講していることを前提とする.

-14-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040455 幾何学基礎1(位相と微積分) Point-Set Topology and Multivariable Calculus

単 位 数 2単位

担当教員 和田 昌昭

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 火 3

場 所 理/E310講義室

目 的 集合論の基礎を学んだ後,ユークリッド空間における位相の概念と多変数関数の微積分に

ついて学習する.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 (1)集合論の基礎

(2)ユークリッド空間の距離と位相

(3)多変数解析

教 科 書 内田伏一「集合と位相」(裳華房)

(2)(3)については必要に応じて資料を配布する.

参 考 書

成績評価 授業中に行う小テストと期末テストの成績を総合して評価する.

コメント

-15-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040456 幾何学基礎1(位相と微積分)演義 Exercise Session(Point-Set Topology and Multivariable Calculus)

単 位 数 2単位

担当教員 和田 昌昭

原 靖浩

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 火 4

場 所 理/E310講義室

目 的 幾何学基礎1で講義された内容に関連した問題を解くことにより、講義内容をより深く理

解する。

履修条件 学生便覧参照

講義内容 幾何学基礎1で講義された内容に則して、毎回演習問題を出題する。

受講者は以下についての問題を解き、レポートや板書などを通じて、答案のチェックを受

ける。

(1)集合論の基礎

(2)ユークリッド空間の距離と位相

(3)多変数解析

教 科 書 内田伏一「集合と位相」(裳華房)

(2)(3)については必要に応じて資料を配布する

参 考 書

成績評価 平常点・演習・レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 幾何学基礎1の講義を聴講していることを前提とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040369 線形代数続論1 Linear Algebra 1

単 位 数 2単位

担当教員 安田 健彦

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 木 4

場 所 理/E310講義室

目 的 1年次に学んだ線形代数の基礎理論をふまえて、より抽象的な理論を展開する。具体的に

は、1年時の内容の復習をしながらも、「実数体や複素数体上のベクトル空間から一般の

体上のベクトル空間へ」、「数ベクトル空間より抽象ベクトル空間に重点をうつす」、「商ベ

クトル空間、双対ベクトル空間などをしっかりやる」という目標をもって講義をすすめる。

実例にも十分注意を払いながら、線形代数独特の考え方や線形性の取り扱い方に習熟し

て、線形代数を道具として使いこなせるようになることを目指す。

履修条件

講義内容 (1) 線形空間

一般の係数体を考えることの説明

線形空間の定義や部分空間について

次元や基底について

(2) 線形写像

線形写像の定義と例

行列表示と基底の変換

線形写像の核と像について

(3) 自己準同形

固有値と固有ベクトル

対角化と三角化

ジョルダン標準形

行列式及び固有多項式と最小多項式

(4) 双対空間

双対空間と双対写像

具体例など

教 科 書 斎藤毅著「線形代数の世界―抽象数学の入り口」(東京大学出版会)

参 考 書 講義中に適宜紹介する。

成績評価 筆記試験やレポートなどにより総合的に評価する。

コメント 線形代数学1, 2の履修を前提とする。 受講者の修得状況により進度・内容の変更もあ

り得る。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040370 線形代数続論1演義 Exercise Session (Linear Algebra 1)

単 位 数 2単位

担当教員 安田 健彦

小川 裕之

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 木 5

場 所 理/E310講義室

目 的 実際に演習問題を解くことを通して、線形代数続論1の内容に対する理解を深める。

実例にも十分注意を払いながら、線形代数独特の考え方や線形性の取り扱い方に習熟し

て、線形代数を道具として使いこなせるようになることを目指す。

履修条件 学生便覧参照

講義内容 演習問題を出題し、受講生が問題を解く。教員は質問や補足説明を行う. また、必要に応

じて適宜レポートを課す。扱う題材は、線形代数続論1に準ずるが、関連する話題の紹介

や、線形代数学 1,2の内容の復習や補足を行うことも有る。

具体的な内容は以下の通り:

(1) 線形空間

一般の係数体を考えることの説明

線形空間の定義や部分空間について

次元や基底について

(2) 線形写像

線形写像の定義と例

行列表示と基底の変換

線形写像の核と像について

(3) 自己準同形

固有値と固有ベクトル

対角化と三角化

ジョルダン標準形

行列式及び固有多項式と最小多項式

(4) 双対空間

双対空間と双対写像

具体例など

教 科 書 斎藤毅著「線形代数の世界―抽象数学の入り口」(東京大学出版会)

参 考 書 講義中に適宜紹介する。

成績評価 試験、演習、レポート、出席等により総合的に評価する。

コメント 線形代数学続論1の講義を受講していることを前提とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040457 幾何学基礎2(位相空間論) General Topology

単 位 数 2単位

担当教員 和田 昌昭

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 火 3

場 所 理/D407講義室

目 的 距離空間を導入として位相の基本概念を学び,抽象的な概念や考え方に慣れることを目的

とする.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 (1)距離空間

(2)位相空間

(3)積空間と商空間

(4)位相的性質

(5)完備距離空間

教 科 書 内田伏一「集合と位相」(裳華房)

参 考 書

成績評価 授業中に行う小テストと期末テストの成績を総合して評価する.

コメント

-19-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040458 幾何学基礎2(位相空間論)演義 Exercise Session(General Topology)

単 位 数 2単位

担当教員 和田 昌昭

原 靖浩 居室:B518 内線:5305 e-mail:hara[at]math.sci.

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 火 5

場 所 理/E304講義室

目 的 幾何学基礎2に関連した問題を解くことにより,講義内容をより深く理解すること.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 幾何学基礎2に則した問題を解き,板書やレポートなどで答案のチェックを受ける.

(0)集合の復習

(1)距離空間

(2)位相空間

(3)積空間と商空間

(4)位相的性質

(5)完備距離空間

教 科 書 内田伏一『集合と位相』(裳華房)

参 考 書

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する

コメント 幾何学基礎2の講義を聴講していることを前提とする

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040377 線形代数続論2 Linear Algebra 2

単 位 数 2単位

担当教員 安田 健彦

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/B308講義室

目 的 線形代数学続論1に引き続き、抽象線形代数に関する一層深い理解を目的とする。実例に

も十分注意を払いながら、線形代数独特の考え方や線形性の取り扱い方に習熟して、線形

代数を道具として使いこなせるようになることを目指す。

履修条件

講義内容 (1) 双線形形式

双線形形式の定義と例

双対(空間と双線形形式の関係

対称形式とエルミート形式

(2) 群と作用

(3) 商空間

商空間の定義と例

well-defined とは何か

(4) テンソル積と外積

教 科 書 斎藤毅著「線形代数の世界―抽象数学の入り口」(東京大学出版会)

参 考 書 講義中に適宜紹介する。

成績評価 筆記試験やレポートなどにより総合的に評価する。

コメント 線形代数学1, 2および線形代数続論1の履修を前提とする。 受講者の修得状況により

進度・内容の変更もあり得る。

-21-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040378 線形代数続論2演義 Exercise Session (Linear Algebra 2)

単 位 数 2単位

担当教員 安田 健彦

小川 裕之

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/E304講義室

目 的 実際に演習問題を解くことを通して、線形代数続論2の内容に対する理解を深める。

実例にも十分注意を払いながら、線形代数独特の考え方や線形性の取り扱い方に習熟し

て、線形代数を道具として使いこなせるようになることを目指す。

履修条件 学生便覧参照

講義内容 演習問題を出題し、受講生が問題を解く。教員は質問や補足説明を行う. また、適宜レポ

ートを課す。

扱う題材は、線形代数続論2に準ずるが、関連する話題の紹介や、

線形代数学 1,2の内容の復習や補足を行うことも有る。

具体的な内容は以下の通り:

(1) 双線形形式

双線形形式の定義と例

双対(空間と双線形形式の関係

対称形式とエルミート形式

(2) 群と作用

(3) 商空間

商空間の定義と例

well-defined とは何か

(4) テンソル積と外積

教 科 書 斎藤毅著「線形代数の世界―抽象数学の入り口」(東京大学出版会)

参 考 書 開講時に指示する。

成績評価 試験, 演習,レポート, 出席等により総合的に評価する。

コメント 線形代数学続論2の講義を受講していることを前提とする。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040373 複素関数論 Complex Analysis

単 位 数 2単位

担当教員 宮地 秀樹

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 木 4

場 所 理/E310講義室

目 的 複素関数論の基礎を講義する.正則関数,すなわち複素微分可能な関数は,実二変数の滑

らかな複素数値関数全体の中で非常に特殊なクラスを成しており,よい性質をたくさんも

っている.これら正則関数の理論が複素関数論であり,今後学ぶ数学の多くの理論の基礎

を成している.実際,三角関数や指数関数などの具体的な関数はすべて,変数を自然に複

素数に拡張できて,正則関数になる.その結果, これらの関数の間に, 通常の微積分学か

らはみえない新しい関係がみえてくる.このような事実をはじめとして,複素関数論の基

本的な諸結果を講義したい.

履修条件

講義内容 1.複素数と複素平面(特に偏角)

2.複素関数と初等関数(特に対数関数)

3.複素関数による写像

4.複素微分(コーシー・リーマンの関係式)

5.正則関数の合成関数と逆関数

6.複素線積分(グリーンの公式の復習)

7.コーシーの積分定理と正則関数の原始関数

8.コーシーの積分公式と正則関数のベキ級数展開

9.ベキ級数展開の応用

10.正則関数の古典的諸定理

11.ローラン展開(孤立特異点と有理型関数)

12.留数定理(極における留数)

13.定積分の計算への応用1

14.定積分の計算への応用2

15.複素解析と流体力学

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める.ただし,これは予定であり変更することが

ある.

教 科 書 今吉 洋一 複素関数概説(サイエンス社)

参 考 書 (1)「複素解析」アールフォルス著 笠原乾吉著 現代数学社

(2)「複素解析学 I,II」志賀啓成著 培風館

(1)は少し分厚いが各分野で必ず使う重要なことが分かりやすく書かれた名著である。大学

院進学希望者(特に研究者志望者)はなるべく(1)を読んでほしい。複素関数論は数学(と

様々な分野)の各分野でよく使われる大変重要な科目である。本大学における半期分のみ

の複素関数論の講義をおぎなって、必須で重要な話題を勉強するには、(1)は大変良い本で

ある。

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する.

コメント 基礎解析学1,2,線形代数学1,2,幾何学基礎1の履修を前提とする.

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040374 複素関数論演義 Exercise Session (Complex Analysis)

単 位 数 2単位

担当教員 宮地 秀樹

松尾 信一郎

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 木 5

場 所 理/E310講義室

目 的 講義内容に関連した演習問題を解くことにより, 複素関数論に関する理解を深め応用力

を養う.

履修条件

講義内容 複素関数論の講義内容に沿った演習問題を毎回あたえる.受講者はそれらの演習問題を解

き,適宜黒板で解説をする.教員は問題の解き方・説明の仕方などについて指導を行い,

問題の数学的背景・意義などについて解説する.

1.複素数と複素平面(特に偏角)

2.複素関数と初等関数(特に対数関数)

3.複素関数による写像

4.複素微分(コーシー・リーマンの関係式)

5.正則関数の合成関数と逆関数

6.複素線積分(グリーンの公式の復習)

7.コーシーの積分定理と正則関数の原始関数

8.コーシーの積分公式と正則関数のベキ級数展開

9.ベキ級数展開の応用

10.正則関数の古典的諸定理

11.ローラン展開(孤立特異点と有理型関数)

12.留数定理(極における留数)

13.定積分の計算への応用1

14.定積分の計算への応用2

15.複素解析と流体力学

以上の項目(テーマ)の順序で演義を進める.ただし,これは予定であり変更することが

ある.

教 科 書 今吉 洋一 複素関数概説(サイエンス社)

参 考 書 (1)「複素解析」アールフォルス著 笠原乾吉著 現代数学社

(2)「複素解析学 I,II」志賀啓成著 培風館

(1)は少し分厚いが各分野で必ず使う重要なことが分かりやすく書かれた名著である。大学

院進学希望者(特に研究者志望者)はなるべく(1)を読んでほしい。複素関数論は数学(と

様々な分野)の各分野でよく使われる大変重要な科目である。本大学における半期分のみ

の複素関数論の講義をおぎなって、必須で重要な話題を勉強するには、(1)は大変良い本で

ある。

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する.

コメント 基礎解析学1,2,線形代数学1,2,幾何学基礎1の履修を前提とする.

複素関数論の講義の受講を前提とする.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040546 数学基礎考究 Seminar in Mathematics

単 位 数 2単位

担当教員 大川 新之介

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修

開講時期 2学期 木 3

場 所 理/E310講義室

目 的 少人数教育の機動性を生かして、「線形代数続論2・同演義」の講義と連携をとりつつ、

これらの授業の適切な補足や種々のサポートを行う。

履修条件

講義内容 [I] 1年生や2年前期に学んだ線形代数の復習の他に、

[II] 少人数教育の双方方向性・機動性を生かして、以下の項目のうちのいくつかをより

詳しく学ぶ。

1.基底、部分空間、空間の直和、双対空間

2.線形写像、行列表示、商空間、準同型定理

3.行列式、置換の符号

4.内積、2次形式、正規行列の対角化

5.Jordan 標準形

6.単因子論

7.行列の指数関数

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席・発表・討論の様子・レポート等により総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

049503 数学基礎考究 Seminar in Mathematics

単 位 数 2単位

担当教員 高橋 篤史 居室:B401 内線:5304

質問受付

履修対象 数学科 2年次 必修

開講時期 2学期 木 3

場 所 理/E304講義室

目 的 少人数教育の機動性を生かして、「線形代数続論2・同演義」の講義と連携をとりつつ、

これらの授業の適切な補足や種々のサポートを行う。

履修条件

講義内容 [I] 1年生や2年前期に学んだ線形代数の復習の他に、

[II] 少人数教育の双方方向性・機動性を生かして、以下の項目のうちのいくつかをより

詳しく学ぶ。

1.基底、部分空間、空間の直和、双対空間

2.線形写像、行列表示、商空間、準同型定理

3.行列式、置換の符号

4.内積、2次形式、正規行列の対角化

5.Jordan 標準形

6.単因子論

7.行列の指数関数

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席・発表・討論の様子・レポート等により総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040516 数学への道程と私たち Our Mathematical Future

単 位 数 2単位

担当教員 藤原 彰夫

質問受付

履修対象 数学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/D307講義室

目 的 現代数学各分野の最前線から様々な話題を取り上げ、予備知識をできるだけ仮定せずに解

説する。

このことを通じて、受講者が数学と世界のかかわりについて主体的に深く考える機会をも

つ。

また、受講者自らがどのような数学を勉学し、数学を通じてどのような能力を獲得して行

くべきかをあらためて考え、数学科を卒業後の自分自身の進路、たとえば大学院進学や

就職その他のキャリアパスについて熟慮するための素材を与える。受講者には、数学的な

内容のみならず、自己の将来を考えるためのレポートも課す。

履修条件

講義内容 詳細は掲示などにより連絡するが、微分方程式、整数論、代数幾何学、群論と表現論、微

分幾何学、位相幾何学、複素幾何学、確率論、数理物理学、組合せ論、数値解析、数理工

学などの分野からいくつかのトピックを素材として講義する。

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 本科目の知識を自習で獲得することは難しいので、

出席することが非常に重要である。特に、原則として毎回出席を確認する。

本科目を履修することは、4年次の「課題研究」でセミナーを

選択する際の良い参考にもなるであろう.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究a(数学) Advanced Seminar a (Mathematics)

単 位 数 8単位

担当教員 数学各教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択必修(平成17年度以降入学者用)

開講時期 1学期 他

場 所 教員研究室

目 的 3年次末に数学各教員から指示される様々なテーマのなかから1つを選択し、担当教員の

指導のもとに1年間を通してセミナー形式の勉学をおこない、これまで学んだ数学全般の

基礎がいかに具体的研究にもちいられているか、また数学における研究の如何なるかの一

端を学ぶ。

履修条件 本年度学生便覧を参照。

講義内容 各教員が、それぞれの専門分野での知識と経験をもとに勉学の助言、指導をおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究b(数学) Advanced Seminar b (Mathematics)

単 位 数 8単位

担当教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択必修(平成17年度以降入学者用)

開講時期 2学期 他

場 所 教員研究室

目 的 3年次末に数学各教員から指示される様々なテーマのなかから1つを選択し、担当教員の

指導のもとに1年間を通してセミナー形式の勉学をおこない、これまで学んだ数学全般の

基礎がいかに具体的研究にもちいられているか、また数学における研究の如何なるかの一

端を学ぶ。

履修条件 本年度学生便覧を参照

講義内容 各教員が、それぞれの専門分野での知識と経験をもとに勉学の助言、指導をおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究a(情報・数理) Advanced Seminar a (Mathematical and Information Science)

単 位 数 8単位

担当教員 数学各教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択必修(平成17年度以降入学者用)

開講時期 1学期 他

場 所 教員研究室

目 的 教員から提示される情報・数理科学に関する様々なテーマの中から1つを選択し、担当教

員の指導のもとに、a と b を合わせた1年間を通して、少人数グループによるセミナー形

式の勉学を行い、これまでに学んだ情報・数理科学の基礎がいかに具体的研究に用いられ

ているか、また情報・数理科学における研究の如何なるかの一端を学ぶ。論文作成やプレ

ゼンテーションのためのソフトウェアの習熟度を高めることも目的とする。

履修条件 情報教職免許状取得に必要な単位数を本年度中に修得する見込みであること。詳しくは、

本年度学生便覧を参照。

講義内容 各教員かそれぞれの専門分野での知識と経験をもとに、勉学の助言・指導をおこなう。ま

た学期末には成果報告書を執筆して提出すると共に、成果発表会を開催してプレゼンテー

ションの指導もおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、成果報告書、成果発表会などにより総合的に評

価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究b(情報・数理) Advanced Seminar b (Mathematical and Information Science)

単 位 数 8単位

担当教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択必修(平成17年度以降入学者用)

開講時期 2学期 他

場 所 教員研究室

目 的 教員から提示される情報・数理科学に関する様々なテーマの中から1つを選択し、担当教

員の指導のもとに、a と b を合わせた1年間を通して、少人数グループによるセミナー形

式の勉学を行い、これまでに学んだ情報・数理科学の基礎がいかに具体的研究に用いられ

ているか、また情報・数理科学における研究の如何なるかの一端を学ぶ。論文作成やプレ

ゼンテーションのためのソフトウェアの習熟度を高めることも目的とする。

履修条件 情報教職免許状取得に必要な単位数を本年度中に修得する見込みてあること。詳しくは、

本年度学生便覧を参照。

講義内容 各教員かそれぞれの専門分野での知識と経験をもとに、勉学の助言・指導をおこなう。ま

た学期末には成果報告書を執筆して提出すると共に、成果発表会を開催してプレゼンテー

ションの指導もおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、成果報告書、成果発表会などにより総合的に評

価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究a Advanced Seminar a

単 位 数 8単位

担当教員 数学各教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 必修(16年入学者用)

開講時期 1学期 他

場 所 教員研究室

目 的 3年次に数学各教員から指示されるさまざまなテーマのなかから1つを選択し、担当教員

の指導のもとに1年間を通してセミナー形式の勉学をおこない、これまで学んだ数学全般

の基礎がいかに具体的研究にもちいられているか、また数学における研究の如何なるかの

一端を学ぶ。

履修条件 学生便覧を参照

講義内容 各教員が、それぞれの専門分野での知識と経験をもとに勉学の助言、指導をおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、レポートなどにより総合的に評価。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

課題研究b Advanced Seminar b

単 位 数 8単位

担当教員 数学各教員

質問受付

履修対象 数学科 4年次 必修(16年入学者用)

開講時期 2学期 他

場 所 教員研究室

目 的 3年次に数学各教員から指示されるさまざまなテーマのなかから1つを選択し、担当教員

の指導のもとに1年間を通してセミナー形式の勉学をおこない、これまで学んだ数学全般

の基礎がいかに具体的研究にもちいられているか、また数学における研究の如何なるかの

一端を学ぶ。

履修条件 学生便覧を参照

講義内容 各教員が、それぞれの専門分野での知識と経験をもとに勉学の助言、指導をおこなう。

教 科 書

参 考 書

成績評価 内容の理解度、セミナーでの発表の仕方、レポートなどにより総合的に評価。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040517 専門への基礎数学 Basics of Mathematics

単 位 数 2単位

担当教員 盛田 健彦 居室:B416

質問受付

履修対象 数学科 1年次 選択(平成21年度以降入学者用)

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/B308講義室

目 的 (1)数学科1年次生に対し、コア科目から専門科目への接続として,S1,S2,S3,S4 のク

ラスの枠を超えた共通の授業を行う.

(2)積分(重積分)に関する演習的な授業を行う.

(3)時間が許せば積分以外についても,例えばガロア理論入門など面白そうなトピック

スをとりあげて授業を行う.

(4)学生の主体性を養う.

履修条件

講義内容 講義的色彩は出来る限り薄め、各学生が主体的に課題(または演習問題)を解く演習形式

の授業である.内容そのものは,積分に関する一般的な話題の他,時間が許せば,Green の

定理や,他の面白そうなトピックス(例えばガロア理論入門など)についても扱えればと

思っている.

教 科 書 特にない(授業毎にプリント類を配る).

参 考 書

成績評価 演習,レポート,小テスト,試験,出席等で総合的に判断する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040518 数学オナーセミナー1 Mathematics Honors Seminar 1

単 位 数 1単位

担当教員 小林 治 他

質問受付

履修対象 数学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 理/B202講義室,理/B301講義室,理/B302講義室,理/E215講義室

目 的 数学オナーセミナー1は2年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型授業で、日

頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える習慣を身に

つけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わいます。オ

ナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つけた課題に

ついて実験を行ったり自主研究を行います。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。

講義内容 2013 年度に開講する数学オナーセミナー1の内容および受講方法は次の WEB ページで

お知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント 修了条件については、上記 WEB ページを参照して下さい。

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040519 数学オナーセミナー2 Mathematics Honors Seminar 2

単 位 数 1単位

担当教員 小林 治 他

質問受付

履修対象 数学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 理/B202講義室,理/B301講義室,理/B302講義室,理/E215講義室

目 的 数学オナーセミナー2は2年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型授業で、日

頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える習慣を身に

つけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わいます。オ

ナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つけた課題に

ついて実験を行ったり自主研究を行います。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。

講義内容 2013 年度に開講する数学オナーセミナー2の内容および受講方法は次の WEB ページで

お知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント 修了条件については、上記 WEB ページを参照して下さい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040520 数学オナーセミナー3 Mathematics Honors Seminar 3

単 位 数 1単位

担当教員 小林 治 他

質問受付

履修対象 数学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 理/B202講義室,理/B301講義室,理/B302講義室,理/E215講義室

目 的 数学オナーセミナー3は3年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型授業で、日

頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える習慣を身に

つけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わいます。オ

ナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つけた課題に

ついて実験を行ったり自主研究を行います。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。

講義内容 2013 年度に開講する数学オナーセミナー3の内容および受講方法は次の WEB ページで

お知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント 修了条件については、上記 WEB ページを参照して下さい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040521 数学オナーセミナー4 Mathematics Honors Seminar 4

単 位 数 1単位

担当教員 小林 治 他

質問受付

履修対象 数学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 理/B202講義室,理/B301講義室,理/B302講義室,理/E215講義室

目 的 数学オナーセミナー4は3年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型授業で、日

頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える習慣を身に

つけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わいます。オ

ナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つけた課題に

ついて実験を行ったり自主研究を行います。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。

講義内容 2013 年度に開講する数学オナーセミナー4の内容および受講方法は次の WEB ページで

お知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント 修了条件については、上記 WEB ページを参照して下さい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040463 実験数学1(コンピュータプログラミング)Experimental Mathematics 1 (Computer Programming)

単 位 数 2単位

担当教員 榎 一郎

質問受付

履修対象 数学科 2年次 選択(平成17年度以降入学者)/生物科学科生命理学コース 2年次

選択必修

開講時期 1学期 金 4

場 所 サイバー情報処理教室5

目 的 1. 実際にプログラムを作成することにより,コンピュータの仕組みの基礎やアルゴリズ

ムについての理解を深める.

2. 線形代数や微積分の定理の証明のなかには,具体的な計算手続きを与えているものも

多い.

それらをプログラムとして実現することにより,証明の内容の理解を深めることも目的と

する.

履修条件 特に無し

講義内容 C 言語を用いて,実際にプログラミングを行いながら,

コンピュータの仕組み,

言語文法,データ構造,アルゴリズムなどの基本事項を学ぶ.

教 科 書 授業中にプリントを配布する

参 考 書 プログラミング言語 C (共立出版) B.W.カーニハン, D.M.リッチー 石田晴久訳

成績評価 レポートにより総合的に評価する.

コメント パソコンはもちろんのこと,カーナビや携帯電話など,生活のいたるところにコンピュー

タが入り込む時代になり,コンピュータプログラミングの重要度は増すばかりです.この

授業で,プログラミングて面白いかも,と思ったら是非さらに高度な技術を勉強して身に

つけて下さい.専門の科目や卒業後社会に出て,きっと様々な場面で役に立つはずです.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040070 実験数学1 Experimental Mathematics 1

単 位 数 2単位

担当教員 榎 一郎

質問受付

履修対象 数学科 2年次 選択(平成16年度以前入学者用)

開講時期 1学期 金 4

場 所 サイバー情報処理教室5

目 的 1. 実際にプログラムを作成することにより,コンピュータの仕組みの基礎やアルゴリズ

ムについての理解を深める.

2. 線形代数や微積分の定理の証明のなかには,具体的な計算手続きを与えているものも

多い.

それらをプログラムとして実現することにより,証明の内容の理解を深めることも目的と

する.

履修条件 特に無し

講義内容 C 言語を用いて,実際にプログラミングを行いながら,

コンピュータの仕組み,

言語文法,データ構造,アルゴリズムなどの基本事項を学ぶ.

教 科 書 授業中にプリントを配布する

参 考 書 プログラミング言語 C (共立出版) B.W.カーニハン, D.M.リッチー 石田晴久訳

成績評価 レポートにより総合的に評価する.

コメント パソコンはもちろんのこと,カーナビや携帯電話など,生活のいたるところにコンピュー

タが入り込む時代になり,コンピュータプログラミングの重要度は増すばかりです.この

授業で,プログラミングて面白いかも,と思ったら是非さらに高度な技術を勉強して身に

つけて下さい.専門の科目や卒業後社会に出て,きっと様々な場面で役に立つはずです.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040405 実験数学2 Experimental Mathematics 2

単 位 数 2単位

担当教員 小磯 憲史 居室:b550 内線:5720

質問受付

履修対象 数学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 金 2

場 所 サイバー情報処理教室5

目 的 Mathematica は,数値計算や数式処理はもちろんのこと,グラフィクス機能やアニメーシ

ョン機能なども備えた研究支援統合ソフトウェアであり,数学の学習のみならず本格的な

研究においても非常に強力かつ有用な方法論を提供するツールである.本講義では,まず

Mathematica を使いこなすための訓練を基礎から丁寧に行う.その後,この強力なツール

を駆使して,数学の諸問題,特に複素関数論とその周辺の話題に迫る.本講義の主目的は

実験数学的アプローチ方法を体得することにあるが,単なるプログラミング技術の訓練に

とどまらず,複素関数論の発展的な副教材としての意味合いも持たせたいと考えている.

履修条件

講義内容 1.Mathematica 入門

2.【基礎編】Mathematica の基本操作

3.【基礎編】グラフィクスの基礎

4.【基礎編】リスト操作の基礎

5.【基礎編】プログラミングの基礎

6.【基礎編】総合演習

7.Newton-Raphson 法(1)アルゴリズムとその視覚化

8.Newton-Raphson 法(2)フラクタル構造

9.複素関数の視覚化

10.解析接続と Riemann 面

11.等角写像(1)正則関数の基本性質と一次分数変換

12.等角写像(1)Schwarz-Christoffel 変換

13.Cauchy の積分公式(1)Laurent 展開,特異点,留数

14.Cauchy の積分公式(2)線形作用素のスペクトル分解

15.総合演習

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書 S. Kaufmann: A Crash Course in Mathematica (Birkhauser)

W. T. Shaw: Complex Analysis with Mathematica (Cambridge)

田村二郎「解析関数(新版)」(裳華房)

その他,必要に応じて講義中に紹介する.

成績評価 試験・レポート・出席状況などにより総合的に評価する.

コメント 講義の順序や内容は状況に応じて一部変更することがありうる.

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040384 代数学序論 Introduction to Algebra

単 位 数 2単位

担当教員 日比 孝之

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/E304講義室

目 的 群,環,体などの代数系の初歩と基礎的な概念を学習する.

履修条件 学生便覧参照

講義内容 1-1.集合と写像の復習

1-2.最大公約数とユークリッドの互除法

1-3.合同式と中国式剰余定理

2-1.群の定義と例(対称群など)

2-2.部分群と剰余類

2-3.準同型定理

3-1.環と体の定義

3-2.イデアルと剰余類環

3-3.中国式剰余定理(再)

3-4.素イデアルと極大イデアル

3-5.単項イデアル整域

3-6.体の拡大と多項式環

教 科 書 指定しない

参 考 書 「代数入門-群と加群-」堀田良之著 裳華房

「代数概論」森田康夫著 裳華房

「代数と数論の基礎」中島匠一著 共立出版

成績評価 試験,レポート,出席等により総合的に評価する.

コメント 講義内容は状況に応じて若干変更することがある.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040385 代数学序論演義 Exercise Session (Introduction to Algebra)

単 位 数 2単位

担当教員 日比 孝之

大川 新之介

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/E304講義室

目 的 代数学序論で講義された内容に関する演習問題を解くことで、代数学序論の理解と応用力

を深めるために行う演習である。

履修条件 学生便覧参照

講義内容 演習問題を毎回出題し、学生がその解答を黒板の前で発表する。

教員は適宜質問や細かく説明を行う。また、随時レポートを課す。

1-1.集合と写像の復習

1-2.最大公約数とユークリッドの互除法

1-3.合同式と中国式剰余定理

2-1.群の定義と例(対称群など)

2-2.部分群と剰余類

2-3.準同型定理

3-1.環と体の定義

3-2.イデアルと剰余類環

3-3.中国式剰余定理(再)

3-4.素イデアルと極大イデアル

3-5.単項イデアル整域

3-6.体の拡大と多項式環

教 科 書 指定しない

参 考 書 「代数入門-群と加群-」堀田良之著 裳華房

「代数概論」森田康夫著 裳華房

「代数と数論の基礎」中島匠一著 共立出版

成績評価 試験,レポート,出席等により総合的に評価する。

コメント 代数学序論の講義を聴講していることを前提とする。

講義/演習内容は状況に応じて若干変更することがある。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040386 幾何学序論 Introduction to Geometry

単 位 数 2単位

担当教員 小磯 憲史 居室:b550 内線:5720

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/D307講義室

目 的 多様体の基本的理論を学ぶ。

履修条件

講義内容 微分可能多様体の定義と基本的性質を具体例を交えて講義する。

具体的には以下のような項目を学ぶ。

1 位相空間とその構成

2 多様体

3 可微分関数と可微分写像

4 接ベクトル空間

5 写像の微分

6 逆関数定理と陰関数定理

7 はめ込みと埋め込み

8 正則点と臨界点

9 パラコンパクト性と1の分割

教 科 書 松本幸夫『多様体の基礎』(東京大学出版会)

参 考 書 講義中に紹介する

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040387 幾何学序論演義 Exercise Session (Introduction to Geometry)

単 位 数 2単位

担当教員 小磯 憲史 居室:b550 内線:5720

松尾 信一郎

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 金 3

場 所 理/E304講義室

目 的 演習問題を解くことを通じて、幾何学序論の内容(多様体の基礎)の理解を深め、同時に

補足的、発展的事項を学習する。

履修条件

講義内容 演習問題を毎回出題し、受講生がその解答を黒板を使って発表する。

教員は適宜、質問や補足説明を行う。また、随時レポートを課す。

扱う題材は幾何学序論に沿い、微分可能多様体の定義と基本的性質に関するものである。

1 位相空間とその構成

2 多様体

3 可微分関数と可微分写像

4 接ベクトル空間

5 写像の微分

6 逆関数定理と陰関数定理

7 はめ込みと埋め込み

8 正則点と臨界点

9 パラコンパクト性と1の分割

教 科 書 松本幸夫 多様体の基礎 (東大出版)

参 考 書 服部晶夫 多様体 (岩波書店)

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 幾何学序論の講義を聴講していることを前提とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040388 解析学序論1 Introduction to Analysis 1

単 位 数 2単位

担当教員 林 仲夫

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/B308講義室

目 的 ルベーグ積分論,測度論の基礎を講義する。

履修条件

講義内容 0 予備概念

1 測度と積分

1.1 σ 代数

1.2 可測函数

1.3 測度

1.4 積分

1.5 収束定理

1.6 積分のパラメータ依存性

2 測度空間の構成

2.1 外測度

2.2 拡張定理

2.3 完備化

2.4 位相的測度

3 ルベーグ積分

3.1 ルベーグ測度

3.2 ルベーグ・スチルチェス積分(1変数)

3.3 リーマン積分とルベーグ積分

4 直積測度とフビニの定理

4.1 直積測度

4.2 フビニの定理

教 科 書

参 考 書 伊藤清三「ルベーグ積分入門」裳華房

洲之内治男「ルベーグ積分入門」内田老鶴圃

河田敬義「積分論」共立出版

成績評価 期末試験,演習,小テスト等により総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040389 解析学序論1演義 Exercise Session (Introduction to Analysis 1)

単 位 数 2単位

担当教員 林 仲夫

庵原 隆雄 居室:B417 内線:5312

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 火 3

場 所 理/E304講義室

目 的 問題演習を通じて解析学序論1の講義内容の理解を深め、さらにその応用法に習熟する。

履修条件 解析学序論1とともに履修することを前提とする。

講義内容 以下の解析学序論1の講義の進行に合わせて問題演習を行う。

0 予備概念

1 測度と積分

1.1 σ 代数

1.2 可測函数

1.3 測度

1.4 積分

1.5 収束定理

1.6 積分のパラメータ依存性

2 測度空間の構成

2.1 外測度

2.2 拡張定理

2.3 完備化

2.4 位相的測度

3 ルベーグ積分

3.1 ルベーグ測度

3.2 ルベーグ・スチルチェス積分(1変数)

3.3 リーマン積分とルベーグ積分

4 直積測度とフビニの定理

4.1 直積測度

4.2 フビニの定理

教 科 書

参 考 書 2012年度

伊藤清三「ルベーグ積分入門」裳華房

洲之内治男「ルベーグ積分入門」内田老鶴圃

河田敬義「積分論」共立出版

成績評価 演習問題解答の発表およびレポートにより評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040390 解析学序論2 Introduction to Analysis 2

単 位 数 2単位

担当教員 砂川 秀明

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 水 3

場 所 理/D307講義室

目 的 常微分方程式の基本的な取り扱いを学ぶ。

履修条件

講義内容 1.初等解法

2.定数係数1階連立線形常微分方程式

3.定数係数単独線形常微分方程式

4.線形常微分方程式

5.常微分方程式の基礎定理

・解の存在と一意性

・解の延長

・解の初期値・パラメータへの依存性

さらに、以下の項目の中から時間に応じて適宜選択して講義する。

6.常微分方程式の境界値問題

7.常微分方程式の大域的理論

8.複素領域における常微分方程式

9.特殊関数

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 4 冊挙げておくが、他にも良書が多数ある。

・笠原晧司「微分方程式の基礎」朝倉書店

・磯崎洋「数理物理学における微分方程式」日本評論社

・島倉紀夫「常微分方程式」裳華房

・斎藤利弥「常微分方程式論」朝倉書店

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040391 解析学序論2演義 Exercise Session (Introduction to Analysis 2)

単 位 数 2単位

担当教員 砂川 秀明

三浦 英之 居室:b536 内線:5570 e-mail:miura[at]math.sci.

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 水 4

場 所 理/D307講義室

目 的 常微分方程式の基本的な取り扱いを学ぶ。

履修条件 解析学序論 2 とともに受講することを前提とする。

講義内容 以下の解析学序論 2 の講義の進行にあわせて問題演習を行う。

1.初等解法

2.定数係数1階連立線形常微分方程式

3.定数係数単独線形常微分方程式

4.線形常微分方程式

5.常微分方程式の基礎定理

・解の存在と一意性

・解の延長

・解の初期値・パラメータへの依存性

さらに、以下の項目の中から時間に応じて適宜選択して講義する。

6.常微分方程式の境界値問題

7.常微分方程式の大域的理論

8.複素領域における常微分方程式

9.特殊関数

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 ・笠原晧司「微分方程式の基礎」朝倉書店

・磯崎洋「数理物理学における微分方程式」日本評論社

・島倉紀夫「常微分方程式」裳華房

・斎藤利弥「常微分方程式論」朝倉書店

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040392 基礎数理学1 Mathematical Science 1

単 位 数 2単位

担当教員 宮地 秀樹

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/B308講義室

目 的 この講義は幾何学的函数論の入門的講義である.

正則関数および有理型関数は複素多様体論,保型函数論など数学の様々な分野で用いられ

る対象である.複素数はガウス平面を用いることにより平面の点と同一視される.そして,

その同一視を用いて為される幾何学的な視点により,複素関数の諸性質は理解しやすいも

のとなる.例えば,正則関数が満たすコーシー-リーマンの方程式は,微分が零でない点

の周りでは,無限小の意味の角度を保つという等角性と,そして無限小の意味の円を円に

写す,つまり無限小の意味での円々対応を意味する.

この講義では,科目「複素関数論」において履修した正則関数の基本的性質を基にして,

正則関数の様々な幾何学的性質を学ぶ.

履修条件

講義内容 複素関数論の続きとして,正則関数(有理型関数)の幾何学的側面を紹介する.

教 科 書 特になし.

参 考 書 今吉洋一,複素関数概説,サイエンス社

志賀啓成,複素解析学 I,II,培風館

L.V.アールフォース(笠原乾吉訳),複素解析,現代科学社

L.V.Ahlfors, Complex Analysis, 3rd edition, McGrow-Hill

成績評価 試験・演習・レポートなどにより総合的に評価する.

コメント 複素関数論の履修を前提とする.また,基礎解析学1,2,線形代数学1,2,幾何学基

礎1,幾何学基礎2において学習した内容を多用する.「基礎数理学1演義」を必ず履修

すること.成績は「基礎数理学1」と「基礎数理学1演義」の両者を同じとする.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040393 基礎数理学1演義 Exercise Session (Mathematical Science 1)

単 位 数 2単位

担当教員 宮地 秀樹

庵原 隆雄

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 木 3

場 所 理/E304講義室

目 的 基礎数理学1の授業を補足する練習問題を解く.

履修条件 基礎数理学1に準ずる.

講義内容 基礎数理学1に準ずる.

教 科 書 基礎数理学1に準ずる.

参 考 書 基礎数理学1に準ずる.

成績評価 基礎数理学1に準ずる.

コメント 「基礎数理学1」を必ず履修すること.成績は「基礎数理学1」と「基礎数理学1演義」

の両者を同じとする.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040073 実験数学3 Experimental Mathematics 3

単 位 数 2単位

担当教員 鈴木 讓 居室:B418 内線:5315

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 1学期 木 4

場 所 理/B308講義室

目 的 公開鍵暗号の問題を通して、アルゴリズムを構成し、その計算量を評価するといった情報

数理のアプローチを習得する。

履修条件 情報科学などの予備知識はいらないが、3 年前期で代数学の講義をとっていることが望ま

しい。

講義内容 まず、有限体を用いた公開鍵暗号のアルゴリズムを学ぶ。次に、NP 完全性の概念を修得

し、ゼロ知識証明の理論を学んでいく。代数曲線暗号は、楕円曲線のみを扱い、限定され

た条件のもとでの証明を追うか、例を通じて理解していく。ただ、演習問題の具体例を通

じて、ステートメントの意味は確実に把握していきたい。Maple および MaCaulay2 の実習

を含む。

教 科 書 毎回、スライド形式のプリントを配布する。教科書は、特に指定しない。

参 考 書

成績評価 レポート(演習問題)を 5-10 回程度課す。

コメント 書籍に載っていなかったり(数冊を読んでもわからない)、インターネットで検索してもい

い加減な情報しか得られない内容である。この半期で、各単元の内容を整理し、また数学

科の他の科目との関連を明確にしていく。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040394 代数学1 Algebra 1

単 位 数 2単位

担当教員 小木曽 啓示

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 火 3

場 所 理/E310講義室

目 的 群論の初歩について学ぶ。

履修条件 学生便覧参照のこと

講義内容 次の項目について学ぶ.

1 群の定義と例

2 部分群と正規部分群

3 剰余類と剰余群

4 準同型写像

5 準同型定理

6 群の作用

7 有限生成アーベル群の基本定理

8 Sylow の定理

9 可解群

10 べき零群

11 自由群と群の生成元と関係式による表示

12 群の線形表現

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 「群論入門」横田一郎著 (現代数学社)

「代数学1」宮西正宜著 (裳華房)

「代数入門-群と加群」堀田良之著 (裳華房)

成績評価 中間試験・期末試験により評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040395 代数学1演義 Exercise Session (Algebra 1)

単 位 数 2単位

担当教員 小木曽 啓示

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 火 4

場 所 理/E310講義室

目 的 代数学1の内容に沿って、群の概念と基本定理(準同型定理、有限アーベル群の基本定理、

Sylowの定理等)に習熟することを目的とする。

履修条件 学生便覧参照のこと

講義内容 代数学1の内容についての演習を行う。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 代数学1の参考書と同じ。

成績評価 レポート、試験などにより総合的に評価し, 講義と演義は同じ評価とする。

コメント 代数学1を履修することを前提とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040160 代数学2 Algebra 2

単 位 数 2単位

担当教員 落合 理

質問受付

履修対象 数学科 3,4年次 選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/B308講義室

目 的 環論, 体論の初歩, 環上の加群の基本的な概念を学ぶ.

履修条件 学生便覧参照. 代数学序論を履修していることが望ましい.

講義内容 1.環や体の定義と簡単な具体例

2.イデアルと剰余環及び準同型定理

3.素イデアルと極大イデアル, 環の直和

4.商環と局所化

5.単項イデアル整域と一意分解整域

6.環上の加群とその自己準同型環

7.多元環

8.ネーター環とアルチン環

9.単項イデアル整域上の加群

10.半単純環

教 科 書 代数学(永尾汎著/朝倉書店)

参 考 書 講義中に述べる.

成績評価 試験,演習およびレポートなどにより総合的に評価する.

コメント 講義内容は変わることがある.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040396 代数学2演義 Algebra 2

単 位 数 2単位

担当教員 落合 理

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 木 3

場 所 理/B308講義室

目 的 実際に演習問題を解くことを通して,代数学2の内容に対する理解を深め,具体例を扱う

技術を習得することを目指す. また,補足的・発展的事項も学ぶ.

履修条件 学生便覧参照. 代数学序論を履修していることが望ましい.

講義内容 演習問題を出題し受講生が解答を黒板で発表する形式, 小テストなど

を織り交ぜて行う. 発表形式においては, 教員は質問や補足説明を行う.

扱う題材は,代数学2に準ずるが,発展的な話題を紹介することも有る.

1.環や体の定義と簡単な具体例

2.イデアルと剰余環及び準同型定理

3.素イデアルと極大イデアル, 環の直和

4.商環と局所化

5.単項イデアル整域と一意分解整域

6.環上の加群とその自己準同型環

7.多元環

8.ネーター環とアルチン環

9.単項イデアル整域上の加群

10.半単純環

教 科 書 指定しない

参 考 書 代数学 2,3, 雪江明彦著, 日本評論社

代数概論,森田康夫著 裳華房

成績評価 小テスト,発表,レポート, 授業への取り組み態度等により総合的に評価する.

コメント 代数学2の講義を受講していることを前提とする.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040397 幾何学1 Geometry 1

単 位 数 2単位

担当教員 植田 一石

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/D307講義室

目 的 幾何学の基礎について解説する.

履修条件 幾何学序論および同演義を履修していること.

講義内容 微分可能多様体を中心に基礎的な概念を講義する.

以下のような項目を進度により内容を調整しながら扱う.

1.講義内容の概説,微分可能多様体の復習

2.ベクトルバンドル

3.ベクトル場と1パラメーター変換群

4.外積代数,微分形式

5.外微分

6.リー微分

7.微分形式の積分、Stokes の定理

8.De Rham コホモロジー群

9.ホモロジー群

10.De Rham の定理の解説

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 村上信吾:多様体(共立出版)

服部晶夫:多様体(岩波書店)

坪井俊:幾何学 III 微分形式(東大出版)

成績評価 試験,レポート等により,総合的に評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040398 幾何学1演義 Exercise Session (Geometry 1)

単 位 数 2単位

担当教員 植田 一石

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 金 3

場 所 理/D307講義室

目 的 演習問題を通して,幾何学1の内容に対する理解を深め,同時に補足的,発展的事項を学

習する.

履修条件 幾何学序論および同演義を履修していることが望ましい.

講義内容 演習問題を毎回出題し,受講生がその解答を黒板を使って発表する.

教員は適宜,質問や補足説明を行う.また,随時レポートを課す.

扱う題材は原則として,幾何学1の内容に準ずる.

1.講義内容の概説,微分可能多様体の復習

2.ベクトルバンドル

3.ベクトル場と1パラメーター変換群

4.外積代数,微分形式

5.外微分

6.リー微分

7.微分形式の積分、Stokes の定理

8.De Rham コホモロジー 群

9.ホモロジー群

10.De Rham の定理の解説

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 村上信吾:多様体(共立出版)

服部晶夫:多様体(岩波書店)

坪井俊:幾何学 III 微分形式(東大出版)

成績評価 試験,演習,レポート等により,総合的に評価する.

コメント 幾何学1の講義を聴講していることを前提とする.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040037 幾何学2 Geometry 2

単 位 数 2単位

担当教員 大鹿 健一

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 金 4

場 所 理/E310講義室

目 的 位相幾何学への入門としてホモロジー群と基本群の基礎について解説する。

履修条件 幾何学序論および同演義を履修していることが望ましい。

講義内容 1 位相空間の構成

2 ホモトピーと変位レトラクト

3 単体複体と多面体

4 単体写像・抽象単体複体

5 重心細分と単体近似

6 Lebesgue の補題と単体近似定理

7 鎖群と境界準同型

8 ホモロジー群と Euler-Poincare の公式

9 ホモロジー群の計算

10 鎖写像と誘導準同型

11 Mayer-Vietoris 完全系列

12 ホモロジー群のホモトピー不変性

13 基本群とその性質

14 基本群のホモトピー不変性

15 Seifert-van Kampen の定理

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 授業中に適宜紹介する。

成績評価 試験、レポート等により、総合的に評価する。

コメント 講義内容は状況に応じて若干変更することがある。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040399 幾何学2演義 Exercise Session (Geometry 2)

単 位 数 2単位

担当教員 大鹿 健一

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 金 5

場 所 理/E310講義室

目 的 演習問題を通じて、幾何学2の講義内容(ホモロジー群・基本群)に対する理解を深める。

履修条件

講義内容 演習問題を毎回出題し、受講生はその解答を黒板を使って発表する。教員は適宜、質問や

補足説明を行う。また、随時レポートを課す。

1 位相空間の構成

2 ホモトピーと変位レトラクト

3 単体複体と多面体

4 単体写像・抽象単体複体

5 重心細分と単体近似

6 Lebesgue の補題と単体近似定理

7 鎖群と境界準同型

8 ホモロジー群と Euler-Poincare の公式

9 ホモロジー群の計算

10 鎖写像と誘導準同型

11 Mayer-Vietoris 完全系列

12 ホモロジー群のホモトピー不変性

13 基本群とその性質

14 基本群のホモトピー不変性

15 Seifert-van Kampen の定理

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 授業中に適宜紹介する。

成績評価 試験、演習、レポート等により総合的に評価する。

コメント 幾何学2の講義を聴講していることを前提とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040400 解析学1 Analysis 1

単 位 数 2単位

担当教員 林 仲夫

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 月 3

場 所 理/B308講義室

目 的 解析学序論1の続論として函数空間論とフーリエ解析の基礎を講義する。

履修条件

講義内容 0 予備概念

1 複素測度(加法的集合函数)

1.1 複素測度

1.2 ラドン・ニコディムの定理

1.3 リース・マルコフ・角谷の定理

2 函数空間

2.1 Lp 空間

2.2 函数列の収束の諸概念

2.3 積分変換,畳み込み

3 ヒルベルト空間

3.1 ヒルベルト空間

3.2 完全正規直交系

3.3 リースの表現定理

3.4 例

4 フーリエ変換

4.1 急減少函数と緩増加超函数

4.2 フーリエ変換

4.3 リーマン・ルベーグの定理,プランシュレルの定理

4.4 ぺイリー・ウィーナーの定理

4.5 応用

5 補足

教 科 書

参 考 書 伊藤清三「ルベーグ積分入門」裳華房

洲之内治男「ルベーグ積分入門」内田老鶴圃

河田敬義「積分論」共立出版

成績評価 期末試験,演習,小テスト等により総合的に評価する。

コメント 講義内容の一部変更も有得る。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040401 解析学1演義 Exercise Session (Analysis 1)

単 位 数 2単位

担当教員 林 仲夫

庵原 隆雄

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 月 5

場 所 理/E310講義室

目 的 問題演習を通じて解析学1の講義内容の理解を深め、さらにその応用法に習熟する。

履修条件 解析学1とともに履修することを前提とする。

講義内容 以下の解析学1の講義の進行に合わせて問題演習を行う。

0 予備概念

1 複素測度(加法的集合函数)

1.1 複素測度

1.2 ラドン・ニコディムの定理

1.3 リース・マルコフ・角谷の定理

2 函数空間

2.1 Lp 空間

2.2 函数列の収束の諸概念

2.3 積分変換,畳み込み

3 ヒルベルト空間

3.1 ヒルベルト空間

3.2 完全正規直交系

3.3 リースの表現定理

3.4 例

4 フーリエ変換

4.1 急減少函数と緩増加超函数

4.2 フーリエ変換

4.3 リーマン・ルベーグの定理,プランシュレルの定理

4.4 ぺイリー・ウィーナーの定理

4.5 応用

5 補足

教 科 書

参 考 書 伊藤清三「ルベーグ積分入門」裳華房

洲之内治男「ルベーグ積分入門」内田老鶴圃

河田敬義「積分論」共立出版

成績評価 演習問題解答の発表およびレポートにより評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040402 解析学2 Analysis 2

単 位 数 2単位

担当教員 砂川 秀明

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 水 3

場 所 理/E310講義室

目 的 偏微分方程式の基本的事項について学ぶ。

履修条件

講義内容 1.序(偏微分方程式とは)

2.1階偏微分方程式

・半線形の場合

・準線形の場合

・一般の非線形の場合

さらに、以下の典型的な偏微分方程式の中から適宜選択して講義する。

3.ラプラス方程式

・基本解

・最大値原理

・境界値問題

・固有値問題

4.熱方程式

・初期値問題

・初期境界値問題

・最大値原理

5.波動方程式

・初期値問題

・初期境界値問題

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 ・熊ノ郷準「偏微分方程式」共立出版

・南雲道夫「偏微分方程式論」朝倉書店

・F.ジョン「偏微分方程式」シュプリンガー

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040403 解析学2演義 Exercise Session (Analysis 2)

単 位 数 2単位

担当教員 砂川 秀明

三浦 英之

質問受付

履修対象 数学科 3・4年次 選択

開講時期 2学期 水 4

場 所 理/E310講義室

目 的 偏微分方程式の基本的事項について学ぶ。

履修条件 解析学2とともに受講することを前提とする。

講義内容 以下の解析学 2 の講義の進行にあわせて問題演習を行う。

1.序(偏微分方程式とは)

2.1階偏微分方程式

・半線形の場合

・準線形の場合

・一般の非線形の場合

さらに、以下の典型的な偏微分方程式の中から適宜選択して講義する。

3.ラプラス方程式

・基本解

・最大値原理

・境界値問題

・固有値問題

4.熱方程式

・初期値問題

・初期境界値問題

・最大値原理

5.波動方程式

・初期値問題

・初期境界値問題

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 ・熊ノ郷準「偏微分方程式」共立出版

・南雲道夫「偏微分方程式論」朝倉書店

・F.ジョン「偏微分方程式」シュプリンガー

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040464 実験数学4a(マルチメディア概論) Experimental Mathematics 4a (Introduction to Multi Media)

単 位 数 1単位

担当教員 永友 清和 居室:B409 内線:5308 e-mail:nagatomo[at]math.sci.

質問受付 月曜日,12時-13時

履修対象 数学科 3,4年次 選択(平成17年度以降入学者用)

開講時期 2学期 月 2

場 所 共通教育棟

目 的 マルチメディアを活用した表現・処理に関する知識・技術等を学ぶ.

履修条件 実験数学4b(情報職業論)を同時に履修することを前提とする.

講義内容 1.マルチメディア情報処理とは

2.情報の表現・デザイン・モラル

3.インターネットのしくみ

4.インターネットの機能と活用

5.マルチメディアを活用した学習

6.マルチメディアを活用した情報処理

7.マルチメディアを活用した情報表現

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書

成績評価 マルチメディア実習の状況やレポート,口頭発表などにより総合的に評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040465 実験数学4b(情報職業論) Experimental Mathematics 4b (Introduction to the Information Profession)

単 位 数 1単位

担当教員 永友 清和 居室:B409 内線:B308 e-mail:nagatomo[at]math.sci.

質問受付 月曜日,12時-13時

履修対象 数学科 3、4年次 選択(平成17年度以降入学者用)

開講時期 2学期 月 2

場 所 共通教育棟

目 的 情報化社会の進展と共に,職業のあり方も大きな変貌を遂げつつある.本講義では,職業

倫理,情報セキュリティ,情報犯罪,著作権,個人情報,営業秘密などのテーマについて,

マルチメディア教材等も併用しつつ,具体的事例に基づき理解を深める.

履修条件 実験数学4a(マルチメディア概論)を同時に履修することを前提とする.

講義内容 1.情報化社会の進展と職業

2.情報倫理

3.情報セキュリティ

4.インターネット上の犯罪行為

5.著作権の保護

6.個人情報の保護

7.営業秘密の保護

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書

成績評価 マルチメディア実習の状況やレポート,口頭発表などにより総合的に評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040074 実験数学4 Experimental Mathematics 4

単 位 数 2単位

担当教員 永友 清和 居室:B409 内線:5308 e-mail:nagatomo[at]math.sci.

質問受付 月曜 12時ー13時

履修対象 数学科 4年次 選択(平成 16 年度以前入学者用)

開講時期 2学期 月 2

場 所 共通教育棟

目 的 前半は,マルチメディアを活用した表現・処理に関する知識・技術等を学ぶ.後半は,職

業倫理,情報セキュリティ,情報犯罪,著作権,個人情報,営業秘密などのテーマについ

て,マルチメディア教材等も併用しつつ,具体的事例に基づき理解を深める.

履修条件 特になし.

講義内容 前半

1.マルチメディア情報処理とは

2.情報の表現・デザイン・モラル

3.インターネットのしくみ

4.インターネットの機能と活用

5.マルチメディアを活用した学習

6.マルチメディアを活用した情報処理

7.マルチメディアを活用した情報表現

後半

1.情報化社会の進展と職業

2.情報倫理

3.情報セキュリティ

4.インターネット上の犯罪行為

5.著作権の保護

6.個人情報の保護

7.営業秘密の保護

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書

成績評価 マルチメディア実習の状況やレポート,口頭発表などにより総合的に評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040161 代数学3 Algebra 3

単 位 数 2単位

担当教員 森山 知則

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/B308講義室

目 的 可換体のガロア理論についてのべる. ガロア理論の基本定理を正しく理解すること及び

様々な体の拡大の例を身につけることを目的とする.

履修条件 3年次の代数において習得する程度の群論および環論が身についていることが望ましい.

講義内容 ● 導入(多項式環のイデアル論の復習)

● 体と拡大体に関する基本概念の準備

● 体の代数拡大

● 代数閉体と代数閉包

● 正規拡大

● 分離拡大

● ガロアの基本定理

● 円分体と有限体

● 代数方程式のべき根による可解性

● 作図の可能性

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書 森田康夫『代数概論』(裳華房)

永田雅宜『可換体論』(裳華房)

藤崎 源二郎『体とガロア理論』 (岩波基礎数学選書)など.

そのほか、開講時に紹介する予定である.

成績評価 試験,演習およびレポートなどにより総合的に評価する.

コメント

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040165 代数学7 Algebra 7

単 位 数 2単位

担当教員 髙橋 篤史

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/E304講義室

目 的 ミラー対称性を題材として,圏論的な考え方も取り入れた,代数幾何学の考え方を解説す

る.

履修条件

講義内容 ミラー対称性にかかわる代数学・代数幾何学について,しかるべきトピックスを選び講義

する.

詳しい内容は追って連絡する.

教 科 書 とくに指定しない.

参 考 書

成績評価 出席、レポートにより総合的に評価する.

コメント

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040166 代数学8 Algebra 8

単 位 数 2単位

担当教員 有木 進

質問受付 火曜 9:20-10:20

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 火 3

場 所 理/B302講義室

目 的 有限群のモジュラー表現の基礎について講義する。

履修条件 有限群の基礎事項に馴染んでいること。

講義内容 (i) 表現加群の基礎事項

(ii) 有限群のモジュラー表現基礎

(iii) 指標理論概観

(iv) 有限体上の一般線形群

教 科 書 とくに定めない。

参 考 書 1. 永尾汎・津島行男著「有限群の表現」(裳華房)

2. 岩永恭雄・佐藤真久著「環と加群のホモロジー代数的理論」(日本評論社)

成績評価 授業中の小テストおよびレポートにより評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040038 幾何学3 Geometry 3

単 位 数 2単位

担当教員 満渕 俊樹

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 金 3

場 所 理/B302講義室

目 的 Riemann 幾何学の基本的概念(計量, 曲率, 接続, 測地線) などについて解説する.

履修条件

講義内容 Riemann 多様体上の微分幾何(計量, 曲率, 接続, 測地線)を学ぶ.その例として Euclid 空

間内の曲面をとりあげる.

1.多様体の復習 (座標変換,写像の微分,接ベクトル束)

2.部分多様体

3.Riemann 計量

4.接続 (共変微分)

5.平行移動

6.曲率テンソル

7.測地線(基本概念)

8.測地線の種々の性質

9.測地線(応用編1)

10.測地線(応用編2)

11.Euclid 空間内の曲面

12.第一基本形式

13.部分多様体上の接続と第二基本形式

14.Gauss 曲率と平均曲率

教 科 書

参 考 書 J.W.ミルナー:「モース理論」(志賀浩二訳,吉岡書店)

成績評価 試験,レポートなどにより評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040041 幾何学6 Geometry 6

単 位 数 2単位

担当教員 榎 一郎

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/B302講義室

目 的 ツィスター空間を題材に,複素多様体,リー群,主束の幾何の基本を学ぶ.

履修条件 リー群,複素多様体について習熟している必要はない.

可微分多様体は、既知とする.

講義内容 興味深い複素多様体が,ツィスター空間として構成されている.

ツィスター空間の理論を基礎から述べ,最新の結果にもふれる.

「複素幾何学概論」ではあるが,リー群,主束の幾何等,微分幾何的な内容も含む.

教 科 書

参 考 書 Salamon : Riemannian geometry and holonomy groups,

http://calvino.polito.it/~salamon/G/rghg.pdf

成績評価 出席およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント 大学院科目「複素幾何概論 II」と共通

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040042 幾何学7 Geometry 7

単 位 数 2単位

担当教員 金 英子

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/B308講義室

目 的 幾何学的群論の基礎を学ぶ.

履修条件 多様体, 群, 位相幾何に関する基礎的な知識を持っていること

講義内容 1.無限群に関する基礎的な概念

2.コクセター群

3.自由群, 木の上の群作用

4.デーンの語の問題

5.無限群の幾何

6.群の大域的幾何

教 科 書

参 考 書 John Meier, Groups, Graphs and Trees

~An Introduction to the Geometry of Infinite groups

その他の文献は講義中に指示する.

成績評価 出席およびレポートなどにより総合的に評価する.

コメント 大学院科目,位相幾何学概論 II と共通

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040030 幾何学10 Geometry 10

単 位 数 2単位

担当教員 後藤 竜司

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/B302講義室

目 的 リーマン幾何学, 複素幾何、シンプレクティック幾何の基本的な概念を学習し,さらに最

近、導入された『一般化された複素構造』の解説を行う.

履修条件 多様体に関するごく基本的な知識を持ち合わせていることが望ましい.

講義内容 複素幾何、シンプレクティック幾何、リーマン幾何の基礎を最初に講議し、これらを統合

する幾何構造として最近導入された『一般化された幾何構造』を解説する.

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席・レポート等により総合的に判断する.

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040406 解析学3 Analysis 3

単 位 数 2単位

担当教員 小松 玄

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 火 4

場 所 理/B308講義室

目 的 関数解析に現れるベクトル空間の多くは関数より成る無限次元空間で,内積やノルムを介

して完備距離空間になっている.それらの上に作用する微分演算は,稠密な部分集合上で

のみ定義される閉作用素である.解析学3では,これらの関数空間と閉作用素の基礎を学

ぶ.

履修条件 ルベーグ積分を知っていることが望ましい.

講義内容 1.ノルム空間

2.バナッハ空間

3.ノルム空間の完備化

4.ヒルベルト空間

5.直交分解定理

6.正規直交系

7.パーセバルの等式

8.有界線形作用素

9.作用素のノイマン級数

10.閉作用素

11.一様有界性原理

12.開写像定理

13.閉グラフ定理

14.微分できない連続関数

15.フーリエ展開が収束しない連続関数

教 科 書 増田久弥, 関数解析, 裳華房, 1994

参 考 書

成績評価 講義内容に関連する問題に関するレポートなどにより総合的に評価する.

コメント 講義内容は状況に応じて変更する可能性がある.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040408 解析学5 Analysis 5

単 位 数 2単位

担当教員 小松 玄

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/B302講義室

目 的 解析学3に引き続き関数解析の基礎を学ぶ.閉作用素の逆写像は,連続であるのみならず,

コンパクト作用素であることが多い.さらにエルミート対称性を仮定すると,ユニタリ作

用素で対角化される.解析学5では,線形代数で習う行列の理論のこのような無限次元へ

の拡張を学ぶ.

履修条件 解析学3を履修していることが望ましい.

講義内容 1.バナッハ空間の共役空間

2.ハーン・バナッハの定理

3.分離定理

4.弱収束

5.共役作用素

6.ラックス・ミルグラムの定理

7.リゾルベント

8.スペクトル

9.固有値でないスペクトルの例

10.コンパクト作用素

11.コンパクト自己共役作用素

12.ヒルベルト・シュミットの展開定理

13.コンパクト作用素の固有値と広義固有空間

14.コンパクト作用素のリース理論

15.フレドホルム理論

教 科 書 増田久弥, 関数解析, 裳華房, 1994

参 考 書

成績評価 講義内容に関連する問題に関するレポートなどにより総合的に評価する.

コメント 講義内容は状況に応じて変更する可能性がある.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040409 解析学6 Analysis 6

単 位 数 2単位

担当教員 杉田 洋

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/E310講義室

目 的 測度論を基にして確率論の基礎を学ぶ。

履修条件 ルベーグ積分論を学習していること。

講義内容 1.確率論の基本的な考え方

2.測度論の復習

3.基本概念:平均、分散、分布、独立性、確率変数

4.大数の強法則

5.分布と特性関数

6.中心極限定理

7.マルコフ連鎖

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 「確率論」 西尾真喜子、実教出版

この他授業中に適宜紹介する。

成績評価 試験、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040411 解析学8 Analysis 8

単 位 数 2単位

担当教員 角 大輝 居室:B516 e-mail:sumi[at]math.sci.

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 火 4

場 所 理/B308講義室

目 的 複素関数論続論・リーマン面論入門・複素力学系入門の講義を行い、カオス力学系理論(カ

オスとは物事が時間とともに変化していくとき、予測不可能とも思える複雑なふるまいを

することで、自然現象の記述の数理モデルでよく現れる)、フラクタル幾何学(フラクタ

ルとは細部を拡大すると全体と似る面白い複雑図形のことで、樹木やカリフラワーなど自

然界に多くある)にも触れる。まず学部2回生の複素関数論の復習をし、その続きの内容

を学ぶ。さらにリーマン面(1次元複素多様体)論の初歩を導入して、それを用いてリー

マン球面上の有理関数の写像の合成を積とする半群の力学系を学ぶ。これにより、

(1)通常の複素力学系(一つの有理関数による漸化式の話、カオス理論に関係)、

(2)クライン群(一次分数変換の群で、離散的なもののリーマン球面への作用、複素関数論

と2・3次元双曲幾何学に関係)、

(3)相似縮小写像の反復関数系(フラクタル幾何学)

の内容の入門を同時に学ぶことができる。

また、ランダム複素力学系(複数の有理関数を用意し、それらを毎回確率的に選択して点

を動かしていくシステム)の入門も行い、そこで自然に現れる複素平面上の特異関数(複

素平面上で連続だが細いフラクタル集合上でみ変化する関数)などの最先端の話題にも触

れる。

なお、最初の7、8回程度は、複素関数論の続論(およびリーマン面論の初歩)で、数学

のどの分野の方にとっても絶対に必要な事項を学ぶので、この機会に是非勉強してほし

い。

履修条件 複素関数論に興味を持っていること。必要な知識は微分積分学、集合と位相、複素関数論。

微分積分学は参考文献[1]の p1-150、p362-374 に該当する内容、位相論は参考文献[2]の内

容を知っておくこと。なお、微分積分学の最初の方をしっかり勉強しておかないと、何の

科目を勉強しても全く身につかず、いつまでたっても高校生と同じレベルのままなので、

注意してほしい。

講義内容 (1)複素関数論の復習 コーシーの積分公式など

(2)複素関数論続論 開写像定理、最大値原理、シュワルツの補題、ワイエルストラスの定

理(領域上の正則関数列が一様収束したら収束先の関数も正則で、微分もこめて収束す

ること)、偏角の原理など

(3)リーマン面論の初歩 被覆写像、単連結リーマン面の分類、双曲計量など

(4)リーマン球面上の有理関数半群の力学系理論の入門 ジュリア集合の性質、ファトウ集

合上の力学系など。通常の複素力学系、クライン群論(双曲幾何学)、等角反復関数系

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

(フラクタル幾何学)の3つの話題の入門を同時に学ぶ。

(5)ランダム複素力学系入門 複素特異関数などの最先端の話題に触れる。

教 科 書 なし

参 考 書 [1] 「解析入門 I」杉浦光夫著、東大出版会、1979.

[2] 「集合と位相」内田伏一著、裳華房、1986.

[3] 「複素関数概説」今吉洋一著、サイエンス社、1997. (講義内容(1),(2))

[4] 「複素解析」アールフォルス著、笠原乾吉訳、現代数学社 (大学院進学者は是非こ

の本を読んでほしい。)(講義内容(1),(2))

[5] 「Lectures on Riemann Surfaces」O. Forster 著、Graduate Texts in Mathematics 81,

Springer, 1981 (講義内容(3))

[6] 「Dynamics in One Complex Variable」J. Milnor 著、Annals of Mathematics Studies No. 160,

Princeton University Press, 2006.(講義内容(3),(4))

[7] 論文 「Density of repelling fixed points in the Julia set of a rational or entire semigroup,

II」 , R. Stankewitz 著、Discrete Contin. Dyn. Syst. 32 (2012), no. 7, 2583-2589.

http://rstankewitz.iweb.bsu.edu/DentonRepelDense2.pdf からダウンロード可能。(講義内

容(4))

[8] 論文 「Random complex dynamics and semigroups of holomorphic maps」,

Hiroki Sumi 著、Proc. Lond. Math. Soc. (3)102 (2011), no. 1, 50-112.

http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~sumi/cofullpaper20.pdf からダウンロード可能。

(講義内容(5))

[9] 「フラクタルの数理」 山口昌哉、畑政義、木上淳著、岩波講座応用数学、岩波書店、

1993.

成績評価 講義内容に関連する問題に関するレポート・小テストや出席状況などにより総合的に評価

する.

コメント 数学のどの分野(解析系、幾何系、代数系)の方も歓迎します。また、カオス理論やフラ

クタル幾何学に興味を持っている応用系の方も大いに歓迎します。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040009 応用数理学2 Applied Mathematics 2

単 位 数 2単位

担当教員 内田 雅之

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/B302講義室

目 的 統計解析の基礎となる統計的推定論及び統計的検定論について解説する。

推定や検定の具体例を通じて, 数理統計の基本的事項に習熟することを目標とする。

さらに統計的漸近理論について概説する。

履修条件 確率・統計及び測度論の基礎知識があることが望ましい。

講義内容 1.統計モデル

2.不偏推定量と一様最小分散不偏推定量

3.フィッシャー情報量

4.クラーメル・ラオの不等式

5.モーメント法と最尤法

6.統計的仮説検定

7.ネイマン・ピアソンの基本補題

8.統計的漸近理論

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 吉田朋広「数理統計学」朝倉書店

稲垣宣生「数理統計学」裳華房

成績評価 出席やレポートなどにより総合的に評価する。

コメント 講義内容は状況に応じて若干変更することがありうる。

大学院「統計・情報数学概論」と共通

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040011 応用数理学4 Applied Mathematics 4

単 位 数 2単位

担当教員 三木 敬

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/E310講義室

目 的 可積分模型である Calogero-Sutherland 模型に関わる話題を学ぶことを通して,

表現論の基礎的な事項を身につける。

履修条件

講義内容 量子化された Calogero-Sutherland 模型では,保存する物理量に対応した演算子が互いに可

換な微分演算子となっています。これらの微分演算子が対称群 S_n と Z^n の半直積の群環

の q 変形の表現から得られることを示します。

1.Calogero-Sutherland 模型から生じる問題

2.対称群 S_n と Z^n の半直積

3.S_n と Z^n の半直積の群環の q 変形 - (拡張された)アフインヘッケ環

4.アフインヘッケ環の表現

5.アフインヘッケ環の中心と可換な差分演算子

6.退化アフインヘッケ環

7.Dunkl 演算子と可換な微分演算子

8.Dunkl 演算子に関わる直交多項式

9.ワイル群と(拡張された)アフインワイル群

教 科 書 特に指定しない.

参 考 書 1. A. A. Kirillov, Jr., “Lectures on affine Hecke algebras and Macdonald's conjectures”, Bulletin

of the American Mathematical Society 34 (1997) 251-292 の最初の章.

2. I. G. Macdonald, “Affine Hecke algebras and orthogonal polynomials”, Cambridge University

Press, 2003.

成績評価 試験,レポート,出席などにより総合的に評価する.

コメント 受講生の予備知識に応じて,講義内容の詳細を変更する可能性があります.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040012 応用数理学5 Applied Mathematics 5

単 位 数 2単位

担当教員 日本アクチュアリー会

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 水 4

場 所 理/D403講義室

目 的 保険年金事業においては統計確率論および金利に対する数理を基礎とする保険数学

(Actuarial Mathematics)が用いられており、近年では金融業務全般でも活用が進められ

ている。本講義ではこの保険数学の基礎を学習する。

履修条件 特に予備知識は不要。

講義内容 日本アクチュアリー会の生命保険数学テキストに沿って、保険数学の基礎となる利息の数

理、生命関数、保険料および責任準備金について講義する。

1.利息の計算(利率に関する各種関係式や応用例)

複利および等価、利力、確定年金、変動年金、減債基金等

2.生命表および生命関数(年齢別死亡率曲線に関する性質や応用例)

生命表、生命確率、近似多項式、死力、平均余命、死亡法則等

3.純保険料(生命保険の保険料計算の基礎)

生存保険、定期保険、養老保険等の一時払保険料および年払保険料等

4.責任準備金(将来の保険金支払に必要な準備金の算式や諸関係式)

純保険料式責任準備金、過去法と将来法の一致、再帰式と保険料分解等

5.営業保険料(純保険料に予定事業費を加えた実際の保険料計算)

年払営業保険料、分割払営業保険料等

教 科 書 二見隆 「生命保険数学」 生命保険文化研究所

参 考 書

成績評価 試験レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 担当教員は日本アクチュアリー会を通して派遣されています。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040466 応用数理学7(情報システム論) Applied Mathematics 7 (Information System)

単 位 数 2単位

担当教員 降籏 大介

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択(平成17年度以降入学者用)

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/B214 情報処理室

目 的 基本的なサーバクライアントシステム、情報システムの設計や管理などを行うことを目指

し、その上で必要な基礎概念として重要な文字列処理を中心としたデータべース処理およ

び情報検索の方法論の基礎を学ぶ。そのために、Unix 系 OS を活用するために必須である

ような基礎的な知識・技能を文字列処理を中心に、学ぶ機会の少ないコマンドラインオペ

レーションを意識して用いて、実際にコンピュータを用いた演習を通じて身につける。

履修条件 特に無し

講義内容 Unix 系 OS の基礎教育を受けていない者も Unix 系 OS に触れる機会が広まりつつある.

Unix 系 OS は MS-Windows OS や Mac OS などのように GUI(Graphical User Interface)を通

じての使い方もできるが,その真骨頂は非常に奥の深く,かつ高度に効率的なコマンドライ

ンオペレーションなどのシステム,操作環境にある. この授業では,こうした情報システム

についての知識・技能およびシステムの使い方や構築の基礎に関して,なるべく特定のソ

フトウェアに依存しない形で充分に身につけられるよう,演習を通じて学習する. 主な内

容は以下の通りである.

1.プロセス,ジョブ制御

2.標準入出力

3.フィルタと正規表現

4.シェルおよびシェルスクリプト

5.バージョン管理

6.リモートコントロール

7.ソフトウェア管理

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める.ただし,これは予定であり変更することがある.

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 新 The Unix Super Text(改訂版) 上・下,山口 和紀,古瀬 一隆 監修, 技術評論社,

2003.

成績評価 レポートにより総合的に評価する.

コメント 驚くことに 40 年間以上前に生まれた Unix という OS は今なおコンピュータ業界の中心,

最前線で使われている OS である.この 40 年の間に,如何に多くの種類の OS が生まれ,

そして消えていったかを考えると,この Unix という OS の基本設計が如何に優れている

か,強力なのか,推論するまでもない.しかも,Mac OSX や Andoroid という形で,個人

ユーザ,商業ベースでもよりその繁栄は広がりつつある.極言すれば,世の中の多くのコ

ンピュータは Unix という OS と親和する形で設計,生産されているのだ.コンピュータ

を真に使いこなすためことは最終的に Unix を使いこなすことになるだろう.しかし,こ

れだけの拡がりを見せながら,その Unix の真髄に触れる方法である CUI についてはごく

一部の人間しか知悉していない.特に理系研究者にとって Unix CUI を使えるかどうかで

生産力が 1000 倍ぐらい変わってしまう場面はままあるので,これについて学生がまった

く知らないのは大いなる損失である.自分の能力を上げることに少しでも興味のある学生

は,絶対に学ぶべきである.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040014 応用数理学7 Applied Mathematics 7

単 位 数 2単位

担当教員 降籏 大介

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択(平成16年度以前入学者用)

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/B214 情報処理室

目 的 基本的なサーバクライアントシステム、情報システムの設計や管理などを行うことを目指

し、その上で必要な基礎概念として重要な文字列処理を中心としたデータべース処理およ

び情報検索の方法論の基礎を学ぶ。そのために、Unix 系 OS を活用するために必須である

ような基礎的な知識・技能を文字列処理を中心に、学ぶ機会の少ないコマンドラインオペ

レーションを意識して用いて、実際にコンピュータを用いた演習を通じて身につける。

履修条件 特に無し

講義内容 Unix 系 OS の基礎教育を受けていない者も Unix 系 OS に触れる機会が広まりつつある.

Unix 系 OS は MS-Windows OS や Mac OS などのように GUI(Graphical User Interface)を通

じての使い方もできるが,その真骨頂は非常に奥の深く,かつ高度に効率的なコマンドライ

ンオペレーションなどのシステム,操作環境にある. この授業では,こうした情報システム

についての知識・技能およびシステムの使い方や構築の基礎に関して,なるべく特定のソ

フトウェアに依存しない形で充分に身につけられるよう,演習を通じて学習する. 主な内

容は以下の通りである.

1.プロセス,ジョブ制御

2.標準入出力

3.フィルタと正規表現

4.シェルおよびシェルスクリプト

5.バージョン管理

6.リモートコントロール

7.ソフトウェア管理

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める.ただし,これは予定であり変更することがある.

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 新 The Unix Super Text(改訂版) 上・下,山口 和紀,古瀬 一隆 監修, 技術評論社,

2003.

成績評価 レポートにより総合的に評価する.

コメント 驚くことに 40 年間以上前に生まれた Unix という OS は今なおコンピュータ業界の中

心,最前線で使われている OS である.この 40 年の間に,如何に多くの種類の OS が生

まれ,そして消えていったかを考えると,この Unix という OS の基本設計が如何に優れ

ているか,強力なのか,推論するまでもない.しかも,Mac OSX や Andoroid という形で,

個人ユーザ,商業ベースでもよりその繁栄は広がりつつある.極言すれば,世の中の多く

のコンピュータは Unix という OS と親和する形で設計,生産されているのだ.コンピュ

ータを真に使いこなすためことは最終的に Unix を使いこなすことになるだろう.しかし,

これだけの拡がりを見せながら,その Unix の真髄に触れる方法である CUI についてはご

く一部の人間しか知悉していない.特に理系研究者にとって Unix CUI を使えるかどうか

で生産力が 1000 倍ぐらい変わってしまう場面はままあるので,これについて学生がまっ

たく知らないのは大いなる損失である.自分の能力を上げることに少しでも興味のある学

生は,絶対に学ぶべきである.

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040467 応用数理学8(通信ネットワーク論) Applied Mathematics 8 (Communication Network)

単 位 数 2単位

担当教員 茶碗谷 毅

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択(平成17年度以降入学者用)

開講時期 2学期 金 4

場 所 B508 数学計算演習室 1

目 的 ネットワークを構成する計算機システムを円滑に管理・運用するために必要な知識・技能

を身につけることをとする。研究室などにおいて数人から数十人程度の研究者が共用する

計算機システムを管理運用する必要が生じることを想定して、数台からなる Unix 系のO

Sを利用する計算機システムの構築等の実習を行い円滑な運用に必要な技能を身につけ

る。また、構築したシステムを利用した様々な形でのレポートの作成・提出等を通して、

各種の通信手段を用いたコミュニケーションの特色についても理解することをめざす。

履修条件 Unix 系のOSについてのある程度の利用経験と基礎的な知識を持っていることを求める。

講義内容 1.スーパーユーザーの役割について

2.OSの基本的な設定(1)

3.OSの基本的な設定(2)

4.基本的なネットワークサービスとその設定

5.各種のネットワークサービスを利用したコミュニケーションの特性

6.ウェブサーバーの設定

7.電子メールの配送の仕組み

8.メールサーバーの設定(1)

9.メールサーバーの設定(2)

10.名前の管理の仕組み

11.ネームサーバーの設定例

12.複数台のシステムの構成

13.個別マシンのセキュリティー

14.ファイアーウォールの設置(1)

15.ファイアーウォールの設置(2)

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席(30%)・実習(40%)・レポート(30%)などにより総合的に評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040015 応用数理学8 Applied Mathematics 8

単 位 数 2単位

担当教員 茶碗谷 毅

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択(平成16年度以前入学者用)

開講時期 2学期 金 4

場 所 B508 数学計算演習室 1

目 的 ネットワークを構成する計算機システムを円滑に管理・運用するために必要な知識・技能

を身につけることをとする。研究室などにおいて数人から数十人程度の研究者が共用する

計算機システムを管理運用する必要が生じることを想定して、数台からなる Unix 系のO

Sを利用する計算機システムの構築等の実習を行い円滑な運用に必要な技能を身につけ

る。また、構築したシステムを利用した様々な形でのレポートの作成・提出等を通して、

各種の通信手段を用いたコミュニケーションの特色についても理解することをめざす。

履修条件 Unix 系のOSについてのある程度の利用経験と基礎的な知識を持っていることを求める。

講義内容 1.スーパーユーザーの役割について

2.OSの基本的な設定(1)

3.OSの基本的な設定(2)

4.基本的なネットワークサービスとその設定

5.各種のネットワークサービスを利用したコミュニケーションの特性

6.ウェブサーバーの設定

7.電子メールの配送の仕組み

8.メールサーバーの設定(1)

9.メールサーバーの設定(2)

10.名前の管理の仕組み

11.ネームサーバーの設定例

12.複数台のシステムの構成

13.個別マシンのセキュリティー

14.ファイアーウォールの設置(1)

15.ファイアーウォールの設置(2)

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席(30%)・実習(40%)・レポート(30%)などにより総合的に評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040007 応用数理学10 Applied Mathematics 10

単 位 数 2単位

担当教員 盛田 健彦 居室:B416

質問受付

履修対象 数学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/E304講義室

目 的 例題や問題演習を取り入れた講義を通して応用数理学5の内容の理解を深めるとともに、

発展的な内容についても学習する。

履修条件 応用数理学5の講義を履修している、または既習の人、応用数理学5の内容を、将来の職

業と関連があるものと考えている人等。

確率・統計の初歩的な科目(「確率・統計」)および、常微分方程式の科目(解析学序論2・

同演義)を履修していることが望ましい。

さらに、ルベーグ積分(解析学序論1・同演義および解析学1・同演義)を履修していると

理論的な説明を理解する上で役立つ。

講義内容 以下の項目に関係する講義、問題演習等を行う。

確率・統計の復習(とくに確率変数とその分布関数・分布密度、共分散)

微分積分学の復習(とくに重積分の計算・微分方程式の初等解法)

保険の効用

利息の計算

生命表および生命関数

純保険料

責任準備金(純保険料式)

連生保険・年金

就業不能給付

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 二見隆、生命保険数学、上下、日本アクチュアリー会

黒田耕嗣、生保年金数理 I 理論編(補訂版)、培風館

成績評価 演習問題解答のレポートおよび口頭発表等。成績評価は、応用数理学5とは別に行う。

コメント しっかりとした数学的学力を有し、アクチュアリーを目指す人を歓迎します。

大学院との共通科目です。

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【平成17年度以降入学者用】

授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数 授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数

045001 課題研究a(数学) 臼井 三平 1 8 045501 課題研究b(数学) 臼井 三平 2 8

045002 課題研究a(数学) 小磯 憲史 1 8 045502 課題研究b(数学) 小磯 憲史 2 8

045003 課題研究a(数学) 西谷 達雄 1 8 045503 課題研究b(数学) 西谷 達雄 2 8

045004 課題研究a(数学) 満渕 俊樹 1 8 045504 課題研究b(数学) 満渕 俊樹 2 8

045006 課題研究a(数学) 大川 新之介 1 8 045506 課題研究b(数学) 大川 新之介 2 8

045007 課題研究a(数学) 大鹿 健一 1 8 045507 課題研究b(数学) 大鹿 健一 2 8

045008 課題研究a(数学) 林  仲夫 1 8 045508 課題研究b(数学) 林  仲夫 2 8

045010 課題研究a(数学) 小田中 紳二 1 8 045510 課題研究b(数学) 小田中 紳二 2 8

045011 課題研究a(数学) 小木曽 啓示 1 8 045511 課題研究b(数学) 小木曽 啓示 2 8

045012 課題研究a(数学) 和田 昌昭 1 8 045512 課題研究b(数学) 和田 昌昭 2 8

045013 課題研究a(数学) 日比 孝之 1 8 045513 課題研究b(数学) 日比 孝之 2 8

045014 課題研究a(数学) 松村 昭孝 1 8 045514 課題研究b(数学) 松村 昭孝 2 8

045015 課題研究a(数学) 今野 一宏 1 8 045515 課題研究b(数学) 今野 一宏 2 8

045017 課題研究a(数学) 榎  一郎 1 8 045517 課題研究b(数学) 榎  一郎 2 8

045018 課題研究a(数学) 藤原 彰夫 1 8 045518 課題研究b(数学) 藤原 彰夫 2 8

045019 課題研究a(数学) 茶碗谷 毅 1 8 045519 課題研究b(数学) 茶碗谷 毅 2 8

045020 課題研究a(数学) 降籏 大介 1 8 045520 課題研究b(数学) 降籏 大介 2 8

045022 課題研究a(数学) 杉田  洋 1 8 045522 課題研究b(数学) 杉田  洋 2 8

045023 課題研究a(数学) 小松  玄 1 8 045523 課題研究b(数学) 小松  玄 2 8

045024 課題研究a(数学) 冨田 直人 1 8 045524 課題研究b(数学) 冨田 直人 2 8

045026 課題研究a(数学) 後藤 竜司 1 8 045526 課題研究b(数学) 後藤 竜司 2 8

045027 課題研究a(数学) 渡部 隆夫 1 8 045527 課題研究b(数学) 渡部 隆夫 2 8

045028 課題研究a(数学) 内田 素夫 1 8 045528 課題研究b(数学) 内田 素夫 2 8

045029 課題研究a(数学) 土居 伸一 1 8 045529 課題研究b(数学) 土居 伸一 2 8

045030 課題研究a(数学) 鈴木  讓 1 8 045530 課題研究b(数学) 鈴木  讓 2 8

045031 課題研究a(数学) 小林  治 1 8 045531 課題研究b(数学) 小林  治 2 8

045032 課題研究a(数学) 三木  敬 1 8 045532 課題研究b(数学) 三木  敬 2 8

045033 課題研究a(数学) 永友 清和 1 8 045533 課題研究b(数学) 永友 清和 2 8

045034 課題研究a(数学) 大山 陽介 1 8 045534 課題研究b(数学) 大山 陽介 2 8

045036 課題研究a(数学) 金  英子 1 8 045536 課題研究b(数学) 金  英子 2 8

045037 課題研究a(数学) 落合  理 1 8 045537 課題研究b(数学) 落合  理 2 8

045038 課題研究a(数学) 角  大輝 1 8 045538 課題研究b(数学) 角  大輝 2 8

045040 課題研究a(数学) 菊池 和徳 1 8 045540 課題研究b(数学) 菊池 和徳 2 8

045041 課題研究a(数学) 砂川 秀明 1 8 045541 課題研究b(数学) 砂川 秀明 2 8

045042 課題研究a(数学) 髙橋 篤史 1 8 045542 課題研究b(数学) 髙橋 篤史 2 8

045044 課題研究a(数学) 森山 知則 1 8 045544 課題研究b(数学) 森山 知則 2 8

045045 課題研究a(数学) 宮地 秀樹 1 8 045545 課題研究b(数学) 宮地 秀樹 2 8

045046 課題研究a(数学) 盛田 健彦 1 8 045546 課題研究b(数学) 盛田 健彦 2 8

045047 課題研究a(数学) 有木  進 1 8 045547 課題研究b(数学) 有木  進 2 8

045048 課題研究a(数学) 深澤 正彰 1 8 045548 課題研究b(数学) 深澤 正彰 2 8

045049 課題研究a(数学) 植田 一石 1 8 045549 課題研究b(数学) 植田 一石 2 8

045050 課題研究a(数学) 安田 正大 1 8 045550 課題研究b(数学) 安田 正大 2 8

045051 課題研究a(数学) 安田 健彦 1 8 045551 課題研究b(数学) 安田 健彦 2 8

045052 課題研究a(数学) 石田 政司 1 8 045552 課題研究b(数学) 石田 政司 2 8

数学科授業コード一覧(課題研究a(数学), 課題研究b (数学))

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【平成17年度以降入学者用】

授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数 授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数

045101 課題研究a(情報・数理) 臼井 三平 1 8 045601 課題研究b(情報・数理)臼井 三平 2 8

045102 課題研究a(情報・数理) 小磯 憲史 1 8 045602 課題研究b(情報・数理)小磯 憲史 2 8

045103 課題研究a(情報・数理) 西谷 達雄 1 8 045603 課題研究b(情報・数理)西谷 達雄 2 8

045104 課題研究a(情報・数理) 満渕 俊樹 1 8 045604 課題研究b(情報・数理)満渕 俊樹 2 8

045106 課題研究a(情報・数理) 大川 新之介 1 8 045606 課題研究b(情報・数理)大川 新之介 2 8

045107 課題研究a(情報・数理) 大鹿 健一 1 8 045607 課題研究b(情報・数理)大鹿 健一 2 8

045108 課題研究a(情報・数理) 林  仲夫 1 8 045608 課題研究b(情報・数理)林  仲夫 2 8

045110 課題研究a(情報・数理) 小田中 紳二 1 8 045610 課題研究b(情報・数理)小田中 紳二 2 8

045111 課題研究a(情報・数理) 小木曽 啓示 1 8 045611 課題研究b(情報・数理)小木曽 啓示 2 8

045112 課題研究a(情報・数理) 和田 昌昭 1 8 045612 課題研究b(情報・数理)和田 昌昭 2 8

045113 課題研究a(情報・数理) 日比 孝之 1 8 045613 課題研究b(情報・数理)日比 孝之 2 8

045114 課題研究a(情報・数理) 松村 昭孝 1 8 045614 課題研究b(情報・数理)松村 昭孝 2 8

045115 課題研究a(情報・数理) 今野 一宏 1 8 045615 課題研究b(情報・数理)今野 一宏 2 8

045117 課題研究a(情報・数理) 榎  一郎 1 8 045617 課題研究b(情報・数理)榎  一郎 2 8

045118 課題研究a(情報・数理) 藤原 彰夫 1 8 045618 課題研究b(情報・数理)藤原 彰夫 2 8

045119 課題研究a(情報・数理) 茶碗谷 毅 1 8 045619 課題研究b(情報・数理)茶碗谷 毅 2 8

045120 課題研究a(情報・数理) 降籏 大介 1 8 045620 課題研究b(情報・数理)降籏 大介 2 8

045122 課題研究a(情報・数理) 杉田  洋 1 8 045622 課題研究b(情報・数理)杉田  洋 2 8

045123 課題研究a(情報・数理) 小松  玄 1 8 045623 課題研究b(情報・数理)小松  玄 2 8

045124 課題研究a(情報・数理) 冨田 直人 1 8 045624 課題研究b(情報・数理)冨田 直人 2 8

045126 課題研究a(情報・数理) 後藤 竜司 1 8 045626 課題研究b(情報・数理)後藤 竜司 2 8

045127 課題研究a(情報・数理) 渡部 隆夫 1 8 045627 課題研究b(情報・数理)渡部 隆夫 2 8

045128 課題研究a(情報・数理) 内田 素夫 1 8 045628 課題研究b(情報・数理)内田 素夫 2 8

045129 課題研究a(情報・数理) 土居 伸一 1 8 045629 課題研究b(情報・数理)土居 伸一 2 8

045130 課題研究a(情報・数理) 鈴木  讓 1 8 045630 課題研究b(情報・数理)鈴木  讓 2 8

045131 課題研究a(情報・数理) 小林  治 1 8 045631 課題研究b(情報・数理)小林  治 2 8

045132 課題研究a(情報・数理) 三木  敬 1 8 045632 課題研究b(情報・数理)三木  敬 2 8

045133 課題研究a(情報・数理) 永友 清和 1 8 045633 課題研究b(情報・数理)永友 清和 2 8

045134 課題研究a(情報・数理) 大山 陽介 1 8 045634 課題研究b(情報・数理)大山 陽介 2 8

045136 課題研究a(情報・数理) 金  英子 1 8 045636 課題研究b(情報・数理)金  英子 2 8

045137 課題研究a(情報・数理) 落合  理 1 8 045637 課題研究b(情報・数理)落合  理 2 8

045138 課題研究a(情報・数理) 角  大輝 1 8 045638 課題研究b(情報・数理)角  大輝 2 8

045140 課題研究a(情報・数理) 菊池 和徳 1 8 045640 課題研究b(情報・数理)菊池 和徳 2 8

045141 課題研究a(情報・数理) 砂川 秀明 1 8 045641 課題研究b(情報・数理)砂川 秀明 2 8

045142 課題研究a(情報・数理) 髙橋 篤史 1 8 045642 課題研究b(情報・数理)髙橋 篤史 2 8

045144 課題研究a(情報・数理) 森山 知則 1 8 045644 課題研究b(情報・数理)森山 知則 2 8

045145 課題研究a(情報・数理) 宮地 秀樹 1 8 045645 課題研究b(情報・数理)宮地 秀樹 2 8

045146 課題研究a(情報・数理) 盛田 健彦 1 8 045646 課題研究b(情報・数理)盛田 健彦 2 8

045147 課題研究a(情報・数理) 有木  進 1 8 045647 課題研究b(情報・数理)有木  進 2 8

045148 課題研究a(情報・数理) 深澤 正彰 1 8 045648 課題研究b(情報・数理)深澤 正彰 2 8

045149 課題研究a(情報・数理) 植田 一石 1 8 045649 課題研究b(情報・数理)植田 一石 2 8

045150 課題研究a(情報・数理) 安田 正大 1 8 045650 課題研究b(情報・数理)安田 正大 2 8

045151 課題研究a(情報・数理) 安田 健彦 1 8 045651 課題研究b(情報・数理)安田 健彦 2 8

045152 課題研究a(情報・数理) 石田 政司 1 8 045652 課題研究b(情報・数理)石田 政司 2 8

数学科授業コード一覧(課題研究a(情報・数理), 課題研究b (情報・数理))

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【平成16年度入学者用】

授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数 授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数

045201 課題研究a 臼井 三平 1 8 045701 課題研究b 臼井 三平 2 8

045202 課題研究a 小磯 憲史 1 8 045702 課題研究b 小磯 憲史 2 8

045203 課題研究a 西谷 達雄 1 8 045703 課題研究b 西谷 達雄 2 8

045204 課題研究a 満渕 俊樹 1 8 045704 課題研究b 満渕 俊樹 2 8

045206 課題研究a 大川 新之介 1 8 045706 課題研究b 大川 新之介 2 8

045207 課題研究a 大鹿 健一 1 8 045707 課題研究b 大鹿 健一 2 8

045208 課題研究a 林  仲夫 1 8 045708 課題研究b 林  仲夫 2 8

045210 課題研究a 小田中 紳二 1 8 045710 課題研究b 小田中 紳二 2 8

045211 課題研究a 小木曽 啓示 1 8 045711 課題研究b 小木曽 啓示 2 8

045212 課題研究a 和田 昌昭 1 8 045712 課題研究b 和田 昌昭 2 8

045213 課題研究a 日比 孝之 1 8 045713 課題研究b 日比 孝之 2 8

045214 課題研究a 松村 昭孝 1 8 045714 課題研究b 松村 昭孝 2 8

045215 課題研究a 今野 一宏 1 8 045715 課題研究b 今野 一宏 2 8

045217 課題研究a 榎  一郎 1 8 045717 課題研究b 榎  一郎 2 8

045218 課題研究a 藤原 彰夫 1 8 045718 課題研究b 藤原 彰夫 2 8

045219 課題研究a 茶碗谷 毅 1 8 045719 課題研究b 茶碗谷 毅 2 8

045220 課題研究a 降籏 大介 1 8 045720 課題研究b 降籏 大介 2 8

045222 課題研究a 杉田  洋 1 8 045722 課題研究b 杉田  洋 2 8

045223 課題研究a 小松  玄 1 8 045723 課題研究b 小松  玄 2 8

045224 課題研究a 冨田 直人 1 8 045724 課題研究b 冨田 直人 2 8

045226 課題研究a 後藤 竜司 1 8 045726 課題研究b 後藤 竜司 2 8

045227 課題研究a 渡部 隆夫 1 8 045727 課題研究b 渡部 隆夫 2 8

045228 課題研究a 内田 素夫 1 8 045728 課題研究b 内田 素夫 2 8

045229 課題研究a 土居 伸一 1 8 045729 課題研究b 土居 伸一 2 8

045230 課題研究a 鈴木  讓 1 8 045730 課題研究b 鈴木  讓 2 8

045231 課題研究a 小林  治 1 8 045731 課題研究b 小林  治 2 8

045232 課題研究a 三木  敬 1 8 045732 課題研究b 三木  敬 2 8

045233 課題研究a 永友 清和 1 8 045733 課題研究b 永友 清和 2 8

045234 課題研究a 大山 陽介 1 8 045734 課題研究b 大山 陽介 2 8

045236 課題研究a 金  英子 1 8 045736 課題研究b 金  英子 2 8

045237 課題研究a 落合  理 1 8 045737 課題研究b 落合  理 2 8

045238 課題研究a 角  大輝 1 8 045738 課題研究b 角  大輝 2 8

045240 課題研究a 菊池 和徳 1 8 045740 課題研究b 菊池 和徳 2 8

045241 課題研究a 砂川 秀明 1 8 045741 課題研究b 砂川 秀明 2 8

045242 課題研究a 髙橋 篤史 1 8 045742 課題研究b 髙橋 篤史 2 8

045244 課題研究a 森山 知則 1 8 045744 課題研究b 森山 知則 2 8

045245 課題研究a 宮地 秀樹 1 8 045745 課題研究b 宮地 秀樹 2 8

045246 課題研究a 盛田 健彦 1 8 045746 課題研究b 盛田 健彦 2 8

045247 課題研究a 有木  進 1 8 045747 課題研究b 有木  進 2 8

045248 課題研究a 深澤 正彰 1 8 045748 課題研究b 深澤 正彰 2 8

045249 課題研究a 植田 一石 1 8 045749 課題研究b 植田 一石 2 8

045250 課題研究a 安田 正大 1 8 045750 課題研究b 安田 正大 2 8

045251 課題研究a 安田 健彦 1 8 045751 課題研究b 安田 健彦 2 8

045252 課題研究a 石田 政司 1 8 045752 課題研究b 石田 政司 2 8

数学科授業コード一覧(課題研究a, 課題研究b )

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読替対象となる専門教育科目(旧科目)

単位数 履修区分 新科目 単位数 対象者

防災概論 1 必修 安全実験法 1 平成24年度以前入学者

数学基礎考究1 2 必修 基礎解析続論演義 2 平成16-21年度入学者

数学基礎考究2 2 必修 数学基礎考究 2 平成16-21年度入学者

現代数学概観 2 必修 数学への道程と私たち 2 平成16-20年度入学者

微積分と位相 2 必修 幾何学基礎1(位相と微積分) 2 平成16年度入学者

微積分と位相演義 2 必修幾何学基礎1(位相と微積分)演義

2 平成16年度入学者

集合と位相 2 必修 幾何学基礎2(位相空間論) 2 平成16年度入学者

集合と位相演義 2 必修幾何学基礎2(位相空間論)演義

2 平成16年度入学者

【平成22年度追加分】

 科   目   名 単位数 履修区分

確率過程論 2 選択

【平成21年度追加分】

 科   目   名 単位数 履修区分

数学オナーセミナー1 1 選択

数学オナーセミナー2 1 選択

数学オナーセミナー3 1 選択

数学オナーセミナー4 1 選択

対象者

平成20年度以前入学者

平成25年度数学科専門教育科目読替表

カリキュラム編成の改正等により、廃止された授業科目について、以下に示す新科目での読替を可能とします。履修手続きの際は新科目で行い、単位修得後、旧科目名に読み替えられます。ただし、今年度限りの措置もありますので、ご注意ください。

追加科目一覧(数学科)

平成22年度からの開講科目の新設等により、平成21年度以前入学者の卒業要件については、大阪大学学部学則別表2に以下の科目を加えます。また、平成22年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

平成21年度からの開講科目の新設等により、平成20年度以前入学者の卒業要件については、大阪大学学部学則別表2に以下の科目を加えています。また、平成21年度中に学士入学・転部・転科した者についても同様です。

対象者

平成20-24年度入学者

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専 門 科 目

物 理 学 科

※各授業科目名の前に付記されている番号は授業コードです。

※専門教育科目読替表については P167 を参照して下さい。

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

安全実験法集中

151

中嶋  悟野末 泰夫阪口 篤志外川  学深瀬 浩一山本  仁古屋 秀隆廣野 哲朗

1,2

力学1 2 2 キース スレヴィン 97

力学1演義 2 2キース スレヴィン小倉 昌子

98

力学2(平成22年度以降入学者用)

2 2 浅野 建一 99

力学2演義(平成22年度以降入学者用)

2 2浅野 建一田越 秀行

100

数理物理1 2 2 佐藤  透 101

数理物理1演義 2 2佐藤  透吉野  元

102

電磁気学1 2 2 藤田  裕 103

電磁気学1演義 2 2藤田  裕深谷 英則

104

熱物理学 2 2 花咲 徳亮 105

熱物理学演義(平成21年度以前入学者用)

2 2花咲 徳亮吉野  元

106

電磁気学2(平成21年度以前入学者用)

2 2 小川 哲生 107

電磁気学2演義(平成21年度以前入学者用)

2 2 大橋 琢磨 108

数理物理2 2 2 橋本 幸士 109

数理物理2演義 2 2橋本 幸士釣部  通

110

量子力学1 2 2 若松 正志 111

量子力学1演義 2 2若松 正志北澤 正清

112

物理学実験基礎(平成21年度以降入学者用)

6 2

田島 節子鷹岡 貞夫山中 千博 他

113

量子力学2 2 2 細谷  裕 114

量子力学2演義 2 2細谷  裕坂本 好史

115

統計力学1 2 2 湯川  諭 116

統計力学1演義 2 2湯川  諭大橋 琢磨

117

統計力学2(平成22年度以降入学者用)

2 2 川村  光 118

物理学実験1 12 (12) 4 119~124

物理学実験2 (12) 12 4 125~130

平成25年度開講科目一覧表

物  理  学  科

福田 光順宮坂 茂樹 他山中 千博

必修又は選択

授 業 科 目 名

毎週授業時間数 単位数

備考演習

実験・実習

4年講義

担当教員1年 2年 3年

必 修 科 目

-93-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

物理学特別研究 12 12 8 物理学科各教員 131

宇宙地球科学特別研究 12 12 8 物理学科各教員 132

物理学セミナー 2 2 物理学科各教員 133

量子物理学概論 2 2 阪口 篤志 134

物理学実験基礎(平成20年度以前入学者用)

6 2

田島 節子鷹岡 貞夫山中 千博 他

113

力学2(平成21年度以前入学者用)

2 2 浅野 建一 99

電磁気学2(平成22年度以後入学者用)

2 2 小川 哲生 107

熱物理学演義(平成22年度以後入学者用)

2 2花咲 徳亮吉野  元

106

地球科学概論 2 2 近藤  忠 135

物理実験学 2 2 能町 正治(核物理研究センター)

136

数理物理3 2 2菊池  誠(サイバーメディアセンター)

137

惑星科学概論 2 2 寺田 健太郎 138

物性物理学1 2 2 小林 研介 139

質量分析学 2 2 豊田 岐聡 140

光物理学 2 2 野末 泰夫 141

連続体力学   2 2 長峯 健太郎 142

量子力学3 2 2 浅川 正之 143

プラズマ物理学 2 2 高部 英明(レーザーエネルギー学研究センター)

144

地球惑星進化学 2 2 中嶋  悟 145

生物物理学概論 2 2 久冨  修 146

原子核物理学1 2 2 岸本 忠史 147

物性物理学2 2 2 黒木 和彦 148

統計力学2(平成21年度以前入学者用)

2 2 川村  光 118

宇宙物理学 2 2 芝井  広 149

先端物理学・宇宙地球科学輪講 2 2 物理学科各教員 150

宇宙地球フィールドワーク1集中

45集中

45集中

451

佐伯 和人廣野 哲朗中嶋  悟寺崎 英紀横山  正薮田 ひかる境家 達弘

151

科目

選択必修

選 択 科 目

実験・実習

毎週授業時間数

4年講義

単位数

備考

必修又は選択

1年 2年 3年演習

授 業 科 目 名 担当教員

-94-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

宇宙地球フィールドワーク3集中

45集中

45集中

451

佐伯 和人廣野 哲朗中嶋  悟寺崎 英紀横山  正薮田 ひかる境家 達弘

152

宇宙地球フィールドワーク2集中

45集中

45集中

451

佐伯 和人廣野 哲朗中嶋  悟寺崎 英紀横山  正薮田 ひかる境家 達弘

153

宇宙地球フィールドワーク4集中

45集中

45集中

451

佐伯 和人廣野 哲朗中嶋  悟寺崎 英紀横山  正薮田 ひかる境家 達弘

154

相対論 2 2 大野木 哲也 155

素粒子物理学1 2 2 尾田 欣也 156

原子核物理学2 2 2 松多 健策 157

物性物理学3 2 2 田島 節子 158

地球惑星物質学 2 2佐々木 晶佐伯 和人

159

極限光物理学 2 2 疇地  宏(レーザーエネルギー学研究センター)

160

数値計算法 2 2 田越 秀行 161

相対論的量子力学 2 2窪田 高弘(全学教育推進機構)

162

素粒子物理学2 2 2 青木 正治 163

物理オナーセミナー【注参照】

2 2 2 2 1 細谷  裕 164,165

科学技術論A 2 2 2 北山 辰樹 他(基礎工学研究科)

3

理学への招待 2 2 1

西谷 達雄田島 節子佐藤 尚弘古屋 秀隆

4

科学英語基礎 2 2 2 2 2 1 Hail, Eric Mathew 5,6

数値計算法基礎 2 2 小田中 紳二(サイバーメデイアセンター)

7

【注】

必修又は選択

実験・実習

1年 2年講義

演習

授 業 科 目 名 備考

毎週授業時間数 単位数

担当教員

選 択 科 目

物理オナーセミナーは、共通教育科目「外国語教育科目」等と同様に「積重ね科目」となります。「時間割表」や「授業概要(シラバス)」は数字を省略した科目名で表記されていますが、修得成績は単位を修得した順に「物理オナーセミナー1,2,3・・・」と自動的に数字が付番されます。

3年 4年

-95-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040414 力学1 Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 Keith Slevin

質問受付 初回の講義で通知する。

履修対象 物理学科 1年次 必修/生物科学科生命理学コース 1年次 選択必修

開講時期 2学期 木 3

場 所 理/D501大講義室

目 的 「物理学1A」で学んだ質点の力学の理解をより深めるとともに、剛体の力学について学

ぶ。

履修条件 「物理学1A」を履修していること

講義内容 1.質点の力学の復習

2.運動座標系、見かけの力

3.固定軸を持つ剛体

4.剛体の平面運動

5.固定点を持つ剛体

状況によっては、講義の順序が前後する可能性があります。

教 科 書 窪田高弘「力学入門」培風館

参 考 書

成績評価 期末試験によって評価する。

コメント

-97-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040415 力学1演義 Exercises in Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 Keith Slevin

小倉 昌子

質問受付 初回の講義で通知する。

履修対象 物理学科 1年次 必修/生物科学科生命理学コース 1年次 選択必修

開講時期 2学期 木 4

場 所 理/D403講義室 理/D407講義室

目 的 演習問題の解法を通じて、物理学 1A および力学 1 の講義の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

講義内容 物理学 1A および力学 1 の講義に準ずる。

教 科 書 なし

参 考 書

成績評価 平常点(60 点満点)と試験(40 点満点)の合計点に基づいて行う。平常点は、各クラス

ごとに採点する。試験は、いずれのクラスとも同一の試験問題を用い、同じ基準で採点を

行う。各クラスの平常点の付け方は、初回の演習で説明する。

コメント

-98-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040416 力学2 Mechanics 2

単 位 数 2単位

担当教員 浅野 建一 居室:H624 内線:5734 e-mail:asano[at]acty.phys.sci.

質問受付 随時(可能ならば e-mail 等で確認)

履修対象 物理学科 2年次 必修(平成22年度以降入学者) 選択(平成21年度以前入学者)

/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修(平成22年度以降入学者) 自由選択

(平成21年度以前入学者)

開講時期 1学期 火 3

場 所 理/D303講義室

目 的 「物理学1A」および「力学1」で学んだ古典力学の理解をより深め、Lagrange の定式化

(解析力学)について学ぶ。解析力学は「量子力学」への橋渡しとしても重要である。

履修条件 「物理学1A」および「力学1」を履修していること。

講義内容 (1) 連成振動、弦の振動:基準モード、波動方程式

(2) 散乱問題:散乱断面積、実験室系と重心系 (ラザフォード散乱)

(3) 拘束力学系、一般化座標、一般化運動量、一般化力

(4) Lagrange の定式化:仮想変位の概念、 小作用の原理

(5) 保存則と対称性

(6) 応用例:質点の振動現象、剛体の運動等

(7) 正準方程式、Legendre 変換

(8) 正準変換、Hamilton-Jacobi の理論

ただし、講義の順序は上記の通りとは限らない。

教 科 書 特に指定しない。講義ノートを用いる予定。

参 考 書 力学・場の理論 L.D.ランダウ,E.M.リフシッツ著,水戸巌他訳 (ちくま学芸文庫)

その他講義中に随時紹介する。

成績評価 試験による。

コメント

-99-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040547 力学2演義 Seminar on Dynamics 2

単 位 数 2単位

担当教員 浅野 建一 居室:H624 内線:5734 e-mail:asano[at]acty.phys.sci.

田越 秀行 居室:F616 内線:5485

質問受付 随時(可能ならば事前に e-mail で確認)

履修対象 物理学科 2年次 必修(平成22年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース

2年次 選択必修(平成22年度以降入学者用)

開講時期 1学期 火 4

場 所 理/D403講義室 理/F202講義室

目 的 演習問題の解法を通じて、力学2の講義の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

講義内容 力学2の講義に準ずる。

教 科 書 なし

参 考 書 なし

成績評価 平常点(60 点満点)と試験(40 点満点)の合計点に基づいて行う。平常点は、各クラス

ごとに採点する。試験は、いずれのクラスとも同一の試験問題を用い、同じ基準で採点を

行う。各クラスの平常点の付け方は、初回の演習で説明する。

コメント

-100-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040553 数理物理1 Mathematical Physics 1

単 位 数 2単位

担当教員 佐藤 透 居室:H521 内線:5345 e-mail:tsato[at]phys.sci.

質問受付 随時

履修対象 物理学科 2 年次 必修(平成22年度以降入学者) 選択(平成21年度以前入学者 旧

物理数学2)/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修(平成22年度以降入学者)

選択必修(平成21年度以前入学者 旧物理数学2)

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/F102講義室

目 的 物理学に登場する様々な微分方程式を解くための準備として、ベクトル解析、デルタ関数、

フーリエ級数、フーリエ変換、ラプラス変換の本質を理解し、使いこなせるようにする。

履修条件

講義内容 1.ベクトル解析

2.デルタ関数

3.フーリエ級数

4.フーリエ変換

5.ラプラス変換

教 科 書 なし

参 考 書 「ベクトル・テンソルと行列」、「フーリエ変換と変分法」、ジョージ・アルフケン、ハン

ス・ウェーバー著、講談社

「フーリエ解析とその応用」畑上至著、数理工学社

成績評価 期末試験やレポート等を総合して評価する。

コメント

-101-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040554 数理物理1演義 Seminar on Mathematical Physics 1

単 位 数 2単位

担当教員 佐藤 透 居室:H521 内線:5345 e-mail:tsato[at]phys.sci.

吉野 元

質問受付 随時 (できれば Email などで予約)

履修対象 物理学科 2 年次 必修(平成22年度以降入学者) 選択(平成21年度以前入学者 旧

物理数学2演義)/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修(平成22年度以降入

学者) 選択必修(平成21年度以前入学者 旧物理数学2演義)

開講時期 1学期 木 3

場 所 理/F102講義室 理/F202講義室

目 的 物理で用いる基本的な数学的手法を使えるようにすること。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは、希望と成績などをもとに決める。

講義内容 数理物理1の講義に準ずる。ベクトル解析、フーリエ解析等の基本的手法と物理的応用。

[佐藤](スタンダードクラス)

基本問題を主に扱う。

[吉野](アドバンストコース)

基本問題に加え、少し高度な問題も扱う。

教 科 書

参 考 書 Mathematical Methods for Physicists, George B. Arfken Hans J. Weber (Elsevier)

日本語訳は分冊になっている。

ベクトル・テンソルと行列 (基礎物理数学) ジョージ アルフケン、ハンス ウェーバー

(講談社)

フーリエ変換と変分法 (基礎物理数学) ジョージ アルフケン、ハンス ウェーバー

(講談社)

成績評価 平常点(60点満点)と試験(40点満点)の合計点に基づいて行う。試験はスタンダー

ドクラス、アドバンストクラスとも同一の試験問題を用い、同じ基準で採点を行う。各ク

ラスの平常点は以下の基準で評価する。

[佐藤](スタンダードクラス)

授業中の発表、発言、小テスト、およびレポートから評価する。

[吉野](アドバンストクラス)

授業中の発表、発言、小テスト、およびレポートから評価する。

コメント

-102-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040173 電磁気学1 Electricity and Magnetism 1

単 位 数 2単位

担当教員 藤田 裕 居室:F614 電話:06-6850-5484 e-mail:fujita[at]vega.ess.sci.

質問受付 予約すれば随時

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 火 1

場 所 理/D307講義室

目 的 電磁気学は力学、熱力学と並ぶ物理学の基礎科目である。本講義では物理学 2A に引き続

き、マクスウェル方程式、電磁波、物質中の電磁現象等について学ぶ。

履修条件 物理学 2A

講義内容 1.電気回路

2.マクスウェルの方程式の復習

3.ベクトルポテンシャル

4.真空中の電磁波とポインティングベクトル

5.電磁場のエネルギー

6.物質中の電場 分極と電気モーメント

7.物質中の磁場 磁化と磁気モーメント

8.物質中のマクスウェル方程式

以上の項目の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することがある。

教 科 書

参 考 書 「理論電磁気学」砂川重信著 紀伊国屋書店

ファインマン物理学 III 「電磁気学」岩波書店

物理テキストシリーズ4 「電磁気学」 砂川重信著 岩波書店

丸善物理学基礎コース 「電磁気学 I、II」 太田浩一著 丸善

物理入門コース 「電磁気学 I、II」 長岡洋介著 岩波書店

「電磁気学」(上下)、ジャクソン、吉岡書店

基礎物理コース 「電気磁気学」三谷健次他著 学術図書出版社

成績評価 試験により評価する。

コメント 電磁気学1演義も併用して鍛練を積むこと。

-103-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040449 電磁気学1演義 Exercise in Electricity and Magnetism 1

単 位 数 2単位

担当教員 藤田 裕 居室:F614 内線:5484 e-mail:fujita[at]vega.ess.sci.

深谷 英則

質問受付

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/F102講義室 理/F202講義室

目 的 演習問題を解くことを通じて、電磁気学 1 の理解を深めること。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

講義内容 演習問題を解くことにより、物理学 2A および電磁気学 1 の講義の理解を深める。出席し

てレポートを提出、解答、説明することが必要である。

教 科 書 指定しない。

参 考 書 物理テキストシリーズ 5「電磁気学演習」、砂川重信、岩波書店

「詳解電磁気学演習」、後藤、山崎共編、共立出版

「理論電磁気学」砂川重信著 紀伊国屋書店

ファインマン物理学 III 「電磁気学」岩波書店

物理テキストシリーズ4 「電磁気学」 砂川重信著 岩波書店

丸善物理学基礎コース 「電磁気学 I、II」 太田浩一著 丸善

物理入門コース 「電磁気学 I、II」 長岡洋介著 岩波書店

「電磁気学」(上下) ジャクソン 吉岡書店

成績評価 毎回のレポート、期末試験の成績を総合して成績評価を行う。

コメント 講義だけでは理解できないことろを、演習によって自分の手で解き考えることによって、

はじめて本当の理解に到達することができる。また電磁気学の多くの重要な例題を学ぶ機

会でもある。

-104-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040548 熱物理学 Thermal Physics

単 位 数 2単位

担当教員 花咲 徳亮 居室:H328 内線:5751

質問受付 随時(できれば email 等で予約)

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/F102講義室

目 的 物理現象を巨視的立場に立って現象論的に記述する熱力学は、自然界で遍く成り立つ熱力

学第1法則・熱力学第2法則のような基本原理に立脚している。一方、熱力学が対象とす

る巨視的系を、微視的な見方から取り扱うのが統計力学である。本講義では、熱現象やエ

ネルギーの物理学を、巨視的および微視的立場から把握し洞察することを目的とする。

履修条件

講義内容 1.熱力学の基礎概念、熱と仕事

2.理想気体

3.カルノーサイクルとカルノーの原理

4.熱力学第1法則と内部エネルギー

5.熱力学第2法則

6.エントロピー

7.自由エネルギー

8.全微分とマックスウェル関係式

9.化学ポテンシャル

10.相と相平衡

11.非理想気体とファン・デア・ワールス理論

12.相転移のランダウ理論

13.気体分子運動論と統計力学への序

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更すること

がある。

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 E.Fermi 著 “Thermodynamics”(Dover),フェルミ著「熱力学」(三省堂)

H.B.Callen 著 “Thermodynamics and an Introduction to Thermostatistics”(John Wiley & Sons),

キャレン著「熱力学および統計物理入門(上/下)」(吉岡書店)

久保亮五他編「大学演習 熱学・統計力学」(裳華房)

成績評価 期末テストにより評価

コメント 熱物理学演義も同時に受講する事

-105-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040549 熱物理学演義 Seminar on Thermal Physics

単 位 数 2単位

担当教員 花咲 徳亮 居室:H328 内線:5751

吉野 元 居室:F525 内線:5544 e-mail:yoshino[at].ess.sci.

質問受付 花咲 徳亮 随時(できれば email 等で予約)

吉野 元 随時(できれば email 等で予約)

履修対象 物理学科 2年次 選択(平成22年度以降入学者) 必修(平成21年度以前入学者 旧

統計物理学1演義)/生物科学科生命理学コース 2年次 選択(平成22年度以降入学

者) 選択必修(平成21年度以前入学者 旧統計物理学1演義)

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/F102講義室 理/F202講義室

目 的 演習問題の解法を通じて熱物理学の講義の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは、希望と成績などをもとに決める。

講義内容 熱物理学の講義内容をよりよく理解することを目標とし、内容については熱物理学のもの

に準ずる。クラス共通の演習問題をスタンダード、アドバンスト各クラスで行なうが、ア

ドバンストクラスではこれに加えてより高度な問題演習を追加して行なう。

教 科 書

参 考 書 久保亮五 編 /大学演習 熱学統計力学/裳華房

成績評価 平常点(60 点満点)と学期末試験(40 点満点)の合計点に基づいて行う。

学期末試験はスタンダードクラス、アドバンストクラス共通の試験問題を用い、同じ基準

で採点を行う。平常点は小試験、レポートなどで総合的に評価する。

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040175 電磁気学2 Electricity and Magnetism 2

単 位 数 2単位

担当教員 小川 哲生 居室:H626 e-mail:ogawa[at]acty.phys.sci.

質問受付 電子メールで事前に予約してください。

履修対象 物理学科 2年次 選択(平成22年度以降入学者) 必修(平成21年度以前入学者)

/生物科学科生命理学コース 2年次 選択(平成22年度以降入学者) 選択必修(平

成21年度以前入学者)

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/D303講義室

目 的 電磁気学1で得られた Maxwell の方程式を実際の現象に適用する。電磁ポテンシャル,電

磁波,遅延ポテンシャル,物質中の電磁現象等について学ぶ。

履修条件 電磁気学1の内容に完全に習熟している必要があります。

講義内容 ○物質中の電磁波

○電磁放射

○特殊相対性理論

の 3 本柱を中心として,電磁気学の応用と発展を講述する。これは標準的計画であり、聴

講者の様子を見ながら随時変更する。

教 科 書 特に指定しない。必要なら,授業中に指示する。

参 考 書 特に指定しない。必要なら,授業中に指示する。

成績評価 主として試験結果を基にして評価する。原則として,再試験や追試験は行わない。

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040339 電磁気学2演義 Exercise in Electricity and Magnetism 2

単 位 数 2単位

担当教員 大橋 琢磨 居室:H622 内線:6747 e-mail:ohashi[at]phys.sci.

質問受付

履修対象 物理学科 2年次 必修(平成21年度以前入学者用)/生物科学科生命理学コース

2年次 選択必修(平成21年度以前入学者用)

開講時期 2学期 金 4

場 所 理/F202講義室

目 的 古典電磁気学の理解

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う。

講義内容 電磁気学2の講義内容に準じた基本的な問題を中心に問題演習を行う。出席者には自分で

問題演習をやってみる意欲があることを要求する。

教 科 書 なし

参 考 書 丸善物理学基礎コース 「電磁気学 I、II」 太田浩一著 丸善

物理入門コース 「電磁気学 I、II」 長岡洋介著 岩波書店

ファインマン物理学 III 「電磁気学」 岩波書店

物理テキストシリーズ4 「電磁気学」 砂川重信著 岩波書店

成績評価 平常点と試験の合計点に基づいて行う。平常点は、出席・レポートに加え、演習への取り

組みの姿勢を加味し総合的に評価する。

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040555 数理物理2 Mathematical Physics 2

単 位 数 2単位

担当教員 橋本 幸士

質問受付 いつでも OK だが、あらかじめメールで連絡すること

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 木 1

場 所 理/D303講義室

目 的 複素関数論の基礎と応用を具体的な例題を通じて習得する。

履修条件 実関数に関する解析学を取得していること。

講義内容 1.複素数と複素関数

2.コーシー・リーマンの条件

3.コーシーの積分定理と積分表示

4.ローラン展開と特異点

5.解析接続とリーマン面

6.複素関数の応用

7.フーリエ・ラプラス変換の基礎付け

8.偏微分方程式とグリーン関数

教 科 書 有馬朗人、神部 勉/物理のための数学入門 複素関数論/共立出版/4320032861

参 考 書 ジョージ・アルフケン、ハンス・ウェーバー/基礎物理数学(vol.2):関数論と微分方程式

/講談社

成績評価 試験、レポート、等により総合的に判断する

コメント 物理数学の習得には多くの演習をこなす必要がある。講義に出席する以外に、 低限演義

で出される問題は必ず学修すること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040556 数理物理2演義 Seminar on Mathematical Physics 2

単 位 数 2単位

担当教員 橋本 幸士

釣部 通 居室:F601 内線:5485

質問受付 いつでも OK だが、出来れば、授業時に予約をすること。

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/F102講義室 理/F202講義室

目 的 演習問題の解法を通じて講義の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは、希望と成績などをもとに決める。

物理学科の理数オナープログラムに参加を希望する学生は、すべての演義科目においてア

ドバンストクラスを履修する必要がある。

講義内容 講義に準ずる。

教 科 書

参 考 書

成績評価 平常点と試験の合計点に基づいて行う。試験はスタンダードクラス、アドバンストクラス

とも同一の試験問題を用い、同じ基準で採点を行う。

コメント 数理物理(物理数学)の習得には多くの演習をこなす必要がある。 低限演義で出される

問題は必ず学修すること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040242 量子力学1 Quantum Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 若松 正志 居室:H525 内線:5347

質問受付 随時

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/D403講義室

目 的 量子力学は、原子・分子から原子核・素粒子に至るミクロの世界を記述する物理学の基本

体系であり、現代物理学、現代科学の要である。この授業では、量子力学を初めて学ぶ学

生のために、ミクロの世界を記述するこの力学が生まれた経緯から始めて、その基本概念、

考え方をできるだけやさしく講義する。また、1次元空間の量子力学という扱い易い例を

用いて、量子力学的考え方を学ぶとともに、それを実際に使えるようになることを目指す。

履修条件 力学・解析力学・物理数学・線型代数学の基本を習得していること。

講義内容 1.古典物理学の限界と量子力学の誕生

黒体輻射と Planck のエネルギー量子の概念、光電効果と光の粒子性、

原子構造とスペクトル、物質の粒子性と波動性(2重性)

2.物質波から Schroedinger 方程式へ

波動関数と確率解釈、確率密度と確率密度流

3.数学的下準備

Dirac のデルタ関数、Fourier 級数と Fourier 変換

4.量子力学の基本概念

波動関数と確率解釈、物理量と演算子、固有値と固有関数、

物理量の期待値、物理量と測定、Heisenberg の不確定性関係、

Dirac のブラ・ケット記法、Schroedinger 表示と Heisenberg 表示

5.1 次元の量子力学

5.1.矩形ポテンシャル、井戸型ポテンシャル

束縛状態と散乱状態、ポテンシャル障壁による反射と透過

5.2.1 次元調和振動子

代数的(Heisenberg 流の)扱いと解析的(Schroedinger 流の)扱い

6.2 次元調和振動子

変数分離法による解法、固有値の縮退と固有状態の縮重度

教 科 書 特になし、講義ノートを Web-CT に置く予定

参 考 書 小川哲生 「量子力学講義」(サイエンス社、新・数理科学ライブラリ物理学)

猪木慶治、川合光 「量子力学 I,II」(講談社サイエンティフィク)

坂井典祐 「量子力学 I,II」(培風館)

J. J. Sakurai, Modern Quantum Mechanics (Addison Wesley)

成績評価 期末試験と平常点で評価を行う。

コメント 量子力学1演義を必ず受講すること。追試験は行わない。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040342 量子力学1演義 Exercise in Quantum Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 若松 正志 居室:H525 内線:5347

北澤 正清

質問受付 随時 ただし,アポイントをとること。

履修対象 物理学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 火 3

場 所 理/D303講義室 理/D307講義室

目 的 演習問題を解くことを通じて,量子力学の理解を深める。

履修条件 この演習科目では,講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と,少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは,成績などをもとに決める。

物理学科の理数オナープログラムに参加を希望する学生は、すべての演義科目においてア

ドバンストクラスを履修する必要がある。

講義内容 量子力学1の講義に準ずる。

「スタンダードクラス」では、毎週基本的な演習問題を数題配布し、授業時間中に解いて

もらう。

「アドバンストクラス」では、毎週配布する演習問題の解答を翌週の授業時間に自主的に

発表してもらう。また、基本問題に加えやや高度な問題を出題する。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 小川哲生「量子力学講義」(新・数理科学ライブラリ物理学)(サイエンス社)

坂井典佑「量子力学 I, II」(培風館)

猪木慶治・川合光「量子力学 I, II」(講談社)

成績評価 平常点(60 点満点)と期末試験(40 点満点)の合計点に基づいて評価を行う。平常点は

各クラスごとにつけ,試験はスタンダードクラス・アドバンストクラスとも同一の試験問

題を用い,同じ基準で採点を行う。各クラスの平常点の付け方は初回の演習で説明する。

コメント 対試験は行わない。ホームページは http://wwwacty.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~qm1/

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040522 物理学実験基礎 Basic Experiments of Physics

単 位 数 2単位

担当教員 田島 節子 居室:理学部H棟 H314 内線:5755 e-mail:tajima[at]phys.sci.

鷹岡 貞夫 e-mail:takaoka[at]nano.phys.sci.

山中 千博 居室:F210 内線:5492 e-mail:yamanaka[at]ess.sci.

杉山 清寛

質問受付

履修対象 物理学科 2年次 必修(平成20年度以前入学者 選択)生物科学科生命理学コース

2年次 選択必修

開講時期 2学期 水 3,水 4,水 5

場 所 その他

目 的 物理の基本的な実験を行うことにより、科学的な自然認識の持つ客観性と普遍性について

の考え方を習得する。また、測定機器や実験データの取り扱い法や誤差や精度について勉

強し、レポートの書き方の基本を習得する。

この実験を履修することにより、第5、第6セメスターの「物理学実験I、II」を履修

することができる能力が身に付く。

履修条件

講義内容 講義内容: 初に力学の実験(重力加速度の測定)を全体で行い、その後、以下の5つの

実験テーマを5つのクラスに分かれて2週間ずつで履修する。

(1)放射線(放射線測定)

(2)電気抵抗測定(熱電対、電気抵抗の温度依存性)

(3)光学(分光計、ガラスの屈折率の測定)

(4)電気回路(フィルター回路の周波数特性)

(5)レーザーとマイケルソン干渉計(レーザー波長とガス屈折率・光速の測定)

教 科 書 「物理学実験 2013 年版 (学術図書出版社)大阪大学物理教育研究会編」

参 考 書 テキストを参照

成績評価 出席と実験態度を重視し、各テーマごとに、レポートにより評価する。

コメント 1.学生教育研究災害障害保険に加入しておくこと。

2.入学時に配付された『安全のための手引き-専門基礎教育科目・実験』(大阪大学学生生

活委員会編)を熟読し安全知識をあらかじめ学んでおくこと。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040243 量子力学2 Quantum Mechanics 2

単 位 数 2単位

担当教員 細谷 裕 居室:H719 内線:5340 e-mail:hosotani[at]phys.sci.

質問受付 在室時はだいたいいつでも受けつける。

履修対象 物理学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/D501大講義室

目 的 量子力学1に引き続き,量子力学の基本概念を解説する。特に中心となるテーマは、3次

元空間における二体(2 粒子)問題、角運動量・スピン角運動量の一般論、摂動論など。

履修条件 量子力学1の履修を前提とする。力学・物理数学の基礎知識も必要。量子力学2演義も必

ず履修すること。

講義内容 1.復習:シュレーディンガー表示とハイゼンベルグ表示

シュレーディンガー方程式とハイゼンベルグ方程式

2.相互作用する2体系

3.中心力場中のシュレーディンガー方程式

4.3次元問題の具体例

5.角運動量

6.スピン角運動量とパウリ行列

7.角運動量の合成則

8.同種粒子系

9.摂動論(縮退のない場合)

10.摂動論(縮退のある場合)

11.時間に依存する場合の摂動論

12.変分法

教 科 書 猪木慶治・川合光:量子力学 I、II(講談社サイエンティフィク)

参 考 書 小川哲生:量子力学講義(サイエンス社、新・数理科学ライブラリ物理学)

メシア:量子力学1、2、3 (東京図書)

成績評価 期末試験を主、小テストを副として総合的に評価し、これらの合計点が 60 点以上を合格

とする。

コメント 予定の詳細、宿題、解答は

http://www-het.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~hosotani/qm2.html

をいつも参照のこと。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040343 量子力学2演義 Exercise in Quantum Mechanics 2

単 位 数 2単位

担当教員 細谷 裕 居室:H719 内線:5340 e-mail:hosotani[at]phys.sci.

坂本 好史 居室:H610 内線:5737

質問受付 在室時はだいたい受けつける

履修対象 物理学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/F102講義室 理/F202講義室

目 的 演習問題を解くことを通じて、量子力学 2 の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは、希望と成績を考慮して決める。

物理学科の理数オナープログラムに参加を希望する H23 まで入学の学生は、すべての演

義科目においてアドバンストクラスを履修する必要がある。

講義内容 量子力学 2 の講義に準ずる。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 特に指定しない。

成績評価 平常点(60 点満点)と期末試験(40 点満点)の合計点に基づいて評価する。平常点は、

クラスごとに採点し、期末試験はいずれのクラスとも同一の試験問題を用いて、同じ基準

で採点する。各クラスの平常点の付け方は、各クラスの初回の授業時間に説明する。

コメント 追試験は行わない。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040550 統計力学1 Statistical Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 湯川 諭 居室:F517 内線:5491 e-mail:yukawa[at]ess.sci.

質問受付 適宜(いつでも.ただしメールで予約すると確実)

履修対象 物理学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 木 3

場 所 理/D403講義室

目 的 熱物理学に引き続き、微視的立場から巨視的物理現象を記述する統計力学の基礎と応用を

学ぶ。平衡統計力学の範囲で、古典力学に立脚した古典統計力学および量子力学に立脚し

た量子統計力学を扱う。さらに、定式化した手法を様々な巨視的系や物理現象に応用する。

履修条件 熱物理学で学習した内容を理解していること。

講義内容 0.統計力学とは

ミクロとマクロ、自由度の数、熱力学との対応

1.確率的記述

状態と確率、期待値と分散、大数の法則

連続状態に対する確率

2.気体分子運動論

気体分子運動の分布関数による記述

平衡状態の速度分布関数、マクスウェル分布

3.統計力学の基礎

量子系の状態数、等重率の原理、相空間と古典系の状態数

ミクロカノニカル集合

4.カノニカル集合

カノニカル集合の導出

分配関数、ヘルムホルツの自由エネルギー、エントロピー

5.カノニカル集合の簡単な例

古典理想気体、二準位系、調和振動子系

6.格子振動と比熱

アインシュタインモデル、デバイモデル

7.電磁場と黒体輻射

プランクの輻射公式

8.グランドカノニカル集合

グランドカノニカル集団の導出

大分配関数、グランドカノニカルポテンシャル

9.他の集団

熱力学との対応、ルジャンドル変換とラプラス変換

教 科 書 指定しない

参 考 書 川村光「統計物理」パリティ物理学コース(丸善)

田崎晴明「統計力学 I」「統計力学 II」(培風館)

高橋康「統計力学入門」(講談社)

成績評価 レポート,学期末試験などの結果を総合して評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040551 統計力学1演義 Seminar on Statistical Mechanics 1

単 位 数 2単位

担当教員 湯川 諭 居室:F517 内線:5491 e-mail:yukawa[at]ess.sci.

大橋 琢磨 居室:H622 内線:6747

質問受付 適宜(いつでも、できればメールで予約)

履修対象 物理学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 木 4

場 所 理/D403講義室 理/D407講義室

目 的 演習問題の解法を通じて統計力学 1 の講義の理解を深める。

履修条件 この演習科目では、講義を理解する助けとなる基本的問題を扱う「スタンダードクラス」

と、少し高度な問題も扱う「アドバンストクラス」からなる習熟度別クラス編成を行う。

どちらのクラスに入るかは、希望と成績などをもとに決める。

物理学科の理数オナープログラムに参加を希望する学生は、すべての演義科目においてア

ドバンストクラスを履修する必要がある。

講義内容 統計力学 1 の講義内容をより良く理解することを目標とし、内容については統計力学 1 の

ものに準ずる。クラス共通の演習問題をスタンダード、アドバンスト各クラスで行なうが、

アドバンストクラスではこれに加えてより高度な問題演習を追加して行なう。

教 科 書

参 考 書 大学演習・熱学統計力学(久保他、裳華房)

成績評価 平常点(60 点満点)と学期末試験(40 点満点)の合計点に基づいて行う。学期末試験は

スタンダードクラス、アドバンストクラス共通の試験問題を用い、同じ基準で採点を行う。

平常点は小試験、レポートなどで総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040552 統計力学2 Statistical Mechanics 2

単 位 数 2単位

担当教員 川村 光 居室:F521 内線:5543

質問受付 適宜

履修対象 物理学科 3年次 必修(平成22年度以降入学者) 選択(平成21年度以前入学者)

/生物科学科生命理学コース3年次 選択(平成22年度以降入学者)

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/D303講義室

目 的 統計力学1に引き続き、量子理想気体、および系を構成する要素間に相互作用が働く多体

相互作用系の統計力学を扱う。相転移現象などを例にして、多自由度系の協力現象を扱う

基本的技法や考え方を学ぶ。

履修条件

講義内容 統計力学1で学んだ統計力学の基本的考え方と処方に基づいて、統計力学2では、量子理

想気体、相互作用系、相転移現象の統計力学を、順次展開していく。またそれらを通し、

物性物理学をはじめとする物理学の多くの分野で重要となる、様々な概念や考え方、技法

を習得する。この講義には演習(演義)が付随していないので、適宜、簡単な宿題を課し

て提出を求める。講義は、概ね以下の順序で進める予定である。

1.はじめに

2.理想フェルミ気体

3.フェルミ分布とフェルミ面

4.理想ボース気体

5.ボース―アインシュタイン凝縮

6.不完全気体のクラスター展開

7.摂動展開

8.スピン模型

9.1次元イジングモデル

10.伝送行列

11.相関、相関関数

12.2次元イジングモデル、双対性

13.平均場近似I:有効場とワイスの理論

14.平均場近似II:

15.相転移と臨界現象

教 科 書 川村光「統計物理」(パリティ物理学コース)丸善

参 考 書

成績評価 学期末試験の成績に、適宜課す宿題の提出状況を加味して、評価する。

コメント

-118-

Page 121: orca01.bio.sci.osaka-u.ac.jp...※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。 ※履修条件は、「履修しておくこ

※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040474 物理学実験1 Physics Laboratory 1

単 位 数 4単位

担当教員 福田 光順 居室:H420,バンデグラフ 内線:6736

e-mail:mfukuda[at]phys.sci.

宮坂 茂樹 居室:H316 内線:5757 e-mail:miyasaka[at]phys.sci.

山中 千博 居室:F210 内線:5492 e-mail:yamanaka[at]ess.sci.

中野 岳仁 居室:H322 内線:5375 e-mail:nakano[at]nano.phys.sci.

吉田 斉 居室:H410 内線:5531 e-mail:sei[at]phys.sci.

阪口 篤志 居室:H414 内線:5352 e-mail:sakaguch[at]phys.sci.

菅谷 頼仁 居室:原子核実験施設 214 内線:5512

e-mail:sugaya[at]lns.sci.

清水 俊 居室:H428 内線:5746 e-mail:suguru[at]phys.wani.

三原 基嗣 居室:H417 内線:5520 e-mail:mihara[at]hep.sci.

橋爪 光 居室:F403 内線:5497 e-mail:kohash[at]ess.sci.

桂 誠 居室:F232 内線:5796 e-mail:mhirai[at]ess.sci.

久冨 修 居室:F316 内線:5500 e-mail:hisatomi[at]ess.sci.

谷 篤史 居室:F111 内線:5540 e-mail:atani[at]ess.sci.

竹内 徹也 居室:低温センター 内線:6691

e-mail:takeuchi[at]rcem.

深川 美里 居室:F308 内線:5502 e-mail:misato[at]iral.ess.sci.

中嶋 大 居室:F520 内線:5478 e-mail:nakajima[at]ess.sci.

青木 順 居室:H319 内線:5747 e-mail:ajunmail[at]prc.sci.

花垣 和則 居室:H511 内線:5357 e-mail:kazu[at]champ.hep.sci.

佐藤 朗 居室:H517 内線:5563 e-mail:sato[at]phys.sci.

外川 学 居室:H513 内線:5358 e-mail:togawa[at]champ.hep.sci.

境家 達弘 居室:F426 内線:5794 e-mail:tsakaiya[at]ess.sci.

小田原 厚子 居室:H428 内線:5745 e-mail:odahara[at]phys.sci.

村川 寛 居室:H327 内線:5752 e-mail:murakawa[at]phys.sci.

田島 節子 居室:H314 内線:5755 e-mail:tajima[at]phys.sci.

質問受付 いつでも(メイルか電話で予約を)

統括責任者は、福田光順、宮坂茂樹(物理学専攻)、山中千博(宇宙地球科学専攻、F212、

内線 5942)

履修対象 物理学科 3年次 必修 (平成18年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース 3

年次 選択必修

開講時期 1学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5

場 所 その他

目 的 物理学実験は将来さまざまな分野で活躍する学生のために、物理学、宇宙地球科学関係の

広範囲にわたりオーソドックスかつ興味深い実験を用意したものである。これらの実験

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Page 122: orca01.bio.sci.osaka-u.ac.jp...※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。 ※履修条件は、「履修しておくこ

※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

は、基礎的実験方法、物理的物の考え方等を学習することを通じて、研究を行っていく上

で欠くことのできないトレーニングとなる。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 以下に記す 9 種類のテーマのうち8つを1年間で実験する。1 テーマは 5 日または 7 日で

終了する。

1.放射線測定

ガイガーカウンター、シンチレーションカウンター、半導体検出器を用いて放射線測

定法、測定装置に対する一般的知識及び技術を修得する。放射線測定を通じて統計的ゆ

らぎや放射線と物質中の原子との相互作用について理解する。また、放射線のエネルギ

ー、強度等を求めることによって放射線源に対する知識を得る。

2.同時計測

原子核物理や高エネルギー物理の実験で基本となる同時計測の方法を習得すること

を目的としている。同時計測とは、目的とする事象を選びだす為に複数の検出器からの

信号を用いて、さらにその時間情報などから必要とする物理量を測定する技術である。

標準的な検出器・測定器を用いた、いくつかの放射線検出実験を通じてこれらを学んで

いく。

3.ラザフォード散乱

ラザフォードが考案した原子模型は、正電荷が原子の中心の非常に狭い範囲集まって

原子核をつくり電子がそのまわりを回っている、というものであった。当時α線を原子

核に当て、どう進路を変えるかを測定することでその模型が正しいことが確認された。

この学生実験ではα線源として 241Am、散乱後の α 線の位置検出器として半導体検出

器を用い、ラザフォード散乱の実験を行う。

4.X 線

X 線の発生、物質による散乱、吸収の機構を理解し、実際に結晶による回折を測定し、

周期ポテンシャルによる波動場の散乱の特徴を理解する。単結晶ラウエ写真撮影により

結晶の対称性、逆格子空間の理解を深め、粉末試料の回折実験により未知試料の同定を

行う。

5.光学

(i)光の回折・干渉、(ii)物質による光の吸収、反射、発光、散乱、の 2 つのテー

マの実験を行なう。(i)では、光の波動性から生じるさまざまな現象の定量的測定を通

して、広く波動現象について理解する。(ii)では、物質のエネルギーレベル、緩和現象

と、各種光スベクトルの測定結果との関係を考察し、光と物質の相互作用について理解

を深める。実験技術としては、レーザー・レンズなどの光学部品、分光装置の操作法を

修得する。

6.物質の電気伝導と物性

現代の電子社会を支える、金属・半導体・超伝導体・磁性体を身近な電気伝導の実験

を通じて理解する。温度変化による金属と半導体の伝導の違い、磁性体中が持つ局在ス

ピンによる電気抵抗の測定などを行なう。超伝導では高温超伝導体を用いて、超伝導の

基本的性質であるマイスナー効果および完全導電性(ゼロ抵抗)を調べる。

7.高温・熱技術

実験室で高温を発生させその温度を制御するための基礎技術を学ぶ。簡単な温度制御

装置を組んだ上で、それを用い数種類の物質の熱伝導率を求める。その値を求める際に

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

熱伝導方程式を解く必要があるのだが、この微分方程式の一般解析解は存在しない。こ

こでは、簡単な計算機シミュレーションにより解を得る練習もあわせて行う。 後に、

その手法を惑星の熱史に応用して、形成時に一様に高温であった惑星が冷却される速さ

を求める。

8.エレクトロニクス

主として線形電子回路の振舞い、特に共振・発振現象を取り扱う。オペアンプを用い

た負性抵抗回路の自作とその特性の計測、ロックインアンプを用いた高感度計測などを

通じて回路の扱いの基本を身につけ、物理計測システムとしてのエレクトロニクスを学

ぶ。またトロイダルコイルの相互誘導現象を用いてフェライトコアの磁化特性を理解す

る。

9.生体物質の光計測

生体物質の基礎について学ぶとともにそれら性質を物理化学的に解析する。この実習

では、DNA の二重らせんの熱変性反応を測定し、この反応過程を熱力学的に解析する。

次に、DNA 分解酵素を用いて、酵素反応の速度論的解析を行う。また、光受容蛋白質

であるバクテリオロドプシンを用いて、生体物質が紫外・可視光を吸収する機構や、吸

収波長を制御する機構を理解する。

以上のテーマの他に、希望者には工作技術として機械工作で旋盤・ボール盤を使ったガ

イスラー管の電極製作、ガラス細工として簡単なガラスパイプの曲げ、直線継ぎ、丁継

ぎなどの講習を受けることができる。(時間は水曜日の午前中、1-2 限、機械工作、ガ

ラス細工、ともに 2 日問のみ。日程はガイダンスで希望を登録後に日程表として連絡さ

れる。)

教 科 書 物理学実験(大阪大学出版会)

参 考 書 テキスト内で指定

成績評価 出席日数、実験態度、実験中の口頭試問、レポート評価、レポート提出時の口頭試問等総

合的に判断する。ただしレポートは全テーマについて提出することが原則である。

コメント 皆さんの積極的な学生実験への取り組みを希望する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

049769 物理学実験1 Physics Laboratory 1

単 位 数 4単位

担当教員 福田 光順 居室:H420,バンデグラフ 内線:6736

e-mail:mfukuda[at]phys.sci.

宮坂 茂樹 居室:H316 内線:5757 e-mail:miyasaka[at]phys.sci.

山中 千博 居室:F210 内線:5492 e-mail:yamanaka[at]ess.sci.

中野 岳仁 居室:H322 内線:5375 e-mail:nakano[at]nano.phys.sci.

吉田 斉 居室:H410 内線:5531 e-mail:sei[at]phys.sci.

阪口 篤志 居室:H414 内線:5352 e-mail:sakaguch[at]phys.sci.

菅谷 頼仁 居室:原子核実験施設 214 内線:5512

e-mail:sugaya[at]lns.sci.

清水 俊 居室:H428 内線:5746 e-mail:suguru[at]phys.wani.

三原 基嗣 居室:H417 内線:5520 e-mail:mihara[at]hep.sci.

橋爪 光 居室:F403 内線:5497 e-mail:kohash[at]ess.sci.

桂 誠 居室:F232 内線:5796 e-mail:mhirai[at]ess.sci.

久冨 修 居室:F316 内線:5500 e-mail:hisatomi[at]ess.sci.

谷 篤史 居室:F111 内線:5540 e-mail:atani[at]ess.sci.

竹内 徹也 居室:低温センター 内線:6691

e-mail:takeuchi[at]rcem.

深川 美里 居室:F308 内線:5502 e-mail:misato[at]iral.ess.sci.

中嶋 大 居室:F520 内線:5478 e-mail:nakajima[at]ess.sci.

青木 順 居室:H319 内線:5747 e-mail:ajunmail[at]prc.sci.

花垣 和則 居室:H511 内線:5357 e-mail:kazu[at]champ.hep.sci.

佐藤 朗 居室:H517 内線:5563 e-mail:sato[at]phys.sci.

外川 学 居室:H513 内線:5358 e-mail:togawa[at]champ.hep.sci.

境家 達弘 居室:F426 内線:5794 e-mail:tsakaiya[at]ess.sci.

小田原 厚子 居室:H428 内線:5745 e-mail:odahara[at]phys.sci.

村川 寛 居室:H327 内線:5752 e-mail:murakawa[at]phys.sci.

田島 節子 居室:H314 内線:5755 e-mail:tajima[at]phys.sci.

質問受付 いつでも(メイルか電話で予約を)

統括責任者は、福田光順、宮坂茂樹(物理学専攻)、山中千博(宇宙地球科学専攻、F212、

内線 5942)

履修対象 物理学科 3年次 必修 (平成18年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース 3

年次 選択必修

開講時期 2学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5

場 所 その他

目 的 物理学実験は将来さまざまな分野で活躍する学生のために、物理学、宇宙地球科学関係の

広範囲にわたりオーソドックスかつ興味深い実験を用意したものである。これらの実験

-122-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

は、基礎的実験方法、物理的物の考え方等を学習することを通じて、研究を行っていく上

で欠くことのできないトレーニングとなる。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 以下に記す 9 種類のテーマのうち8つを1年間で実験する。1 テーマは 5 日または 7 日で

終了する。

1.放射線測定

ガイガーカウンター、シンチレーションカウンター、半導体検出器を用いて放射線測

定法、測定装置に対する一般的知識及び技術を修得する。放射線測定を通じて統計的ゆ

らぎや放射線と物質中の原子との相互作用について理解する。また、放射線のエネルギ

ー、強度等を求めることによって放射線源に対する知識を得る。

2.同時計測

原子核物理や高エネルギー物理の実験で基本となる同時計測の方法を習得すること

を目的としている。同時計測とは、目的とする事象を選びだす為に複数の検出器からの

信号を用いて、さらにその時間情報などから必要とする物理量を測定する技術である。

標準的な検出器・測定器を用いた、いくつかの放射線検出実験を通じてこれらを学んで

いく。

3.ラザフォード散乱

ラザフォードが考案した原子模型は、正電荷が原子の中心の非常に狭い範囲集まって

原子核をつくり電子がそのまわりを回っている、というものであった。当時α線を原子

核に当て、どう進路を変えるかを測定することでその模型が正しいことが確認された。

この学生実験ではα線源として 241Am、散乱後の α 線の位置検出器として半導体検出

器を用い、ラザフォード散乱の実験を行う。

4.X 線

X 線の発生、物質による散乱、吸収の機構を理解し、実際に結晶による回折を測定し、

周期ポテンシャルによる波動場の散乱の特徴を理解する。単結晶ラウエ写真撮影により

結晶の対称性、逆格子空間の理解を深め、粉末試料の回折実験により未知試料の同定を

行う。

5.光学

(i)光の回折・干渉、(ii)物質による光の吸収、反射、発光、散乱、の 2 つのテー

マの実験を行なう。(i)では、光の波動性から生じるさまざまな現象の定量的測定を通

して、広く波動現象について理解する。(ii)では、物質のエネルギーレベル、緩和現象

と、各種光スベクトルの測定結果との関係を考察し、光と物質の相互作用について理解

を深める。実験技術としては、レーザー・レンズなどの光学部品、分光装置の操作法を

修得する。

6.物質の電気伝導と物性

現代の電子社会を支える、金属・半導体・超伝導体・磁性体を身近な電気伝導の実験

を通じて理解する。温度変化による金属と半導体の伝導の違い、磁性体中が持つ局在ス

ピンによる電気抵抗の測定などを行なう。超伝導では高温超伝導体を用いて、超伝導の

基本的性質であるマイスナー効果および完全導電性(ゼロ抵抗)を調べる。

7.高温・熱技術

実験室で高温を発生させその温度を制御するための基礎技術を学ぶ。簡単な温度制御

装置を組んだ上で、それを用い数種類の物質の熱伝導率を求める。その値を求める際に

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

熱伝導方程式を解く必要があるのだが、この微分方程式の一般解析解は存在しない。こ

こでは、簡単な計算機シミュレーションにより解を得る練習もあわせて行う。 後に、

その手法を惑星の熱史に応用して、形成時に一様に高温であった惑星が冷却される速さ

を求める。

8.エレクトロニクス

主として線形電子回路の振舞い、特に共振・発振現象を取り扱う。オペアンプを用い

た負性抵抗回路の自作とその特性の計測、ロックインアンプを用いた高感度計測などを

通じて回路の扱いの基本を身につけ、物理計測システムとしてのエレクトロニクスを学

ぶ。またトロイダルコイルの相互誘導現象を用いてフェライトコアの磁化特性を理解す

る。

9.生体物質の光計測

生体物質の基礎について学ぶとともにそれら性質を物理化学的に解析する。この実習

では、DNA の二重らせんの熱変性反応を測定し、この反応過程を熱力学的に解析する。

次に、DNA 分解酵素を用いて、酵素反応の速度論的解析を行う。また、光受容蛋白質

であるバクテリオロドプシンを用いて、生体物質が紫外・可視光を吸収する機構や、吸

収波長を制御する機構を理解する。

以上のテーマの他に、希望者には工作技術として機械工作で旋盤・ボール盤を使ったガ

イスラー管の電極製作、ガラス細工として簡単なガラスパイプの曲げ、直線継ぎ、丁継

ぎなどの講習を受けることができる。(時間は水曜日の午前中、1-2 限、機械工作、ガ

ラス細工、ともに 2 日問のみ。日程はガイダンスで希望を登録後に日程表として連絡さ

れる。)

教 科 書 物理学実験(大阪大学出版会)

参 考 書 テキスト内で指定

成績評価 出席日数、実験態度、実験中の口頭試問、レポート評価、レポート提出時の口頭試問等総

合的に判断する。ただしレポートは全テーマについて提出することが原則である。

コメント 皆さんの積極的な学生実験への取り組みを希望する。

-124-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

049770 物理学実験2 Physics Laboratory 2

単 位 数 4単位

担当教員 福田 光順 居室:H420,バンデグラフ 内線:6736

e-mail:mfukuda[at]phys.sci.

宮坂 茂樹 居室:H316 内線:5757 e-mail:miyasaka[at]phys.sci.

山中 千博 居室:F210 内線:5492 e-mail:yamanaka[at]ess.sci.

中野 岳仁 居室:H322 内線:5375 e-mail:nakano[at]nano.phys.sci.

吉田 斉 居室:H410 内線:5531 e-mail:sei[at]phys.sci.

阪口 篤志 居室:H414 内線:5352 e-mail:sakaguch[at]phys.sci.

菅谷 頼仁 居室:原子核実験施設 214 内線:5512

e-mail:sugaya[at]lns.sci.

清水 俊 居室:H428 内線:5746 e-mail:suguru[at]phys.wani.

三原 基嗣 居室:H417 内線:5520 e-mail:mihara[at]hep.sci.

橋爪 光 居室:F403 内線:5497 e-mail:kohash[at]ess.sci.

桂 誠 居室:F232 内線:5796 e-mail:mhirai[at]ess.sci.

久冨 修 居室:F316 内線:5500 e-mail:hisatomi[at]ess.sci.

谷 篤史 居室:F111 内線:5540 e-mail:atani[at]ess.sci.

竹内 徹也 居室:低温センター 内線:6691

e-mail:takeuchi[at]rcem.

深川 美里 居室:F308 内線:5502 e-mail:misato[at]iral.ess.sci.

中嶋 大 居室:F520 内線:5478 e-mail:nakajima[at]ess.sci.

青木 順 居室:H319 内線:5747 e-mail:ajunmail[at]prc.sci.

花垣 和則 居室:H511 内線:5357 e-mail:kazu[at]champ.hep.sci.

佐藤 朗 居室:H517 内線:5563 e-mail:sato[at]phys.sci.

外川 学 居室:H513 内線:5358 e-mail:togawa[at]champ.hep.sci.

境家 達弘 居室:F426 内線:5794 e-mail:tsakaiya[at]ess.sci.

小田原 厚子 居室:H428 内線:5745 e-mail:odahara[at]phys.sci.

村川 寛 居室:H327 内線:5752 e-mail:murakawa[at]phys.sci.

田島 節子 居室:H314 内線:5755 e-mail:tajima[at]phys.sci.

質問受付 いつでも(メイルか電話で予約を)

統括責任者は、福田光順、宮坂茂樹(物理学専攻)、山中千博(宇宙地球科学専攻、F212、

内線 5942)

履修対象 物理学科 3年次 必修 (平成18年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース 3

年次 選択必修

開講時期 1学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5

場 所 その他

目 的 物理学実験は将来さまざまな分野で活躍する学生のために、物理学、宇宙地球科学関係の

広範囲にわたりオーソドックスかつ興味深い実験を用意したものである。これらの実験

-125-

Page 128: orca01.bio.sci.osaka-u.ac.jp...※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。 ※履修条件は、「履修しておくこ

※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

は、基礎的実験方法、物理的物の考え方等を学習することを通じて、研究を行っていく上

で欠くことのできないトレーニングとなる。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 以下に記す 9 種類のテーマのうち8つを1年間で実験する。1 テーマは 5 日または 7 日で

終了する。

1.放射線測定

ガイガーカウンター、シンチレーションカウンター、半導体検出器を用いて放射線測

定法、測定装置に対する一般的知識及び技術を修得する。放射線測定を通じて統計的ゆ

らぎや放射線と物質中の原子との相互作用について理解する。また、放射線のエネルギ

ー、強度等を求めることによって放射線源に対する知識を得る。

2.同時計測

原子核物理や高エネルギー物理の実験で基本となる同時計測の方法を習得すること

を目的としている。同時計測とは、目的とする事象を選びだす為に複数の検出器からの

信号を用いて、さらにその時間情報などから必要とする物理量を測定する技術である。

標準的な検出器・測定器を用いた、いくつかの放射線検出実験を通じてこれらを学んで

いく。

3.ラザフォード散乱

ラザフォードが考案した原子模型は、正電荷が原子の中心の非常に狭い範囲集まって

原子核をつくり電子がそのまわりを回っている、というものであった。当時α線を原子

核に当て、どう進路を変えるかを測定することでその模型が正しいことが確認された。

この学生実験ではα線源として 241Am、散乱後の α 線の位置検出器として半導体検出

器を用い、ラザフォード散乱の実験を行う。

4.X 線

X 線の発生、物質による散乱、吸収の機構を理解し、実際に結晶による回折を測定し、

周期ポテンシャルによる波動場の散乱の特徴を理解する。単結晶ラウエ写真撮影により

結晶の対称性、逆格子空間の理解を深め、粉末試料の回折実験により未知試料の同定を

行う。

5.光学

(i)光の回折・干渉、(ii)物質による光の吸収、反射、発光、散乱、の 2 つのテー

マの実験を行なう。(i)では、光の波動性から生じるさまざまな現象の定量的測定を通

して、広く波動現象について理解する。(ii)では、物質のエネルギーレベル、緩和現象

と、各種光スベクトルの測定結果との関係を考察し、光と物質の相互作用について理解

を深める。実験技術としては、レーザー・レンズなどの光学部品、分光装置の操作法を

修得する。

6.物質の電気伝導と物性

現代の電子社会を支える、金属・半導体・超伝導体・磁性体を身近な電気伝導の実験

を通じて理解する。温度変化による金属と半導体の伝導の違い、磁性体中が持つ局在ス

ピンによる電気抵抗の測定などを行なう。超伝導では高温超伝導体を用いて、超伝導の

基本的性質であるマイスナー効果および完全導電性(ゼロ抵抗)を調べる。

7.高温・熱技術

実験室で高温を発生させその温度を制御するための基礎技術を学ぶ。簡単な温度制御

装置を組んだ上で、それを用い数種類の物質の熱伝導率を求める。その値を求める際に

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

熱伝導方程式を解く必要があるのだが、この微分方程式の一般解析解は存在しない。こ

こでは、簡単な計算機シミュレーションにより解を得る練習もあわせて行う。 後に、

その手法を惑星の熱史に応用して、形成時に一様に高温であった惑星が冷却される速さ

を求める。

8.エレクトロニクス

主として線形電子回路の振舞い、特に共振・発振現象を取り扱う。オペアンプを用い

た負性抵抗回路の自作とその特性の計測、ロックインアンプを用いた高感度計測などを

通じて回路の扱いの基本を身につけ、物理計測システムとしてのエレクトロニクスを学

ぶ。またトロイダルコイルの相互誘導現象を用いてフェライトコアの磁化特性を理解す

る。

9.生体物質の光計測

生体物質の基礎について学ぶとともにそれら性質を物理化学的に解析する。この実習

では、DNA の二重らせんの熱変性反応を測定し、この反応過程を熱力学的に解析する。

次に、DNA 分解酵素を用いて、酵素反応の速度論的解析を行う。また、光受容蛋白質

であるバクテリオロドプシンを用いて、生体物質が紫外・可視光を吸収する機構や、吸

収波長を制御する機構を理解する。

以上のテーマの他に、希望者には工作技術として機械工作で旋盤・ボール盤を使ったガ

イスラー管の電極製作、ガラス細工として簡単なガラスパイプの曲げ、直線継ぎ、丁継

ぎなどの講習を受けることができる。(時間は水曜日の午前中、1-2 限、機械工作、ガ

ラス細工、ともに 2 日問のみ。日程はガイダンスで希望を登録後に日程表として連絡さ

れる。)

教 科 書 物理学実験(大阪大学出版会)

参 考 書 テキスト内で指定

成績評価 出席日数、実験態度、実験中の口頭試問、レポート評価、レポート提出時の口頭試問等総

合的に判断する。ただしレポートは全テーマについて提出することが原則である。

コメント 皆さんの積極的な学生実験への取り組みを希望する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040475 物理学実験2 Physics Laboratory 2

単 位 数 4単位

担当教員 福田 光順 居室:H420,バンデグラフ 内線:6736

e-mail:mfukuda[at]phys.sci.

宮坂 茂樹 居室:H316 内線:5757 e-mail:miyasaka[at]phys.sci.

山中 千博 居室:F210 内線:5492 e-mail:yamanaka[at]ess.sci.

中野 岳仁 居室:H322 内線:5375 e-mail:nakano[at]nano.phys.sci.

吉田 斉 居室:H410 内線:5531 e-mail:sei[at]phys.sci.

阪口 篤志 居室:H414 内線:5352 e-mail:sakaguch[at]phys.sci.

菅谷 頼仁 居室:原子核実験施設 214 内線:5512

e-mail:sugaya[at]lns.sci.

清水 俊 居室:H428 内線:5746 e-mail:suguru[at]phys.wani.

三原 基嗣 居室:H417 内線:5520 e-mail:mihara[at]hep.sci.

橋爪 光 居室:F403 内線:5497 e-mail:kohash[at]ess.sci.

桂 誠 居室:F232 内線:5796 e-mail:mhirai[at]ess.sci.

久冨 修 居室:F316 内線:5500 e-mail:hisatomi[at]ess.sci.

谷 篤史 居室:F111 内線:5540 e-mail:atani[at]ess.sci.

竹内 徹也 居室:低温センター 内線:6691

e-mail:takeuchi[at]rcem.

深川 美里 居室:F308 内線:5502 e-mail:misato[at]iral.ess.sci.

中嶋 大 居室:F520 内線:5478 e-mail:nakajima[at]ess.sci.

青木 順 居室:H319 内線:5747 e-mail:ajunmail[at]prc.sci.

花垣 和則 居室:H511 内線:5357 e-mail:kazu[at]champ.hep.sci.

佐藤 朗 居室:H517 内線:5563 e-mail:sato[at]phys.sci.

外川 学 居室:H513 内線:5358 e-mail:togawa[at]champ.hep.sci.

境家 達弘 居室:F426 内線:5794 e-mail:tsakaiya[at]ess.sci.

小田原 厚子 居室:H428 内線:5745 e-mail:odahara[at]phys.sci.

村川 寛 居室:H327 内線:5752 e-mail:murakawa[at]phys.sci.

田島 節子 居室:H314 内線:5755 e-mail:tajima[at]phys.sci.

質問受付 いつでも(メイルか電話で予約を)

統括責任者は、福田光順、宮坂茂樹(物理学専攻)、山中千博(宇宙地球科学専攻、F212、

内線 5942)

履修対象 物理学科 3年次 必修 (平成18年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース 3

年次 選択必修

開講時期 2学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5

場 所 その他

目 的 物理学実験は将来さまざまな分野で活躍する学生のために、物理学、宇宙地球科学関係の

広範囲にわたりオーソドックスかつ興味深い実験を用意したものである。これらの実験

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

は、基礎的実験方法、物理的物の考え方等を学習することを通じて、研究を行っていく上

で欠くことのできないトレーニングとなる。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 以下に記す 9 種類のテーマのうち8つを1年間で実験する。1 テーマは 5 日または 7 日で

終了する。

1.放射線測定

ガイガーカウンター、シンチレーションカウンター、半導体検出器を用いて放射線測

定法、測定装置に対する一般的知識及び技術を修得する。放射線測定を通じて統計的ゆ

らぎや放射線と物質中の原子との相互作用について理解する。また、放射線のエネルギ

ー、強度等を求めることによって放射線源に対する知識を得る。

2.同時計測

原子核物理や高エネルギー物理の実験で基本となる同時計測の方法を習得すること

を目的としている。同時計測とは、目的とする事象を選びだす為に複数の検出器からの

信号を用いて、さらにその時間情報などから必要とする物理量を測定する技術である。

標準的な検出器・測定器を用いた、いくつかの放射線検出実験を通じてこれらを学んで

いく。

3.ラザフォード散乱

ラザフォードが考案した原子模型は、正電荷が原子の中心の非常に狭い範囲集まって

原子核をつくり電子がそのまわりを回っている、というものであった。当時α線を原子

核に当て、どう進路を変えるかを測定することでその模型が正しいことが確認された。

この学生実験ではα線源として 241Am、散乱後の α 線の位置検出器として半導体検出

器を用い、ラザフォード散乱の実験を行う。

4.X 線

X 線の発生、物質による散乱、吸収の機構を理解し、実際に結晶による回折を測定し、

周期ポテンシャルによる波動場の散乱の特徴を理解する。単結晶ラウエ写真撮影により

結晶の対称性、逆格子空間の理解を深め、粉末試料の回折実験により未知試料の同定を

行う。

5.光学

(i)光の回折・干渉、(ii)物質による光の吸収、反射、発光、散乱、の 2 つのテー

マの実験を行なう。(i)では、光の波動性から生じるさまざまな現象の定量的測定を通

して、広く波動現象について理解する。(ii)では、物質のエネルギーレベル、緩和現象

と、各種光スベクトルの測定結果との関係を考察し、光と物質の相互作用について理解

を深める。実験技術としては、レーザー・レンズなどの光学部品、分光装置の操作法を

修得する。

6.物質の電気伝導と物性

現代の電子社会を支える、金属・半導体・超伝導体・磁性体を身近な電気伝導の実験

を通じて理解する。温度変化による金属と半導体の伝導の違い、磁性体中が持つ局在ス

ピンによる電気抵抗の測定などを行なう。超伝導では高温超伝導体を用いて、超伝導の

基本的性質であるマイスナー効果および完全導電性(ゼロ抵抗)を調べる。

7.高温・熱技術

実験室で高温を発生させその温度を制御するための基礎技術を学ぶ。簡単な温度制御

装置を組んだ上で、それを用い数種類の物質の熱伝導率を求める。その値を求める際に

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

熱伝導方程式を解く必要があるのだが、この微分方程式の一般解析解は存在しない。こ

こでは、簡単な計算機シミュレーションにより解を得る練習もあわせて行う。 後に、

その手法を惑星の熱史に応用して、形成時に一様に高温であった惑星が冷却される速さ

を求める。

8.エレクトロニクス

主として線形電子回路の振舞い、特に共振・発振現象を取り扱う。オペアンプを用い

た負性抵抗回路の自作とその特性の計測、ロックインアンプを用いた高感度計測などを

通じて回路の扱いの基本を身につけ、物理計測システムとしてのエレクトロニクスを学

ぶ。またトロイダルコイルの相互誘導現象を用いてフェライトコアの磁化特性を理解す

る。

9.生体物質の光計測

生体物質の基礎について学ぶとともにそれら性質を物理化学的に解析する。この実習

では、DNA の二重らせんの熱変性反応を測定し、この反応過程を熱力学的に解析する。

次に、DNA 分解酵素を用いて、酵素反応の速度論的解析を行う。また、光受容蛋白質

であるバクテリオロドプシンを用いて、生体物質が紫外・可視光を吸収する機構や、吸

収波長を制御する機構を理解する。

以上のテーマの他に、希望者には工作技術として機械工作で旋盤・ボール盤を使ったガ

イスラー管の電極製作、ガラス細工として簡単なガラスパイプの曲げ、直線継ぎ、丁継

ぎなどの講習を受けることができる。(時間は水曜日の午前中、1-2 限、機械工作、ガ

ラス細工、ともに 2 日問のみ。日程はガイダンスで希望を登録後に日程表として連絡さ

れる。)

教 科 書 物理学実験(大阪大学出版会)

参 考 書 テキスト内で指定

成績評価 出席日数、実験態度、実験中の口頭試問、レポート評価、レポート提出時の口頭試問等総

合的に判断する。ただしレポートは全テーマについて提出することが原則である。

コメント 皆さんの積極的な学生実験への取り組みを希望する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

物理学特別研究 Undergraduate Research in Physics

単 位 数 8単位

担当教員 物理学科各教員

質問受付

履修対象 物理学科 4年次 選択必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的

履修条件 「学生便覧」参照。

講義内容 物理学専攻の研究室に分属し、与えられた研究テーマまたは文献に対して、演習・理論研

究または実験研究を行う。

教 科 書

参 考 書

成績評価 各研究室における1年間の研究及び卒業研究発表会での発表をもとに総合的に評価する。

コメント この科目の授業コードについては、「物理学科授業コード一覧」を参照。(授業担当教員に

よる授業コードが違いますので注意して下さい)

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

宇宙地球科学特別研究 Undergraduate Research in Earth and Space Science

単 位 数 8単位

担当教員 物理学科各教員

質問受付

履修対象 物理学科 4年次 選択必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的

履修条件 「学生便覧」参照。

講義内容 宇宙地球科学専攻の研究室に分属し、与えられた研究テーマまたは文献に対して、演習・

理論研究または実験研究を行う。

教 科 書

参 考 書

成績評価 各研究室における1年間の研究及び卒業研究発表での発表をもとに総合的に評価する。

コメント この科目の授業コードについては、「物理学科授業コード一覧」を参照。(授業担当教員に

よる授業コードが違いますので注意して下さい)

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040563 物理学セミナー Physics Seminar

単 位 数 2単位

担当教員 物理学科各教員

質問受付

履修対象 物理学科 1 年次 選択

開講時期 1学期 木 3

場 所 教員研究室

目 的 物理学科の各研究室に所属し、文書購読、実験実習等を通して 先端の研究にふれると共

に、研究室メンバーとの交流を通して、大学で学ぶことの意義を知り、大学生活に慣れる

機会を持つことを目的としています。

履修条件

講義内容 別に配付する資料を参照のこと。

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント 物理学セミナーは卒業要件単位としては選択科目ですが、物理学科一年次生全員の履修が

原則です。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040523 量子物理学概論 Introductory Quantum Physics

単 位 数 2単位

担当教員 阪口 篤志 居室:H414 内線:5352 e-mail:sakaguch[at]phys.sci.

質問受付 随時

履修対象 物理学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/D303講義室

目 的 量子物理学は、20 世紀の物理学の発展において中心的な役割を担った。その成立と発展

の過程を学ぶことによって、量子物理学の概念と概観を理解する。特に、実験事実を通し

て,量子力学が確立していく過程を俯瞰する。また、4 セメスターから始まる「量子力学」

への導入となることを目的とする。

履修条件 物理学 1A、物理学 2A、力学1の受講を前提とする

講義内容 1.黒体輻射とプランクの輻射分布

2.光の粒子的振る舞いとアインシュタインの光電効果の理論

3.原子模型とボーアの仮説

4.量子物理と古典物理の対応関係

5.粒子の波動的振る舞いとドブロイ波

6.ハイゼンベルグのマトリクス力学

7.シュレーディンガー方程式の意味

8.不確定性関係

9.量子物理学の応用例

以上の内容で講義を進める予定だが、変更となる可能性もある。

教 科 書 特になし

参 考 書 朝永振一郎「量子力学1」、「量子力学2」みすず書房(内容はかなり難しい、講義の範囲

を超える内容を含む)

一般的な量子力学のテキストの導入部分(講義よりは一般的に平易な内容)

ノーベル財団 web ページ(http://www.nobelprize.org/)の Nobel Lecture では物理法則発

見者自身による解説があるので一読を勧める(トップ->Nobel Prizes->Nobel Prize in

Physics->All Nobel Prizes in Physics->...->Nobel Lecture)

成績評価 期末試験とレポートにより評価する

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040444 地球科学概論 Introduction to Earth Science

単 位 数 2単位

担当教員 近藤 忠 居室:F422 内線:5793 e-mail:tdskondo[at]ess.sci.

質問受付 オフィスアワー:事前に電子メールで予約すること

履修対象 物理学科 2年次 選択

開講時期 2学期 火 4

場 所 理/F102講義室

目 的 地球惑星科学の分野における基本的な概念を、主に物理学的な視点から地球科学の 新の

トピックスを交えながら述べる。総合学問また学際的研究分野としての地球科学の重要

性・必要性について学習する。この目的のために以下の項目に関する講義を行う予定であ

る。

履修条件 特になし

講義内容 1.序論:学問としての地球科学

2.地球力学・測地学

3.地球の電磁気学的観測・重力観測

4.地球の地震学的観測

5.化学的地球論

6.極限環境場としての地球

7.地球の深部構造

8.初期地球と惑星形成

9.地球の進化過程

10.地球の熱史と熱収支

11.地球のダイナミクス

12.破壊過程とレオロジー

13.地球と生命圏の関わり

14.地球の未来像

15.試験または 終レポート

教 科 書 指定しない

参 考 書 講義中に適宜紹介する

成績評価 毎回の出席状況と試験またはレポートにより総合的に評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040564 物理実験学 Methods of Experimental Physics

単 位 数 2単位

担当教員 能町正治 居室:原子核実験施設本館212 内線:5505

e-mail:nomachi[at]lns.sci.

質問受付 いつでも良い(ただし、事前に連絡すること)

履修対象 物理学科 2年次 選択

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/D501大講義室

目 的 物理における実験・計測の役割を理解し,必要な基礎知識を得る。

履修条件

講義内容 測定データの誤差・統計や電子回路などの基礎知識を学んだ後、放射線計測などの物理実

験の実際について学ぶ。

教 科 書 なし。必要に応じてプリント等を配布する。

参 考 書

成績評価 期末試験をもとに、レポート・出席等を考慮して総合的に評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040557 数理物理3 Mathematical Physics 3

単 位 数 2単位

担当教員 菊池 誠

質問受付

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/F202講義室

目 的 物理学によく現れる微分方程式の解法について解説する。

履修条件

講義内容 1 簡単な微分方程式と解法

2 1階常微分方程式

3 2階線形微分方程式

4 連立1階線形常微分方程式

5 微分方程式の級数解

6 直交関数系

教 科 書 特になし

参 考 書 特殊関数 アルフケン、ウェーバー 講談社

成績評価 期末試験

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040250 惑星科学概論 Introduction to Planetary Science

単 位 数 2単位

担当教員 寺田 健太郎 e-mail:terada[at]ess.sci.

質問受付 オフィスアワーについては授業中に指示する。

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/F102講義室

目 的 宇宙の構成、星の進化と元素合成、原始太陽系星雲内での凝縮過程、固体微粒子のから微

惑星への進化、地球型惑星における大気・地殻・マントル・コアの層構造の形成などの諸

過程と、そのタイムスケールなどについて学習する。現在の太陽系天体の特徴を決定づけ

た物理・化学的過程と、そのタイムスケールについて理解する。

履修条件

講義内容 1.宇宙の構成

2.星の進化と元素合成

3.太陽系の元素存在度とその特徴

4.太陽系形成論

5.隕石学

6.放射壊変と年代分析の原理

7.太陽系の年代学

8.地球型惑星の進化

9.同位体比異常と太陽系外物質

以上の順序で講義を進める。ただし、これはあくまでも予定であって、変更することもあ

り得る。

教 科 書

参 考 書 参考書については授業中に適宜指示する。

成績評価 出席、レポート、中間・期末試験により総合的に評価。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040194 物性物理学1 Condensed Matter Physics 1

単 位 数 2単位

担当教員 小林 研介 居室:H310 内線:5368 e-mail:kensuke[at]phys.sci.

質問受付 メールか電話で予約

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 1学期 金 3

場 所 理/D303講義室

目 的 物性物理学とは、物質の持つ多様な性質(熱的性質、電気的性質、磁気的性質、光学的性

質など)を、量子力学・統計物理学・電磁気学を駆使して解明していく学問である。本講

義は、物性物理学を概観したのち、主として化学結合と結晶構造、格子振動と物性を中心

に議論する。

履修条件 統計物理学と量子力学を履修しつつあることが望ましい。

講義内容 1.概要

2.物質の凝集機構

3.固体の構造

4.逆格子

5.格子振動

6.結晶の熱的性質

7.物質の分極

教 科 書

参 考 書 ・黒沢達美著「物性論―固体を中心とした」裳華房

・イバッハ・リュート共著「固体物理学」石井・木村訳、シュプリンガー

・キッテル著「固体物理学入門」宇野他共訳、丸善

・アシュクロフト・マーミン著「固体物理の基礎」松原・町田訳、吉岡書店

成績評価 レポートおよび試験で総合的に評価する。

コメント 物性物理学 1,2,3 は一連の講義であり全てを聴講することで完結する。

選択科目であるが、物性物理学分野を志望する人は履修することが望ましい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040513 質量分析学 Mass Spectrometry

単 位 数 2単位

担当教員 豊田 岐聡 居室:H320 内線:5749 e-mail:toyodam[at]phys.sci.

質問受付 いつでも(メールで予約を)

履修対象 物理学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/D307講義室

目 的 質量分析は,物理学,宇宙地球科学,生物科学,化学,医学,薬学,環境科学,食品科学

など幅広い分野で用いられる必要不可欠な分析法となっている.本講義では,質量分析学

を概観した後,質量分析の原理,質量分析を用いた様々な応用研究について講述する.

履修条件

講義内容 1.はじめに:質量分析/質量分析装置とは

2.質量分析に必要な物理/イオン光学の基礎知識

3.真空排気系の基礎知識

4.イオン化法の原理

5.質量分離部の原理

6.検出器/データ処理の原理

7.タンデム質量分析とは

8.有機化合物の構造解析

9.同位体宇宙地球科学への応用

10.クラスター科学への応用

11.分析化学への応用

12.生体高分子への応用

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める.ただし,これは予定であり変更することがあ

る.

教 科 書

参 考 書 「マススペクトロメトリーってなあに 」 明石知子,高山光男,豊田岐聡,橋本豊,平

岡賢三,平山和雄著,国際文献印刷社(2007).

「マススペクトロメトリー 」 松田久編, 朝倉書店 (1983).

「マススペクトロメトリー」J.H. Gross 著.日本質量分析学会出版委員会訳,シュプリン

ガー・ジャパン社(2007)

成績評価 レポートと試験をおこない、総合的に 60 点以上を合格とする

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040062 光物理学 Optical Physics

単 位 数 2単位

担当教員 野末 泰夫 居室:H324 内線:5373 e-mail:nozue[at]phys.sci.

質問受付 随時(email にて事前に連絡すること)

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/D303講義室

目 的 光の性質と,光と物質との相互作用による現象について学ぶ。古典的な波動光学から量子

力学的な量子光学の初歩までを講述する。また,光で物質の性質を調べたり,光と物質が

一緒になって示す性質を調べる光物性物理学や,新しい光を生み出すレーザーの初歩も解

説したい。

履修条件 電磁気学・量子力学・統計力学・数理物理を十分に理解していること。

講義内容 古典電磁気学では光は波(電磁波)として扱われ,振幅と位相を与えられることにより多

くの性質が記述され理解される。また,光と物質との相互作用によって,物質の状態に関

する豊富な情報がもたらされる。一方で,光は光子(光量子)で構成され,光子が消滅す

る際に起こる現象として光電効果が良く知られているが,古典電磁気学では説明できな

い。これらを交えながら,光に関連した知識と理解を深める。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 「光物理学」櫛田孝司著,共立出版

「光物理学の基礎」江間一弘著,朝倉書店

「現代光科学,光の物理的基礎I」,大津元一著,朝倉書店

The Quantum Theory of Light, 3rd Ed, R. Loudon, Oxford Science Publications

成績評価 出席,レポート,期末試験

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040249 連続体力学 Mechanics of Continuous Media

単 位 数 2単位

担当教員 長峯 健太郎

質問受付

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/D307講義室

目 的 弾性体力学および流体力学は宇宙物理や地球物理などの自然現象のマクロな記述に必須

であるだけでなく、ソリトンなどの非線形力学の概念を生み出すなど基礎物理学との関係

も深い。連続体力学は力学、電磁気学、量子力学、統計力学、相対論とともに現代物理学

の基礎を構成する重要な科目である。本講義では、連続体力学の基本概念を理解し、その

簡単な応用を習得することを目的とする。

履修条件 力学および物理数学を履修していること。

講義内容 1.連続体の基礎概念(Ⅰ):変位、応力テンソル

2.連続体の基礎概念(Ⅱ):保存則

3.連続体の基礎概念(Ⅲ):Euler 記述と Lagrange 記述

4.弾性体力学:弾性波動など

5.完全流体(Ⅰ):ベルヌーイの定理

6.完全流体(Ⅱ):循環定理、渦定理

7.完全流体(Ⅲ):非圧縮渦なし定常流

8.粘性流体(Ⅰ):Navier-Stokes 方程式、Reynolds の相似則

9.粘性流体(Ⅱ):定常粘性流の例、非定常粘性流の例

10.重力波

11.圧縮性流体の波動(Ⅰ): 微小振幅波としての音波

12.圧縮性流体の波動(Ⅱ): 特性線と Riemann 不変量、衝撃波

13.流体の安定性、乱流、Kolmogorov のスケーリング則

14.もし時間があれば、回転成層流体力学、電磁流体力学の基礎にもふれる。

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 標準 巽友正 「連続体の力学」(岩波基礎物理シリーズ)

川原拓爾 「連続体力学」 産業図書

上級 ランダウ・リフシッツ「流体力学」、「弾性理論」 東京図書

巽友正「流体力学」新物理学シリーズ 21、培風館

神部勉・PG ドレイジン「流体力学、安定性と乱流」東京大学出版会

坂下志郎・池内了「宇宙流体力学」新物理学シリーズ 30、培風館

松浦充宏他「地球連続体力学」岩波講座地球惑星科学 6、岩波書店

など。

成績評価 試験で評価する

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040245 量子力学3 Quantum Mechanics 3

単 位 数 2単位

担当教員 浅川 正之 居室:H523 内線:5344 e-mail:yuki[at]phys.sci.

質問受付 在室時はだいたいいつでも可。事前にコンタクトを取ることを推奨する。

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/D407講義室

目 的 量子力学 1、2 に引き続いて、「時間反転」「準古典近似」「ゲージ理論」「散乱問題」「多体

問題」を取り上げる。必要な場合には、量子力学2の補習も行う。

履修条件 量子力学1、2並びに量子力学演義1、2を履修しておくこと。

講義内容 1.古典物理学と時間反転

2.量子力学における時間反転

3.ゲージ理論と量子力学

4.アハロノフ・ボーム効果

5.WKB 近似

6.WKB の接続公式、Bohr-Sommerfeld の量子化条件

7.WKB 近似でのポテンシャル障壁の透過

8.散乱の一般理論

9.Born 近似、部分波の方法、位相のずれ

10.同種粒子の散乱

11.第二量子化

12.電磁場の量子化

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 特になし

参 考 書 猪木慶治、川合光 「量子力学 I、II」(講談社サイエンティフィク)

メシア 「量子力学 2、3」(東京図書)

小川哲生 「量子力学講義」(サイエンス社、新・数理科学ライブラリ物理学)

成績評価 期末試験で評価を行う。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040001 プラズマ物理学 Plasma Physics

単 位 数 2単位

担当教員 高部 英明 居室:吹田地区・レーザー研・研究棟 409 電話:06-6879-8731

e-mail:takabe[at]ile.

質問受付 いつでも

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/D407講義室

目 的 宇宙の物質の 99%以上はプラズマ状態にある。プラズマ物理学は非平衡統計力学から流体

力学をベースとした学術である。宇宙のさまざまな現象や惑星磁気圏などの物理現象を理

解するために必要な学問である。同時に、核融合からプラズマプロセスにいたるさまざま

な応用の基礎物理である。高温状態で電離した電子とイオンの集団的物理現象を理解する

事が必要となる。講義では具体例を出しながら、プラズマ物理の考え方、捉え方を講義す

る。

履修条件 力学、電磁気学、物理数学などを履修していること。

講義内容 第1章 プラズマの基本特性

第2章 プラズマの基礎方程式

第3章 プラズマの静電的性質

第4章 プラズマの電磁的性質

第5章 プラズマ生成の原理

第6章 プラズマの生成法

第7章 プラズマの計測

第8章 エネルギーとエレクトロニクスへのプラズマの応用

第9章 材料・環境・宇宙工学とナノバイオ工学・医療へのプラズマ応用

教 科 書 プラズマ理工学基礎、畠山力三他著、朝倉書店(2012 年刊)

参 考 書 F. F. チェン「プラズマ物理学入門」丸善

高部英明「さまざまなプラズマ」岩波書店

高村秀一「プラズマ理工学入門」森北出版

プラズマ物理学、東辻浩夫著、朝倉書店

ランダウ・リフシッツ「流体力学2」東京図書

ランダウ・リフシッツ「物理的運動論」東京図書

成績評価 出席、レポート、試験で総合的に評価する

コメント 教科書に従い講義を行うので、教科書の図や式などを見ながらの説明が多くなる。受講生

は教科書を持参しないと授業について行けないので注意。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040420 地球惑星進化学 Sciences of Earth and Planetary Evolution

単 位 数 2単位

担当教員 中嶋 悟 居室:F226 電話:06-6850-5799 e-mail:satoru[at]ess.sci.

質問受付 いつでも

履修対象 物理学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 金 3

場 所 理/F202講義室

目 的 地球と調和しながら生きて行ける地球人としての意識を持ってもらうため、地球と生命の

歴史と進化、複雑多様な地球システムの成り立ちと変動をわかりやすく概説する。特に、

生命の起源と進化に関する有機無機相互作用に基づく新しい仮説を紹介する。また、地球

や惑星の特に表層部分には、しばしば水が関与した岩石-水相互作用が起こり、地震・火

山活動、資源の集積、環境の汚染など多様な動的過程を引き起こしている。ここでは、地

震・火山活動のメカニズム、化石燃料や金属資源の集積機構、環境汚染問題、廃棄物処分

問題等具体的な例を挙げる。さらに、地球のありのままの状態とその変化を測る「地球の

聴診器」を用いて、物質移動と化学反応速度を調べ,地震・火山活動、資源と環境等の長

期予測を試みる「地球環境医学」を解説する。これらを通して,地球と調和しながら生き

て行ける地球人としての自覚と幅広い視野,そしてその物理化学的基礎を身につけること

ができる。

履修条件 特になし。

講義内容 (1) 序論,地球・生命の起源と進化から地球環境の未来へ

(2) 宇宙における有機物と生命の原材料

(3) 原始地球における生命の化学進化

(4) 光合成の起源と進化,化石と生体鉱物

(5) 地球の金属資源の集積と環境汚染問題,放射性廃棄物の処分

(6) 地球の化石燃料(石油,石炭,天然ガス)の集積,地球の温暖化,CO2地下処分

(7) 土壌と地下水の汚染,ごみ処分場,有機塩素化合物

(8) 地球惑星表層の非破壊状態分析法(1) 可視光分光測色法

(9) 地球惑星表層の非破壊状態分析法(2) 赤外分光法

(10) 水の物性と地球ダイナミクス

(11) 火山噴火の時間スケール

(12) 地球における物質移動の物理化学

(13) 地球化学反応速度の物理化学

(14) 地球表層環境の将来予測

(15) レポートの書き方

教 科 書 特になし。

毎回、重要項目を資料として配布する。

参 考 書 飯山・河村・中嶋共著(1994)「実験地球化学」中の「分光学」「物質移動学」「反応速度学」

p.110-233,東大出版会,233p.3914 円.

中嶋 悟(1994)「地球色変化 - 鉄とウランの地球化学」,近未来社,名古屋,292p,3500

円.

成績評価 毎回の感想とレポート等をもとに総合的に評価する。

コメント 追試験等は行わない。

中嶋は、既成の学問領域の枠組みを超えた新しい総合自然科学の構築をめざしている。

物理学科のみならず、多様な分野・レベルの学生の聴講を歓迎する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040258 生物物理学概論 Introduction to Biophysics

単 位 数 2単位

担当教員 久冨 修 居室:F310 電話:06-6850-5500 e-mail:hisatomi[at]ess.sci.

質問受付 随時

履修対象 物理学科 3年次 選択/生物科学科生物科学コース 3年次 選択/生物科学科生命

理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 火 1

場 所 理/F202講義室

目 的 生命現象は複雑かつ多種多様であるが、基本的な法則性が見られたり、素過程に単純化で

きたりする場合も多い。本講義では、いくつかの例を題材として、生命現象を物理学的な

視点や手法により解明しようとする「生物物理学」の概要を理解することを目的とする。

履修条件 特になし

講義内容 序論

生物物理学とは

生物の体作りの法則性

1.サイズと生理的時間

2.エネルギー消費量

生体分子の進化

3.突然変異と中立進化

4.遺伝距離

5.分子進化系統樹

数理生態学

6.個体数変化の数理的な記述

7.ネズミとネコ

8.進化ゲーム理論

数理分子モデル

9.分子相互作用のモデル化

10.拡散誘導不安定化

11.拡散とブラウン運動

生体分子の反応と解析

12.電磁波の吸収と散乱

13.構造のエネルギーと酵素反応

14.スペクトルの多変量解析

まとめ

15.まとめと試験

以上の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することがある。

教 科 書 講義の内容全体を網羅する教科書はないので、参考書を参照されたい。

参 考 書 「ゾウの時間、ネズミの時間」本川達雄(中公新書)、「分子進化」宮田隆編(共立出版)、

「数理生態学」シリーズ・ニューバイオフィジックス(共立出版)、「数理生物学入門」巌

佐庸(共立出版)、「生物物理学」本城市次郎他(裳華房)など。その他も、配布するプリ

ントや講義の中で指示する。

成績評価 3回程度の小テストもしくはレポートと、 終試験(15 回目)を行う。それらの結果と

出席などの授業参加の姿勢により、総合的に評価する。

コメント 物理系と生物系の受講者のどちらもが理解できるよう、基礎的な内容から説明する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040048 原子核物理学1 Nuclear Physics 1

単 位 数 2単位

担当教員 岸本 忠史 居室:H409 内線:5353

質問受付 随時

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/B308講義室

目 的 私たちの身の回りにある物質は多数の原子から出来ており、その原子の中を覗いてみる

と、原子-原子核-核子-クォークというような階層構造があることが分かっています。

その中で原子核および核子の性質は私たちの世界の在り様を決める重要な要素となって

います。この講義では、この原子核と核子の基本的な性質を理解するとともに、原子核と

関連の深いミクロな現象が量子力学・電磁気学などの知識を用いてどのように理解される

かを解説します。また原子核物理学に関連する実験手法および 近の話題についても触れ

る予定です。

履修条件 電磁気学と量子力学の基礎知識を前提とする。

講義内容 1.原子核物理学の概観

2.物質の階層・粒子と相互作用

3.原子核の基本

4.原子核をかたち作る力-核力

5.原子核の崩壊と放射線

6.原子核の模型

7.原子核反応とその測定

8. 近の話題

教 科 書

参 考 書 永宮正治、永江知文「原子核物理学」(裳華房)、鷲見義雄「原子核物理入門」(裳華房)、

B.ポッフ、K.リーツ、C.ショルツ、F.サッチャ「素粒子・原子核物理学入門」(Springer)、

八木浩輔「原子核物理学」(朝倉書店)、E.フェルミ「原子核物理学」(吉岡書店)

成績評価 試験・レポート等による総合的評価。

コメント 本講義に引き続き、「原子核物理学2」を受講することが望ましい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040195 物性物理学2 Condensed Matter Physics 2

単 位 数 2単位

担当教員 黒木 和彦

質問受付

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/D303講義室

目 的 固体の示す多様な性質は,現代物理学の中できわめて重要なだけでなく,様々な形で広く

応用されている。本講では,物性物理学1に引き続き,主に電子の運動が関係する基本的

な物性について理解することを目指す。結晶中にはアボガドロ数オーダーの膨大な数の電

子が存在し、周期的ポテンシャルを感じつつ運動している。まず、これら多数の電子の運

動の記述法について理解することを第一の目的とする。さらに、構成する元素の種類や原

子の配列・組合わせによって,電気的,熱的,光学的性質が変化する機構を学ぶ。なお,

それらをさらに発展させた超伝導や磁性については物性物理学3で学ぶ。

履修条件 物性物理学 1 を履修していることが望ましい。電磁気学,量子力学,統計物理学などの知

識も重要である。

講義内容 1.概要

2.自由電子フェルミ液体

3.金属の熱的・電気的性質

4.電子のエネルギーバンド

4.1 自由電子モデル、クローニッヒペニーのモデル、ブロッホ関数、

4.2 エネルギーバンド内電子の運動方程式、有効質量

4.3 金属とフェルミ面

4.4 強束縛近似によるエネルギーバンドの計算

4.5 半導体とエネルギーバンド

5.物質の誘電的性質(電荷応答)

5.1 固体の電荷応答と誘電関数、反射率と誘電率の関係

5.2 金属の光学応答

5.3 フォノンの光学応答

5.4 静電遮蔽

教 科 書 キッテル著「固体物理学入門 上」宇野他共訳,丸善

参 考 書 イバッハ・リュート共著「固体物理学」石井・木村訳,シュプリンガー

アシュクロフト・マーミン著「固体物理の基礎」松原・町田訳,吉岡書店

大貫惇睦編著 「物性物理学」

成績評価 中間テストおよび期末テストで総合的に評価する.

コメント 物性物理学1,2,3は一連の講義であり,物性物理学分野を志望する人は全て履修する

ことが望ましい。なお,この科目は大学院「固体物理学概論2」との共通講義である。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040419 宇宙物理学 Astrophysics

単 位 数 2単位

担当教員 芝井 広

質問受付 事前にメール又は電話で時間を予約のこと

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 月 3

場 所 理/F102講義室

目 的 宇宙で起こっている様々な現象を、これまでに習得した物理学を基礎として理解してい

く。前半の講義では、物理学を駆使することで恒星の内部構造やその進化がどのようにし

て判るのか、その結果として超新星爆発やコンパクト星の誕生、銀河の進化などについて

勉強する。また、宇宙の観測手段に関する 新の情報も紹介する。

履修条件 力学を中心に、量子力学、熱力学、統計力学、電磁気学など、基礎物理の習得を前提とし

ている。 天文学に関する知識はあらかじめ必要とはしない。

講義内容 1.序論 宇宙の構造と天体の尺度、ケプラー問題と惑星の運動

2.黒体輻射と恒星の HR 図

3.恒星の内部構造、エネルギー源、熱核融合反応

4.超新星爆発と元素の起源

5.X線連星系、白色矮星、中性子星、ブラックホール

6.星間物質、星の誕生、惑星と生命

7.銀河系内の星の運動、ビリアル定理、暗黒物質

8.系外銀河、銀河団、クェーサー

9.膨張宇宙論、ハッブルの法則、マイクロ波背景放射、宇宙線

10.宇宙を観測する手段

教 科 書

参 考 書 宇宙科学入門、尾崎洋二(東大出版会)

宇宙物理学、高原文郎(朝倉書店)

宇宙物理、佐藤文隆(岩波書店)

成績評価 講義に際して、適宜レポートを提出させることもあるが、原則として成績は 後に行う試

験結果で判定する。

コメント 講義ではプロジェクタ投影も利用する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

先端物理学・宇宙地球科学輪講 Current Topics in Physics,Earth and Space Science

単 位 数 2単位

担当教員 物理学科各教員

質問受付

履修対象 物理学科 3年次 選択

開講時期 2学期 金 4

場 所 理/D501大講義室

目 的 物理学および宇宙地球科学分野の研究者に、ひとつのまとまった研究について基礎的なと

ころから 新の成果にわたるまで話していただき、聴講により話の内容を理解する訓練を

行うとともに、物理学・宇宙地球科学について広く学ぶことを目的とする。

履修条件

講義内容

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席とレポートによる。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040524 宇宙地球フィールドワーク1 Field Work in Earth and Space Science 1

単 位 数 1単位

担当教員 廣野 哲朗 居室:F215 内線:5796

佐伯 和人 居室:F321 内線:5795

中嶋 悟 居室:F226 内線:5799

寺崎 英紀 居室:F426 内線:5794

藪田 ひかる 居室:F403 内線:5497

境家 達弘 居室:F426 内線:5794

横山 正 居室:F224 内線:5499

質問受付

履修対象 理学部全学科 2・3・4年次 選択

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 野外でのフィールドワークを通して,地球のダイナミクスや自然界における物理・化学現

象を理解する.

履修条件 宇宙地球フィールドワーク2を必ずしも履修する必要はない.また,同時に宇宙地球フィ

ールドワーク3を履修することはできない.宇宙地球科学野外実習1を履修済みの場合,

履修できない(宇宙地球フィールドワーク3を履修して下さい).

参考までに,2,3年次に,以下のような一連の履修が可能である.

宇宙地球フィールドワーク1 III セメ(2 年 1 学期)4~8 月の土・日,日帰り,3 回程度

宇宙地球フィールドワーク2 IV セメ(2 年 2 学期)10~1 月の土・日,1 泊 2 日程度

宇宙地球フィールドワーク3 V セメ(3 年 1 学期)4~8 月の土・日,日帰り,3 回程度

宇宙地球フィールドワーク4 VI セメ(3 年 2 学期)10~1 月の土・日,1 泊 2 日程度

講義内容 関西近辺における,活断層,火山,鉱山や化石,堆積岩,火成岩,変成岩な どを含む野

外露頭などの現場において,地質構造・岩石組織の観察,記載,ス ケッチ,試料採取,

各種計測などのフィールドワークを行う.さらにそれらの情報から,地球のダイナミクス

を考察するとともに,それらを支配する自然界 の物理・化学現象の素過程を学ぶ.

教 科 書 なし

参 考 書 なし

成績評価 出席状況,フィールドワークの際の学習態度,およびレポートによって総合的に評価する.

コメント 問い合わせは佐伯まで 居室:F321 電話:06-6850-5795

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040526 宇宙地球フィールドワーク3 Field Work in Earth and Space Science 3

単 位 数 1単位

担当教員 廣野 哲朗 居室:F215 内線:5796

佐伯 和人 居室:F321 内線:5795

中嶋 悟 居室:F226 内線:5799

横山 正 居室:F224 内線:5499

藪田 ひかる 居室:F403 内線:5497

境家 達弘 居室:F426 内線:5794

寺崎 英紀 居室:F426 内線:5794

質問受付

履修対象 理学部全学科 2・3・4年次 選択

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 野外でのフィールドワークを通して,地球のダイナミクスや自然界における物理・化学現

象を理解する.

履修条件 宇宙地球フィールドワーク 1 もしくは宇宙地球科学野外実習1の履修が必要である。ま

た,宇宙地球フィールドワーク2および4を必ずしも履修する必要はない。宇宙地球科学

野外実習3を履修済みの場合,履修できない。

講義内容 関西近辺における,活断層,火山,鉱山や化石,堆積岩,火成岩,変成岩などを含む野外

露頭などの現場において,地質構造・岩石組織の観察,記載,スケッチ,試料採取,各種

計測などのフィールドワークを行う.さらにそれらの情報から,地球のダイナミクスを考

察するとともに,それらを支配する自然界の物理・化学現象の素過程を学ぶ.

教 科 書 なし

参 考 書 なし

成績評価 出席状況,フィールドワークの際の学習態度,およびレポートによって総合的に評価する.

コメント 問い合わせは佐伯まで 居室:F321 電話:06-6850-5795

-152-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040525 宇宙地球フィールドワーク2 Field Work in Earth and Space Science 2

単 位 数 1単位

担当教員 廣野 哲朗 居室:F215 内線:5796

佐伯 和人 居室:F321 内線:5795

中嶋 悟 居室:F226 内線:5799

横山 正 居室:F224 内線:5499

藪田 ひかる 居室:F403 内線:5497

境家 達弘 居室:F426 内線:5794

寺崎 英紀 居室:F426 内線:5794

質問受付

履修対象 理学部全学科 2・3・4年次 選択

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 野外でのフィールドワークを通して,地球のダイナミクスや自然界における物理・化学現

象を理解する.

履修条件 宇宙地球フィールドワーク1を必ずしも履修する必要はない.また,同時に宇宙地球フィ

ールドワーク4を履修することはできない.宇宙地球科学野外実習2を履修済みの場合,

履修できない(宇宙地球フィールドワーク4を履修して下さい).

参考までに,2,3年次に,以下のような一連の履修が可能である.

宇宙地球フィールドワーク1 III セメ(2 年 1 学期)4~7 月の土・日,日帰り,3 回程度

宇宙地球フィールドワーク2 IV セメ(2 年 2 学期)10~1 月の土・日,1 泊 2 日程度

宇宙地球フィールドワーク3 V セメ(3 年 1 学期)4~7 月の土・日,日帰り,3 回程度

宇宙地球フィールドワーク4 VI セメ(3 年 2 学期)10~1 月の土・日,1 泊 2 日程度

講義内容 関西近辺における,活断層,火山,鉱山や化石,堆積岩,火成岩,変成岩な どを含む野

外露頭などの現場において,地質構造・岩石組織の観察,記載,ス ケッチ,試料採取,

各種計測などのフィールドワークを行う.さらにそれらの情報から,地球のダイナミクス

を考察するとともに,それらを支配する自然界 の物理・化学現象の素過程を学ぶ.

教 科 書 なし

参 考 書 なし

成績評価 出席状況,フィールドワークの際の学習態度,およびレポートによって総合的に評価する.

コメント 問い合わせは佐伯まで 居室:F321 電話:06-6850-5795

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040527 宇宙地球フィールドワーク4 Field Work in Earth and Space Science 4

単 位 数 1単位

担当教員 廣野 哲朗 居室:F215 内線:5796

佐伯 和人 居室:F321 内線:5795

中嶋 悟 居室:F226 内線:5799

横山 正 居室:F224 内線:5499

藪田 ひかる 居室:F403 内線:5497

境家 達弘 居室:F426 内線:5794

寺崎 英紀 居室:F426 内線:5794

質問受付

履修対象 理学部全学科 2・3・4年次 選択

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 野外でのフィールドワークを通して,地球のダイナミクスや自然界における物理・化学現

象を理解する.

履修条件 宇宙地球フィールドワーク2もしくは宇宙地球科学野外実習2の履修が必要である。ま

た,宇宙地球フィールドワーク1および3を必ずしも履修する必要はない。

講義内容 関西近辺における,活断層,火山,鉱山や化石,堆積岩,火成岩,変成岩などを含む野外

露頭などの現場において,地質構造・岩石組織の観察,記載,スケッチ,試料採取,各種

計測などのフィールドワークを行う.さらにそれらの情報から,地球のダイナミクスを考

察するとともに,それらを支配する自然界の物理・化学現象の素過程を学ぶ.

教 科 書 なし

参 考 書 なし

成績評価 出席状況,フィールドワークの際の学習態度,およびレポートによって総合的に評価する.

コメント 問い合わせは佐伯まで 居室:F321 電話:06-6850-5795

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040151 相対論 General Relativity

単 位 数 2単位

担当教員 大野木 哲也 居室:H714 内線:5727 e-mail:onogi[at]phys.sci.

質問受付 随時

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/E201講義室

目 的 一般相対性理論の基本原理の説明、数学的準備の後に重力場のアインシュタイン方程式を

導出する。一般相対性理論の物理的応用に重きを置き、ブラックホール、重力波、膨張宇

宙等々の、より今日的な話題を取り上げる。

履修条件 力学、電磁気学、特殊相対論、物理数学などを十分修得していること。

講義内容 1.特殊相対性理論と一般相対性理論

2.リーマン幾何学 I

3.リーマン幾何学 II

4.測地線

5.重力場の方程式

6.シュワルトシルト解

7.シュワルトシルト時空中の粒子の運動 I

8.シュワルトシルト時空中の粒子の運動 II

9.超高密度天体とブラックホール I

10.超高密度天体とブラックホール II

11.重力波 I

12.重力波 II

13.膨張宇宙 I

14.膨張宇宙 II

15.期末試験

教 科 書 特になし

参 考 書 三尾典克:「相対性理論」サイエンス社(2007)

佐々木節:「一般相対論」産業図書(1996)

佐藤文隆:「相対論と宇宙論」サイエンス社(1981)

ランダウ・リフシッツ:「場の古典論」東京図書(1978)

シュッツ:「相対論入門」丸善(1988)

など

成績評価 試験により評価。

コメント 講義の進度などにより、多少内容の入れ替えをするかも知れません。この講義は、学部と

大学院の共通講義です。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040334 素粒子物理学1 Introduction to Elementary Particle Physics 1

単 位 数 2単位

担当教員 尾田 欣也

質問受付

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/D301講義室

目 的 素粒子物理学は,自然界の根本法則,基本的構成粒子を探求する学問である。素粒子物理

学の基礎となる理論と実験の概要を学ぶ。

履修条件 「量子力学1,2」を確実に習得しておくこと。

講義内容 1.イントロダクション

2.素粒子と相互作用、ファインマン・ダイアグラム

3.特殊相対論

4.粒子と物質の反応

5.素粒子の世界の対称性

6.クォークモデル

7.素粒子の散乱

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 素粒子物理学(坂井典祐著、培風館),

素粒子物理学(原康夫、稲見武夫、青木健一郎著、朝倉書店)

素粒子物理学の基礎Ⅰ、Ⅱ(長島順清著、朝倉書店)

Introduction to Elementary Particle Physics (D. Griffiths, John Wiley & Sons Inc.)

Introduction to High Energy Physics (D.H. Perkins, Addison Wesley)

成績評価 試験、出席、およびレポートなどを総合的に評価する。

コメント この講義は大学院の「素粒子物理学序論 A」と共通講義であるが、大学院では修了要件外

である。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040049 原子核物理学2 Nuclear Physics 2

単 位 数 2単位

担当教員 松多 健策 居室:H418 内線:5536

質問受付 随時

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 1

場 所 理/E201講義室

目 的 極微の世界の不思議を探る研究は多くの場合原子核を用いて行われている。これらの不思

議を解き明かしてきた実験や理論的研究を概観し、原子核の基礎的な知識を獲得できるよ

うにする。また、これらの研究を支える道具立てや、核科学の応用に触れる。これらの問

題を探る 先端の研究の紹介も随時行う。

履修条件 原子核物理学1を履修していることが望ましい。

講義内容 1.スピン、パリティ、統計

2.アイソスピン対称性

3.原子核の構造

4.原子核の模型

5.原子核の散乱と反応

6.電磁相互作用とガンマ放射

7.強い相互作用

8.弱い相互作用とベータ崩壊

9.加速器、磁気分析器、検出器

10.対称性とその破れ

11.原子核研究のトピックス

12.原子核研究の他分野への応用

これらの項目に沿って講義を進めるが、実態に即して修正することがある。

教 科 書 必要な資料は授業中に配布する。

参 考 書 講義中に適宜紹介

成績評価 出席、レポート、試験等により総合的に判断する。

コメント この講義は大学院との共通講義である。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040336 物性物理学3 Condensed Matter Physics 3

単 位 数 2単位

担当教員 田島 節子

質問受付 電子メール等にて事前に連絡してください。

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/D301講義室

目 的 物性物理学は、物質を構成する結晶格子と電子の集団を、ミクロな観点から出発して学問

を構築し、マクロな現象として観測する。本講義は金属電子論の復習をして、電子が示す

超伝導と磁性について述べる。

履修条件 物性物理学 1,2 を受講していることが望ましい。

講義内容 1.様々な磁性

2.角運動量と磁気モーメント

3.交換相互作用

4.磁場中の局在磁気モーメント

5.局在磁気モーメント間の相互作用

6.金属の強磁性

7.超伝導の基本的性質

8.ロンドン方程式とマイスナー効果

9.超伝導相関長と第1種・第2種超伝導体

10.引力相互作用下での正常状態の不安定性

11.BCS理論

12.様々な超伝導体

教 科 書

参 考 書 C. Kittel 著「固体物理学入門」(丸善)

H. Ibach, H. Lueth 著「固体物理学」(シュプリンガー・フェアラーク東京)

斯波弘行著「基礎の固体物理学」(培風館)

成績評価 出席とレポートを総合的に評価

コメント この講義は学部と大学院の共通講義である。大学院での講義名は「固体物理学概論3」で

ある。単位はどちらか一方でのみ取得可。ただし,大学院の単位は修了要件外。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040421 地球惑星物質学 Sciences of Earth and Planetary Materials

単 位 数 2単位

担当教員 佐々木 晶

佐伯 和人

質問受付

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/D301講義室

目 的 太陽系の地球型惑星や月、小惑星は、主にケイ酸塩鉱物と金属鉄とで構成されている。初

期の溶融を経験した大きな天体では、金属鉄は中心に集まりコアとなり、外側にケイ酸塩

のマントル、地殻が生成される。ケイ酸塩鉱物は、地球惑星内部を構成する物質の基本単

位であり、鉱物の物理・化学的なふるまいは、地球惑星の進化に大きな影響を与えている。

鉱物は圧力をかけると変形や相変化を起こし、長い時間スケールでは流動する。ミクロな

鉱物の融解プロセスが、マグマの化学組成を決める。

この講義では、鉱物の物理・化学的ふるまいを中心に、基礎から地球惑星進化へのアプ

リケーションまでを、学ぶ。

履修条件

講義内容 1.イントロダクション 太陽系の天体概観、内部構造、起源と進化。

2.結晶学1 (岩石・鉱物、結晶の対称性)

3.結晶学2 (結晶構造、X 線回折)

4.結晶学3 (結晶構造、結晶化学)

5.鉱物の物理 1 (鉱物の弾性)

6.鉱物の物理 2 (格子欠陥)

7.鉱物の物理 3 (鉱物のクリープ、レオロジー)

8.鉱物の熱物性・熱力学1 (熱伝導、比熱)

9.鉱物の熱物性・熱力学 2 (多成分系の熱力学 1)

10.鉱物の熱物性・熱力学3 (多成分系の熱力学 2)

11.マグマの物性と流動1 (融解、アモルファス)

12.マグマの物性と流動2 (マグマの移動)

13.惑星内部ダイナミクス1 (レオロジーと対流)

14.惑星内部ダイナミクス1 (物質分化と層構造形成、進化)

15.氷の世界 (氷天体の構造、地下海)

(予備: ガス惑星、太陽系外惑星の内部構造)

教 科 書

参 考 書 授業中に適宜紹介する。

成績評価 出席およびレポートなどを総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040266 極限光物理学 Optical Physics in Extreme

単 位 数 2単位

担当教員 疇地 宏(あぜち ひろし) 居室:レーザーエネルギー学研究センターR215

電話:06-6879-8700 e-mail:azechi[at]ile.

質問受付 毎週講義終了後

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/B301講義室

目 的 超高強度レーザーと物質の相互作用および輻射流体力学を学んだ後、レーザー核融合研究

の 前線を紹介する。さらに極限的な電場により無から有が生まれることを学ぶ。講義で

は教官と学生の相互作用を重視し、質問を基に話を進める。

履修条件 この講義は電磁気学、熱・統計力学、量子力学の履修を前提として行う。

講義内容 第一部 電磁気学

1.輻射の古典論

2.波としての光の性質

3.輻射における相対論的効果

4.物質中のマクスウェル方程式の解

5.電磁気学の相対論的記述

第二部 レーザー核融合の基礎

6.電磁波の伝播

7.レーザーとプラズマの相対論的相互作用

8.流体力学の基礎

9.音波と衝撃波

10.流体力学的不安定性

第三部 光と光の衝突

11.量子力学のおさらい

12.量子電磁力学のさわり

13.光子ー光子衝突による電子陽電子対生成

次のセミナーを随時行う。

超高強度レーザー:極限状態をテーブルトップに

レーザー核融合の 前線

実験室天体物理の可能性(別の教官が行う)

贈る言葉:学生の研究姿勢について

教 科 書 講義ノートを配布する.

参 考 書 光:ファインマン他著,ファインマン物理学,岩波

流体力学:ランダウ&リフシッツ著,流体力学,東京図書

成績評価 出席,宿題,質問等による講義への貢献,にて評価

コメント この講義は大学院との共通講義であるが、本学の学生は学部で受講すること。

講義の先にある研究課題については,次の HP を参照のこと。

http://www.ile.osaka-u.ac.jp/research/phi/

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040133 数値計算法 Numerical Analysis

単 位 数 2単位

担当教員 田越 秀行 居室:F616 内線:5485 e-mail:tagoshi[at]vega.ess.sci.

質問受付

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 水 2

場 所 理/F102講義室

目 的 実験データの解析処理、理論モデルの計算、そしてシミュレーションとコンピュータを利

用した数値計算は自然科学の研究をすすめる上で必須のものになっている。本講義では、

そのための数値計算の基礎と代表的な技法を、概念の理解と例題を通して習得することを

目的とする。

履修条件

講義内容 数値計算と誤差

関数の近似

数値積分

非線形方程式の解法

線形計算

常微分方程式の解法

偏微分方程式の解法

コンピュータ実習

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することがあ

る。

教 科 書

参 考 書 水島二郎,柳瀬眞一郎「理工学のための数値計算法」数理工学社

金子晃「数値計算講義」サイエンス社

高橋大輔「数値計算」岩波書店

森正武「数値解析」共立出版

洲之内治男,石渡恵美子「数値計算」サイエンス社

成績評価 授業の中で出題する課題をレポートとして提出してもらう。その結果を総合して成績評価

を行なう。

コメント 授業では、数値計算法理論の解説とともに,その方法を使った,簡単な例題を解くための

C 言語などで書かれたサンプルコードのデモンストレーションを行なう.後半の数回は,

計算機室において実際にコンピュータを使った実習を行なう.実習では,授業で出題され

た演習課題に取り組む.この演習課題はレポートとして提出する必要がある。授業開始時

にプログラミングの経験はなくてもよいが、演習課題を解くためにはプログラミング言語

の習得が必須になるので,授業とは別に各自学習する事が求められる.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040418 相対論的量子力学 Relativistic Quantum Mechanics

単 位 数 2単位

担当教員 窪田 高弘 居室:全学教育推進機構教育研究棟 II 内線:6955

質問受付 いつでも質問は受け付ける。

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/D303講義室

目 的 第二量子化と呼ばれる技法を導入する必要性の解説から始めて、ディラック方程式、電磁

場の量子化、量子電気力学の一般論を解説する。量子電気力学における簡単な摂動計算が

できるようになることを到達目標とする。

履修条件 量子力学1,2,3を全て履修しておくことが望ましい。

講義内容 1.非相対論的量子力学のおさらい

2.波動場の量子化と量子力学的多体問題

3.電磁場の量子力学

4.相対論的波動方程式

5.ディラック粒子の諸性質

6.陽電子論

7.C,P,T変換

8.複素スカラー場の量子化

9.波動場の古典論

10.正準形式での自由場の量子論

11.量子電気力学

12.旧式摂動論

13.コンプトン散乱

14.ブライト・フェルミ相互作用

15.ファインマンの時空記述

教 科 書 教科書は使用しない。

参 考 書 西島和彦著「相対論的量子力学」(培風館)、川村嘉春著「相対論的量子力学」(裳華房)

成績評価 レポートまたは期末試験で成績を評価する。

コメント この講義は、学部と大学院の共通講義である。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040335 素粒子物理学2 Introduction to Elementary Particle Physics 2

単 位 数 2単位

担当教員 青木 正治 居室:H518 内線:5564 e-mail:aokim[at]phys.sci.

質問受付 いつでも。事前にメールか電話で在室の確認を勧める。

履修対象 物理学科 4年次 選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/E204講義室

目 的 素粒子物理学は、物質を構成する基本的な素粒子、およびそれらの間に働く力の性質を調

べる分野である。素粒子の間に働く力には、電磁相互作用、弱い相互作用、強い相互作用

などがある。この講義では、具体的な実験例を通して、素粒子と相互作用についての理解

がどのように発展してきたのかを平易に説明する。 後に素粒子物理学の標準理論の概念

をまとめ、将来への展望について概観する。

履修条件 量子力学 1,2,3

素粒子物理学 1

講義内容 1.クォークモデル

2.形状因子による電荷分布の測定

3.深非弾性散乱とパートン模型

4.クォーク、グルーオンと強い相互作用

5.弱い相互作用とパリティーの破れ

6.普遍フェルミ相互作用とカビボ角、GIM メカニズム

7.ニュートリノ深非弾性散乱

8.K 中間子と CP 非保存、CKM 行列と物質の起源

9.ニュートリノ振動

10.標準理論

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書

参 考 書 D.H.Perkins“Introduction to High Energy Physics”, Addison Wesley

D.Griffths “Introduction to Elementary Particles”, John Wiley & Sons Inc.

F.Halzen and A.D.Martin “Quarks and Leptons”, John Wiley & Sons Inc.

長島順清「素粒子物理学の基礎 I,II」「素粒子標準理論と実験的基礎」「高エネルギー物理

学の発展」(朝倉書房)

成績評価 試験と宿題

コメント この講義は学部と大学院の共通講義である。大学院での講義名は「素粒子物理学序論 B」

である。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040500 物理オナーセミナー Physics honors Seminar

単 位 数 1単位

担当教員 細谷 裕 居室:H719 内線:5340 e-mail:hosotani[at]phys.sci.

質問受付

履修対象 物理学科 2・3年次 選択 生物科学科生命理学コース2・3年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 その他

目 的 物理オナーセミナーは主として2,3年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型

授業で、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える

習慣を身につけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わ

います。オナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つ

けた課題について実験や自主研究を行い、その成果を発表会において研究発表します。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。詳細は下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

講義内容 開講される物理オナーセミナーの内容および受講方法は理学部学生掲示板、理学部 H 棟

2階掲示板、又は次の WEB ページでお知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価 授業の平常点と自主研究発表会の成果の総合点

コメント 1. 初回に、受講生と教員で双方の都合の良い授業曜日、時間帯を決めます。

2. 理数オナープログラムに参加登録せず、オナーセミナーのみを受講することもできま

す。オナーセミナーは学年、学科混成ですので、やる気があれば物理オナーセミナーの

みならず他学科のオナーセミナーを受講することも可能です。

問い合わせ先:理数オナープログラム事務局 [email protected]

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

049700 物理オナーセミナー Physics honors Seminar

単 位 数 1単位

担当教員 細谷 裕 居室:H719 内線:5340 e-mail:hosotani[at]phys.sci.

質問受付

履修対象 物理学科 2・3年次 選択 生物科学科生命理学コース 2・3年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 その他

目 的 物理オナーセミナーは主として3年生を対象とする討論形式の徹底した少人数対話型授

業で、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろう?』と問いかけ自分の頭で考える習

慣を身につけ、既に分かっていることでも、習うのではなく自分で発見する喜びを味わい

ます。オナーセミナー参加者は、課題設定能力と創造力を身につけるために、自ら見つけ

た課題について実験や自主研究を行い、発表会において研究発表をします。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。詳細は下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

講義内容 開講される物理オナーセミナーの内容および受講方法は次の WEB ページでお知らせしま

す。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価 授業の平常点と自主研究発表会の成果の総合点

コメント 1. 初回に、受講生と教員で双方の都合の良い授業曜日、時間帯を決めます。

2. 理数オナープログラムに参加登録せず、オナーセミナーのみを受講することもできま

す。オナーセミナーは学年、学科混成ですので、やる気があれば物理オナーセミナーの

みならず他学科のオナーセミナーを受講することも可能です。

問い合わせ先:理数オナープログラム事務局 [email protected]

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授業コード 授業科目名 担当教員 開講期間 単位数

046002 物理学特別研究 野末 泰夫 通年 8

046005 物理学特別研究 山中  卓 通年 8

046006 物理学特別研究 岸本 忠史 通年 8

046007 物理学特別研究 久野 良孝 通年 8

046008 物理学特別研究 下田  正 通年 8

046010 物理学特別研究 細谷  裕 通年 8

046011 物理学特別研究 阿久津 泰弘 通年 8

046013 物理学特別研究 小川 哲生 通年 8

046014 物理学特別研究 能町 正治 通年 8

046015 物理学特別研究 菊池  誠 通年 8

046016 物理学特別研究 浅川 正之 通年 8

046017 物理学特別研究 田島 節子 通年 8

046018 物理学特別研究 窪田 高弘 通年 8

046019 物理学特別研究 大野木 哲也 通年 8

046020 物理学特別研究 花咲 徳亮 通年 8

046021 物理学特別研究 豊田 岐聡 通年 8

046022 物理学特別研究 小林 研介 通年 8

046023 物理学特別研究 橋本 幸士 通年 8

046024 物理学特別研究 黒木 和彦 通年 8

046102 宇宙地球科学特別研究 常深  博 通年 8

046104 宇宙地球科学特別研究 川村  光 通年 8

046106 宇宙地球科学特別研究 近藤  忠 通年 8

046107 宇宙地球科学特別研究 中嶋  悟 通年 8

046109 宇宙地球科学特別研究 芝井  広 通年 8

046110 宇宙地球科学特別研究 寺田 健太郎 通年 8

046111 宇宙地球科学特別研究 佐々木 晶 通年 8

046112 宇宙地球科学特別研究芝井   広(宇宙進化学)

通年 8

物理学科授業コード一覧(物理学特別研究、宇宙地球特別研究)

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読替対象となる専門教育科目(旧科目)

単位数 履修区分 新科目 単位数 対象者

物理学セミナー1または物理学セミナー2

2 選択 物理学セミナー 2 平成22年度以前入学者

統計物理学1 2 必修 熱物理学 2 平成21年度以前入学者

統計物理学1演義 2 必修 熱物理学演義 2 平成21年度以前入学者

統計物理学2 2 必修 統計力学1 2 平成21年度以前入学者

統計物理学2演義 2 必修 統計力学1演義 2 平成21年度以前入学者

統計物理学3 2 選択 統計力学2 2 平成21年度以前入学者

物理数学1 2 必修 数理物理2 2 平成21年度以前入学者

物理数学1演義 2 必修 数理物理2演義 2 平成21年度以前入学者

物理数学2 2 選択 数理物理1 2 平成21年度以前入学者

物理数学2演義 2 選択 数理物理1演義 2 平成21年度以前入学者

物理数学3 2 選択 数理物理3 2 平成21年度以前入学者

応用電磁気学 2 選択 物理実験学 2 平成22年度以前入学者

宇宙地球科学野外実習1 1 選択 宇宙地球フィールドワーク1 1 平成20年度以前入学者

宇宙地球科学野外実習2 1 選択 宇宙地球フィールドワーク2 1 平成20年度以前入学者

宇宙地球科学野外実習3 1 選択 宇宙地球フィールドワーク3 1 平成20年度以前入学者

【平成25年度追加分】

科   目   名 単位数 履修区分

先端物理学・宇宙地球科学輪講 2 選択

【平成22年度追加分】

科   目   名 単位数 履修区分

物理オナーセミナー5 1 選択

物理オナーセミナー6 1 選択

【平成21年度追加分】

科   目   名 単位数 履修区分

※ 物理学実験基礎 2 選択

量子物理学概論 2 選択

質量分析学 2 選択

宇宙地球フィールドワーク4 1 選択

※平成21年度より必修科目として新設した科目ですが、平成20年度以前入学者については選択科目として適用します。

平成25年度物理学科専門教育科目読替表

カリキュラム編成の改正等により、廃止された授業科目について、以下に示す新科目での読替を可能とします。履修手続きの際は新科目で行い、単位修得後、旧科目名に読み替えられます。

追加科目一覧(物理学科)

平成22年度からの開講科目の新設等により、平成21年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2から以下の科目を追加します。また、平成22年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

対象者

平成20年度以降入学者

平成21年度からの開講科目の新設等により、平成20年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を加えています。また、平成21年度中に学士入学・転部・転科した者についても同様です。

平成20年度以前入学者

対象者

平成22年度からの開講科目の新設等により、平成24年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2から以下の科目を追加します。また、平成25年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

対象者

平成24年度以前入学者

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専 門 科 目

化 学 科

※各授業科目名の前に付記されている番号は授業コードです。

※専門教育科目読替表については P239 を参照して下さい。

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

安全実験法集中

151

中嶋  悟野末 泰夫阪口 篤志外川  学深瀬 浩一山本  仁古屋 秀隆廣野 哲朗

1,2

分析化学1 2 2 塚原  聡 173

化学熱力学1 2 2 中澤 康浩 174

有機化学1 2 2 久保 孝史 175

量子力学概論 2 2 奥村 光隆 176

無機化学1 2 2今野  巧篠原  厚

177

有機化学2 2 2 青島 貞人 178

高分子科学 2 2原田  明佐藤 尚弘

179

化学反応論1 2 2 松本 卓也 180

基礎化学実験 6 2今野  巧及び関係各教員

181,182

化学実験1 18 6

松本 卓也宗像 利明井上 正志今田 勝巳奥村 光隆佐藤 尚弘篠原  厚塚原  聡中澤 康浩水谷 泰久及び関係各教員

183~185

化学実験2 18 6

久保 孝史梶原 康宏青島 貞人石川 直人小川 琢治鬼塚 清孝今野  巧原田  明深瀬 浩一村田 道雄及び関係各教員

186,187

化学特別実験集中

90 2

今田 勝巳石川 直人梶原 康宏化学科各教授

188

化学特別研究 13 23 10化学科(化学専攻)各教授

189

高分子科学特別研究 13 23 10化学科(高分子科学専攻)各教授

190

必  修  科  目

選択必修

科目A群

3年備考講

義演習

実験・実習

平成25年度開講科目一覧表

化  学  科

毎週授業時間数 単位数必修又は選択

授 業 科 目 名 担当教員4年1年 2年

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

量子力学演習 2 1

奥村 光隆川上 貴資北河 康隆山中 秀介

191

有機化学演習1 2 1久保 孝史平尾 泰一

192

有機化学演習2 2 1青島 貞人金澤 有紘

193

高分子科学演習 2 1

原田  明浦川  理山口 浩靖寺尾  憲

194

無機放射化学演習 2 1

高橋 成人冬広  明野尻 正樹

195

統計熱力学演習 2 1宮崎 裕司高城 大輔

196

化学入門セミナー1 2 1

舩橋 靖博松本 卓也野尻 正樹大山  浩化学科各教員

197

化学入門セミナー2 2 1

舩橋 靖博松本 卓也野尻 正樹大山  浩化学科各教員

198

化学発展セミナー(平成20年度以降入学者用)

2 1

佐藤 尚弘和泉 雅之吉成 信人山中 秀介

199

化学オナーセミナー1 2 1 佐藤 尚弘 200

分析化学2 2 2 塚原  聡 201

化学熱力学2 2 2 未定 202

量子化学1 2 2 奥村 光隆 203

分子構造論1 2 2 宗像 利明 204

化学プログラミング 2 2

奥村 光隆川上 貴資北河 康隆山中 秀介

205

化学オナーセミナー2 2 1 佐藤 尚弘 206

無機化学2 2 2 今野  巧 207

放射化学 2 2 篠原  厚 208

高分子合成化学1 2 2 青島 貞人 209

高分子物理化学1 2 2 井上 正志 210

分析化学3 2 2 塚原  聡 211

化学反応論2 2 2 水谷 泰久 212

4年

選 択 科 目

備考講義

担当教員

単位数

演習

実験・実習

1年 2年 3年授 業 科 目 名

毎週授業時間数

選択必修科目B群

必修又は選択

-170-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

有機化学3 2 2 小川 琢治 213

有機化学演習3 2 1小川 琢治田中 大輔

214

生化学1 2 2 梶原 康宏 215

統計力学概論 2 2 中澤 康浩 216

化学オナーセミナー3 2 1 佐藤 尚弘 217

有機生物化学 2 2 深瀬 浩一    218

高分子物理化学2 2 2今田 勝巳金子 文俊

219

高分子合成化学2 2 2鬼塚 清孝岡村 高明

220

分子構造論2 2 2 金子 文俊 221

量子化学2 2 2宗像 利明水谷 泰久

222

無機化学3 2 2 石川 直人 223

有機金属化学 2 2 鬼塚 清孝 224

生化学2 2 2 梶原 康宏 225

化学生物学 2 2

村田 道雄深瀬 浩一今田 勝巳

226

無機工業化学 2 2

今中 信人(工学研究科)増井 敏行(工学研究科)桑畑  進(工学研究科)

227

化学への道程と私たち 1 1

今田 勝巳石川 直人梶原 康宏化学科各教授

228

化学オナーセミナー4 2 1 佐藤 尚弘 229

無機放射化学特論 2 2

舩橋 靖博山口 和也(全学教育推進機構)高橋 成人

230

物性化学 2 2 中澤 康浩 231

化学熱力学3 2 2 宮崎 裕司 232

有機化学4 2 2久保 孝史小川 琢治

233

化学反応論3 2 2松本 卓也大山  浩

234

有機機器分析 2 2 村田 道雄 235

毎週授業時間数 単位数

1年 2年 3年 実験・実習

選 択 科 目

必修又は選択

授 業 科 目 名 担当教員講義

演習

4年

-171-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

有機工業化学 2 2

神戸 宣明(工学研究科)明石  満(工学研究科)安田  誠(工学研究科)

236

化学文献調査 2 2 2 化学科各教授 237

科学技術論A 2 2 2北山 辰樹 他(基礎工学研究科)

3

理学への招待 2 2 1

満渕 俊樹田島 節子佐藤 尚弘古屋 秀隆

4

科学英語基礎 2 2 2 2 2 1 Hail, Eric Mathew 5,6

数値計算法基礎 2 2小田中 紳二(サイバーメディアセンター)

7

備考1年 2年 3年 4年

講義

演習

実験・実習

単位数

担当教員

選 択 科 目

必修又は選択

授 業 科 目 名

毎週授業時間数

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040216 分析化学1 Analytical Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 塚原 聡 居室:G213 内線:5411 e-mail:sxt[at]chem.sci.

質問受付 質問等は,基本的に授業後に受け付けます。

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生物科学コース 2年次 選択/生物科学科生命理

学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 木 1

場 所 理/D501大講義室

目 的 分析化学の基礎概念である化学量論と化学平衡論について学習する。特に,濃度と化学ポ

テンシャルの概念に基づいて,酸塩基反応を中心とする溶液内反応の平衡論とその分析化

学における展開について学習する。

履修条件 特になし

講義内容 分析化学の主要な化学反応と溶液内平衡論について学習する。

1.分析化学とは何か

2.濃度と分析データの取扱い

3.化学平衡を支配する因子

4.活量と活量係数

5.酸塩基反応

6.多塩基酸の反応

7.緩衝液の化学

8.演習

9.容量分析の原理

10.酸塩基滴定

11.金属錯体の生成定数

12.生成定数を支配する因子(1)

13.生成定数を支配する因子(2)

14.キレート滴定法

15.試験

教 科 書 分析化学I基礎編,クリスチャン,丸善

参 考 書 G. D. Christian, “Analytical Chemistry”6th edition, New York, John Wiley & Sons(2003).

R. Kellner et al. , “Analytical Chemistry”, 2nd edition, Weinheim, Wiley-VCH(2004).

成績評価 演習問題の提出、試験の成績により評価。

コメント 科学計算用の電卓を各自用意すること。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040024 化学熱力学1 Chemical Thermodynamics 1

単 位 数 2単位

担当教員 中澤 康浩 居室:G102 内線:5396 e-mail:nakazawa[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/D501大講義室

目 的 化学熱力学は,エネルギーとエントロピーの二つの概念を駆使して,物質がもつ種々の性

質とその変化を探究する科学である。分子論的な解釈も含めながら,物質の理解を深める

ことを目的とする。

履修条件 特になし.

講義内容 <熱力学量,状態、物質>

1.状態量,単位など

2.気体の性質

3.凝集相の性質

4.配置と重み,ボルツマン分布

<熱力学第一法則>

5.仕事・熱・内部エネルギー

6.熱容量・エンタルピー

7.定温変化,断熱変化

8.熱化学

<熱力学第二法則>

9.エネルギーの散逸

10.エントロピー

11.第三法則

12.ヘルムホルツエネルギーの性質とギブズエネルギー

13.ギブズエネルギーの性質相平衡

教 科 書

参 考 書 「アトキンス 基礎物理化学 分子論的アプローチ(上,下巻)」千原秀昭・稲葉章訳, 東

京化学同人,2011

「熱力学要論 分子論的アプローチ」千原秀昭・稲葉章訳, 東京化学同人,2009

「アトキンス 物理化学要論(第4版)」千原秀昭・稲葉章訳, 東京化学同人,2007

成績評価 試験,レポートにより評価する.

コメント 本講義の延長および応用として「化学熱力学2」をできる限り受講すること.

-174-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040227 有機化学1 Organic Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 久保 孝史 居室:G502 内線:5384 e-mail:kubo[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/D403講義室

目 的 炭素原子を含む分子を扱う有機化学は、生物化学、物理化学、高分子化学とも関連して化

学の大きな分野となっている。また、最近では生命科学との境界領域への展開も著しい。

有機化学1~3では、ボルハルト・ショアー著、「現代有機化学、第6版(Organic Chemistry,

6th Edition)」をテキストに用いて有機化学の基礎を養う。有機化学1では以下の章を講義

する。

履修条件 特になし

講義内容 1章 有機分子の構造と結合

2章 構造と反応性

3章 アルカンの反応

4章 シクロアルカン

5章 立体異性体

<中間試験>

6章 ハロアルカンの性質と反応

7章 ハロアルカンの反応

8章 ヒドロキシル基

9章 アルコールの反応とエーテルの化学

10 章 NMR 分光法による構造決定

<期末試験>

教 科 書 ボルハルト・ショアー著、「現代有機化学、第6版」

参 考 書 野依良治ほか編「大学院講義 有機化学」

成績評価 出席および中間・期末試験の結果を総合的に判断する。

コメント 特になし。

-175-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040247 量子力学概論 Elementary Quantum Mechanics

単 位 数 2単位

担当教員 奥村 光隆 居室:G417 内線:5406 e-mail:ok[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/D303講義室

目 的 化学現象を支配する基本法則の一つである量子力学(化学量子力学)の原理、方法論を講

述し、基礎的事例を基に量子力学的諸概念とその化学への展開を修得させることを目的と

する。特に、化学物質の諸性質や化学反応の担い手である電子の量子力学的振る舞いを解

明することにより、電子、原子、分子の世界の新しい見方、考え方を学び、従来までの化

学の古典的イメージを一新し、夢多き現代化学の世界への第一歩を踏み出すことを目的と

する。

履修条件

講義内容 量子論の誕生から始めて、電子の波動性、波動方程式の導出、量子力学の定式化をへて、

シュレーディンガー方程式の解析的に解けるモデル系、水素類似原子への適用例を講義す

る。さらに、物理量の量子化、確率解釈など化学の基礎となる概念を講述する。

1.序論(化学量子力学の成立と発展)

2.量子論の誕生(量子仮説、光量子説など)

3.粒子性と波動性(物質波の概念、電子の波動性)

4.シュレーディンガー方程式(時間依存および無依存波動方程式の導出)

5.簡単な系への適用(線上の電子、箱の中の電子など)

6.簡単な系への適用(演習、小試験など)

7.波動力学(演算子、固有値、固有関数)

8.不確定性原理(確率解釈、観測問題など)

9.行列力学(物理量、行列表示)

10.運動方程式(ハイゼンベルグの運動方程式、古典力学との対応)

11.試験(復習をかねて)

12.水素類似原子(量子数など)

13.原子軌道関数(形状と可視化)

14.多電子原子(パウリ原理、周期律)

15.試験(演習をかねて)

教 科 書 特に無し

参 考 書 量子力学入門(物理テキストシリーズ、阿部龍蔵)、量子力学(シッフ、井上健訳)。

成績評価 試験、演習およびレポートを出させることにより基礎的理解を確かめるなど総合的に評価

を行う。

コメント この講議で確率解釈や物質に波動性が認められるなどと講議すると、余りにも日常性と懸

け離れているせいか学生ははじめは感覚的について行けないようですが、数多くの説明資

料を渡すことにより、化学量子力学の考え方に習熟できるよう配慮しています。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040222 無機化学1 Inorganic Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 今野 巧 居室:理学部 c 棟 547 電話:06-6850-5765

e-mail:konno[at]chem.sci.

篠原 厚 居室:理学部G棟 G506 電話:06-6850-5415

e-mail:shino[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/D403講義室

目 的 無機化学は全ての元素を含む多種多様で複雑な物質を対象としている。物質の基本要素と

して元素の起源から、原子核、放射壊変、原子の電子構造と化学結合などの化学の基礎概

念を学び、周期表に従って、系統的に無機化合物を理解することを目的としている。

履修条件 なし

講義内容 1.はじめに、元素の分布および同位体と原子核

2.放射性壊変の基礎

3.元素の起源と放射性元素

4.元素の周期表と原子構造

5.原子半径とイオン半径

6.原子の性質(イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度)

7.等核二原子分子の分子軌道

8.異核二原子分子の分子軌道

9.分子構造Ⅰ(ルイス式、オクテット則、18 電子則)

10.分子構造Ⅱ(原子価結合法、VSEPR 則)

11.無機化合物の結合と構造Ⅰ (1族、2 族、13 族)

12.無機化合物の結合と構造Ⅱ (14 族~16 族)

13.無機化合物の結合と構造Ⅲ (17 族、18 族)

14.酸化物とオキソ酸

15.試験

教 科 書 詳説無機化学(講談社サイエンティフィク)

参 考 書 ダグラス・マクダニエル・アレクサンダー無機化学(上下)

第3版(東京化学同人)、シュライバー無機化学(上下)(東京化学同人)

現代化学講座 15・放射化学、古川路明(朝倉書店)

成績評価 期末試験と小テスト・出席による総合評価

コメント 担当 1&5~15(今野)、1~4(篠原)

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040228 有機化学2 Organic Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 青島 貞人 居室:G602 電話:06-6850-5448 e-mail:aoshima[at]chem.sci.

質問受付 随時。さらに、同時期に行われる「有機化学演習2」も有効に活用して下さい。

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/D501大講義室

目 的 炭素原子を含む分子を扱う有機化学は生物化学、物理化学、高分子化学とも関連して化学

の大きな分野となっている。また、近年では有機材料科学の発展も著しい。有機化学1~

3ではボルハルト・ショアー著、“現代有機化学、第6版”をテキストに用いて有機化学

の基礎を養う。有機化学2では有機化学1に引き続き、テキストの 11~16 章を講義する。

履修条件 この講義は、「基礎化学1~3」、「有機化学1」、「有機化学演習1」の履修、さらに同時

期に並行して行われる「有機化学演習2」の履修を前提とする。

講義内容 1.序 (化学の勉強とは、基礎科学と最先端の研究、高分子化学との関連)

2.アルケンの合成 (11 章)

不飽和炭化水素、エチレンの構造、混成と軌道

3.アルケンの合成 (11 章)

合成法、E2 機構 E1 機構、脱離反応と置換反応、転位、IR 分光法、質量分析法

4.アルケンの反応 (12 章)ラジカル・求電子付加反応

5.アルケンの反応 (12 章)配向性と反応性、ハロゲン付加

6.アルケンの反応 (12 章)アルキル化、重合反応への展開

7.アルキン (13 章)

アセチレンの構造、性質、合成と反応、金属アセチリド

8.中間試験(1~7の範囲)

9.非局在化したπ電子系 (14 章)

ラジカル置換・付加反応、共鳴理論、共鳴混成体

10.非局在化した π 電子系 (14 章)

超共役、安定化、共役ジエン、速度と平衡、電子スペクトル

11.芳香族化合物 (15 章)

構造と安定性、有機電子論と共鳴構造、分子軌道、分光学的特徴

12.芳香族化合物 (15 章)

電子配置、芳香族性と反芳香族性、多核芳香族炭化水素

13.ベンゼン誘導体への求電子攻撃 (16 章)

置換基効果、配向性、ニトロ化、スルホン化

14.芳香族求電子置換反応 (16 章)

ハロゲン化、反応機構、反応性と配向性

15.期末試験(9~14 の範囲)

教 科 書 目的に示したテキストの日本語版(上、下;化学同人、第6版)あるいは英語版のいずれ

を購入しても良い。

参 考 書

成績評価 試験、小テストなどを総合して評価(中間 40/期末 50/小テスト 10)

コメント 同時期に有機化学演習 2 を行っているので、そちらも受講して下さい。その中では、スペ

クトル演習や巻末問題の演習を行います。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040422 高分子科学 Macromolecular Science

単 位 数 2単位

担当教員 原田 明 居室:G713 内線:5445

佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/D403講義室

目 的 本講義は、高分子科学への入門として、多様な形、大きさを有する高分子の物理化学的基

礎を教え、次いで高分子の合成、生体高分子の種類や構造、機能について教授する。

履修条件

講義内容 1.はじめに

2.高分子の定義と分類

3.高分子の多分子性

4.高分子の分子形態(1)(鎖の幾何学、回転異性体、酔歩鎖)

5.高分子の分子形態(2)(統計的性質、排除体積効果)

6.高分子鎖と高分子溶液の性質

7.高分子の分子特性解析

8.高分子の合成(1)付加重合

9.高分子の合成(2)重縮合と開環重合

10.高分子の反応(官能基の変換、触媒作用、架橋反応、分解反応など)

11.生体高分子(1)繊維状タンパク質

12.生体高分子(2)酵素、抗体など

13.生体高分子(3)多糖類、核酸

14.超分子

15.まとめ

教 科 書

参 考 書 「高分子化学(第 5 版)」村橋俊介、小高忠男、蒲池幹治、則末尚志 編著(共立出版)

成績評価 出席、試験等により評価する。

コメント

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040271 化学反応論1 Chemical Kinetics and Dynamics 1

単 位 数 2単位

担当教員 松本 卓也 居室:c341 内線:5400 e-mail:matsumoto-t[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/D403講義室

目 的 人間の活動に伴うエネルギー利用や物質合成をはじめ、自然界の営みや生命現象に至るほ

とんど全ての現象に化学反応は関与している。化学反応は、その構成粒子〔分子・原子〕

の運動と相互作用の結果としてのエネルギーと粒子の組み換えを伴う物質変化である。初

めに化学反応に深く関係する分子運動について概観し、次に化学反応の巨視的な見方とし

ての反応速度及び反応次数の決定法について習得し、引き続き、複合反応の近似解を求め

るための近似法を習得する。次に反応速度の理論的取り扱いについて概観した後、複雑な

反応系についての取り扱いについても習得する。

履修条件

講義内容 1.はじめに

2.気体の分子運動

3.完全気体の輸送物性

4.液体の分子運動〔電解質溶液の伝導率、イオンの移動度〕

5.演習1

6.拡散

7.化学反応速度・反応次数

8.積分型速度式(1次・2次反応)

9.逐次素反応

10.反応速度の温度依存性〔アレニウスの式〕、分子反応(RRKM)

11.演習2

12.連鎖反応

13.重合の速度論

14.不均一系触媒作用

15.まとめ

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 アトキンス 物理化学〔下)東京化学同人

参 考 書 1.「反応速度学」、広田鋼蔵、桑田敬治共著、共立全書(1971)

2.共立化学ライブラリー8「反応速度」、広田鋼蔵、他共著、共立出版(1974)

3.「応用物理化学 III 反応速度」、原納淑郎、鈴木啓三、蒔田 菫共編、培風館(1994)

4.反応速度論 第3版 慶伊富長著、東京化学同人(2001)

5.新化学教科書シリーズ第3巻「反応速度論」、富永博夫、河本邦仁共著、昭晃堂(1999)

6.「化学反応論」、斎藤勝裕著、三共出版(1999)

7.“Chemical Kinetics and Dynamics”, J. I. Steinfeld, J. S. Francisco, and W. L. Hase, Prentice

Hall (1989)

成績評価 最終試験を行う。小テストやレポート提出を実施する。講義への出席状況も勘案する。

コメント

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040423 基礎化学実験 Basic Chemical Experiments

単 位 数 2単位

担当教員 今野 巧 居室:c547 内線:5765 e-mail:konno[at]chem.sci.

井頭 麻子 居室:c535 内線:5786 e-mail:igashira[at]chem.sci.

化学系各教員

質問受付

履修対象 化学科 2年次 必修/生物科学科生命理学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 月 4,月 5,月 6,火 3,火 4,火 5

場 所 化学学生実験室,理/D403講義室

目 的 3年次に本格的な化学実験を始めるにあたり、実験の基本操作や器具類の取り扱い、危険

物の取り扱いや廃棄物の処理法、安全衛生面の基礎知識を修得する。そのために講義とそ

れに関連した基礎的実験を行う。

履修条件 自然科学実験2(化学)を履修しておくことが望ましい。

講義内容 以下のような化学実験法や安全に関する講義やデモ実験、およびそれに関連する基礎的な

化学実験を行う。この内、ガラス工作および電子回路実習は小グループごとに分け、集中

的に実施する。

1.オリエンテーション

2.講義:測定を行う際の重要事項および注意事項

3.講義:実験レポートの書き方について(データ処理、誤差、考察など)

4.講義:放射化学(1)放射線障害防止に関する法律、放射線と放射能に関する基礎的な知識

5.講義:放射化学(2)放射線の人体への影響、放射性物質の安全取り扱い方

6.講義:分析化学の基本的な操作。安全な実験のやり方。廃液の処理法など。

7.実験:分析化学(1)ガラス容器の検定。有効数字について。

8.実験:分析化学(2)キレート滴定法による飲料水中の Ca(II)、Mg(II)イオンの分別

定量。

9.講義:無機合成実験の基本操作と実験計画、無機化合物の性質と安全な取り扱い方

10.実験:無機化合物の合成、結晶化、分離、精製に関する基本操作。

11.実習:ガラス工作実習

12.実習:電子回路実習

13.講義:有機化学実験の構成、計画、事故の原因と安全対策、有害物質の取り扱い

実験:有機化学(1)抽出による成分分離1

14.講義:有害物質に関する法的規制の概要、局所排気装置の使用法、安全用具の使用法、

有機合成実験における環境汚染防止のための対策、廃水溶媒、廃溶媒、不要固

体の廃棄

実験:有機化学(2)抽出による成分分離2

15.講義:有機反応装置の取り扱い法、加熱冷却操作法、溶媒・生成物の精製法(蒸留、

再結晶、クロマトグラフィーなど)

実験:有機化学(3)抽出による成分分離3

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16.実習:有機化合物認識法1。融点・沸点の測定、元素分析、質量分析

17.実習:有機化合物認識法1。分光学的方法

18.予備日

教 科 書 「基礎化学実験指導書」(2007 年)オリエンテーション時に販売する。(価格は未定)

参 考 書 徂徠道夫他編「学生のための化学実験安全ガイド」(東京化学同人)

化学同人編集部編「実験を安全に行うために(四訂)」(化学同人)

化学同人編集部編「続・実験を安全に行うために(新版)」(化学同人)

クリスチャン著「分析化学I.基礎」(丸善)

千原秀昭、徂徠道夫編「物理化学実験法(第4版)」(東京化学同人)

J. R. テイラー著「誤差解析入門」(東京化学同人)

「有機化学実験指針」

成績評価 実験ノート、レポート、試験、および出席状況により総合的に評価する。

コメント ・学生教育研究災害障害保険に必ず加入していること

・放射化学の講義は 3 年次の「化学実験1」の放射化学実験を行うために必要な法律に定

められている「放射線管理区域立ち入り前の教育訓練(6時間)」に当たるので、必ず

受講すること。

・実験着、保護眼鏡などはオリエンテーションの際に指示する。

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040445 化学実験1 Chemical Experiments 1

単 位 数 6単位

担当教員 〇松本 卓也 居室:G341 電話:06-6850-5400

e-mail:matsumoto-t[at]chem.sci.

水谷 泰久 居室:B205 電話:06-6850-5776

佐藤 尚弘 居室:c445 電話:06-6850-5461

篠原 厚 居室:G506 電話:06-6850-5415

中澤 康浩 居室:G102 電話:06-6850-5396

奥村 光隆 居室:G417 電話:06-6850-5406

宗像 利明 居室:B223 電話:06-6850-6082

井上 正志 居室:G605 電話:06-6850-5464

今田 勝巳 居室:G702 電話:06-6850-5455

塚原 聡 居室:G213 電話:06-6850-5411

大山 浩 居室:G111 電話:06-6850-5401

浦川 理 居室:G607 電話:06-6850-5458

金子 文俊 居室:G705 電話:06-6850-5453

川上 貴資 居室:G419 電話:06-6850-5405

川口 辰也 居室:G711 電話:06-6850-5456

北河 康隆 居室:G419 電話:06-6850-5405

諏訪 雅頼 居室:G216 電話:06-6850-5412

高橋 成人 居室:F528 電話:06-6850-5417

高城 大輔 居室:T104 電話:06-6850-5524

蔡 徳七 居室:G111 電話:06-6850-5401

寺尾 憲 居室:G610 電話:06-6850-5459

長野 八久 居室:T202 電話:06-6850-5525

橋爪 章仁 居室:c447 電話:06-6850-5462

福本 敬夫 居室:G216 電話:06-6850-5412

水野 操 居室:B201 電話:06-6850-5777

宮崎 裕司 居室:T202 電話:06-6850-5525

山田 剛司 居室:B211 電話:06-6850-5791

栗谷 博子 居室:化学学生実験準備室 電話:06-6850-5471

e-mail:gaku[at]chem.sci.

平田久仁子 居室:化学学生実験準備室 電話:06-6850-5471

e-mail:gaku[at]chem.sci.

石川 春人 居室:B113 電話:06-6850-5792

山中 秀介 居室:G417 電話:06-6850-5406

笠松 良嵩 居室:F530 電話:06-6850-5417

二宮 和彦 居室:G518 電話:06-6850-5416

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

山下 智史 居室:G107 電話:06-6850-2372

加藤 浩之 居室:B213 電話:06-6850-6570

質問受付

履修対象 化学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 1学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5,木 3,木 4,木 5

場 所 化学学生実験室,その他

目 的 化学実験 1 は、分析化学実験、放射化学実験、物理化学実験からなっている。分析化学実

験では、容量分析及び機器分析について、放射化学実験では、放射性試料の取り扱い方と

放射能測定法について実習する。物理化学実験では、物理化学的研究のために必要な真空

高圧実験、電子回路などの基礎的技術を身につけるとともに、分光・構造化学、界面化学、

熱力学、分子動力学、反応化学、高分子学に関連した練習実験を行い、物理化学的実験の

手法を習得する。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 [分析化学実験]

分析化学実験では、主に機器を用いた分離、定量実験を行い、これにより溶液内の反応と

平衡の解析を行う。下記の実験により、分離、定量実験の基礎概念を理解し、精密な分析

操作法とデータの解析法を習得する。

1.酸化還元滴定と電位差滴定

水溶液の電位測定法を習得し、酸化還元滴定を通じて溶液内での酸化還元反応と電位

の関係を理解する。

2.8-キノリノールの液液分配

8-キノリノールの溶液分配系における分配比を吸光光度法により求め、水相内の酸

塩基平衡と分配平衡との関係を求め、溶媒抽出による分離の原理を理解する。

3.サイクリックボルタンメトリー (CV) の原理と測定

溶液中の化学種の電極上での電気化学反応をサイクリックボルタンメトリーを用い

て測定し、酸化還元反応、酸化還元電位についてその原理と実際の反応を理解する。

[放射化学実験]

初回に簡単な入退室法や安全取り扱いに関するオリエンテーションを行う。実習は2人1

組で以下の2課題(3日間×2)について2班に分かれて行う。

課題 I GM 計数管と Ge 半導体検出器を用いた核種同定。

GM 計数管を用いた吸収板法による β 線のエネルギー測定と、Ge 半導体検出器を用

いたγ線スペクトル測定の結果を総合して、未知試料に含まれる放射性核種を推定す

る。

課題 II γ 線放出核種の化学分離と放射平衡。

複数の放射性核種の混合溶液から沈殿法とイオン交換分離法によりそれぞれの核種

を分離し、放射能純度や化学収率をγ線スペクトルから決定する。また、親娘関係にあ

る核種について放射能の減衰と成長を測定し、放射平衡について学ぶ。

[物理化学実験]

真空高圧:真空蒸留および圧縮気体の圧縮率因子の測定の実習を通じて、真空ラインの運

転法、高圧ガスの取り扱い、圧力測定法を学ぶ。

赤外吸収:塩化水素ガスと臭化水素ガスの振動回転スペクトルを測定し、伸縮振動の力の

定数、結合距離等の分子内定数を求める

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

X線回折:粉末X線回折図を測定し、結晶構造および温度因子の決定方法を習得する。

吸着平衡:酢酸水溶液に活性炭を加え、活性炭に吸着する酢酸分子の平衡吸着量と酢酸濃

度の関係を Langmuir の提案した理論式と比較検討する。

蒸 気 圧:液体の蒸気圧の温度変化を測定し、それから蒸発エンタルピーと蒸発エントロ

ピーを計算して、トルートン則との比較から、液体構造に関する考察を行う

ゴム弾性:ゴムの弾性力を定温下で伸張比を変化させ、次に一定伸張比下で温度を変化さ

せて測定し、弾性力のエントロピー成分とエンタルピー成分を分離評価する。

ブラウン運動:ラテックス粒子の懸濁液を光学顕微鏡で観察し、ブラウン運動を調べる。

一定時間ごとの粒子位置より、拡散係数を求める。得られた値を理論値と

比較する

誘 電 率:極性分子の複素誘電率を測定し、永久双極子能率を決定するとともに、分子の

回転運動に関する平均緩和時間や緩和時間分布等を求める。

二次反応:反応の速度定数を測定し、その温度依存性から反応の活性化エネルギーと頻度

因子を求める

反 応 熱:塩酸と水酸化ナトリウムの中和熱測定を行うことにより、反応熱の測定法と熱

力学的解釈について学ぶ。

粘 度:高分子の希薄溶液の粘度測定により極限粘度を求め、高分子鎖の溶液中での分

子サイズや形態について考察する。

教 科 書 「分析・放射化学実験指導書」(2005 年)、実験のオリエンテーションの際に販売する。(価

格は未定)

「物理化学実験法」第4版、千原秀昭、徂徠道夫編、東京化学同人

参 考 書 分析化学 I 基礎、II 機器分析、クリスチャン、丸善

現代化学講座 15「放射化学」、古川路明、朝倉書店

P. W. Atkins 著、千原秀昭、中村亘男訳「アトキンス 物理化学(上・下)」第8版、東京

化学同人

成績評価 実験ノート、レポート及び出席状況、実験態度により総合的に評価。

コメント 化学実験Iを行う前に、指定する血液検査を受けておくこと。

学生教育研究災害傷害保険に加入していること。

分析、放射、物理化学の各実験毎に B5 版の大学ノートを実験ノートとして用意すること。

実験着、保護眼鏡などについては、オリエンテーションの際に指示する。

金曜日を予備日とし、やむを得ぬ事情で日程がくめない場合には、金曜日午後に行うこと

がある。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040446 化学実験2 Chemical Experiments 2

単 位 数 6単位

担当教員 ○久保 孝史 居室:G502 電話:06-6850-5384 e-mail:kubo[at]chem.sci.

梶原 康宏 居室:G202 電話:06-6850-5380

青島 貞人 居室:G602 電話:06-6850-5448

原田 明 居室:G713 電話:06-6850-5445

今野 巧 居室:c547 電話:06-6850-5765

深瀬 浩一 居室:G302 電話:06-6850-5388

小川 琢治 居室:G402 電話:06-6850-5392

石川 直人 居室:G306 電話:06-6850-5408

村田 道雄 居室:c247 電話:06-6850-5774

鬼塚 清孝 居室:c435 電話:06-6850-5449

質問受付

履修対象 化学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 2学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5,木 3,木 4,木 5,金 3,金 4,金 5

場 所 化学学生実験室,その他

目 的 無機化学および有機化学実験の入門実習である。両実験を行う上での基本的な器具の使用

法と試薬の取り扱い方を習得し,簡単な有機・無機化合物の分離,抽出,精製,合成,同

定を行い,基本的な実験法を習得する。さらに,分析機器の使用法について実習し,分子

構造の決定に関係する物理化学的性質の測定法を実習する。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 無機化学実験

無機化学実験は、以下の実験を通じて合成実験の基本的操作や考え方を身につけ、さらに

合成した試料の機器分析を行い基本的な機器の測定操作を学ぶことを目的とする。

チオ硫酸ナトリウムの合成、カリウムアルミニウムミョウバンの合成と単結晶の育成、ヘ

キサアンミンクロム(III)臭化物の合成、トランスおよびシスジクロロビス(エチレ

ンジアミン)コバルト(III)塩化物の合成と単結晶の二色性の観察および吸収スペク

トルの測定、トリス(アセチルアセトナト)型錯体の合成と磁化率の測定

有機化学実験

合成実験と単離・同定:

(1) トリフェニルメタノールの合成:グリニャール反応

器具,溶媒の充分な乾燥だけでなく,反応中も水分が混入しないよう注意する実

験を実習する。引火性が高いジエチルエーテルを安全に取扱う方法も学ぶ。

(2) 代表的な色素であるアゾ色素とフタレイン色素をそれぞれアゾカップリング反応

と縮合反応により合成する。

化学の基本反応である芳香族有機化合物のヌルホン化のニトロ化,アミノ基のア

セチル化,ジアゾ化を習得することを目的とする。

(3) スチレンおよび MMA のラジカル重合モノヌーとしてスチレンおよび MMA を用

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

い,AIBN によりラジカル重合を行う。得られた単独及び共重合体の性質について

も検討する。

(4) フェロセンとその誘導体の合成:有機金属化合物の合成

不活性ガス気流中での反応操作を必要とする合成実験の操作法を実習する。

(5) 牛乳から乳糖の単離・同定

牛乳より糖を単離し,その構造を酵素反応,呈色等を利用して同定することによ

り,糖の構造と性質を学ぶ。

機器分析:核磁気共鳴(NMR)

合成したサンプルあるいは構造不確定のサンプルの核磁気共鳴スペクトルをとり,その

シグナルの帰属を調べることにより,NMR の原理や利用法を学ぶ。

教 科 書 「化学実験2指針」(2007 年改訂),実験初日より一週間前に販売する。(一部 1,000 円予

定)

参 考 書 「詳説無機化学」ダグラス・ヌクダニエル・アレクサンダー、講談社サイエンティフィク

「無機化学(上下)第3版」東京化学同人

「フィーザー/ウィリアムソン有機化学実験(原書8版)」後藤俊夫訳、丸善

成績評価 実験ノート,レポート,実験の実施状況および出席状況より総合的に評価

コメント 学生教育研究災害傷害保険に加入していること。

前半部では B5 版の大学ノートを実験ノートとして用意すること。

実験着、保護眼鏡等については、オリエンテーションの際に指示する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040507 化学特別実験 Advanced Chemical Experiments

単 位 数 2単位

担当教員 今田 勝巳

石川 直人

梶原 康宏

質問受付

履修対象 化学科 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5,木 3,木 4,木 5,金 3,金 4,金 5

場 所 その他

目 的 最先端の化学研究についての知識を深めるとともに、講義・実験によって得られた基礎概

念・知識、基礎実験技術の先端研究への適用をはかる。4年次からはじまる特別研究への

連結、研究活動開始のための予備実験、専門的な研究テーマの周辺分野の学習などを進め

る。

履修条件

講義内容 12 月末に決定する化学特別研究・高分子科学特別研究を行う所属研究室において、指導

担当教員と相談しながら、研究分野、研究テーマに応じた個別の内容で、実習、実験、調

査を行う。

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席およびレポート等で評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

化学特別研究 Undergraduate Research in Chemistry

単 位 数 10単位

担当教員 化学科(化学専攻)各教授

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択必修A群

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 これまでに受けてきた授業の知識に基づき、最先端の化学研究に取り組む。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 配属された研究室において、各自が各々選択した化学に関する最新のテーマについて研究

を行う。

教 科 書

参 考 書

成績評価 研究に対する取り組み、およびその成果により評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

高分子科学特別研究 Undergraduate Research in Polymer Science

単 位 数 10単位

担当教員

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択必修A群

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 これまでに受けてきた授業の知識に基づき、最先端の高分子科学の研究に取り組む。

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 配属された研究室において、各自が各々選択した高分子科学に関する最新のテーマについ

て研究を行う。

教 科 書

参 考 書

成績評価 研究に対する取り組み、およびその成果により評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040425 量子力学演習 Exereises in Elementary Quantum Mechanics

単 位 数 1単位

担当教員 奥村 光隆 居室:G417 内線:5404 e-mail:ok[at]chem.sci.

川上 貴資 居室:G419 内線:5405 e-mail:kawakami[at]chem.sci.

北河 康隆 居室:G419 内線:5405 e-mail:kitagawa[at]chem.sci.

山中 秀介 居室:G417 内線:5406 e-mail:syama[at]chem.sci

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択必修 B 群/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 火 1

場 所 理/D303講義室

目 的 量子力学概論で学んだ内容について、基礎的な問題を中心として実際に解くことにより、

基礎の復習と量子力学の体系的な理解を目指す。

履修条件

講義内容 全回に渡り学生主体の演習形式の授業形態をとる。各回の課題は量子力学概論で講義した

分野から出題する。講義の前週に問題を配付するので、当日までに解答し、解答例に基づ

いて教員が講義を行う。具体的には、量子力学概論と同様に、量子論の誕生から始めて、

電子の波動性、波動方程式の導出、量子力学の定式化をへて、シュレーディンガー方程式

の解析的に解けるモデル系、水素類似原子への適用例を講義する。さらに、物理量の量子

化、確率解釈など化学の基礎となる概念を講述する。しかし、これらはこのまま習得する

にはややレベルが高いので、十分に基礎的な数学や物理の補助的な説明や例題を十二分に

取り上げて、無理なく習得できるようにする。

教 科 書

参 考 書 特に無し。必要に応じて理解の助けとなるプリントを配布する。

成績評価 出席と演習を総合して評価する。

コメント 量子力学概論の同時履修が望ましい。

生物化学や有機化学など量子力学とは一見関係ないように思われている学問分野でも、今

や量子力学的な解釈は常識となり、基礎知識の習得は必須となっている。例えば、分子の

反応経路の探索などでも、分子軌道計算が実際に行われている。従って、理論化学や物理

化学の専攻を希望している学生は勿論、その他の学生も履修することが望ましい。また、

課題のレベルも、高校で物理を履修していない学生や数学が苦手であった学生にも十分配

慮して出題・解説を行う。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040427 有機化学演習1 Exereises in Organic Chemistry 1

単 位 数 1単位

担当教員 久保 孝史 居室:G502 内線:5384 e-mail:kubo[at]chem.sci.

平尾 泰一

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択必修B群/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 月 1

場 所 理/D403講義室

目 的 有機化学1で学んだ内容について実際に問題を解くことによって,基礎の復習と理解を目

指す。教科書はボルハルト・ショアー「現代有機化学、第6版」を用い,章末問題の解説

および演習を中心に行う。

履修条件

講義内容 演習問題を議論を行いながら解いていく。

教 科 書 ボルハルト・ショアー「現代有機化学、第6版」

参 考 書

成績評価 出席と試験を総合して評価する。

コメント 有機化学1を受講していることが望ましい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040428 有機化学演習2 Exercises in Organic Chemistry 2

単 位 数 1単位

担当教員 青島 貞人 居室:G602 内線:5448 e-mail:aoshima[at]chem.sci.

金澤 有紘 居室:G707 内線:5452 e-mail:kanazawaa11[at] chem.sci.

質問受付 随時

履修対象 化学科 2年次 選択必修 B 群/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 水 1

場 所 理/B308講義室, 理/D301講義室, 理/D403講義室,理/D407講義室, 理/E

204講義室

目 的 有機化学 2 で学んだ内容に関する問題を実際に解くことによって、基礎の復習と有機化学

の体系的な理解を目指す。教科書の章末問題を中心に基礎的な問題の解説および演習を中

心に行う。また約半分の時間を使い、各種スペクトルの解説および演習を行う。

履修条件

講義内容 1.序 (化学の勉強とは、基礎科学と最先端の研究、高分子化学との関連)

2.アルケンの合成 (11 章)

不飽和炭化水素、エチレンの構造、混成と軌道

3.アルケンの合成 (11 章)

合成法、E2 機構 E1 機構、脱離反応と置換反応、転位、IR 分光法、質量分析法

4.アルケンの反応 (12 章)ラジカル・求電子付加反応

5.アルケンの反応 (12 章)配向性と反応性、ハロゲン付加

6.アルケンの反応 (12 章)アルキル化、重合反応への展開

7.アルキン (13 章)

アセチレンの構造、性質、合成と反応、金属アセチリド

8.中間試験(1~7の範囲)

9.非局在化したπ電子系 (14 章)

ラジカル置換・付加反応、共鳴理論、共鳴混成体

10.非局在化した π 電子系 (14 章)

超共役、安定化、共役ジエン、速度と平衡、電子スペクトル

11.芳香族化合物 (15 章)

構造と安定性、有機電子論と共鳴構造、分子軌道、分光学的特徴

12.芳香族化合物 (15 章)

電子配置、芳香族性と反芳香族性、多核芳香族炭化水素

13.ベンゼン誘導体への求電子攻撃 (16 章)

置換基効果、配向性、ニトロ化、スルホン化

14.芳香族求電子置換反応 (16 章)

ハロゲン化、反応機構、反応性と配向性

15.期末試験(9~14 の範囲)

教 科 書 ボルハルト・ショアー「現代有機化学(第6版)」

参 考 書

成績評価 出席,演習および試験を総合して評価する。

コメント 有機化学 1,2,および有機化学演習1を履修していること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040429 高分子科学演習 Exercises in Macromolecular Sciences

単 位 数 1単位

担当教員 原田 明 居室:G713 内線:5445

浦川 理 居室:G607 内線:5458

山口 浩靖 居室:G613 内線:5447

寺尾 憲 居室:c446 内線:5459

質問受付 随時

履修対象 化学科 3年次 選択必修 B 群/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 木 1

場 所 理/D307講義室

目 的 高分子の合成、反応、物性、構造、キャラクタリゼーションなど、高分子科学の基礎を理

解することを目的とする。

履修条件 高分子科学を履修していることが望ましい。

講義内容 1.高分子科学の基礎

2.高分子の合成(1)ラジカル重合

3.高分子の合成(2)イオン重合

4.高分子の合成(3)共重合

5.高分子の合成(4)重縮合と開環重合

6.高分子の反応(官能基の変換、触媒作用、架橋反応、分解反応など)

7.高分子の分子量と分子量分布

8.高分子の分子量測定法

9.高分子の分子鎖特性と物性(解説)

10.高分子鎖の形と大きさ

11.高分子鎖の定常運動

12.高分子の粘弾性

13.高分子の固体物性

14.高分子の構造

15.まとめ

ただし、上記記載項目の内容および順序は予定であり、授業の進行度合により変更するこ

とがある。

教 科 書 指定しない。

参 考 書 「高分子科学演習」高分子学会編(東京化学同人)

「高分子化学(第 5 版)」村橋俊介、小高忠男、蒲池幹治、則末尚志 編著(共立出版)

成績評価 出席、試験等により評価する。

コメント

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040424 無機放射化学演習 Exercises in Inorganic and Radiochemistry

単 位 数 1単位

担当教員 高橋 成人 居室:F528 電話:06-6850-5417 e-mail:naruto[at]chem.sci.

冬広 明 居室:G316 電話:06-6850-5410 e-mail:fuyu[at]chem.sci.

野尻 正樹 居室:c428 内線:5768

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択必修 B 群/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 水 1

場 所 理/D403講義室

目 的 無機化学では、原子の構造と周期性、分子の構造と電子状態、配位化学に関する内容の演

習問題を解くことにより、基礎的な概念の把握を目的にしている。また放射化学では、演

習問題を通して、放射性核種の壊変現象と放射線の性質やその物質・人体への影響につい

て理解を深める。

履修条件

講義内容 以下の演習を行う。

1.電子の振る舞いを支配する理論

2.多電子原子の電子構造

3.元素の周期的性質(原子半径、イオン化ポテンシャル、電子親和力、電気陰性度)

4.結合の生成(ルイス構造、VSEPR 則、結合エネルギー)

5.分子軌道法(軌道間相互作用、等核二原子分子、異核二原子分子、多原子部分子)

6.配位子場理論(錯体の磁性、電子遷移)

7.HSAB の概念、錯体の反応と安定性

8.固体の構造(格子エネルギー)

9.放射能と原子核(原子核の結合エネルギー、安定性、量子力学的性質)

10.放射壊変(1):放射性核種の壊変様式

11.放射壊変(2):放射平衡

12.核反応(主に中性子捕獲反応と加速粒子による核反応)

13.放射線と物質との相互作用(荷電粒子、中性子、電磁波)

14.放射線の人体への影響と放射線防護

15.放射性同位元素とその化学への応用(放射化分析、年代測定等)

教 科 書 無機化学:特になし

放射化学:特になし

参 考 書 無機化学:福田・海崎・北川・伊藤編「詳説無機化学」(講談社、1995)

Shriver and Atkins 「Inorganic Chemistry 3rd ed.」(Oxford, 1999)

放射化学:古川著「放射化学」(朝倉書店、1999)

Friedlander, Kennedy, Macias, and Miller 「Nuclear and Radiochemistry 3rd ed.」

(Wiley, 1981)

成績評価 演習、レポートなどにより総合的に評価する。

コメント 卓上計算機、グラフ用紙を用意すること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040426 統計熱力学演習 Exercises in Statistical Thermodynamics

単 位 数 1単位

担当教員 宮崎 裕司 居室:T202 内線:5525 e-mail:miyazaki[at]chem.sci.

高城 大輔 居室:c248 内線:5524 e-mail:takajo[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択必修B群/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 金 1

場 所 理/D307講義室

目 的 分子集団の現象を取り扱う化学での統計力学的な論理の進め方,統計力学の意義をより深

く理解するとともに,分子の性質から分子集団の熱力学的諸量を計算できるようにする。

履修条件

講義内容 区別できる粒子の統計力学

エントロピーの統計的基礎

局在化した(区別できる)粒子の系の熱力学関数

非局在化した(区別できない)粒子の系の熱力学関数

理想気体の熱力学関数

理想気体の化学平衡

教 科 書 N. O. Smith 著,小林 宏,岩橋槇夫 訳/統計熱力学入門 -演習によるアプローチ-

/東京化学同人/4-8079-0322-5

参 考 書 大学演習 熱学・統計力学,久保亮五 編,裳華房;アトキンス 物理化学 下 第6版,

千原秀昭・中村亘男 訳,東京化学同人など

成績評価 出席状況,課題演習の発表,レポートによって総合的に評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040359 化学入門セミナー1 Seminar for Freshpersons in Chemistry 1

単 位 数 1単位

担当教員 化学科各教員 他 10 名程度(教授、准教授、講師)

舩橋 靖博 居室:c432 内線:5767 e-mail:funahashi[at]chem.sci.

松本 卓也

大山 浩

野尻 正樹

質問受付

履修対象 化学科 1年次 選択

開講時期 1学期 木 3,木 4

場 所 理/D303講義室

目 的 化学および化学科に関する詳細なガイダンス、化学科・研究室の紹介、および少人数によ

る演習を通して、化学科の一員としての自覚を促し、化学の専門家となるための学習の指

針を与える。特に後半行う演習(入門セミナー)では、学生と担当教員、場合によっては

担当教員所属の研究室員との交流を通して、積極的な学生参加型のセミナーを行う。

履修条件

講義内容 1-3.研究室紹介ガイダンス(学科長、クラス担任、教務委員)、研究室紹介

4、5.化学講話:化学科の歴史、化学界のこと、フレッシュパーソンへの提言など

6-8.入門セミナー1:8人程度の小グループに分かれ、化学英語論文(教材)の輪講、

学生自身による調査・演習、結果のまとめ・発表などを行う。

教 科 書 各担当教員がガイダンス時に教材を指示(もしくは配布)する。

参 考 書 各担当教員がセミナー開始時に指示する。

成績評価 出席及びレポート

コメント 選択科目であるが1年次で唯一の化学科独自の授業であり、これから化学科で学ぶための

種々のガイダンスを行う貴重な場でもあるので、全員履修すること。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040362 化学入門セミナー2 Seminar for Freshpersons in Chemistry 2

単 位 数 1単位

担当教員 化学科各教員 他 10 名程度(教授、准教授、講師)

舩橋 靖博 居室:c432 内線:5767 e-mail:funahashi[at]chem.sci.

松本 卓也

大山 浩

野尻 正樹

質問受付

履修対象 化学科 1年次 選択

開講時期 2学期 木 3,木 4

場 所 理/D303講義室

目 的 履修に関する詳細なガイダンスや、今、化学専攻・高分子科学専攻で進められている最先

端研究の紹介、および少人数による演習を通して、化学科の一員としての自覚を促し、化

学の専門家となるための学習の指針を与える。特に後半行う演習(入門セミナー)では、

学生と担当教員、場合によっては担当教員所属の研究室員との交流を通して、積極的な学

生参加型のセミナーを行う。

履修条件

講義内容 1.ガイダンス(学科長、クラス担任)

2-4.履修指導、化学の魅力:1年生向けの特別コロキウム

5-7.入門セミナー2:8人程度の小グループに分かれ、化学英語論文(教材)への輪

講、問題提起、学生自身による調査・勉強(関連課題の実習、演習)、結果のまとめ・発

表などを行う。(入門セミナー1とは異なる分野の教員に配属する)

教 科 書 各担当教員がガイダンス時に教材を指示(もしくは配布)する。

参 考 書 各担当教員がセミナー開始時に指示する。

成績評価 出席及びレポート

コメント 選択科目であるが1年次で唯一の化学科独自の授業であり、これから化学科で学ぶための

種々のガイダンスを行う貴重な場でもあるので、全員履修すること。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040529 化学発展セミナー Upgrade Seminar in Chemistry

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461 e-mail:tsato[at]chem.sci.

和泉 雅之 居室:G204 内線:5381 e-mail:mizumi[at]chem.sci.

山中 秀介 居室:G419 内線:5406 e-mail:syama[at]chem.sci.

吉成 信人 居室:c539 内線:5766 e-mail:nobuto[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択(平成20年度以降入学者用)

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/B202講義室,理/B301講義室,理/D303講義室

目 的 1年次に履修した化学入門セミナーをさらに発展させた、自主性を重んじたセミナー形式

の授業。化学に関するテーマについて自分自身で文献調査を行い、そのテーマについての

理解を深めるとともに、調査内容を発表する能力も養うことを目的とする。

履修条件

講義内容 自分自身で選んだ化学に関するテーマについて文献調査を行い、その進捗状況を少人数の

グループ内で発表し、その都度教員のアドバイスを受ける。最後に、全員参加の発表会で、

調査した成果について発表する。

教 科 書

参 考 書 藤沢晃治著「わかりやすい説明の技術」講談社ブルーバックス

成績評価 出席および研究発表会の内容によって評価する。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040531 化学オナーセミナー1 Chemistry Honors Seminar 1

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461 e-mail:tsato[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 その他

目 的 希望者を対象にしたオナーセミナーでは、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろ

う?』と問いかけて、自分の頭で考える習慣を身につけます。既に分かっていることでも、

習うのではなく、自分で発見する喜びを味わってほしいと願っています。

化学オナーセミナーでは、自分の考えていることを他の人の前で発表することも学びま

す。申請が認められれば、一番分野の近い研究室で、自分の見つけた課題について研究し

たり、研究費を申請することができます。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。化学オナーセミナーを 2 科目 2 単位以上、選択必

修科目B群の演習 6 科目 6 単位、大学院科目 8 単位(化学科教務委員と要相談)を取得し、

所定の成績を修めた人に化学の理数オナープログラム修了証を発行します。(詳細は下記

WEB ページを参照して下さい。)

講義内容 平成 25 年度に開講する化学オナーセミナー1 の内容および受講方法は、次の WEB ページ

でお知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040217 分析化学2 Analytical Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 塚原 聡 居室:G213 内線:5411 e-mail:sxt[at]chem.sci.

質問受付 質問等は,基本的に授業後に受け付けます。

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生物科学コース 2年次 選択/生物科学科生命理

学コース 2年次 選択必修

開講時期 2学期 水 3

場 所 理/D501大講義室

目 的 錯形成反応と酸化還元反応の平衡論的取り扱いとその滴定法への応用を学び,さらに二相

間分配を基本とする液相分離分析化学の基礎概念について学習する。

履修条件 分析化学1を履修していることが望ましい。

講義内容 分析化学1に引き続き,基本的な分析化学反応と分離分析法について学習する。

1.沈殿平衡の導入

2.沈殿平衡に及ぼす因子

3.沈殿滴定

4.重量分析

5.キレート抽出の平衡論

6.イオン会合抽出の平衡論

7.固相抽出の平衡論

8.酸化還元電位とネルンストの式

9.酸化還元電位に及ぼす因子

10.酸化還元反応と平衡定数

11.電位差滴定法と指示薬

12.酸化還元電位とギブズエネルギーの関係,電気分解

13.イオン選択性電極

14.演習

15.試験

教 科 書 分析化学I基礎編及び II 機器分析編,クリスチャン,丸善

参 考 書 G. D. Christian, “Analytical Chemistry”6th edition, New York,

John Wiley & Sons(2003).

R. Kellner et al. ,“Analytical Chemistry”, 2nd edition, Weinheim, Wiley-VCH(2004).

成績評価 演習の提出と試験の成績により評価。

コメント 科学計算用の電卓を各自用意すること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040025 化学熱力学2 Chemical Thermodynamics 2

単 位 数 2単位

担当教員 未定

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/D501

目 的 化学熱力学は,エネルギーとエントロピーの二つの概念を駆使して,物質がもつ種々の性

質とその変化を探究する科学である。分子論的な解釈を加えながら,物質界の理解を深め

ることを目的とする。現実の化学系に応用する方法を学ぶ。

履修条件 特になし.化学熱力学1の内容を前提とする.

講義内容 <物理的な平衡>

1.相図(1成分系,2成分系)

2.相図の熱力学的な解釈

3.化学ポテンシャルの性質

4.束一的性質

5.実在溶液

<化学平衡>

6.ギブズエネルギーの極小

7.平衡の統計的な表し方

8.平衡に対する圧力と温度の影響

9.電気化学

10.標準電位と熱力学関数

<分子の運動>

11.気体分子運動論

12.完全気体の輸送物性

13.液体中の分子運動

14.拡散の熱力学

15.拡散の確率論

教 科 書 「アトキンス 基礎物理化学 分子論的アプローチ(下巻)」千原秀昭・稲葉章訳, 東京

化学同人,2011:第 16-18 章

参 考 書 「熱力学要論 分子論的アプローチ」千原秀昭・稲葉章訳, 東京化学同人,2009

「アトキンス 物理化学要論(第4版)」千原秀昭・稲葉章訳, 東京化学同人,2007

成績評価 2回の試験,レポートにより評価する.

コメント 予習と復習に加え,演習で実際例に慣れることが重要である.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040239 量子化学1 Quantum Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 奥村 光隆 居室:G417 内線:5406 e-mail:ok[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 金 1

場 所 理/D403講義室

目 的 量子力学概論で学習した量子力学を化学現象の理論的解明に適用するための有効な近似

法を解説し、化学における経験的諸概念の量子論的基礎や定式化法を修得することを目的

とする。

履修条件 量子力学概論を履修していることが望ましい。

講義内容 多電子系を取り扱うための量子力学における近似法(摂動論、変分法)の解説から始めて、

原子、分子の電子構造の分子軌道法、原子価結合法による近似表現を講義し、共有結合の

成因、方向原子化の理論、軌道相互作用理論などについて講述する。さらに、時間依存摂

動論に基づいて遷移確率などを求め、分子分光学の基礎を講義するとともに、化学反応な

ど時間依存現象の理論的取り扱いについて平易に講述する。

1.序論(量子化学の成立と発展)

2.近似法I(時間無依存摂動論)

3.近似法II(縮退のある場合の摂動論)

4.近似法III(時間無依存変分法)

5.化学結合論I(厳密解および分子軌道法:水素分子イオン)

6.化学結合論II(分子軌道法:2原子分子)

7.化学結合論III(原子価結合法:多原子分子)

8.対称性と群論(分子の対称性、波動関数の対称性、位相など)

9.ヒュッケル分子軌道法(軌道相関図など)

10.試験(復習をかねて)

11.近似法IV(時間依存摂動論)

12.物質と電磁波の相互作用(遷移確率など)

13.線形および非線形光学過程(分子分光学、レーザー)

14.量子動力学および化学反応(現状と将来の概説)

15.試験(演習をかねて)

教 科 書 特に無し

参 考 書 入門分子軌道法(藤永茂)、量子化学入門(上、下)(米澤貞次郎他)。

成績評価 試験、演習およびレポートを出させることにより理解を確かめるなど総合的に評価を行

う。

コメント この講議では化学科の学生が専門課程に進む前に理解しておくべき量子化学的概念と用

語について平易に解説する。また、その基礎となる式の導出についても多くの文献、資料

を配付し、それについてレポートを出させることによりに自宅学習できるよう配慮してい

ます。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040210 分子構造論1 Structural Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 宗像 利明 居室:B223 内線:6082 e-mail:munakata[at]ch.wani.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 火 1

場 所 理/D403講義室

目 的 分子構造を測定するための各種分光法、回折法の原理を学び、分子内での核と電子の動き

を理解することを目的とする。

履修条件 量子力学概論、量子化学1を履修していることが望ましい。

講義内容 授業計画の項目に従い、分子のエネルギー準位と準位間の光遷移の原理を学ぶ。また、回

折法の原理を学ぶ。

教 科 書 「マッカリー、サイモン 物理化学(上)(下)」千原秀昭、江口太郎、齋藤一弥訳(東京

化学同人)

参 考 書

成績評価 試験を主とするが、レポートも勘案して評価する。

コメント 講義内容の区切りごとに演習問題またはレポートを課し、理解を深める。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040018 化学プログラミング Computer Programming for Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 奥村 光隆 居室:G417 内線:5406 e-mail:ok[at]chem.sci.

川上 貴資 居室:G419 内線:5405 e-mail:kawakami[at]chem.sci.

北河 康隆 居室:G419 内線:5405 e-mail:kitagawa[at]chem.sci.

山中 秀介 居室:G419 内線:5406 e-mail:syama[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択

開講時期 2学期 月 1

場 所 サイバー情報処理教室2

目 的 化学の分野で必要となるデータ処理、物理化学計算、計算化学などの数値計算処理の基本

を、Fortran 言語を用いて習得する。実際のプログラミングの実習を計算言語の文法やア

ルゴリズムの学習とあわせて行っていく。

履修条件

講義内容 1-3 計算機の仕組み、Fortran 文法の説明、コンパイル等の説明

4 WS の使い方、エディターを使ったプログラムの編集。簡単な例の実習

5 データの和、平均、偏差などの計算

6 級数の計算、Taylar 展開による関数の近似

7 行列の計算、データのソート

8 モンテカルロ法による積分の計算

9 モンテカルロ法による酔歩問題の計算

10 最小二乗法による関数の近似

11 Newton 法などによる非線形方程式の数値解法

12 数値積分

13 数値微分

14、15 進んだ内容の演習とアプリケーションソフトを使った可視化。

教 科 書

参 考 書 浦昭二編「FORTRAN77 入門」培風館

成績評価 演習形式のため、出席を重視し、授業中に出題する課題のレポートを課し、出席とレポー

トによる総合評価を行う。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040532 化学オナーセミナー2 Chemistry Honors Seminar 2

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461 e-mail:tsato[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 2年次 選択/生物科学科生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 その他

目 的 希望者を対象にしたオナーセミナーでは、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろ

う?』と問いかけて、自分の頭で考える習慣を身につけます。既に分かっていることでも、

習うのではなく、自分で発見する喜びを味わってほしいと願っています。

化学オナーセミナーでは、自分の考えていることを他の人の前で発表することも学びま

す。申請が認められれば、一番分野の近い研究室で、自分の見つけた課題について研究し

たり、研究費を申請することができます。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。化学オナーセミナーを 2 科目 2 単位以上、選択必

修科目B群の演習 6 科目 6 単位、大学院科目 8 単位(化学科教務委員と要相談)を取得し、

所定の成績を修めた人に化学の理数オナープログラム修了証を発行します。(詳細は下記

WEB ページを参照して下さい。)

講義内容 平成 25 年度に開講する化学オナーセミナー2 の内容および受講方法は、次の WEB ページ

でお知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040223 無機化学2 Inorganic Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 今野 巧 居室:理学部 c 棟 547 電話:06-6850-5765

e-mail:konno[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/D303講義室

目 的 無機化学の体系的な側面を、遷移金属元素の化学におけるd電子の果たす多彩で重要な役

割を明らかにすることを通して、主にウエルナー錯体を例に、構造・結合・安定性・反応

性の観点から学ぶ.同時に、この講義を通し、物理化学的な基礎概念を無機化合物特に錯

体へ適用することで、無機化合物をはじめとする物質一般に対する知識を得る方法論の基

礎をも学習する.

履修条件 無機化学1の履修

講義内容 1.はじめに

2.錯体の表記法と命名法

3.錯体の異性現象

4.原子価結合理論と磁性

5.結晶場理論

6.結晶場安定化エネルギー

7.配位子場理論

8.錯体の吸収スペクトルⅠ

9.錯体の吸収スペクトルⅡ

10.錯体の安定度

11.錯体の反応Ⅰ

12.錯体の反応Ⅱ

13.錯体の反応Ⅲ

14.非ウエルナー錯体の化学

15.期末試験

教 科 書 詳説無機化学 (講談社サイエンティフィク)

参 考 書 ダグラス・マクダニエル・アレクサンダー無機化学(上下) 第3版(東京化学同人)

シュライバー無機化学(上下)(東京化学同人)

成績評価 小テストおよび期末試験による総合評価

コメント

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040476 放射化学 Radiochemistry

単 位 数 2単位

担当教員 篠原 厚 居室:G506 内線:5415 e-mail:shino[at]chem.sci.

質問受付 適宜、メールにてアポイントを取ること。

履修対象 化学科 3年次 選択(平成18年度以降入学者用)/生物科学科生命理学コース 3年

次 選択

開講時期 1学期 水 2

場 所 理/D403講義室

目 的 無機化学1で学んだ基礎知識をもとに、原子核・放射壊変の基礎部分の復習後、原子核反

応、放射性元素、放射線と物質との相互作用など、放射化学の基本的内容を学習する。さ

らに、放射線や原子核が利用されている化学について簡単に紹介する。これにより化学が

対象としている物質観を広げ、放射能に対する正しい認識を持つことを目的とする。

履修条件 無機化学1

講義内容 1.はじめに: 講義のガイダンス、放射化学とは、教科書・参考書の紹介、放射能の発

2.原子核(教科書1.3-1.7): 原子核の基礎知識、原子核の質量公式

3.原子核と放射能(1.7-2.1):核モデル、放射性壊変

4.放射能と放射壊変(2): 放射能の減衰と増加、放射平衡、放射壊変

5.原子核反応1(3.1): 加速器と原子炉、実験法、核反応の基礎

6.原子核反応2(3.2-3.3): 反応断面積、低エネルギー核反応、複合核モデル

7.原子核反応3(3.4-3.7): 高エネルギー核反応、重イオン核反応、その他の核

反応

8.放射性元素1(4.1-4.2): 天然の放射性核種、天然放射性元素の性質

9.放射性元素2(4.3-4.5): 誘導放射性核種、人工放射性元素、超ウラン元素の

性質

10.放射線と物質の相互作用1(5.1-5.3): 荷電粒子との相互作用、光子との相互

作用

11.放射線と物質の相互作用2(5.3-5.6): 光子との相互作用、化学的作用

12.放射線と物質の相互作用3(5.6,6): 人体への影響、放射線検出器

13.核現象と宇宙化学(8): 年代決定法、14C 年代測定、元素の起源

14.応用編1(7): 核現象の化学効果、トレーサー利用技術、各種分析法の紹介

15.応用編2(9): 原子核エネルギーの取り出し、環境放射能

教 科 書 現代化学講座 15「放射化学」古川路明 著 (朝倉書店、1994)

参 考 書 ・”Nuclear and Radiochemistry 3rd. Edition”, G. Friedlander, J. W. Kennedy, E. S. Macias and

J. M. Miller (Wiley, 1981)

・「放射化学概説」 木越邦彦 著 (培風館、1968)

・基礎物理学シリーズ4「原子核物理学」 八木浩輔 著 (朝倉書店、1971)

成績評価 毎回の小テストと期末試験で総合評価

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040274 高分子合成化学1 Synthetic Polymer Chemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 青島 貞人 居室:G602 内線:5448 e-mail:aoshima[at]chem.sci.

質問受付 随時

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/D403講義室

目 的 高分子化学はここ半世紀の間で最も急速に発展した学問の一つであり、その結果得られた

種々の材料は、今やあらゆる分野で中心的な役割を果たしている。そこで、これらの合成

方法を系統的に習得することは、今後どの分野に進むにしても必要不可欠となる。授業で

はまず、ラジカル重合を中心に高分子合成の基礎を学ぶ。さらに、イオン重合に関して、

基本的な考え方から最近の例までを解説する。

履修条件 この講義は、「基礎化学3」、「高分子科学」の履修を前提として行う。

講義内容 1.序(高分子の分子設計、高分子合成の動向、高分子の構造と性質、機能性高分子の合

成)

2.ラジカル重合(ラジカル重合とは、ラジカルの構造、イオン活性種との違い、反応性)

3.ラジカル重合(付加重合と縮合重合の違い、分子量、素反応、開始反応、AIBN と BPO)

4.ラジカル重合(素反応、生長反応、二分子停止、一般的な重合例、乳化重合、懸濁重

合)

5.ラジカル重合(速度論、生長ラジカル種の濃度、定常状態近似、連鎖移動定数、テロ

マー)

6.ラジカル重合(共重合の意味、共重合組成式、モノマー反応性比、理想共重合、r1、

r2)

7.ラジカル重合(実験による r1、r2の求め方、Fineman-Ross 法、モノマーとラジカル

の反応性)

8.ラジカル重合(置換基の共鳴及び極性効果、共鳴安定化、電子供与・吸引性、立体因

子)

9.イオン重合(ラジカル重合との違い、対イオンの重要性、Q-e プロット、St-MMA 共

重合)

10.アニオン重合(開始剤とモノマー、開始反応、生長反応、リビング重合、停止反応)

11.カチオン重合(開始反応、生長反応、連鎖移動反応、異性化重合、リビング重合)

12.リビング重合(リビング重合の考え方、末端基、テレケリックポリマー、マクロマー)

13.配位重合(Ziegler 触媒、配位アニオン機構、エチレン・プロピレンの重合、立体特異

性)

14.ブロック・グラフト重合(種々の合成法、ミクロ相分離、物性への影響、表面状態制

御)

15.最終試験

教 科 書 「高分子化学(第 5 版)」村橋俊介ら編著、共立出版

参 考 書 「改訂高分子合成の化学」大津隆行著、化学同人、「新高分子化学序論」伊勢典男ら著、

化学同人

成績評価 試験、レポート、出席を総合して評価する。

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040276 高分子物理化学1 Physical Chemistry of Polymers 1

単 位 数 2単位

担当教員 井上 正志 居室:G605 内線:5464 e-mail:tadashi[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/D501大講義室

目 的 高分子は身近に存在し,我々の日常生活に不可欠な物質である.その分子形態は低分子と

比べると非常に多様で,その多様性が高分子物質の有用な物性を生み出している.本講義

では高分子物質の特徴的な力学物性や緩和現象について学び,それを測定する手法や分子

論についても解説する.

履修条件 「高分子科学」の履修を前提にして講義を行う.

講義内容 1 高分子物質の力学的性質の概説

2 粘弾性の基礎Ⅰ(ひずみ、ひずみ速度、応力、粘性率、弾性率)

3 粘弾性の基礎Ⅱ(線型粘弾性、応力緩和、クリープ、重ね合わせの原理)

4 粘弾性の基礎Ⅲ(動的粘弾性、マクスウェル模型、フォークト模型)

5 粘弾性の基礎Ⅳ(緩和スペクトル、重要な粘弾性パラメータ)

6 粘弾性の基礎Ⅴ(粘弾性の温度依存性、温度-時間換算測、)

7 ゴム弾性Ⅰ(熱力学)

8 ゴム弾性Ⅱ(ガウス鎖を用いた統計力学)

9 高分子のからみ合い(からみ合いと分子モデル,非線形粘弾性)

10 高分子のガラス転移Ⅰ(ガラス転移の定義)

11 高分子のガラス転移Ⅱ(エイジング,分子構造とガラス転移温度)

12 最終試験

教 科 書 村橋俊介、小高忠男、蒲池幹治、則末尚志編「高分子化学第 5 版」(共立出版,2007)

参 考 書 フローリー著「高分子化学」(丸善)フローリー著「鎖状分子の統計力学」(培風館)佐藤

信彦「高分子物理学」(裳華房)田中文彦「高分子の物理」(裳華房)尾崎邦宏「レオロジ

ーの世界」(工業調査会)

成績評価 試験,および演習への参加状況により評価する.

コメント オフィースアワー 電子メールで予約の後,適当な日時に各居室で行う.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040218 分析化学3 Analytical Chemistry 3

単 位 数 2単位

担当教員 塚原 聡 居室:G213 内線:5411 e-mail:sxt[at]chem.sci.

質問受付 質問等は,基本的に授業後に受け付けます。

履修対象 化学科 3年次 選択/生物学科生物科学コース 3年次 選択/生物科学科生命理学

コース 3年次 選択

開講時期 1学期 火 1

場 所 理/D501大講義室

目 的 分析化学は,歴史的にみると,組成分析,定性分析,定量分析,微量分析という発展の経

過をたどっている。そして,現代の分析化学においては,分子の化学反応だけでなく,分

子集合体の機能を利用したり,物理的外場との相互作用を利用する化学計測法が著しい進

歩を遂げている。本講義では,計測化学の基本的考え方を,分光分析,電気化学分析,分

離分析の学習を通して修得する。

履修条件 分析化学1および分析化学2の講義を履修済みであることが望ましい。

講義内容 主要な計測分析法の原理と応用について学習する。

1.光,電場,磁場と物質の相互作用

2.可視紫外分光と吸光光度法

3.蛍光分光と蛍光光度法

4.原子発光分析法と原子吸光分析法

5.赤外吸収とラマン散乱を利用する分析法

6.分光法の応用およびその他の分光法

7.演習

8.電位差滴定法

9.電解分析法1: クーロメトリー

10.電解分析法2: ボルタンメトリー

11.クロマトグラフ法の原理

12.ガスクロマトグラフィーと液体クロマトグラフィー

13.キャピラリー電気泳動法

14.演習

15.試験

教 科 書 分析化学 II 機器分析編 クリスチャン,丸善

参 考 書 梅澤・本水・渡會・寺前 「機器分析実験」 東京化学同人

G. D. Christian, “Analytical Chemistry”, 6th edition. New York, John Wiley & Sons (2003).

R. Kellner etal., “Analytical Chemistry”, 2nd edition, Weinheim, Wiley-VCH (2004).

成績評価 演習問題および試験の成績により評価。

コメント 科学計算用の電卓を各自用意すること。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040272 化学反応論2 Chemical Kinetics and Dynamics 2

単 位 数 2単位

担当教員 水谷 泰久 居室:B205 内線:5776 e-mail:mztn[at]chem.sci.

質問受付 随時(ただし、予め e-mail などにてアポイントメントをとることが望ましい)

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/D403講義室

目 的 反応式では単純に書かれる化学反応も、微視的には、分子たちが織りなすさまざまな過程

から成りたつ。本講義では、反応速度と反応機構に対する微視的な考え方を習得する。

履修条件 「化学反応論1」の履修済みのことが望ましい。

講義内容 1.反応の分子動力学:衝突理論

2.拡散律速の反応、物質収支の方程式

3.遷移状態理論:アイリングの式

4.遷移状態理論:熱力学的な見方

5.ポテンシャルエネルギー面

6.ポテンシャルエネルギー面でのダイナミクス:実験と計算

7.光化学:光物理過程と光化学過程の速度

8.光生物学

9.固体表面の成長と構造

10.物理吸着と化学吸着、吸着等温式

11.表面過程の速度

12.不均一系触媒作用の機構

13.表面における触媒作用

14.電極における諸過程

15.まとめ

教 科 書 「アトキンス 物理化学 第8版(上)(下)」千原秀昭・中村亘男訳、東京化学同人(2009)

参 考 書 「マッカーリ、サイモン 物理化学―分子論的アプローチ」千原秀昭、斎藤一弥、江口太

郎訳、東京化学同人(2000)

成績評価 原則として期末試験により評価する。小テスト・レポートの結果を考慮に加える場合もあ

る。

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040229 有機化学3 Organic Chemistry 3

単 位 数 2単位

担当教員 小川 琢治 居室:G402 内線:5392 e-mail:ogawa[at]chem.sci.

質問受付 随時

履修対象 化学科 3年 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 金 3

場 所 理/D403講義室

目 的 炭素原子を含む分子を扱う有機化学は生物化学、物理化学、高分子化学とも関連して化学

の大きな分野となっている。また、近年では有機材料化学の発展も著しい。有機化学1~

3ではボルハルト・ショアー著“現代有機化学”をテキストに用いて有機化学の基礎を養

う。有機化学3では有機化学1、2に引き続き、テキストの 17~23 章を講義する。

履修条件

講義内容 第1、2週:第17章 アルデヒドとケトン(物性、合成、反応)

第3、4週:第18章 エノールとエノン(生成と反応)

第5週 :第19章 カルボン酸(物性、合成)

第6、7週:第20章 カルボン酸誘導体および質量分析法

第8週 :中間試験(第1週から7週の講義内容について)

第9、10週:第21章 アミンおよびその誘導体(物性、合成、反応)

第11、12週:第22章 ベンゼンの置換基の反応性

第13、14週:第23章 エステルエノラートおよびアシルアニオン等価体

第15週 :期末試験(第9週から14週の講義内容について)

教 科 書 有機化学1、2で用いた上記テキストの英語版あるいは日本語版を使用する。

参 考 書

成績評価 出席、小テストおよび2回の試験を評価する。

コメント この講義は、「基礎化学1~3」「有機化学1、2」の履修を前提として行う。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040567 有機化学演習3 Exercises in Organic Chemistry 3

単 位 数 1単位

担当教員 小川 琢治

田中 大輔

質問受付 随時

履修対象 化学科 3年 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 1

場 所 理/D303講義室

目 的 有機化学3の内容についての演習を行う。

履修条件 有機化学3を同時にもしくは過去に履修していること。

講義内容 第1、2週:第17章 アルデヒドとケトン(物性、合成、反応)

第3、4週:第18章 エノールとエノン(生成と反応)

第5週 :第19章 カルボン酸(物性、合成)

第6、7週:第20章 カルボン酸誘導体および質量分析法

第8週 :中間試験(第1週から7週の講義内容について)

第9、10週:第21章 アミンおよびその誘導体(物性、合成、反応)

第11、12週:第22章 ベンゼンの置換基の反応性

第13、14週:第23章 エステルエノラートおよびアシルアニオン等価体

第15週: 期末試験(第9週から14週の講義内容について)

教 科 書 ボルハルト・ショアー著“現代有機化学”

参 考 書

成績評価 出席、小テストおよび2回の試験を評価する。

コメント この講義は、「基礎化学1~3」「有機化学1、2」の履修を前提として行う。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040434 生化学1 Biochemistry 1

単 位 数 2単位

担当教員 梶原 康宏 居室:G202 内線:5380 e-mail:kajihara{at}chem.sci.

質問受付 特に設定なし。随時(ただし予め e-メール等にてアポを取ることが望ましい)

履修対象 化学科 3 年次 選択

開講時期 1学期 金 1

場 所 理/D403講義室

目 的 生命は分子システムである。生体には多くの化合物が存在し、相互作用している。本講義

では、有機化学の知識も絡め生体分子の形と生体化学反応の特徴を理解することを目的と

している。

履修条件 特になし

講義内容 1.生化学の基礎知識

2.アミノ酸

3.ペプチド、蛋白質

4.糖質

5-10.蛋白質の構造、解析(X 線、質量分析)

11.蛋白質の変性とフォールディング

12.蛋白質の機能

13.ヌクレオチドと核酸

14.遺伝子と遺伝子工学

15.定期テスト

教 科 書 特になし

参 考 書 「ストライヤー 生化学」第6版 東京化学同人

成績評価 原則として期末試験により評価する。小テストの結果や出席状況などを考慮に加える場合

もある。

コメント この生化学 1 と第 6 セメスターの生化学 2 は、有機化学の視点をもとに酵素やレセプター

タンパク質の構造、機能を系統的に講義する。原子レベルで生化学反応を理解することを

主眼としているので生命理学コースの学生諸君の受講を勧める

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040269 統計力学概論 Elementary Statistical Mechanics

単 位 数 2単位

担当教員 中澤 康浩 居室:G102 内線:5396 e-mail:nakazawa[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/D403講義室

目 的 物質の巨視的な性質(エネルギーやエントロピー,自由エネルギーなど)と,その構成粒

子のミクロな性質を結びつける統計力学の考え方を習得する

履修条件 基礎化学、熱力学の基礎、初等量子力学を習得していること

講義内容 1.統計力学の考え方

2.ミクロなエネルギー準位と集団の性質

3.ボルツマン分布

4.分配関数

5.熱力学関数の計算

6.並進エネルギー

7.前半のまとめ

8.振動・回転エネルギー

9.多原子分子 I

10.多原子分子Ⅱ

11.結晶固体

12.化学平衡

13.分子間相互作用(実在系)

14.量子統計

15.テスト

教 科 書

参 考 書 N. O. Smith 統計熱力学入門 東京化学同人

小島和夫 越智健二 「化学系のための統計熱力学」 培風館

マッカーリ・サイモン 「物理化学(分子論的アプローチ)」 東京化学同人

「大学演習 熱学・統計力学」久保亮五編,裳華房

成績評価 試験,レポート、出席状況により総合的に評価する.

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040533 化学オナーセミナー3 Chemistry Honors Seminar 3

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461 e-mail:tsato[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 その他

目 的 希望者を対象にしたオナーセミナーでは、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろ

う?』と問いかけて、自分の頭で考える習慣を身につけます。既に分かっていることでも、

習うのではなく、自分で発見する喜びを味わってほしいと願っています。

化学オナーセミナーでは、自分の考えていることを他の人の前で発表することも学びま

す。申請が認められれば、一番分野の近い研究室で、自分の見つけた課題について研究し

たり、研究費を申請することができます。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。化学オナーセミナーを 2 科目 2 単位以上、選択必

修科目B群の演習 6 科目 6 単位、大学院科目 8 単位(化学科教務委員と要相談)を取得し、

所定の成績を修めた人に化学の理数オナープログラム修了証を発行します。(詳細は下記

WEB ページを参照して下さい。)

講義内容 平成 25 年度に開講する化学オナーセミナー3 の内容および受講方法は、次の WEB ページ

でお知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040436 有機生物化学 Organic Biochemistry

単 位 数 2単位

担当教員 深瀬 浩一 居室:G302 内線:5388 e-mail:koichi[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 水 1

場 所 理/D307講義室

目 的 生体を構成しその種々の機能に関与しているのは、ほとんどが有機化合物であり、それら

の化学変化や相互作用が生命機能の基礎を担っていると言っても過言ではない。本講義で

は生体によって作り出される有機化合物のうち、アミノ酸、ペプチド、ポリケチド、テル

ペノイド、ステロイド、アルカロイドなどの低分子を主な対象に、その化学構造と化学的

性質、合成法について学ぶ。

履修条件

講義内容 天然有機化合物の分類体系;アミノ酸の種類と構造;アミノ酸の化学的性質と反応;アミ

ノ酸の化学合成;ペプチドの化学構造-生物活性ペプチドの実例と起源;神経伝達物質と

受容体;ペプチドの構造研究法;ペプチドの化学合成;天然物の構造と機能

教 科 書 プリント配布

参 考 書 現代有機化学、第 4 版、ホルハルトショアー著 化学同人

橋本、村田編「生体有機化学」(東京化学同人)

成績評価 出席、授業時に行う小テストと試験の結果を総合して行う。

コメント 学部3年生、4年生と共通講義である。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040277 高分子物理化学2 Physical Chemistry of Polymers 2

単 位 数 2単位

担当教員 今田 勝巳 居室:G702 内線:5455 e-mail:kimada[at]chem.sci

金子 文俊 居室:G705 内線:5453 e-mail:toshi[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/D307講義室

目 的 高分子の固体における立体構造と物性、構造の研究方法について取り扱う。

高分子構造研究の意義を合成、物性と関連して述べたあと、X 線および電子線回折法、振

動分光法、核磁気共鳴等の高分子構造研究手法について解説する。高分子鎖の立体配置と

立体配座を説明した後、各種高分子の結晶構造、不整構造、非晶構造等について講義する。

履修条件 特にはない

講義内容 1.はじめに

2.高分子固体構造の特徴

3.構造と物性の関係

4.構造の研究方法 X 線回折法

5.構造の研究方法 電子線法

6.構造の研究方法 振動分光法

7.構造の研究方法 NMR 法

8.構造の研究方法 その他

9.鎖状高分子の立体構造

10.立体規則性

11.結晶領域の構造

12.非晶領域の構造

13.結晶度と配向

14.高次構造

15.まとめ

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 「高分子化学」 第5版、共立出版

参 考 書 「高分子化学ー基礎と応用」東京化学同人

L. H. Sperling, “Introduction to Physical Polymer Science” 3rd Edition,

Wiley, 2001, New York

成績評価 試験、レポート、出席等により総合的に評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040275 高分子合成化学2 Synthetic Polymer Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 鬼塚 清孝 居室:c435 内線:5449 e-mail:onitsuka[at]chem.sci.

岡村 高明 居室:c441 内線:5451 e-mail:tokamura[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/D303講義室

目 的 これまで人類の福祉に貢献し、かつ人類の活動の場を飛躍的に拡げる足掛かりとなってき

た合成高分子が、必要とされる物性に対し、どのように分子設計され合成されたかを紹介

する。まず、高分子合成化学1では紹介できなかった高分子の合成法、反応の基本原理な

どについて説明し、具体例と共に述べる。また、エンジニアリングプラスチックに代表さ

れるような高い機能を備えた高分子についても述べる。地球全体を考慮して、将来必要と

される合成高分子が何を原料につくられるのが良いのかを考えるために、糖、タンパク質、

核酸、ゴムなどの天然高分子の化学特性と対比させて、その基礎を知ってもらう。天然高分

子には普段高分子と意識していないものも含まれる。特に天然の有機高分子については生

化学や生物無機化学的な見地からも紹介する。

履修条件 なし

講義内容 高分子の合成法としての開環重合、重縮合、重付加などの基礎化学および無機高分子,天

然高分子などの幅広い内容を最新の研究を交えながら紹介する。

1.重縮合の基礎(教科書 第2章)

2.重縮合の素反応と反応剤(教科書 第2章)

3.物性を予想した分子設計と新しい重縮合(教科書 第2章)

4.重付加と付加縮合によるポリマー合成(教科書 第2章)

5.開環重合の基礎(教科書 第4章)

6.開環重合の素反応と触媒(教科書 第4章)

7.高分子反応(教科書 第5章)

8.解重合と生分解性ポリマー(教科書 第2・4章)

9.天然無機高分子の構造と生成(教科書 第9章)

10.天然ゴムの構造と生合成(教科書 第9章)

11.構造素子としての糖の化学的特性と構造(教科書 第9章)

12.機能素子としてのペプチドの化学的特質と構造(教科書 第9章)

13.酵素・金属タンパク質の構造と機能(教科書 第9章)

14.情報素子としての核酸の化学的特性と構造(教科書 第9章)

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 村橋、小高、蒲池、則末編「高分子化学」(第5版)共立出版(2007)

参 考 書

成績評価 中間試験と最終試験を行い、出席と合わせて総合的に判断する

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040211 分子構造論2 Structural Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 金子 文俊 居室:G705 内線:5453 e-mail:toshi[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/D407講義室

目 的 分子の形と性質の間には密接な関係がある。分子軌道や分子振動の対称性、エネルギー準

位の縮重、固有状態間の遷移の有無などは、分子自体の対称性によって決定される。本講

義では、分子の形態と性質の間の関係を統一的に理解するための有用な手段である群論に

ついて、その基礎と化学への応用について解説する。実際に、群論を分子軌道や分子振動

等の問題に応用することができるようになることを目標とする。

履修条件

講義内容 自然界には対称の実例が無数にあり、対称は自然における最も普遍的な概念の1つであ

る。化学においても重要な種々の問題の本質を知るために、対称を手がかりにすることは、

非常に有効である。この講義では、分子の形に含まれる対称性に注目し、対称要素、対称

操作、類、点群、群の諸性質について学び、さらに、量子力学、結晶場理論、分子軌道、

分子振動などへの応用について学ぶ。

教 科 書 アトキンス物理化学〈上〉 東京化学同人

参 考 書 F. Albert Cotton “Chemical Application of Group Theory” (3rd Edition)(Wiley-Interscience)

(訳本:“群論の化学への応用” 丸善)

David M. Bishop “Group Theory and Chemistry” (Dover)

R. L. Carter “Molecular Symmetry and Group Theory (Wiley)”

成績評価 試験の成績に、レポートの評価点を加えて、総合評価を行う。

コメント

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040240 量子化学2 Quantum Chemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 宗像 利明 居室:B223 内線:6082 e-mail:munakata[at]chem.sci.

水谷 泰久 居室:B205 内線:5776 e-mail:mztn[at]chem.sci.

質問受付 随時(ただし、予め e-mail などにてアポイントメントをとることが望ましい)

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 月 3

場 所 理/D307講義室

目 的 分光法によって、われわれは分子の姿を正確にかつ詳しく知ることができる。本講義では、

分子分光法(回転遷移、振動遷移、電子遷移)およびレーザーの原理について解説する。

分光法の原理を学ぶだけではなく、原理の理解を通して、分子の中での電子と原子核のふ

るまいをより深く理解し、分子に対する量子化学的な見方を身につけることを目指す。ま

た、分光法およびレーザーに関する最新の話題についても触れる。

履修条件 量子力学概論、量子化学1を履修していることが望ましい。

講義内容 1.二原子分子の振動・回転スペクトル

2.多原子分子の振動:基準振動

3.多原子分子の赤外・ラマンスペクトル

4.対称性から見た分子振動

5.二原子分子の電子スペクトル

6.多原子分子の電子スペクトル

7.分光法の化学研究への応用

8.遷移確率

9.スペクトル線の強度と幅

10.蛍光とりん光

11.分光学的性質と統計力学

12.レーザーの原理

13.レーザーの化学研究への応用

14、15.まとめ

教 科 書 特に無し

参 考 書 「アトキンス 物理化学 第8版(上)(下)」千原秀昭・中村亘男訳、東京化学同人、2009

「マッカーリ・サイモン 物理化学―分子論的アプローチ(上)(下)」千原秀昭・斎藤一

弥・江口太郎訳、東京化学同人、2009

成績評価 原則として期末試験により評価する。小テスト・レポートの結果を考慮に加える場合もあ

る。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040224 無機化学3 Inorganic Chemistry 3

単 位 数 2単位

担当教員 石川 直人 居室:G306 電話:06-6850-5408 e-mail:iskw{at}chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/D307講義室

目 的 前半はdブロック元素、fブロック元素を含む無機化合物や金属錯体の電子構造と磁性を

取り扱うための基礎的手法について講述する。原子・イオンの角運動量、磁性、多電子系

の電子構造の取り扱いについて理解する。群論による錯体の構造や電子状態の取り扱いを

理解する。後半は基礎的な無機固体の幾何構造とエネルギー論および電子構造、物性につ

いての基礎的概念について講述する。

履修条件 無機化学1、2の履修

講義内容 1.多電子原子・イオンの電子構造

2.角運動量

3.スペクトル項

4.磁場との相互作用

5.結晶場・配位子場理論

6.金属錯体と群論

7.極性、キラリティ

8.田辺・菅野ダイアグラム

9.無機固体の構造

10.無機固体のエネルギー論

11.無機固体の電子構造

12.無機固体の物性

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書

参 考 書 化合物磁性 局在スピン系 安達健五著 裳華房

コットン 群論の化学への応用 中原勝儼訳 丸善

分子の対称と群論 中崎昌雄著

配位子場理論とその応用 上村、菅野、田辺著 裳華房

成績評価 小テストおよび期末試験による総合評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040566 有機金属化学 Organometallic Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 鬼塚 清孝 居室:C435 内線:5449 e-mail:onitsuka[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択(平成18年度以降入学者用)

開講時期 2学期 月 1

場 所 理/D403講義室

目 的 有機金属化合物の結合、構造、反応性など、有機金属化学の基礎を理解する。また、遷移

金属錯体を利用した触媒反応の実例を学び、その反応機構を理解して、高活性・高選択的

な錯体触媒の分子設計概念を習得する。

履修条件

講義内容 1.有機金属化合物の定義と歴史

2.有機金属化合物の構造と結合(1)配位子の種類と 18 電子則

3.有機金属化合物の構造と結合(2)σ結合配位子

4.有機金属化合物の構造と結合(3)π結合配位子

5.有機金属化合物の反応(1)配位子置換、酸化的付加と還元的脱離反応

6.有機金属化合物の反応(2)挿入反応と脱離反応

7.有機金属化合物の反応(3)配位子の反応

8.錯体触媒反応(1)水素化反応とヒドロシリル化反応

9.錯体触媒反応(2)カルボニル化反応とクロスカップリング反応

10.錯体触媒反応(3)オレフィンのメタセシス反応と重合反応

11.不斉触媒反応

12.有機金属化合物を利用した機能性材料

13.最近のトピックス(1)

14.最近のトピックス(2)

教 科 書

参 考 書 1) 山本明夫「有機金属化学 -基礎と応用-」裳華房(1982)

2) Robert H. Crabtree, “The Organometallic Chemistry of the Transition Metals. 3rd Ed.”,

John Wiley & Sons (2001)

成績評価 試験、出席等により総合的に評価する。

コメント

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040435 生化学2 Biochemistry 2

単 位 数 2単位

担当教員 梶原 康宏 居室:G202 内線:5380 e-mail:kajihara[at]chem.sci.

質問受付 特に設定なし。随時(ただし予め e-メール等にてアポを取ることが望ましい)

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 木 1

場 所 理/D403講義室

目 的 生命は分子システムである。生体には多くの化合物が存在し、相互作用している。本講義

では、有機化学の知識と絡めながら、いかに生体が有機化合物を精密に合成しているか理

解することを目的としている。

履修条件 生化学 1 を受講していること、またはそれと同等以上の知識を持つこと。

講義内容 1.アミノ酸の生合成(1)

2.ヌクレオチドの生合成

3.DNA の複製 組換え 修復

4.RNA 合成とプロセシング

5.タンパク質合成(1)

6.タンパク質合成(2)

7.複合糖質の生合成(1)

8.複合糖質の生合成(2)

9.酵素(1)歴史、作用機序

10.酵素(2)反応速度論

11.免疫系(1)

12.分子モーター (1)

13.光合成

14.薬の開発

15.期末試験

教 科 書 特になし

参 考 書 「ストライヤー 生化学」第6版 東京化学同人

成績評価 原則として期末試験により評価する。小テストの結果や出席状況などを考慮に加える場合

もある。

コメント 生化学 2 は、第5セメスターの生化学 1 と合わせた講義である。原子レベルで生化学反応

を考察することを主眼としているので生命理学コースの学生諸君の受講を勧める。

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040514 化学生物学 Chemical Biology

単 位 数 2単位

担当教員 村田 道雄 居室:c247 内線:5774 e-mail:murata[at]chem.sci.

深瀬 浩一 居室:G302 内線:5388 e-mail:koichi[at]chem.sci.

今田 勝巳 居室:G702 内線:5455 e-mail:kimada[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 2学期 月 5

場 所 理/D301講義室

目 的 近年の生物学は、化学の知識を最大限に利用しながら発展してきた。生体物質は、合成物

質に比べて、一般的により複雑な化学構造を持つため、生体物質を化学的に理解するには、

従来の化学を改良・発展させる必要があった。本講義では、化学者の立場から、生体分子

の構造や機能を理解するためになされてきた研究について解説する。

履修条件

講義内容 糖、核酸、脂質の生合成および分析;二次代謝産物の生合成に関する酵素反応;生体分子

相互作用の研究(ロドプシン、イオンチャネル、花の色、細胞膜活性物質);糖鎖の構造

と機能;糖鎖の生合成;細菌由来免疫増強複合糖質;自然免疫受容体;ケミカルバイオロ

ジーの最新研究例;生体高分子について;多糖、タンパク質、核酸の構造と機能;生体超

分子複合体

教 科 書 橋本、村田編「生体有機化学」(東京化学同人)

参 考 書 村橋ら編「高分子化学(第 5 版)」(共立出版)

野依ら編「大学院講義有機化学Ⅱ」(東京化学同人)

成績評価 講義時の演習、出席、および試験で総合的に評価

コメント 化学および生物学を専攻する学生に対して、化学生物学の基礎的な講義を行うので、積極

的に履修していただきたい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040225 無機工業化学 Industrial Inorganic Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 今中 信人 居室:工学部 C4-421 内線:7352 e-mail:imanaka[at]chem.eng.

増井 敏行 居室:工学部 C4-423 内線:7353 e-mail:masui[at]chem.eng.

桑畑 進 内線:7372 e-mail:kuwabata[at]chem.eng.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択

開講時期 2学期 金 2

場 所 基礎工/B103 講義室

目 的 情報、バイオ、新素材が現代のハイテクノロジーを支える3本柱であると言われている。

この中の新素材を取り上げるが、これに関する学問は材料科学である。ここでは、なぜあ

る材料が重要なのか、それを作るにはどのようにすれば良いか、基礎になる理論はなにか、

という事について主として無機材料を題材として学ぶ。 また、それらの材料の基本特性

を使ってどのように応用してきたか、また、これからどのような展開が期待できるかとい

う視点について、具体的な例を挙げながら、先人達の知恵と工夫とを紹介する。

履修条件 無機化学、物理化学の講義内容を理解していることを前提とする。

講義内容 1.工業化学-硫酸、硝酸、塩酸、リン酸-

2.アンモニア、ソーダ、肥料

3.物質と材料

4.磁性、光学および複合材料

5.電子化学の材料

6.エネルギー変換化学

7.情報変換化学

8.無機材料と他の材料との複合化

教 科 書

参 考 書 足立、岩倉、馬場編「新しい工業化学 環境との調和をめざして」化学同人

足立、島田、南編「新無機材料科学」化学同人

足立編著「固体化学の基礎と無機材料」丸善

成績評価 中間および期末試験。教科書、ノート、その他資料等の試験場への持ち込みは認めない。

コメント 特にむずかしい内容ではないが、講義に出席していなければ単位の取得は困難である。

本授業は基礎工学部と合同で開講される。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040530 化学への道程と私たち Introduction to Advanced Chemistry

単 位 数 1単位

担当教員 今田 勝巳

石川 直人

梶原 康宏

化学科各教授

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択

開講時期 2学期 月 4,火 6,木 6,金 6

場 所 理/D303講義室

目 的 最先端の化学研究についての知識を深めるとともに、講義・実験によって得られた基礎概

念・知識、基礎実験技術の先端研究への適用をはかる。4年次からはじまる特別研究への

連結、専門的な研究テーマの周辺分野の学習などを進める。

履修条件

講義内容 化学の最前線で研究されている課題、研究内容、研究に必要な考え方などを、化学科内で

実際に研究に携わっている研究者によるセミナーを聴きながら学習し、先端化学の各分野

についての知識を深める。

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席により評価する。

コメント

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040534 化学オナーセミナー4 Chemistry Honors Seminar 4

単 位 数 1単位

担当教員 佐藤 尚弘 居室:c445 内線:5461 e-mail:tsato[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 3年次 選択/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 その他

目 的 希望者を対象にしたオナーセミナーでは、日頃当たり前と思っていることも『なぜだろ

う?』と問いかけて、自分の頭で考える習慣を身につけます。既に分かっていることでも、

習うのではなく、自分で発見する喜びを味わってほしいと願っています。

化学オナーセミナーでは、自分の考えていることを他の人の前で発表することも学びま

す。申請が認められれば、一番分野の近い研究室で、自分の見つけた課題について研究し

たり、研究費を申請することができます。

履修条件 理数オナープログラムは、創造性と課題設定能力を強化するためのプログラムで、強い意

欲を持つ学生を対象として実施します。化学オナーセミナーを 2 科目 2 単位以上、選択必

修科目B群の演習 6 科目 6 単位、大学院科目 8 単位(化学科教務委員と要相談)を取得し、

所定の成績を修めた人に化学の理数オナープログラム修了証を発行します。(詳細は下記

WEB ページを参照して下さい。)

講義内容 平成 25 年度に開講する化学オナーセミナー4 の内容および受講方法は、次の WEB ページ

でお知らせします。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント

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040477 無機放射化学特論 Advanced Inorganic and Radiochemistry

単 位 数 2単位

担当教員 舩橋 靖博 居室:c432 内線:5767

山口 和也

高橋 成人 居室:F528 内線:5417

質問受付 随時、メールでアポイントをとること

履修対象 化学科 4年次 選択(平成 21 年度以降入学者用)

開講時期 1学期 月 2

場 所 理/D301講義室

目 的 2-3 年生で学んだ基礎的な無機化学・放射化学と実際の研究の方法論との間を埋める。主

に無機系でよく使う分析法、分光法について、単に方法論の講義ではなく、基礎原理から

実際の入り口程度まで、オムニバス形式で行う。

履修条件 無機化学1、(出来れば無機化学2・3、放射化学)

講義内容

教 科 書 特になし

参 考 書 授業中に指示する

成績評価 小テストやレポートによる総合評価

コメント

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040193 物性化学 Solid State Physical Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 中澤 康浩 居室:G102 内線:5396 e-mail:nakazawa[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/D407講義室

目 的 凝縮系の構造と物性を、量子力学、統計力学的な観点から理解するために必要な知識を習

得する.

履修条件 特になし.

講義内容 1.物質の凝集状態(結合、格子)

2.結晶とX線回折

2.格子振動(格子振動のモデル、アインシュタインモデル、デバイモデル)

3.自由電子気体

4.電気伝導と固体中の電子のエネルギー状態(Bloch 電子、強束縛近似、エネルギーバン

ド、半導体)

5.磁性(磁気モーメント、常磁性、強磁性、反強磁性)

教 科 書 なし

参 考 書 大学院講義物理化学 Ⅲ

その他、講義中に紹介する.

成績評価 出席、試験、課題により総合的に評価する.

コメント 本講義は大学院化学専攻Aコースとの共通講義である.

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040026 化学熱力学3 Chemical Thermodynamics 3

単 位 数 2単位

担当教員 宮崎 裕司 居室:T202 内線:5525 e-mail:miyazaki[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択

開講時期 1学期 金 3

場 所 理/D407講義室

目 的 平衡系の熱力学を基礎として,物質輸送,化学反応等に関係した非平衡系での熱力学の基

礎概念を習得する。

履修条件 化学熱力学1,2の履修が望ましい。

講義内容 平衡系の熱力学

非平衡系の熱力学

1.序論

2.不可逆過程におけるエントロピー生成

3.流束方程式

4.濃淡電池における輸送プロセス

5.イオン交換膜内の輸送プロセス

6.温度勾配のある系

7.重力場・遠心力場におかれた系

教 科 書 K. S. Førland, T. Førland, S. K. Ratkje 共著,伊藤靖彦 監訳/わかりやすい非平衡熱力学

/オーム社/4-274-12916-0

参 考 書

成績評価 出席点,授業態度,レポート,試験によって総合的に評価する。

コメント

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040565 有機化学4 Organic Chemistry 4

単 位 数 2単位

担当教員 久保 孝史 居室:G502 内線:5384

小川 琢治 居室:G402 内線:5392

質問受付

履修対象 化学科4年次 選択/生命科学科生命理学コース 4年次 選択

開講時期 1学期 火 2

場 所 理/D307講義室

目 的 有機化学1~3でカバーできなかった複素環化学、および分子軌道論による有機反応の理

解について学ぶ。

履修条件 特になし。

講義内容 前半において、複素環化学を学ぶ。ピリジン、チオフェンなどの複素環の命名法、合成法、

反応性、および物性について解説する。さらには、複素環を含む機能性物質の最近のトピ

ックスも紹介する。後半においては、分子軌道論を用いた有機反応の理解について学ぶ。

フロンティア軌道理論や、ハードソフト酸塩基の概念について理解する。

教 科 書 教科書は特に指定しない。授業はプリントやパワーポイントを用いて行う。

参 考 書 ボルハルト・ショアー著「現代有機化学、第4版(下)」

山中 宏ほか著「新編 ヘテロ環化合物 基礎編、応用編」

I.フレミング著 フロンティア軌道法入門 講談社サイエンティフィック

成績評価 試験、レポート、小テスト、および出席点を総合して評価。

コメント

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040431 化学反応論3 Chemical Kinetics and Dynamics 3

単 位 数 2単位

担当教員 松本 卓也

大山 浩

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択

開講時期 1学期 水 2

場 所 理/B307講義室

目 的 液相と気相の化学反応について講義する。液相では、溶媒の静的・動的性質について説明

し、化学反応に対する溶媒効果および、その理論的取扱いについて講義する。気相では、

分子ダイナミクス・光と物質の相互作用・コヒーレント分光法の基礎について説明し、合

わせて化学反応の量子制御についても講義する。

履修条件 特になし

講義内容 1.液相反応の巨視的理論1

2.液相反応の巨視的理論2

3.液相反応の微視的理論

4.超臨界流体中の化学反応

5.電子移動反応の理論

6.電子移動反応の実験

7.ラジカル反応の磁場効果

8.分子ダイナミクス序論

9.分子ダイナミクスの理論 1

10.反応ダイナミクスの理論 2

11.光―分子相互作用の理論

12.コヒーレント分光

13.超高速ダイナミクス

14.化学反応の量子制御

15.まとめ

教 科 書 なし。配布資料をもとに講義を進める。

参 考 書

成績評価 試験とレポート、出席に基づいて総合的に評価する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040232 有機機器分析 Spectrometric Analysis of Organic Compounds

単 位 数 2単位

担当教員 村田 道雄 居室:c247 電話:06-6850-5774 e-mail:murata[at]chem.sci.

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択/生物科学科生命理学コース 4年次 選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/D307講義室

目 的 有機化合物の構造や性質は種々の機器分析により決定される。ここでは最も基本的な機器

分析である、核磁気共鳴スペクトル、質量分析スペクトル、赤外吸収スペクトル、紫外可

視吸収スペクトルについて、有機化合物の構造決定に必要な基本的事項を解説する。さら

に、実際のスペクトルを解析することによって、有機化合物の構造決定を演習形式で学ぶ。

実際に役立つ構造決定のコツを学ぶことによって、分子量300程度の化合物の構造を正

確に決定できるようになることを目標とする。

特に、特別研究等において有機化合物や生体分子を扱っている学生諸君には是非履修し

てほしい。

履修条件 特になし。

講義内容 第1回:オリエンテーション、紫外可視吸収スペクトル解説

第2回:赤外吸収スペクトル解説

第3回:質量スペクトルの解説1

第4回:質量スペクトルの解説2

第5回:核磁気共鳴(NMR)スペクトル(原理)の解説1

第6回:核磁気共鳴スペクトル(1H)の解説2

第7回:核磁気共鳴スペクトル(13C)の解説3

第8回:核磁気共鳴スペクトル(2D)の解説4

第9回:核磁気共鳴スペクトル(その他)の解説5

第10回:核磁気共鳴スペクトルを用いた構造解析1

第11回:核磁気共鳴スペクトルを用いた構造解析2

第12回:演習(各種スペクトルからの構造決定)1

第13回:演習(各種スペクトルからの構造決定)2

第14回:演習(各種スペクトルからの構造決定)3

第15回:試験

教 科 書 有機化合物のスペクトルによる同定法 第7版、Silverstein, Webster, Kiemle 著 (荒木

峻、益子洋一郎、山本 修、鎌田利絃訳)、東京化学同人

授業や演習は教科書をもとに行うので、必ず授業開始前に入手してほしい。

参 考 書 基礎から学ぶ有機化合物のスペクトル解析、小川桂一郎、榊原和久、村田 滋著、東京化

学同人

成績評価 講義時の演習、出席、試験で総合的に評価

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040235 有機工業化学 Industrial Organic Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 神戸 宣明 居室:工学部 内線:7388 e-mail:kambe[at]chem.eng

明石 満 居室:工学部 内線:7536 e-mail:akashi[at]chem.eng.

安田 誠 居室:工学部 内線:7384 e-mail:aysuda[at]chem.eng

質問受付 月曜日 12:00~13:00 (予め電話またはメールで時間の確認をすること)

履修対象 化学科 4年次 選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 基礎工/B103 講義室

目 的 化学工業は言うまでもなく、衣、食、住、医療、エネルギーといった人間生活の基礎を支

えるための製品を供給する工業である。このため、自然界に存在する種々の資源を利用し、

これを必要な物質へつぎつぎと変換する方法が開発されている。本講義では、資源から各

種化学製品までの種々の化学的変換の有機化学的な理解をはかり、加えて実社会に役立っ

ている製品について常識的な知識を養う。

履修条件 有機化学、無機化学、高分子化学の基礎的内容を習得しておくこと。

講義内容 1.有機工業化学の概要

2.石油化学における資源から工業製品まで

3.有機工業化学における合成高分子と環境適合性高分子

教 科 書 足立・岩倉・馬場編「新しい工業化学」化学同人 2004

参 考 書 園田・亀岡編「有機工業化学」第2版 化学同人 1993

成績評価 期末試験と小テスト。自作メモを参照してよい。

コメント 常識とされる基礎的用語に習熟できる。

本授業は基礎工学部と共同で開講される。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

化学文献調査 Literatures Searching and Reading in Chemistry

単 位 数 2単位

担当教員 化学科各教授

質問受付

履修対象 化学科 4年次 選択

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的

履修条件

講義内容 各研究室において、専門分野の原論文、欧文書籍などの輪講を行う。

教 科 書 各指導教員より指示する。

参 考 書

成績評価

コメント

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授業コード 授業科目名 担当教員 開講期間 単位数 授業コード 授業科目名 担当教員 開講期間 単位数

047001 化学特別研究 松本 卓也 通年 10 047201 化学文献調査 松本 卓也 通年 2

047002 化学特別研究 石川 直人 通年 10 047202 化学文献調査 石川 直人 通年 2

047003 化学特別研究 塚原  聡 通年 10 047203 化学文献調査 塚原  聡 通年 2

047004 化学特別研究 篠原  厚 通年 10 047204 化学文献調査 篠原  厚 通年 2

047005 化学特別研究 今野  巧 通年 10 047205 化学文献調査 今野  巧 通年 2

047006 化学特別研究 水谷 泰久 通年 10 047206 化学文献調査 水谷 泰久 通年 2

047007 化学特別研究 奥村 光隆 通年 10 047207 化学文献調査 奥村 光隆 通年 2

047008 化学特別研究 上田 貴洋 通年 10 047208 化学文献調査 上田 貴洋 通年 2

047009 化学特別研究 梶原 康宏 通年 10 047209 化学文献調査 梶原 康宏 通年 2

047010 化学特別研究 久保 孝史 通年 10 047210 化学文献調査 久保 孝史 通年 2

047011 化学特別研究 小川 琢治 通年 10 047211 化学文献調査 小川 琢治 通年 2

047012 化学特別研究 村田 道雄 通年 10 047212 化学文献調査 村田 道雄 通年 2

047013 化学特別研究 舩橋 靖博 通年 10 047213 化学文献調査 舩橋 靖博 通年 2

047015 化学特別研究化学科長小林  光

通年 10 047215 化学文献調査化学科長小林  光

通年 2

047016 化学特別研究化学科長笹井 宏明

通年 10 047216 化学文献調査化学科長笹井 宏明

通年 2

047018 化学特別研究 中澤 康浩 通年 10 047218 化学文献調査 中澤 康浩 通年 2

047019 化学特別研究化学科長(旧稲葉研)

通年 10 047219 化学文献調査化学科長(旧稲葉研)

通年 2

047020 化学特別研究 深瀬 浩一 通年 10 047220 化学文献調査 深瀬 浩一 通年 2

047021 化学特別研究 宗像 利明 通年 10 047221 化学文献調査 宗像 利明 通年 2

047022 化学特別研究化学科長加藤 修雄

通年 10 047222 化学文献調査化学科長加藤 修雄

通年 2

047023 化学特別研究化学科長中谷 和彦

通年 10 047223 化学文献調査化学科長中谷 和彦

通年 2

047025 化学特別研究化学科長高尾 敏文

通年 10 047225 化学文献調査化学科長高尾 敏文

通年 2

047026 化学特別研究化学科長中村 春木

通年 10 047226 化学文献調査化学科長中村 春木

通年 2

047027 化学特別研究化学科長藤原 敏道

通年 10 047227 化学文献調査化学科長藤原 敏道

通年 2

047028 化学特別研究 岡田 美智雄 通年 10 047238 化学文献調査 岡田 美智雄 通年 2

047101 高分子科学特別研究 鬼塚 清孝 通年 10 047228 化学文献調査 鬼塚 清孝 通年 2

047102 高分子科学特別研究 青島 貞人 通年 10 047229 化学文献調査 青島 貞人 通年 2

047103 高分子科学特別研究 山口 浩靖 通年 10 047230 化学文献調査 山口 浩靖 通年 2

047104 高分子科学特別研究 井上 正志 通年 10 047231 化学文献調査 井上 正志 通年 2

047105 高分子科学特別研究 今田 勝巳 通年 10 047232 化学文献調査 今田 勝巳 通年 2

047106 高分子科学特別研究 佐藤 尚弘 通年 10 047233 化学文献調査 佐藤 尚弘 通年 2

047107 高分子科学特別研究 原田  明 通年 10 047234 化学文献調査 原田  明 通年 2

047108 高分子科学特別研究化学科長後藤 祐児

通年 10 047235 化学文献調査化学科長後藤 祐児

通年 2

047109 高分子科学特別研究化学科長中川 敦史

通年 10 047236 化学文献調査化学科長中川 敦史

通年 2

047110 高分子科学特別研究化学科長栗栖 源嗣

通年 10 047237 化学文献調査化学科長栗栖 源嗣

通年 2

化学科授業コード一覧 (化学特別研究、高分子科学特別研究、化学文献調査)

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読替対象となる専門教育科目(旧科目)

単位数 履修区分 新科目 単位数 対象者

防災概論 1 必修 安全実験法 1 平成24年度以前入学者

有機金属化学序論 2 選択 有機金属化学 2 平成22年度以前入学者

化学特別研究 12 必修化学特別研究(10単位)+化学特別実験(2単位)

12 平成18年度以前入学者

高分子科学特別研究 12 必修高分子科学特別研究(10単位)+化学特別実験(2単位)

12 平成18年度以前入学者

【平成23年度追加分】

 科   目   名 単位数 履修区分

有機化学4 2 選択

有機化学演習3 1 選択

有機化学演習3 1 選択必修B

【平成22年度追加分】

 科   目   名 単位数 履修区分

化学生物学 2 選択

【平成21年度追加分】

 科   目   名 単位数 履修区分

化学オナーセミナー1 1 選択

化学オナーセミナー2 1 選択

化学オナーセミナー3 1 選択

化学オナーセミナー4 1 選択

化学への道程と私たち 1 選択

化学発展セミナー 1 選択

平成25年度化学科専門教育科目読替表

カリキュラム編成の改正等により、廃止された授業科目について、以下に示す新科目での読替を可能とします。履修手続きの際は新科目で行い、単位修得後、旧科目名に読み替えられます。

追加科目一覧(化学科)

平成21年度以前入学者

平成23年度からの開講科目の新設等により、平成22年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を加えます。また、平成23年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

対象者

平成22年度以前入学者

平成22年度入学者

平成20年度以降入学者

平成22年度からの開講科目の新設等により、平成21年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を加えます。また、平成22年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

対象者

平成20年度以降入学者

平成21年度からの開講科目の新設等により、平成20年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を加えています。また、平成21年度中に学士入学・転部・転科した者についても同様です。

対象者

平成20年度以前入学者

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専 門 科 目

生 物 科 学 科

※各授業科目名の前に付記されている番号は授業コードです。

※専門教育科目読替表については P302 を参照して下さい。

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

安全実験法集中

151

中嶋  悟野末 泰夫阪口 篤志外川  学深瀬 浩一山本  仁古屋 秀隆廣野 哲朗

1,2

系統進化学(平成20年度以前入学者用)

2 2 古屋 秀隆 249

遺伝情報発現の生物学(平成20年度以前入学者用)

2 2 米崎 哲朗 250

植物発生・生理学(平成20年度以前入学者用)

2 2 柿本 辰男 251

発生生物学A(平成20年度以前入学者用)

2 2 伊藤 一男  252

生物化学A(平成20年度以前入学者用)

2 2 増井 良治 253

生命現象の物理A(平成20年度以前入学者用)

2 2 荒田 敏昭 254,255

生物学実験1 18 6 生物科学科各教員

生物学実験2 18 6 生物科学科各教員

生物学文献調査 2 2 2 生物科学科各教授 259

生物学特別実験 12 12 8 生物科学科各教授 260

生物学野外実習集中

451

岡田  博(大阪市立大学)

副島 顕子(熊本大学)

高田  忍

261

生物学演習A 2 1 生物科学科各教員 262

系統進化学(平成21年度以降入学者用)

2 2 古屋 秀隆 249

遺伝情報発現の生物学(平成21年度以降入学者用)

2 2 米崎 哲朗 250

植物発生・生理学(平成21年度以降入学者用)

2 2 柿本 辰男 251

発生生物学A(平成21年度以降入学者用)

2 2 伊藤 一男  252

生物化学A(平成21年度以降入学者用)

2 2 増井 良治 253

動物生理学入門   2 2

冨永(吉野)恵子(生命機能研究科)

橘木 修志(生命機能研究科)

263

生物学臨海実習集中

451

西田 宏記古屋 秀隆熊野  岳

264

生命現象の物理A(平成21年度以降入学者用)

2 2 荒田 敏昭 254,255

生物学演習B 2 1 生物科学科各教員 265

細胞生物学A 2 2木村 幸太郎松野 健治

266

選 択 必 修 科 目

必 修 科 目

256~258

単位数

実験・実習

毎週授業時間数

1年 4年

平成25年度開講科目一覧表

生 物 科 学 科 (生 物 科 学 コ ー ス )・ 生 物 学 科

2年 3年

講義

演習

必修又は選択

担当教員 備考授 業 科 目 名

-241-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

生命現象の物理B 2 2 上田 昌宏 267

発生生物学B 2 2 西田 宏記 268

生命システムの数理 2 2 藤本 仰一 269

生物化学B 2 2 大岡 宏造 270,271

蛋白質機能学 2 2 倉光 成紀 272

動物生理学A 2 2 小倉 明彦(生命機能研究科)

273

細胞生物学B 2 2 滝澤 温彦 274

生物情報科学 2 2

安永 照雄(微生物病研究所附属遺伝情報実験センター)

中村 春木(蛋白質研究所)

275,276

生物学演習C 2 1 生物科学科各教員 277

真核生物の分子遺伝学Ⅰ 2 2 升方 久夫 278

構造生物学 2 2高木 淳一(蛋白質研究所)栗栖 源嗣(蛋白質研究所)

279

ゲノム分子生物学 2 2久保田 弓子中川 拓郎

280

動物生理学B 2 2 河村  悟(生命機能研究科)

281

真核生物の分子遺伝学Ⅱ 2 2 篠原  彰(蛋白質研究所)

282

植物環境生理学 2 2高木 慎吾浅田 哲弘

283

植物生化学 2 2 長谷 俊治(蛋白質研究所)

284

生物科学の最前線 2 2松野 健治 他生物科学科各教員

285

生物学演習D 2 1 生物科学科各教員 286

生物学特別講義A集中

15集中

151

宮田 真人(大阪市立大学理学研究科)

上田 昌弘(世話教員)287

生物学特別講義B集中

15集中

151

黒田 真也(東京大学大学院理学系研究科)

木村 幸太郎(世話教員)288

生物学特別講義C集中

15集中

151

寺島 一郎(東京大学大学院理学系研究科)

小倉 明彦(世話教員)289

生物学特別講義D集中

15集中

151

時田 恵一郎(名古屋大学大学院情報科学研究科)

小倉 明彦(世話教員)290

生物科学オナーセミナー【注参照】

2 2 2 2 2 2 1 生物科学科各教員 291~294

分析化学1  2 2 塚原  聡 173

分析化学2 2 2 塚原  聡 201

授 業 科 目 名

必修又は選択

4年3年

選択科目

2年

講義

実験・実習

演習

備考担当教員

毎週授業時間数

1年

選 択 必 修 科 目

単位数

-242-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

分析化学3 2 2 塚原  聡 211

生物物理学概論 2 2 久冨  修 146

科学技術論A 2 2 2 北山 辰樹 他(基礎工学研究科)

3

理学への招待 2 2 1

満渕 俊樹田島 節子佐藤 尚弘古屋 秀隆

4

科学英語基礎 2 2 2 2 2 1 Hail, Eric Mathew 5,6

数値計算法基礎 2 2 小田中 紳二(サイバーメディアセンター)

7

演習

実験・実習

必修又は選択

授 業 科 目 名

毎週授業時間数

【注】生物科学オナーセミナーは、共通教育科目「外国語科目」等と同様に「積重ね科目」となります。「時間割表」や「授業概要(シラバス)」は数字を省略した科目名で表記されますが、修得成績は単位を修得した順に「生物科学オナーセミナー1,2,3・・・」と自動的に数字が付番されます。

選 択 科 目

単位数

担当教員 備考1年 2年 3年 4年

講義

-243-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

安全実験法集中

151

中嶋  悟野末 泰夫阪口 篤志外川  学深瀬 浩一山本  仁古屋 秀隆廣野 哲朗

1,2

遺伝情報発現の生物学 2 2 米崎 哲朗 250

生物化学A 2 2 増井 良治 253

生命現象の物理A 2 2 荒田 敏昭 254,255

生命理学文献調査 2 2 2 各教授 295

生命理学特別研究 12 12 8 各教授 296

力学1 2 2 キース スレヴィン 97

力学1演義 2 2キース スレヴィン小倉 昌子

98

幾何学基礎1(位相と微積分) 2 2 和田 昌昭(情報科学研究科) 15

幾何学基礎1(位相と微積分)

演義2 2

和田 昌昭(情報科学研究科)原  靖浩

16

実験数学1(コンピュータプログラミング)

2 2 榎  一郎 39

線形代数続論1 2 2 安田 健彦 17

線形代数続論1演義 2 2安田 健彦小川 裕之

18

力学2(平成22年度以降入学者用)

2 2 浅野 建一 99

力学2演義(平成22年度以降入学者用)

2 2浅野 建一田越 秀行

100

電磁気学1 2 2 藤田  裕 103

電磁気学1演義 2 2藤田  裕深谷 英則

104

数理物理1 2 2 佐藤  透 101

数理物理1演義 2 2佐藤  透吉野  元

102

熱物理学 2 2 花咲 徳亮 105

分析化学1 2 2 塚原  聡 173

化学熱力学1 2 2 中澤 康浩 174

有機化学1 2 2 久保 孝史 175

量子力学概論 2 2 奥村 光隆 176

幾何学基礎2(位相空間論) 2 2 和田 昌昭(情報科学研究科) 19

幾何学基礎2(位相空間論)

演義2 2

和田 昌昭(情報科学研究科)原  靖浩

20

4年1年 2年 3年

演習

平成25年度開講科目一覧表

生 物 科 学 科 (生 命 理 学 コ ー ス)

備考実験・実習

必修又は選択

授 業 科 目 名 担当教員

毎週授業時間数 単位数

講義

必 修 科 目

選  択  必  修  科  目

-244-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

実験数学2 2 2 小磯 憲史 41

線形代数続論2 2 2 安田 健彦 21

線形代数続論2演義 2 2安田 健彦小川 裕之

22

複素関数論 2 2 宮地 秀樹 23

複素関数論演義 2 2宮地 秀樹松尾 信一郎

24

電磁気学2(平成21年度以前入学者用)

2 2 小川 哲生 107

電磁気学2演義(平成21年度以前入学者用)

2 2 大橋 琢磨 108

量子力学1 2 2 若松 正志 111

量子力学1演義 2 2若松 正志北澤 正清

112

数理物理2 2 2 橋本 幸士 109

数理物理2演義 2 2橋本 幸士釣部  通

110

物理学実験基礎 6 2

田島 節子鷹岡 貞夫山中 千博 他

113

高分子科学 2 2原田  明佐藤 尚弘

179

無機化学1 2 2今野  巧篠原  厚

177

有機化学2 2 2 青島 貞人 178

化学反応論1 2 2 松本 卓也 180

分析化学2 2 2 塚原  聡 201

基礎化学実験 6 2今野  巧及び関係各教員

181,182

生物学演習B 2 1 生物科学科各教員 265

細胞生物学A 2 2木村 幸太郎松野 健治

266

生物化学B 2 2 大岡 宏造 270,271

生命システムの数理 2 2 藤本 仰一 269

質量分析学 2 2 豊田 岐聡 140

生物情報科学 2 2

安永 照雄(微生物病研究所附属遺伝情報実験センター)

中村 春木(蛋白質研究所)

275,276

生命現象の物理B 2 2 上田 昌宏 267

植物発生・生理学 2 2 柿本 辰男 251

動物生理学入門   2 2

冨永(吉野)恵子(生命機能研究科)

橘木 修志(生命機能研究科)

263

生物学演習C 2 1 生物科学科各教員 277

化学生物学 2 2

村田 道雄深瀬 浩一今田 勝巳

226

4年

毎週授業時間数

3年1年 2年

講義

実験・実習

必修又は選択

授 業 科 目 名

選  択  必  修  科  目

備考担当教員演習

単位数

-245-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

数学への道程と私たち 2 2 藤原 彰夫(代表) 27

発生生物学B 2 2 西田 宏記 268

生物学演習D 2 1 生物科学科各教員 286

物理学実験1 12 (12) 4 関係各教員 119~124

物理学実験2 (12) 12 4 関係各教員 125~130

化学実験1 18 6 関係各教員 183~185

化学実験2 18 6 関係各教員 186,187

生物学実験1 18 6 関係各教員

生物学実験2 18 6 関係各教員

生命理学基礎演習1 2 1滝澤 温彦 他関係各教員

297

生命理学基礎演習2 2 1滝澤 温彦 他関係各教員

298

電磁気学2(平成22年度以降入学者用)

2 2 小川 哲生 107

基礎解析続論 2 2 菊池 和徳 13

基礎解析続論演義 2 2菊池 和徳庵原 隆雄

14

量子力学演習 2 1

奥村 光隆川上 貴資北河 康隆山中 秀介

191

量子物理学概論 2 2 阪口 篤志 134

有機化学演習1 2 1久保 孝史平尾 泰一

192

有機化学演習2 2 1青島 貞人金澤 有紘

193

熱物理学演義 2 2花咲 徳亮吉野  元

106

化学熱力学2 2 2 未定 202

量子化学1 2 2 奥村 光隆 203

分子構造論1 2 2 宗像 利明 204

系統進化学 2 2 2 古屋 秀隆 249

蛋白質機能学 2 2 2 倉光 成紀 272

量子力学2 2 2 細谷  裕 114

量子力学2演義 2 2細谷  裕坂本 好史

115

統計力学1 2 2 湯川  諭 116

統計力学1演義 2 2湯川  諭大橋 琢磨

117

統計力学2(平成22年度以降入学者用)

2 2 川村  光 118

無機化学2 2 2 今野  巧 207

毎週授業時間数

1年 2年 3年 4年備考

講義

演習

実験・実習

担当教員

単位数

授 業 科 目 名

選 択 必 修 科 目

選   択   科   目

必修又は選択

256~258

-246-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

放射化学 2 2 篠原  厚 208

分析化学3 2 2 塚原  聡 211

化学反応論2 2 2 水谷 泰久 212

統計力学概論 2 2 中澤 康浩 216

有機化学3 2 2 小川 琢治 213

高分子合成化学1 2 2 青島 貞人 209

高分子物理化学1 2 2 井上 正志 210

高分子科学演習 2 1

原田  明浦川  理山口 浩靖寺尾  憲

194

ゲノム分子生物学 2 2久保田 弓子中川 拓郎

280

発生生物学A 2 2 伊藤 一男 252

構造生物学 2 2高木 淳一(蛋白質研究所)栗栖 源嗣(蛋白質研究所)

279

動物生理学A 2 2 小倉 明彦(生命機能研究科)

273

真核生物の分子遺伝学Ⅰ 2 2 升方 久夫 278

細胞生物学B 2 2 滝澤 温彦 274

有機化学演習3 2 1小川 琢治田中 大輔

214

無機放射化学演習 2 1

高橋 成人冬広  明野尻 正樹

195

生物物理学概論 2 2 久富  修 146

地球惑星進化学 2 2 中嶋  悟 145

生化学2 2 2 梶原 康宏 225

無機化学3 2 2 石川 直人 223

分子構造論2 2 2 金子 文俊 221

量子化学2 2 2宗像 利明水谷 泰久

222

有機生物化学 2 2 深瀬 浩一 218

高分子合成化学2 2 2鬼塚 清孝岡村 高明

220

高分子物理化学2 2 2今田 勝巳金子 文俊

219

統計熱力学演習 2 1宮崎 祐司高城 大輔

196

化学特別実験集中

90 2

今田 勝巳石川 直人梶原 康宏化学科各教授

188

植物生化学 2 2 長谷 俊治(蛋白質研究所)

284

生物科学の最前線 2 2松野 健治 他生物科学科各教員

285

植物環境生理学 2 2高木 慎吾浅田 哲弘

283

4年

毎週授業時間数

備考1年 2年 3年

講義

演習

必修又は選択

授 業 科 目 名

選   択   科   目

担当教員

単位数

実験・実習

-247-

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1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

1学期

2学期

動物生理学B 2 2 河村  悟(生命機能研究科)

281

真核生物の分子遺伝学Ⅱ 2 2 篠原  彰(蛋白質研究所)

282

有機機器分析 2 2 村田 道雄 235

有機化学4 2 2久保 孝史小川 琢治

233

科学技術論A 2 2 2北山 辰樹 他(基礎工学研究科)

3

理学への招待 2 2 1

満渕 俊樹田島 節子佐藤 尚弘古屋 秀隆

4

科学英語基礎 2 2 2 2 2 1 Hail, Eric Mathew 5,6

数値計算法基礎 2 2 2小田中 紳二(サイバーメディアセンター)

7

数学オナーセミナー1 2 1 小林  治 他 35

数学オナーセミナー2 2 1 小林  治 他 36

数学オナーセミナー3 2 1 小林  治 他 37

数学オナーセミナー4 2 1 小林  治 他 38

物理オナーセミナー 【注参照】

2 2 2 2 1 細谷  裕 164,165

化学オナーセミナー1 2 1 佐藤 尚弘 200

化学オナーセミナー2 2 1 佐藤 尚弘 206

化学オナーセミナー3 2 1 佐藤 尚弘 217

化学オナーセミナー4 2 1 佐藤 尚弘 229

生物科学オナーセミナー【注参照】

2 2 2 2 2 2 1 生物科学科各教員 291~294

【注】

備考授 業 科 目 名

物理オナーセミナー及び生物科学オナーセミナーは、共通教育科目「外国語教育科目」等と同様に「積重ね科目」となります。「時間割表」や「授業概要(シラバス)」は数字を省略した科目名で表記されていますが、修得成績は単位を修得した順に「物理オナーセミナー1,2,3・・・」、「生物科学オナーセミナー1,2,3・・・」と自動的に数字が付番されます。

必修又は選択

1年 2年 3年

毎週授業時間数

4年

選 択 科 目

担当教員

単位数

講義

演習

実験・実習

-248-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040046 系統進化学 Evolutionary Biology

単 位 数 2単位

担当教員 古屋 秀隆 居室:理学部 C208 電話:06-6850-6775

e-mail:hfuruya[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 1年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 2・3年次 選択

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/D301講義室

目 的 生物界の多様性の実態と、その多様性を生んだ進化の機構について学び、生物の歴史性に

ついての理解を深める。多様性の実態に関しては、主に動物を対象とする。また比較形態

学、比較発生学、分子系統学的な観点からその系統発生史を考察する。

履修条件 なし

講義内容 以下の項目について講義する。

1.生物界の多様性(普遍性と多様性、5界説、8界説)

2.進化の機構(自然選択、中立説)

3.種分化機構

4.生物と地理

5.藻類の系統と進化

6.原生生物(単細胞生物の多様性)

7.中生動物(多細胞動物の起源)

8.海綿動物と刺胞動物の系統発生

9.旧口動物の系統発生 I(冠輪動物)

10.旧口動物の系統発生 II(脱皮動物)

11.新口動物の系統発生 (棘皮動物、半索動物)

12.化石と無脊椎動物の進化(エディアカラ動物群、バージェス動物群)

13.原索動物と脊椎動物の起源(脊索、管状神経系、鰓裂)

14.哺乳類の進化とヒトの起源

教 科 書 指定なし

参 考 書 岩槻邦男、馬渡峻輔編:バイオディバーシティ・シリーズ(1.生物の種多様性、2.植物の

多様性と系統、3.藻類の多様性と系統、4.菌類の多様性と系統、5.無脊椎動物の多様性と

系統、6.節足動物の多様性と系統、7.脊椎動物の多様性と系統)、裳華房

石川統他編:シリーズ進化学(1.マクロ進化と全生物の系統分類、2.遺伝子とゲノムの進

化、3.化学進化・細胞進化、4.発生と進化、5.ヒトの進化、6.行動・生態の進化、7.進化学

の方法と歴史)、岩波書店

浅島誠他編:シリーズ 21 世紀の動物科学(2.動物の多様性、3.動物の形態進化のメカニズ

ム)、培風館

リチャード・ドーキンス(垂水雄二訳):祖先の物語、小学館

成績評価 小テスト(40 点満点)と期末試験(60 点満点)の総合点で評価する。

コメント 化学進化、細胞進化、遺伝子とゲノムの進化などについては授業ではあまりふれないので、

参考文献欄にあげた参考書などを参照すること。

-249-

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040350 遺伝情報発現の生物学 Gene and Gene Expression

単 位 数 2単位

担当教員 米崎 哲朗 居室:理学部 A220 電話:06-6850-5813

e-mail:yonesaki[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 2年次 必修

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/D407講義室

目 的 現代生物学では遺伝子に基づいて生命現象を理解することが基本命題となっている。この

授業では遺伝子情報が発現する仕組みの基本を理解する。また、遺伝子情報は細胞の分化

や生理的条件、環境条件の変化に応答するため発現が柔軟に調節されている。このような

遺伝子情報発現調節の仕組みについても総合的理解を目指す。

履修条件 なし

講義内容 解明の進んでいる原核生物を講義の中心に据えるが、真核生物についてもできる限り取り

扱う。授業は B. Lewin の「遺伝子」を中心に進めるので、参考書としてこの本の購入を勧

めたい。しかし、高価なため購入をためらう人には代わりとして「生命科学のコンセプト

-分子生物学」を勧める。

教 科 書

参 考 書 「遺伝子」B. Lewin 著、菊池等訳、東京化学同人

「生命科学のコンセプト-分子生物学」小関治男等、化学同人

成績評価 学期末試験は必ず実施する。学期途中でも解説した内容がまとまった段階で、抜き打ちの

小テストを実施する可能性があるので心得ておくこと。

コメント 講義で取り扱う知識は相互の関連性が深いので不明な点を放置したまま授業に臨むと、し

ばしば以降の授業が理解できなくなる。従って、不明な点については授業内外を問わず遠

慮なく質問すること。また、参考書を活用した自習、クラスメートとの意見交換も強く勧

める。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定するので、末尾に“H”が付さ

れた科目を登録すること。

-250-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040569 植物発生・生理学 Plant development and physiology

単 位 数 2単位

担当教員 柿本 辰男 居室:A523 内線:5421 e-mail:kakimoto[at]bio.sci.

質問受付 いつでも質問に来て下さい。

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 3年次 選択必修

開講時期 1学期 木 2

場 所 理/D307講義室

目 的 植物の形態形成の仕組みと、それを支える環境受容および細胞間の情報伝達について理解

する。

履修条件 なし

講義内容 植物の構造、発生の過程、発生制御の分子機構、発生を支える細胞間と細胞内のシグナル

伝達、植物ホルモンの作用機構などについて、マクロな観点と分子レベルの観点から講義

を行う。

教 科 書 なし

参 考 書 植物の形を決める分子機構、岡田清孝ら監修、1999(秀潤社)

朝倉植物生理学講座シリーズ全5巻

Plant Physiology, Taiz and Zeiger eds. 2002 Sinauer 社

植物ホルモンの分子細胞生物学 2006 年 講談社サイエンティフィック

植物のシグナル伝達 共立出版 柿本ら ed. 2010 年

成績評価 出席、レポートと試験による総合評価

コメント 興味をもった内容に関しては、自分の見解、意見を持てるようにしましょう。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。オナー講義登録者でも活動が十分でない場合は、一般の

講義を受講したものとします。

-251-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040306 発生生物学A Developmental Biology A

単 位 数 2単位

担当教員 伊藤 一男 居室:理学部 C205 電話:06-6850-5807

e-mail:itokazuo[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 3年次 選択

開講時期 1学期 月 4

場 所 理/B301講義室

目 的 発生に関する様々な概念を、順序よく解説する。動物の初期発生から器官形成までの基礎

を学習するとともに個体発生と系統発生の関連についても講義する。

履修条件 なし

講義内容 1.発生生物学の歴史

2.多細胞動物の配偶子形成

3.受精の機構

4.卵割の機構と胞胚形成

5.原腸胚形成と脊椎動物における神経胚、咽頭胚形成

6.脊椎動物ボディープランの確立のための機構 I:誘導

7.脊椎動物ボディープランの確立のための機構 II:位置情報

8.脊椎動物における器官形成

9.発生と進化

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書

参 考 書 S. F. Gilbert 著の "Developmental Biology"

L. Wolpert ら著の "Principles of Development"

J. Slack 著、(大隅典子訳)の"エッセンシャル発生生物学"

成績評価 中間テスト(またはレポート)および期末テストを実施する。最終的には、中間テスト(ま

たはレポート)、期末テストの結果を総合的に評価する。評価配分は、中間テスト(また

はレポート)が 50%、期末テストが 50%とする。

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

-252-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040438 生物化学A Biological Chemistry A

単 位 数 2単位

担当教員 増井 良治 居室:理学部棟 A309 電話:06-6850-5434

e-mail:rmasui[at]bio.sci.

質問受付 特に時間は設けないが,メールでの問い合わせは随時可能。

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 2年次 必修

開講時期 1学期 月 5

場 所 理/D307講義室

目 的 生きているとはどのような状態か,どのような仕組みで生物は生きているのか。それを化

学の立場から研究するのが生化学(生物化学)である。この授業では,主要な生体分子の

化学的性質を概観して生化学を学ぶ上での基礎を固めるとともに、代謝のうち糖に関わる

ものについて,一部を学ぶ。

履修条件 「生物科学コアA・B」(あるいは「生物科学概論A・B」)をきちんと学んでおくこと。

講義内容 前半では、ヌクレオチドと核酸、アミノ酸とタンパク質、糖と多糖について,それらの構

造と機能を含む化学的諸性質について概説する。また、生体分子の精製や解析法について

も述べる。後半では、代謝反応の一般的な性質を示した上で、糖の分解と合成に関わる代

謝経路を中心に紹介し、生体における多様なエネルギー獲得と利用系の一端に触れる。こ

れらを通じて、生化学を学ぶ上での基礎を固める。教科書の 3 章~6 章、8 章、および 14

章~16 章を範囲とするが,その中でも特に基礎的な部分に重点をおいて講義する。

教 科 書 ヴォート「基礎生化学 第 3 版」田宮信雄他訳、東京化学同人 (2010)

参 考 書 「Essential 細胞生物学 原著第3版」中村桂子他監訳,南江堂

「レーニンジャーの新生化学」山科郁男他訳、廣川書店

成績評価 定期テストの結果をもとに評価する。

ただし、随時課すレポートや小テストの結果も評価に加える。

コメント 小テストを毎時間行う。

授業では触れることのできない内容について,レポートを課すこともある。

オナー講義として履修する場合は、通常の講義で与えられる課題に加えて、特別に設定さ

れたオナー課題を課す。単位修得時には、科目名の末尾に“H”を付した成績が認定され

る。オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定するので、末尾に“H”

が付された科目を登録すること。

-253-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040570 生命現象の物理A Physics of Life A

単 位 数 2単位

担当教員 荒田 敏昭 居室:理学部棟 C416 電話:06-6850-5427

e-mail:arata[at]bio.sci.

質問受付 随時

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修(平成20年度以前入学者 必修)/生物

科学科生命理学コース 2年次 必修

開講時期 2学期 木 1

場 所 理/D407講義室

目 的 生物学と化学や物理学を融合させながら新しい見方や技術を開発して生物科学を進展さ

せていくことが必要な時期にさしかかっている。そこで、蛋白質や DNA に関連した生物

化学や生物物理学の基本となる古典的実験方法とその理論について講義し、さらに常温で

細胞や溶液中で相互作用しながら機能している蛋白質や DNA の分子複合体の構造とその

動態を調べる最新の研究法とその基礎となる初歩的理論について、できるだけわかりやす

く、資料やビデオを多用して講義する。

履修条件 なし

講義内容 第1,2週 量子力学の基礎:分光法の原理を理解するための基礎知識。

第3,4,5週 生体分子の立体構造の細胞内動態:分光・磁気共鳴理論と分光プローブ

生化学/生理学。水溶液中・細胞内の分子動態(角度・回転・距離)の

測定法。蛍光エネルギー移動、蛍光偏光、電子スピン共鳴など。

第6,7週 統計力学の原理:無数ある粒子を支配する規則。熱力学的概念の基礎。

ボルツマン分配則、エントロピー、自由エネルギー。生体の使うエネル

ギー。

第8週 熱力学の生化学への応用。水溶液の性質、電気化学、pH、酸化還元電

位など(ヴォート基礎生化学1-4,13-3)。

第9,10週 拡散と輸送過程。ブラウン運動、ゆらぎ、相関関数、一分子生化学/生

理学:生体分子の統計的動態。光ピンセットなど。

第11週 沈降速度、電気泳動など(ヴォート基礎生化学15-2)。

第12週 回折理論の基礎:生体分子の立体構造解析に必要な知識。フーリエ変換。

第13週 新型顕微鏡:細胞、水溶液中の生体分子の観察法の簡単な紹介。分解能、

クライオ電子顕微鏡、X線顕微鏡、走査プローブ顕微鏡、MRI、PET な

ど。

第14週 講義しない。生命の方程式:生命は単なる分子(蛋白や DNA)の積み

木ではない?非線形熱力学、チューリング反応-拡散理論、カオス、フ

タクタル、確率共鳴などの複雑系数理生物学の簡単な紹介。

第15週 期末試験。

(都合により多少の変更あり)

教 科 書 ホームページ http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/~arata の e-study からプリントのダウンロ

-254-

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

ード可。ヴォート:基礎生化学(東京化学同人)1-4,5-2,13-3 章。

参 考 書 アイゼンバーグ・クロサース生命科学のための物理化学、西本、影本訳、培風館。生命科

学のための機器分析実験ハンドブック、羊土社。ニューバイオフィジックスシリーズ7「バ

イオイメージング」共立出版。Cantor, C. R. and Schimmel、P. R.(1980)Biophysical

Chemistry II。アトキンス物理化学第4版、千原秀明、中村亘男訳、東京化学同人。

成績評価 毎回の質問紙提出/毎回の課題演習(宿題)、期末試験により、総合的に評価。

コメント 講義と演習は、完全な理解を目的としているのではなくイントロダクトリーを旨としてお

り、量的な測定や解析のための多様な方法とその原理を通して物理化学的考え方を身につ

けるためである。したがって、講義内容は本来は難解な部分も含むので聴くだけではフラ

ストレーションが残るに違いない。もし理解を深めたいならば、毎回 1 時間の講義それぞ

れについてさらに 1 年間以上の講義に相当する勉強が必要であろう。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040337

040338

生物学実験1 Student Laboratory 1

生物学実験2 Student Laboratory 2

単 位 数 6単位

担当教員 伊藤 一男 居室:理学部 C205 電話:06-6850-5807

e-mail:itokazuo[at]bio.sci.

浅田 哲弘 居室:理学部 A205 電話:06-6850-5823

e-mail:tasada[at]bio.sci.

古屋 秀隆 居室:理学部 C208 電話:06-6850-6775

e-mail:hfuruya[at]bio.sci.

滝澤 温彦 居室:理学部 A527 電話:6850-5554

e-mail:takisawa[at]bio.sci.

高木 慎吾 居室:理学部 C218・220 電話:06-6850-5818

e-mail:shingot[at]bio.sci.

柿本 辰男 居室:理学部 A523 室 電話:06-6850-5421

e-mail:kakimoto[at]bio.sci.

久保田 弓子 居室:理学部 A415 電話:06-6850-5554

e-mail:ykubota[at]bio.sci.

升方 久夫 居室:理学部 C511 電話:06-6850-5430

e-mail:masukata[at]bio.sci.

中川 拓郎 居室:理学部 C521 電話:06-6850-5432

e-mail:takuro4[at]bio.sci.

米崎 哲朗 居室:理学部 A220 電話:06-6850-5813

e-mail:yonesaki[at]bio.sci.

小倉 明彦 居室:生命機能研究科細胞棟 A201 電話:06-6878-4664

e-mail:oguraa[at]fbs.

冨永(吉野)恵子 居室:生命機能研究科 B125 電話:06-6879-4662

e-mail:tomyk[at]fbs.

河村 悟 居室:生命機能研究科ナノ棟4F教官研究室 電話:06-6879-4610

e-mail:kawamura[at]fbs.

橘木 修志 居室:生命機能研究科ナノ棟 情報伝達実験室2 電話:06-6879-4612

e-mail:banaki[at]fbs.

和田 恭高 居室:生命機能研究科ナノ棟 情報伝達実験室2 電話:06-6879-4611

e-mail:ywada[at]fbs.

倉光 成紀 居室:理学部 A313 電話:06-6850-5433

e-mail:kslec[at]bio.sci.

大岡 宏造 居室:理学部 C307 電話:06-6850-5423

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

e-mail:ohoka[at]bio.sci.

中川 紀子 居室:理学部 A311 電話:06-6850-5434

e-mail:kako5[at]bio.sci.

増井 良治 居室:理学部 A305 電話:06-6850-5434

e-mail:rmasui[at]bio.sci.

荒田 敏昭 居室:理学部 C416 電話:06-6850-5427

e-mail:arata[at]bio.sci.

藤本 仰一 居室:理学部 C420 電話:06-6850-5822

e-mail:fujimoto[at]bio.sci.

木村 幸太郎 居室:理学部 B233 電話:06-6850-6706

e-mail:kokimura[at]bio.sci.

高橋 達郎 居室:理学部 C515 電話:06-6850-5432

e-mail:tatsuro_takahashi[at]bio.sci.

高田 忍 居室:理学部 C525 電話:06-6850-5421

e-mail:shinobu_takada[at]bio.sci.

熊野 岳 居室:理学部 C404 電話:06-6850-6760

e-mail:kumano[at]bio.sci.

大塚 裕一 居室:理学部 A216 電話:06-6850-5810

e-mail:otsukay[at]bio.sci.

田中 博和 居室:理学部 A512 電話:06-6850-5421

e-mail:hirokazu.tanaka[at]bio.sci.

三村 覚 居室:理学部 A415 電話:06-6850-6763

e-mail:smimura[at]bio.sci.

小沼 健 居室:理学部 C406 電話:06-6850-6760

e-mail:takeo[at]bio.sci.

松野 健治 居室:理学部 A210 電話:06-6850-5804

e-mail:kmatsuno[at]bio.sci.

上田 昌宏 居室:理学部 A501 電話:06-6850-5812

e-mail:ueda[at]bio.sci.

和田 恭高 居室:生命機能研究科ナノ棟4F 電話:06-6879-4611

e-mail:ywada[at]fbs.

生物科学科各教員

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 必修/生物科学科生命理学コース 3年次 選択

必修

開講時期 1学期 火 3,火 4,火 5,水 3,水 4,水 5,木 3,木 4,木 5,金 3,金 4

場 所 掲示により通知

目 的 生物学実習は生物学の専門科目で学んだ知識を、実際に実験を行うことで現実的具体的な

知識にしていくことが目的である。生物学の基本的実験技術はもとより、実験結果の整理

のしかた、発表のしかたなども学ぶ。生物学実験を通して、生物学という実験科学がもっ

ている問題の捉え方、研究の進め方、科学的姿勢などを学ぶこと目的としている。自分の

目で見て、自分の手で実験し、そして、自分の頭で考えることの重要性を認識して頂きた

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

い。

履修条件 入学年度の学生便覧を参照

講義内容 生物学実験1・2は連続して行われる実習であり、次のような区分からなる。

スケジュール順に;

前期

● 基礎実験コース

大塚、協力講座教員(吹田地区)

A.生物形態・解剖学実習

伊藤、高木、古屋、浅田

B.細胞生物学実習

柿本、滝澤、久保田、三村、高田,田中

C.分子遺伝学実習

升方、中川(拓)、高橋、米崎

後期

D.動物生理・発生学実習

小倉、冨永、河村、橘木、和田(恭)、西田、熊野、小沼、木村

E.分子機能学実習

大岡、倉光、増井、中川(紀)、金、荒田、藤本

前期または後期の適当な時期に RI(放射性同位元素)の取り扱いに関する実習を行う(清水)。

教 科 書 実験のテキストは各実験のオリエンテーションで配布。

参 考 書 A.生物形態・解剖学実習

広島大学生物学会編「日本動物解剖図説」森北出版、動物学会編「動物解剖図」丸善、

原襄「植物形態学」朝倉書店、実験生物学講座2「光学・電子顕微鏡実験法」丸善、

藤田尚男・藤田恒夫「標準組織学総論」医学書院

B.細胞生物学実習

中村・福田・町田 「植物細胞工学シリーズ3 植物の分子細胞生物学」秀潤社、神

谷・丸山「細胞の運動」培風館、Murray & Hunt「The cell cycle」Oxford Univ. Press、

Alberts et al.「Molecular Biology of the Cell」

C.分子遺伝学実習

野島博「細胞周期の話」羊土社、Alfa et al.「Experiments with fission yeast」Cold Spring

Harbor Lab. Press、皆川貞一「T 系ファージ」UP バイオロジーシリーズ 東大出版、

香川靖雄「生体膜と生体エネルギー第 3 版」UP バイオロジーシリーズ 東大出版、

堀越・金澤「工学のために遺伝子工学」講談社

成績評価 実験レポート、出席、実験結果の発表会、討論から評価を行う(実験レポートの提出がな

い場合は不可)。

コメント 各実習内容については変更される可能性があります。

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生物学文献調査 Literature Survey in Biology

単 位 数 2単位

担当教員 生物科学科各教授

質問受付

履修対象 生物科学科 4年次 必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 生物学文献調査は学部最終学年におこなう卒業研究と密接に関連した専門性の高い科目

である.卒業研究は学部でそれまで学んだことを深化させつつ総合化する大切な課題であ

るが、生物学文献調査は卒業研究を押し進める上でなくてはならないものであり、実験室

での作業とは別に卒業研究に必要な文献資料を探し出して、それらを読解する方法を学

ぶ.学生は卒業研究のために所属した研究室の論文セミナーに参加して発表を行う.

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 当該分野の代表的論文を詳読する.習熟度に応じて最近の資料や論文が課題として与えら

れる.課題は研究室の論文セミナーで発表する.

教 科 書 指示がある.

参 考 書 指示がある.

成績評価 セミナーでの課題の達成度、質問に対する応答が評価の対象である.同時に重視されるの

はセミナーに於けるすべての発表への積極的な参加意欲である.

コメント 出席が義務付けられたセミナー.単位認定に必要な課題の達成度などについては教員の指

示に従うこと.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

生物学特別実験 Special Biological Experiments in Laboratory

単 位 数 8単位

担当教員 生物科学科各教授

質問受付

履修対象 生物科学科 4年次 必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 学部最終年次に行われる卒業研究である.卒業研究は学部でそれまで学んだことを深化さ

せつつ総合化することが目的である.

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 学生は研究室で準備されている研究テーマの一つを選択する.

教 科 書 卒業研究に必要な文献などは各教員から指示される.

参 考 書

成績評価 各自の課題への取り組み方、研究室活動への参加の仕方、レポート・研究室での発表・卒

業研究発表会などを通じて総合的に評価する.

コメント 卒業研究は Book Knowledge を具体的作業のなかでより現実的な知識として学び直す大切

な時間である.卒業研究をとおして研究というものがいったいどのような作業であるの

か、君たちはそのことの一端を身をもって知ることになる.教科書に描かれている「発見」

が、自分以外の人間との議論を含めてどのような研究の結果得られるのか、いったいどれ

ほどの作業ののちに見つけられるのか、ということを知るよい機会である.是非前向きに

取り組んで欲しい.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040146 生物学野外実習 Field Work in Biology

単 位 数 1単位

担当教員 岡田 博(大阪市立大学 名誉教授) e-mail:hirokada1234[at]hotmail.co.jp

副島 顕子(熊本大学大学院自然科学研究科 教授)

e-mail:soejima[at]sci.kumamoto-u.ac.jp

高田 忍 居室:A525 内線:5421 e-mail:shinobu_takada[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 1年次 選択必修

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 野外において植物形態学、植物進化学、植物分類学の基礎を学ぶ。森や植物に親しむこと

も目的とする。

履修条件 なし

講義内容 ・9 月 24 日に豊中キャンパスで説明会と予行実習をおこなう

・実習は 10 月 12-14 日の 3 日間,大阪市立大学附属植物園でおこなう

・実習テーマは以下の通り

野外における植物採集と実験室での植物標本作製と同定

野外における開花習性の観察

教 科 書 特に指定はしない。実習時に資料を配布する。

参 考 書 日本の野生植物(フィールド版)平凡社

原襄 植物形態学.朝倉書店(1994)

成績評価 実習中の積極性および自由研究レポートにより評価する。

コメント 生物科学科・生物科学コースの学生は、本実習と生物学臨海実習のうち、一方は履修する

ことが望ましい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040326 生物学演習A Seminar in Biology A

単 位 数 1単位

担当教員 生物科学科各教員

小倉 明彦

高田 忍

久保田 弓子

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 1年次 選択必修

開講時期 1学期 木 3

場 所 A427セミナー室

目 的 「バイオアワー」と銘打って、生物学および生物科学科に関する詳細なガイダンス、生物

科学科・研究室の紹介、および少人数による演習を通して、生物学科の一員としての自覚

を促し、生物学の専門家となるための学習の指針を与えます。演習(入門セミナー)では,

学生と担当教員、場合によっては担当教員所属の研究室員との交流を通して、積極的な学

生参加型のセミナーを行います

履修条件 なし

講義内容 最初にガイダンスを行い,研究室を訪問するなどして生物科学科の雰囲気をつかんだの

ち,小グループに分かれて入門セミナーを行います。内容は担当教員により異なりますが、

講義、科学英語論文(教材)の輪講、問題提起、学生自身による調査・勉強(関連課題の

実験、演習)、結果のまとめ・発表などを行います。

教 科 書

参 考 書

成績評価

コメント これは選択必修科目ですが,1年生に向けた生物科学科独自の授業であり、これから生物

科学科で学ぶための種々のガイダンスをおこなう貴重な場でもあるので、必ず履修して下

さい。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040333 動物生理学入門 Introduction to Animal Physiology

単 位 数 2単位

担当教員 冨永(吉野)恵子 居室:生命機能研究科細胞棟 B125

電話:06-6879-4662 e-mail:tomyk[at]fbs.

橘木 修志 居室:生命機能研究科 ナノバイオロジー棟 D408

電話:06-6879-4613 e-mail:banaki[at]fbs.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 1学期 木 1

場 所 理/D301講義室

目 的 動物の生理機能のうち、特に生命維持や恒常性に関わる現象について学ぶ。

履修条件 高校までの物理、化学、生物を復習しておくこと。

講義内容 動物の生体内には、生命維持に必要な様々な機能が備わっている。それらの機能について、

細胞・組織から器官(臓器)・個体のレベルまで、総合的な視点で解説する。

1.はじめに:生理学とは何か?

2.栄養と消化・吸収(1)

3.栄養と消化・吸収(2)

4.呼吸とエネルギー代謝(1)

5.呼吸とエネルギー代謝(2)

6.水分代謝と腎臓の働き(1)

7.水分代謝と腎臓の働き(2)

8.心臓と血液循環(1)

9.心臓と血液循環(2)

10.内分泌(1)

11.内分泌(2)

12.生殖

13.環境と生体(1)

14.環境と生体(2)

以上の項目(テーマ)の順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することが

ある。

教 科 書 指定しない。必要に応じて資料を配布する。

参 考 書 本郷利憲他 編 標準生理学(第5版)医学書院

Delcomyn 著 Foundation of Neurobiology

(邦訳:ニューロンの生物学、小倉・冨永訳、南江堂)

David Randall,Warren Burggren,Kathleen FrenchEckert 著

Animal Physiology: Mechanisms and Adaptations(Fifth Edition)

成績評価 レポート、小テスト、中間試験、期末試験から総合的に評価する。基本的事項を理解して

いるかを問う。

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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040147 生物学臨海実習 Field Work in Marine Biology

単 位 数 1単位

担当教員 西田 宏記 居室:C411 電話:06-6850-5472 e-mail:hnishida[at]bio.sci.

古屋 秀隆 居室:C208 電話:06-6850-6775 e-mail:hfuruya[at]bio.sci.

熊野 岳 居室:C404 電話:06-6850-6760 e-mail:kumano[at]bio.sci.

小沼 健 居室:C406 電話:06-6850-6760 e-mail:takeo[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修

開講時期 集中 他

場 所 その他

目 的 生物には普遍性とならんで多様性という側面がある。この実習の前半では、主に海産無脊

椎動物の分類、形態、生態、発生などの観察を通して、その多様性の実態にふれる。また

実習の後半では、いわゆる実験動物でない海産無脊椎動物を材料として、いくつかの生理

学的、発生学的実験を行い、海産動物の示す多様な生理発生現象の理解につとめる。

履修条件 特になし

講義内容 1.海産プランクトンの観察、分類

2.磯観察:海産無脊椎動物の分類、形態、生態

3.ウニの正常発生の観察

4.海産無脊椎動物を材料とした生理発生学実験

教 科 書 指定なし

参 考 書 実習の手引(パンフレット)を配布する。

成績評価 実習への取り組みとレポートにより総合評価

コメント 生物科学科・生物科学コースの学生は、本実習と生物学野外実習のうち、一方は履修する

ことが望ましい。ただし、本実習は設備などの関係から19名以内とする。また履修は原

則として2年次生とする。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040327 生物学演習B Seminar in Biology B

単 位 数 1単位

担当教員 生物科学科各教員

高田 忍

小倉 明彦

久保田 弓子

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 2年次

選択必修

開講時期 2学期 金 5

場 所 理/B302講義室

目 的 演習では原著論文(原語で書かれたオリジナル論文)を講読します。演習の目的は,学生

が科学論文を読む力を培うこと,“To acquire reading ability for science papers” です。これ

を達成するために,以下の2つを学習目標として掲げます。

目標(1)“To read science papers as study goal” 教科書でなくナマの科学を知る機会です。

研究論文を読むことで教科書からは得られない研究の現場でのものの考え方に触れるこ

とができます。同時に“Critical reading” 批判的に,すなわち厳密にデータを読むことも

学びます。

目標(2)“To read science paper as English”テキストを英語として厳密に読むことがデー

タをきちんと理解することにつながります。

履修条件 高等学校までおよび共通教育英語の講義で十分な理解力を培っていることが求められま

す。

講義内容 この演習は一般の講義と異なり,少人数の対話形式の授業です。学生は 2~3 名の極めて

少人数のグループに分かれ,グループごとに1名の教員が担当します。教員は数週間ごと

に変わります。B-C-D と続く演習の最初に位置するので,この演習Bでは,基礎的な英

語や初歩的な科学英語で書かれた英語論文などを購読します。随時、研究室の大学院生と

の交流や簡単な実験などを行うこともあります。

教 科 書 必要に応じて資料を配布します。

参 考 書 授業中に適宜指示します。

成績評価 演習中の論文紹介の仕方の習熟度・討論・レポート・試験などにより総合的に評価します。

コメント 科学論文を原語(多くは英語)で読む能力は,学部の学生が想像する以上に必要性の高い

ものです。また英語で論文を書く能力も同様です。「目的」で説明したように、論文をき

ちんと読むためには,厳密にデータを読むことと同時に,厳密にテキストを読むことが必

要です。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040315 細胞生物学A Cell Biology A

単 位 数 2単位

担当教員 松野 健治 居室:理学部 A210 電話:06-6850-5804

e-mail:kmatsuno[at]bio.sci

木村 幸太郎 居室:理学部 b233 電話:06-6850-6706

e-mail:kokimura[at]bio.sci

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 2年次

選択必修(平成21年度以降入学者) 選択(平成20年度入学者)

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/B308講義室

目 的 「細胞」は、全ての生物に共通する機能単位である。従って、動物・植物・微生物のいか

なる現象を研究するにあたっても、「細胞生物学」の知識は極めて重要である。

本授業では、主に「細胞 / Introduction to cells」、「遺伝子とゲノムの進化 / How

genes and genomes evolve」、「遺伝子とゲノムの解析 / Analyzing genes and genomes」、「細

胞内小器官とその輸送 / Intracellular compartments and transport」「細胞骨格 /

cytoskeleton」に焦点を当てて、講義と演習を行う。これらの分野に注目するのは、さま

ざまな生命現象に深くかつダイナミックに関与しているにも関わらず、体系的に学ぶ機会

が少ないためである。

なお、本授業は英語で講義を行う。国際化時代に向けて生命科学に関する実践的な英語

能力を身につける事も目標とする。

履修条件 共通教育理学部コア科目の数学、物理、化学、生物の知識を持っていることが前提である。

講義内容 教科書「Essential 細胞生物学(原書第3版)」のうち 1、9、10、15、17、18 章を扱う。理

解を深めるために、毎週課題をおこなう。問題を解くことによって、授業で得られる知識

を確実に自分のものにして行くことが、本科目の目的である。

教 科 書 以下のいずれかがあれば良い。

Alberts et al., Essential Cell Biology, 3rd ed., Garland Science(原著)

アルバーツ他著「Essential 細胞生物学 原著第三版」 南江堂(邦訳)

参 考 書

成績評価 毎週行う課題、提出物、授業参加姿勢、期末試験などを総合的に評価する。

コメント オナー講義として履修する場合は、通常の講義で与えられる課題に加えて、特別に設定さ

れたオナー課題が与えられます。単位修得時には、科目名の末尾に“H”を付した成績が

認定されます。なお、オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定します

ので、末尾に“H”が付された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040571 生命現象の物理B Physics of Life B

単 位 数 2単位

担当教員 上田 昌宏 居室:理学部 A501 電話:06-6850-5812

e-mail:ueda[at]bio.sci

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 2学期 火 2

場 所 理/F102講義室

目 的 複雑で動的な生命現象を定量的な計測や統計的な解析に基づいて理論化し、シミュレーシ

ョンによる計算論的解析を通して生命現象のダイナミクスを理解する新しい生命科学が

生まれてきている。本講義では,こうした生命科学を作り上げてきた先達の知の格闘の一

端を講義し,いくつかの実例を基にして生命の動的側面を捉える基本的な考え方を学ぶ。

履修条件 必須用件とはしないが,「生命現象の物理 A」および「生命システムの数理」をあわせて

受講することが望ましい。

講義内容 第1週 生物機械と人工機械の違い:ゆらぎと生命機能

第2週 細胞内分子の少数性・確率性

第3週 遺伝子発現のゆらぎと環境適応

第4週 1分子生物学の誕生:神経興奮と筋収縮の研究から1分子動態の研究へ

第5週 1分子計測技術と生命現象への適用:イメージング,ナノ操作,力計測

第6週 分子数ノイズと確率的シグナル伝達

第7週 分子のブラウン運動と細胞内1分子統計解析法、分子運動・分子反応の定量化

第8週 分子反応ネットワークの自己組織化,パターン形成と機能発現,興奮性,振動性

第9週 細胞行動のゆらぎと柔軟な環境適応、細胞運動の統計解析

第10週 生物の階層構造と自発性

第11週 熱ゆらぎとエネルギー論

第12週 多細胞体形成のイメージング解析、細胞接着、細胞の力学的性質

第13週 細胞間相互作用による細胞分化,形態形成,発生

第14週 終わりに:1953年のピンホール

第15週 期末試験

(都合により変更あり)

教 科 書 Phillips R. 他, “Physical Biology of the Cell” (Garland Pub. 2008)

参 考 書 大沢文夫, “講座:生物物理”(パリティブックス)

ハワード・C・バーグ, “生物学におけるランダムウォーク”(法政大学出版局)

大沢文夫, “大沢流 手づくり統計力学”(名古屋大学出版会)

成績評価 講義,レポートへの積極的な取り組み,及び,期末試験による総合評価

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040314 発生生物学B Developmental Biology B

単 位 数 2単位

担当教員 西田 宏記 居室:理学部 C411 電話:06-6850-5472

e-mail:hnishida[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 2学期 水 2

場 所 理/B308講義室

目 的 卵から体ができるしくみを細胞および分子レベルで論じる。

履修条件

講義内容 胚発生でのできごとを概観したあと、細胞の運命決定のしくみについて細胞および分子レ

ベルで明らかになってきたことについて理解を深める。

1.胚発生過程における一般的な現象の説明

2.様々な動物の発生のビデオによる紹介

3.細胞系譜:動物の発生を細胞単位でみる

4.細胞の多様化とその機構

5.発生運命の決定の仕組み:卵の中身

6.ハエを用いた分子発生遺伝学1:母性突然変異体について

7.ハエを用いた分子発生遺伝学2:ハエの頭とシッポはどのようにしてできるのか

8.誘導:脊椎動物の器官形成、肺や胃の形成

9.線虫C. エレガンス:この単純ないきもの、側方抑制

10.位置情報:手や足の形ができるときの法則

11.ハエを用いた遺伝子導入技術

12.ホ乳類を用いた発生工学

13.生殖医療と倫理

以上のテーマの順序で講義を進める。ただし、これは予定であり変更することがある。

教 科 書

参 考 書 S. F. Gilbert 著「Developmental Biology」、Sinauer Associates(第2版および第7版。第2版

についてはトッパンからの日本語訳「発生生物学」)

八杉貞雄著「発生の生物学」岩波書店

Jonathan Slack 著 大隈典子訳「エッセンシャル発生生物学」第2版 羊土社

B. Alberts 他著 中村桂子他訳「細胞の分子生物学」第5版 教育社

成績評価 試験により評価

コメント 意欲のある学生を求む。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040558 生命システムの数理 Physics and Mathematics of Living Systems

単 位 数 2単位

担当教員 藤本 仰一 居室:理学部本棟 C420 内線:5822 e-mail:fujimoto[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/D407講義室

目 的 生命システムでは多くの分子や細胞が協調し、時間的および空間的に複雑な制御を行って

いる。この授業では、生物の時空間的な特徴を適切に捉えた実験の例と、関連する数理を

学ぶことを通じて、生命システムを数理的に理解する能力の基礎を身につける。

履修条件 大学1年までに習った数学(ベクトル解析、線形代数、微積分、確率)を十分に復習する

こと。

講義内容 生命現象の数理的な見方に関して、3つのテーマにわけて講義を行う。それぞれ、カギに

なる細胞レベルまたは個体レベルの生命現象(時間変化、確率性、空間的パタン)を紹介

する。並行して、時空間に展開するこれらの現象を数理的に理解する枠組(微分方程式、

確率分布、拡散方程式など)を学び、非線形非平衡系やネットワークの初歩的な理論につ

いても触れる。5週毎に各テーマの理解を深めるために質疑応答と小テストを行う。

教 科 書

参 考 書 現象と数理のつながり

R.Phillips 他, “細胞の物理生物学”(共立出版 2011)

U.Alon, “システム生物学入門 -生物回路の設計原理-”(共立出版 2008)

数理的な事柄:以下のことについて書かれた自分にあった参考書

テーマ1:「微分方程式」

テーマ2:「確率」あるいは「確率分布」

テーマ3:「拡散」あるいは「偏微分方程式」

成績評価 講義、レポート、小テストへの積極な取り組みに対する総合評価

コメント 他学科生の受講も、もちろん歓迎です。

興味をもったことや理解出来ないことに関しては、自分の意見や質問を持てるようにしま

しょう。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040440 生物化学B Biological Chemistry B

単 位 数 2単位

担当教員 大岡 宏造 居室:理学部棟 C307 内線:5423 e-mail:ohoka[at]bio.sci.

質問受付 随時可能

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 2年次

選択必修

開講時期 2学期 月 1

場 所 理/D307講義室

目 的 生物は生きていくためにはエネルギーを必要とする。動物や植物はどのようにエネルギー

を獲得するのであろうか。「呼吸と光合成によるエネルギー変換」をテーマに、クエン酸

サイクル、電子伝達と酸化的リン酸化、光合成色素、光合成反応を生化学の観点から講義

する。生命現象の物理化学的な側面についても言及する。

履修条件 「生物科学概論A」「生物化学A」をしっかりと学んでおくこと。

講義内容 (I)呼吸によるエネルギー変換

1.クエン酸サイクル

(1)解糖系と発酵についての復習

(2)クエン酸サイクルの概要

(3)アセチル CoA の生成:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ

(4)クエン酸サイクルの諸酵素

(5)クエン酸サイクルのエネルギー収支

(6)クエン酸サイクルの調節

(7)クエン酸サイクルの関連反応

2.ミトコンドリア電子伝達と酸化的リン酸化

(1)ミトコンドリア

(2)電子伝達

(3)酸化的リン酸化(化学浸透圧説)

(4)ATP 合成酵素

(II)光合成によるエネルギー変換

1.光合成とは何か

2.光合成器官

葉緑体の構造とシアノバクテリア、細胞内共生

3.光合成色素

(1)クロロフィル b からみた植物界の多様性と進化

(2)多様なクロロフィル色素の構造・生合成経路

(3)補助色素としてのカロテノイド:生合成と機能

4.光化学反応

(1)アンテナタンパク質

(2)光の性質

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

(3)光化学系の概念

5.光合成電子伝達

(1)非循環的電子伝達系

(2)反応中心

以上の項目の順序で講義を進める。

教 科 書 ヴォート「基礎生化学」田宮ら訳 東京化学同人

参 考 書 西村光雄「光合成」岩波書店

朝倉植物生理学講座3「光合成」

ヴォート「生化学(上・下)」田宮ら訳 東京化学同人

東京大学光合成教育研究会「光合成の科学」東京大学出版会

その他、適宜資料を配付する

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価

コメント 授業の最初には簡単な復習テストを行うとともに、質問に対してコメントする時間をも

つ。また毎回の講義後には、WEB 上の課題(KOAN の CLE を利用)を提出すること。相

互討論への積極的な参加を望む。

オナー講義として履修する場合は、通常の講義で与えられる課題に加えて、特別に設定さ

れたオナー課題が与えられます。単位修得時には、科目名の末尾に”H”を付した成績が

認定されます。なお、オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定します

ので、末尾に”H”が付された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040442 蛋白質機能学 Protein Function

単 位 数 2単位

担当教員 倉光 成紀 居室:理学部 A313 電話:06-6850-5433

e-mail:kuramitu[at]bio.sci.

質問受付 随時可能。

履修対象 生物科学科生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 2・3年次

選択

開講時期 2学期 火 1

場 所 理/B308講義室

目 的 タンパク質の立体構造に基づいて分子機能発現機構や立体構造形成過程などを理解する

ための、原理や測定方法などを学ぶ。

履修条件 生化学や化学に関する基礎的知識を持っていることが望ましい。

講義内容 タンパク質は、生物の進化の過程で非常に巧妙な仕組み(からくり)を備えるように進化

してきた。タンパク質が、なぜ現在のように素晴らしい機能を発揮することがきるように

なったのかを、立体構造をもとにして理解するとともに、その「からくり」が明らかにさ

れた解析方法を学ぶ。

教 科 書 D. Voet 他著,田宮信雄他訳 (2010) “ヴォート基礎生化学 第 3 版”,東京化学同人,11

~12 章

A. R. Fersht 著,桑島邦博他訳 (2005) “タンパク質の構造と機構”,医学出版

参 考 書 CLE:タンパク質研究の基礎資料

倉光成紀、増井良治、中川紀子(2004)“生物学が変わる! - ポストゲノム時代の原子生

物学 -”, 大阪大学出版会

倉光成紀、杉山政則(2007)“構造生物学 ポストゲノム時代のタンパク質研究”, 共立出

Cantor, C.R. and Schimmel, P.R. (1980) “Biophysical Chemistry II, III”, W.H. Freeman and

Company, New York

小野宗三郎 編 (1975) “入門酵素反応速度論 -アミラーゼを中心として-”, 共立出版

廣海啓太郎 (1978) “酵素反応解析の実際”, 講談社サイエンティフィック

廣海啓太郎 (1991) “酵素反応”, 岩波書店

中村隆雄 (1993) “酵素キネティクス”, 学会出版センター

http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/kuramitu/

http://www.thermus.org

成績評価 試験、および、毎週の演習またはレポートなどにより、総合的に評価する。

コメント 「ヴォート基礎生化学」の1~7章を復習しておくこと。講義の節目には、簡単な小テス

トで理解度を推し量るとともに、知識を確実なものとするために、演習レポート提出を求

めることがあります。講義への、皆さんからの積極的な参画を期待しています。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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040322 動物生理学A Animal Physiology A

単 位 数 2単位

担当教員 小倉 明彦 居室:生命機能研究科細胞棟 A201 電話:(06-6879-) 4661

e-mail:oguraa[at]fbs.

質問受付 特に設定せず、いつでも受付ける。面談希望の場合はメール等で日時を相談してほしい。

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 1学期 金 1

場 所 理/D301講義室

目 的 「動物生理学入門」で講じられた動物個体の生理学の知識基盤の上にたち、神経生理学を

講じる。同時に「動物生理学 B」で講じられる感覚器官の生理学の知識基盤となる。

履修条件 必須要件とはしないが、「動物生理学入門」を履修済みであることが望まれる。

講義内容 動物の特徴は、「刺激に反応して動く」ことである。これを実現するには、刺激を受ける

ための感覚器官と動くための運動器官がありさえすればよいわけではない。動きを合目的

なものにするため、感覚情報を処理し、それらを統合して判断を下し、適切な運動器官を

選んで適切に作業司令を出す必要がある。これを行うのが神経器官であり、後生(多細胞)

動物は例外なくこれを備えている。この機能がどのような装置と機構によって実現されて

いるかを、主として細胞レベルの視点から解説する。

教 科 書

参 考 書 F. Delcomyn「ニューロンの生物学」南江堂

F. Bloom「新・脳の探検(上・下)」講談社ブルーバックス

成績評価 講義への参加姿勢、随時の質疑応答、期末に課す筆記試験の成績、の三者による。

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040316 細胞生物学B Cell Biology B

単 位 数 2単位

担当教員 滝澤 温彦 居室:理学部棟 A527 電話:06-6850-6762

e-mail:takisawa[at]bio.sci.

質問受付 特に定めない。質問は講義中、終了後、あるいはメール等で受け付ける。

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 1学期 水 2

場 所 理/D303講義室

目 的 生物の基本的な構成単位である細胞の機能について、生理学、生化学および遺伝学的な解

析をもとに分子レベルで解明されつつある現状を解説する。特に、細胞の機能を理解する

上で基本となる考え方がどのように導かれたか、鍵となる実験結果をもとに重点的に解説

する。

履修条件 細胞生物学Aを履修している事が望ましい。

講義内容 細胞生物学の分野で特に発展が著しい、細胞のシグナル伝達、細胞周期、細胞死、細胞ガ

ン化、細胞老化の分野を中心にして、真核生物の転写制御も含め幅広く細胞生物学の関わ

る領域を講義する。講義では教科書を特に指定しないが、参考書を推薦する。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 Alberts 他著「The Cell」5th ed. Garland

Lodish 他著「Molecular Cell Biology」6th ed. Freeman (MCB)

成績評価 毎回の授業で提出するワークシート(30%)と期末試験(50%)、およびレポート(20%)により総

合的に評価する。

コメント 細胞生物学の分野は日進月歩ですが、それに目を奪われるのではなく、素朴な疑問を持っ

て、その疑問を解くことが重要であることを学んで欲しい。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040355 生物情報科学 Bioinformatics

単 位 数 2単位

担当教員 安永 照雄 居室:遺伝情報実験センター研究室1

電話:06-6879-8365 e-mail:yasunaga[at]gen-info.

中村 春木 居室:蛋白研構造解析研究棟4階教授室

電話:06-6879-4311 e-mail:harukin[at]protein.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 1学期 火 2

場 所 サイバー情報処理教室1

目 的 遺伝子・蛋白質データベースを始めとする大量の生物情報が蓄積され、コンピュータやイ

ンターネットを使いこなしこれらの情報を利用あるいは解析する能力を養うことが生物

学のあらゆる分野の研究を行う上で必須となっている。本講義の前半は主に配列データを

対象に遺伝子情報解析の基礎を理解すると共に実際にコンピュータを利用して幅広い分

野で必要となる解析ツールを習得する。後半では、蛋白質分子の立体構造に対するバイオ

インフォマティクスのツールの利用法と手法の原理について理解を深めてもらうと同時

に、蛋白質の多様性と、その立体構造形成・他の分子との相互作用機序について、バイオ

インフォマティクスからのアプローチを解説する。

履修条件

講義内容 1.インターネットで利用できるデーターベースおよび解析ツール

2.遺伝子情報解析のための基礎知識(1);アミノ酸配列の進化的変異

3.遺伝子情報解析のための基礎知識(2);塩基配列の進化的変異

4.配列比較の基礎;ホモロジーマトリックス、グローバルアライメント

5.ホモロジー検索の基礎;ローカルアライメント、FASTA、BLAST

6.分子系統樹の構築法;距離法、最大節約法、最尤法

7.ゲノムプロジェクトにおける情報解析;配列アセンブリ、遺伝子推定、比較ゲノム解

8.蛋白質の多様な立体構造 I:構造の階層性、いろいろな形、一次構造、モチーフ

9.蛋白質の多様な立体構造 II:二次構造要素、フォールド、三次構造/四次構造

10.蛋白質の構造予測:二次構造予測、三次構造予測、疎水性と親水性、膜蛋白質の予測

11.蛋白質の立体構造モデリング:天然変性状態、ホモロジーモデリング

12.蛋白質の安定性解析・予測:立体構造の安定化と不安定化、自由エネルギー、好熱菌

由来蛋白質の安定性、変異蛋白質の安定性、熱力学データベース

13.蛋白質の静電的性質:イオンペアー、水素結合、溶媒遮蔽効果、基質認識と静電的性

14.蛋白質の分子シミュレーション:蛋白質のダイナミクス、立体構造エネルギー、分子

動力学

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

教 科 書 指定しない。必要に応じ Web URL を指示する。

参 考 書 「タンパク質のかたちと物性」(中村・有坂編)共立出版(1997)

「バイオテクノロジーのためのコンピュータ入門」(中村・中井)コロナ社

「タンパク質科学 構造・物性・機能」(後藤・桑島・谷澤編)化学同人(2005)

「タンパク質計算科学:基礎と創薬への応用」(神谷・肥後・福西・中村)共立出版 (2009)

「タンパク質の立体構造入門:基礎から構造バイオインフォマティクスへ」藤博幸(編)

講談社 (2010)

「新しい分子進化学入門」(宮田隆編)講談社(2010)

成績評価 出席・レポート・試験などにより総合的に評価する。

コメント

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040328 生物学演習C Seminar in Biology C

単 位 数 1単位

担当教員 生物科学科各教員

久保田 弓子

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 1学期 金 5

場 所 A427セミナー室

目 的 生物学の専門実習(生物学実験 1)でえられたデータの相互検討、実習内容に関連した原

著論文の講読、発展内容の講義、デモンストレーション、などを通じて、専門実習の課題

をより深く理解する。

履修条件 原則として、生物学実験 1 を受講していること。ただし、生命理学コース学生では、生物

学実験 1 を受講していない学生の履修を認めることがある。

講義内容 当該週の専門実習の課題と関連した内容とする。

教 科 書 必要に応じて資料を配布する。

参 考 書 適宜指示する。

成績評価 演習中の討論への参加、レポート・小試験の成績、論文購読に関連した質疑応答、などに

より総合的に評価する。

コメント 演習Dと合わせて受講すること。Cだけ、あるいはDだけの受講は、認められない。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040351 真核生物の分子遺伝学1 Molecular Genetics of Eukaryotes I

単 位 数 2単位

担当教員 升方 久夫 居室:理学部棟 C511 電話:06-6850-5430

e-mail:masukata[at]bio.sci.

http://www.bio.sci./bio_web/lab_page/masukata/

質問受付 随時(理学部C511)

[email protected]

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 1学期 金 2

場 所 理/D301講義室

目 的 生命の連続性は細胞が増殖により自らと同じ細胞をつくることにより成り立っている。こ

の講義では、生命を支える遺伝現象を分子レベルで理解することを目的とする。遺伝子の

本体である DNA が正確に複製し娘細胞に伝えられていく過程を実例に基づいて講義す

る。特に、近年めざましく発展している真核生物での成果を中心にして、多様なシステム

を理解すると同時に、共通した本質を考える。

履修条件

講義内容 1.分子遺伝学とは?

2.遺伝学的概念:細胞周期を例にして

3.真核生物のゲノム構造

4.染色体とは?

5.染色体を維持する機構1

6.染色体を維持する機構2

7.DNA を倍加するしくみ

8.複製開始点

9.複製開始制御1

10.複製開始制御2

教 科 書

参 考 書 「Molecular Biology of the Gene」第6版 Watson, Baker, Bell 著 Pearson 出版

「遺伝子」第8版、B. Lewin 著、菊池等訳、東京化学同人

「細胞の分子生物学5版」、B. Alberts 他著

「The Cell Cycle」by David Morgan, Sinauer Associates Inc.

成績評価 2回の試験(80%)と毎回のワークシート(20%)で総合評価。

再試、追試はしません。

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040317 構造生物学 Structural Biology

単 位 数 2単位

担当教員 高木 淳一 居室:蛋白研 電話:06-6879-8607

e-mail:takagi[at]protein.

栗栖 源嗣 居室:蛋白研 電話:06-6879-8605

e-mail:gkurisu[at]protein.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 1学期 水 1

場 所 理/D301講義室

目 的 生命活動は生体を構成する分子の機能が秩序正しく発現することによって営まれている。

生体分子の機能はその高次構造に依存しており、機能を理解するためにはその構造を知る

ことが重要である。それどころか、構造を知ることで生命現象の「しくみ」に初めて迫る

ことができ、病気の原因の解明やその治療法の開発につながることさえある。いまや生命

科学にとって欠くことのできない学問分野である構造生物学について、基礎的、歴史的事

実から実際の生命現象に関わる蛋白質の構造と機能の例まで幅広く解説する。

履修条件

講義内容 1.生命科学における構造生物学の意義

2.蛋白質構造の基礎

3.分子進化と立体構造

4.様々な構造解析手法

5.X線構造解析の原理

6.X線構造解析の歴史

7.データベースとグラフィクス、ソフトウェア

8.蛋白質の構造と機能(1)-輸送蛋白質-

9.蛋白質の構造と機能(2)-エネルギー変換の膜蛋白質-

10.蛋白質の構造と機能(3)-繊維状蛋白質-

11.蛋白質の構造と機能(4)-分子モーター-

12.蛋白質の構造と機能(5)-受容体-

13.蛋白質の構造と機能(6)-免疫系-

14.蛋白質の構造と機能(7)-酵素-

教 科 書 ヴォート基礎生化学

参 考 書 ポストゲノム時代のタンパク質科学、Arthur Lesk 著、高木淳一訳、化学同人

タンパク質の構造入門、C. Branden & J. Tooze 著、勝部幸輝ら訳、教育社

タンパク質の X 線解析、佐藤衛著、共立出版

成績評価 試験およびレポートなどにより総合的に評価する。

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040575 ゲノム分子生物学 Molecular Biology of the Genome

単 位 数 2単位

担当教員 久保田 弓子 居室:A415 内線:6763 e-mail:ykubota[at]bio.sci.

中川 拓郎 居室:C512 内線:5432 e-mail:takuro4[at]bio.sci.

質問受付 月-金, 10:00-19:00

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 1学期 月 3

場 所 理/E310講義室

目 的 分子生物学は生命を成立させている仕組み、あるいは、メカニズムを分子レベルで理解す

ることを目的とした学問である。その研究対象は多岐にわたるが、この授業では「細胞周

期」、「チェックポイント」、「アポトーシス」、「RNAによる発現制御」、「クロマチン」、

「DNAダメージの修復機構」などをテーマにして基礎から最新の知見までを講義する。

この講義を通じて、細胞の生理現象に関わる因子の単純な暗記ではなく、それらが働く「巧

妙な分子メカニズム」を学習することを目的とする。

履修条件

講義内容 1.細胞周期の概観

2.細胞周期を駆動する CDK/サイクリン複合体

3.RNAによる遺伝子発現制御

4.細胞周期の進行とチェックポイント

5.増殖シグナルと G1-S 進行制御

6.増殖制御と癌化

7.RNA による遺伝子発現制御

8.クロマチンの制御機構

9.DNAダメージ、複製ストレス応答

10.DNAダメージの修復機構

11.DNA二重鎖切断の修復と癌化

教 科 書 Bruce Alberts et al./Molecular Biology of the Cell (5th edition)/Garland Science/

978-0815341062

James D. Watson et al. / Molecular Biology of the Gene (6th edition) / Pearson /

978-0321507815

David O. Morgan/The Cell Cycle: Principles of Control/ Sinauer Associates Inc/

978-0878935086

C. David Allis/Epigenetics/Cold Spring Harbor Laboratory Press/978-0879698751

参 考 書

成績評価 ワークシートなどの提出物と中間試験、最終試験を総合的に判断して成績評価を行う

尚、成績評価終了後の追試等の追加措置は行わない

コメント 平成25年度から「分子生理学」は開講されません

ただし、この「ゲノム分子生物学」を履修すれば「分子生理学」を履修したことと見なし

ます

(教務上の不利益回避措置)

オナー講義として履修する場合は、通常の講義で与えられる課題に加えて、特別に設定さ

れたオナー課題が与えられます。単位修得時には、科目名の末尾に“H”を付した成績が認

定されます。なお、オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますの

で、末尾に“H”が付された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040323 動物生理学B Animal Physiology B

単 位 数 2単位

担当教員 河村 悟 居室:生命機能研究科ナノ棟4F 教官研究室 電話:06-6879-4610

e-mail:kawamura[at]fbs. http://www.bio.sci./~kawamura/

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 2学期 木 2

場 所 理/B301講義室

目 的 動物の生存に関わる基本的な生理機能の仕組みの理解を目指す。動物生理学Aで学んでき

た神経生物学の基本知識を基に、動物の感覚機能が成立する仕組みを講じる。講義を通じ

て、我々の感覚機能が構築されている基本的戦略を理解する事を目的とする。

履修条件 可能であれば、動物生理学入門、動物生理学Aを履修していることが望ましい。神経生理

学の基礎を理解していることが前提である。

講義内容 各感覚について、受容細胞における刺激の受容の仕組みから、中枢での情報処理の仕組み

を解説する。特に研究が一番進んでいる視覚を中心に講義する。

1.感覚総論

2.視覚1

3.視覚2

4.視覚3

5.視覚4

6.視覚5

7.視覚6

8.視覚7

9.視覚8

10.味覚

11.嗅覚1

12.嗅覚2

13.聴覚1

14.聴覚2

15.平衡感覚と体性感覚

教 科 書 指定しない(資料を配付する)

参 考 書 Nicholls 他著 From Neuron to Brain(Sinauer)

(邦訳:ニューロンから脳へ、金子他訳、広川書店)

Delcomyn 著 Foundations of Neurobiology

(邦訳: ニューロンの生物学,小倉・冨永訳,南江堂)

G. Fain 著 Sensory Transduction (Sinauer)

河村 悟 著 視覚の光生物学(朝倉書店)

成績評価 学期末の試験による。基本的事項を理解しているかどうかを問う。

コメント それぞれの感覚はそれぞれ独立の機能として認識されるかも知れない。しかし、様々な機

能が成り立つためには、共通する戦略が生物には備わっているように思える。この点を意

識して講義を行うので各人で個々の感覚の特殊性と普遍性を学んで欲しい。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定するので、末尾に“H”が付さ

れた科目を登録すること。

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※電子メールアドレスは「@」を「[at]」に読替、末尾が「osaka-u.ac.jp」の場合は省略しております。

※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040352 真核生物の分子遺伝学Ⅱ Molecular Genetics of Eukaryotes II

単 位 数 2単位

担当教員 篠原 彰 居室:蛋白質研究所蛋白質高次機能研究部門 ゲノム-染色体機能研究室

(707 号室) 電話:06-6879-8624 e-mail:ashino[at]protein.

質問受付 質問や相談は基本的に常時受けつける。気軽にメールを送ってください。

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 2学期 金 2

場 所 理/D407講義室

目 的 多様な遺伝現象の基本メカニズム、特に進展の著しい真核生物の分子遺伝学の基礎知識を

理解することを目的とする。前半ではゲノムの安定化と可塑性について、後半では最新の

知見を加えたヒトの遺伝学、ゲノム機能学、あるいは、分子免疫学を取り上げ概説する。

履修条件 遺伝情報発現の生物学(040350)、真核生物の分子遺伝学(040351)、細胞生物学 B(040316)

を履修していることが望ましい。

講義内容 1.エピジェネテックス-1 DNA のメチル化

2.エピジェネテックス-2 ヒストンの修飾とバリアント

3.エピジェネテックス-3 RNAi と microRNA

4.エピジェネテックス-4 X 染色体の不活性化,インプリンテイング

5.トランスポゾン-1 転移因子の種類と機能

6.トランスポゾン-2 転移の分子メカニズム

7.トランスポゾン-3 レトロトランスポゾンとウイルス

8.減数分裂-1 相同染色体の分配

9.減数分裂-2 減数分裂期組換え

10.減数分裂-3 染色体の対合と動態

11.ヒトの遺伝学-1 性決定の遺伝学,行動の遺伝学

12.ヒトの遺伝学-2 ヒトにおける非メンデル遺伝、トリヌクレオチド伸長(ハンチント

ン舞踏病等)

13.分子免疫遺伝学-1 自然免疫、獲得免疫

14.分子免疫遺伝学-2 免疫系における多様性の産生と機能

15.分子免疫遺伝学-3 免疫系における多様性の産生の仕組み

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 「エッセンシャル細胞生物学」B. Alberts 著、中村桂子訳、南江堂

「遺伝子」第 8 版、B. Lewin 著、菊池等訳、東京化学同人

「遺伝子の分子生物学」第5版、JD. Watson 著

「細胞の分子生物学」、B. Alberts 他著

「ヒトの分子遺伝学」第3版 T.Strachan & A.P. Read 著 メデイカル、サイエンス、イ

ンターナショナル

「免疫生物学」第5版 C.A. Janeway 他著、南江堂

成績評価 基本的に、試験は行わない。授業中に書いてもらうレポートの内容と提出率で評価する。

質問等などにより積極的に授業に参加したものに高い評価を与える。

コメント この分野の進歩は著しいため、随時参考資料の配付と、参考書の中での読むべき箇所を指

示する。学生と教員のコミュニケーションをはかるために、質問の時間を設け,毎回の授

業の後半に簡単なレポート(質問の受付,成績の参考資料)を書いてもらう。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

された科目を登録してください。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040443 植物環境生理学 Environmental Plant Physiology

単 位 数 2単位

担当教員 高木 慎吾 居室:理学部 C207 電話:06-6850-5818

e-mail:shingot[at]bio.sci.

浅田 哲弘 居室:理学部 A205 電話:06-6850-6776

e-mail:tasada[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/B302講義室

目 的 植物は、原則として、発芽をしたその場所で一生を終えなければならない。そこで、外界

の環境(水分、光、温度など)と緊密な相互作用を持つことにより、自らの生活環を巧み

に制御している。これらの過程について、特に細胞生物学的な理解にも注意を払いながら、

概説する。動物と比較した時に植物を強く特徴づける、高い可塑性、環境との相互作用様

式に対する理解を深めることを目的とする。

履修条件 「植物発生・生理学(植物生理学概論)」を履修していることが望ましい。

講義内容 以下の項目について概説するが、適宜内容や順序を変更することがある。

1.植物体の構築と可塑性

植物細胞の分裂、細胞形態形成

2.水分環境

植物細胞の吸水成長、植物体の水分吸収

3.光環境

フィトクロム、青色光応答

4.温度環境

低温傷害、高温傷害

5.機械的刺激に対する応答

接触形態形成、重力、傷害応答

教 科 書 「植物生理学」(三村徹郎、鶴見誠二)化学同人(2009)、「環境応答」(寺島一郎編集)朝

倉植物生理学講座 5(2001)に準ずるが、 毎回資料を配付する。

参 考 書 「植物生理学」(Mohr & Schopfer、網野・駒嶺監訳)シュプリンガー・フェアラーク東京

(1998)

「植物の環境応答」(渡邊・篠崎・寺島監修)秀潤社植物細胞工学シリーズ 11(1999)

「植物の光センシング」(和田・徳富・長谷・長谷部監修)秀潤社植物細胞工学シリーズ

16(2001)

成績評価 出席(10%)、レポート(60%)、 小テスト(30%)などによる総合評価。

コメント 植物の生き様の特徴、動物との共通点・相違点など、常に問題意識を持って出席してほし

い。できるだけ双方向性の授業を目指すので、協力を期待している。

オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

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040313 植物生化学 Plant Biochemistry

単 位 数 2単位

担当教員 長谷 俊治 居室:蛋白質研究所生体反応統御研究室 電話:06-6879-8611

e-mail:enzyme[at]protein.

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 2学期 月 2

場 所 理/D301講義室

目 的 「植物の独立栄養機能と物質代謝のネットワーク」をテーマに、光合成反応、呼吸、物質

の一次代謝・貯蔵・移動の分子機構を、生化学や代謝生理学の観点から講義する。

履修条件 生化学の基礎をしっかりと学んでおくこと。

講義内容 (Ⅰ)植物細胞の物質代謝の区画化

1:呼吸と光合成

2:プラスチドの多様性

3:植物ミトコンドリアの特徴

(Ⅱ)糖同化と同化産物の輸送・貯蔵

4:カルビンサイクルと光呼吸

5:C4とCAM:植物が獲得した炭酸同化系の環境適応

6:多糖類の合成・分解と師管を介した長距離輸送

7:同化産物の貯蔵と利用

(Ⅲ)窒素、硫黄の同化

8:窒素の同化系と窒素・炭素同化のバランス機構

9:共生菌による窒素固定と同化産物の利用

10:硫黄の同化系

(Ⅳ)植物における脂質代謝系

11:脂肪酸の分解と生合成

12:複合脂質(リン脂質・糖脂質)の生合成および脂質の役割

(Ⅴ)植物の同化機能の利用と開発

13:メタボリックエンジニアリング

14:ストレス耐性

教 科 書 適宜資料を配布する。

参 考 書 西村光雄「光合成」岩波書店

朝倉植物生理学講座3「光合成」朝倉書店

Buchanan et al. eds. 「Biochemistry & Molecular Biology of Plants」

Cramer and Knaff 「Energy Transduction in Biological Membranes」

ヴォート・生化学(上・下)田宮ら訳 東京化学同人

成績評価 試験、演習およびレポートなどにより総合的に評価

コメント オナー講義履修希望者は、KOAN からの履修登録により確定しますので、末尾に“H”が付

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040320 生物科学の最前線 Advanced Lectures in Biology

単 位 数 2単位

担当教員 大学院生物科学専攻

松野 健治(代表教員)

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択

開講時期 2学期 月 3

場 所 理/D407講義室

目 的 現代生物学は驚くほど急速な進歩を遂げ、かつ学際的な広がりを見せている。当然ながら

それにつれて生物学の裾野は広がりつつある。「生物科学の最前線」では、拡大しつつあ

る現代生物学各分野の最先端の研究を紹介し、さらに近未来を展望する。

履修条件 生物科学科向け専門教科を十分履修していること。

講義内容 生物学の専門の講義はおもに大学院理学研究科生物科学専攻の基幹講座の教員によって

行われ、生物学の基礎的知識の習得を目標とする。「生物科学の最前線」では、通常の講

義で学ぶ知識との関連が失われないように留意しつつ、最先端の知識を、主として協力講

座、連携併任講座の教員が提供する。協力講座、連携併任講座の教員の専門領域を知る、

学生にとってよい機会となるだろう。講義形式は各教員 1~2 回ずつのリレー講義とする。

教 科 書 講義のときにそのつど指定される。

参 考 書 講義のときにそのつど指定される。

成績評価 出席と、各教員がその都度課すミニテスト、レポートなどにより評価する。

コメント 講義はいくつもの話題が提供される。学生に求められるのは紹介されるそれぞれのトピッ

クがこれまで学んできた知識とどのような関連を持つのかを自らに問いかけることであ

る。

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040329 生物学演習D Seminar in Biology D

単 位 数 1単位

担当教員 生物科学科各教員

小倉 明彦

久保田 弓子

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース 3年次 選択必修/生物科学科生命理学コース 3年次

選択必修

開講時期 2学期 金 5

場 所 A427セミナー室

目 的 生物学の専門実習(生物学実験 2)でえられたデータの相互検討、実習内容に関連した原

著論文の講読、発展内容の講義、デモンストレーション、などを通じて、専門実習の課題

をより深く理解する。

履修条件 原則として、生物学実験 2 を受講していること。ただし、生命理学コース学生では、生物

学実験 2 を受講していない学生の履修を認めることがある。

講義内容 当該週の専門実習の課題と関連した内容とする。

教 科 書 必要に応じて資料を配布する。

参 考 書 適宜指示する。

成績評価 演習中の討論への参加、レポート・小試験の成績、論文購読に関連した質疑応答、などに

より総合的に評価する。

コメント 演習Cと合わせて受講すること。Cだけ、あるいはDだけの受講は、認められない。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040293 生物学特別講義A Special Lecture in Biology A

単 位 数 1単位

担当教員 宮田 真人(大阪市立大学理学研究科)

上田 昌宏(世話教員)

質問受付

履修対象 生物科学科生物科学コース3・4年次 選択必修(大学院集中講義であるが、意欲ある学

部学生の参加を歓迎する。)

開講時期 集中 他

場 所 掲示により通知

目 的 細胞の運動は、単細胞生物の環境探索に重要であるだけでなく、多細胞生物の発生やその

体制の維持に重要である。胚発生における組織形成、免疫応答、神経回路形成など、これ

らの生命現象は全て細胞の協調された運動を必要とする。細胞が動くための分子メカニズ

ムを理解することは、多くの分子が時間的および空間的に制御され秩序が生み出される過

程を理解する事に繋がると共に、多くの細胞が協調して高次の生命現象を生み出すメカニ

ズムを理解することにも繋がる。この授業では、細胞の運動を取り上げながら、生命シス

テムの秩序形成の仕組みを学ぶ。

履修条件

講義内容 本年度は、大阪市立大学大学院・理学研究科・細胞機能学研究室を主宰される宮田真人先

生に「生体運動のメカニズム」について集中講義をお願いしました。宮田先生は、マイコ

プラズマという生物の研究を通して、生体運動の新たな研究分野を開拓されてきた方で

す。先生のお仕事を含めて、最先端の生体運動研究について学ぶことのできる、またと無

い貴重な機会となります。先生のお仕事については、下記の HP を参照ください。

http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/~miyata/myco1.htm

http://bunshi5.bio.nagoya-u.ac.jp/~mycmobile/index.html

教 科 書

参 考 書

成績評価 出席とレポートにより評価する。

コメント ※大学院「生物科学特別講義 II 生体運動のメカニズム」と共通授業

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040294 生物学特別講義B Special Lecture in Biology B

単 位 数 1単位

担当教員 黒田 真也(東京大学大学院理学系研究科)

木村 幸太郎 居室:理 b233 内線:6706 e-mail:kokimura-at-bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科3・4年次 選択必修(大学院集中講義であるが、意欲ある学部学生の参加を

歓迎する。)

開講時期 集中 他

場 所 掲示により通知

目 的 細胞の増殖や分化、発生、神経活動、魚の縞模様などのパターン形成などのさまざまな生

命現象の特徴を、個々の分子や遺伝子が集まって機能する分子ネットワークの「システム」

の振る舞いとして理解する。簡単な分子ネットワークの組み合わせでできる微分回路や積

分回路、振動子、メモリ、時間・空間パターン形成などの振る舞いを、具体的な生命現象

に照らし合わせながら講義する。

履修条件 生化学・細胞生物学・分子生物学の基礎を勉強していること。

講義内容 「システム生物学」の第一人者である、東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻の黒田

信也教授に集中講義を行っていただく。

教 科 書 特になし

参 考 書

成績評価 後日通知する。

コメント ※大学院「生物学特別講義 I」と共通授業

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040295 生物学特別講義C Special Lecture in Biology C

単 位 数 1単位

担当教員 寺島 一郎(東京大学大学院理学系研究科)

小倉 明彦(世話教員)

質問受付 itera[at]biol.s.u-tokyo.ac.jp あてメールで問い合わせること。

履修対象 生物科学科生物科学コース3・4年次 選択必修

開講時期 集中 他

場 所 掲示により通知

目 的 生態学を概括的に講義し、生態学の基本理念を理解させる。

履修条件 なし

講義内容 植物の環境への適応戦略を、多くの例を用いて説明する。その際、その適応を保証する生

理学的な機構基盤をあわせて考える。

教 科 書 なし

参 考 書 講義時に配布する資料。

成績評価 出席とレポートにより評価する。

コメント 便覧で開講することになっている「生態学概論」2 単位は、本年度開講しないが、本特別

講義(1 単位)および「生物学特別講義D」(1 単位)をあわせて受講することで、同等の

内容を学習できる。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040296 生物学特別講義D Special Lecture in Biology D

単 位 数 1単位

担当教員 時田 恵一郎(名古屋大学大学院情報科学研究科)

小倉 明彦(世話教員)

質問受付 後日発表する

履修対象 生物科学科生物科学コース3・4年次 選択必修

開講時期 集中 他

場 所 掲示により通知

目 的 生態学を数理科学的に俯瞰し、生物の集団としてのふるまいを理解させる。

履修条件 なし

講義内容 生物の環境への適応例を数理的に記述しシミュレートする。生物の集団としてのふるまい

は、個体のふるまいを基盤におきながらも、それとは別の形式で記述することができる。

教 科 書 なし

参 考 書 講義時に配布する資料。

成績評価 出席とレポートにより評価する。

コメント 便覧で開講することになっている「生態学概論」2 単位は、本年度開講しないが、本特別

講義(1 単位)および「生物学特別講義C」(1 単位)をあわせて受講することで、同等の

内容を学習できる。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

04B901 生物科学オナーセミナー Honors Seminar in Biological Science

単 位 数 1単位

担当教員 倉光 成紀 居室:理学部 A313 内線:5435 e-mail:kuramitu[at]bio.sci.

増井 良治

質問受付 原則として、いつでも可能です。

とくに、土曜日の午後は大歓迎です。

履修対象 生物科学生物科学コース 2・3・4年次 選択必修/生物科学生命理学コース 2・3・

4年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 その他

目 的 ヒトのゲノム解析も完了し、21 世紀はポストゲノムの時代、タンパク質の時代に入る。

遺伝子 DNA の情報はタンパク質によって読み取られ、はじめて意味のあるものとなるが、

そのタンパク質分子の素晴らしい仕組みが次々に解明されてみると、我々生物が生きてい

ることの素晴らしさに感嘆する。

そこで、タンパク質に関連した基礎知識を学ぶとともに、実際に遺伝子操作などの実験も

行い、学問・実験の楽しさを味わう。

履修条件 基本的な化学(高校レベルで十分)を習得していることが望ましい。

講義内容 タンパク質は、生物の進化の過程で非常に巧妙な仕組み(からくり)を備えるように進化

してきた。その「からくり」を教科書や関連論文で振り返る。さらに、残された不思議な

現象の「からくり」を解明するために、実験方法を自ら考えてみる(研究計画の立案を試

みる)とともに、簡単な実験を楽しむ。

教 科 書 D. Voet 他著,田宮信雄他訳 (2010) “ヴォート基礎生化学 第 3 版”,東京化学同人,11

~12 章

A. R. Fersht 著,桑島邦博他訳 (2005) “タンパク質の構造と機構”,医学出版

参 考 書 WebCT:タンパク質研究の基礎資料

倉光成紀、増井良治、中川紀子(2004)“生物学が変わる! - ポストゲノム時代の原子

生物学 -”, 大阪大学出版会

小野宗三郎 編 (1975) “入門酵素反応速度論 -アミラーゼを中心として-”, 共立出版

廣海啓太郎 (1978) “酵素反応解析の実際”, 講談社サイエンティフィック

中村隆雄 (1993) “酵素キネティクス”, 学会出版センター

http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/kuramitu/

http://www.thermus.org

成績評価 毎回の演習をもとにして、総合的に評価する。

コメント 演習や簡単な実験を通じて、「間違っていても良いので、自分なりに『わかる』(自分の中

で体系立てて理解する)」ことを体得するとともに、「研究の楽しさを実感してもらう」こ

とを期待しています。

なお、修了条件については、下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

04B902 生物科学オナーセミナー Honors Seminar in Biological Science

単 位 数 1単位

担当教員 柿本 辰男

高田 忍

田中 博和

質問受付 いつでも良い。

履修対象 生物科学科生物科学コース 2・3・4年次 選択必修/生物科学科生命理学コース

2・3・4年次 選択

開講時期 1学期 他

場 所 その他

目 的 研究テーマを自ら見いだして研究し、あるいは与えられたテーマのなかで出来る限りのパ

フォーマンスを発揮する。

履修条件 特になし。

講義内容 このセミナーでは、植物等に関する研究をします。遺伝子操作や生理学実験を行うことが

多いですが、こだわりません。受講者は、自由な発想で考え、教員や TA と様々な議論を

してください。

教 科 書 特になし。

参 考 書 参考文献も受講生が探し、教員はそれを助ける。

成績評価 どれだけ深く考えているか、どれだけ熱心に取り組んだか等で評価する。

コメント 教えてもらおう、という姿勢ではなく、自律的に活動して下さい。

なお、修了条件については、下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

04B903 生物科学オナーセミナー Honors Seminar in Biological Science

単 位 数 1単位

担当教員 倉光 成紀

増井 良治

質問受付 原則として、いつでも可能です。

とくに、土曜日の午後は大歓迎です。

履修対象 生物科学科生物科学コース 2・3・4年次 選択必修/生物科学科生命理学コース

2・3・4年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 その他

目 的 ヒトのゲノム解析も完了し、21 世紀はポストゲノムの時代、タンパク質の時代に入る。

遺伝子 DNA の情報はタンパク質によって読み取られ、はじめて意味のあるものとなるが、

そのタンパク質分子の素晴らしい仕組みが次々に解明されてみると、我々生物が生きてい

ることの素晴らしさに感嘆する。

そこで、タンパク質に関連した基礎知識を学ぶとともに、実際に遺伝子操作などの実験も

行い、学問・実験の楽しさを味わう。

履修条件 基本的な化学(高校レベルで十分)を習得していることが望ましい。

講義内容 タンパク質は、生物の進化の過程で非常に巧妙な仕組み(からくり)を備えるように進化

してきた。その「からくり」を教科書や関連論文で振り返る。さらに、残された不思議な

現象の「からくり」を解明するために、実験方法を自ら考えてみる(研究計画の立案を試

みる)とともに、簡単な実験を楽しむ。

教 科 書 D. Voet 他著,田宮信雄他訳 (2010) “ヴォート基礎生化学 第 3 版”,東京化学同人,11

~12 章

A. R. Fersht 著,桑島邦博他訳 (2005) “タンパク質の構造と機構”,医学出版

参 考 書 CLE:タンパク質研究の基礎資料

倉光成紀、増井良治、中川紀子(2004)“生物学が変わる! - ポストゲノム時代の原子

生物学 -”, 大阪大学出版会

小野宗三郎 編 (1975) “入門酵素反応速度論 -アミラーゼを中心として-”, 共立出版

廣海啓太郎 (1978) “酵素反応解析の実際”, 講談社サイエンティフィック

中村隆雄 (1993) “酵素キネティクス”, 学会出版センター

http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/kuramitu/

http://www.thermus.org

成績評価 毎回の演習をもとにして、総合的に評価する。

コメント 演習や簡単な実験を通じて、「間違っていても良いので、自分なりに『わかる』(自分の中

で体系立てて理解する)」ことを体得するとともに、「研究の楽しさを実感してもらう」こ

とを期待しています。

なお、修了条件については、下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

04B904 生物科学オナーセミナー Honors Seminar in Biological Science

単 位 数 1単位

担当教員 升方 久夫 居室:理学部C棟C511 内線:5442

e-mail:masukata[at]bio.sci.

中川 拓郎 居室:理学部C棟C512 内線:5432

e-mail:takuro4[at]bio.sci.

質問受付 contact : [email protected]

履修対象 生物科学生物科学コース 2年次 選択必修/生物科学生命理学コース 2年次 選択

開講時期 2学期 他

場 所 その他

目 的 あらゆる生命活動を指令する遺伝情報を担う DNA は、細胞内ではタンパク質との複合体

「染色体」として存在する。細胞の生存と増殖には染色体を正確に複製し娘細胞に均等に

分配することが必須である。このために、真核生物の染色体には複製を開始する複製開始

点・分配にはたらくセントロメア、線状 DNA 末端を保護するテロメアなど機能を持つ領

域が必要である。これらの染色体領域では DNA と多数のタンパク質が精巧なマイクロマ

シーンような構造体を作り、複雑な生命反応を行っている。そのしくみを解き明かしてき

た研究を理解し、未解明の問題にアプローチする。

履修条件 受講者数 1-3名

講義内容 染色体の必須機能を理解するために以下の内容を行う。

基本的概念の理解のための講義

染色体機能に関連した英語論文を読む(原著論文読み方の練習も兼ねる)

未解明の問題の議論

Laboratory work-染色体機能に関連する分子遺伝学実験

教 科 書

参 考 書 Molecular Biology of the Gene (5th Edition, Watson, Pearson education)

成績評価

コメント 修了条件については、下記 WEB ページを参照して下さい。

http://www.sci.osaka-u.ac.jp/honors/

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040511 生命理学文献調査 Literature Review on Life Science

単 位 数 2単位

担当教員

質問受付

履修対象 生物科学科生命理学コース 4 年次 必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 生命理学文献調査は学部最終学年におこなう卒業研究と密接に関連した専門性の高い科

目である.卒業研究は学部でそれまで学んだことを深化させつつ総合化する大切な課題で

あるが、生命理学文献調査は卒業研究を押し進める上でなくてはならないものであり、実

験室での作業とは別に卒業研究に必要な文献資料を探し出して、それらを読解する方法を

学ぶ.学生は卒業研究のために所属した研究室の論文セミナーに参加して発表を行う.

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 当該分野の代表的論文を詳読する.習熟度に応じて最近の資料や論文が課題として与えら

れる.課題は研究室の論文セミナーで発表する.

教 科 書 指示がある.

参 考 書 指示がある.

成績評価 セミナーでの課題の達成度、質問に対する応答が評価の対象である.同時に重視されるの

はセミナーに於けるすべての発表への積極的な参加意欲である.

コメント 出席が義務付けられたセミナー.単位認定に必要な課題の達成度などについては教員の指

示に従うこと.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

生命理学特別研究 Special Research on Life Science

単 位 数 8単位

担当教員 各教授

質問受付

履修対象 生物科学科生命理学コース 4 年次 必修

開講時期 通年 他

場 所 教員研究室

目 的 学部最終年次に行われる卒業研究である.卒業研究は学部でそれまで学んだことを深化さ

せつつ総合化することが目的である.

履修条件 「学生便覧」参照

講義内容 学生は研究室で準備されている研究テーマの一つを選択する.

教 科 書 卒業研究に必要な文献などは各教員から指示される.

参 考 書

成績評価 各自の課題への取り組み方、研究室活動への参加の仕方、研究室でのレポート・発表、卒

業研究発表会などを通じて総合的に評価する.

コメント 卒業研究は Book Knowledge を具体的作業のなかでより現実的な知識として学び直す大切

な時間である.卒業研究をとおして研究というものがいったいどのような作業であるの

か、君たちはそのことの一端を身をもって知ることになる.教科書に描かれている「発見」

が、自分以外の人間との議論を含めてどのような研究の結果得られるのか、いったいどれ

ほどの作業ののちに見つけられるのか、ということを知るよい機会である.是非前向きに

取り組んで欲しい.

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040561 生命理学基礎演習1 Basic Seminar in Life Science 1

単 位 数 1単位

担当教員 滝澤 温彦

質問受付

履修対象 生物科学科生命理学コース 1年次 選択

開講時期 1学期 木 3

場 所 理/B302講義室

目 的 生物科学科生命理学コースに関する詳細なガイダンス、生命理学コースで卒業研究が出来

る数学科、物理学科、化学科、生物科学科の研究を紹介する。また演習を通して、生物科

学の基本的な理解を深める。演習では,学生と担当教員との交流を通して、積極的な学生

参加型のセミナーを行う。

履修条件 特にない。

講義内容 1. 生命理学コースのガイダンス。

2-4.生命理学コースの研究紹介(全体)。

5-15.基礎的な生物科学に関連した演習。

教 科 書 担当教員が教材を指示する。

参 考 書 担当教員が教材を指示する。

成績評価 出席、レポート、発表を総合して評価する。

コメント 生命理学と呼ばれる、新しい分野に関するガイダンスを目的とした授業であり、これから

生命理学コースで学んで行くための貴重な場でもある。全員の履修と積極的な参加を期待

する。

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※履修条件は、「履修しておくことが望ましい」という主旨であり、当該科目を履修していなくても、履修可能な場合があります。

040562 生命理学基礎演習2 Basic Seminar in Life Science 2

単 位 数 1単位

担当教員 滝澤 温彦 居室:理学部本館 A527 内線:6762 e-mail:takisawa[at]bio.sci.

質問受付

履修対象 生物科学科生命理学コース 1年次 選択

開講時期 2学期 月 4

場 所 理/B301講義室

目 的 生命理学コースでの卒業研究が出来る物理学科、化学科、生物科学科の各研究室の紹介を

行う。また実験や演習を通じて、新しい融合領域として発展しつつある生命理学への理解

を深める。

履修条件 特にない。

講義内容 1-15.学際分野である生命理学の研究紹介を行う。

教 科 書 担当教員が教材を指示する。

参 考 書 担当教員が教材を指示する。

成績評価 出席、レポート、発表を総合して評価する。

コメント 生命理学と呼ばれる、新しい分野に関するガイダンスを目的とした授業であり、これから

生命理学コースで学んで行くための貴重な場でもある。全員の履修と積極的な参加を期待

する。

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授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数

048001 生物学特別実験 小倉 明彦 通年 8

048002 生物学特別実験 升方 久夫 通年 8

048003 生物学特別実験 滝澤 温彦 通年 8

048005 生物学特別実験 高木 慎吾 通年 8

048006 生物学特別実験 河村  悟 通年 8

048009 生物学特別実験 倉光 成紀 通年 8

048010 生物学特別実験 西田 宏記 通年 8

048012 生物学特別実験 柿本 辰男 通年 8

048014 生物学特別実験 米崎 哲朗 通年 8

048015 生物学特別実験 木村 幸太郎 通年 8

048016 生物学特別実験 藤本 仰一 通年 8

048017 生物学特別実験 岡田 雅人 通年 8

048018 生物学特別実験 篠原  彰 通年 8

048019 生物学特別実験 関口 清俊 通年 8

048020 生物学特別実験 田島 正二 通年 8

048021 生物学特別実験 長谷 俊治 通年 8

048023 生物学特別実験 安永 照雄 通年 8

048024 生物学特別実験 吉川 和明 通年 2

048025 生物学特別実験 上田 昌宏 通年 8

048026 生物学特別実験 松野 健治 通年 8

048027 生物学特別実験 古川 貴久 通年 8

048028 生物学特別実験 古屋 秀隆 他 通年 8

048101 生物学文献調査 小倉 明彦 通年 2

048102 生物学文献調査 升方 久夫 通年 2

048103 生物学文献調査 滝澤 温彦 通年 2

048105 生物学文献調査 高木 慎吾 通年 2

048106 生物学文献調査 河村  悟 通年 2

048109 生物学文献調査 倉光 成紀 通年 2

048110 生物学文献調査 西田 宏記 通年 2

048112 生物学文献調査 柿本 辰男 通年 2

048114 生物学文献調査 米崎 哲朗 通年 2

048115 生物学文献調査 木村 幸太郎 通年 2

048116 生物学文献調査 藤本 仰一 通年 2

048117 生物学文献調査 岡田 雅人 通年 2

048118 生物学文献調査 篠原  彰 通年 2

048119 生物学文献調査 関口 清俊 通年 2

048120 生物学文献調査 田島 正二 通年 2

048121 生物学文献調査 長谷 俊治 通年 2

048123 生物学文献調査 安永 照雄 通年 2

048124 生物学文献調査 吉川 和明 通年 2

048125 生物学文献調査 上田 昌宏 通年 2

048126 生物学文献調査 松野 健治 通年 2

048127 生物学文献調査 古川 貴久 通年 2

048128 生物学文献調査 古屋 秀隆 他 通年 2

生物科学科コース授業コード一覧(生物学特別実験・生物学文献調査)

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授業コード 科目名 担当教員 開講学期 単位数

048201 生命理学特別研究 小倉 明彦 通年 8

048202 生命理学特別研究 升方 久夫 通年 8

048203 生命理学特別研究 滝澤 温彦 通年 8

048205 生命理学特別研究 高木 慎吾 通年 8

048206 生命理学特別研究 河村  悟 通年 8

048209 生命理学特別研究 倉光 成紀 通年 8

048210 生命理学特別研究 西田 宏記 通年 8

048212 生命理学特別研究 柿本 辰男 通年 8

048214 生命理学特別研究 米崎 哲朗 通年 8

048215 生命理学特別研究 木村 幸太郎 通年 8

048216 生命理学特別研究 藤本 仰一 通年 8

048217 生命理学特別研究 岡田 雅人 通年 8

048218 生命理学特別研究 篠原  彰 通年 8

048219 生命理学特別研究 関口 清俊 通年 8

048220 生命理学特別研究 田嶋 正二 通年 8

048221 生命理学特別研究 長谷 俊治 通年 8

048223 生命理学特別研究 安永 照雄 通年 8

048224 生命理学特別研究 吉川 和明 通年 8

048225 生命理学特別研究 角  大輝 通年 8

048226 生命理学特別研究 茶碗谷 毅 通年 8

048227 生命理学特別研究 菊池  誠 通年 8

048228 生命理学特別研究 芝井  広 通年 8

048229 生命理学特別研究 下田  正 通年 8

048230 生命理学特別研究 中嶋  悟 通年 8

048231 生命理学特別研究 野末 泰夫 通年 8

048232 生命理学特別研究 山中  卓 通年 8

048233 生命理学特別研究 井上 正志 通年 8

048234 生命理学特別研究 今田 勝巳 通年 8

048235 生命理学特別研究 奥村 光隆 通年 8

048236 生命理学特別研究 鬼塚 清孝 通年 8

048237 生命理学特別研究 梶原 康宏 通年 8

048238 生命理学特別研究 舩橋 靖弘 通年 8

048239 生命理学特別研究 佐藤 尚弘 通年 8

048240 生命理学特別研究 原田  明 通年 8

048241 生命理学特別研究 深瀬 浩一 通年 8

048242 生命理学特別研究 水谷 泰久 通年 8

048243 生命理学特別研究 村田 道雄 通年 8

048244 生命理学特別研究 塚原  聡 通年 8

048245 生命理学特別研究 豊田 岐聡 通年 8

048246 生命理学特別研究 上田 昌宏 通年 8

048247 生命理学特別研究 松野 健治 通年 8

048248 生命理学特別研究 古川 貴久 通年 8

048249 生命理学特別研究 古屋 秀隆 他 通年 8

生命理学コース授業コード一覧(生命理学特別研究・生命理学文献調査)

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048301 生命理学文献調査 小倉 明彦 通年 2

048302 生命理学文献調査 升方 久夫 通年 2

048303 生命理学文献調査 滝澤 温彦 通年 2

048305 生命理学文献調査 高木 慎吾 通年 2

048306 生命理学文献調査 河村  悟 通年 2

048309 生命理学文献調査 倉光 成紀 通年 2

048310 生命理学文献調査 西田 宏記 通年 2

048312 生命理学文献調査 柿本 辰男 通年 2

048314 生命理学文献調査 米崎 哲朗 通年 2

048315 生命理学文献調査 木村 幸太郎 通年 2

048316 生命理学文献調査 藤本 仰一 通年 2

048317 生命理学文献調査 岡田 雅人 通年 2

048318 生命理学文献調査 篠原  彰 通年 2

048319 生命理学文献調査 関口 清俊 通年 2

048320 生命理学文献調査 田嶋 正二 通年 2

048321 生命理学文献調査 長谷 俊治 通年 2

048323 生命理学文献調査 安永 照雄 通年 2

048324 生命理学文献調査 吉川 和明 通年 2

048325 生命理学文献調査 角  大輝 通年 2

048326 生命理学文献調査 茶碗谷 毅 通年 2

048327 生命理学文献調査 菊池  誠 通年 2

048328 生命理学文献調査 芝井  広 通年 2

048329 生命理学文献調査 下田  正 通年 2

048330 生命理学文献調査 中嶋  悟 通年 2

048331 生命理学文献調査 野末 泰夫 通年 2

048332 生命理学文献調査 山中  卓 通年 2

048333 生命理学文献調査 井上 正志 通年 2

048334 生命理学文献調査 今田 勝巳 通年 2

048335 生命理学文献調査 奥村 光隆 通年 2

048336 生命理学文献調査 鬼塚 清孝 通年 2

048337 生命理学文献調査 梶原 康宏 通年 2

048338 生命理学文献調査 舩橋 靖弘 通年 2

048339 生命理学文献調査 佐藤 尚弘 通年 2

048340 生命理学文献調査 原田  明 通年 2

048341 生命理学文献調査 深瀬 浩一 通年 2

048342 生命理学文献調査 水谷 泰久 通年 2

048343 生命理学文献調査 村田 道雄 通年 2

048344 生命理学文献調査 塚原  聡 通年 2

048345 生命理学文献調査 豊田 岐聡 通年 2

048346 生命理学文献調査 上田 昌宏 通年 2

048347 生命理学文献調査 松野 健治 通年 2

048348 生命理学文献調査 古川 貴久 通年 2

048349 生命理学文献調査 古屋 秀隆 他 通年 2

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読替対象となる専門教育科目(旧科目)

単位数 履修区分 新科目 単位数 対象者

植物生理学概論 2 必修 植物発生・生理学 2 平成20年度入学者

生命現象の物理 2 必修 生命現象の物理A 2 平成20年度入学者

植物生理学概論 2 選択必修 植物発生・生理学 2 平成21-23年度入学者

生命現象の物理 2 選択必修 生命現象の物理A 2 平成21-23年度入学者

分子生理学 2 選択必修 ゲノム分子生物学 2 平成24年度以前入学者

読替対象となる専門教育科目(旧科目)

単位数 履修区分 新科目 単位数 対象者

植物生理学概論 2 選択必修 植物発生・生理学 2 平成20-23年度入学者

生命現象の物理 2 必修 生命現象の物理A 2 平成20-23年度入学者

統計物理学1 2 選択必修 熱物理学 2 平成21年度以前入学者

統計物理学1演義 2 選択必修 熱物理学演義 2 平成21年度以前入学者

統計物理学2 2 選択 統計力学1 2 平成21年度以前入学者

統計物理学2演義 2 選択 統計力学1演義 2 平成21年度以前入学者

物理数学1 2 選択必修 数理物理2 2 平成21年度以前入学者

物理数学1演義 2 選択必修 数理物理2演義 2 平成21年度以前入学者

物理数学2 2 選択必修 数理物理1 2 平成21年度以前入学者

物理数学2演義 2 選択必修 数理物理1演義 2 平成21年度以前入学者

防災概論 1 必修 安全実験法 1 平成24年度以前入学者

確率過程論 2 選択必修 数学への道程と私たち 2 平成24年度以前入学者

分子生理学 2 選択 ゲノム分子生物学 2 平成24年度以前入学者

生物科学コース

生命理学コース

平成25年度生物科学科専門教育科目読替表

カリキュラム編成の改正等により、廃止された授業科目について、以下に示す新科目での読替を可能とします。履修手続きの際は新科目で行い、単位修得後、旧科目名に読み替えられます。

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【平成24年度追加分】

生物科学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

生命現象の物理B 2 選択必修 平成19年度以降入学者

生物科学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

生命現象の物理B 2 選択必修 平成20年度以降入学者

※ 細胞生物学A 2 選択必修 平成21年度以降入学者

※選択科目から選択必修科目に履修区分を変更します。

【平成23年度追加分】

生命理学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

基礎解析続論 2 選択

量子物理学概論 2 選択

有機化学演習3 1 選択

化学反応論2 2 選択

有機化学4 2 選択

基礎解析続論演義 2 選択

統計力学2 2 選択

※ 電磁気学2 2 選択

※ 熱物理学演義 2 選択

※選択必修科目から選択科目に履修区分を変更します。

【平成22年度追加分】

生物科学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

生命システムの数理 2 選択必修 平成20年度以降入学者

追加科目一覧(生物科学科)

平成23年度からの開講科目の新設等により、平成22年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を追加します。また、平成23年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

平成22年度以降入学者

平成20年度以降入学者

平成24年度からの開講科目の新設等により、平成23年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を追加します。また、平成24年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

平成22年度からの開講科目の新設等により、平成21年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を追加します。また、平成22年度中に学士入学・転部・転科する者についても同様とします。

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生命理学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

※ 線形代数続論1 2 選択必修

線形代数続論1演義 2 選択必修

※ 線形代数続論2 2 選択必修

線形代数続論2演義 2 選択必修

※ 複素関数論 2 選択必修

※ 複素関数論演義 2 選択必修

※ 量子力学概論 2 選択必修

※ 分析化学2 2 選択必修

※ 基礎化学実験 2 選択必修

生命システムの数理 2 選択必修

※ 植物生理学概論 2 選択必修

※ 動物生理学入門 2 選択必修

生物学演習C 1 選択必修

※ 発生生物学B 2 選択必修

生物学演習D 1 選択必修

系統進化学 2 選択

細胞生物学B 2 選択

化学特別実験 2 選択

物理オナーセミナー5 1 選択

物理オナーセミナー6 1 選択

※選択科目から選択必修科目に履修区分を変更します。

平成20年度以降入学者

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【平成21年度追加分】

生物科学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

生物科学オナーセミナー1 1 選択必修

生物科学オナーセミナー2 1 選択必修

生物科学オナーセミナー3 1 選択必修

生物科学オナーセミナー4 1 選択必修

生物科学オナーセミナー5 1 選択必修

生物科学オナーセミナー6 1 選択必修

生命理学コース

科   目   名 単位数 履修区分 対象者

物理学実験基礎 2 選択必修

※ 生物学演習B  1 選択必修

生命現象とネットワーク 2 選択必修

植物生理学概論 2 選択

量子化学1 2 選択

有機化学演習2 1 選択

数学オナーセミナー1 1 選択

数学オナーセミナー2 1 選択

数学オナーセミナー3 1 選択

数学オナーセミナー4 1 選択

化学オナーセミナー1 1 選択

化学オナーセミナー2 1 選択

化学オナーセミナー3 1 選択

化学オナーセミナー4 1 選択

生物科学オナーセミナー1 1 選択

生物科学オナーセミナー2 1 選択

生物科学オナーセミナー3 1 選択

生物科学オナーセミナー4 1 選択

生物科学オナーセミナー5 1 選択

生物科学オナーセミナー6 1 選択

※選択科目から選択必修科目に履修区分を変更した科目です。

平成21年度からの開講科目の新設等により、平成20年度以前入学者の卒業要件については、理学部規程別表2に以下の科目を加えています。また、平成21年度中に学士入学・転部・転科した者についても同様です。

平成20年度以前入学者

平成20年度以降入学者

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