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はじめに 留学成果報告会ドキュメント · 今回、2回目となる留学成果報告会では「、トビタテ!留学japan 留学JAPAN 日本代表プログラム」による留学を終えた派遣留学生のうち146名

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最近、企業経営者の方から「人生のハイライト

は留学だった」という話をお聞きしました。

留学時だけでなく、その後何年にもわたって

留学で培った知識、人脈が人生に大きく

役立ったと聞き、「トビタテ!留学JAPAN日本

代表プログラム」は極めて重要な試みだと

再認識しました。トビタテ!に参加した皆さんの

今後の活躍が、日本、そして世界の平和と発展に

寄与してくれることを心より願っています。

世界に飛び立った日本代表の方々が、各地でネッ

トワークを築き、帰国後もエバンジェリスト(伝

道師)としてその活動を広げています。みなさん

がチャレンジを続けていくことでネットワーク

はさらに拡大し、世界を変えるエネルギーになり

得ると確信しています。多くの方が留学で「誰の

ために何をするか」という大義を見つけました。

その大義を忘れることなく挑戦を続けていって

ほしいと思います。

社会や経済のグローバル化が進む中、世界で活躍できる人材の育

成が急務であることから、2013年6月に閣議決定された「日本再興

戦略~JAPAN is BACK」等において、政府は2020年までに海外留

学者数を倍増(大学生:6万人→12万人、高校生:3万人→6万人)させるこ

とを目標に掲げました。

その達成にむけて、文部科学省は、2013年10月にひとつのキャン

ペーンを開始しました。それが、意欲と能力のあるすべての日本の若

者が、海外留学に一歩踏み出す気運をつくる留学促進キャンペーン

「トビタテ!留学JAPAN」です。政府による奨学金等の充実や学校の体

制整備といった取り組みだけでなく、民間企業からのご支援やご寄附

により、官民協働で「グローバル人材育成コミュニティ」を形成し、グ

ローバル人材を育成していこうという前例のない取り組みです。

さらに2014年からは「トビタテ!留学JAPAN」のメイン施策である海

外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」がス

タートしました。2020年までに200億円を目標に寄附を募り、約1万人

の高校生・大学生を派遣留学生として海外に送り出す計画です。

は じ め に 留 学 成 果 報 告 会 ド キ ュ メ ン ト

理系、複合・融合系人材コース

世界トップレベル 大学等コース

新 興 国 コ ー ス

多 様 性 人 材 コ ー ス

特に環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信技術、農林水産、ものづくりの分野で、学習や研究、インターンシップ、フィールドワーク等の留学を支援します。

世界大学ランキングで100位以内に位置する大学や、同等の教育レベルにある研究機関等への留学を支援します。

今後、経済成長が期待される国や地域でのビジネスを視野に入れた若者を対象に、新興国などへの留学を支援します。

スポーツ、芸術、政治、行政、教育、メディア、観光、ファッション、日本文化(古典芸能、和食等)など、様々な分野や活動において、今後の活躍が期待できる人材の留学を支援します。

地 域 人 材 コ ー ス 地域の発展に貢献することを希望する学生を対象とした留学コースです。

樋 口 尚 也

多 彩 な人 材 育 成 を 目 指 す 留 学コ ース

文部科学省文部科学大臣政務官

豊田通商株式会社取締役副社長

山 際 邦 明

(201 5年創設)

高 校 生 コ ー ス 「アカデミック分野」「プロフェッショナル分野」「スポーツ・芸術分野」「国際ボランティア分野」での1年以内の留学を支援します。

(2 0 1 5年創設)

すでに約1,900人の大学生、約800人の高校生を送り出しているこの制度

の、従来の海外留学支援制度との違いは大きく2つ。

ひとつは従来のアカデミックな単位取得だけでなく、インターンシップ

やボランティアなど、産業界の要請等を踏まえた実践的な留学を支援し

ていること。もうひとつが留学生同士の交流に加えて、企業とのコラボ

レーションや地域活性化に向けたネットワークづくりにも力を入れて

いることです。

今回、2回目となる留学成果報告会では、「トビタテ!留学JAPAN

日本代表プログラム」による留学を終えた派遣留学生のうち146名

が参加。報告会に参集いただいた支援企業・団体の方々、大学・高校

等の関係者に、海外での経験を経て、グローバルリーダーへの第一

歩を踏み出した自らの成長を報告しました。また、日本の産業界の

将来を担う人材育成を目指す、という本プログラムの趣旨に沿っ

て、全16名の審査員を支援企業・団体の方に務めていただくなどす

ることで、官民協働のプロジェクトにふさわしい報告会を開催する

ことができました。

会場を提供していただいた東洋大学・竹村学長

と、主催者を代表して船橋プロジェクトディ

レクターが開会のあいさつをしました。

8つの発表会場に分かれて、146名の派遣留

学生が自らの留学成果をプレゼンテー

ション。一人につきわずか5分という短い時

間の中で、現地での活動内容はもちろん、挫

折を乗り越えた経験等のエピソードを通し

て、自らの成果を発表しました。

自信を持って壇上で話す姿には、「自ら計画

した留学だからこその経験と成長を感じた」

等、支援企業の方からも多くの声が寄せられ

ました。

プレゼンテーションの後は、質疑応答も兼ね

たポスターセッション。留学生たちは、支援企

業の方々や他の派遣留学生からの質問に、一

つひとつ丁寧に答えていました。支援企業の

方からは、「派遣留学生と直接話をすること

で、人となりを知ることができたのは良かっ

た」と好評。また、このポスターセッションを

“自分の専門ではないが、興味のある分野の研

究をしている人から直接話を聞ける場”とし

て、自らのさらなる成長のために活用してい

る派遣留学生も見られました。

現在までに高校生・大学生合わせて約

2,000名が飛び立って帰国しました。支援

企業・団体各位には心より御礼申し上げま

す。このプロジェクトの特徴は、留学の中

身が様々な分野における課題解決に繋

がっていることです。多彩な専門分野を持

つ仲間が世界で学び、課題解決に貢献して

おり、まさに地球規模の課題解決プロジェ

クトが生まれつつあると感じています。日

本代表の皆さんには、留学を次の活動へと

つなげていって欲しいと思います。

表 彰 式 ~ 閉 会 式

開 会 式 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン

ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン

8つの発表会場から選出された、代表派遣留学生。

支援企業から派遣いただいた16名の審査員に

よって、留学を通していかに成長したか等の

審査基準に基づき厳正に選出されました。この

9名の代表派遣留学生は支援企業・団体の方や

他の派遣留学生の前で発表しました。

最優秀賞は、トルコのイズミット湾横断橋建設

プロジェクトにインターン生として参加した

儀賀大己さん(理系、複合・融合系人材コース/大阪市立

大学大学院工学研究科修士2年)。優秀賞は、インドで

縫製の職業訓練を受けている女性たちの力を

活かし、ファッションショーを開催した伊達文香

さん(新興国コース/広島大学大学院教育学研究科修士2年)。

そのほか、優良賞など各賞の発表の後、特別

審査員のソフトバンクグループ株式会社執行

役員 青野史寛氏から講評をいただきました。

閉会式では、文部科学大臣政務官 樋口尚也氏、

支援企業の豊田通商株式会社 取締役副社長

山際邦明氏、プロジェクトディレクター

船橋力氏より、派遣留学生へのメッセージが

贈られ、第2回留学成果報告会は幕を閉じ

ました。

代表派遣留学生プレゼンテーション

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムプロジェクトディレクター

船 橋 力

本日はようこそ、東洋大学へ。皆さんは留学

という機会を通じ、大きく成長して帰国した

ことと思います。これから目指すべきグロー

バル人材とは、異文化を理解し活用する力で

あり、多様な背景を持つ人々の中で活躍でき

る人材だといえます。同時に、自国の伝統的

な文化を深く理解し、適切に発信できる真の

国際人を目指していただければと思います。

東洋大学学長

竹 村 牧 男

氏 氏

支援企業

9:30 10:10 15:45

17:15

13:20

2 3

Page 3: はじめに 留学成果報告会ドキュメント · 今回、2回目となる留学成果報告会では「、トビタテ!留学japan 留学JAPAN 日本代表プログラム」による留学を終えた派遣留学生のうち146名

橋梁工学を専攻する私は、トルコの北西部の

イズミット湾で進行中の、イズミット湾横断

橋建設プロジェクトにインターン生として

参加しました。初めの頃は同僚からの信頼を

得られず悩んだり、納品された品物が使い

ものにならなかったり、現地労働者が全員ボイ

コットしたり、様々な困難を経験しました。

ある上司から「あなたはインターン生だが、

エンジニアなんだ」という言葉をもらってから

は、誇りを持ち、積極的に現場に出て自ら

苦しい想いもしましたが、受賞できて光栄です。留学は自分を変える一番のフィールド。今後は世界に誇れる日本の橋梁技術を武器に、橋を必要とする途上国にノウハウを伝授できる橋梁技術者に、そして世界で闘える技術者になりたいです。

最 優 秀 賞

世界最大の吊橋架設現場で国際的技術者となる礎を作る

世界中の子どもたちが下痢症で命を落とさない環境を

理系、複合・融合系人材コース

トルコ

IHI Infrastructure Systems Co., Ltd

9ヶ月

儀 賀 大 己

大阪市立大学大学院 工学研究科 修士2年

インドには、人身売買の被害を受けている女

性が数多くいます。一方、縫製の職業訓練を

受けている女性も。彼女らの作品を他者に見

てもらうことで経済的効果と自信や達成感

といった内面の充足を生むことを目標に、

NGOと連携してファッションショー開催を

目指しました。ファッション=娯楽というイ

メージから、様々な批判も受け「この活動は

エゴなのではないか」と迷うこともありまし

たが、クラウドファンディング等で開催費を

まさかこのような賞をいただけるとは思っていませんでした。賞をいただいたことで、すごく自信につながり本当に嬉しい。留学とは、夢を形にできるもの。少しでも興味がある人はぜひ挑戦してほしい。そこから道は拓けると実感しています。

ファッションショーから始まるソーシャルビジネスへの挑戦

インド

NGO「DestinyFoundation」

5 ヶ月

伊 達 文 香広島大学大学院 教育学研究科 修士課程2年

毎年約76万人の乳幼児が不衛生な環境のた

め下痢症で命を落としています。この問題を

解決するために、スラムの衛生改善を進める

NPOとの共同研究と、スラム住民に対する衛

生教育を計画しました。下痢症の問題解決に

人生を捧げると決意し、現在は開発コンサル

タントとして日々海外における下水道の普

及やし尿処理を学んでいます。

京都大学 地球環境学舎環境マネジメント専攻卒 (株)建設技研インターナショナル

後 藤 正 太 郎

バングラデシュ/クルナ

NPO JADE Bangladesh

1ヶ月

女性プログラマが日本で「普通」になるために日本は女性技術者が働きづらいと感じ、自

分の実力を試したくてジェンダー差別が少

ないフランスでプログラマとしてイン

ターンシップをしました。性別で甘やかさ

れることなく、技術者として誇りを持って

働くことができました。今後は女性技術者

の地位向上に貢献し、性別にかかわらず幸

せに日本で働ける環境をつくりたいです。

電気通信大学大学院情報システム学研究科修士2年

依 田 み な み

フランス

HIGHBRIDGE & CO.

10ヶ月

研究者と記者のダブルキャリアを目指してパリ政治学院へ一流のスピーチライター・政治記者になる

ために必要な知識、表現力、感性を磨きたい

と、国際政治とジャーナリズムの両方を専

攻できるパリ政治学院へ留学。その後パリ

の研究機関でインターンを経験。今後は海

外の博士課程へ進学し、報道と政策効果の

相互関係を研究で明かし、研究者と記者の

ダブルキャリアを開拓したいです。

東京大学大学院公共政策学教育部修士2 年

川 嶋 菜々 美

フランス/ パリ

(留学先)パリ政治学院/(インターン先)国際研究センター

11ヶ月

DV家庭で育った子どもへの支援課題を探る

DV家庭に育った経験から、DV問題解決で成

果を上げているカナダへ。個人の違いを尊

重する文化、対暴力の法整備を再認識しま

した。100年以上も暴力被害女性などを支援

する団体の活動にも触れました。今後はカ

ナダの大学院に進み、多様な支援を研究し、

子ども達が笑顔で暮らせる世界のために支

援手法と体制を構築したいです。

立命館大学産業社会学部 5回生

西 川 唯

多様性人材コース

カナダ

ブリティッシュコロンビア大学

8 ヶ月

ローフード(注1)のパイオニアとして摂食障害者の減少に貢献

「摂食障害」に苦しんだ経験からローフード

料理を知り、ローフード界の巨匠Mattew氏

の下で独創的かつ、高度な調理法や菜食に

関する知識を体得。得た知識や技術をロー

フードレストランでのインターンシップを

通して実践し専門性を深め、店舗経営など

についても学びました。日本でもVegan(注2)

食堂を開業し摂食障害予防に貢献したいです。

宮城大学 食産業学部ファームビジネス学科4年

加藤 理子

多様性人材コース

アメリカ/カルフォルニア州ベニス、ハワイ州ホノルル

Matthew Kenney culinary(Venice)、Greens&Vines Raw Vegan Gourmet(Honolulu)

8ヶ月

留学で体感したProactive精神を広く伝えたい

留学で”Proactive”=何事も積極的に自分から

求める姿勢の大切さを学びました。帰国後は

その経験をより多くの人と共有したく、大学

で「ミニトビタテin ベトナム」を草案、決行。

8名の学生と企業訪問や大学交流を行い、それ

ぞれの学びを深め共有できました。今後も

“Proactive”を伝え、大分から留学する人が増

えるよう活動を続けて行きます。

大分大学工学部4年

矢 津 田 昭 仁

地域人材コース

アメリカ/カリフォルニア

UCDavis,B-Bridge,SVJU

1ヶ月

優 秀 賞

仕事の幅を広げることで信頼を得ることが

でき、社員にも登用されました。トルコ・日本・

イタリアという多国間企業が連携して長大橋を

建設する一連のプロセスを経験し、海外での

業務遂行力やトラブルに対応する能力の

基礎を身につけることができたと思います。GIGA Taiki

DATE Fumika

受 賞 の 感 想

受 賞 の 感 想

新興国コース

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

募り、来場者200人規模のショーを開催でき

ました。今後は起業し、途上国の女性と先進

国の女性のプラットフォームになる場をつ

くり、世界中の女性が笑顔で働ける環境を作

りたいと考えています。

優 良 賞

理系、複合・融合系人材コース 理系、複合・融合系人材コース 世界トップレベル大学等コース

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

GOTO Shotaro YODA Minami KAWASHIMA Nanami

NISHIKAWA Yui KATO Riko YATSUDA Akihito

(注1)肉・魚・卵・乳製品・白砂糖・グルテン不使用、非加熱で作る   Veganのための菜食主義ごはん(注2)菜食主義

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日本の「カワイイ」文化を私が運ぶ方法は何か?と考え誕生したの

が、和柄の和紙を使った折り鶴ピアス。デザイン・制作・包みも全て

私が手掛けた世界に一つのアクセサリーをブリスベンの日本食レ

ストランでコラボ販売。一つ$5で7ヶ月間、約140ペア($700以上)の

販売を達成しました。リクエストに応えストラップを追加、お店の

Facebookや店員が身に付けるなどの方法で宣伝をし、滞在中の一番

大きな売り上げとなりました。

留学前に自分の技術力を確かめるために日本でのマーケット販売

やトビタテ生への限定販売を行いました。トビタテ生を通じて、

オーストラリアの他、アメリカ・シンガポール・フランス等々にもピ

アスが渡りました。

146人の留学体験談には、それぞれに素晴ら

しいドラマがありました。高い問題意識を

持って海外に飛び立ち、そこで得た経験や挫

折から学び、それを次につなげている。どの

体験も甲乙つけがたく審査は難航しました。

最優秀賞の儀賀大己さんはさまざまな困

難を自分で乗り越え多くの信頼を勝ち得て

帰国した。まさにトビタテ!の精神そのもの

講 評

アンバサダー特別賞 エバンジェリスト特別 賞折り鶴ピアスで、日本の「カワイイ」を世界へ

オーストラリア/ブリスベン、ゴールドコースト

グリフィス大学、CSIRO

11ヶ月

大 野 礼 奈首都大学東京 生命科学コース 4年

沖縄県が、今後30年は続くとされる東アジア経済発展の中心に

なっていくためにも、県のグローバル人材育成は急務です。そこ

で、「琉球×留学」で「Ryu×Ryu」フェスタ実行委員会を立ち上

げ、沖縄県沖縄市コザミュージックタウンで、30万円の助成金を

受けて「食×ワークショップ×海外情報」を盛り込んだ高校生対

象の海外留学イベントを開催しました。

海外の魅力や奨学金情報を伝えるほか、海外・留学のハードルを

低くするため、実行委員から海外の魅力、失敗談等を伝えるコン

テンツを用意しました。「海外に行きたくなった」等の多くの反

応を受け、また各学生が海外渡航による夢を記述することまでで

きました。

イベントを通じて沖縄県のグローバル人材育成の第一歩に

平 良 美 奈 子沖縄工業高等専門学校 創造システム工学科 卒 Ryu×Ryuフェスタ実行委員会

ソフトバンクグループ株式会社執行役員(人事、総務、社長室統括)

青 野 史 寛

あ な た が 留 学 で 得 た も の と は !?自分の意見を発信することの大切さを知り、それが自分の武器にもなることを知りました。

海外で自信をくじかれたおかげで、ありのままの自分をさらけ出すことの大切さに気づきました。

学生たちの発表を聞き、今の学生たちが何に関心を持っているのか、どんな能力や可能性を持っているのか、学生のダイバーシティを知る素晴らしい機会になりました。

海外に出て、グローバルな価値観を知り、視野を広げた学生たちが増え、国内外で活躍していくことで、日本の力になっていくのではと未来の力を感じています。

学生時代は、外の世界を見る絶好の機会です。海外に出て、日本の価値観がすべてではないと早くから知ることは、大変意義があると思います。

自分は海外では全然通用しないことがわかりました。でも、あきらめず自ら挑戦すれば道は拓けると知りました。

想いをかなえるには、愚直な努力を積み重ねるしかない。ウルトラCはないのだと知りました。

企業のCEOに直接会ってインターンの仕事をゲット。度胸がつきました。自分の名前で海外から仕事が取れる人材になりたいです。

伊 集 院 妃 芳

東京理科大学 理学部 卒留学国、地域:アメリカ

新興国コース

草 野   晴 菜

中央大学 文学部 3年留学国、地域:インド・パラグアイ

世界トップレベル大学等コース

寺 嶋 和 志

九州大学 経済学部4年留学国、地域:スウェーデン

多様性人材コース

小 林 冬 馬

徳島大学 総合科学部4年留学国、地域:大韓民国/大邱広域市

地域人材コース

鳥羽商船高等専門学校 商船学科機関コース 3年留学国、地域:アメリカ/ シアトル

堀 口 駿

弱音を吐いたら負け。苦しいときは、自分は試されていると思ってやり遂げることを学びました。

高校生コース

梅 原 麻 奈

蒲田女子高等学校スポーツクラス卒東京女子体育大学1年留学国、地域:韓国/ ソウル

必ずしもよい経験だけでなく、予想と違ったり、挫折感を味わったり。そこからどう立ち上がったか。それぞれのストーリーに、学生たちの大きな成長を感じました。

フィールドワーク、インターンシップなど、座学の留学ではできないダイナミックな発想の活動も支援するところがこのプログラムの素晴らしさだと思います。

支 援 企 業 の 声

夢の実現と未来の日本の看護のために

看護学校に在学する私は、看護師としての視野を広げるため現地の病院や

老人ホームを見学し、日本でまだ普及していないリフト等を用いた

『持ち上げない看護』を体験。オーストラリアの医療制度も学びました。

今後は留学経験を活かし、223万人の在日外国人も含め、あらゆる人々に

公平な医療サービスができる保健師になりたいです。

埼玉県立常盤高等学校専攻科1年

藤 田 南

高校生コース

オーストラリア/アデレード

フリンダース大学

16日間

理系、複合・融合系人材コース 理系、複合・融合系人材コース

留学先

留学先機関

留学期間

シンガポール

Temasek Polytechnic

3ヶ月

留学先

留学先機関

留学期間

留学先

留学先機関

留学期間

OONO Rena TAIRA Minako

IJYUIN Himeka KUSANO Haruna TERAJIMA Kazushi

KOBAYASHI Toma HORIGUCHI Shun UMEHARA Mana

FUJITA Minami

だと思います。優秀賞の伊達文香さんは、現

地での経験自体も素晴らしかったが、起業と

いう次の夢を見据えている。留学が終わりで

はないのだ、ここからが始まりなのだという

ロールモデルを示していただきました。

参 加 者 の 声

大 学 関 係 者の 声

理系、複合・融合系人材コース

琉球大学 宮 里 大 八 氏

氏東洋大学 芹 沢 真 吾

三菱商事(株)人事部

平 岡 尚 樹 氏 氏

(株)高島屋人事部

安 達 早 紀

(株)NTTドコモ人事部

内 田 渉

特 別 賞高校生コース

代表発表者

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