ハードウェア情報ガイド - Dell EMC Japan · 6 emc vnxe3200 ハードウェア情報ガイド情報の入手方法概要 vnxe シリーズは、中小企業および大企業の遠隔地にあるオフィス

このガイドは、 VNXe3200™ デュアルストレージプロセッサプラットフォームの

ハードウェア情報ガイドです。このガイドでは、 VNXe3200 プラットフォームのアー

キテクチャ、機能、コンポーネントの概要について説明します。ここでは主に、主要

コンポーネントにおける、前面および背面のコネクタと LED インジケーターについ

て説明します。それは次のようなコンポーネントです。

◆ ディスクプロセッサエンクロージャ

◆ ディスクアレイエンクロージャ

VNXe3200 デュアル SP （ストレージプロセッサ）プラットフォームでは、 DPE（ディスクプロセッサエンクロージャ）と DAE （ディスクアレイエンクロージャ）は、 12 ドライブ 3.5 インチディスク 2U エンクロージャと 25 ドライブ 2.5 インチディスク 2U エンクロージャのいずれかを使用します。

次のトピックが含まれます。

◆ このガイドについて.................................................................................................................................. 2◆ リビジョン履歴............................................................................................................................................ 3◆ 情報の入手方法............................................................................................................................................ 5◆ このドキュメントの構成........................................................................................................................ 3◆ 関連ドキュメント ....................................................................................................................................... 4◆ 概要.................................................................................................................................................................... 6◆ VNXe3200 プラットフォーム ............................................................................................................... 7◆ ハードウェア機能....................................................................................................................................... 8◆ システムコンポーネントの説明..................................................................................................... 11◆ ディスクプロセッサエンクロージャ .......................................................................................... 11◆ ディスクアレイエンクロージャ .................................................................................................... 43◆ 付録 A ：ケーブル接続........................................................................................................................... 60

EMC® VNXe® シリーズ

VNXe3200™

ハードウェア情報ガイドパーツ番号 302-000-189-Jリビジョン 03

2015 年 1 月

このガイドについて

このガイドについて

本書は、 VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのインストール、構成、保守を行

う担当者を対象にしています。本書を使用するには、デジタルストレージ機器と

ケーブル接続に精通している必要があります。

重要

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのドライブ数を計算する際、 DPE は、 120 ～

150 ドライブの合計ドライブスロット数に含まれます。合計ドライブスロット数が

120 ～ 150 を超える場合、さらに DAE を追加することはできません。 VNXe3200 デュ

アル SP プラットフォームで使用可能な DAE と構成テーブルの詳細については、

43 ページの「ディスクアレイエンクロージャ」セクションを参照してください。

このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手できます。このリストから「EMC® VNXe® VNXe3200 ハードウェア情報ガイド」を選択します。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウンロードできます。

製品ソフトウェアおよびハードウェアのリリースバージョン

EMC は、自社製品ラインのパフォーマンスや機能を向上させ強化するための取り組

みの一環として、ハードウェアとソフトウェアのリビジョンを適宜リリースしてい

ます。そのため、このガイドで説明されている機能の中には、現在お使いのソフト

ウェアまたはハードウェアのリビジョンによっては、サポートされていないものも

あります。製品機能の新情報については、お使いの製品のリリースノートを参照

してください。

製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合に

は、 EMC のテクニカルサポートプロフェッショナルにお問い合わせください。

注：本書には、発行時点で正確な情報が記載されています。 EMC オンラインサポー

ト（https://support.emc.com）にアクセスして、このマニュアルの新バージョンを

使用していることを確認してください。

2 EMC VNXe3200 ハードウェア情報ガイド

https://www.emc.com/vnxesupport

https://support.emc.com

リビジョン履歴

リビジョン履歴次の表に、このドキュメントの改訂履歴を示します。

このドキュメントの構成

次の表は、このガイドの主要なセクションの一覧です。

リビジョン日付説明

03 2015 年 1 月更新されたセクション：

• 8 ページの「ハードウェア機能」

• 36 ページの「パーソナリティモジュール」

• その他の編集。

02 2014 年 10 月更新されたセクション：

• 8 ページの「ハードウェア機能」

• 20 ページの「DC 電源モジュール（オプション）」

• 表 18、「デュアル SP 構成の DPE および DAEの構成ルール」、（44 ページ）

• 60 ページの「付録 A ：ケーブル接続」

• その他の編集。

01 2014 年 4 月「VNXe3200 ハードウェア情報ガイド」の初版リリース

表 1 構成

タイトル説明

6 ページの「概要」一般的な VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのソフトウェアおよびハードウェアの機能について説明しています。

7 ページの「VNXe3200 プラットフォーム」

一般的な VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの前面図と背面図を説明し、示しています。

11 ページの「システムコンポーネントの説明」

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームを構成するコンポーネントについて説明しています。説明と合わせて、各コンポーネントの図も示しています。

11 ページの「ディスクプロセッサエンクロージャ」

DPE の前面および背面と、 DPE を構成するコンポーネントを説明し、図示しています。

17 ページの「冷却モジュール /ファン」

DPE 冷却モジュール / ファンを説明し、図示しています。

19 ページの「電源モジュール」 DPE 電源モジュールを説明し、図示しています。

21 ページの「SP （ストレージプロセッサ）」

DPE ストレージプロセッサを説明し、図示しています。

24 ページの「SDRAM またはメモリモジュール」

SP の SDRAM またはメモリモジュールを説明し、図示しています。

26 ページの「mSATA SSD インターフェイス」

SP に組み込まれている mSATA SSD インターフェイスを説明し、図示しています。

EMC VNXe3200 ハードウェア情報ガイド 3

関連ドキュメント

関連ドキュメント次に示す EMC 関連の資料に補足情報が記載されています。

◆ DC 電源 VNXe® シリーズエンクロージャの設置および運用ガイド

◆ EMC® VNXe® VNXe3200 インストールガイド

このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手できます。

安全に関する警告

安全に関する警告は、不適切に実行した場合、けがや装置の損傷の原因になる手順

に関して、本書全体で使用されています。安全に関する記述の前に、注意、警告、危

険の記号が記載されています。安全に関する警告は、電源や電話線に接続する機器で

作業するときに従う必要がある安全のためのガイドラインです。

EMC は、安全に関する次の警告を使用します。

危険：回避しなかった場合に死亡または重傷を招く危険な状況を示します。

警告：回避しなかった場合に死亡または重傷を招く可能性がある危険な状況を示し

ます。

注意：安全性警告記号とともに使用され、回避しなかった場合に軽傷または中程度

の負傷を招く可能性がある危険な状況を示します。

通知：負傷に関連しない作業を示すために使用されます。

タイトル説明

36 ページの「パーソナリティモジュール」

SP でサポートされる 3 つのパーソナリティモジュールを説明し、図示しています。

43 ページの「ディスクアレイエンクロージャ」

DAE の前面および背面と、 DAE を構成するコンポーネントを説明し、図示しています。

48 ページの「6 Gb/ 秒 SAS LCC」 DAE LCC を説明し、図示しています。

49 ページの「DAE AC 電源 /冷却モジュール」

DAE 電源 / 冷却モジュールを説明し、図示しています。

60 ページの「付録 A ：ケーブル接続」

VNXe3200 プラットフォームがどのようにケーブル接続されているかを説明し、図示しています。

表 1 構成（続き）



本書で使用されている表記規則

本書で使用されている表記規則

EMC は、次の表記規則を使用します。

注：重要ではあるが、危険ではない情報を表します。

重要

重要な通知には、ソフトウェアやハードウェアを操作する上で欠かせない情報が含

まれています。

表記規則

EMC では、本書で次の表記規則を使用します。

情報の入手方法

EMC のサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、以下の場所で入手できます。

製品情報 — ドキュメント、リリースノート、ソフトウェアの更新、または EMC 製

品、ライセンス、サービスに関しては、以下の EMC オンラインサポート Web サイ

トをご覧ください（登録が必要です）。

https://Support.EMC.com

テクニカルサポート — テクニカルサポートが必要な場合は、 EMC オンラインサポート用 Web サイト（登録が必要です）にアクセスし、［サポート］を選択します。［サポート］ページには複数のオプションがあり、その中にサービスリクエストを作

成できるオプションがあります。サービスリクエストを開始するには、有効なサ

ポート契約が必要です。有効なサポート契約を結ぶ方法の詳細や、アカウントに関す

る質問については、 EMC 担当営業にお問い合わせください。

太字ウィンドウ名、ダイアログボックス、ボタン、フィールド、タブ名、キー名、メニューパスなど、インタフェースの構成要素（ユーザーが明示的に選択またはクリックする対象）の名前に使用します。

斜体本文内で参照される出版物の完全なタイトルに使用します。

モノスペース以下の場合に使用：

• エラーメッセージやスクリプトなどのシステム出力

• システムコード

• パス名、ファイル名、プロンプト、構文

• コマンドとオプション

モノスペース、斜体変数に使用します。

モノスペース、太字

ユーザー入力に使用します。

［］オプション値を示す角括弧

| 縦棒は、他の選択を示す「OR」を意味する

{ } 中括弧内は、ユーザーが指定する必要のある内容を示す（例： x、 y、 z）

... 省略記号は、例の中で省略した必須ではない情報を示す


http://Support.EMC.com

情報の入手方法

概要

VNXe シリーズは、中小企業および大企業の遠隔地にあるオフィスや部署などに適し

た統合ストレージプラットフォームです。このシリーズでは、効率性とシンプルさ

が大幅に向上しており、先進のファイル機能とブロック機能に加え、共有ストレー

ジを管理するためのアプリケーション駆動型のシンプルな手法により、包括的なス

トレージ統合が容易になります。

冗長コンポーネント（電源、ファン、ストレージプロセッサ）とダイナミックな

フェイルオーバーおよびフェイルバックを使用して、高可用性をサポートしている

VNXe シリーズでは、 VNXe プラットフォームの稼働中にシステムソフトウェアまた

はハードウェアをアップグレードする機能もサポートしています。

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、物理サーバーインフラストラクチャを

導入している企業はもちろん、サーバーの仮想化に移行して統合と効率向上を進め

ようとしている企業にとっても理想的です。 VNXe3200 デュアル SP プラットフォー

ムはまた、優れた容量使用率、データ保護ソリューションと可用性ソリューション、

先進のサポート機能など、包括的な機能を提供します。

次の図に、 VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのフロントベゼルの例を示します。

図 1 VNXe3200 のフロントベゼルの例


前面図

VNXe3200 プラットフォームこのセクションでは、 VNXe3200 デュアル SP （デュアルストレージプロセッサ）プ

ラットフォームの前面図と背面図の例を示します。ハードウェアの機能についてもこ

のセクションで説明します。

前面図次の図に、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE または 2U 25 （2.5 インチ）

ディスクドライブ DPE がそれぞれ取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラット

フォームの前面の例を示します。

図 2 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE が取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの前面の例

図 3 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE が取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの前面の例

背面図次の図に、左から右に見て、 2 基のストレージプロセッサ（SP B と A）をそれぞれ

搭載した DPE が取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの背面の例

を示します。

図 4 2 基の SP を搭載した VNXe3200 デュアル SP プラットフォーム DPE の背面の例

Installation

Removing these drives willmake the array unusable

SPD


SPD


SPD


SPD

2TB 7.2KSAS

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

Will Make the Array Unusable Caution: Array Software on drives 0-3. Removing or relocating them

VNX-000504

e0 e1 e2 e3

2 3 4 5

AC

DC

HDMIX4

6Gb SAS 1GbE

2/4Gb 8Gb

10GbE

10

e0 e1 e2 e3

2 3 4 5

AC

DC

HDMIX4

6Gb SAS 1GbE

2/4Gb 8Gb

10GbE

10

0 0

0 00 00 00 0

0 0

VNX-000505


ハードウェア機能

ハードウェア機能2U プラットフォームアーキテクチャに収容した場合、 VNXe3200 デュアル SP DPE の

重量は、 12 ドライブ DPE の場合で約 24.5 kg、 25 ドライブ DPE の場合で約 20.4 kg で

す。 12 ドライブ DPE の寸法は、高さ 8.89 cm、幅 44.45 cm、奥行き 50.16 cm です。

25 ドライブ DPE の寸法は、高さ 8.89 cm、幅 44.45 cm、奥行き 43.18 cm です。エン

クロージャの前面と背面の間で、ミッドプレーンは電源と信号をすべてのエンクロー

ジャコンポーネントに分配します。 VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでは、

2U DPE の SP、冷却モジュール / ファン、電源モジュールは、ミッドプレーンコネク

タに直接接続されています。

注：前述の寸法はおおよその値であり、ラックまたはキャビネットエンクロージャ

自体の寸法は含まれていません。

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、 AC 入力電源用に構成されており、以下

のハードウェア機能を搭載しています。

注： SP のオプションの DC 電源を使用することもできます（詳細については、

20 ページの「 DC 電源モジュール（オプション）」セクションを参照してください）。

◆ 1 台の 2U DPE ：

• DPE では、 SAS （Serial Attached SCSI）、 NL-SAS （ニアライン SAS）、フラッ

シュの各ドライブが、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブキャリアまたは

2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブキャリアという 2 つのタイプのキャリ

アでサポートされます。 VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンライン

で入手できる「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ド

キュメントを参照してください。

注： 2U 12 ディスクドライブキャリアで使用されるドライブを、 2U 25 ディ

スクドライブキャリアで使用することはできません。これらのキャリアには

互換性がありません。

• 2U DPE の背面では、デュアル SP （A と B）がサポートされます。各 SP の構

成内容は以下のとおりです。

– Intel Xeon クワッドコア 2.2 GHz プロセッサと、 SP あたり 24 GB （3 x 8 GB）（DPE あたり合計 48 GB）をサポートする 3 つの DDR3 （Double Data Rate Three） SDRAM （Synchronous Dynamic RAM）スロットを搭載した CPU モ

ジュール

注： SDRAM やメモリモジュールは、 SP 内の SP プリント基板（マザー

ボード）上にあります。メモリモジュールを交換またはアップグレードす

るには、まず SP を DPE から取り外し、次に SP コンポーネントで作業を

行えるように SP の上部カバーを取り外す必要があります。詳細について

は、「EMC® VNXe® VNXe3200 メモリモジュールの交換」ドキュメントを

参照してください。

このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手

できます。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドを

ダウンロードできます。





– サポートされている 3 つのパーソナリティまたは I/O モジュール：

a.） 1 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet I/O パーソ

ナリティモジュール（ラベルは 1 GbE、 e0、 e1、 e2、 e3）。 36 ページの

「4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール」を参照して

ください。

b.） 2/4/8 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 8 Gb/ 秒 FC （ファイバーチャネル）

I/O パーソナリティモジュール（ラベルは 2/4 Gb、 8 Gb e0、 e1、 e2、 e3）。37 ページの「4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバー・チャネルパーソナリティモジュール」を参照してください。

注：これらのポートには 2/4 Gb （緑色の LED） 8 Gb （青色の LED）という

ラベルが付いています。パーソナリティモジュールが 2/4 Gb/ 秒で実行さ

れているときは、 LED が緑色に点灯し、 8 Gb/ 秒で実行されているときは、

LED が青色に点灯します。

c.） 10 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet I/O パーソナリティモジュール（ラベルは 10 GbE、 e0、 e1、 e2、 e3）。38 ページの「4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet パーソナリティモジュール」を参照してください。

注：一度にインストールできるサポートされているパーソナリティモジュー

ルは 1 つだけです。また、両方の SP に同じパーソナリティモジュールがイン

ストールされている必要があります。

– 一体型 10 GbE iSCSI （ホスト IP 接続） Base-T ポート ×4 （ラベルは 10 GbE 2、 3、 4、 5）。 CIFS、 NFS、 iSCSI をサポート

– 一体型 4 レーン 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート ×2 （ラベルは 6 Gb SAS 0 および

1 x4）。サポートされる速度は 1.5、 3、 6 Gb/ 秒。ミニ SAS HD ケーブルを

使用

– 10/100/1000 LAN 管理（RJ-45）ポート ×1 （ラベルは管理アイコン）

– 10/100/1000 LAN サービス（RJ-45）ポート ×1 （IPMItool による SP コン

ソールへのアクセスに使用）

注：診断およびサービス目的でのみ使用されます。このサービスポートは

SOL （Serial Over LAN）を使用します。お客様は、このポートを使用するよ

うサポート担当者から指示される場合があります。テクニカルノート

（「EMC® VNXe® IPMI Tool」）は、 https://www.emc.com/vnxesupport からオ

ンラインで入手できます。

– 1 つのミニ USB ポート（ミニ B ソケット）

注：このポートは、システムのいずれかのストレージプロセッサにフルサ

イズの USB フラッシュドライブを接続し、システムに IP アドレスを割り

当てるために使用されます。フルサイズの USB フラッシュドライブを使用

するために、ミニ USB アダプター / コンバーター（ミニ B プラグ – 標準 A USB ソケット）が用意されています。

– HDMI ポート ×1 （未使用）

– デバッグ（NMI）ポート ×1

– SP LED




– 電源モジュール ×1 （3 個の LED 付き、ラベルは障害を表す !、 DC、 AC）

注： LED のラベルは上下逆に印字されています。

– 冷却モジュール / ファン ×3

◆ 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DAE または 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE がサポートされます

◆ 必要なケーブル（LAN ケーブルを含む）

◆ ハードウェアマウントレール

◆ VNXe3200 バッジフロントドア


ディスクプロセッサエンクロージャ

システムコンポーネントの説明このセクションでは、 VNXe3200 デュアル SP プラットフォームコンポーネントにつ

いて説明します。これには、正面および背面のコネクタと LED インジケーターの図と

説明が含まれます。

ディスクプロセッサエンクロージャVNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、 2U DPE （ディスクプロセッサエンク

ロージャ）で構成されます。

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでは、 2 つのタイプのディスクドライブ

DPE がサポートされています。

◆ 3.5 インチ 6 Gb/ 秒 SAS、6 Gb/ 秒 NL-SAS、フラッシュディスクドライブ（ホット

スワップ可能）のいずれかを搭載した 13 ページの「2U 12 （3.5 インチ）ディス

クドライブ DPE」キャリア1

◆ 2.5 インチ 6 Gb/ 秒 SAS、6 Gb/ 秒 NL-SAS、フラッシュディスクドライブ（ホット

スワップ可能）のいずれかを搭載した 15 ページの「2U 25 （2.5 インチ）ディス

クドライブ DPE」キャリア 1

注： 2U 12 ディスクドライブ DPE で使用されるディスクドライブを、 2U 25 ディス

クドライブ DPE で使用されるディスクドライブと入れ替えることはできません。

重要

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのドライブ数を計算する際、 DPE は、 24 ～

150 ドライブの合計ドライブスロット数に含まれます。合計ドライブスロット数が

24 ～ 150 を超える場合は、 DAE を追加することはできません。実際のディスクドラ

イブ数は、お使いのシステムで使用されている DPE および DAE のタイプによって異

なる場合があります。 44 ページの表 18 は、 VNXe3200 デュアル SP プラットフォー

ムの DPE とサポートされている DAE タイプの関係を示す構成マトリックスです。 VNXe3200 デュアル SP システムで DAE を構成する場合は、この表のマトリックスを

推奨値として使用してください。

全般

各 VNXe3200 デュアル SP DPE は、以下のコンポーネントで構成されています。

◆ ドライブキャリア

◆ ディスクドライブ

◆ ミッドプレーン

◆ SP （ストレージプロセッサ）

◆ 電源モジュール

◆ 冷却モジュール / ファン

◆ EMI シールド

1. ディスクドライブは DPE の電源がオンの場合でも追加または取り外しが可能ですが、使用中のドライブを取り外す場合は十分な注意が必要です。ドライブは一度に 1 つだけ取り外すようにしてください。 RAID の再構築中にドライブを取り外してはなりません。



ドライブキャリア

ディスクドライブキャリアは、エンクロージャのスロットガイドとミッドプレーンコネクタとのスムーズで安定した接触を実現するプラスチック製アセンブリです。各キャリアには、ラッチとバネクリップの付いたハンドルが付いています。このラッ

チによりディスクドライブが所定の位置に固定され、ミッドプレーンとの適切な接

触が確保できます。 13 ページの「 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE」セク

ションは、キャリアがあるシャーシに組み込まれているディスクドライブステータ

ス LED の例を示しています。これらの LED は、主にディスクドライブの準備状態や

動作を示します。

ディスクドライブ

ドライブのタイプは、ラッチおよびハンドル機構の違いや、各ドライブに貼られた

タイプ、容量、スピードのラベルによって視覚的に識別することができます。ディス

クドライブは DPE の電源がオンの場合でも追加または取り外しが可能ですが、使用

中のドライブを取り外す場合は十分な注意が必要です。ディスクドライブは非常に

損傷を受けやすい電子コンポーネントです。

注： VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、

「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してく

ださい。このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手で

きます。表示されたページの［シリーズ］で、［VNXe2 シリーズ］をクリックします。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウンロードできます。

重要

2U 12 （3 インチ）ディスクドライブ DPE または DAE で使用される 3 インチディス

クドライブを、 2U 25 （2 インチ）ディスクドライブ DPE または DAE で使用される

2 インチディスクドライブと交換することはできません。

ミッドプレーン

ミッドプレーンは、前方のディスクドライブと後方の SP を区切っています。また、

電源と信号をエンクロージャ内のすべてのコンポーネントに分配します。 SP とディ

スクドライブは、ミッドプレーンに直接接続されます。

ストレージプロセッサ

SP （ストレージプロセッサ）は、ディスクプロセッサエンクロージャ（DPE）のイ

ンテリジェントコンポーネントです。基本的には、コントロールセンターとして機

能します。各 SP には、ステータス LED、オプションの I/O パーソナリティモジュー

ル、 LAN ポートなどが組み込まれています。 2 つのラッチにより SP が所定の位置に

固定され、適切な接触が確保されます。コネクタおよび LED の位置と詳細な説明につ

いては、 16 ページの「背面図」セクションを参照してください。




電源モジュール

背面から見た場合、電源モジュールは各 SP コンソールの右上側にあります。このモ

ジュールは、自動認識、力率補正、マルチ出力機能をサポートした専用ラインコー

ド付きオフラインコンバータです。各電源モジュールにはステータス LED が組み込

まれています。ラッチにより電源モジュールが所定の位置に固定され、適切な接触が

確保されます。コネクタおよび LED の位置と詳細な説明については、 19 ページの

「 AC 電源モジュール」セクションを参照してください。

注： VNXe3200 ではオプションの DC 電源を使用できます（詳細については、 20 ページ

の「 DC 電源モジュール（オプション）」セクションを参照してください）。

冷却モジュール / ファン

背面から見た場合、各 SP の左上側には、冷却モジュール / ファンが 3 基あります。冷却モジュール / ファン 1 基につき 1 個のステータス LED があります。冷却モ

ジュール / ファンはラッチによって所定の位置に固定され、適切な接触が確保され

ます。詳細については、 17 ページの「冷却モジュール / ファン」のセクションを参

照してください。

2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE

次の図に、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE でのディスクドライブとス

テータス LED の位置を示します。

図 5 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE が取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの例（前面）

1 3.5 インチ SAS ディスクドライブ1

1. VNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、 6 Gb/ 秒 NL-SAS またはフラッシュドライブもサポートしています。 VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、オンラインで入手できる「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してください。 https://support.emc.com

3 DPE 電源オン LED （青）

2 DPE 障害 LED （アンバー） 4 ディスクドライブ準備 / 動作 LED （青）

Installation

SPD

2TB 7.2KSAS

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

1 3

4

2




次の表に、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE とディスクドライブステー

タス LED を装備した VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの説明を示します。

表 2 VNXe3200 デュアル SP の 2U 12 （3.5 インチ） DPE とディスクドライブ LED

LED 色状態説明

DPE 障害（位置 2 を参照）アンバーオン DPE で障害が発生しています。これには SP 障害が含まれます。

– オフ通常

DPE 電源（位置 3 を参照）青色オン電源投入中、および電源オン

– オフ電源オフ

ディスクドライブ準備 /動作（位置 4 を参照）

注：ディスクドライブ

LED （左または右の三角形

記号）は参照している

ディスクドライブを指す

青色オン電源投入中、および電源オン

点滅（ほぼ点灯）ディスクドライブが I/O アクティビティを行っています。

コンスタントなスピードで点滅

ディスクドライブは正常にスピンアップまたはスピンダウンしています。

点滅（ほぼ消灯）ディスクドライブは電源が入っていますが、回転していません。

注：これはスピンアップシー

ケンスの正常な一部であり、

スロットのスピンアップ遅延

の間に発生します。

– オフディスクドライブの電源がオフになっています。



2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE

次の図に、 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE でのディスクドライブとス

テータス LED の位置を示します。

図 6 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE が取り付けられた VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの例（前面）


1. VNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、 6 Gb/ 秒 NL-SAS またはフラッシュドライブもサポートしています。 VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、オンラインで入手できる「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してください。 https://support.emc.com

4 ディスクドライブ障害 LED （アンバー）

2 DPE 障害 LED （アンバー） 5 ディスクドライブ準備 / 動作 LED （青）

3 DPE 電源ステータス LED （青）

1

45

2 3

VNX-000276




次の表に、 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE とディスクドライブステー

タス LED を装備した VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの説明を示します。

背面図

2U DPE の背面を左から右に見た場合、各 SP （B と A）の構成内容は以下のとおりです。

◆ 冷却モジュール / ファン ×3

• 障害 LED

• ファン

◆ AC 電源モジュール（拡大図については、 19 ページの「AC 電源モジュール」セク

ションを参照）：

• 電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）

• 電源ステータス LED （ラベルは AC、 DC、障害を表す !）

• 電源ラッチハンドル

◆ オプションの DC 電源モジュール（拡大図については、 20 ページの「 DC 電源モ

ジュール（オプション）」セクションを参照）：

• 電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）

• 電源ステータス LED （ラベルは AC、 DC、障害を表す !）

• 電源ラッチハンドル

◆ SP B と A ：

• Mini-USB

• 10 GbE iSCSI （ホスト IP 接続）ポート ×4 （ラベルは 10 GbE 2、 3、 4、 5）

• 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート ×2 （ラベルは 6 Gb SAS 0 x4 および 1 x4）

• サポートされている 3 つパーソナリティモジュール：

– 1 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet I/O パーソナリティモジュール（ラベルは 1 GbE e0、 e1、 e2、 e3）

表 3 VNXe32002U 25 （2.5 インチ） DPE とディスクドライブ LED

LED 色状態説明

DPE 障害（位置 2 を参照） – オフ障害は発生しておらず、正常に動作しています

アンバーオン障害が発生しました

DPE 電源（位置 3 を参照）青色オン電源投入中、および電源オン


ディスクドライブ障害（位置 4 を参照）


– オフ障害は発生していません

ディスクドライブオン /動作（位置 5 を参照）


点滅ディスクドライブのアクティビティ



– 2/4/8 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバー I/O （2/4 Gb、8 Gb e0、 e1、 e2、 e3）

– 10 Gb/ 秒をサポートする 4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet I/O パー

ソナリティモジュール（ラベルは 10 GbE e0、 e1、 e2、 e3）

注：一度にインストールできるサポートされているパーソナリティモジュー

ルは 1 つだけです。また、両方の SP に同じパーソナリティモジュールがイン

ストールされている必要があります。

• （RJ-45） LAN コネクタ ×2 （ラベルはネットワーク管理記号およびレン

チ記号）

• SP ステータス LED

• HDMI ポート（ラベルは HDMI）、未使用

• リセットスイッチ（NMI）

次の図に、各 DPE コンポーネントの位置を示します。

図 7 DPE コンポーネントの例（背面）

冷却モジュール / ファン

図 8 は、背面から見て各 SP エンクロージャの左上にある 3 基の冷却モジュール /ファンを示しています。冷却モジュール / ファン 1 基につき 1 個の障害 LED があり

ます。冷却モジュール / ファンはオレンジ色のラッチリリースによって所定の位置

に固定され、適切な接触が確保されます。

1GbE

1 冷却モジュール / ファン ×3 （拡大図については図 8 を参照）

3 SP （拡大図については 22 ページの図 13 を参照）

2 電源モジュール（拡大図については19 ページの図 10 を参照）

e0 e1 e2 e3

2 3 4 5

AC

DC

HDMIX4

6Gb SAS 1GbE

2/4Gb 8Gb

10GbE

10

0 0

0 00 0

1 2

3

VNXe-000507



図 8 冷却モジュール / ファンの障害 LED とラッチリリース

次の表に、冷却モジュール / ファンの障害 LED の説明を示します。

冷却モジュール / ファンの交換

冷却モジュール / ファンを交換するには：

1. 冷却モジュール / ファンの側面にあるオレンジ色のタブ 2 つを同時につまんで、

シャーシに固定されていた冷却モジュール / ファンを解除します（図 9 の位置 1を参照）。

2. 冷却モジュール / ファンをシャーシから引き抜き（図 9 の位置 2 を参照）、清潔

で静電気を帯びていない場所に置きます。

図 9 冷却モジュール / ファンの交換

表 4 冷却モジュール / ファンの障害 LED

LED 色状態説明

障害アンバーオン障害、正常に動作していない

– オフ障害なし、ファンは正常に動作中

CL5245

1 2



注： VNXe3200 デュアル SP の冷却モジュール / ファンの交換の詳細については、

「EMC® VNXe® Replacing a DPE Fan Module in a VNXe3200」ドキュメントを参照してく


きます。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウンロード

できます。

電源モジュール

VNXe3200 SP は、 2 つのタイプの電源、 AC、 DC をサポートしています。電源モ

ジュールは両方が同じように見えます。唯一の違いはパーツ番号です。パーツ番号ラ

ベルは、モジュールの下側にあります。パーツ番号の確認については、 20 ページの

「電源の交換」セクションを参照してください。このセクションでは、モジュールを

交換する方法について説明しています。

AC 電源モジュール

図 10 は、背面から見て各 SP エンクロージャの右上にある SP 電源モジュールを示

しています。各電源には、 3 個のステータス LED （ラベルは AC、 DC、障害を表す !）が含まれます。ラッチによって所定の位置に固定され、適切な接触が確保されます。

図 10 AC/DC 電源モジュール電源コネクタ、ステータス LED、プルハンドル

注： AC/DC 電源のラベルは上下逆に印字されています。

次の表に、電源（障害と電源オン） LED の説明を示します。

表 5 電源モジュール（障害と電源オン）の LED

LED 色状態説明

障害（ラベルは感嘆符 !）

アンバーオン電源またはバックアップに障害が発生。ケーブル接続を確認してください

点滅 BIOS、 POST、 OS の起動中、またはシステムが過熱状態

– オフ障害なし、または電源オフ




DC 電源モジュール（オプション）

前に説明したように、 AC 電源と DC 電源は両方が同じように見えます（図 11）。 AC電源のように、 DC 電源には 3 個のステータス LED （ラベルは AC、 DC、障害を表す

!）が含まれます。 AC 電源のように、 DC 電源のモジュールの左上には個別のラッチハンドルがあります。

図 11 AC/DC 電源モジュール電源コネクタ、ステータス LED、プルハンドル

注： AC/DC 電源のラベルは上下逆に印字されています。

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームで使われている DC 電源の詳細については、

「DC 電源 VNXe® シリーズエンクロージャの設置および運用ガイド」（4 ページの

「関連ドキュメント」）を参照してください。

電源の交換

電源を交換するには：

1. アンバーの障害 LED によって障害のある電源を特定します（19 ページの図 10）。

2. パワーサプライから AC 電源コードを取り外します。

3. 電源のハンドルをつかんだ状態で、電源のオレンジ色の解除タブを右に押します

（21 ページの図 12 の位置 1 を参照）。

4. 冷却モジュール / ファンをシャーシから引き抜き（21 ページの図 12 の位置 2 を

参照）、清潔で静電気を帯びていない場所に置きます。

DC 電源出力（ラベルは DC）

グリーンオン DC 電源オン

– オフ DC 電源オフ。元の電源を確認してください

AC 電源入力（ラベルは AC）

グリーンオン AC 電源オン

– オフ AC 電源オフ。元の電源を確認してください

表 5 電源モジュール（障害と電源オン）の LED （続き）

LED 色状態説明



図 12 電源の交換

注： VNXe3200 デュアル SP の電源の交換の詳細については、「EMC® VNXe® Replacing a DPE Power Supply in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイド

は、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手できます。ここから、

このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウンロードできます。

SP （ストレージプロセッサ）

ストレージプロセッサは大の可用性を実現するためにペアで構成され、 FRU（フィールド交換可能ユニット）となっています。 VNXe3200 デュアル SP の SP は、

ホストとのフロントエンド接続と物理ディスクとのバックエンド接続の両方を可能

にします。各ストレージプロセッサには、 24 GB のメモリをサポートする DDR3（Double Data Rate Three） SDRAM （Synchronous Dynamic RAM）スロットを 3 個備え

た、 Intel Xeon クワッドコア 2.2 GHz プロセッサが搭載されています。

「取り外すのは安全でない」ことを示す LED （次の図を参照）が点灯している間は SPアセンブリを取り外さないでください。

22 ページの図 13 に、ストレージプロセッサのフロントパネルの例を示します。

CL5250

1 2




図 13 SP の前面パネルの例

1 SP リリースレバー（左側） 8 ミニ USB コネクタ1 （ミニ B ソケット）。詳細については、 32 ページの「ミニUSB ポート（ミニ B ソケット）」を参照

1. フルサイズの USB フラッシュドライブを使用する場合のために、ミニ USB アダプター / コンバーター（ミニ B プラグ – 標準 A ソケット）が用意されています。

2 オプションの 4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバーチャネル I/O パーソナリティモジュールの例（ラベルは e0、 e1、 e2、e3。 2 つは LED ラベル、 1 つは 2/4 Gbの緑色ラベル、もう 1 つは 8 Gb の青色ラベル）

9 SP ステータス / 障害 LED （アンバー / 青色）。詳細については、表 6 （23 ページ）を参照

3 SP リリースレバー（右側） 10 CRU 障害 LED （アンバー）。詳細については表 6 （23 ページ）を参照

4 サービス LAN （RJ-45）ポート 2 （ラベルはレンチ記号）。 SOL （Serial Over LAN）を使用。拡大図については 30 ページの「ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート」を参照

2. SOL （Serial Over LAN）ポートには、 VNXe IPMI Tool を使用してアクセスできます。ユーザーガイド「EMC® VNXe® IPMItool User Guide」は、オンラインで入手できます。 https://support.emc.com

11 SP 取り外し危険 LED （黒に白い手）。詳細については表 6 （23 ページ）を参照

5 管理 LAN （RJ-45）ポート（ラベルはネットワーク管理記号と 1 GbE）。30 ページの「ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート」

12 SP 電源 LED （緑色）。詳細については表 6 （23 ページ）を参照

6 HDMI コネクタ（ラベルは HDMI） 13 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート ×2 （ラベルは 6 Gb SAS 0 x4 および 1 x4）。拡大図については 32 ページの「6 Gb/ 秒ミニSAS HD ポート」を参照

7 NMI3 （パスワードリセット）プッシュボタン

3. パスワードのリセットとシステムダンプの強制実行に使用される、 NMI （マスク不可能割り込み）プッシュボタン。パスワードをリセットするには、 2 秒間押したままにします。 10 秒以上押したままにすると、強制的に再起動されます。

14 10 Gb/ 秒 iSCSI ポート ×4 （ラベルは10 GBE 2、 3、 4、 5）。拡大図については 41 ページの「10 Gb/ 秒 iSCSI ホストIP 接続ポート ×4」を参照

e0 e1 e2 e3

2 3 4 5HDMIX4

6Gb SAS 1GbE

2/4Gb 8Gb

10GbE

10

0 0

0 00 0

4514 13 12

11

10

9

8

7

6

1 2 3

VNXe-000512




次の表に、 SP ステータス LED の説明を示します。表に示す位置については、 22 ページ

の図 13 を参照してください。

表 6 SP LED

LED 色状態説明

ステータス / 障害（位置 9 を参照）

アンバー 4 秒ごとに1 回点滅

BIOS 実行中

1 秒ごとに1 回点滅

POST 実行中


オペレーティングシステムの起動が開始

オン障害が検出されました。

– オフ正常に動作しており、障害が検出されていません。

青色 4 秒ごとに1 回点滅

オペレーティングシステムが起動


オペレーティングシステムドライバが起動中


1. オペレーティングシステムドライバが起動

2. システムエラーなどの障害が発生し、一部の

ストレージリソースが使用できなくなりまし

た。 SP は動作を停止し、ステータス LED が点

滅しています。

たとえば、 MCC のプライベート LUN が少なく

とも 1 つ失われています。 SP は LED をマーク

した後で再起動します。

オンシステムが初期化されていません。固定または動的管理 IP アドレスが割り当てられています。

注：ライセンスに同意すると、 SP 障害 LED が消

灯します。

デグレードモード

– オフ I/O の準備完了

青色とアンバー

1 秒間隔で交互に点灯

サービスモード

青色とアンバー


システムが初期化されていません。管理 IP アドレス（静的または動的）が割り当てられていません。管理 IP アドレスが割り当てられると、 LED が元の状態と色に戻ります。

CRU 障害（位置 10 を参照）

アンバーオン障害が発生しています。内蔵 CRU に障害が発生すると、アンバーに点灯します。例：不正なDIMM、不正な mSATA。




SP には、次の FRU コンポーネントが含まれています。

◆ このページの「SDRAM またはメモリモジュール」

◆ 26 ページの「BBU （バッテリバックアップユニット）」

◆ 26 ページの「mSATA SSD インターフェイス」

◆ 28 ページの「パーソナリティモジュール」

SP でパーツを交換中に VNXe3200 デュアル SP を不慮のデータ消失から保護するには、パーツを交換する前に、 SP をサービスモードにして、サービスに対して準備しておく必要があります。両方の SP を同時にサービスモードにすることはできません。

SDRAM またはメモリモジュール

SDRAM スロットは、 24 GB （3×8 GB）のメモリ（DPE あたり合計 48 GB）をサポート

しています。 SDRAM やメモリモジュール（25 ページの図 15）は、 SP 内の SP プリ

ント基板（マザーボード）の後部にあります。メモリモジュールを交換またはアッ

プグレードするには、まず SP のサービスを準備し、ネットワークケーブルをはじ

めとしたすべてのケーブルを SP アセンブリの背面から外して、ケーブルにそのケー

ブルが接続されていたポート番号をラベルづけします。次に、 SP を DPE から取り外

してから、メモリモジュールで作業を行えるように SP の上部カバーを取り外す必

要があります（25 ページの図 14）。

SP カバーを取り外すには：

1. カバーの青いボタンを押します（25 ページの図 14 の位置 1 を参照）。

2. カバーを 1/4 インチまっすぐに押し出します（25 ページの図 14 の位置 2 を

参照）。

3. カバーを持ち上げます（25 ページの図 14 の位置 3 を参照）。

取り外し危険（位置 11 を参照）

ホワイトオン SP を取り外さないでください。 BIOS/POSTファームウェアのフラッシュ、リジューム PROMの更新、ヴォールトへのキャッシュデータのダンプなどの実行中にデータが失われる可能性があります。

– オフデータ消失の危険なしに SP を取り外すことができます。

電源（位置 12 を参照）

グリーンオン電源オン


SP が SOL （Serial Over LAN）セッションを初期化しています（スタンバイ）

– オフ電源オフ。接続を確認してください

表 6 SP LED （続き）

LED 色状態説明



図 14 SP からの上部カバーの取り外しの例

注： VNXe3200 デュアル SP の SPE メモリモジュールの交換の詳細については、

「EMC® VNXe® VNXe3200 の DPE メモリモジュールの交換」ドキュメントを参照して

ください。このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手

できます。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウンロー

ドできます。

SDRAM またはメモリモジュールを取り外すには（図 15）：

1. SDRAM （DIMM）スロットを見つけます。

2. DIMM スロットのイジェクタータブを横にプッシュして開きます。

3. DIMM の両端を持ち、まっすぐに持ち上げてスロットから取り出し、帯電防止処理されている場所に置きます。

図 15 VNXe3200 デュアル SP のメモリモジュール（DIMM）の位置の例

CL5233

1 32

CL5239

DIMM 0

DIMM 2

DIMM 1




BBU （バッテリバックアップユニット）

SP には、電源イベントの際に関連 SP モジュールとファンに電力を供給する、 3 セルリチウムイオン内蔵バッテリまたは BBU が搭載されています。

SDRAM スロットと同様に、 BBU （図 16）も SP の後部にあります。 BBU を交換また

はアップグレードするには、まず SP のサービスを準備し、ネットワークケーブル

をはじめとしたすべてのケーブルを SP アセンブリの背面から外して、ケーブルにそ

のケーブルが接続されていたポート番号をラベルづけします。次に、 SP を DPE から

取り外してから、 BBU で作業を行えるように SP の上部カバーを取り外す必要があり

ます（25 ページの図 14）。

図 16 VNXe3200 デュアル SP の BBU （バッテリバックアップユニット）の例

注：詳細については、「EMC® VNXe® Replacing a DPE Battery Backup Unit (BBU) in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイドは、

https://www.emc.com/vnxesupport からオンラインで入手できます。このリストから

「EMC® VNXe® Replacing a DPE Battery Backup Unit (BBU) in a VNXe3200」ドキュメント

を選択します。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウン

ロードできます。

mSATA SSD インターフェイス

VNXe3200 デュアル SP の各 SP には、 mSATA SSD インターフェイスが付いています。 mSATA SSD インターフェイスは、 SP アセンブリの底部のプラスチックカバーの下に

あり（27 ページの図 17）、 32GB のフラッシュモジュールを使用します。このフラッ

シュモジュールはシステム起動デバイスです。

mSATA フラッシュデバイスは SP の底部にあります。 mSATA フラッシュモジュール

を交換またはアップグレードするには、まず SP のサービスを準備し、ネットワークケーブルをはじめとしたすべてのケーブルを SP アセンブリの背面から外して、ケー

ブルにそのケーブルが接続されていたポート番号をラベルづけし、 SP を DPE から取

り外してから、底面が上を向くように SP アセンブリをひっくり返して、 mSATA SSDで作業を行えるように SP の底部カバーを取り外す必要があります。

VNXe-320772




mSATA SSD カバーを取り外すには（図 17）：

1. 底面が上を向くように SP アセンブリをひっくり返します。

2. プラスチックカバーの上のラッチを押し込んで、 mSATA SSD が見えるようにし

ます。

図 17 SP の mSATA SSD の位置の例

注：詳細については、「EMC® VNXe® Replacing a DPE mSATA Solid State Disk (mSATA SSD) in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイドは、


「EMC® VNXe® Replacing a DPE mSATA Solid State Disk (mSATA SSD) in a VNXe3200」ド

キュメントを選択します。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイ

ドをダウンロードできます。

mSATA SSD を SP から取り外すには：

1. 各ワイヤクリップのタブを後ろに押して、 mSATA SSD を解除します（28 ページ

の図 18 の位置 1 を参照）。

2. mSATA SSD をコネクタからそっと引き離します（28 ページの図 18 の位置 3 を

参照）。

3. mSATA SSD を SP アセンブリから取り外して（28 ページの図 18 の位置 3 を参照）、

静電気を帯びていない場所に置きます。

VNXe-320771




図 18 SP からの mSATA SSD の取り外しの例

パーソナリティモジュール

VNXe3200 デュアル SP では、 3 つのパーソナリティモジュールがサポートされてい

ます。 3 つのパーソナリティモジュールを次に示します。

◆ 4ポート 1 Gb/秒銅線Ethernetパーソナリティまたは I/Oモジュールは1 Gb/秒をサ

ポートします（ラベルは 1 GbE e0、 e1、 e2、 e3）。詳細については、 36 ページの

「4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール」の項を参照してく

ださい。

◆ 4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバーチャネルパーソナリティまたは I/O モジュールは

2/4/8 Gb/ 秒をサポートします（ラベルは e0、 e1、 e2、 e3。 2 つは LED ラベル、

1 つは 2/4 Gb の緑色ラベル、もう 1 つは 8 Gb の青色ラベル）。詳細については、

37 ページの「4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバー・チャネルパーソナリティモジュー

ル」の項を参照してください。

◆ 4ポート 10 Gb/秒光メディア Ethernet I/Oパーソナリティモジュールは10 Gb/秒を

サポートします（ラベルは 10 GbE e0、 e1、 e2、 e3）。詳細については、 38 ページ

の「4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet パーソナリティモジュール」の項を

参照してください。

パーソナリティモジュール（29 ページの図 19 を参照）は SP の前面にあります。パーソナリティモジュールを交換またはアップグレードするには、まず SP のサー

ビスを準備し、ネットワークケーブルをはじめとしたすべてのケーブルを SP アセ

ンブリの背面から外して、ケーブルにそのケーブルが接続されていたポート番号を

ラベルづけし、 SP を DPE から取り外してから、パーソナリティモジュールで作業を

行えるように SP の上部カバーを取り外す必要があります（25 ページの図 14）。

注：詳細については、「EMC® VNXe® Replacing an Input/Output Module in a DPE in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイドは、


「EMC® VNXe® Replacing an Input/Output Module in a DPE in a VNXe3200」ドキュメン

トを選択します。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダウ

ンロードできます。

CL5265

321




図 19 SP のパーソナリティまたは I/O モジュールの例

SP I/O ポートおよびコネクタ

VNXe3200 デュアル SP は、背面で以下の I/O ポートをサポートします。

◆ Ethernet （RJ-45） 10/100/1000 LAN、ネットワーク管理ポート ×1 （ラベルは

）

◆ Ethernet （RJ-45） 10/100/1000 LAN、サービスラップトップポート ×1 （ラベルは

）

注：サービスポートの RJ-45 コネクタは SOL （Serial Over LAN）を使用します。このポートは診断およびサービス目的でのみ使用されます。お客様は、このポート

を使用するようサポート担当者から指示される場合があります。テクニカルノー

ト（「EMC® VNXe® IPMI Tool」）は、オンラインで入手できます。 https://support.emc.com

◆ HDMI ポート ×1 （未使用）

◆ USB ポート ×1

注：このポートは、システムのいずれかのストレージプロセッサにフラッシュドライブを接続し、システムに IP アドレスを割り当てるために使用されます。フルサイズの USB フラッシュドライブを使用する場合のために、 Mini-USB アダプ

ター / コンバーターが用意されています。

◆ オプションの4ポート 8 Gb/秒ファイバーチャネルI/Oパーソナリティモジュール×1 （ラベルは 2/4 Gb および 8 Gb e0、 e1、 e2、 e3）

◆ 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート ×2（ラベルは 6 Gb SAS 0 x4 および 1 x4）。サポートされる速度は 1.5、 3、 6 Gb/ 秒。ミニ SAS HD ケーブルを使用

◆ 一体型 10 Gb/ 秒 iSCSI LAN ポート ×4、フロントエンド接続用（ラベルは 10 GbE 2、3、 4、 5）

VNXe-320773

1GbE




ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート

VNXe3200 プラットフォーム SP には、一体型デュアルポート Ethernet ポートが 2 個

（ラベルはそれぞれネットワーク管理記号とレンチ記号）搭載されています。これら

のポートは、それぞれ、パブリック LAN およびサービスラップトップコンピュータ

への接続用インタフェースを提供します。ポートは、 IEEE 802.3 10Base-T （10 MB/ 秒）、

IEEE 802.3u 100Base-TX （100 MB/ 秒）、または 1000Base-T （1,000 MB/ 秒） Ethernet接続用の 8 ピン MDI RJ-45 タイプポートです。

重要

30 ページの図 20 に示すポートは LAN ポートです。受話器と、それを横切る線を示

す記号は、このポートに WAN タイプ RJ-45 電話コネクタを接続できないことを示し

ます。

SP Ethernet （RJ-45）ポートは LAN ポートです。 WAN ポートではありません。 LAN ポート

には SELV （安全特別低電圧）回路が含まれ、 WAN ポートには TNV （Telephone-Network Voltage）回路が含まれています。一部の LAN および WAN ポートでは、 RJ-45 コネクタが

両方で使用されます。ケーブルを接続する場合は注意してください。感電防止のため、

TNV 回路と SELV 回路を接続しないでください。

次の図に、 SP ネットワーク管理ポートおよびサービスラップトップ Ethernet（RJ-45）ポートの例を示します。

図 20 ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート

Ethernet ポートにアクセスするには、次の表で説明されているように、カテゴリー

3、 4、 5、 5E、 6 の UTP （シールドなしのツイストペア）ケーブルを SP の背面の

RJ-45 コネクタに接続します。

1GbE

VNXe-000511

表 7 Ethernet ケーブルに関するガイドライン

タイプ説明

10Base-T EIA カテゴリー 3、 4、 5 UTP （2 または 4 ペア）、大 100 m（328 フィート）

100Base-TX EIA カテゴリー 5 UTP （2 ペア）、大 100 m （328 フィート）

1000Base-T EIA カテゴリー 6 （推奨）



ネットワーク管理用とサービスラップトップ用の Ethernet （RJ-45）ポートとコネクタ

（アダプタ）

次の図に、 Ethernet （RJ-45）ケーブルコネクタとポートの例を示します。

図 21 ネットワーク管理用とサービスラップトップ用の Ethernet （RJ-45）コネクタ（アダプタ）とポート

次の表に、コネクタで使用される SP ネットワーク管理およびサービスラップトッ

プ Ethernet （RJ-45）のピンシグナルを示します。

ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート LED — 次の

図に、 SP ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート

LED を示します。この LED は、コネクタの左にある緑色の LED と、コネクタの右に

ある 2 色（緑色 / アンバー）の LED で、それぞれ Ethernet ポートのリンク / アク

ティビティおよび速度を示します。

図 22 ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート LED

8 7 6 5 4 3 2 1

VNX-000097

表 8 ネットワーク管理用とサービスラップトップ用の Ethernet ポートとコネクタのピン配列

RJ-45 ピン信号説明

1 BI_DA+ 双方向ペア A +

2 BI_DA- 双方向ペア A -

3 BI_DB+ 双方向ペア B +

4 BI_DC+ 双方向ペア C +

5 BI_DC- 双方向ペア C -

6 BI_DB- 双方向ペア B -

7 BI_DD+ 双方向ペア D +

8 BI_DD- 双方向ペア D -

1 2

VNX-000096



次の表に、ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート

LED に関連した、リンク / アクティビティおよび接続速度の説明を示します。

HDMI ポート — 現時点では使用されていません。

ミニ USB ポート（ミニ B ソケット） — 図 24 に示すように、 Connection Utility と併用

して、 USB フラッシュドライブ（USB メモリ）を、付属のミニ USB アダプター / コ

ンバーターを使用していずれかのストレージプロセッサに接続できます。接続した

USB フラッシュドライブは、 IP アドレスをシステムに割り当てるときに使用します。図 23 に、 SP のミニ USB ポート（ミニ B ソケット）の例を示します。

図 23 ミニ USB ポート（ミニ B ソケット）

次の図に、フルサイズ USB フラッシュドライブとともに使用するために VNXe3200デュアル SP システムに付属している、ミニ USB アダプター / コンバーター（一方

がミニ B プラグ、もう一方が標準 A ソケット）の例を示します。

図 24 ミニ USB アダプター（ミニ B プラグ - 標準 A ソケット）

6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート

VNXe3200 デュアル SP では、各 SP （A と B）の背面で 2 個の 6 Gb/ 秒ミニ SAS HDポート（ラベルは 6 GB SAS 0 x4 および 6 GB SAS 1 x4）をサポートします。これらのポート（33 ページの図 25）は、 DAE の SAS ドライブおよび NL-SAS ドライブ用のインターフェイスを提供します。このポートは、 36 ピンミニ SAS HD SFF-8644 （小型フォームファクタ 8644）仕様のコネクタ（ソケット）であり、プルタブを備えたSFF-8644 仕様のミニ SAS HD ケーブル（プラグ）を使用します。

表 9 ネットワーク管理およびサービスラップトップ Ethernet （RJ-45）ポート LED

LED 色状態説明

左、リンク（位置 1 を参照）

グリーンオンネットワーク / リンク接続あり

グリーン点滅送信 / 受信動作

– オフネットワーク / リンク接続なし

右側、リンク速度（位置 2 を参照）

グリーンオン 100 Mb/ 秒接続

アンバーオン 1000 Mb/ 秒（1-Gb/ 秒）接続

– オフ 10 Mb/ 秒接続（左側の LED が点灯または点滅している場合）

VNXe -000514



図 25 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート

注：初の DAE 接続は、これらの 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートからのものです。この

接続では、プルタブを備えた 36 ピンミニ SAS HD SFF-8644 （小型フォームファク

ター 8644）仕様のコネクタ（プラグ）が一端のケーブルで使用され（35 ページの

図 27）、プルタブを備えた 26 ピンミニ SAS SFF-8088 （小型フォームファクター

8088）仕様のコネクタ（プラグ）がもう一端のケーブルで使用されます。

次の図に、 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD コネクタ（ソケット）とピンアウトの例を示します。

図 26 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートコネクタ（ソケット）とピンアウト

以下の 2 つの表に、コネクタで使用される 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートピンシグナ

ルを示し、各シグナルの接続の必要条件を定義します。

X4

6Gb SAS

10

0 00 0

VNX-000501

D9

C9

B9

A9

D1

C1

B1

A1

VNXe-000510

表 10 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートコネクタピンアウト

Pin 信号 Pin 信号

A1 予約済み1 C1 SCL1

A2 Intl1 C2 SDA1

A3 Signal GND C3 Signal GND

A4 Rx 1- C4 Tx 1+

A5 Rx 1+ C5 Tx 1-


A7 Rx 3+ C7 Tx 3+

A8 Rx 3- C8 Tx 3-


B1 Vact1 D1 Vact1



B2 ModPrsL1 D2 Vman1

B3 Signal GND D3 Signal GND

B4 Rx 0+ D4 Tx 0+

B5 RX 0- D5 Tx 0-


B7 Rx 2+ D7 Tx 2+

B8 Rx 2- D8 Tx 2-


1. 表 11 は、このシグナルの接続の必要条件を定義しています。

表 11 管理インターフェイスの接続の必要条件

信号接続の必要条件

Intl Active Low Module Interrupt ：ケーブルアセンブリは、割り込みビットが管理インターフェイスメモリマップで 1 に設定されていることを示すために、このピンをアサートします。このピンは、管理インターフェイスのソケット側の Vman に接続されています。割り込みのソースは、 2 ワイヤシリアル管理インターフェイスを使用して特定できます。ケーブルアセンブリが割り込みをサポートしない場合は、ケーブル管理インターフェイスメモリマップのすべての割り込みビットが 0 に設定され、ケーブルアセンブリはこのピンをネゲートします（パッシブケーブルのすべての割り込みビットがクリアな状態にプログラムされ、 IntL ピンが管理インターフェイスのケーブルプラグ側で接続されない場合があります）。

ModPrsL Active Low Module Present ：管理インターフェイスのケーブルプラグ側では、 ModPrsL は、表 10 で指定されるシグナルグラウンドピンに直接接続されます。 ModPrsL は、管理インターフェイスのソケット側で Vmanに接続され、プラグがソケットと完全に嵌合していない場合にこのシグナルをネゲートします。

予約済みこのピンは、管理インターフェイスのソケット側とケーブルプラグ側で接続されません。

SCL 2 ワイヤインターフェイスクロック：管理インターフェイスのソケット側がこのシグナルを Vman に接続します。

SDA 2 ワイヤインターフェイスデータ：管理インターフェイスのソケット側がこのシグナルを Vman に接続します。

Vact アクティブケーブル電源：管理インターフェイスのソケット側がアクティブケーブルアセンブリをサポートする場合は、管理インターフェイス以外のすべての電源が Vact ピンでケーブルアセンブリに提供されます。負荷を均等にするため、管理インターフェイスのソケット側で両方のVact ピンが同時に接続されます。管理インターフェイスのソケット側がアクティブケーブルアセンブリをサポートしない場合、 Vact ピンは接続されません。

Vman 管理インターフェイス電源：管理インターフェイスのソケット側は、Vman ピンに電源を提供することによって、ケーブルの管理インターフェイス巡回機能を有効にします。電源を取り除いて、ケーブルアセンブリで管理巡回機能をリセットすることもできます。

表 10 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートコネクタピンアウト（続き）




次の図に、プルタブとピンアウトを備えたミニ SAS HD ケーブルコネクタ（プラグ）

の例を示します。

図 27 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ケーブルコネクタ（プラグ）とピンアウト

SP 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート LED — 次の図に、下部のコネクタの下にある SP 6 Gb/秒ミニ SAS HD ポート（ラベルは 6-Gb SAS 0 x4 および 1 x4） LED （青）の例を示します。これらの LED は、 0 x4 および 1 x4 の 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートのリンク / 動作を示し

ます。

図 28 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート LED

注：ケーブルの誤接続を防止するため、 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポートのすぐ上には、

接続方向（出力）を示す 2 つの黒いダイヤ記号があります。

次の表に、 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート LED の説明を示します。

D1

C1

B1

A1

D9

C9

B9

A9VNXe-000509

表 12 6 Gb/ 秒ミニ SAS HD ポート LED

LED 色状態説明

リンク /アクティビティ

青色オンポートの 4 レーンのすべてが 6 Gb/ 秒でリンク

グリーンオンポートの 4 レーンの一部が 1.5 Gb/ 秒、 3 Gb/ 秒、6 Gb/ 秒のいずれかでリンク

青色 / 緑色 1 秒ごとに1 回点滅

SAS ポートで障害が発生しています

– オフリンクアクティビティがありません



パーソナリティモジュール

VNXe3200 プラットフォームでは、 3 つのパーソナリティモジュールがサポートされ

ています。

◆ このページの「4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール」

◆ 37 ページの「4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバー・チャネルパーソナリティモジュール」

◆ 38 ページの「4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet パーソナリティモジュール」

4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール

次の図に、 VNXe3200 プラットフォーム SP 4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet （RJ-45）パーソナリティモジュールの例を示します。これらのポートには 1 GbE e0、 e1、 e2、e3 というラベルが付いており、フロントエンド接続に使用されます。これらのポー

トは、銅配線による 10、 100、 1,000 MB/ 秒 Ethernet の転送レートをサポートします。

4 ポート 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet I/O パーソナリティモジュール上の 4 ポート 1 Gb/ 秒

銅線 Ethernet （RJ-45）ポートは LAN ポートであり、 WAN ポートではありません。 LAN ポートには SELV （安全特別低電圧）回路が含まれ、 WAN ポートには TNV（Telephone-Network Voltage）回路が含まれています。一部の LAN および WAN ポート

では、 RJ-45 コネクタが両方で使用されます。ケーブルを接続する場合は注意してく

ださい。感電防止のため、 TNV 回路と SELV 回路を接続しないでください。

図 29 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール（RJ-45）ポート LED

表 13 は、 SP 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール（RJ-45）の障害 LEDとポート LED について説明したものです。

e3e0 e1 e21 G

bE

LED

LEDLEDVNX-000092

表 13 1 Gb/ 秒銅線 Ethernet パーソナリティモジュール（RJ-45）の障害 LED とポート LED

LED 色状態説明

障害アンバーオン障害、パーソナリティモジュールを交換

リンク、左グリーンオンネットワーク / リンク接続あり（任意の速度）


動作、右アンバー点滅送信 / 受信動作

– オフ動作なし



重要

36 ページの図 29 に示すポートは LAN ポートです。受話器と、それを横切る線を示

す記号は、このポートに WAN タイプ RJ-45 電話コネクタを接続できないことを示し

ます。

Ethernet ポートにアクセスするには、表 14 （37 ページ）の説明に従って、カテゴ

リー 5、 5E、 6 の UTP （シールドなしのツイストペア）ケーブルを SP 1 Gb/ 秒銅線

Ethernet パーソナリティモジュールの背面にある RJ-45 コネクタに接続します。

4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバー・チャネルパーソナリティモジュール

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでは、オプションの 4 ポート 8 Gb/ 秒 FC（ファイバーチャネル）パーソナリティモジュールがサポートされています。

次の図に、 VNXe3200 プラットフォーム SP 4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバーチャネルパーソナリティモジュールの例を示します。ポートのラベルは 2/4 Gb （緑色の

LED）、 8 Gb （青色の LED） e0、 e1、 e2、 e3 です。 4 ポート 8 Gb/ 秒 FC パーソナリ

ティモジュールは、 SFP （小型フォームファクタープラグ）およびトランシーバーモジュールを使用して、 LC タイプの光メディアファイバーケーブルに接続します。これらの SFP+ トランシーバーモジュールは、 FC I/OI パーソナリティモジュールの

FC ポートに取り付けられる I/O （入出力）デバイスです。これらの SFP+ モジュール

は、ホットスワップが可能です。つまり、 SP の稼働中に SFP+ モジュールのインス

トールおよび取り外しが可能です。

図 30 4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバーチャネルパーソナリティモジュール LED

表 14 Ethernet ケーブルに関するガイドライン

タイプ説明

10Base-T または100Base-TX

EIA カテゴリー 5 UTP （2 ペア）、大 100 m

1000Base-T EIA カテゴリー 6 （推奨）

e0 e1 e2 e32/4 Gb 8 Gb

0 0

VNX-000502



次の表に、 SP4 ポート 8 Gb/ 秒ファイバーチャネルパーソナリティモジュールの障

害およびポート LED の説明を示します。

4 ポート 10 Gb/ 秒光メディア Ethernet パーソナリティモジュール

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでは、オプションの 4 ポート 10 Gb/ 秒

Ethernet パーソナリティモジュールがサポートされています。

次の図に、 VNXe3200 プラットフォーム SP 4 ポート 10 Gb/ 秒ファイバーチャネルパーソナリティモジュールの例を示します。ポートのラベルは 10 GbE e0、 e1、 e2、e3 です。 4 ポート 10 Gb/ 秒 Ethernet パーソナリティモジュールは、 SFP （小型

フォームファクタープラグ）およびトランシーバーモジュールを使用して、 LC タ

イプのオプションファイバーケーブルに接続します。これらの SFP+ トランシーバーモジュールは、 FC パーソナリティモジュールの Ethernet ポートに取り付けられる

I/O （入出力）デバイスです。これらの SFP+ モジュールは、ホットスワップが可能

です。つまり、 SP の稼働中に SFP+ モジュールのインストールおよび取り外しが可能

です。 4 つの 10-Gb/E ポートも、アクティブとパッシブの両方の TwinAx ケーブルを

サポートしています。

図 31 4 ポート 10 Gb/ 秒 Ethernet パーソナリティモジュール LED

表 15 4 ポート 8 Gb/ 秒 FC パーソナリティモジュール LED

LED 色状態説明

障害アンバーオン I/O モジュールで障害が発生している。

– オフ I/O モジュールの電源がオフになっている。

リンク / アクティビティ（ポートごとに 1 つの LEDがある）

グリーンオン 2 Gb または 4 Gb のリンク速度

青色オン 8 Gb/ 秒のリンク速度（大速度）

緑または青点滅 SFP+ （小型フォームファクタプラグ）トランシーバモジュールで障害が発生しているか、サポートされていないか、光メディアケーブルで障害が発生しています。

– オフネットワーク接続なし

e0 e1 e2 e310 GbE

0 0

LED / LED



次の表に、 SP4 ポート 10 Gb/ 秒 Ethernet パーソナリティモジュールの障害および

ポート LED の説明を示します。

SFP+ トランシーバーモジュール

SFP+ （小型フォームファクタープラグ）モジュールは、 VNXe3200 デュアル SP プ

ラットフォームの I/O パーソナリティモジュールの SFP+ スロットに挿入される、コ

ンパクトなホットプラグ対応トランシーバーです。このトランシーバモジュールは、

アップリンク光メディアインタフェース、レーザー送信または転送（TX）および

レーザー受信（RX）を提供します。 SFP または SFP+ トランシーバーモジュールは、

ホットスワップ可能です。

SFP+ は、プラットフォームの電源を入れたまま、 SP から交換できます。

レーザーの安全性に関するガイドライン： — SFP+ モジュールを VNXe3200 デュアル

SP プラットフォームにインストールするか、 SFP+ モジュールが搭載された

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームを操作または保守しようとする前に、本書

のこのセクションに記載されている安全性に関する重要な情報に目を通し、それに

従う必要があります。

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームの SFP+ モジュールには、不可視の光線を

放射するクラス 1 のレーザーが装備されています。光メディア用のオープンポート

を凝視しないでください。以下の警告は、どの SFP+ モジュールにも適用されます。

クラス 1 レーザー製品。

ファイバーが接続されていないポートの開き口からは目に見えないレーザー光線が

放射される可能性があるため、レーザー放射にさらされないようにし、ポートの開

き口を凝視しないよう注意してください。

レーザー放射は、システムが開き、インターロックがバイパスされているときに起

こります。

この機器の設置、交換、保守は、トレーニングを受けた有資格スタッフだけが許可

されます。

表 16 4 ポート 10 Gb/ 秒 Ethernet パーソナリティモジュール LED

LED 色状態説明

障害アンバーオン I/O モジュールで障害が発生している。

– オフ I/O モジュールの電源がオフになっている。

リンク / アクティビティ（ポートごとに 1 つの LEDがある）

グリーンオン 10 Gb のリンク速度

グリーン点滅 SFP+ （小型フォームファクタプラグ）トランシーバモジュールで障害が発生しているか、サポートされていないか、光メディアケーブルで障害が発生しています。

– オフネットワーク接続なし



SFP+ モジュールの取り扱いのガイドライン： — SFP+ モジュールを取り扱う際は、

以下のガイドラインに従ってください。

◆ SFP+ モジュールは静電気に弱い装置です。静電気放電による損傷を防ぐため、

ラックに接続された静電気防止リストストラップを着用してください。

◆ SFP+ モジュールは塵に弱い装置です。デバイスを保管する際は、光ファイバー端

子口にダストプラグを必ず差し込んでください。

◆ 必要以上に SFP+ モジュールを取り外したり、挿入したりしないでください。 SFP+ モ

ジュールの取り外しや挿入を繰り返すと、耐用年数が短くなる可能性があります。

注： SFP の交換の詳細については、「EMC® VNXe® Replacing an SFP module in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイドは、 https://www.emc.com/vnxesupportからオンラインで入手できます。このリストから「EMC® VNXe® Replacing an SFP module in a VNXe3200」ドキュメントを選択します。ここから、このガイドや他の関

連する VNXe シリーズガイドをダウンロードできます。

SFP+ モジュールラッチのタイプ： — SFP トランシーバーモジュールでは、 3 タイプ

のラッチデバイスを使用して、ポートソケットに SFP または SFP+ トランシーバー

を固定できます。

◆ ポリエステル製タブラッチを備えた SFP+ トランシーバー。

◆ アクチュエータボタンラッチを備えた SFP+ トランシーバー。

◆ ベールクラスプラッチを備えた SFP+ トランシーバー（次の図を参照）。

図 32 SFP+ モジュールの例

1 ダストプラグ（保護キャップ） 3 送信（TX）光ファイバ端子口

2 留め金具のラッチ 4 受信（RX）光ファイバ端子口

CNS-0010901

2

34




LC タイプインターフェイス： — LC タイプインタフェースは、 Lucent Technologies社により開発されました（そのため Lucent Connector と呼ばれています）。これには

プッシュプルメカニズムが使用されています。 LC コネクタは、通常、プラスチッククリップにより、マルチモード二重構成でまとめられます。これらのケーブルは、通

常、 OM2 マルチモード光ファイバタイプケーブルの場合はオレンジ色に、 OM3 マ

ルチモード光ファイバタイプケーブルの場合は水色に着色されています。これらの

ケーブルは、二重コネクタがグレーのプラスチックカバーで覆われています。送信

（TX）と受信（RX）のフェルール（コネクタ端部）を見分けるには、このケーブルに

表示されている文字と数字（たとえば、 TX は A1、 RX は A2）を確認するか、または

送信（TX）端部は白、受信（RX）端部は黄色のゴム製ガスケット（ジャケット）を

確認します（41 ページの図 33）。

図 33 LC タイプコネクタの例

10 Gb/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続ポート ×4

重要

次の図に示したポートは 10 Gb/ 秒 iSCSI ポートです。受話器と、それを横切る線を

示す記号は、このポートに WAN タイプ RJ-45 電話コネクタを接続できないことを示

します。

VNXe3200 プラットフォーム SP には、 4 個の一体型 10 Gb/ 秒 iSCSI Base-T ポート

（ラベルは 10 GbE 2、 3、 4、 5）が搭載されています。これらのポートは、 10 Gb/ 秒

iSCSI プロトコルを使用したホスト IP 接続用のインターフェイスとなります。

1 オレンジ色のケーブル 3 ゴム製ガスケット（ジャケット）、受信（RX）

2 ゴム製ガスケット（ジャケット）、送信（TX）

4 フェルール（SFP+ モジュールに接続するコネクタ）

A2

A1

3

1

2

4 CNS-001102



次の図に、 SP の 10 Gb/ 秒 iSCSI （RJ-45）ホスト IP 接続ポートの例を示します。

図 34 10 Gb/ 秒 iSCSI （RJ-45）ホスト IP 接続ポート

10 Gb/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続（RJ-45）ポート LED

次の図に、 SP 10 Gb/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続（RJ-45）ポート LED を示します。コネ

クタの左側にある緑色の LED とコネクタの右側にある 2 色（緑 / アンバー）の LEDは、ポートのリンク / 動作と速度をそれぞれ示します。

図 35 10 Gb/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続（RJ-45）ポート LED

次の表に、 SP 10 GB/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続（RJ-45）ポート LED とそれらに対応す

るリンク / 動作と接続速度の説明を示します。

2 3 4 5

10GbE

VNX-000508

1 2

VNX-000096

表 17 10 Gb/ 秒 iSCSI ホスト IP 接続（RJ-45）ポート LED

LED 色状態説明

左、リンク（位置 1 を参照）

グリーンオンネットワーク / リンク接続あり

グリーン点滅送信 / 受信動作


右側、リンク速度（位置 2 を参照）

グリーンオン 100 Mb/ 秒接続

アンバーオン 1000 Mb/ 秒（1-Gb/ 秒）接続

– オフ 10 Mb/ 秒接続（左側の LED が点灯または点滅している場合）



ディスクアレイエンクロージャ

DAE （ディスクアレイエンクロージャ）の持ち上げとラックへの設置または取り外

しは 2 ～ 3 名で作業してください。必要に応じて、適切な昇降装置（機械式リフト）

を使用してください。フル構成の 2U 12 （3.5 インチ）と 2U 25 （2.5 インチ） DAE の

重さはそれぞれ、約 23.6 kg と 20.5 kg になります。

VNXe3200 プラットフォームは、 6 Gb/ 秒 SAS バスによって 2 つのタイプの DAE（ディスクアレイエンクロージャ）をサポートします。 VNXe3200 プラットフォーム

で使われる DAE を以下に示します。

◆ 46 ページの「2U 12 （3.5 インチ） DAE」

◆ 52 ページの「2U、 25 （2.5 インチ） DAE」

VNXe3200 デュアル SP システムでは、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DAEと 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DPE を併用した場合、 VNXe3200 プラット

フォームでは 1 基の 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DAE、つまり大 24 台

（3.5 インチ）のディスクドライブがサポートされます。 2U 25 （2.5 インチ）ディス

クドライブ DAE と 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE を併用した場合、

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでは 1 基の 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE、つまり大 50 台（3.5 インチ）のディスクドライブがサポートされ

ます。

重要

VNXe3200 デュアル SP プラットフォームのドライブ数を計算する際、デュアル SP構成の DPE は、大 150 ドライブの合計ドライブスロット数に含まれます。合計ド

ライブスロット数が 150 を超える場合は、 DAE を追加することはできません。

DPE と DAE の構成ルール

表 18 は、 VNXe3200 デュアル SP プラットフォームでサポートされる、 VNXe3200デュアル SP DPE と、 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブおよび 2U 25 （2.5 イン

チ）ディスクドライブ DAE の推奨構成を示しています。

注：表 18 は推奨事項です。 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブと 2U 25 （2.5 イ

ンチ）ディスクドライブ DAE は、大 150 台のディスクドライブ（2U 12 （3.5 イ

ンチ）ディスクドライブ DPE または 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE の

いずれかを含む）という要件を満たしていれば、好きな方法で組み合わせることが

できます。

表 18 に示すように、初の列は DPE 列で、その構成で使用される 2U 12 （3.5 イン

チ）ディスクドライブ DPE を表す数値 12、または 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DPE を表す 25 のいずれかを示しています。表 18 の一番上の行の列 2 ～ 12 は、

DAE の番号を示しています（DAE1、 DAE2 から始まり、 DAE11 まで）。表 18 の 2 行目

以下に示されている数値 12 は 2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DAE を、 25 は

2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE を表しています。



表内の文字 X は、このポイントを超えて使用できる DAE がないことを示しています。表 18 の「合計」列は、その特定構成に対する DPE と DAE の組み合わせで使用でき

るディスクの合計数を示しているという点に注意してください。

全般

各 DAE は、次のコンポーネントで構成されます。

◆ ドライブキャリア

◆ ディスクドライブ

◆ ミッドプレーン

◆ LCC （リンクコントロールカード）

◆ 電源 / 冷却モジュール

◆ EMI シールド

ドライブキャリア

ディスクドライブキャリアは、エンクロージャのスロットガイドとミッドプレーンコネクタとのスムーズで安定した接触を実現するプラスチック製アセンブリです。各キャリアには、ラッチとバネクリップの付いたハンドルが付いています。このラッ

チによりディスクドライブが所定の位置に固定され、ミッドプレーンとの適切な接

触が確保できます。 47 ページの図 36 は、キャリアがあるシャーシに組み込まれてい

るディスクドライブ準備 LED を示しています。これらの LED は、主にディスクドラ

イブの準備状態や動作を示します。

表 18 デュアル SP 構成の DPE および DAE の構成ルール

VNXe3200 デュアル SP プラットフォーム

DPE DAE1 DAE2 DAE3 DAE4 DAE5 DAE6 DAE7 DAE8 DAE9 DAE10 DAE11 合計

12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 144

12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 25 X 145

12 12 12 12 12 12 12 12 25 25 X X 146

12 12 12 12 12 12 25 25 25 X X X 147

12 12 12 12 25 25 25 25 X X X X 148

12 12 25 25 25 25 25 X X X X X 149

25 25 25 25 25 25 X X X X X X 150

25 25 25 25 25 12 12 X X X X X 149

25 25 25 25 12 12 12 12 X X X X 148

25 25 25 12 12 12 12 12 12 X X X 147

25 25 12 12 12 12 12 12 12 12 X X 146

25 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 X 145



ディスクドライブ

ドライブのタイプは、ラッチおよびハンドル機構の違いや、各ドライブに貼られた

タイプ、容量、スピードのラベルによって視覚的に識別することができます。ディス

クドライブは DAE の電源がオンの場合でも追加または取り外しが可能ですが、使用

中のドライブを取り外す場合は十分な注意が必要です。ディスクドライブは非常に

損傷を受けやすい電子コンポーネントです。

注： VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、

「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してく


きます。表示されたページの［VNXe シリーズ］で［VNXe3200］をクリックします。

このリストから「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメ

ントを選択します。ここから、このガイドや他の関連する VNXe シリーズガイドをダ

ウンロードできます。

ミッドプレーン

ミッドプレーンは、前方のディスクドライブと後方の LCC および電源 / 冷却モ

ジュールを区切っています。また、電源と信号をエンクロージャ内のすべてのコン

ポーネントに分配します。 LCC および電源 / 冷却モジュールとディスクドライブは、

ミッドプレーンに直接接続されます。

LCC （リンクコントロールカード）

LCC は、 DAE をサポート、制御、監視する主要な相互接続管理構成要素です。各 LCCには、ダウンストリームデバイスへの入力および拡張用コネクタが含まれています。 52 ページの図 41 は、各 LCC 上に配置された EA2 （エンクロージャアドレス）イン

ジケータを示したものです。 52 ページの図 41 は、 LCC バス（ループ）識別インジ

ケータの例を示したものです。

電源 / 冷却モジュール

障害のある電源 / 冷却モジュールを取り外してから 2 分以内に、交換用電源 / 冷却モジュールをエンクロージャに取り付ける必要があります。

注： VNXe3200 デュアル SP の 2U 25 DAE の電源 / 冷却モジュールの交換の詳細につ

いては、「EMC® VNXe® Replacing a 25-Slot Disk-Array Enclosure (DAE5S) Power/Cooling Module in a VNXe3200」ドキュメントを参照してください。このガイドは、


「EMC® VNXe® Replacing a 25-Slot Disk-Array Enclosure (DAE5S) Power/Cooling Module in a VNXe3200」ドキュメントを選択します。ここから、このガイドや他の関連する

VNXe シリーズガイドをダウンロードできます。

電源 / 冷却モジュールは、独立している電源とファン冷却アセンブリを単一モ

ジュールに組み込んだものです。

2. EA はエンクロージャ ID とも呼ばれます。





各電源は、自動認識、力率補正、マルチ出力機能をサポートした専用ラインコード

付きオフラインコンバータです。ドライブおよび LCC には、個別のソフトスタートスイッチがあります。このスイッチによって、ディスクエンクロージャの電源が

入っているときにインストールする場合に、ディスクドライブおよび LCC が保護さ

れます。ディスクまたは電源装置に電源関連の障害が発生しても、ほかのデバイスの

動作に悪影響を与えることはありません。

49 ページの図 38 は、電源 / 冷却モジュールにある 3 つのステータス LED を示した

ものです。

エンクロージャ冷却システムは、各電源 / 冷却モジュールのデュアルファンモジュールで構成されています。

EMI シールド

EMI 規格準拠では、 EMI （電磁干渉）シールドを DAE ディスクドライブの正面に正し

く設置する必要があります。 VNXe3200 プラットフォームでは、ロッキングラッチお

よび一体化された EMI シールドがあるフロントベゼルが必要です。ディスクドライ

ブの取り外しおよび取り付けを行うには、このベゼル / シールドを取り外す必要が

あります。

2U 12 （3.5 インチ） DAE前面を左から右に見ると、 2U の 12×3.5 インチディスクドライブ DAE キャリアに、

以下のものが収容されています。

◆ 3.5 インチ6 Gb/秒SASまたは6 Gb/秒NL-SASディスクドライブ（ホットスワップ

可能）3

◆ ステータス LED

3. ディスクドライブは DAE の電源がオンの場合でも追加または取り外しが可能ですが、使用中のドライブを取り外す場合は十分な注意が必要です。ディスクドライブは非常に損傷を受けやすい電子コンポーネントです。



次の図に、これらのコンポーネントの位置を示します。

図 36 2U 12 （3.5 インチ） DAE （前面）

次の表に、 DAE および 3.5 インチディスクドライブステータス LED の説明を示し

ます。

1 3.5 インチ SAS ドライブ1

1. VNXe3200 デュアル SP プラットフォームは、 6 Gb/ 秒 NL-SAS またはフラッシュドライブもサポートしています。 VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してください。

3 DAE 電源オン LED （青）

2 DAE 障害 LED （黄色） 4 ディスクドライブ準備 / 動作 LED （青）

Installation

SPD

2TB 7.2KSAS

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

SAS 2TB 7.2K

1 3

4

2

表 19 2U 12 （3.5 インチ） DAE とディスクドライブ LED の例

LED 色状態説明

DAE 障害（位置 2 を参照）アンバーオン DPE で障害が発生しています。これには SP 障害が含まれます。

– オフ通常

DAE 電源（位置 3 を参照）青色オン電源投入中、および電源オン


ディスクドライブ準備 /動作（位置 4 を参照）

注：ディスクドライブ

LED （左または右の三角形

記号）は参照している

ディスクドライブを指す


点滅（ほぼ点灯）ディスクドライブが I/O アクティビティを行っています。

コンスタントなスピードで点滅

ディスクドライブは正常にスピンアップまたはスピンダウンしています。

点滅（ほぼ消灯）ディスクドライブは電源が入っていますが、回転していません。

注：これはスピンアップシーケ

ンスの正常な一部であり、ス

ロットのスピンアップ遅延の間

に発生します。

– オフディスクドライブの電源がオフになっています。



背面図

背面を上から下に見ると、 2U の 12×3.5 インチディスクドライブ DAE に、以下の

ハードウェアコンポーネントが収容されています。

◆ 2 つの 6 Gb/ 秒 SAS LCC （A および B）

◆ 2 つの電源 / 冷却モジュール

6 Gb/ 秒 SAS LCC

LCC （49 ページの図 37）は、 1 本の 6 Gb/ 秒 SAS バスをサポートおよび制御し、

DAE を監視します。青色のリンク（動作） LED は、 DAE が 6 Gb/ 秒で動作しているこ

とを示します。

DAE の LCC は、 DPE およびほかの DAE と 6 Gb/ 秒 SAS ケーブルで接続されます。この

ケーブルにより、システム内の LCC がデイジーチェーントポロジーで接続されます。

内部では、各 DAE LCC はエンクロージャ内のドライブに、スイッチを介してポイン

トツーポイント方式で接続されています。 LCC は単独で入力信号の受信および電気

的な終端をします。システムのストレージプロセッサからのトラフィックの場合、

LCC スイッチは、入力ポートからの信号をアクセス対象のドライブに渡します。次

に、 LCC スイッチは、そのドライブの出力信号をポートに転送します。

注：ターゲットドライブが LCC のエンクロージャ内にない場合、スイッチは入力信

号を出力ポートに直接渡します。

各 LCC は、単独で、マイクロコンピュータ制御モニタープログラムを使用して、エ

ンクロージャ全体の環境のステータスを監視します。モニターはステータスをスト

レージプロセッサに伝達し、ストレージプロセッサはディスクエンクロージャのス

テータスをポーリングします。 LCC ファームウェアは、 SAS PHYs （物理リンク）と

ディスクドライブのステータス LED も制御します。

49 ページの図 37 は、各 LCC 上のエンクロージャ ID インジケータ4 の位置を示した

ものです。各 LCC には、バス（バックエンドポート） ID インジケータも含まれてい

ます。 SP はオペレーティングシステムのロード時にバス ID を初期化します。

4. エンクロージャ ID は、 EA （エンクロージャアドレス）とも呼ばれます。



図 37 2 枚の LCC と 2 台の電源 / 冷却モジュールを搭載した DAE （背面）

DAE AC 電源 / 冷却モジュール

次の図に、電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）とステータス LED を備えた、

2U 12 （3.5 インチ）ディスクドライブ DAE の AC 電源 / 冷却モジュールの例を示し

ます。

図 38 DAE AC 電源 / 冷却モジュールの電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）とステータスLED の例

1 LCC B AC 電源の電源入力（埋め込みプラグ） 7 LCC B 障害 LED （オン、アンバー）

2 LLC B 電源 LED （オン、緑色） 8 DAE エンクロージャ ID1

1. DAE エンクロージャ ID は、エンクロージャアドレス（EA）とも呼ばれます。

3 LCC B 電源障害 LED （オン、黄色） 9 LCC B ループバス ID

4 LCC B 電源ファン障害 LED （オン、黄色） 10 LCC B SAS コネクタ（入力）には、 2 つの黒丸（ドット）記号のラベルが貼付されています。

5 LCC B 右側ラッチハンドル 11 LCC B SAS コネクタ（出力）には、 2 つの黒いダイヤ記号のラベルが貼付されています。

6 LCC B 電源 LED （オン、緑）

X4

6Gb SAS

1

#X4

6Gb SAS

1

X4

6Gb SAS

1

#X4

6Gb SAS

LCC ALCC B

2 3 4 5

8

791011 6

VNX-000091



次の表に、 DAE 電源 / 冷却モジュール LED の説明を示します。

電源 / 冷却モジュールは、 LCC の上に配置されています。このユニットは、独立した電源アセンブリとファン冷却アセンブリを単一モジュールに組み込んだものです。

各パワーサプライは、オートレンジ、力率補正、マルチ出力機能をサポートした専用ラインコード付きオフラインコンバータです。各サプライは、フル構成の DAE をサポートし、負荷電流を他のサプライと共有します。ドライブおよび LCC には、個別のソフトスタートスイッチがあります。このスイッチにより、ディスクエンクロージャの電源が入っているときに取り付ける場合に、ディスクドライブおよび LCC が保護されます。

注：高可用性を確保するため、各ラインコードを異なる AC PDU （電力分配システム）に差し込みます（詳細については「EMC® VNXe® VNXe3200 インストールガイド」を参照）。

DAE LCC 入力 / 出力ポートとコネクタ

2U の 12×3.5 インチディスクドライブ DAE の LCC では、デバイスの背面で 2 個の6 Gb/ 秒 SAS x4 ポートをサポートします。

6 Gb/ 秒 SAS x4 ポート — 2U DAE LCC では、各 LCC （A と B）の背面で 2 個の 6 Gb/秒 SAS x4 ポート（ラベルは 6 Gb SAS x4）をサポートします。これらのポートは、26 回路 SAS SFF-8088 （小型フォームファクタ 8088）仕様のコネクタ（ソケット）であり、プルタブを備えた SFF-8088 仕様のミニ SAS 26 回路ケーブル（プラグ）を使用します。

次の図に、プルタブがあるポートコネクタ（ソケット）およびケーブルコネクタ（プラグ）の例を示します。

図 39 6 Gb/ 秒 SAS ポートおよびケーブルコネクタ

注：ケーブルの誤接続を防止するため、各 SAS ケーブルは入力（または黒い円、）接続と出力（または黒いダイヤ、）接続に固定されています。

表 20 DAE AC 電源 / 冷却モジュール LED

LED 色状態説明

電源グリーンオン電源オン


電源障害アンバーオン電源障害、ケーブル接続をチェックすること

点滅 BIOS、 POST、 OS の起動中、またはシステムが過熱状態


ファン障害アンバー障害障害、正常に動作していない

– 障害なし障害なし、ファンは正常に動作中



次の表に、コネクタで使用される DAE LCC 6 Gb/ 秒 SAS ポートピンシグナルを示し

ます。

6 Gb/ 秒 SAS ポート LED およびポートの方向（入力または出力） — 次の図に、 SASポートのリンクを示す LCC 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED （コネクタの左下または右下にあ

る青と緑 2 色の LED）を示します。次の図には、 2 つの黒い丸（ドット）記号（入

力）または 2 つの黒いダイヤ記号（出力）も示します。

注： SAS ケーブルの詳細については、 50 ページの「6 Gb/ 秒 SAS x4 ポート」と

50 ページの図 39 の下の注を参照してください。

図 40 DAE LCC 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED

表 21 6 Gb/ 秒 SAS ポートコネクタのピン配列


A1 GND B1 GND

A2 Rx 0+ B2 Tx 0+

A3 Rx 0- B3 Tx 0-

A4 GND B4 GND

A5 Rx 1+ B5 Tx 1+

A6 Rx 1- B6 Tx 1-

A7 GND B7 GND

A8 Rx 2+ B8 Tx 2+

A9 Rx 2- B9 Tx 2-

A10 GND B10 GND

A11 Rx 3+ B11 Tx 3+

A12 Rx 3- B12 Tx 3-

A13 GND B13 GND



次の表に、 DAE LCC 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED の説明を示します。

LCC エンクロージャ ID （エンクロージャアドレス）およびバス ID

LCC （A および B）の背面に、 LCC エンクロージャ ID インジケータがあります。この

ID インジケータは、 10 進数を表示するための 7 セグメント LED ディスプレイです。 LCC エンクロージャ ID は、 LCC （A および B）の両方に表示され、同じ ID 番号になり

ます。次の図に、設置時に設定されるエンクロージャ ID の位置を示します。

各 LCC には、バス（ループ） ID インジケータが含まれています。このインジケータ

は、 10 進数を表示するための 7 セグメント LED ディスプレイです。次の図に、オペ

レーティングシステムがロードされた後のバス ID を示します。

図 41 LCC ループバス ID とエンクロージャ ID の例

2U、 25 （2.5 インチ） DAE前面を左から右に見ると、 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE キャリアに、

以下のハードウェアコンポーネントが収容されています。

◆ 2.5 インチ 6Gb/秒SASまたは6Gb/秒NL-SASディスクドライブ（ホットスワップ

可能）5

◆ ステータス LED

53 ページの図 42 に、これらのコンポーネントの位置を示します。

表 22 DAE LCC 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED

LED 色状態説明

リンク青色オンすべてのレーンが 6 GB/ 秒で稼働中

グリーンオン 1 本以上のレーンが 1.5 または 3 Gb/ 秒で動作

青と緑の切り替わり

点滅ポートはホストによりマークされています

– オフ接続されていません

5. ディスクドライブは DAE の電源がオンの場合でも追加または取り外しが可能ですが、使用中のドライブを取り外す場合は十分な注意が必要です。ディスクドライブは非常に損傷を受けやすい電子コンポーネントです。



図 42 2U 25 （2.5 インチ） DAE （正面図）

次の表に、 DAE および 2.5 インチディスクドライブステータス LED の説明を示し

ます。

背面図

2U 25 （2.5 インチ） DAE には、背面の上から下に、次のハードウェアコンポーネン

トが含まれます。

◆ 2 つの 6 Gb/ 秒 SAS LCC （A および B）

◆ 2 つの電源 / 冷却モジュール


1. VNXe3200 プラットフォームは、 6 Gb/ 秒 NL-SAS またはフラッシュドライブもサポートしています。 VNXe3200 デュアル SP でサポートされるディスクドライブの詳細については、「EMC® VNXe® Series Storage Systems Disk and OE Matrix」ドキュメントを参照してください。

4 ディスクドライブ障害 LED （アンバー）

2 DAE 障害 LED （青）、障害のある場合はアンバー

5 ディスクドライブ準備 / 動作 LED （青）

3 DAE 電源ステータス LED （青）

1

45

2 3

VNX-000276

表 23 2U 25 （2.5 インチ） DAE とディスクドライブ LED の例

LED 色状態説明

DAE 障害（位置 2 を参照）青色オン障害は発生していません


DAE 電源（位置 3 を参照）青色オン電源投入中、および電源オン


ディスクドライブ障害（位置 4 を参照）


– オフ障害は発生していません

ディスクドライブオン /アクティビティ（位置 5 を参照）


点滅ディスクドライブのアクティビティ



6 Gb/ 秒 SAS LCC

6 Gb/ 秒 SAS LCC は、 DAE をサポート、制御、監視する主要な相互接続管理構成要素

です。各 LCC には、ダウンストリームデバイスへの入力および出力用コネクタが含

まれています。

前述のとおり、 DAE の LCC は、 DPE および他の DAE に 6 Gb/ 秒 SAS ケーブルで接続

されます。このケーブルにより、システム内の LCC がデイジーチェーントポロジー

で接続されます。

内部では、各 DAE LCC はエンクロージャ内のドライブに、スイッチを介してポイン

トツーポイント方式で接続されています。 LCC は単独で入力信号の受信および電気

的な終端をします。システムのストレージプロセッサからのトラフィックの場合、

LCC スイッチは、入力ポートからの信号をアクセス対象のドライブに渡します。次

に、 LCC スイッチは、そのドライブの出力信号をポートに転送します。

次の図に、 2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE の背面図の例を示します。

図 43 2 枚の LCC と 2 台の電源 / 冷却モジュールを搭載した DAE （背面）

注：図 43 は DAE の背面図を示しています。 LCC B は DAE の上部中央、 LCC A は下部

中央に配置されています。

各 LCC は、単独で、マイクロコンピュータ制御モニタープログラムを使用して、エ

ンクロージャ全体の環境のステータスを監視します。モニターはステータスをスト

レージプロセッサに伝達し、ストレージプロセッサはディスクエンクロージャのス

テータスをポーリングします。 LCC ファームウェアは、 SAS ディスクとディスクモジュールのステータス LED も制御します。

1 LCC B 電源 LED （点灯、緑） 7 LCC B バス ID

2 LCC B 電源障害 LED （オン、黄色） 8 LCC B 電源および障害 LED

3 LCC B AC 電源の電源入力（埋め込みプラグ） 9 DAE エンクロージャ ID またはアドレス

4 LCC B SAS コネクタリンク LED （オン、青） 10 SPS への LCC B 管理（RJ-12）コネクタ（未使用）

5 LCC B SAS コネクタ（出力）には、 2 つの黒いダイヤ記号のラベルが貼付されています。

11 LCC A 電源ラッチハンドル

6 LCC B SAS コネクタ（入力）には、 2 つの黒丸（ドット）記号のラベルが貼付されています。

12 LCC A 右ラッチハンドル

6 G

bSA

S

X4#

6 Gb

SAS

X4

#

32 4 5 8 11

12

B

A

X4

X4

6 9 1071

VNX-000280



54 ページの図 43 に示すように、エンクロージャ ID6 インジケータは各 LCC 上に位置

します。各 LCC には、バス（バックエンドポート） ID インジケータも含まれていま

す。 SP はオペレーティングシステムのロード時にバス ID を初期化します。

DAE AC 電源 / 冷却モジュール

次の図に、電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）とステータス LED を備えた、

2U 25 （2.5 インチ）ディスクドライブ DAE の AC 電源 / 冷却モジュールの例を示し

ます。

図 44 2U 25 （2.5 インチ） DAE AC 電源 / 冷却モジュールの電源入力（埋め込み）コネクタ（プラグ）およびステータス LED の例

次の表に、 2U 25 （2.5 インチ） DAE 電源 / 冷却モジュール LED の説明を示します。

電源 / 冷却モジュールは、 LCC の左右にあります。このユニットは、独立したパワーサプライとデュアルファン冷却アセンブリを単一モジュールに組み込んだものです。

各パワーサプライは、オートレンジ、力率補正、マルチ出力機能をサポートした専

用ラインコード付きオフラインコンバータです。各サプライは、フル構成の DAE を

サポートし、負荷電流を他のサプライと共有します。ドライブおよび LCC には、個別

のソフトスタートスイッチがあります。このスイッチにより、ディスクエンクロー

ジャの電源が入っているときに取り付ける場合に、ディスクドライブおよび LCC が

保護されます。エンクロージャ冷却システムには、 2 個のデュアルファンモジュー

ルが組み込まれています。

6. エンクロージャ ID は、 EA （エンクロージャアドレス）とも呼ばれます。

表 24 2U 25 （2.5 インチ） DAE AC 電源 / 冷却モジュール LED

LED 色状態説明

電源障害アンバーオン障害

点滅 OVP （電源シャットダウン）時、および UVP（過電圧 / 低電圧保護）時の障害


電源オングリーンオン電源オン




2U 25 （2.5 インチ） DAE LCC I/O ポートおよびコネクタ

2U 25 （2.5 インチ） DAE LCC は、背面で次の I/O ポートをサポートします。

◆ 6 Gb/ 秒 PCI Gen2 SAS ポート ×2

◆ SPS への管理（RJ-12）コネクタ（未使用） ×1

6 Gb/ 秒 SAS x4 ポート — DAE LCC は、各 LCC （A および B）の背面で、 2 つ（1 つは

入力、 1 つは出力）の 6 Gb/ 秒 SAS x4 ポート（6 Gb SAS x4 のラベル）をサポートし

ます。これらのポートは、 DAE の SAS ドライブおよび NL-SAS ドライブ用のインタ

フェースを提供します。これらのポートは、 26 回路 SAS SFF-8088 （小型フォームファクタ 8088）仕様（ソケット）であり、プルタブを備えた SFF-8088 仕様のミニ

SAS 26 回路ケーブル（プラグ）を使用します。

次の図に、プルタブがあるポートコネクタ（ソケット）およびケーブルコネクタ

（プラグ）の例を示します。

図 45 6 Gb/ 秒 SAS ポートおよびケーブルコネクタ

注：ケーブルの誤接続を防止するため、各 SAS ケーブルは入力（または黒い円、）接続と出力（または黒いダイヤ、）接続に固定されています。

次の表に、コネクタで使用される 2U DAE 6 Gb/ 秒 SAS ポートピンシグナルを示し

ます。

表 25 6 Gb/ 秒 SAS ポートコネクタのピン配列


A1 GND B1 GND

A2 Rx 0+ B2 Tx 0+

A3 Rx 0- B3 Tx 0-

A4 GND B4 GND

A5 Rx 1+ B5 Tx 1+

A6 Rx 1- B6 Tx 1-

A7 GND B7 GND

A8 Rx 2+ B8 Tx 2+

A9 Rx 2- B9 Tx 2-

A10 GND B10 GND

A11 Rx 3+ B11 Tx 3+

A12 Rx 3- B12 Tx 3-

A13 GND B13 GND



6 Gb/ 秒 SAS ポート LED およびポートの方向（入力または出力）

次の図に、 SAS ポートのリンク / アクティビティを示す 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED を

示します。この LED は、コネクタの左または右にある 2 色（青 / 緑）の LED です。

注： SAS ケーブルの詳細については、 56 ページの図 45 の下の注を参照してください。

図 46 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED

次の表に、 2U DAE LCC 6 Gb/ 秒ポート LED の説明を示します。

管理（RJ-12）ポートコネクタ（VNXe3200 プラットフォームでは使用されていません）

注：管理 Ethernet （RJ-12） LCC から SPS へのポートコネクタは、 VNXe3200 プラッ

トフォームでは使用されていません。

58 ページの図 47 に、管理ポート（2 つの記号ラベル。 1 つは、受話器と、それを横

切る線を示すもの。もう 1 つは、バッテリを示すもの）を示します。受話器と、それ

を横切る線を示す記号は、このコネクタには電話タイプの回路を接続できないこと

を意味します（次の警告を参照してください）。このポートは、 LCC （A および B）ポートを SPS （A および B）ポートにそれぞれ接続します。

表 26 6 Gb/ 秒 SAS ポート LED

LED 色状態説明

リンク / アクティビティ

青色オンすべてのレーンが 6 GB/ 秒で稼働中

グリーンオン 1 つ以上のレーンがフルスピードで稼働していないか、未接続

青と緑の切り替わり

点滅ポートはホストによりマークされています。

– オフ接続されていません



SPS （RJ-12）ポートは LAN ポートです。 WAN ポートではありません。 LAN ポートに

は SELV （安全特別低電圧）回路が含まれ、 WAN ポートには TNV （Telephone-Network Voltage）回路が含まれています。 RJ-45 （または TNV タイプ）は、 2 つの重要な違い

を除き、 RJ-12 と同じ外観です。 RJ-45 は 8 線モジュラージャックです。 RJ-12 は 6 線

モジュラージャックです。 RJ-45 のプラグとジャックは、 RJ-12 のプラグとジャック

よりも幅が広く、前者は 7/16" で、後者は 3/8" です。 RJ-45 プラグは R-J12 ジャック

に差し込むことができません。しかし、 RJ-12 プラグは RJ-45 ジャックに差し込むこ

とができます。ケーブルを接続する場合は注意してください。感電防止のため、 TNV回路と SELV 回路を接続しないでください。

図 47 LCC RJ-12 ポート（未使用）

LCC を SPS に接続するケーブルは、 RJ-12 - RJ-12 で、一方に RJ-12 アダプタ（LCC 側）、

もう一方に RJ-12 アダプタ（SPS 側）が付いています。

LCC エンクロージャ ID （エンクロージャアドレス）およびバス ID

LCC （A および B）の背面に、 LCC エンクロージャ ID インジケータがあります。この

ID インジケータは、 10 進数を表示する 7 セグメント LED 表示です。 LCC エンクロー

ジャ ID は、 LCC （A および B）の両方に表示され、同じ ID 番号になります。エンク

ロージャ ID は設置時に設定されます（次の図を参照）。

各 LCC には、バス（ループ） ID インジケータが含まれています。このインジケータ

には、 10 進数を表示する 2 つの 7 セグメント LED 表示が含まれています。 SP はオペ

レーティングシステムのロード時にバス ID を初期化します（次の図を参照）。

図 48 LCC B エンクロージャ ID およびバス ID

VNX-000106

6 G

b SA

S

X4# X4

IDLCC ID

VNX-000277

LCC LED

LCC LED



次の表に、電源オンと電源障害 LED の説明を示します。

表 27 LCC 電源オンおよび電源障害 LED

LED 色状態説明

電源オングリーンオン電源オン


電源障害アンバーオン障害が検出された



付録 A ：ケーブル接続


このセクションでは、 DAE を VNXe シリーズプラットフォームに接続するために必

要なケーブル接続の種類の例を示します。図とテキストで説明します。各図は、

VNXe3200 プラットフォームの特定のハードウェアコンポーネントにあるケーブル

の接続点（ポート）の例を示します。

VNXe3200 プラットフォームのその他のすべてのケーブルについては、「VNXe3200インストールガイド」に、 DPE 電源ケーブル、 DAE 電源ケーブル、 PDU 電源ケーブ

ル、 LAN ケーブルなどの説明が記載されています。

ケーブルラベルラップ

各 VNXe シリーズプラットフォームには、 VNXe シリーズプラットフォームのケーブ

ルに貼付するケーブルラベルラップガイドまたはケーブルラベルラップのセット

が付属しています。これらのラベルは、 VNXe シリーズプラットフォームにケーブル

を接続するときに、適切なケーブルに貼付する必要があります（詳細については、

「VNXe3200 インストールガイド」を参照してください）。次の図に、ケーブルラッ

プガイドの例と、ケーブルにケーブルラベルラップを貼付する方法を示します。

注： VNXe シリーズプラットフォームが工場で組み立てられている場合、発注した

DAE を除き、すべてのケーブルラベルがケーブルに貼付されています。また、 VNXeシリーズプラットフォームが工場で組み立てられていない場合、必要なすべての

ケーブルは、製品に付属しているケーブルキットにケーブルラベルが貼付された状

態で同梱されています。ただし、 DAE は除きます。



図 49 ケーブルラベルラップの例

VNXe3200 DAE のケーブル接続

重要

DPE に直接接続する DAE は、 DPE と DAE の相互接続ケーブル（各 DAE に付属）を

ルーティングして DPE に容易に接続できるように、 DPE から十分に近い場所に配置

する必要があります。

次の図（63 ページの図 50 から 67 ページの図 52）に、 DPE ベースの VNXe ストレー

ジプラットフォームの 2 本のバスの SAS ケーブル接続の例を示します。ストレージプロセッサは、ミニ SAS HD （DPE 側） - ミニ SAS （DAE 側）ケーブルで DAE に接続さ

れます。このケーブルにより、ストレージプラットフォームの DAE 内の LCC がデイ

ジーチェーントポロジーで接続されています。

DPE は、自動的にエンクロージャ 0 （EA0）になります。ストレージプロセッサミニ

SAS HD 出力ポート 0 に接続された DAE は、エンクロージャ 1 （EA1）になります。

初の DAE は、ストレージプロセッサミニ SAS HD 出力ポート 1 に接続され、エン

クロージャ 0 （EA0）として指定されます。初の DAE の後で接続された各 DAE は、

1 ずつエンクロージャ番号が増加します。 SAS ポート 0 に接続されたすべてのエンク

ロージャの ID は 0 と表示されますが、アドレスは増分されます。

SP A SAS 1

SP A SAS 1

SP A SAS 1SP A SAS 1

SP A SAS 1

VNXe-000515

SPA S

AS 1

SPA S

AS 1

SPA S

AS 1

SPA S

AS 1



63 ページの図 50 に、 2 台の DAE （1 台の 2U 12 ディスクドライブ DAE と 1 台の

2U 25 ディスクドライブ DAE）を搭載した VNXe3200 プラットフォーム、すなわ

ち、合計 62 ディスクドライブ（DPE が 2U 25 ディスクドライブデバイスを含む）

の VNXe3200 プラットフォームの初の例を示します。

VNXe3200 プラットフォーム DPE のミニ SAS HD ポートには、 0 および 1 のラベルが

貼付されており、ミニ SAS HD ポート 0 は、内部 DPE ディスクに接続されている SASエクスパンダーに内部接続されています。ミニ SAS HD ポート 0 はすでに DPE ディス

クに内部接続されているため、 SAS ポート上での負荷のバランスを取るために、初

の DAE （2U 12 ディスクドライブ DAE、 63 ページの図 50）はミニ SAS HD ポート 1 に

接続されます。また、 2 番目の DAE （2U 25 ディスクドライブ DAE、 63 ページの

図 50）は、ミニ SAS HD ポート 0 に接続されます。

63 ページの図 50 では、各 DAE デバイスが 2 つの完全な冗長バス（LCC A および

LCC B）をサポートすることに注意してください。

ロードバランシングまたはバスバランシングの規則は、すべての DAE に適用されま

す。すなわち、バス 0 はエンクロージャアドレス 0 （EA0）に、バス 1 は EA0 に、以

降同様になります。 VNXe3200 プラットフォームの場合、バス 0 EA0 は DPE （SP A お

よび B）です。そのため、ロードバランシングを行うために、バス 1 EA0 がキャビ

ネット内の初の DAE （LCC A および B）になり、次の DAE （LCC A および LCC B）が

バス 0 EA1 になり、以降同様になります。 VNXe3200 プラットフォームに複数の DAEがある場合、バス内でデイジーチェーンを形成できます。ただし、各バスのバランス

をとることを推奨します。すなわち、すべての利用可能なバスを使用し、バス間でで

きる限り均等にエンクロージャ数を分散させることによって、環境を適化します。

注： DPE および DAE では、各ケーブルコネクタ（またはポート）に、ケーブルを接

続する方向を示す記号が表示されています。 DPE のミニ SAS HD ケーブルコネクタ

（またはポート）には 2 つのダイヤ記号が付いています。この記号はデバイス

からの出力であることを示します。 DAE で、ケーブルを、 2 つの丸記号が付いて

いるミニ SAS ケーブルコネクタ（またはポート）に接続します。この記号はデバイ

スへの入力であることを示します。

VNXe3200 プラットフォームでの 2 台の DAE によるケーブル接続

図 50 の次の例は、 2 台の異なる DAE である 2U 12 ディスクドライブ DAE と 2U 25ディスクドライブ DAE を接続する方法を示しています。

次の図に示すケーブルは次のとおりです。

注：この例で示されているケーブルの色は、バス 0 はオレンジ、バス 1 は青です。

◆ ケーブル 1、オレンジ、 DPE から 2U 25 DAE へ（ラベルは SP A SAS 0 から LCC A）

◆ ケーブル 2、オレンジ、DPE から 2U 25 DAE DAE へ（ラベルは SP B SAS 0 から LCC B）

◆ ケーブル 3、青、 DPE から 2U 12 DAE へ（ラベルは SP A SAS 1 から LCC A）

◆ ケーブル 4、青、 DPE から 2U 12 DAE へ（ラベルは SP B SAS 1 から LCC B）



注： VNXe3200 プラットフォームが工場で接続されていない場合は、正しいケーブ

ルラベルについて、 VNXe3200 プラットフォームに付属のケーブルラップガイド

（60 ページの「ケーブルラベルラップ」）を参照してください。

図 50 2 台の DAE （2U 12 ディスクおよび 2U 25 ディスク）がケーブル接続された VNXe3200プラットフォームの例

注：ミニ SAS 側のケーブル端には 1 つのダイヤ記号が付いています。この記号

は出力側であることを示しています。一方、ミニ SAS HD 側のケーブル端には記号が

示されていません。



VNXe3200 プラットフォームでの 5 台の DAE によるインターリーブケーブル接続

65 ページの図 51 に、 5 台の DAE （すべてが 2U 25 ディスクドライブ DAE）を搭載

した VNXe3200 プラットフォーム、つまり合計 150 ディスクドライブ（2U 25 ディ

スクドライブデバイスである DPE を含む）を搭載した VNXe3200 プラットフォーム

の 2 番目の例を示します。

この例（65 ページの図 51）では、 5 台の DAE （バス 1 に 3 台の DAE、バス 0 に 2 台

の DAE）と、 VNXe3200 システムがラックに設置されています。

前述のとおり、 VNXe3200 プラットフォーム DPE のミニ SAS HD ポートには、 0 およ

び 1 のラベルが貼付されており、ミニ SAS HD ポート 0 は、内部 DPE ディスクに接

続されている SAS エクスパンダーに内部接続されています。ただし、 5 台の DAE で

大 125 ディスクドライブが使用可能であるため、 DAE のロードバランシングを調

整することを推奨します。それには、も効率的にロードバランシングできるよう

に、 DAE のデイジーチェーンを形成することが推奨されます。そのため、 65 ページ

の図 51 では、 2 つのバス（バス 0 およびバス 1）を、 EA0/ バス 1 （青の DAE）とし

て指定されたバス 1 の初の DAE で使用できます。 2 番目の DAE がバス 0 を継続し、

EA1/ バス 0 （オレンジの DAE）に指定されます。そして、残りの DAE はデイジーチェーンで相互接続されます。したがって、初の DAE は EA1/ バス 1 に指定された

3 番目の DAE にデイジーチェーン接続され、 2 番目の DAE は EA2/ バス 0 に指定さ

れた 4 番目の DAE にデイジーチェーン接続されます。

65 ページの図 51 で示す DAE は、以下のとおりです。

注：この例で示されている DAE の色は、バス 0 はオレンジ、バス 1 は青です。

◆ EA0/ バス 1、青の DPE、 DAE から初の DAE へ（SP A SAS 1 to LCC A ラベル）

◆ EA0/ バス 1、青の DPE、 DAE から初の DAE へ（SP B SAS 1 to LCC B ラベル）

◆ EA1/バス 0、オレンジの DPE、DAEから 2 番目のDAE へ（SP A SAS 0 to LCC A ラベル）

◆ EA1/バス 0、オレンジのDPE、DAE から 2番目のDAE へ（SP B SAS 0 to LCC B ラベル）

そのため、バス 1 のケーブルはインターリーブされ、以下のように始まる残りの

DAE を通じてデイジーチェーン接続されます。

◆ EA1/ バス 1

一方、バス 0 のケーブルはインターリーブされ、以下の、残りの DAE を通じてデイ

ジーチェーン接続されます。

◆ EA2/ バス 0

その他のケーブルは、ロードバランシング用にデイジーチェーン接続されています。

注：この例では、バス 0 はオレンジの DAE で示され、バス 1 は青の DAE で示されて

います。



図 51 インターリーブされた 5 台の DAE （2U 25 ディスク）を搭載した VNXe3200 プラットフォームの例



VNXe3200 プラットフォームでの 5 台の DAE によるスタックケーブル接続

67 ページの図 52 に、 5 台の DAE （すべてが 2U 25 ディスクドライブ DAE）を搭載

した VNXe3200 プラットフォーム、つまり合計 150 ディスクドライブ（2U 25 ディ

スクドライブデバイスである DPE を含む）を搭載した VNXe3200 プラットフォーム

の 3 番目の例を示します。

この例（67 ページの図 52）では、 5 台の DAE （バス 1 に 3 台の DAE、バス 0 に 2 台

の DAE）と、 VNXe3200 システムがラックに設置されています。

前述のとおり、 VNXe3200 プラットフォーム DPE のミニ SAS HD ポートには、 0 および

1 のラベルが貼付されており、ミニ SAS HD 0 は、内部 DPE ディスクに接続されている

SAS エクスパンダーに内部接続されています。ただし、 5 台の DAE で大 125 ディス

クドライブが使用可能であるため、 DAE のロードバランシングを調整することを推奨

します。それには、も効率的にロードバランシングできるように、 DAE のデイジーチェーンを形成することが推奨されます。そのため、 67 ページの図 52 では、 2 つの

バス（バス 0 およびバス 1）を、 EA1/ バス 0 （オレンジの DAE）として指定されたバ

ス 0 の 3 番目の DAE で使用できます。初の DAE は、バス 1 で始まり、 EA0/ バス 1（青の DAE）に指定されます。そして、残りの DAE はデイジーチェーンでスタックさ

れます。したがって、初の DAE は EA1/ バス 1 に指定された 2 番目の DAE にデイ

ジーチェーン接続され、 3 番目の DAE は EA2/ バス 0 に指定された 4 番目の DAE にデ

イジーチェーン接続され、以下同様にデイジーチェーン接続されます。

67 ページの図 52 で示すケーブルは、以下のとおりです。

注：この例で示されている DAE の色は、バス 0 はオレンジ、バス 1 は青です。

◆ EA0/ バス 1、青の DPE、 DAE から初の DAE へ（SP A SAS 1 to LCC A ラベル）

◆ EA0/ バス 1、青の DPE、 DAE から初の DAE へ（SP B SAS 1 to LCC B ラベル）

◆ EA1/ バス 0、オレンジの DPE、DPE から 4 番目の DAE へ（SP A SAS 0 to LCC A ラベル）

◆ EA1/バス 0、オレンジのDPE、DPE から 4番目の DAE へ（SP B SAS 0 to LCC B ラベル）

そのため、バス 1 のケーブルはスタックされ、以下のように始まる残りの DAE を通

じてデイジーチェーン接続されます。

◆ EA1/ バス 1

一方、バス 0 のケーブルはスタックされ、以下の、残りの DAE を通じてデイジーチェーン接続されます。

◆ EA2/ バス 0

注：この例では、バス 0 はオレンジの DAE で示され、バス 1 は青の DAE で示されて

います。



図 52 スタックされた 5 台の DAE （2U 25 ディスク）を搭載した VNXe3200 プラットフォームの例



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2014 年 11 月 18 日発行

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