Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
リポジトリを移行した話: DSpaceからJAIRO Cloudへ
上越教育大学附属図書館 下城 陽介
平成28年5月26日(木)国立情報学研究所学術情報基盤オープンフォーラム2016
1.はじめに2.リポジトリ移行の経緯3.移行の実際4.まとめ
話す内容
2
3
1. はじめに
DSpace1.5.2(移行前)
JAIRO Cloud(移行後)https://juen.repo.nii.ac.jp/
上越教育大学リポジトリ約2,500件のデータ移行
4
1. はじめに本日伝えたいこと自分ではできないところは,人に頼りました。
マニュアルどおりにやったら,移行できました。
Linuxの作業はデータを壊しそうで怖かったけど,何とかなりました。
話す内容
5
1.はじめに2.リポジトリ移行の経緯3.移行の実際4.まとめ
6
2. リポジトリ移行の経緯① リポジトリサーバの寿命が尽きそうだった。
② 年間の保守料(維持費)が高かった。
③ 組織変更で情報メディア教育支援センター(≒情報基盤センター)と同じ課になった。
7
2. リポジトリ移行の経緯① リポジトリサーバの寿命が尽きそうだった。
→自前構築していたサーバが利用開始から5年経とうとしていたので,そろそろサーバ更新が必要だと考え始めていた。
8
2. リポジトリ移行の経緯② 年間の保守料(維持費)が高かった。
→サーバ及びシステムの保守で,年間80万円ほど保守料を払っていた。少しでも安く,運用したかった。
9
2. リポジトリ移行の経緯③ 組織変更で情報メディア教育支援センター(≒情報基盤センター)と同じ課になった。
→同じ学術情報課になったので,何か一緒にできることがないかと探していた。
10
2. リポジトリ移行の経緯
これら3つをすべて解決してくれるのが,
JAIRO Cloudへの
移行でした。
話す内容
11
1.はじめに2.リポジトリ移行の経緯3.移行の実際4.まとめ
12
3. 移行の実際詳しくは,「JAIRO Cloudコミュニティサイト」の移行マニュアル類をご参照ください。https://community.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opensearch&index_id=50&count=20&order=17&pn=1
13
3. 移行の実際⓪ マニュアルの読み込み① Linuxサーバの環境設定② プログラムのインストール③ プログラムの実行④ データ転送⑤ メタデータのマッピング⑥ 本番用データの一括登録
14
3. 移行の実際⓪ マニュアルの読み込み
→1ヶ月程の時間をかけて,マニュアルを読み込みました。初めは理解できませんでしたが,読み進めていく内に,作業行程は多くないぞ,ということに気がつきました。そこで,全ては理解しないまでも,作業を始めてみることにしました。
15
3. 移行の実際① Linuxサーバの環境設定(保守業者さん)
→DSpaceが動いているLinuxサーバの環境設定です。プログラミング言語Perlが動作するようにします。
16
3. 移行の実際② プログラムのインストール(保守業者さん)
→NII提供のプログラム(output2weko)をDSpaceが動いているLinuxサーバへインストールする作業です。
17
3. 移行の実際③ プログラムの実行(上教大情報システム担当)
→Linuxサーバにコマンド(命令)を打ち込み,プログラムを実行します。この結果,メタデータ(論題・著者等)とPDFファイル(本文)が抽出されます。
18
3. 移行の実際④ データ転送(上教大情報システム担当)
→抽出されたデータ(メタデータとPDFファイル)をLinuxサーバから,WindowsのPCに転送する作業です。
19
3. 移行の実際⑤ メタデータのマッピング(自分)
→DSpaceのメタデータ項目とJAIRO Cloudのメタデータ項目を結びつけるという作業です。テストデータを使って,どの項目とどの項目とが結びつくのかを,確認していきました。
20
3. 移行の実際⑥ 本番用データの一括登録(自分)
→NII提供のSword Client for WEKOというソフトを使い,実際のリポジトリ(本番環境)に一気に登録します。
話す内容
21
1.はじめに2.リポジトリ移行の経緯3.移行の実際4.まとめ
22
4. まとめ本日伝えたいメッセージ自分ではできないところは,人に頼りました。
マニュアルどおりにやったら,移行できました。
Linuxの作業はデータを壊しそうで怖かったけど,何とかなりました。