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放 送 大 学 2011年度「冬期」 教員免許更新講習 募集要項 初版 2011.10

放 送 大 学 2011年度「冬期」 教員免許更新講習 募集要項 · 5 講習科目 更新講習を修了するためには,必修領域12時間,選択領域18時間以上を併せた30時間以上の履修が必要です。

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放 送 大 学

2011年度「冬期」

教員免許更新講習 募集要項

初版 2011.10

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目 次

■ 募集に当たって

1 募集定員 ・・・・・・2

2 受講資格 ・・・・・・2

3 講習スケジュール ・・・・・・2

4 受講方法 ・・・・・・3

5 講習科目 ・・・・・・6

6 講習料 ・・・・・・7

7 身体等に障害を有する方の受講 ・・・・・・7

■ 受講申込みから講習修了までの流れ ・・・・・・8

■ 受講対象者証明書の提出 ・・・・・・9

■ 講習料の入金 ・・・・・・9

■ 入金確認 ・・・・・・10

■ 受講の辞退について ・・・・・・10

■ 講習生専用ページ

1 講習生専用ページの概要 ・・・・・・11

2 テキストのダウンロード ・・・・・・12

3 インターネット配信による講習の視聴 ・・・・・・12

4 受講確認 ・・・・・・12

■ 受験票の発行 ・・・・・・13

■ 修了認定試験 ・・・・・・14

■ 修了証明書・履修証明書 ・・・・・・15

(参考資料)

開設科目一覧

各講習科目シラバス

テレビ・ラジオ放送スケジュール

修了認定試験時間割

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■ 募集に当たって

1 募集定員

3,500人(全国の試験場の合計数)

2 受講資格

2011年冬期に実施する講習は,免許状更新講習対象者のうち,下表の生年月日に該当し,文部科学省が定める

最初の修了確認期限が平成25年3月31日または平成26年3月31日の方を対象とします。

ただし,ここで示す修了確認期限はあくまでも一般的な例であり,各個人の修了確認期限は,生年月日だけによら

ず,個人の事情によって異なってくることがありますので,ご自身が受講期間内にあるかどうかは必ず勤務先等にお

問い合わせください。

講習開始後に,受講対象者でないことが判明しても講習料の返金はできません。

3 講習スケジュール

インターネット

申込み期間 11月1日(火)10時 ~ 11月30日(水)17時

受講対象者証明書

郵送提出期間 11月1日(火) ~ 12月2日(金)必着

講習料入金期間 12月10日頃 ~ 2012年1月16日(月)

講習期間 2012年2月1日(水)~2月26日(日)

(受講確認入力期限は2月21日(火)17時)

修了認定試験日 2012年2月25日(土)または26日(日)

修了(履修)証明書発行送付

2012年3月下旬

生年月日 最初の修了確認期限 免許状更新講習の受講期間

昭和32年4月2日~昭和33年4月1日

昭和42年4月2日~昭和43年4月1日

昭和52年4月2日~昭和53年4月1日

平成25年3月31日 平成23年2月1日~

平成25年1月31日

生年月日 最初の修了確認期限 免許状更新講習の受講期間

昭和33年4月2日~昭和34年4月1日

昭和43年4月2日~昭和44年4月1日

昭和53年4月2日~昭和54年4月1日

平成26年3月31日 平成24年2月1日~

平成26年1月31日

注意! 講習修了を認定するための試験場ごとに定員を定めてお

り,先着順に受け付けますので,希望する試験場での定員に空きがあるかどうか,インターネット申込み時に必ず確認してください。

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4 受講方法

放送大学の教員免許更新講習は,インターネット動画またはテレビ・ラジオ放送を視聴することで受講します。

またテキスト(PDFファイル)も用意されており,各人でダウンロード・印刷してご利用いただけます。

お申込み・テキストのダウンロード・修了認定試験受験票の発行等の手続きは,インターネットからご自身で行っ

ていただきます。そのため必ずインターネットに接続できるパソコンおよびプリンタ(カラープリンタを推奨)が必

要です。

テレビ・ラジオ放送で視聴される場合も,インターネットに接続されたパソコンで受講確認入力や受験票発行を行

っていただきます。

受講を希望される方は,次ページの受講環境が整っているかを申し込みの前に必ずご確認ください。

(注意)

放送大学からの郵送物は「講習料払込取扱票」と試験合格後の「修了(履修)証明書」の2点です。それ以外の郵

送は行いません。

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【インターネット動画視聴で受講する場合に必要な受講環境】

※ソフトウェアについては,最新バージョンのインストールをお願いします。

※ご利用のコンピュータの設定やネットワーク環境によっては,上記の環境でも正しく視聴できない場合がありますので,あ

らかじめご了承ください。

<インターネット配信に関するお問い合わせ>

教育研究支援部情報推進課(ICTサポートスタッフ) ℡ 043-298-3600

(月曜日~金曜日 9時~18時,土曜,日曜,祝祭日を除く)

【テレビ・ラジオ視聴で受講する場合に必要な受講環境】

テレビ・ラジオ視聴で受講する場合でも,受講確認入力や受験票発行などを行うため,インターネットに接続されたパソコンが必要です。

※ソフトウェアについては,最新バージョンのインストールをお願いします。

※ご利用のコンピュータの設定やネットワーク環境によっては,上記の環境でも正しく視聴できない場合がありますので,あ

らかじめご了承ください。

(次ページにテレビ・ラジオの受信方法があります。合わせてご確認ください。)

推奨環境

パソコン インターネット接続され,プリンタ出力ができること(カラープリンタ推奨)

OS Microsoft Windows XP SP3以上 (Mac OSはサポート外)

ブラウザ Internet Explorer 7以上またはFirefox 3以上 (Safariはサポート外)

回線速度 ADSL等で下り1Mbps以上を推奨

ソフトウェア※

動画視聴用ソフト:「Microsoft Windows Media Player」または「Adobe Flash Player」

テキスト(PDFファイル)表示・ダウンロード用ソフト:「Adobe Reader」 放送大学の教員免許更新講習案内ページ(http://www.ouj.ac.jp/hp/kousin/index4.html)に,

サンプル動画(10分)とサンプルテキスト(PDFファイル)があります。

必ずお申込み前に動画が再生可能か,テキストの表示が可能か,ご確認ください。

その他

受講生ごとに個別のメールアドレスが必要です(共用アドレスは使用できません)

なお,携帯電話のメールアドレスとする場合は,放送大学からのメールを受信できるよ

う設定願います。

視聴可能期間 2012年2月1日~2月26日 (受講確認の入力期限は2月21日17時です。)

推奨環境

パソコン インターネット接続ができて,プリンタ出力もできること(カラープリンタ推奨)

OS Microsoft Windows XP SP3以上 (Mac OSはサポート外)

ブラウザ Internet Explorer 7以上またはFirefox 3以上(Safariはサポート外)

回線速度 ADSL等で下り1Mbps以上を推奨

ソフトウェア※

テキスト(PDFファイル)表示・ダウンロード用ソフト:「Adobe Reader」 放送大学の教員免許更新講習案内ページ(http://www.ouj.ac.jp/hp/kousin/index4.html)に

サンプルテキスト(PDFファイル)があります。必ずお申込み前にテキストの表示が可

能か,ご確認ください。

その他

受講生ごとに個別のメールアドレスが必要です(共用アドレスは使用できません)

なお,携帯電話のメールアドレスとする場合は,放送大学からのメールを受信できるよ

う設定願います。

放送期間 2012年2月1日~2月16日 放送スケジュールは巻末参照

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テレビ・ラジオの受信方法

<テレビ・ラジオ受信に関するお問い合わせ>

放送部企画管理課 ℡ 043-298-4317

(月曜日~金曜日 9時~18時,土曜,日曜,祝祭日を除く)

受信メディア等 チャンネル等 視聴方法等

BSデジタル放送 テレビ 231ch

ラジオ 531ch

BSデジタル放送受信機内蔵テレビまたはチューナーにパラボラアンテナを接

続し,左記のチャンネルを設定してください。

※アンテナ,チューナーの購入および設置については,お近くの取扱店にご

相談ください。

CS デジタル放送

スカパー!SD

(124 / 128 度共用)

テレビ 205ch

ラジオ 500ch

※放送大学のCS

デジタル放送

は,平成24年

3月末にて終了

いたします。

現在のCSデジタル放送(スカパー!SD)が受信可能な方は,平成

24年3月末まではお手持ちの機器でご覧いただけます。

※BS110度CS共用アンテナ,チューナーでは視聴できませんのでご注

意ください。

※放送大学の放送は無料放送であり,放送大学だけを視聴する場合は加入料

や毎月の基本料金等は不要です。

地上放送

(関東の一部の地域の

み視聴可能です。

受信可能地域の目安は

放送大学ホームページ

を参照ください)

テレビ

<デジタル>

東京放送局・

前橋放送局

リモコン番号12

(UHF 28ch)

※アナログ地上

波放送は平成23

年7月24日で終

了しました。

東京放送局からの放送を視聴する場合は東京タワーの方向に,前橋放送局か

らの放送を視聴する場合は二ツ岳(群馬県)の方向に向けてUHFアンテナ

を設置し,左記チャンネルを設定してください。

※アンテナの設置については,お近くの取扱店にご相談ください。

※既にUHFアンテナを設置していても,上記と向きが異なる場合は,新た

にもう1つ設置する必要があります。

※個別のテレビの設定方法は,テレビをお買い求めの店舗または製造メーカ

ーにお問い合わせください。

※マンション等の集合住宅にお住まいになり,共同アンテナにより受信され

ている方は,管理組合・自治会等へご相談ください。

※受信可能地域内であっても,周囲の状況により受信できない場合もありま

す。

ラジオ

東京放送局

FM77.1MHz

前橋放送局

FM78.8MHz

東京放送局からの放送を聴く場合は東京タワーの方向に,前橋放送局からの

放送を聴く場合は牛伏山(群馬県)の方向にFMアンテナを向け,左記周波

数を設定してください。

ケーブルテレビ

各ケーブルテレ

ビ会社にお問い

合わせください。

放送大学の授業を放送しているケーブルテレビ会社については,放送大学ホ

ームページ「番組案内」内,「ケーブルテレビ」項目「放送状況一覧」をご

確認ください。

※詳しくは,各ケーブルテレビ会社にお問い合わせください。

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5 講習科目

更新講習を修了するためには,必修領域12時間,選択領域18時間以上を併せた30時間以上の履修が必要です。

放送大学の更新講習は,必修領域12時間,選択領域1科目6時間で6科目を開設しています。

ご自身のスケジュールや興味,対応職種に応じて,必修領域12時間と選択領域3科目以上を自由に履修し,30時

間以上を満たすように履修してください。

なお,放送大学の講習だけではなく,他大学で履修した講習と併せて30時間を修了することも可能です。

必修領域:教職についての省察並びに子どもの変化,教育の政策の動向及び学校の内外における連携協力

についての理解に関する事項 (12時間)

選択領域:教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項 (1科目6時間)

放送大学の開設講習科目は次表のとおりです。

○開設講習科目

※科目内容等の詳細については,巻末の開設科目一覧および各講習科目シラバスをご覧ください。

※ 現職が教諭の方

免許状更新講習制度において定められた全ての講習を放送大学で受講することができます。その場合,「教育の

最新事情」の受講に加え,「スクールカウンセリング」「学校経営」「環境教育の実践」「情報社会に対応した

学校教育」「小学校外国語活動(英語活動)概論」「現代の生徒指導」 の6科目から3科目以上選択して受講

することになります。

※ 現職が養護教諭の方

免許状更新講習制度において定められた全ての講習を放送大学で受講することができます。その場合,「教育の

最新事情」の受講に加え,「スクールカウンセリング」「学校経営」「環境教育の実践」「情報社会に対応した

学校教育」「現代の生徒指導」 の5科目から3科目以上選択して受講することになります。

放送大学での講習名

職種別の対応一覧

教諭

(幼稚園,小学校,中学校,高

校のいずれの学校であっても,

また,どの教科であっても可能)

特別

支援

学校

教諭

栄養

教諭

養護

教諭

必修領域 ・教育の最新事情 ○ ○ ○ ○

選択領域

・スクールカウンセリング

・学校経営

・環境教育の実践

・情報社会に対応した学校教育

・現代の生徒指導

○ ○ × ○

・小学校外国語活動(英語活動)概論 ○ ○ × ×

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6 講習料

(講習料の例)

①必修領域12時間+選択領域18時間(3科目)を受講 → 30,000円

②必修領域12時間+選択領域 6時間(1科目)を受講 → 18,000円

③選択領域12時間(2科目)を受講 → 12,000円

④選択領域 6時間(1科目)を受講 → 6,000円

講習料納入後,上記の方法で講習を視聴できないことが判明しても講習料の返金はできません。

なお,受講者は,日本国内に居住し,郵便により連絡のとれる方を対象とします。

7 身体等に障害を有する方の受講

講習の受講に関して,身体等に障害を有する方の受講について,できるだけ配慮することとしていますが,当面は

以下のような特別措置をとることができませんのでご了承ください。

① 点字又は拡大文字の印刷教材(テキスト),音声教材(録音テープ)等を用意すること。

② 講習番組の文字多重放送,手話通訳放送を行うこと。

③ 学習センター,サテライトスペースでの介助者及び手話通訳者の確保並びに修了認定試験等の対面朗読,

特製の机を用意すること。

また,講習生専用ページ(受講確認入力,受験票の発行,テキストのダウンロードなどを行います)につきまして

も,身障者対応はされておりませんので,その点も考慮のうえ受講されるかご検討ください。

身体等に障害を有する方で,修了認定試験の際に特別措置を希望される場合は,インターネット申込み前に試験会

場として希望する学習センター等に必ずご相談ください。

学習センター等との事前相談の結果(どのような特別措置をとるようになったか)を連携教育課へ連絡の上,イン

ターネット申込みを行ってください。

インターネット申込みの際,受講申込み画面の該当箇所(特別措置希望欄)にチェックを入れてください。

チェックがされていない場合は,修了認定試験の際,特別措置をうけることが,できませんのでご注意ください。

必修領域(12時間) 12,000円

選択領域(各科目6時間) 1科目 6,000円

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■ 受講申込みから講習修了までの流れ

本紙の2.受講資格,3.受講スケジュール,4.受講方法を必ずご確認ください。

【申込み受付期間】

2011年11月1日(火)10時~11月30日(水)17時

※ 郵送での受付は行いません。

申込みに関するお問い合わせ先:放送大学学務部連携教育課

Tel 043-298-4259 E-mail [email protected]

(月曜日~金曜日 9時~18 時,土曜,日曜,祝祭日を除く)

※「インターネット申込み」だけでは申込は完了しません。

次の「放送大学教員免許更新講習 受講対象者証明書」の提出もお願いします。

放送大学の教員免許更新講習ホームページから,「放送大学教員免許更新講習 受講対象者証

明書」を印刷し,勤務する学校等で受講対象者であることの証明を受け,下記送付先に郵送

してください。(郵送費は申込者のご負担となります)

【提出期限】2011年12月2日(金)(必着)

送付先 〒261-8586 千葉市美浜区若葉2-11 放送大学学務部連携教育課 企画推進係

受講対象者証明書の到着をもって受付完了となります。

12月10日頃より発送予定

※12月19日までに届かない場合は,連携教育課に連絡してください。

※ 放送大学に受講対象者証明書が未着の場合,払込票は送付できません。

【入金期間】 2011年12月10日頃~2012年1月16日(月)期限厳守

【視聴期間】

インターネット視聴 2012年2月1日(水)10時~2月26日(日)

テレビ・ラジオ放送 2012年2月1日(水)~2月16日(木)

【受講確認入力期間】

受講確認入力期間 2012年2月1日(水)10時~2月21日(火)17時

【試験日】

2012年2月25日(土)または26日(日)

申込み時に選択した日時,試験会場での受験となります。

※必ず,受験票を持参してください。

3月下旬発送予定

※各自で,各都道府県教育委員会(免許管理者)に更新講習修了確認の申請をしてください。

インターネット申込み

放送大学から講習料払込取扱票を郵送

講習料の入金

受 講

受講確認入力

修了認定試験

修了証明書,履修

証明書の発行

申し込み前の確認

放送大学へ受講対象者証明

書の郵送による提出

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1 コンビニエンスストアでの払込み

2 銀行,信用金庫等の金融機関の窓口での現金払い込み

ATM,インターネットからの払い込みは,払い込み人が特定されないおそれがあるため受けつけてい

ません。

講習料振込指定口座(銀行)は,みずほ銀行のみとなります。

3 ゆうちょ銀行・郵便局(窓口及び払込票を読み取る機能の付いたATM)での現金払い込み

ATMからの払い込みは,振込票を読み取る機能のついたATMのみご利用いただけます。電信払い込

みで送金されますと講習料の払い込みが確認できませんのでご注意ください。

(注1)詳細は申込み後に送付する払込取扱票(受講登録決定通知書)に記載されていますので,講習料払い

込み前に必ずご確認ください。

(注2)講習料の納入金額に応じて,別途払い込み手数料が必要となりますので,ご了承ください。

■ 受講対象者証明書の提出

放送大学のホームページから,「放送大学教員免許更新講習 受講対象者証明書」を印刷し,所定の位置に顔写真を添付

の上,勤務する学校等で受講対象者であることの証明を受けてください。

証明書は,12月2日(金)(必着)までに放送大学学務部連携教育課へ郵送してください。

郵送費は申込者のご負担となりますのでご了承ください。

送付先 〒261-8586 千葉市美浜区若葉2-11 放送大学学務部連携教育課 企画推進係

※受講対象者証明書の本学到着を持って申込み受付完了となります。

なお,受講対象者証明書が未着の場合には,講習料払込取扱票を送付できません。

※受講対象者証明書の到着を本学で確認できましたら,受領確認のメールを送信します(毎週木曜日に1週間分の

到着を確認し送信)。

■ 講習料の入金

・ 講習料は,大学から送付する払込取扱票を使用し,2012年1月16日(月)までに一括して払い込んでくだ

さい。土日・祝祭日でも納付可能なコンビニエンスストアから納付することをお勧めします。

・ 金融機関等の通常の現金自動受払機(ATM)では,払込人が特定できず,講習料の振込確認ができなくなりま

すので,使用しないでください。ただし,一部のゆうちょ銀行・郵便局に設置されている払込票を読み取る機能の

ついたATMからの払込みは可能です。

・ 払込取扱票に記された支払期限までに大学に入金がなかった場合,又は同取扱票に記載された講習料の額に満た

ない金額が振り込まれた場合には,決定された講習科目の登録は無効となりますのでご注意ください。

※理由のいかんに関わらず,入金締切日(2012年1月16日(月))の翌日以降に講習料を払い込むことはで

きません。

講習料の納入方法のお知らせ

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■ 入金確認

講習にお申込みいただき,本学への講習料の入金が確認できた方については,講習生専用ページへのログインID・

ログインパスワードを記載した入金確認メールを送信します。

入金確認メールは入金時期により3回にわけて送信(1回目の送信:12月22日頃,2回目の送信:1月11日

頃,3回目の送信:1月19日頃)され,科目名・講習料・修了認定試験日・試験会場も記載されています。

入金後すぐにメールが届くわけではありません。

入金された時期により,メールの送信日が異なりますので,ご留意ください。

例えば12月26日に入金された方は,1月11日頃に入金確認メールが届きます。1月14日に入金された方は,

1月19日頃に入金確認メールが届きます。

1月24日(火)までに入金確認メールが届かない方は,連携教育課までお問い合わせください。

■ 受講の辞退について

やむを得ない理由により,受講を辞退される場合は,その旨連携教育課までご連絡ください。

講習料納入後,1月26日(木)17時までの間に辞退される場合は,2,000円の事務手数料を差し引いた金

額の返金となります。なお,講習の辞退は,申し込んだ全科目を辞退する場合のみ可能です。一部の科目についての

辞退はできませんのでご注意願います。

期限内にご連絡をいただいた方へ連携教育課から返金のための書類を送付いたします。ご連絡から返金までにはお

よそ2ヶ月程必要になります。

※ 1月26日(木)17時以降の辞退申し出による返金には,いっさい応じられませんのでご了承願います。

辞退に関する連絡先:放送大学学務部連携教育課

TEL 043-298-4259

E-mail [email protected]

(月曜日~金曜日 9時~18時,土曜,日曜,祝祭日を除く)

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■ 講習生専用ページ

1 講習生専用ページの概要

本学講習生となった方は,テキストのダウンロード,インターネット動画の視聴,受講確認入力,受験票の発行を,

講習生専用ページから行っていただきます。

講習生専用ページへのログイン ID・パスワードは,本学より送付する払込取扱票に記載および入金確認メールに

より,通知させていただきます。(講習料をお支払いいただきますと,2月1日(水)午前10時からログインで

きるようになります)

【講習生専用ページへのアクセス方法】 放送大学ホームページ(http://www.ouj.ac.jp)へアクセスし,「教員免許更新講習」バナーをクリックします。

具体的イメージについては,放送大学の教員免許更新講習案内ページ(http://www.ouj.ac.jp/hp/kousin/)に掲載されて

いる利用者マニュアルをご覧ください。

「講習生専用ページ」バナーをクリック 講習生専用ページ

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2 テキストのダウンロード

放送大学からテキストを郵送することはありません。

講習生専用ページにログインして各自でダウンロードしてください。(必要に応じ印刷してください。)

3 インターネット配信による講習の視聴

教員免許更新講習 講習生専用ページにログインの上,講習を視聴します。

4 受講確認

放送大学が実施する教員免許更新講習では,講習制度の趣旨を踏まえ,講習生が実際に視聴したことを重視して

おります。このため,講習生は,講習中に示される受講確認のためのキーワード(数字2ケタ)を,講習生専用ペ

ージ中の,受講確認入力画面から入力していただきます。これを受講確認といいます。

受講確認のためのキーワード(数字2ケタ)入力が正しく行われたかを放送大学が確認し,全ての回について受

講が確認できた方に,修了認定試験の受験資格を与えます。

これにより,講習生は,講習生専用ページより受験票の印刷が可能になります。

受講確認入力期間:2012年2月1日(水)10時~2月21日(火)17時

【視聴可能期間】

2012年2月1日(水)10時~2月26日(日)

※受講確認入力期限(2月21日17時)以降~修了認定試験まで,

自主学習(復習)等のために視聴のみ可能です。受講確認入力はできません。

視聴の種別 受講確認の方法

放送の視聴,

インターネット配信

の視聴

ともに共通

テレビ科目(インターネット配信)

・・各回の放送中にテレビ画面に表示されるキーワード(数字2ケタ)をメモして

ください。このキーワードを受講確認入力画面から入力していただくことで放送大

学が確認します。

ラジオ科目(インターネット配信)

・・各回の放送中にラジオ音声で流れるキーワードを(数字2ケタ)をメモしてく

ださい。このキーワードを受講確認入力画面から入力していただくことで放送大学

が確認します。

注意! 上記受講確認入力期間を過ぎますと,入力できなくなります。(その科目の受験資格がなくなります。)その後,入力または受験資格の付与の申し出がありましても,対応はできません。 必ず期間内に受講中の全科目の全ての章の入力をすませてください。

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■ 受験票の発行

放送大学において,受講した科目の全ての回が受講済みであると確認できた場合,講習生は,講習生専用ページの

受験票発行から受験票を印刷することができます。

講習生は,講習生専用ページから,受験票を印刷し,試験会場に持参してください。

この受験票には,講習科目名,試験日時,試験会場等が記載されています。

なお,2月中旬頃に教員免許更新講習ホームページに掲載予定の『修了認定試験受験注意事項』を試験当日までに

必ずご確認ください。

【受験票の発行方法】

講習生専用ページの「受験票発行」をクリック

A4サイズで印刷してください。

受講完了

受講完了

受講中

未受講

未受講

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■ 修了認定試験

修了認定試験時間割(巻末)に記載したスケジュールにより修了認定試験が実施されます。出題範囲は,各講習科

目の各回とそれに対応するテキストの範囲です。

1 試験日時・試験会場(試験室)

修了認定試験は,講習科目シラバス(巻末)に記載されている時間割に従って,受験票に記載の日時,試験会場

(試験室)で行います。受験票と異なる試験日・時間での受験はできません。

複数の試験室で同じ講習科目の試験を行う場合がありますので,受験する試験室を間違えないよう注意してくだ

さい。

2 出題形式

修了認定試験の出題様式は,択一式(マークシート)です。

3 受験に関しての遵守事項

①「修了認定試験通知(受験票)」を必ず持参してください。

② 筆記具は,HBの黒鉛筆(シャープペンシルは不可)を使用してください。択一式の解答用紙(マークシート)へ

HBの黒鉛筆以外で記入すると,解答の読み込みが一部又は全部できないおそれがありますので,必ずHBの黒

鉛筆を使用してください。

③テキスト等を参照しながらの解答はできません。

4 試験時間中に生じた問題に対する疑義等について

試験時間中に試験問題に対して疑義等が生じた場合,挙手のうえ,試験監督員に内容を伝えてください。修了認

定試験はそのまま受験していただくことになりますが,疑義の内容は,担当の主任講師に伝え,出題ミス等の場合

は,不公平のないよう採点の際に考慮します。

5 不正行為の禁止

試験中の不正行為,身代わり受験,その他試験の秩序を乱す行為等があった場合は,受験無効及び受講取消しの

対象となります。

また,持込みが認められていないテキスト等を参照することも不正行為として取り扱われますので,十分注意し

てください。

6 事後アンケートについて

全ての講習科目の受験終了後に,事後アンケートへのご協力をお願いします。

事前に講習生専用ページ「事後アンケート」からアンケート用紙を印刷の上,ご記入いただき,試験当日にご提

出ください。

7 再試験

修了認定試験に不合格になった場合,修了認定試験を受験しなかった場合の再試験はありません。

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■ 修了証明書・履修証明書

修了認定試験における成績の評価は,○A(100点~90点),A(89点~80点),B(79点~70点),C(69

点~60点),D(59点~50点),E(49点以下)の6区分で行い,○A,A,B,Cを合格とします。

成績は,3月下旬に,成績通知書により通知します。電話等では,成績評価に関しての問い合わせにはお答えで

きませんのでご注意ください。修了認定試験を受験されなかった場合は成績通知書のみを送付します。

なお,成績が「○A,A,B,C」の講習科目については別途,免許状更新講習修了証明書(免許状更新講習制度

において定められた一部の講習の修了認定試験に合格した場合は,免許状更新講習履修証明書)を送付します。

(修了証明書 例)

【証明書の再発行】

放送大学から送付する証明書を紛失,汚損等により使用不能となった場合は,放送大学本部にて再発行します。下記

の問い合わせ先までご連絡ください。放送大学から「証明書交付願」の様式をお送りしますので必要事項を記入のうえ,

手数料(1通につき200円)と返信用封筒(切手貼付,あて名明記)を同封して放送大学連携教育課に郵便で請求し

てくたさい。

証明書の発行には証明書交付願を放送大学にて受領の後,2週間程かかりますので,発行に要する日数を十分考慮の

うえ,請求してください。

【教員免許更新講習に関する問い合わせ先】

放送大学学務部連携教育課

TEL 043-298-4259

E-mail [email protected]

(月曜日~金曜日 9時~18時 土曜日,日曜日,祝祭日を除く)

(次ページ以降参考資料)

開設科目一覧

各講習科目シラバス

テレビ,ラジオ放送スケジュール

修了認定試験時間割

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2011年度冬期教員免許更新講習開設科目一覧

領域(科目コード)

科目名主任講師名

時間数 対象 テレビ,ラジオ放送時間インターネット配信期間※1

修了認定試験※2 講習概要

必修領域

(1828401)

教育の最新事情

住田 正樹(放送大学教授)小川 正人(放送大学教授)

12

教諭特別支援学校教諭

養護教諭栄養教諭

テレビ(全15回、1回45分)

2月1日(水)~2月8日(水)10時30分~11時15分(1・3・5・7・9・11・13・15回)11時15分~12時00分(2・4・6・8・10・12・14回)[再放送]2月6日(月)~2月13日(月)20時00分~20時45分(1・3・5・7・9・11・13・15回)20時45分~21時30分(2・4・6・8・10・12・14回)

2月1日10時     ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

4時限13:10~14:00

 学校教育に関する教育学および教育心理学の最新の知的成果を提供し,その具体的実践例を示しつつ解説する。それを学ぶことによって教員一人ひとりが,教育現場において直面する諸問題に対処していくための手法を自ら考え,積極的に実践していく力のより一層の向上をめざす。教職の専門性と現代的役割,子どもの変化と子ども理解,教育政策と学校改革,学校の危機管理と組織マネージメント,社会の変化と学校教育を主な内容とする。

選択領域

(1828410)

スクールカウンセリング

滝口 俊子 (放送大学客員教授)

6教諭

特別支援学校教諭

養護教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月1日(水)~2月8日(水)13時00分~13時45分[再放送]2月1日(水)~2月8日(水)21時30分~22時15分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

3時限11:40~12:10

 児童生徒のこころの健康と,保護者への支援,先生方との連携を目指して,スクールカウンセラーは活動している。本講義では,教師に身につけてもらいたいカウンセリングマインド,スクールカウンセリング活動についての理解,教師とスクールカウンセラーの連携などについて紹介する。

選択領域

(1828606)

学 校 経 営

小川 正人 (放送大学教授)

6教諭

特別支援学校教諭

養護教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月1日(水)~2月8日(水)13時45分~14時30分[再放送]2月1日(水)~2月8日(水)22時15分~23時00分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

1時限10:00~10:30

 学校経営における今日的な重要課題として,(1)新学習指導要領とカリキュラム・マネジメント,(2)学校評価の理論と取り組みの課題,(3)財務・業務改善と地域連携,という三つのテーマを取り上げ,それらの取り組みをすすめていくための実践的要点,具体的な実践事例,知識等について学んでいく。

選択領域

(1828614)

環境教育の実践

河合 明宣 (放送大学教授)

6教諭

特別支援学校教諭

養護教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月1日(水)~2月8日(水)14時30分~15時15分[再放送]2月1日(水)~2月8日(水)23時00分~23時45分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

5時限14:20~14:50

 環境教育とは,今の地球の変わりゆく状況を学び,未来の地球の姿を共有し,どのように生きるかを考えるという人間を育成するという「生き方教育」であるとも言える。環境問題は,広い視野でとらえなくてはならないから,学校教育では総合的な学習の時間をはじめ理科や社会科などの横断的・総合的な内容としてとらえなくてはならない。そこで,環境教育のあり方や発達段階における進め方等を中心に,具体的な実践事例を紹介し,学校での進め方を考えていく。

選択領域

(1828703)

情報社会に対応した学校教育

川合 慧 (放送大学教授)

6教諭

特別支援学校教諭

養護教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月9日(木)~2月16日(木)13時00分~13時45分[再放送]2月9日(木)~2月16日(木)21時30分~22時15分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

6時限15:10~15:40

 教育,とくに学校教育は,学問の動向を含む社会的な状況を無視して行なうことではできない。社会の情報環境もその要素の1つである,というより情報社会の急速な進展により,最も重要な要素の1つと言っても過言ではない。この講義では情報社会全体を把握した上で,授業における情報手段の活用の考え方と事例,初等中等段階での情報教育,情報モラルの教育,校務の情報化,そして教育行政の動向という諸点から,情報社会に対応した学校教育について学ぶ。

選択領域

(1828711)

小学校外国語活動(英語活動)概論

吉田 研作(上智大学教授)

6 教諭特別支援学校教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月9日(木)~2月16日(木)13時45分~14時30分[再放送]2月9日(木)~2月16日(木)22時15分~23時00分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

7時限16:00~16:30

 小学校における英語活動と中学以後の英語科の指導の違いを理解した上で,小学校英語活動の現状と導入に向けた課題を理解する。各回,具体的な指導現場の現状を示すために現場でのレポートやインタビューを挿入し,講義の最後には実際に模擬レッスンを入れ,具体的な指導事例を示す。これにより,わが国の将来を担い,国際化する日本の運命を任される子どもたちの指導者に何が求められているのかを示す。

選択領域

(1828720)

現代の生徒指導

住田 正樹(放送大学教授)

6教諭

特別支援学校教諭

養護教諭

ラジオ(全8回、1回45分)

2月9日(木)~2月16日(木)14時30分~15時15分[再放送]2月9日(木)~2月16日(木)23時00分~23時45分

2月1日10時    ~2月26日

2月25日(土)または

2月26日(日)

2時限10:50~11:20

児童・生徒を指導していく上での基本である児童・生徒の考え方や行動,生活実態について正確に理解すること,児童・生徒の家庭環境,学校生活での人間関係等の実態や影響,携帯電話の普及による情報メディアでのリスク管理指導について,また,子どもたちの心身の発達や親の不安,学校・学級の子どもの心に与える影響などについて考察する。加えて,スクールソーシャルワークについての目的・内容・方法を検討することにより変動の時代の生徒指導を再考する。

※1 インターネット配信は、配信期間中であれば24時間視聴可能です。   受講確認入力締切日以降も自主学習(復習等)のために,インターネット配信のみ行います。(受講確認入力は,できません)※2 科目ごとに試験日を選択することはできません。申し込み時に選択したいずれかの1日で全科目受験することとなります。※3 講習科目の内容については,変更する場合があります。

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

教育の最新事情

主任講師

住田 正樹 (放送大学教授)   小川 正人(放送大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭・栄養教諭

放送メディア テレビ及びインターネット配信

放送時間2月1日(水)~2月8日(水) 10時30分~11時15分(第1・3・5・7・9・11・13・15回),11時15分~12時00分(第2・4・6・8・10・12・14回)

[再放送] 2月6日(月)~2月13日(月)  20時00分~20時45分(第1・3・5・7・9・11・13・15回),20時45分~21時30分(第2・4・6・8・10・12・14回)※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 13:10~14:00

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1 学校の変容と教職の現代的課題

 知識基盤社会において,公教育の場である学校において学ぶべき知識内容の変化,学習に使用する道具や学習環境の変化に応じた,学びの専門家としての教師像と地域の学びのセンターとしての学校の機能が求められるようになってきている。この実態を解説し,教師と学校に求められる現代的課題を考えていく。

【キーワード】 知識基盤社会/教育の質/学びの専門家

秋田 喜代美(東京大学教授)

秋田 喜代美(東京大学教授)

2 社会の変化と教師の役割

 本章では,歴史や文化など社会のちがいによって,教師に求められる期待・役割が異なることを確かめ,今日のわが国の教職をめぐる諸問題とその背景要因,そしてこれからの社会における教師のあり方について考える。

【キーワード】 教師と教員/教師論と教師像/教師と教職/生徒-教師関係/教員の社会的地位

陣内 靖彦(聖徳大学教授,東京学芸大学名誉教授)

陣内 靖彦(聖徳大学教授,東京学芸大学名誉教授)

3 教職専門性の発達

 「教職専門性の発達(Teachers’ Professional Development)」は世界各国の教師に共通する最大の課題である。この課題は日本で「資質能力向上」ないし「力量形成」「職能成長」と呼ばれている内容とほぼ等しい。では教職の「専門性」とは何か,その専門性はどのように発達していくのか,について日本の充実した教員研修を中心にして具体的に検討する。また,「教員評価」は人事管理面から論議されることが多いが,「教職専門性の発達」の観点から検討される必要がある。

【キーワード】 教職専門性/資質能力/校内研修/教育センター/教員評価

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

4 子どもの心理的発達

 ①現代の子どもの発達状況について,いくつかの調査報告を基に説明する。②脳科学を基にした研究の展望を小学生の外国語学習の実験を例にあげて説明する。③最近の発達心理学と④最近の教育心理学の研究知見を説明し,それが授業などでの指導にどう生かせるのかを説明する。

【キーワード】 発達/少子化/外国語学習/発達心理学/教育心理学

無藤 隆(白梅学園大学教授)

無藤 隆(白梅学園大学教授)

5 子どもの生活変化と生徒指導

 今日の私生活優先主義的な生活スタイルを反映した子どもの私生活化,それにともなう自己本位的な思考・行動,それによる対人関係能力の欠如,社会性の欠如,集団不適応といった今日の子どもの実態を明らかにしつつ,生徒指導の一方法としての集団指導に焦点を合わせ,その意義と方法,効果について考察する。

【キーワード】 私生活化/自己本位/集団活動/集団指導

住田 正樹(放送大学教授)

住田 正樹(放送大学教授)

6 子どもの問題行動と教育相談

 少子化や核家族化といった家族の変貌,近隣コミュニティの弱体化が進むなか,子どもたちの問題行動が増加し,いっそう複雑になったといわれる。本章では,ますます多岐にわたるようになった教育相談の課題と,子どものSOS を受け止める人として教師に期待される役割について解説する。近年,子どものこころの発達を側面援助し自己理解や他者理解を深めて不適応や問題が生じる可能性そのものを小さくしようという目的で,学級やグループを対象に,しばしば心理教育的働きかけが導入される。開発的カウンセリングや予防的カウンセリングとも呼ばれる。対人関係スキルを高めるため,アサーション(自己表現)力に焦点をあてた心理教育の実践例を紹介する。

【キーワード】 カウンセリング・マインド/協働(コラボレーション)/いじめ問題/心理教育/アサーション・トレーニング

中釜 洋子(東京大学教授)

中釜 洋子(東京大学教授)

 学校教育に関する教育学および教育心理学の最新の知的成果を提供し,その具体的実践例を示しつつ解説する。それを学ぶことによって教員一人ひとりが,教育現場において直面する諸問題に対処していくための手法を自ら考え,積極的に実践していく力のより一層の向上をめざす。教職の専門性と現代的役割,子どもの変化と子ども理解,教育政策と学校改革,学校の危機管理と組織マネージメント,社会の変化と学校教育を主な内容とする。

教職についての省察並びに子どもの変化,教育政策の動向及び学校の内外における連携協力についての理解に関する事項(12時間)

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7 子どもの発達障害と特別支援教育

 さまざまな困難さを抱える子ども一人ひとりに適切に対応していくことが特別支援教育の目標である。このような特別支援教育への転換がはかられた背景を考え,さらに,特別支援教育の体制を整備し,機能させるために各校で取り組んでいる工夫を紹介する。また,特別支援教育のなかで新たに特別な支援の対象として加えられた発達障害について概説する。

【キーワード】 広汎性発達障害/学習障害/注意欠陥多動性障害/特別支援教育コーディネーター/校内委員会

緒方 明子(明治学院大学教授)

緒方 明子(明治学院大学教授)

8 主要教育法制の改正と学校経営

 教育の根本法・理念法といわれている教育基本法が大幅改正されたように,近年,国の教育改革にともない教育法制度が大幅に見直されている。近年の国の主要な教育法制の改正動向を理解し,地方自治体の教育行政や学校経営における取り組みの課題を考える。

【キーワード】 改正教育基本法/学校教育法改正/「出口」管理型教育統治/教育振興基本計画/学校組織運営の「協働化」

小川 正人(放送大学教授)

小川 正人(放送大学教授)

9 学習指導要領改訂と教育課程

 今回の新学習指導要領改訂の特徴を述べ,具体的に授業時数がどう変わったのか,指導上何が求められているのかを概観する。また,新指導要領の実施に向けて,意欲的に実践を進めている学校で,どのような授業改革がなされているかを,授業風景とインタビューをまじえて紹介する。

【キーワード】 教育問題/学習指導要領/新しい学力観/生きる力/学力低下論争/学びのすすめ/確かな学力/人間力/習得・活用・探究/教えて考えさせる指導/言葉と体験/授業時数/総合的な学習の時間/選択教科

市川 伸一(東京大学教授)

市川 伸一(東京大学教授)

10学校組織の運営と管理 -新しい職の創設と学校評価-

 学校組織の運営に関して,新しく副校長,主幹教諭,主任教諭などの職が創設された。学校が教育組織として効率的,効果的に運営されるために,校長のリーダーシップ,PDCA の学校組織マネジメントが求められている。そのためには,めざす学校づくりや育てたい児童・生徒像などに関して,ミッションとビジョンが欠かせない。また,学校教育法の改正によって,学校の自己評価が義務化され,学校関係者評価が努力義務となった。この学校評価システムのあり方について考える。

【キーワード】 副校長/主幹教諭/主任教諭/学校組織マネジメント/学校評価/学校関係者評価

小松 郁夫(玉川大学教授)

小松 郁夫(玉川大学教授)

11 教師の同僚性と組織的対応

 学校組織では,スタッフが連携協働して問題に対応できることが大きな利点である。常に組織的な視点を持って学校内外のスタッフと連携するための工夫や,実践例など,特別支援教育や不登校対応等を例に,同僚性と組織的対応について学ぶ。

【キーワード】組織的対応/同僚性/協働

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

12保護者・地域社会との連携協力と組織的対応

 第二次世界大戦後のわが国における地域社会・保護者との連携協力の推移や現状,課題等について考え,「信頼される学校づくり」のために,これからの保護者・地域社会との連携協力の在り方はどうあったらよいか,また学校は組織的にどのように対応したらよいかなどについて,考察を進める。

【キーワード】 「開かれた学校」/コミュニティ・スクール/学校支援/ソーシャル・キャピタル

葉養 正明(国立教育政策研究所教育政策・評価研究部長)

葉養 正明(国立教育政策研究所教育政策・評価研究部長)

13 学校の法律問題

 近年,学校,教職員の非違行為に対する社会的視線が厳しさを増している。教職員による不祥事は,保護者,地域住民の信頼を裏切る行為である。にもかかわらず,飲酒運転,わいせつ行為から,職務懈怠に起因する学校事故まで,教職員による非違行為があとを絶たない。そこで,教育法規,教育裁判を素材としつつ,現在,学校教育に対する信頼を揺るぎないものにするためその確立が求められている「スクール・コンプライアンス(法令遵守)」について考えていくことにする。

【キーワード】法令遵守/教育裁判/学校事故/服務事故

坂田 仰(日本女子大学教授)

坂田 仰(日本女子大学教授)

14 学校における危機管理

 学校の危機管理の課題に関する近年の状況をもとに,学校への不審者侵入時対応や通学路の安全確保などを例として,適切に子どもの安全を守るために,地域と連携しつつ学校がとるべき対策について理解する。

【キーワード】 危機管理/マニュアル/安全教育/避難訓練/情報セキュリティ

渡邉 正樹(東京学芸大学教授)

渡邉 正樹(東京学芸大学教授)

15 社会状況の変化と学校教育の課題

 現代社会の状況と教育環境の変化,グローバル化する知識社会や高度情報消費社会の特徴と青少年問題の展開,教育改革の動向を検討し,21 世紀の学校教育の役割・課題について考える。

【キーワード】 情報消費社会/知識社会/学力形成/ケアと学びの共生空間

藤田 英典(共栄大学教授)

藤田 英典(共栄大学教授)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

スクールカウンセリング

主任講師

滝口 俊子 (放送大学客員教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間2月1日(水)~2月8日(水) 13時00分~13時45分

[再放送] 2月1日(水)~2月8日(水)  21時30分~22時15分

※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 11:40~12:10

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1 スクールカウンセリングと教育

 保護者と教師とカウンセラーが手を携えて児童生徒の健やかな成長を目指すスクールカウンセリングが,より豊かに機能するために,教育とカウンセリングとの関係について述べる。

【キーワード】 児童生徒/教師/保護者/スクールカウンセラー/連携

滝口 俊子(放送大学客員教授)

滝口 俊子(放送大学客員教授)

2 教師とスクールカウンセラーとの連携

 教師とスクールカウンセラーがそれぞれの専門性を理解し,相互に尊重する信頼関係があって,スクールカウンセリングは有効に機能する。スクールカウンセラーとの協力のあり方,また事例に対応していく際の守秘義務の考え方などを述べ,望ましい連携に教師が果たす役割について検討する。

【キーワード】 専門性/文化の融合/集団守秘義務/教師のメンタルケア

嘉嶋 領子(スクールカウンセラー)

嘉嶋 領子(スクールカウンセラー)

3 緊急支援

 児童生徒および職員が事件・事故に巻き込まれるなどの緊急事態では,スクールカウンセラー,臨床心理士による心理的援助が有効である場合が少なくない。緊急支援を要請し,ともに事態に対応していく際の教師としての留意点と,個人が示すさまざまな反応の理解と対処について述べる。

【キーワード】 集団のアセスメント/個人への対応/デブリーフィング/PTSD

嘉嶋 領子(スクールカウンセラー)

嘉嶋 領子(スクールカウンセラー)

4学校になじみにくい子どもたち 1.不登校

 不登校を中心とした子どもたちの学校へのなじみにくさに対して,スクールカウンセラーと学校教員とがどのように連携して対応すればよいか論じる。特に,最近の社会情勢の変化の中で,不登校や非行の様態が変わりつつあることについて述べる。

【キーワード】 不登校/非行/家庭と学校/内界と外界

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

5学校になじみにくい子どもたち 2.発達障害など

 教室での授業場面に適応しにくい子どもたちについて,どのように理解していけばよいかを論じる。もちろん,発達障害の観点は重要であるが,発達障害以外の要因が役割を果たしている場合も少なくないことに触れる。

【キーワード】 発達障害/資質と環境の相互作用/環境の調整

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

6 困難を抱えた保護者たち

 保護者への対応の難しさを感じることが増えている。この事態は,保護者が子育てに困難を感じることが増えていることの現れである。子育て中の保護者の状況を理解するための枠組みを提示する。

【キーワード】 保護者の理解/成人期の発達課題/傷つきと怒り

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

香川 克(京都文教大学准教授,スクールカウンセラー)

7 保育カウンセリング

 幼稚園における保育カウンセリングの実際について具体的に概説する。主なテーマである,幼児の理解,保護者への支援,幼稚園教諭と保育カウンセラーとの協働,関連機関との連携などについて述べ,就学前の支援のあり方について考える。

【キーワード】 幼児の理解/保護者への支援/幼稚園教諭と保育カウンセラーの協働/関係機関との連携

坂上 頼子(スクールカウンセラー,保育カウンセラー)

坂上 頼子(スクールカウンセラー,保育カウンセラー)

8 スクールカウンセリングの課題

 公立学校にスクールカウンセラーが配置された以前から,スクールカウンセラーが活動していた私立学校もあり,今やスクールカウンセラーは学校教育に不可欠な存在になっている。さらに児童生徒・保護者・教員に活用されるスクールカウンセリングの発展に向けて,考察する。

【キーワード】 学校教育/個の尊重/自律と共生/人類の未来

滝口 俊子(放送大学客員教授)

滝口 俊子(放送大学客員教授)

 児童生徒のこころの健康と,保護者への支援,先生方との連携を目指して,スクールカウンセラーは活動している。本講義では,教師に身につけてもらいたいカウンセリングマインド,スクールカウンセリング活動についての理解,教師とスクールカウンセラーの連携などについて紹介する。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

学校経営

主任講師

小川 正人 (放送大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間2月1日(水)~2月8日(水) 13時45分~14時30分

[再放送] 2月1日(水)~2月8日(水)  22時15分~23時00分※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 10:00~10:30

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1 教育課程経営の意義と方法

 学校経営に占める教育課程経営の役割と現状を理解し、官僚制化しすぎた従来型の限界と、これを克服するための「学校に基礎をおくカリキュラム開発」と「証拠に基づくマネジメント」の考えを学ぶ。

【キーワード】 学校経営/教育課程経営/官僚制/SBCD(School-based CurriculumDevelopment)

田中 統治(筑波大学教授)

田中 統治(筑波大学教授)

2カリキュラム・マネジメントによる教育課程の評価と改善

 学校組織が変化しにくい原因を探り、その一因である教師文化をポジティブな方向に変える上で、カリキュラム・マネジメントによる学校改善、とくにPDCA よりもCAPD のサイクルで始めることの意義を理解する。

【キーワード】 組織としての学校/カリキュラム・マネジメント/教師文化/CAPD

田中 統治(筑波大学教授)

田中 統治(筑波大学教授)

3 カリキュラム・マネジメントの実践と課題

 根拠資料に基づく合理的な意思決定のあり方を検討し、カリキュラムに関する評価情報を共有するためのシステムの実践にふれながら、授業評価を起点としたカリキュラム評価について知見を得る。

【キーワード】 学校改善/カリキュラム評価/カリキュラム管理室/授業の評価と改善/単元の評価と改善

田中 統治(筑波大学教授)

田中 統治(筑波大学教授)

4学校評価(1)  学校評価の仕組み

 近年、急速に取組が進んでいる学校評価について講義する。本章では学校評価の制度、学校評価の取組の現状、学校評価の制度化に至る経緯を理解する。

【キーワード】 学校評価/自己評価/学校関係者評価/第三者評価

青木 栄一(東北大学准教授)

青木 栄一(東北大学准教授)

5学校評価(2)  学校評価の実際

 近年、急速に取組が進んでいる学校評価について講義する。本章では学校評価が求められた背景、学校評価の目的、活用方法を講義するほか、学校評価を実際に受けた学校を紹介する。

【キーワード】 自律的学校運営/公共サービスの評価/評価結果の活用

青木 栄一(東北大学准教授)

青木 栄一(東北大学准教授)

6 学校財務・事務経営

 学校の財務や事務に関する職務内容の標準的なモデルがいまだ確立していない公立小中学校の財務を中心として、公立学校における財務事務の流れや学校の自主性・自律性の確立という現代的な教育政策課題との関連を理解し、効率的な学校配当予算の執行を意識した教育活動を展開するための手がかりを得る。

【キーワード】 予算科目/県費負担教職員/物品/支出負担行為/支出命令

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

7 学校運営協議会の現状・課題

 学校運営協議会制度導入の背景と趣旨を理解し、地域との協働関係を構築するための示唆を得る。また学校運営協議会のもつ権限の大きさをふまえ、一般の学校の管理運営に応用可能な知見を得る。

【キーワード】 学校運営協議会/教育委員会規則/教育改革国民会議/規制改革

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

8学校支援の新しいスキーム:学校支援地域本部

 学校教育のサポート体制を地域全体で構築しようとする新たな試みが注目されている背景を理解するとともに、地域からの支援を受けるだけではなく、学校からも地域に貢献していくための具体的な課題についても自覚できるようにする。

【キーワード】 地域教育コーディネーター/地域教育協議会/学校支援ボランティア/教育基本法/社会教育法

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)

 学校経営における今日的な重要課題として,(1)新学習指導要領とカリキュラム・マネジメント,(2)学校評価の理論と取り組みの課題,(3)財務・業務改善と地域連携,という三つのテーマを取り上げ,それらの取り組みをすすめていくための実践的要点,具体的な実践事例,知識等について学んでいく。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

環境教育の実践

主任講師

河合 明宣 (放送大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間2月1日(水)~2月8日(水) 14時30分~15時15分

[再放送] 2月1日(水)~2月8日(水)  23時00分~23時45分※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 14:20~14:50

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1環境問題から環境教育へ 概論

 地球各地で起こっている環境破壊や大気汚染・水質汚染等から環境教育の生まれてきた経緯および欧州や日本で始められた学校での取組みについて説明する。そして,現在は何が課題で,それを解決するために学校でどのような取組みをするべきかを説明する。

【キーワード】 環境問題/環境教育と環境保全/ゼロ・エミッション/環境教育のねらい/持続可能な社会

河合 明宣(放送大学教授)

河合 明宣(放送大学教授)

2

学校での環境教育の必要性 学校教育の取組Ⅰ 環境教育の背景と小学校

 学校における環境教育について,ねらいおよびその具現化について,また,学校で環境教育を推進していくための全体計画や指導計画について解説する。

【キーワード】環境教育のねらいと具現化/学習指導要領/持続可能な社会/全体計画/年間指導計画

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

3環境教育の題材は身の回りにたくさん 学校教育の取組Ⅱ 小・中学校・教育委員会の実践

 環境教育は,発達段階を踏まえ,環境に対しての感受性や,見方や考え方,そして,実践力を育むことが大切である。また,環境教育は,各教科をはじめ,道徳や特別活動,総合的な学習の時間等,全教育活動の中で関連をもたせながら内容を設定し,系統性や関連性を考慮し行うことが大切である。ここでは,小・中学校における環境の学習内容を紹介し,学習指導の向上を目指す。

【キーワード】 自然体験/エネルギー教育/探究的な学習/学校環境

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

4環境教育は地域連携で 高等学校や社会教育での実践

 中学生,高校生になると,環境問題を具体的な数値としてとらえ分析できる。また,環境保全について自分の生活を改善したり,学校外への提言をする力もある。ここでは,高等学校,社会教育で付けたい力と社会教育の活動例を紹介する。

【キーワード】 社会教育施設/社会教育との連携/博物館利用/ボランティア/自然体験

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

5自然や社会の中で体で感じて 環境教育の実践Ⅰ 小学校

 小学校での環境教育の具体的な例を紹介する。これらの事例を参考に,受講者自身が所属する学校や地域の実態を考え,アイディアを取り入れてもらう。

【キーワード】 生活科/自然体験/探究的な学習/ゴミ/エコマーク

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

6地域,社会,企業等の効果的な活用 環境教育の実践Ⅱ 小学校,中学校

 小・中学校の環境への考え方や環境に対して主体的な実践を行っている例を紹介する。そして,今後の教育活動のヒントにしてもらいたい。

【キーワード】 エネルギー教育/ゴミ処理/動植物の保護/行政の活用

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

7行動する力を高める 環境教育の実践Ⅲ 中・高等学校

 中学生・高校生は環境問題を具体的な数値としてとらえ分析できる力をもっており,データを基に自分で社会への提言もできる。ここでは,充実している取組みを紹介する。

【キーワード】 自然体験/自然保護/地産地消/消費者教育/地域との連携

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

8今,取り組むべきものを考える 環境教育の推進

 現在の環境問題と各地の学校の取組みを踏まえ,今までやってきた環境教育をよりよいものにしていくための改善策について考える。

【キーワード】 教材化/持続可能な社会の構築/環境教育の評価/生物多様性/環境教育の考え方

河合 明宣(放送大学教授)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

河合 明宣(放送大学教授)

大島 修(群馬県佐波郡玉村町立南中学校教頭)

中島 啓治(元・群馬県立自然史博物館副館長)

環境教育とは,今の地球の変わりゆく状況を学び,未来の地球の姿を共有し,どのように生きるかを考えるという人間を育成するという「生き方教育」であるとも言える。環境問題は,広い視野でとらえなくてはならないから,学校教育では総合的な学習の時間をはじめ理科や社会科などの横断的・総合的な内容としてとらえなくてはならない。そこで,環境教育のあり方や発達段階における進め方等を中心に,具体的な実践事例を紹介し,学校での進め方を考えていく。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

情報社会に対応した学校教育

主任講師

川合 慧 (放送大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間2月9日(木)~2月16日(木) 13時00分~13時45分

[再放送] 2月9日(木)~2月16日(木)  21時30分~22時15分※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 15:10~15:40

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1 情報社会の様相

 情報社会の進展により,私たちの生活や仕事の仕方は大きく変化している。情報とは何かという基本的な理解をもとにこれらを概観し,情報社会に必要となる能力観と,情報社会における学校という組織のあり方について解説する。

【キーワード】 情報社会/情報手段の利活用/情報教育

川合 慧(放送大学教授 )

川合 慧(放送大学教授 )

2 授業におけるICT活用の考え方

 児童生徒にしっかりとした学力を保証するための指導方法の改善としてICT を活用する考え方と,その効果について解説する。

【キーワード】 学力/指導方法の改善/ICT活用

中川 一史(放送大学教授)

中川 一史(放送大学教授)

3 授業におけるICT活用の事例

 授業におけるICT 活用の事例を,さまざまな校種,育てたい学力,教師のe-learning 活用の可能性などの観点から整理し解説する。

【キーワード】 授業/ICT活用の事例/さまざまな校種

中川 一史(放送大学教授)

中川 一史(放送大学教授)

4 情報教育(小・中学校段階)

 児童生徒に情報活用能力を育成することを目的に行われる情報教育について,その発達段階への対応や授業事例など,小・中学校段階を対象に解説する。

【キーワード】 情報活用能力/授業事例/小・中学校段階

中川 一史(放送大学教授)

中川 一史(放送大学教授)

5 情報教育(高等学校段階)

 児童生徒に情報活用能力を育成することを目的に行われる情報教育について,高等学校段階を対象に解説する。とくに平成15 年度より必履修化された普通教科「情報」の現状と動向を示す。

【キーワード】 普通教科「情報」/社会と情報/情報の科学

川合 慧(放送大学教授)

川合 慧(放送大学教授)

6 情報モラル教育

 情報社会の影の部分への対応として,情報モラル教育の必要性が高まっている。情報モラル教育の考え方や,行われている事例等について解説する。

【キーワード】 情報モラル/知的財産権/情報セキュリティ

堀田 龍也(玉川大学教授)

堀田 龍也(玉川大学教授)

7 校務の情報化

 情報社会では,業務の効率化や高度化に情報技術が用いられ,学校でも校務の情報化が図られ始めた。校務の情報化について,その考え方やICT 整備,行われている事例等について解説する。

【キーワード】 学校用グループウェア/教員の多忙化解消/学校ホームページ/説明責任

堀田 龍也(玉川大学教授)

堀田 龍也(玉川大学教授)

8学習指導要領の改訂と教育の情報化に関する諸施策

 平成23年度より,小学校から段階的に新学習指導要領の完全実施となる。新学習指導要領には,学校現場にICT 機器が備わっていることが前提となっている記述が見られる。これらを解説する。

【キーワード】 学習指導要領/学習指導要領解説/各教科における情報教育/授業改善

堀田 龍也(玉川大学教授)

堀田 龍也(玉川大学教授)

 教育,とくに学校教育は,学問の動向を含む社会的な状況を無視して行なうことではできない。社会の情報環境もその要素の1つである,というより情報社会の急速な進展により,最も重要な要素の1つと言っても過言ではない。この講義では情報社会全体を把握した上で,授業における情報手段の活用の考え方と事例,初等中等段階での情報教育,情報モラルの教育,校務の情報化,そして教育行政の動向という諸点から,情報社会に対応した学校教育について学ぶ。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

小学校外国語活動(英語活動)概論

主任講師

吉田 研作 (上智大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間

2月9日(木)~2月16日(木) 13時45分~14時30分

[再放送] 2月9日(木)~2月16日(木)  22時15分~23時00分※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時

2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 16:00~16:30

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1小学校英語活動の現状と課題(1) 小学校外国語活動(英語活動)の目的と意義

 学習指導要領の小学校外国語活動の目標に掲げられている「コミュニケーション能力の素地を養う」ということばの意味を考える。 【キーワード】 素地/助走/積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

2小学校英語活動の現状と課題(2) 英語活動におけるコミュニケーション能力育成の指導法

 コミュニケーション能力の育成は、実際にことばを使うことによって育成される。コミュニケーションは、具体的な場面で、参加者の明確な意図を実現するために行われることを認識する。

【キーワード】 チャンク表現/場面とことばの働き/ノンバーバル・コミュニケーション

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

3小学校英語活動の現状と課題(3) 小学校英語活動における指導者問題

 現在の学校現場における小学校英語活動での指導者問題の状況を解説し、新しい学習指導要領で明記された担任の役割と、ALTや地域人材の活用によるチームティーチングのあり方について整理する。

【キーワード】 多様な指導者のそれぞれの役割/TT(チームティーチング)の実現/指導計画の作成

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

4小学校英語活動の理念(1) 国際理解教育と外国語活動(英語活動)の関係

 新しい学習指導要領では小学校外国語活動(英語活動)を5年生・6年生において必修とし、国際理解教育を基本とする体験学習を行うこととした。この活動と総合的な学習の時間との関係をどのようにとらえるのかについて解説し、その課題について整理する。

【キーワード】 交流/相互理解/気づき

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

5小学校英語活動の理念(2) 言語学の基礎

 コミュニケーションの道具としての言語には、音声、文法、語彙などの言語的知識も重要だが、それと同時に、談話能力(言語的文脈)、社会言語学的能力(どういう状況でどういう表現が適切か)、そして、方略的能力(何をするために言語を使うのか)などの能力がなければならない。

【キーワード】 知的ギャップ/コミュニケーション・ギャップ/言語的知識/談話能力/社会言語学的能力/方略的能力

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 研作(上智大学教授)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

6小学校英語活動の実践(1) 教材と英語ノートをどのように活用するか

 小学校外国語活動(英語活動)の必修化に伴い、文部科学省が作成した「英語ノート」の内容を解説し、その課題と具体的な活用方法について整理する。

【キーワード】 「英語ノート」の活用法/「英語ノート」以外の教材/5、6年生の指導

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

7小学校英語活動の実践(2) 小学校英語活動で生きる具体的な指導法

 児童を対象とした英語教育においては、さまざまな歌やチャンツがあり、絵本指導や読み聞かせなどの活用が行われている。ここではその指導法について解説し、ゲームを行うときなどにおける注意点を整理する。

【キーワード】 小学校英語と中学校英語の違い/コミュニケーション活動/高学年の児童に向く活動

吉田 研作(上智大学教授)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 研作(上智大学教授)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

8小学校英語活動の実践(3) 小学校英語活動の現場から

 日本には大規模校から始まって複式学級まで多様な小学校が存在し、障害を持った子どもたちや外国籍の子どもたちなど多様な子どもたちが学んでいる。そうしたことを学校現場の事例を取り上げ、児童の特質を生かす様々な指導法やカリキュラム、レッスン案の立て方を考える。

【キーワード】 小学校英語活動のあり方/多様な小学校の存在/事例研究/児童の特質

吉田 研作(上智大学教授)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

吉田 研作(上智大学教授)

松香 洋子(元・玉川大学言語情報研究センター特別研究員)

吉田 博彦(教育支援協会代表理事)

小学校における英語活動と中学以後の英語科の指導の違いを理解した上で,小学校英語活動の現状と導入に向けた課題を理解する。各回,具体的な指導現場の現状を示すために現場でのレポートやインタビューを挿入し,講義の最後には実際に模擬レッスンを入れ,具体的な指導事例を示す。これにより,わが国の将来を担い,国際化する日本の運命を任される子どもたちの指導者に何が求められているのかを示す。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 講習科目シラバス

講習科目名

現代の生徒指導

主任講師

住田 正樹 (放送大学教授)

対象教諭・特別支援学校教諭・養護教諭

放送メディア ラジオ及びインターネット配信

放送時間

2月9日(木)~2月16日(木) 14時30分~15時15分

[再放送] 2月9日(木)~2月16日(木)  23時00分~23時45分※ インターネット配信については,2月1日(水)10時00分~2月26日(日)の期間であればいつでも視聴可能

講義概要

科目区分

修了認定試験日時

2月25日(土)または2月26日(日)のいずれか  両日とも 10:50~11:20

シラバス

回 テーマ 内容 執筆担当講師名 放送担当講師名

1 生徒指導と学級集団

 生徒指導の目的・方法および生徒理解について概要を述べた後,学級集団における生徒指導について述べる。学級集団は児童・生徒にとって学校生活の基礎的な生活の場であり,それだけに学級における教師と生徒との関係のあり方は児童・生徒の学習態度や規範意識の形成に大きな影響を及ぼす。学級における教師と生徒との関係の実態,それが学習態度や規範意識に及ぼす影響について考察する。 【キーワード】 教師生徒関係/教師の指導態度/教師期待/教師のリーダーシップ

住田 正樹(放送大学教授)

住田 正樹(放送大学教授)

2 子どもの問題行動と教師集団の対応

 児童期・青年期の子どもは大人への過渡期にあってマージナル・マン(境界人)と呼ばれ,内面的な緊張や葛藤を抱きやすく,さまざまな問題行動にはしりやすい時期である。ここでは問題行動の典型例として非行を取り上げ,その要因を探るとともに教師集団の対応を考える。

【キーワード】 社会的問題行動/非行/疎外/教師集団の対応

住田 正樹(放送大学教授)

住田 正樹(放送大学教授)

3 いまどきの子どもの心の発達

 子どもの心の成長や友人関係の発達を概観する。生活環境の変化,価値観の多様化や地域コミュニティの衰退といった子どもを取り巻くエコシステムに生じた変貌のなかで進行する心身発達の現代的特徴を捉えることで,いまどきの子どもたちの心理発達支援への示唆を得る。

【キーワード】 児童期/思春期・青年期/発達の加速現象/友人関係の発達

中釜 洋子(東京大学教授)

中釜 洋子(東京大学教授)

4 親・家族の力を生かした生徒指導

 生徒指導は,生徒が示す問題行動に教師が働きかけてより望ましい方向に教え導くことだと一般には捉えられる。しかし教師一人に出来ることは限られており,より大がかりな問題に対しては,担任教師や養護教諭,スクールカウンセラーをはじめとし,親や家族を巻き込んだコラボレーション(協働)によって生徒に働きかけることが始まっている。親や家族の力を生かした生徒指導の実践例について検討する。

【キーワード】 現代の親/モンスターペアレント/ヘリコプターペアレント/コラボレーション

中釜 洋子(東京大学教授)

中釜 洋子(東京大学教授)

5 子どもの心と学校・学級環境

 学校・学級環境には,物理的な側面だけでなく,校風や級風(学級風土)と言われる心理社会的な側面が存在し,子どもの心の成長や行動に影響を与えている。こうした環境が子どもの心や成長に与える影響について考える。

【キーワード】 環境と人の相互作用/学級風土/レジリエントな風土/意欲的な風土

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

6 生徒指導と学校・学級づくり

 不登校や「問題行動」では,子どもの個人要因に注目されがちだが,学校・学級環境を変化することによる解決策も見逃せない。子ども個人だけでなく,周囲や学級の子どもたち全体への指導,学校づくりを通した生徒指導の実践について検討する。

【キーワード】 学校づくり/環境要因/予防・成長促進/学級環境のアセスメント/組織的対応

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)

7 情報社会の生徒指導

 情報メディアとりわけケータイの急速な普及のなかで,ケータイ・ネットいじめやネット犯罪などの重大なリスクにどう対処するかという新しい生徒指導上の課題が生じている。小・中学生にはケータイを所持させないという「規制主義」的な措置もとられたりしているが,単なる対症療法的対応でない,「自己規律主義」に基づく生徒指導のあり方を検討する。

【キーワード】 情報メディア/ケータイ/ネットいじめ/ネチケット/規制主義と自己規律主義

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

8生徒指導とスクールソーシャルワーク

 家族や地域社会の大きな変化により,学校内だけでは生徒の問題行動の理解や生徒指導を十分に果たせない状況が徐々に強くなっている。スクールカウンセリングは一定の効果を上げているが,最近注目されているのが,学校外の諸専門機関との連携を重視する新たなスクールソーシャルワークの導入である。その目的・内容・方法を検討することによって変動社会の生徒指導を再考する。

【キーワード】 スクールソーシャルワーク/スクールカウンセリング/教師の役割/専門機関

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

今津 孝次郎(名古屋大学名誉教授)

児童・生徒を指導していく上での基本である児童・生徒の考え方や行動,生活実態について正確に理解すること,児童・生徒の家庭環境,学校生活での人間関係等の実態や影響,携帯電話の普及による情報メディアでのリスク管理指導について,また,子どもたちの心身の発達や親の不安,学校・学級の子どもの心に与える影響などについて考察する。加えて,スクールソーシャルワークについての目的・内容・方法を検討することにより変動の時代の生徒指導を再考する。

教科指導,生徒指導その他教育の充実に関する事項(6時間)

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教員免許更新講習 2011年度冬期放送スケジュール

2月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木

1・2 3・4 5・6 7・8 9・10 11・12 13・14 15

1・2 3・4 5・6 7・8 9・10 11・12 13・14 15

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

ラジオ(本放送)

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木

2月

ラジオ(再放送)

テレビ(本放送)

テレビ(再放送)

(再)学校経営(全8回)(22:15~23:00)

(再)環境教育の実践(全8回)(23:00~23:45)

(再)情報社会に対応した学校教育(全8回)(21:30~22:15)

(再)小学校外国語活動(英語活動)概論(全8回)

(22:15~23:00)

スクールカウンセリング(全8回)(13:00~13:45)

現代の生徒指導(全8回)(14:30~15:15)

(再)現代の生徒指導(全8回)(23:00~23:45)

学校経営(全8回)(13:45~14:30)

環境教育の実践(全8回)(14:30~15:15)

情報社会に対応した学校教育(全8回)(13:00~13:45)

小学校外国語活動(英語活動)概論(全8回)(13:45~14:30)

(再)スクールカウンセリング(全8回)(21:30~22:15)

教育の最新事情(全15回)(10:30~11:15)(1・3・5・7・9・11・13・15回)(11:15~12:00)(2・4・6・8・10・12・14回)

(再)教育の最新事情(全15回)(20:00~20:45)(1・3・5・7・9・11・13・15回)(20:45~21:30)(2・4・6・8・10・12・14回)

Page 27: 放 送 大 学 2011年度「冬期」 教員免許更新講習 募集要項 · 5 講習科目 更新講習を修了するためには,必修領域12時間,選択領域18時間以上を併せた30時間以上の履修が必要です。

2011 年度冬期修了認定試験時間割

試験日:2012 年 2月 25 日(土)または 26日(日)

時限 試験時間 科目名

1 10:00~10:30 学校経営

2 10:50~11:20 現代の生徒指導

3 11:40~12:10 スクールカウンセリング

12:10~13:10 昼休み

4 13:10~14:00 教育の最新事情

5 14:20~14:50 環境教育の実践

6 15:10~15:40 情報社会に対応した学校教育

7 16:00~16:30 小学校外国語活動(英語活動)概論

※修了認定試験会場は,インターネット申込時に選択した各学習センター・

サテライトスペースとなります。