44
2020年度 「演習2」募集要項 新3年生対象 中央大学経済学部 Faculty of Economics CHUO UNIVERSITY ・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 310日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について 修正

大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

  • Upload
    others

  • View
    2

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

2020年度

「演習2」募集要項

新3年生対象

中央大学経済学部

Faculty of Economics CHUO UNIVERSITY

・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加

・3月10日 武田ゼミ 追加  

・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について 修正

Page 2: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

目 次

2019 年度「演習1」シラバスより抜粋

(※新規募集ゼミは 2020 年度「演習1」シラバスより抜粋)

【経済理論】

01 飯島 大邦 ............ 1

02 鳥居 伸好 ............ 3

03 皆川 純一 ............ 5

20 細矢 祐誉(新規) .... 34

【経済史】

04 柴田 英樹 ............ 6

05 田中 光 .............. 8

22 武田 勝 .............. 39

【経済政策】

06 瀧澤 弘和 ............ 9

【経済学史・社会思想史】

08 只腰 親和 ............. 12

07 鳴子 博子 ............. 13

09 八田 幸二 ............. 15

10 益永 淳 ............... 17

【財政・金融論】

21 井村 進哉 ............. 37

【社会政策・労働問題】

12 小尾 晴美(新規) ..... 19

11 宮本 悟 ............... 22

【統計・情報論】

13 芳賀 寛 ............... 24

【人口・労働経済】

15 松浦 司 ............... 26

14 和田 光平 ............. 27

【国際経済】

16 阿部 顕三 ............. 29

【一般教養】

17 三船 毅 ............... 30

【外国語・文化】

18 伊藤 秀一 ............. 32

19 杜崎 群傑 ............. 33

※教員氏名の左の数字が演習 No となります。

Page 3: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

2020年度「演習 2」(3 年ゼミ)演習員募集について

(新型コロナ対応:3/19更新版)

経済学部では、新型コロナウィルス対策として、「演習2」の選考スケジュールを変更します。

また、面接選考は実施せず、原則レポートによる書類選考(※一部 Web 面接あり)とします。「演

習2」受験希望者は、下記の内容を必ず確認してください。

2 年次に「演習 1」を履修できなかった学生(編入生も含む)を対象に、演習員の追加募集・新

規募集を下記の日程で実施します。

■ エントリー期間・方法

3月 26日(木)10:00 ~ 4月 2日(木)12:00

*在学生は、上記の期間に C plusのアンケート『2020年度「演習 2」エントリー』から、希

望するゼミの選考にエントリーしてください。

*編入生は、上記期間内に、応募する演習 Noと教員名、各ゼミ指定のレポート課題をワード

ファイルにまとめて、メール添付で提出してください。

提出先:経済学部事務室演習担当([email protected]

*エントリーの際に入力する演習 No.は、募集要項「3.追加募集・新規募集を実施するゼミ

一覧」の教員名欄に記載されている番号を参照してください。

*エントリーの際には、各ゼミ指定のレポート課題を入力してください。各ゼミのレポート

課題を掲載した”選考一覧”は、3 月 26 日(木)10:00 に Cplus で公開します。(編入生

は公式 HPでお知らせします。)

*書類選考への変更に伴い、募集要項「3.追加募集・新規募集を実施するゼミ一覧」に記載

されている各教員指定の課題等については、対応不要です。

*エントリーをしない限り、受験できませんので、十分注意してください。

■ 選考試験について

【選考日時】4 月 3 日(金) ~ 4 月 8 日(水)

【選考方法】選考方法は、Cplus「アンケート」から回答したレポートを基に、書類選考を行い

ます。なお、レポートの他に Web面接を実施するゼミもあります ので、注意してく

ださい。詳しくは選考一覧(3/26公開)で確認してください。

【合格発表】4月 9日(木)10:00に Cplusで発表します。

※状況の変化に応じて、変更する可能性があります。その都度 Cplusの Menu、[ 2020年度経済学

部「演習2」募集について(新3年生対象)]内でお知らせしますので、定期的に最新の情報をご

確認ください。また、3月 26日(木)公開予定の”選考一覧”や合格発表も同様です。(編入生

について、4月 1日(水)までの情報は公式 HPでお知らせします。)

※各講座の曜日・時限は「授業時間割(3/25公開)」、授業内容は「演習2募集要項」を参照して

ください。

経済学部事務室

Page 4: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

3月30日(月)13:00から選考試験を実施します。部門 教員名(№) 募集人数

履修条件

・グループで論文を執筆する意欲と協調性があること。

特に、演習の時間以外にも、自主的にグループで課題に取り組むことが必要となります。

選考方法

2. ミクロ経済学、マクロ経済学または統計学に関する基礎知識を確認する簡単な筆記試験

その他 ゼミでは、公共政策に関する課題に対して、理論分析や実証分析を用いて学ぶことになります。

履修条件 夏休み期間中に海外研修(マレーシア)を実施予定ですので、参加できる人を募集します。

選考方法 自己PR書(800字程度A4版1枚)を事前に応募書類とともに提出してください。

PR書と面接で選考します。

その他 新規募集ゼミ員で、1チームを編成し、チームでの課題研究、海外でのフィールドワークを実施します。

問題意識旺盛でやる気のある人を歓迎します。

履修条件 ミクロ経済理論(数学を用いる)を真剣に学ぶ意欲があること。

選考方法 面接による。

その他 私が担当する「演習 1」のシラバスを確認すること。

履修条件 特になし。ただし、数学が極度に苦手な学生の受講はお勧めしない。

選考方法 面接による。

その他

履修条件 特になし

選考方法 面接により決定いたします。志望理由や研究したいテーマなどについてお伺いします。

その他

履修条件 毎週レポートまたは報告用ファイルを作成・印刷して提出が可能な文書作成能力とoffce系ソフト利用技能があること。

選考方法 レポート提出(昨今自分が関心を持っているトピックについて、300字以上。

ニュースや趣味などテーマは自由。必ずしも経済学関係である必要は無い)。

選考日当日に印刷したものを持ってくること。

その他 教員の専門は経済史である。履修者は必ずしも歴史に興味を持っている必要はないが、

現在を分析・理解するために過去を振り返り認識しなおすことの必要性・重要性を感じられない学生の参加は推奨しない。

履修条件 ①3年次:ゼミ行事(詳細はシラバス参照)に参加すること

②4年次:ゼミ行事に参加しつつ、卒業論文を執筆すること

選考方法 エントリーシートの提出方法:エントリー後、[email protected](武田)まで連絡してエントリーシートを入手・記入し、

3月26日木曜日12時までに、経済学部事務室レポートボックスに投函してください。

その他 教員は一切指示していませんが、正規授業以外にも、グループワークが行われています。

皆さんと一緒に活動することになる同級生=GFS参加3チームが、その準備のために正規授業以外で実施したグループワークの議事録は、

それぞれ19回、23回、25回分でした。この点を十分に踏まえて、ご応募ください。

履修条件 ミクロ経済学を学んできていること(必須ではない).

選考方法 1) レポートの提出

・【内容】:以下の3点を必ず含めること

① 本ゼミを志望する理由

② 本ゼミでやりたいと思っていること

③ ゲーム理論について書かれた書籍を読んで,それについての感想を述べること

・【形式】:学籍番号、氏名、タイトルのページを付け、本文1500〜2000字で執筆すること

・【提出期限と提出先】:上記の一次募集受付期間内に経済学部事務室レポートボックスに提出すること

2) 上記のレポートに基づいた面接を行う

その他

履修条件 ①3年次の学内プレゼンテーション大会に参加すること。

② 3年次に個人論文(ゼミ論)を作成すること。

③ 4年次に卒業論文(演習論文)を完成させること。

④ 社会思想史、経済学史あるいは歴史学、哲学、政治学などの関連科目のいくつかを並行して履修することが望ましい。

選考方法 レポートと面接。上記受付期間中に「私がゼミで研究したい課題」と題するレポート(A4・1枚、1200字程度)を

経済学部事務室のボックスに提出してください。それをもとに選考日当日に面接を行います。

その他 ・個人研究と共同研究に積極的に取組むことを求めます。

・学内外の研究会・勉強会への参加を促しますので、積極的に参加してください。

・無断欠席をせず、遅刻などの連絡も怠らないでください。

履修条件 経済学史、特にアダム・スミスに関心があって、ゼミ活動に積極的に取り組む意欲のある人。

選考方法 志望動機を1200字以内で提出してください。提出期限3月26日(木)12:00まで、提出先、経済学部事務室。

その他

履修条件 学部の新3年生であること以外、特にありません。

選考方法 面談のみ

その他 面談のみで選考をしますので、興味が少しでもある場合には応募してみて下さい。

履修条件 特になし

選考方法 面接のみ

その他

履修条件 募集要項で詳述している年度スケジュールに基づき、既存のゼミ生と協力して取り組み、

卒業論文を執筆する意思のある方を条件とします。

選考方法 面接

その他 2020年度も2、3年次合同で火4、5限連続のゼミを実施します。

前期は、法人企業統計、全国銀行財務諸表、および国民経済計算などの基礎統計を利用した財務分析と

新聞記事の部門別整理を平行に進めつつ、MMTに関連する文献を輪読し、証券ゼミナール大会(春季ディベート)、

学内プレゼン大会、インナー大会、および証券ゼミナール大会(全国大会)に取り組みます。積極的な方を歓迎します。

履修条件 下記4つの約束事を守ることが、履修の条件です。

       ①「皆勤」原則(守れない場合は「破門」もある)。

       ②4年次には、全員卒論を提出すること。

       ③中大生としての品位を保つこと。

       ④ゼミ活動には、在学中だけでなく、卒業後も積極的に関わること。

選考方法 筆記試験

その他 下記いずれかの文献を読んだ上で、入ゼミ試験に臨むことをお勧めします。

       ①工藤恒夫『資本制社会保障の一般理論』新日本出版社、2003年

       ②唐鎌直義『脱貧困の社会保障』旬報社、2012年

履修条件 ①3年次のゼミナール大会に出場し、研究発表を行うこと

②4年次に卒業論文を執筆すること

選考方法 以下のテーマでレポートを提出してください(A4用紙1~2枚程度)。これをもとに教員が選考します。

①自己紹介(出身地、サークル、アルバイト先、これまでに何かに熱中した経験、希望する進路、自分の長所と短所

②志望動機とゼミで研究したいテーマ

※応募者の状況で、面接を実施することがあります。

提出先・日時:3月26日12:00 経済学部事務室レポートボックス

その他 教員が2019年から中央大学に着任したため、今のところ先輩がいないので、

その分、上下関係はありません。教員と一期生で一から楽しいゼミを作っていきましょう。

履修条件 3年ゼミでの協同作業に積極的に参画できる人が望ましい

選考方法

《注》A4判用紙1枚程度に横書きで、MS Word等の文書作成用ソフトを使って作成した「自己紹介等」(形式、内容は自由)を、

面接時に必ず提出すること

その他 ①面接時には、筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル、ペンまたはボールペン)を必ず携帯すること

履修条件 ビジネスモデルや起業、マーケティングなどに関心があること

選考方法 個人面接あるいはグループ面接のみ。成績提示やレポート提出は不要。

その他

履修条件 パソコンを使用した計量分析に興味があること。

編入生以外の場合、人口論や入門演習、経済入門など、自分の授業を履修したことがある人が望ましい。

選考方法 面接(成績表をプリントアウトしたものを持参)

その他

履修条件 基礎ミクロ経済学、基礎マクロ経済学を履修していることが望ましい。

選考方法 面接によって選考します。

その他 面接時に成績表を提出すること。(編入学生は不要)

履修条件 特にないが、政治学に興味があること。

統計学を用いたデータ分析に興味があること。

選考方法

その他

履修条件 ドイツ語履修者

選考方法 面接

その他

履修条件 特になし(中国語履修者に限定しません。ただし責任感と積極性を持っている学生を希望します)

選考方法 面接

その他

※教員名に※印がついているゼミは、新規募集(新2年生・新3年生(2年生からの継続履修者)がいない)ゼミとなります。

若干名武田 勝(22)

経済史

3~4名

経済学史・社会思想史

鳴子 博子(07)

若干名

2~3名

八田 幸二(09)

5~6名

柴田 英樹(04)

只腰 親和(08)

杜崎 群傑(19)

2~3名

国際経済 阿部 顕三(16)

若干名

外国語

伊藤 秀一(18)

若干名

一般教育三船 毅

(17)若干名

人口・労働経済

和田 光平(14)

1名

松浦 司(15)

2~3名

統計・情報論 芳賀 寛(13)

若干名

面接による

②面接時にスマートフォン(スマホ)を利用することがあります

社会政策・労働問題

宮本 悟(11)

若干名

小尾 晴美※(12)

10名

財政・金融論井村 進哉

(21)若干名

6~7名益永 淳(10)

経済政策 瀧澤 弘和(06)

2020年度「演習2」新規・追加募集一覧

履修条件・選考方法・その他

飯島 大邦(01)

若干名

・ミクロ経済学・マクロ経済学・統計学(特に、回帰分析)の基礎を修得していていること。

1.面接

経済理論

10名

若干名

鳥居 伸好(02)

3~4名

皆川 純一(03)

若干名

田中 光(05)

若干名

細矢 祐誉※(20)

※全てのゼミにおいて選考方法が変更になりました。詳細は前のページをご参照ください。

Page 5: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>  選考は、面接のみによって行います。

科目の目的・到達目標

 社会人として必要な以下の力を身につけることを目標にします。

(問題発見)経済、政治および社会の観点から、現代の社会における政策課題を見つける。(仮説設定)経済、政治および社会の観点から、政策課題の背後にある要因を考える。(解決策立案)仮説を踏まえて、言葉、図やデータによって、政策課題の解決策を提示する。(協調性)問題発見から解決策立案までのプロセスを、グループのメンバーで行います。

授 業 の 概 要

テーマ:現代の政策課題について総合的に考える ゼミのテーマに関して、問題発見、課題設定、解決策立案、協調性を身につけるにあたり、ゼミの時間では、必要に応じて、個別の政策分野、データ分析、経済学など社会科学分野の文献を輪読します。 また、上記の問題発見から協調性までのプロセスの成果として、他大学との交流において、論文を執筆、パワーポイントによるプレゼンテーションを行い、討論を行います。 ゼミ活動については、以下のChuo Onlineの記事(政策創造力を養う「実学」による人材養成の試み)も参考にしてください。 参考URL:http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/education/20140306.html

 そのほか、ゼミ活動の成果として、以下も参考にしてください。 参考URL:http://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/news/2018/06/70905/      http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2015/04/30546/      http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/news/2013/12/11216/

授 業 計 画

【演習1】(2年次)4月~1月まで メンバーの顔合わせ ゼミの運営についての打ち合わせ 個別の政策分野、データ分析、経済学など社会科学分野の文献の輪読(特に、コンピューターを使ったデータ分析に重点的に行います)11月頃 公共選択学会学生の集いへの参加 参考URL:http://www.publicchoice.jp/gakusei/index.html3月 学員経済学会論文賞に応募

【演習2】(3年次)4月~1月まで  個別の政策分野、データ分析、経済学など社会科学分野の文献の輪読11月頃  公共選択学会学生の集いへの参加 参考URL:http://www.publicchoice.jp/gakusei/index.html3月 学員経済学会論文賞に応募

【演習3】(4年次)9月~1月まで 個別に卒業論文指導

評 価 方 法

 平常点によって、総合的に評価します。

テキスト・参考文献等

 ゼミの参加者と相談して、文献を決定します。

授業外の学習活動

 毎年、公共選択学会学生の集いに参加します。また、学外の懸賞論文への投稿は、任意ですが、推奨します。

その他特記事項

・毎年、ゼミのOB会が12月から1月にかけてありますので、参加してさまざまな情報交換をしてください。・公務員希望者、他大学大学院への進学希望者は、ゼミOBの紹介を含めて、可能な範囲内で個別に対応します。なお、他大学大学院への進学については、過去10年間で、4人のゼミ生が、一橋大学大学院経済学研究科

飯島 大邦ゼミ (演習No.01) 【経済理論】

1

Page 6: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

に進学しています。・2018年度では、公共選択学会学生の集いにおいて、以下のようなテーマに関する論文を執筆し、プレゼンテーションを行いました。2年生:「AIを中心とした第4次産業革命の進展がもたらす社会経済への影響と規制のあり方」3年生:「日本社会において、適切なガバナンスを可能とする制度をいかに設計していくべきか」

参 考 URI

http://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/news/2018/06/70905/http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/economics/news/2015/04/30546/http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/news/2013/12/11216/

2

Page 7: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 事前に提出していただく800字程度の自己PR書と面接により、選考します。 提出期限と提出先:受験手続期間内に経済学部事務室レポートボックスに提出してください。

科目の目的・到達目標

 演習テーマが「現代資本主義分析(資本蓄積とグローバリゼーション・経済格差・地域経済に関する諸問題の探究を中心に)」ですので、主に資本蓄積に関する経済学の基礎理論を踏まえて、グローバリゼーションと経済格差との関わり、グローバリゼーションと地域経済との関わりについての探究とそれらの動きに関連する諸問題の解明を目的とします。また、理論研究や実証分析を通して、自分なりの見方・考え方を確立することを到達目標とします。

授 業 の 概 要

テーマ:「現代資本主義分析(資本蓄積とグローバリゼーション・経済格差・地域経済に関する諸問題の探究を中心に)」 演習テーマの中心課題である「グローバリゼーションと経済格差」、「グローバリゼーションと地域経済」は、一見異なる問題のように思われますが、資本蓄積に関する理論研究を踏まえてグローバル資本主義の生成・発展を探究することを通して、グローバリゼーションと経済格差、グローバリゼーションと地域経済がいかに結びつくのかを考えて行きます。 グローバル資本主義における資本蓄積によって生ずる問題として経済格差を検討し、グローバリゼーションの影響を受けて地域経済にどのような問題が生ずるのかを検討しますが、それぞれの問題の現状分析を試みるとともに、現状分析に基づいて解決策を導き出すことも課題となります。この課題を検討するうえで、「経済格差の是正」のあり方、「地域経済の再生」のあり方が問題となり、それらの結びつきが問われることになります。 この演習1では、主に経済学の基礎理論を学びながら、ゼミ生の関心度に応じて、グローバリゼーションと経済格差の問題かグローバリゼーションと地域経済の問題のどちらかに重点を置くかが決まります。海外での活動を視野に入れながら、本ゼミではテキストを中心とする討論形式で授業を進めて行き、「経済格差の是正」や「地域経済の再生」についての展望を示すことにしたいと思います。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) 経済学の基礎知識および基礎理論の涵養を演習1(2年次)の主なねらいとします。テキストを中心とした学習については、テキストの読解力、討論によるコミュニケーション力の向上を目指し、海外フィールドワークでは、テキストで学習した事柄と関連する海外での実態調査を通して、グローバルステージでのコミュニケーション力、実践力を高めて行くことをねらいとしてゼミ活動を行います。

【演習2】(3年次)2年次に培った専門基礎知識を踏まえて、問題解決策の検討という一段高いレベルでの学習を行います。テキストとが海外フィールドワーク実習は、2年次の経験を生かして、グローバリゼーションと経済格差、グローバリゼーションと地域経済に関するより発展的なテキスト使用と海外フィールドワーク実習を行います。

【演習3】(4年次)2年次・3年次の学問集積を生かして、課題発見能力と論理的思考を演習論文で発揮できるよう指導します。

テキストの各章を分担して報告および討論を行い、適宜関連する情報および課題提供を行って、議論の活性化を促します。また、後半は、海外フィールドワーク実施に向けての準備(関連資料に基づく議論やフィールドワークで必要とされる知識の集積のための学習を含む)を行います。 第1回:オリエンテーション  第2回:『資本論』をどう読むべきか 第3回:商品と価値について 第4回:貨幣とその諸機能 第5回:資本の生成と労働力商品 第6回:労働過程の弁証法と剰余価値生産 第7回:労働日と階級闘争の政治学 第8回:相対的剰余価値の生産と階級戦略 第9回:機械と大工業 第10回:機械と階級闘争のダイナミズム 第11回:剰余価値論から資本蓄積論へ 第12回:資本主義的蓄積と貧困 第13回:本源的蓄積と「略奪による蓄積」 第14回:資本主義の諸矛盾と恐慌 第15回:資本主義の基本的矛盾について 第16回:なぜ金融恐慌は起こったのか? 第17回:信用の発達と「国家ー金融結合体」 第18回:相対的過剰人口、技術と組織形態のイノベーション 第19回:資本主義発展の共進化

鳥居 伸好ゼミ (演習No.02) 【経済理論】

3

Page 8: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

 第20回:グローバルな都市空間の形成と恐慌 第21回:グローバリゼーションと経済格差の実証分析(1) 第22回:グローバリゼーションと経済格差の実証分析(2) 第23回:経済格差の構造的要因と政策的要因についての実証研究(1) 第24回:経済格差の構造的要因と政策的要因についての実証研究(2) 第25回:経済格差の構造的要因と政策的要因についての実証研究(3) 第26回:実証研究に基づく海外フィールドワークの準備(1)実態調査の情報収集と検討 第27回:実証研究に基づく海外フィールドワークの準備(2)実態調査のグループ学習 第28回:海外フィールドワークの結果分析① 第29回:海外フィールドワークの結果分析② 第30回:グローバリゼーションと経済格差に関する理論研究と実証研究の総括

評 価 方 法

 出席50%、演習における平常点40%、報告あるいはレポート10%

テキスト・参考文献等

テキストとして、以下の文献を使用します。カール・マルクス『資本論』第1巻(大槻書店、国民文庫版 第1分冊~第3分冊)デヴィッド・ハーヴェイ著(森田成也ほか訳)『<資本論>入門』作品社、2011年デヴィッド・ハーヴェイ著(大屋定晴ほか訳)『資本主義の終焉-資本の17 の矛盾とグローバル経済の未来』作品社、2017年参考文献は、必要に応じて、授業中に適宜指示します。

授業外の学習活動

授業外の学習活動として、ゼミ合宿や海外研修(海外の大学生との研究交流や海外フィールドワークなど)を実施します。

その他特記事項

 経済学の基礎理論(とりわけマルクス『資本論』)学習に関心のある学生、また海外研修(海外の大学での研究交流)を行いますので、英語、またはドイツ語、韓国語、中国語などで意思の疎通ができる程度の語学力を磨く意欲のある学生を望みます。経済学の基礎知識の習得と応用力を身につける熱意があり、海外での実践活動に積極的に参加できる学生を歓迎します。

参 考 URI

特になし。

4

Page 9: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 面接による。

<履修条件> ミクロ経済学を真剣に学ぶ意欲があること。

<関連科目> 中級ミクロ経済学

科目の目的・到達目標

 人間の経済活動に対する理解を深めることを目的に、ミクロ経済学の基礎を身につけ、自ら考えるための土台を作る。

授 業 の 概 要

テーマ:ミクロ経済理論 ミクロ経済学の基礎理論(価格理論・ゲーム理論など)とその応用を学ぶ。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) ミクロ経済学の伝統的な分野である、市場メカニズムを分析する価格理論について学ぶことを目的に、下記のテキストを輪読する。初回の授業時に各人の担当箇所の割り振りを行い、その後は毎回黒板を使用してモデル(図や数式)を説明する形式で発表してもらう。 

【演習2】(3年次) ミクロ経済学の新たな柱の一つとなっている、戦略的状況を分析するゲーム理論について学ぶことを主な目的に、ゲーム理論や関連分野を扱ったテキストの輪読を行う。授業の進め方は演習1と同じである。

【演習3】(4年次) 各自の論考を演習論文(卒業論文)としてまとめることが望まれる。

評 価 方 法

 平常点による。

テキスト・参考文献等

 テキスト(2 年次): 神取道宏著「ミクロ経済学の力」日本評論社 テキスト(3 年次): 未定

 なお、上記テキストは大学教養レベルの微積分を用いているため、ゼミ開始時に少なくとも日本の高校二年次で学ぶ程度の微積分の知識があることが望ましい。

授業外の学習活動

 輪読に向けた準備の徹底が求められる。合宿をはじめ、課外活動の実施は予定していない。

その他特記事項

 特になし

参 考 URI

 特になし

皆川 純一ゼミ (演習No.03) 【経済理論】

5

Page 10: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 志望動機や単位の修得状況などについてうかがう面接を行います。<履修条件> 日本経済史ないし西洋経済史を履修していることを希望します。

科目の目的・到達目標

 近代経済社会の成立過程を批判的に検討し,人間社会の成り立ちについて考えていきます。近代経済社会の成立過程について、自分独自の観点から一貫した説明ができるようになってもらうことが目標です。

授 業 の 概 要

テーマ:類的存在としての人間と我々の世界 フランス革命の人権宣言には「人間とは,本来一人一人自立した自由で主体的な個人である」とうたわれていますが,これは人間を本来的に理性的存在,合理的な存在としてとらえる人間観でもあり,このような近代的人間観を我々も共有しています。 他方で,人間の社会は,自然法則にしたがう自然界とは違って,法律や道徳をはじめ,我々の世界や行動への意味づけによって成り立っており,この意味づけを共有することが人間の成長・社会化の重要な要素となっています。「自立した自由で主体的な個人」もその意味で,人間社会における「意味づけ」の一部であり,現実には様々な「不自由」や「不合理」を感じながら我々は生活しているものです。 人間社会のこの「意味の世界」「言語的世界」としての性格は,社会経済史を研究する上でも重要な視点であり,特に貨幣と資本主義的生産様式との関係から,このような視角を活かしていこうというのがこの演習のテーマです。 近代資本主義社会は貨幣を主要な富とする社会ですが、この貨幣は分業と流通を前提とする富であり、その成立には労働や生産手段が商品として登場するための社会変化(市民革命など)が不可欠です。 近代資本主義システムを歴史的観点から把握できるようになるため、生産よりも流通に力点を置いた資本主義成立史を研究し、また階級関係を商品流通の観点から把握できるようにします。 市民革命は政治的国家と経済的市民社会との二重化をもたらしましたが、民衆運動に関する文献を研究し、国家目的と民衆の生命・生活共同体の関係を研究し、現代国家の存立基礎を把握できるようにします。 人間は歴史上、宗教、国家、貨幣などの支配に服し、個々の人間の生命・生活よりも神・国家目的・市場システムがしばしば優先されてきましたが、最近ではAI(人工知能)の能力が高まり、2045年までに人類はAIの支配に服することになるというような議論も行われています。この「AIへの服属」がいかなるものであるのかも考えてみます。

授 業 計 画

 演習の1回目に、輪読するべき文献、レジュメの作成法、研究テーマの発表の方法などについて説明および相談し、授業の進め方について協議する。【演習1】(2年次) 経済史の基本事項を勉強しながら,並行して,哲学,修辞学,精神分析,心理学,マーケティング,経営組織論などの関連分野の文献を輪読・研究し,レポートをまとめる。

【演習2】(3年次) 生産よりも流通に力点を置いたタイプの資本主義成立史に関する文献を輪読・研究し、レポートをまとめる。 民衆運動史に関する文献を輪読・研究し、政治共同体と生命・生活共同体の関係、国家・市民社会の二重性の側面から現代国家の構造について学び、レポートをまとめる。後期には、各自のテーマに沿った研究を進める。

【演習3】(4年次) 各自のテーマに沿った発表・討論を繰り返しながら、演習論文(卒論)を作成する。

評 価 方 法

 発表や演習での発言、提出物などによって総合的に評価する。

テキスト・参考文献等

 基本文献として、とりあえず以下をあげておく。 柴田英樹(2016)『新西洋経済史講義――史的唯物論入門』学文社

授業外の学習活動

 指定された文献は報告者以外も熟読すること。 毎学期レポートを作成する。 学内プレゼン大会等への参加は、ゼミ生と相談して決める。

その他特記事項

参 考 URI

柴田 英樹ゼミ (演習No.04) 【経済史】

6

Page 11: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

7

Page 12: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 事前レポート(昨今自分が関心を持っているトピックについて、300字以上。ニュースや趣味などテーマは自由。必ずしも経済学関係である必要は無い)+面接<選考条件> 必ずしも歴史に興味を持っている必要はないが、現在を分析・理解するために過去を振り返り認識しなおすことの必要性・重要性を感じられない学生の参加は推奨しない。

科目の目的・到達目標

日本経済や世界経済の現状に関する文献講読とプレゼンテーションを通じて、情報調査能力や社会経済全般に対する理解を高める。また、レポート作成を通じて、文章作成能力を高める。

授 業 の 概 要

テーマ:社会・経済の経路依存性を理解する個人の性格や能力がそれまで経験し積み重ねてきた過去に大きく由来するように、日本社会や世界経済の構造や仕組みも、過去からの積み重ね、経路依存性によって大きく規定されている。知識を身につける、とは、常識が何によって作られているかを理解することであり、それは日本社会の中で生きていくにあたっても有用な学習であろう。 そのために本ゼミでは、日本経済の成り立ちを理解するために、主に近現代日本の歴史的事実から実証分析の方法を学んでいく。ゼミ生の希望や状況次第では他国の事例を扱った書籍も使用する。 テキストの決定は、ゼミ生の決定後に相談の上決定する方針である。ただし、演習1ではまず社会科学的な考え方に慣れていくために、新書および入門書を中心に取り扱う。演習2では入門書だけでなくより専門的な書籍にも手を出して行けるようにしたいが、状況と希望次第で考慮する。 また、より調査の実践を理解するために、希望者は東京大学との合同の長野県資料調査、または龍谷大学との合同の兵庫県加古川市資料調査などに参加可能である。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)参加者との相談の上で決定したテキストを元に、文献講読を行う。毎回、複数名の報告者により、テキストの対象部分の要約および報告者個人の独自調査による追加情報を含めたプレゼンテーションを行ってもらう。報告者でない参加者にも、毎回、報告対象部分に関する要約を提出してもらう。期末にはそれまで読んできた文献のテーマに関連したレポートを課す。

【演習2】(3年次)演習1に準じる。ただし、後半では文献講読ではなく参加者個人の本人の興味に基づくテーマの自主研究のプレゼンテーションを行ってもらう。期末に課すレポートは読んできた文献のテーマあるいは自主研究に関するものとなる。

評 価 方 法

平常点・プレゼンテーションの成績・期末レポートの成績の合算

テキスト・参考文献等

ゼミ生決定後、複数候補の中から相談で決定の方針。年間複数冊を想定している。

授業外の学習活動

 基本的には参加ゼミ生が自主的に決定することを想定している。合宿や他ゼミとの合同企画など、参加者の希望があれば最大限考慮する。 任意参加の他大学との合同資料調査に関しては、適宜アナウンスする。

その他特記事項

参 考 URI

田中 光ゼミ (演習No.05) 【経済史】

8

Page 13: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>

1) レポートの提出・【内容】:以下の3点を必ず含めること ① 本ゼミを志望する理由 ② 本ゼミでやりたいと思っていること ③ これまでに影響を受けた書物についての感想・【形式】:学籍番号、氏名、タイトルのページを付け、本文1500〜2000字で執筆すること・【提出期限と提出先】:受験手続期間内に経済学部事務室レポートボックスに提出すること

2) 上記のレポートに基づいた面接を行う

科目の目的・到達目標

【演習1】ゲーム理論が何であるかを説明でき、さまざまなゲームの結果を説明できるようになる。【演習2】ゲーム理論のロジックを使用して、興味深い現実の現象を説明できるようになる。【演習3】特定の政策課題について、ゲーム理論や制度分析の視点から論じることができるようになる。

授 業 の 概 要

【主要テーマ】:ゲーム理論、行動経済学と比較制度分析の視点・ゲーム理論、行動経済学、制度の経済学の視点を学ぶこと ☆ 人と人の相互作用を考えるゲーム理論は、社会制度の成立の仕方を考えるための基本的な思考方法を提供してくれます。 ☆ 行動経済学を通じた人間行動への理解は、われわれがどのように制度を創っていくべきなのかを考えるうえで重要です。 ☆ これらの視点を身につけたうえで、制度改革への視点を身につけます。

【サブテーマ】・プレゼンテーションと議論を通して、より広い知識と思考方法の獲得を目指します。・ C-plusを用いて、コンピテンシーについて自覚しながら、授業を進めていく。

授 業 計 画

「演習1」(2年次通年)

1) ゲーム理論のテキストの輪読・私のレジュメをもとに、簡単なテキストも併読しつつ、ゲーム理論の基礎を学ぶ。毎回の内容に対応して、読むべき部分が指定される。・2名〜3名くらいのチームでレジュメを準備のうえ、要点を説明してもらう。そのうえで全体で議論する。

2) プレゼンテーションとディスカッション・課題図書とテーマを指定したうえで、そのテーマについて、5〜6名のグループでプレゼンテーションをしてもらい、全体でディスカッションする。グループは演習2の学生と組んで形成する。年に4回程度実施する。・過去の例としては、シーブライト著『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?』(みすず書房)を課題図書とし、「進化論は経済学にどのような影響を与えているか」というテーマでプレゼンテーション・ディスカッションを行った。・これを通して、現在のさまざまな分野における考え方と経済学との関係について知り、説明することができるようになる。

3) 具体的計画・4月からの演習は私にとっても未経験なので、過去にやっていたことを前倒ししてうまくいくかどうかはわからないが、以下に過去にやってきた例をあげておく。・授業の1、2回目で、毎回の授業の内容を、「XXできるようになる」という目標とともに記したエクセル・ファイルを全体で共有し、それを改訂しながら、授業を進行していく。第1回:全体計画の共有 論理学の基礎の学習第2回:非協力ゲームとその類型化、ゲームの戦略型表現第3回:ナッシュ均衡の定義とその求め方第4回:さまざまなゲームとそのナッシュ均衡(1)第5回:2・3年合同プレゼンテーション第6回: さまざまなゲームとそのナッシュ均衡(2)第7回:混合戦略、混合戦略ナッシュ均衡"第8回:ゲームの展開型表現、動学ゲームにおける戦略と情報集合、動学ゲームの正規化"第9回:2・3年合同プレゼンテーション

瀧澤 弘和ゼミ (演習No.06) 【経済政策】

9

Page 14: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

第10回:信憑性のない脅し、後方帰納法、部分ゲームと部分ゲーム完全均衡第11回:完備・完全情報の動学ゲーム、時間的不整合性、コミットメント"第12回:コミットメント,交渉理論第13回:不完備契約の理論第14回:不確実性、モラル・ハザード、インセンティブ契約"第15回:2・3年合同プレゼンテーション第16回:不完備情報の静学ゲーム(1)—定義第17回:不完備情報の静学ゲーム(2)—モンティ・ホール問題など第18回:不完備情報の静学ゲームの数値例—最高価格オークション第19回:予備日第20回:メカニズム・デザイン(1)—メカニズムの定義第21回:メカニズム・デザイン(2)—顕示原理第22回:メカニズム・デザイン(3)—収入等価定理第23回:予備日第24回:不完備情報の動学ゲーム(1)—完全ベイジアン均衡第25回:不完備情報の動学ゲーム(2)—シグナリング・ゲーム第26回:不完備情報の動学ゲーム(3)—シグナリング・ゲームの完全ベイジアン均衡第27回:不完備情報の動学ゲーム(4)—スペンスの就職市場モデル第28回:不完備情報の動学ゲーム(5)—チープ・トーク・ゲーム第29回:予備日第30回:予備日

「演習2」(3年次通年)・基本的な内容は2年次が終了したときの春合宿で学生と相談して決定している。ゲーム理論の比較制度分析への応用に取り組むことが多い。・以下は過去の例である。第1回:取引費用経済学第2回:組織の経済学(1)—効率性第3回:組織の経済学(2)—コーディネーション第4回:組織の経済学(3)—動機づけ第5回:学内プレゼン大会の練習(1)—ストーリーの論理的説明第6回:学内プレゼン大会の練習(2)—スライドと発表の有機的連携第7回:自生的秩序第8回:進化ゲーム理論第9回:予備日第10回:コーディネーション・ゲーム第11回:進化ゲームと所有の成立第12回:進化ゲームと協力第13回:自然法第14回:進化と突出性第15回:慣習と道徳

「演習3」(4年次半期)前半では、戸田山和久『論文の教室』を用います。第1回:論文を書くということ(1)—論文の必須要素第2回:論文を書くということ(2)—問いの探し方第3回:論文を書くということ(3)—アウトラインの作り方第4回:各自のテーマ発表(1)第5回:各自のテーマ発表(2)第6回:各自のテーマ発表(3)第7回:各自のテーマ発表(4)第8回:アウトラインの作成(1)第9回: アウトラインの作成(2)第10回:アウトラインの作成(3)第11回:アウトラインの作成(4)第12回:アウトラインの修正と執筆(1)第13回:アウトラインの修正と執筆(1)第14回:完成原稿のチェック第15回:完成原稿の提出

評 価 方 法

平常点50%、レポート(小テストを含む)50%ただし、出席率が70%に満たない者、課題を提出しない者はE判定とする。

テキスト・参考文献等

・現状で決定しているテキストは、演習1と2を通じて、以下の通り瀧澤弘和『現代経済学─ゲーム理論・行動経済学・制度論』 中央公論新社、2018年 (中公新書) ISBN: 4121025016・一般的な参考文献としては、ジョン・マクミラン(2007) 『市場を創る』 瀧澤弘和・木村友二訳、NTT出版 ISBN: 475712127X・ゲーム理論の基本的な内容については、私のレジュメで行う予定であるが、副読本として、天谷研一(2011)、『ゲーム理論入門』 日本能率協会マネジメントセンター

10

Page 15: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

を使用する可能性がある・演習2の輪読については、参加者と相談の上、決定する。

授業外の学習活動

・毎回の授業内容とその目標はファイルで共有することにしているので、それに必ず目を通し、輪読テキストを読んだうえ、目標との関係をよく考えてから出席すること・夏合宿:演習1と演習2の合同で行う。 ☆ 演習2の学生はプレゼン大会に出場する際には、その作業 ☆ 演習1の学生は他のプレゼンを行ってもらう。・春合宿:演習1の学生のみで、翌年の演習2に向けて何をするのかを動機づけるために開催する。

その他特記事項

教員の研究活動のなかで、経済実験を行うことがしばしばある。その際に、実験参加や実験実施について協力をもとめることがある(研究費によるアルバイトなど)。

参 考 URI

【Webサイト】:http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~taki/prof.html【E-メール】:[email protected]

11

Page 16: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> ①志望動機についての800字前後の論述 提出期限と提出先:受験手続期間内に経済学部事務室レポートボックスに提出すること ②面接

科目の目的・到達目標

 二年次後半、三年次において経済学史上の古典を講読する予定なので、その基盤的知識・方法を身につけることを目的にしています。 また相互に自由な議論を交し合えるような、ゼミ生間の友好的関係の形成も目指しています。

授 業 の 概 要

テーマ:経済学の古典から現代を読み解く 演習の授業は単年度の講義とはちがって、トータルに考えています。つまり二年次では、新しく仲間となったゼミ生が互いに自由に「もの」が言い合えるような環境づくりをすることがまず大切だと思っています。下記にあげるゼミのテキスト『君たちはどう生きるか』もそういう観点から選んでいます。そのテキストを学んだうえで、アダム・スミスの『道徳感情論』を丁寧に輪読します。 三年次では、二年次で形成された人的・学問的な基盤の上に、アダム・スミスの『道徳感情論』を継続して輪読するつもりです。また『道徳感情論』に関する現代の研究についても講読し、みんなで議論する予定です。そうした成果を学内プレゼンテイション大会で発表することも例年やっています。スミスは200年以上前の人ですが、今日にあっても彼の著作はけっして新鮮味を失っていません。また経済学が身近な学問であることを現代の書物よりもはるかによく実感させてくれます。そのような古典のもつ魅力を知って欲しいと思っています。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)最初の数回はレジュメの書き方等、今後の演習を進めていくうえで必要なスキルの習得を行います。その上で、吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』をテキストにして、この書物を輪読します。この書物は時代的には新しい著ではありませんが、内容は現代の大学生にとってけっして古くさいものではありません。身近な事例を通じて、経済学・社会科学のかなり本質的な事柄を論じ、解説する内容になっています。この書物を毎回、2-3人のグループが事前に準備をして報告しそれに基づき、みんなで議論しながらたんねんに読み通していきます。それを終えたら、アダム・スミスの『道徳感情論』を前著と同じように、グループ毎の報告に基づいて輪読します。この書物は、スミスが『国富論』を書く前に公刊したもので、経済学の前提にある考え方や人間像を描いたもので経済学に興味をもつ好個の書物と言えます。 【演習2】(3年次) アダム・スミスの『道徳感情論』を継続して輪読します。理解が進んだ段階で現代の『道徳感情論』に関する研究論文を読む、あるいは『国富論』やその他の経済学の古典の講読も考えています。

【演習3】(4年次) 3年次までのゼミでの勉強をふまえて各自の選んだテーマについての演習論文(卒業論文)を完成させます。

評 価 方 法

 遅刻、欠席の有無、日常の受講姿勢により評価します。

テキスト・参考文献等

 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)、アダム・スミス『道徳感情論』上下(岩波文庫) 参考文献は適宜指示します。

授業外の学習活動

毎回の発表は2-3人のグループで行うので、事前に各グループの全員で相談しながらレジュメを作成し、発表も協力しておこなう。 夏休みに合宿を行う予定。

その他特記事項

 特になし

参 考 URI

 特になし

只腰 親和ゼミ (演習No.08) 【経済学史・社会思想史】

12

Page 17: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>レポートはありません。選考日当日に面接を行います。<履修条件>社会思想史、経済学史あるいは歴史学、哲学、政治学などの関連科目のいくつかを並行して履修することが望ましいでしょう。

科目の目的・到達目標

・演習1では、ルソーの『学問芸術論』と『人間不平等起原論』を読みます。これらはルソーの第一論文、第二論文と呼ばれている著作です。1人では読み通すことが簡単ではないテキストを一緒にじっくり読み進めることで、内容をよりよく理解できるように努めます。レジュメの作成、報告、質疑応答、意見交換、討論の仕方をブラッシュアップさせます。・後期から共同研究のテーマ探し、グループづくりを開始します。学年末には個人研究をまとめたゼミ論集を作成します。

・演習2では、ルソーの『社会契約論』を輪読します。・2年後期からスタートさせた共同研究を本格化させます。各グループで共同研究を進め、秋の学内プレゼンテーション大会で発表します。・学内プレゼンテーション大会後は、個人研究、またはプレゼンテーション大会の発表を発展させた共同研究の論文執筆を進め、学年末にゼミ論集を作成します。

・演習論文では、夏休み前に一、二度集まって、各自の演習論文のテーマの確認や夏休み中にしておいた方がよいことなどをアドヴァイスします。後期が始まったら、原則、各自、一ヶ月に一回のペースで個人報告をしてもらいます。皆の切磋琢磨が重要なので、一回のゼミで必ず複数の報告が行われるように調整します。もちろん、最終目標は全員の演習論文完成です(4年1月)。

授 業 の 概 要

テーマ:社会思想史から近現代社会の諸問題を考える

・共通のテキスト(社会思想史の古典)を正確に読む読解力を身につけてゆきます。毎回、司会者、報告者を立て、意見交換、討論をしてゆきます。・概説書、参考文献を学ぶことは重要ですが、古典のテキストを読む前に概説書を読むと、その内容にどうしても引きずられてしまうというデメリットがあります。そこで、あくまでもテキストの精読にウェートを置き、概説書、参考文献の学びは、テキストを読んでからにしたいと思います。・社会科学の基礎を学ぶ中で、個人で学びたいテーマとともにグループで追究したい問題を考えてもらい、個人研究と共同研究を車の両輪のように進めます。3年間の大まかな流れは次のようになります。個人研究は、演習1と演習2の学年末にゼミ論集を作成し、最後に演習論文の提出(4年の1月)で完結させます。共同研究は、演習1の後期に共同研究のテーマ探し、グループづくりを開始し、演習2の後期まで共同研究を進め、3年秋の学内プレゼンテーション大会での発表に臨みます。・スイスのジュネーヴで生まれたルソーが主にフランスで活動した18世紀は、人間の欲求が古いしがらみから解放され力強く肯定されてゆく時代で、ポリティカル・エコノミーから近代のエコノミクスが誕生、生成される世紀です。奢侈とは何でしょう。人間の欲求はどのように肯定されてゆくのでしょうか。経済的、社会的・政治的不平等はどこまで許容、肯定されるのでしょうか。事物の根源に遡って問題の本質に迫る古典の魅力に触れるとともに、格差や貧困など現代の私たちの抱えるさまざまな問題を考える手かがりを発見します。・個人研究・共同研究のテーマは古典研究でも現代の問題の探究でも自由に選択することができます。また、3年の学年末論文と4年の演習論文を、プレゼンテーション大会の発表を発展させた共同研究とすることも可能です。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)第1回(①)から第30回(㉚)まで ①ゼミの進め方の説明と他己紹介②『学問芸術論』学問芸術の発達③『学問芸術論』習俗の変化④『学問芸術論』徳の衰退⑤『学問芸術論』原始状態の評価⑥『学問芸術論』のまとめ⑦『人間不平等起原論』森の中の自然人⑧『人間不平等起原論』自己愛と憐れみの情⑨『人間不平等起原論』2種類の不平等⑩『人間不平等起原論』自由と自己完成能力⑪『人間不平等起原論』最初の革命⑫『人間不平等起原論』世界の青年期⑬『人間不平等起原論』大きな革命(冶金・農業)⑭『人間不平等起原論』社会状態⑮ これまでのまとめと夏休みの課題⑯ 共同研究のテーマ探し

鳴子 博子ゼミ (演習No.07) 【経済学史・社会思想史】

13

Page 18: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

⑰『人間不平等起原論』戦争状態の到来⑱『人間不平等起原論』富者の発案⑲『人間不平等起原論』国家の設立⑳『人間不平等起原論』政府の形成㉑『人間不平等起原論』不平等の拡大㉒『人間不平等起原論』政府の非合法化㉓『人間不平等起原論』専制君主の支配㉔『人間不平等起原論』第二の戦争状態㉕『人間不平等起原論』過度の腐敗の結果としての自然状態㉖『人間不平等起原論』円環の終極点㉗『人間不平等起原論』のまとめ㉘ 個人論文発表(第1グループ)㉙ 個人論文発表(第2グループ)㉚ 個人論文発表(第3グループ)

【演習2】(3年次)ルソーの『社会契約論』を輪読します。3年次は、秋の学内プレゼンテーション大会に向けての準備や学年末に完成させるゼミ論の執筆、ゼミ論集の作成にも力を入れます。

【演習3】(4年次)3年次に執筆したゼミ論を土台に、さらに各自が論文の内容を拡充させます。中間発表などを通して皆が切磋琢磨して、演習論文を完成させます。

評 価 方 法

 平常点(レジュメの準備、報告、討論)50%、論文50%

テキスト・参考文献等

【テキスト】【演習1】(2年次)・ルソー著、前川貞次郎訳『学問芸術論』岩波文庫、1968年、ISBN4-00-336235-7 ・ルソー著、小林善彦訳『人間不平等起原論』中公文庫、1974年、ISBN4-12-200069-6

【演習2】(3年次)・ルソー著、桑原武夫・前川貞次郎訳『社会契約論』岩波文庫、1954年、ISBN4-00-336233-0

【参考文献】・鳴子博子『ルソーと現代政治―正義・民意・ジェンダー・権力』ヒルトップ出版、2012年、ISBN978-4-904698-02-0・鳴子博子『ルソーにおける正義と歴史―ユートピアなき永久民主主義革命論』中央大学出版部、2001年、ISBN4-8057-1123-X・それ以外の参考文献については適宜、指示します。

授業外の学習活動

【予習】・輪読のテキストは、意見交換、討議に積極的に加われるように、全員がよく読んでゼミに臨んでください。・報告者は報告の準備(レジュメの作成)をします。

【行事予定】・学内プレゼンテーション大会に参加予定です。国内での合宿(夏と春)を予定しています。合宿ではプレゼンの準備報告や論文発表などを行います。皆さんとよく相談してから実施します。

その他特記事項

・個人研究と共同研究に積極的に取組むことを求めます。・学内外の研究会・勉強会への参加を促しますので、積極的に参加してください。・無断欠席をせず、遅刻などの連絡も怠らないでください。

参 考 URI

 [email protected]

14

Page 19: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>面談のみです。筆記試験などは、行ないません。

科目の目的・到達目標

 政治・経済思想の歴史を理解するとともに、その政治・経済思想の歴史と現在の政治・経済の諸問題とを有機的に関連づけて、それに対する自分なりの考えをもつことができるようになることを到達目標とします。また、その自分なりの考えを自らの言葉で述べることができるようになることをも到達目標とします。

授 業 の 概 要

テーマ:現代の政治・経済思想―政府の果たすべき役割をめぐって このゼミでは、市場と政府をめぐる政治・経済上の問題を「数式」や「グラフ」を使った経済理論によってではなく、私たちが日常使用している「言葉」によって展開される社会・経済思想によって検討していきます。また、このゼミでは、「女性に対する政府の就労支援のあり方」、「少子・高齢化対策」、「若年失業者対策」といった現代の日本における諸問題も研究しています。 毎週の授業では、テキストを輪読形式で検討して議論を行ないます。また、授業のための資料を収集することに困らないように図書館の利用に関する講習会も設定しています。そして、統計資料の解析ができるようになったり、Power Pointを使用してテキストの内容報告ができるようになるためのパソコン講習会をゼミの時間に設定しています。なお、毎回のゼミでは、ゼミ生の人数を考慮して、一人だけに負荷がかかり過ぎないようにしながら授業を進めていきます。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) 2年次には、ゼミナールでの学習の仕方に慣れるために入門的なテキストから読み始めていきます。また、図書館講習会の受講を通じてゼミでの学習のために必要な資料収集の仕方を学びます。そして、パソコンによってより良いプレゼンテーションの原稿を作成することができるようになるためにパソコン講習会にも参加します。

【演習2】(3年次) 3年次には、2年次の基本的な文献の学習によって得た知識を基にして、より本格的な専門書や論文を輪読していきます。そして、その専門書や論文を読むことによって得た知識に基づき、それぞれの興味関心に沿った「卒業論文」のテーマを決めていきます。また、その専門書や論文の輪読と並行して、学内や学外で行われる学術大会に参加してプレゼンテーションを行なうために、その準備(テーマ設定、Power Pointによるプレゼンテーションの原稿作成、外部機関(民間企業や公的機関など)でのインタビューやフィールドワーク)を進めていきます。

【演習3】(4年次) 4年次(後期)には、3年次に設定したテーマに基づいて「卒業論文」の執筆を進めていきます。「卒業論文」の執筆のためにどのような参考文献を読むべきかといったことや論文の構成をどのようにすべきなのかといったことなどについて教員がアドバイスをしていきます。また、前期には4年次のゼミの授業はありませんが、4年次(前期)にも、希望者を中心に就職活動に関するアドバイスのための時間を設定します。

 この授業では、具体的には以下のような項目に沿って現代の市場と政府をめぐる政治・経済思想について学んでいきます。(ただし、使用するテキストによって、あるいは授業の進度やパソコン講習会の回数などによって、変更が生じる場合があります)。

1.オリエンテーション2.図書館講習会3.パソコン講習会4.福祉国家の権力基盤5.福祉国家の転回点6.バランス・オブ・パワーの変化7.新自由主義の攻撃8.労働の非人間化9.シンボル政治の惨状10.福祉国家の課題とオルタナティブ11.資本主義、社会民主主義と福祉国家12.産業主義、近代化と社会民主主義13.福祉国家と両立しない資本主義:古典派経済学、マルクス 14.資本主義と福祉国家:共生と補完15.産業主義と福祉国家16.産業主義のテーゼ17.近代化と福祉国家 18.伝統的社会民主主義と福祉国家 19.社会民主主義とケインズ主義的福祉国家の到来 20.権力資源モデル

八田 幸二ゼミ (演習No.09) 【経済学史・社会思想史】

15

Page 20: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

21.近代化、社会民主主義、労働者階級の[政治的]力量 22.政治経済学と福祉国家 23.ニュー・ライトと福祉国家 24.公共選択の理論 25.ニュー・ライトと福祉国家 26.マルクス主義、ネオ・マルクス主義と福祉国家 27.20世紀におけるマルクス主義と福祉国家 28.ネオ・マルクス主義者による福祉国家の分析 29.社会的統制としての福祉国家 30.総括

評 価 方 法

作成したレジュメの程度 20%行なったプレゼンテーションの程度 20%レポート課題 20%授業への取り組み態度 40%

テキスト・参考文献等

 授業で読み進めるテキストや参考文献は、初回授業で受講生と相談しながら決めたいと思います。なお、テキスト・参考文献の候補を以下に挙げておきます。

〇A. ヴォール『福祉国家の興亡』渡辺雅夫訳,こぶし書房,2013年。 〇C. ピアソン『曲がり角に来た福祉国家―福祉の新政治経済学ー』田中浩・神谷直樹訳,未来社,1996年。〇D. ハーヴェイ『新自由主義ーその歴史的展開と現在ー』渡辺治監訳,作品社,2007年。

授業外の学習活動

 予習として、次回の授業で検討するテキストの箇所は必ず読んで授業に参加するようにしてください。また、復習として、必ず前回の授業において議論した内容を再確認するようにしてください。なお、授業の内容に関して質問などがある場合には、担当教員のオフィスアワー(金曜12:30~13:20)を利用して欲しいと思います。 毎週の授業以外では、ゼミ生の皆さんの提案によって「懇親会」、「レクリエーション活動」、「サブゼミ」などを行ないます。また、当ゼミでは、毎年夏に「ゼミ合宿」をゼミ生との相談に基づいて行なっています。合宿は、各種行事によって仲間同士の親睦を深め、日頃のキャンパスでは見ることができない各ゼミ生の真の姿をお互いに知ることができる良い機会です。合宿では、真剣に勉強し、レクリエーションなどを通じて親睦を深めて欲しいと思います。

その他特記事項

 毎年3年生のゼミ生には、毎年10月に経済学部と商学部合同で開催されるプレゼン大会に参加してもらっています。毎回のゼミ授業でのプレゼンの成果としては、その学内プレゼン大会で連続優勝したり、卒業論文を英語にしてパワポで報告したりするゼミ生などもいます。加入時にはシャイだったゼミの先輩たちの多くは、厳しい「就職活動」をくぐりぬけて、銀行員や証券マンといった職に就いたり、県庁や市役所に採用されて公務員になったりしています。自分のことを「シャイ」で「引っ込み思案」だと思っている経済学部生の皆さん、ぜひ、この八田ゼミで一緒にがんばりましょう。 この八田ゼミでは、ゼミのルールを守ることができる人であれば、経済学に関する「予備的知識」があるかないかは、一切問いません。心理学、文学、歴史学、哲学、政治学といった経済学以外の学問、そして、映画、絵画、音楽、小説といった芸術に興味があるという人も大歓迎です。多くの経済学部生が、この八田ゼミへの加入を希望してくれることを心待ちにしています。

参 考 URI

16

Page 21: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

 ゼミの選考は①「400字程度の志望動機を記したレポート」と②「面接」で行います。

 ①の書式は(ワープロでも手書きでも)自由ですが、提出期限までに経済学部事務室のレポートボックスに提出して下さい。なお、①の内容にかかわらず、直接に気持ちをアピールする場としてすべての応募者に②の面接を行います。

科目の目的・到達目標

 経済学の歴史と現在の日本経済の諸問題を有機的に結びつけ、経済(学)に対して自分なりの考え方ができるようになること。

授 業 の 概 要

テーマ:経済問題を経済学の歴史から考える  日本経済は基本的に景気の回復が続き、大学生の就職活動も現在は売り手(学生)優位が伝えられる一方で、雇用・財政・社会保障などの将来に関しては不安を感じるニュースをよく耳にします。その際、コメンテーターや専門家や学者といわれる人々が様々な立場から様々な意見を述べています。しかし、一体どれが(より)正しいのでしょうか。 この場合、みなさんは、雇用・財政・社会保障などの諸問題に関するこれらの人々の提案の内容を知りたいと思うでしょう。もちろん、それはとても大事なことです。しかし、通常それらの提案は、人間や経済に関するその人の見方に大きく影響されています。 例えば、人間は金のためだけに働くのか、それともやりがいも求める存在なのか、失業はその人のヤル気の問題なのか、それとも市場経済の構造上の欠陥から生じるのか。どちらの立場に立つかによって、雇用問題に対する考え方も大きく変わってくるでしょう。このように、何が(より)正しいかを判断するためには、論者の意見の背後に潜むその人の価値観に光を当てなければなりません。 経済学の歴史を勉強するということは、過去の経済学者の市場経済観や人間観を学ぶということです。そして、市場経済や人間に対する考え方自体は、昔も今もそれほど異なっているわけではありません。その証拠に、現在の様々な政策提言の背後にある経済や人間に対する見方は、大抵は過去の経済学者たちによってすでに提示されたものと言ってもよいくらいです。 しかも、過去の経済学では、現在の経済学のような複雑なグラフや数式があまり出てこないので、みなさんが経済や人間に対する見方を鍛え上げていく際に、とても勉強しやすいでしょう。 現在の経済問題に対して自分なりの意見をもつためにも、経済学の歴史を学んでみませんか。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) 現在の経済問題を歴史的に考える第1歩として、(1)経済学の歴史と(2)日本経済の2つの分野に関する基礎知識を体系的に学びます。具体的には、(1)と(2)に関する入門的なテキストをゼミ生のみなさんと相談して決め、それを輪読形式で読み進めていきます。なお輪読方式とは、毎回ゼミ生の中から報告者を決め、その報告者がレジュメをつくってテキストの担当部分を発表し、他のゼミ生が報告者の発表に対して質問をして報告者がそれに答えるというプロセスをつうじて、ゼミ生全員でテキストの理解を深めていくやり方のことです。秋からは、それまでのゼミ活動をつうじてみえてきた個々のゼミ生の興味関心を聞きながら、演習2に向けたグループづくりも始めていきます。

【演習2】(3年次) 大体3つのグループに分かれ、各グループが選んだテーマを専門的に研究していきます。演習1では報告者が個人単位ですが、演習2では報告者がグループ単位になります。その年のゼミ生の関心によって、今まで「財政グループ」、「グローバル・グループ」、「雇用グループ」、「消費グループ」、「福祉グループ」などのグループがありました。また秋からは、4年次の演習論文に向けてプレ論文の作成も行います。この作業は自分の研究テーマの明確化、文章力、論理的思考力を鍛えるのに役立ち、就職活動にも応用できるでしょう。

【演習3】(4年次) 演習1と演習2で培った研究成果を演習論文として完成させます。多くの人にとって、論文を書く機会は人生の中でこの時しかありません。友達、バイト、サークルなどだけでなく、演習論文という形でも大学時代の思い出を作ることは、卒業後のみなさんにとってきっと大きな糧になると確信しています。 また、実際のゼミではゼミ生のみなさんたち自身の報告と討論が中心となりますが、人前で自分の意見をわかりやすく伝え、質問に対して的確な答えを返す能力は、就職活動でも就職後でもきっと役に立つはずです。そこで、このゼミでは、実践的なプレゼンテーション能力の習得にも力を入れていきます。ただし、プレゼン能力向上の特効薬などありません。みなさん自身が毎回のゼミで少しでも発言しよう、わかりやすく自分の考えを説明しようとする努力の積み重ねこそが、プレゼン能力向上の王道です。その意味で、私は(たとえ未熟なものであったとしても)みなさんの自発的に考え・行動する姿勢を最大限に尊重しますので、間違っているかもということなど全く気にせずに、どんどん発言して下さい。私を含めて、間違えない人間など誰もいません。

評 価 方 法

益永 淳ゼミ (演習No.10) 【経済学史・社会思想史】

17

Page 22: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

 以下の2点を総合的に勘案して評価します。

 ①遅刻・欠席の有無 ②報告や討論への積極的な取り組み

テキスト・参考文献等

 ゼミを開講する時に、みなさんと相談して決めます。

授業外の学習活動

 本ゼミと並行して週1回のサブゼミを行い、勉強面だけでなくコミュニケーション面でもみなさんと楽しく親密な関係を早く築きたいと思っています。みなさんの自発的なプランに基づいて、懇親会、レクリエーション活動、合宿などもどんどんやりましょう。 また、在学生を含めたOB・OG会とOB・OGによる就職相談会もそれぞれ年1回実施されています。このゼミでは、同学年同士のヨコのつながりだけでなく、在学生の先輩やOB・OGの方とのタテのつながりも大切にしますので、同学年だけでなく、ゼミの卒業生とも積極的に交流したいという方々の応募もお待ちしています。 

その他特記事項

 ゼミはみなさん自身の自発的な発言・勉強が命です。能力の高い・低いは今の段階で気にする必要は一切ありません。とにかく、今の自分より少しでも成長したいという気持ちをもった人を特に歓迎します。 また、このゼミでは「何かを最後までやり抜く」ことを重要視します。その意味で、就職が決まったからといってゼミを途中でやめるのではなく、4年生の演習論文をしっかり書いて卒業を迎えたいと考える方々にこそ、このゼミに応募してほしいと考えています。

参 考 URI

http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20130415.htm

18

Page 23: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 以下のテーマでレポートを提出してください(A4用紙1~2枚程度)。これをもとに教員が選考します。応募者が多かった場合には、面接を実施することがあります。

①自己紹介(出身地、サークル、アルバイト先、これまでに何かに熱中した経験、希望する進路、自分の長所と短所) ②志望動機とゼミで研究したいテーマ

<履修条件> ①小尾ゼミでは、ゼミ活動全体を通じて得られる社会的能力の形成こそ最も重要な目標とします。そのため、メンバー全員が協力して目標遂行をするために協力しあう姿勢を重視します。 ②①の前提として、連絡なしの遅刻・欠席は厳禁とします。 ③3年次のゼミナール大会に出場し、研究発表を行うこと ④4年次に卒業論文を執筆すること

科目の目的・到達目標

 本演習では、研究活動を通じて、卒業後どのような分野に進んだ場合にも等しく必要とされる、普遍的で実践的な能力の形成を獲得目標とします。大きく言うと、以下の三つです。  ①科学的分析力:自分が問題とする対象を科学的に認識する力 ②方針作成力:当事者にとって適切な課題を設定し、課題実現のための現実的プランを作成する能力 ③組織力:組織における自己と他者の立場の違いを認識した上で、メンバーの目標遂行のために最適な行動をとる能力

 社会に出て組織や集団を運営していくためにも、多様な人々とのコミュニケーションが欠かせません。小尾ゼミでは、研究内容に関する知識の習得自体が最終目標なのではなく、そうしたゼミ活動全体を通じて得られる社会的能力の形成こそ最も重要な目標とします。 そのため、報告者,司会者,討論者や、研究係、レク係、といった役割を決めて,そのチームプレーでゼミ運営を行います。(参加者の関心・人数等によって運営方法は適宜変更します。)メンバー間での自由で活発な議論や、コンパ、遊びの企画、合宿、実際に現場を見るフィールドワークなどの活動を重視します。 また、実際に現場に赴いて学ぶフィールドワークや、ゲストスピーカーの選定とアポイントメントなどは、ゼミ生主体で取り組んでもらい、社会人としての基礎力を身に付けることを目指します。 これらのことを通じて、自分と異なる人間の多様な生き方や価値観(世代・ジェンダー・障がいなど)に対する理解と共感を持ち、多様な個性からなる構成員にとってよりよい場を作るために必要な知識やノウハウを獲得することを目標とします。

【演習Ⅰ】(1年次)学びのスキルを身につけ、研究をやってみる ①現代の社会・労働や生活に対する基本的な知識を身に付け、知的好奇心を持ち、問題意識を明確にすること、②フィールドワークの取り組みなどにより、現実の豊富なイメージを獲得することを目標にします。また、③ゼミ活動による組織活動の経験による、諸能力を獲得することを目指します。

【演習Ⅱ】(2年次)ゼミナール大会に参加することを通じて自分の見解を表現する 現代社会における労働や生活の問題についてについて関心のあるテーマを選んで学ぶことを通じて、自分で文献や資料を収集し、それらを批判的に検討して自分の見解を持ち、それを様々な形(プレゼン、レジュメ、論文など)で表現するスキルを形成します。また、単なる知識を得るのではなく、個別の問題を他の問題と関連させ、構造的に把握できる力を身に付けることを目標にします。

【演習Ⅲ】(3年次)卒業論文の作成に取り組む 論文の執筆を通じて、論理的思考力を身につけ、研究テーマの歴史的位置づけや他の領域との関係が意識できる力を身に付けることを目標にします。

授 業 の 概 要

<科目ナンバー>SN201S / SN301S / SN401S<学位授与方針と当該授業科目の関連>この科目は、専門知識だけではなく、チームワークの経験を積み、協調性、自己管理力を修得し、また、演習論文、レポート作成などを通じた、総合的な学習体験と創造的思考力の修得に関わる科目です。

テーマ:現代社会における労働と生活 本演習では、私たちが生活していくために必要な労働と生活、社会保障に関わる問題について学び、どのような問題を抱えているのか、について考えます。現代社会の抱える課題を理解するうえで、労働問題は避けて通ることのできない重要なテーマです。たとえば少子化は、男女の仕事と生活の両立こそが解決のカギだと言われています。 本演習で特に着目するのは、私たちが生活を営むなかで直面する問題、福祉を必要とする人たちが抱える問題(育児・疾病・介護などとそれに伴う生活困難・貧困)です。これらの問題を、労働市場や所得水準、雇用・労働の実態、家族形態のあり方などとの関係を踏まえて、社会・経済学的視点から検討します。

小尾 晴美ゼミ (演習No.12) 【社会政策・労働問題】

19

Page 24: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

授 業 計 画

【演習1】(2年次)※授業スケジュールは、ゼミのみなさんとの話し合いの中で随時変更されることがあります。<前期>研究の基礎知識を獲得し、問題意識を固める。 1 イントロダクション―自己紹介・アイスブレイク 2 グループ分け・テーマ設定 3 文献を使ってのレジュメ作成・討論①(グループごとに司会と報告を分担) 4 文献を使ってのレジュメ作成・討論②5 ビデオ鑑賞 6 文献を使ってのレジュメ作成・討論③ 7 文献を使ってのレジュメ作成・討論④ 8 ビデオ鑑賞 9 文献を使ってのレジュメ作成・討論⑤10 文献を使ってのレジュメ作成・討論⑥ 11 フィールドワーク(ないしはゲストスピーカー)の準備 12 フィールドワーク(ないしはゲストスピーカー) 13 フィールドワークの振り返り・討論⑦ 14 研究活動の振り返り、後期に向けて

<後期>研究に取り組んでみる1 後半ガイダンス 2 グループ分け・テーマ設定 3 研究のアウトラインを作る(グループごとに活動) 4 研究のための情報収集と整理(グループごとに活動)5 研究のための情報収集と整理(グループごとに活動) 6 グループ研究の中間報告 7 グループ研究の中間報告 8 研究のための情報収集と整理(グループごとに活動) 9 研究のアウトラインを発展させる(グループごとに活動)10 研究のアウトラインの完成(グループごとに活動) 11 研究のアウトラインの完成(グループごとに活動) 12 プレゼンテーション準備(グループごとに活動) 13 プレゼンテーション準備(グループごとに活動) 14 研究活動報告

【演習2】 (3年次)※授業スケジュールは、ゼミのみなさんとの話し合いの中で随時変更されることがあります。1回目 前期の授業計画2回~14回(前半):研究テーマを決定するために、基礎的な知識を学びます。文献・資料探し、テキスト読み、知識整理、表現など。※間に適宜中間報告を行います。 15回~27回(後半):研究テーマを設定し、グループに分かれて批判的に調査・検討を加え、プレゼンテーションを作成します。 ※間に適宜中間報告を行います。28回目 3年次の振り返り

※合宿を調査・研修の形で行う予定です。※3年生の後期から、就職活動に関する取り組みも行います。

【演習3】(4年次)※授業スケジュールは、ゼミのみなさんとの話し合いの中で随時変更されることがあります。1回目 演習論文のスケジュールの確認2~7回:演習論文への取り組み8回目:中間報告9~13回:演習論文執筆14回目 報告会と振り返り

※合宿を調査・研修の形で行う予定です。

評 価 方 法

・いずれも80%以上の出席が前提となります。(演習Ⅰ・Ⅱ)ゼミへの積極的な参加姿勢を最も重視します。そのうえで、レジュメやプレゼンテーションの成果を加味して評価します。(演習Ⅲ)獲得目標(科学的分析力・論理的思考力)に照らして、卒業論文の成果を評価します。

テキスト・参考文献等

・テキストは、授業開始後にメンバーと相談して決定します。参考までに以下のようなものを考えています。

*大石 亜希子『24時間週7日経済におけるワーク・ライフ・バランス』大原社会問題雑誌 (701) 24-39 2017年3月.*阿部彩(2014)『子どもの貧困Ⅱ―解決策を考える』岩波書店[授業外の学習活動]*小林美希(2013)『ルポ産ませない社会』河出書房出版

20

Page 25: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

*萩原久美子(2006)『迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ』太郎二郎社エディショナル

授業外の学習活動

演習Ⅰでは、テキストの読み込みと質問の準備が必要です。レジュメ・レポート・プレゼンテーション、研究報告が割り当てられている際にはその準備をきちんとしてください。

その他特記事項

(1)アクティブラーニング 〔  あり  〕 授業計画の通り、討論、グループワーク、プレゼンテーションを実施します。 また、フィールドワークやゲストスピーカーへのインタビューなどに取り組みます。

(2)ICTを活用した双方向型授業実施 〔 あり 〕 授業中に映像資料を活用します。また、オンラインチャットなどを活用します。

(3)実務経験 〔 なし 〕

(4)課題へのフィードバック方法①提出を求めた課題については、授業中でのコメントを中心に行いますが、必要に応じてmanabaを通じて行います。②振り返りの際に提出を求めるレポートは、後日コメントの上返却します。

(5)その他 

参 考 URI

21

Page 26: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>筆記試験

<履修条件>下記4つの約束事を守ることを、履修の条件とする。 ①「皆勤」原則。 ②4年次には、全員卒論を提出すること。 ③中大生としての品位を保つこと。 ④ゼミ活動には、在学中だけでなく、卒業後も積極的に関わること。

科目の目的・到達目標

1.社会保障の基礎理論を身につけ、現行政策・制度に対する批判的分析能力を高める。2.論文執筆・報告・ディスカッションなどの経験を積み重ねることで、論理的な表現能力の向上を目指す。

授 業 の 概 要

【テーマ】生活・労働問題と社会保障 社会保障研究の基礎固めを行う。具体的には、①社会保障理論に関する基本書の輪読、②ゼミ論文の執筆、③日本の社会保障問題に関するディベート、など行う。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) ①社会保障理論に関する基本書の輪読、②ゼミ論文の執筆、③日本の社会保障問題に関するディベート、などを行う。【演習2】(3年次) ①社会保障制度に関する基本書の輪読、②経済学部プレゼン大会・討論大会(インナー大会・インター大会)の参加準備、③共同論文の執筆、などを行う。【演習3】(4年次) 卒業論文の執筆。

1.ガイダンス 2.輪読①(社会保障概観) 3.輪読②(社会保障の政策的・制度的特質)4.輪読③(資本主義社会における生活原則) 5.輪読④(賃金保障の意義)6.輪読⑤(社会保障形成までの3つの過程) 7.輪読⑥(社会保険の本質と制約) 8.輪読⑦(国家独占資本主義における生活リスク)9.輪読⑧(社会保険から社会保障へ) 10.輪読⑨(ラロックの社会保障理論) 11.輪読⑩(生存権保障の具体的内容) 12.輪読⑪(社会保障の制度化原則) 13.輪読⑫(自助と社会的扶養) 14.輪読⑬(社会保障財政の在り方) 15.輪読⑭(社会保障の財源論)16.ゼミ論文①(貧困問題の現状)17.ディベート①(日本の貧困問題) 18.ゼミ論文②(子育て支援の現状)19.ディベート②(日本の子育て支援策) 20.ゼミ論文③(高齢者福祉の現状)21.ディベート③(日本の高齢者福祉) 22.ゼミ論文④(医療保険の現状) 23.ディベート④(日本の医療保険) 24.ゼミ論文⑤(障碍者福祉の現状) 25.ディベート⑤(日本の障碍者福祉) 26.ゼミ論文⑥(雇用保険の現状) 27.ディベート⑥(日本の雇用保険)28.ゼミ論文⑦(労働者災害補償保険の現状)29.ディベート⑦(日本の労働者災害補償保険) 30.総括※ゼミ論文の執筆については、授業時間外に個別指導も行う。

評 価 方 法

 平常点50%、ゼミ論文50%

宮本 悟ゼミ (演習No.11) 【社会政策・労働問題】

22

Page 27: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

テキスト・参考文献等

【テキスト】 工藤恒夫『資本制社会保障の一般理論』新日本出版社、2003年(ISBN : 978-4406029667)【参考文献】 宮本悟『フランス家族手当の史的研究』御茶の水書房、2017年(ISBN : 978-4275020789)

授業外の学習活動

 授業に臨む際には、報告担当者だけでなく全員が予習をしてくること。また、授業時間外の主要な課題として、ゼミ論文の執筆が求められる。

その他特記事項

 履修前に、下記の文献を読んでおいて欲しい。  唐鎌直義『脱貧困の社会保障』旬報社、2012年(ISBN : 978-4845112661)

参 考 URI

23

Page 28: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>原則として面接によって選考します。ただし、A4判用紙1枚程度に横書きで、文書作成用ソフト等を使って作成した「自己紹介」(文書に図表、画像等を添えてもよい)を、面接時に提出してください。

科目の目的・到達目標

統計を含む社会情報と現実とのズレ、半事実、虚像にも留意して社会問題を観察する習慣を身につける。

授 業 の 概 要

テーマ:社会統計情報の生産と利用をめぐって・ゼミ参加学生各自の関心を考慮しつつ、既存の枠組みに囚われることなく社会統計情報の生産と利用に関連する諸問題を検討する。・ゼミの入門段階(2年次)では統計学、社会情報学、PC操作の基礎を学習し、プレゼンの練習も行う。・3年次には、原則として共同課題に関連する情報を中心に調査、検討しながら、共同論文を作成、発表する。・4年次には各自の研究を積み上げて、演習論文(「卒論」)を提出し、発表する。(過去のゼミ活動の一端については、 [参考URL] も参照)。

授 業 計 画

1 オリエンテーション(LMS、演習の運営等について)2 レポート・論文について3 プレゼンテーションについて4 レジュメ・スライドに関する説明5 レジュメ・スライドに関する簡易な実習6 社会情報7 統計情報8 社会調査9 統計調査10 統計システム11 統計・データ・情報12 データ科学13 文書情報処理の基礎14 文書情報処理の応用15 統計情報処理の基礎16 統計情報処理の応用17 統計表と統計図18 数量データの記述と代表値19 数量データの要約と散布度20 数量データの分布と相関21 数量データの関係性と比率22 数量データの分析方法23 統計分析に関するレポートの作成1(共同レポート)24 統計分析に関するレポートの発表1(グループ発表)25 統計分析に関するレポートの作成2(単独レポート)26 統計分析に関するレポートの発表2(単独プレゼン)27 まとめ1(今年度の論点整理)28 まとめ2(次年度の研究課題)-----------------------------------------------【演習1】(2年次)・前半は、統計学、社会情報学、PCスキルの入門的学習を中心に、簡易なレポート作成、プレゼン等も実施しながら研究作法を身につける。・長期休暇中の合宿(2泊程度)で上級生の研究報告を見学するとともに、懇親を深める。・後半は、2年次末までに、演習テーマに関連する各自の研究構想をまとめ、発表する。

【演習2】(3年次)・通常の演習時には、主に研究テーマ、論点等に関する各自の報告、グループ発表を実施する。・長期休暇中の合宿(2泊程度)および学内外の各種イベントで研究発表を行う。・3年次末までに、各自の演習論文テーマ、目次等をまとめ、発表する。

【演習3】(4年次)・通常の演習時には、作成中の演習論文について発表する。・4年次末までに、演習論文を完成し、演習論文集も編集する。

評 価 方 法

演習活動への積極的な参加(出席はもとより、レポート・論文の提出、発表・質疑応答、各種任務分担など)の状況100%を原則として総合的に評価します。

芳賀 寛ゼミ (演習No.13) 【統計・情報論】

24

Page 29: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

テキスト・参考文献等

テキスト:例年は、ゼミ参加者の状況をみながらLMS経由で資料を配付し、場合によっては関連文献も参照しています。

参考文献:総務省統計研修所(編)『初めて学ぶ統計』日本統計協会西垣通・伊藤守(編)『よくわかる社会情報学』ミネルヴァ書房上藤一郎ほか『データサイエンス入門』オーム社神林博史『1歩前からはじめる「統計」の読み方・考え方』ミネルヴァ書房金子・上藤(編)『よくわかる統計学 Ⅰ基礎編』ミネルヴァ書房御園・良永(編)『よくわかる統計学 Ⅱ経済統計編』ミネルヴァ書房

授業外の学習活動

・授業関連情報、教材等は、主にLMSに掲載します(LMSについては第1回目の授業時に説明します)。・年度による差異はありますが、長期休暇時の合宿(2泊程度)、他大学ゼミとの交流、社会見学、卒業生との交流等を実施しています。

その他特記事項

ゼミ活動における各種発表・討論ではPC等のプレゼンテーションツールを利用するので、それら操作に関する各自の習熟が2年次前期以降に求められます。受講者の状況によって演習の進め方(授業計画)を修正する場合は、授業時に説明、指示します。

参 考 URI

http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~sryhaga/

25

Page 30: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

面接を行う。C plusの成績照会画面をプリントアウトしたものを持参してください。応募者多数の場合は簡単なテストを行うが、面接重視。私の入門演習、経済入門の受講生で積極的に質問等をした人は特に歓迎する。2年次以降に中級ミクロ経済学、中級マクロ経済学、計量経済学等を取得することが望ましい。

科目の目的・到達目標

最終的な目標は実証分析を基礎とした演習論文の執筆である。2年生の目標は、実証論文を作成するために統計学や理論経済学の基礎を理解することである。ただし、経済理論に興味がある学生が多数の場合は、ミクロ経済学やマクロ経済学を学んだうえで統計学を勉強することもある。

授 業 の 概 要

テーマ:少子高齢化問題の理論・計量経済分析演習論文を書くために2つのことを受講生には行ってもらう。

1.ゼミに参加して、統計学に加えて、マクロ経済学やミクロ経済学の本を輪読すること。2.演習論文のテーマを私と相談して決めたうえで、データや先行研究の文献収集を行う。作業が進んだら(面談もしくはメールにて)次に何をすべきかを相談に来ること。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)ゼミの時間は統計学や計量経済学の本を使い、理論的な勉強を行う。さらに計量ソフト(Excel、Stata、R)の演習も行う。場合によっては、2年次の前半はマクロ経済学かミクロ経済学の復習に充てる可能性もある。

【演習2】(3年次)前期は「経済財政白書」や受講生の興味に合わせた本を発表してもらう。後期は計量経済学の演習を行う。他大学との合同ゼミも検討する。学生と相談した上で判断するが、合同ゼミへの参加を強く勧めたい。その他、各自の演習論文執筆の作業がある程度進んだら、ゼミで報告をしてもらうこともある。3年生の3月までには、図表込みで12,000字程度の演習論文の中間報告をしてもらう。

【演習3】(4年次)演習論文執筆

評 価 方 法

出席、発表、レポート。無断欠席者の単位取得は困難である。

テキスト・参考文献等

吉田耕作(2006)『直感的統計学』日経BP田中隆一(2015)『計量経済学の第一歩』有斐閣

授業外の学習活動

懇親会や合宿等に関しては、学生の提案(するorしないを含めて)を最大限尊重する。

その他特記事項

ゼミでは実証分析を行った演習論文を書くこと(実証論文以外で演習論文が書きたい人は早めに相談してください)と、統計学の勉強をすること以外は全て各人の自由に任せます。演習論文の分析対象は労働、人口、教育、歴史、財政、金融、国際経済、マーケティング、経営等何でも構いません。演習論文の進捗も基本的には個人に任せます。ただし、各年度末の中間報告の期限にレポート提出が出来ない人は残念ながら、次のステップに進めないということを覚悟してください。

参 考 URI

 特になし

松浦 司ゼミ (演習No.15) 【人口・労働経済】

26

Page 31: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 選考にあたり、レポートや成績の提出もありませんし、筆記試験もありません。GPAや所属学科の種類も合否には無関係です。 入ゼミ選考では、簡単な面接と、ゼミ授業を想定したグループディスカッションをしますが、マーケティングの知識も要りません。知識の多さよりも、アイディアの切れ味、議論の態度、傾聴力など、ゼミになじみやすいかどうかをみています。

科目の目的・到達目標

 このゼミでは、マーケティング・人口学・統計分析をビジネススキルの3本柱ととらえ、実践的な学習を進めています。このようなスキルの学修成果として、学内外のビジネスコンテスト・地域政策コンテストなどに参加したり、最終的に演習論文にまとめることが目標です。ゼミを通じた技術の習得、オリジナリティの醸成、問題解決力の錬成、チームワークによるプロジェクトは、自分自身を大きく成長させ、卒業後も確かな自信にもつながるでしょう。

授 業 の 概 要

テーマ:少子高齢化・人口減少時代のマーケティングと地域戦略 少子高齢化や人口減少の状況下で人口や世帯の特徴を捉えることは、マーケティングの現場では非常に重要です。また、地方の人口も急激に変化しています。そこで、この演習の目的は、マーケティングや統計のスキルを習び、人口の視点から経営戦略やソーシャルビジネス、地域政策などを実践的に探究するものです。実際の演習においては、チームを編成して、課題の発見や問題意識の醸成、新しいビジネスモデルの創発、市場や消費人口の分析、さらには経営戦略の策定など、就職活動や就職後の仕事を極めて強く意識したマーケティングや経営戦略、地域政策、都市経営の実践的な学修になります。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)①セグメンテーションやターゲティング、ポジショニングなど、特に人口と関連のある部分を中心にマーケティングの基礎的な手法を討論形式(アクティブラーニング)で学びます。②チームを編成して、ビジネスモデルの創発や、それに基づいたデータ・資料収集および分析の方法、その練りこみ方などビジネスモデルのプランニング全般について指導します。

【演習2】(3年次)③各チームのビジネスモデルがターゲットとする市場のデータを収集するとともに、関係資料や論文などを調べて研究を深めていきます。④研究成果の文章化、図表データ・参考文献の整理など対外的なアウトプットの形にまとめていきます。⑤これまでの情報をベースにして、3年次の年度末までに演習論文の原型を仕上げることを目標とします。理想的には、テーマに選んだ市場が、就職希望先の業種と合致して、就職活動時には、演習論文をセールスポイントとして活用できればよいでしょう。

【演習3】(4年次)⑥3年次までに仕上げた論文について、卒業後にどのように活かせるのかという観点からさらに改良を重ね、最終的には、チームとしての共同演習論文として完成させます。

評 価 方 法

 授業の出席や議論への参加状況、チームの共同研究への貢献度、演習論文の進捗状況などのほか、ゼミ全体の企画・運営などゼミへの参加度合いも考慮して総合的に評価します。

テキスト・参考文献等

<テキスト> シェルパ 『図解&事例で学ぶマーケティングの教科書』 マイナビ オリヴァー・ガスマン, カロリン・フランケンバーガー, ミハエラ・チック 『ビジネスモデル・ナビゲーター』翔泳社 <参考文献> 蛭川 速『30代からはマーケティングで稼ぎなさい』明日香出版社 和田 光平『Excelで学ぶ人口統計学』オーム社

授業外の学習活動

<ゼミ合宿やゼミ単位の行事予定> 授業時間外に、随時自主的にチーム毎のミーティングをしています。例年、野島ビジネスアワードなど学外のビジネスコンテストや論文コンテストに参加しており、その準備として2、3年合同の夏合宿を実施し、そこへ4年ゼミ生やゼミOB・OGがメンター(指導役)として参加します。また4年次には卒業合宿があります。OBや先輩ゼミ生による就活相談会も随時開催されます。その他、レクリエーション関係の企画・運営は基本的にゼミ生に任せますが、全学年合同のクリスマスパーティーやスキー・スノボ合宿、バーベキューなどを実施することがあります。

その他特記事項

和田 光平ゼミ (演習No.14) 【人口・労働経済】

27

Page 32: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

 このゼミで学ぶ実践的なマーケティングには、特に高度な知識を要求しませんが、ゼミで積極的に学び、自ら成長しようという意欲のある人が望ましいでしょう。

参 考 URI

https://twitter.com/wadazemiii

28

Page 33: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>面接と成績にもとづいて選考します。面接時に成績表を持参してください。

<関連科目>基礎ミクロ経済学、基礎マクロ経済学

科目の目的・到達目標

 国際経済学の基礎知識を習得し、現実の国際経済の問題に応用できるようになることが目的です。自分で国際経済に関する問題を見つけ、経済学の手法を用いてその問題を分析することができるようになることが到達目標です。

授 業 の 概 要

テーマ:国際経済に関連する制度・政策の経済学的考察 本演習では、貿易構造や貿易政策などに関する国際経済学の基礎知識を学ぶとともに、近年話題となっている国際経済の問題をいくつか取り上げ、経済学の視点から考察を行います。

授 業 計 画

1.グループ研究の意義と方法2.近年の国際経済に関する問題を知る(1):貿易交渉3.近年の国際経済に関する問題を知る(2):商品貿易4.近年の国際経済に関する問題を知る(3):サービス貿易5.近年の国際経済に関する問題を知る(4):貿易政策および非関税障壁6.近年の国際経済に関する問題を知る(5):資本移動、労働移動7.経済学の基礎を学ぶ(1):需要と供給8.経済学の基礎を学ぶ(2):市場の働き9.経済学の基礎を学ぶ(3):政策の効果の分析例10.国際経済学を学ぶ(1):技術の相違と貿易構造11.国際経済学を学ぶ(2):技術の相違と貿易利益12.国際経済学を学ぶ(3):要素供給の相違と貿易構造13.国際経済学を学ぶ(4):要素供給の相違と貿易利益14.国際経済学を学ぶ(5):産業間貿易と産業内貿易15.国際経済学を学ぶ(6):産業内貿易と貿易利益16.国際経済学を学ぶ(7):関税政策の基礎分析17.国際経済学を学ぶ(8):関税政策の応用分析18.国際経済学を学ぶ(9):地域貿易協定19.国際経済学を学ぶ(10):資本移動、労働移動20.先行研究を知る(1):サービス貿易21.先行研究を知る(2):貿易政策22.先行研究を知る(3):地域貿易協定23.先行研究を知る(4):資本移動、労働移動24.先行研究を知る(5):日本の貿易自由化25.先行研究を知る(6):貿易と環境26.グループ研究の準備(1):グループ分け27.グループ研究の準備(2):テーマ設定28.グループ研究の準備(3):プレゼンテーション

評 価 方 法

平常点で評価します。

テキスト・参考文献等

国際経済学に関するテキストを使用しますが、履修者の基礎知識の水準や興味に応じて決定します。参考文献や参考資料については講義中に随時紹介します。

授業外の学習活動

報告の担当の際にはテキスト、参考文献、参考資料などを読んで報告の準備をするとともに、報告がない時はディスカッションのための質問の準備すること。

その他特記事項

参 考 URI

阿部 顕三ゼミ (演習No.16) 【国際経済】

29

Page 34: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>面接<履修条件>特にないが,現代日本社会,政治に関心があり,数学,統計学に興味のあることが望ましい。

科目の目的・到達目標

現代の日本政治のみならず政治という人間の営みに如何なる問題があるのか、またその問題解決のために我々は何をすべきかを考えられる能力を身につけるようにする。現代政治を分析するために必要な基礎的知識を修得することを目標とする。最終的に、自分で現代政治における問題点を見つけて、分析、考察することを到達目標とする。

授 業 の 概 要

テーマ:現代日本政治の分析 現代政治を分析するための理論(政党、有権者の投票行動、政策過程など)を概観し、政治を分析する重要性を理解する。授業では、政治を分析するためにパソコンを用いて、様々なデータから有権者の政治意識や政治家の政策に対する考え方を分析する方法を紹介する。さらに、履修者には現代政治に対する自らの問題意識に立脚した分析対象を設定し、分析を行ってレポートとして報告してもらう。 授業で扱うソフトウェアはSPSS、Mathematicaなどを予定している。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)演習1では,政治学の分析対象に関わる基本的な概念,分析補方の習得を目指す。 基礎的な文献購読を行い,現代政治,特に現代日本政治の問題点を考える。

演習1の概要 第1回:社会科学方法論1 第2回:社会科学方法論2 第3回:文献購読1 (政治過程)第4回:文献購読2 (政治過程)第5回:文献購読3 (政治過程)第6回:文献購読4 (選挙)第7回:文献購読5 (選挙)第8回:文献購読6 (選挙)第9回:文献購読7 (政党)第10回:文献購読8 (政党)第11回:文献購読9(有権者)第12回:文献購読10(有権者)第13回:文献購読11(政党間競争)第14回:文献購読12(政党間競争)第15回:文献購読13(政党間競争)第16回:政治の分析方法1(計量分析)1 第17回:政治の分析方法2(計量分析)2 第18回:政治の分析方法3(計量分析)3 第19回:政治の分析方法1(フォーマルセオリー)第20回:政治の分析方法2(フォーマルセオリー) 第21回:政治の分析方法3(フォーマルセオリー) 第22回:課題発見1(2年次の研究テーマ探索) 第23回:課題発見2(2年次の研究テーマ探索)第24回:課題発見3(2年次の研究テーマ探索)第25回:課題概要報告(データと分析方法)1 第26回:課題概要報告(データと分析方法)2第27回:課題概要報告(データと分析方法)3第28回:課題概要報告(分析結果概要)1 第29回:課題概要報告(分析結果概要)2 第30回:課題概要報告(分析結果概要)3

【演習2】(3年次)  演習1で考えた現代日本政治の問題点に関する実証研究を行う。また、11月の学内プレゼンテーション大会に向けての準備をする。また、各自次年度の卒業論文に向けての準備を開始する。

【演習3】(4年次)  各自の卒業論文の報告を中心に授業を進める。各自2回程度の報告を行った後に、論文執筆し、12月に論文の報告会を行う。

評 価 方 法

三船 毅ゼミ (演習No.17) 【総合教育】

30

Page 35: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

出席および授業における報告、レポートなどを中心に評価する。授業に対して積極的に関与しようとする姿勢を重視する。

テキスト・参考文献等

テキストは特に指定しない。 参考資料は適宜配布する。参考文献も適宜指示するが、興味ある学生はSPSS、Mathematicaの参考書を。

授業外の学習活動

各回で学ぶ内容に必要な事柄に関しては前の週に通達するので、予習および必要な知識を整理しておくこと。

その他特記事項

演習の授業は、学生の自由闊達な議論が重要である。よって、学生諸君は臆することなく発言してもらいたい。

参 考 URI

31

Page 36: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<履修条件> ドイツ語の学習経験<選考方法> 面接

科目の目的・到達目標

ドイツの文化と社会がテーマです。

授 業 の 概 要

テーマ:ドイツの文化と社会参加者の興味関心を聞いてから、取り扱うテクストを選びます。将来の演習論文の方向性を探るように問題を絞り込んでいきます。

授 業 計 画

①ガイダンス②参考文献の紹介③~⑮ドイツ語のトレーニングを30分ほどやったあとで、参加者の要望に応じた資料をもとにして質疑応答。

評 価 方 法

質疑応答の質に応じて評価します。

テキスト・参考文献等

上述の通り、参加者に応じてテクストを選びます。

授業外の学習活動

予習して臨むこと。

その他特記事項

特になし。

参 考 URI

特になし。

伊藤 秀一ゼミ (演習No.18) 【外国語】

32

Page 37: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>  面接:ゼミ志望理由と関心のある問題などについての集団面接によって選考します。 <履修条件>  中国近現代政治史もしくは国際政治史に関心があり、課題に意欲的に取り組む積極性と責任感を持つ者。

科目の目的・到達目標

 ゼミでの学習を通じて、国際政治史(特に中国近現代政治史)に関する理解を深めていきます。演習1・2では、関連文献の輪読や、ゼミ生同士の討論を通して、資料調査の方法、リサーチ力、プレゼン力、討論力を身に着けていきます。こうした一連の作業は、ひいては自分の考えを正しい日本語で正しく伝える能力を習得するものです。また同時に演習1・2を通して、課題の設定能力と、確たる論拠に基づく課題解決能力を磨き、卒論へとつなげていきます。そして、4年次には演習論文(卒論)を執筆することを最終目標とします。

授 業 の 概 要

テーマ:国際政治史――中国の近現代政治史を中心に 中国の近現代政治史を中心に、国際政治史について学習していくゼミです(ただし、その他の国・地域も対象に含まれます)。 これまで皆さんが経済学部で学んできた知識と、本ゼミで学習する歴史・国際政治の知見を組み合わせ、現在世界で起こっている様々な問題について広く理解していき、世界が平和でいられるにはどうしたらいいのか、人が幸せでいられるにはどうしたらいいのかという課題を追求していきます。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) はじめは基礎的な文献を分担して報告・討論し、基礎的な知識およびリサーチ能力の習得を目指します。基本文献はゼミ生との話し合いで決めますが、歴史・政治学・比較政治に関する概説書を輪読する予定です。また数回に1度、私から議論の対象となりそうな課題を提示し、それについてリサーチしたうえでディスカッションを行ってもらいます。

【演習2】(3年次) いくつかの班に分かれた上で、各チームでテーマを設定し、そのテーマについて研究を行っていきます。具体的には、各自で必要資料・文献を調査・収集し、プレゼンを行った上で、議論しプレゼンのブラッシュアップに努めます。そしてそのテーマを使ってプレゼン大会に出場します。 【演習3】(4年次) 3年次までに練り上げた各自の課題を、さらにブラッシュアップし、演習論文(卒業論文)として完成させます。

評 価 方 法

 平常点によって決定します。具体的には出席率、報告内容、積極性によって総合的に判断します。

テキスト・参考文献等

 テキストはゼミ生の興味関心に応じて決めます。ただし、参考文献を以下に提示しておきます。毛利和子『現代中国政治(第3版)』名古屋大学出版会、2012年。加茂具樹『現代中国政治と人民代表大会』慶應義塾大学出版会、2006年。西村成雄・国分良成『党と国家』岩波書店、2009年。

授業外の学習活動

 普段から時事問題に触れるようにしてください。特に日常的な新聞購読を強く推奨します。 また、要望に応じて国内外での研修(合宿)も予定しております。

その他特記事項

 特になし。

参 考 URI

 特になし。

杜崎 群傑ゼミ (演習No.19) 【外国語】

33

Page 38: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 基本的には成績表を提出してもらった上で、面接によって合否を決定します。 面接ではやる気・知識の両面を問います。

<履修条件>1)遅刻・欠席をしないこと。特に自分の発表会に遅刻・欠席をするのは厳禁。2)四年次になったら卒業論文を書く必要がある。3)中級ミクロ経済学、および中級マクロ経済学の履修が望ましい。4)数学について、得意であるとまではいかないにしろ、苦手意識がないことが求められる。また、数学的知識を自分である程度調べる能力が必要である。

科目の目的・到達目標

<科目目的> 現代的な経済理論の基礎知識を培うと共に、発表という形で相手に対して物事を伝える訓練を積むことが当ゼミの目的になります。また他の学生の発表においては、発表中において随時の質問を認め、また推奨しております。これによってその場で質問されるような環境でのプレゼンテーション能力や、事前に質問を想定して解答を用意する能力も鍛えられます。

<到達目標> 新聞等に出てくる経済が関係した記事において、浅い統計分析や間違った言説に惑わされないだけの知識と理解力を身につけることが第一目標です。これは演習1から3までを通じて変わりません。 第二目標としては、理論を組み立てるということがどういうことで、理論的な説明というのがどういうものなのかを理解すること、第三目標としては理論と現実の関連を他人に説明できるようになることが挙げられます。これも演習1から3までを通じて変わりません。 ただし、演習1と2は第一目標、第二目標をメインに置き、一方で演習3は第三目標をメインとして据えます。

授 業 の 概 要

<科目ナンバー>SN201S / SN301S / SN401S<学位授与方針と当該授業科目の関連>この科目は、専門知識だけではなく、チームワークの経験を積み、協調性、自己管理力を修得し、また、演習論文、レポート作成などを通じた、総合的な学習体験と創造的思考力の修得に関わる科目です。

テーマ:経済の理論的分析 経済学は理論と計量を大きな車輪の両面とする学問であり、理論分野の重要性は100年以上前からまったく変わっていません。この理論についての知識を深めると共に、理論を用いた実践的な分析の仕方を身につけるのがゼミの大目標です。授業の進め方は、基本的には、専門的書籍を輪読する形式を取ります。

授 業 計 画

【演習1】(2年次) 基本となる文献を輪読する。

〈前期〉第一回:ガイダンスと今後の予定の相談、発表者の順番の決定第二回:報告会その一第三回:報告会その二第四回:報告会その三第五回:報告会その四第六回:報告会その五第七回:報告会その六第八回:報告会その七第九回:報告会その八第十回:報告会その九第十一回:報告会その十第十二回:報告会その十一第十三回:報告会その十二第十四回:報告会その十三、春学期のまとめと秋学期の予定の相談

〈後期〉第一回:ガイダンスと今後の予定の相談、発表者の順番の決定第二回:報告会その一第三回:報告会その二第四回:報告会その三第五回:報告会その四第六回:報告会その五

細矢 祐誉ゼミ (演習No.20) 【経済理論】

34

Page 39: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

第七回:報告会その六第八回:報告会その七第九回:報告会その八第十回:報告会その九第十一回:報告会その十第十二回:報告会その十一第十三回:報告会その十二第十四回:報告会その十三、秋学期のまとめと来年度の相談

【演習2】 (3年次) 演習1よりは応用的な文献を輪読する。

〈前期〉第一回:ガイダンスと今後の予定の相談、発表者の順番の決定第二回:報告会その一第三回:報告会その二第四回:報告会その三第五回:報告会その四第六回:報告会その五第七回:報告会その六第八回:報告会その七第九回:報告会その八第十回:報告会その九第十一回:報告会その十第十二回:報告会その十一第十三回:報告会その十二第十四回:報告会その十三、春学期のまとめと秋学期の予定の相談

〈後期〉第一回:ガイダンスと今後の予定の相談、発表者の順番の決定第二回:報告会その一第三回:報告会その二第四回:報告会その三第五回:報告会その四第六回:報告会その五第七回:報告会その六第八回:報告会その七第九回:報告会その八第十回:報告会その九第十一回:報告会その十第十二回:報告会その十一第十三回:報告会その十二第十四回:報告会その十三、秋学期のまとめと来年度の相談

【演習3】(4年次) 卒業論文の執筆を行う。

〈前期〉 一ヶ月に一度程度連絡して状況確認

〈後期〉第一回:ガイダンスと今後の予定の相談第二回:卒業論文テーマ報告会その一第三回:卒業論文テーマ報告会その二第四回:卒業論文テーマ報告会その三第五回:卒業論文進捗確認その一第六回:卒業論文進捗確認その二第七回:卒業論文進捗確認その三第八回:卒業論文中間報告会その一第九回:卒業論文中間報告会その二第十回:卒業論文中間報告会その三第十一回:卒業論文 終報告その一第十二回:卒業論文 終報告その二第十三回:卒業論文 終報告その三第十四回:ゼミの総まとめ

評 価 方 法

【演習1・2】 輪読の担当回の発表内容が80%。ただし、担当回以外にも積極的な参加を求めると共に、その参加具合の評価を20%分とします。

【演習3】

35

Page 40: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

 卒業論文の出来が80%で、参加具合の評価が20%とします。

テキスト・参考文献等

 現在、演習1では次の書籍を輪読することを考えております。武藤滋夫『ゲーム理論入門』日経文庫 2001年 ただし、これは簡単な書籍なのですぐに終わると思います。したがってそれ以降はゼミ生と相談して決めていこうと思います。 もちろん、現時点の予定であって、実際には上の書籍を使うかどうかもゼミ生と初回に相談した上で決めようと思います。なのでゼミに入る前に買っておく必要はありません。 演習2でなにを輪読するかは現在未定です。

授業外の学習活動

 サブゼミ等は授業が始まってから相談して決めたいと思っております。 輪読に関しては、担当者は担当した章について適切にまとめ、レジュメを作成して配布し、内容を説明する義務を負います。そのための準備は絶対に欠かせません。注意してください。

その他特記事項

(1)アクティブラーニング 〔あり〕 輪読を通じたプレゼンテーションを行ってもらいます。

(2)ICTを活用した双方向型授業実施 〔なし〕

(3)実務経験 〔あり〕  ただし、特段に実務経験を活かした授業というわけではありません。

(4)課題へのフィードバック方法

(5)その他 

参 考 URI

36

Page 41: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法>  面接によって選考します。A4版1枚程度の「志望理由書」(提出用と手許控用各1部)を持参し、志望理由を説明してもらいます。  「志望理由書」には、ゼミの研究テーマである「グローバル化の中の日本の金融システム」について、①これまで読んだ文献に関する感想、②特に研究したい領域について、対象、課題、視角、仮説を含めて書いていただきます。 <履修条件>  欠席は一切認めません。原則として演習Ⅱを連続して履修すること、演習論文(卒論)の執筆を確約すること。

科目の目的・到達目標

 金融システムの基礎を学び、自分の将来の進路に役立てるゼミナリステンを養成します。「財務諸表で物語が語れる」、「簡単な統計処理は当たり前」、「他大学に負けない論文を書く」ことが目標で、自信をもって就職活動などに臨めるように指導します。

授 業 の 概 要

 井村ゼミでは、「グローバル化の中の日本の金融システム」を研究します。基本文献や主として事前に準備した資料、レジュメをもとに、プロジェクターで投影しながら報告をし、議論を行います。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)  ゼミ入室決定後、家計、企業(大企業、中小企業、製造業、サービス業などの分担可)、政府、金融機関(銀行、保険、証券、ノンバンクなどの分担可)を選択し、夏休み中にマニュアルに沿って財務分析を行い合宿で報告してもらい、基本データをもとにしながら、内閣府『経済財政白書』(平成30年度版)を輪読します。(参考文献はその都度紹介します。)  3年次に参加する証券ゼミナール大会(全日本証券学生連盟主催)の準備として、2年次に「我が国主要部門の財務トレンド」をまとめ、2018年9月の夏合宿で完成させます。  また2年次中に、海外調査(フィールドワーク:韓国、台湾、またはサンフランシスコ)を実施します。 【演習2】(3年次)  3年次には、6月末合宿による論文作成方針の詳細決定、9月夏季合宿による中間報告を経て、秋季学内プレゼン大会、インナー大会、および上記の証券ゼミナール大会に参加し、共同論文を書き上げます。

【演習3】(4年次)  4年次には、各自の選択テーマによる演習論文(卒業論文)を執筆します。

評 価 方 法

 演習論文(卒論)の執筆、提出に至るレジュメ・論文の作成・発表・討論の内容、およびゼミナリステンとしてのチームワーク・フォーマリティ・リーダーシップを含めて総合的に評価します。

テキスト・参考文献等

・財務分析では、法人企業統計(財務省)、国民経済計算(内閣府)、全国銀行財務諸表分析(全銀協)などを利用します。(それぞれ当該ホームページよりダウンロードして入手し、マニュアルに基づいてExcelなどで加工して整理します。) ・内閣府『経済財政白書』(平成30年度版)を予定しています。 ・その他の財務データや関連文献は、随時指示します。

授業外の学習活動

 合宿、ゼミナール大会などへの参加も授業の一環です。  2018年度の「演習1」は、財務分析セミナー(4月)、日銀・東証見学(6月)、夏季合宿(9月)、学内プレゼン大会へのオブザーバー参加(3年次ゼミ生参加:10月または11月初旬)、証券ゼミナール大会へのオブザーバー参加(3年次ゼミ生参加:12月第2週)、年度末合宿(2019年2月第1週)、海外フィールドワーク(2019年2-3月)を予定しています。  3年次には、2年生の財務分析指導(2年生入ゼミ後春季)、夏季合宿(9月)、学内プレゼン大会(11月)、インナー大会(11月)、証券ゼミナール大会(12月)、年度末合宿(2月第1週)、海外フィールドワーク(2020年2-3月)を予定しています。  4年次の単位は卒論を提出したうえで、年度末合宿での報告(2021年2月第1週)をもって認定します。

その他特記事項

 1996年赴任以来、21年にわたり卒業生を送り出してきました。

 研究テーマの関係上、金融業界で活躍しているOB・OGも多いですが、事業会社などの財務部門で活躍している人も多く、進路は多様です。

テーマ: グローバル化の中の日本の金融システムの研究

井村 進哉ゼミ (演習No.21) 【財政・金融論】

37

Page 42: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

<関連科目>  金融論Ⅰ(2年次)、金融論Ⅱ(3年次)、証券市場論、国際金融論、財政学などの基本科目を合わせて履修することを推奨します。     また、金融・保険関連のインターンシップ科目=金融エコノミストコース、保険アナリストコースのどちらかのコースの履修も推奨しています。

 志望理由書作成のための参考として、下記の文献を紹介します。  いずれの文献も通読・精読は必ずしも必要ありませんが、金融システムに関する自分の関心・興味を育てるためのきっかけとして、利用することが可能です。  もちろん、下記以外の文献を利用することも可能です。

・エマニュエル・トッド『グローバリズム以後』朝日新書、2016年 ・藻谷浩介『里山資本主義』、角川書店、2013年 ・小幡績『リフレはやばい』ディスカバー携書、2013年 ・小幡績『円高・デフレが日本を救う』ディスカバー携書、2014年 ・岩田規久雄『リフレは正しい』 ・野口悠紀雄『金融緩和で日本は破たんする』ダイヤモンド社、2013年 ・野口悠紀雄『仮想通貨革命』ダイヤモンド社、2014年 ・野口悠紀雄『「超」情報革命が日本経済再生の切り札になる』ダイヤモンド社、 2015年 ・野口悠紀雄『ブロックチェーン革命:分散自律型社会の出現』日本経済新聞社、2017年

参 考 URI

https://www.facebook.com/imurashinya

38

Page 43: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

選考方法および注意

<選考方法> 面接

科目の目的・到達目標

・演習1(2年次):テキスト輪読を通じた読解力、内容報告を通じたプレゼンテーション能力の涵養・演習2(3年次):共同論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力、プレゼンテーション能力の涵養・演習論文(4年次):卒業論文執筆を通じた文章力、論理的説明能力の涵養

授 業 の 概 要

 このゼミでは、日本の財政金融システムを中心に取り上げて学びます。このゼミでは演習論文(いわゆる卒業論文)の執筆・提出を義務づけていますが、演習1では、その基礎訓練として、テキストの輪読をおこないます。

 テキストの決定は、ゼミメンバーが決定してから皆さんと相談して決めますが、「高い山はすそ野が広い」という考えの下、例年、演習1では、まずは、すそ野を広げるために、経済入門用のテキストを改めて輪読しています。2年次のゼミで、改めて1年次のテキストを読むと、新たな発見があるはずです。

 なお、2年生を中心に、GFS(グローバルフィールドスタディーズ)を行っています。例年2月末に、韓国の釜山教育大学を訪れ、学術交流会を実施しています。英語でのプレゼンテーション+英語での質疑応答で各グループ1時間のセッションとなっています。英語がもともとできなくても、やる気があれば乗り越えられるような敷居の低いグローバル化を目指しています。

 また、演習2(3年次)では、学内プレゼン大会(例年11月)および立教大学・横浜国立大学のゼミとの討論会(例年12月)への参加のために、プレゼンテーション用のパワーポイントのスライド作成および共同論文の執筆を目標として、そのために必要なテキストの輪読、執筆した論文の途中経過報告を中心にゼミを実施します。

 4年次の演習論文では、3年次に共同で執筆した論文を、個人で執筆する、いわゆる卒業論文を仕上げてもらいます。

 演習1の履修に当たっては、以上のようなこの演習の概要を踏まえて決定してください。

授 業 計 画

【演習1】(2年次)※ゼミメンバーとの相談により、経済入門用テキストの輪読をする場合①イントロダクション:ゼミで経済学を学ぶ意義②経済学を学ぶために③過去の経済学者は社会をどうみてきたか④戦後日本経済史①:高度成長期まで⑤戦後日本経済史②:バブル経済まで⑥戦後日本経済史③:1990年代以降⑦働く人からみた日本経済⑧企業からみた日本経済⑨貿易・国際金融からみた日本経済⑩予算と財政民主主義⑪政府の財源調達⑫社会保障の役割としくみ⑬年金問題を考える⑭日本銀行と金融政策⑮2010年代の経済政策運営※なお、GFS対応で、ゼミメンバーの希望により、英語の教科書を使う場合もあります。

【演習2】(3年次)前期:グループワークによる進捗報告後期:プレゼン大会(11月)・立教大学横浜国立大学との討論会(12月)に向けた進捗報告

【演習3】(4年次)卒論の進捗報告

評 価 方 法

 平常点(100%)

テキスト・参考文献等

 八田幸二ほか(2015)『攻略!! 日本経済(改訂版)』学文社

テーマ: 日本の財政金融システム

武田 勝ゼミ (演習No.22) 【経済史】

39

Page 44: 大 須 眞 治 ゼミ - chuo-u.ac.jp・3月2日 細矢ゼミ、井村ゼミ 追加 ・3月10日 武田ゼミ 追加 ・3月19日「演習2」(3年ゼミ)演習員募集について

ただし、ゼミメンバーが決まってから皆さんと相談して最終的に決定します。

授業外の学習活動

 基本的にはゼミメンバーが自主的に決定する。 参考までに、これまでは、夏期休暇には2泊3日の合宿に出かけ、春には、3日間の春期集中ゼミを実施してきています。その他の活動は、ゼミメンバーがその都度決定して、適宜、実施してきています。

その他特記事項

 特になし

参 考 URI

 特になし

40