39
技 術 資 料 社 ・ 営 部 〒194- 0013 東京都町田市原町田4-2- 10 (宝永堂5ビル5F) TEL(042710- 1181 FAX(042710- 1178 北 関 東 営 業 所 〒370- 3113 群馬県高崎市箕郷町大字松之沢字上ノ原448- 1 (北関東機材センター) TEL(027371- 7274 FAX(027371- 7275 甲 府 営 業 所 〒400- 0201 山梨県南アルプス市上高砂765 (甲府機材センター) TEL(055285- 8031 FAX(055285- 8033 甲 府 工 事 部 〒400- 0201 山梨県南アルプス市上高砂765 TEL(055285- 7940 FAX(055285- 7945 ナカキンリース株式会社

技 術 資 料技 術 資 料 本 社 ・ 営 業 部 〒194-0013 東京都町田市原町田4-2-10(宝永堂5ビル5F) TEL(042)710-1181 FAX(042)710-1178 北 関 東 営

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技 術 資 料

本 社 ・ 営 業 部 〒194-0013 東京都町田市原町田4-2-10(宝永堂5ビル5F) TEL(042)710-1181 FAX(042)710-1178北 関 東 営 業 所 〒370-3113 群馬県高崎市箕郷町大字松之沢字上ノ原448-1(北関東機材センター) TEL(027)371-7274 FAX(027)371-7275甲 府 営 業 所 〒400-0201 山梨県南アルプス市上高砂765(甲府機材センター) TEL(055)285-8031 FAX(055)285-8033甲 府 工 事 部 〒400-0201 山梨県南アルプス市上高砂765 TEL(055)285-7940 FAX(055)285-7945相模原機材センター 〒252-0336 神奈川県相模原市南区当麻2603-2 TEL(042)738-2507 FAX(042)778-4930厚木機材センター 〒243-0308 神奈川県愛甲郡愛川町三増字大谷戸1971-1 TEL(042)738-2508 FAX(046)281-4247

ナカキンリース株式会社

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目  次

(1)安全衛生規則改正について  ………………………………… 1

(2)計画届出作成の手引き

  届出事項・様式 ………………………………………………… 5

  機械等設置・移転・変更届作成要領 ………………………… 6

  計画届作成者資格 ……………………………………………… 8

  Q&A   ………………………………………………………… 9

  足場計画図作成ポイント ……………………………………… 13

  型枠支保工作成ポイント ……………………………………… 14

  計画届等社内審査体制の確立 ………………………………… 16

  部材明細書記入例 ……………………………………………… 17

(3)枠組足場関連早見表

  強度早見表 ……………………………………………………… 19

  荷重早見表 ……………………………………………………… 21

(4)はり枠使用基準  ……………………………………………… 22

(5)各部材の許容応力度  ………………………………………… 23

(6)鋼材の断面性能  ……………………………………………… 24

(7)梁の計算公式  ………………………………………………… 27

(8)TSサポートシステム  ………………………………………… 29

(9)強度計算例(壁つなぎ)  ……………………………………… 33

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Ⅰ 足場等からの墜落防止措置等の充実

資料(1) 労働安全衛生規則の改正について

 建設業等において、高所からの墜落・転落による労働災害が多発していることから、足

場等からの墜落防止等の対策の強化を図るため、足場、仮設通路及び作業構台からの

墜落防止措置等に関し、労働安全衛生規則の一部が改正され、2009年6月1日より施行

されています。

(ア)事業者が行う「架設通路」についての墜落防止措置(安衛則第552条関係)

 改正前には、高さ75センチメートル以上の手すりを設けることとされていましたが、今回の改正により「高さ85

センチメートル以上の手すり」に加え「中さん等」※1を設けることとされました。

(イ)事業者が行う「足場」の作業床からの墜落防止措置等(安衛則第563条関係)

 ★墜落防止措置

改正前には、高さ75センチメートル以上より手すり等を設けなければならないとされ、わく組足場の交さ筋か

いは手すり等としてみなされていましたが、今回の改正により足場の種類に応じて、次の設備を設けることと

されました。

・わく組足場の場合

「交さ筋かい」に加え、「高さ15センチメートル以上 40センチメートル以下の位置への下さん」か「高さ15

センチメートル以上の幅木の設置」(下さん等)※2、あるいは「手すりわく」※3

・わく組以外の足場の場合(一側足場を除く)

「高さ85センチメートル以上の手すり等」に加え、「中さん等」※1

 ★物体の落下防止措置

高さ10センチメートル以上幅木、メッシュシート又は防網(同等の措置を含む)を新たに設けることとされ

ました。

(ウ)事業者が行う「作業構台」についての墜落防止措置(安衛則575条の6関係)

  改正前には、高さ75センチメートル以上の手すり等を設けることとされていましたが、今回の改正により、「高さ

85センチメートル以上の手すり等」に加え「中さん等」※1を設けることとされました。

※1「中さん等」とは、「高さ35センチメートル以上50センチメートル以下のさん」又は「これと同等以上の機能を有

する設備」のことであり、後者には高さ35センチメートル以上の防音パネル、ネットフレーム及び金網がありま

す。

※2「下さん等」とは、「高さ15センチメートル以上40センチメートル以下のさん」「高さ15センチメートル以上の幅

木」「これらと同等以上の機能を有する設備」のことであり、同等以上の機能を有する設備には、高さ15センチ

メートル以上の防音パネル、ネットフレーム及び金網があります。

※3「手すりわく」とは、高さ85センチメートル以上の手すり及び高さ35センチメートル以上50センチメートル以下の

さん又はこれと同等の機能を一体化させたものであって、わく状の丈夫な側面防護部材のことです。

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資料(1) 労働安全衛生規則の改正について

Ⅱ 足場及び作業構台の安全点検等の充実

(ア)事業者が行う足場の点検等(安衛則第567条、第568条関係)

1 つり足場以外の足場で作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、作業を行う箇所に設けた足場に係

る墜落防止設備の取りはずしの有無等の点検をし、異常を認めたときは、直ちに補修すること。

2 つり足場で作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、足場に係る墜落防止設備及び落下防止設備

の取りはずしの有無等の点検をし、異常を認めたときは、直ちに補修すること。

3 悪天候(強風、大雨、大雪等の悪天候若しくは中震以上の地震)や、足場の組立て・一部解体若しくは変更

の後に、足場に係る墜落防止設備及び落下防止設備の取りはずしの有無等の点検をし、異常を認めたとき

は、直ちに補修すること。

4 上記3の点検を行ったときは、点検結果等を記録し、足場を使用する作業を行う仕事が終了するまでの間、

保存すること。

(イ)事業者が行う作業構台の点検等(安衛則第575条の8関係)

1 作業構台における作業を行うときは、その日の作業を行う前に、作業を行う箇所に設けた作業構台に係る墜

落防止設備の取りはずしの有無等の点検をし、異常を認めたときは、直ちに補修すること。

2 悪天候等の後に、作業構台に係る墜落防止設備の取りはずしの有無等の点検をし、異常を認めたときは、

直ちに補修すること。

3 上記の点検を行ったときは、点検結果等を記録し、作業構台を使用する作業を行う仕事が終了するまでの

間、保存すること。

(ウ)注文者が行う足場についての措置(安衛則第655条関係)

(ア)3及び4と同様の措置を講ずること。

(エ)注文者が行う作業構台についての措置(安衛則第655条の2関係)

(イ)2及び3と同様の措置を講ずること。

※ ここでいう注文者とは、労働安全衛生法第31条で規定する注文者であり、特定事業の仕事を自ら行う注文

者のことです。

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資料(1) 労働安全衛生規則の改正について

わく組足場以外の足場(単管本足場等)

改正前の措置

○墜落防止及び物体の落下防止の     両措置を同時に講じた例

改正後 措置例1 改正後 措置例2 改正後 措置例3

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わく組足場

資料(1) 労働安全衛生規則の改正について

改正前の措置

○墜落防止及び物体の落下防止の    両措置を同時に講じた例

改正後 措置例1

改正後 措置例4 改正後 措置例4 改正後 措置例6

改正後 措置例2 改正後 措置例3

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資 料(2) 計画届出作成の手引き

 この届出は、所定の様式の届書に、次の表(3- 1~ 3- 3)に示す書面と図面を添える。

     労働安全衛生法第 88条第 2項(第 1項の準用規定)に基づき、計画届出を必要とする設備のうち建設工事に

     関係あるもの。   安衛則別表第 7抜粋(安衛則第 88 条、第 89 条)

表 3- 1

機械等の種類 事    項 図  面

軌  道  装  置

1. 使用目的2. 起点及び終点の位置並びにその高低差(平均勾配)3. 軌道の長さ4. 最小曲線半径及び最急勾配5. 軌間、単線又は複線の区別及び軌条の重量6. 橋梁又は桟橋の長さ、幅及び構造7. 動力車の種類、数、形式、自重、けん引力及び主要寸法8. 巻上げ機の形式、能力及び主要寸法9. ブレーキの種類及び作用10.信号、警報及び照明設備の状況11.最大運転速度12.逸走防止装置の設置個所及び構造

中欄に掲げる事項が書面により明示できないときは、当該事項に係る平面図、断面図、構造図等の図面

型枠支保工(支柱の高さが3.5m以上のものに限る)

1. 打設しようとするコンクリート構造物の概要2. 構造、材質及び主要寸法3. 設置期間

組立図及び配置図

架設通路(高さ及び長さがそれぞれ10m以上のものに限る)

1. 設置箇所2. 構造、材質及び主要寸法3. 設置期間

※平面図、側面図及び断面図

足場(つり足場、張出し足場以外の足場にあっては高さが10m以上の構造のものに限る)

1. 設置箇所2. 種類及び用途3. 構造、材質及び主要寸法

組立図及び配置図

※土木工事等で単独に昇降設備として計画する場合を除き、建築工事では足場の付属設備として平面・立面図に記載するので特に作成する必要はないが、様式第 20 号に概要を記載する。

『届出要領』

(1)提  出  期  限 設備の設置工事を開始する30日前まで。

(2)届 出 義 務 者 設備の設置者(元請等)。

(3)届出を必要としない設備等 架設通路、足場(つり足場、張出し足場も含む)で組立から解体まで60日未満のもの。

軌道装置で6ヶ月未満の期間で廃止するもの

(4)届    出    先 所轄労働基準監督署長。

(5)様         式 第20号

(6)届  出  部  数 2部

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

届出事項及び様式

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資 料(2)

届出に必要な書面・図面

表 3- 2(足場・架設通路)

1.様       式(第20号) 架設通路の記入を忘れない

2.案   内   図 計画屈に添付する場合は不要

3.工   程   表 同  上

4.平   面   図

5.立   面   図 東、西、南、北面が必要

6.詳   細   図 足場脚部、壁つなぎの取付方法及び特殊な足場等の部分詳細

7.足場部材等明細表

8.構 造 計 算 書 梁枠、単管ブラケット足場、張出し足場等の構造計算書

機械等設置・移転・変更届の作成要領建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2)

1.様       式(第20号)

2.案   内   図 計画届に添付する場合は不要

3.打設予定コンクリート構造物   の概要(一般設計図)

組立図該当階の躯体寸法が判断出来る図面(平面図・断面図)ただし、組立図に躯体寸法が明記されていればよい

4.支 保 工 組 立 図 部材の配置図及び断面図(なお断面図はⅩ・Yの2方向記載)

5.構 造 計 算 書 従来の計算方式の他、水平力に対しての検討も必要となる

6.使用部材カタログ等

表 3- 3(型枠支保工)

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2)

(安全衛生法第88条第5項)

1. 高さ 31mを超える建築物または工作物の建設等の仕事

学校教育法による大学または高等専門学校において理科系統の正規課程を修めて卒業し、その後10年以上建築工事の設計監理または施工管理の実務に従事した経験を有する者

学校教育法による高等学校において、理科系統の正規課程を修めて卒業し、その後15年以上建築工事の設計監理または施工監理の実務に従事した経験を有する者

労働安全コンサルタント試験合格者で、その試験区分が建築である者

建築士法第12条の1級建築士試験合格者

建築工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験を有する者または厚生労働大臣が定める研修の修了者

〔参画の必要な仕事の範囲〕

安衛則第89条の2第1号及び安衛則第90条第1号(ダムを除く。)

2. 掘削高さ・深さが 10m以上の地山掘削等の仕事

学校教育法による大学または高等専門学校において、理科系統の正規課程を修めて卒業し、その後10年以上土木工事の設計監理または施工監理の実務に従事した経験を有する者

学校教育法による高等学校において、理科系統の正規課程を修めて卒業し、その後15年以上土木工事の設計監理または施工監理の実務に従事した経験を有する者

技術士法第7条第1項の技術士試験合格者(建築部門に関わるものに限る)

建設業法施行令第27条の2に規定する1級土木施工監理技術検定合格者

労働安全コンサルタント試験合格者で、その試験区分が土木である者

建設工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験を有する者または厚生労働大臣が定める研修を修了した者

下記の仕事の設計監理または施工監理の実務に3年以上従事した経験を有する者( )

ダ  ム

橋  梁

ずい道等

圧  気

明り掘削

〔参画の必要な仕事の範囲〕

安衛則第89条の2第2号及び第90条第1号(ダムに限る)

安衛則第89条の2第3号及び第90条第2号並びに第90条第2号の2

安衛則第89条の2第4号及び第5号並びに第90条第3号

安衛則第89条の2第6号及び第90条第5号

安衛則第90条第4号

※ダム基礎部分の掘削、橋梁下部の掘削及び潜函工法による明り掘削の設計管理または施工管理の実務に3年

以上従事した経験を有する場合、第90条第4号に地山の明り掘削計画に参画する資格を有する者である。

計画届作成にあたって参画させる者の資格建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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3. 足場の仕事(つり足場、張出し足場及び高さが 10m以上の足場)

4. 型枠支保エの仕事(支柱高さが 3.5m以上)

足場の仕事に係る工事の設計監理または施工監理の実務に3年以上従事した経験を有する者

型枠支保工に係る工事の設計監理または施工管理の実務に3年以上従事した経験を有する者

建築士法(昭和25年法律第202号)第12条の1級建築士試験合格者

建築士法(昭和25年法律第202号)第12条の1級建築士試験合格者

労働安全コンサルタント試験合格者で、その試験区分が土木または建築である者

労働安全コンサルタント試験合格者で、その試験区分が土木または建築である者

その他厚生労働大臣が定めた者

その他厚生労働大臣が定めた者

建設業法施行令第27条の3に規定する1級土木施工管理技術検定または1級建築施工管理技術検定合格者

建設業法施行令第27条の3に規定する1級土木施工管理技術検定または1級建築施工管理技術検定合格者

建設工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験を有する者または厚生労働大臣が定める研修を修了した者

建設工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験を有する者または厚生労働大臣が定める研修を修了した者

〔参画の必要な工事の範囲〕

〔参画の必要な工事の範囲〕

別表第7の第12号安衛則第92条の3

別表第7の第10号安衛則第92条の3

資 料(2)建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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労働安全衛生法第 88条により届出を必要とするもの(Q&A)

資 料(2) Q&A

機械等設置・移転・変更届に関するもの表1

項 目 Q A

通計画と施工の違い

① 提出した計画の内容と実際施工との間に工法等の変更が生じた場合、どうするのか。

計画した工法・足場の仕様等の変更は、当該仕事の安全施工上基本的事項であるので第88条第4項に準じて変更届を提出。

6 0日以内の転用

② 外壁改修工事でのA部について足場組立工事(設置期間50日)を行い、その後同一材料でB部の足揚を組み立て(設置期間50日)残りの工事を行う場合、届出は必要か。

構造的に足場A・Bの関連性がない場合、必要ない。

構 台上の足場

③ 設置届は必要か GLからの高さが10m以上の構造なので第88条第2項により必要。ただし、組立から解体までの期間が60日未満なら必要ない。

つり足場の盛替えと届出時期

④ 第1節鉄骨建方(BIF及び1FL+1,000mまで)時につり足場を設置(50日間)し、その後1FLまでの躯体工事を行って、第2節以降の鉄骨建方時につり足場を設置(60日を超える)する場合、届出時期はいつか。

第2節開始前30日。

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2) Q&A

項 目 Q A

記載範囲

⑤ 足場高さが10m以上の場合、付属する足場が8mの部分も含めて記載しなければならないか。

構造的に付属するものであれば必要。

鋼管手摺の交 差筋かい代用

⑥ 枠組足場建物側の各段に鋼管手摺を設置すれば交差筋かいは必要ないか。

代替えとはならないので必要。

ハッチ式布 枠

⑦ ハッチ式布枠を使用する場合、注意すべきことはあるか。

建枠は、構造規格により高さ2m以下と定められている。開口部深さを浅くするために、ハッチ式布枠は交互に設置することが望ましい。

養生シート

⑧ メッシュシートで飛来落下防止措置をしているがよいか。

(社)仮設工業会認定品であればよい。

法面昇降設 備

⑨ 掘削工事等で法面に昇降設備を設け、総高さ及び総長さが10m以上の場合、届出は必要か。

必要ない。

高さと長さ

⑩ 届出が必要な架設通路は、高さ及び長さがそれぞれ10m以上のものに限るとあるが、高さだけが10m以上または長さだけが10m以上の場合でも必要か。

必要ない。

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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根がらみ

��

資 料(2)項 目 Q A

対象高さ

⑪ 届出が必要な支柱(パイプサポート)高さ3.5mは、どの間の高さか。

パイプサポートのみで支持されている支保工の場合、サポート自体の高さ。

⑫ 総高さは5mで、下部に枠組足場を使用し、サボート高さが1.5mの場合、届出は必要か。

FLからの総高さが対象なので必要。

滑動防止措置

⑬ パイプサポート高さが2m以上3.5m以内に取付ける水平つなぎは、滑動防止措置になるか。

水平つなぎではなく、根がらみ等で滑動防止する。

⑭ パイプサポート高さが3.5m未満の場合、コンクリート面でも渦動防止措置は必要か。

高さ・床面に関係なく必要。

⑮ パイプサポート脚部の下部に滑動防止として円錐形状(直径71mm、高さ22mm)で下部に爪を有する金具を使用した場合、根がらみ等の滑動防止措置は必要ないか。

労働安全衛生規則第242条第2号における滑動防止措置とはみなされない。よって支柱の脚部の固定、根がらみの取付け等の滑動防止措置が必要。

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2)

 足場は倒壊、墜落、落下事故をひきおこさないよう安全で使い易いことを重点に計画しなければならない。

 計画届出を必要とするのは、組立から解体までの期間が60日以上で、高さ10m以上の構造の足場、高さ・長さ

がそれぞれ10m以上の架設通路、張出し足場及びつり足場である。 届出図書は足場計画概要書、平面図、立

面図(全面)、断面図、部分詳細図、部材等明細書で、構造計算書を基に作成する。

記載内容

(1)共通事項

① 躯体平面図(屋上が良い)及び外周足場と架設通路(昇降設備)の配置。

② 躯体と足場の隙間寸法及び割付寸法の明記。

③ 所定の墜落防止措置のある場合を除いて躯体と作業床の隙間が30cmを超える場合、墜落防止措置を2層ご

とに設け、その方法を明記。なお、物の落下防止として、幅木(高さ10㎝以上)、防綱等を設ける等、措置が

必要。

④ 養生ネットを張る範囲。

⑤ 立面図は建物の外郭線、窓等の開口部を明記し、必要以外の細かい所は記入しない。

⑥ 断面図は建物の形態に応じて足場(作業床等)の納まりがわかるよう2面以上作成し、各面取合部の固定方

法も明記。

⑦ 各階高さ及び建物最高の高さと足場高さの明記。

⑧ 壁つなぎ、昇降設備の位置、頭つなぎ、筋かい、頂部・端部の手摺等の明記。

⑨ 朝顔を設置する場合、上下に壁つなぎを増設。

⑩ 昇降設備は作業員の動線と能率を考慮し、なるべく設置箇所を増やす。

⑪ 梁枠等で足場に出入口を設ける場合、建地の補強方法と枠の取付方法、枠上の作業床及び根太等の固定

方法、横振防止対策等の明記。

⑫ 地盤の高低差により足元の高さを調整する場合、その方法を明記。

⑬ 建地脚部は足場の沈下がないよう配慮。

⑭ 各足場には滑動防止のための根がらみ等を設置。

⑮ 建屋内の階段・ホール・ロビー・エレベーターシャフト等の吹抜足場がある場合、外部足場計画にならって作

成。

(2)単管足場

① 本足場

② 一側足場

 イ 足場の高さは15m以内が望ましい。

 ロ 手摺の設置。

 ハ 昇降の方法。

 ニ 水平養生の種類と位置。

(3)枠組足場

(4)張出足場

  足場受ブラケット・大引の取付位置、固定方法等を記載した詳細図。

足場計画図作成ポイント建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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 型枠支保工とは、支柱・梁・つなぎ・筋かい等の部材により構成され、建築物におけるスラブ、けた等のコンク

リート打設に用いる型枠を支持する仮設設備をいう。

 計画届出を必要とするのは、支柱高さが3.5m以上の場合だが、組立作業は支柱高さに関係なく構造計算書を

基に作成する型枠支保工組立図により組立てなければならない。

1. 記載内容

(1)共通事項

① 配置図

  支柱、梁等の配置が記載された平面図。

② 組立図

  支柱、梁、水平つなぎとその変位防止措置。

  支柱上部の固定、寸法等の記載された立面図を直交2方向。

③ 支柱の沈下防止

  敷角、コンクリート打設、杭打設等。

④ 支柱脚部の滑動防止

  根がらみ取付、脚部固定等。

⑤ 支柱の継手方法

  突合せ継手、差込み継手等。

⑥ 鋼材と鋼材の接続部、交差部の緊結方法

  ボルト緊結、クランプ緊結等。

⑦ 曲面型枠の浮き上がり防止

  控え取付等。

(2)鋼管支柱

① 水平つなぎとその変位防止措置

  高さ2m以内ごとに水平つなぎを直交2方向設け、筋かい等で変位を防止する。

② 支柱上端の鋼製端板による固定

  支柱上端に梁または大引を載せるときは、鋼製の受け金物を取付けて固定する。

(3)パイプサポート支柱

① 支柱接続数の制限

  3以上つないで用いないこと。

② 支柱継手の方法

  4以上のボルトでつなぐ、専用の金具でつなぐ等。

③ 水平つなぎとその変位防止措置

  高さが3.5mを超える支柱は、高さ2m以内ごとに水平つなぎを直交2方向に設け、筋かい等で変位を防止する。

資 料(2)

型枠支保工計画図作成ポイント建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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(4)鋼管枠支柱

① 交差筋かいの設置

  鋼管枠と鋼管枠との間に交差筋かいを取付ける。

② 水平つなぎとその変位防止措置

 最上層及び5層以内ごとで、側面、枠面、交差筋かい方向における5枠以内ごとに水平つなぎを設け、筋かい

 等で変位を防止する。

③ 布枠の設置

  最上層及び5層以内ごとで、枠面方向における両端及び5枠以内ごとに、交差筋かい方向に布枠を設ける。

④ 支柱上端の鋼製端板による固定

  支柱上端に梁または大引を載せるときは、鋼製の受け金物を取付けて固定する。

(5)組立て鋼柱支柱

① 水平つなぎとその変位防止

  高さが4mを超える場合、高さ4m以内ごとに水平つなぎを直交2方向に設け、筋かい等で変位を防止する。

② 支柱上端の鋼製端板による固定

  支柱上端に梁または大引を載せるときは、鋼製の受け金物を取付けて固定する。

(6)支保梁式支保工

① 梁の滑動と脱落防止

  梁の両端を支持物に固定する。

② 梁の横倒れ防止

  梁と梁との間につなぎを設ける。

(7)段状の型枠支保工

① 敷角、敷板重ね数の制限

  型枠の形状により、やむを得ない場合を除き、2段以上はさまない。

② 重ねる場合の敷角、敷板の緊結方法

  専用金具で緊結、釘打ち固定。

③ 支柱と敷角、敷板の固定方法

  専用金具で固定、釘打ち固定。

資 料(2)建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2)

 計画届作成にあたっては、労働安全衛生法第 88 条第 5項の仕事はもとより、その他の建設物または機

械等に係る計画についても企業内で事前評価を行い、安全衛生面から法令違反がないようにチェックする

とともに、予想される危険性についての防止措置、安全で合理的な作業工程の設定等工事における安全衛

生について審査することが望ましい。

 社内評価を行うには、関係部署(参画者、工事担当部、技術部、労務安全部、機械・電気担当者等)に

よる審査委員会を設置し、工事の安全性について総合的に検討する。

1. 審査内容

(1)工事概要

(2)工事計画及び工期

(3)地質・地形、埋設物・架空電路等の調査結果

(4)基礎杭、深礎、根切り・掘削計画

(5)土止め支保工・乗入構台組立計画

(6)鉄骨建方計画

(7)足場・荷取構台等計画

(8)型枠支保工計画

(9)コンクリート打設計画

(10)工事用機械設備による危険防止措置

(11)安全衛生管理計画

2. 審査基準

 「建築工事標準仕様書」、「鋼構造設計基準」、「建築工事現場における落下物による危険防止の指導基準」、

「建設工事公衆災害防止対策要綱」、その他「国土交通省関係の指導基準」、「各発注者の定めた標準仕様書」

等がある他、労働安全衛生法第 28 条に基づき公表された技術上の指針を考慮するとともに、労働安全衛

生規則に定められている各条文に違反していないことを確認する。また、審査留意事項及び審査事項に

ついては特に定めた書式がないため、各店社において上記の基準書を参考にする。

3. 審査後の措置

 建設工事計画届審査書を作成し、審査委員長・審査担当者が捺印し、届書(様式第 20 号、第 21 号)

の次に添付する。

計画届等社内審査体制の確立建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(2)

足場(高さ10m以上)

項目 種 類 用 途 高 さ 設置期間 最 大

積載荷重

枠組足場躯体工事外壁仕上工  事

34.6m

年月日

21・3・18

22・5・28

1スパン当り 400kg

本足場 ・ ・ 

 ・ ・ kg

抱 ・ ・ 

 ・ ・ kg

片 ・ ・ 

 ・ ・ kg

ブラケット躯体工事外壁仕上工  事

30m21・3・18

22・5・28100kg

布板 ・ ・ 

 ・ ・ kg

張出し足場ブラケット方の足場については上欄へ記載する

躯体工事外壁仕上工  事

・ブラケット高さ地上より13.8m・足場の高さ地上より16.2m

21・11・17

22・6・17400kg

つ り 足 場 鉄骨工事 地上より10.8m

20・2・28

20・11・30

片側200kg

階  段 高さ 30m

長さ62.4m幅 40cm

21・3・18

22・5・28

・踊場5m毎

登り桟橋 高さ 30m

長さ m幅 cm

 ・ ・ 

 ・ ・ 

・勾配43度

渡り桟橋 長さ m幅 cm

 ・ ・ 

 ・ ・ 

落下物防護設備

躯体工事仕上工事の飛来落下 防 止

21・3・2

22・5・28設置場所

落下防止設備

鉄骨工事躯体工事仕上工事の墜落防止

20・3・18

25・5・28設置場所

組 立 部 材(材質及び主要寸法)

材 質 主要寸法㎜ 製造者名 規格・認定

建     枠 STK500W  H914× 17001219    

日鐵住金建材㈱

仮設工業会認定品

布 枠 SPHCW  H500× 1829240    

交 差 筋 か い STK400 φ  L21.7× 2198 〃 〃

壁 つ な ぎ SS330 φ  L12× 300 国元商会 〃

鋼 管 STK500 φ  T48.6× 2.4 丸一鋼管 JIS

ク ラ ン プ SPHD φ48.6×48.6 津軽工業 仮設工業会

認定品ベース・ジョイント SGP SS400 φ42.2 信 和 〃

丸 太

持 送 り 枠 SS400 W  H300× 325 国元商会 〃

布 板 SPHC W  L  T240×4000×40

日鐵住金建材㈱

壁 つ な ぎ SS330 φ  L12× 300 国元商会 〃

ブ ラ ケ ット 材 SS400 H400×200×8×13 JIS

大 引 材 SS400 H200×150×6×9 〃

補 足 材

つ り 枠 STK500 W  H1500× 1000

日鐵住金建材㈱

仮設工業会認定品

つりチェーン SWRM φ  L6× 2000 津軽工業 〃

ワイヤーロープ φ JIS

鋼 線 φ

桁 材 STK500 50×50×t2.3 JIS

階 段 枠 STK500 W  H450× 2514

日鐵住金建材㈱

仮設工業会認定品

布 板 SPHC W  H500× 1829 〃 〃

足 場 板 SPHC W  L  T240×4000×40 〃 〃

手 摺 STK500 φ  t48.6× 2.4 丸一鋼管 JIS

幅 木 ・ 中 桟 足場板

朝 顔 STK500 W  L 日鐵住金建材㈱

幅 木 SS400 W  L  T 仮設工業会認定品

メッシュシート ナイロン W  H1800× 5100 日本セイフティ 〃

防 網 ナイロン φ 網目

手 摺 φ  T

桟 STK400 φ27.2  T1.9 日鐵住金建材㈱

仮設工業会承認品

幅 木

防 音 パ ネ ル 溶融亜鉛メッキ鋼鈑 W  L  T1820× 857× 50

住軽エンジニアリング㈱

仮設工業会認定品

ネットフレーム SPHC W  L  T1814× 860× 25 ホリー㈱ 〃

金 網 #

手 摺 枠 A6063TE-T5 φ34  T2.5 中央ビルト工業㈱

仮設工業会認定品

安 全 ネ ッ ト ナイロン φ   網目9 100×100 日本セイフティ 〃

親網

水   平 テトロン φ16 〃 〃

垂   直 テトロン φ16 〃 〃

親 綱 支 柱 STK400 〃 〃

架設通路(高さ10m以上)

足場・仮設通路の部材等明細書記入例 1

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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打設コンクリート

構造物の概要

構造:

地上:   階・地下  階

設置箇所

設置高さ

設置期間

設 計 荷 重

支柱・梁

の許容

支持力

(N)

各 部 の 構 造・組 立 概 要

固定荷重

(N/㎡)

(動・作業)積

載荷重

(N/㎡)

計(N/㎡)

支柱1本

(1枠)当り

(N)

構造材料種類

材料、材質及びび主要寸法

使用部位

・地盤(基礎)及び支柱支持物の強度検討

 打設済みコンクリートスラブ面

・脚部の滑動・沈下防止措置      詳細図 有・無

 1層目の脚部にはジャッキベースを用い、敷板に釘止めする

 直角2方向に緊結金物にて根がらみ材(単管パイプφ48.6)を設ける

・支柱上端の滑動防止措置       詳細図 有・無

最上段には、水平つなぎ材(単管パイプφ48.6)を直角に緊結金

具で建枠2方向に設ける。

・水平つなぎ・筋かい・控え等の措置   詳細図 有・無

5層、5段以内毎に水平つなぎ材(単管パイプφ48.6)を直角2方

向に設ける。

また、水平つなぎは変位しないように筋かいを設ける。

・枠組を支保工とした場合の措置     詳細図 有・無

建枠の最上部上端にジャッキ型ベースを配置し、大引を固定。

建枠間の両側を交さ筋かいにより連係する。

・駄目穴型枠の組立           詳細図 有・無

   該当なし

・型枠段状組立の措置          詳細図 有・無

   該当なし

・梁の滑動・脱落・横振れ防止措置    詳細図 有・無

   該当なし

・梁受となる構造物の補助、取付方法   詳細図 有・無

   該当なし

支 柱 支 保 工 ( 支 柱 の 高 さ 三 ・ 五 メ ー ト ル 以 上 )

単  管

JIS規格3種

    φ48.6㎜・t 2.4㎜

大引 

根太◯

角パイプ

JIS規格2種

    □60㎜×2.3㎜

大引 

根太◯

木 材角 材

材質(杉)□- 90㎜×90㎜

大引 

パイプサポート

内管

JIS 3種

φ48.6㎜

t 2.4㎜

組立開始

22年4月

1日

解体完了

22年5月

10日

外管

JIS 2種

φ60.5㎜

t 2.3㎜

補助サボート

水平継ぎ

有・無(計画図の通り)

強力サポート

内管

外管

φ82.6㎜  ・t6.0㎜

φ114.3㎜ ・t3.5㎜

枠組

建   枠

W1219・914×H1725

42600

布枠(有・無)

床付・床無し

水平つなぎ

筋かい

有・無(計画図の通り)

組立式三角支柱

組立鋼柱

水平つなぎ

筋かい

有・無(計画図の通り)

梁 式 支 保 工

架設鋼製梁

(支保梁)

その他

組立開始

年 月 日

解体完了

年 月 日

資 料(2)

記入例 2 型枠支保工部材等明細書

建設業労働災害防止協会東京支部編「計画届作成の手引」より抜粋

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資 料(3) 枠組足場関連早見表

1. 鳥居型建枠

2. 梯子型建枠

鳥居型建枠

荷重タイプ

a b c d e f

建   枠 A-4064A-4055BA-405A-3055A

A-4064A-4055BA-405

A-3055AA-4064A-4055BA-405

A-3055AA-4064A-4055BA-405

A-4064A-4055BA-405

A-3055A

1枠当り破壊荷重 107.9kN(11.0t) 107.9kN(11.0t) 88.2k(9.0t) 77.4kN(7.9t)

62.7kN(6.4t) 39.2kN(4.0t) 22.5kN

(2.3t)28.4kN(2.9t)

脚管許容荷重 19.1kN(2.0t) 21.3kN(2.175t) ̶ ̶ ̶ ̶1枠許容荷重 39.2kN(4.0t) 42.6kN(4.35t) 39.2k(4.0t) 29.4k(3.0t) 19.6kN(2.0t) 9.8kN(1.0t)許容荷重時横地たわみ (㎜) ̶ ̶ 1.4 2.3 1.6 1.9 4.1 5.0 3.4

梯 子 型建枠

荷重タイプ

g h l j k L

建   枠A-404LA-403L(T)A-417(T)A-303L(T)

A-404TA-304T ← ←

A-403TA-417TA-303TA-317

1枠当り破壊荷重 152.0kN(15.5t) ̶ 70.6kN(7.2t) ̶ 69.6kN(7.1t) ̶脚管許容荷重 21.3kN(2.175t) 21.3kN(2.175t) P1 24.5kN(2.5t) P1 24.5kN(2.5t)

但し1枠42.6kN(4.35t)マデ P1 24.5kN(2.5t) P1 24.5kN(2.5t)但し1枠42.6kN(4.35t)マデ

1 枠 許 容 荷 重 42.6kN(4.35t) 42.6kN(4.35t) 24.5kN(2.5t) 42.6kN(4.35t) 24.5kN(2.5t) 42.6kN(4.35t)許容荷重時横地たわみ (㎜) ̶ ̶ 2.5 ̶ 1.9 ̶

枠組足場の強度早見表

3. 簡易枠・ブラケット枠

簡易枠・ブラケツト枠

荷重タイプ

m n o P q

建   枠 A-6117SN ← ← A-9117A-6117

A-2A-4

1枠当り破壊荷重 78.4kN(8.0t) ̶ ̶ 83.3kN(8.5t) ̶

脚 管 許 容 荷 重 17.1kN(1.75t) ← ← 14.7kN(1.5t) 17.1kN(1.75t)

1 枠 許 容 荷 重 34.3kN(3.5t) 19.6kN(2.0t) 9.81kN(1.0t) 29.4kN(3.0t) 34.3kN(3.5t)許容荷重時横地たわみ (㎜) ̶ 0.9 2.3 ̶ ̶

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資 料(3)4. 染枠・鋼製布板

梁枠・鋼製布板

種   類

梁    枠 鋼 製 布 板

品   番A-148A-147A-146

BKN-6他(500幅)

BKN-624他(240幅)

1枠当り破壊荷重 ̶ ̶ ̶

脚 管 許 容 荷 重 ̶ ̶ ̶

1 枠 許 容 荷 重 9.8kN(1.0t)/2枠 2.45kN(0.25t) 1.17kN(0.12t)許容荷重時横地たわみ (㎜) ̶ ̶ ̶

■注意事項1枠組足場(労働安全衛生規則に準ずる)●足場の脚部には足場の滑動又は沈下を防止するため、ベース金具を用い、かつ敷板、敷角等を用い、根がらみを設ける等の措置を講じてください。

●水平材は最上層及び5層以内ごとに設けることになっていますが、鋼製布板をもって水平材にかえることができます。●壁つなぎは引張力、圧縮力に耐えられるものを使用してください。

●壁つなぎの間隔は5層4スパン(9m×8m)毎に設けてください。シート取付の時は2層2スパン毎に設けてください。●枠組足場コーナーには必ず、つなぎ材を設け建枠を緊結してください。

●鋼管の接続部又は交さ部はこれに適合した附属金具を用いて確実に接続し又は緊結してください。

●筋かいで補強してください。

 枠組式支保工(労働衛生規則に準ずる)●建枠の沈下を防止するため敷角の使用、ステコン、及びくいの打込み等の措置を講じてください。

●建枠の脚部の滑動を防止するため脚部の固定、根がらみの取付等の措置を講じてください。

●建枠の振れ止めは単管を使用し、クランプにて緊結してください。

●建枠と建枠の間に交叉筋違を設けてください。●最上層及び垂直方向5層以内、水平方向5スパン又は、5枠以内ごとに水平つなぎを設け、水平及び垂直変位を防止してください。

●建枠の上端には必ずジャッキスペース等を用いて組立てはり材、バタ角材を固定してください。

(型枠支保工・通路、足場・隊落、飛来崩壊・作業構台)

建 枠

ジャッキベースの繰出長さ(㎜)

許容支力(kN)

標準枠 高さ簡易枠 拡幅枠

1800㎜以下 1800㎜~2000㎜

200以下 42.6 39.2 34.3 29.4

200~250 40.6 37.2 32.8

251~300 38.7 35.7 31.3

301~350 37.2 34.3 29.8

鋼製足場板幅(㎜) 許容積載荷重(kN)

240 1.17(120㎏)

壁つなぎ 引張・圧縮 4.41(kN)

持ち送り枠(伸縮ブラケット) 1.96(kN)

緊結金具

クランプの種類 引張力・圧縮力(kN)

直交型クランプ 4.90

自在型クランプ 3.43

■注意事項2

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資 料(3)

A-4055BⒶ自重及び一層分の部材自重 ①A-4055B … 建 枠 ……… 15.6(㎏) ②L-20 ……… ピ ン ………… 1.2 ③A-14 ……… 筋 違 ………… 8.4 ④BKN-6 …… 布 板 ……… 31.2 ⑤SS-6S …… 下さん ………… 4.6   計≒61(㎏)先行手摺枠使用時 ……………計≒62(㎏)

Ⓑその他荷重 a)作業荷重 400㎏×2層=800㎏ b)手摺柱 3  c)手 摺 4.5  計≒808(㎏)先行手摺枠使用時 ………… 計≒815(㎏)

A-3055AⒶ自重及び一層分の部材自重 ①A-3055A …………… 13.7(㎏) ②L-20 ………………… 1.2 ③A-14 ………………… 8.4 ④BKN-6 ……………… 15.6 ⑤BKN-624 …………… 8.5 ⑥SS-6S ……………… 4.6     計≒52(㎏)先行手摺枠使用時 ……………計≒53(㎏)

Ⓑその他荷重 a)作業荷重 370㎏×2層=740㎏ b)手摺柱 3  c)手 摺 4.5  計≒748(㎏)先行手摺枠使用時 ……… 計≒755(㎏)

層 数 高さ(m) Ⓐ重量(kg)

Ⓑ荷重(kg)

Ⓐ+Ⓑ全荷重(kg)

1 1,725 62 407 469

2 3,450 124 815 939

3 5,175 186 〃 1,001

4 6,900 248 〃 1,063

5 8,625 310 〃 1,125

6 10,350 372 〃 1,187

7 12,075 434 〃 1,279

8 13,800 496 〃 1,311

9 15,525 558 〃 1,373

10 17,250 620 〃 1,435

11 18,975 682 〃 1,497

12 20,700 744 〃 1,559

13 22,425 806 〃 1,621

14 24,150 868 〃 1,683

15 25,875 930 〃 1,745

16 27,600 992 〃 1,807

17 29,325 1,054 〃 1,869

18 31,050 1,116 〃 1,931

19 32,775 1,178 〃 1,993

20 34,500 1,240 〃 2,055

層 数 高さ(m) Ⓐ重量(kg)

Ⓑ荷重(kg)

Ⓐ+Ⓑ全荷重(kg)

1 1,725 53 377 430

2 3,450 106 755 861

3 5,175 159 〃 914

4 6,900 212 〃 967

5 8,625 265 〃 1,020

6 10,350 318 〃 1,073

7 12,075 371 〃 1,126

8 13,800 424 〃 1,179

9 15,525 477 〃 1,232

10 17,250 530 〃 1,285

11 18,975 583 〃 1,338

12 20,700 636 〃 1,391

13 22,425 689 〃 1,444

14 24,150 742 〃 1,497

15 25,875 795 〃 1,550

16 27,600 848 〃 1,603

17 29,325 901 〃 1,656

18 31,050 954 〃 1,709

19 32,715 1,007 〃 1,762

20 34,500 1,060 〃 1,815

■荷重早見表(先行手摺使用時)

荷重早見表

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資 料(4)

1.適用この基準は、(社)仮設工業会の認定するはり枠等の使用方法について定める。

2.組立方法等はり枠等を用いて枠組足場の構面の一部のスパン層について開口部を設け、さらに、その上層に枠組足場を組み立てる場合は、労働安全衛生規則に定めることのほか、次によること。

(1)はり枠を用いるときは、開口部の幅に応じた隔離位置にある両端建枠に当該建枠専用のはり受け金具を介して2枚のはり枠をかけ渡して堅固に取付けること。

(2)上記(1)の措置を行なうにあたっては、支持点における上弦材と下弦材との弦材間隔が300mm以上のはり枠をかけ渡す場合は、上弦材と下弦材間において2箇所以上でボルトどめを行なうこと。

(3)2枚のはり枠上において建枠を支持させるため、当該はり枠専用のはり渡しを取付けること。(4)はり渡しから上方に組み立てる枠組足場の高さは、25m以下とすること。ただし、はり枠支持部の建枠に補強等の措置を講ずる

ときは、この限りでない。(5)はり枠を用いた開口部の寸法は、幅4スパン以下、高さ3層以下とすること。(6)はり枠を用いて開口部を構成する場合は、はり枠の種類に応じ次表により開口部端の支持部から外方に枠組足場を設けること。

ただし、第2種及び第3種にあっては、これにより難いときははり枠支持部の建枠に補強等の措置を講ずるときは、この限りではない。

はり枠の種類 開口部端の支持部からの外方へのスパン数

A-1481種(2スパン用) 1スパン以上

A-1472種(3スパン用) 2スパン以上

A-1463種(4スパン用) 3スパン以上

(7)前項(6)の開口部端より外方の枠組足場のスパン及びはり枠等で支持される開口部上方の枠組足場については、全スパン、全層にわたり交さ筋かいを取付け、かつ、床付き布枠を建枠の幅いっぱいに設けること。

  また、当該交さ筋かい及び床付き布枠は、いかなる場合であっても取り外さないこと。(8)はり枠を取付けた両端支持点の建枠脚柱には、必ず壁つなぎ又は控えを設けること。(9)はり枠とはり枠とで構成される水平構面には、必ず床付き布枠を用いて水平構面を設けること。(10)開口部の幅が3スパン及び4スパンのもののはり渡しの取付作業に当たっては、方づえを設ける等の措置を構ずること。(11)はり枠の直上部及びはり枠のレベル上の両端それぞれ3層以内には、枠組足場用手すり枠(専用部材を使用する方式の枠組足

場に用いる枠組足場用手すり枠等の場合を除く。)を使用しないこと。

3.使用上の注意はり枠等を用いて開口部を設ける枠組足場の使用管理については、労働安全衛生規則に定めることのほか、次に示すところによるものとする。

(1)はり枠で構成された開口部上方の足場の全積載荷重は、9.81kN(1.0t)以下とすること。(2)はり枠の見やすい箇所に積載荷重を表示すること。(3)はり枠等で構成される枠組足場の各部に損傷、変形等が認められるものについては、その程度により修理、部品交換、使用の中

止等の必要な措置を講ずること。(4)開口部端のはり枠支持部から外方に3スパン、2スパン及び1スパンの枠組足場部分については、簡易クレーン、建設用リフト等を

設置しないこと。(5)はり枠は、巻上げ機械等による荷のつり元として使用しないこと。

はり枠の使用基準と注意点

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技術資料(5) 各部材の許容応力度

■ 鋼材の許容応力度長 期 引 張 圧 縮 曲 げ せん断 短 期 ヤング係数

構造用鋼 材

普 通 鋼 材SS400 STKR400 STK500

13.715.721.5

13.715.721.5

13.715.721.5

7.84 8.8212.45

長期応力に対する値の1.5倍

2.06×104

(厚さ40㎜以下)ボルト SS400・SM400 9.81 ー ー 8.92

材質

板厚

SS400SM400

SS490 SS540 SM490SM490YSM520

STK480 STK490 STK500 F8T F10T

16mm以下16~40mm

24.523.5

28.427.4

40.239.2

32.331.3

36.235.3

23.5ー

31.3ー

35.3ー

58.8 73.5

木材の繊維方向の許容応力値

木 材 の 種 類 曲 げ 圧 縮 せん断 ヤング係数あかまつ・くろまつ・からまつ・ひばひのき・つが・ペいまつ又はベいひ

1.32 1.17 0.103 8.82×102

すぎ・もみ・えぞまつ・とどまつ・ベいすぎ又はベいつが

1.03 0.88 0.074 6.86×102

かし 1.94 1.32 0.205 9.81×102

くり・なら・ぶな又はけやき 1.47 1.03 0.147 7.84×102

荷重の種 類

呼 称(in)

軸外径(㎜)

軸断面積(㎝2)

許容せん断力(kN) 許容引張力(kN)一面せん断 ニ面せん断

長期荷重

3/81/25/83/4

9.5312.715.919.1

0.7131.271.992.87

8.4314.923.433.7

16.729.946.867.5

6.9912.419.528.1

短期荷重

3/81/25/83/4

9.5312.715.919.1

0.7131.271.992.87

12.522.435.150.7

25.244.870.2101.0

10.518.729.342.2

材 料作業の方法

(施工令)

長   期すみ肉

短 期突き合わせ

引張り 圧縮 曲げ せん断

SS400SM490

(1)(2)(2)

13.7 13.7 13.7 7.84 7.84 長期応力に対する値の1.5倍SM520 (2) 19.6 19.6 19.6 11.7 11.7

普通鋼材 (1)(2) 11.7 11.7 11.7 6.86 6.86

■ 鋼材のF値

■ 木材の許容応力値

■ ボルトの許容耐力(SS400・SM400中ボルト) ■ アーク溶接継目の許容応力値(鋼構造計算基準)

※溶接に適するもの (1)常に下向きで作業する場合 (2)(1)以外の場合

※F値は降伏点または引張強さの値の4分の3のうち小さい方とする。(鋼構造設計基準・同解説)

(       )

(単位=kN/㎝2)

(単位=kN/㎝2)

(単位=kN/㎝2)

(単位=kN/㎝2)

ラワン合板(厚さ12㎜)

表面の繊維に平行方向 1.37 ̶ ̶ 5.5×102

表面の繊維に直角方向 0.78 ̶ ̶ 2.0×102

■国際単位系(SI)について 国際度量衡委員会が1960年に「すべての国が採用しうる一つのの実用的な単位制度」として決定したのが『国際単位系』と呼ばれるもので、世界的にSIと略称します。

SI 単位と従来単位の簡易換算例(重量・荷重) SI 単位と従来単位の簡易換算例(応力)

1kgf = 9.80665N ≒ 9.81N1tf = 9806.65N ≒ 9.81kN

1kgf/㎝ 2 = 9.80665N/㎝ 2 ≒ 9.81N/㎡1tf/㎝ 2 = 9806.65N/㎝ 2 ≒ 9.81kN/㎝ 2

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資 料(6) 鋼材の断面性能

■ H形鋼 材質:SS400

■ 平鋼 材質:SS400

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

断面二次モーメント(㎝4)

断面ニ次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

A×B×t1×t2×r Ix Iy ix iy Zx Zy

100×100× 6 × 8 × 8 21.59 16.9 378 134 4.18 2.49 75.6 26.7125×125×6.5× 9 × 8 30.00 23.6 839 293 5.29 3.13 134 46.9150×150× 7 ×10× 8 39.65 31.1 1620 563 6.40 3.77 216 75.1175×175×7.5×11×13 51.42 40.4 2900 984 7.50 4.37 331 112200×200× 8 ×12×13 63.53 49.9 4720 1600 8.62 5.02 472 160250×250× 9 ×14×13 91.43 71.8 10700 3650 10.8 6.32 860 292300×300×10×15×13 118.4 93.0 20200 6750 13.1 7.55 1350 450350×350×12×19×13 171.9 135 39800 13600 15.2 8.89 2280 776400×400×13×21×22 218.7 172 66600 22400 17.5 10.1 3330 1120500×500×25×25×26 368.3 289 163000 52200 21.0 11.9 6520 2090

中幅系列

150×100× 6 × 9 × 8 26.35 20.7 1000 150 6.17 2.39 135 30.1300×200× 8 ×12×13 71.05 55.8 11100 1600 12.5 4.75 756 160600×300×12×20×13 187.2 147 114000 9010 24.7 6.94 3890 601900×300×16×28×18 305.8 240 404000 12600 36.4 6.43 8990 842

100× 50 × 5 × 7 × 8 11.85 9.30 187 14.8 3.98 1.12 37.5 5.41125× 60 × 6 × 8 × 9 16.84 13.2 413 29.2 4.95 1.32 66.1 9.73150× 75 × 5 × 7 × 8 17.85 14.0 666 49.5 6.11 1.66 88.8 13.2175× 90 × 5 × 8 × 8 22.90 18.0 1210 97.5 7.26 2.06 138 21.7200×100×5.5× 8 ×8 26.67 20.9 1810 134 8.23 2.24 181 26.7250×125× 6 × 9 × 8 36.97 29.0 3960 294 10.4 2.82 317 47.0300×150×6.5×9×13 46.78 36.7 7210 508 12.4 3.29 481 67.7350×175× 7 ×11×13 62.91 49.4 13500 984 14.6 3.96 771 112400×200× 8 ×13×13 83.37 65.4 23500 1740 16.8 4.56 1170 174450×200× 9 ×14×13 95.43 74.9 32900 1870 18.6 4.43 1460 187500×200×10×16×13 112.2 88.2 46800 2140 20.4 4.36 1870 214600×200×11×17×13 131.7 103 75600 2270 24.0 4.16 2520 227

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

断面二次モーメント(㎝4)

断面二次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

D×t I i Z50×650×9

3.04.5

2.363.53

0.090.30

0.170.26

0.300.67

65×675×675×9

3.904.506.75

3.063.535.30

0.110.130.45

0.170.170.26

0.390.451.01

90×9100×9

8.109.00

6.387.07

0.540.61

0.260.26

1.221.35

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資 料(6) 鋼材の断面性能

■ 丸パイプ 材質:STK400・STK500

■ 角パイプ 材質:STKR400

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

断面二次モーメント(㎝4)

断面二次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

D×t I i Z

21.7×1.9 1.182 0.928 0.585 0.703 0.539

27.2×1.9 1.510 1.19 1.22 0.897 0.893

34.0×2.2 2.198 1.73 2.79 1.13 1.64

42.7×2.4 3.039 2.39 6.19 1.43 2.90

48.6×2.43.23.4834.562

2.733.58

9.3211.8

1.641.61

3.834.86

2.360.5×2.8

3.2

4.2035.0735.760

3.303.984.52

17.921.223.7

2.082.062.03

5.927.027.84

76.3×2.83.26.4627.349

5.085.77

43.749.2

2.602.59

11.512.9

89.1×3.24.28.63611.20

6.788.79

79.8101

3.043.01

17.922.7

3.2101.6×3.5

4.2

9.89210.7912.85

7.768.4710.1

120130153

3.483.743.45

23.625.630.1

114.3×3.54.512.1815.52

9.5612.2

187234

3.923.89

32.741.0

139.8×4.04.517.0619.13

13.415.0

394438

4.804.79

56.362.7

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

断面二次モーメント(㎝4)

断面二次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

A×B×t Ix Iy ix iy Zx Zy150×150×6.0150×150×4.5

33.6325.67

26.420.1

1,150896

5.845.91

153120

125×125×4.5125×125×3.2

21.1715.33

16.612.0

506376

4.894.95

80.960.1

100×100×3.2100×100×2.3

12.138.852

9.526.95

187140

3.933.97

37.527.9

75× 75 ×3.275× 75 ×2.3

8.9276.552

7.015.14

75.557.1

2.912.95

20.115.2

60× 60 ×2.3 5.172 4.06 28.3 2.34 9.4450× 50 ×2.3 4.252 3.34 15.9 1.93 6.34200×100×6.0200×100×4.5

33.6325.67

26.420.1

1,7001,330

577455

7.127.20

4.144.21

170133

11590.9

150×100×4.5150×100×3.2

21.1715.33

16.612.0

658500

352262

5.585.71

4.084.14

87.766.7

70.452.5

125× 75 ×3.2125× 75 ×2.3

12.138.852

9.526.95

257192

11787.5

4.604.65

3.103.14

41.130.6

31.123.3

100× 50 ×3.2100× 50 ×2.3

8.9276.552

7.015.14

11284.8

38.029.0

3.553.60

2.062.10

22.517.0

15.211.6

75× 45 ×2.3 5.172 4.06 38.9 17.6 2.74 1.84 10.4 7.8260× 30 ×2.3 3.972 2.98 16.8 5.65 2.11 1.22 5.61 3.76

※STK400

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資 料(6) 鋼材の断面性能

■ 溝形鋼 材質:SS400

■ 等辺山形鋼 材質:SS400

■ 丸鋼 材質:SR235

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

重心位置(㎝)

断面二次モーメント(㎝4)

断面ニ次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

A×B×t1×t2 Cy Ix Iy ix iy Zx Zy75×40× 5 ×7100×50× 5 ×7.5

8.81811.92

6.929.36

1.271.55

75.9189

12.426.9

2.933.98

1.191.50

20.237.8

4.547.82

125×65× 6 ×8150×75×6.5×10180×75× 7 ×10.5

17.1123.7127.20

13.418.621.4

1.942.312.15

4258641,380

65.5122137

4.996.047.13

1.962.272.24

68.0115154

14.423.625.5

200×80×7.5×11200×90× 8 ×13.5

31.3338.65

24.630.3

2.242.77

1,9502,490

177286

7.898.03

2.382.72

195249

30.845.9

250×90× 9 ×13300×90× 9 ×13

44.0748.57

34.638.1

2.422.23

4,1806,440

306325

9.7411.5

2.642.59

335429

46.548.0

300×90×10×15.5 55.74 43.8 2.33 7,400 373 11.5 2.59 494 56.0

形 状寸法(㎜) 断面積

(㎝2)単位重量(㎏/m)

重心位置(㎝)

断面二次モーメント(㎝4)

断面二次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

A×B×t Cx=Cy Ix=Iy ix=iy Zx=Zy25× 25 × 3 1.427 1.12 0.72 0.80 0.75 0.4530× 30 × 330× 30 × 5

1.7272.746

1.362.16

0.850.92

1.422.14

0.910.88

0.661.03

40× 40 × 340× 40 × 5

2.3363.755

1.832.95

1.091.17

3.535.42

1.231.20

1.211.91

50× 50 × 450× 50 × 6

3.8925.644

3.064.43

1.371.44

9.0612.6

1.531.50

2.493.55

60× 60 × 5 5.802 4.55 1.66 19.6 1.84 4.5265× 65 × 665× 65 × 8

7.5279.761

5.917.66

1.811.88

29.436.8

1.981.94

6.277.97

75× 75 × 675× 75 × 975× 75 ×12

8.72712.6916.56

6.859.9613.0

2.062.172.29

46.164.481.9

2.302.252.22

8.4712.115.7

90× 90 × 790× 90 ×1090× 90 ×13

12.2217.0021.71

9.5913.317.0

2.462.582.69

93.0125156

2.762.712.68

14.219.524.8

100×100× 7100×100×10100×100×13

13.6219.0024.31

10.714.919.1

2.712.832.94

129175220

3.083.033.00

17.724.431.1

130×130×12 29.76 23.4 3.64 467 3.96 49.9

形 状 寸法(㎜) 断面積(㎝2)

単位重量(㎏/m)

断面二次モーメント(㎝4)

断面二次半径(㎝)

断面係数(㎝3)

D I i Z910

0.6360.785

0.4990.617

0.030.05

0.230.25

0.070.10

131619

1.3272.0112.835

1.041.582.23

0.140.320.64

0.330.400.48

0.220.400.67

222530

3.8014.917.07

2.933.855.55

1.151.923.98

0.560.630.75

1.051.532.65

3650

10.219.6

7.9915.4

8.2433.7

0.901.25

4.5312.2

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��

資 料(7) 梁の計算公式

■ 片持梁

■ 単純梁

No. 荷 重 反力R、せん断力Q、全荷重W 曲げモーメントM たわみ

1

2

3

4

5

1

2

3

4

5

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資 料(7) 梁の計算公式

■ 2スパン連続梁

■ はね出し単純梁

No. 荷 重 反力R、せん断力Q、全荷重W 曲げモーメントM たわみ

6

7

8

9

1

2

3

1

2

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資 料(8) TSサポートシステム

1.基本構成図

 TSサポート支保工システムは、仮設機材として足場と支保工の二つの機能を保有し、この二つの機能が、同時に

発揮できることで、工事での施工のスピードアップや経済性に大きく寄与しています。また、単管・クランプの使用

をできるだけなくし、クサビ方式で組立・解体ができることが最大の特徴です。

◎足場としての種類

(1)二側足場(技術マニュアル参照)

  いわゆる本足場で建築物外壁面に沿って、2本の支柱とつなぎ材で建てられた足場です。

(2)棚足場(技術マニュアル参照)

  天井面または、足場のある階層の作業のため、水平全面に作業床が設置された足場です。

◎支保工としての種類

(1)ベタ支柱式支保工

  上部支持物が水平全面に広がっているものを支える支保工で水平荷重に抵抗させる部材によって、

  次の3種類の工法があります。

  ① 専用斜材工法

  ② 大筋違(単管・クランプによる斜材)工法

  ③ 壁あて工法(技術マニュアル参照)

(2)タワー式支保工(技術マニュアル参照)

  上部支持物を支えるためタワー状に建てた支保工です。

(3)二列支柱式支保工(技術マニュアル参照)

  短面をタワー状に、もう一面は連続的に細長く建てた支保工で、水平荷重に抵抗させる部材によって、

  次の2種類の工法があります。

  ① 専用斜材工法

  ② 大筋違(単管・クランプによる斜材)工法

No. 種  類 許容荷重kN(t)

1 建地圧縮強度(座屈長1.7mとした場合) 63.7kN(6.5t)/本

2 建地圧縮強度(座屈長3.4mとした場合) 39.2kN(4.0t)/本

3 建地圧縮強度(座屈長5.1mとした場合) 29.4kN(3.0t)/本

4 建地圧縮強度(座屈長6.8mとした場合) 19.0kN(2.0t)/本

5 建地圧縮強度(支柱間隔1.2mで、単クランプによる斜材を3スパン×2層で取り付けた場合) 58.8kN(6.0t)/本

6 ジャッキ型ベース金具圧縮強度 63.7kN(6.5t)/本

7 結合部曲げ強度

垂直方向 5.88kN(0.6t)

水平方向 2.94kN(0.3t)

8 つなぎ材中央集中荷重による曲げ強度

TS-T12 L=1.2m 3.92kN(0.4t)

TS-T18 L=1.8m 2.94kN(0.3t)

2. 部品の性能No. 種   類 許容荷重kN(t)

9 斜材及びクランプの強度 9.8kN (1.0t)

10 スライド腕材圧縮強度 形式TS-T6335S 9.41kN (0.96t)

11 梁枠の曲げ試験(2点積荷)形式TS-W18 39.2kN(4.0t)/枠

12タワー式支保工建地圧縮強度

(建地間隔1,200として、高さ6.8m毎にタワー全体に水平支持)

58.8kN(6.0t)/本6.0×4本=24/タワー

(但し照査水平荷重は無考慮)

13 専用斜材の水平強度 

支柱間隔 600(㎜) 5.39kN(0.55t)/構面

支柱間隔 900(㎜) 8.34kN(0.85t)/構面

支柱間隔1200(㎜) 9.32kN(0.95t)/構面

支柱間隔1500(㎜) 9.32kN(0.95t)/構面

支柱間隔1800(㎜) 9.81kN(1.0t)/構面

14ラーメン構造的な水平強度

支柱間隔 600(㎜) 0.64kN(0.065t)/構面

支柱間隔 900(㎜) 0.49kN(0.05t)/構面

支柱間隔1200(㎜) 0.44kN(0.045t)/構面

支柱間隔1500(㎜) 0.34kN(0.035t)/構面

支柱間隔1800(㎜) 0.2kN(0.02t)/構面

TSサポートシステム使用基準

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3.ベタ支柱式支保エ

◎水平方向の安全性

水平荷重(照査水平荷重)に対する安全性は、専用斜材、スライド腕材(壁あて材)または大筋かいのいずれかを

設けることとし、その安全性は次の通りです。

 ①専用斜材を使用する場合は、下表に基づいて各行・各列の構面に各層全高にわたって設けることを原則とします。

支柱の許容荷重別専用斜材取付間隔表

支柱間隔㎜支柱の許容荷重 1800~900 600

58.8kN(6.0t以下(6.0~5.0)) 3スパン以内毎 2スパン以内毎

49.0kN(5.0t以下(5.0~4.0)) 4スパン以内毎 3スパン以内毎

39.2kN(4.0t以下(4.0~ )) 5スパン以内毎 4スパン以内毎

② 大筋かい(単管・クランプによる斜材)を使用する場合は、各行・各列の構面に2層3スパンまたは2層2スパン毎

に取り付け、次式に基づいて検討。

No.支柱間隔(㎜)

支柱の許容荷重

斜材角度

水平荷重抵抗力(ton)

照査水平荷重(ton)

判定

1 600 39.2kN以下 62° 3×0.065+1×1.0×cos62°=0.618 3×4.0×0.05=0.6 OK

2 900 49.0kN以下 52° 3×0.05+1×1.0×cos52°=0.766 3×5.0×0.05=0.75 OK

3 1200 49.0kN以下 44° 3×0.045+1×1.0×cos44°=0.854 3×5.0×0.05=0.75 OK

No.支柱間隔(㎜)

支柱の許容荷重

斜材角度

水平荷重抵抗力(ton)

照査水平荷重(ton)

判定

1 600 39.2kN以下 70° 2×0.065+1×1.0×cos70°=0.472 2×4.0×0.05=0.4 OK

2 900 49.0kN以下 62° 2×0.05+1×1.0×cos62°=0.570 2×5.0×0.05=0.5 OK

3 1200 49.0kN以下 55° 2×0.045+1×1.0×cos55°=0.663 2×6,5×0.05=0.65 OK

資 料(8)

2層3スパン

2層2スパン

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資 料(8)

①割付計画に従い墨出し作業及びジャッキベースの配置を行なう。②配置されたジャッキベースに根ガラミ用ポケット金具を落し込む。(注)ジャッキのハンドル高さは計画図に従いそろえておく。③根ガラミ用ポケット金具につなぎ材を順次取付ける。(注)つなぎ材の締め方向に順次取付けて行く。④ポケット金具のホゾ材に最下段支柱(第1段目)を差し込み、ロックピンにて抜け止めの処理をする。

⑤支柱材の建込みが終了した部分より、つなぎ材を片方向に順次取付けて行く。

 つなぎ材を取付ける高さはポケット金具より1700㎜以内とする。⑥第1段目の床に鋼製布板等をセットする。 昇降用の階段枠を上下のつなぎ材間に取り付ける。⑦手摺り及び階段手摺を取付ける。⑧第1段目の床を利用して上段のつなぎ材を取付ける。 以下⑦~⑧の手順で作業を進める。⑨第1段目の支柱高さまで作業が終了したら第 2 段目の支柱材を差し込む。

⑩支柱材(調節材)を所定の高さまで組立てたらカラー材を落し込む。⑪大引受ジャッキを支柱材(調節材)の頭部に差し込む。⑫大引受けジャッキを使用高さに調節する。⑬大引材の角パイプ 100×100 等を配置する。 大引受ジャッキに偏心荷重がかからない様に大引材を配置する。⑭根太材の角パイプ 60×60 等を配置する。⑮合板又は鋼製型枠を配置する。

型枠面が傾斜している場合大引受ジャッキの上に断面三角形のキャンバーを置き、この上に梁材を固定して傾斜面に対応させます。

ピボットタイプ兼用部材による施エ(1)自在大引受ジャッキによる施工(天端)大引受ジャッキの上部材が自在グリップによって傾斜するように考案された自在大引受ジャッキを使用して、キャンバー取付けの手数を省く方法もあります。

(2)ピボットジャッキによる施工(床面)流通倉庫のトラック進入路となるループ式ランプなど傾斜のある床面には、ピボットジャッキが良く使用されます。

TSサポート組立手順

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●支保工として使用する場合(1)支柱間隔

支柱間隔は1.8m以下とする。(2)ジャッキ型ベース金具

支柱の下端にはジャッキ型ベース金具を用いる。尚、ジャッキ型ベース金具は墨出しを行い、正確に配置する。また、組立直後及び使用中に支柱の浮きが無いようにジャッキ型ベース金具を調節するものとする。

(3)根がらみ用ポケット金具ジャッキ型ベース金具の上に、根がらみ用ポケット金具を取付け、それに布、腕木の 2方向に根がらみ用のつなぎ材が水平になるように取り付けるものとする。つなぎ材金具のクサビは、その先端がつなぎ材金具の下面より、止めビスが少し見える程度まで、ハンマーで打込むものとする。

(4)つなぎ材つなぎ材は、支柱の垂直方向に1.7m 以下ごとに、行・列の 2方向に設けるものとする。但し柱のジョイント付近には間隔 1.7mに関係なく、行・列の 2方向に設けるものとする。

(5)斜材及びスライド腕材①斜材は専用斜材(クサビブレース)を使用し、計画図に基づいて設けるものとする。

②各行・各列の支柱の垂直間隔 1.7mごとのつなぎ材の位置に取り付ける場合は上記斜材は省くことができる。

③上記①・②共に取り付けできない場合、単管及び特殊クランプを使用して、斜材を設けるものとする。

(6)カラー材支柱材の頭部に大引受ジャッキを取付ける際、必ず支柱材の頭部のホゾ材にカラー材を取付け、大引受ジャッキを挿入する。

(7)大引受ジャッキ・大引材大引受ジャッキに偏心荷重がかからない様に大引材を配置する。

●足場として使用する場合(1) 基礎

建地が沈下しないように地盤を十分突き固め敷板又は敷角を敷く。

(2)建地間隔建地間隔は次の値以下とする。

布方向間隔 腕木方向間隔

足 場 1.8m 1.5m

(3)ジャッキ型ベース金具建地の下端にはジャッキ型ベース金具を用いる。尚、ジャッキ型ベース金具は墨出しを行い、正確に配置する。また、組立直後及び使用中に支柱の浮きが無いようにジャッキ型ベース金具を調節するものとする。

(4)根がらみ用ポケット金具ジャッキ型ベース金具の上に根がらみ用ポケット金具を取り付けることとし、同金具には布、腕木の 2方向に根がらみ用のつなぎ材が水平になるように取り付けるものとする。つなぎ材金具のクサビは、その先端がつなぎ材金具の下面より、少し見える程度まで、ハンマーで打込むものとする。

(5)建地等のジョイント根がらみ用ポケット金具と建地及び、建地と建地のジョイント部は、備付けのロックで、確実に緊結するものとする。

(6)つなぎ材つなぎ材は、建地の垂直方向 1.7mごとに設けるものとする。

(7)作業床作業床には床つき布枠か金属製足場板を用い、金属製足場板の場合はゴムバンド等でつなぎ材に固縛するものとする。

(8)大筋かい単管足場に準じて大筋かいを取り付けるものとし、その方法は単管を外側構面の建地に異径クランプで緊結し、その間隔は水平方向 16.2m 以下、垂直方向 15.3m 以下とし、交差2方向に設けるものとする。

(9)壁つなぎ及び間隔壁つなぎは仮設工業会認定品を使用し、その取付間隔は、垂直方向を5.1m、水平方向を5.4m以内とするものとする。

(10)水平構壁つなぎを設けた点の、近接したレベルの腕木材には、全スパンにわたり床つき布枠を設け、水平構を構成するものとする。

(11)墜落防止足場の外側構面には、高さ90cm程度の位置に手摺を、床面と手摺の中間位置に中桟を設けるものとする。

(12)階段及び踊り場安全に昇降するため階段を設けるものとし、同階段は高さ6.8m以下ごとに踊り場を設けるものとする。階段と踊り場には、手摺を設けるものとする。

(13)足場高さ足場の高さは原則として 30m以下とする。

資 料(8)

TSサポート組立基準及び注意事項

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風荷重の計算例

資 料(9)

1)適用公式 足場の風力係数(C)の算出 C =(0.11+0.09γ+0.945Co×R) ×F 足場に作用する風圧力(P)の算出 P(N)=5/8(Vo・Ke・S・EB)2C・A

2)下記条件例について上記公式に基づき計算する C =(0.11+0.09×0.3+0.945×1.57×0.6) ×1.22 = 1.25  P = 5 (18×1.0×1.22×1.1 )2 ×1.25×12.24=5580N=5.58kN    8

      5.58kN  < 5.73kN OK

(注)壁つなぎ用金具の許容支持力は、壁つなぎにかかる応力の主体が風荷重のみの場合は4.41kNの30%割増しとすることができることから5.73kNとした。

調査項目 計算上必要な条件 表及び式等 例

Vo:基準風速(m/s) 県・地域名 1-a 東京23区内 18m/s

Ke:台風時割増係数 県名 1-b 東京都 1.0

S  : 地上Zにおける瞬間風速分布係数地上からの(足場)高さ

1-c40m

1.22地域区分 大都市市街地

EB:近隣高層建築  物による風速の

割増係数

近隣する高層建築物無 ― 1.0

近隣する高層建築物有

近接する高層建築物の高さ(H)

1-d(a)~(d)

70m L1=100mL2=80mL3=60mL4=38m

近接する高層建築物の幅(W)+ 35m 80

近接する高層建築物の奥行(D) 45m m

近接する高層建築物からの距離(L) 90m ∴EB=1.1

C:風力係数

γ:第2構面風力低減係数 シート等の充実率 1-φ 0.7(メッシュシート) 1-0.7=0.3

Co:シート等の基本風力係数 シート等の充実率 2-a 充実率 0.7 1.57

R:足場の縦横比  による形状  補正係数 

地上からシート等を張る場合

H:シート等の高さ(縦)2H/B

2-b

40m 2×40÷50=1.6 図2-bより0.6B:シート等の長さ(横) 50m

足場の途中の高さからシート等を張る場合

L:シート等の高さ(横)L/B

B:シート等の長さ(縦)

F:建築物に併設  された足場等の  設置位置による  補正係数

独立した足場風の方向

シート等の取付位置シート等の充実率

2-c建物外壁に沿って設置された足場

風の方向が正、その他の部分充実率0.7のシート

使用1.22

A  : 作用面積 (㎡) 壁つなぎ等の設置間隔 縦×横 1.7m×2層×1.8m×2スパン=12.24

P  : 足場に作用する風圧力(kN) 壁つなぎ、控え等1本が負担する荷重 5.58kN

条 件

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1-a 基準風速 Vo             *風荷重に対する足場の安全技術指針(社団法人 仮設工業会)より一部抜粋

地 方 基準風速(m/s) 地     域

関 東

16

茨城県 ( 鹿島郡、行方郡、稲敷郡、竜ヶ崎市、北相馬郡、東茨城郡、新治郡、石岡市、土浦市、取手市 )、栃木県 ( 那須郡、黒磯市 )、群馬県(利根郡、勢多郡、山田郡、桐生市、前橋市、高崎市、伊勢崎市、佐波郡、新田郡、太田市、邑楽郡、館林市、沼田市)、埼玉県 ( 秩父市、飯能市、秩父郡、入間郡、児玉郡を除く全域 )、千葉県 ( 安房郡、館山市、鴨川市 )、東京都(20m/s 並びに18m/s 地域を除く全域 )、神奈川県(18m/s 地域を除く全域 )

18 千葉県 ( 銚子市、安房郡、館山市、鴨川市を除く全域 )、東京都 (23 区内 )、神奈川県(川崎市、横浜市、横須賀市、逗子市、鎌倉市、三浦市、三浦郡)

20 千葉県 ( 銚子市 )、東京都 ( 大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁 )

北陸 ・中部

16新潟県 (18m/s 地域を除く全域 )、富山県全域、山梨県全域、岐阜県 ( 不破郡、養老郡 )、静岡県(18m/s 地域を除く全域 )、三重県(18m/s 地域を除く全域 )、愛知県(18m/s 地域を除く全域 )

18

新潟県 ( 岩船郡、村上市、北蒲原郡、新発田市、豊栄市、新潟市、 新津市、五泉市、 白根市、燕市、 西蒲原郡、 三島郡、 両津市、 佐渡郡 )、 石川県 ( 輪島市、珠洲市、 珠洲郡、鳳至市、 鹿島郡、 七尾市、 羽咋市、羽咋郡 )、 静岡県 (小笠郡、榛原郡の内、御前崎町、 相良町、 吉田町、 榛原町 )、 愛知県 ( 渥美郡 )、 三重県( 津市、久居市、松坂市、伊勢市、鳥羽市、志摩郡、一志郡、多気郡、度会郡 )

Vo:基準風速(m/s)で、上記表に示す地域を除き14m/sとする(上記掲載地方)。 なお、本基準風速は再現機関12か月に基づいたものである。

1-b 台風時割増係数 Ke台風接近時においても強風時対策を行わない場合、関東・北陸・中部地域では割増係数Keは、Ke=1.0 とする。

1-c 地上 Z における瞬間風速分布係数 S瞬間風速分布係数Sは、下記表より求めるものとする。

地上からの高さZ(m)

地 域 区 分

Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ

海岸・海上 草原・田園 郊外・森 一般市街地 大都市市街地

0-5 1.65 1.50 1.35 1.19 1.07

5-10 1.65 1.50 1.35 1.19 1.07

10-15 1.74 1.62 1.47 1.25 1.07

15-20 1.74 1.62 1.47 1.25 1.07

20-25 1.84 1.74 1.59 1.36 1.13

25-30 1.84 1.74 1.59 1.36 1.13

30-35 1.84 1.74 1.59 1.36 1.13

35-40 1.84 1.74 1.68 1.46 1.22

40-45 1.92 1.85 1.68 1.46 1.22

45-50 1.92 1.85 1.68 1.46 1.22

50-55 1.92 1.85 1.68 1.55 1.31

55-60 1.92 1.85 1.77 1.55 1.31

60-65 1.92 1.85 1.77 1.55 1.31

65-70 1.92 1.85 1.77 1.55 1.31

70-100 1.99 1.94 1.84 1.64 1.41

( 注 ) 地上からの高さ Z;0-5 の表示は、 0m以上 -5m未満と読む。

資 料(9)

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1-d 近接高層建築物による影響近接する高さ50m以上の高層建築物による風速の割増係数EBは、高層建築物からの至近距離 Lに対して以下の値とする。(1)近接して高層建築物がない場合、もしくは高層建築物から至近距離 Lが、図(a)の L1を超える場合には、EB=1.0

とする。(2)高層建築物から至近距離Lが、図の(a)の L1以下となる場合には、地上からの高さ

Z≦H/2 の範囲において以下の値とする。

EB = 1.1 とする範囲 : L2<L≦L1EB = 1.2とする範囲 : L3<L≦L2EB = 1.3とする範囲 : L4≦L≦L3

    H:近接する高層建築物の高さ (m)    L1,L2,L3,L4:図 (a),(b),(c),(d) により求める高層建築物からの距離 (m)

( 注 ) 図中のW+Dは、それぞれ近接高層建築物の幅Wと奥行D(単位:m)の合計とする。また、図示した線上のW+D以外の値については、直線補間により距離 L1~ L4を求めるものとする。

(a)

(c)

(b)

(d)

資 料(9)

風速の割増係数EBをとる範囲 L1、L2、L3、L4

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2-a 基本風力係数  Co シート、ネット及び防音パネルの基本風力係数は、下図により求めるものとする。

2-b シート、ネット及び防音パネルの縦横比による形状補正係数 R H,B,L はシート、ネットおよび防音パネルの形状を示す長さとする。

資 料(9)

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資 料(9)2-c 建築物に併設された足場の設置位置による補正係数 F

併設足場の設置位置による補正係数 Fの適用

足場の種類 風力の方向 *1 シート・ネットの取付位置 F

独立して設置された足場 正・負 全部分 A

建物外壁面に沿って設置された足場

正 上層 2 層部分その他の部分

AB( A*3)

負開口部付近および突出部 *2隅角部から 2 スパンの部分

その他の部分

CDE

注 *1) 正の風力とはシート等が建物に向かって押される場合をいう。注 *2) 開口部付近とは、シート等の開口部から2スパンの距離間とする。   また、突出部とは建物頂部より突出した部分をいう。注 *3) 足場の一部分にシート等を取付けた場合は、Fの値として上図に示すAを適用することができる。