8
のあらまし のあらまし 」のあらまし

  õ ' á õ ' 」のあらましá建設マスターについて ①技術・技能が優秀であること ②工事施工の合理化等に貢献していること ③後進の指導育成に努めていること

  • Upload
    others

  • View
    2

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

「「 」のあらましのあらまし「 」のあらまし

建設マスターについて

①技術・技能が優秀であること②工事施工の合理化等に貢献していること③後進の指導育成に努めていること④安全・衛生の向上に貢献していること⑤他の建設現場従業者の模範となっていること

 建設産業、建設工事を担うのは人であり、徽章の中央は両手を広げ力強く大地に立つ人をイメージしています。また、周囲には建設生産物をあしらっています。人の形は星の形にも通じ、ものづくりの現場における“スター”としての建設マスターを表しています。 人のまわりを彩る緑は安全の色といわれ、工事の安全を表すとともに、環境との調和も表しています。

趣 旨

対 象

顕彰方法 年1回顕彰式典を実施し、被顕彰者に対し国土交通大臣から顕彰状を授与するとともに徽章を贈呈しています。

名称と通称の由来●優秀施工者(被顕彰者の名称) 建設工事に直接携わる者であって、技術・技能が優れているとともに、常に技術開発・施工の合理化、後進の指導・育成に努めるなど、工事施工に関して総合的な能力を有している者のことです。

●建設マスター(通称) マスターとは、名人、親方、師匠、熟練者等を意味します。優秀施工者は、建設工事における名人、親方、師匠、熟練者という意味で「建設マスター」と称しています。

●バッジについて

 建設産業において工事施工に直接従事されている個人で、現役として活躍している建設技能者のうち、次の基準を全て満たしている方です。

 我が国の建設産業においては、今後、少子高齢化の進展に伴い、労働力不足時代の本格的到来が予想される中で、直接施工に当たる建設技能労働者の不足が深刻化することが危惧されています。そのため、優秀な人材を確保育成することが、良質な建設生産物を国民へ提供していくための重要な課題となっています。 そこで国土交通省では、建設産業の第一線で「ものづくり」に直接従事している建設技能者の中から、特に優秀な技術・技能を持ち、後進の指導・育成などに多大な貢献をしている方を国土交通大臣が顕彰することにより、「ものづくり」に携わる方の誇りと意欲を増進させるとともに、その社会的評価の向上を図ることを目的として、平成4年度より「優秀施工者建設大臣顕彰」を実施しており、平成13年度からは「優秀施工者国土交通大臣顕彰」として継続しています。

建設マスター

・建設業者団体の長・都道府県知事・地方整備局長等

5項目の顕彰基準に基づいて審査を行う。

・有識者からなる委員会で審査・被顕彰候補者を選考

・審査委員会が選考した被顕彰候補者から国土交通大臣が 被顕彰者を決定

第19回(平成22年度)優秀施工者国土交通大臣顕彰式典

建設マスターの選考方法

選考方法 建設業者団体、都道府県、国土交通省地方整備局・北海道開発局から推薦を受けた方について、優秀施工者国土交通大臣顕彰審査委員会において審査・選考しています。

選考フロー図

・原則、年齢40歳以上60歳以下の者・現場業務の従事期間が20年以上の者・無事故期間が3年以上である者  など

に対し、推薦候補者の提出依頼}

基準① 技術・技能が優秀であること基準② 技術開発・施工の合理化を図り、かつ、建設工事に相当な    実績があること  基準③ 後進の指導・育成に努めていること基準④ 工事施工において安全・衛生の向上に貢献していること基準⑤ 他の建設現場従業者の模範たりうること

推薦依頼

要件の確認

顕彰基準の審査

審査委員会の審査

被顕彰者の決定

被顕彰者数

建設マスターの職種

被顕彰者の年齢構成

建設マスターの数

平成22年までに6,883名の方が建設マスターに選ばれています。

0

100

200

300

400

500

600

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

 

第9回

 

回10 11

 

回13

第 

回12

 

回14

 

回15

 

回16

 

回17

 

回18

 

回19

被顕彰者数の推移

222263 273

238269 258

293 295 303

461501

472 463 456 436 436 412 421 411合計6,883名

過去3回(平成20~22年度)の被顕彰者は、以下のとおりです。

被顕彰者の多い職種は、以下のとおりです。

者数被顕彰

職種

人数

職種

人数

土工

943

左官工

226

大工

829

建設機械運転工

622

内装仕上工

210

タイル工

143

とび工

398

建具工

140

電気工

381

橋梁特殊工

135

造園工

354

板金工

119

塗装工

329

機械器具設置工

113

鉄筋工

319

鋼構造物工

113

舗装工

319

屋根工

92

配管工

297

電気通信工

78

第17回

第18回

第19回

平均年齢

52.2歳

52.2歳

51.5歳

最も多い年齢(人)

56歳(31人)55歳

(28人)51歳

(31人)

最低年齢

37歳

36歳

36歳

最高年齢

71歳

71歳

70歳

7人

3人

7人

136人

131人

146人

251人

268人

246人

18人

19人

12人

被顕彰者

412人

421人

411人

61歳以上の人数

50~ 60歳の人数

40~ 49歳の人数

35~ 39歳の人数

建設マスターに関する技能職種名称一覧

大工とび工土工コンクリート工鋼構造物工鉄筋工

左官工石工屋根工タイル工レンガ工ブロック工板金工ガラス工塗装工防水工内装仕上工建具工法面工道路標識設置工畳工ALC工広告物設置工

電気工配管工機械器具設置工熱絶縁工さく井工電気通信工水道施設工消防施設工

ウェルポイント工アンカー工ボーリング工注入工舗装工しゅんせつ工造園工清掃施設工トンネル工シールド工潜函工潜水士軌道工建設機械運転工推進工解体工はつり工切断穿孔工橋梁特殊工粗朶沈床工ひき家工

建築大工(木造)、型枠大工、宮大工、フレーマ、その他(墨だし、造作)足場とび工、くい打ち工、鉄筋とび工、建築とび工、その他(山留め工、仮設工)掘削工、土止め工、ずい道掘削工、コンクリート打設工コンクリート圧送工、その他(試験工、補修工、特殊、PS工、PS取付工)鉄構工(組立工、スタッド工)、溶接工(アーク、ガス)、軽鉄工、金物工、錺工鉄筋ガス圧接工

モルタル練り工、土間押工、研磨工、ボード張り工、吹付工現テラ工、補石工、はつり仕上工、目地工、石積工かわらぶき工、金属屋根ふき工、スレート工目地工、タイルクリーニング工、タイル選別工耐火レンガ工、目地工建築ブロック工、タイルブロック工、特殊ブロック工建築板金工(板金ダクト工)、板金屋根ふき工、とい工、錺工ガスケット工、ガラスブロック工、合成樹脂工建築塗装工、橋梁塗装工、路面標示工、その他(金属、木工、吹付) カーペット工、表装工、壁装工、床張り工、縫製工、家具工、ユニット工、インテリア工サッシ工、シャッター工、カーテンウォール取付工、鋼製建具工、木製建具、襖工芝種子吹付工、コンクリート吹付工、モルタル吹付工、植生工、土羽打工  ALC板取付工、PC工、PC板取付工

 配線工、送電工空調配管工、衛生配管工、防災配管工、ガス配管工、ダクト工設備機械工、昇降機技能工、計装工保温工、耐火被覆工    

 PCアンカー工 グラウト工、薬液注入工アスファルト舗装工、コンクリート舗装工、ブロック舗装工、道路改良工グラブ式浚渫機械運転工、ポンプ式浚渫機械運転工、ディッパー式浚渫機械運転工植栽工、地被工、景石工、地ごしらえ工、公園設備工、水景工、芝張工、造園修景工 トンネル支保工組立工、坑内土工裏込め注入工艤装工 保線工機械土工、クレーン運転工、建設機械運転工(海上工事) 木造建築物解体工、コンクリート工作物解体工

左の職種に含まれるものの例職 種 名躯体工事業関連

仕上工事業関連

設備工事業関連

基礎・その他工事業関連

 ここで紹介する方は、「第3回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」の受賞者です。建設マスターの中から特に優秀であると認められた方が選出されています。(年齢は第3回ものづくり日本大賞受賞時(平成21年)、敬称略)

金屋子神話民俗館 伯太町生活福祉保健センター

建設マスターの顕彰例

案件の概要

氏  名

所  在

所属企業

職  種年  齢

顕彰年度

川越氷川神社の大鳥居 成田山川越別院改造工事(屋根部分)

案件の概要

氏  名

所  在

所属企業

年  齢

顕彰年度

職  種

山田 隆美島根県八束郡東出雲町有限会社司建設

50歳平成20年度

大 工

森 晴行埼玉県川越市森工務店

59歳平成20年度

大 工

《 難易度の高い局面型枠による建築物 》

・局面・反り面部分等を含む難度の高い型枠工事における第一人者。

・部分ごとの詳細な加工図である「拾い出し図」の作成、建設現場での加工ゼロに取り組み、加工精度や作業能率の向上に大きく貢献。・昭和54年には技能五輪全国大会で第1位の成績を収めるとともに、同年開催された世界大会では、建築部門で日本人初の金メダルを受賞。また、優れた技能が評価され、平成15年に島根県より「卓越技能者知事表彰」を受賞。

・木製のものとしては国内トップクラスの規模を誇る川越氷川神社の大鳥居造営に参画するなど、神社仏閣の造営・改修工事の第一人者。・日本の伝統的建築技能である木造軸組工法の承継に大きく貢献。・川越建設高等職業訓練校において、講師として10年、校長としても6年務めるなど、後進の

指導・育成に大きく貢献。

※ものづくり日本大賞とは・・・我が国の産業・文化を支えてきた「ものづくり」を継承・発展させるため、ものづくりを 支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知らしめることを目的に創設した内閣総理大臣表彰。

案件の概要

案件の概要

氏  名

所  在

所属企業

職  種年  齢

顕彰年度

原爆ドーム改修工事 岡山シンフォニーホール塗装工事

福岡城(国史跡)大手門の整備復元 旧福岡県公会堂貴賓館(重要文化財)震災復旧

氏  名

所  在

所属企業

職  種年  齢

顕彰年度

佐々木 昭二広島県広島市株式会社長崎塗装店

59歳平成20年度

塗装工

荒木 富士男福岡県筑紫郡那珂川町富士工舎

55歳平成21年度

左官工

・歴史的な遺産である原爆ドームの改修工事に参画。同工事では、破壊された状態を維持するため、錆も現状のまま保護するなど通常の施工とは違う高い技術力が必要。・高等職業訓練校の講師を4年間務め、日独交流事業において、企業内訓練指導者としてドイツ

派遣に参加、また、同ドイツ派遣団の受入担当も務めるなど、後進の指導・育成に大きく貢献。

・平成17年に卓越した技能を評価され、広島県より「ひろしまマイスター」に認定。

・国史跡の福岡城大手門の整備復元や、重要文化財の旧福岡県公会堂貴賓館の震災復旧等、多数の文化財の復元・改修工事等に参画するなど、日本の伝統的な左官技術のみならず、西洋の左官技術まで多種多様な工法に精通。・西洋の伝統工法を日本流にアレンジし、人工大理石の施工技術である「石膏マーブル技法」

を共同開発し、ホテル洋館工事等の技術の向上に貢献。

「建設マスター」とは、優秀な建設技能者として国土交通大臣が顕彰する「優秀施工者」です。

国土交通省 土地・建設産業局建設市場整備課 建設マスター事務局〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3(中央合同庁舎第3号館3F)TEL:03-5253-8111(内線24825)  FAX:03-5253-1555

建設マスターに関するホームページのアドレス http://www.yoi-kensetsu.comホームページでも建設マスターの検索ができます。

お問い合わせ先

「現場のエース」工事施工に多大な貢献をしている

「卓越した技の持ち主」現場施工の第一人者たる

「良き師匠」後進の指導・育成に積極的に取り組む

「セーフティ&クリーンマン」現場での安全・衛生活動に注力する

「優れた人物」建設現場に従事する者の模範となる

現場

優れ「優