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タイ国東京海上のご案内 タイにおけるリスク事情

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タイ国東京海上のご案内

タイにおけるリスク事情

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タイ国東京海上のご案内

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タイ国東京海上火災保険株式会社の概要

弊社は日本の損保業界では最大規模かつ歴史のある「東京海上日動火災保険」のグループ会社です。 タイでも日本と同様に個人の自動車保険から法人向け保険までフルラインでの事業展開をしております。

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従業員数 832名

日本人駐在員 23名

日系営業部門スタッフ 67名

(2017年12月現在)

保険種目別取扱保険料順位(2017年度)

貨物保険 新種保険 自動車保険 総合

1位 6位 10位 9位

※全60社中

※日系損保会社ではNo1の実績

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沿革

Tokio Marine Insurance (Thailand) Public Co., Ltd. タイにおいて約70年に渡り営業を続ける損害保険会社

Tokio Marine South East Servicing Co., Ltd. (TOMSEC) タイ国東京海上火災保険株式会社のインハウス・ブローカー

Tokio Marine Life Insurance (Thailand) Public Co., Ltd. 日系で唯一の生命保険会社

主なグループ会社

タイ国東京海上火災保険株式会社の概要

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1946年 損保会社Hua Sieng Co., Ltd.が設立される。

1952年 同社がSri Muang Insurance Co.に社名変更。

1961年 東京海上がSouth East社経由でフロンティング営業を開始。

1966年 損保ブローカーTOMSEC(Tokio Marine South East Servicing Co.)設立。

1971年 東京海上がSri Muang社に資本参加。

2001年 日系初の生保としてMillea Life Thailand (現TMLTH)設立。

TMSMからTokio Marine Insurance (Thailand) PCL.(TMITH)に社名変更。

Sri MuangからTokio Marine Sri Muang(TMSM)に社名変更。 2010年

2012年

2014年 S&P社の信用格付け:A-を取得。

1942年 進出(陸軍所轄地域)

2016年 Prime Minister Award 受賞

2017年 Prime Minister Award 受賞

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地域密着型の信頼のおけるタイ国現地法人による日本と同様のサービス体制 タイ国での70年の経験と日系損保NO.1の実績

日本語対応スタッフによるきめ細かい営業ならびにクレーム処理体制 日本語対応可能なスタッフが常駐するチェンマイ支店・シラチャ支店展開

各種リスクコンサルテイングサービスと情報提供 無料防災診断や物流事故低減診断サービス等、各種無料サービスのご提供

生命保険会社Tokio Marine Life 社を通じた総合的な保険のご提供 福利厚生制度としての団体生命保険や皆様個人の医療保障など様々なプランのご提供

メコン室がタイ周辺国での事業活動も包括的に対応 メコンエリア全域での貴社事業展開に向けたご支援

タイ国東京海上のサービス体制

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タイ国内支店展開 営業店25拠点 + 損害センター(CSC)4拠点

1. Head Office (Japanese Staff Available)

TEL 02-686-8888 FAX 02-686-8601-2

3. Chiang Mai Branch (Japanese Staff Available)

TEL 053-412-468 FAX 053-412-524/25

2. Si Racha Branch (Japanese Staff Available)

TEL 038-312-888 FAX 038-312-588

17. Nakhon Pathom Branch TEL 034-212-188 FAX 034-213-008

19. Chumphon Branch TEL 077-576-088 FAX 077-576-545

20. Surat Thani Branch TEL 077-264-838 FAX 077-264-833

21. Nakhon Si Thammarat Branch TEL 075-322-628 FAX 075-322-618

22. Krabi Branch TEL 075-632-728 FAX 075-632-727

23. Phuket Branch TEL 076-249-188 FAX 076-249-885

24. Trang Branch TEL 075-225-978 FAX 075-225-977

25. Had Yai Branch TEL 074-368-588 FAX 074-368-688

18. Phetchaburi Branch TEL 077-576-088 FAX 077-576-545

1. CSC Phahon Yothin TEL 02-533-8888 FAX 02-533-8150

2. CSC Rama2 TEL 034-458-478 FAX 034-458-414

3. CSC Rachapruk TEL 02-195-7208 FAX 02-195-7220

4. CSC Srinakarin TEL 02-330-9778 FAX 02-330-9777

4. Chiang Rai Branch TEL 053-745-188 FAX 053-745-208

5. Lampang Branch TEL 054-325-188 FAX 054-325-528

7. Nakhon Sawan Branch TEL 056-313-648 FAX 056-313-641

9. Udon Thani Branch TEL 042-342-688 FAX 042-341-508

10. Khon Kaen Branch TEL 043-325-818 FAX 043-325-815

13. Nakhon Ratchasima Branch TEL 044-262-838 FAX 044-262-839

11. Ubon Ratchathani Branch TEL 045-284-688 FAX 045-284-838

6. Phitsanulok Branch TEL 055-24-188 FAX 054-325-528

8. Sakon Nakhon Branch TEL 042-730-988 FAX 042-731-247

12. Surin Branch TEL 044-531-488 FAX 044-531-518

14. Chachoengsao Branch TEL 038-812-288 FAX 038-813-389

15. Rayong Branch TEL 038-800-008 FAX 038-800-001

16. Ayutthaya Branch TEL 035-229-788 FAX 035-229-795

Surat Thani Nakhon Si Thammarat

Trang

Phuket Had Yai

Krabi

Si Racha Rayong

Chumphon

Bangkok Chachoengsao

Phetchaburi

Nakhon Pathom

Ayutthaya

Nakhon Ratchasima

Surin

Ubon Rachathani

Khon Kaen

Udon Thani

Sakon Nakhon

Chiang Rai

Lampang

Phitsanulok

Nakhon Sawan

Chiang Mai

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ミャンマー

カンボジア

ラオス

タイ

タイ東京海上-メコンエリア対応-

メコン室 体制

タイを含めた周辺国(メコン経済圏)は2015年12月に発足した ASEAN Economic Community(AEC) により更なる一体化、発展が期待されますが、タイはその中心として経済面での存在感を増しております。 弊社ではミャンマー、ラオス、カンボジアでの保険ビジネスをタイからコントロールする「メコン室」体制を構築しております。

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各国に駐在員を設置し、サービスを提供できる体制を整えております。

Hanoi

Kuala Lumpur

Jakarta Melbourne

Hong Kong

Taipei Manila

Sydney

Guam

Seoul

Bangkok

Shanghai

Singapore

Ho Chi Minh

Delhi

Yangon

Mumbai

Chennai

Beijing

東京海上グループの駐在員事務所(アジア大都市圏)

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リスクマネジメントにおけるリスクファイナンス(保険の活用について)

リスクマネジメント

リスクの低減

発生時の被害拡大防止

リスクの保有

リスクの移転

リスクの回避

これがリスクファイナンス。

保険はその手段です

リスクを洗い出し どの対策を講じるのかを決めておくことが重要です

発生頻度

影響度

リスクファイナンスとは? 保険によるリスク移転が 有効な領域(リスクマップより)

A 発生頻度が低く影響度が大きい領域

B 発生頻度が高く

1事故当たりの損害が相対的に小さい領域

A 領域における保険の活用 • コスト化が難しく、一度発生すると経営に少なからぬ影響を与えるため、当該リスクを移転させることで経営の安定性を確保

• また、リスクマネジメントの担い手として保険会社を利用することもできる

• 但し、保険会社の引受余力を超えるような大きなリスクは移転が難しい。例えば戦争危険やタイの洪水リスク

B 領域における保険の活用 • 発生頻度が高いため、事故発生時の専門的な対応をアウトソースすることで効率的な業務運営が可能

• また、リスクマネジメントの担い手として保険会社を利用することもできる

A領域の代表的な保険商品 ・火災保険(Industrial All Risk) ・利益補償保険 ・生産物賠償責任保険(PL保険) ・取引信用保険

AーB領域にまたがる主な保険商品 ・貨物保険 ・施設賠償責任保険 ・D&O保険 ・サイバー保険

B 領域の代表的な保険商品 ・自動車保険 ・医療保険・海外旅行保険 ・現金保険・盗難補償保険

保険によるリスク移転の活用例

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火災保険

企業向け保険商品

●火災保険 ●オールリスク保険(IAR保険) ●利益補償保険 ●Poperty Smile

貨物保険

●貨物保険/運送保険 ●運送業者賠償責任保険

その他の保険

●施設賠償責任保険 ●生産物賠償責任保険 ●役員賠償責任保険(D&O保険) ●盗難補償保険 ●現金保険 ●工事保険(建設工事保険、組立保険) ●機械保険 ●傷害保険 ●旅行傷害保険 ●取引信用保険 ●サイバー保険

自動車保険

●任意自動車保険 ●強制自動車保険

取扱保険商品(損保)

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企業向けパッケージ商品 – Elephant Smile-

取扱保険商品(損保)

オールリスク火災保険

施設賠償責任保険

雇用慣行賠償責任保険

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火災保険

個人向け保険商品

●Home Smile Package

●新・生活総合安心プラン

その他の保険

●傷害保険 ●旅行傷害保険 ●ゴルファー保険 ●がん保険

自動車保険

●任意自動車保険 ●強制自動車保険

取扱保険商品(損保)

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取扱保険商品(生保・医療保険)

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1. タイ人従業員向け団体医療保険 タイでは福利厚生制度の一環として従業員に医療補助を提供する事が多く、同ニーズに対応する為、 企業:契約者、従業員:被保険者とする商品を展開。商品ラインナップは従業員数に応じて異なる。 (1)従業員数5名以上 「Small Package」という商品を展開。 保障内容は死亡・障害・就業不能・入院・通院・歯科保障で、11プランから選択する形式。 (2)従業員数2名以上5名未満 バンコク日本人商工会議所の会員企業様限定で2名から加入出来る商品をご提供。 全4プランから選択する形式。 ※タイレギュレーション上、1名からの団体医療保険組成は出来ない。 2. 日本人向け医療保険 日本人向けの医療保険で、タイ人向け医療保険と比較 して保障金額が高く設定されている。 1証券に各日系企業の日本人従業員が加入をする事で、 1名からの加入を実現。海外旅行保険に比較すると、 ・生命保険金額は1万バーツのみ ・医療保障金額の支払方法が異なる ・費用保険は保障対象外 等の違いがある。

福利厚生の充実による、転職対策として有効

タイ日系企業の80%強が医療費 補助制度を導入

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3. IRカメラによる電気系統リスクサーベイ IRカメラ(サーモグラフィ)により、電気設備の異常過熱の兆候がないかを調査し、電気的事故発生および発火リスクの軽減につきご提案致します。

7. 物流リスクサーベイ 倉庫等物流関連施設を調査し、人間工学の観点も踏まえた物流・荷扱事故防止策のご提案を通じて、物流品質の維持・向上にむけてご支援致します。

6. ドライブレコーダーによる運転診断

小型車載器を車両に搭載して運転状況や危険運転時の画像データを記録・解析し、ドライバーの運転特性の傾向を把握します。そのデータを元に安全教育を実施することにより、交通事故や積荷の損傷低減に寄与致します。

4. 労災サーベイ 労災事故防止の観点から工場敷地内の安全管理状況を確認しご提案致します。

5. サイトセキュリティサーベイ 工場敷地内のセキュリティ調査に基づき、不審者の侵入・盗難事故の防止策をご提案致します。

貨物の保管環境や荷役作業のサーベイ

Port Klang

Kuala Lumpur

港から倉庫までのルート

• トラックを追跡し、物流ルートのサーベイを実施

• 物流ルートのリスクや積替時のオペレーション等を確認

1. ロスコントロールサーベイ 財物全般リスク(火災・爆発): 火災・爆発リスクを中心に、建物、設備の状況や防災・防火管理体制を調査し、事故防止策をご提案致します。 自然災害リスク(風災・水災・地震): 風災、水害、地震に対するリスク評価と被害軽減策をご提案致します。

2. 建設前リスクサーベイ 新工場の設計段階からヒアリング、図面を通じて防災上の弱点を確認し、それに対する改善提案をご提供致します。

東京海上グループのリスクコンサルティング専門会社の社員もバンコクに常駐(2016年4月現在:2名) 専門の駐在員によるグループソリューションをご提供致します。

東京海上日動リスクコンサルティング㈱による リスクサーベイ

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東京海上日動リスクコンサルティング㈱による リスクコンサルティング

東京海上グループのリスクコンサルティング専門会社の社員もバンコクに常駐。(2016年4月現在:2名) 専門の駐在員によるグループソリューションをご提供致します。

1. リスクマネジメントセミナー 実施時間 : 60分~120分

言語 : 日本語・英語・タイ語(タイ語の場合は、同時通訳)

[過去の実施例]

拠点長が知っておくべき危機管理

タイで求められる労務管理

洪水への備え

不正・不祥事への対策 等

2. 事業リスクの洗い出し・評価

「法務」「労務」「経理」「製品・サービス」「営業」「環境」 「情報」「災害・事故」「評判」の9リスクについて、経営層・

マネジャー層(含:ローカル)へのアンケートにより「事業への 影響度」や「発生頻度」を評価致します。

評価結果を階層別・部署別・国籍別で分析することで、従業員の リスク認識(リスクマインド)の差異等も把握可能です。

リスクマップ集計対象:(全対象)

恐喝・脅迫

異物混入

殺傷・放火・誘拐

テロ・破壊活動

盗難・盗聴

就業中の交通事故

労災事故

交通インフラの停止

通信網の途絶

ライフラインの停止

重大な感染症の蔓延

帰宅困難者への対応不備

安否確認体制の不備

大規模地震(SC被災)大規模地震(本社被災)

集中豪雨

店舗施設の偶発的な事故

消防法・建築法規違反

避難誘導ミス

初期消火ミス

火災・爆発

SC施設の老朽化開発に関わる地域とのトラブル

建設関連に関わるリスク

開発関連法規の改正

駐在員・出張者の

不注意な言動

駐在員と現地社員との待遇格差

債権回収

進出先国の政策変更

対日感情の悪化

海外における災害・事故

戦争・内乱・クーデター

外圧・通商問題

海外駐在員・出張者の安全対策の失敗

環境対応への遅れ廃棄物処理・リサイクルにおける違反 環境規制強化(CO2排出削減)

土壌汚染への不適切対応

個人情報のろうえい

社内機密情報のろうえい

ウイルス感染・ハッキング等

データーセンターの破壊による基幹システム停止

コンピュータネットワーク障害

情報開示の遅れ

宣伝・広告の失敗

風評被害

マスコミ対応の不手際

地域・周辺住民とのトラブル

CSの対応力不足著作権等知的財産権侵害

契約関連のトラブル取引先への優越的地位の乱用

労働関係法違反(サービス残業等)

インサイダー取引 内部告発に対する不適切な対応

取引先とのゆ着

組織ぐるみの不正行為・不祥事

役員・職員による不正・犯罪行為過度の業務委託

技術・技能継承の停滞

パワーハラスメントセクシャルハラスメント

メンタルヘルス問題

労働争議・ストライキ

社員のモチベーション低下

本社とSCの認識格差

雇用・処遇の格差

不良債権・貸倒発生・与信管理

巨額申告漏れ

粉飾決算

金融商品取引法(J-SOX法)

への対応不備

資金ショート

格付けの下落

為替・金利変動

株価・地価の急激な変動

ブランドイメージの低下

企業買収・合併・吸収の失敗

新規事業・設備投資の失敗敵対的M&A

競合・顧客のグローバル化への対応失敗

テナントの営業政策の失敗

核テナントの倒産

顧客マーケティング戦略の失敗

1

2

3

4

5

1 2 3 4発生頻度

被害・影響の大きさ

 

■■■  経営戦略リスク ■■■  財務・金融リスク ■■■  人事・労務リスク ■■■  法務・倫理リスク ■■■  お客様対応リスク ■■■  広報関連リスク ■■■  IT・情報管理リスク ■■■  環境リスク ■■■  海外リスク ■■■  建設・開発関連リスク ■■■  施設関連リスク ■■■  災害リスク ■■■  インフラ関連リスク ■■■  事故リスク ■■■  犯罪・事件リスク

0. まったく被害・影響なし1. 経営にほとんど影響しない程度2. 一時的に多少の影響がある

3. 数ヶ月にわたり影響がある4. 長期にわたり大きな影響がある

5. 会社存続が不可能となる

<被害・影響の大きさ>(縦軸)

0. 発生しない1. 10年に1回も発生しない

2. 3~10年に1回発生する3. 1年~3年に1回発生する

4. 1年に1回発生する5. 1年に数回発生する

<発生頻度>(横軸)

リスクマップでリスクの特徴・傾向を可視化

リスクに関する社内議論が行いやすくなる

対応の優先順位付け合理的な意思決定

5. 自然災害リスク調査

拠点、仕入先、物流、インフラ等(サプライチェーン)が被災した場合、貴社工場に部品が届かない、

生産できない、出荷できない等の大きな影響が発生することが想定されます。

サプライチェーンを取り巻く自然災害リスクを分析し、そのインパクト(生産への影響、操業停止期間等)

を評価致します。

4. 危機対応訓練・BCP訓練

災害発生を仮定した被害シナリオを提示し、訓練参加者に危機管理や

事業継続に関する課題を付与、短時間で回答をして頂く訓練です。

様々な状況を想定した訓練を実施することにより、経営層やマネ

ジャー層の判断基準の確認や、応用力強化に役立てる事が出来ます。

訓練の企画・立案

シナリオ作成、各種準備資料の作成

会場/機材手配

訓練監督者、要員、評価員派遣

訓練の実施

回答の記録・回収

訓練報告書の作成

情報システムセンター

ITサプライヤー

資材供給メーカー 原材料メーカー

物流拠点

貴店舗

本社機能インフラ

3. 「洪水BCP」または「政治混乱BCP」策定コンサルティング

貴社の推進事務局との定期的なお打ち合わせを通じた“コーチング方式”

によるプロジェクトを推進致します。なおタイでは、洪水対策、政治混

乱を想定したBCPの策定が一般的です。

BCP基本方針の策定

STEP 1.

重要業務の選定

STEP 2.業務プロセスの分析・被害想定

STEP 3.

戦略・対策検討

STEP 4.

BCP基本文書作成

STEP 5.

(第1回)基本方針レビュー

(第2・3回)重要業務の検

討・レビュー

(第4回)業務プロセス分析レビュー

(第5・6回)被害想定・戦略検討(オプション)現地調査

(第7回) 戦略・事前対策の検討・レビュー

(第8・9・10回)検討結果、文書レビュー対応計画書の作成

• BCPの目的の明確化• BCPの策定単位• 優先業務の選定方法• 復旧目標の考え方の整理、

決定

• ビジネスインパクト分析• 優先業務の特定

• 業務プロセスとリソース(人・物・情報)の洗い出し

• 被害想定• ボトルネック特定

• 事業継続戦略・事前対策の策定、

• 事業継続計画の策定

• BCPの文書化(基本計画書、行動計画書の整備)

スケジュール例

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TM Claims Service Inc. 貨物クレーム駐在員:3名 貨物・PLクレーム兼任駐在員:1名 現地従業員:67名

TMMS

欧州

TM Management Services Ltd. 貨物クレーム駐在員 5名 貨物・PLクレーム兼任駐在員 1名 現地従業員 15名

米州

TMCS 日本

コマーシャル 損害部

アジア

TMCS-ASIA

TM Claims Service ASIA Pte. Ltd. 貨物クレーム駐在員 2名 船舶クレーム駐在員 1名 現地従業員 5名

世界の4極に貨物クレームの統括拠点を配置

海外に3つのクレーム専門会社を設立し、 グローバルなクレームサービスをご提供させて頂く体制を整えております。

TMCS社 <TM Claims Service, Inc. 米州> 米国では、1979年にクレーム専門の現地法人「TM Claims Service, Inc.」を開設し、貨物クレ−ム専任駐在員をニューヨークに1名、ロサンゼルスに3名 を配しております。米国を中心に、カナダ・中南米向け貨物クレームについても、お支払いから物流調査まで総合的なクレームサービスをご提供申し上げております。

TMCS-ASIA社 < TM Claims Service Asia Pte. Ltd. シンガポール> アジアでは、マリンクレ−ム専任駐在員を配したシンガポ−ル海損センタ−(1975年開設)を中心に、きめ細かな貨物クレ−ムサ−ビスを提供して参りました。アジア域内物流拠点としてシンガポ−ルの重要性が一層増したことから、1992年にクレ−ム専門会社「Tokio Management Services (Asia) Ltd.」を設立、更に2003年にTMCS-ASIA社に名称を変更し、現場対応ならではの迅速かつ質の高い貨物クレ−ムサービスをご提供しております。

TMMS社 <TM Management Services Ltd. 欧州> 欧州では、1989年に日本の損害保険業界としては初めて欧州全域のマリンクレームを統括する欧州クレーム統括拠点を開設し、貨物クレ−ム専任駐在員を中心に欧州各国における事故処理サービス・ロスデータの集中分析・損害防止対策のご提案・様々な物流関連情報のご提供などを通じて、きめの細かいサービスをご提供しています。

東京海上グループ 貨物保険 クレームサポート体制

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タイ東京海上近年のトピックス

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Prime Minister’s Insurance Awards 2015

Prime Minister’s Insurance Awards 2016

2015年,2016年2年連続で総理大臣賞受賞

総理大臣賞はタイ社会に貢献した優良保険会社に贈られる賞でTMITHの受賞は昨年に引き続き2年連続となります。 審査基準は経営安定性が第一、それに加えて昨年はCSR、今年はInnovationがキーワードでした。

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CSR 活動

TM CSR Day

Scholarship for General Prem Tinsulanond Stateman

Scholarship for the National Council on Social Welfare of Thailand

Scholarship for victims of Don’t Drunk Drive

Safety Driving Campaign Love Tokio Marine Insurance Preserve water preserve Forest

Insurance week 2016

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Media Interview

メディアに取り上げられたタイ東京海上

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共同通信(タイ版)

メディアに取り上げられたタイ東京海上

地場フリーペーパー

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タイにおけるリスク事情

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(1) タイにおける近年の出来事

バンコク・シャットダウン (2014年1月)

黄シャツ国際空港占拠 (2008年11月)

爆弾テロ事件 (2015年8月)

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NNA(タイ版)によるタイ重大ニュース

順位

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

スラユット内閣 サマック→ソムチャイ →アピシット内閣

アピシット内閣 アピシット内閣 インラック内閣 インラック内閣 インラック内閣 プラユット暫定内閣 プラユット暫定内閣 プラユット暫定内閣 プラユット暫定内閣

●下院総選挙、政治正常化へ

●反政府デモ、首都空港を封鎖

●タクシン派デモ隊が暴徒化

●89人死亡、バンコク騒乱の傷跡深く

●大洪水、世界を揺るがす

●日系投資活発、誘致セミナーも相次ぐ

●タクシン氏罷免めぐり、政治対立再燃

●軍部がクーデター決行、秩序回復を宣言

●バンコクで爆弾テロ、史上最悪の被害

●プミポン国王死去、在位70年に幕

●4年半ぶり高成長、4%台も視界に

●日タイ経済連携協定が発効

●軽油が高騰、インフレ加速

●東部工業地帯で事業凍結

●経済成長率8%か、日系の進出相次ぐ

●タクシン派が政権奪還、女性首相誕生

●成長目標達成へ、格上げ・株最高値に沸く

●自動車の生産拡大続く、エコカー第2弾も

●経済成長が急減速、3年ぶり低水準に

●投資優遇を改正、「中進国のわな」回避へ

●新憲法草案、国民投票で承認

●政府がEEC推進、産業高度化目指す

●ワンツーゴー炎上、90人死亡

●株価が急落、為替も下げる

●対カンボジア関係、一層悪化

●マプタプット問題、1年ぶり事業再開へ

●震災の影響、タイにも広がる

●MILFと政府、和平枠組みで合意

●ばらまきのツケ、財政悪化・家計債務増大

●新車100万台割れ、輸出も伸び悩み

●民政復帰に遅れ、国内外で非難強まる

●GDP成長率、3%台に回復へ

●前首相、有罪判決前に海外へ逃亡

●国王80歳誕生日、団結訴える

●タクシン元首相、国外に逃亡

●輸出不振でマイナス成長

●自動車生産、今年は170万台か

●エコカー続々、新モデル登場

●基準は議決権株、事実上の外資規制強化

●アマタ団地で洪水、東部にも水害リスク

●地場企業の周辺国進出、AEC控え活発化

●CPI上昇率、5年半ぶりマイナス

●新車市場が底打ち、回復に期待

●新車市場、5年ぶりにプラス回復

●タクシン派を追放、出馬禁止

●米価急騰、一時1000ドル超

●自動車販売、年末に急回復

●バーツ13年ぶり高値、株価も高騰

●最低賃金300バーツ、産業界に重荷

●新車販売好調も地場産業育成に課題

●ビザ免除で訪日旅行者が急増

●日タイ合弁の不動産開発が加速

●干ばつ被害拡大、来年に一層の深刻化懸念

●パープルライン開通、初の日本車両

●出稼ぎ労働者が大量帰国、規制強化で

●エコカー生産計画に7社参加

●自動車販売、2けた減続く

●景気対策、大規模財政出動

●民主党不正疑惑、憲法裁棄却で解党回避

●ユニクロ進出、目指すは国民ブランド

●中国との対立先鋭化、観光業にも打撃

●三菱UFJ、アユタヤ銀買収

●地デジ放送開始、日本はコンテンツ輸出

●航空安全に重大な懸念、路線拡大に影響

●最低賃金、4年ぶり引き上げ決定

●電子決済の普及進む、ECも活発化

●物価高、ガソリン30バーツ超

●タクシン派首相、相次ぎ失職

●プミポン国王が長期入院

●携帯3G入札、土壇場で白紙化

●カンボジアと衝突、新政権は和解

●PAL、サンミゲル出資で業績好転

●最低賃金が全国一律化、生産移転加速

●地銀と信金、地方自治体の進出相次ぐ

●前首相の弾劾可決、コメ買取制度で損失

●南部で連続爆弾、安全対策に懸念

●軍事政権が長期化、総選挙は来年11月

●バーツ高、衣料業に大打撃

●貿易赤字見通し、原油輸入増

●新型インフル、猛威を振るう

●カンボジア関係改善、国境策定交渉へ

●泰日工大1期生が卒業、日タイ架け橋に

●看板政策のPPP事業、今年も低調

●投資恩典の制度変更、産業界反発で延期

●LCC日本路線拡充、訪日タイ人過去最高

●ピックアップの次世代モデル出そろう

●外国人旅行者が過去最高、終盤に失速も

●バンコクの日本料理店、初めて減少

●首都圏鉄道整備、入札開始

●投資不振、1~11月で26%減

●国鉄スト、組織改革とん挫

●全国で洪水被害、農業への影響深刻

●タクシン氏の恩赦断念、旅券は再発給

●TCC廃止、VATの現金還付に期待

●消費市場に注目、日系大手が本格展開

●投資優遇制度変更へ、国境には経済特区

●4G向け周波数、トゥルーなど3社が獲得

●地場の日本メガソーラー投資が活発化

●物品税制を改正、加糖飲料抑制も

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●首都で連続爆破、3人死亡

●国境問題でカンボジアと対立

●正月にクラブ炎上、死者66人

●エアポートリンク、8月正式開通

●牛丼ブーム到来?大手相次ぎ上陸

●初の弾劾成立、コロナ最高裁長官を罷免

●遅れに遅れた本格3Gサービス始まる

●奴隷労働疑惑、外国人一斉帰国に発展

●鉄道開発に勢い、日本製車両も初上陸

●日本食レストラン市場、伸びが1桁に鈍化

●高齢者向けビジネス、活発化の兆し

事件・事故・ 自然災害

政治・王室 関連

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タイ及び周辺国における自然災害発生状況(2015年)

事件 テロ・暴動・政変

事故・火災 病気

国民の6人に1人が銃器を所持している計算(登録小火器=1千万丁)。

逆上しやすい性格とお金を巡るトラブルが後を絶たない。

• 殺人 • 強盗、など

• 政治混乱 • 深南部問題 • 外国組織、など

2006年以降、度重なるデモと二度のクーデターが発生している。

大規模なテロの発生件数は年間100件以上にのぼる。

タイでの交通事故死者数は世界第二位の水準。

電線の劣化やネズミ害、漏電による火災が頻発する。

• 交通事故 • 火災 • 爆発、など

• 食中毒 • デング熱 • 新興感染症、など

気候・不衛生を原因とする病気の多様性や感染の容易性。

予防意識が希薄なために感染が拡大することが多々ある。

(2)タイの人命安全リスク

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風害 水害

地質災害 気候災害

タイ及び周辺国における自然災害の発生状況(2015年)

出所:MUNICH RE, Topics Geo Natural Catastrophes 2015

台風の上陸によって深刻な水害が引き 起こされる。(2011年の大洪水など) 1989年の大型台風の被害は 4億8千万USD、死者600人以上

• 台風 • 嵐 • 竜巻、など

• 洪水 • てっぽう水、など

2011年の大洪水は被害額45.7億USD、死者500人以上の被害をもたらした。

経済損失は世界史上4番目。

バンコクは地震可能性地域指定されており、地震は起こりうる。

2004年スマトラ島沖地震の際の津波被害は8.1億USD、死者5000人以上

• 地震 • 噴火 • 津波、など

• 干ばつ • 酷暑 • 寒波、など

インド洋熱帯域の海面水温は平年より2.8度上昇(2015年)。

2015年からの干ばつの為米の二期作を制限、大きな経済損失が発生。

(3)タイの自然災害リスク

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情報漏えい 不正

薬物 窃盗・横領

日系製造業のうち6割以上の企業が、社員が薬物を使用していた経験があると回答(日本人商工会議所調べ)。

麻薬の所持・販売などには重い刑が 課せられるものの、入手の容易さから麻薬依存・犯罪は多い。

ケースも多い。 外部業者と結託してことに及ぶケースもある。

製品や材料を横領して横流しし、利益を得る。

「窃盗」に対する認識の違いから、窃盗の意識なく社内の備品を持ち帰る

情報が漏れてしまう。

SNSの普及による情報の漏えい-社内の写真などをSNSに投稿し、結果として

不正会計による差額の着服や、営業利益の水増し。

家族経営の会社や

協力会社との癒着して私服を肥やす。 言語の問題から、日本人管理職のあずかり知らぬところで不正が行われていることがある。

情報の重要性に対する意識がITの成長に伴っていない。

(4)タイのコンプライアンスリスク

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タイの交通事故状況

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(1)タイは重大事故が多い

Rank Country Rate

1 Libya 73.4

2 Thailand 36.2

3 Malawi 35

4 Liberia 33.7

5 Congo 33.2

42 Viet Nam 24.5

67 Myanmar 20.3

80 Cambodia 17.4

100 Laos 14.3

163 Japan 4.7

出典:WHO「GLOBAL STATUS REPORT ON ROAD SAFETY 2015」

交通死亡事故

人口10万人に占める、自動車事故で死亡する人の割合が世界ワースト2位の死亡事故多発国です

下表は危険行為を問題ないと考えているドライバーの割合(2輪ドライバー調査)。 日本と比べて法令順守意識が低いのが特徴。 死亡事故の90%は飲酒運転によるものといわれております。

法令順守意識

車両別交通事故割合

タイはオートバイの保有割合が多い一方、交通事故は自動車や歩行者・自転車も大きい割合を占めている。

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自動車保険事故発生頻度 約80%

(2)タイは軽微な事故も多い

TMITH事故受付データより

自動車保険請求割合

1年間に契約した車両数に対して約80%の請求を受け付け。

日本のは10%台。

下表は原因別事故件数のトップ10. 運転技術不足、整備怠慢、法連遵守意識の欠如によるものが多い

事故原因

日本とタイの違い

支払い保険金の割合 3万バーツ以下:93% 1.5万バーツ以下:88%

ランク 原因 事故割合 1 整備不良・点検不測 10.8%

2 速度超過 7.4% 3 割り込み運転 7.2%

4 危険車間距離 4.9% 5 未熟運転 3.6%

6 優先通行妨害 2.4% 7 不適切車線走行 1.8%

8 酒酔い運転 1.5%

9 不適切追い越し 1.1%

10 ウインカー等不適切使用 1.0%

タイ警察資料より2013年度事故原因

日本とタイの比較 日本 タイ

赤信号での対応 車もバイクも停止する バイクは時に直進する

人を轢いた運転手の対応 被害者を救助する 救助意識は低い(特に重大事故)

救急車の到着時間 平均8.6分 渋滞時は1時間以上

病院での治療 デポジット不要 デポジットまたは保険証書の提示が必要

自賠責限度額(死亡) 3000万円 30万バーツ(約100万円) 37

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(3)タイの事故発生状況

バンコク

バンコク以外

タイ全土(上記計)

自動車普及率

2.2人/台

10.9人/台

8.0人/台

(ご参考) 日本 マレーシア シンガポール フィリピン インドネシア ベトナム

1.7人/台 5.0人/台 6.0人/台 30.0人/台 60.0人/台 200.0人/台

バンコクに限ると、ほぼ先進国並みに自動車が普及しており、交通渋滞により交通事故リスクが高い。 また、運転免許保有者数も10年間で1.6倍(2012年:約4,000万人)と増加している。

自動車普及率

バンコク

バンコク以外

タイ全土(上記計)

タイの人口(2013年)

569万人

5,909万人

6,478万人

8.8%

91.2%

100%

事故件数(2013年)

約3.5万件

約3.2万件

約6.7万件

52.2%

47.8%

100%

人身事故(2013年)

約0.8万件

約2.3万件

約3.1万件

25.8%

74.2%

100%

重大事故割合

バンコクの人口はタイ全土の8.8%に関らず、事故発生件数はバンコク以外の1.1倍と事故が多い。一方で人身事故の4分の3は地方で起きている(地方がバンコクに比して受傷者数3倍、死亡者数26倍)。 これは、地方の交通量がバンコクより少なく車両が高速で走行しやすく、更に多くのバイク運転者・同乗者がヘルメットを着用していないからと考えられる。 タイ警察資料より

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項目 内容

共通事項 • 海外旅行保険の証書を携行する

予防

運転手への指導

• 法定制限速度を守らせる

• 急な車線変更は控えさせる

• 車間距離を十分に取らせる

• 十分に睡眠を取らせる(最低6時間)

同乗者としての注意

• 高速道路ではシートベルトを必ず着用する • 過剰なリクライニングも危険

• オートバイには同乗しない。運転もしない。

• 危険と感じたら運転手を変更する。

歩行者としての注意 • 道路を横断する際は赤信号でも注意する

事故後の対応

• 轢かれた場合は路肩に退避する

• 救急車の到着を待たず、最寄の人に病院への搬送を依頼する

• 保険会社に連絡する

自分の身を守るのは自分です

(4)タイ駐在員に求められる交通事故対策

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(5)タイにおける事故対応の特徴(日本との相違点)

(1)過失割合は警察が決定 事故が起きたら、現状保存し警察を呼びます。 基本的に車を動かしてはいけないので、大渋滞の原因となります。 日本と異なり警察が過失割合を決定しますが、0:100 / 50:50 / 100:0 しかありません。日本の様に過失交渉を行い細かく過失割合を決める訳ではありませんのでご注意下さい。 (2)現場急行は保険会社のサービス 相手がいる事故の場合には必ず保険会社はサーベイヤーを現場に急行させ、警察への状況説明や、必要書類の作成などのお客様のサポートを行います。

現場急行したサーベイヤーが提出書類作成をサポート(駐車場内での事故)

現場急行サーベイヤー 運転手

(3)KFK(Knock for knock)自損自弁 タイではKFKルールが導入されています。これは一定の条件(車両保険あり、4トンもしくは20席以下のセダン/ピックアップ/バン)に該当した場合、過失の大小に関係なく、双方の保険会社間で求償行為を行わないというものです。急増する自動車保険事故への対応を迅速にするために、保険業界として策定したルールですが、参加していない保険会社も若干あります。 KFKルールの説明パンフレット(タイ語)

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以下のようなチェックリストを用いて進出予定地が洪水発生可能性の高い場所か否かを判断することが可能

洪水・冠水危険度チェック

□ 立地場所は、以前は低湿地であった。

□ 立地場所から2km圏内に河川、または運河が存在する。

□ 工場は、周囲よりも低い土地に立地している。

□ 過去、工場敷地内に浸水したことがある。

□ 過去、地域の冠水の影響で社員が出社できなくなったことがある。

□ 過去、地域の冠水の影響で原材料や部品が入荷しなくなったことがある。

適切な土地・入居工業団地の選定

(6)洪水リスク 求められる対策① (工場進出時のチェックポイント)

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事前予防 浸水の危険が高まった場合

実施

基準 毎年・同時期に実施・点検

周辺の河川や運河の水位が高まった場合

または、大雨が断続的に続いた場合

対策

事項

【BCP(事業継続計画)の策定と見直し】

•最大浸水深の想定・見直し

•緊急連絡網の整備・見直し

•緊急時行動計画の策定・見直し

•事業継続訓練の実施・課題の発見

【BCP(事業継続計画)の実行】

•河川または運河の水位確認、今後の雨量 見通しの

確認(工業団地などとも連携)

•調達原材料・部品の早めの仕入れ

•前倒し製造、出荷

•(可能な場合)別の場所での代替生産準備

•止水板・防水扉、土嚢の設置準備

•排水ポンプの準備

•通勤用大型バスの手配

•勤務シフトの見直し 等

【敷地内への浸水対策】

•洪水防護壁または止水板・防水扉の設置・点検

•土嚢の備蓄・点検

•排水状況の点検、詰まりの除去

【建屋内への浸水対策】

•床面・設備の嵩上げ

•機械設備の移設

•排水ポンプの設置・点検

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(6)洪水リスク 求められる対策② (適切な洪水対策の実施(平時/有事対策)

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