22
地球に優しい、人に優しい省エネ床下地材 コンクリート住宅・建築物用床下地パネル ネダフォーム (和室用) ネダフォーム LDK  (洋室用) ネダフォーム LDK303 (洋室用) R R R 油化三昌建材株式会社 技 術 資 料 (材料性能データ)

おことわり ネダフォーム R 製品改良のため予告な …...2. ネダフォーム 材料の性能 2ー1 一般物性 R 「ネダフォーム 」R の和室用・洋室用の一般物性(代表値)は、下記の通りです。

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地球に優しい、人に優しい省エネ床下地材 コンクリート住宅・建築物用床下地パネル

ネダフォーム     (和室用) ネダフォーム LDK  (洋室用) ネダフォーム LDK303 (洋室用)

R

R

R

油化三昌建材株式会社

製品改良のため予告なく規格その他を変更する事

があります。

おことわり

油化三昌建材株式会社 http://www.yukasansho.com/

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-2(新日石ビル5F) TEL.03(6212)6395  FAX.03(6212)6398

株式会社JSPグループ

技 術 資 料

(材料性能データ)

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目 次 ネダフォーム 技術資料

1. ネダフォーム の製品図と製品規格

  1-1 製品図(代表グレード)

  1-2 製品規格

2. ネダフォーム 材料の性能

  2-1 一般物性

  2-2 断熱性能(次世代省エネ及び新省エネ適合表)

  2-3 ネダフォーム 洋室用の桟木の釘引抜抵抗

3. ネダフォーム LDK施工床の性能

  3-1 ネダフォーム LDK床(ベニヤ貼り)の強度

  3-2 長期荷重によるひずみ

  3-3 UR(都市再生機構)の品質判定基準に添った

    載荷荷重、局部曲げ、衝撃試験

  3-4 発泡プラスチック床下地「ネダフォーム 」ベースの

    床暖房システム耐久試験結果(ガス会社統一基準方式による)

  3-5 遮音性能

4. 関連資材資料及び参考データ

  4-1 ネダタイト

  4-2 ネダタイト F

  4-3 ネダフォーム 及び関連材料の床荷重(構造計算用)

R

R

R

R

R

R

R

1

1~5

6

7

7

8

9

10

10~11

12

13~14

15

16

17

17

18

19

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・  

・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・

R

R

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15

15

15

909

909

606

130 ・ 110 ・ 93 ・ 78 ・ 65 ・ 50 ・ 40 ・ 33

※50、40、33mmの場合は裏面形状が異なります。

※厚さ50mm以上と厚さ40、33mm品は相决りの高さが異なります。

(洋室用)

  図5. ネダフォーム LDK303・・・33・40・50・65・80・95・110・130 製品図(厚さ呼称) R

303

241

62

桟木(40W)

5

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 1ー2 製品規格    ネダフォーム 和室用・洋室用の代表グレードの製品規格を表1に示します。 R

検査項目 製品検査項目

1. 外  観

2. 寸  法

3. 反  り

4. 融 着 度

1. 寸  法

2. 釘引抜き  抵 抗 値

3. 重  量

製 品 本 体 検 査

部 材 検 査

目立った傷、汚染、充填不足、融着不良のないこと。

表裏、たて、よこ2mm以内

角部を手でこすり、簡単に欠けないこと。

厚さ

たて

よこ

寸 法(mm)

ネダフォーム ネダフォーム LDK

ネダフォーム LDK303

R R

R

公差 (mm)

180、150、120 93、78、65 50、40、33

130、110、 93、78、65 50、40、33

900 909

595 606

±2.0

±4.0

±4.0

長さ

厚さ

寸 法(mm)

ネダフォーム LDK ネダフォーム LDK303

R

R

39.7±0.1

591±1 902

19±0.1

JIS Z 2121に基づく50kg以上で合格

ネダフォーム LDK用  : 200~240gr/本 ネダフォーム LDK303用 : 310~350gr/本

R

R

ネダフォーム ネダフォーム LDK ネダフォーム LDK303

R

R

R

ネダフォーム LDK ネダフォーム LDK303 用部材

R

R

(桟木)

ネダフォーム ネダフォーム LDK ネダフォーム LDK303

R

R

R

表1           製品検査基準

6

+1 -2

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2. ネダフォーム 材料の性能

 2ー1 一般物性

R

R

 「ネダフォーム 」の和室用・洋室用の一般物性(代表値)は、下記の通りです。

 尚、当製品はJIS A 9511-2006R(発泡プラスチック保温材)のビーズ法ポリスチレンフォーム

保温材2号(A-EPS-B-2)相当の性能を有しています。

 又、ネダフォーム には、フロン、ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドは一切含まれておりません。

表2 ネダフォーム の発泡部分の一般物性

R

R

表3 ネダフォーム のその他の物性

R

試験項目

熱伝導率

曲げ強さ

圧縮強さ

燃焼性

吸水量

単 位

W/m・K

N/cm2

N/cm2

g/100cm2

ネダフォーム 代表値

0.033

44

13

A-EPS-B-2規定値

0.037以下

25以上

12以上

適否

R

試験項目

圧縮弾性率

引張強度

せん断強度

線膨張係数

比熱

耐熱性

単 位

N/cm2

N/cm2

N/cm2

cm/cm℃

kcal/kg℃

変形開始温度

ネダフォーム 代表値

600

55

100

7×10-5

0 .29

80℃

試験方法

YB法

DIN 53571

DIN 53422(平均値)

R

1.1秒 残じん無し

燃焼限界線以下

3秒以内に炎が消えて残じん が無く、燃焼限界線を越えて 燃焼しないこと。

F☆☆☆☆等級(*1) F☆☆☆☆等級(*1)ホルムアルデヒド 放散による区分

(主たる試験方法 ; JIS A 9511-2006Rに拠る)

 (*1) 「JIS A 9511-2006R 4.2.6 ホルムアルデヒド放散による区分」により、原料にホルムアルデヒド

 を使用していないビーズ法ポリスチレンフォーム保温材は、「ホルムアルデヒド放散に関する試験を

 適用しない」、区分「F☆☆☆☆等級」、記号は「F☆☆☆☆」となりました。

0.14 1.0以下

140 205以下 透湿係数

(厚さ25mm当たり) ng/(m2・s・Pa) 適

7

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 2ー2 断熱性能    (ネダフォーム の詳細な断熱性能はクリーム色表紙のカタログ、「ネダフォーム の断熱性     能」をご覧下さい。)

R

表4 次世代省エネルギー基準及び新省エネルギー基準に適合する   ネダフォーム 和室用・洋室用(代表グレード)の厚さ(概算)

R

R

表5 ネダフォーム 及び関連材料の熱性能値(参考) R

構造・部位 床タイプ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ

鉄筋コンクリート造の住宅又は組積造の気密住宅

1階部︹その他の床︺

和 室

(稲わら

畳床)

洋 室

(板床)

ネダフォーム R

ネダフォーム LDK R

ネダフォーム LDK303 R

33 40 50 65 80 95 120 33 40 50 65 80 95 120 150 180 33 40 50 65 80 95 110 130

× × × × ◎ ◎ ◎ × × × × × × ◎ ◎ ◎ × × × × × × ○ ◎

○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × × ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎

○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × × ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎

○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎

ー ー ー ー ー ー ー ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎

ネダフォーム グレード R

材料名 熱伝導率(W/m・K) 熱抵抗値(m2・K/W) 備考

◎ 次世代省エネルギー基準及び新省エネルギー基準に適合する。 ◯ 新省エネルギー基準に適合する。   新省エネルギー基準に適合しない。(厚さ不足) ─ 断熱材を使用しなくてもよい。

ネダフォーム 稲わら畳 合板

パーティクルボード セメントモルタル コンクリート

0.037(*) 0.11 0.16 0.15 1.5 1.6

0.5(厚さ5.5mm) 0.075(厚さ12mm)

R

JIS規格値や、 住宅金融公庫 付録8等に拠る

×

(*)ネダフォーム の公的試験機関による熱伝導率は、0.033W/m・Kですが、ここではJIS A 9511   (発泡プラスチック保温板)A-EPS-B-2の最低基準値である0.037W/m・Kを使用しています。

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 2ー3 ネダフォーム 洋室用の桟木の釘引き抜き抵抗 R

R ネダフォーム 洋室用に埋め込み加工されている桟木(低発泡ポリスチレン製品)の釘引き抜き抵抗を、一般の材木根太と比較しました。(表6)

表6 ネダフォーム の洋室用桟木の釘引き抜き抵抗値

R

釘の引き抜き強度(kg)

321 4 平均

60.9

43.3

51.0

37.0

19mm

20mm

20mm

20mm

合成木材 (ポリスチレン系)

杉  (D=0.43g/cm3)

桧  (D=0.38g/cm3)

ラワン(D=0.52g/cm3)

56.5

49.4

54.2

52.8

50.2

55.2

60.8

35.8

58.6

38.2

58.0

60.4

56.6

46.5

56.0

46.5

試験方法;JIS-Z-2121 釘の種類;スクリュー釘38mmL

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3. ネダフォーム LDK施工床の性能

 3ー1 ネダフォーム LDK床(ベニヤ貼り)の強度

R

R ネダフォーム LDKに6、9、12mmのベニヤ板を貼り合わせた製品に等分布荷重を掛け

た場合のひずみ量は200kg/m2の荷重時で0.2mm以下、5TON/m2の荷重時でも1.6mm

以下です。

R

(1)積載荷重

R 30kg-mの落下衝撃エネルギーを掛けた場合、ネダフォーム LDKに6mmのベニヤ板を

貼り合わせたもので1mm、9mmのベニヤ板を貼り合わせたもので0.5mm、12mmのベニ

ヤ板を貼り合わせたもので0.1mmのひずみが発生するだけです。

(2)耐衝撃性

図6 ネダフォーム LDKの積載荷重

R

図7 ネダフォーム LDKの耐衝撃性

R

0

1

2

3

4

5

6

7

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

0

1

10 30 50

2

3

4

5

6

重(

 

TON/m2

最大厚み(mm)

衝撃エネルギー(kg-m)

ネダフォーム   のひずみ量(  )

L D K

mm

ネダフォームLDK+6mmベニヤ板 ネダフォームLDK+9mmベニヤ板 ネダフォームLDK+12mmベニヤ板

ネダフォームLDK+6mmベニヤ板 ネダフォームLDK+9mmベニヤ板 ネダフォームLDK+12mmベニヤ板

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R ネダフォーム LDKに6、9、12mmのベニヤ板を貼り合わせた製品の中央部に直径10cm

の正円のアタッチメントをあて、2mm/minの圧縮速度で荷重をかけていき、その際の荷重と

変形量の関係につきまとめたものが図8です。

200kgの荷重を掛けた時

  ネダフォーム LDKに 6mmのベニヤ板を貼り合わせたもの  3.4mm

  ネダフォーム LDKに 9mmのベニヤ板を貼り合わせたもの  1.6mm

  ネダフォーム LDKに12mmのベニヤ板を貼り合わせたもの  1.3mm

のひずみが発生するだけです。

(3)局部曲げ強さ

図8 ネダフォーム LDKの局部曲げ強さ

R

R

R

R

200

0

400

600

800

1000

1 2 3 4 5 6

重(

kg

ひずみ量(mm)

ネダフォームLDK+6mmベニヤ板 ネダフォームLDK+9mmベニヤ板 ネダフォームLDK+12mmベニヤ板

11

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 3ー2 長期荷重によるひずみ R

R

R

R ネダフォーム (材料単体)及びネダフォーム LDK床(ベニヤ貼り)の場合の長期荷重

によるひずみを図9に示します。

 ネダフォーム 50mmの場合、荷重0.5kg/cm2(5TON/m2)で連続500日後のひずみ量

は、1.5%(0.75mm)以下です。〔図9 (1)〕

 ネダフォーム LDKにベニヤ貼りした床は、ベニヤの剛性が作用して広い面で受圧する

ため、荷重4.0kg/cm2(40TON/m2)で連続500日後のひずみ量は、1.5%(ネダフォーム

LDK50で0.75mm)以下となります。〔図9 (2)〕

図9 ネダフォーム 、ネダフォーム LDK床(ベニヤ貼り)の長期荷重によるひずみ

R R

R

(1)ネダフォーム 単体の場合 R

R(2)ネダフォーム LDK床(ベニヤ貼り)の場合

0.3kg/cm2

0.5kg/cm2

0.7kg/cm2

4.0kg/cm2

( 40TON/m2 )

ポリスチレンフォームの厚さ( )

ネダフォーム   床の高さ( )

L D K

100

95

90

100

95

90

1 10 100 1000

1 10 100 1000

500

500

経 日 数( 日 )

経 日 数( 日 )

ポリスチレンフォーム ア 50 (密度25kg/m3)

P

ネダフォームLDK ア 50モルタル ア 10

ベニヤ ア 12

Pひずみ量=測定点A、Bの平均値

A B

12

( 5TON/m2 )

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 3ー3 UR(都市再生機構)の品質判定基準に添った載荷荷重、局部曲げ、     衝撃の試験方法と測定位置及び結果は次の通りです。

 1-1 試験体

     実際と同等の施工仕様により床仕上げ材まで組立てられた約10m2の床。

     試験体の周囲は際根太(36×45mm、束ピッチ450mm)を設置する。

     床仕上げ高さは100mm(ネダフォーム LDK80)、床仕上げ材は複合1種フローリング(t12)

 1-2 載荷荷重試験

     面積1m2 (1m×1m正方形)に等分布荷重の載荷を行う。

     載荷位置は試験体の弱い部分とする。

     載荷方法は400kgf/m2 (3922.7N/m2 ) の繰り返し加力とし、各繰り返し段階において5分間載荷を

     継続した後除荷し、各部位の変位を測定する。

 1-3 局部曲げ試験

     試験個所は試験体の弱い部分とし、加力方法は床面にφ8cmの加圧板(球座付き)を介して繰り返

     しによる局部曲げ荷重を加える。

     繰り返し荷重は、100kgf/m2 (980.7N/m2 )及び400kgf/m2 (3922.7N/m2 ) とし、各繰り返し荷重に

     達した後除荷し各部の変位を測定する。

 1-4 衝撃試験

     試験はJIS A 1414(建築用構成材(パネル)及びその構造部分の性能試験方法)の6,15(衝撃試験)

     の規定に準拠するほか次による。

     試験は試験体の弱い部分で、質量30kgの砂袋を高さ50cmから自由落下させ、衝撃を加える。

     衝撃は同一箇所につき3回加え、衝撃後5分後に残留変位を測定する。

(2) 測定位置   載荷荷重、局部曲げ、衝撃試験の測定位置を図10に示す。

(1)試験方法〔概略〕

図10 載荷・加力及び測定位置

R

900

4000

900 900 900 324

595

3000

595

595

595

544JK(局) PK(局)

SP(衝) JA(衝)

PC(衝)

SP(局) JA(局)

PC(局)

SP(載) JA(載)

PC(載)

1m×1m(載荷範囲)

13

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  ネダフォーム の性能試験の結果を表7に示す。

(3)試験結果

表7 試験結果

R

試験項目 測定項目 測定位置 試験結果 URの品質判定基準 適否

1.載荷荷重

2.局部曲げ

3.衝 撃

備 考

・400kgf/m2時の状況

・400kgf/m2時の荷重ー変位曲線

・400kgf/m2時の変位

・400kgf/m2除荷後の残留

・400kgf時の状況

・400kgf時の荷重ー変位曲線

・100kgf時の変位

・400kgf時の変位

・400kgf除荷後の残留

・15kg・m時の状況

・15kg・m時残留変位

・変位測定位置

SP

JA

PC

SP

JA

PC

JK

PK

SP

JA

PC

JK

PK

SP

JA

PC

JK

PK

SP

JA

PC

SP

JA

PC

JK:

PK:

SP:

JA:

PC:

異常なし

弾性範囲内

0.11mm

0.18mm

0.13mm

0.11mm

0.18mm

0.12mm

異常なし

弾性範囲内

0.17mm

0.17mm

0.04mm

0.21mm

0.16mm

0.91mm

1.20mm

0.66mm

0.96mm

1.46mm

0.32mm

0.21mm

0.04mm

0.14mm

0.27mm

異常なし

1.11mm

0.78mm

0.99mm

壁際接合面支持間中央

壁際部支持間中央

床中央部支持脚部

床中央接合面支持間中央

床中央支持間中央

耐力上及び使用上の支障のないこと

弾性範囲内にあること

耐力上及び使用上の支障のないこと

弾性範囲内にあること

耐力上及び使用上の支障のないこと

衝撃時の残留変位 1.5mm以下

400kgf/m2(3922.7N/m2)時 の各部の変位 7.5mm以下

400kgf/m2(3922.7N/m2) 除荷後の各部の残留変位  1.5mm以下

荷重100kgf(980.7N)時の 変位 2.5mm以下

荷重100kgf(980.7N)時の 変位 3.0mm以下

荷重400kgf(3922.7N)時の 各部の変位 12.5mm以下

400kgf(3922.7N)除荷後の 各部の残留変位 2.5mm以下

14

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 3ー4 発泡プラスチック床下地「ネダフォーム 」ベースの床暖房システム     耐久試験結果(ガス会社統一基準方式による)

 1-1 加熱試験条件

   温水循環8時間(熱源器部設定水温80度)、温水循環停止4時間、計12時間を1サイクルとして

   100サイクル繰り返し加熱終了後、300時間連続温水循環し、計1500時間行う。

 1-2 耐久性条件

   A 温水パネルを配した温水循環サイクル部分

   B 熱がこもった状態を想定し、カーペット(60cm角)を常時敷く部分

   C 濡れ雑巾を想定し、30cm角のタオルを毎日300ccの水を供給する部分

   D 水をこぼした事を想定し、毎日30ccの水を供給する部分

 1-3 測定条件

    0サイクル(初日)、20サイクル(10日後)、50サイクル(25日後)、100サイクル(50日後)、連続300時間終了

   後(63日後)、計5回測定

(2) 測定部位   熱耐久試験(試験体)の測定部位及び繰り返し荷重耐久試験の荷重位置をを図11に示す。

(3) 測定項目及び測定方法と試験結果

   ※外観上も特に異常は見られなかった。また、濡れ雑巾、水30cc部分も異常は見られなかった。

 2. 繰り返し荷重耐久試験結果(試験方法:80mmφ 100kgの繰り返し荷重を60万回行う)

   ※繰り返し荷重耐久性に特に異常は見られなかった。

(1)試験方法〔概略〕

図11 熱耐久試験(試験体)の測定部位及び繰り返し荷重耐久試験の荷重位置

15

測定項目

隙間(エンド側)

隙間(サイド側)

段差(エンド側)

段差(サイド側)

巾反り

含水率

全体寸法

測定数

10

10

5

5

5

5

2

0.5mm以下

0.5mm以下

0.5mm以下

0.5mm以下

0.5mm以下

0.1mm

0.15mm

0.15mm

0.05mm

0.25mm

-3.0%

-1mm

測定部位 規格値 測定方法 試験結果

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)

隙間ゲージにて、床材に発生した隙間の大きさを測定

ダイヤルゲージ(1/100mm)を用いて計測

含水率計kett MT-8Sにてフローリングの含水率を計測(最少含水率4%)

フローリング施工部分の全体の長さを1.00mm精度で測定

床材ー床材継ぎ目部分に80mmの直尺の中央部を合わせ、直尺 の一端を床材の表面に接するように立てた時、他端と床材表面 との隙間の大きさを隙間ケージにて測定(0.05mm精度)

 1. 熱耐久試験結果

荷重無し

荷重有り

荷重無し

荷重有り

A 下地材中央(モルタル無し)部 下地パネル緩衝層(モルタル上)部

60万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量2.0mm60万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量2.5mm60万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量-1.4mm10万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量1.5mm

ウェート近傍 500mm地点 ウェート近傍 500mm地点 ウェート近傍 500mm地点 ウェート近傍 500mm地点

ウェート近傍 430mm地点 ウェート近傍 430mm地点

0mm地点

ウェート近傍 720mm地点

30万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量1.5mm60万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量1.9mm30万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量1.5mm30万回後で初期よりの 最大ひずみ変動量1.8mm

R

L2

L1 L1

L2

1

2

3

45

6

78

910

A B

DC

E

441 4411,350 1,350

2,700

1,818

1,818

303

303

303

303

303

303

水30cc濡れ雑巾(300cc)

カーペット

1)熱耐久試験測定部位

 (1)隙間(サイド側)

 (2)隙間(エンド側) 1 10

 (3)段差(サイド側) 

 (4)段差(エンド側)  1  5

 (5)巾反り    

 (6)含水率 

 (7)全体寸法

 ※点線部分 小根太入りハード温水マツト

2)繰り返し荷重耐久試験荷重位置

   モルタル無し部

   モルタル上部

A B

~ L1ーL1、 L2ーL2

110

659

121212

床暖房用フローリング(厚 12) (ホットナーHA)

床暖マット(厚 12) (UFMー12D2D1ーSKD)

合板(厚 12)

発泡プラスチック系床下地材(厚 65) (ネダフォームAー2)

レベル調整剤(厚 約9) (モルタルダンゴ)

コンクリートスラブ

床構造断面図

合木根太

A

B

A

B

A B

配管直行 方  向

配管平行 方  向

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 3ー5 遮音性能

16

一般タイプ 遮音タイプ

和 室

(ア40、 50)

 和 室 

(ア65、 80、 95)

 和 室 

(ア120~300)

洋室LDK

(ア33、 40、 50、 65)

  洋室LDK  

(ア80、 95)

洋室LDK

(ア120~300)

洋室LDK303

(ア33~95)

洋室SP

(ア65、 80、 95)

洋室EX

(ア70~102)

洋室EX(無制振)

(ア70~102)

洋室A-5・DF

(ア120~150)

洋室A-5・MC

(ア120~150)

洋室A-5・SS

(ア120~150)

洋室床暖A-3

(温水マット仕様)

ネダフォーム グレードと厚み(※1)

LH(重量床衝撃音性能)

L数(※2) 取得した特認 LL(軽量床衝撃音性能)

L数(※2) 取得した特認 仕上げ材との 納まり(※3)

50

50

50

50

50

50

50

55

50

55

55

50

50

50

45

45

45

60

60

60

60

60

45

55

50

45

40

40

畳直置き

畳直置き

畳直置き

直張り

直張り

直張り

直張り(※4)

直張り(※4)

制振材 t4(※4)

直張り(※4)

直張り(※4)

制振材 t6(※4)

ΔL=0dB

ΔL=-1dB

ΔL=+1dB

ΔL=-1dB

ΔL=+1dB

ΔL=0dB

ΔL=0dB

合板t12捨張り     (※4)

制振材t6と 合板t12捨張り(※4)

床仕上げ構造区分 「4」

床仕上げ構造区分 「4」

床仕上げ構造区分 「3」

床仕上げ構造区分 「5」

床仕上げ構造区分 「4」

床仕上げ構造区分 「2」

床仕上げ構造区分 「3」

(※1) グレード厚みの詳細は総合カタログ又は技術資料の製品図をご覧ください。

(※2) 上記L数値は「裸スラブデータ;日総試学会発表・統計処理データ」及び「(弊社が多数取得し

  た)ΔL特認試験時の低減量データ(試験番号省略)」に基いて推定したL値であって、性能保

  証するものではありません。

(※3) 仕上げ材との納まりの詳細は弊社にお問合せください。

(※4) 尺モジュールの仕上げ材に対応しています。

表8 ネダフォーム 床衝撃音レベル等級表(厚み200mmスラブ上の推定値) R

R

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4. 関連資材資料及び参考データ

 4ー1 ネダタイト

R

 ネダタイト は“エチレン・酢酸ビニル共重合体”を主成分とした、ネダフォーム 施工用に

開発された接着剤です。

R

R

R

(1)用 途

  ●ネダフォーム (和室用・洋室用)の底面とモルタルとの接着(原液)及びモルタルと

   スラブ面との接着剤(希釈液)。

(2)特 長

  ●ネダフォーム (和室用・洋室用)を侵すことなくモルタルと強い接着力を保ちます。

  ●ホルムアルデヒド発散建材の表示基準はF☆☆☆☆(JAIA001494)。また、特定

  測定物質と称されているその他、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンについ

   ても原料として使用しておりません。

(3)性 状

  主成分・・・エチレン、酢酸ビニル共重合体

  外 観・・・乳白色エマルジョン(合成樹脂ポリマーディスパージョン)

  固形分・・・52~57%(JIS K-6828に準ずる)

  粘 度・・・5,000~10,000CP(JIS K-6828に準ずる)

  pH ・・・4~6(JIS K-6828に準ずる)

(4)技術データ

  試験体            接着力

(5)梱包容量

  18kg/缶(別途特注9kg/缶) 

 

R

経過日数 2日 7日 28日

3.6 *4.4 *4.7接着力(kg/cm2)

(*ネダフォーム 材破) R

ネダタイト RRネダフォーム 施工用専用接着剤

治 具 エポキシ ネダフォーム ネダタイト モルタル

17

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 4ー2 ネダタイトF

R

 ネダタイトF は“エチレン・酢酸ビニル共重合体”を主成分とした、ネダフォーム 上貼り

施工用に開発された接着剤です。

R

R

R

(1)用 途

  ●ネダフォーム 洋室用の表面と上貼り(捨て貼り合板及びフローリング)の釘止め併用

   接着剤。

(2)特 長

  ●ネダフォーム 洋室用を侵すことなく上貼り材と強い接着力を保ちます。(発泡面に

   筋状塗布。桟木の上は厳禁)

  ●ホルムアルデヒド発散建材の表示基準はF☆☆☆☆(JAIA001495)。また、特定

   測定物質と称されているトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンについても原

   料として使用しておりません。

(3)性 状

  主成分・・・エチレン、酢酸ビニル共重合体

  外 観・・・乳白色ペースト状(合成樹脂ポリマーディスパージョン)

  固形分・・・78~81%(JIS K-6828に準ずる)

  pH ・・・5.5~6.5(JIS K-6828に準ずる)

(4)技術データ

  試験体            接着力(kg/cm2)

(5)梱包容量

  18kg/箱(3kg/袋×6袋) 

 

R

経過時間 24hr 48hr 72hr

4.0 *4.8 *4.8バーチクルボード

+ ネダフォーム

3.0 *4.8 *4.8コンパネ +

ネダフォーム

(*ネダフォーム 材破) R

ネダタイトF R

ネダフォーム の上貼り施工用専用接着剤

R

R

治 具 エポキシ

ネダフォーム ネダタイトF

治 具

エポキシ

コンパネ又は バーチクルボード

R

18

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 4ー3 ネダフォーム 及び関連材料の床荷重(構造計算用) R

材料名

ネダフォーム

ネダフォーム LDK

ネダフォーム LDK303

不陸調整用モルタル

ネダタイト

ネダタイトF

グレード(呼称) 施工条件等

構造計算用床荷重 (kg/m2)

33

40

50

65

80

95

33

40

50

65

80

95

120

150

180

33

40

50

65

80

95

110

130

0.8 以下

1.0 〃

1 .3 〃

1.5 〃

1.8 〃

2.0 〃

1.6 以下

1.8 〃

2 .0 〃

2.1 〃

2.3 〃

2.5 〃

2.6 〃

2.8 〃

3.1 〃

2.0 以下

2.2 〃

2 .4 〃

2.5 〃

2.6 〃

2.8 〃

3.1 〃

3.4 〃

3.8 以下

7.5 〃

15 .0 〃

0.3 以下

0.2 以下

mm

mm

mm

ダンゴ工法

板貼り用

ダンゴ工法

調整シロ 5mm

  〃  10mm

  〃  15mm

R

R

R

R

R

表9 ネダフォーム (代表グレード)及び関連材料の床荷重 R

19

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地球に優しい、人に優しい省エネ床下地材 コンクリート住宅・建築物用床下地パネル

ネダフォーム     (和室用) ネダフォーム LDK  (洋室用) ネダフォーム LDK303 (洋室用)

R

R

R

油化三昌建材株式会社

製品改良のため予告なく規格その他を変更する事

があります。

おことわり

油化三昌建材株式会社 http://www.yukasansho.com/

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-2(新日石ビル5F) TEL.03(6212)6395  FAX.03(6212)6398

株式会社JSPグループ

技 術 資 料

(材料性能データ)