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150 150 重点プロジェクト

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150149 150149

重点プロジェクト

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152151

後期基本計画において重点的・積極的に

取り組む6つの重点プロジェクト

重点プロジェクト

重点プロジェクトは、まちの将来像「優しさと輝きとうるおいのあるまち湘南さむかわ」

の実現と、後期基本計画推進の基本姿勢を踏まえて、後期基本計画に定める分野の枠組みに

とらわれず、重点的、かつ積極的に取り組むべきことがらを位置付けるため、以下の 6つを

設定します。

また、この重点プロジェクトを設定することにより、限りある町の資源・財源の重点的活

用と、より一層の効率的・効果的な施策展開をめざします。

1 明日を担う子どもたちの健やかな育成

2 安心して暮らせるまちづくり

3 地域の絆づくり

4 いきいきと暮らせるまちづくり

5 活力ある産業の育成

6 豊かな自然の保全

後期基本計画推進の基本姿勢

後期基本計画分野別計画

優しさと 輝きと うるおいのあるまち 湘南さむかわ

優しさと 輝きと うるおいのあるまち 湘南さむかわ

やさ

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152151

重点プロジェクト

プロジェクト1 明日を担う子どもたちの健やかな育成

○少子高齢化が一層進む中、子どもたちの笑顔は町の宝であり、その子どもたちを健やか

に育てることは、大人たちの大きな責務です。そこで、子どもの学齢期に養うべき確か

な学力や豊かな心、健やかな体を育むための教育環境を整えます。また、町の将来を担

う子どもたちが、勉強以外にも、さまざまな「教育」の場面にふれることで、夢にあふ

れる将来を自ら考えられるよう「生きる力」を育みます。

プロジェクトの内容

(1)少人数学習や特別支援学級を拡充します

・授業内容等を勘案しながら必要に応じて少人数学習を拡充し、習熟度を高めなが

ら、学力の向上をめざします。

・障がいのある児童生徒の支援をさらに充実するため、必要に応じて特別支援学級

を拡充します。

【施策の方向】

○少人数学習の拡充

○特別支援学級の拡充

(2)「地域のせんせい」をつくり、地域での絆づくり教育を進めます

・地域で活躍する人や多種多様な企業(業種)で働く人を「地域のせんせい」として

人材登録し、将来を担う子どもたちが、勉強以外のさまざまな話を聞いたり、体

験できたりする機会を設けます。また、地域の人の教育現場への参加により、地

域の教育力を充実します。

【施策の方向】

○「地域のせんせい」ふれあい事業の推進

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154153

プロジェクト2 安心して暮らせるまちづくり

○ 過去に発生した大震災の教訓を生かして、地震や台風などの災害に強いまちづくりと

して、地域の防災体制の強化を進めます。また、近年、悪質・凶悪化する犯罪にも対

応し、特に地域の子どもたちの安全を確保するよう、地域における防犯体制を充実し

ます。

プロジェクトの内容

(1)自主防災組織の強化、資機材の充実、防災協定を拡充します

・新たな想定に基づいた地域防災計画の見直しを進めます。 ・自主防災組織強化のため、自治会加入率向上を図るとともに、災害に備え、自治

会主体による地域の要援護者支援体制づくりを支援します。 ・「自らの身は自ら守る」を前提に、町民各自がしっかりとした備えを行うとともに、

行政として町民の生命・財産を守ることを最重要に食糧をはじめとした備蓄品や

防災資機材を充実します。 ・地域主体による日々の訓練を通して、災害に対する備えを強化します。 ・災害想定に基づきさまざまな角度から検討を進め、地域・民間レベルでの協定な

ど、多様な形で防災協定を拡充します。

【施策の方向】

○地域防災計画の新たな想定での見直し

○自主防災組織の強化

○防災資機材等の充実

○地域防災訓練の充実

○防災協定の拡充 (2)子ども見守り隊や防犯パトロールを促進します

・子どもたちが安全に暮らせるよう地域の実情に合わせ、子ども見守り隊の設置を

促進します。

【施策の方向】

○地域子ども見守り隊の設置促進

○地域防犯パトロールの促進

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154153

重点プロジェクト

プロジェクト3 地域の絆づくり

○地域のことは地域で決めるという新たな地方分権の時代に入り、より個性的で魅力ある

まちづくりが求められています。地域の実情に応じた、コミュニティの維持・形成、ま

ちづくりを進めるとともに、町民と町が自治の担い手として、それぞれの役割と責任を

果たしながら、連携、協働をしていくことが重要です。

プロジェクトの内容

(1)新たな地域コミュニティをつくります

・まちづくり懇談会等で把握された地域課題の解決に向け、「地域でできることは地

域で(共助)」の考え方のもと、地域の力を結集した取り組みを支援するとともに、

実情に応じて新たな地域コミュニティ組織の創設を支援します。 ・地域の実情に応じて地域コミュニティの活動の場としてのセンター機能を設置し

ます。

【施策の方向】

○地域コミュニティ組織の設置

○地域コミュニティセンター(機能)の設置 (2)地域主体による活性化事業を支援します

・行政との調整や情報提供などを行う人材として、職員(地域担当職員)を担当地

区ごとに配置し、地域と行政のパイプ役として組織の円滑な運営を支援します。

【施策の方向】

○地域担当職員制度の創設 (3)まちづくり懇談会を開催します

・地域と行政がまちづくりについて話し合いの場を持つことで、それぞれの役割を

認識しながら、地域課題解決に向けた取り組みを進めます。

【施策の方向】

○地域別まちづくり懇談会の充実

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156155

プロジェクト4 いきいきと暮らせるまちづくり

○世代間の多様な価値観の違いや急速な核家族化が見られる中で、子どもと高齢者などの

ふれあいにより、絆を深め、心豊かに暮らせる社会を構築します。また、子どもをはじ

め、すべての町民が心と身体の健康を確保し、生涯にわたっていきいきと暮らせる環境

づくりを進めます。

プロジェクトの内容

(1)世代間交流や高齢者の生涯学習を支援します

・子どもと高齢者などをはじめとした世代間の交流により絆を深め、心豊かに暮ら

せる社会を構築します。

【施策の方向】

○世代間交流事業の推進 (2)食育計画をつくり、健康づくりを進めます

・さむかわ元気プランに食育計画を包含し、食育に関する普及啓発等を行い、町民

の健康づくりを進めます。

・健康でいるための各種健診を充実し、町民の健康不安を解消します。

・健康につながる活動を行っている団体(サークル)について広報などを通じて活

動PRをするとともに、団体の育成・支援を行います。

【施策の方向】

○食育の推進

○各種健診の充実

○健康づくり活動団体の育成・支援

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156155

重点プロジェクト

プロジェクト5 活力ある産業の育成

○活力ある産業の育成に必要な都市基盤として、広域的な道路ネットワークの整備を進め

ます。また、町内の熱意ある企業や商業者に対する総合的な産業支援、広域行政による

「産・学・官」の連携による新たな産業チャンスを創出します。

プロジェクトの内容

(1)(仮称)湘南台寒川線の早期整備による産業の活性化

・さがみ縦貫道路(仮称)寒川北インターチェンジと藤沢市方面を結ぶ(仮称)湘

南台寒川線は、広域的なネットワークを形成する重要な幹線であるとともに、ツ

インシティを支える幹線道路でもあるため、生活環境に配慮しながら、町民や県、

企業等と調整を行い、早期整備を促進します。

【施策の方向】

○(仮称)湘南台寒川線の早期整備 (2)産業チャレンジ応援プログラムの導入

・熱意ある企業や商業者に対する総合的な産業支援プログラムを構築し、活力ある

産業の育成を図ります。

・地域産業の振興、新たな産業チャンスの創出をめざし、近隣市との広域連携及び

産学官が連携できる基盤を整備します。

【施策の方向】

○総合的産業支援プログラムの構築

○広域による産業振興の推進

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プロジェクト6 豊かな自然の保全

○都市化の進展により自然環境が減少している中、町の魅力である豊かな自然環境を、

町民の共通の財産として次代に引き継いでいくために、新たな環境共生型のまちづくり

を進めます。

プロジェクトの内容

(1)企業と連携したエコタウン計画をつくります

・太陽光発電システムなどを普及促進しながら、企業などと連携を図り、全町的な

エコタウン計画などを検討します。

【施策の方向】

○エコタウン計画等の策定検討 (2)クリーンエネルギーを普及促進します

・太陽光発電や電気自動車などのクリーンエネルギーの普及啓発、促進します。

・藤沢市・茅ヶ崎市とともに進めている環境施策について、スケールメリットの点

から広域行政により進めます。

【施策の方向】

○クリーンエネルギーの普及促進

○環境施策の広域的推進

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158157 158157

財 政 計 画

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160159

後期基本計画における財政計画

1 社会経済環境

平成 19 年(2007 年)頃から顕在化したサブプライムローン問題を発端とする米国住宅金

融市場の混乱は、次第に国際金融市場へと広がりを見せ、平成 20 年(2008 年)のリーマン

ショックを契機に世界同時不況に陥り、国内経済は欧米を上回る急激な落ち込みを見せ、そ

の後も景気の足踏み状態が続く中、平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災により、国

内の経済活動は深刻な打撃を受けました。その後、官民の総力を結集した復旧・復興努力を

通じてサプライチェーンの急速な立て直しが図られ、景気は徐々に持ち直しに転じましたが、

円高の進行や欧州債務危機による世界経済の減速が景気の持ち直しを緩やかなものにしてい

ます。

国では、平成24年度の日本経済は、本格的な復興施策の集中的な推進によって着実な需要

の発現と雇用の創出が見込まれ、国内需要が成長を主導するとしています。また、世界経済

については、欧州債務危機を主因とする世界の金融資本市場の動揺が、各国政府等の協調し

た政策努力により安定化することを前提とし、主要国経済は減速から持ち直しに転じていく

と期待されます。これらによって、我が国の輸出や生産にとって望ましい環境をもたらして

いくものと考えられ、国内の景気は緩やかに回復していくことが見込まれるとしています。

また、物価については、消費者物価上昇率はGDPギャップの縮小等により0.1%程度になる

と見込まれ、GDPデフレーターは緩やかに下落し、また、完全失業率は雇用者数の緩やか

な増加から低下すると見込まれます。こうした結果、平成24年度の国内総生産の実質成長率

は2.2%程度、名目成長率は2.0%程度と、実質、名目ともプラスに転じるとしています。

しかしながら、先行きのリスクとしては、欧州債務危機の深刻化等を背景とした海外経済

のさらなる下振れ、円高の進行やそれに伴う国内空洞化の加速、電力供給の制約等が挙げら

れ、依然として先行き不透明な部分も多く、引き続き厳しい社会経済環境が懸念されていま

す。

2 町の財政状況と課題

町の財政状況は、町総合計画「さむかわ2020プラン」のスタート年次である平成 14

年度以降は、いざなみ景気により右肩上がり若しくは横ばいに推移してきましたが、平成 20

年度をピークに世界同時不況により急速に財政状況が悪化しています。

歳入については、特に歳入の根幹となる町税のうち法人町民税は、平成 20 年度決算の約

13 億円に対し、平成 21 年度決算は約 5 億円と約 8 億円の減額(約 60%)となりました。平

成 22 年度決算については、国の景気浮揚策により約 8億円と若干は持ち直したものの、いま

だ先行き不透明であり、依然として厳しい状況が続いています。また、個人町民税では、法

人町民税ほど急激な変化はないものの、法人町民税に連動して徐々に下方に推移しています。

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160159

財政計画

<図表1> <図表2>

<図表3>

歳出については、人件費、扶助費、公債費の 3 費目を合わせた義務的経費は、平成14年度

決算で約 59億円でしたが、平成 16年度には公債費の償還ピークにより 68億円まで増加しま

した。その後は毎年扶助費が一定の伸びを見せるものの、人件費や町債の抑制により徐々に

下方推移をしていましたが、平成 22年度に創設された子ども手当により扶助費が大幅な増額

となり、平成 22年度決算では約 67億円でした。 <図表4> <図表5>

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000

4,500,000

5,000,000

町税の推移

町民税

固定資産税

軽自動車税

たばこ税

都市計画税

千円

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

町民税の推移

うち個人

うち法人

千円

0

2,000,000

4,000,000

6,000,000

8,000,000

10,000,000

12,000,000

14,000,000

16,000,000

一般会計における歳入の推移

その他

町債

繰入金

県支出金

国庫支出金

町税

千円

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000

一般会計における歳出(性質別)の推移

人件費

物件費

維持補修費

扶助費

補助費等

普通建設事業費

公債費

積立金

投資及び出資金

貸付金

繰出金

千円

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000

一般会計における義務的経費の推移

人件費

扶助費

公債費

千円

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162161

人件費は、平成 14 年度決算では約 34 億円でしたが、職員定員管理計画の見直しによる職

員数の削減や給与の引き下げ、各種手当等の見直し等により一定の効果を上げ、平成 22年度

決算では約 30億円となりました。今後につきましても、業務量に対する適正な職員配置と国

県及び近隣市町村とのバランスに配慮しながら給与水準について適宜見直しが必要です。 <図表6> <図表7>

<図表8>

扶助費は、平成 14年度決算では約 12億円で

したが、少子高齢化等の進行により生活や医療

に関する扶助費等が伸びを見せ、平成 21 年度

決算では約 18 億円(平成 14 年度と比較して

53.8%の増額)となり、平成 22 年度決算では

新たに創設された子ども手当により約 24 億円

(平成 14年度と比較して 106.6%の増額)と倍

額以上の増額となっています。

公債費は、平成 14年度決算では約 13億円で

あり、そのうち償還元金は約 9億円、償還利子

が約 4億円となっています。その後、償還元金

と借入金とのバランスを保ちながら健全財政に努め、平成 22 年度決算では、約 13 億円で、

そのうち償還元金が約 10億円、償還利子が約 3億円となっています。しかし、寒川駅北口地

区土地区画整理事業や小中学校の耐震化事業等の建設需要に伴う借入金の増加により、償還

額が微増傾向にあることから、財政の硬直化を防ぐために、借入金を抑制する必要がありま

す。

<図表9> <図表10>

一般会計において、設置目的の財源に充てる場合に限り、その全部又は一部を処分するこ

とができる基金として、それぞれの目的に応じて 11 基金を設置しており、平成 22 年度末現

在高で約 14億円を積み立てています。その中でも年度間の財源の不均衡を調整するために設

置している財政調整基金については、平成 14 年度末では約 4 億円の積立金がありましたが、

88.0%90.0%92.0%94.0%96.0%98.0%100.0%102.0%104.0%

一般会計における人件費と職員数の推移

対14年度

人件費伸率

対14年度

職員数伸率4040.54141.54242.54343.544

一般行政職平均年齢

一般行政職平均年齢

100.0%

120.0%

140.0%

160.0%

180.0%

200.0%

220.0%

平成14年度に対する伸率(扶助費)

対14年度伸率

0200,000400,000600,000800,0001,000,0001,200,0001,400,0001,600,0001,800,0002,000,000

町債償還元金と借入金

償還元金

借入額

千円

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

町債償還元利金と借入金

町債償還額

借入額

千円

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162161

財政計画

建設需要の増加等のため取り崩しを行い、平成 20年度まで減少傾向にありました。しかしな

がら、平成 21 年度には二本松公園用地の売却により積立額が増加し、平成 22 年度末現在高

では約 7 億円となっています。今後見込まれる災害など緊急な対応としての行政需要を勘案

すると、基金の取り崩しについて慎重に対応する必要があります。

<図表11> <図表12>

<図表13>

一般会計に(仮称)健康福祉総合センター

用地取得事業特別会計を加えた普通会計ベー

スでの地方債残高は、平成 14年度末現在では

約 113 億円であったものが、建設需要の増加

等により平成 22年度末現在で約 129億円とな

っています。今後、後年度負担軽減のために

償還元金以内の地方債の借入に抑制する必要

があります。

財政構造の弾力性を表す経常収支比率は、

一般的な適正水準として 70~80%であり、

80%を超えると硬直化しはじめているとされ

ています。寒川町の経常収支比率は、平成 14 年度には 88.2%でありましたが、財政健全化

に努め、平成 17 年度まで下降傾向にありました。しかし、平成 18 年度には物件費、扶助費

及び繰出金等の増加により上昇をはじめ、平成 22年度では人件費等の経常一般財源支出が減

となるものの、地方税収入の大幅な減により 88.7%となっています。今後、事業の見直し等

により、経常経費を抑制する必要があります。

また、財政力を判断する理論上の指標とされる財政力指数(3 カ年平均)は、平成 21年度

では 1.250で、平成 22年度では 1.169となっています。この指数が高いほど財源に余裕があ

るとされ、1を超える本町には地方交付税(普通交付税)が交付されていません。

普通交付税は、標準的な地方公共団体(人口 10万人)が、合理的かつ妥当な水準の行政サ

ービスにかかる費用(単位費用)等によって算出されていますが、本町においては、普通交

付税に算入されない行政需要への対応も多く、財政力指数が1以上であっても、非常に厳し

い財政状況です。

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

財政調整基金

財政調整基金

千円

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

主な基金残高の推移 まちづくり基金

都市基盤整備事業基金

東海道新幹線新駅整備基金

社会福祉基金

国際交流基金

緑化基金

減債基金

公共施設整備基金

都市計画事業基金

義務教育施設整備事業基金

財政調整基金

千円

11,000,00011,500,00012,000,00012,500,00013,000,00013,500,000

地方債現在高(普通会計)

地方債現在高

千円

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164163

3 町の財政見通し このような社会経済環境を背景として、町の歳入のうち法人町民税につきましては、景気

の足踏み状態の中、東日本大震災の影響や円高等の進行により経済打撃を受けましたが、国

の景気浮揚策や復興努力を通じたサプライチェーンの急速な立て直し等のほか欧州債務危機

の回避を前提とした円高の減速により緩やかな回復基調が見込まれますが、個人町民税につ

いては、企業経営状況の緩やかな回復の中では大きな個人所得の増加にはつながらず、また、

雇用の不安定化などにより、横ばい若しくは若干の減少傾向が見込まれます。

また、基幹税目である固定資産税につきましては、法人の収益回復による設備投資の増加

を基因とした償却資産の増額が見込まれるものの、土地価格の下落や家屋の老朽化による評

価額の減少に伴う減収が見込まれます。

歳出につきましては、少子高齢化社会の到来により、生活や医療に対応する扶助費が年々

増加するとともに、老朽化する公共施設等の維持補修費の増加が見込まれます。

また、今後、町が発展するためには、拠点整備や道路整備などのさまざまな都市基盤整備

に対応していかなければなりません。

このように、歳入の大幅な増加が見込めない状況の中、歳出においては、義務的経費等の

増加が見込まれ、今後の財政状況は、依然として厳しく推移すると考えられます。

4 財政計画策定の考え方

後期基本計画においては、前段で述べたとおり厳しい財政状況が見込まれることから、限

られた財源を効率的かつ効果的に配分するため、行政改革を進め、コスト縮減に努めるとと

もに、事業の「選択と集中」の考え方に基づき、事業評価等を参考に事業のスクラップ・ア

ンド・ビルドを強力に推進し、より実効性の高い計画とする必要があります。

こうした考えにより、財政計画は、後期基本計画期間内において、施策の着実な推進を行

うための財源的な裏付けを確保するものとするため、実現性の乏しい歳入・歳出の見積は避

け、堅実な財政運営を行う見地から、以下のとおりの策定方法としました。

①計画は、一般会計のみ策定します。

②歳入の各年度の計画額は、予算見込額で計上します。ただし、国県支出金・町債等につ

いては、計画事業費により算出し計上します。

③歳出については、各年度の実施計画の積み上げにより計上します。

④「選択と集中」の観点から事業の優先度を測りながら、次のとおり予算配分を行いまし

た。

0.950

1.000

1.050

1.100

1.150

1.200

1.250

1.300

財政力指数

財政力指数

83.0 84.0 85.0 86.0 87.0 88.0 89.0 90.0 91.0 92.0 93.0

経常収支比率

経常収支比率

<図表14> <図表15>

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164163

財政計画

<第 1優先事業費>

法的に実施が義務付けられている経費や人件費・公債費・債務負担経費などの義務的

経費などのほか、町民の生命・財産を守る経費について、所要額を配分しました。

<第 2優先事業費>

重点プロジェクトに位置付けた経費や相乗効果が見込まれる関連経費について、一定

の調整を行った上で、原則として所要額を配分しました。

<第 3優先事業費>

第1優先事業費及び第2優先事業費に計上した経費以外のすべての経費を位置付け、

各年度における歳入総額を踏まえた上で、所要額に対し必要な調整を行いました。また、

普通建設事業費については、単年度に集中しないよう実施時期等の調整を行いました。

5 財政計画 町の財政見通しを踏まえながら、財政計画の策定の考え方に基づいた後期基本計画の計画

期間における一般会計の額は図表 16のとおりの額となります。また、後期基本計画の期間に

おける各年度の優先事業配分は、図表 17のとおりです。 <図表16>

一般会計歳入計画額

単位:百万円

平成24年度計画額

平成25年度計画額

平成26年度計画額

平成27年度計画額

平成28年度計画額

平成29年度計画額

平成30年度計画額

平成31年度計画額

平成32年度計画額

町税 8,222 8,098 8,127 8,031 8,031 8,031 8,031 8,031 8,031国・県支出金 1,675 1,795 1,853 2,758 2,700 2,889 2,734 3,158 3,146繰入金 410 490 400 500 400 400 400 400 400繰越金 280 280 280 280 280 280 280 280 280

767,1947,1082,1132,1045,1130,1297965907債町その他 1,567 1,574 1,587 1,608 1,607 1,774 1,774 1,939 1,939

合計 12,863 12,806 13,039 14,208 14,558 14,605 14,499 15,557 15,563

区分画計施実次3第画計施実次2第画計施実次1第

一般会計歳出計画額

単位:百万円

平成24年度計画額

平成25年度計画額

平成26年度計画額

平成27年度計画額

平成28年度計画額

平成29年度計画額

平成30年度計画額

平成31年度計画額

平成32年度計画額

人件費 3,112 3,116 3,190 3,216 3,237 3,236 3,222 3,310 3,303扶助費 2,442 2,345 2,324 2,345 2,353 2,350 2,361 2,364 2,437公債費 1,363 1,387 1,338 1,228 1,038 942 899 875 937物件費 2,527 2,419 2,423 2,389 2,430 2,275 2,277 2,289 2,388補助費等 386 469 407 397 407 404 407 407 433繰出金 1,855 1,872 1,851 1,854 1,850 1,844 1,821 1,709 1,691普通建設事業費 952 1,018 1,326 2,597 3,066 3,374 3,336 4,427 4,197その他 226 180 180 182 177 180 176 176 177

合計 12,863 12,806 13,039 14,208 14,558 14,605 14,499 15,557 15,563

区分画計施実次3第画計施実次2第画計施実次1第

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166165

<図表17>

単位:百万円

事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合8,793 68.4% 8,944 69.8% 9,231 70.8% 26,968 69.7%286 2.2% 317 2.5% 310 2.4% 913 2.3%

3,784 29.4% 3,545 27.7% 3,498 26.8% 10,827 28.0%

952 7.4% 1,018 7.9% 1,327 10.2% 3,297 8.5%

事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合8,856 62.3% 8,835 60.7% 8,536 58.4% 26,227 60.5%308 2.2% 309 2.1% 307 2.1% 924 2.1%

5,044 35.5% 5,414 37.2% 5,762 39.5% 16,220 37.4%

2,597 18.3% 3,066 21.1% 3,374 23.1% 9,037 20.8%

事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合 事業費 割合8,458 58.3% 8,506 54.7% 8,573 55.1% 25,537 56.0%392 2.7% 309 2.0% 311 2.0% 1,012 2.2%

5,649 39.0% 6,742 43.3% 6,679 42.9% 19,070 41.8%

3,336 23.0% 4,427 28.5% 4,197 27.0% 11,960 26.2%

第2次実施計画合計

うち普通建設事業

歳出第1優先事業第2優先事業

第3優先事業

第3次実施計画合計

歳出第1優先事業第2優先事業

第3優先事業

年度

うち普通建設事業

うち普通建設事業

平成30年度 平成31年度 平成32年度

平成27年度 平成28年度 平成29年度

歳入総額 14,499 15,557 15,563 45,619

歳入総額 14,208 14,558 14,605 43,371

歳出第1優先事業第2優先事業

第3優先事業

年度

平成24年度 平成25年度 平成26年度 第1次実施計画合計

歳入総額 12,863 12,806 13,039 38,708

年度

後期基本計画の計画期間における各年度の優先事業配分

【財政計画における町の財政状況】

<図表18> 歳入全体の計画額については、

図表 18 のとおりです。

町税については、国では景気浮

揚策により法人をはじめとして基

調回復傾向を見込んでいますが、

地方経済においては、依然として

厳しい状況が続くものとして想定

しました。また、基幹税目である

固定資産税において、土地・家屋

の評価額の減少が見込まれること

から、今後とも町税全体で約 80 億

円程度で推移するものと考えられ

ます。

国庫及び県支出金については、平成 27 年度以降大幅に増加していますが、その理由として

は、ツインシティ倉見地区整備事業の進捗による補助金等の増加が見込まれるものです。な

お、国県補助金については、現行の補助制度の中で算出しています。

また、町債についても、ツインシティ倉見地区整備によるものや老朽化した施設の大規模

改修等により普通建設事業の実施に伴い増加しています。なお、赤字補てん債として、平成

25 年度までは臨時財政対策債の借入を見込んでいますが、寒川町が普通交付税の不交付団体

であることなどを踏まえ、平成 26 年度以降の赤字補てん債の借入については見込んでいませ

ん。

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

一般会計における歳入計画

その他

町債

繰越金

繰入金

国県支出金

町税

百万円

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166165

財政計画

歳出全体の計画額については、図表 19及び図表 20のとおりです。

歳出全体の計画額が、全体的に横ばい傾向にある中で、平成 27年度以降に普通建設事業費

が突出して伸びている状況ですが、これは町の将来都市構造に定める拠点整備として、都市

未来拠点であるツインシティ倉見地区整備事業や産業集積拠点である田端西地区まちづくり

事業の進捗をはじめとして、道路整備事業や小・中学校施設改修事業、消防緊急通信指令施

設整備事業や消防車両整備事業などの大型事業の推進によるものです。

<図表19> <図表20>

人件費、扶助費、公債費の 3費目を合わせた義務的経費については、図表 21のとおりです。 <図表21> 人件費については、今後見込まれる共済組

合負担金の増加などにより若干の増加傾向

となりますが、事務の効率化を図りながら組

織・定数の見直しなどにより、確実に毎年度

の計画額より下回るよう努力する必要があ

ります。また、扶助費については、今後見込

まれる少子高齢化社会の進行により増加が

見込まれますが、制度やあり方の見直しを進

め、町民生活への影響を最小限にとどめなが

ら、効果的な事業推進を図る必要があります。

公債費については、これまで健全財政に努め

てきた結果、今後見込まれる公債費については減少傾向にあります。しかしながら、今後見

込まれる大型事業等により増加する可能性があることから、事業の効果を勘案しながら、最

小限の起債にとどめるなど、今後とも自律的な財政運営が必要です。なお、今後の財政指標

の1つとして公債費負担比率がありますが、平成 32年度までの試算値は次のとおりとなりま

す。この数値において 15%以上が警戒ラインといわれ、20%以上が危険ラインとされており、

平成 25年度に警戒ラインに近づきますが、それ以降徐々に財政健全化に向けて下降傾向をた

どっています。

【公債費負担比率】

24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度

公債費 1,362,766 1,386,826 1,337,670 1,227,488 1,037,885 942,405 898,862 874,929 936,819

一般財源 9,784,023 9,685,497 9,561,490 9,584,491 9,482,910 9,481,431 9,480,047 9,478,752 9,477,541

公債費負担比率 13.9% 14.3% 14.0% 12.8% 10.9% 9.9% 9.5% 9.2% 9.9%

公債費負担比率=公債費充当一般財源等

一般財源総額×100

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000一般会計における歳出(性質別)計画

その他

繰出金

公債費

普通建設事業費

補助費等

扶助費

維持補修費

物件費

人件費

百万円

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

一般会計における歳出(性質別)計画

人件費

物件費

維持補修費

扶助費

補助費等

普通建設事業費

公債費

繰出金

その他

百万円

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

一般会計における義務的経費の計画額

人件費

扶助費

公債費

百万円

Page 18: ú ÛÊÒë...hr W k _ vÉvt²Ë¨ª· ð ʸ ·0 Ót ·²Ë¨ªÛdÍ ´ Ë¯Ô ±¸t{´¨ª·{ ³ gf ¢u t²Ë· k ´ ñ  ) ³ IÍ E ³ÎtdÍ ³óÛ Ëɨʷ Ù Ë â>Û â Ç¢uǨt

168167 168167

<図表22> その他の歳出として、図表 22 の

とおり物件費や維持補修費、補助費

等などがありますが、都市基盤整備

として普通建設事業の投資的経費

の増額が見込まれることで一層厳

しい状況が続くことから、事業評価

等を通じて、より効果的・効率的な

事業展開を図る必要があります。

まちの将来像である「優しさと

輝きと うるおいのあるまち 湘

南さむかわ」の実現のためには、町

の将来都市構造に位置付けた拠点

整備が重要であり、ツインシティ倉

見地区整備事業や田端西地区まち

づくり事業をはじめとした都市基盤整備などの普通建設事業は、今後町が発展していくため

に必要な事業であることから、健全財政を保ちながら事業推進を図り、その他の事業につい

ても、重点プロジェクトに位置付けた事業を主軸に町民との協働により地域主体のまちづく

りを進める必要があります。

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

一般会計における普通建設事業費等の計画額

物件費

維持補修費

補助費等

普通建設事業費

百万円