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181 おおさか市町村職員研修研究センター 第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて はじめに 皆さんの手元にある1㎝以上の厚さの資料 ですが、これがあれば本当は、今日ここで喋 らなくても皆さんができるようになっていま す。全てをお話でお伝えしても明日には忘れ てしまいます。皆さんに置いていけないこと もでてきます。この資料は、皆さんが持ち 帰っていただいて、ここに書かれているとお りにやれば私債権の回収は必ずできるように なっています。そうなると、あとはやる気の 問題です。本日、お渡しした資料は、STEP 1からSTEP9までとなります。この資料を もとに、これまで何度か自治体職員を前にお 話させていただきましたが、物事は何でもそ うですが、先発よりも、後発の方が段々よく なります。ですから、段々よくなる法華の太 鼓として、昨年、山形でお話ししときよりも 北海道日高町のときの方が充実しております し、その日高町よりも、本日、同席している 菅原さんがいる浦幌町でやったときの方が内 容は充実しています。先月は、沖縄県石垣市 で職員研修を仰せつかりましたが、さらに内 容は充実しました。そして今回、今の段階で はマッセ大阪での資料が一番いいものに仕上 がっております。私の蓄積としては、これが 今のところマックスですから、本日、参加さ れた皆さんはラッキーだと思ってください。 今日の資料について説明 早速始めたいと思いますが、STEP1は 「支払督促」からスタートということで、 STEP1~STEP4までがワンセットになり ます。「支払督促」を申立ててから差押えに 至るまでです。続いてSTEP5~STEP9が あります。STEP5は、税務課でも使うこと のある「第三債務者に対する取立訴訟」のサ ンプルです。これは、第三債務者に滞納処分 を行ったが支払われないという場合、その先、 民事案件として回収していくというもので す。STEP6は「支払督促」とは違い「訴え の提起」であります。弁護士、司法書士、サ ラ金などがよくやる手法がこれです。皆さん の町の住宅管理グループですとか、住宅係で は、この「訴えの提起」ばかりをやっていま す。STEP7は、どこもやられていないと思 いますが、われわれ申立人が、執行裁判所に 申立てる際に予納する費用の回収についてで す。私も皆さんも次々と民事案件を進めてい きますと強制執行に辿り着きます。この強制 執行をやるには、40万円程度の予納金を裁判 所に積まなければなりません。そこで、この ときに予納した金銭はどうやって回収するの か?私は、既に回収に成功しておりますので、 それでSTEP7を用意しました。STEP8は、 もうそろそろタイミング的には下火と思いま すが、「多重債務者に係る過払金の回収」で す。私債権を守備範囲とする私が、公債権の 事例研究2 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プログラムについて」 北海道赤平市建設課住宅係長  山 森   拓 氏

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

はじめに 皆さんの手元にある1以上の厚さの資料ですがこれがあれば本当は今日ここで喋らなくても皆さんができるようになっています全てをお話でお伝えしても明日には忘れてしまいます皆さんに置いていけないこともでてきますこの資料は皆さんが持ち帰っていただいてここに書かれているとおりにやれば私債権の回収は必ずできるようになっていますそうなるとあとはやる気の問題です本日お渡しした資料はSTEP1からSTEP9までとなりますこの資料をもとにこれまで何度か自治体職員を前にお話させていただきましたが物事は何でもそうですが先発よりも後発の方が段々よくなりますですから段々よくなる法華の太鼓として昨年山形でお話ししときよりも北海道日高町のときの方が充実しておりますしその日高町よりも本日同席している菅原さんがいる浦幌町でやったときの方が内容は充実しています先月は沖縄県石垣市で職員研修を仰せつかりましたがさらに内容は充実しましたそして今回今の段階ではマッセ大阪での資料が一番いいものに仕上がっております私の蓄積としてはこれが今のところマックスですから本日参加された皆さんはラッキーだと思ってください

今日の資料について説明 早速始めたいと思いますがSTEP1は「支払督促」からスタートということでSTEP1~STEP4までがワンセットになります「支払督促」を申立ててから差押えに至るまでです続いてSTEP5~STEP9がありますSTEP5は税務課でも使うことのある「第三債務者に対する取立訴訟」のサンプルですこれは第三債務者に滞納処分を行ったが支払われないという場合その先民事案件として回収していくというものですSTEP6は「支払督促」とは違い「訴えの提起」であります弁護士司法書士サラ金などがよくやる手法がこれです皆さんの町の住宅管理グループですとか住宅係ではこの「訴えの提起」ばかりをやっていますSTEP7はどこもやられていないと思いますがわれわれ申立人が執行裁判所に申立てる際に予納する費用の回収についてです私も皆さんも次々と民事案件を進めていきますと強制執行に辿り着きますこの強制執行をやるには40万円程度の予納金を裁判所に積まなければなりませんそこでこのときに予納した金銭はどうやって回収するのか私は既に回収に成功しておりますのでそれでSTEP7を用意しましたSTEP8はもうそろそろタイミング的には下火と思いますが「多重債務者に係る過払金の回収」です私債権を守備範囲とする私が公債権の

事例研究2

 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる        整理回収プログラムについて」

北海道赤平市建設課住宅係長  山 森   拓 氏

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皆さんを食べさせようという発想でたかだか10日ぐらいの間で35件の多重債務者救済と債権回収を同時にやっておりますそうしますとこれが見事に決まりまして中には三千万円の過払いや二百万円の過払いなどが出てきました私が進めたこの作業で当然公的住宅の賃料債権は完納租税も完納国保も完済水道料金も完済医療費も完済しましたさらに公金債権が全て整理されても有り余って返せる金銭もこの中から生まれてきましたからこれをこんな流れでやっていますよというのがSTEP8になりますSTEP9はそんな救済事案から失敗してしまった失敗談ですこれも同じように多重債務者の救済を進めたのですが車検証には自動車の所有者と使用者が記載されていますよね親子での多重債務世帯で娘が破産母親は任意整理として救済を進め娘が破産しても車を持ち続けていられるように意図したものですが車検証の使用者と所有者がイコールにも関わらず所有権留保がない時と同じように車は差押えられ残りの残債が連帯保証人である母親に飛び火してしまったというのが中身ですかなり危険でした私は所有権留保がないので破産しても車は持っていかれない筈なのにと思っていましたが既に車のローン会社が裁判を起こしておりましてまた口頭弁論の期日も決まり被告である娘が法廷に出頭しなかった末の対応ミスです多重債務から救済するのと同時に生活立直しとして就労先までの足を確保するシナリオでしたが車を失なわせてしまった相手方には申し訳ないことをしてしまいましたですから失敗談になりますこれは今まで資料として付けたことがないのでSTEP7もSTEP9も今回資料として綴るのはお初であります以上が今回の資料です

 ではいきなりですが「トロイカ とろいさ」と書いてある資料に移ります皆さんに「馬鹿なタイトルつけるなよ」と言われてしまいそうですがこれにも意図がありまして皆さんご存じトロイカというのはロシアの馬車です馬が3頭真ん中が中馬この中馬が両サイドの馬を引っ張るでしょう多分皆さんの町でも私債権整理というのは積極的にやっていないと思いますのでこれからは皆さんが中馬として中心になって動かしていきましょうという僕からの提案ですそれでトロイカとしていますそしてトロイカに準えて「とろいさ」民事案件は租税公債権のように次から次へといきません苦労して苦労して悩んでさらに苦労して進めていきますから中々途中で諦められないいいところまではいきますが中々取れないそして時間が掛かりますよって「トロイカ とろいさ」時間が掛かり「とっても取ってもろうりょくつかい面倒ないらつくさいばん民事司法」ここは笑うところですが「よって皆が諦めるしたがって皆さんが中馬開拓者誰かが取らな~あかんでしょ」言葉の使い方が合っているのかどうかは分かりませんが大阪弁から始めてまいりたいと思います

自治体が保有する債権の種類 「トロイカ とろいさ」の右側の資料から進めていきます皆さんご存じのように役所には強制徴収公債権と非強制徴収公債権そして私債権この三種類があるのはご存じですよね自治法や自治令ではこの三つの債権の債権構造について夫々異なった取扱いをしています皆さんが役所に帰ってから先ず先にやるとしたらこの三つの分類に仕分けることから始めなければなりません資料の

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

下には123と三分割にされています本日皆さんの所属を見ますと徴税関係者が非常に多いですね私債権の担当者は福祉が二人ぐらいでしたか左側の債権「公債権」は皆さんも手一杯やっていますので説明は特に要らないでしょう行政処分であったり地方税の例によると書かれていれば全て「強制徴収公債権」となります宗教で言えば自力本願の精神滝の中で経を唱えながら水をかぶるのが皆さんです私は何をやっているかと言いますと自他力本願ですから自らも頑張りますが裁判所という他力を借りなければ進められない自他力本願の精神がこの賃料債権であったり水道債権であったりします今日のテーマはこの黒色の部分で帯がかかっているところの回収についてですそれが「非強制徴収公債権と私債権」です

3-1非強制徴収公債権について 資料の真ん中が行政機関が有するグレーゾーン債権つまり非強制徴収公債権です合意によって債権が発生したものなのか処分によって発生したものなのか判然としない債権構造行政実例では住宅の使用料は公の施設の使用料として自治法224条と225条にありますがしかし下級審である簡易裁判所や地方裁判所国土交通省が「これは私債権でしょう非強制徴収公債権ではない」と言っておられますしかし総務省は「いやいやこれは非強制徴収公債権です」と言っている訳です国レベルでも別のことを言っている訳ですから地方はどちらにしたらいいのかと悩んでしまいますしかし私は回収実務を通して言えることが一つありますそれは非強制徴収公債権ではなく全くの私債権ということですそして判断を下す相手

が裁判官でありますから次々と民法を当てはめ解決されていきますそんなことで私は民法をよく開きます時効も民法169条を参照します同法145条の援用が必要だというところを見ていますこのような解釈で進めていかれた方がストレスもなくいいように思います

3-2私債権について 私債権とは私法上の原因(契約不法行為事務管理不当利得)に基づいて発生する債権これは両当事者の合意に基づいて発生する債権です契約も不法行為も事務管理もまた不当利得も全て民法の目次にあるのはご存じですかあまり普段の仕事で民法をじっくり見るということはないですよね税務サイドでは国税徴収法や地方税法はよく見るのかもしれませんがこれは全て民法の目次ですから私債権は民法に基づいて発生する債権と考えた方がいいと思います連帯保証人や日常家事債務の定義もそうであります両当事者の合意や契約によって発生するものは全て私法上の債権非強制徴収公債権も私債権も全て代位執行民事裁判で回収を進めていきます民事債権はおおよそ回収チャネルは三つになります1つ目が「訴えの提起」通常裁判を起こして回収する方法ですこれは準備が面倒で印紙額が高い結論までに時間が掛かり件数をこなせない作文形式での組立てになります皆さんの手元にあるSTEP6を見てください皆さんの日課や時間配分を考えるとこれを一件一件やっている時間はありませんよねこのSTEP6の資料でワンセットですから面倒くさいでしょう税では「これは取れない」と思ったら次々と別な財産を調査し進めていきますがこの厚さで1件分ですからおい

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それとは次の債権にいけないのが現実ですそれでこの手続きを中心にするにはちょっと面倒だということで二つ目もう少し楽な「少額訴訟」というのがあります少額訴訟は60万円以下の債権10件までしか着手できませんでは11件目はどうするのかと言いましたら一つ目の「訴えの提起」を起こすか又は次の三つ目となる「支払督促」に切り替えなければならないこの「少額訴訟」を10件やったとして11件目からは「支払督促」というのは非常に面倒ですですから私の場合基本は「支払督促の併合請求」として進めています賃料駐車場水道し尿給食病院の医療費と全部まとめて1回の手続きで処理していきますそうしますと納める印紙額(費用)も少なくて済みます私たちの人件費を考えると5人や6人夫々の係でこの作業に係っていたらそれだけ時間が失われます1人で纏めてやってしまえば残りの社員は時間が失われないで済みますですからどこの担当部署で纏めてやるのかと云いますと体制上調査権も持っているし多分ひと屋根ニ所帯税務課でやるのが一番効率がいいのではないでしょうかそれが一番だと思いますしかし先ほどの菅原さんのお話にもありましたようにおいそれとは機構や体制をいじられないですし私らが言ってもなかなか変わりませんから皆さんは横の連携を深めながら役所の中をまとめて上手に操作しフローを作ってもらいたいと思います では三つ目のチャネル「支払督促」にて簡便に回収する方法ですこれは申立てまでの準備が簡単で疎明が要らない疎明というのは理由や証拠のことですさらに「支払督促」には10件などという件数制限がありませんコストも安いですしさらに比較的

回転率が高いというのが特徴ですということで私は基本3番時折1番という方法で債権回収を進めています今のところ私一人一年半ぐらいのスパンで82件程の作業に着手していますすべて職員が法廷原告席に立って切った張ったをやっていきます裁判所では大した質問もなく2~3分で法定での話し合いが終わってしまいますお手元の資料の右下に①~⑳と資料の真ん中には①~③まで表示されています大体これぐらいの種類の債権が自治体には存在しますその中の①~⑳の幾つかの債権が非強制徴収公債権になるのではないかと思います細かいことは『自治体のための債権管理マニュアル』という東京弁護士会が東京都江戸川区から依頼され作成されたぎょうせい出版のこの本に書かれてあります生活保護の不正受給はどうだとか賃料債権はどうだとか水道料金はどうだとかと云ったことが種類ごとに書かれていますので皆さんもこれを機会に1冊持っておられてもいいかと思います戻りますが非強制徴収公債権と私債権は何が違うのかと云いますと不納欠損処分の進め方行政不服審査法が適用されるか否かという点です異議申立てが適用されるかされないか援用が必要か否かというだけの違いです回収作業は先程も言いましたように全て民事裁判によります

回収あれこれ (私債権整理でイライラすること)4-1専決処分事項の指定 一つ目専決処分事項の指定について「議会から長に対する委任(議員提案)」とあります皆さんの町のホーム頁をこちらにくる前に覗きましてあったらいいなと思いながら拝見したのですがこれを纏めたのが皆さ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んの手元にある資料の5枚目か6枚目に「市長の専決処分事項の指定について」というのがあります皆さんの町の市長の専決処分の指定について或いは町長の専決処分についてこれを変える必要があるのかどうかを見てみましたこの部分が関係してくる法律は地方自治法の96条です先ずはじめに「普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならない」条例の制定や改廃は勿論のこと予算に決算はいろはの「い」でありますその中第1項第12号には「普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て訴えの提起」などの記載があり「和解あっせん調停及び仲裁に関することは議会の議決事項」だと書いてありますしかし同じ自治法180条には「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる」と書かれております但し次の2項には「前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」とされています要するにわれわれの庁内稟議先決後議で仕事を進められるのです先に事を進めておいて後で議会に報告するこれが可能だということですこの専決処分が整備されていなければなりません もう一枚頁を捲りますとこれは議会事務局から頂いた資料を私が打ち込んだものですがタイトル「専決処分の委任について」とあります私もはじめは私債権整理を進めるに際し専決処分が必要なことも知りませんでしたがご存じのように日本は敗戦国でありますがここにGHQ(連合国軍総司令部)と記載があるでしょうどうもこの専決処分にはGHQがテコ入れをして今の形に

なっているようなのです戦前は民事案件も市長の専決処分のみで仕事を進めることができましたが「それでは駄目だこうしなさい」という決まりがこの時できた訳ですではQ1地方自治法制定のときどのようなことが問題になったかA1①長に専決を委任するときは「簡易な事項」とする②委任は「その議決により特に指定したもの」とする③専決処分したとき「議会に報告しなければならない」という注文を付けられて現行スタイルになりましたQ2専決処分を委任できるかA2軽易な事項については議会が議決により長に専決処分することを委任することができるこれを委任による専決処分と呼ぶ先ほどの「普通地方公共団体の議決の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」というところですQ3委任できる事項に基準はあるのかA3軽易な事項に基準はありません当該団体の財政規模人口等を勘案して具体的に指定することになりますですから「財政規模や人口等」と書いていますから市には専決処分の指定があるけども町村にはないところが多いようです先月沖縄県石垣市に行ったときに石垣市竹富町宮古島市など色々とこの専決処分をネットで調べたのですがやはりあるところとないところがありました大阪府内も一緒であるところとないところが散見されました例えば富田林市では⑵の中で「市営住宅の明渡しに応じない者に対する訴訟和解及び調停に関する事

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徴収力強化研究会講演録集

項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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徴収力強化研究会講演録集

は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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徴収力強化研究会講演録集

は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 2: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

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徴収力強化研究会講演録集

皆さんを食べさせようという発想でたかだか10日ぐらいの間で35件の多重債務者救済と債権回収を同時にやっておりますそうしますとこれが見事に決まりまして中には三千万円の過払いや二百万円の過払いなどが出てきました私が進めたこの作業で当然公的住宅の賃料債権は完納租税も完納国保も完済水道料金も完済医療費も完済しましたさらに公金債権が全て整理されても有り余って返せる金銭もこの中から生まれてきましたからこれをこんな流れでやっていますよというのがSTEP8になりますSTEP9はそんな救済事案から失敗してしまった失敗談ですこれも同じように多重債務者の救済を進めたのですが車検証には自動車の所有者と使用者が記載されていますよね親子での多重債務世帯で娘が破産母親は任意整理として救済を進め娘が破産しても車を持ち続けていられるように意図したものですが車検証の使用者と所有者がイコールにも関わらず所有権留保がない時と同じように車は差押えられ残りの残債が連帯保証人である母親に飛び火してしまったというのが中身ですかなり危険でした私は所有権留保がないので破産しても車は持っていかれない筈なのにと思っていましたが既に車のローン会社が裁判を起こしておりましてまた口頭弁論の期日も決まり被告である娘が法廷に出頭しなかった末の対応ミスです多重債務から救済するのと同時に生活立直しとして就労先までの足を確保するシナリオでしたが車を失なわせてしまった相手方には申し訳ないことをしてしまいましたですから失敗談になりますこれは今まで資料として付けたことがないのでSTEP7もSTEP9も今回資料として綴るのはお初であります以上が今回の資料です

 ではいきなりですが「トロイカ とろいさ」と書いてある資料に移ります皆さんに「馬鹿なタイトルつけるなよ」と言われてしまいそうですがこれにも意図がありまして皆さんご存じトロイカというのはロシアの馬車です馬が3頭真ん中が中馬この中馬が両サイドの馬を引っ張るでしょう多分皆さんの町でも私債権整理というのは積極的にやっていないと思いますのでこれからは皆さんが中馬として中心になって動かしていきましょうという僕からの提案ですそれでトロイカとしていますそしてトロイカに準えて「とろいさ」民事案件は租税公債権のように次から次へといきません苦労して苦労して悩んでさらに苦労して進めていきますから中々途中で諦められないいいところまではいきますが中々取れないそして時間が掛かりますよって「トロイカ とろいさ」時間が掛かり「とっても取ってもろうりょくつかい面倒ないらつくさいばん民事司法」ここは笑うところですが「よって皆が諦めるしたがって皆さんが中馬開拓者誰かが取らな~あかんでしょ」言葉の使い方が合っているのかどうかは分かりませんが大阪弁から始めてまいりたいと思います

自治体が保有する債権の種類 「トロイカ とろいさ」の右側の資料から進めていきます皆さんご存じのように役所には強制徴収公債権と非強制徴収公債権そして私債権この三種類があるのはご存じですよね自治法や自治令ではこの三つの債権の債権構造について夫々異なった取扱いをしています皆さんが役所に帰ってから先ず先にやるとしたらこの三つの分類に仕分けることから始めなければなりません資料の

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

下には123と三分割にされています本日皆さんの所属を見ますと徴税関係者が非常に多いですね私債権の担当者は福祉が二人ぐらいでしたか左側の債権「公債権」は皆さんも手一杯やっていますので説明は特に要らないでしょう行政処分であったり地方税の例によると書かれていれば全て「強制徴収公債権」となります宗教で言えば自力本願の精神滝の中で経を唱えながら水をかぶるのが皆さんです私は何をやっているかと言いますと自他力本願ですから自らも頑張りますが裁判所という他力を借りなければ進められない自他力本願の精神がこの賃料債権であったり水道債権であったりします今日のテーマはこの黒色の部分で帯がかかっているところの回収についてですそれが「非強制徴収公債権と私債権」です

3-1非強制徴収公債権について 資料の真ん中が行政機関が有するグレーゾーン債権つまり非強制徴収公債権です合意によって債権が発生したものなのか処分によって発生したものなのか判然としない債権構造行政実例では住宅の使用料は公の施設の使用料として自治法224条と225条にありますがしかし下級審である簡易裁判所や地方裁判所国土交通省が「これは私債権でしょう非強制徴収公債権ではない」と言っておられますしかし総務省は「いやいやこれは非強制徴収公債権です」と言っている訳です国レベルでも別のことを言っている訳ですから地方はどちらにしたらいいのかと悩んでしまいますしかし私は回収実務を通して言えることが一つありますそれは非強制徴収公債権ではなく全くの私債権ということですそして判断を下す相手

が裁判官でありますから次々と民法を当てはめ解決されていきますそんなことで私は民法をよく開きます時効も民法169条を参照します同法145条の援用が必要だというところを見ていますこのような解釈で進めていかれた方がストレスもなくいいように思います

3-2私債権について 私債権とは私法上の原因(契約不法行為事務管理不当利得)に基づいて発生する債権これは両当事者の合意に基づいて発生する債権です契約も不法行為も事務管理もまた不当利得も全て民法の目次にあるのはご存じですかあまり普段の仕事で民法をじっくり見るということはないですよね税務サイドでは国税徴収法や地方税法はよく見るのかもしれませんがこれは全て民法の目次ですから私債権は民法に基づいて発生する債権と考えた方がいいと思います連帯保証人や日常家事債務の定義もそうであります両当事者の合意や契約によって発生するものは全て私法上の債権非強制徴収公債権も私債権も全て代位執行民事裁判で回収を進めていきます民事債権はおおよそ回収チャネルは三つになります1つ目が「訴えの提起」通常裁判を起こして回収する方法ですこれは準備が面倒で印紙額が高い結論までに時間が掛かり件数をこなせない作文形式での組立てになります皆さんの手元にあるSTEP6を見てください皆さんの日課や時間配分を考えるとこれを一件一件やっている時間はありませんよねこのSTEP6の資料でワンセットですから面倒くさいでしょう税では「これは取れない」と思ったら次々と別な財産を調査し進めていきますがこの厚さで1件分ですからおい

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徴収力強化研究会講演録集

それとは次の債権にいけないのが現実ですそれでこの手続きを中心にするにはちょっと面倒だということで二つ目もう少し楽な「少額訴訟」というのがあります少額訴訟は60万円以下の債権10件までしか着手できませんでは11件目はどうするのかと言いましたら一つ目の「訴えの提起」を起こすか又は次の三つ目となる「支払督促」に切り替えなければならないこの「少額訴訟」を10件やったとして11件目からは「支払督促」というのは非常に面倒ですですから私の場合基本は「支払督促の併合請求」として進めています賃料駐車場水道し尿給食病院の医療費と全部まとめて1回の手続きで処理していきますそうしますと納める印紙額(費用)も少なくて済みます私たちの人件費を考えると5人や6人夫々の係でこの作業に係っていたらそれだけ時間が失われます1人で纏めてやってしまえば残りの社員は時間が失われないで済みますですからどこの担当部署で纏めてやるのかと云いますと体制上調査権も持っているし多分ひと屋根ニ所帯税務課でやるのが一番効率がいいのではないでしょうかそれが一番だと思いますしかし先ほどの菅原さんのお話にもありましたようにおいそれとは機構や体制をいじられないですし私らが言ってもなかなか変わりませんから皆さんは横の連携を深めながら役所の中をまとめて上手に操作しフローを作ってもらいたいと思います では三つ目のチャネル「支払督促」にて簡便に回収する方法ですこれは申立てまでの準備が簡単で疎明が要らない疎明というのは理由や証拠のことですさらに「支払督促」には10件などという件数制限がありませんコストも安いですしさらに比較的

回転率が高いというのが特徴ですということで私は基本3番時折1番という方法で債権回収を進めています今のところ私一人一年半ぐらいのスパンで82件程の作業に着手していますすべて職員が法廷原告席に立って切った張ったをやっていきます裁判所では大した質問もなく2~3分で法定での話し合いが終わってしまいますお手元の資料の右下に①~⑳と資料の真ん中には①~③まで表示されています大体これぐらいの種類の債権が自治体には存在しますその中の①~⑳の幾つかの債権が非強制徴収公債権になるのではないかと思います細かいことは『自治体のための債権管理マニュアル』という東京弁護士会が東京都江戸川区から依頼され作成されたぎょうせい出版のこの本に書かれてあります生活保護の不正受給はどうだとか賃料債権はどうだとか水道料金はどうだとかと云ったことが種類ごとに書かれていますので皆さんもこれを機会に1冊持っておられてもいいかと思います戻りますが非強制徴収公債権と私債権は何が違うのかと云いますと不納欠損処分の進め方行政不服審査法が適用されるか否かという点です異議申立てが適用されるかされないか援用が必要か否かというだけの違いです回収作業は先程も言いましたように全て民事裁判によります

回収あれこれ (私債権整理でイライラすること)4-1専決処分事項の指定 一つ目専決処分事項の指定について「議会から長に対する委任(議員提案)」とあります皆さんの町のホーム頁をこちらにくる前に覗きましてあったらいいなと思いながら拝見したのですがこれを纏めたのが皆さ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んの手元にある資料の5枚目か6枚目に「市長の専決処分事項の指定について」というのがあります皆さんの町の市長の専決処分の指定について或いは町長の専決処分についてこれを変える必要があるのかどうかを見てみましたこの部分が関係してくる法律は地方自治法の96条です先ずはじめに「普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならない」条例の制定や改廃は勿論のこと予算に決算はいろはの「い」でありますその中第1項第12号には「普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て訴えの提起」などの記載があり「和解あっせん調停及び仲裁に関することは議会の議決事項」だと書いてありますしかし同じ自治法180条には「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる」と書かれております但し次の2項には「前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」とされています要するにわれわれの庁内稟議先決後議で仕事を進められるのです先に事を進めておいて後で議会に報告するこれが可能だということですこの専決処分が整備されていなければなりません もう一枚頁を捲りますとこれは議会事務局から頂いた資料を私が打ち込んだものですがタイトル「専決処分の委任について」とあります私もはじめは私債権整理を進めるに際し専決処分が必要なことも知りませんでしたがご存じのように日本は敗戦国でありますがここにGHQ(連合国軍総司令部)と記載があるでしょうどうもこの専決処分にはGHQがテコ入れをして今の形に

なっているようなのです戦前は民事案件も市長の専決処分のみで仕事を進めることができましたが「それでは駄目だこうしなさい」という決まりがこの時できた訳ですではQ1地方自治法制定のときどのようなことが問題になったかA1①長に専決を委任するときは「簡易な事項」とする②委任は「その議決により特に指定したもの」とする③専決処分したとき「議会に報告しなければならない」という注文を付けられて現行スタイルになりましたQ2専決処分を委任できるかA2軽易な事項については議会が議決により長に専決処分することを委任することができるこれを委任による専決処分と呼ぶ先ほどの「普通地方公共団体の議決の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」というところですQ3委任できる事項に基準はあるのかA3軽易な事項に基準はありません当該団体の財政規模人口等を勘案して具体的に指定することになりますですから「財政規模や人口等」と書いていますから市には専決処分の指定があるけども町村にはないところが多いようです先月沖縄県石垣市に行ったときに石垣市竹富町宮古島市など色々とこの専決処分をネットで調べたのですがやはりあるところとないところがありました大阪府内も一緒であるところとないところが散見されました例えば富田林市では⑵の中で「市営住宅の明渡しに応じない者に対する訴訟和解及び調停に関する事

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徴収力強化研究会講演録集

項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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183おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

下には123と三分割にされています本日皆さんの所属を見ますと徴税関係者が非常に多いですね私債権の担当者は福祉が二人ぐらいでしたか左側の債権「公債権」は皆さんも手一杯やっていますので説明は特に要らないでしょう行政処分であったり地方税の例によると書かれていれば全て「強制徴収公債権」となります宗教で言えば自力本願の精神滝の中で経を唱えながら水をかぶるのが皆さんです私は何をやっているかと言いますと自他力本願ですから自らも頑張りますが裁判所という他力を借りなければ進められない自他力本願の精神がこの賃料債権であったり水道債権であったりします今日のテーマはこの黒色の部分で帯がかかっているところの回収についてですそれが「非強制徴収公債権と私債権」です

3-1非強制徴収公債権について 資料の真ん中が行政機関が有するグレーゾーン債権つまり非強制徴収公債権です合意によって債権が発生したものなのか処分によって発生したものなのか判然としない債権構造行政実例では住宅の使用料は公の施設の使用料として自治法224条と225条にありますがしかし下級審である簡易裁判所や地方裁判所国土交通省が「これは私債権でしょう非強制徴収公債権ではない」と言っておられますしかし総務省は「いやいやこれは非強制徴収公債権です」と言っている訳です国レベルでも別のことを言っている訳ですから地方はどちらにしたらいいのかと悩んでしまいますしかし私は回収実務を通して言えることが一つありますそれは非強制徴収公債権ではなく全くの私債権ということですそして判断を下す相手

が裁判官でありますから次々と民法を当てはめ解決されていきますそんなことで私は民法をよく開きます時効も民法169条を参照します同法145条の援用が必要だというところを見ていますこのような解釈で進めていかれた方がストレスもなくいいように思います

3-2私債権について 私債権とは私法上の原因(契約不法行為事務管理不当利得)に基づいて発生する債権これは両当事者の合意に基づいて発生する債権です契約も不法行為も事務管理もまた不当利得も全て民法の目次にあるのはご存じですかあまり普段の仕事で民法をじっくり見るということはないですよね税務サイドでは国税徴収法や地方税法はよく見るのかもしれませんがこれは全て民法の目次ですから私債権は民法に基づいて発生する債権と考えた方がいいと思います連帯保証人や日常家事債務の定義もそうであります両当事者の合意や契約によって発生するものは全て私法上の債権非強制徴収公債権も私債権も全て代位執行民事裁判で回収を進めていきます民事債権はおおよそ回収チャネルは三つになります1つ目が「訴えの提起」通常裁判を起こして回収する方法ですこれは準備が面倒で印紙額が高い結論までに時間が掛かり件数をこなせない作文形式での組立てになります皆さんの手元にあるSTEP6を見てください皆さんの日課や時間配分を考えるとこれを一件一件やっている時間はありませんよねこのSTEP6の資料でワンセットですから面倒くさいでしょう税では「これは取れない」と思ったら次々と別な財産を調査し進めていきますがこの厚さで1件分ですからおい

184 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

それとは次の債権にいけないのが現実ですそれでこの手続きを中心にするにはちょっと面倒だということで二つ目もう少し楽な「少額訴訟」というのがあります少額訴訟は60万円以下の債権10件までしか着手できませんでは11件目はどうするのかと言いましたら一つ目の「訴えの提起」を起こすか又は次の三つ目となる「支払督促」に切り替えなければならないこの「少額訴訟」を10件やったとして11件目からは「支払督促」というのは非常に面倒ですですから私の場合基本は「支払督促の併合請求」として進めています賃料駐車場水道し尿給食病院の医療費と全部まとめて1回の手続きで処理していきますそうしますと納める印紙額(費用)も少なくて済みます私たちの人件費を考えると5人や6人夫々の係でこの作業に係っていたらそれだけ時間が失われます1人で纏めてやってしまえば残りの社員は時間が失われないで済みますですからどこの担当部署で纏めてやるのかと云いますと体制上調査権も持っているし多分ひと屋根ニ所帯税務課でやるのが一番効率がいいのではないでしょうかそれが一番だと思いますしかし先ほどの菅原さんのお話にもありましたようにおいそれとは機構や体制をいじられないですし私らが言ってもなかなか変わりませんから皆さんは横の連携を深めながら役所の中をまとめて上手に操作しフローを作ってもらいたいと思います では三つ目のチャネル「支払督促」にて簡便に回収する方法ですこれは申立てまでの準備が簡単で疎明が要らない疎明というのは理由や証拠のことですさらに「支払督促」には10件などという件数制限がありませんコストも安いですしさらに比較的

回転率が高いというのが特徴ですということで私は基本3番時折1番という方法で債権回収を進めています今のところ私一人一年半ぐらいのスパンで82件程の作業に着手していますすべて職員が法廷原告席に立って切った張ったをやっていきます裁判所では大した質問もなく2~3分で法定での話し合いが終わってしまいますお手元の資料の右下に①~⑳と資料の真ん中には①~③まで表示されています大体これぐらいの種類の債権が自治体には存在しますその中の①~⑳の幾つかの債権が非強制徴収公債権になるのではないかと思います細かいことは『自治体のための債権管理マニュアル』という東京弁護士会が東京都江戸川区から依頼され作成されたぎょうせい出版のこの本に書かれてあります生活保護の不正受給はどうだとか賃料債権はどうだとか水道料金はどうだとかと云ったことが種類ごとに書かれていますので皆さんもこれを機会に1冊持っておられてもいいかと思います戻りますが非強制徴収公債権と私債権は何が違うのかと云いますと不納欠損処分の進め方行政不服審査法が適用されるか否かという点です異議申立てが適用されるかされないか援用が必要か否かというだけの違いです回収作業は先程も言いましたように全て民事裁判によります

回収あれこれ (私債権整理でイライラすること)4-1専決処分事項の指定 一つ目専決処分事項の指定について「議会から長に対する委任(議員提案)」とあります皆さんの町のホーム頁をこちらにくる前に覗きましてあったらいいなと思いながら拝見したのですがこれを纏めたのが皆さ

185おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んの手元にある資料の5枚目か6枚目に「市長の専決処分事項の指定について」というのがあります皆さんの町の市長の専決処分の指定について或いは町長の専決処分についてこれを変える必要があるのかどうかを見てみましたこの部分が関係してくる法律は地方自治法の96条です先ずはじめに「普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならない」条例の制定や改廃は勿論のこと予算に決算はいろはの「い」でありますその中第1項第12号には「普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て訴えの提起」などの記載があり「和解あっせん調停及び仲裁に関することは議会の議決事項」だと書いてありますしかし同じ自治法180条には「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる」と書かれております但し次の2項には「前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」とされています要するにわれわれの庁内稟議先決後議で仕事を進められるのです先に事を進めておいて後で議会に報告するこれが可能だということですこの専決処分が整備されていなければなりません もう一枚頁を捲りますとこれは議会事務局から頂いた資料を私が打ち込んだものですがタイトル「専決処分の委任について」とあります私もはじめは私債権整理を進めるに際し専決処分が必要なことも知りませんでしたがご存じのように日本は敗戦国でありますがここにGHQ(連合国軍総司令部)と記載があるでしょうどうもこの専決処分にはGHQがテコ入れをして今の形に

なっているようなのです戦前は民事案件も市長の専決処分のみで仕事を進めることができましたが「それでは駄目だこうしなさい」という決まりがこの時できた訳ですではQ1地方自治法制定のときどのようなことが問題になったかA1①長に専決を委任するときは「簡易な事項」とする②委任は「その議決により特に指定したもの」とする③専決処分したとき「議会に報告しなければならない」という注文を付けられて現行スタイルになりましたQ2専決処分を委任できるかA2軽易な事項については議会が議決により長に専決処分することを委任することができるこれを委任による専決処分と呼ぶ先ほどの「普通地方公共団体の議決の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」というところですQ3委任できる事項に基準はあるのかA3軽易な事項に基準はありません当該団体の財政規模人口等を勘案して具体的に指定することになりますですから「財政規模や人口等」と書いていますから市には専決処分の指定があるけども町村にはないところが多いようです先月沖縄県石垣市に行ったときに石垣市竹富町宮古島市など色々とこの専決処分をネットで調べたのですがやはりあるところとないところがありました大阪府内も一緒であるところとないところが散見されました例えば富田林市では⑵の中で「市営住宅の明渡しに応じない者に対する訴訟和解及び調停に関する事

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項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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184 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

それとは次の債権にいけないのが現実ですそれでこの手続きを中心にするにはちょっと面倒だということで二つ目もう少し楽な「少額訴訟」というのがあります少額訴訟は60万円以下の債権10件までしか着手できませんでは11件目はどうするのかと言いましたら一つ目の「訴えの提起」を起こすか又は次の三つ目となる「支払督促」に切り替えなければならないこの「少額訴訟」を10件やったとして11件目からは「支払督促」というのは非常に面倒ですですから私の場合基本は「支払督促の併合請求」として進めています賃料駐車場水道し尿給食病院の医療費と全部まとめて1回の手続きで処理していきますそうしますと納める印紙額(費用)も少なくて済みます私たちの人件費を考えると5人や6人夫々の係でこの作業に係っていたらそれだけ時間が失われます1人で纏めてやってしまえば残りの社員は時間が失われないで済みますですからどこの担当部署で纏めてやるのかと云いますと体制上調査権も持っているし多分ひと屋根ニ所帯税務課でやるのが一番効率がいいのではないでしょうかそれが一番だと思いますしかし先ほどの菅原さんのお話にもありましたようにおいそれとは機構や体制をいじられないですし私らが言ってもなかなか変わりませんから皆さんは横の連携を深めながら役所の中をまとめて上手に操作しフローを作ってもらいたいと思います では三つ目のチャネル「支払督促」にて簡便に回収する方法ですこれは申立てまでの準備が簡単で疎明が要らない疎明というのは理由や証拠のことですさらに「支払督促」には10件などという件数制限がありませんコストも安いですしさらに比較的

回転率が高いというのが特徴ですということで私は基本3番時折1番という方法で債権回収を進めています今のところ私一人一年半ぐらいのスパンで82件程の作業に着手していますすべて職員が法廷原告席に立って切った張ったをやっていきます裁判所では大した質問もなく2~3分で法定での話し合いが終わってしまいますお手元の資料の右下に①~⑳と資料の真ん中には①~③まで表示されています大体これぐらいの種類の債権が自治体には存在しますその中の①~⑳の幾つかの債権が非強制徴収公債権になるのではないかと思います細かいことは『自治体のための債権管理マニュアル』という東京弁護士会が東京都江戸川区から依頼され作成されたぎょうせい出版のこの本に書かれてあります生活保護の不正受給はどうだとか賃料債権はどうだとか水道料金はどうだとかと云ったことが種類ごとに書かれていますので皆さんもこれを機会に1冊持っておられてもいいかと思います戻りますが非強制徴収公債権と私債権は何が違うのかと云いますと不納欠損処分の進め方行政不服審査法が適用されるか否かという点です異議申立てが適用されるかされないか援用が必要か否かというだけの違いです回収作業は先程も言いましたように全て民事裁判によります

回収あれこれ (私債権整理でイライラすること)4-1専決処分事項の指定 一つ目専決処分事項の指定について「議会から長に対する委任(議員提案)」とあります皆さんの町のホーム頁をこちらにくる前に覗きましてあったらいいなと思いながら拝見したのですがこれを纏めたのが皆さ

185おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んの手元にある資料の5枚目か6枚目に「市長の専決処分事項の指定について」というのがあります皆さんの町の市長の専決処分の指定について或いは町長の専決処分についてこれを変える必要があるのかどうかを見てみましたこの部分が関係してくる法律は地方自治法の96条です先ずはじめに「普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならない」条例の制定や改廃は勿論のこと予算に決算はいろはの「い」でありますその中第1項第12号には「普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て訴えの提起」などの記載があり「和解あっせん調停及び仲裁に関することは議会の議決事項」だと書いてありますしかし同じ自治法180条には「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる」と書かれております但し次の2項には「前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」とされています要するにわれわれの庁内稟議先決後議で仕事を進められるのです先に事を進めておいて後で議会に報告するこれが可能だということですこの専決処分が整備されていなければなりません もう一枚頁を捲りますとこれは議会事務局から頂いた資料を私が打ち込んだものですがタイトル「専決処分の委任について」とあります私もはじめは私債権整理を進めるに際し専決処分が必要なことも知りませんでしたがご存じのように日本は敗戦国でありますがここにGHQ(連合国軍総司令部)と記載があるでしょうどうもこの専決処分にはGHQがテコ入れをして今の形に

なっているようなのです戦前は民事案件も市長の専決処分のみで仕事を進めることができましたが「それでは駄目だこうしなさい」という決まりがこの時できた訳ですではQ1地方自治法制定のときどのようなことが問題になったかA1①長に専決を委任するときは「簡易な事項」とする②委任は「その議決により特に指定したもの」とする③専決処分したとき「議会に報告しなければならない」という注文を付けられて現行スタイルになりましたQ2専決処分を委任できるかA2軽易な事項については議会が議決により長に専決処分することを委任することができるこれを委任による専決処分と呼ぶ先ほどの「普通地方公共団体の議決の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」というところですQ3委任できる事項に基準はあるのかA3軽易な事項に基準はありません当該団体の財政規模人口等を勘案して具体的に指定することになりますですから「財政規模や人口等」と書いていますから市には専決処分の指定があるけども町村にはないところが多いようです先月沖縄県石垣市に行ったときに石垣市竹富町宮古島市など色々とこの専決処分をネットで調べたのですがやはりあるところとないところがありました大阪府内も一緒であるところとないところが散見されました例えば富田林市では⑵の中で「市営住宅の明渡しに応じない者に対する訴訟和解及び調停に関する事

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項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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185おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んの手元にある資料の5枚目か6枚目に「市長の専決処分事項の指定について」というのがあります皆さんの町の市長の専決処分の指定について或いは町長の専決処分についてこれを変える必要があるのかどうかを見てみましたこの部分が関係してくる法律は地方自治法の96条です先ずはじめに「普通地方公共団体の議会は次に掲げる事件を議決しなければならない」条例の制定や改廃は勿論のこと予算に決算はいろはの「い」でありますその中第1項第12号には「普通地方公共団体がその当事者である審査請求その他の不服申立て訴えの提起」などの記載があり「和解あっせん調停及び仲裁に関することは議会の議決事項」だと書いてありますしかし同じ自治法180条には「普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる」と書かれております但し次の2項には「前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」とされています要するにわれわれの庁内稟議先決後議で仕事を進められるのです先に事を進めておいて後で議会に報告するこれが可能だということですこの専決処分が整備されていなければなりません もう一枚頁を捲りますとこれは議会事務局から頂いた資料を私が打ち込んだものですがタイトル「専決処分の委任について」とあります私もはじめは私債権整理を進めるに際し専決処分が必要なことも知りませんでしたがご存じのように日本は敗戦国でありますがここにGHQ(連合国軍総司令部)と記載があるでしょうどうもこの専決処分にはGHQがテコ入れをして今の形に

なっているようなのです戦前は民事案件も市長の専決処分のみで仕事を進めることができましたが「それでは駄目だこうしなさい」という決まりがこの時できた訳ですではQ1地方自治法制定のときどのようなことが問題になったかA1①長に専決を委任するときは「簡易な事項」とする②委任は「その議決により特に指定したもの」とする③専決処分したとき「議会に報告しなければならない」という注文を付けられて現行スタイルになりましたQ2専決処分を委任できるかA2軽易な事項については議会が議決により長に専決処分することを委任することができるこれを委任による専決処分と呼ぶ先ほどの「普通地方公共団体の議決の権限に属する軽易な事項でその議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分にすることができる前項の規定により専決処分をしたときは普通地方公共団体の長はこれを議会に報告しなければならない」というところですQ3委任できる事項に基準はあるのかA3軽易な事項に基準はありません当該団体の財政規模人口等を勘案して具体的に指定することになりますですから「財政規模や人口等」と書いていますから市には専決処分の指定があるけども町村にはないところが多いようです先月沖縄県石垣市に行ったときに石垣市竹富町宮古島市など色々とこの専決処分をネットで調べたのですがやはりあるところとないところがありました大阪府内も一緒であるところとないところが散見されました例えば富田林市では⑵の中で「市営住宅の明渡しに応じない者に対する訴訟和解及び調停に関する事

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徴収力強化研究会講演録集

項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 6: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

186 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

項」と書いてあります市営住宅のことはここに書いてありますから市長の専決処分で作業を進められますがそれ以外の債権は先に議会の議決が必要になりますその他の役所を見てみるとパーフェクトなところもありますパーフェクトなところは例えばA頁の池田市です⑵に「市営住宅の家賃等の請求及び明渡し請求に係る訴えの提起和解及び調停に関すること」⑶で「目的物の価格が100万円以内の審査請求その他の不服申立て訴えの提起和解あっせん調停」と書かれていますから完璧ですどの債権も直ぐにでも着手できます あと水道債権です今日はこの中に水道担当者はおられませんが水道料金は公営企業法の40条に記載がありまして企業会計は自治法には左右されませんから議会の議決はいりませんし当然議会に対する報告も不要です病院の医療費も水道に同じです医療費はこれは市町村夫々かもしれませんが私のところは自治体病院なので公営企業法40条に該当します専決処分が必要ないよって議会が関係しませんから水道も病院も影響を受けませんそれ以外の債権は議員提案を踏まえて何かもう一つ規定を作らなければならないと思いますここは軽く流しますので皆さん帰られてからでも見ておいてくださいこの専決処分事項の指定については私のところは昭和63年に議員提案から改正されていました私も住宅係に来るまでは全く知りませんでしたが今こうして担当者という立場から考えますと非常にラッキーだったなと思います先ずはここから手を掛けなければいけませんから皆さんの町の市長町長の専決処分事項を見てください

4-2私債権は地方公共団体に精通者が少ない 2番目は私債権は正真正銘劣後債権地公体に精通者が少ない(取れないものと思ってきた)ということで私も2年前までは回収できないなと思っていました徴税吏員のように次々といけないですし相手は裁判所ですし取れないと思っていましたでも何だかんだとやってるうちに私も9割方が回収できています私債権の差押えですこれもやってみて分かるのですが公債権の差押えとは全く違いますえらい苦労が掛かりますし取れないと思ってきました先ず①建物からの追出し裁判(建物明渡等請求事件)はやっていてもその後の債権回収はしていない皆さんの町の住宅係も「建物明渡等請求事件」ということで追出し裁判を主にやっているでしょうどうでしょうか追出し裁判ばかりやっていませんかいつの間にやら追い出すことが目的になってしまっているまず先にやるのは回収でしょう税務課も回収していますし私らも回収していかなければなりません居住権を奪う前に回収が先です全国の都道府県に市町村皆さんこの辺が間違えてしまっています例えば100万円の滞納があるうえに建物明渡しの強制執行で40万円の予納金を執行裁判所に支払っていますこれで100万円のマイナスがさらに40万加算されマイナス140万に不利益が拡大建物明渡しというのは裁判を進めて判決をもらいますその後執行裁判所に対し強制執行を依頼するのですがこの時に40万円程度の費用が掛かります法律の話になりますが費用法や民事訴訟法には「この費用は被告の負担だ」と書いてありますが当然被告が負担する訳がありませんから原告の皆さんがこの費用を予算化し立替払いを行って

187おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

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は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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187おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

後で回収する流れになる訳ですしかしこれが大体にして回収できません最も回収する気もありません100万円の滞納があるうえに40万円も裁判所に支払って例え明渡しが実現したとしてもその先にはさらに修繕費が待ち構えています当然新しい入居者を募るには修繕や美装作業が必要ですもしこの回収業務が自分が社長である会社の一事業だとしたら皆さんはそんな無駄なコストを掛けますかきっとやらないでしょう既に100万円の未収金があるのにさらに40万さらに50万その先入居者が現れるのかどうかも保障がありませんからそんな選択を普通はしない訳ですですからまず先に回収を進めましょうということです 今進められている明渡裁判は不利益拡大の作業皆さんの自己満足でしかありませんこれが都道府県に市町村のこれまでの仕事の中身です次の入居者はまあまあ喜びますが実入りがありません今になっては全国の自治体が自治体財政健全化法下にありますこの法律が制定されてからは我々公務員も損益分岐点や利益率を考えるようになりました住宅であろうが税であろうが知事にしても市町村長にしても首長の立場からすると何処も金がない訳ですから公債権でも私債権でも収益が上がればどちらでもいい話です最初にお話した自治体債権を三分類にした表がありましたがどこの自治体にも公債権が7割私債権が3割程度あります6対4のところもあります税だけが回収作業をやっていればいいのかというとそうではありませんから当然私債権も整理しなければいけません今ほど言いましたようにとにかく利益率を考える住宅だろうが税だろうが関係ないのです 気が付けば私のところを管轄する北海道

庁でも75パーセントの給料カットをされていますここのところは先に触れるべきでしたが2年前に赤平市は30パーセントの給与カットを行いました当然職員にも家族はいますし住宅ローンを抱えている人は払えなくなくなりましたこれからどうするのかhellip給与カットが三割にもなると食べていけなくなる人達も出てきますそうして昨年が二割今年はなんとか11パーセントの給与カット先ほど債権回収に力を入れ頑張っていると紹介しました長崎県平戸市も現在5パーセントの給与カットをやっています彼らもさらにカットは増えると言っていました金がなくて賃金にも手を付けなくてはならない財政状況そんな状況であればなおさら私債権の回収についてもやらなきゃならないことは既に決まっていますですから皆さんが開拓者トロイカの先頭馬車なんだと先ほども言った訳です さて次に②番の「家を奪ったうえに給与預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」についてです都道府県庁は家を奪ってそのうえ差押えまでやるのかと鈍いことを言っています北海道庁にも他の県庁さんにも「皆さんの役所の納税課を見てください」とよく言っています税務課は泥水をすすりながら仕事をやっています後で出てきますが僕の町がSL機関車D51の模型をネット公売したときに役所の方針は「やるな」ということでしたが私も当時は徴税吏員でしたから自ら決断し捜索公売の作業を進めましたその結果これに係わった職員2名が人事異動になりますその一人が私です上司からは「お前らせいぜい好きなことをやっとけ人事異動もあるからな」と言われ初めは冗談かと思いましたが住民や法人経営者から

188 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

189おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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188 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

は我々の仕事を非常に喜んでいただきましたがその後本当に人事異動で今がその住宅係という訳です笑っちゃいますこのことからすると住宅担当者も「家を奪ったうえに預金の差押えまでやることが本当に正しいのかこれを理由に回収せず」というのではなく同じ屋根の下で仕事をしている他の部署をきちんと見て欲しいのです感度が変わるでしょう辛いのはあなたたちだけではないと気付かせてあげるのです住宅担当は依然ぬるいと感じます ここで考えたいのは「9割以上の住民は苦しくても公金を払っている事実」でありますこの感情はどうするのかこれは公債権も私債権も同じ状況ですが住民の9割以上はきちんと納めています滞納整理はたかだか1割程度の話ですこの9割を無視していいのかということになるでしょうそれに加えて滞納整理をやらないと住民監査請求で今度は首長が糾弾されてしまいますこれを社員はどう考えるのか首長なんて選挙で変わるから誰でもいいやと思っていませんか違うでしょうこれからはサイレントマジョリティーは黙っていないですよ住民皆さんも生活が苦しいですから当然黙ってはいません 続いて③裁判事案は弁護士や司法書士に金を払って依頼するものだと勝手に決め付けてきた金を払って人任せでいいのかこれはどうでしょうかこれからは何でも人に頼むのではなく自分でやらなきゃ駄目です皆さんも必ず出来ますのでそうですよ既に皆さんの手元には私の資料がありますしこれからは自分で進めてください金を払って人任せはやめてください ④裁判所は行政職員より仕事をしていないこれは事実しかも彼らは私らと同じ公務員

(単なる窓口)ということでこのことは裁判所に行くとよく分かります電気はついていますしかし手は動いていない電話もあっちこっちと鳴り響いていませんそれで私たちが申立てのことで相談に行けば書記官が鈍いことを言ってきます是非皆さん裁判所を一度見に行ってください仕事のついでにでも法廷を覗き裁判を傍聴してみてくださいふらりと中に入り裁判所の窓口を見てみると僕の言っていることが解ります皆さんの方がずっと仕事をやっていますので自信をもってください ⑤まずは法廷(口頭弁論)に足を運んで体験してみよう裁判所という看板だけを大きく見るのではなく実際に足を運んで見てみることですよろしいですか

4-3回転率の高い手法を選択する 「訴状少額訴訟支払督促」について調べ時間がないので回転率の高い方法をチョイスした赤平市は「支払督促」を中心に回収作業を進めております先ず1つ目ですが「訴状訴えの提起(疎明が必要)」についてですこの方法は契約時から現在まで建物の価額や構造図面証拠や折衝経過等々が必要ですSTEP6の分厚い資料で1件分になりますこの「訴えの提起」は不当利得返還請求事件過払金請求事件貸金等請求事件など最近は裁判所の貼り出しを見る限り朝から晩までこればかりやってます大きい裁判所でありますと1日に50件60件とやっています続いて2つ目「少額訴訟」です60万円以下の債権額で10件までしか着手できません11件目からは別な方法にシフトしなければならない内容が重複するのは私のミスです申し訳ありませんそして3つ目は「支払督促」ですこの手続

189おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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徴収力強化研究会講演録集

は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

191おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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徴収力強化研究会講演録集

算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

きは疎明が不要件数に制限がない費用が安価でありますこの「支払督促」の制度はまだ歴史が浅く一応債権整理が簡便に行われるよう用意された手続き手法ですサラ金や弁護士がいま凄い勢いでやっていますのでその影響から前身の支払命令が廃止となり支払督促が誕生しましたSTEP1~STEP4までの作業を進めることで私債権は必ず回収できます異議申立てが出されても皆さん直ぐに対応できるよう資料化されております それと大阪府内は民事訴訟法397条に記載される「電子情報処理組織による支払督促の申立て」が可能です法律を見ますとわざわざ難しく書いているんじゃないのと言いたくなりますが「電子情報処理組織」というのはつまり「オンラインシステム」のことを指しています北海道内ではまだ使えないシステムですがネット検索で「大阪地裁」と叩きますと「督促手続オンラインシステム」というのが出てきます本日帰られましたらここを見て欲しいのですが現在は南は沖縄東は新潟までこのオンラインシステムが使えます用意されている債権種目は「貸金立替金求償金売買代金通信料リース料」この六つの6類型としてUPされておりますこれら6類型の債権についてはインターネットから「支払督促」の申立てができますペーパーレスで進める方法です但し役所が抱えています賃料債権水道債権はこの中には入っていませんそれでここ大阪に入る前に大阪府はこの方法が使えますし折角の機会ですから調べて皆さんに伝えようと東京簡易裁判所の民事第7室に電話をかけて聞いてみましたそうしますと「これから先も水道も家賃も予定がない」と言うのです何のために作ったシステ

ムなんだと言いたくなりましたがそうは云っても6類型しかできない状況です只都道府県庁には先程貸金と言いましたが「奨学資金は貸金」に当たりますからこのシステムが使用できます熊本県庁さんは今日ここに来る前にも相談の電話を頂きまして「毎年数千万ずつ奨学金の滞納が増えていく」と言われていました昨日は大阪府庁の職員さんとも同じ件で話をしましたが「既に大阪府にも数十億もの債権がある」と言われておりますですからこの貸金債権もオンラインシステムでの申立てができますからこれを使ってでも積極的にやらないといけないそんな状況にありますそこでこれを誰がやるのかということにもなります単発にて誰かがやればいいのかという話ではなく時効管理のこともありますから全庁的に勢いよくやらないと駄目だと思います回転率を上げることです住宅賃料はこの先もオンラインシステムでは予定がありません多分これなんかは経産省と法務省との接着剤に内閣府なんかがなって民間に配慮することを目的に創られたオンラインシステムだと思いますこの先も行政にはあまり恩恵がないでしょうそして皆さんのお手元にある支払督促の書類を裁判所に持っていきますと入口ベースで郵便切手が1130円必要になりますしかしこのオンラインシステムでは郵便代金だけで1件7千円とお高い内容です10件申立てをすると7万円100件やったら70万円ですそんな金はどこを探しても今の行政にはありませんからオンラインも考えものです

4-4支払督促の書類送達 4つ目支払督促の書類送達になりますが入り口である書類送達が進まない(チャンス

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徴収力強化研究会講演録集

は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 10: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

190 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

は4回)1通常2就業場所3休日4書留です裁判所も素直に書留と言えばいいのに「書留のことを付郵便」と言います覚えておいてください ①私債権者には調査権がないよって進まない就業場所転出先不明実態調査不可債権整理に必要な情報がありませんそこで「賃料等請求事件」として「賃料等」で括ります住宅家賃の請求にその他の債権を付随させてしまうと云った発想です公的住宅の収入申告が実は私債権整理のうえでは鍵を握ります住宅担当は毎年の収入申告からかろうじて情報を持っています問題はその他の私債権上水道し尿給食費幼稚園入園料病院の医療費等々情報が何もありませんよって情報を持っている住宅係病院単独では無理です幼稚園単独でも無理です無理というのは何れの債権も「支払督促」は送ることができますただ書類を作って送ればいいだけですからねでも病院単独で進めると調査権がない訳ですから出しっ放しになり費用がかかって終わってしまうしたがって「賃料等」ということで「等」で括り住宅係が全ての債権の面倒を見るという構想が出てきますさらに件数をこなしゆくゆくコスト面なんかを考え始めると皆さんがやり始めるのは「債権を括る」ということだと思います誰だって少しでもコストが掛らない方がいいですからねしかし賃料債権が役所にない場合はちょっと考えなければなりません水道料金請求事件というのはあまり聞きませんが私も裁判所に何度も足を運んでおりますがそういう貼出しは未だ見たことがありませんではどうするのか賃料債権がない場合はやはり単独でやるしか方法がありません支払督促も送れるには送れますが後々の差押えが

できないのでそこはきちんと入口ベースで契約時からの組立てを考える必要があります連帯保証人も複数人つけることで後々の回収精度にも繋がってきます 次に②特別送達だから届かない特別送達という送達方法を聞いたことがありますか特別送達という方法で裁判所は書類を送付していきますこれは1050円と郵便代がお高くつきますそしてこの方法だからこそ中々届かないということにもなります相手方が居留守の場合仮に住所が正しくても手渡しなので届きませんこの書類を受取る場合は「本人かどうかしっかり確認」を行いはんこを押させて郵便事業会社は裁判所に対し「届きましたよ」と通知する方法になりますそんな送達内容なので仮に居留守をやられると届かない訳ですこうなると大変多くの時間をかけて単なる送達作業だけなのに最後は書留に辿り着きますこの間毎回毎回1050円に通知用の80円が掛かりますから1130円1130円1250円1130円とどんどん小銭が出ていきます「支払督促」の送達については「民事訴訟法第382条以降」にその記載があります「訴えの提起は民事訴訟法98条以降」に送達方法が記載されています「支払督促」では382条以降において一番最初に見なければいけないところが括弧書きの「日本国内において公示送達によらないで送達することができる場合に限る」の部分ですそこには公示送達ができないと記載されていますよって住所や居所がない場合はこの「支払督促」も有効ではありません送達先として指定した場所が全て違うこのような場合は「支払督促」を選択してはいけませんでも「訴えの提起民事訴訟法の98条以降」の場合ですと「租税と送達方法は一緒」ですから有効です国税

191おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

を内容としたある本には地方税に関する法律の規定では地方団体が発送する書類は郵便による送達または交付送達により住所または居所に送達となっています地方税のように出会送達や補充送達差置送達などの規定が適用される場合は「訴状訴えの提起」を行ったときであります何度も言いますが「訴状訴えの提起」は租税と同じように公示送達ができますし出会送達補充送達が可能です只書類を作るのが面倒で費用も少しばかりお高めという点での違いはあります 続いて③書類が送達されても異議申立てが出されるケースが多い支払督促は5割以上の確率で異議申立てに移行します次のところでその答えが出てきます

4-5異議申立てから口頭弁論へ 異議申立てから口頭弁論に移行しても相手が来るとは限らない相手方には異議申立てを出したんだから法廷に来いよと言いたくなりますがこれが中々来ませんこんな口頭弁論で失速し作業は増え負担も増えこんなのがポンポン出てきます何故5割以上の確率で異議申立てが出てくるのでしょうかこれは裁判所がご丁寧なことに支払督促の送付時に「異議申立てを出してくださいね」というような具合に「督促異議申立書と答弁書を一緒に同封」し送るからです督促異議を出さないとおかしいような状況をつくり送っていますよって簡単に異議申立てが出てきてしまうこれで作業増これを裁判所書記官に「やめてくれ」とは言えない訳ですからこんなルールで自ら面倒を作る裁判所民事司法となる訳です 次に②異議申立てが出された場合のロスについてですこのロスについは色々ありま

す先ず相手方が出した督促異議から1カ月程度先の弁論期日まで整理は持ち越し支払いも起きない裁判官の夏休みがここに入れば2カ月先の口頭弁論になったりします世の中人が困っているのに夏休みが優先されるんですね私も去年だったか一昨年前だったか5月ぐらいに支払督促を持って行きいつものように異議申立てが出されましたすると書記官から連絡があり「弁論期日は何時にしますか」と期日を聞いてきました債務者には聞きませんそう聞かれて私も「では6月の中旬ぐらいにお願いします」そう言いますと「いや6月は駄目です」では「7月はどうですか」と聞きますと「7月も駄目です」それならと「何時ならいいのですか」と聞いてみると「8月の頭で」hellipそこで「何で」と聞きましたら「裁判官の夏休みがありますから」と言ってきましたこんなことで2カ月や3カ月当たり前のように遅れていきます『裁判の秘密』という本が書店に行くと置いてありますその辺のことについては民事司法の今現在のルールなんかが全て書かれていますからこの本を読むだけで頭の中が非常にクリアになりますそれと今日のこの資料を見ながら作業を進めれば完璧に皆さんできます 続いて「支払督促印紙額-訴状印紙額=不足印紙額」の部分です「支払督促と訴えの提起のコスト面」での比較です先ほどの3番と1番の比較になりますそこで100万円の未収金がある状況で「訴えの提起」を行うとしたら1万円の印紙が必要となります同じ件について「支払督促を申立てた場合は訴えの提起の半額の費用」で済みますから5千円の印紙が必要ですしかしひとたび相手方から「督促異議の申立て」が出されますと先程の5千円-1万円という単純計

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徴収力強化研究会講演録集

算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 12: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

192 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

算から5千円が足りないということになります足りない5千円は期日請書指定書専決処分書切手と一緒に納付書をつけて裁判所に納めますこの一連の督促異議のことを考えますと初めから通常裁判を求めた「訴えの提起」でもいいのかもしれませんまた我々が裁判所に出廷しますとサラ金ですとか弁護士司法書士色々な方々がいらっしゃいます大きい裁判所が第一審の管轄(窓口)だったりする口頭弁論でしたら傍聴人の数も50人いや100人とそんな空気の中で我々職員が原告席に座り陳述を行います戻りますが口頭弁論の期日が一旦決まりましたら今度は弁論に備え裁判所に対しての提出書類「和解条項準備書面上申書」などの書類を作成する作業が出てきます準備書面や上申書は作文形式によります今ほどお話しました「和解条項準備書面上申書」についてはいつも必要になるということではありませんが第一審の管轄(窓口)が近場の裁判所である場合には和解条項だけで構いません準備書面や上申書はどういう時に必要になるかと云いますと自ら出頭することができず自分の口を使って陳述できない場合の対応策ですそれとは逆に自らが出頭できる場合は事前に用意した和解条項案を書記官に提出し当日の弁論に臨みますもうひとつ遠隔地の場合について例をあげて説明しますと第一審の管轄が遠隔地の場合例えば相手方の住所が富田林市にあり一時出稼ぎのため上京今現在の居所が東京にあるという想定ですこのような場合は今現在東京に働きに来ている訳ですから相手方が今いる居所(東京簡裁)が第一審の管轄になります当然督促異議の申立てが出ると旅費を掛けて遠くまで出かけていく必要がありますこうなるとHOME

ではなくAWAYでの戦いになりますしたがって「和解条項準備書面上申書」の3点セットで遠隔操作をやることになりますもう一度おさらいします近場の裁判所が管轄となる場合は和解条項だけでいい遠くに管轄がある場合は3点セットで遠隔操作を行います旅費をセーブすることが目的になりますここで見ておきたい法律は民法21条(住所)民法22条(居所)同じく23条(仮住所とは)の部分です債権差押えは民事訴訟法4条(給付の訴え)建物明渡しの場合は民事訴訟法5条(財産権上の訴え)この辺と書類の送達作業について理解していれば申立先が何処かということが自ずと見えてきます 続いて「分割したいと言いながら被告が法廷に現れない答弁書による擬制陳述」についてです先程も「裁判所は督促発布時に一緒に督促異議申立書を同封する」と言いましたこの「督促異議申立書」を相手方が裁判所に提出しますと通常裁判に移行しますさらに続けて「答弁書」が出てくると被告が「擬制陳述」をしたことになりますこの擬制陳述があった場合申立手続費用の回収ができないことが多くなります私も最初は何故この費用が回収できないのかと疑問に思いましたがこれは債権債務者双方が弁論に出頭していてその手数料と申立手続費用についても話し合いができた場合につき回収ができるというものですしかし先程のように我々の知らないうちに「答弁書」が出されていますと擬制扱いになりますから相手方とも話す機会はないですしそもそも大原則が口を使って法廷で喋るというのが口頭弁論ですから原告は予め和解条項を作成しその中に費用をつけた総額についての申し合わせが事前にあるですとか相手方を出

193おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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徴収力強化研究会講演録集

息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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徴収力強化研究会講演録集

足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

頭させるように仕向けたりする訳ですこんなこともひとつひとつ私も色々やってみて一つ紐解け二つ紐解けということで漸く分かってきましたのでここは申立てに要した費用が取れない場合と取れる場合についての説明でした 大変重要なことに触れるのを忘れていましたがこの擬制陳述についてはもう一つお伝えしておきます原告が出頭被告が欠席という場合裁判所に求めることができるのは「判決」と「和解に代わる決定」です何れも「執行力のある公文書」となります「和解と和解に代わる決定」は微妙ですがチョットだけ違います裁判所がこの「和解に代わる決定(民事訴訟法275条の2)」を出す場合は相手方が出頭しない場合と相手方が擬制陳述として提出した答弁書とこちらの和解内容が一致する場合です双方出頭しているときは和解になりますが通常和解する場面というのは原告が被告に譲歩した場合であります判決など一括請求の主張ができる場合は差押えで回収できることが可能なときに限りますここで調べておきたいのが相手方が有資力なのかそれとも無資力なのかということ我々には依然調査権がない状況下にありますから既に勤務先が分かっている預貯金口座が知れているこのような場合でしたら胸を張って一括請求を求めていきましょうつまり判決を求めていきますもし和解や和解に代わる決定を落とし所にしても支払いが起きなかったとしたら遅延損害金をつけて差押えに移行するだけですしかし何も情報がない中で「一括請求を求めます」と求めてしまってはその先「回収ができないのに求めてしまった」ということになりますから落としどころをきちんと考えていきましょうしかし

ながら何故こうも世の中で起きている民事裁判が「8割以上も和解にて結審」されるのかということです私も当初は何故こんなに和解が多いのかと疑問を持ちましたが民事訴訟法の89条には「和解の試み」というのがある訳ですしたがって裁判官はどんどん和解に誘導していきますそして「和解は一種の分納計画」ですから皆さんがいつも窓口で納税折衝をやり誓約書を書かせますがこれと何ら変わりませんただ我々と相手方との間に裁判官と書記官司法委員が入って話を纏めただけのことですよって私なんかは「和解といっても分割のことでしょ」という感覚でいつも見ています皆さんの納税折衝が最高権能もありますここまで長々と何度も和解について話をしましたが所詮和解和解と言ったって簡単な話だということがこれで分かりましたよねよくテレビに出てくる映像はとの裁判が「和解しました」「勝訴」とB4版ぐらいの紙を持った人が裁判所前から中継されます争っている当人たちは骨肉の争いであったり相当大変と思いますが中身はというと「分割納付の話を決めただけ」ということになります支払いが起きるかどうかというのは別な話です

4-6差押えの難しさ 次に資料の6番目です「簡単に差押えができない調査権がないステージが変わる窓口も担当者も事件名も事件番号も変わる」全部変わってしまいます ①調査権がない財産を特定できない口座も勤務先も探せませんこうなると対処法がないそのうち放置事案は膨れ処理ができないが故に不良債権となる多分日本育英会から権限委譲された大阪府庁の奨学資金

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もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

もこんな状況に陥っていると思われます ②簡易裁判所で「債務名義(民事執行法22条)」を取得し地方裁判所に差押命令を求める ③担当者窓口は簡易裁判所のA書記官から地方裁判所民事第部債権執行係のB書記官へと変わります裁判所法という法律があります機会があれば見ておいてくださいその中の第33条その規定からこれまで何回も出てきました「訴えの提起」の場合債権額が140万円を超えるときは地方裁判所が管轄140万以下ですと簡易裁判所が管轄になりますこのように裁判所法では140万円をボーダーラインにしていますこれは「訴えの提起」の場合です一方「支払督促」はと云うと債権額が1万だろうが1億だろうが最初の窓口(第一審の普通裁判籍)は全て簡易裁判所が担当することになっています富田林市の場合は富田林簡易裁判所になります池田市と豊能郡豊能町は大阪池田簡易裁判所豊中市は豊中簡易裁判所吹田市と摂津市は吹田簡易裁判所そんな感じで全国には色々と簡易裁判所がありますので大阪地裁のホームページを先ほどの督促オンラインシステムも含めて参照してみてください管轄が分かりますよろしいでしょうか 「訴えの提起」であっても「支払督促」であっても先ほどの「民事執行法第22条(債務名義)」を取得しないと差押えはできません債権差押えの申立先は大阪の場合「大阪地方裁判所第14民事部債権執行係」になります窓口は全国どこも地方裁判所の本店になります先程とは違い既に債務名義は手中にある状況ですから本店民事部に「債権差押命令申立事件」という事件名で差押命令の申立てを行いますこれが流れにな

ります ④事件名と事件番号も変わります「支払督促」を出しますと事件名は「賃料等請求事件」事件番号は「平成22年(ロ)第号」となります督促異議が出ますと今度は通常裁判(口頭弁論)に移行しますここでまた新しい事件番号が付与されますので「平成22年(ハ)号」になりますさらに法廷で判決をもらったり和解したとしますしかしこの判決や和解に基づく支払いが履行されなかったとしたら必要な書類一式を揃えて先ほどの「大阪地裁第14民事部債権執行係」に債権差押えの申立て進めますここまで行くと「平成22年(ル)第号」とまた新しい事件番号が付与されますこのように全て違う記号全て違う番号に変わりますよろしいでしょうか 続いて⑤賃料等請求事件「支払督促」です支払督促の申立てを行い裁判所が相手方に送付します届きましたそこから2週間の異議申立期間があります分かりやすいのは皆さんの手元にありますNHKの記事ですNHKには当然調査権がありませんから我々以上に中々進みませんそれでは皆さんの手元にあるNHKの新聞記事をみてください悪質なケースを中心にhellipの下からいきます(以下新聞の記事です) 法的督促は全国に拡大し今年3月末現在で総数は841件に上るこのうち506件は支払いに応じ162件が異議を申し立てた督促を受けた場合送達日から2週間以内に異議申し立てがなければ仮執行宣言がされさらに2週間以内に異議申し立てがなければ確定判決と同一の効力を持つと書かれています これを読んでどう感じますかNHKが行った作業は「支払督促」を出しっ放しで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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徴収力強化研究会講演録集

でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

「支払いに応じたの部分」は「申立てそのものを取下げた」か若しくは「仮執行宣言」留まりでしょうから調査権がない以上既にもう取れないものが相当数でてきているという記事にも読み取れます先ほどの病院債権と一緒です 例えば支払督促を出して届きました2週間の異議申立期間があります異議がないとしたら2回目の支払督促を依頼しますこれは「仮執行宣言の申立て」と言います皆さんの手元でいえばSTEP1の中にありますこの「仮執行宣言の申立書」を提出し2回目の支払督促が裁判所から送付されますまたここでも2週間の異議申立期間がありますその中で督促異議がなければこれが債務名義となり次は大阪地裁の債権執行係に「債権差押命令申立事件」として手続きを進めますまたこの2週間と2週間計4週間の間に督促異議があれば先程のように通常裁判(口頭弁論)に移行します口頭弁論の中では和解または判決等(正本)を求めますこれに「執行文付与申請」という手続きが加わりこの資料で言えばSTEP3になります「支払督促は唯一執行文を要しない債務名義」と言われていますがそれ以外の債務名義例えば離婚して「公証人役場で公正証書を作った」というのも債務名義「仮執行宣付きの支払督促」も債務名義「訴訟外の和解」も債務名義このように債務名義というのは色々あります「和解調書」もそうです「和解に代わる決定の調書」もそうです支払督促以外の債務名義は全て「執行文付与申請」という手続きを取らなければなりません執行文というワンペーパーを債務名義の最後のページに1枚付けてもらう手続きになりますそうこうして債務名義のほかに送達証明書(債務名義が相

手方に届いたことを証する)第三債務者となる法人の商業登記相手方の住民票などの必要書類を集めて晴れて大阪地裁の本店に「債権差押命令申立事件」として進めていきますこういうのを「給付の訴え」と云い目的は債権執行つまり債権差押えにて回収を図るというスタンスです 次に⑥建物明渡等請求事件についてです資料はSTEP6になりますこれは「訴えの提起」訴状というタイトルで書面構成をしていきます判決には先程のように「執行文付与申請」を行います少し戻ります資料中6の②にある簡易裁判所で債務名義を取得し地方裁判所に差押命令を求める(別添フロー図参照)というところですが資料を4~5枚捲るとフローチャートが出てきますその資料では「租税債権と私債権とのジョイント」について記載があります建物からの明渡裁判として進めた先に判決をもらう判決をもらった後には強制執行はしないしない代わりに「税務課が捜索」に入ります「家財を押さえてネット公売」へと進めていきますそこで残りの残置物のみ執行裁判所に依頼し片付けてもらえばいい訳ですから先ほども言いました執行裁判所に対する予納金40万円が5万円や10万円に抑制できます公債権とジョイントするチャンネルがここにはある訳ですそれとこの資料にはその他のジョイントについても記載があります租税債権で国税徴収法76条による禁止額から差押えができない場合先程とは逆のジョイントを図ります公債権から私債権にバトンタッチする方法ですこれは租税にも私債権にも滞納があり先ずは私債権者が民事裁判として作業を進めひとまず差押えまで手続きしますそれを今度は「徴税吏員が執行供託として横取りをするジョイント」

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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徴収力強化研究会講演録集

でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

です税が先でも住宅が先でも同じ会社の収益に変わりはありませんから租税債権が国税徴収法76条で差押額が算出されない場合は私債権担当と手を組むウルトラCがあるという方法論です先に進みます 何度も出てきましたがいったい債務名義とは何かいきなり債務名義と言われても分からない方が多いと思いますこれは民事執行法第22条に記載があります先程も出てきました皆さんに配布されている資料の中ではSTEP1の21頁~25頁これが2回目の支払督促「仮執行宣言付きの支払督促」で唯一執行文を要しない債務名義でありますその次のSTEP2では27頁と28頁30頁~32頁これは「和解に代わる決定と和解」についてです差押えをするには執行文が必要ですSTEP3は4頁~8頁これは「建物明渡裁判」をしたときの「判決」です最後のページに執行文が付いている筈ですこれも債務名義ですですから債務名義の種類は民事執行法第22条を見ていただきますと色々と出ていますので後で確認してください 次は資料6の⑥番に進みます建物明渡等請求事件(訴えの提起)は判決に執行文付与が必要です今のパターンでいけばSTEP3の話になりますその先は「強制執行を執行裁判所の執行官に依頼」していきます先ほどの40万円が掛かるパターンになりますそして財産権上の訴え民事訴訟法第5条です主に土地や建物からの明渡しを目的にしています沖縄県の石垣市であればマリーナを明渡せ私の場合は市営住宅ですから建物を明渡せ駐車場を明渡せという財産権上の主張になりますこのような書面構成で進めていきます先ほどのフローチャートの中では簡単に言いましたがここ

では途中で公債権とのジョイントということも機会としてありますからこれを債権回収のウルトラCと私は呼んでいますが何度も触れました建物明渡裁判の後に捜索公売をジョイントした事例です先ずは私債権の担当者から「税では滞納がないかい」と税務課に聞いてみますそこであるのでしたら「申し訳ないけれど家財を全部押さえてくれないか」とhellip分かりますか 税務課は差押えにて全て金銭に換えられますが私らはもったいないことに家財を全部ゴミだと投げざるを得ない状況ですこのまま黙っていたら40万円が掛かってしまう税務課は金に換えられるけれども私債権では殆どがゴミだという取扱い建物明渡しの裁判の後に進める強制執行は執行当日日通などが執行官立会人とともに登場しコンテナに家財を詰めてすべて持っていきますそしてそのまま全てが焼却処分になりますせっかく金銭に換えられるタイミングがここにはあるのにもったいない話ですそこで我々としては一石二鳥を考えてみる住宅担当者は支出を抑え公債権である皆さんは利益を上げるこれが俺の仕事だそれはお前の仕事だと言っていたら損失が生まれてしまいますですからここは仲良くやろうよと進めていきましょう皆さんは調査権を持っている訳ですから勿論リーダーは税務課皆さんが本気にならなかったら私債権も集められませんもう一度言いますがウルトラCは建物明渡しの判決の後に捜索公売をジョイント私債権担当者から公債権担当者にバトンタッチをします 私も相当前にこれをやらせていただきましたが建物明渡等判決の後に執行官予納金をセーブする目的で国保税担当者に捜索をさせ公売させてみました当時は試験的なもの

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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徴収力強化研究会講演録集

でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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徴収力強化研究会講演録集

息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

でしたがラッキーなことに内容物は全て売却されSL機関車をネット公売したときのような値段はつきませんでしたが全部売決されました今となれば大きな成果だったと思いますロボコンの目覚まし時計に加トちゃんの灰皿腐食したボイラーすべてが完売です一番値段が付かないだろう数字にはならないだろうと思っていたボイラーがなんと一番の高値加トちゃんの灰皿が一番値段がつきませんでしたねホントにこればかりは判らないものです私はこうして歳入も歳出も考えここで何かできないかなと金がない役所ですからそんなことをいつも考えやっています

4-7裁判所は慎重第一 資料の7番目裁判所は事件解決にスピードは不要と考えている慎重第一先ほどの裁判官の夏休みの話を聞いただけでも分かると思いますが時間はどんどん経過していきますそのうえ債権債務者原告被告から十分に意見を聞き事を進めるのが民事司法「応答がなければ自白」と看做す自白というのは私も刑事司法の話だろうと思っていましたが民事裁判でも同じような表現が使われております民事訴訟法第158条に「自白の擬制」という条項がありますそもそも「口を開いて喋るのが口頭弁論」自ら出頭し喋らないと原告の主張どおりに事が先に進んでしまいますから「被告は答弁書を提出し擬制陳述」をやる訳です擬制陳述とは先程も言いましたように口頭による陳述ではなく書面で何とかする方法この書面によって陳述を擬制されますと裁判官からは「被告から答弁書が出されておりますよって擬制陳述を認めます」そのように法廷で言われますこれも作業を進めるうえで何度も出てき

ますから覚えておいてください原告も被告もこの書類ベースでの擬制陳述をやりますと何れからも口を使って陳述を得られていないので口頭弁論は成立しませんよって次なる口頭弁論の機会を求めてくださいそう裁判官から告げられます 去年の1月に愛知県豊田市の簡易裁判所で口頭弁論がありました相手方の住所が赤平市居所は豊田市にありましたこの相手方が派遣労働者であることが後に判明しますこのような場合第一審の普通裁判籍は豊田簡易裁判所となりますそこで第一審において相手方が擬制陳述私も遠方ですから1回目の弁論は書類で何とかして出頭しませんでしたこうなりますと何れからも口を使って陳述を得られていませんので口頭弁論は成立しませんよって弁論休止の状態になりますその後その先1カ月程度先の期間において「期日指定の申立て」という手続きを行い次なる弁論の期日を求めなければなりませんしかし豊田の事案ではここで裁判官がご配慮くださいまして「延期ではどうですか」と書記官を介して私に連絡がありましたご存じのように北海道の1月は大雪ですから向こう3カ月の猶予をやろうじゃないかという話ですもしかしたら飛行機が飛ばなくて出頭できないかもしれないでも私は素直になれず「飛びます」と言ってしまいましたそれで飛んだ訳ですがhellip 私が出頭しなかった1回目の弁論手続きに戻ります赤平市が豊田簡裁に出頭できない理由を上申しましたその内容はこの前北海道夕張市が破綻しましたでしょうそして赤平市は財政健全化法下における4つの指標のうち連結実質赤字比率で夕張の次になって当時は赤平市も全国ワースト2位

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徴収力強化研究会講演録集

でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 18: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

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徴収力強化研究会講演録集

でしたからね給与も三割カットそのうえ57歳以上の職員は肩叩きで早期退職新規採用もしていませんよって自然減私の係も2名減であります裁判所には財政的側面人的側面において赤平市が出頭できる状況にはないと上申しましたそんな中で民事案件を60件80件とこなすというのはホントに至難の業ですどうやったらできるのかどうやったらできるのかと漸く辿り着いたのが金をできるだけ掛けない回収方法でも旅費はゼロ円金がないので出頭できない訳ですどうしようかどうしようかとホントに悩みましたねそこで金がなくても成立する方法をということでこのとき初めて弁護士に相談しましたらhellip「山森さん訴えるということはそう云うことで費用を掛けてでも臨むという姿勢にある赤平市に旅費が無いのであれば今回は取下げるかそれとも予算をつけて出頭するか豊田市の誰かに代わりに出頭してもらうかこの何れかだ」と言われましたそれで民事訴訟法を開いて管轄の移送ができるかできないかということも一応調べてみましたが無理でした依然旅費はゼロ円しかし幸いにも訴訟費用として110万円の予算がついていますそこでこの110万円の中から10万円を減額補正し新設10万円の旅費を立ち上げることにします先程も言いましたように2回目の口頭弁論を豊田簡易裁判所に求めて書記官に期日を決めてもらってその間に議会で補正を認めていただいて何とか金は確保切符を取って飛んでそして日帰りみたいな出張をやった訳ですこうして何とか口頭弁論には出頭しましたでも相手方が1回目の弁論と同じく2回目も出頭しませんでしたから落ち着くところは「和解に代わる決定」です2回目の口頭弁論は相手が来なくても私が

出頭していますから口を使って陳述弁論は成立しますこやって漸く私の手元に債務名義が届きましたここまで行くと当初の時効期間も既に5年から10年に伸びていますから豊田に飛んだ甲斐もあったということになりますでもこいつは悪い奴でね他にも色々と問題を抱えていたのでどうやっても落としたくありませんでした5年から10年に時効期間を延ばし債務名義は取得しましたがその後首長からは何で派遣労働者にそこまでやるのかと聞かれ普通に考えて今は一時的に勤務先がないだけでこれから勤務先がヒットするかもしれませんから無駄になっていませんそう言いましたね勤務先が見つかればその時には勿論バチンと押さえるつもりですと議員さんからも同じこと聞かれましたがそう答えています我々からすると5年で落とすのも仕事10年に延ばして追いかけるのも仕事赤平市は日本で最も金がない自治体ですからどこまでやれるのか分かりませんができるところまではやるという姿勢が必要ですこれが豊田の事案でした相手が法廷に来なかったので「和解に代わる決定民事訴訟法の275条2」になりますよろしいでしょうか つまり民事事件は「原告被告どちらかが出頭しないと駄目だ成立しない」ということが言いたかった訳ですここで刑事司法でよく弁護士などが口にするフレーズがあります「何人も自己に不利益な供述を強要されない」これは憲法38条になります通常裁判に移行しますとこんなことも意識しなければならないそう思っておいてください何が当たるのかまた当たらないのか判かりませんけどもいつもこういう感度を持っておいた方がいいということで未だに私も色々と調べ勉強しています

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

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徴収力強化研究会講演録集

息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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徴収力強化研究会講演録集

足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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199おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

 続いて②刑事司法のフレーズ「疑わしきは被告の利益に」状況証拠は一件一件万全を期し弁論準備に備える通常訴えるということはきちんと証拠を取っておかなければなりません例えば住宅賃料であれば契約から現在まで水道料金は給水開始から奨学資金は申請から給食は学校に通って給食を受けてから現在までというように弁論を想定して証拠として履歴を遡って用意しておきますこう云うことをひとつひとつ疎明として積上げ作文していきます訴えの提起や少額訴訟の場合はいきなり通常裁判になりますこの疎明資料を集める準備から始め作文をして裁判官にこれを訴えていきます作文するには当然時間が掛かりますし捗りませんそこで疎明という言葉を辞書で取り合えず引張ってみたのですが「言い訳弁明確信ではなく確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為またはこれに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態」と出てきますなんか面倒ですよねおれは債権者だと大声で言ってやりたいのですが中々そうも言えませんよく証拠を集めることを「裏を取る」と言ったりしますがおおよそ「6割~7割裏が取れている状況を疎明」と云いこれが「7割~8割に及ぶと立証」と言います刑事事件では裏を十分に取らなければ公判が維持できませんから大変な作業であります 次の③和解条項はSTEP2の資料になりますが色々なパターンを付けています相手方と和解をする場合和解条項を作り裁判所に提出しますそのうち第3項にある懈怠条項この懈怠条項の文中には「分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失し遅延損害金を付して一括請求」とよく記載しますこの3項にこのように記載すると裁判官

が「1回ではなく2回の懈怠にしては如何か3回にしてはどうか」と聞いてきます裁判官は債務者寄りの仲裁をしてくるものです私も何度も何度も弁論を重ねていく中で「われわれ行政機関には取るだけじゃなく滞納者の救済もスタンスとしてあるんですよ」ということを弁論の中で主張しますこれを主張し続けますと裁判官の心証主義から私ら行政のスタンスや提案についても多少考えてくれるようになります救済という言葉は裁判官の心証をよくしますしそうなると意外と原告ペースで事を進められるようになりますここでのテーマは「裁判官に懈怠2回を言わせない」ということです我々には時間がないですし件数も沢山ある訳ですから早く進めてもらえるような工夫をします 先ほど③で「懈怠条項の文中分納計画に1回の懈怠があれば期限の利益を喪失しhellip」と言いましたがあまり公債権では出てこないフレーズですがこれは何処に根拠があるのかと言いますと「期限の利益と期限の利益の喪失」にあります民法を開きますと136条と137条にその記載があります裁判官がよく気にする部分ですまたこの部分は書記官によっても言い方が変わりますある人は「期限の利益喪失条項」と云いある人は「懈怠約款」と云いまたある人は「懈怠条項」と言ってきますこれは全て同じことを言っています全て和解条項の第3項のことを指していますもう一度確認しますが皆さんが見るところは民法の136条と137条これを盛り込むところは和解条項の第3項懈怠条項懈怠約款期限の利益喪失条項と言い方が書記官によって異なります次は遅延損害金についてです条例や督促に遅延損害金について記載があれば民事でも146パーセントの請求が可能です勿論利

200 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

息制限法以下にはなりますが裁判所は利息制限法以下であれば何パーセントでもいいようです例えば法廷で19パーセントを主張したとしますそうしますと裁判官から何故19パーセントなのかと聞いてきますそこで私たちの方から「それは今決めます」と主張しその場で決めたとします債務者が裁判官の前でこのパーセンテージでも構わない仮に相手方がイエスと言いましたらこの19パーセントも遅延損害の率になります法廷での話し合いはそういう感じで進みます特に遅延損害金について法律や条例契約にも何もない督促や催告でも通知していなければ通常は民法404条にあたる年5分が利息債権になりますよろしいでしょうか そういえばこの前私の所属する消防団の早朝訓練で朝4時からやっていた訳ですがそのとき電器屋の息子(幼馴染)から相談を受けましたこの電気屋日本でも有数のパナソニック専門店でその売り上げも北海道内でも十指に入るほどの成績を叩き出していますこんな店が私の町にはあるんですねそいつが消防団では機関員を務め私が三番員をやったりしています彼からの話は「この度のエコポイントでデジタルテレビを売り過ぎたそしたら回収できないところが3件でてきた」という話です彼は私がよく仕事で裁判所に行っているのを知っていましたから相談してきた訳ですね私もそのときは「そうだな~お前のところは売掛金等請求事件という事件名なるかな」と流しましたがそうは言っても幼馴染後日訴状サンプルを作って届けてやりました後は書類を裁判所の窓口に出して法廷に立つか立たないかはお前次第加えて自分が手続きした方が一番効率いいよ誰よりもこれまでの経過が

判かっているからなと伝えましたその際に商事債権の遅延損害金についても調べてみた訳ですがこのような商事債権の場合遅延損害の利率は最低年6分になります債権に係る裁判だけでしたら私も民間に行っても仕事ができるかもと思ってしまいましたが書類作りはあまり難しくないですからね先程も言いましたように私らの債権でも遅延損害金について何も触れていなければ最低でも年5分が請求可能ということです

4-8遠隔地の第三債務者に対する取立訴訟 裁判所から債権差押命令が下っても第三債務者は「持参振込み」何れも義務なしそんなバカな 第三債務者から「取りに来い」と言われれば債権者はそこまで取りに行かなければなりませんSTEP4の20頁と21頁に裁判所から届く注意書きがあります差押えをこうやり始めますと地裁からその書類が送られてきます丁度アンダーラインの「持参振込みいずれも義務なし」の部分ですでも第三債務者が遠隔地の場合毎月取りに行ける筈がありませんからhellip例えば毎月5万しか貰えないのに旅費を7万円もかけて取りに行く訳ですそんなバカなことは誰もやりませんから第三債務者に対して次にあるSTEP5の「取立訴訟」をやってやろうと云う気持ちにもなります取立訴訟は公債権でも第三債務者に滞納処分をしたが支払いが起きないこのような場合は「取立訴訟」を起こします

4-9不納欠損 私債権は簡単に不納欠損ができない処分停止などが適用されない私債権の場合は

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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徴収力強化研究会講演録集

足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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201おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

実は取ることよりも不納欠損の方が難しいなと私は思っていますそうして容易に落とせないから会計規則の拡大解釈(運用方針)や債権管理条例を作る自治体が増えています皆さんがいるここ大阪でも既に作られているところはあるかと思いますが私のところは今年の9月か12月何れかの議会に提案する予定になっています債権管理条例はごくごく最近の話ですが私がこの私債権整理を始めたときには何処にも事例がありませんでしたかの有名な東京都江戸川区のマニュアルも世に出ているか出ていないかというタイミングでしたからそこでどうしようかと調べたときに先ずは赤平市の会計規則第36条不納欠損と上級官庁である北海道庁の財務規則72条同じ不納欠損を比べてみました私が北海道庁の住宅担当者とも仲が良かったこともあり「不納欠損はどうしているの」と近いところで聞いてみましたが回収方法は私が先生になり不納欠損は道庁が先生にそこで彼が「実は規則の下に運用方針がありましてhellip」と言い始めたんですね道庁には規則の下に運用方針という要綱があるんですね他の都道府県庁にもこれがあるようですがこの運用方針だけを纏めた冊子が道庁にはありましたよくよくそれを開いてみると「国の債権の管理等に関する法律(債権管理事務取扱規則30条みなし消滅規定)」が盛り込まれていることが判りましたこれは民法145条に記載のある「援用」があったものと看做して債権を落とすことができるという法律です一応同じことで弁護士先生にも聞いてみたのですがズバリこの「みなし消滅」を回答されましたここは皆さん必ずこの特別法を確認しておいてください 続いて②破産裁判所の決定で非免責不許

可事由がないとされ同時廃止に同時廃止は皆さんも知っていると思いますが「破産の開始決定と破産手続きの廃止決定が同時に行われることを同時廃止」と言いますこの同時廃止になった場合私債権は即不良債権化してしまいますでも即不納欠損ができない破産以降は「自然債務」になります私もこの「自然債務」というのがはじめは何なのか解らず弁護士に聞いてみたのですがこれは「強制執行はできないけども分割納付は可能だ」という債権構造しかし破産後の分割納付は稀なケース私もこのことでは裁判所に対して意見書を出したことがあります先ず相手方と民法147条に基づく誓約(時効の中断債務承認)を取り付けましたその後相手方が我々を欺き給与で払う賞与で払うと何度も聞かされその一方で破産手続きを進めていたそれが後で判り破産法253条の2項には「悪意に基づく損害賠償請求権」というのがありますので破産決定の後に裁判所に対して意見書を出してみた訳ですでもこれがどうにもならなかったんですね後で判ったことですがこれは裁判官の裁量権(自由心証主義)というのが民事訴訟法247条にも破産法にもありますからよって主文は覆らず上告するには軽微すぎる破産事案の結末という訳ですこれは破産の開始決定が下ってから2カ月以内の間に意見書を裁判所に出すことが出来るというものでその意見書の中身ももしかすると私が文才に溢れていたなら分からなかったかもしれませんがまあ~それでもどうにもならなかったでしょうね今も言ったようにここには裁判所の自由心証主義というのがありますから一度裁判所が決めたことは中々覆えりませんその代わりに日本は三審制を引いていますからその決定に満

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徴収力強化研究会講演録集

足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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Page 22: 「私債権及び非強制徴収公債権にかかる 整理回収プロ …lgnet.or.jp/_src/sc917/kenkyu_hokoku01_02_yamamori.pdf · おおさか市町村職員研修研究センター

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徴収力強化研究会講演録集

足いただけないのならどうぞ上訴してくださいということでしょうでも破産でそこまで引っ張るには時間もないですしあまりにもくだらなすぎてhellip皆さんならどうしますか時間に余裕があり暇だったらやってみてもいいのかも知れませんがhellipあと破産の申立ては弁護士法がありますから当然弁護士に依頼します我々は受任できません先ほども分割納付はレアなケースと言いましたがこれは弁護士が債務者に対して「あんたは破産したんだから払わなくていいよ」と言ったりしています私が去年山形県で今日と同じようにこのことについて話したときには破産事案を請け負った弁護士に対し「あなたは法曹界の人間でしょう法律で飯を食っている弁護士が社会の応分の負担はきちんと払いなさいそう言ってくれないと困りますわhellip」と文句を垂れてやったと言いましたそれでその後に色々と調べてみるとどうもここには偏頗(へんぱ)弁済というのがあるんですね偏頗というのは偏ったという意味になりますが一旦破産の申立てをしてからは「あの人は特に取り立てが厳しいから」ですとか「あの人には特別にお世話になっているからここだけは払わなきゃならない」ですとかこの偏った返済を破産手続中にやられると「免責許可の決定」が裁判所から貰えなくなりますから弁護士が困るんですねそのようなことで「債権者には一切払わないでください」と言っていることが判りましたですけど僕が思うのは弁護士にはその先もう一言が必要でしょうということです破産にあたり免責不許可事由がないということで晴れて免責許可の決定が下ったのあれば「今は誰にも払ってはいけませんよしかし公金だけは必ずあとで分割しなさい」という一言が弁

護士には足りない訳です破産事案においては偏頗弁済と破産の決定が下ってからも分割納付ができるという自然債務の考え方がありますので私らもそこのところをきちんと弁護士と調整するとか債務者と十分に話を詰めておくということが必要ですそして私の場合意見書を出してもどうにもならなかったというお話でした

4-10これまでの赤平市 赤平市は今までどげんさしてたか(東国原知事のご降臨です) ①滞納があり且つご近所からも苦情があるのを見せしめに明渡裁判強制執行を1件やっていた こんなのは困ったことに見せしめ以外のなにものでもありません ②内容証明郵便を送付していた 皆さんもこれを出したことがあるかと思います縦26行横20文字1件出すのに1220円も掛かってしまうこれをただ送るだけでは単なるパフォーマンスに終わってしまいますそもそも内容証明郵便というのは「訴えの提起」をするときの「証拠作業」です訴えを起こすつもりもないのにただ送ってしまっては全く意味がありません単なる浪費皆さんのところの住宅係もコストをかけて内容証明郵便を送っていませんかこれは相手方に「契約解除などの意思表示を行うような場合に送付」するものです目的もなくただ闇雲に送付し実がないとしたら市に不利益を与えたということで今まで黙ってきた住民からは「住民訴訟」を起こされてしまうかもしれません多分こんな小さなことでは言われないとは思いますが細かいことを言えばそう云うことです ③四半期ごとに督促状を送付していた一

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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203おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

工程として盲目的に送付 何故3カ月なのか公営住宅法にも市営住宅条例にも「3カ月滞納したら明渡せ」と書いてありますので僕が来る前までの住宅係は3カ月毎に督促状を出していました本来は夫々に納期限がありますので毎月出さなければなりません ④平成14年に支払督促を10件程やっていた 仮執行宣言まではやっていたのですがその先どうしていいか分からなかったという状況ですでもそこまでやっていたのであれば既に私たちの手元には債務名義がありますので私が住宅係に来てからは全て私債権での差押えにしました相手方からは「今頃かよ」と言われるかとは思いますが全て差押え全て回収に回していますここでの債務名義はおおよそ回収されましたが当時はこんなパフォーマンスを赤平市でもやっていたんですね今となれば隔世の感があります ⑤誓約書も数件取っていたこれも確実とは言えない誓約履行がストップしたら打つ手がない 当然①~⑤をやっても完済される筈はありませんおまけに人員減です57歳以上はもういませんし新規採用はしていませんし自然減私の係も2名減こんなことも金を貰えなくなって漸く分かります皆さんは余力があるうちに何とかしていきましょうということです私も反面教師ではありませんが赤平市のようにはなりたくないと思って皆さんには頑張って欲しいのですですからこれまでキツイことを言いました私のところのような小規模自治体で2名も削られたらホントに痛いですよ

 CHANCEと思いCHANGEここ1~2年

でやってきたことトライ

5-1督促状から催告書へ手法を切り替え税のノウハウを使えるだけ導入 CHANCE(チャンス)と思いCHANGE(チェンジ)ここ12年でやってきたことTRY(トライ)ということでこれは言葉遊びですCHANCEの「C」とCHANGEの「G」下二桁の「CとG」何が違うか「C」の中にはTRYがありますですからTRYをもってCHANGEを図りCHANGEができたらCHANCEだねこんな言葉遊びで今日までやってきました要するに力を抜いて自然体で仕事をやっていますこれは「公務員は頭がいいから力を抜いて柔軟にやれよ」という私が尊敬する師匠から教わったスタンスです では先に進んで資料の11番目督促状から催告書に切り替え取りあえず視覚に訴えてみたということでhellip今でも私は極限まで税の手法を使っています赤紙もそう収納対策本部もそう全てがそうです私の町は毎年春に収納対策本部会議というのをやっていますが名前が「第1回収納対策本部会議」去年でしたか「お前らここに第1回って書いてあるけど2回目は何時やるのよ」と聞きましたら2回目がないんですね「それならここに書いてある『1回』取れよ」と言ってやりましたがhellipそれで話を僕のペースにシフトさせ「先ずは役所の抱えている債権は三分類に分けられるからこれを三分類にすることから始めよう」ということを主張しましたのですがまあ~これを言ってもうんでもなくすんでもなく動きませんでしたね(笑)こんなことで収納対策本部会議は毎年幼稚園の発表会のようなことをずっとやってきたのですが収納

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徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

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徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

207おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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204 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

率なんか集めて資料にしたってどうするのとhellipそんなのは後で見れば誰でも判かりますからだから「いいかげん発表会は止めてこういう先進事例がどこ何処にあるんだけど赤平市はこれからどうする」という話ならまだ判かるんですよ僕もそんなことを言い続けて今年で3年目でしたからどうやってこれを動かそうかと色々とあの手この手を使って漸く今年は重たい山が動き出しました今年は債権管理条例にも議論が及びました人を動かそうと思ったら時間がかかるものです収納対策本部というのは全庁各収納担当が一堂に会し役所の債権整理について会議をやる訳ですが赤平市は財政難でこれまでもスクラムプランという名称の会議や官民協働で民間もない役所もないという辺りで何度も会議をやってきましたがそのときのスクラムプランの中で焼き鳥屋の店長がひとついいことを言いましたこれに参加していた職員も今ではみんな忘れていますが私はこう云うのを忘れません何を言っていたかというと「おれんちは焼き鳥屋だバラバラの肉があったら焼き鳥って言わないんだよ串を一本通して初めて焼き鳥って云うんだわかったか」という話ですこれは自治体経営にも当てはまりますそういう自分の仕事を例にこの経営者は「いつまで経っても役所はバラバラじゃないか世の中というのは会社もそうだけど串を一本通せばもっと上手く回るんじゃ~ねえの」という店長の名言ですですから収納対策本部会議の中でもそれを思い出してもらおうと何度も言うのですが中々皆さん気付きませんねそれでも長いこと言い続けた甲斐あって今年は漸く漸くですが気付いてくれましたいっそのこと収納対策会議に焼き鳥屋の店長を呼んでしまえとも思っていました

が山が動いたので良しとしています私の今のテーマは「多官庁連携」です警察だろうが保健所だろうが都道府県庁だろうが住民が幸せで仕事が快適に且つ世の中が円滑にまわり良くなるのであれば俺は誰とでも手を組む何故未だに縦割りでやっているのか何故組織の中で仲良くなれないのか手を組んだら少しはスムーズにやれるんじゃないの」ということを警察にも何処にでも私はよく言っていますあなたたちも税金で飯を食っているということです僕のところで進めた精神保健法事案(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)なんかはいい例です警察も動かない保健所も動かないそして私たち市町村には権限がないこんなことで何処も動かない訳ですそれで警察も保健所もどこも動かなかったので僕のプロジェクトが始動しました条例改正のように半分に精神保健法もう半分には警察官職務執行法この二つの法律には似たようなことが書いてありましてこれを対象表のように資料を作って両者に届け説得しましたそこで彼らが云うのは例えば「道端でフラフラしているような変なヤツは警察の管轄」「精神的に頭がいっちゃってて市営住宅で薬品と薬品を混ぜ合わせて異臭騒ぎこれは薬事法違反でしたがこんなことがありますと保健所の管轄」だったりする訳ですでも両者とも動かないだから先程の条例改正のような対象票をつくって備考欄を設けて僕の意見を書いて警察も保健所も私らも公務員みんな税金で飯を食ってるここで一番の被害者は6年も7年も涙を流している彼ら住民誰でもいいから動きましょうよとここまで言ってもまだ何だかんだと云うんであればドアは私が開けますからこれで裁判になろうがどうなろうが後は僕が

205おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

206 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

207おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

208 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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205おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

責任を持ちますからそれでいいでしょうと言ったとたんに警察が6人保健所は2名出して6年越しの事案が解決したりする訳ですでも本来これは住宅係の仕事ではないんですよね 今年も1月1日に市営住宅から遺体が出てきました警察もさすがに正月は手薄ですから私も手伝ったりしています私は係長ですから休日や夜間の緊急電話などがガードマンに入りますと一番最初に電話が鳴るのは私の電話です先ずは現場に直行します僕の場合日頃から警察官とも連携し仕事を進めていますから「山森さんちょっと手貸してくれませんか」と云われれば「いいよ」と一緒に遺族の連絡先なんかを調べたり遺体袋のチャックを閉めたこともありましたね酷いときでしたら同じような変死事案で炭鉱住宅のエレベーターなしの4階から警察官と私と3人ぐらいで遺体袋を降ろすのをやったこともありましたこうなると私も何屋か分かりませんがそういう中でこの裁判も1人で進めていますホントに私は「何でも屋」になっています

5-2いきなり元暴力団構成員ほか関係者の明渡裁判からスタート 初めは上司も冗談かと思っていたと思います誰もやっていない訳ですからhellip地域住民からは「山森が来たし何か聞いたらあいつは税務課で差押えをバンバンやってきたみたいだからhellip」という話にもなって私も馬鹿ですから期待されたのかと思い喜んでやった訳ですが最初はハメられたかとも思いましたが最初に手を付けた裁判がこの「暴力団関係者の事案」でしたそこで予期せぬ出来事が幾つかhellip裁判所からの「援護要請」が出てきました先ほどの建物明渡等請

求事件での出来事ですこれは支払督促ではありません先程も判決をもらった後に40万円を支払って強制執行を進めると言いましたがその時は分かりませんでしたからそのまま進めました今では建物明渡しを執行官に依頼する前に捜索公売をジョイントすると言ったのですが当時は解かりませんでしたのでそのまま進めました先ず我々が強制執行の手続きをして家の中に執行官が入りますと執行官が何かおかしいということを言ってきました僕たちも中を覗いて初めて判ったことですが家の中はもう滅茶苦茶で5年生の女の子と高校1年生の男の子「子供達2人で生活」していましたそれで奥さんが筆頭者で夫はヤクザで住民登録も擬制世帯になっていましたそこに裁判所の執行官が中に入ったら「どうもおかしい」となった訳ですそれで早速援護要請が出てきました初めは援護要請の意味が何だかよく判かりませんでしたが執行官にどうしたんですかと聞くと「子供たちだけで生活しているこのまま進めで大丈夫か」という話です当然裁判所には福祉事務所がありませんから引き金を引いた赤平市「あんたのところには福祉事務所があるでしょうこれの対応を考えなさい」という訳ですはじめは福祉もそんな大事なこと何でもっと早くに言わないんだと怒ってきましたが俺たちも蓋を開けて初めて分かったことですからhellipとこんなことで縺れましたでも喧嘩する訳にもいかないですし何とか福祉とも調整を図り手伝ってもらうのですが相手はヤクザですしどうしようかと思いながらも仕方がないですから引かずにそのまま進めました小学校5年生の女の子は私が高校1年生のお兄ちゃんには私の上司が学校に行きましたそこで校長教頭担

206 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

207おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

208 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

209おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

任とその子たちと話をして「ごめんね家に帰ってももう家がないんだ家に入れないんだよ」という話をしてお菓子を買って飲み物を用意して役所の和室で女性職員に面倒を見させて母さんに連絡を取って夜迎えに来てもらいました母親からは唾を吐き捨てられて子供は連れて帰ったでも高校生のお兄ちゃんは家に帰りたくない彼女のところに行くと言って一緒に車に乗って行かなかった初めはいいのかとも思いましたが暫く様子をみましたそれで明渡しの当日色々と調べてみたのですが住宅のドアが渋くて男が2人がかりでやっても開かない訳ですよそれで学校にはどうやって通っていたのかと云うと窓から出て学校に通っていましたこんな状況でしたお姉ちゃんにはこれからどうしたいと聞くと今まで一人ぼっちだったのに母さんと住みたいと云うんですねhellipそれで言い忘れたのですがそこは炭鉱住宅で部屋には風呂が無いので敷地内には皆で入る共同風呂があるのですがそこに行ってなかったどうしてたのかと云うと洗濯機にお湯を張って風呂に入っていましたそんなことも色々わかって裁判所から援護要請児相の線が出てきた訳ですこのときの明渡裁判はもう滅茶苦茶でその後も赤平市は小さい町ですが山口組系直結の組長が2人いて1人は明渡裁判一歩手前で追い出しました「やった~」と思いましたがもう1人は経済ヤクザで滞納もありませし役所も気を使いながらやってるのですが今度はその組長から電話が来まして「お前らが明渡裁判をやるから俺の貸している店舗で飲み屋をやっているんだそこに住みやがってどうしてくれる」という話ですそんなことがありました 昨年は暴力団員による不当な行為の防止

等に関する法律第2条第6号(暴対法)を市営住宅条例と特別公共賃貸住宅管理条例2つに盛り込んで警察署長と隣の歌志内市と赤平市2市1署で協定を結びましたがこんなこともホント一苦労ですよ作っちゃっていいのかhellip気を使わなくちゃならないですよね 私が住宅係にきて初めて手をつけた明渡裁判でした

5-3多重債務発掘し任意整理と滞納整理を同時に試みた 誓約時に他の窓口で聞き出していないような滞納理由を聞き出し多重債務者を発掘即窓口で過払金計算弁護士に繋いで任意整理を試みました先程も言いましたように1週間から10日ぐらいの間に35件今までの通算で言ったら40件いや50件程やっているかもしれませんが着手金は1件3万円掛けることの件数掛けることの5が着手金になります過払い金が回収されれば23~24ぐらいの成功報酬を弁護士先生も取りますから結構ラッキーですよね弁護士先生も普通は一つひとつ依頼しますと過払いが出ないものは「後で手数料を払ってください」となりますがこれだけ一度に件数をやっちゃうと中にはやたら返ってくるものと返ってこないものとが出てきますから全部ひと括りにワンセントで考えてもらうことで多重債務者の生活再建や救済滞納整理がうまいように成立していきましたそんなことで後から手数料を請求されたケースは今のところ出ていません任意整理を進めて過払い金がない場合も足りなかったら足りないなりに「払わなくていいよ」ですとか「郵便代だけで構いませんよ」ですとか言っていただきますので私らも非常にラッキーですこ

207おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

209おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

211おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

んな流れで私は債権整理と多重債務者の救済を同時に進めておりますですけども最近はサラ金がどんどん潰れ始めていますもうそろそろ廃業すると言っているところも中にはあるようですがhellip私の抱えてきたケースでは昭和の時代に100万5口借りていてついこの前まで払っていた奴が計算のうえでは一番過払いが大きかったですねこれを計算してみますと何と三千万円の過払いが出てくる計算になりましたつい先日この清算が終わりましたが最終的に返ってきたのは200万円そこで弁護士先生に「ちょっと返りが少ないですよね」と聞くともう廃業するからという話で返戻される額も少なかったということでした廃業するからといって三千万円が200万円でhellipいくら多重債務者でも納得できるかなと思いましたが私にはどうすることもできませんから致し方ありませんそんなことも先程ご紹介した『裁判の秘密』という本を読みましたら全部答えが出ていますなんで世の中そんなことになっちゃってるのについても全部ここには書いてありますので私はこれを図書館から借りてきて読みましたが皆さんの町の図書館にもきっとある筈ですから読んでみてくださいそこに全部答えがありますそんなことをやってきました

5-4老朽化住宅の入居者には建物明渡裁判をしないよって差押えを進める 老朽化住宅の入居者(滞納者)には建物明渡裁判は極力しないその代わりに差押えを行う執行官予納金と後々生じる修繕費も考慮し滞納者も固定客と考え滞納者教育が浸透するまで差押えをやりましょうということですこの説明は先程も触れましたので割愛させていただきます

5-5収納対策本部を情報ツールにしてみた 調査権がない代わりに収納対策本部を隠れ蓑に情報ツールとした神奈川県の秦野市でしたか債権管理条例の中に「税務課の調べた情報は私債権においても使うことができる」と条項をつくりましたいいか悪いかはこれからハッキリするでしょうがこのことに対して「それは地方税法の22条(守秘義務)に抵触するんじゃないの」と言っている弁護士さんが実は江戸川区の債権管理マニュアルを作くられた弁護士の中にいましてその方が次々と出来上がる債権管理条例を分析し自治体に都合がいいように条例を作ったところをバッシングしていますこれをどう思いますか私も秦野市と同じように条例を創ろうと決めた訳ですが何故かと言いましたら今の時点では世の中に沢山いる弁護士や学者先生の中のひとりがいいとか悪いとか騒いでいるだけで公に判示されている訳でもなんでもないじゃないですか公然と「これは駄目だ」となるまではそのまま行こうじゃないかと言うことですでもそれが「駄目だ」と言われる時までには整理も終わっていますがそれで私のところは今年の9月か12月に債権管理条例を作る予定になっていますはじめはこんな債権管理条例の話もありませんでしたから私も収納対策本部を盾にすることを考えてやってきました市民に対してももし何かこのことで聞かれたらこれを理由にしようと考えましたね現在は全庁何債権も併せて併合請求として一度に纏めて裁判をやっていますから条例がないうちはこんなルールで進めるしかありません

5-6申立様式を作成し準備した 仕事が楽しめるよう楽ができるよう申

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

立様式を作成し準備しましたやり始めの頃も今も私には先生がいませんでしたでもこの資料は結構細かく出きているでしょうこれは全部自作なんですねどこかのものを使った訳でもありませんしhellipそこで弁護士先生の本なんかを買ったりするとワード形式でROMなんかが付いてきたりしますでもこれだと遅い初めは「差し込み印刷か」とも考えましたがそこで回転率を考え支払督促をやるときにはエクセル訴えの提起で明渡裁判や過払金などをやるときには作文形式ですからワードという具合に作るといいですね支払督促は回転率が高い手法なのでこことここに数字を入れて『印刷』とマクロでボタンなんかを作っておけば一度に何十枚も出てきますから支払督促を主に考えるとしたらエクセルそれ以外ではワードがいいと思います

5-7遅滞なく民事事件に移行した 誓約履行が果たされないものは遅滞なく民事事件に移行しました何時までも何時までも僕は待ちませんから只1回の催告を送ってある程度の期間を置いたら次はもう郵便代はかけませんここはコスト感覚をもっていきなり裁判所に直行ですところで私も調べてみたのですが私債権で督促状を出したらどういう結果になりますか公債権は納付期限から20日以内に督促状を出して10日経ったら差押えができますよね私債権の場合は送っても何にもならない訳ですよ差押えの起点にはならないですし時効の中断事由になるとかならないとかそんなことをやっても何にもならない訳です何故督促状を送っているのか疑問をもちましょう公の施設の使用料だからhellip公営住宅法は国土交通省が作っていますが下級審でも民

法によると言っている訳ですですから私は民法に当てはめ作業を進めていますハガキの督促状は出しません何をやっても払わない人はそれすら読まないですからねそうであるなら色つき催告の方がまだマシだと思います私は催告を年に2回ほど出しています全て赤紙もしくは別な色紙を使用します催告書も出し過ぎると相手も慣れてしまいますから出し過ぎはよくありませんこんなのは何処まで行っても行政サービスの領域です督促や催告書を何回出したってどうにもならないのでそれなら全て催告にしてしまえということで色付き催告で視覚効果を狙いただ1回の猶予を与え即誓約書を出させ分納に繋げますでも誓約する必要すら無い奴も中にはいますのでこれについては即裁判ですそのようにシンプルに考えています

5-8書記官から色々なものをゲットした 裁判所に足しげく通い書記官から色々なものをゲットしました皆さんは苦労する必要などありません私がこれを作りましたから同じ苦労は要らないという話です最初は誰も僕の周りには先生がいませんでしたので書式や文脈表現考え方などを「教えて教えて教えて」と裁判所に何度も足繁く通いました今では教えてと聞かなくてもできるようになったのですが「たまにはお前教えてって聞けよ」みたいな顔をして僕のことを見てきますもしかしたら書記官も寂しいのかもしれません

5-9理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けた 理事者が嫌でも関心が持てるよう切れ間なく決裁を上げ続けました税務課のとき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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徴収力強化研究会講演録集

器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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209おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

に左遷とは言わないですが(言ってるくせに)北海道で初となるSL公売の時はいずれ自分の大事な人にも滞納処分の手が及ぶと思ったのかまだ結論を見ないうちに私は税務課から住宅係に異動しました当時はSL公売に関与した全ての人間が飛ばされましたからねそれで次もまた何か自分の身に起きるかもと試験的に様子を伺いながらと言いましょうかしかし1件2件とチマチマやっても面白くはないですし面倒ですから一度に10件20件と纏めて書類を作り裁判所に申立てましたするとこれが驚くことに次々と異議申立てになり専決処分の報告も議案として議会に上がりますから議員の方が先に味方になったのか首長が先かよく分かりませんがいつまで経っても「やめてくれ」とは言ってこないのでそれでそのままポンポン上げ続け議会も首長もその他の人も何も言ってこないので今ではこれが当たり前の作業になっています私に対しては「よくやってるね」とは言っても「やり過ぎだね」とは誰も言ってきませんこうなると僕としても文句なしです

5-10数種類の私債権をまとめて一括整理 資料の20番目数種類の私債権をまとめて一括整理を試みた普通はやらないと思います私は住宅係ですから賃料ですしかし賃料上水道し尿駐車場医療費その他にもあれば全部まとめて私が1人で裁判を進めています裁判所に1回持っていくのも1つの債権をやるのも10の債権をやるのも手続きは一緒ですですから皆さんの手元にある支払督促のSTEP1は併合請求になっています「色々な債権を併せてやる」という手続きになっています単品ではなく是非纏めてやってください赤平市では昨

年から医療費も併せて回収しています病院は依然赤字ですからねhellip

5-11口頭弁論を通して法律を学ぶ 資料の21番目督促異議の訴訟から口頭弁論とは何かを学び口頭弁論を通し法律を学ぶよって1に行動2に法律の順番です簡単に異議申立てが出てきますので督促異議の訴訟に移行しますこれは通常裁判です督促異議が出されますと口頭弁論が開かれますがそれまでは大して法律を見なくてもいい皆さんは民事裁判が特別なものとして法律でしっかり固めてから動こうとしますでも先に行動の方が絶対いい結果に繋がります口頭弁論にぶつかるからこそ法律もすんなり頭に入っていきますでも皆さんが弁論にぶつかったときに真剣ならば僕に電話を1本ください余計な調べ物はしなくていいです既に私と皆さんとはここで繋がりましたのでここを見た方がいいよあそこを見た方がいいよこうした方がいいよと言ってあげられます僕にもあまり時間はありませんが真剣ならば電話をください応援します とりあえず口頭弁論までは法律なんて大して見なくていい訳ですよ送達の方法ですとか民事訴訟法98条以降や382条以降を見ておけばOKですあとは民法21条と22条民事訴訟法の4条に5条裁判籍が何処かということさえ判っていれば完璧です私も何故こんなことを言えるのかと云いますと法律を調べて私も頭でっかちになった時期がありました書記官に「民事訴訟法にこう書いていますよねこれは民法でこうなっていますよね」と質問した時期がありましたそうしましたら「そんなのを覚えてどうするの」と書記官から言われた訳です分か

210 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

りますか法律を調べてそのことを確認の意味で聞いただけなのに「そんなのを覚えてどうするの」と言う訳ですよですから「なんであんた達はそんなこと言うの性格悪いなアホか」と初めは思いましたがここには格言があるんですね「汝は事実を語れさらば我は法を語らん」ローマ法以来からある格言らしいのですが今でも司法試験にも出ているようです汝というのは裁判官が私らを見下して「お前ら」ということで「お前らは事実だけ述べればいい後は裁判官である私が法律を述べますから」という素晴らしい格言ですそれを裁判所の人間みなさんも当然頭に入っていますからきっと書記官もただそう言っただけでしょう私も何回も何回も足繁く通っているうちに「そんなのを覚えてどうするの」と言われていますので所詮法律が「こうなっていますああなっています」と言ったところで法的なことは全て裁判官が判断するルールなのですからこんなことからいつまで考えても前には進みませんのでそうなると結論は先ずは「行動」となる訳です 次の①②③の一つ目「建物明渡等判決から債権差押えに変化」「ホームとアウェイでの戦い方は違うここはコスト感覚を持って」と書いています私は支払督促1本でいいなと思っていましたがあるとき豊田事案の辺りだったでしょうか支払督促だけでは駄目だったと云うことに気付きました何度も出てきましたがこれは覚えておいてくださいね例えば住民登録が赤平市にあっていま住んでいる居所が富田林市にあるとします今はもう住宅を退去していて一時的に富田林市に行っているような想定では富田林市にある簡易裁判所に支払督促を出して督促異議が出れば飛ばなきゃならない訳で

すしかし今現在も赤平市の市営住宅を借りていて住民票もあり富田林市に一時的に行っているというような場合では「財産権上の訴え」市営住宅からの建物明渡裁判ができますから富田林市までは飛ばなくてもいい訳です赤平市を管轄する近場の裁判所に対して財産権上の訴えを提起し事件名も建物明渡等請求事件ということで「等」ですから水道なんかも一緒に入れればいい訳ですホームで裁判を起こし判決をもらいその後執行文の付与申請から執行文を付与してもらいあとは札幌地裁の本店民事部に差押えの書類を出すだけでいい訳ですhellipでも先程のように既に退去し建物を借りていないのでしたら財産権上の訴えはできませんから豊田でも富田林でもやはり金を掛けて飛ばなければなりませんここは管轄を考えコストを考えて手法を使い分けなければいけないということでありますこれが①番です 続いて②番の遠隔地を裁判籍とした場合の戦い方です先ほども言ったと思うのですがこれは今と同じように裁判籍が遠隔地の場合に「上申書準備書面和解条項」をつくり3点セットで遠隔操作を行うという戦い方ですこんな考え方も口頭弁論ですべて分かったことですこれに係る部分で民事訴訟法276条には「準備書面の省略等」という条文があります要するに自分の口を使って陳述できる距離にあり自ら出頭できる場合には準備書面なんて要らない訳ですから省略できるんですね自分が出頭できない時に初めて準備書面が必要になりますこれで自分の口の代わりに書面を走らす準備書面については民事訴訟法を見ると「攻撃および防御の方法」と書いていますので書面に自分の思いを託し攻撃と防御を盛り込んで

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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徴収力強化研究会講演録集

器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

いや

らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

215おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

216 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

3枚セットで送付します詳しくはSTEP2に記載がありますので見てください 次に③番「訴えの追加的変更と交換的変更」これはプロである弁護士がよくやったりする方法です簡単に云えば交通事故なんかでよくある慰謝料と損害賠償なんかのすり変えです例えば住宅の家賃について支払督促を出しました続いて異議申立てが出されましたこうなると口頭弁論に発展します法廷では相手方が出頭していますのでその場で「建物明渡しを和解案に追加してしまう」という手法になります債権者は入口ベースでは未払いについてしか訴えていないのに急遽通常裁判の中で建物明渡しを追加してしまう多分皆さんがこれをやったら裁判官室に呼ばれます理由は「技術的にはできるけども裁判所としてはあまりやって欲しくない方法」だからです一応そのやり方もSTEP2には綴ってありますですから建物明渡しで最初からいくのもよし支払督促で進めるのもよし異議申立てが出てくるだろうという想定の下に何れやろうと思っていた建物明渡しをこのタイミングで盛り込んでしまうこのことからすれば先ほどの遅延損害金の率も146パーセントが19パーセントになっても可笑しくありません法廷で決めたことが何せ全てですからねあとは時効期間が水道は2年病院は3年住宅は5年になりますでしょう賃料債権も5年で落としてしまうのかと云ったら「私債権には援用が必要」という話ですから基本は落とさないでも「みなし消滅の規定があるから落としてもいい」のですが僕の場合は何時もどちらに転んでもいいように組立てています駄目だ落としたいと思えば「みなし消滅」で落とせばいいし回収できると思えば勢いを増して回収する民

事裁判に持ち込み時効期間を5年から10年に延ばすということも一つの方法ですし和解条項を作って予め相手を呼びつけ「あなたが和解内容に基づいて支払わなかったらその次は家を明渡してもらいますがよろしいですか」と組立てたりします相手方を呼びつけ予め詰めておく内容は「月日にあなたとの口頭弁論があるでしょうこの内容でなければ当市としては和解ができないことに内部協議で決まりましたどうしますか」と伝え相手方から「分かりました」を取り付けます事前に相手方との擦り合わせがあることで法廷では「イエス」が引き出されますこう云うのを「段を取る段取り」と云いますがでも裁判官はこれを中々良しとしません裁判官が何故これを良しとしないのかと云いますと後々面倒なことがある(ひな型に反して和解調書の作成をしなければならない)ということが1点もう1点はこういう内容でないと和解できないとあんた達が言ったのなら「それならしょうがない」と相手方もなるでしょうだから「イエス」と言わせたそういう進め方は卑怯じゃないですかということを裁判官室で僕も言われました私も「いやいや裁判官卑怯なんて言わないでください相手方ともきちんと話し合いをして「いいよ」ということになっています」よろしくお願いしますと云い私は今のところ2件だけ認めてもらいましたでも既に注意を受けていますから3回目はちょっと怖くてできませんねhellipこんなことで今では裁判官が早く替わらないかなと思ったりしていますがこれが建物明渡しを追加する場合の「訴えの追加的変更と交換的変更」です最近は民事裁判という領域にもちょっとだけ慣れてきましたので民事じゃなくこれは刑事司法ですが

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徴収力強化研究会講演録集

器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

器物損壊を働いたヤクザ者を告訴して突き出してやろうなんて云うことも考えています今では行政対象暴力も対応できるようにしていますしています

5-12複数の私債権担当者を法廷に 複数の私債権担当者を法廷に招き原告席に順番で座らせました私が水道も病院もすべて面倒を見ていますし大体わたくし以外は法廷に行きませんからそれで「たまに来いよ」と誘うのですがまず病院なんて忙しいから来ませんねでもたまに来てくれたら原告席が2席ありますから私の隣に座らせて裁判官と書記官と被告とのやり取りはすべて私がやって私の隣に座ったときには何も喋らせないでその空気を味あわせて後で「どうだった」と聞いたりしますそれで「何かできそうですね」と反応がありそこまで言わせたら「そうかお前にもできるよ大丈夫だと言って後で全部持っていくからそれじゃあ研修いつにする」みたいなノリでどんどん兵隊を増やしていきますそれをやらないと僕も身がもたないですからねいま以って何故水道の面倒を見ているのか何故病院の面倒を見ているのかよく分かりませんが取りあえず試験的にということで始めてから既に3年が経っていますいつまで試験が続くのかhellip

5-13私債権整理が増えるにつれ味方が増えた 私債権整理が進展するにつれ味方が増えました産業課は代位弁済を抱えています皆さん代位弁済ってご存じですか市が債務保証することを条件に銀行から中小企業に対して金を貸付ける融資制度がこれです東大阪市なんかは中小企業の町ハイテク企業

がズラリと並ぶことで有名ですが色んな素晴らしい中小企業があるでしょう銀行にも貸し渋りがありますから資金繰りがうまくないときに市役所枠で銀行が融資して回収できなかったら市が補填するという代位弁済ですでもこの債務保証を役所が行うこと自体がどうも非合法みたいな話ですがとは言っても既に債権債務の間柄に市がなってしまっている訳ですから元々の法律がどうなっているかと云うことよりも既に代位弁済してしまったこの債権をどうするかということの方が今は問題ですから回収できるものは早く整理しなければ駄目ですよねそして財政課は連結実質赤字比率の赤平市ですから夕張の次ですから当然気になります市民生活課はし尿処理手数料(汲取り)を抱えていますし国民健康保険税も抱えていますそして国保には捜索させていますから当然気にならない筈がありません水道課は面倒を見ていますし病院も面倒を見ています三セクは赤平市が夕張の次だと言われたのが3年前になりますが赤平市が何をやったかと云いますと第三セクターを民間に売却し学校の跡地も民間に売却しました職員給与費も3割カットをやって総務省にお土産を持っていき助けてもらったのが実態ですこんなことでかろうじて早期健全化団体にはなりませんでしたが内状はどうあれ数字のうえでは健全化してしまった訳ですでもこれで回復したなんて甘いことを言っていたら単に借替えできる先が出来ただけの話ですから油断していたらまた悪くなることを職員みんなが気付いているのか疑問です私も次に気付かせるタイミングは何時なのかと次は次はと作戦を練るばかりですがhellipそれで三セクは売却できましたが担当者が色々と私に聞いてき

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

まして既に和解までやっていたのですが誰かに売るということは債権放棄しなければ売れませんからそれで債権放棄しなくても何かいい方法があるかいということで私に相談があって今となればネタにしなくてもいい話でありましたがホームセンターホーマックに2億で買っていただき学校跡地は生協さんに2億だか3億で買っていただきましたのでそれがあって連結実質赤字比率の上でクリアになっています三セクについては結果として何とかこれで売却できましたがこんなことがありましたこれで味方で増えていきます

5-14師匠や仲間との出会いから学んだこと 私もある人との出会いから人生が変わりました人というのは分からないものですまさか今ここで喋っているのも私の公務員生活において想像できないことであります先ほども菅原さんが話していましたが私も税務課から飛ばされなかったらこんなことにもなっていない訳ですよ税務課から異動したときは既に堀先生にもお会いしていましたが多分その時には折れない心勇気みたいなものが自分の中にも備わっていたのだと思いますでも師匠から教わったことはとてもシンプルでした 菅原さんの資料にも書いていますが私の師匠現YAHOOJAPAN-ECコマース官公庁担当の堀博晴先生から学んだことは①逃げない引かない驚かないという仕事に対する姿勢②捜索も公売も簡単ですよとその気になったからできた師匠に出会った当時はよく先生もこんなフレーズを言っていました私も住宅係に移ってから私債権整理もできるかな~と思えたのは最初は苦

労もありましたが多分自分でその気になったからできたのだと思います心の持ち方って大事だなと思います③自分が貸した金を返してもらう気概で自らを鼓舞考え方をシンプルに民事裁判を楽に考えるようにしました④公務員は頭がいいからhellip何事も常識的に解釈することで楽になれる⑤先ずは行動法的なことは嫌でも後から付いてくる行動から入る方が法律も頭に入りやすい⑥悩んだら押さえる間違っていたら返せばいいだけこれを裁判の手続きにも当てはめ「訴えてもいつでも取り下げられる」と民事裁判も楽にやれました目的達成にまい進し間違いがあれば素直に謝る委縮せずに間違いを恐れないようになりました謝ることも想定内これだとミスも怖くない肩の力が抜けたことで回転率はどんどん上がります⑦都庁での対策hellipということで私が最初に堀先生の講演を聞いたときに小笠原諸島がアメリカから返還になったとき「地方自治の原点を自ら見たい」と家族を引き連れ小笠原諸島の返還対策に当たられたそうですその後も都内では環境対策同和対策防災対策収納対策と続き東京都の「対策畑」に次々当たられています色々とある対策「俺は行く場所行く場所いつも対策という名前がついていた」と先生からお聞きしましたが多分そこから読み取れるのは自ら課題に挑んで道を開いていくというプラス思考私も堀先生から行動学を学び今もモチベーションが維持されていると思いますですから私の仲間うちでは皆さんもそうですがこれから恩返しがしたいと思っている人も非常に多いと思いますよく民間で「成功したければ成功者に会え」と言うじゃないですか堀先生ご本人に一度は会った方がいいですよそれが仕事に関係

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

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徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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徴収力強化研究会講演録集

するかしないかはどうでもいいと思うのですが皆さんも一度会ってみてくださいもう会われているのならいいのですが私はこんなことで変われました⑧刺されていないhellip当時新宿歌舞伎町には滞納者が多くて今はあまり居ないみたいですが「一夜にして3回看板が付け替わる厭

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らしい店」が幾つもあって1件目で儲けたら一度閉店そして2件目の看板に付け替えられまた儲けたら閉店3件目も同じhellipレジも看板も全て入れ替えるような悪質な店ですこの歌舞伎町にある店舗に先生率いる東京都主税局が1件目の閉店と同時にレジの現金を全て押さえて2件目でも看板を付け替え閉まるあたりで全て押さえて3件目もまた閉店時間に全て現金を押さえてということを何日間か続けたようですですから「未だに俺は刺されていない」と本人は言っていましたがこれも僕たち若者に対するエールだと思いますきっと怖いことでも「正義を愛し愛をもって恐怖を抑え爽やかに差押え」というスタンスなのだろうと思います以降私の場合は「爽やかに裁判」と読み替え民事裁判も楽に考えています

5-15重要なのは仲間がいること 重要なのは仲間がいること皆さんにも仲間がいますよね仲間はホントに大事です何をやるにしても1人で一からやるのは疲れてしまいますので僕と皆さんも距離がありますけどもここから交流し戦っていくのも悪くないんじゃないですか情報交換から進めていくのもいい方法と思います私の場合は「遠交近攻」とよく言っていまして「遠くと交わり近くを攻める」こんなことをやってきました有益でしたしこのような連携があってもいいんじゃないですか

 「ここぞの時にモチベーションを上げる仕事にメリハリを付ける」疲れてきたな~と思えば抜くときは抜いてリラックスしましょう今日も早く寝るぞと云いながら必ず酒は飲みますかね~hellip今日も飲みますよ仕事は楽しくやりましょう

5-16兵隊増員 この展開を全庁に浸透させ兵隊増員私のところは3年越しで漸くこれが叶いそうです民事裁判は役所のどんな場面でも想定されますどんな業務でもそういった局面がありますよね福祉であったら生活保護費の不正受給があったり住宅係では普通に債権回収をやる外にも民法事務管理697条で目の前の事案をそのまま放置したら誰かの不利益になるから先に役所で仕事をやってしまい後で相手方に費用を請求する支払いが起きなければ損害賠償を負わせるこんなこともありますよねこれもすべては民事裁判です土木で河川敷地を貸したんだけどこれが元で住民トラブルになったこれも裁判ですよね窓口にある書類を勝手に持っていったこれなんかは窃盗罪に当たりますから刑法犯でしょうこういった具合に色々なタイミングが転がっていますですから裁判とはこういうものだと何処かで一度学んでおけば色々と転用可能かと思います先ほどの売掛代金等請求事件は民間の事案ですがいつの間にやら民間債権でも回収できるようになってしまうのですから今ここからこのタイミングから経験された方がいいと思います

5-17羨望的徴税吏員証 皆さんには徴税吏員証がありますよね私には残念ながらありません4年前に取り上

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

216 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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215おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

げられましたしかし欲しいからと云って作ってしまえば虚偽公印公文書作成等同行使の罪で被告席に座ってしまいます刑法第156条誰もそんなところには座りたくないですしこれは覚えなくてもいいですがでもこれからは債権管理条例をつくり情報だけは得たいとhellipそんな組立てを考えているのは私だけでしょうか

5-18裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニー 裁判は社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである刑事は有罪に民事は形式的にこのフレーズは中々いいですね裁判とはセレモニー日本の三審制は地裁高裁最高裁とありますが今や「第一審を司るのはマスコミ」だと言われていますマスコミが記事にして週刊誌で叩いて新聞に書かれてテレビでガンガンやられますと「共同幻想」が生まれますマスコミが袋だたきにしたらもう第一審は終わったようなもの有罪が決まったようなものです怖いでしょうですから週刊誌や新聞テレビの報道自体が裁判官になっていると本には書かれていますそして第二審は警察第三審は検察そうなると裁判所はいったい何をやっているのかそれで裁判所がセレモニーを行う場所ということですこれは刑事司法の状況です民事司法ではありません刑事司法での有罪の確率は9978パーセントそして民事はどこまでいってもセレモニーです取れないのが当たり前でも自治体は何とか回収できていますどうしてかと云いますとそれは権能をもった税務課の存在があるからです「共同幻想というのは皆さんの心の声国民の抱くイメージ」そのものですここ大阪は橋下府知事が府民から

すごい人気でしょう大阪府を何とかしなければいけないという共同幻想が住民の中に起こりそれが人気に表れています裁判ではないですけど要するに周りの人市民住民世間を味方に付けることで裁判であろうが選挙であろうが既に勝者は決まったも同じ夫々が市役所に戻ると住民が待っています住民の皆さんがやはり宝ですまっとうな住民皆さんが9割いてたかだか1割程度が滞納この9割の人を守るために我々は働かないと当然市役所も支持は得られませんよって裁判とは社会の共同幻想を維持するためのセレモニーである(最後です) いよいよこの研修会もこれで終了です大学の講義でも何でもそうですがよく言うのはこれで資格を取ったとするならばトヨタ流「資格とは足の裏に付いた米粒である」と私はいつもこのことに触れて研修会を後にします「足の裏に付いた米粒」というのは取らないと気になりますよねでも取っても食べられない資格なんて云うものは取っただけではどうにもならず一歩踏み出さなければ何も始まらないということですこう話を聞いていただき早い段階でトロイカ中馬開拓者に皆さんがなっていただき今も最後に触れました社会の共同幻想ではないですけども9割以上の住民を守れるように戦わなければならないということです皆さんはそれをやろうとしている訳ですから頑張ってください終わります

216 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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216 おおさか市町村職員研修研究センター

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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217おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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218 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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219おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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220 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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221おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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222 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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223おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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224 おおさか市町村職員研修研究センター

徴収力強化研究会講演録集

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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225おおさか市町村職員研修研究センター

第8回

第8回 事例研究2 私債権及び非強制徴収公債権にかかる整理回収プログラムについて

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