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マニュアル Nero SoundTrax

マニュアル Nero SoundTraxftp6.nero.com/user_guides/nero12/soundtrax/NeroSoundTrax... · 2013-05-28 · Nero SoundTrax 2 . 著作権および商標情報 本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権によって保護されており

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マニュアル Nero SoundTrax

Nero SoundTrax 2

著作権および商標情報

本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権によって保護されており、Nero AG およびその子会社、系列会社、またはライセンサーに著作権が帰属します。無断転載を禁止します。Nero AG の書面による明確な許可なしに、本文書の一部または全部の複製、配布、または複写を禁止します。すべての商標名、商標、およびサービスマーク(あるいはそのいずれか)はそれぞれの所有者に帰属します。この文書で言及する登録商標は、特に情報を提供する目的でのみ記載されています。Nero AG は、保証の範囲を超える一切の請求を許す範囲で拒否します。Nero AG は、文書の内容の正確さに関して、いかなる責務も負わないものとします。本文書、および提供するソフトウェアの内容は、事前の予告なしに変更される場合がありま す。Nero Suites の一部のアプリケーションには、サードパーティの製造元によって開発された技術が必要です。これらのいくつかは本スイートにトライアル版として組み込まれています。これらの技術の当該バージョンを制限なしで使用するには、オンラインで無料でアクティベートするか、アクティベーションファックスを送信する必要があります。その後、サードパーティの製造元によってライセンスされる技術をアクティベートし、Nero 12 または Nero 12 Platinum で無制限に使用できるようにするために必要なデータが Nero から提供されます。したがって、インターネット接続が可能な環境、またはファックス機が必要です。ご自身が著作権を所有している場合や、著作権の所有者から使用許諾されていない限り、著作権のある素材を複製、コピー、修正、または配布した場合、著作権法または国際著作権法に違反し、損害賠償またはその他の賠償の支払いを科せられる可能性があります。ご自身の権限が明確でない場合は法律の専門家にご相談ください。

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Nero SoundTrax 3

ン、および Windows ロゴは、米国およびその他に国における Microsoft Corporation の商標または登録商 標です。My Space は MySpace, Inc. の登録商標です。NVIDIA、GeForce、Forceware、CUDA は NVIDIA の商標または登録商標です。このプログラムには OpenSSL Toolkit で使用するために OpenSSL Project によって開発されたソフトウェアが含まれています。 (http://www.openssl.org/)\Open SSL is copyright © 1998-2005 The OpenSSL Project。無断転載を禁止します。本製品は Eric Young ([email protected])氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。本製品は Tim Hudson([email protected])氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。Cryptographic software inside Open SSL is copyright © 1995-1998 Eric Young ([email protected])。無断転載を禁止します。CompactFlash は SanDisk Corporation の登録商標です。Sony、メモリースティック、PlayStation、PSP はソニー株式会社の商標または登録商標です。AVCHD、AVCHD Lite および AVCHD Progressive はソニー株式会社およびパナソニック株式会社の商標です。HDV はソニー株式会社と日本ビクター株式会社(JVC)の商標です。MP3 SURROUND、MP3 PROおよび各ロゴはThomson S.A.の商標です。Unicode は Unicode, Inc. の登録商標です。USB ロゴは Universal Serial Bus Implementers Corporation の商標です。UPnPは UPnP Implementers Corporationの登録商標で す。Vimeo は Vimeo, LLC の商標です。Yahoo! および Flickr は、Yahoo! Inc. の登録商標です。Labelflashはヤマハ株式会社の商標です。

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Nero AG は予告なく仕様書を変更する権利を留保します。ソフトウェアのインストール時に本契約書の内容に同意することを条件に本製品を使用可能です。www.nero.com

Nero AG, Im Stoeckmaedle 18, 76307 Karlsbad, Germany

目次

Nero SoundTrax 4

目次

1 はじめに 7

1.1 このマニュアルについて 7

1.2 このアプリケーションについて 8

1.3 必要動作環境 8

2 プログラムを起動する 9

2.1 用語 10

2.2 設定 10 2.2.1 プロジェクト設定 11

2.2.1.1 [オーディオ設定]タブ 11

2.2.1.2 [一般]タブ 12

2.2.1.3 [テンポとメーター]タブ 13

2.2.2 設定 14

2.2.2.1 [一般]タブ 14

2.2.2.2 [保存/出力設定]タブ 15

2.2.2.3 [表示]タブ 17

2.2.2.4 [フォルダ]タブ 18

2.2.2.5 [VST プラグイン]タブ 19

2.2.2.6 [DirectX プラグイン]タブ 20

2.2.3 デバイス設定 21 2.2.4 オーディオフォーマット設定 22

2.2.4.1 [デコーダ]タブ 22

2.2.4.2 [エンコーダ]タブ 24

2.2.4.3 [コンバータ]タブ 25

目次

Nero SoundTrax 5

3 ユーザーインターフェース 26

3.1 テンプレート 26

3.2 サラウンドプロジェクト 27

3.3 メイン画面 28 3.3.1 メニューバー 29 3.3.2 ツールバー 30 3.3.3 マスタートラックエリア 32 3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア 33 3.3.5 トラックエリア 33 3.3.6 プロジェクトエリア 34 3.3.7 トラック表示エリア 35 3.3.8 Nero MediaBrowser 35

3.4 エフェクトチェーン 40 3.4.1 プラグイン 40 3.4.2 ツール 40 3.4.3 エフェクト 41 3.4.4 拡張 43

3.5 Nero SoundBox 44 3.5.1 ビートエディタ 47 3.5.2 シーケンサ 47 3.5.3 テキスト II スピーチ 49 3.5.4 アンビエンス 49

3.6 Nero ScratchBox 50 3.6.1 ターンテーブル 51 3.6.2 ミキシングコンソール 52 3.6.3 [ツール]エリア 53

4 インポートと録音 55

4.1 オーディオを録音する 55 4.1.1 録音コンソール 55 4.1.2 オーディオファイルを録音する 57 4.1.3 レコードまたはカセットから録音する 58

目次

Nero SoundTrax 6

4.2 オーディオ CD をインポートする 63

5 トラックを編集する 64

5.1 クリップを挿入する 64

5.2 トラックにセクションを追加する 65

5.3 クロスフェードを適用する 67 5.3.1 クロスフェードを作成する 67 5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する 67

5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する 69

5.5 Nero ScratchBox クリップを作成する 70

5.6 ボリュームカーブを作成する 71

5.7 サラウンドサウンド分布を変更する 72

5.8 パンカーブを作成する 73

5.9 エフェクトチェーンを作成する 74

5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する 75

5.11 エフェクトグループを作成する 76

5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する 77

6 ファイルをエクスポートしてイメージを作成する 79

6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする 79

6.2 オーディオ CD イメージを作成する 79

7 技術的な情報 82

7.1 対応形式 82 7.1.1 オーディオ形式とコーデック 82

8 用語集 83

9 お問い合わせ 85

はじめに

Nero SoundTrax 7

1 はじめに

1.1 このマニュアルについて このマニュアルは、Nero SoundTrax での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに

向けた構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方

法を、手順ごとに説明してあります。

このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。

必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。

補足的な情報や、注意メッセージを示します。

1. 最初に、… 行頭の番号は、必要な操作を示します。番号順に、操作を実行してく

ださい。

途中結果を示します。

結果を示します。

OK プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ

タンを示します。これらは、太字で表記されます。

「」を参照してく

ださい。

他章への参照を示します。リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文

字で表記されます。

[…] コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。

はじめに

Nero SoundTrax 8

1.2 このアプリケーションについて Nero SoundTrax はオーディオミックスおよびオーディオ CD プロジェクトを作成するため

のプロ品質のアプリケーションです。 マルチトラックプロジェクトにオーディオファイル

をインポートできることはもちろん、LP レコードやカセットをコンピュータにコピーする

こともできます。 取り込んだファイルを編集したりさまざまなエフェクトを適用してか

ら、オーディオファイルやオーディオ CD イメージを作成できます。 ウィザードやテンプ

レートは、Nero SoundTrax が提供するさまざまなオプションに役立ちます。 さらに、Nero

ScratchBox が統合されているので、その使いやすいミキシングやスクラッチの機能を利用

できます。

1.3 必要動作環境 Nero SoundTrax は Nero Free Tools の一部で、Nero 社の Web サイト(www.nero.com)の

[ダウンロード]セクションからダウンロードしてインストールできます。

無料の Nero SoundTrax のシステム要件は、 Nero 12 と同じです。 Nero 12 および他のす

べての Nero 製品のシステム要件について詳しくは、Nero の Web サイトの[サポート]セ

クションで確認することができます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 9

2 プログラムを起動する Nero SoundTrax を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペレーテ

ィング システムなどの状況に応じていくつかの方法があります。

▬ Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から Nero

SoundTrax を起動できます。

▬ [スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[Nero]>

[Nero 12]>[ Nero SoundTrax ]

▬ Nero 12 Welcome Application( )( Nero 12 を使用している場合)

Welcome Application では、主な使用事例、および Nero が提供しているチュートリアルやその他の役立ちそうな Web サイトへのリンクに関する情報を提供し

ています。

Welcome Application を起動するには、デスクトップの[Nero 12]アイコン(

)をクリックするか(Windows 7 以前)、アプリケーション選択画面で[

Nero 12]タイルを選択します(Windows 8)。

▬ Windows 8 では、次の場所から Nero SoundTrax を起動できます。

▬ Nero 12 タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)または[Nero 12]

デスクトップアイコン(デスクトップユーザーインターフェイス)(Nero 12 を使用し

ている場合)

▬ Nero SoundTrax タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)(Nero 12

をインストールせずに Nero SoundTrax を使用している場合)

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 10

2.1 用語 Nero SoundTrax 固有の用語を以下に示します。

▬ クリップとは、単一のオーディオファイルを表します。

▬ トラックとは、単一のオーディオトラックを表します。 トラックには複数のクリップ

を連続して含めることができます。 トラックごとに音量やエフェクトが設定されてい

ます。

▬ チャンネルとは、クリップに含まれるオーディオ情報(たとえば、左チャンネルや右

チャンネル)を表します。

▬ プロジェクトとは、既存のオーディオファイルを追加し、それらのファイルを編集して

から、それらを完成したオーディオファイルとしてエクスポートするプロセスのことで

す。 プロジェクトはプロジェクトファイルに適用したすべての変更とともに保存でき、

あとで再度開くことができます。 プロジェクトファイルの拡張子は *.npf (Nero プロジ

ェクトファイル)です。 プロジェクトファイル自体にはオーディオファイルは含まれて

いません。使用されているオーディオファイルへのリンク、ミックスおよびエフェクト

設定のみが含まれています。

概要

プロジェクトの目的は、複数のトラックを含むオーディオファイルを作成、編集することです。トラックには複数のクリップが含まれており、さらにクリップに

はオーディオが複数のチャンネルに記録されています。

2.2 設定 Nero SoundTrax はニーズに合わせて設定できます。 このために、[設定]、[プロジェク

ト設定]、[デバイス設定]、および[オーディオフォーマット設定]が利用できます。

メニューバーの[オプション]から各設定ウィンドウを開くことができます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 11

2.2.1 プロジェクト設定

Nero SoundTrax の[プロジェクト設定]ウィンドウのさまざまなタブで、プロジェクトタ

イトルやアーティスト名などのオーディオ設定や一般設定を定義できます。 さらに、ミュ

ージックプロジェクトのテンポとビートも定義できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[プロジェクト設定]を選択

します。

2.2.1.1 [オーディオ設定]タブ

[オーディオ設定]タブ

[オーディオ設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

ドロップダウンメニュー

録音サンプルレート

サンプルレートを指定します。 サンプルレートとは、一定間隔

で信号をスキャンする頻度です。

初期設定レートは[44100]です。

ドロップダウンメニュー

録音ビット深度

ビット深度を指定します。 ビット深度とは、振動を捕捉する精

度のことです。

標準設定は、[16 ビット(CD および DAT)]です。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 12

[チャンネル]エリアでは、トラックエリアで使用できるチャンネル数を指定します。 次

のオプションボタンが使用できます。

ステレオ 2 チャンネルです。 初期設定ではこの項目が選択されています。

5.1 チャンネルサラ

ウンド 6 チャンネルサラウンドです。

7.1 チャンネルサラ

ウンド 8 チャンネルサラウンドです。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ サラウンドプロジェクト →27

2.2.1.2 [一般]タブ

[一般]タブ

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 13

[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

プロジェクト長 プロジェクトの長さを分で指定します。

入力フィールド

プロジェクトタイトル プロジェクトのタイトルを指定します。

入力フィールド

アーティスト名 アーティストの名前を指定します。

入力エリア

情報 プロジェクトの情報を入力します。

チェックボックス

自動的に CD トラック分

割を追加する

同じトラックの 2 つのオーディオクリップの間にショートスト

ップを挿入します。

2.2.1.3 [テンポとメーター]タブ

[テンポとメーター]タブ

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 14

[テンポとメーター]タブでは、次の入力フィールドが使用できます。

ビート/分 プロジェクトのテンポ(ビート/分)を指定します。

ビート/小節 プロジェクトの小節ごとのビート数を指定します。

2.2.2 設定

Nero SoundTrax の[設定]ウィンドウでは、それぞれのタブで出力設定と保存設定を定義

したり、表示とプラグインを設定したりできます。 さらに、音楽ファイルを保存する標準

エクスポートファイル形式とフォルダなどの一般設定も定義できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[設定]を選択します。

2.2.2.1 [一般]タブ

[一般]タブ

[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

取り消しの回数制限設定

取り消すことができる作業回数を、入力フィールドで指定

した値に制限します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 15

入力フィールド

最大取り消し回数 取り消すことができる作業回数を指定します。

入力フィールド

CD トラック分割の時間 -

初期設定値(秒)

新規 CD トラック分割の一時停止継続時間を指定します。

ドロップダウンメニュー

初期設定出力ファイル形式

Nero SoundTrax がオーディオファイルをエクスポートする

ときの初期設定のファイル形式を指定します。

2.2.2.2 [保存/出力設定]タブ

[保存/出力設定]タブ

[保存/出力設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

低量子化ビット数へ変換する場合

ディザリングを使用する

変換時にオーディオ音質を高くするノイズシェーピン

グを有効にします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 16

ドロップダウンメニュー

ノイズシェーピングフィルタ

ノイズシェーピングの形式を指定します。

[IIR フィルタ(二次)]: Infinite Duration Impulse

Response。 IIR フィルタを使用します。 IIR フィル

タは、無限長の持続したインパルス応答を行います。

一般に、FIR フィルタよりも優れた主観的オーディオ

品質を達成しますが、聞いてわかる範囲外では、干渉

エネルギーのレベルは高くなります。 2 次とは音が

12dB で減衰されるという意味です。

[FIR フィルタ(3 タップ)]: 有限インパルス応

答。 FIR フィルタを使用します。 FIR フィルタは、

保証された有限長のパルス応答を有します。初期設

定ではこの項目が選択されています。

ドロップダウンメニュー

サラウンドオーディオの再生方法

サラウンドオーディオの再生方法を指定します。

[マルチチャンネルオーディオ(サラウンドサウン

ド)]: すべてのチャンネルでサラウンドオーディオ

を再生します。

[Nero Headphone(バーチャルサラウンド)を使用

したステレオ]: ヘッドフォン用に生成されるバーチ

ャルサラウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィ

ルタされたサラウンドオーディオを再生します。

[Nero VirtualSpeakers(バーチャルサラウンド)を

使用したステレオ]: スピーカー用に生成されるバー

チャルサウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィ

ルタされたサラウンドオーディオを再生します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 17

2.2.2.3 [表示]タブ

[表示]タブ

[表示]タブで使用できるチェックボックスは、次のとおりです。

メインウィンドウに収まるように自動

的にトラック表示サイズを合わせる

トラック表示の高さがメインウィンドウに収まる

ように自動的にトラック表示を拡大します。

オーディオクリップのパスを表示 ファイル名に加えて、トラック表示にクリップパ

スを表示します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 18

2.2.2.4 [フォルダ]タブ

[フォルダ]タブ

[フォルダ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

一時フォルダ

一時ファイルを保存するフォルダを指定します。フォ

ルダは、十分な空き容量があるドライブに置く必要が

あります。

入力フィールド

ピークファイルフォルダ

ピークファイルを保存するフォルダを指定します。

ピークファイルとは、オーディオファイルを迅速に開

くために Nero SoundTrax で使用されるキャッシュフ

ァイルのことです。 フォルダは、十分な空き容量が

あるドライブに置く必要があります。

入力フィールド

マイミュージックフォルダ [マイミュージック]フォルダを指定します。

ボタン

それぞれのファイル用にフォルダを選択するダイアロ

グボックスを開きます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 19

チェックボックス

常に「マイミュージック」フォル

ダからファイルを開くダイアログ

を開始

[ファイルを開く]ダイアログボックスを開いたとき

に、[マイミュージックフォルダ]入力フィールドで

指定したフォルダが必ず最初に表示されるようになり

ます。

2.2.2.5 [VST プラグイン]タブ

[VST プラグイン]タブ

[VST プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

インストール済みVSTプラグイン

現在インストール済みの VST プラグインを表示しま

す。

ボタン

削除 選択した VST プラグインを削除します。

ボタン

プラグインの追加

[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きま

す。 新規の VST プラグインをインストールします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 20

チェックボックス

サブフォルダを含む

指定したフォルダとサブフォルダで新しい VST プラ

グインを検索します。

ボタン

フォルダスキャン

[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きま

す。 指定したフォルダで新しい VST プラグインを

検索します。

2.2.2.6 [DirectX プラグイン]タブ

[DirectX プラグイン]タブ

[DirectX プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

インストールされている

DirectXプラグイン

現在インストール済みの DirectX プラグインを表示しま

す。

ボタン

プラグイン無効 マークされた DirectX プラグインを無効にします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 21

ボタン

DirectXプラグインをスキャン DirectXプラグインをすばやく検索します。

2.2.3 デバイス設定

Nero SoundTrax の[デバイス設定]ウィンドウでは、オーディオの入出力を設定できま

す。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[デバイスセッティング]

を選択します。

[デバイス設定]ウィンドウ

[オーディオ入力]エリアでは、次のドロップダウンメニューが使用できます。

デバイス オーディオ入力用のオーディオデバイスを指定します。

[オーディオ出力]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ドロップダウン

メニュー

デバイス

オーディオ出力用のオーディオデバイスを指定します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 22

入力フィールド

レイテンシ

オーディオ信号をカード入力からカード出力へ変換するための、サウン

ドカードのディレイタイムを指定します。

2.2.4 オーディオフォーマット設定

Nero SoundTrax の[オーディオフォーマット設定]ウィンドウでは、それぞれのタブでデ

コーダ、エンコーダ、およびコンバータの定義を実行できます。

このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[オーディオフォーマット設

定]を選択します。

2.2.4.1 [デコーダ]タブ

[デコーダ]タブ

[デコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

デコーダのプラグイン 使用できるデコーダを表示します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 23

ボタン

設定する

ウィンドウが開き、選択したデコーダの追加設定ができます。

このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したデコーダの情報が表示さ

れます。

このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。

ボタン

上へ移動 デコーダを 1 つ上の項目に移動します。

ボタン

下へ移動 デコーダを 1 つ下の項目に移動します。

ボタン

アーティスト/タイトル情

報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 24

2.2.4.2 [エンコーダ]タブ

[エンコーダ]タブ

[エンコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

エンコーダのプラグイ

使用できるエンコーダを表示します。

ボタン

設定する

ウィンドウが開き、選択したエンコーダの追加設定ができます。

このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したエンコーダの情報を表示で

きます。

このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。

ボタン

アーティスト/タイトル

情報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 25

2.2.4.3 [コンバータ]タブ

[コンバータ]タブ

[コンバータ]タブでは次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

コンバータのプラグイ

使用できるコンバータを表示します。

ボタン

設定する

ウィンドウが開き、選択したコンバータの追加設定ができます。

このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。

ボタン

情報

[情報]ウィンドウが開き、選択したコンバータの情報を表示で

きます。

このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。

ボタン

アーティスト/タイトル

情報ソース

[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー

ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 26

3 ユーザーインターフェース

3.1 テンプレート Nero SoundTrax を開始すると、プロジェクトテンプレートを選択できます。

タスク選択ウィンドウ

次のメニューアイコンが表示されます。

テンプレート CD ミックス、ステレオ、およびサラウンドプロジェクトなど、頻繁

に使用するプロジェクトのテンプレートが用意されています。

ユーザーテンプレー

ユーザーが作成したプロジェクトのテンプレートが用意されていま

す。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 27

ウィザード

LP レコードやカセットを録音するウィザードが開きます。 Nero

SoundTrax ウィザードを使用すると、LP レコードやカセットから

曲を取り込み、すばやく簡単にオーディオ CD イメージとして保存

できます。 ウィザードには、スクラッチなどの雑音をイコライズし

て、最適な録音品質を得るために使用するフィルタが用意されてい

ます。

最近使ったファイル 最近使ったファイルを表示します。

既存のプロジェクト

を開く...

[開く]ウィンドウが開き、既存のプロジェクトにアクセスできま

す。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ レコードまたはカセットから録音する →58

3.2 サラウンドプロジェクト Nero SoundTrax では、5.1 や 7.1 のサラウンドプロジェクトを作成できます。 この 2 つの

数値は、それぞれ 5 スピーカー + サブウーファー、および 7 スピーカー + サブウーファー

のサラウンドステムでの再生に対応します。

2 種類のサラウンドプロジェクトに加えて、Nero SoundTrax ではスピーカーの台数を選択

できます。

▬ すべてのスピーカーで 1 つのサウンドトラックを処理するプロジェクト。

▬ すべてのスピーカーで別々のチャンネルを受信するプロジェクト。

また、自動的に生成された LFE チャンネルをプロジェクトに挿入できます。

サラウンドプロジェクトの各トラックは、他のトラックとまったく同様の方法で編集できま

す。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 28

3.3 メイン画面 Nero SoundTrax を起動してテンプレートを選択すると、メイン画面が表示されます。 Nero

SoundTrax で実行できるすべての作業は、メイン画面から始まります。

メインウィンドウ

メイン画面は次のエリアに分かれています。

1 メニューバーとツールバー

2 マスタートラック設定

3 適用可能なエフェクト

4 トラック

5 プロジェクト

6 トラック表示

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 29

3.3.1 メニューバー

メニューバーでは、次のメニューが使用できます。

ファイル

[ファイル]メニューを開きます。このメニューには、ファイルを開く、

保存する、閉じるなど Windows と同様のファイル関連機能が含まれてい

ます。 さらに、テンプレートの挿入や呼び出しができるほか、CD トラッ

クや Nero SoundTrax で作成されたトラックをオーディオファイルとして

エクスポートできます。

編集

[編集]メニューを開きます。このメニューには、トラック表示のファイル

を切り取る、コピーする、削除するなど Windows と同様のファイル編集機

能が含まれています。 さらに、Nero SoundTrax で作成したトラックの音符

をつなぐこともできます。

表示

[表示]メニューを開きます。このメニューを使用して、メニューバーやツ

ールバーの個別調整、プロジェクト表示の拡大や縮小ができます。 プロジェ

クトの時間形式の変更もできます。

挿入

[挿入]メニューを開きます。このメニューを使用して、Nero SoundTrax

で作成されたトラックに、オーディオファイル、オーディオループ、

SoundBox クリップ、および ScratchBox クリップを挿入できます。 また、

オーディオ CD からトラックをインポートしたり、LFE トラックを自動生成

したり、エフェクトチェーンにエフェクトを追加したり、適用可能なエフェ

クトグループを作成したりできます。

オーディオ [オーディオ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オーディオ

ファイルを録音、インポート、および再生できます。

トラック

[トラック]メニューを開きます。このメニューを使用して、トラックを挿

入、削除できます。 また、トラックにさまざまなエフェクトカーブを追加し

たり、トラックプロパティを変更したりできます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 30

ツール

[ツール]メニューを開きます。このメニューを使用して、オーディオ CD

イメージを作成したり([CD に書き込み])、他の Nero アプリケーショ

ンを開いたし、アナログオーディオトラックを録音するためのウィザードを

選択したりできます。

オプション

[オプション]メニューを開きます。このメニューを使用して、プロジェク

ト、接続デバイス、およびオーディオ形式の一般設定や特別設定を指定でき

ます。

ヘルプ

[ヘルプ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オンラインヘル

プを呼び出したり、バージョン番号その他の登録データを表示したりできま

す。

3.3.2 ツールバー

ツールバーでは、次のボタンが使用できます。

新規プロジェクトを作成します。

既存のプロジェクトを開きます。

プロジェクトを保存します。

選択した範囲を切り取り、クリップボードに保存します。

選択した部分をコピーし、クリップボードに保存します。

選択した位置にクリップボードの内容を貼り付けます。

選択したクリップを削除します。

直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。

取り消した直前の動作を元に戻します。

プロジェクトにズームインします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 31

プロジェクトからズームアウトします。

選択した部分が画面全体に表示されるように、プロジェクトにズームインします。

プロジェクト全体が表示されるように、プロジェクトからズームアウトします。

選択したトラックの後に新規トラックを挿入します。

Nero MediaBrowser を開きます。このツールを使って、メディアファイルの検索、

表示、アクセスを簡単に実行し、プロジェクトに追加できます。

[開く]ウィンドウを開き、選択した位置にオーディオファイルを挿入します。

[オーディオ CD レコーダー]ウィンドウを開きます。プロジェクトのオーディオ

CD イメージを作成できます。

このボタンは、プロジェクトに少なくとも 1 つのクリップが含まれている場合にの

み使用可能です。

編集するために選択したクリップを開きます。

クリップがオーディオファイルの場合は、 Nero WaveEditor が開きます。 クリップ

が SoundBox クリップまたは ScratchBox クリップの場合は、それぞれのツールが開

きます。

このボタンは、クリップを選択しているときにのみ使用できます。

選択したクリップを同一の開始位置にそろえます(一番左側の開始位置が使用されま

す)。

このボタンは、複数のクリップを選択しているときにのみ使用できます。

[追加または削除ボタン]メニューを開きます。このメニューでツールバーのボタン

を追加または削除して、ツールバーをカスタマイズできます。

Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media マニュアルを参照してくだ

さい。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 32

Nero WaveEditor は、 Nero 12 とともには自動的にインストールされません。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero 12 とともに使用すできます。詳細な説明は、

Nero WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。

3.3.3 マスタートラックエリア

[マスター]エリアでは、プロジェクトに挿入するすべてのトラックに適用される設定を定

義できます。

[マスター]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

表示エリア

サラウンドサウンドの分布を表示します。

スライダ

プロジェクトのすべてのトラックの音量を調整します。

ボタン

[エフェクトチェーンエディタ - マスター]ウィンドウが開きます。すべ

てのトラックに割り当て可能なエフェクトチェーンを作成できます。

ボタン

[プロジェクト設定]ウィンドウを開きます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 33

3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア

[適用可能なエフェクト]エリアでは、特定のトラックに後で適用可能なエフェクトチェー

ンを作成できます。

[適用可能なエフェクト]エリアでは、次のボタンが使用できます。

[適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。 ここで、エフェ

クトグループを作成、編集できます。

3.3.5 トラックエリア

トラックエリアでは、挿入したトラックが表示されます。 また、そのトラック設定を編集

できます。

トラックエリアでは、次の設定オプションが使用できます。

入力エリア

サラウンドサウンド(さまざまなチャンネルやスピーカーでの音量分布)

を変更します。

スライダ

トラックの音量を調整します。

表示フィール

音量レベルを視覚化します。

ボタン

/ トラックを再生、停止します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 34

ボタン

[エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。ここ

で、トラックのエフェクトチェーンの作成や編集ができます。

ボタン

[トラック設定]ウィンドウを開きます。 ここで、トラック設定の編集が

できます。

3.3.6 プロジェクトエリア

プロジェクトエリアは、周波数セクションとツールバーに分かれています。

周波数セクションでは、すべてのトラックの周波数が重なって表示されます。 プロジェク

トの表示方法は赤色の角括弧で変更できます。

プロジェクトエリアでは、次のボタンが使用できます。

[録音設定]ウィンドウが開きます。

カーソルが置かれているポイントからプロジェクトを再生します。

最初からプロジェクトを再生します。

プロジェクトまたは強調表示した部分をエンドレスループで再生します。

プロジェクトの再生を一時停止します。

再生を停止します。

プロジェクトの先頭にカーソルを設定します。

カーソルを逆方向へすばやく移動します。

カーソルを順方向へすばやく移動します。

プロジェクトの最後にカーソルを設定します。

音量を調整します。

テンポを BMP 単位で指定します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 35

3.3.7 トラック表示エリア

トラック表示エリアでは、挿入したオーディオクリップのチャンネル周波数が表示されま

す。 オーディオクリップは、個別かつ異なる色で表示されます。

トラック表示内でマウスの右ボタンをクリックすると、コンテキストメニューが開きます。

オーディオクリップをクリックすると、そのクリップのコンテキストメニューが開きます。

ここで、クリップの削除、選択、コピー、切り取りができます。 さらに、Nero

WaveEditor を起動したり、出力チャンネルを選択したり、クリップをグループ化したりで

きます。

Nero WaveEditor は、 Nero 12 とともには自動的にインストールされません。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero 12 とともに使用すできます。詳細な説明は、

Nero WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。

トラックをクリックすると、そのトラックのコンテキストメニューが開きます。 ここで、

さまざまな種類のクリップを挿入、削除、およびコピーしたり、無効にしたりできます。

さらに、エフェクト、エフェクトチェーン、トラック分割、CD インデックス、およびラベ

ルを挿入できます。

3.3.8 Nero MediaBrowser

Nero MediaBrowser は、メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、プロ

ジェクトに追加するために使用できるツールです。

Nero MediaBrowser を使用すれば、 Nero Kwik Media によってインデックス付けされたす

べてのメディアファイルを含むメディアライブラリにアクセスできます。Nero

MediaBrowser は Nero の複数のアプリケーション内でアクセスできるように設計されてい

ます。

Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media マニュアルを参照してくだ

さい。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 36

Nero MediaBrowser は アイコンから開くことができます。Nero MediaBrowserはデス

クトップ上内を自由に移動できますが、Nero SoundTrax の一部です。

Nero MediaBrowser には、関連する Nero SoundTrax プロジェクトで実際に使用できるメデ

ィアファイルのみが表示されます。メディアファイルをプロジェクトに追加するには、

Nero MediaBrowser 内でメディアファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

Nero MediaBrowser

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 37

Nero MediaBrowser の参照は参照タスクバーから始まります。カテゴリ([写真とビデ

オ]、および[音楽])は、 Nero Kwik Media と同じ分類になっています。カテゴリごと

にそれぞれ検索バーがあります。同時に検索できるのは 1 つのカテゴリ内のみです。カテ

ゴリの 1 つをクリックすると、その下に対応する参照エリアが表示されます。

各カテゴリには異なる項目が表示されます。一覧の上部にある項目の 1 つ(たとえば、

[タイムライン])をクリックすると、 Nero Kwik Media 内で対応するタブをクリックし

たときと同じ項目が表示されます。一覧の下部にあるコレクションの 1 つをクリックする

と、 Nero Kwik Media 内で作成されたコレクションコンテンツが表示されます。Nero

MediaBrowser 内で一覧の項目の 1 つをクリックすると、該当するコンテンツが下部のコン

テンツエリアに表示されます。

Nero Kwik Media と同じスクロールバーが使用されます。これは標準スクロールバーかダイ

ナミックスクロールバーのいずれかです。

[写真とビデオ]カテゴリには、次の項目が表示されます。

項目

タイムライン

作成日ごとに時系列で分類されたすべての写真およびビデオが表示さ

れます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[タイムライン]を参照できま

す。

項目

人物の顔が検出され、名前がアルファベット順で一覧表示された、す

べての写真が表示されます。確認されていない、または名前が付けら

れていない顔は表示されません。顔はスタックにグループ化され、ス

タックの 1 つをダブルクリックすることでアクセスできます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[顔]を参照できます。

項目

検索

クエリーを作成できる既存のタグがすべて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[検索]を参照できます。

コレクション

マーク/レート

現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されま

す。

Nero Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 38

コレクション

最近追加/最近変更

最近追加された、または変更されたコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できま

す。

コレクション

アルバム

スマートアルバムとユーザーが作成したアルバムのコンテンツが表示

されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[写真とビデオのアルバム]を参照

できます。

コレクション

人物グループ

ユーザーが作成した人物のグループのコンテンツが表示されます。

/ アイコンを使って、すべての写真と顔のみの表示とを切り替

えることができます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[顔]を参照できます。

[音楽]カテゴリには、次の項目が表示されます。

項目

アルバム

すべてのオーディオトラックがアルバムごとにアルファベット順で並

べ替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[アルバム]を参照できます。

項目

アーティスト

すべてのオーディオトラックがアーティストごとにアルファベット順

で並べ替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[アーティスト]を参照できま

す。

項目

ジャンル

すべてのオーディオトラックがジャンルごとにアルファベット順で並

べ替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[ジャンル]を参照できます。

項目

タイトル

すべてのオーディオトラックがタイトルごとにアルファベット順で並

べ替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[タイトル]を参照できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 39

コレクション

マーク/レート

現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されま

す。

Nero Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。

コレクション

最近追加/最近再生

最近追加された、または再生されたコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できま

す。

コレクション

プレイリスト

ユーザーが作成したプレイリストのコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[プレイリスト]を参照できます。

上部タスクバーの ボタンをクリックすると、[オプション]ウィンドウが表示されま

す。このオプションは Nero Kwik Media を直接参照します。次の設定オプションが表示さ

れます。

ライブラリ

すべてのモニターされたフォルダーが個々の[監視するフォルダま

たはドライブ]エリアに表示されます。メディアフォルダーを追加

する場合は、[手動追加]ボタンをクリックして、ナビゲーション

ツリーから目的のフォルダーを選択します。[自動追加]ボタンを

クリックすると、コンピュータ上の新しいメディアフォルダーを

Nero Kwik Media が検索します。このアプリケーションの監視リス

トからフォルダーを削除するには、一覧されているフォルダー上に

マウスポインタを合わせて、 ボタンをクリックします。

また、ファイルやフォルダーを Nero Kwik Media にドラッグするこ

ともできます。ウィンドウが自動的に開き、フォルダーをライブラ

リに追加するかどうか確認するメッセージが表示されます。

[他のライブラリ]エリアでは、外部の(iTunes など)を選択し、

Nero Kwik Media のナビゲーションツリーに項目として一覧表示で

きます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 40

3.4 エフェクトチェーン Nero SoundTrax では、エフェクトはエフェクトチェーンにまとめられます。 複数のエフェ

クトで構成されているエフェクトチェーンを、特定のトラックやマスタートラックに割り当

てることができます。 エフェクトは順番に適用されます(たとえば、サウンド抑制、音量

変更、リバーブエフェクトの順)。 作成したエフェクトチェーンは、エフェクトチェーン

テンプレートとして保存できます。

また、エフェクトチェーンを定義したり、エフェクトグループカーブとしてエフェクトチェ

ーンをトラックに割り当てたりすることも可能です。 エフェクトグループカーブを使用す

ると、トラック全体にわたってエフェクトグループの強度を調整できます。

エフェクトチェーンをまとめる場合は、プラグイン、ツール、エフェクト、および拡張から

選択できます。 [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを開くには、マスターエリア

またはトラックエリアの ボタンをクリックします。

3.4.1 プラグイン

[プラグイン]では、次の設定オプションが使用できます。

DirectX 設定 [設定]ウィンドウの[DirectX プラグイン]タブを開きます。

VST 設定 [設定]ウィンドウの[VST プラグイン]タブを開きます。

3.4.2 ツール

[ツール]では、次の設定オプションが使用できます。

ディエッサー 声や歌の録音時のシビランスレベルを自動的に下げます。

ダイナミックプロ

セッサ 物理用語のラウドネス(音量知覚)に相当します。

イコライザ サウンド周波数をイコライズし、ベース音と高音の音質を修正できま

す(サウンドデザイン)。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 41

カラオケフィルタ

両方のトラックにある同一の周波数を除去します。 曲の中で、両方の

トラックに同一のボーカルが存在することが頻繁にあるため、これを

削除します。

ノイズゲート 信号送信時のソフトセグメントを軽減します。 バックグラウンドノイ

ズなどの軽減に使用します。

ピッチチューン 特に再生速度やピッチを変更するときに、ピッチチューンを使用しま

す。

ステレオプロセッ

左右のオーディオチャンネルの設定をしたり、人工ステレオを生成し

たりします。

時間修正 再生速度の設定を指定します。

変遷 楽節のピッチや再生速度を変更します。

3.4.3 エフェクト

[エフェクト]では、次の設定オプションが使用できます。

コーラス いくつかのわずかに歪んだ信号を元の信号に追加します。

コンボリューションリ

バーブ

コンボリューションを用いて、実際のサウンドの記述をコンピュ

ータシステムでオーディオ信号に変換します。

ディレイ 入力信号のディレイコピーを 1 つ以上出力し、エコーに似たサウ

ンドを作成します。

ディストーション 信号に歪みを発生させます。 一般的にはエレキギターで使用され

ています。

ドップラー 通過しているノイズソースと、その結果生じる特殊な聴覚特性を

シミュレーションします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 42

フランジャー

入力信号をコピーして、(位相変換された)コピーを元の信号に

返します。 類似の位相変換エフェクトとの主な違いは、コピーし

た信号を入力信号にフィードバックする点です。 フィードバック

は細かく調整できます。

ラウドネス 聞こえる音量を記述します。 このエフェクトを使用して、最大許

容振幅を超えずに聞こえる音量を上げることができます。

低音質 低いサンプルレートをシミュレートして、低音質を生成します。

変調 選択可能な制御信号を使用して信号を変調します。 振幅変調や周

波数変調をサポートしています。

マルチタップディレイ

それぞれのエコーや 1 つの反響を生成し、同時に生成可能なエコ

ーの数を記述します。 タップをベースにしたディレイエフェクト

です。

フェーザー

入力信号をコピーし、可変帯域消去フィルタでフィルタします。

次に再生された信号は元の信号に対して位相変位されます。 フラ

ンジャーエフェクトに似ています。

ピッチベンド

スピードカーブの力を借りてオーディオファイルの長さ全体のピ

ッチを変更します。 オーディオファイルの長さは変更することも

そのまま維持することも可能です。

シュードリバース

ファイルが逆向きに再生されたような印象を生み出します。ただ

し、逆転はフラグメントのみであり、ファイルは正しい方向で再

生されています。

再アナログ ノイズを用いた人工的なエージングなどの干渉エフェクトを挿入

することで、複数のエフェクトオプションを提供します。

リバーブ ファイルにリバーブエフェクトを加えます。

スタッター カットアウトや繰り返しを使用してスタッターエフェクトを作成

します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 43

拡張サラウンド 拡張サラウンドサウンド設定を行います。 サラウンドオーディオ

プロジェクトを編集している場合にのみ使用できます。

サラウンドリバーブ

ルームサウンドを変更します。 音楽ファイルに人工的に別の環境

を割り当てることができます。 部屋の奥行き、広さ、高さ、表面

素材やその他のパラメータを指定できます。

ボイス変調 楽曲内のボイスを変調します。 たとえば、ピッチを変更できま

す。

ワウワウ

主にエレキギターのサウンドに影響を与えるために使用します。

ワウワウという名前は、このエフェクトを加えたときの音から来

ています。

3.4.4 拡張

[拡張]では、次の設定オプションが使用できます。

帯域補完 高周波と低周波のハーモニーを生成可能にします。

カメラディノイザ グラフィックディスプレイを搭載したビデオカメラで頻繁に発

生するハムノイズを削除(または削減)します。

DC オフセット修正 スピーカーに障害となる DC コンポーネントを自動的に削除し

ます。

ディクリッカー ポップ音を除去します。 強度は手動で調整できます。

ディクリッパー デジタルとアナログのサチュレーションから発生するパラサイ

トノイズとディストーションを除去します。

ハム削減 ハムを削除します。

フィルタツールボックス フィードバックやイレギュラリティを抑えるフィルタのセット

です。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 44

ノイズ削減 アナログ信号の保存時に不要なノイズを削減します。

3.5 Nero SoundBox Nero SoundBox では、オーディオクリップを作成できます。 [ビートエディタ]、[シー

ケンサ]、および[アンビエンス]エリアでさまざまなリズム、音楽形式、および楽器を利

用できます。 さらに、音楽に合わせてコンピュータで話すテキストを[テキスト II スピー

チ]入力したり、オーディオクリップにバックグラウンドノイズを追加したりできます。

[Nero SoundBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[SoundBox クリッ

プ]を選択します。

Nero SoundBox

Nero SoundBox インターフェースのさまざまなセクションには、共通の一般的なコンポー

ネントが用意されています。 また、Nero SoundBox 内のすべてのエリアに適用できる一般

設定が Nero SoundBox インターフェースで使用できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 45

次の設定オプションが使用できます。

ボタン

セクションのオンとオフを切り替えます。

ジョグダイヤル

エフェクトの強度を指定します。

スライダ

エフェクトの音量を指定します。

表示エリア

サラウンドサウンド分布を指定します。 このエレメントは、

ボタンをクリックすると表示されます。

ドロップダウンメニュー

選択用のさまざまなプロファイルとテンプレートを表示しま

す。

ボタン

選択したプロファイルのすべてのパターンを新しいウィンド

ウで開きます。

ボタン

メジャーの内容(リズムやメロディー)を、選択したメジャ

ーにコピーします。

表示エリア

リズムパターンを指定します。 パターンは 4 つのメジャーに

分かれています。

ボタン

テンプレートまたはプロファイルを保存します。 これは、い

つでも再使用できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 46

ボタン

テンプレートまたはプロファイルを削除します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を開始します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を一時停止します。

ボタン

Nero SoundBox クリップ全体をリピートします。

ボタン

Nero SoundBox クリップのアクティブな部分のみをリピート

します。

ボタン

Nero SoundBox クリップの再生を停止します。

入力フィールド

テンポ Nero SoundBox クリップのテンポを指定します。

ドロップダウンメニュー

量子化 メジャーをさらに分割します。

ドロップダウンメニュー

バー

パターンビューで最大 4 つのバーを表示し、バーを編集可能

にします。 そのため、メジャーが同一であっても必ず連続再

生されるわけではありません。

表示エリア

室内のサウンド分布をグラフィック表示します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 47

3.5.1 ビートエディタ

[ビートエディタ]では、さまざまなミュージカルディレクションのリズムを作成できま

す。 パターンでは、各パーカッションのビートをバーごとに指定します。

[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。

ボタン

クリア パターンをクリアします。

ボタン

ランダム パターンをランダムに選択します。

[エフェクト]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

ブースト 選択したプロファイルの強度を指定します。

ジョグダイヤル

ピッチ プロファイルのピッチに作用します。

ドロップダウン

メニュー

ミュージカルデ

ィレクション

ミュージカルディレクションを指定します。 メニューの下の項目は、ミ

ュージカルディレクションによって変わります。 項目には通常選択する

パーカッションが表示されます。 それぞれのパーカッションのコンテキ

ストメニューで、ある楽器と別の楽器を入れ替えることができます。

3.5.2 シーケンサ

[シーケンサ]エリアでは、それぞれのトーンを編集できます。

パターンでは、特定のバーのトーンを指定します。 パターンに挿入する前にトーンを確認

するには、キーボードをクリックしてトーンを聞きます。

[アクセント]エリアでは、サンプルのメーター内のボックスを 1 回クリックして、トー

ンを割り当てることができます。 ダブルクリックすると、ボックスが緑色になり、トーン

の周波数レベルが 1 ステップでなくトーン全体にわたってリニアに変化します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 48

[スライド]エリアでは、トーンにプロパティを割り当て、基本のトーンを次のトーンへ流

れるように調整して、トーンが変わる場所で音の切れ目を作らないようにできます。その結

果、「スライドさせた」トーンの最後のピッチは、次のトーンのピッチと同一になります。

[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。

クリア パターンを削除します。

ランダム パターンをランダムに選択します。

[エフェクト]エリアでは、次のジョグダイヤルが使用できます。

ディケイ トーンの長さを指定します。

ディストーション トーンをディストーションし、音量が大きくなったような印象を与え

ます。

カットオフ トーンを生成する最大周波数を指定します。 ダイヤルの値を大きくす

るほど、生成するトーンに含まれる周波数が上がります。

レゾナンス トーンにレゾナンスを加えます。

サウンド さまざまなパラメータを使用してサウンドを変更します。

[シーケンサ]エリアでは、次のボタンが使用できます。

トーンをグラフィック表示します。

ポリフォニーとモノフォニーを切り替えます。 ポリフォニーは複数のト

ーンを同時に再生します。 モノフォニーは時間単位で 1 つのピッチをオ

ンにします。

特徴的な楽器のサウンドを含む WAVE ファイルを選択するドロップダ

ウンメニューを開きます。 バス、ギター、ピアノ、フルート、サクソフ

ォーンを選択できます。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 49

3.5.3 テキスト II スピーチ

[テキスト II スピーチ]エリアでは、テキストボックスにテキストを入力できます。

次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

時間 再生速度を変更します。

ジョグダイヤル

ピッチ スピーチのピッチに作用します。

ジョグダイヤル

エンベロープ

ピッチを変更せずに、ボイスフォルマントを変更します。 ジ

ョグダイヤルの値を高く設定するほど、高いボイスフォルマ

ントが削除されます。

オプションボタン

通常、ロボット、ささやき 再生時の音量を設定します。

チェックボックス

ラッパー 発音形式を指定します。

入力フィールド

I'm the box… スピーチに変換するテキストを指定します。

3.5.4 アンビエンス

[アンビエンス]エリアでは、プロファイルを選択し、サウンドのバックグラウンドノイズ

として取り込むことができます。

次の設定オプションが使用できます。

ジョグダイヤル

強さ/音量 バックグラウンドノイズの音量と強度を指定します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 50

ドロップダウンメニュー

既存のプロファイルを選択します。 [強さ]ジョグダイヤルと

[音量]ジョグダイヤルを調整して、インポートしたプロファ

イルを適合させます。

3.6 Nero ScratchBox Nero ScratchBox では、オーディオクリップをトラックに挿入できます。 [Nero

ScratchBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[ScratchBox クリップ]

を選択します。

Nero ScratchBox は、オーディオファイルを再生できる 2 つの仮想ターンテーブル(1)で

構成されています。 たとえば、[ミキシングコンソール]エリア(3)でプロのようにオー

ディオファイルをミックスしたり、[ツール]エリア(5)でさまざまなエフェクトを使用

したオーディオファイルを処理したり、オーディオファイルをスクラッチしたりできます。

Nero ScratchBox

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 51

ファイル選択エリア(4)では、ターンテーブルで再生するファイルを選択できます。ここ

では、Windows と同様のフォルダ構造が表示されます。ピークファイルビュー(2)では、

オーディオファイルがピークファイルとして表示されます。

3.6.1 ターンテーブル

ターンテーブルでは、オーディオファイルを再生、編集できます。次の設定オプションが使

用できます。

ボタン

オーディオファイルの再生を開始します。

ボタン

オーディオファイルの再生を停止します。

ボタン

オーディオファイルの再生を一時停止します。

ボタン

ループの開始位置を指定します。

ボタン

ループの終了位置を指定します。

ボタン

オーディオファイルの指定したループを再生します。

ジョグダイヤル

オーディオファイルの開始時と終了時に再生速度を変更します。

ボタン

わずかに速度を落として再生します。 LP レコードを手で押さえ

た状況をシミュレートします。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 52

ボタン

わずかに速度を上げて再生します。 LP レコードを手で加速した

状況をシミュレートします。

表示フィールド

オーディオファイルの名前を表示します。

スライダ

オーディオファイルの再生速度を変更します。

表示フィールド

オーディオファイルの再生速度の加速度または減速度をパーセン

ト値で指定します。

3.6.2 ミキシングコンソール

ミキシングコンソールでは、ターンテーブルでのオーディオファイルの再生を変更できま

す。

次の設定オプションが使用できます。

スライダ

オーディオ出力全体の音量を指定します。

表示フィールド

「分あたりのビート数」を表示します。

2 つのオーディオファイルのメーターが一致し、2 つのファイルを

調和のとれた状態でミックスできる場合に点灯します。

スライダ

それぞれのターンテーブルの再生音量を表示します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 53

スケール

再生をグラフィックで表示します。

ボタン

自動 DJ

あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへの自動クロ

スフェードを作動します。

ジョグダイヤル

高音、中音、低音の強度を調整します。

ボタン

高音、中音、低音のフェードインおよびフェードアウトを行いま

す。

スライダ

両方のターンテーブルの再生をミックスします。

3.6.3 [ツール]エリア

[ツール]エリアでは、サンプルエフェクトを選択してターンテーブルで再生できます。

さらに、ターンテーブルの再生を録音したり、Nero Scratch Editor での録音に追加されたス

クラッチを編集したり、ミキシングコンソールのアクションを録音したりできます。

[ツール]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ボタン

両方のオーディオファイルの再生を録音します。 このボタンが有効に

なった後で実行するそれぞれのサウンドアクションを録音します。

ボタン

録音を早送りします。

ボタン

録音を巻き戻します。

ユーザーインターフェース

Nero SoundTrax 54

表示フィールド

録音の進行状況を表示します。

ボタン

ループを表示します。

ボタン

サンプルサウンド、スクラッチ、およびエフェクトを表示します。

ボタン

ハードウェアラー

DJ ハードウェアのコントロールエレメントと、 ScratchBox のコント

ロールエレメントとの接続を確立します。

このボタンは、DJ ハードウェアが接続されているときにのみ有効で

す。

ボタン

ScratchEditor

[Nero Scratch Editor]ウィンドウを開きます。

Nero Scratch Editor には、各ターンテーブルのカーブが表示されま

す。 通常の再生速度では、カーブは y 軸に沿って 100 %で直線的

に動きます。

スクラッチは、偏差のカーブとして正と負のパーセント値で表示され

ます。 負の偏差はオーディオファイルが逆向きに再生されていること

を意味し、正の偏差はオーディオファイルが早送りで再生されている

ことを意味します。

そのため、x 軸は時間を表し、y 軸はある時点でのオーディオファイ

ルの再生速度を表します。

インポートと録音

Nero SoundTrax 55

4 インポートと録音

4.1 オーディオを録音する Nero SoundTrax では、サウンドカードに接続したさまざまな外部ソース(マイク、レコー

ドプレーヤー、カセットテープレコーダーなど)からオーディオを録音できます。すべての

録音は、[録音コンソール]ウィンドウでモニタリングします。

4.1.1 録音コンソール

[録音コンソール]ウィンドウは、ツールバーの ボタンから開きます。

[録音コンソール]ウィンドウ

[録音コンソール]ウィンドウの[オーディオ入力設定]エリアでは、次の設定オプション

が使用できます。

グラフ

レベルメーター 録音音量をデジベル単位で表示します。

インポートと録音

Nero SoundTrax 56

スライダ

録音音量 録音の音量を指定します。

ドロップダウンメニュ

オーディオ入力ライン

オーディオ入力を指定します。

チェックボックス

デジタルモニタリング

録音中のサウンド内容を聞くことができるようにオーディオソー

スのサウンドをオンにします。

チェックボックス

信号を検知するまで録

音を一時停止する

選択したオーディオ入力から信号が検出されるまで、録音を一時

停止します。

チェックボックス

20 秒の無音が続いたら

録音を停止する

選択したオーディオ入力から信号が検知されなくなって 20 秒が

経過すると、録音を一時停止します。

ボタン

ターゲットファイルの

変更

[名前を付けて保存]ウィンドウを開きます。ここでは、保存先

のディスクドライブ、およびターゲットファイルの名前と形式を

変更できます。 録音を開始する前のみ使用できます。

[ナビゲーション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

ボタン

オーディオファイルを録音します。

表示フィールド

位置 録音位置を表示します。

ボタン

維持

[録音コンソール]ウィンドウを閉じ、録音をトラック表示に挿入し

ます。

インポートと録音

Nero SoundTrax 57

ボタン

閉じる [録音コンソール]ウィンドウを閉じます。 録音は保存されません。

4.1.2 オーディオファイルを録音する

次の要件を必ず満たしてください。

▲ マイクなどのキャプチャデバイスが、サウンドカードの入力端子に接続されている

こと。

オーディオファイルを録音するには、次の手順を実行します。

1. メイン画面の ボタンをクリックします。

➟ [録音設定]ウィンドウが開きます。

2. [ビット深度]ドロップダウンメニューでビット深度を選択します。

3. モノラルで録音するには、[ステレオ録音]チェックボックスをオフにします。

4. 録音したファイルを保存するフォルダを変更するには、 ボタンをクリックし、ター

ゲットファイルの保存先フォルダを選択します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

➟ [録音コンソール]ウィンドウが開きます。

6. [オーディオ入力ライン]ドロップダウンメニューから録音入力を選択します。

7. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル

モニタリング]チェックボックスをオンにします。

8. キャプチャデバイスで再生を開始します。

9. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー

を動かします。

10. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音

を一時停止する]チェックボックスをオンにします。 20 秒間信号を検知しなかったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録音を停止する]をオンにします。

インポートと録音

Nero SoundTrax 58

11. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック

し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。

12. ボタンをクリックします。

➟ システムによって録音が開始されます。

13. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。

14. [維持]ボタンをクリックします。

➟ 録音がトラック表示に挿入されます。

➡ オーディオファイルが録音されました。

4.1.3 レコードまたはカセットから録音する

次の要件を必ず満たしてください。

▲ レコードプレーヤーまたはカセットレコーダーが、サウンドカードの入力端子に接続

されていること。

LP レコードまたはカセットから録音するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ツール]>[ウィザード]>[LP から CD ウィザード]または[カ

セットから CD ウィザード]をクリックします。

➟ [LP to CD ウィザード]ウィンドウまたは[カセットから CD ウィザード]ウィンド

ウの[録音コンソール]画面が開きます。

インポートと録音

Nero SoundTrax 59

[録音コンソール]画面

2. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル

モニタリング]チェックボックスをオンにします。

3. キャプチャデバイスで再生を開始します。

4. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー

を動かします。

レベルメーターの赤色の範囲が多くなると、オーディオ品質が低下します。

5. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音

を一時停止する]チェックボックスをオンにします。 カセットの片面が終端まで到達したなどの理由で、録音入力時に 20 秒間信号を検知しなかったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録音を停止する]をオンにします。

インポートと録音

Nero SoundTrax 60

6. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック

し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。

7. ボタンをクリックします。

➟ システムによって録音が開始されます。

8. キャプチャを停止するには、 ボタンをクリックします。

9. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [自動トラック検出]画面が表示されます。

[自動トラック検出]画面

10. ポーズのデシベル値に達するまで[ポーズの限界値]ジョグダイヤルを回します。

11. [ポーズの最小時間]テキストボックスにポーズの最小継続時間を入力します。

➟ Nero SoundTrax では、オーディオファイルに曲間を検出すると、自動的にポーズを

挿入します。

インポートと録音

Nero SoundTrax 61

12. [トラックの最小時間]テキストボックスにトラックの最小継続時間を入力します。

13. [検出]ボタンをクリックします。

➟ 録音されたトラックが自動的に検出されます。 検出されたトラックはそれぞれの画面

に表示されます。

14. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [ノイズ削減]画面が表示されます。

[ノイズ削減]画面

15. ヒス音、クラックル音、ハム音などのバックグラウンドノイズを削除するためのしきい

値が目的の値になるまで、[ディノイザレベル]スライダーを動かします。

16. LP レコードの録音時に発生する低周波信号を削除するためのしきい値が目的の値になる

まで、[ディランブルレベル]スライダーを動かします。

インポートと録音

Nero SoundTrax 62

ディランブルフィルタでは、録音の一部であるバス周波数を削除することもでき

ます。 そのため、スライダーのしきい値を高く設定しすぎてはいけません。

17. LP レコードの録音時に発生するパチパチという音を削除するためのしきい値が目的の値

になるまで、[ディクリッカレベル]スライダーを動かします。

18. LP レコードの録音時にバックグラウンドで発生するパチパチという音を削除するための

しきい値が目的の値になるまで、[ディクラッカレベル]スライダーを動かします。

19. [プレビュー]ボタンをクリックします。

➟ ノイズが削減された状態で録音を再生します。

20. [停止]ボタンをクリックして、プレビューを停止します。

21. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [CD 編集]画面が表示されます。

[CD 編集]画面

インポートと録音

Nero SoundTrax 63

22. プロジェクトのオーディオ CD イメージをすぐに作成する場合は、[プロジェクトを今

すぐ書き込む]チェックボックスをオンにします。

23. Nero CoverDesigner を起動するには、[Nero CoverDesigner を起動]チェックボック

スをオンにします。

24. それぞれのトラック間で一時停止するには、[停止]オプションボタンを選択します。

複数のトラックを相互に実行するには、[クロスフェード]オプションボタンを選択します。

25. [完了]ボタンをクリックします。

➡ これで、LP レコードまたはカセットの録音は完了です。

4.2 オーディオ CD をインポートする オーディオ CD から CD トラックをインポートするには、次の手順を実行します。

1. オーディオ CD を CD ドライブに挿入します。

2. メニューバーで[オーディオ]>[オーディオ CD からインポート]をクリックします。

➟ [オーディオ CD のインポート]ウィンドウが表示されます。

3. [CD-ROM デバイス]ドロップダウンメニューで、オーディオ CD を挿入するドライブを

選択します。

4. インポートしたオーディオファイルを保存するフォルダを指定するには、 ボタンをク

リックし、インポートした CD トラックを保存するフォルダをディレクトリツリーで選択します。

5. インポートするすべての CD トラックをリストボックスから選択します。

選択リストで複数の項目を選択するには、[Shift]キーを押しながら項目をクリックします。

6. [OK]ボタンをクリックします。

➡ これで、オーディオ CD から CD トラックへのインポートは完了です。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 64

5 トラックを編集する Nero SoundTrax では、オーディオクリップを挿入し、さまざまなエフェクトや拡張オプシ

ョンを適用して、トラックを編集できます。

次の要件を必ず満たしてください。

▬ トラック表示エリアにトラックを挿入し、必要に応じてトラックのプロパティを変更し

て、トラックをさらに編集できるように準備しておくこと。

初期設定では、トラック表示エリアにトラックが 1 つ挿入されています。このトラックが削除されているか、またはトラック表示エリアに追加のトラックを挿入する場合は、メニューバーで[トラック]>[トラックの挿入]をクリックしま

す。

5.1 クリップを挿入する クリップをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

1. オーディオクリップまたはオーディオループをトラックに挿入するには、次の手順を実行

します。

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオファイルの挿入]

または[オーディオループの挿入]をクリックします。

➟ ウィンドウが開きます。

2. 挿入するオーディオファイルを選択します。

3. [開く]ボタンをクリックします。

➟ オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。

Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media マニュアルを参照してくだ

さい。

2. オーディオファイルをキャプチャし、すぐにオーディオクリップとしてトラックに挿入す

る場合:

トラックを編集する

Nero SoundTrax 65

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオクリップの録音]を

クリックします。

2. 必要な設定を行い、録音が完了したら[維持]ボタンをクリックします。

➟ トラックにオーディオクリップが自動的に挿入されます。

3. ScratchBox クリップまたは SoundBox クリップを挿入するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[ScratchBox クリップの挿入]ま

たは[SoundBox クリップの挿入]をクリックします。

➟ 該当するウィンドウが表示されます。

2. クリップを作成して、ウィンドウを閉じます。

➟ トラックにクリップが自動的に挿入されます。

➡ これで、トラックへのクリップの挿入は完了です。

5.2 トラックにセクションを追加する Nero SoundTrax では、CD トラック分割、CD インデックス、およびラベルを挿入して、オ

ーディオトラックにセクションを追加できます。 プロジェクトを 1 つの大きなオーディオ

ファイルとして保存、書き込みするのではなく、プロジェクトからオーディオファイルを個

別に作成して CD に書き込む場合には、これらのオプションが特に役立ちます。

トラックにセクションを追加するには、次の手順を実行します。

1. CD トラック分割を挿入するには、次の手順を実行します。

1. CD トラック分割を挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD トラック分

割の挿入]をクリックします。

➟ トラックに CD トラック分割が挿入されます。

3. CD トラック分割のプロパティを編集するには、CD トラックのアイコンを右クリック

して[プロパティ]をクリックします。

➟ [トラック分割プロパティ]ウィンドウが開きます。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 66

4. 必要に応じて、トラック分割の正確な位置およびこの CD トラックの前に挿入されるポ

ーズの長さを指定します。また、[タイトル]と[アーティスト]の各入力フィールド

にそれぞれの情報を入力します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

➟ これで、CD トラック分割のプロパティの編集は完了です。

2. CD インデックスを挿入するには、次の手順を実行します。

1. CD インデックスを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD インデック

スの挿入]をクリックします。

➟ トラックに CD インデックスが挿入されます。

3. CD インデックスのプロパティを編集するには、CD インデックスのアイコンを右クリ

ックして[プロパティ]をクリックします。

➟ [インデックスプロパティ]ウィンドウが開きます。

4. CD インデックスの正確な位置を指定します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

➟ これで、CD インデックスのプロパティの編集は完了です。

3. ラベルを挿入するには、次の手順を実行します。

1. ラベルを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[ラベルの挿入]

をクリックします。

➟ [ラベルプロパティ]ウィンドウが開きます。

3. ラベルの正しい位置を指定し、[タイトル]入力フィールドにタイトルを入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➟ トラックにラベルが挿入されます。

➡ これでトラックへのセクションの追加は完了です。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 67

5.3 クロスフェードを適用する Nero SoundTrax では、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードを作成できます(音

の切れ目なく 2 つのオーディオファイルをつなぎ合わせるなど)。 クロスフェードを適用

すると、あるオーディオファイルから他のオーディオファイルへの移行がスムースに行われ

るため、オーディオミックスを作成する場合に適しています。

5.3.1 クロスフェードを作成する

オーディオファイル間のクロスフェードを作成するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[オーディオファ

イルの挿入]をクリックします。

➟ ウィンドウが開きます。

2. 挿入するオーディオファイルを選択します。

3. [開く]ボタンをクリックします。

➟ オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。

4. 上で説明した手順に従って、2 番目のオーディオファイルを同じトラックに挿入します。

Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media マニュアルを参照してくだ

さい。

5. 2 番目のオーディオファイルをドラッグして 1 番目のオーディオファイルの上に重ねま

す。

➟ 2 つのオーディオファイルが重なった部分に赤い X 印が表示されます。

➡ これで、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードの作成は完了です。

5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する

クロスフェードの作成後、クロスフェードエリア(2 つのオーディオファイルが重なってい

る部分)のプロパティを編集できます。

クロスフェードのプロパティを編集するには、次の手順を実行します。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 68

1. クロスフェードエリアの赤い X 印を右クリックします。

➟ コンテキストメニューが表示されます。

2. クロスフェード方式を適用するには、目的の方式をクリックします。

3. クロスフェードエリアで 2 つのオーディオファイルのテンポを合わせるには、次の手順を

実行します。

1. [テンポを合わせる]をクリックします。

➟ [クロスフェードテンポ]ウィンドウが開きます。

2. 2 つのオーディオファイル間でスムースな移行が行われるようにするには、[トランジ

ション内で徐々にテンポを変更]オプションボタンを選択します。

3. 2 つのオーディオファイル間の移行をそれほどスムースにしない場合には、[トランジ

ション内のテンポスケールを固定]オプションボタンを選択します。

4. クロスフェードエリアのテンポ(BPM 単位)を手動で指定するには、[共通テンポ]

スライダーを目的の位置に動かします。

5. [OK]ボタンをクリックします。

➡ これで、クロスフェードのプロパティの編集は完了です。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 69

5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する エフェクトおよび拡張オプションを適用するには、次の手順を実行します。

1. ボリュームカーブまたはパンカーブをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]または[パンカーブの追

加]をクリックします。

➟ トラックにカーブが挿入されます。

2. カーブの編集を続行します。

2. サウンド変更をトラックに挿入するには、次の手順を実行します。

1. 左側のトラックエリアにある[エフェクトチェーンを編集]ボタンをクリックします。

➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

2. 目的のサウンド変更をエフェクトチェーンに追加します。

3. トラックのエフェクトチェーンを編集するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[トラックエフェ

クトとチェーンを編集]をクリックします。

➟ [エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。

2. トラックのエフェクトチェーンを編集します。

4. 適用可能なエフェクトグループカーブを追加するには、次の手順を実行します。

1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[適用可能なエフ

ェクトカーブの追加]をクリックします。

➟ [エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。

2. エフェクトグループカーブを 1 つ選択して、[OK]ボタンをクリックします。

➟ トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。

5. トラックを無効にするには、トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニュー

を開き、[トラック無効]をクリックします。

➟ トラックは無効になります。 ピークファイルは非表示になります。

➡ これで、トラックの編集は完了です。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 70

5.5 Nero ScratchBox クリップを作成する Nero ScratchBox クリップを作成するには、次の手順を実行します。

1. Nero ScratchBox の左下隅にあるファイルシステムからオーディオファイルを選択しま

す。

2. ターンテーブルの 1 つにファイルをドラッグします。

➟ ターンテーブル上の表示フィールドにオーディオファイル名が表示されます。

3. オーディオファイルでループを定義するには、次の手順を実行します。

1. オーディオファイルの再生を開始します。

2. ループの開始位置で、 ボタンをクリックします。

3. ループの終了位置で、 ボタンをクリックします。

4. ボタンをクリックして、定義したループを再生します。

4. 再生速度を少し落とすかまたは上げるには、ターンテーブルの[マイナス]ボタンまた

は[プラス]ボタンをクリックします。

5. 再生速度を常時加速するには、ターンテーブルのスライダーを上に動かします。

➟ スライダー上部にある赤色のフィールドに、加速量がパーセント値で表示されます。

6. 再生速度を常時減速するには、ターンテーブルのスライダーを下に動かします。

➟ スライダー上部にある赤色のフィールドに、減速量がパーセント値で表示されます。

7. オーディオファイル再生の開始時と終了時に徐々にフェードインおよびフェードアウト

させるには、ターンテーブルのスライダーを右に動かします。

8. オーディオファイルから高音、中音、または低音を完全にフィルタするには、それぞれ

のトーンの横にあるスイッチ を右に動かします。

➟ スイッチが赤色に点灯します。

9. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ自動的にクロスフェードするに

は、ミキシングコンソールの[オートマチック DJ]スライダー を右に動かします。

10. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ手動でクロスフェードするには、

ミキシングコンソールのスライダーを目的のターンテーブルの方向に動かします。

11. どちらかの再生音量を変更するには、それぞれの垂直スライダーを動かします。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 71

12. 両方のオーディオファイルの音量を変更するには、ミキシングコンソールのスライダーを

動かします。

13. ツールエリアからループを再生するには、ループアイコンをターンテーブルにドラッグし

ます。

14. ツールエリアのサンプルスクラッチを使用するには、目的の数字のボタンをクリックしま

す。

➟ 左側のターンテーブルでは 1 から 3 までのスクラッチを、右側のターンテーブルでは

4 から 6 までのスクラッチを使用します。

15. サンプルサウンドおよびサンプルエフェクトを使用するには、ツールエリアの左下または

右下で目的の数字のボタンをクリックします。

16. 再生を録音するには、 ボタンをクリックし、オーディオファイルの再生を開始しま

す。

➟ 録音中に実行するアクションもすべて録音されます。

17. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。

18. 録音したスクラッチを後処理するには、次の手順を実行します。

1. ツールエリアの[スクラッチエディタ]ボタンをクリックします。

➟ [Nero Scratch Editor]ウィンドウが開きます。

2. それぞれのターンテーブルの再生カーブをクリックし、スクラッチによって表示される

ハンドルを動かしてスクラッチを変更します。

3. [Nero Scratch Editor]ウィンドウを閉じます。

➟ 変更が反映されます。

➡ これで、Nero ScratchBox クリップの作成は完了です。

5.6 ボリュームカーブを作成する ボリュームカーブを使用して、トラック全体の音量を変化させることができます。

ボリュームカーブを作成するには、次の手順を実行します。

1. 音量を変更するトラックを選択します。

2. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]をクリックします。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 72

➟ トラックにボリュームカーブが表示されます。 0 から 100 までのパーセント値で示さ

れた音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。

3. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期音量になるまで動かしま

す。

4. 音量を変更するボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下に動かしま

す。

5. ボリュームカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返しま

す。

6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ

キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。

7. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブポイン

トの編集]を選択します。

➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を、[分]と[秒]の入

力フィールドに入力します。

3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力しま

す。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➡ これで、ボリュームカーブの作成およびトラックへのボリュームカーブの追加は完

了です。

5.7 サラウンドサウンド分布を変更する Nero SoundTrax では、トラックの再生中に別々の出力レベルをスピーカーに割り当てるこ

とができます。 これによってサウンドの中心を変更し、サウンドが「移動」しているかの

ような効果が生まれます。 トラックでキーポイントを作成すると、サウンドの移動をそれ

以降の再生でも再使用できるようになります。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 73

サラウンドサウンド分布を変更するには、次の手順を実行します。

一般には、ドットをスピーカーから遠ざけるほど、スピーカーからのサウンドは柔らかくなります。 緑色のドットをスピーカーに近づけるほど、サウンドは大きくなります。 ドットを右方向に動かすと右側のスピーカーからのサウンドが大きくなり、ドットを左方向に動かすと左側のスピーカーからのサウンドが大きくなります。 ドットをどちらかのスピーカーの上隅に置くと、そちら側のスピーカーだけが鳴り、反対側のスピーカーは完全にミュートされます。 スピーカーの 1 つをダブ

ルクリックしてスピーカーを黄色に変えても、同じ効果を生むことができます。

1. トラックセクションの[サラウンドサウンド分布]フィールドで、マウスボタンを押した

ままで緑色のドットをクリックして動かします。

➟ ドットの移動はトラック表示エリア内のキーポイントでマークされます。 このキーポ

イントは、点線と線の最上部にあるひし形で構成されます。

2. トラックでキーポイントを移動するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック

して左右に移動します。

3. トラックでキーポイントを削除するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック

して、キーボードの[Delete]キーを押します。

➡ これで、トラックのサラウンドサウンド分布の変更は完了です。

5.8 パンカーブを作成する パンカーブを使用して、トラック全体にわたって、それそれのチャンネルの音量を変化させ

ることができます。 たとえば、始めはステレオの右チャンネルよりも左チャンネルの音を

大きくして、移動をシミュレートできます。

パンカーブを作成するには、次の手順を実行します。

1. 音量分布を変更するトラックを選択します。

2. メニューバーで[トラック]>[パンカーブの追加]をクリックします。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 74

➟ トラックにパンカーブが表示されます。 0 から 100 までのパーセント値で示された音

量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。 カーブの開始位置は、一様な音量分

布を示す 0 になります。

3. カーブの開始位置(左隅にある四角形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かし

ます。

4. 音量分布を変更する場所のボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下に

動かします。

5. パンカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返します。

6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ

キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。

7. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブポイン

トの編集]を選択します。

➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]の入力

フィールドに入力します。

3. [値]エリアで、[パン]テキストボックスに目的のパンをパーセント値で入力しま

す。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➡ これで、パンカーブの作成およびトラックへのパンカーブの追加は完了です。

5.9 エフェクトチェーンを作成する エフェクトチェーンを作成するには、次の手順を実行します。

1. すべてのトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフ

ェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。

2. 特定のトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフェ

クト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。

➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 75

3. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま

す。

➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

4. 必要に応じて、その他の設定を行います。

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

5. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。

6. [閉じる]ボタンをクリックします。

7. エフェクトチェーンを削除するには、削除するエフェクトチェーンがあるトラックの空白

エリアで右クリックして、表示されたコンテキストメニューから[トラックエフェクトとチェーンを編集]を選択します。

➡ これで、エフェクトチェーンの作成は完了です。

5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する 自分でエフェクトチェーンテンプレートを作成するか、または定義済みのエフェクトチェー

ンを使用するには、次の手順を実行します。

1. すべてのトラックのエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフ

ェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。 特定のトラックのエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフェクト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。

➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。

2. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま

す。

➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

3. 定義済みのテンプレートを使用するには、ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニ

ューから目的のテンプレートを選択します。

4. テンプレートを作成するには、次の手順を実行します。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 76

1. 必要に応じて、その他の設定およびエフェクトを定義します。

2. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューにテンプレート名を入力します。

3. ボタンをクリックします。

➟ これで、エフェクトテンプレートの保存は完了です。

5. テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。

1. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューからテンプレートを選択します。

2. ボタンをクリックします。

➟ これで、テンプレートの削除は完了です。

➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを閉じると、選択したテンプレートの設定

が反映されます。

➡ これで、自分のエフェクトチェーンテンプレートの作成、または定義済みのエフェ

クトチェーンテンプレートの選択は完了です。

5.11 エフェクトグループを作成する エフェクトグループを作成、編集するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[挿入]>[エフェクト情報]>[適用可能なエフェクトグループ]をクリ

ックします。

➟ [適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。

2. [グループの追加]ボタンをクリックします。

➟ 新規グループがテーブルに表示されます。

3. 新規に作成したグループを選択します。

4. [チェーンを編集]ボタンをクリックします。

➟ [エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。

5. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま

す。

➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。

6. 必要に応じて、その他の設定を行います。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 77

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

7. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。

8. [閉じる]ボタンをクリックします。

9. エフェクトグループを削除するには、テーブルから目的のエフェクトグループを選択し、

[削除]ボタンをクリックします。

➡ これで、エフェクトグループの編集は完了です。

5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する 次の要件を必ず満たしてください。

▲ エフェクトグループはあらかじめ作成しておくこと。

エフェクトグループをトラックに追加するには、次の手順を実行します。

1. エフェクトグループカーブを割り当てるトラックを選択します。

2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[適用可能なエフェ

クトカーブの追加]をクリックします。

➟ [エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。

3. 目的のエフェクトグループを選択します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➟ トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。 0 から 100 までのパーセント

値で示された音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。

5. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かしま

す。

6. エフェクトを変更する場所のエフェクトグループカーブをクリックして、目的の強度にな

るまで四角形のボックスを上下に動かします。

7. エフェクトグループカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り

返します。

トラックを編集する

Nero SoundTrax 78

8. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ

キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。

9. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。

1. カーブポイントを右クリックし、コンテキストメニューから[カーブポイントの編集]

を選択します。

➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。

2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]のテキ

ストボックスに入力します。

3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力しま

す。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➡ これで、トラックへのエフェクトグループカーブの追加は完了です。

ファイルをエクスポートしてイメージを作成する

Nero SoundTrax 79

6 ファイルをエクスポートしてイメージを作成する

6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする プロジェクトをオーディオファイルとして保存するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ファイル]>[オーディオファイルにエクスポート]をクリックします。

➟ [名前を付けて保存]ウィンドウが開きます。

2. オーディオファイルを保存するフォルダを選択します。

3. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、ファイルを保存するオーディオ形

式を選択します。

以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい

説明はしません。

4. オーディオ形式の設定を追加するには、次の手順を実行します。

1. [オプション]ボタンをクリックします。

➟ ウィンドウが開きます。

2. 必要に応じて、その他の設定を行います。

3. [OK]ボタンをクリックします。

5. [保存]ボタンをクリックします。

➡ これで、オーディオファイルとしてのプロジェクトの保存は完了です。

6.2 オーディオ CD イメージを作成する Nero SoundTrax ではプロジェクトのオーディオ CD イメージを作成できます。このイメー

ジファイルから オーディオ CD を書き込むために、Nero Burning ROM または Nero

Express を使用できます。

オーディオ CD イメージを作成するには、次の手順を実行します。

1. メニューバーで[ツール]>[CD に書き込み]をクリックします。

➟ [オーディオ CD レコーダー]ウィンドウが開きます。

ファイルをエクスポートしてイメージを作成する

Nero SoundTrax 80

2. [ボリュームレベル平均化]エリアで、適切な平均化オプションを選択します。

1. 音量を平均化しない場合には、[平均化しない]オプションボタンを選択します。

2. 各トラックの平均音量に基づいて CD トラックの音量を個別に平均化する場合には、

[各トラックを別々に平均化]オプションボタンを選択します。

3. すべてのトラックの平均音量に基づいて CD 全体の音量を平均化する場合には[全体

を平均化]オプションボタンを選択します。

3. 平均化を選択した場合、目的のデシベル値になるまで[平均化レベル]スライダーを動

かします。

4. CD テキストを追加する場合、[タイトルと CD-

TEXT]エリアにタイトルとアーティストを入力します。

5. すべてのトラックに同一のアーティスト情報を追加するには、次の手順を実行します。

1. [すべて選択]ボタンをクリックします。

2. [プロパティ]ボタンをクリックします。

➟ [CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。

3. 該当する入力フィールドに、CD トラックに共通のアーティストを入力します。

4. [OK]ボタンをクリックします。

6. 特定のトラックにタイトルとアーティストを追加するには、次の手順を実行します。

1. [CD トラックリスト]エリアで目的のトラックを選択します。

2. [プロパティ]ボタンをクリックします。

➟ [CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。

3. 該当する入力フィールドに CD トラックのタイトルを入力します。

4. 該当する入力フィールドに CD トラックのアーティストを入力します。

5. [OK]ボタンをクリックします。

6. タイトルとアーティストを追加する各トラックに対して、この作業を繰り返します。

7. [OK]ボタンをクリックします。

➟ [書き込み状況]ウィンドウが開きます。オーディオファイルの準備中です。

➟ すべてのオーディオファイルが準備されるとすぐに[名前をつけて保存]ウィンドウが

開きます。

ファイルをエクスポートしてイメージを作成する

Nero SoundTrax 81

8. 目的のフォルダを選択し、[ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力します。

9. [保存]ボタンをクリックします。

➟ [書き込み状況]ウィンドウが再度表示され、書き込み処理が始まります。 書き込み

の進行状況は進行状況バーで確認できます。

10. 書き込み処理のログを保存または印刷する場合は、[保存]ボタンまたは[印刷]ボタン

をクリックします。

11. 書き込みプロセスのログファイルを保存または印刷しない場合は、[閉じる]ボタンをク

リックします。

➡ これでオーディオ CD イメージの作成は完了です。

技術的な情報

Nero SoundTrax 82

7 技術的な情報

7.1 対応形式

7.1.1 オーディオ形式とコーデック

▬ アドバンストオーディオコーディング(ACC) - インポートのみ

▬ オーディオ交換ファイル形式(AIFF、AIF)

▬ ドルビーデジタル(AC3)

▬ MP3 および mp3PRO(MP3)

▬ Moving Picture Experts Group-1 オーディオレイヤー 3(MP3)

▬ Moving Picture Experts Group-4(MP4)

▬ Nero AAC コーディック(MP4)

▬ OGG Vorbis(OGG、OGM)

▬ リソース交換ファイル形式 WAVE(WAV、WAVE)

▬ Windows Media オーディオ(WMA)

▬ Nero WaveEditor ファイル(NWF)

▬ Nero SoundTrax のプロジェクトファイル(NPF)

用語集

Nero SoundTrax 83

8 用語集

FIR フィルタ フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出

力で使用できるようにするシステムです。 Finite Pulse Response によるフィルタ(FIR フ

ィルタ)では、出力信号は、入力信号を部分的にバッファしたいくつかの値で構成されてい

ます。

IIR フィルタ フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出

力で使用できるようにするシステムです。 Infinite Pulse Response(IIR フィルタ)では、

入力値の他に、出力信号のバッファされた値が使用されます。

LFE チャンネル 低周波エフェクト(Low Frequency Effect)チャンネルは、帯域幅が大幅に削減された特別

な低周波チャンネルを通じて低周波サウンドを伝送するために使用されます。帯域幅は、

20 Hz から 100 Hz までの低音域の周波数に制限されています。LFE チャンネルは、さまざ

まなマルチチャンネルサウンドシステムで使用されます。帯域幅が制限されているので、マ

ルチチャンネルサウンドシステムという意味のフルチャンネルとは見なされず、サフィック

ス "1" が付くチャンネル(たとえば、5.1)になります。

サンプルレート サンプルレートとは、信号が時間間隔ごとにサンプルされる頻度です。 秒単位のサンプリ

ング値で測定されます。 サンプルレートを上げるほど測定の精度が高くなり、音質が良く

なります。

ノイズシェーピング ノイズシェーピングは、デジタル信号のノイズを一定の周波数範囲に集中させるプロセスで

す。ノイズは、信号処理に関係のない周波数範囲に移されます。その後、この周波数範囲は

さまざまなフィルタを使って取り除かれ、ノイズは抑制されます。

用語集

Nero SoundTrax 84

ビット深度 ビット深度は、振動をキャプチャする精度を表します。ビット深度が大きいほど、キャプチ

ャの精度とオーディオ品質は向上します。

周波数 周波数は、電場または磁場の秒当たりの振動を表します。オーディオファイルでは、周波数

はピッチの上昇と共に増加します。単位はヘルツ(Hz)です。 最大の大きさの振動ことを

振幅といいます。

お問い合わせ

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9 お問い合わせ Nero SoundTrax は、Nero AG の製品です。

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76307 Karlsbad サポート: http://support.nero.com

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