取り付けガイド NI PXIe-4353 および TC-4353¸ NATIONA INSTR MU L EN TS TC 0TC1 TC2 TC3 TC4 TC 5 TC 6 TC 7 TC 8 TC 9TC 10 TC 1 1TC 12 TC 13 TC 14 T C 15 TC 1 6TC 17 TC 18 TC

取り付けガイド /端子台の仕様NI PXIe-4353および TC-4353NI SC Expressは PXI Expressモジュールの製品群で、統合データ集録および信号調節を装備しています。これらのデバイスは、密度センサ測定と信号調節システムにより適した、向上した速度、確度、および同期を提供します。TC-4353ラックマウント端子台アクセサリは熱電対プラグイン端子接続が可能です。

このガイドでは、NI PXIe-4353モジュールと TC-4353端子台の取り付けおよび構成、コネクタ信号の熱電対との接続、システムが正常に動作しているかどうかの確認をう方法について説明します。最新の NIドキュメントは、ni.com/manualsにアクセスして入手できます。

NI PXIe-4353は、32個の熱電対入と 8個の冷接点補償（CJC）チャンネルによってよりい CJC確度を実現する確度の熱電対入モジュールです。TC-4353端子台は、熱電対に CJCを提供する 8個のサーミスタを装備しています。

TC-4353端子台は、記載された条件で以下のモジュールと使用するように設計されています。NI PXIe-4353............................................................... ±80 mV最大電圧測定範囲

注意 TC-4353端子台には、危険電圧（>30 Vrms/42.4 Vpk/60 VDC）を接続しないでください。

メモ電圧と安全情報の詳細については、『NI PXIe-4353 仕様』を参照してください。

この端子台のキーは、端子台で発生する電圧で故障する可能性があるその他のモジュールに端子台が接続することを防ぎます。ただし、この端子台はサポートされているモジュールでのみ使用してください。

2 | ni.com | NI PXIe-4353および TC-4353 取り付けガイド /端子台の仕様

目次使用を開始する前に......................................................................................................................................3取り付け..............................................................................................................................................................3

手順 1: ソフトウェアをインストールする ...............................................................................3手順 2: モジュールを梱包から取り出して取り付ける .......................................................4手順 3: 端子台、シャーシ、およびケーブルを取り付ける .............................................5手順 4: NI SC Expressモジュールの認識を確認する...........................................................8手順 5: テストパネルを実する...................................................................................................10手順 6: NI-DAQmx測定を実する..............................................................................................10

NI-DAQmxのチャンネルとタスク .....................................................................................10MAXで DAQアシスタントを使用してタスクを構成する ....................................10

手順 7: アプリケーションで NI SC Express 4353を使用する .........................................11プログラミングサンプル.........................................................................................................11

取り外し..............................................................................................................................................................12手順 1: 端子台およびケーブルを取り外す ...............................................................................12手順 2: モジュールを取り外す .......................................................................................................12

シミュレーションデバイスを作成する ...............................................................................................13冷接点補償 .........................................................................................................................................................13

温度勾配を最化する .......................................................................................................................14モジュールと端子台のキャリブレーション .....................................................................................15詳細情報..............................................................................................................................................................15

トラブルシューティング ..................................................................................................................15仕様 .......................................................................................................................................................................15

キャリブレーション ............................................................................................................................16電気特性 ....................................................................................................................................................16機械仕様 ....................................................................................................................................................16物理特性 ....................................................................................................................................................17環境仕様 ....................................................................................................................................................17

動作環境 ..........................................................................................................................................17保管環境 ....................................................................................................................................................17耐衝撃 /振動 ...........................................................................................................................................18安全電圧 ....................................................................................................................................................18安全規格 ....................................................................................................................................................18

電磁両性 .........................................................................................................................................................19CEマーク準拠 ........................................................................................................................................19オンライン製品認証 ............................................................................................................................19環境管理 ....................................................................................................................................................20

世界各国の技術サポート ............................................................................................................................20

NI PXIe-4353および TC-4353 取り付けガイド /端子台の仕様 | © National Instruments | 3

使用を開始する前にTC-4353ラックマウント端子台を NI PXIe-4353モジュールと設定して使用するには、以下が必要です。• ハードウェア

– TC-4353ラックマウント端子台– NI PXIe-4353モジュール– PXIeシャーシ– TC-4353および NI PXIe-4353を収納する 19インチラック– アプリケーションに適したさの 10-32ネジ 4本（別途ご用意ください）– SH96-96-1ケーブルおよび付属のスペーサ– ラックマウントキット（アプリケーションで必要な場合）– アプリケーションで必要な場合、被覆熱電対導線および熱電対ミニコネクタ

• ツール– アプリケーションで必要な場合、プラスドライバーおよびマイナスドライ

バー– ワイヤカッター– ワイヤストリッパ

• ドキュメント– NI PXIe-4353および TC-4353 取り付けガイド /端子台の仕様– はじめにお読みください : 安全対策と電磁両性について– NI PXIe-4353ユーザマニュアル– PXIeシャーシユーザマニュアル

必要なドキュメントは、ni.com/manualsからダウンロードできます。

取り付け手順 1: ソフトウェアをインストールする

メモコンピュータに NIソフトウェアのインストールとデバイスの取り付けを実するには、管理者権限が必要です。

NI SC Expressハードウェアを取り付ける前に、表示された順番で以下がインストールされていることを確認してください。1. LabVIEW、LabWindows™/CVI™、または .NETなどのアプリケーションソフト

ウェア。2. NI-DAQmx 9.6以降。


メモ NI LabVIEWなどの NIアプリケーションソフトウェアをインストールする場合は、ソフトウェアディスクの『NI-DAQmx Readme』でサポートされるソフトウェアのバージョンを参照してください。ソフトウェアをアップグレードする前、またはアプリケーションを修正する前に、バックアップを作成してください。

ヒント NI-DAQmxシミュレーションデバイスを使用して、ハードウェアを取り付けずに NI-DAQmxアプリケーションをテストできます。NI-DAQmxシミュレーションデバイスの作成方法は、「シミュレーションデバイスを作成する」セクションを参照してください。

手順 2: モジュールを梱包から取り出して取り付けるモジュールを梱包から取り出して外観を調べます。モジュールが破損している場合は、ナショナルインスツルメンツまでご連絡ください。損傷したモジュールは絶対に使用しないでください。

注意静電気放電に敏感なモジュールです。モジュールの操作や接続をう際は、常に身体と装置に接地を施してください。

NI SC Expressモジュールを取り付けるには、図 1および 2を参考に以下の手順に従います。1. PXI Expressシャーシの電源を切断します。シャーシの取り付けおよび構成方法

については、シャーシのマニュアルを参照してください。

注意信号線を接続または接続解除する前に、モジュールに付属する『はじめにお読みください : 安全対策と電磁両性について』を参照してください。

2. シャーシの PXI Expressサポートスロットを特定します。NI SC Expressデバイスは、PXI Express周辺スロット、PXI Expressハイブリッド周辺スロット、PXI Expressシステムタイミングスロットのみに配置できます。詳細については、シャーシのドキュメントを参照してください。

図 1. PXI Express/PXI Expressハイブリッド /PXIスロットの記号

3. フィラーパネルを外し、シャーシの属部分に触れて静電気を放電します。4. モジュールの縁をスロットの上下にあるモジュールガイドに配置します。

1 PXI Expressシステムコントローラスロット2 PXI周辺機器スロット

3 PXI Expressハイブリッド周辺機器スロット4 PXI Expressシステムタイミングスロット

NI PXIe-1062Q

1 2 3 4

1 2 3H

4


注意モジュールを取り付ける際は、両方の縁がモジュールガイドの内側に配置され、モジュールのコンポーネントが隣接するモジュールと接触しないことを確認します。

5. 後部コネクタに達するまでモジュールをモジュールガイドに沿って差し込み、シャーシのフロントパネルと同じさになるまでフロントパネルを押してモジュールを設置します。

6. 図 2に示されたように、フロントパネル取り付けネジを使用してモジュールをシャーシに固定します。0.31 N・m （2.7 lb・in.）でネジを締めます。

図 2. NI SC Expressモジュールを取り付ける

手順 3: 端子台、シャーシ、およびケーブルを取り付ける注意機材のカバーを取り外したり、信号配線を接続または接続解除する前に、『はじめにお読みください : 安全対策と電磁両性について』を参照してください。

注意端子台には、危険電圧（>30 Vrms/42.4 Vpk/60 VDC）を接続しないでください。

メモシャーシの電源投入時または切断時にも端子台を取り付けることができます。

注意接続された NI PXIe-4353モジュールに対して指定された EMCのパフォーマンスを確保するには、この製品に被覆熱電対導線を必ず使用してください。

ラックマウント端子台をラックに取り付けるには、図 3を参照しながら以下の手順に従います。

1 取り付けネジ

NI PXIe-1062Q

COOLING CLEARANCE AND FAN FILTER MAINTENANCE REQUIRED. SEE MANUAL.


1


1. 4本のラックマウントネジを取り付けて締め、TC-4353を必要な位置に取り付けます。

シャーシがラックにまだ取り付けられていない場合は、以下の手順に従います。1. ラックマウントハードウェアの取り付け方法に従って、PXIeシャーシラックマ

ウントハードウェアを NI PXIeシャーシに取り付けます。2. PXIeシャーシをラックの必要な位置に取り付けます。

図 3. TC-4353取り付けおよび前面接続

ケーブルを取り付けるには、図 3および 4を参照しながら、以下の手順に従います。

メモ安全上の目的と電圧が存在する場合に機器の破損を回避するため、互換性のない端子台、モジュール、ケーブル間の誤まった接続を防ぐために、SH96-96-1ケーブルには溝が付いています。

1 ラック取り付けネジ（4本）2 熱電対センサへ3 熱電対ミニコネクタ4 熱電対ミニコネクタレセプタクル5 シールドドレインワイヤ

6 シャーシの接地ネジ7 TC-4353ラックマウント端子台8 COM端子9 COMへ

NATIONALINSTR MU

ENTS

TC0TC1

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TC12TC13

TC14TC15

TC16TC17

TC18TC19

TC20TC21

TC22TC23

TC24TC25

TC26TC27

TC28TC29

TC30TC31

COM

10

TC-4353 32 Ch Thermocouple Accessory

60V!

NI

TC0TC1

COM

10

6

43

2

1

9

8

7

1

5


1. 図 3に示すようにデイジーチェーンで接続する場合、被覆熱電対導線のシールドドレインワイヤをシャーシの接地ネジに接続します。シールドドレインワイヤはアプリケーションに適切なさにしてください。

2. COMワイヤを COM端子に接続します。3. 熱電対ミニコネクタを適切な熱電対ミニコネクタレセプタクルに接続します。4. 2つのスペーサを NI PXIe-4353モジュールにネジ留めします。0.90 N・m （8.0 lb・in.）でスペーサのネジを締めます。

5. SH96-96-1ケーブルのオス側を TC-4353に接続し、2本のジャックネジを0.90 N・m (8.0 lb・in.)で締めます。

6. SH96-96-1ケーブルのメス側を NI PXIe-4353に接続し、2本のジャックネジを0.90 N・m (8.0 lb・in.)で締めます。

CJCと確度に関する注意事項についての情報は、「冷接点補償」セクションを参照してください。

メモセンサの情報については、ni.com/sensorsを参照してください。


図 4. SH96-96-1ケーブルおよびスペーサの取り付け

7. 電源が切断されている場合は PXIeシャーシに電源を投入します。

手順 4: NI SC Expressモジュールの認識を確認するモジュールの認識を確認するには、以下の手順に従います。

メモ NI-DAQmxの最新バージョンを使用していることを確認します。ドライバソフトウェアの古いバージョンを使用している場合は、NI SC Express端子台が基本機能モードのみで動作する可能性があります。Measurement & Automation Explorer（MAX）でサポートされていない端子台には横に X印が表示されます。

1. MAXを起動します。

1 SH96-96-1ケーブル TC-4353コネクタプラグ2 TC-4353コネクタレセプタクル3 TC-4353ラックマウント端子台4 PXIコントローラ5 PXIeシャーシ

6 NI PXIe-4353モジュール7 スペーサ（2個）8 ジャックネジ（4本）9 SH96-96-1ケーブル NI PXIe-4353コネクタプラグ

NI PXIe-1062Q



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8

8

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2. デバイスとインタフェース→ NI-DAQmxデバイスを展開して、MAXでモジュールと端子台が認識されていることを確認します。端子台は関連モジュールの下に表示されるはずです。モジュールまたは端子台がリストに表示されていない場合は、<F5>を押してMAXを更新します。それでもモジュールが認識されないときは、ni.com/support/daqmxにアクセスしてください。

ヒント NI-DAQmxシミュレーションデバイスを使用して、ハードウェアを取り付けずに NI-DAQmxアプリケーションをテストできます。NI-DAQmxシミュレーションデバイスの作成方法は、「シミュレーションデバイスを作成する」セクションを参照してください。

3. モジュール名を右クリックしてセルフテストを選択します。セルフテストが終了すると、テストが成功したかエラーが発生したかを示すメッセージが表示されます。エラーが発生した場合は、ni.com/support/daqmxを参照してください。

詳細については、ni.com/sensorsにアクセスしてください。


手順 5: テストパネルを実する1. MAXで、デバイスとインタフェース→ NI-DAQmxデバイスを展開します。2. デバイスを右クリックして、テストパネルを選択します。

3. 開始をクリックしてデバイスの機能をテストします。操作手順は、ヘルプをクリックして参照できます。

エラーのトラブルシューティングをうには、『NI-DAQmxヘルプ』を参照するか、または ni.com/supportにアクセスします。

手順 6: NI-DAQmx測定を実するNI-DAQmxのチャンネルとタスクチャンネルとタスクの詳細については、『NI-DAQmxヘルプ』を参照してください。

MAXまたはアプリケーション内で DAQアシスタントを起動して仮想チャンネルとタスクを構成することができます。

MAXで DAQアシスタントを使用してタスクを構成するMAXで DAQアシスタントを起動してタスクを作成するには、以下の手順に従ってください。1. DAQアシスタントを起動するには、MAXでデータ設定を右クリックして、

ショートカットメニューから新規作成を選択します。2. NI-DAQmxタスクを選択して次へをクリックします。3. 信号を集録を選択します。

メモ NI PXIe-4353は信号を生成できません。

4. アナログと、温度→熱電対または電圧などの測定タイプを選択します。5. 使用する物理チャンネルを選択して次へをクリックします。6. タスク名を入して終了をクリックします。


7. 個々のチャンネルを設定します。タスクに割り当てる各物理チャンネルには、仮想チャンネル名が付けられます。入範囲などの設定を変更するには、チャンネルを選択します。物理チャンネルの情報を表示するには、詳細をクリックします。タスクのタイミングとトリガを構成します。実をクリックします。

手順 7: アプリケーションで NI SC Express 4353を使用するNIソフトウェアのバージョン互換性については、スタート→すべてのプログラム→National Instruments→ NI-DAQmxから『NI-DAQmx Readme』を参照してください。

アプリケーションソフトウェアでデータ集録をう手順については、表 1に記載されているチュートリアルを参照してください。

プログラミングサンプルNI-DAQmxでは、アプリケーション開発の土台として使用できるサンプルプログラムが用意されています。LabVIEWと CVIのサンプルは、アプリケーションソフトウェアのヘルプ→サンプルを検索にあります。テキストベースのコードのサンプルは、すべてのプログラム→ National Instruments→ NI-DAQ→ Text-Based Code Support→ANSI C Examplesにあります。サンプルコードを修正してアプリケーション内に保存したり、サンプルを元に新しいアプリケーションを開発したり、既存のアプリケーションにサンプルコードを追加することができます。

その他のサンプルを参照するには、ni.com/jp/infoで Info Codeに「jpggdt」と入します。その他のサンプルについては、ni.com/zoneを参照してください。

表 1. DAQアシスタントチュートリアルの場所

アプリケーションチュートリアルの場所

LabVIEW ヘルプ→ LabVIEWヘルプを検索を開きます。次に、LabVIEWスタートアップガイド→ DAQ門→ LabVIEWでの NI-DAQmx計測を開きます。

LabWindows/CVI ヘルプ→目次を開きます。次に、Using LabWindows/CVI→Data Acquisition→ Taking an NI-DAQmx Measurement in LabWindows/CVIを開きます。

Measurement Studio

NI Measurement Studio Help→ Getting Started with the Measurement Studio Class Libraries→Measurement Studio Walkthroughs→Walkthrough: Creating a Measurement Studio NI-DAQmx Applicationを開きます。

LabVIEW SignalExpress*

ヘルプ→ SignalExpressでの NI-DAQmx計測を開きます。

* LabVIEW SignalExpressは、データロギングアプリケーション作成に便利な使いやすい構成形式のツールで、スタート→すべてのプログラム→ National Instruments→LabVIEW SignalExpressを選択して起動できます。


取り外し手順 1: 端子台およびケーブルを取り外すTC-4353および NI PXIe-4353を取り外すには、図 3および 4を参照しながら以下の手順に従います。

メモシャーシの電源投入時または切断時にも端子台を取り外すことができます。

1. 端子台から熱電対ミニコネクタ、シールドドレインワイヤ、および COMワイヤを取り外します。

2. 4本のジャックネジを緩め、SH96-96-1ケーブルを端子台およびモジュールから取り外します。

メモアプリケーションで必要な場合、2個のスペーサをモジュールから外します。

3. 端子台を支えながら、4本のラック取り付けネジを外します。4. 端子台をラックから取り外します。5. 端子台を静電気防止用保護袋に保管します。

手順 2: モジュールを取り外す注意モジュールを電源投入状態時に取り外さないでください。それにより、モジュールが破損するおそれがあります。

1. モジュールを取り外す前にシャーシの電源が切断されていることを確認してください。

2. モジュールの上下で取り付けネジを緩めます。

注意モジュールを取り外す際に、フロントパネルを引っ張らないでください。それにより、モジュールのコンポーネントが隣接するモジュールに接触し、モジュールを破損するおそれがあります。

3. 図 5に示されたように、取り付けネジを抜き出してモジュールを外し、モジュールガイドに沿ってゆっくりとモジュールを引き出します。

4. 空のスロットにフィラーパネルを置き換えます。5. モジュールを静電気防止用保護袋に保管します。


図 5. NI SC Expressモジュールを取り外す

シミュレーションデバイスを作成するハードウェアを取り付けずにサンプルを実するには、NI-DAQmxシミュレーションデバイスを使用します。以下の手順に従って、MAXでシミュレーションデバイスを作成します。1. MAXを起動します。2. デバイスとインタフェース→新規作成を右クリックします。3. ダイアログから NI-DAQmxシミュレーションデバイスまたはモジュール式計測

器を選択します。4. ウィンドウの上にあるテキストボックスに 4353と入します。5. 表示されたリストからデバイスを選択します。6. OKをクリックします。

冷接点補償冷接点補償（CJC）とは、熱電対の接点の温度を測定し、その値に相当する補正電圧を熱電対チャンネルで測定された電圧に適用するプロセスです。熱電対温度測定の確度は、主に冷接点の温度測定の確度によって決定されます。TC-4353は、さまざまな条件下で確度の冷接点温度測定を実現するよう綿密に設計されていますが、できる限りい確度を維持するための注意点を守る必要があります。CJC確度に影響を及ぼす可能性がある温度勾配を最化するガイドラインについては、「温度勾配を最化する」セクションを参照してください。CJC確度仕様については、「仕様」セクションを参照してください。

1 取り付けネジ（モジュールを取り外す際に使用します。）

2 フロントパネル（モジュールを取り外す際に使用しないでください。）

NI PXIe-1062Q



1 2


TC-4353には、熱電対温度測定を計算する際に実される、CJCの接点の温度を測定する 8個のサーミスタが装備されています。これらの 8個のサーミスタはNI PXIe-4353モジュール上の CJCチャンネルを使用して測定されます。各サーミスタは関連する熱電対チャンネルのサブセットの CJC温度を測定します。図 6は、CJCグループの位置を示します。点線は表 2にあるチャンネルと CJCの関連性を示しています。熱電対チャンネルタイプを使用して CJCソースに内蔵センサを選択すると、NI-DAQmxは熱電対測定と正しいサーミスタを自動的に関連付けます。

図 6. TC-4353 CJCグループの位置

温度勾配を最化する温度勾配は、端子台付近の周囲空気温度の変化、端子台付近の他のデバイスからの熱源、端子接点からまたは端子接点に熱を伝える熱電対導線によって生じる可能性があります。CJC確度のパフォーマンスを最適化するには、端子台付近の周囲温度と温度勾配を最限に抑える必要があります。これらのガイドラインに従って、CJC確度に影響を及ぼす可能性がある温度勾配を最化してください。• アプリケーションに適した最ゲージの熱電対導線を使用します。導線がさい

ほど端子接点への熱または端子接点からの熱をより少なく伝導します。• 導線を同じ温度に保つために、端子台の近くで熱電対の導線を合わせて配線しま

す。• 熱い /冷たい物体の近くで熱電対の導線を配線することを避けます。• 熱電対の導線に延導線を接続する場合は、熱電対導線と同じ伝導体で作られた

導線を使用します。• 端子台に隣接する熱源と通気を最限に抑えます。• 周囲温度をできるだけ定に保ちます。

1 CJC02 CJC1

3 CJC24 CJC3

5 CJC46 CJC5

7 CJC68 CJC7

表 2. CJCと熱電対チャンネルの関連性

CJC 関連する熱電対 CJC 関連する熱電対CJC0 TC <0..3> CJC4 TC <16..19>

CJC1 TC <4..7> CJC5 TC <20..23>

CJC2 TC <8..11> CJC6 TC <24..27>

CJC3 TC <12..15> CJC7 TC <28..31>

TC0 TC1 TC2 TC3 TC4 TC5 TC6 TC7 TC8 TC9 TC10 TC1 TC12 TC3 TC14 TC15 TC16 TC17 TC18 TC19 TC20 TC21 TC22 TC23 TC24 TC25 TC26 TC27 TC28 TC29 TC30 TC31

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• 端子台、モジュール、シャーシを安定した定の位置に保ちます。• 未使用のスロットに PXIeフィラーパネルを取り付けます。• システムを積み重ねる場合は、熱が上昇することで誤差が生じないように熱源の

上に端子台を積み重ねないようにします。• システム電源または周囲温度に変化が生じた後は、温度勾配が整定するまで待機

します。システムに電源を投入する際に、システム電源に変化が生じる場合があります。ウォームアップ時間の詳細については、『NI PXIe-4353 仕様』を参照してください。

• 適切なシステム冷却を保つには、PXIeシャーシのファンフィルタを定期的に交換、掃除、または取り外してください。

モジュールと端子台のキャリブレーション利用可能な外部キャリブレーションのドキュメントは、ni.com/calibrationの製品別に構成情報を検索するで検索してダウンロードすることができます。ここに掲載されていない製品も含め、お客様のニーズに合うキャリブレーションサービスが数種類提供されています。これらのキャリブレーションに関する情報は、ni.com/calibrationを参照してください。NIでは、1年に 1度の外部キャリブレーションを実することを推奨しています。

詳細情報NI-DAQmxをインストールした後は、スタート→すべてのプログラム→ National Instruments→ NI-DAQから NI-DAQmxドキュメントが利用できます。また、これ以外のリソースをオンライン（ni.com/gettingstarted）で参照できます。

MAXでモジュールを右クリックしてヘルプ→オンラインデバイスドキュメントを選択して、デバイスのオンラインドキュメントを開くこともできます。ブラウザウィンドウが開き、ni.com/manualsで関連するドキュメントの検索結果が表示されます。インターネットを使用できない場合は、NI-DAQmxのディスクに収録されているサポートされているモジュールのドキュメントをご利用ください。

トラブルシューティング• ni.com/support/installまたは ni.com/kbにアクセスします。• 製品の修理 /定期校正のご依頼は、日本ナショナルインスツルメンツ（株）電話

番号 : 0120-527-196 （平日 9:00〜 12:00、13:00〜 18:00）までご連絡ください。製品返送時の受付番号をご案内いたします。

仕様メモ NI PXIe-4353モジュールの仕様は、『NI PXIe-4353 仕様』のドキュメントを参照してください。

すべての仕様は、特に記載がない限り 0〜 55 °Cの環境下におけるものです。


キャリブレーションキャリブレーション頻度 .....................................1年

電気特性冷接点センサ

センサタイプ ...................................................NTCサーミスタ、10 kΩ（公称）Steinhart-Hartスケール係数1

A ...................................................................1.1288643 × 10-3

B ....................................................................2.3414908 × 10-4

C ...................................................................8.7706554 × 10-8

CJC確度2

入電圧レンジ ........................................................ 『NI PXIe-4353 仕様』ドキュメントを参照してください。

機械仕様ネジ留め式端子線番...............................................10〜 24 AWG

コネクタ....................................................................... ミニ熱電対

1 サーミスタ読み取り値のスケールについては、ソフトウェアのドキュメントを参照してください。2 これには、サーミスタ確度およびネジ留め式端子とその関連サーミスタ間の温度差による両方の影響が含まれています。これは 20 AWG以下の線番のパフォーマンスを表わしています。

端子台

標準 * 最大 *

23 °C ±5 °C 0〜 55 °C 23 °C ±5 °C 0〜 55 °C

TC-4353、構成 A† 0.18 °C 0.25 °C 0.25 °C 0.37 °C

TC-4353、構成 B‡ — — 0.46 °C 0.51 °C

TC-4353、構成 C** — — 1.90 °C 2.02 °C

* 熱電対測定確度全般を得るための CJC確度と電圧測定確度を組み合わせたグラフについては、ni.com/jp/infoで Info Codeに「PXIE4353CALCULATOR」と入してください。† 構成 Aは、断熱設定でデプロイされている TC-4353を表わします。‡ 構成 Bは、ラック内の任意の熱源より下に取り付けられ、物理的バリアにより通気から保護されている TC-4353を表わします。** 構成 Cは、熱源から保護されていない TC-4353を表わします。メモ : サンプル構成については、ni.com/jp/infoで Info Codeに「TC4353CONFIGURATIONS」と入してください。


物理特性図 7. TC-4353 外形寸法

重量................................................................................ 825 g（29.1 oz）

環境仕様最大使用度 ............................................................ 2,000 m (800 mbar)

汚染度 ........................................................................... 2

室内使用のみ。

動作環境周囲温度範囲 ............................................................ 0〜 55 °C

（IEC-60068-2-1および IEC-60068-2-2に準拠して試験済み。MIL-PRF-28800F Class 3最低温度制限値およびMIL-PRF-28800F Class 2最温度制限値の範囲内。）

相対湿度範囲 ............................................................ 10〜 90%、結露なきこと（IEC-60068-2-56に準拠して試験済み。）

保管環境周囲温度範囲 ............................................................ -40〜 71 °C

（IEC-60068-2-1および IEC-60068-2-2に準拠して試験済み。MIL-PRF-28800F Class 3制限値の範囲内。）

相対湿度範囲 ............................................................ 5〜 95%、結露なきこと（IEC-60068-2-56に準拠して試験済み。）

NATIONALINSTR MU ENTS

TC0 TC1 TC2 TC3 TC4 TC5 TC6 TC7 TC8 TC9 TC10 TC11 TC12 TC13 TC14 TC15 TC16 TC17 TC18 TC19 TC20 TC21 TC22 TC23 TC24 TC25 TC26 TC27 TC28 TC29 TC30 TC31COM

10 TC-4353 32 Ch Thermocouple Accessory60V!

482.6 mm (19 in.)

36.97 mm(1.456 in.)

43.94 mm(1.730 in.)


耐衝撃 /振動動作時衝撃 .................................................................. 最大 30 g、半正弦波、11 msパルス

（IEC-60068-2-27に準拠して試験済み。MIL-PRF-28800F Class 2制限値の範囲内。）

ランダム振動動作時 ..................................................................5〜 500 Hz、0.3 grms

非動作時 .............................................................5〜 500 Hz、2.4 grms

（IEC-60068-2-64に準拠して試験済み。非動作時のテストプロファイルはMIL-PRF-28800F、Class 3の要件を上回る。）

安全電圧絶縁（TC-4353）

チャンネル間 ................................................... なしチャンネル /アース間.................................60 VDC、Measurement Category I

Measurement Category Iは、MAINS電圧と呼ばれる配電システムに直接接続されていない回路上で実される測定用です。MAINSは、装置に電を供給する危険活電電源供給システムです。また、特別に保護された 2次回路からの電圧測定に使用します。そのような電圧測定には、信号レベル、特殊ハードウェア、エネルギー制限されたハードウェアの部、安定化低電圧ソースから電供給される回路、および電子装置が含まれます。

注意 Measurement Category II、III、または IVの信号を、TC-4353に接続したり測定しないでください。

注意このドキュメントに記載されている以外に方法で TC-4353を使用した場合、その保護機能が損なわれる可能性があります。

注意最大電圧制限については、『NI PXIe-4353 仕様』を参照してください。TC-4353と併用した場合、絶縁電圧はチャンネルとグランド間またはCOMとグランド間で最大 60 Vです。

安全規格この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の規格および安全性の必要条件を満たします。• IEC 61010-1、EN 61010-1

• UL 61010-1、CSA 61010-1


電磁両性この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の EMC規格の必要条件を満たします。• EN 61326-1 (IEC 61326-1): Class A エミッション、基本イミュニティ• EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class Aエミッション• EN 55022 (CISPR 22): Class Aエミッション• EN 55024、CISPR 24: イミュニティ• AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class Aエミッション• AS/NZS CISPR 22: Class Aエミッション• FCC 47 CFR Part 15B: Class Aエミッション• ICES-001: Class Aエミッション

注意 EMCに適合させるには、この製品をシールドケーブルと併用してください。

メモ米国では（FCC 47 CFRに従って）、Class A機器は商業、軽工業、および重工業の設備内での使用を目的としています。欧州、カナダ、オーストラリア、およびニュージーランドでは（CISPR 11に従って）、Class A機器は重工業の設備内のみでの使用を目的としています。

メモ Group 1機器とは（CISPR 11に従って）材料の処理または検査 /分析の目的で無線周波数エネルギーを意図的に生成しない工業用、科学、または医療向け機器のことです。

メモ EMC宣言および認証については、「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

CEマーク準拠この製品は、該当する EC理事会指令による基本的要件に適合しています。• 2006/95/EC、低電圧指令（安全性）• 2004/108/EC、電磁両性指令（EMC）

オンライン製品認証この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言（DoC）をご覧ください。この製品の製品認証および適合宣言を入手するには、ni.com/certificationにアクセスして型番または製品ラインで検索し、保証の欄にある該当するリンクをクリックしてください。

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375765A-0112 2013年 4月

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