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ミネラルオーシャンとは
1.ミネラルオーシャンは『海水系マグネシウム』!ミネラルオーシャンの主原料は、宇部マテリアルズ㈱製造されたマグネ
シウムを使用しており、海水から精製した100%天然成分の自然にやさしい水質環境改善剤です。
石灰と反応して海水から得られる水酸化マグネシウムは海水600tから凡そ1tです。
【ミネラルオーシャン各種タイプ】
ミネラルオーシャンA(粉状品) ミネラルオーシャンA-2(顆粒品)
ミネラルオーシャンS-2(石状品)ミネラルオーシャンS(微粒品)
宇部マテリアルズ㈱マグネシウムプラント
シックナー(反応槽)
ミネラルオーシャンの用途
1.湖沼・池など閉鎖水域でよく見られる『アオコ・淡水赤潮』等水質汚濁物質の除去、改善
2.河川、湖沼等の底質(ヘドロ)改善と臭気抑制
3.河川、排水口、ビルピット等で発生する
『硫化水素臭気抑制』
アオコ処理
ヘドロ改善
硫化水素対策
水質汚濁の現状(1)
①アオコ・赤潮問題
建設計画地付近や住宅分譲地、または公園に調整池、鑑賞池、一般湖沼、河川がある場合、夏場の気温上昇に伴いそれら水域では水質悪化が予側されます。水質悪化の原因の一つに藍藻類の異常発生(アオコ・淡水赤潮)があります。藍藻系の異常発生は水質を悪化させるだけでなく、害虫の増加や異臭(カビ臭)など近隣住民にとって生活の支障となり度々問題となります。
水質汚濁の現状(2)
②河川・湖沼等ヘドロ改善、臭気抑制
建設土木工事や港湾土木工事に浚渫(ヘドロ除去)があります。浚渫工事は河川等特に有機ヘドロの堆積によって発生する水質悪化改善や水位保持、または河川の安全、環境保全等目的とした手段ですが、作業時にはヘドロの攪拌、撹乱により硫化水素等の有毒ガスの発生を伴うなど近隣住民への健康被害が問題視されています。
従来策の問題①(アオコ処理)
河川、湖沼、池等で発生する藍藻類の異常増殖に対する従来技術と問題点
従来技術:①無機凝集剤(PAC/硫酸バンド)②バイオ処方(EM、納豆菌/選抜有用菌)③曝気、エアレーション
①無機凝集剤・・・アオコ等藍藻類のフロック形成による凝集沈降効果はある。しかし、凝集沈降させたアオコは底質では有機負荷(バクテリア栄養過多)となり、本来スラッジ(湖底堆積物)
回収が必要とされる。これを行わない場合、更なる環境悪化が懸念される。また、施工時は凝集剤とアオコとの攪拌、混合等が必要となる。
②バイオ処方・・・有用または選抜バクテリア菌の投入は一時的な効果は期待できるが、永続的な施工を求められコスト高である。
また、外来種の投入による安全性は確立したものではない。
③曝気エアレーション・・・好気性バクテリアの活性を促し、有機物分解に大きな影響を及ぼす点では優れた技術であるが、難分解性有機物の分解工程では嫌気バクテリアの妨げとなるケースもあり本来使用制限があるものである。機種の性能に大きく左右され、全く効果を得られないケースもありリスク高である。
ミネラルオーシャンによる技術①(アオコ処理)
ミネラルオーシャンの添加量を変えて各試験管に混合。1番は10g、2番は30g、3番は50g、4番は40g、5番は無添加。
1~4番までミネラルオーシャンを添加したものはアオコが沈降して、水の透明度も増している。ミネラルオーシャンの粉末剤は現地の水と溶きスラリーとし湖内へと散水する為、混合等の作業は発生しなく施工性に優れる。
ミネラルオーシャンによる施工例①(アオコ処理)
湖沼名称 :権現堂調整池用 途 :調整池
彩の国さいたま国体カヌー競技場
水 深 :5m~8m水 質 :淡水主汚染源 :アオコ大量発生
底質改善剤散布中
散布直後、凝集沈降中のアオコ
浮遊していたアオコはミネラル剤(粉状品)の凝集沈降により水底に沈降し水面の状態は著しい改善を見た。2003年 プレ国体2004年 本国体2年続けて水質改善(アオコ対策工事)実施、成功。
ミネラルオーシャンによる施工例①(アオコ処理)
【長野県 国宝松本城水底質データ】
初期のアオコりょうがMax地点の数値
即効的に底質までアオコを沈降する
窒素、リンといった富栄養化因子も同じように沈降
する
従来策の問題②(ヘドロ改善)
河川、湖沼、池等で発生する水質汚濁原因(底質悪化)改善の従来技術と問題点
従来技術:①浚渫(バックホーやバキューム等によりヘドロをすくいとる技術)②覆砂(底泥ヘドロに砂をかぶせ蓋をする技術)
①浚渫・・・施工計画に時間を要し、非常にコスト高。また一時的にヘドロを陸揚げし乾燥させる為のストックヤード設置も伴う。施工時には硫化水素等の悪臭を放ち施工性が悪い。
②覆砂・・・覆砂は一時的な対処療法でしかなく、施工後は底泥総量が増え産業廃棄物対象となる。また、現在では山砂、川砂の入手も困難である。
環境改善剤使用によるダム底泥の悪臭低減結果について
7月12日12万㎡に12t(100g/㎡)を使用
注、二硫化メチルの低減率は事後調査結果を0として求めた。
調査項目 事前調査(5月23日) 事後調査(9月18日) 低減率
アンモニア 0.23 ppm 0.21 ppm 8.70%
硫化水素 0.042 ppm 0.0023 ppm 94.50%
メチルメルカプタン 0.014 ppm 0.0018 ppm 87.10%
硫化メチル 0.0056 ppm 0.0005 ppm 91.00%
二硫化メチル 0.0006 ppm 0.0005 ppm未満 100%
千葉県市原市山倉ダム貯水地の水位低下に伴うヘドロの悪臭防止
従来策の問題③(ビルピット硫化水素臭気抑制)
ビルピット、グリーストラップ等で発生する有毒ガス(硫化水素)抑制の従来技術と問題点
従来技術:①攪拌装置・エアレーション②バクテリア投入
①攪拌装置、エアレーション・・・当初、東京都のビルピット対策マニュアルに攪拌装置または曝気装置のいずれかを設備することとあったが、現在では双方設置を義務付けている。特に曝気装置に関しては設計上の見直しが必要とされ現実的ではない。コスト高でもある。
②バクテリア投入・・・ピット層内の環境は著しく悪く、バクテリアによる即効的な効果があまり期待できない。
また効果を得る前に順次下水へと排水されるという点も考慮した手法が求められる。
ミネラルオーシャンの特異性
生物多様性や生態系の保全が世界的に急速に受け入れられるようになってきた以上、湖沼等水質保全も従来の水質保全という尺度に加え、生態系に配慮したものでなければならない。生態系への配慮を欠くと水質を守れません。本製品は元々海から得た100%天然ミネラルです。ミネラルオーシャンのように安全で安心して水域に直接投入でき、生態系のバランス正常化に働く環境剤は殆ど存在しません。水質汚濁物質を物理、化学的に削減、除去する対策は数多く存在しますが、生物間の相互作用を含めた生物化学処理という点においては非常に特異的であり、バクテリア資化剤(栄養剤)以外ではこのような技術はありません。
効果メカニズム(アオコ除去・底質改善)
ミネラルオーシャンは異常増殖したアオコを凝集沈降させます。湖底に沈んだアオコは底質でバクテリアにより生分解されます。ミネラルオーシャンと凝集したアオコの分解はミネラルオーシャンの特性上非常に早く、そして効率的に行われます(ミネラルオーシャンはバクテリアの栄養源でもあるため)。そもそも水質悪化した水域ではバクテリア生息バランスが悪く、バクテリア生息バランスの悪化により生息生物の異常的な増殖や異常的な減少がおこり水質問題は発生します。本来自然は強い自浄作用を持っています。ミネラルオーシャンは、すべてのものを生かし水中の生物生息バランスだけを整える役割を果たすのです。
製品仕様
ミネラルオーシャン各種タイプ
1.ミネラルオーシャン(粉末品)水酸化マグネシウム2.ミネラルオーシャン(顆粒品)水酸化マグネシウム3.ミネラルオーシャン(微粒品)酸化マグネシウム4.ミネラルオーシャン(石状品)酸化マグネシウム
【1】
【3】 【4】
【2】
①ミネラルオーシャン(粉末品)水酸化マグネシウム
【アオコ・淡水赤潮の除去】
利用方法
②ミネラルオーシャン(顆粒品)水酸化マグネシウム
【底質改善剤】
③ミネラルオーシャン(微粒品)酸化マグネシウム
【河川湖沼のヘドロ改善及び臭気抑制】
④ミネラルオーシャン(石状品)酸化マグネシウム
【ピット硫化水素臭気抑制】
20㎏/袋注)ビルピット臭気抑制は4の他1.2の使用もある
製品使用料
1.ミネラルオーシャン(粉末品)水酸化マグネシウム 100g/㎡ 使用料は施工対象池の面積に対し算出します。
2.ミネラルオーシャン(顆粒品)水酸化マグネシウム 100g/㎡使用料は施工対象池の面積に対し算出します。
3.ミネラルオーシャン(微粒品)酸化マグネシウム 1.000g/㎡使用料は施工対象河川の面積に対し算出します。
4.ミネラルオーシャン(石状品)酸化マグネシウム 1.000g/㎡使用料は施工対象ピットの面積に対し算出します。注)ピット使用の場合は1.2が各1.000 g /㎡必要となるので、計3.000g/㎡の使用料となります。※ アオコ等、藍藻類の除去では、継続的な水質浄化が求
められますので1の施工時に2も同時施工となります。よって200g/㎡で使用されるのが一般的。上記使用料は一回の散布使用料であり、現場によって年2~4回の散布が必要となるケースもございます。
施工費用(例)
湖沼:3.000㎡アオコ除去及び水質浄化工事(都内施工)
使用材料費:ミネラルオーシャン(粉末品)・・・100g×3,000㎡=300㎏ミネラルオーシャン(顆粒品)・・・ 100g×3,000㎡=300㎏
計600㎏600㎏=30袋(20㎏/袋) 30袋×20.000円(1.000円/㎏)=600.000円・・・①
施工費:人工:(1day) 5人×20,000円=100.000円ゴムボート使用料: (1day)×10.000円現場経費: 式×50,000円ポンプ等機材使用料: (1day)×5,000円
計165,000円・・・②
①+②=765,000円
データの取得、現場モニタリング、事前事後調査費用等は上記金額に含まず。事前事後のみのデータ取得費用は凡そ100.000円(調査項目により上下あり)