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林業用語解説 H29.6.30 栃木県林業労働力確保支援センター 【あ行】 育成単層林 森林を一度の伐採し、植栽等により単一の樹冠(樹木の枝や葉のかたまり)層を構 いくせいたんそうりん 成する森林として維持する施業を行う森林を言います。 出典:地域森林計画書 育成複層林 森林を計画的に繰り返し伐採し、植栽等により樹種や高さの異なる樹冠(樹木の枝 いくせいふくそうりん や葉のかたまり)層を構成する森林として維持する施業を行う森林を言います。 出典:地域森林計画書 一貫作業システム 伐採から植栽までを一体的に行う作業システムを言います。 出典:森林・林業白書 枝打ち 枝打ちは、無節材を生産するために行われる作業で、幹形を修正して完満材(上下 の直径の差が少ない通直な材)を作る効果があります。 近年は、無節材生産以外にも、下層植生を育成し表土を保全するためや、複層林の 下層木の生育助長のためにも実施しています。 出典:林業技術ハンドブック加筆 (出典:森林・林業白書) A材 木造住宅等の柱に使用する通直な原木を言います。 【か行】 国有林 国が森林所有者である森林を言い ます。以前は国立であった大学等の 独立行政法人の所有する森林は、現 在、民有林に分類されています。 (森林法第2条) 皆伐 森林の林木の全部あるいは大部分を一時に伐採し、収穫する作業を言います。 かいばつ (出典:林業技術ハンドブック) 花粉症 花粉に対して起こるアレルギー反応で、体の免疫反応が花粉に対して過剰に作用し (出典:森林・林業白書) て、くしゃみや鼻水等を引き起こす疾患を言います。 36.6% 63.4% 0 20 40 60 80 100 1 国有林と民有林 国有林 民有林

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林業用語解説H29.6.30

栃木県林業労働力確保支援センター

【あ行】

育成単層林 森林を一度の伐採し、植栽等により単一の樹冠(樹木の枝や葉のかたまり)層を構いくせいたんそうりん

成する森林として維持する施業を行う森林を言います。

( )出典:地域森林計画書

育成複層林 森林を計画的に繰り返し伐採し、植栽等により樹種や高さの異なる樹冠(樹木の枝いくせいふくそうりん

や葉のかたまり)層を構成する森林として維持する施業を行う森林を言います。

( )出典:地域森林計画書

( )一貫作業システム 伐採から植栽までを一体的に行う作業システムを言います。 出典:森林・林業白書

枝打ち 枝打ちは、無節材を生産するために行われる作業で、幹形を修正して完満材(上下の直径の差が少ない通直な材)を作る効果があります。近年は、無節材生産以外にも、下層植生を育成し表土を保全するためや、複層林の

( )下層木の生育助長のためにも実施しています。 出典:林業技術ハンドブック加筆

(出典:森林・林業白書)A材 木造住宅等の柱に使用する通直な原木を言います。

【か行】

国有林 国が森林所有者である森林を言います。以前は国立であった大学等の独立行政法人の所有する森林は、現在、民有林に分類されています。

(森林法第2条)

皆伐 森林の林木の全部あるいは大部分を一時に伐採し、収穫する作業を言います。かいばつ

(出典:林業技術ハンドブック)

花粉症 花粉に対して起こるアレルギー反応で、体の免疫反応が花粉に対して過剰に作用し(出典:森林・林業白書)て、くしゃみや鼻水等を引き起こす疾患を言います。

36.6% 63.4%

0 20 40 60 80 100

1

国有林と民有林

国有林

民有林

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川上と川下 川上は林業関係者そのものや林業が行われている地域を指します。川下は木材製品(出典:森林・林業白書)を利用する消費者・実需者そのものと地域を指します。

間伐 森林の樹木の密度を調整することを目的として、一部の林木を伐採する作業を言いかんばつ

(支援センター)ます。抜き伐りや本数調整伐と言うこともあります。

(支援センター)切り捨て間伐 伐採木を搬出・利用しない間伐を言います。

木取り 原木のどの部分からどのような部材を取るかを決定することを言います。

( )出典:森林・林業白書

合法木材 森林の違法な伐採が森林の劣化や森林生態系の破壊を引き起こすことから、日本では「違法に伐採された木材は木材は使用しない」という基本的な考え方に基づいて適

( )正に生産された木材を利用する取組を進めています。 出典:森林・林業白書

コンテナ苗 キャビティーコンテナなどのポットで育てたスギやヒノキの山行き苗を言います。従来の裸苗に比べて生育期間が短く、床替え作業が不要で育林作業の効率化や低コスト造林に有効です。また、植栽後の活着が良く、通常の植栽適期(春

や秋)以外でも植栽が可能なこともメリットです。

(林業白書参考)

国産材 国内で生産された原材料(原木)を利用して、製材や加工をした木材を指します。国産材は内地材とも呼ばれ、樹種もスギ・ヒノキ・アカマツなど様々です。

( )支援センター

、 、 、高性能林業機械 高性能林業機械とは 従来のチェーンソーや刈払機等の機械に比べて 作業の効率化身体への負担の軽減等、性能が著しく高い林業機械です。25年ほど前から開発・普及が進められており、平成26年度には約7,100台が林業

の現場で使用されています。主な高性能林業機械として、フェラーバンチャ、スキッ

ダ、プロセッサ、ハーベスタ、フォワーダ、タワーヤーダ、スイングヤーダなどがあ( )ります。 出典:林野庁HP

【さ行】

JLC 日本伐木チャンピオンシップの略で、林業技術及び安全作業意識の向上、林業の社

会的地位向上、林業関係者・NPO等の森づくりへの積極的な参加、新規林業就業者数の拡大等を目的として開催されている競技会を指します。また、世界伐木チャンピオンシップ(WLC)に出場する日本代表選手を選出するため全国から広く参加選手を募り、WLCルール規則に準じ、5つの競技種目で技術を競います。

( )出典:日本伐木チャンピオンシップHP

森林法 森林計画、保安林その他の森林に関する基本的事項を定めて、森林の保続培養と森林生産力の増進とを図り、もつて国土の保全と国民経済の発展とに資することを目的

( )とした法律です。 昭和26年法律第249号

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森林 森林法においては、次に掲げるものと定義しています。1 木竹が集団して生育している土地及びその土地の上にある立木竹2 1の土地の外、木竹の集団的な生育に供される土地

( )森林法第2条

森林所有者 森林法においては、権原に基き森林の土地の上に木竹を所有し、及び育成すること(森林法第2条)ができる者を言います。

森林計画区 農林水産大臣が都道府県ごとに主として流域別に定めた区域を指します。栃木県では、那珂川、鬼怒川、渡良瀬川

の3つの森林計画区があります。(森林法第7条)

市町村森林整備計 市町村長が、その区域内にある地域森林計画の対象となつている民有林について、画 5年ごとに、10年を一期としてたてる計画を言います。

( )森林法第10条の5

森林経営計画 森林経営計画とは 「森林所有者」又は「森林の経営の委託を受けた者」が、自らが、森林の経営を行う一体的なまとまりのある森林を対象として、森林の施業及び保護に

(出典:林野庁HP)ついて作成する 年を 期とする計画です。5 1

森林計画図 森林法に基づいて知事が作成する地域森林計画書の付属図であり、森林の所在について、所在地、樹種、林齢、所有等当別に地図上に表示した図面を言います。施業図と言うこともありま

( )す。 支援センター

、 、 、作業道 作業道は 伐採等の森林施業のために一時的に設置された道路で 一般的には規格(支援センター)耐久性は林道よりも劣ります。

下刈り 造林木の速やかな成長を確保するために、若齢時に生育上競合する草本類を刈り取る作業を言います。

( )支援センター

栃木県の森林計画区

栗山村

町石橋 町

那須塩原市

那須町

那珂川町

那須烏山市

茂木町

市貝

益子町

芳賀町

真岡市

二宮町

上三川町

宇都宮市

上河内町

河内町 高根沢町

壬生町西方町

都賀町

足利市

矢板市塩谷町

藤原町

藤岡町

小山市大平町

栃木市

岩舟町

野木町

佐野市

さくら市

大田原市

那珂川森林計画区

渡良瀬川森林計画区

日光市

鬼怒川森林計画区

鹿沼市

下野市

下刈りの作業風景

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除伐 目的樹種を健全で速やかに成長させるために、造林木と競合する他の樹木を伐る作じょばつ

業を言いますが、目的樹種でも形質の劣るものは併せて取り除くことがあります。スギやヒノキの場合、地域森林計画書では10年生から15年生の間に実施すること

(出典:地域森林計画書)が望ましいとしています。

CLT の略で、一定の寸法に加工されたひき板(ラミナ)を繊維方Cross Laminated Timber向に直行するように積層接着した木材製品のことを言います。

( )出典:森林・林業白書加筆

( )人工造林 人為的に植林を行い 森林を育てる作業を言います、 。 支援センター

造林 植林と同義で、森林に人為的に樹木を植栽することを言います。森林計画制度においては、市町村森林整備計画において植栽すべ き樹種を示しています。

( )出典:森林・林業白書加筆

㎥材積 木材の体積を示す単位です。 が一般的に使われ、尺間法時代 は、石を使っていまざいせき

( )した。 出典:地域森林計画書

収量比数 森林の樹木が単位面積当たり存在できる最大の材積を100とし て対比した数字を言います。間伐などで樹木が除去されると、収量比数は下がります。収量比数が高い状態は、モヤシのような木が多数林立する状態で望ましいものでないことから、林業経

営で は一定の数値幅に収まるよう、間伐などの手入れを行っています。(支援センター)

森林施業プランナ 専門的知識を活用して施業の提案やアドバイスを行い、施業の 集約化に向けた所有ー 者間の合意形成を図りつつ、その地域のグランドデザインを示す中核を担う技術者を

( )言います。 支援センター

森林GIS GISは、 の略で、コンピュータ上で地図と各種情Geographic Information System報を連携させながら利用する技術であり、これを活用しながら森林の台帳とその所在

、 。を示す森林計画図を連携させ 一元的に管理するために構築したシステムを言います( )支援センター

森林組合 森林組合は 「森林組合法」に基づく森林所有者の協同組合で、組合員である森林所、、 、 、 、 。有者に対する経営指導 森林施行の受託 林産物の生産 販売 加工を行っています

(出典:森林・林業白書加筆)

( )素材 丸太のことを言います。 支援センターそざい

(支援センター)蓄積 森林の樹木の体積の合計を言います。ちくせき

【た行】

地域森林計画 都道府県知事が、全国森林計画に即して、所管する民有林について5年ごとに、10年を一期としてたてる計画(森林計画区別)を言います。

( )森林法第5条

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タワーヤーダ 簡便に架線集材できる人工支柱を装備した移動可能な集材機で、急傾斜地での集材(出典:林野庁HP)作業に向いています。

WLC 2年に1回、世界中の林業従事者がその伐木技術を競う大会です。競技種目は、チェンソーの刃(ソーチェン)の交換、丸太切り、伐倒、枝払いといった林業の基本となる作業に即しています。この大会は、林業の生産性と安全性を高めるため、スピードや正確さに加えて安全

( )性を重視したルールとなっています JLCは この日本大会です。 、 。 支援センター

天然生林 主として天然力を活用することにより、成立させ維持する施業を行う森林を言いま

( )す。 出典:地域森林計画書

単層林 樹種や高さの同じ樹冠(樹木の枝や葉のかたまり)層を構成する森林を言います。

( )出典:地域森林計画書

長伐期施業 主伐林齢の概ね2倍以上に相当する林齢を超える林齢で主伐を行う森林施業を言います。大径木を得られることや伐採による裸地化の危険性の少ない自然にやさしい森林

( )施業の1つです。 支援センター

天然更新 樹木を伐採した後に、植栽を行わず伐られた樹木の再生力を利用して新たな森林を

( )作ることを言います。 出典:地域森林計画書

地拵え 植栽する前に伐採木や枝葉が支障とならないように整理することを言います。じごしらえ

( )出典:地域森林計画書

択伐 林木を一斉に伐採することなく主伐を行う作業で、常時複層林施業での伐採のことたくばつ

( )です。 支援センター

(支援センター)地位 林地の木材の材積生産力を示すものです。

(支援センター)地利 その林地が木材の運搬に関して経済的な位置づけを示すものです。

獣害対策 クマやシカなどの野生獣によるスギ、ヒノキの皮剥ぎ被害が増加しています。低下した公益的機能の回復を図るための獣害対策を促進しています。主に、クマ等による剥皮被害対策として単木ネット蒔きを実施していま

( )す。 支援センター

【な行】

認定事業体 「林業労働力の確保の促進に関する法律(平成8年制定 」第5条に基づき、都道府)県知事の認定を受けて「雇用管理の改善」と「事業の合理化」に一体的に取り組む意

( )欲と能力のある林業事業体を言います。 支援センター

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【は行】

ハーベスタ 従来チェンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、玉切りの各作業と玉切りした材(支援センター)の集積作業を一貫して行う自走式の機械を言います。

裸 苗 苗畑で育て、植栽寺に掘り取り根から土を落とした状態の苗を言います。はだかなえ

( )出典:林業白書

椪積 立っている木を伐倒し、枝を払った丸太を山状に積上げる作業、もしくは積まれたはいづみ

(支援センター)丸太の山を言います。

複層林 樹種や高さの異なる樹冠(樹木の枝や葉のかたまり)層を構成する森林を言います。この状態を維持する複層林施業は、伐採による裸地化の危険の少ない、自然にやさしい森林施業の1つです。

(支援センター)

保安林 森林のうち、水源のかん養、土砂の流出防備、土砂の崩壊防備などの公益的機能の、 。発揮を目的として 農林水産大臣又は都道府県知事により指定された森林を言います

( )森林法第25条

ぼう芽 広葉樹等において、伐採後切り株から新しい芽が出て樹木が再生することを言いま( )す。 支援センター

伐採届け(伐採及 森林所有者等が立木を伐採する場合、森林法に基づき市町村長に届け出ることが義び伐採後の造林の 務づけられています。市町村長は、伐採や造林の方法が市町村森林整備計画に適合し

(森林法第10条の8)届出) ているか、確認をし、適合通知書を出します。

平地林 一般的には、平地や丘陵地の森林を言います。特に、農用地や薪炭林として利用さ。 、 。れてきた二次林を指すことが多いようです 栃木県では 次のように定義しています

「平地林は、県土を地形分類した場合における中央平地部とこれに隣接する丘陵に成立する森林で、地域森林計画の適用を受ける5条森林と、それ以外の都市部・その他に点在する0.3 以上の森林を指す 」としています。ha 。

、 、 、 。なお 地形上の基準としては 標高300m 傾斜15°未満を目安としていますまた、位置的には、県土を北から南に縦断する平野と台地部及び両毛地区のそれに

( )おける森林を言います。 支援センター

標準伐期齢 主要樹種ごとに平均成長量が最大となる林齢を基準として定めた林齢を言います。( )出典:地域森林計画書

プロセッサ 伐採木の枝払い、玉切りと玉切りした丸太の集積作業を一貫して行う自走式の機械( )を言います。 支援センター

フォレスター 長期的な視野に立った森林づくりの計画等に対し、市町村行政を技術面で支援するとともに、森林施業や路網作設等の事業実行に際しての的確な指導等が出来る技術者

( )を言います。 支援センター

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保安林制度 森林の有する水源のかん養、災害の防備、生活環境の保全・形成等の公益的機能を特に発揮させる必要のある森林を保安林として指定し、その森林の保全の適切な森林施業の確保を図ることによって所期の機能の維持増進を図り、公共の目的を達成しようとする制度

です。

水源かん養保安林、土砂流出保安林、土砂崩壊防備保安林など17種類の保安林があります。

( )出典:森林ハンドブック

分収林 一定の土地の造林に関し、土地所有者、造林者及び造林費用負担者の2者または3者が締結する契約で、樹木の植栽、保育及び管理、伐採収入の分け方を契約内容とす

( )るものです。 出典:森林ハンドブック

フォワーダ 玉切りした短幹材をグラップルクレーンで荷台に積んで運ぶ集 材専用の自走式の機

( )械を言います。 出典:林野庁HP

【ま行】

。 。民有林 国有林以外の森林を言います 県や市町村の所有する森林も民有林に分類されます

(森林法第2条)

緑の雇用 林業事業体に新規採用された若者を対象として、各事業体による実地研修や研修実施機関による集合研修を行い、林業に必要な基本的技術の習得を支援する制度です。

( )支援センター

【や行】

山元立木価格 林地に立っている樹木の価格で、樹木から生産される丸太相当材積(利用材積)当( )たりの価格で示されます。 出典:森林・林業白書

【ら行】

齢 級 樹木の年齢を林齢と言いますが、林齢を5年ごとに区切って呼ぶ用語です。Ⅰ齢級れいきゅう

(支援センター)は1~5年生、Ⅱ齢級は6~10年生となります。

保安林種別の面積

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000

水源かん養

土砂流出防備

その他

土砂崩壊防備

防風

水害防備

干害防備

落石防止

保健

面積(ha)

3 6 .6 % 6 3 .4 %

0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0

1

国 有 林 と 民 有 林

国 有 林

民 有 林

保安林の標識

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林業事業体 植林や間伐、伐採・素材生産等を森林の作業を行う森林組合や造林事業者、伐出業(支援センター)者等を言います。

立 木 材 積 伐採前の樹木の体積を示す単位です。幹の先端までの「全幹材積」木材として利用りゅうぼくざいせき

(支援センター)できる部分までの「利用材積」などがあります。

林業普及指導員 森林法に基づき都道府県に配置される職員で、森林所有者その他林業を行う者又は林業に従事する者に接して林業に関する技術及び知識の普及、森林の施業に関する指

(森林法第187条)導等を行っています。

林業労働力確保支 林業労働力確保の促進に関する法律 平成8年 に基づき 都道府県知事から 林「 」( ) 、 「援センター 業労働力確保支援センター」の指定を受け設立された団体で、林業事業主の皆さんが

行う雇用管理の改善や事業の合理化とともに、新たに林業に従事しようとする方を支( )援するため 各種支援活動を行っています、 。 支援センター

http://www.t-kms.sakura.ne.jp/center/

林道と作業道 林道は、林道規定に基づき開設された森林施業等の用に供される道路を言います。、 、 、作業道は 伐採等の森林施業のために一時的に設置された道路で 一般的には規格

( )耐久性は林道よりも劣ります。 支援センター

林家 森林の所有や借入により森林施業を行うことが出来る世帯を言います。りんか

( )支援センター

路網密度 1ha当たりに入っている道の延長を表す数字のことを言います。単位は、m/haで表示され、数字が大きいほど集材する距離が短くなります。一般的には、路網密度が

(支援センター)50m/haだと、集材距離は100mとされています。

林種 森林を類別する形のひとつであり、森林計画制度では、人工針 葉樹、人工天然林、天然針葉樹、天然広葉樹、竹林、未立木地、 伐採跡地の7種類に区分しています。

(支援センター)

林齢 森林の植栽されてからの年齢で、植栽当年を1年生と数えます。スギやヒノキは、山に植えるまでの苗木養成期間が3~4年かか りますが、この年数は数えません。

( )支援センター

林道を活用しての間伐材搬出