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CALS/ECアクションプログラム2005について 1-1 CALS/ECの位置付け 1-2 CALS/EC2005整備目標 1-3 CALS/ECの取り組み状況

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CALS/ECアクションプログラム2005について

1-1 CALS/ECの位置付け1-2 CALS/EC2005整備目標1-3 CALS/ECの取り組み状況

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1-1 CALS/ECの位置付け

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公共工事の品質は大丈夫?・トンネル壁面の崩落事故

・照明柱の転倒事故

欧米に比べて事業費が高いのでは?

手続が不透明では?本当に談合していない?

環境への影響は大丈夫?・大気汚染

・騒音

公共工事は時間がかかりすぎるのでは?

社会状況の変化に柔軟に対応している?

地域の声は十分に反映している?

景観に配慮している?

インフラを巡る情勢

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インフラを整備する公共事業の目指す方向

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これまでのCALS/ECに関する取り組みの課題

・電子成果品の活用場面が一部に限定・情報共有が具体的効果に結びついていない・電子成果品が維持管理に活用されていない・調達手続きの一部が電子化されず、効果不十分・受発注者の情報利活用能力を向上する環境不足・紙媒体と電子媒体の併存・仕事のやり方が電子に合せた方法になっていない

業務プロセスの改善につながる取り組みの推進

「CALS/ECアクションプログラム2005」の策定

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建設CALS整備基本構想(案)1996年~2010年

目標:新しい公共事業執行システムの確立

具体的実施

プログラムの目標期間は、2005 年から2007年までの3 年間とし策定後も

必要に応じて見直し

1997~2004年空港施設CALS AP

1997~2004年港湾CALS AP

1997~2004年建設CALS/EC AP※1

2002~2004年国土交通省

第1期CALS/ECAP

見直し

2005~2007年国土交通省

第2期CALS/ECAP

プログラムの目標期間

※1 APとはアクションプログラムの略

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全体目標と整備目標

「新しい公共事業執行システムの確立」を全体目標と掲げ整備目標を設定

情報交換

技術標準業務プロセス

改善

情報共有連携

国際交流連携

新しい公共事業執行システムの確立

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目標の内容

諸外国との情報交換体制の確立(中期目標)国際交流・連携

技術動向を踏まえた新たな技術標準の選定技術標準

電子データ環境における新たな業務執行システムの確立

業務プロセスの改善

統合DB環境の確立 転記作業の完全撤廃

保有図面・図書の継続的電子化

情報共有・連携

成果品の電子化 交換図面の電子化 調達の電子化情報交換

21世紀の新しい公共事業執行システムの確立

(ライフサイクルサポートの実現)

全体目標

内 容項 目

基本構想における整備目標を実現するための具体目標は18の目標に示されている

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1-2 CALS/EC2005整備目標

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CALS/EC2005整備目標[情報交換]

CADデータ交換標準の改良による情報交換の効率化

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CALS/EC2005整備目標[情報共有・連携]

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CALS/EC2005整備目標[業務プロセスの改善]

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技術動向をふまえた新たな技術標準の選定

実施状況

【電子納品】

建設情報化委員会における成果

の利用

新アクションプログラムの取組

【電子納品】

目標-17情報共有・連携に向けた必要な標準の整備

【電子納品】

国際標準に準拠したCADデータ

交換標準の選定

【電子納品】

目標-18

諸外国との情報交換体制の確立

CADの高度利用へ対応した国際標準機関との連携

実施状況 新アクションプログラムの取組

CALS/EC2005整備目標[技術標準][国際交流・連携]

整備目標【技術標準】

整備目標【国際交流・連携】

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◆改良されたCAD交換標準により、読込み、表示が高速化

CADデータ交換標準の改良

目標-4 CADデータ交換標準の改良による情報交換の効率化

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◆線形情報の貸与◆CGでの説明資料作成◆3次元CADデータをそのまま納品

目標-5 3次元情報の利用を促進する要領整備による設計・施工管理の高度化

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◆地図上から検索◆地質データの入手◆地質調査作業のコスト縮減

電子成果品の情報を活用

地質に関する公開用DB整備

目標-7 地質データの提供による調査分析施工計画の精度向上

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◆維持工事に関する技術提案の受付け

目標-8 施設情報を提供して技術提案募集によるコスト縮減と品質確保

電子成果品を活用し維持管理DB構築

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◆完成図に工事完了後の形状が反映◆CADデータから更新情報をGISデータへ反映

⇒道路工事完成図等作成要領の運用http://www.nilim-cdrw.jp

目標-9 完成図を利用した管理図蓄積更新迅速化・効率化

完成平面図(CADデータ)

基盤データ(GISデータ)

迅速な更新

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◆道路工事完成図等の蓄積と流通国土技術政策総合研究所では、道路工事の維持管理段階で必要な情報に重点を置き、目標-9と目標-10を実施・竣工時に完成平面図と施設台帳を電子納品させ、維持管理段階で使用

・「道路工事完成図等作成要領」に指示手順提示

発注図

施設台帳

縦断面図

完成平面図

施設台帳

道路基盤データ

道路施設基本データ

◆作成要領(案)の範囲 ●GIS

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◆設計・工事で作成している台帳・DBの情報を電子納品◆電子納品情報から関連する台帳・DBに対し一括更新

目標-10 維持管理データベース更新の迅速化 ・効率化

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◆情報の検索および集約を瞬時に実施◆GISデータを整備し、維持管理情報とリンク(表示)

目標-11 GIS管理図に重ね合わせた施設情報管理の効率化

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◆現場で必要な情報を所内DBから検索◆現場にて過去の補修履歴、図面を参照◆災害時の状況の迅速な把握

電子成果品の情報を蓄積

必要なときに情報取得

目標-12 現場からの情報取得による作業の効率化

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◆データの所在が明確◆システム統合せずに情報連携を拡張可能

電子成果品の情報蓄積

必要なときに情報取得

目標-13 情報モデルの管理によるシステム間の情報交換・共有・連携の促進

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◆CADから数量総括表等が自動生成(品質向上)◆図面データの編集が数量総括表等へ自動転記(品質向上)

目標-15 数量計算をCADで可能とする体制整備によるコスト縮減

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1-3 CALS/ECの取り組み状況

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• 平成13年度からPPI(道路、河川、営繕、公園)とPAS(港湾空港)を運用開始

• 発注の見通し、入札公告、入札結果をHP掲載

• 平成16年度のアクセス件数は約330万件

• 受注者の感想

• 調達情報の入手が早くなった 9割

• 発注機関へ出向く手間が減少した 8割

• 調達情報の入手量が多くなった 7割

PPIアクセス件数

100

210

300 330

0万

100万

200万

300万

400万

H13 H14 H15 H16

・入札情報サービス

• 平成10年度からインターネット受付を開始

• 平成17・18年度のインターネット受付件数は約2万9千件

(全申請者数の約75% 道路、河川、営繕、公園関係)

・資格審査申請のインターネット受付インターネット申請率(工事)

16%

41%60%

75%

0%

25%

50%

75%

100%

H11・

12

H13・

14

H15・

16

H17・

18

インターネット申請率(コンサル)

71%60%

0%

25%

50%

75%

100%

H15・

16

H17・

18

• 入札説明書・図面の配布をインターネットを通じて実施

• 平成16年度は約40件で試行

• 平成18年1月以降発注の次の案件について実施

• 7.3億円以上の工事、7300万円以上の業務

(入札公告等にその旨の記載があるもの)

• 平成20年度までに全案件に対象を拡大する

• 全ての入札参加者がダウンロードすることにより、約92億円の

電子入札のコスト縮減 効果は約253億円となる見込み

・入札説明書・図面のダウンロード

1.情報交換(1/4)

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【参考】公共事業支援システムの最適化計画の策定

(1)最適化計画の位置付け・目的

• 電子政府構築計画に基づき、業務・システムの最適化による行政運営の簡素化・効率化・合理化を戦略的、横断的に推進

(2)最適化計画の内容

• 業務の効率化・合理化、利便性の維持・向上、安全性・信頼性の確保、経費削減、に係る具体的な手法、時期等を記述

• 業務処理時間や経費の削減効果(試算)を数値で明示

(3)公共事業支援システムの最適化計画の策定

• 国土交通省が担当府省として、6省(防衛施設、法務、財務、文科、厚労、農水)と連携し、平成17年度末までに策定

• 最適化計画策定に向けた方向性を示す見直し方針の内容

①入札情報公表サイトの一元化、②入札関連情報の電子による提供、③契約手続きの電子化、④電子成果品保管管理システムの改良・導入、⑤災害対応等を考慮したバックアップ体制の構築

• 平成17年度から、契約手続の電子化に向けて検討開始

• 平成18年度以降システム設計に着手予定

• 先行する非公共事業(総務省が担当)の成果を活用しつつ、公共事業特有の機能を追加検討

・電子契約(検討)

• 平成15年度から直轄事業(工事及び業務)を対象に全面的に運用開始

• 入札手続(入札説明書等の配布を除く)をインターネットを通じて実施

• 平成16年度の開札件数は約3万6千件(全契約件数の約90%)

• 平成16年度の電子応札者は約30万者(全応札者数の約95%)

• 入札参加者の年間のコスト縮減効果は約92億円

• 受注者の感想

• 発注機関へ出向く手間が減少した 9割

• 入札手続き書類の作成手間が減少した 7割

開札件数

100 2,000

30,589

35,605

0

10,000

20,000

30,000

40,000

H13 H14 H15 H16

電子応札者率

84%

95%94%

70%

80%

90%

100%

H15 H16 H17

・電子入札

1.情報交換(2/4)

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• 業務は平成13年度から全面実施

• 平成15年度は75%(8,407件:道路、河川、公園)の業務で実施

• 工事は平成13年度から順次適用範囲を拡大し、平成16年度から全面実施

• 平成15年度は68%(2,511件:道路、河川、公園)の工事で実施

(平成16年度の実施状況は現在調査中)

• 発注者の状況・認識

• 工事発注時にデータ再利用をした 68%

• 電子納品の円滑化に重要な事項として発注者の理解向上 25%

• 電子納品データの利用効果検証結果

• 電子納品されたCADデータを次の業務で利用することによる効果を検証

• 既に完了の2事業で試算(国道50号下館BP、国道6号牛久土浦BP)• 紙図面とCADによる作業効率を比較

• 作業時間の削減可能例

• 地形図、柱状図の作成作業が3/4に• 設計図を加工した施工計画図の作成作業が1/2以下に

3.03.06.06.0別途作成別途作成道路管理図作成道路管理図作成

1.251.2520.020.03.03.0復旧計画書復旧計画書

2.02.06.06.0別途作成別途作成道路台帳更新道路台帳更新維維持持管管理理

0.750.7513.013.00.750.75(朱入れ)(朱入れ)工事設計変更工事設計変更

4.44.414.014.00.750.75(朱入れ)(朱入れ)出来形図・完成図出来形図・完成図

1.251.2520.020.03.03.0施工計画書施工計画書工工事事施施工工

3.03.040.040.03.03.0発注図書作成発注図書作成

1.51.53.03.02.02.0柱状図利用柱状図利用

3.03.020.020.04.04.0地形図利用地形図利用調調査査設設計計

電子納品電子納品→→CADCAD

紙紙→→CADCAD紙紙→→紙紙

作業時間比較(作業時間比較(hh))

場面場面段段階階

・工事・業務成果の電子納品

電子納品の円滑化に重要な事項

統一的運用

その他

規定の緩和

発注者の理解向上

事前協議 機器環境改善

25% 25%

9% 19%9% 13%

25%25% 25%25%

9%9% 19%19%9%9% 13%13%

工事発注時のデータ再利用の有無

再利用なし

再利用あり

無回答

19%

18%63%

19%19%

18%18%

63%63%

1.情報交換(3/4)

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• 電子納品要領、CAD製図基準の策定、改定

• 電子成果品を作成する際のフォルダ構成やファイル形式等、納品される電子データの仕様について定めたもの

• 電子納品ガイドライン、CADガイドラインの策定、改定

• 電子納品の対象範囲、適用基準類、受発注者間の協議事項、その他電子納品全般について受発注者が留意すべき事項等を示したもの

• 電子納品の手引きの策定、改定

• 各地整における詳細な運用方法を示したもの

• 電子納品に関するサイトを国総研に開設

• 要領、基準、ガイドラインを掲載し、誰でも入手可能としている

• ヘルプデスクを設置し、電子納品に関する問い合わせをメールにて受け付けている

・電子納品要領、CAD製図基準の策定

• CADデータ交換標準の策定。

• 平成12年度に様々なCADで作成される図面を電子納品するための標準仕様を策定

• 産官学をメンバーにしたコンソーシアムで、国際標準に準拠した仕様を定め、CADソフトの開発を促す

• 図面の形状データが交換可能となっている

• DMデータ(測量成果の電子データ)とCADのデータ交換標準の策定

• 平成15年度に設計等において測量成果を再利用するためのDMとCADのデータ交換標準を策定

• 地形、応用測量の形状データが交換可能となっている

・CADデータ交換標準の策定

• 平成14年度に「土木工事共通仕様書」を適用する請負工事で使用する統一した帳票様式(118様式)を作成し、各地整あて周知

・工事書類の標準帳票の作成

1.情報交換(4/4)

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• 電子成果品の検索性の向上、情報の共有化、再利用の促進が目的

• 工事名称等の管理項目からの検索に加え、電子地図上からの検索が可能

• TRABIS(技術文献・地質情報伝達システム)、MICHI(道路維持管理データ

ベース)へ最新情報を提供して迅速な更新が可能

(他のDBとの連携も対応可能)

• 平成13年度から各地整での導入を開始

• 新潟中越地震(平成16年10月23日)において図面入手に効果

• 図面データを迅速に検索・閲覧

• 公共施設の応急復旧に効果

• システムの無償提供を開始(平成17年10月17日)

• 無償提供の狙い

• 地方自治体等の電子納品普及促進

• 重複開発の排除

・電子納品保管管理システムとDB,GISとの連携

技術文献・地質情報伝達システム(TRABIS)

DBDB

電子納品・保管管理システム

利用者PC

GIS

リンケージ

データ登録

検索

DBDB

DBDB

追加・更新用データの送信

道路維持管理データベース(MICHI)

電子地図からの成果品検索

電子納品データを用いたDB更新

• 維持管理に必要な情報の効率的な収集と迅速な更新が目的

• 道路分野で先行して電子納品要領を作成、試行

① 完成平面図に地物情報(車道部・交差点部などの範囲)及び現地で計測

した距離標の緯度・経度・標高データを追加

② 完成平面図(CADデータ)等は、工事完成毎に道路基盤データ(GISデータ)

へ迅速に更新

③ 道路基盤データは、維持管理のベースとなる図面として活用

④ 平成17年度上半期は、直轄国道の約50工事で試行

・道路基盤データ(GISデータ)のもととなる完成図CADの工事完成時の取得(試行)

完成平面図(CADデータ)

完成平面図(CADデータ)

道路基盤データ(GISデータ)

道路基盤データ(GISデータ)

迅速な更新

区画線

歩道部 歩道部

距離標

車道部

植裁

道路代表線停止線

歩道部

歩道部

区画線

横断歩道

距離標

車道部

停止線

車道交差部(車道部の一部)

横断歩道橋

橋脚

ボックスカルバート

自動車駐車場

(自転車駐車場)

建築物

管理区域界

歩道部

歩道部

歩道部

横断歩道

横断歩道

横断歩道

路面電車停留所

軌道敷

植裁

軌道敷

横断歩道

横断歩道

区画線

歩道部 歩道部

距離標

車道部

植裁

道路代表線停止線

歩道部

歩道部

区画線

横断歩道

距離標

車道部

停止線

車道交差部(車道部の一部)

横断歩道橋

橋脚

ボックスカルバート

自動車駐車場

(自転車駐車場)

建築物

管理区域界

歩道部

歩道部

歩道部

横断歩道

横断歩道

横断歩道

路面電車停留所

軌道敷

植裁

軌道敷

横断歩道

横断歩道

2.情報共有・連携

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• 全地整にて実証実験実施 (ASP方式:5地整、発注者サーバ方式:6地整)

• 時間短縮効果

• 発注者 約20%・受注者 約30%• 定期的に提出、報告される書類に対する効果が高い

• 受発注者間の距離がある場合、移動時間の削減による効果が大きい

・情報交換・共有に関する実証実験

31.4%31.4%23.0%23.0%全体全体

16.6%16.6%13.4%13.4%約約1.6km1.6kmγγ堤防工事堤防工事

28.4%28.4%18.9%18.9%約約5km5kmββ橋下部工事橋下部工事

45.9%45.9%12.6%12.6%約約15km15kmαα橋下部工事橋下部工事

B事B事務所務所

33.0%33.0%26.7%26.7%約約15km15km

Z路面修繕工事Z路面修繕工事

40.6%40.6%27.8%27.8%約約25km25km

Y橋梁補修工事Y橋梁補修工事

13.3%13.3%24.5%24.5%約約4km4km

X路面修繕工事X路面修繕工事

A事A事務所務所

受注者受注者発注者発注者受発注者受発注者間間の距離の距離工事名工事名事務事務

所名所名

◆事務所現場間の距離が離れている受注者の効果が高い

工事案件ごとの時間短縮効果

31.4%31.4%23.0%23.0%全体全体

72.1%72.1%0.0%0.0%週間工程表週間工程表

66.9%66.9%23.0%23.0%工事日報工事日報

60.4%60.4%17.9%17.9%休日夜間作業届休日夜間作業届

17.2%17.2%2.2%2.2%段階確認願段階確認願、、品質出来形管理品質出来形管理

34.8%34.8%17.0%17.0%工事履行報告書工事履行報告書

21.7%21.7%3.1%3.1%材料確認願材料確認願

80.9%80.9%25.5%25.5%工事打合せ簿(通知)工事打合せ簿(通知)

38.5%38.5%30.7%30.7%工事打合せ簿(協議・指示)工事打合せ簿(協議・指示)

43.5%43.5%21.4%21.4%工事打合せ簿工事打合せ簿((報告報告・・届出届出・・提出)提出)

21.2%21.2%43.0%43.0%工事打合せ簿(協議・承諾)工事打合せ簿(協議・承諾)

受注者受注者発注者発注者業務プロセス業務プロセス

◆定期的に提出、報告される書類に対して効果が高い

業務プロセスごとの時間短縮効果

3.業務プロセスの改善(1/2)

• 平成15年度に機能要件を策定し、インターネットを通じて情報共有システムを提供する事業者の開発を促す

• 機能要件を満たす1者、一部の要件を満たす12者からASPサービスが提供されている(平成16年6月 JACIC調べ)

• ASP(Application Service Provider)方式 : ASP事業者がサーバなどの運用・管理等を行なう、アウトソーシングによる方式

• 発注者サーバ方式 : 発注者がサーバを設置 サーバやネットワーク環境等の運用・管理は発注者が行なう

・情報共有システム機能要件の作成

Page 32: 1-1 CALS/ECの位置付け 1-2 CALS/EC2005整備目標 …...CALS/ECアクションプログラム2005について 1-1 CALS/ECの位置付け 1-2 CALS/EC2005整備目標 1-3 CALS/ECの取り組み状況

・電子データ環境における新たな業務執行システムの確立

• 道路形状を示したGISデータ上に、台帳DB情報を重ね

合わせる方法について検討を開始

• 道路基盤データ(GIS)と道路維持管理データベース(MICHI)の統合

• 距離標の位置情報を参照して重ね合わせる

・道路基盤データとMICHIの統合手法検討

• 電子成果品の検索性の向上、情報の共有化、再利用の促進が目的

• 平成16年度に次の機能を追加

• 工事名称等の管理項目からの検索に加え、電子地図上からの検索が可能

• TRABIS(技術文献・地質情報伝達システム)、MICHI(道路維持管理デー

タベース)へ最新情報を提供して迅速な更新が可能

(他のDBとの連携も対応可能)

・電子納品保管管理システムとDB、GISとの連携(再掲)

技術文献・地質情報伝達システム(TRABIS)

DBDB

電子納品・保管管理システム

利用者PC

GIS

リンケージ

データ登録

検索

DBDB

DBDB

追加・更新用データの送信

道路維持管理データベース(MICHI)

電子地図からの成果品検索

電子納品データを用いたDB更新

重ね合わせ

区画線

歩道部 歩道部

距離標

車道部

植裁

道路代表線停止線

歩道部

歩道部

区画線

横断歩道

距離標

車道部

停止線

車道交差部(車道部の一部)

横断歩道橋

橋脚

ボックスカルバート

自動車駐車場

(自転車駐車場)

建築物

管理区域界

歩道部

歩道部

歩道部

横断歩道

横断歩道

横断歩道

路面電車停留所

軌道敷

植裁

軌道敷

横断歩道

横断歩道

区画線

歩道部 歩道部

距離標

車道部

植裁

道路代表線停止線

歩道部

歩道部

区画線

横断歩道

距離標

車道部

停止線

車道交差部(車道部の一部)

横断歩道橋

橋脚

ボックスカルバート

自動車駐車場

(自転車駐車場)

建築物

管理区域界

歩道部

歩道部

歩道部

横断歩道

横断歩道

横断歩道

路面電車停留所

軌道敷

植裁

軌道敷

横断歩道

横断歩道

道路維持管理DB(MICHI)

道路基盤データ(GIS)

3.業務プロセスの改善(2/2)