8
1 10 代糖 尿 (千葉大学医学部附属病院) 本研究 目的, 診 断後 1 年以内 10 尿病患者 知覚す サポ 特徴を明 らか にとで o 診断後 1 年以内 10 か 1 5 1 型糖尿病患者 10 名と, ンス 注射開始後 1 年以内 2型 糖尿 病患 2名を対象サポ トに 半構成的面接を行 たと , 以下 とが 明らかに o 1 ) 診断後 1 年以内 10 代糖尿病患者 , 祖 父母 か らは ンス 注射 食事療法 対す 手段的食事療法 対す 情報的 サポ , 友人 からは療法 運動療法 対す 共行動的サポ , 友人担任, 養護教諭 からは 学校 生活 低血糖対す 情緒的 自 尊 感情 的, 担任 養護教諭 はイ ンス 注射 手段的 サポ を知 覚 して o 病気 友人 友人 とは サポ を知覚し, 学校 友人 とは なる 位置えて . 2) 手段 サポ トは , 診断後早期小学生 患児 多く , ひとり親家庭 患児 傾向 がみられ , 情緒的 自尊 感 情 的トは , 診断後早中学生女子 患児 3 ) 家族員 患児 多様 なサポ 源 を知 覚 して 患児 , 診断後 早期 患児 , サポ トが 多く , ひと り親家庭 患児 , サボ - トが なか o KEY W OR D S: so c i a lsu pp o r t , c h i l d ren a n d ado l es c e nts wi t h di ab etes , fi rst y ea r a f terd i a g n o s is I . はじめ 1 型糖 尿 病 やイ 注射 てい る2 型糖尿病 患児 (以下糖尿病 患児 ) , 血糖 良好 健康 じような生活 とが るが , 健康児 直面 困難 , 病気 関連 した も直面す , レス 緩和す 因子 1 とし上げ られ , 多く 糖尿病患児 関す 研究 支持 され 篠病期間 10 糖尿病 患児 , 療養 不安 レス 困難 , さら とな 療養行動 実施 てい るため , 健康児 じような 発症前 じような 生活 るため , から 多様 必要 あると われる しか し , 雁病期間 糖尿病患児 対象 した トの 研究 また 有用 とは直面 状況 , ドに 合致 した 有効 あるとわれ るが , 総得点 とし てい 研究 , 患児 はど ような 状況 とき , から, ような 有用 , らか した研究 . 究目的 診断 1年以内 10 代糖尿病患者 知覚 とそ 特徴 らか . 研究方 1. 診 断後 1 年以内 10 1糖尿 病患児, または, 注射 開始後 1 年以内 2糖尿病 患児 とし, 患児及 研究 趣旨 説明 , 研究参 承諾 られ た 2. 調査期間 1999 4 から同年 9 3. 調査方法 外来受診時 時間 利用 , , 学校 生活, 家庭生活, 療養行動 (食事療法 , ンス 注軌 血糖 測定 , 低血糖対処, 運動療法) 対す 周囲 々の , とやありがた , じた 半構成的面接 面接 , 患児 きる場所 , 基本的 れた患児 了承 られ た 場合 , 面 接 内容 録音 した外来受診時 患児 家族 ドノ トに 記載 , 患児 背景因子 ( 年齢 , 性別, 家族 構成, 擢病期間, 治療 処 方) と打b A I c (調査期間 む3 月間 平均 , ただ し , 退後間 患児 退院 平 均 値) , 面接 診察記録類 から情報 したo : 平成 13 11 29 A cce p ted: No ve m t )er . 29 . 2001 千葉看 会誌 VOL . 7 N o ; 2 9

1 10 代糖尿病患者が 覚する ー サ ー ト - Chiba Uopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900040386/n-0172.pdf原 著 診断後1年以内の10代糖尿病患者が知覚する ソ

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  • 原 著

    診断後 1 年以内の10 代糖尿病患者が知覚する

    ソ ー シ ャ ル サ ポー トに つ い て

    徳 田 友 (千 葉大 学医学部附属病 院)

    本研究 の 目的は, 診 断後 1 年 以内 の10 代糖尿病患者 が知 覚す る ソー シ ャ ル サ ポ

    トの 特徴を明 らか にす る こ と で あ っ た o

    診断後1 年以 内の10 か ら15 歳 の 1 型糖尿病患者10 名 と, イ ン ス リ ン 注射開始後1 年以 内の 2 型糖尿病患者2 名を対象にソ ー シ ャ

    ル サ ポー

    トに つ い て半構成 的面 接を行 っ た と こ ろ, 以下 の こ とが 明 らか に な っ たo 1) 診断後 1 年以内 の10 代糖尿病患者 は,

    親 や祖 父母 か らは イ ン ス リ ン 注射や 食事療法 に対 す る手段 的サ ポー

    ト 食事療法 に対 す る情報的サ ポー

    ト を, 友人 や き ょ う

    だ い か ら は食事療 法 と運動療法 に対す る共行動 的サ ポー

    トを, 友人や 担任, 養護教諭 か ら は学校生活 と低血糖対処 に 対す る

    情緒 的 ・ 自尊感情 的サ ポー トを, 担任 や養護教諭 か らは イ ン ス リ ン 注射 に対す る手段的サ ポ

    ト を知覚 して い たo 同 じ病気

    の 友 人か ら は学校の 友人 と は異 な る ソー シ ャ ル サ ポ

    トを知覚 し, 学校 の 友人 と は異な る位置付けで 捉 え て い た. 2 ) 手段

    的サ ポー

    ト は , 診断後早期や 小学生 の 患児 に多く , ひ とり親家庭 の 患児 に少 な い 傾向が み られ , 情緒 的・ 自尊感情 的サ ポ ー

    トは, 診断後早期や 中学生女子 の 患児 が多 か っ た 。 3 ) 家族員 の 多 い 患児 や 多様な サ ポ

    ー ト源 を知覚 して い る患児 , 診断後

    早期 の 患児 は, 知覚す る ソー シ ャ ル サ ポ

    ー トが 多く , ひ とり親家庭 の 患児 は, ソー シ ャ ル サ ボ

    -

    トが少 な か っ たo

    K E Y W O R D S : s o ci al s u p p o r t , c hil d r e n a n d

    a d ol es c e n t s w ith di a b e t e s,fir s t y e a r a ft e r d i a g n o si s

    I . は じめ に

    1 型糖尿病や イ ン ス リ ン 注射 を行 っ て い る 2 型糖尿病

    患児 (以下糖尿病患児 とす る) は, 血糖 を 良好 に コ ン ト

    ロー ル す れ ば健康児 と 同じ よ う な生活 を 送 る こ と が で き

    る が, 健康児 が 直面する ス ト レ ス や 困難 に 加 え, 病気 に

    関連 し た ス ト レ ス や 困難 に も直面す る。

    ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト は, ス ト レ ス を緩和す る 因子 の 1

    っ と して 取 り上げ られ , 多くの 糖尿病患児 に 関する研究

    で 支持 され て い る。 篠病期間 の 短 い10 代の 糖尿病患児 は,

    療養生活 が不安定 で ス ト レ ス や 困難 が 多く , さ ら に爵児

    が 主体 と な っ て 療養行動 を実施 して い る た め , 健康児 と

    同じ よ う な生活 や発症前 と 同じ よ う な 生活 を送 る た め に

    は, 様 々 な 人か ら の 多様 な ソ

    シ ャ ル サ ポー

    ト が必要 で

    あ る と 思わ れ る。 しか し, 雁病期間の 短 い 糖尿病患児を

    対象 に し た ソー シ ャ ル サ ポ ー ト の 研究 は少 な い 。 ま た∴

    有用 な ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト と は直面 し て い る状況 に よ っ

    て 異 なり, 受 け手 の ニー

    ド に 合致 し た ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト が有効 で あ る と言 わ れ て い る が, ソー シ ャ ル サ ポ

    を総得点 と し て み て い る研究 が多く, 患児 は ど の よ う な

    状況 の と き に , ど の ような人か らの, どの よう な ソー シ ャ

    ル サ ポ ー ト を有用 と感 じ て い る の か , 患児自身 の 視点 か

    ら 明ら か に した研究 は少 な い 。

    Ⅱ. 研究目的

    診断後 1 年以内の1 0 代糖尿病患者 が知覚する ソー シ ャ

    ル サ ポ ー ト と そ の 特徴を明らか に す る。

    Ⅲ . 研究方法

    1 . 対 象

    診断後 1 年以内 の1 0 代 の 1 型糖尿病患児, ま た は, イ

    ン ス リ ン 注射 を開始後 1 年以内の 2 型糖尿病患児 と し,

    患児及 び親 に 研究 の 趣旨を説明 し, 研究参加 へ の 承諾 が

    得 られ た者。

    2 . 調査期間

    1 99 9 年 4 月 か ら同年9 月 。

    3 . 調査方法

    外来受診時の 待ち 時間 を利用 し, 患児 が, 学校生活,

    家庭生活, 療養行動 (食事療法, イ ン ス リ ン 注軌 血糖

    測定 , 低血糖対処, 運動療法) に 対する周囲の 人 々 の 関

    わ り で , 助か っ た こ と や あ り が た い , 嬉 し い と感 じ た こ

    と に つ い て 半構成的面接 を行 っ た。 面接 は, 患児 と落 ち

    着 い て 話が で き る場所 で 行 い , 基本的 に は親 と離 れ た場

    所 で 行 っ た。 患児 の 了承 が 得 られ た場合 に は, 面接内容

    を録音 し た。 外来受診時の 患児や 家族 の 様子 は フ ィー ル

    ド ノー

    ト に 記載 し, 患児 の 背景因子 (年齢, 性別, 家族

    構成, 擢病期間, 治療処方) と打b A I c ( 調査期間 を 含

    む 3 ケ 月間の 平均 , ただ し, 退院後間もな い 患児 は退院

    後 の 平均値) は, 面接 と診察記録類 か ら情報を収集し たo

    受理 : 平 成13 年11 月29 日 A c c e p t e d : N o v e m t) e r . 2 9 . 2 0 0 1 ・

    千葉看会誌 V O L . 7 No;2 9

  • 4 . 分析方法

    面接 と外来受診時の 関 わ りや., 記録類か ら得 た情報 を

    もと に 逐語録 を作成 し, 全事例 の 逐語録か ら ソー シ ャ ル

    サ ポー

    ト を表 して い る セ ン テ ン ス を 取 り 出し, C o h e n と

    w 主11 sl )

    の 分類 に 基 づ い て , 尊重 さ れ て い る, 受 け入 れ

    られ て い る と い う情緒的・ 自尊感情的サ ポー ト

    ,ア ド バ

    イ ス や ガ イ ダ ン ス に よる情報的サ ポー

    ト, 周囲 の 人 と

    緒に 遊 ん だ り 活動する こ と に よ る共行動的 サ ポー

    ト , 援

    助行動 や資源提供 に よる手段的サ ポー

    ト の 4 つ の 機能 に,

    先行研究2 ) 3)

    を参考に機能的に分類 し, カ テ ゴ リー

    化 した。

    次 に, 学校生括, 家庭生活, 療養行動 (食事療法, イ

    ン ス リ ン 注射, 血糖測定, 低血糖対処, 運動療法) に よ

    る特徴や, サ ポー

    ト源や 背景因子 に よる特徴を検討 した。

    デ- 夕 の 分析 は, 随時, 小児看護学研究指導者 2 名の

    ス ー パ ー バ イ ズ を受 けた。

    Ⅳ . 結 果

    1 . 対象の 背景

    対象と し た患児 の , 面接開始時 の 概要を表1 に 示 した。

    対象 と な っ た患児 は1 2 名 で , 女子 8 名, 男子 4 名, 診断

    表1 対象の 背景

    事 年 性 診 曜病 家族構成 注 封回数 H b A l c

    例 鶴 別 断 期間 ( 年齢) ( 打ち方) ( % )

    A1 0

    歳女

    1

    型8 ケ 月 母

    3 回打ち.( 朝, 夕 , 夜)

    7,8

    B1 0

    女1

    3 ケ 月父, 母 , 3 回打ち

    11■.9読 型 弟(4) ( 朝 , 夕 , 夜)

    C1 0

    女1

    1 0 ケ 月父, 母 , 3 回打ち

    5.0

    読 型 兄(13) (朝 , 昼 , 夕)

    D1 0

    読女

    1

    型10 ? J] 父 , 母 4 回打 ち 4 .8

    E1 0

    読女

    ■2

    型11 ケ 月 父

    3 回打 ち

    (朝 , 昼, 夕)6 .6

    .,

    _*

    F1 0

    読女

    1

    型11 ケ月

    父, 母

    兄u2), 蘇(5),

    祖父, 祖母

    3 回打ち

    ( 朝, 夕 , 夜)1 0 .6

    Gll

    読女

    1

    型1 ケ 月

    父, 母 ,

    妹(9),

    妹(8)

    4 回打ち 10 . 7′

    H1 2

    読男

    1

    型5 ケ月

    父, 母 ,

    兄(17),

    柿(15)4 回打ち 5 .0

    Ⅰ13

    歳男

    1

    型1 年

    父, 兄(14) ,

    祖母4 回打 ち _8 .1

    ∫13

    読女

    1

    型1 年

    父, 母 ,

    柿(17) , 柿 ,

    祖父, 祖母

    4 回打ち ■6 .7

    K1 3

    読男

    2

    型1 年 母

    3 回打ち

    ( 朝, 昼 , 夕)-7 .8

    L1 5

    読男

    1

    型1 年 母 4 回打ち 12 .1

    1 0 千葉看会誌 V O L . 7 No . 2 2 001 .12

    は 1 型糖尿病が1 0 名, 2 型糖尿病が 2 名, 年齢 は1 0 か ら

    1 5 歳 で あ り, 曜病期間ま た はイ ン ス リ ン 注射開始後 の 期

    間 は 1 ケ 月 か ら1 年 で あ っ た。 家族構成 は, 両親の 揃 っ

    た家族 が 7 名, う ち 3 名が 拡大家族 で あ り, ひ と り親家

    族が 5 名 で あ っ た 。 7 名 の 患児 に き ょ う だ い が お り, 9

    名 の 患児 が学校 で 注射 を打 っ て い た。 糖尿病患児 を対象

    と し た サ マ ー キ ャ ン プ に 参加 し た患児 は 3 名 (事例 Å,

    B,C) で あ っ た。

    患児 と の 半構成的面接 は, 1 5 分か ら3 0 分程度 の 面接 を

    2 か ら 3 回行 い , 2 回目以降 の 面接 は 1 回目面接 を 補足

    す る た め に 行 っ た 。

    2.

    ソー シ ャ ル サ ポ

    ー トの 機能的分類

    患児 が知覚する ソー シ ャ ル サ ポ ー トを機能的に 分類 し,

    カ テ ゴ リー

    化 を行 っ た。 (表 2 ) 以下, カ テ ゴ リー を 【】 ,

    サ ブカ テ ゴ リー を 「 」 で 示す。

    患児 が知覚する ソー シ ャ ル サ ポ

    ト は ば と ん どが 病気

    に 関連 し た こ と で あり, 4 つ の 機能 の 中で , 手段的サ ポー

    ト を最も多 く 知覚 し て お り, 手段的 サ ポー ト は療養行動,

    特 に イ ン ス リ ン 注射 と食事療法 に お い て 多 か っ た 。 2 番

    目 に 多く知覚 して い た ソー シ ャ ル サ ポ ー ト は, 情緒的 ・

    自尊感情的サ ポー

    ト で あり, 学校生括, 家庭生活, 低血

    糖対処 に お い て 多か っ た。 次 は共行動的サ ポー ト で あ り,

    食事療法や 運動療法 に お い て 多 か っ た。 情報的サ ポー

    は ば と ん どの 患児が 知覚 し て い た が, 4 つ の 機能 の 中で

    は最 も少な く, 食事療法 に 対 して 多 か っ た 。

    3 . サ ポ ー ト源別 に みた ソー シ ャ ル サ ポ ー トの 特徴

    1 ) 友 人

    友人か ら の ソー シ ャ ル サ ポ ー ト は, 1 1 名 の 患児 が 知覚

    し て お り,

    全体 の 約 3 分の 1 を 占め た。 友人 が 「 食事 を

    合 わ せ て く れ る」 , 「一 緒 に 遊ん で く れ る」 , 「 注射 に 付 い

    て 釆 て く れ る」 , 「 補食 に 付 い て 来 て く れ る」 , 「 注射 の 時

    間に 合 わ せ て くれ る」 と い う共行動的サ ポー

    ト や, 「 病

    気 の こ と を気遣 っ て く れる」 , 「 低血糖 を気遣 っ て くれ る」 ,

    「 低血糖症状 に 気付 い て 心配 して く れ る」 , 「 特別扱 い し

    な い」 , 「 病気 の こ と を忘 れ さ せ て く れ る」 と い う よ う な

    情緒的 ・ 自尊感情的サ ポー ト が 多か っ た . 友人か ら の 情

    報的 サ ポー

    ト と手段的サ ポー ト は少な か っ た。

    中学生女子 で あ る事例J と 父子家庭の 事例 E は , 友人

    か ら の ソー シ ャ ル サ ポ ー ト を 最 も多く知覚 し て い た。 事

    例E に は, 1 型糖尿病患児 を 妹 に も っ 友人が お り , そ の

    友人 は 「病気 に 関する こ とを 理 解 して く れ る」 と感 じて

    い た。

    2 ) 同じ病気 の 友人

    同じ病気 の 友人が い る患児 (事例 B , C , D ) は全員,

    同 じ病気 の 友人か らの ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト を知覚 して お

  • 表 2 診断後 1 年以内の10 代糖尿病患者が 知覚する ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト の カ テ ゴ リ ー と サ ブカ テ ゴ リ ー

    機能 カ テ ゴ リー サ ブ カ J テ ゴ リ -

    辛皮的サ

    【療養行動 をや りや すく してく れ る】( 16)

    I

    ・ 注射場所右提供■して くれ る( 8)

    ・ 注射をや■りや すく して くれ る( 7)

    ・ 食事 の 協力 を促 して くれ る(1)

    【療養行動 を確認 して く れ る】( 15) ■・ 注射を確認 してく れ る( 8)・ 血糖測定 を確認 して くれ る( 3)・ 食事時間 に な つ た ら教え て くれ る(1)

    -. 捕食 の 確認 を してく れ る( 1)・ 補食や 注射 の 携 帯の 確認を してくれる.(2)

    【療養行動 を実施 して く れ る】(10)・ 注射 を打 ' ? てく れ る(2)・ 血糖測定 を して くれ る( 1)・ 食事管 理 をして くれ る( 5)・ 底血糖対処 を してく れ る( 2)

    【療養行動 を手伝 つ て くれ る】 (10)・ 注射 め準備 を して く れ る( 2)

    ∩ト

    ′ ~.\

    ・ . 注射 を町づ と きに協 力 して くれ る(1)・ 血糖測革め準備 を して くれ る( 1)

    6 0・ 食事療法 を考慮 して くれ た 食 べ 物 を与 え て く れ る( 3)

    \J

    ・ 低 カ ロ リ ー 食 品を買 つ て くれ る(2)・ 運動用 の 器械を買.つ て くれ る( 1)

    【療養行 動を促 して くれ る】(4)・ 捕食 を促 してく れ る( 1)・ 低血糖症状 を指摘 し て くれ る(1)・ 運動 を促 して くれ る( 2)

    【規則正 し い 生活 を促 してく れる】(3)・ 規 則正 しい 生活を促 し して く れる(3)

    【代わ り に行 な つ て くれ る (療 養行動以 外)】( 1)・ 療 養行 動以外の こ と を代 わ りに行 な つ て くれ る( 1)

    【や りや すく してく れ る (療養行 動以外)】(1)・ 療 養行 動以外の こ と をや りや すく してく れ る( 1)

    悼戟狗サ

    【療養行動 に関 して ア ド バ イ ス して くれ る】( ll)・ 食事療 法 に つ い て ア ドバ イ ス してく. れ る( 7)・ 食事 に 関して フ ィ

    ド バ ツ†

    ク して く れ る(1)・ 病 気に 関す る こ と を教 え て く れ る( 1)・ 注射に 関す る こ と を教 え てく れろ( 1)

    qト

    lヨ20l貞l

    ・ 低 血糖 対処方法 を指示 してく れ る(1)

    【病気 に関 す る こ とに相談 にの つ て くれ る】(3)・ 注射に 関す る こ と に相談 に の つ て くれ る(2)・ 病気に 関す る こ と に相談 に の つ て くれ る(1)

    【勉強 を教 え て くれ る】( 6)・ 勉強を教 えて く れ る(6)

    草イ丁

    【療養行動 を一

    緒 にや つ て くれ る】 (23)・ 食事を合 わせ てく れ る( 12)・

    緒 に運動 してく れ る( 6)・

    緒 に遊 ん でく れ る(4)

    的サ

    ・ 同 じ こ と を して くれ る( 1)

    【療養行動 に付 い て釆 てく れ る】( 5) ・ 注射 に付 い て 来て くれ る(4)

    qト

    F a

    E]Li5J

    ・ 補食 に付 い て 来て くれ る(1)

    【ス ケ ジ ュ- ル を調整 して く れ る】( 1)

    ..料.

    ・ 注 射の 時間 に合 わせ てく れ る(1)

    【一 緒 に 時間を過 ご して くれ る】-(2)

    ・一 緒に 時間を過 ご してく れ る(2)

    悼鰭狗

    自普

    【病気 の こ とを気遣 つ て くれ る】(21)・ 低血糖を気遣 つ てく れ る(10)・ 低血糖症状 に気付 い て心配 して くれ る(i)・ 病気 の こ と を気遣 つ てく れ る ( 低血糖以外) (1 0)

    【特別扱 い しな い】(4)・ 特別扱 い しな い(4)

    【病気 の こ と を忘れ させ てく れ る】(3)・ 注射 に対する気 持ちを紛らせ て くれ る(2)・ 病気 の こ とを忘 れ させ て くれ る(1)

    【病気 を理 解 してく れ る】.(3)・ 病気 に 関 す る こ とを理 解 して く れる(2)

    感悼的サ

    I

    トE a40E 5 ]

    ・ 注射に関 す る こ とを理解 して く れ る(1)

    - 【療養行動 を見守 つ てく れ る】( 2)・ 注射 を見 守つ て くれ る(2)

    【病気 の こと を励ま してく れ る】(2)・ 病気 の こ とを励ま し七くれ る(2)

    【病気 に 関す る気持ちを考慮 して くれ る】(2)・ 食事 に 関す る気持ちを考慮 してく れ

    J'8.(1)

    ・ 病気 に 関す る気持ちを考慮 してく れ る(1)

    【病気 に対して ポ ジテ ィ プな 見方 をし てく れ る】(1)・ 病気 に対 して ポ ジ テ ィ プ な見方を してく れ る(1)

    【療 養行動 の 頑張りを評価 して■くれ る】(1) ・ 療養行動 の 頑張り を評価 してく れ ろ(1)

    【気持ちを考慮 して くれ る (病気以外)ー】(1) . 病気以外の こ と に関す る気持ちを考 慮 して く.

    れ る(1)

    ( ) 内の数字 は 、 人数 を示 す。 複数 回答 。

    + # % % # V O L . 7 No . 2 2 00 l .1 2 1l

  • り , 「 病気 に 関する こ と を 理解 し て く れ る」 と い う 情緒

    的 ・ 自尊感情的サ ポー

    ト, 「 病気 に 関す る こ と に 相談 に

    の っ て く れ る」 と い う 情報的サ ポー

    ト を 知覚 し て い た。

    患児 は, 同 じ病気 の 友人 を学校 の 友人 と は違 う位置付

    けで 捉え て お り,` `

    同 じ病気 の 友人 が い て 良か っ だ'

    ,

    "

    同 じ病気 の 友人 は必要''

    と認識 して い た 。

    3 ) 親 と祖父母

    患児が 知覚す る親や 祖父母 か らの ソー

    シ ャ ル サ ポー

    は,

    イ ン ス リ ン 注射や 食事療法 へ の 手段的サ ポー

    ト が多

    く, 患児 は, 母親が 「食事管 理 を して くれ る」 , 「 低 カ ロ

    リ ー の 食品 を買 っ て く れ る」 , 「 食事療法を考慮 し た食 べ

    物を 与え て く れ る」 , 母親や 祖父母 が, 「 血糖測定 を確認

    して く れ る」 , 「 注射 を確認 して くれ る」 , 学校 の 宿泊行

    事 の と き に 母親が 学校 に 「注射場所を 提供 し て く れ る」

    よ う に 求 め て く れ る, 両親 や祖父母が 「注射 を や り や す

    く して く れ る」 , 「 補食 や注射 の 携帯を 確認 し て く れ る」 ,

    「 食事 の 協力を 促 して くれ る」 , 「 捕食 を促 して くれ る」 ,

    「 運動 を促 して くれ る」 と い う手段的 サ ポー

    ト を 知覚 し

    て い た。 し か し, 患児 は, 自分 で で きる に もか か わ らず,

    親が 「 血糖測定 を し て く れ る」 , 「 注射 を打 っ て く れ る」 ,

    「 血糖測定の 準備を して くれ る」 , 「 注射 の 準備 を し て く

    れ る」 こ と も知覚 し て お り, 患児 の 療養生活 に お い て 親

    へ の 依存 を 高め る可能性 の あ る関わ り もみ ら れ た。

    患児 が 知覚する情報的サ ポー

    ト の 約半分 が, 母親 や 祖

    母 が 「食事療法に つ い て ア ドバ イ ス し て く れ る」 で あ っ

    た。 母親 が 2 型糖尿病 で あ る事例 K は, 母親 が 「 病気 に

    関する こ と を教え て くれ る」 こ と が あ っ た。 共行動的サ

    ボ - ト で は, 母親や 祖父が 「一

    緒 に 運動 し て く れ る」 ,

    父親が 「食事 を合 わせ て く れ る」 , 父親 が 父親自身 の 血

    糖 を測 っ て 患児 と 「 同じ こ と を して く れ る」 こ と を知覚

    し て い た。 親や 祖父母 か らの 情緒的 ・ 自尊感情的漕 ポー

    ト は少 な か っ た。

    親や 祖父母か らの ソー シ ャ ル サ ポ ー ト の 中で も, 母親

    か らの ソ ー シ ャ ル サ ポー

    ト が最も多く, 母親 と 生活 して

    い る患児 で は, 事例 L 以外 の 全患児 が 知覚 して お り, 全

    体 の 約 3 分 の 1 を 占め, 小学生 の 患児 に 多 い 傾向が みら

    れ た。一

    方 , 父親 か ら の ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト は少 なく,

    父子家庭 の 患児 は, 父親 か らの ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト を知

    覚 し て い な か っ た。 祖父母 と 同居 して い る患児 は, 祖父

    母 か ら の ソー シ ャ ル サ ポ ー ト も知覚 し て お り, 父子家庭

    の 事例Ⅰの 祖母 は, 母親 の 代 わ り と な る 重要 な サ ポー ト

    源と な っ て い た。

    4 ) き ょ うだ い

    き ょ う だ い の い る 患児の う ち, 事例H 以外 の 患児 は,

    き ょ う だ い か らの ソー シ ャ ル サ ポ ー ト を知覚 して い た。

    1 2 千葉看会誌 V O L , 7 No . 2 2 00 1 .1 2

    患児 は, き ょ う だ い が 「一

    緒 に 運動 し て く れ る」 と い う

    共行動的 サ ポ ー ト を 多く知覚 し て お り, 年少 の き ょ う だ

    い もサ ポ ー ト源 と して 知覚 さ れ て い た。 き ょ う だ い か ら

    の 手段的 サ ポー

    ト , 情緒的 ・ 自尊感情的 サ ポー

    ト は少 な

    か っ た が,

    友人 に 病気 を 隠 して い る事例Ⅰは , 学校行事

    や部活動 の と き に 兄 が 「注射場所 を提供 し て く れ る」 な

    ど, 学校 に お け る重要 な サ ポ

    ト源 で あ っ た。

    5 ) 学校関係者

    8 名の 患児 が担任 や養護教諭か ら の ソー シ ャ ル サ ポ

    ト を 知覚 し て い た。 担任 や 養護教諭か ら の ソー シ ャ ル サ

    ポー

    ト は, 情緒的 ・ 自尊感情的サ ポ

    ト と手段的サ ポー

    ト が 多か っ た。 情緒的 ・ 自尊感情的的サ ポー ト で は, 忠

    児 は, 学校生活 や体育 な どで 「 病気 の こ と を気遣 っ て く

    れ る」 , 「 低血糖 を気遣 っ て くれ る」 こ と を知覚 し,一

    で は,「 特別扱い し な い」 こ と も知覚 し て い た。 診断後

    1 ケ月 の 事例 G は, 養護教諭 や 担任が 「注射 を見守 っ て

    くれ る」 こ と を知覚 して い た。 手段的サ ポー ト で は, 他

    の 生徒の 前 で は注射 が打 ち に く い 患児が , 養護教諭 が 患

    児を 際 し て 「注射 を や り や すく して く れ る」 , 他 の 生徒

    に 見 られ な い よ う な 「注射場所を 提供 し て く れ る」 こ と

    を 知覚 し て い た。 ま た,■担任 や 養護教諭 は, 学校行事の

    とき の 重要 な サ ポ ー ト 源で あり , 患児 は, 「 注射 の 確認

    を して く れ る」 , 「 注射場所 を 提供 し て く れ る」 こ と を 知

    覚 し て い た。

    学校関係者 か らの ソ ー シ ャ ル サ ポー

    ト は, 学校 で 注射

    を打 っ て い な い 患児や 宿泊行事 に 参加 し な か っ た 患児 は

    少 なく, 中学生・ 高校生男子の 患児は, 知覚 して い なか っ

    た。

    6 ) 医療者

    医療者 か ら の ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト を 知覚 し た患児 は,

    2 名だ け で あり, 看護婦 が 「 気持ち を 考慮 し て く れ る」 ,

    「 病気 の こ と を 励ま して く れ る」 と い う 情緒的 ・ 自尊感

    情的 サ ポー ト で あ っ た。

    4 . 患児 の 背景因子, サ ポ ー ト源 と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト

    の 関係

    家族構成 や サ ポー ト源 と患児 の 知覚する ソ

    .シ ャ ル サ

    ポ ー ト数 の 関係 (表 3 ) で は, 家族員 の 多 い 患児や 多様

    な サ ポ ー ト 源を 知覚 し て い る患児 は, 知覚する ソー

    シ ャ

    ル サ ポ ー ト が 多く, ひと り親家庭 の 患児や知覚する サ ポー

    ト 源が少 な い 患児 は, ソー シ ャ ル サ ポ ー ト が 少な い 傾向

    が み られ た 。 背景因子 と の 関係 で は診断後早期の 患児 は

    多くの ソー シ ャ ル サ ボ - ト を知覚する傾向が み られ た。

    ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト の 機能別 に み る と , 手段的 サ ポー

    ト は, 診断後早期 と小学生 の 患児 が 多く, ひ とり親家庭

    の 患児 は少 な い 傾向が み ら れ た。 情緒的 ・ 自尊感情的 サ

  • 表 3 家族構成, サ ポー ト源 と知覚する ソ

    ー シ ャ ル サ ポ ー ト数 の 関係

    事例 家 族 構 成 家族員以外 の サ ボ 「 ト源手段的

    サ ポー

    情報的

    サポー

    共行動的

    サポー ト

    情緒的 .

    自尊感情的

    サ ポ ー ト

    ′ 縁 数

    母 友人 1 2 2 0 5

    .B

    父 , 母 , (弟) 友人, 同 じ病気 の 友 人, 担任, 塾の 先生,

    祖父, 祖母, ボ ラ ン テ ィ ア ス タ ッ フ8 2 4 7 2 1

    C 父 , 母 , 兄 友人, 同 じ病気 の 友 人, 担任, 養護教諭 8 0 2 6 1 6

    D 父 , 母 友人, 同 じ病気 の 友 人, 担任 9 4 .2 01 5

    I.㌔.:I :.:.-.ウ ;.;.:

    '三.;i,;

    I:

    .: I

    ;' :

    ( 父) 友人, 担任, 養護教 諭 3 1 1 38

    I ;. :.:< . :.I/

    .',L.I.I.IF 父 , 母 , ( 兄) , 顔, 祖3e , 祖母 友人, 養護教諭 7 1 6 2 1 6

    G

    父, 母 , 妹 , 妹 , ( 祖父) , 祖母 友人, 担任, 養護教 諭, 友人 の 母親 田 3 3 5 2 2

    父 , 母 , ( 兄) , ( 柿) 友人, 担任, 友人の 母親 6 2 2 21 2

    (父) , 兄 , 祖母 友人 4 12 2 9

    ∫ 父, 母 , 柿 , 節 , ( 祖父) , ( 祖母) 友人, 担任 , 養護教諭, 校長, 親戚 5 5 5 1 3 2 8

    母 友人 1 1 3 0 5

    ・:.:::::≡.:

    ●:.:

    ( 母) 0 0 0 0 0

    網掛けは , ひ とり親家庭 を表す。

    ( ) で 記載されて い る家族員 は, サ ポー ト源とな っ て い ない 者を示す。

    ポー

    ト は, 診断後早期 と 中学生女子の 患児が 多く知覚す

    る傾向が み ら れ た。 情報的サ ポー

    トや 共行動的 サ ポー

    の 数 と, 患児 の 背景因子 と の 関連 は特に みら れな か っ た。

    Ⅴ. 考 察

    1 . サ ポ ー ト源 に よ る ソー

    シ ャ ルサ ポー トの特徴

    1 ) 友 人

    患児 に と っ て 友人 は, 情緒的サ ポー

    ト や共行動的サ ボ-

    ト の 重要 な サ ポー ト源 と な っ て お り , 先行研究

    2 )と同様

    で あ っ た。 し か し, 彼 ら の 研究 で は,L 友人が 注射 や血糖

    測定 を見守 っ て く れる と い う ソー シ ャ ル サ ポ ー トが多か っ

    たが,本研究で は そ の よう な ソ

    ー シ ャ ル サ ポ ー ト は知覚

    さ れ ず,

    反対 に 多く の 患児が , 友人 に 注射場面 を 見 られ

    な い よう に し て く れ る こ と を必要 と して い た。 こ れ は,

    本研究 の 対象者 は雁病期間が短 い た め, 患児自身が 病気

    の 受 け入 れ が で き て い な い こ と や, 欧米 と比 べ て わ が国

    で は小児糖尿病患者が少 なく, 周囲の 人 々 の 啓蒙 や糖戻

    病の 理解 に 違 い が あ る こ と が 影響 し て い る と思 わ れ る。

    ま た, 1 0 代 の 者 に と っ て , 友人関係 は発達課題上重要

    で あり, 生活 の 大半 を学校や 放課後 な ど友人 と一

    緒 に過

    ごす中 で , 友人関係 を通 し て 様 々 な こ と を学 び, 社会性

    を身 に つ け て い く 時期で ある。 友人か ら の共行動的サ ポー

    ト が多く知覚 さ れ て い た が, 罷病期間の 短 い 患児 は治療

    処方 に 忠実 な患児 が多く, 友人関係 を維持す る こ と と治

    療処方 が要求する課題 と の 矛盾に 悩ま さ れ る と思 わ れ,

    治療処方 を 守り な が らも友人と一

    緒 に 行動 で き る た め の

    援助 が 重要 で あ る と考 え ら れ る。

    2 ) 同 じ病気 の 友人

    同 じ病気 の 友人 が い る 患児 は, 学校の 友人 と は異 な る

    ソー

    シ ャ ル サ ポ ー ト を 知覚 し, 同 じ病気 の 友人 の 存在 を

    必要 と し て い た。 しか し, 患児が 通院時 に 同 じ病気 の 友

    人 と の 接点 を持 っ こ と は難 しく, 同 じ病気 の 友人 が い た

    と し て も, 関係 を維持する こ と は難 しい と思わ れる。 よ っ

    て, 患児 や家族員の 糖尿病患児 の キ ャ ン プ へ の 参加意欲

    を高 め た り, 他の 患児 と の 橋渡 し をす る な ど, 同 じ病気

    の 友人 と の 関係 を構築, 維持す る た め の 援助が 重要 と思

    わ れ る 。

    3 ) 親 と祖父母

    患児 は, 親 や祖父母 が, イ ン ス リ ン 注射や 食事療法,

    血糖測定 を施行 して くれ たり , 手伝 っ て く れ る と い う 手

    段的 サ ポー

    ト を知覚 して お り , そ れ ら は小学生 の 患児 に

    多く, 主 に 母親 が サ ポー

    ト源 で あ っ た。 年齢 が低 い 方が

    ソ ー シ ャ ル サ ポー

    ト が 多 い と い う点 や2 ) 4) 5) 6) 7 ) 父親 よ

    り母親 か ら の ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト の 方 が 多 い と い う

    点2) 5 ) 8 ) 9)

    は , 先行研究 と一

    致 し て い た。 本研究 で は ,

    患児 は, 母親か ら は, 毎 日 の 療養行動 を 実際 に 負担する

    ような , 療養行動 に 直接的な ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト を知覚

    して い る の に 対 し, 父親か らは,~ 療養行動 に 間接的な ソー

    シ ャ ル サ ポ ー ト を知覚 して い る 傾向が あり, 父親 か らの

    ソー シ ャ ル サ ポ

    ト は母親 よりもき ょ うだ い や友人 に 近

    か っ た。 こ れ は, 患児が 父親と 共 に 過 ごす時間 が少 な い

    こ と や,

    患児 が 多くの ソー シ ャ ル サ ポ ー ト を知覚 して い

    千葉看会誌 V O L . 7 No . 2 20 01 .1 2 1 3

  • た食事療法 は, 母親が 担当し て い る た め と 考え られ る。

    家族 を単位と して 考え た場合, 家族内に お ける 父親役割

    と 母親役割の 違 い が あ る よ う に , 糖尿病管理 に お い て も

    父親と母親 の 役割 に違 い が あり, 異な る ソ ー シ ャ ル サ ポ ー

    ト が 有効 で あ り, 必要と さ れ る と思 わ れ る。

    親 か ら の ソー シ ャ ル サ ポ ー ト に は

    ,患児 の 親 へ の 依存

    性 を高 め る と思 わ れ る もの が み られ た。 患児 の 発達段階

    と病気 に 対する理 解 や 実践能力, 受容を ア セ ス メ ン ト し,

    患児 に と っ て 本当に ソー シ ャ ル サ ポ ー トが 必要 な の は ど

    こ な の か , 明ら か に する必要 が あ る と思わ れ尋。 ま た,

    発症 に よ る混乱 や不安 を軽減 した り , 病気の 受容 を促進

    する な ど, 治療 に 対する前向き な 姿勢が 見 られ る よ う な

    働き か け も重要 で あ る と思 わ れ る。 同様 に , 親も患児 を

    か わ い そ うと 思 い, 保護的に 関 わ る こ と が あ る

    1 0)た め

    ,

    患児 の 年齢や 能力か ら考 え る と必要以 上 の ソ - シ ャ ル サ

    ポ ー トを 提供する こ と もあ る と考 え ら れ, 親 が病気 を 受

    容す るた め の 援助も重要 で あ る と思 わ れ る。

    4 ) き ょ う だ い

    き ょ う だ い も, 患児 の 知覚す る ソー シ ャ ル サ ポ ー ト の

    重要な サ ボ - ト 源 に な っ て い た。 き ょ う だ い が幼児 の 場

    合, 療養生活 の 障害と な る こ と もあ る が , 「一

    緒 に 運動

    して くれ る」 と い う事例 も あり, 幼児 な り に 患児 の 療養

    生活 に貢献 し て い た。 親 が 年少 の き ょ う だ い に サ ポ ー ト

    源の モ デ ル を示 し た り, ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト の 提供 を促

    す こ と で , 年少 の き ょ う だ い も患児 の 療養生活 に 協力す

    る こ と が で き る と思 わ れ る。 ま た, 学校 に お い て き ょ う

    だ い が重要 な サ ポー

    ト 源 に な っ て い た事例 が あ っ た よ う

    に, 年少 の き ょ う だ い で も, 患児 の 療養生活 に 徐 々 に 参

    加さ せ る こ と に よ っ て , 将来 の 重要 な サ ポ ー ト源 に な り

    得 ると考 え られ る。

    5 ) 学校関係者

    担任や 養護教諭 は, 患児 の 学校生括 や学校行事 に 大き

    く 貢献する重要な サ ポー

    ト源 で あ っ た。 患児 は, 担任 や

    養護教諭 が 【病気 の こ と を 気遣 っ て く れ る】 こ と と ,

    【特別扱 い しな い】 と い う, 相反する ソ ー シ ャ ル サ ポ ー

    ト を知覚 して い た。 教師が 患児 を, 病気 を も っ て い る人

    と して 接する こ と ば,

    患児 に 自分 は友人 と は違 う と い う

    認識 を強くもた せ , 自尊感情を低下 さ せ る こ と に つ な が

    る と思わ れ る。 しか し, 擢病期間 の 短 い 患児 が病気 を も

    ち なが ら友人と 同 じ学校生宿 を送 る た め に は, 普段 の 生

    活 で は特別扱い しな い が , 体育 な ど の 運動時や学校行事

    な ど い っ もと異 な る 状況 の と き, そ し て 退院間もな い こ

    ろ に は, 病気 の こ と を 気遣う こ と が必要 に なろ と思 わ れ

    る。

    1 4 千葉看会誌 V O L . 7 N α2 2 001 .12

    6 ) 医療者

    医療者 の ソー シ ャ ル サ ポ

    トを知覚 し て い た患児 は,

    ほ と ん ど い なか っ た。 患者対専門家の 関係 は, あ く ま で

    も専門家 と して の 役割機能 を果 た すと い う と こ ろ で 関係

    が 生 じ て い る11) た め

    ,

    ,看護婦や 医師 の 関 わ り は ソ

    シ ャ

    ル サ ポ ー ト と 知覚さ れ に く い こ と が考 え られ る。 ま た±

    患児が 友人 や家族 の ソー シ ャ ル サ ポ

    ト を知覚 し て い る

    こ と ば,

    患児 が 困難 を 感 じ た と き に ソ-

    シ ャ ル サ ポー

    を 得 られ て い る と考 え られ, 医療者は, 患児や周囲の 人々

    で は対処 で きな い と き に , 重要 な サ ポー

    ト源 に な る と思

    わ れ る。 医療者 が提供 で き る ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト を 伝 え

    た り, 患児が 困 っ た と き に は相談 に の る こ と を伝 え る な

    ど,

    患児が 医療者 に ソー シ ャ ル サ ポ

    トを 求 め や す い よ

    う な 関係 を 維持す る こ と が大切 と 思わ れ る。

    2 . 機 能別に みた ソー

    シ ャ ル サ ポ ー トの 特徴

    患児 は, 手段的サ ポ

    ト を最 も多く知覚 して い た。 手

    段的サ ポー

    ト は依存 を高 め る た め ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト と

    み な さ な い と い う 意見も あ る が, 小児 の 場合 は養育 や発

    達課題 と い う 面か らも, 手段的サ ポー

    ト は必要8)

    で あ る

    と思 わ れ る。 特 に 療養行動 を施行 し な け れ ば な らな い 糖

    尿病患児 に は, 健康児 よらも多く の 課題 が課 せ られ て お

    り, 食事療法 は養育 の 意味合 い も大き い 。 診断後 1 年以

    内 の1 0 代 の 患児 は, 手技的な ソ

    ー シ ャ ル サ ポー

    ト は不要

    で あ っ て も,一

    日 に 数回行わ な けれ ば な ら な い 血糖測定

    や イ ン ス リ ン 注射 を 習慣化 し て い く た め に は, 確認や 促

    し な ど の 手段的サ ポ ー ト は必要 で あ ると 思 わ れ る。

    患児 は, 学校生括や学校で の療養行動に 対する情緒的 ・

    自尊感情的 サ ポー

    ト 多く知覚 して い た。 特 に , 診断後早

    期 の 事例 は, 多く の 情緒的 ・ 自尊感情的 サ ポー

    ト を 知覚

    して お り, 発症 に よ る 混乱や 不安が 高 い と思 わ れ る 本研

    究 の 対象 の 特徴 で あ る と も思わ れ る。

    3 . ひ と り観象魔 の 患児の 特徴

    本研究 で は, ひ と り頼家庭の 患児 は, ソー シ ャ ル サ ポ ー

    トが 少 な い 傾向が み られ , 先行研究12) と 同様 で あ っ た。

    ま た, ひ と り親家庭 の 患児 は手段的サ ポー

    ト が少 な く,

    特 に 食事療法 やイ ン ス リ ン注射に お い て療養行動 を手伝 っ

    て くれ た り, 実施 して く れ る と い う よ う な, 療養行動 に

    直接的 な ソ- シ

    ,

    i ・ ル サ ポ ー トが 知覚さ れ て い な か っ た 。

    ひ と り 親家庭 の 場合, 頼 は指示さ れ た治療処方 を守 る た

    め の 最低限 の ソー

    シ ャ ル サ ポー トで 手

    杯 で あ り,

    患児

    は早 い 自立 を促 さ れ る と思 わ れ, 患児自身 の 実践力 を 高

    め る よう な情報的 サ ポ ー ト や, 自己効力感 を 高 め る よ う

    な情緒的 ・ 自尊感情的サ ポ ー ト を提供する こ とが 大切 と

    思 わ れ る。 ま た, 祖父母 や き ょ う だ い な ど, 親 の 代 わ り

    と な る サ ポ ー ト源 の 存在 が影響 して お り, 代替 で き る サ

  • ポ ー ト 源を探 し たり9 )

    , 代替 で き る ソー シ ャ ル サ ボ

    -

    の 内容, 例 え ば, 家族 と一

    緒 に 運動す る こ と が難 し い の

    で あ れ ば 友人と一

    緒 に 遊ん で 運動 し た り, 手段的な ソー

    シ ャ ル サ ポー

    トが な い の で あれ ば他 の 機能 の ソー

    シ ャ ル

    サ ポ ー トを高 め る な ど, 少 な い な が ら も提供可能な ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト を有効 に 用 い ら れ る よ う に す る こ とが 重

    要 で あ る と思 わ れ る。

    Ⅵ . 結 論

    本研究で 以下 の こ と が 明 らか に な っ たo

    1 . 診断後1 年以 内 の1 0 代糖尿病患者 は, 額 や祖父母 か

    ら はイ ン ス リ ン 注射や 食事療法 に 対す る手段的サ ポー

    ト,

    食事療法 に 対す る情報的サ ポー

    ト を,

    友人や き ょ う だ い

    か ら は食事療法 と運動療法 に 対する共行動的サ ポー

    ト を,

    友人 や担任, 養護教諭 か ら は学校生括 と低血糖対処 に 対

    する 情緒的 ・ 自尊感情的サ ボ-

    ト を, 担任 や養護教諭 か

    ら はイ ン ス リ ン 注射 に 対す る手段的 サ ポー ト を知覚 して

    い た。

    2. 手段的 サ ポ

    ー ト は, 診断後早期 や小学生の 患児 に 多

    く, ひ と り親家庭 の 患児 に少な い 傾向が み られ, 情緒的・

    自尊感情的サ ポー ト は, 診断後早期 や 中学生女子 の 患児

    が 多く 知覚 して い た。

    3. 家族員 の 多 い 患児や 多様な サ ポ

    ー ト源 を知覚 し て い

    る患児, 診断後早期の 患児 は, 知覚する ソー

    シ ャ ル サ ポー

    ト も多く, ひ と り親家庭 の 患児 や知覚す るサ ポー

    ト源が

    少 な い 患児 は, 少 な い 傾向が み られ た 。

    な お, 本研究 は, 千葉大学大学院看護学研究科 に お け

    る修士論文 の一

    部 で あ る。

    引用文献 p14

    1 ) C o h e n , S . , W ills , T . A ∴ S t r e s s , S o ci al S u p p or t

    a n d t h e B u ff e ri n g H y p o t h e sis , P s y ch ol o gi c al B ul-

    1 eti n,98 (2)

    ,: 3 10 - 35 7 , 1 98 5 ・

    2 ) L a G r e c a , A . M . , A u sl a n d e r , W . F ・ , G r e c o , P ・ ;

    s p e t t e r , D . , F is h e r , E ・ B ・ J r , Sa n ti a g o , J ・ Ⅴ∴ 王

    g e t b yl W it h lit tle h elp f r o m m yf a m ily a n d f ri e n d :

    - a d ole s c e n t s'

    s u p p o r t f o r di a b e t e s c a r e , J o u r n al

    of p ed i a t r i c P s y c h ol o g y , 2 0(4) : 449 - 4 7 6 ,1 99 5 ・

    3 ) R eid , M . , L a n d e s m a n , S . , T r e d e r , R . , J a c c a r d , J ∴

    "

    M y F a m il y a n d F ri e n d s"

    : si x- t o- t w el v e- y e a r-

    ol d c h ild r e n'

    s p e r c e p ti o n o f s o ci al s u p p o r t ・ C h ild

    D e v el o p m e n t , 6 0; 8 96- 91 0

    ,1 9 89 ・

    4 ) B u r r o u g h s , T . E . , P o n ti o u s , S ・ L ・ , S a n ti a g o , J ・ Ⅴ ・ :

    T h e r el a ti o n shi p a m o n g si x p s y c h o s o ci a l d o m a i n s ,

    a g e , h e a l th c a r e a d h e r e n c e , a n d m et a b o lic c o n tr ol

    i n a d o l e s c e n t s w it h I D D M , T h e D i a b e t e s E d u c a t o r ,

    19 (5) : 39 6 - 4 02 , 19 93 .

    5 ) 嶋田 洋徳 : 児童 の 心理 的 ス ト レ ス と そ の コー ビ ン グ

    過程一知覚 さ れ た ソー シ ャ ル サ ポ

    ト と ス ト レ ス 反

    応の 関連- , ヒ ュー マ ン サ イ エ ン ス リ サ ー チ

    ,2 :

    2 7 - 4 4,19 93 .

    6 ) W e s t c o t t , H . L . , D a v i e s , G . M . : C hild r e n'

    s h el p-

    s e e ki n g b eh a v i o u r , C h ild : c a r e , h e alt h a n d d e v el-

    o p m e n t , 2 1(4) : 25 5-2 70

    ,1 99 5 ・

    7 ) 0 1 s e Ⅱ , R . , S u t t o n , ∫.: M o r e h a s sl e , m o r e al o n e :

    a d o le s c e n t s w it h di a b e t e s a n d t h e r ol e o f f o r m a l

    a n d i n f o r m al s u p p o r t , C h il d : C a r e , H e alt h a n d

    D e v el o p m e n t , 24 (1) : 8l - 39 , 1 9 98 1

    8 ) 森和代 , 堀野緑: 児童 の ソー シ ャ ル サ ポ ー ト に 関す

    る 一 研究,教育心理 学研究, 40 (4) : 40 2

    14 1 0,1 99 2 ・

    9 ) 嶋田洋徳 : 知覚さ れ た ソ- シ ャ ル サ ポ

    ト 利用可能

    性 の 発達的変化 に 関す る研究, 広島大学総合科学部

    紀要 Ⅳ 理 系編 , 22 : 1 15- 1 28

    ,1 9 96 .

    1 0) 今野美紀: 小児糖尿病患者 と家族員へ の 診断後早期

    か ら の 看護援助 に 関す る研究一療養行動 に 関連す る

    認識 と 感情, 実施 に 焦点 を あ て て - , 1 99 8 年度千葉

    大学大学院博士論文 , 1 99 9 .

    ll) N o r b e c k , J . : ソー

    シ ャ ル ・ サ ポ ー ト と 演鐸的研究

    法, 看護研究 , 19 (1) : 2 6 - 54 , 1 9 86 ・

    1 2) H a n s o n , C . L . , H e n g g el e r , S . W リ R o d ri g u e , J ・ R ∴

    F a t h e r- a b s e n t a d o l e s c e n t s w it h i n s u li n- d e p e n d e n t

    di ab e t e s m ellit u s : a p o p ul a ti o n a t r is k ? , J o u r n al

    of a p p lie d d e v el o p m e n t al p s y ch ol o g y ,9 : 24 3 -

    2 52,1 9 88 .

    千葉看会誌 V O L . 7 No . 2 2 00 1 .1 2 15

  • s o cI A L S U P P O R T A S P E R C IE V E D B Y C H IL D R E N ・ A N D A D O L E S C E N T S

    w IT H D I A B E T E S IN T H E F I R S T Y E A R A F T E R D I A G N O S IS

    T o m o T o k u d a

    C hib a U n i v e r sit y 日o s p it al

    K E Y W O R D S :

    s o ci al s u p p o r t , c hild r e n a n d a d ol e s c e n t s w it h di a be t e s , fi r s t y e a r af t e r di a g n o si s

    T h e p u r p o s e of t hi s s t u d y w a s t o i n v e s tig a t e th e p e r c e p ti o n o f s o ci al s u p p o r t b y c hild r e n a n d

    a d 。1 e s c e 。 t s i n t h e fi r s t y e a r af t e r di a g n o si s o f di a b e t e s ・ S u bj e c t s w e r e 1 0 t y pe 1 a n d 2 t y p e 2 d i a b e ti c

    c hild r e n a n d a d 。 1e s c e n t s w h o r e q u i r e d i n s u li n i nj e cti o n s , c o m p ri si n g 4 m a le s an d 8 f e m ale s b e t w e e n 1 0

    a n d 15 y e a r s old ・ S e m 圭一

    s t r u c t u r e d i n t e r v ie w s w e r e c o n d u c t e d r e g a r di n g s o ci a l s u p p o r t i n t h ei r lif e w it h

    di a b e t e s .

    T h e f oll o w in g r e s u lt s w e r e o b t ai n e d : 1 ) S u p p o r t w it h i n s uli n i nj e c ti on s a n d di e t p r o v i d e d b y

    p a r e n t s , g r a n d m o t h e r s , a n d g r a n df a t h e r s , a n d wit h i n s uli n I nj e ct i o n s p r o v id e d b y t e a c h e r s a n d s c h o ol

    n u r s e s w e r e p e r c ei v e d a s i n s t r u m e n t a l ・ E m o ti o n al/ e s t e e m- e n h a n ci n g s u p p o r t f o r s c h o ol lif e a n d c o p i n g

    w ith h y p o gl y c e m i a w a s p e r c ei v e d a s p r o v id e db y p e e r s , t e a c h e r s , a n d s c h o ol n u r s e s ・ C o m p a n i o n s h ip f o

    r

    die t a n d e x e r cis e w a s p e r c ei v e d a s p r o v id e d b y p e e r s a n d sibli n g s ・ I n f or m a ti o n al s u p p o r t f o r di e t w a s

    p e r c ei v e d a s p r o v id e d b y p a r e n t s a n d g r an d m o t h e r s . 2) G r e a t e r i n s t r u m e n t a l s u p p o r t w a s r el a t e d t o

    r e c e n t di a g n o si s a n d y o u n g e r s u bj e c t s , whil e l e s s i n s t r u m e n t al s u p p o r t w a s r el a t ed t o s l n gl e p a r e n t s ・

    G r e a t e r e m o ti o n al/ e s t e e m - e n h a n ci n g s u p p o r t w a s r el a t e d t o r e c e n t di a g n o苧is a n d a n a d ol e s c e n t f e m al e

    s u bj e c t . 3) G r e a t e r s o ci a l s u p p o r t w a sr el a t e d t o in c r e a s e d n u m b e r of f a m ily m e m b e r s a n d p e r c e p t i o n

    o f g r e a t e r s u p p o r t r e s o u r c e s , w h e r e a s le s ss o ci al s u p p o r t w a s r el a t e d t o s l n g l e- p a r e n t f a m ilie s ・

    1 6 千葉看会誌 V O L . 7 恥 2 2 00 1 .1 2