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1
[9][9]切 前方探査切羽前方探査メニューと適用事例適用事例
前田建設工業(株)北海道開発技術研究発表会-120222
久慈 雅栄
2
目 次目 次
0切羽前方探査とは0.切羽前方探査とは
1前方探査技術メニ1.前方探査技術メニュー
2.主な探査法の紹介
3.TSP探査を中心とした最新の探査事例
4.地形・地質3D化技術の概況
北海道開発技術研究発表会-120222
3
切羽前方探査とは
山岳トンネルにおいて、掘削面(切羽)前方の地山状況(地質 硬軟 湧水等)を探る技術山状況(地質、硬軟、湧水等)を探る技術
トンネルでは事前に地質調査を行っているものトンネルでは事前に地質調査を行っているものの、実際には「掘って見なければ分からない」のが現状 このため 事故・トラブル等が発生が現状。このため、事故・トラブル等が発生
突発湧水切羽崩壊
湧水
未知の断層≒遮水壁
北海道開発技術研究発表会-120222
≒遮水壁
4開発の目的山岳 ネ 特 大深度 急峻地 ネ は事前地質山岳トンネル、特に大深度or急峻地形のトンネルでは事前地質調査が不十分とならざるを得ないため、地質リスクが残存。これを回避(突発事象の予見 未然防止対策 事象対応事前準備を回避(突発事象の予見、未然防止対策、事象対応事前準備、等)する技術は、事業者および現場から確実なニーズがある
従来技術を充実するとともに 新しい探査技術を積極的に導従来技術を充実するとともに、新しい探査技術を積極的に導入・整備することにより、より確実なリスク管理を目指す
現場ごとに地形 地山条件(土被り 硬岩 軟岩 等) リ ク内容現場ごとに地形・地山条件(土被り、硬岩・軟岩、等)、リスク内容(地層境界、断層・破砕帯・弱層、突発湧水、等)、施工条件(工期 断面 機械 環境 等)が異なる これらに対し 最適な探査期、断面、機械、環境、等)が異なる。これらに対し、最適な探査種目を選択・組合わせて切羽前方探査を計画する
また 施工サイクルに組込める 結果の評価の等 作業的な面また、施工サイクルに組込める、結果の評価の等、作業的な面も含めて現場にとって負担の少ない技術体系を提供する
北海道開発技術研究発表会-120222
5前田建設工業のトンネル切羽前方探査技術メニュー
下記を地山条件・リスク課題に応じて適宜組み合わせて実施下記を地山条件 リスク課題に応じて適宜組み合わせて実施
① 探り削孔(ドリルジャンボを用いた探査) ←これをベースと考える
各種油圧データ(削孔エネルギー等) スライム リターン水(色・量)各種油圧デ タ(削孔エネルギ 等)、スライム、リタ ン水(色・量)
② コアボーリング
短尺(ロ タリ ) 長尺(ロ タリ &ワイヤライン)短尺(ロータリー)、長尺(ロータリー&ワイヤライン)、高速・長尺(ロータリーパーカッション&ワイヤライン:アロードリル)
③ 超高速削孔(ダウンザホールハンマ)③ 超高速削孔(ダウンザホ ルハンマ)
④ TSP探査技術
⑤ BTV探査技術⑤ BTV探査技術
⑥ 電磁探査(FDEM探査)
⑦ 地中レ ダ (電磁波探査)⑦ 地中レーダー(電磁波探査)
⑧ 各種孔内検層(弾性波検層、電気検層、他)
⑨ ジ
北海道開発技術研究発表会-120222
⑨ 水理試験(湧水圧試験、ルジオン試験等)
地表からの調査・探査は別途考慮。また3D-CAD技術を援用。
6
探り削孔(ドリルジャンボを用いた探査)トンネル掘削に用いるドリルジャンボを活用
削孔時の各種データを取得し、地山評価に活用
取得デ タ取得データ
・削孔時の各種油圧データ(打撃圧、回転圧、フィード圧→削孔速度、削孔エネルギー)・スライム(岩片による地質評価)・削孔リターン水(水量、色・濁り)特別な設備は不要 最長50m程度(半~1方) トンネルジャンボ(ホイ ルタイプ)特別な設備は不要、最長50m程度(半~1方)地山は選ばないが、崩落性が強いと効率悪し
当社の実績 多数の現場で適用中
トンネルジャンボ(ホイールタイプ)
2,500
3,000
3,500
4,000
ネルギー
欠点
・トンネル用のドリルジャンボを用いるためやや削孔能力が低い 通常は1週間分の掘削延長
0
500
1,000
1,500
2,000
63.333
62.364
61.809
61.292
60.252
59.622
59.010
58.372
57.760
57.227
56.933
56.810
56.543
56.132
55.903
55.768
55.544
55.355
55.127
54.592
54.293
54.167
54.063
53.977
53.878
53.773
53692
穿孔エネ
削孔能力が低い。通常は1週間分の掘削延長(約30~50m程度)を行うことが多い。・スライムおよびリターン水の評価は、人間が実施する必要がある
削孔水・くり粉状態
STA.312+6
STA.312+6
STA.312+6
STA.312+6
STA.312+6
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA.312+5
STA3125
削孔水 ⇒ 灰色くり粉 ⇒ 黒色の細かいくり粉
北海道開発技術研究発表会-120222
施する必要がある。
油圧データの評価例
7
高速・長尺ボーリングによるコア採取技術(アロードリル)ロータリーパーカッションドリルにワイヤラインによるコア採取機能を持たせた手法
高速&長尺でのコア採取が可能:実績 50~150m/3方(週末4方)軟岩地盤に適し、硬岩でも適用可能
当社の実績 4現場当社の実績:4現場欠点
・ロータリーパーカッションのため アロ ドリル(クロ ラタイプ)・ロータリーパーカッションのため、特に硬岩については地山を破砕しながらコア採取することになる。このため 岩片状のコアの採取と
アロードリル(クローラタイプ)
このため、岩片状のコアの採取となるが、地質状態の判定は可能
・破砕質(緩い)地山ではコアを流す
北海道開発技術研究発表会-120222
破砕質(緩 )地山 は アを流すリスク有り
・専用マシンが必要となる。 ビット
8
アロードリルコア状況
北海道開発技術研究発表会-120222凝灰質砂岩~泥岩 qu≒20N/mm2 100m/2方
9
アロードリルコア状況 ディスキング
花崗岩(B~CH級) qu≒100N/mm2
北海道開発技術研究発表会-120222
花崗岩( 級) q
100m/5方
10
超高速削孔技術(ダウンザホール)高効率で岩盤を削孔できる先端打撃型ウォータハンマを搭載したダウンザホールハンマをトンネル切羽にて水平方向に使用
超高速での削孔が可能であり 湧水に関する探り削孔と水抜きボ リング超高速での削孔が可能であり、湧水に関する探り削孔と水抜きボーリングへの適用が可能
削孔速度:実績 168m/4方(硬岩にて)ウォーターハンマ
( )軟岩~硬岩に適用可能
当社の適用実績:5現場欠点
・現状では、地山の状態(硬軟等)について指標を得ることが難しいたついて指標を得ることが難しいため、湧水量とスライムによる前方評価が主体
→ 現在、地山の状態等を評価する取組みを試行中
専用マシンが必要となる
北海道開発技術研究発表会-120222
・専用マシンが必要となる。ベースマシン(クローラタイプ)
11
TSP (Tunnel Seismic Prediction) 探査技術小規模発破で発生させた弾性波の伝播・反射に伴う波形を取得し、切羽前方100~150mの地質構造(反射面、弾性波速度構造、等)を3次元にて予測10数年前より実用化 SWISS AMBERG社が開発10数年前より実用化、SWISS・AMBERG社が開発開発当初は2次元レシーバーのため、結果の解釈に課題(TSP202)近年3次元レシーバーを導入 解析精度と使い勝手が向上(TSP203)近年3次元レシ バ を導入、解析精度と使い勝手が向上(TSP203)当社の実績 6現場 46回探査に要する時間探査に要する時間
・測定準備(1.5~2時間:前日)発破孔24孔(2m)削孔受振孔2孔(2m)削孔受振孔ケーシング設置
・現場測定(1.5~2時間)発破・測定を24回繰り返し解析 時 事務
北海道開発技術研究発表会-120222
・解析(1.5~2時間、事務所)TSP探査技術のイメージ
2受振点、24発破 [AMBERG社]
12
TSPの原理-1弾性波(縦波、横波)が地山中の物性境界面(地質境界、断層・破砕帯、不連続面等)で伝播・反射・屈折する現象を利用発破(24点)で発生した弾性波を受振点(トンネル両翼2点)で測定発破(24点)で発生した弾性波を受振点(トンネル両翼2点)で測定その到達(伝播)時間や受信波形等を解析弾性波反射面や速度構造の3次元(空間)分布を推定弾性波反射面や速度構造の3次元(空間)分布を推定
2 31
V2 = 4000 m/sr2 = 2.5 g/cm3
V3 =5000 m/sr3 = 2.6 g/cm3
V1 = 5000 m/sr1 = 2.6 g/cm3
RCV direct
発破点受振点
2 3
33
1
reflected
direct
offset
t (m
)t (
m)
t (m
)
22 R1 R2
距離
offs
et
1offs
etof
fset
11離隔距
北海道開発技術研究発表会-120222
tR1 tR2
travel time (ms)00 tD tR1 tR2
travel time (ms)00 tD tR1 tR2
travel time (ms)00 tD
直接波 R1反射波 R2反射波
伝播時間
13TSPの原理-2各発破点(24点)で順次発破を行い その時に発生した弾性波が境界面で反射・透各発破点(24点)で順次発破を行い、その時に発生した弾性波が境界面で反射 透過し、受振点に到達する
反射面の位置、トンネルとの位置・傾斜関係(水平・鉛直)、連続性、地山物性(Vp & Vs)等により 受振点への伝播経路と伝播(到達)時間が異なり 到達波となるVs)等により、受振点への伝播経路と伝播(到達)時間が異なり、到達波となるこれらを専用ソフトにて解析し、最も合理的(誤差の少ない)な弾性波反射面や速度構造の3次元(空間)分布を推定する
受振点 離隔距離
0
20
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200
m) Reflector 1
Reflector 2
45 m
67 m
90 m
50°
Offset (m)0
20
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 2000 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200
m) Reflector 1
Reflector 2Reflector 1Reflector 2
45 m
67 m
90 m
50°
Offset (m)Receiver
発破点
受振点
反射面1(赤)
離隔距離
反射面2(青)
40
60
Dep
th (m
ShotsReflector 3
dip 50
40
60
Dep
th (m
ShotsReflector 3ShotsShotsReflector 3
dip 50
発破点
反射面 (青)反射面3(緑)
Traveltime Curves
Direct WaveReflector 1Reflector 2
0 10 20 30 40 500
5
10
Vp = 7000 m/s
60
Traveltime Curves
Direct WaveReflector 1Reflector 2
Direct WaveReflector 1Reflector 2
0 10 20 30 40 500 10 20 30 40 500 10 20 30 40 500
5
10
0
5
10
Vp = 7000 m/s
60
直接波反射面1(赤)反射波反射面2(青)反射波
伝播時間曲線
ltim
e (m
s)
Reflector 2Reflector 3
15
20
25ltim
e (m
s)
Reflector 2Reflector 3Reflector 2Reflector 3
15
20
25
15
20
25播時間
反射面2(青)反射波反射面3(緑)反射波
北海道開発技術研究発表会-120222
Trav
e
30
35
40
Trav
e
30
35
40
30
35
40
伝
14
TSP探査装置概要システム設置レイアウト
北海道開発技術研究発表会-120222データ収録&解析用PC 現地計測状況
受振機本体
15
北海道開発技術研究発表会-120222実際のトンネルでの測定用発破状況(火薬量200g)
163Dイメージ図
北海道開発技術研究発表会-120222
172次元断面図
弾性波Vp 3300
3400
距離程 (m)
弾性波Vp速度分布
3000
2900
3100
3200
(m/s)(m/s)
縦断図
切羽
縦断図
平面図
切羽
北海道開発技術研究発表会-120222
平面図
18
前方探査総合解析事例前方探査総合解析事例
AトンネルAトンネル
北海道開発技術研究発表会-120222
19トンネル全線の間に6本の断層が想定
高密度弾性波探査の結果 その他にも数箇所の弾性波速度の落高密度弾性波探査の結果、その他にも数箇所の弾性波速度の落ち込みを特定
坑口より約250mの弾性波速度の落込み帯で突発湧水(0.7t/min)に遭遇
このため、当初想定のF4断層、およびその手前の弾性波速度の落込み帯をめがけ TSP探査を実施落込み帯をめがけ、TSP探査を実施
突発湧水突発湧水が発生
掘進方向
TSP探査
北海道開発技術研究発表会-120222
TSP探査を実施
20
フィルタリング1 フィルタリング2TSP探査結果
弾性波速度分布 弾性波速度分布
縦断図 縦断図
切羽前方40~60m程度でVpが低い(濃い青)領域を確認。弾性波探査平面図 平面図
北海道開発技術研究発表会-120222
切羽前方 程度で pが低 (濃 青)領域を確認。弾性波探査における低速度部に相当。地山状況が悪い(F4断層?)可能性高し。
→ 高速・長尺コアボーリング(アロードリル)による地質確認を実施
21アロードリル探査結果
地質は付加体の砂岩・頁岩互層
深度30~45mのコアを表示
ロータリーパーカッションのため、硬岩部のコアは破砕されて採取されるも 新鮮 堅硬であるれるも、新鮮・堅硬である
深度42.3m付近より岩片が小さくなり 粘土の混入が認められるなり、粘土の混入が認められる
43.7~44.7mまではほぼ粘土状の棒状コアを採取棒状 を採取
これらの粘土化帯は、TSPの低速度帯にほぼ相当
そこで、粘土化帯の直前で、ジャンボによる探り削孔を実施
ド 状
北海道開発技術研究発表会-120222
アロードリルのコア状況粘土化帯
22探り削孔探査結果
27.6m掘削を進めた位置で探り削孔を実施。削孔エネルギが相対的に低い領ぼ域を前方18.4~25.4mで確認。これは、TSPの低速度帯にほぼ相当
◎ 穿孔探査実施結果(H21.06.20 L=31.0m)
4.0
5.0
6.0
7.0
度
本日切羽 No.312 STA.312+90.500
速度
-2.0
-1.0
0.0
1.0
2.0
3.0
穿孔速
15 0
17.0
19.0
削孔速
圧
5.0
7.0
9.0
11.0
13.0
15.0
打撃圧
8.0
9.0
10.0
打撃圧
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
回転圧
7 0
8.0
回転圧
圧
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
フィード圧
2,000
低削孔エネルギ領域
フィード圧
0
500
1,000
1,500
00
33
43
02
48
46
92
63
43
24
14
12
59
01
95
12
29
33
78
15
83
65
75
01
15
17
40
45
61
17
36
99
62
15
00
62
93
95
87
88
42
85
23
40
63
16
98
53
30
99
76
39
82
61
12
81
47
穿孔エネルギー
ルギ領域
孔エネルギー
北海道開発技術研究発表会-120222削孔水・くり粉状態
STA.313+98.90
STA.313+98.23
STA.313+97.54
STA.313+97.10
STA.313+96.54
STA.313+95.94
STA.313+95.59
STA.313+95.26
STA.313+94.84
STA.313+94.12
STA.313+92.91
STA.313+92.11
STA.313+91.45
STA.313+90.80
STA.313+90.09
STA.313+89.51
STA.313+88.92
STA.313+88.33
STA.313+87.67
STA.313+87.11
STA.313+86.58
STA.313+86.06
STA.313+85.67
STA.313+85.20
STA.313+84.61
STA.313+84.11
STA.313+83.54
STA.313+82.84
STA.313+82.26
STA.313+81.71
STA.313+81.13
STA.313+80.39
STA.313+78.76
STA.313+77.81
STA.313+76.60
STA.313+75.96
STA.313+75.49
STA.313+75.09
STA.313+74.58
STA.313+74.18
STA.313+73.74
STA.313+73.28
STA.313+72.92
STA.313+72.54
STA.313+72.16
STA.313+71.81
STA.313+71.39
STA.313+71.05
STA.313+70.73
STA.313+70.39
STA.313+70.07
STA.313+69.53
STA.313+69.18
STA.313+68.86
STA.313+68.51
STA.313+68.18
STA.313+67.84
削孔水 ⇒ 黒色くり粉 ⇒ 黒色の砂利状のくり粉
削孔水 ⇒ 黒色くり粉 ⇒ 泥状の削孔水。くり粉は洗われて減少
削孔水 ⇒ 白色くり粉 ⇒ 黒色の小さなくり粉に石英の細かいくり粉を含む。
飲み下がり早い
削孔水 ⇒ 灰色くり粉 ⇒ 黒色の砂利状のくり粉
削孔
23まとめ
TSP探査結果にアロードリル探査と探り削孔探査の結果を重ねて図示
TSPによる低速度帯(濃い青の領域)に対し、アロードリルによる粘土化帯(図中緑の②)は3.7m程度の誤差を持つものの、ほぼ相当する位置で確認
探り削孔による低削孔エネルギー領域(図中緑の③)は、2.5m程度の誤差を持ち、ほぼ相当する位置で確認
実際の切羽でも ほぼ相当する
粘土確認 低削孔エネルギ帯確認実際の切羽でも、ほぼ相当する
位置にて岩盤状況が悪い状況を確認、慎重に突破
アロードリル
低速度帯
探り削孔 確認
今回の結果では、TSPにより約50m先の低速度帯の始まりの位置を数m程度の誤差で探査可能置を数m程度の誤差で探査可能
TSP探査は利便性が高く、他の探査法の採用のための1次フィル探査法の採用のための1次フィルタ的な使い方は有効
高密度弾性波探査との組合せは
北海道開発技術研究発表会-120222
特に有効 水平断面図
24
前方探査総合解析事例前方探査総合解析事例
BトンネルBトンネル
北海道開発技術研究発表会-120222
25TSP解析により湧水発生位置を推定する
パラメータ変化が大きい点をピックアップ。図中に矢印をパラメ タ変化が大きい点をピックアップ。図中に矢印を記した位置が該当位置
この結果 各湧水帯の開始位置付近と変化点がほぼ整合この結果、各湧水帯の開始位置付近と変化点がほぼ整合
変化点と湧水位置は1:1で対応するわけではないものの、湧水発生可能性の高い位置を絞り込むことが出来る可能あり可能性の高い位置を絞り込むことが出来る可能あり
本評価に従い、継続的にデータを蓄積を継続中
弾性波速度[m/sec]
Vp/Vs比
Vp
Vs
V /V 比の変化より地下水Vp/Vs比 Vp/Vs比の変化より地下水状況変化の可能性が予想される位置
切羽
北海道開発技術研究発表会-120222 第1湧水帯 第2湧水帯
26
前方探査総合解析事例前方探査総合解析事例
梅川トンネル(小樽開建)梅川トンネル(小樽開建)
北海道開発技術研究発表会-120222
27梅川トンネル前方探査 水平ボーリング×3本凝灰岩
貫入安山岩
断層?(軟弱?)
貫入安山岩(硬岩?)
北海道開発技術研究発表会-120222掘進方向
28凝灰角礫岩 (安山岩部、断層部もほぼ同様)
凝灰岩 (非常に軟質、変化位置が手前にずれる)
北海道開発技術研究発表会-120222
29
地形・地質の3D-CAD技術坑口部、低土被り部、および切羽前方探査において、トンネルと地形および地質との相互関係を 3次元かつビジュネルと地形および地質との相互関係を、3次元かつビジュアルに確認し、各種の検討(地質評価、安定解析、施工計画 数量計算 等)に活かすために 3D CAD技術を活用画、数量計算、等)に活かすために、3D-CAD技術を活用
使用ソフトは当社標準としているAutoCAD社Civil-3D
一度データを作成しておけば、例えば坑口付近の施工計画や 第三者へのプロジェクト説明に援用可能画や、第三者へのプロジェクト説明に援用可能
当社の実績:4現場
北海道開発技術研究発表会-120222
30
全線地形モデル 鳥瞰図
坑口施工計画に適用
平面図
始点側坑口終点側坑口
始点側坑口
北海道開発技術研究発表会-120222
31
坑口部地形モデル平面図
地すべり評価・検討に適用
鳥瞰図
終点側坑口坑口直交断面
地すべり方向断面
北海道開発技術研究発表会-120222
32
鳥瞰図縦断図
北海道開発技術研究発表会-120222
33
横断図
北海道開発技術研究発表会-120222
34
北海道開発技術研究発表会-120222
35
北海道開発技術研究発表会-120222