42
-185- 1 沿革 大正10年10月 東京府立東京商工奨励館(東京都立工業奨励館の前身)設立 大正13年 8月 東京市電気研究所(東京都電気研究所の前身)設立 昭和 2年 3月 東京府立染色試験場(東京都立繊維工業試験場の前身)設立 昭和34年 7月 東京都立アイソトープ総合研究所設立 昭和45年12月 東京都立工業奨励館と東京都電気研究所を統合し、東京都立工業技術 センター設立 平成 3年 7月 城東地域中小企業振興センター発足 平成 8年 2月 城南地域中小企業振興センター発足 平成 9年 4月 東京都立工業技術センターと東京都立アイソトープ総合研究所を統合 し、東京都立産業技術研究所として発足 平成12年 4月 東京都立産業技術研究所に東京都立繊維工業試験場を統合 平成14年 4月 多摩中小企業振興センター発足 平成18年 4月 城東地域中小企業振興センター、城南地域中小企業振興センター、 多摩中小企業振興センターの技術支援部門を統合し、 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターとして発足 平成22年 2月 多摩テクノプラザ開設 多摩支所および八王子支所閉鎖 平成23年 3月 駒沢支所閉鎖 平成23年 9月 西が丘本部閉鎖 平成23年10月 本部(江東区青海)開設 平成27年 4月 バンコク支所開設

1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-185-

資 料

1 沿革

大正10年10月 東京府立東京商工奨励館(東京都立工業奨励館の前身)設立

大正13年 8月 東京市電気研究所(東京都電気研究所の前身)設立

昭和 2年 3月 東京府立染色試験場(東京都立繊維工業試験場の前身)設立

昭和34年 7月 東京都立アイソトープ総合研究所設立

昭和45年12月 東京都立工業奨励館と東京都電気研究所を統合し、東京都立工業技術

センター設立

平成 3年 7月 城東地域中小企業振興センター発足

平成 8年 2月 城南地域中小企業振興センター発足

平成 9年 4月 東京都立工業技術センターと東京都立アイソトープ総合研究所を統合

し、東京都立産業技術研究所として発足

平成12年 4月 東京都立産業技術研究所に東京都立繊維工業試験場を統合

平成14年 4月 多摩中小企業振興センター発足

平成18年 4月 城東地域中小企業振興センター、城南地域中小企業振興センター、

多摩中小企業振興センターの技術支援部門を統合し、

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターとして発足

平成22年 2月 多摩テクノプラザ開設

多摩支所および八王子支所閉鎖

平成23年 3月 駒沢支所閉鎖

平成23年 9月 西が丘本部閉鎖

平成23年10月 本部(江東区青海)開設

平成27年 4月 バンコク支所開設

Page 2: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-186-

2 施設

1) 本部(平成 23 年 10 月 3 日業務開始)

所 在 地 東京都江東区青海二丁目 4番 10 号

敷地面積 14,519.35 ㎡

建築面積 8,573.38 ㎡

延床面積 33,129.80 ㎡(本体建屋:33,032.30 ㎡、付属建屋:97.50 ㎡)

1 階

総合受付

総合支援窓口

払込窓口

コーディネーター室

相談室

AM(3D プリンター)ラボ 1

2 階

東京イノベーションハブ

研修室・会議室

実証試験セクター

3 階

創作実験ギャラリー

製品開発支援ラボ

共同研究開発室

輸出製品技術支援センター

AM(3D プリンター)ラボ 2

2E02 2E03 2E04 2E05 2E06 2E07  

 東階段1  東階段2

 

 

 

2C10 女子 男子

トイレ トイレ

2C11

2C17

 

だれでもトイレ

 

2C19 2C18

講師

控室

中央階段

西階段1 西階段2

 

2S01

温度・衝撃試験室

耐候性試験室

塩水噴霧

試験室

2C08

6

ELV

環境試験室 腐食

ガス

2N01

バイオ計測・評価実験室

金属加工実験室

精密加工実験室

表面改質評価室

2N05

2N04

2N03

2N02

2C07

2C22 2C23男子

第2金属

5

材料

ELV

金属

2C052C042C03

照明開発

ラボ

交流室研修室244

観察室 加工室

会議室231

現像室

2C25 2C26

金属材料評価室

試験室

打合室

半導体材料実験室

ELV

東京イノベーションハブ

相談室 研修室243研修室242研修室241

連携室展示コーナー

産学公喫煙

女子

トイレ トイレ

会議室233パソコン教室232会議室

2C27

221

材料

2 F

3 41 2

段差

解消

ELV ELV ELV

女子 男子

  トイレ トイレ

女子 男子

トイレ トイレ

 

1C23

中央階段

西階段1 西階段2  

相談室 コーディネーター室

1C03

エントランスホール

核磁気共鳴試験室

総合支援窓口

プラスチック成形加工室

放射線非破壊検査室

幾何形状測定室

量子ビーム利用分析室

電磁シールド室

1C18

1C24

1C25だれでもトイレ

1N04

1N03

1N02

1N01

1N05

残響室

パネル施工室

無響室

半無響室

AMラボ1 第一金属材料加工室 塑性加工実験室振動

試験室

展示コーナー

 総合受付

透過電子顕微鏡室

走査電子顕微鏡室

X線分析室

極微量分析室

イオン成膜室

1C05 1C07

1C22

1C20

1S011E051E041E031E01

 東階段1  東階段2

6

3 4

ELV ELV

ELV ELV ELV

1

5

高電圧実験室

1 F

2

払込窓口

ELV

製品強度実験室

1S02

1C19

1C04イオン

注入室

3E05 3E06 3E07

 

 東階段1  東階段2

 

3N04

女子 男子

トイレ トイレ

3N03

3N08

3N02 

だれでもトイレ

3N01 3W08 3W02

西階段1 西階段2

3 4

3C21

ELVELV

317

3W01

3W07 デザイン

モデル室

試作加工室

輸出製品技術

支援センター

温度環境試験室

化学実験室

1 2 デザイン試作室

ラボ

(化

319

318

5

ELV

301 302

ージ

ャー室

ラボ交流室

喫煙

309 310 311 312製品開発支援ラボ(IT系)

308

ELV

ELVELV

外観評価室

3C17

3 F

6

313 314 315 316製品開発支援ラボ(電気系)

AMラボ2

3C20 3C19

映像編集室

創作実験ギャラリーデザイン支援室

306

製品開発支援ラボ(機械系)

391 392 393

共同研究開発室

303 304 305

試作支援室

電気精密計測室・

温度・電気標準室

電気実験測定室

3S02

3S03

3S04

女子

トイレ

男子

トイレ

307

3C22

会議室331 デザイン出力室

デザイン開発室

アパレルデザイン室

Page 3: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-187-

4 階

執務室

相談室

5 階

講堂

図書室

会議室

相談室

食堂

○本部建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

塔屋

鉄骨鉄筋コンクリート造

(一部、鉄骨造)

121.95 ㎡ 機械室など

5 階 6,397.80 ㎡ 講堂、図書室、会議室、食堂など

4 階 6,719.04 ㎡ 執務室など

3 階 6,352.55 ㎡ 製品開発支援ラボ、AM ラボ 2など

2 階 6,170.43 ㎡ 東京イノベーションハブ、実証試験

セクターなど

1 階 7,081.91 ㎡ 総合支援窓口、AM ラボ 1など

地階 188.62 ㎡ 一般廃棄物処理施設など

付属建屋 鉄筋コンクリート造 97.50 ㎡ 車庫および廃棄物倉庫

合計 33,129.80 ㎡

 東階段1  東階段2

女子 男子

トイレ トイレ

 

だれでもトイレ

ホワイエ

西階段1 西階段2

5E07 5E08 5E09 5S01

5C03

5S02湿式表面処理

皮膜解析室

第2照明実験室

第1照明実験室

赤外線実験室

システム技術実験室

信号処理技術実験室

情報通信技術実験室

第3塗装実験室

第2塗装実験室

5E02 5E03 5E04 5E05

電気材料実験室

5E06

第1塗装実験室

5N08

信頼性実験室

F

6

ELV ELV

ELV ELV ELV ELV

講堂

4

5

1

5

環境科学実験室

2 3

図書室

5S05住環境・資源

有効実験室

5S04

湿式表面

処理実験室

5S07

控室等

講堂相談室 食堂喫煙室

会議室531

木質材料加工室 トイレ

5N07

電子回路実験室

5N01

電気機器実験室

パワエレ実験室

5N02安全性試験室

5N04

5N05

女子

トイレ

男子

5N06

マイクロマシン実験室

5S06資源有効

利用実験室

5S03

4E02 4E03 4E04 4E05 4E06 4E07 4E08 4E09 4E10 4E11 4E12 4E13

 東階段1  東階段2

 

女子 男子

トイレ トイレ

 

だれでもトイレ

4N04

西階段1 西階段2

4S02

4S03

薄膜応用実験室

塗膜物性試験室

4S04

相談室

有機材料物性測定室

女子

高分子材料物性測

定室

有機材料実験室

トイレ

男子

5

ELV

4N02高分子材料強度

試験室

有機機器分析室

4N05

4N06

無機分析実験室

4N07

6

ELV

ELV

執務室

ELV

4 F

43

幹部エリア 相談室

住環境実験室

第1細

胞・遺

伝子実

験室

第2細胞・遺伝子実験室

糸状菌実験室

担子菌実験室

バイオセンシング実験室

機能性材料実験室

バイオメディカル

材料分析室

照射材料実験

バイオポリマー実

験室

4S07

ロボット走行試験開発室

トイレ

1 2

ELV ELV

4S05

4S06

触媒実験室

耐久性試験室

微粒子応用実験室

無機機器分析室

4N08

ガラス実験室

4N09

ガラス評価室

Page 4: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-188-

<東京ロボット産業支援プラザ>

所 在 地 東京都江東区青海二丁目 5番 10 号(テレコムセンター内)

使用面積 2,334.46 ㎡ 延床面積 158,050.18 ㎡

1 階 2 階

3 階

〇東京ロボット産業支援プラザ建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

1 階 鉄筋コンクリート造 927.66 ㎡ 走行試験エリア、強度試験エリア

2 階 鉄筋コンクリート造 524.18 ㎡ 執務室、疑似実証実験スペース

3 階 鉄筋コンクリート造 882.62 ㎡ EMC 試験室、試作開発室、会議室、共同研究開発室

合計

2,334.46 ㎡

執務室 疑似実証実験

スペース

Page 5: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-189-

ケミカルルーム

地階

2) 城東支所

所 在 地 東京都葛飾区青戸七丁目 2番 5号(城東地域中小企業振興センター内)

使用面積 1,564.82 ㎡ 延床面積 4,402.90 ㎡

○城東支所建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

地階 鉄筋コンクリート造 182.00 ㎡ ケミカルルーム

1 階 鉄筋コンクリート造 728.80 ㎡

事務室、デザインルーム、技

術開発支援室、エレクトロニ

クス測定室、精密測定室、環

境試験室

2 階 鉄筋コンクリート造 654.02 ㎡

大会議室、中会議室、エレク

トロニクス支援室、イノベー

ション促進室、ケミカル支援

合計 1,564.82 ㎡

ケミカル支援室 中会議室 大会議室

2階

イノベーション

促進室

エレクトロニク

ス支援室

入口

1階

事務室

デザインルーム

エントランスホール

受付

環境試験室

技術開発支援室

精密測定室

エレクトロニクス

測定室

Page 6: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-190-

3) 墨田支所 生活技術開発セクター

所 在 地 東京都墨田区横網一丁目 6番 1 号(国際ファッションセンタービル 12 階)

使用面積 1,920.02 ㎡ 延床面積 47,565.60 ㎡

○墨田支所建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

A ブロック 鉄骨 296.46 ㎡ 総合受付、相談コーナー、図書室、応接

室、会議室、セミナー室

B ブロック 鉄骨 417.65 ㎡

生活空間計測スタジオ、生活製品開発ラ

ボ、染色加工試験室、品質評価試験室、

安全技術評価室、耐光性試験室、クリー

ニング試験室

C ブロック 鉄骨 118.62 ㎡ 高度観察システム室、生活科学試験室

D ブロック 鉄骨 123.00 ㎡ 恒温恒湿室、官能検査室、デザイン室

E ブロック 鉄骨 218.31 ㎡ 被服科学試験室、生活環境試験室、日射

フィールド試験室

F ブロック 鉄骨 310.49 ㎡ 執務室、アパレル設計室

その他 435.49 ㎡ 通路、空調機械室など

合計 1,920.02 ㎡

Page 7: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-191-

4) 城南支所

所 在 地 東京都大田区南蒲田一丁目 20 番 20 号(城南地域中小企業振興センター内)

使用面積 2,668.52 ㎡ 延床面積 8,054.61 ㎡

○城南支所建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

地階 鉄筋コンクリート造 1,020.66 ㎡

先端計測加工ラボ第二室、光造形

室、ガスクロマトグラフ質量分析

室、化学試験室、皮膜測定室、ク

リーンルーム、環境試験室

1 階 鉄筋コンクリート造 1,292.68 ㎡

受付、先端計測加工ラボ第一室、

電子顕微鏡室、機器分析室、磁気

遮蔽室、各種実験室、研究員室

2 階 鉄筋コンクリート造 108.24 ㎡ コンピュータ実習室

3 階 鉄筋コンクリート造 246.94 ㎡ 事務室他

合計 2,668.52 ㎡

Page 8: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-192-

5) 多摩テクノプラザ

所 在 地 東京都昭島市東町三丁目 6番 1 号(産業サポートスクエア・TAMA 内※)

使用面積 6,120.10 ㎡ (産業サポートスクエア・TAMA 延床面積 9,258.64 ㎡)

○多摩テクノプラザ建物内訳

名称 建物

内容 構造 面積

テクノプラザ本館

(A棟)

鉄筋コンクリート造

地上 3階建 3,353.53 ㎡

事務室、振動試験室、環境試験室、

塩水噴霧試験室、精密測定室、電

子顕微鏡室、化学分析室、高速造

形室、素材評価試験室、会議室、

製品開発支援ラボ

複合素材開発サイト

EMC サイト

(B棟)

鉄骨造

地上 1階建 2,766.57 ㎡

染色加工室、複合材料成形室、複

合素材評価室、繊維実習室、10 m

法電波暗室、3 m 法電波暗室、シ

ールドルーム、電波ノイズ試験室

合計 6,120.10 ㎡

※C 棟:東京都商工会連合会

D 棟:(公財)東京都中小企業振興公社多摩支社

EV

相談コーナー

試作加工室 素材評価

試験室

高速

造形室

電子回路

評価室 会議室

会議室

電気

試験室

繊維物性

試験室

EV

パソコン

ルーム 資料室

製品開発支援ラボ ラボ交流

サロン

電子顕

微鏡室

物性

評価室 環境試験室

塩水噴霧

試験室

材料強度

試験室

振動

試験室

クリーン

ルーム

精密

測定室

化学

分析室 EV

事務室

入口

受付 相談

コーナー

複合材料成形室

不織布

加工室 ニット

加工室

整経

加工

生地

プリン

ト加工

染色

加工室 撚糸

試験室

繊維

実習室

繊維

資料室

機器利用 コーナー

複合素材

評価室

商品

分析室

繊維仕上

加工室

洗濯性能

評価室

繊維応用

試験室

シールド

ルーム2 シールド

ルーム1

電波

測定室3 電波

測定室2

電波

測定室

入口

電波ノイズ

試験室

10 m 法

電波暗室

3m 法

電波暗室

本館 1階

本館2階

本館3階

複合素材開発サイト

EMCサイト

織物加工室

Page 9: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-193-

3 東京都地方独立行政法人評価委員会試験研究分科会

東京都地方独立行政法人評価委員会は、東京都が設立する地方独立行政法人の業務実績に関する

評価などを行う組織であり、そのうち試験研究分科会は、都産技研についての評価を行う。平成 28

年度、試験研究分科会が 5回開催された。

○平成 28年度試験研究分科会開催概要

開催年月日 概 要

第 1回 平成 28 年 6 月 28 日 ・平成 27 年度および第二期中期目標期間の業務実績報告について都

産技研から説明し、質疑応答ならびに意見聴取した。

第 2回 平成 28 年 7 月 21 日 ・平成 27 年度および第二期中期目標期間の業務実績評価(案)につい

て事務局から説明し、質疑応答ならびに意見聴取した。

第 3回 平成 28 年 7 月 29 日

・平成 27 年度業務実績評価(案)について事務局から説明し、評価案

のとおり決定した。

・第二期中期目標期間業務実績評価(案)について事務局から説明し、

評価案を分科会の決定とし、評価委員会に諮ることとした。

・平成 27 年度財務諸表および利益処分(案)について事務局から説

明し、質疑応答ならびに意見聴取した。

・第二期中期目標期間終了に伴う積立金処分(案)について事務局か

ら説明し、処分案を分科会の決定とし、評価委員会に諮ることとし

た。

第 4回 平成 29 年 2 月 28 日

・第三期中期計画の変更(案)について事務局から説明し、意見聴取

した。

・第三期中期目標期間における業務実績評価方法について事務局から

説明し、質疑応答ならびに意見聴取した。

第 5回 平成 29 年 3 月 6 日 ・平成 29 年度年度計画について都産技研から説明し、質疑応答なら

びに意見聴取した。

Page 10: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-194-

4 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター憲章

都産技研が社会において活動していく上で、法人の考え方や姿勢を明確にするために、基本理念

とその理念を実現するための行動指針ならびに行動基準を「憲章」として、平成 19年 12 月 1 日に

策定した。役職員に憲章を印刷したカードを携帯させ、都産技研全体のものとする活動を進め、憲

章の精神を実現するために精励して業務に取り組んでいる。

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター憲章

「明日の暮らしと産業を支えるために」

<基本理念>

-私たちの使命-

産業を担う東京の中小企業を科学技術で支え、すべての人々の生活に貢献することが私たちの使命

です

-私たちの理想-

地球を取り巻く課題を常に意識し、未来を見つめ、日々の努力と英知をもって果敢に挑みつづける

ことが私たちの理想です

-私たちの信条-

すべての人々の喜びと安心を大切にし、豊かな創造力と優れた技術に基づく公正なサービスを提供

することが私たちの信条です

<行動指針>

私たちは、基本理念の精神を実現するために、以下の指針に従って行動します

1.誠実であり続けます(誠実)

2.科学技術で社会に貢献します(技術)

3.環境保護に取り組みます(環境)

4.活気に満ちた健全な職場をつくります(活力)

5.自らの向上に努めます(研鑽)

6.適正に業務を行います(適正)

7.情報を適切に取り扱います(情報)

役員は、率先垂範して憲章を実現するために行動します

Page 11: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-195-

5 環境方針

都産技研は環境に配慮した業務運営の指針となる環境方針を、平成 21 年 1 月 1 日に制定した。

環境にとって良い活動やサービスの提供、継続的取り組み、環境負荷の低減、法令遵守、環境目標

などについて、それを行う意思を明らかにした。

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター環境方針

「技術の力で環境改善と産業の発展を支えます」

<基本理念>

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターは、健康で安全な環境と持続的発展可能な社会

を次世代に継承するため、環境への配慮を経営上の最重要課題のひとつと位置付け、日々の努力と

英知をもって環境改善に取り組みます。

<基本方針>

1. 環境負荷の低減、環境改善につながる研究開発・技術支援を積極的に行います。

2. 省資源・省エネルギー化を推進し、CO2と廃棄物の削減に努めます。

3. 職員全員の環境問題に関する意識の向上を図ります。

4. 環境に関する法令、条例、規則等を遵守します。

5. 環境目標を策定し、定期的な見直しを行うことにより、継続的に改善を進めます。

この環境方針を内外に公表し、都民・中小企業の理解と協力を得ながら実施していきます。

Page 12: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-196-

6 リスクマネジメントに関する基本方針

都産技研におけるリスクマネジメントに関して必要な事項を定め、リスク顕在化防止および危機

対応等を行い、都産技研の事業運営の堅実化およびステークホルダーの損失の最小化を図るため、

平成 23年 1 月 23 日、リスクマネジメントに関する基本方針を制定した。

リスクマネジメントに関する基本方針

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(以下、「都産技研」という。)は、都内中小企

業のニーズに対応した技術支援を行い、もって都民生活の向上に寄与するために、都民の皆様から

のご理解と高い信頼が得られるよう、高品質な経営の確立を目指します。

適正かつ効率的な経営を実現するために、都産技研は有効な内部管理体制を構築し、事業に関連

する危機及び災害などの様々なリスクに対応するためのリスクマネジメントに関する体制を整備

し、その充実、強化に努めていきます。

リスクとは、それが顕在化することによって、事業目的の達成に望ましくない影響を与える可能

性、または可能性のある要因と定義します。

都産技研のリスクマネジメントは、以下の事項を達成目標として活動します。

1.役職員一人ひとりが、高い業務品質の維持・改善を通じて、リスクの顕在化防止に努めま

す。(品質)

2.リスクを特定、評価し、適切に対策を行うことでリスクの顕在化を未然に防ぎます。

(防止)

3.リスクが顕在化した場合は、責任ある行動により、被害の最小化及び速やかな回復を図り

ます。(回復)

4.リスクマネジメントを通じて、リスク対応能力の継続的向上を図ります。(向上)

5.都産技研に関係する全ての人や組織の安全及び健康に配慮した業務を行います。(安全)

6.高い倫理感を持って業務を遂行し、法令、規程類及びそれらの精神を理解し遵守します。

(遵守)

理事長はリスクマネジメント活動の責任者として、これを統括します。

都産技研では、以上の方針及びリスクマネジメントに関係する諸規程に基づき、リスクマネジメ

ントを確実に実行することで、都内中小企業への技術支援に貢献してまいります。

Page 13: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-197-

7 第三期中期計画

地方独立行政法人法(平成 15 年法律第 118 号)第 26 条の規定に基づき、東京都知事から指示を

受けた平成 28年 4 月 1日から平成 33年 3 月 31 日までの 5年間における地方独立行政法人東京都

立産業技術研究センター(以下「都産技研」という。)の中期目標を達成するための計画(以下「中

期計画」という。)を、以下のとおり定める。

都産技研は、平成 18年 4 月地方公設試験研究機関で初めて地方独立行政法人化し、デザインセ

ンターや企業の要望に応じたオーダーメード型の支援事業を新たに展開するなど事業の幅を広げ

るとともに、こうした技術支援に適した組織変更を行うなど、法人の経営判断に基づく機動性の高

い組織運営や柔軟かつ迅速な業務運営を積極的に推進し東京の産業の発展と都民生活の向上に寄

与してきた。

第二期中期計画期間では、平成 23年度江東区青海に開設の本部において高度な技術開発に対す

る支援を新たに開始するなど事業を拡充・強化して都内中小企業の製品化や事業化などものづくり

中小企業の総合的支援を行った。

第三期中期計画期間では、第二期中期計画期間で得られた事業成果を有効活用しつつ、研究開発

活動によって東京の成長産業支援を図るとともに、開発型中小企業支援をより充実させる。第二期

に開設した広域首都圏輸出製品技術支援センター(MTEP)事業並びに海外拠点事業により、都内中

小企業の海外展開等に対する技術支援をさらに推し進めていく。

具体的には、

1 研究開発活動による東京の成長産業支援

東京の将来の活力を支える成長産業分野である「環境・エネルギー」、「生活技術・ヘルスケア」、

「機能性材料」、「安全・安心」の4分野の研究開発活動によって中小企業の新事業への展開などを

促進する。また、今後の少子高齢化対策並びに生活の質の向上対策として期待されているロボット

産業の活性化事業を推進する。

2 プロダクトイノベーションの推進による開発型中小企業の支援

3D デジタル技術を活用した高度なものづくり支援及び新製品開発の要となる材料技術開発を支

援する。また、急激に発展する技術革新に対応する取組として、開発期間の短縮を求められている

都内中小企業に対し効率的な製品開発ができる場を提供することにより、製品開発や事業化のスピ

ードアップに貢献する。

3 中小企業の海外展開を支える技術支援

経済のグローバル化等への中小企業の対応を支援するため、国際規格に即した製品開発等に関す

る情報提供や相談体制の確保に努めるとともに、海外展開する中小企業に対する現地技術支援を進

め、都内中小企業の国際競争力の強化や海外展開に貢献する。

Page 14: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-198-

4 多様な機関との交流連携の推進

産学公連携によって中小企業と大学、学協会、研究機関との連携を推進する。公設試験研究機関

が相互に連携・補完して広域的に中小企業の技術支援を実施する。中小企業振興公社等の経営支援

機関と連携して技術と経営の両面から総合的な支援に努める。

5 高度な産業人材の育成

新製品・新技術開発、高度化する研究開発や製造技術において、ものづくりの上流工程である製

品の企画・設計を担う中小企業の技術者の育成を行う。中小企業の海外展開事業必須となるグロー

バル人材の育成に着手する。

Ⅰ 住民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためにとる

べき措置

1 東京の産業発展と成長を支える研究開発の推進

1-1 基盤研究

機械、電気・電子、情報、化学、バイオ等の基盤技術分野に対する基盤研究を着実に実施す

るとともに、中小企業の技術ニーズを踏まえ、付加価値の高い新製品・新サービス開発や技術

課題の解決に役立つ技術シーズの蓄積、今後発展が予想される技術分野の充実、都民生活の向

上に資する研究を基盤研究として取組む。

なかでも、今後の成長が期待される4つの技術分野を重点として、新産業育成を図る研究に

取組み、都内中小企業による新しいサービスの創出に貢献する。

ア)環境・エネルギー分野

大都市特有の課題である環境浄化に関する技術開発に取り組み、国際競争力を有する環境

浄化技術を開発するとともに、再生可能エネルギーなどの研究開発により新エネルギー創出

に貢献する。

イ)生活技術・ヘルスケア分野

感性工学などに基づいた生活技術を応用して、サービス産業の支援を行う。東京に集積

している健康・医療・福祉機器産業に対して、先端技術を活用した研究開発によって支援

を行う。

ウ)機能性材料分野

幅広い産業への波及効果が高い高機能性材料の開発に取り組み、航空機産業や素材産業な

どの成長産業に対する中小企業の参入を支援する。

エ)安全・安心分野

システム安全に基づいた高信頼性技術の開発を行い、製品の安全性向上を支援する。少子

高齢化社会で必要となるサービスロボットの安全性評価技術を開発し、信頼性の高いロボッ

ト開発を支援する。

基盤研究の成果は、都産技研の技術レベルの向上、対応技術分野の充実、新たな依頼試験項

目の追加など中小企業への技術支援につなげていくほか、中小企業との共同研究の実施や外部

資金導入研究にも発展させていく。基盤研究の成果を基に、事業化・製品化された件数、共同

Page 15: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-199-

研究に発展した件数、外部資金導入研究に採択された件数を合わせて、第三期中期計画期間中

に 100 件を目標とする。

1-2 共同研究

基盤研究で得られた研究成果を効率的かつ効果的に実用化へつなげていくため、独自の技術

やノウハウを有し意欲のある中小企業や業界団体、大学、研究機関と協力して、共同研究に積

極的に取り組む。共同研究の実施により、第三期中期計画期間中に製品化又は事業化に至った

件数については、33 件を目標とする。

共同研究機関の共同研究による製品化・事業化を把握できる仕組みを導入する。

1-3 外部資金導入研究・調査

都産技研が保有する研究成果を基に、科学技術研究費や産業振興を目的とする外部資金等に

積極的に応募し採択を目指す。外部資金を導入した研究・調査を実施した成果をもって、中小

企業のニーズや社会的ニーズの解決に応えていく。外部資金導入研究・調査の採択件数につい

ては、第三期中期計画期間中に 70件を目標とする。

1-4 ロボット産業活性化事業

今後の少子高齢化対策並びに生活の質の向上対策として期待されているロボット産業の活

性化事業を実施し、中小企業や大学との共同研究を通じた事業化・産業化を推進する。また、

ロボット産業の活性化に必要な産業人材を育成する。

1-5 生活関連産業の支援

クールジャパン製品に代表されるように、生活関連製品の付加価値向上の重要性が増してい

ることから、感性工学など新たな産業技術にもとづく開発促進および製品評価に係る技術支援

サービスを実施する。

2 中小企業の製品・技術開発、新事業展開を支える技術支援

2-1 技術的課題の解決のための支援

(1) 技術相談

ものづくりの基盤的技術分野の技術支援ニーズのみならず、環境、生活技術、安全・安心な

ど都市課題の解決に向けた幅広い技術支援に取組む。

本部に設置した総合支援窓口の取組みを継続し、複数技術分野にまたがる相談への一括対応

などサービス機能の総合化を図り、お客様へのワンストップサービスを継続する。

中小企業の現場での支援が必要な場合は、職員や専門家を現地に派遣する実地技術支援を実

施する。都産技研が保有していない技術分野の相談があった場合は、専門家への委嘱あるいは

他の試験研究機関や大学へ紹介するなどお客様の利便性向上に努める。

技術相談件数については、第三期中期計画期間の最終年度である平成 32 年度の年間実績

120,000 件を目標とする。

Page 16: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-200-

(2) 依頼試験

製品の品質・性能証明や事故原因究明など都内中小企業の技術的課題の解決及び高品質、高

性能、高安全性など付加価値の高いものづくりを支援できるよう、依頼試験の充実を図るとと

もに、効果的な技術的アドバイスを実施する。JIS 等に定めのない分析・評価など、お客様の

個別の試験ニーズに対しては、オーダーメード試験により柔軟に対応する。

膨大かつ多様な試験ニーズに対応するため、首都圏公設試験研究機関連携体(以下「TKF」

という。)に参加している近隣の公設試験研究機関と連携し、お客様の相互紹介を行うなどの

サービスを実施する。

中小企業の海外取引の拡大や高度化する製品開発に伴って必要となる品質証明に関するニ

ーズに対応し、公的試験研究機関としての信頼の維持向上を図るため、機器の保守・更新、校

正管理をより適切に行う。試験所認定を受けた登録分野の技術支援を実施することで、依頼試

験の高品質化を進める。

高付加価値な製品の開発に必要となる高度かつ多様な試験ニーズに対応するため、試験項目

の追加等を適宜行うとともに、全国の公設試験研究機関にはない都産技研の特徴ある技術分野

(非破壊透視試験、音響試験、照明試験等)については、試験精度の向上や試験内容の充実を

図るなど一層高品質なサービスの提供に努める。都産技研の特徴ある技術分野が依頼試験全体

に占める割合については、第三期中期計画期間の最終年度である平成 32年度の年間実績で

23%を目標とする。

2-2 開発型中小企業の支援

(1) 機器利用サービスの提供

中小企業では導入が困難な測定機器や分析機器を整備し、中小企業における新製品・新技術

開発のために機器の直接利用のサービスを提供する。利用に際しては、職員の豊富な知識を活

かして、的確な機器利用に関する指導・助言を行う。

高度な先端機器についても、利用方法習得セミナーを開催して機器利用ライセンスを発行す

る制度により、中小企業の機器利用の促進を図る。

都産技研ホームページ(以下、「都産技研 HP」という。)を活用し、利用可能情報を提供す

るなど、機器利用に際しての利便性向上を図る取り組みを継続する。

(2) 高付加価値製品の開発支援

アディティブマニュファクチャリング設備による試作・製作支援、三次元 CAD データ作成等

のデジタルエンジニアリング支援を行うための「3D ものづくりセクター」を開設し、3D技術

やリバースエンジニアリングを活用した製品開発を総合的に支援する。「3D ものづくりセクタ

ー」における依頼試験と機器利用の総件数については、第三期中期計画期間の最終年度である

平成 32 年度の年間実績 21,100 件を目標とする。

機能性材料、環境対応製品など先端材料製品の開発に用いる高度先端機器を集中配置した

「先端材料開発セクター」を開設し、中小企業による高度な研究開発や技術課題の解決を支援

する。「先端材料開発セクター」における依頼試験と機器利用の総件数については、第三期中

期計画期間の最終年度である平成 32 年度の年間実績 7,600 件を目標とする。

Page 17: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-201-

産業用繊維や炭素繊維などの複合素材の開発を支援するため、多摩テクノプラザに「複合素

材開発セクター」を開設し、成長産業へ参入を希望する中小企業の支援を行う。「複合素材開

発セクター」における依頼試験と機器利用の総件数については、第三期中期計画期間の最終年

度である平成 32年度の年間実績 19,500 件を目標とする。

中小企業が自社製品を開発する際の上流工程の技術課題解決に対応するため、オーダーメー

ド開発支援を実施し、新製品や新技術の開発を支援する。オーダーメード開発支援の件数につ

いては、第三期中期計画期間の最終年度である平成 32 年度の年間実績 450 件を目標とする。

新製品・新技術開発を目指す中小企業の研究・実験スペースへのニーズに対応するため、本

部の製品開発支援ラボ 19 室に加えて多摩テクノプラザの製品開発支援ラボ 5室を引き続き利

用に供する。

共同研究企業が無料で利用可能な共同研究開発室を 3室設置し、共同研究の成果を活用した

迅速な製品の開発を促進する。

(3) 製品の品質評価支援

中小企業の安全で信頼性の高い製品開発のために必要な温湿度、振動、衝撃、劣化、ノイズ

等の試験を行う際に、技術相談、依頼試験、機器利用を一貫して支援することができるよう、

環境試験機器を「実証試験セクター」に集約し、迅速かつ効率的な試験サービスを提供する。

「実証試験セクター」における依頼試験と機器利用の総件数については、第三期中期計画期間

の最終年度である平成 32 年度の年間実績 48,000 件を目標とする。

2-3 新事業展開、新分野開拓のための支援

(1) 技術経営への支援

中小企業が自社の「技術力」を強力な経営基盤として活用し、戦略的な事業展開や技術経営

手法の導入等に活かしていけるよう、公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下、「中小企

業振興公社」という。)などの経営支援機関と連携して、セミナーの開催や企業への実地技術

支援等を行う。

都産技研の成果として蓄積した優れた新技術や技術的知見を、中小企業の技術開発や製品開

発に活かすため、知的財産権の出願やそれらを活用する使用許諾を推進する。第三期中期計画

期間中に都産技研の知的財産権を中小企業等へ実施許諾する件数については、30 件を目標と

する。

(2) 技術審査への貢献

東京都や自治体、経営支援機関等が実施する中小企業等への助成や表彰などの際に行われる

技術審査に積極的に協力する。

公的試験研究機関として公平・公正・中立な審査を効率的に行えるよう、学会や展示会など

での最新の技術情報の収集・研究や研修等の実施により審査スキルの向上に努める。

Page 18: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-202-

2-4 中小企業の海外展開を支える技術支援

(1) 国際規格対応への支援

中小企業が製品輸出や海外進出などを行う際に、相手国の規格への適合性を確認するための

測定や分析の必要性などの情報が中小企業に十分に提供されていない現状を踏まえ、国際規格

に関する相談や国際規格の動向に関するセミナーを実施し、海外展開を目指す都内中小企業を

支援する。

中小企業の海外展開等で必要となる国際規格に対応した試験により都内中小企業の海外展

開支援をすすめる。第三期中期計画期間の最終年度である平成 32年度の年間実績 4,000 件を

目標とする。

(2) 海外支援拠点による支援

今後の市場拡大が期待される海外に展開する中小企業に対し現地技術支援を実施するとと

もに、海外の現地情報を都内中小企業へ情報提供し海外展開支援を実施する。

3 多様な主体による連携の推進

3-1 産学公金連携による支援

本部に開設した「東京イノベーションハブ」において、中小企業と大学、学協会、研究機関

との連携を促進するセミナーや交流会、展示会を開催し、産学公連携支援を推進する。

公立大学法人首都大学東京(以下「首都大学東京」という。)など豊富な技術シーズを有す

る大学や研究機関と中小企業とのマッチングの場を提供する。

企業同士の連携に意欲のある企業に対して、異業種交流会や技術研究会の設立支援、業界団

体との業種別交流会の開催等を継続実施し、単独企業では困難な技術的課題の解決や新製品・

新技術開発を促進する。

中小企業の製品開発や事業化が円滑に進むよう、金融機関など支援機関と連携した取り組み

を行う。

3-2 行政及び他の支援機関との連携による支援

区市町村やそれらの自治体が運営する中小企業支援機関が開催する展示会及びセミナーへ

の参加の要請や、職員派遣の要請等にきめ細かく対応することで、地域における産業振興の取

組みに貢献するとともに都産技研の利用促進を図る。

公設試験研究機関が相互に連携・補完して広域的に中小企業の支援を実施している TKF の活

動を継続することにより、広域的なワンストップサービスを確保し、中小企業への技術支援の

充実を図る。

都産技研を利用した中小企業において、製品化や事業化の際に生じる開発資金の調達、販路

の開拓などが円滑に進められるよう、中小企業振興公社等の経営支援機関と連携して技術と経

営の両面から総合的な支援に努める。

Page 19: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-203-

4 東京の産業を支える産業人材の育成

4-1 技術者の育成

新技術、産業動向、国際化対応などに関するセミナーや実践に役立つ講習会の開催により、

中小企業の新製品・新サービスの創出を担う人材育成を進めるとともに、研究開発や製造技術

の高度化を担う中小企業の産業人材の育成を支援する。

4-2 関係機関との連携による人材育成

首都大学東京をはじめとする大学、学術団体、業界団体、行政機関等が実施している産業人

材育成の取組みに対して、職員の講師派遣、インターンシップによる学生の受入れなどで積極

的に協力する。

サービス業や卸売業・小売業においても、製品の製造や品質管理に関する知識を有する人材

育成が必要となっていることを踏まえ、都産技研の設備や人材を活かした実践的なセミナーを

実施する。

個別企業や業界団体等の人材育成ニーズに対して、希望に対応したカリキュラムを編成する

オーダーメードセミナーを実施し、人材育成ニーズにきめ細かく対応する。

4-3 海外展開に必要なグローバル人材の育成

中小企業が海外へ事業を展開する際には現地の経営環境や市場動向に詳しい人材の育成が

必要であることを踏まえ、金融機関などの連携締結機関の情報や他の産業支援機関を活用した

実践的なセミナーを実施する。

5 情報発信・情報提供の推進

5-1 情報発信

東京都、区市町村、中小企業振興公社、商工会議所、商工会などの支援機関等が実施する講

演会、イベント・展示会への参加を通じ、都産技研の事業を積極的に PRし利用拡大につなげ

る。

都産技研が開催する研究発表会と、TKF 参加の各公設試験研究機関等が行う研究発表会の間

で、相互に発表者を派遣し合うなど、多様な連携により研究機関が保有する技術シーズや研究

成果を広く中小企業に発信する。

5-2 情報提供

中小企業の製品開発や生産活動に役立つ以下の情報をインターネットや技術情報誌等の広

報媒体により速やかに提供する。

・研究開発の成果

・保有する技術情報やノウハウ

・依頼試験や設備機器の利用に関する情報

・産業人材育成に関するセミナー開催情報

・共同研究や受託研究の公募に関する情報

・最近の国内外の技術動向等に関する情報

Page 20: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-204-

Ⅱ 業務運営の改善及び効率化に関する事項

1 組織体制及び運営

1-1 機動性の高い組織体制の確保

都内各地の産業特性を考慮しながら、社会経済情勢や中小企業の変化する技術ニーズに的確

に対応できる機動性の高い執行体制を確保するため、地方独立行政法人のメリットを活かした

柔軟かつ迅速な経営判断により、組織体制を弾力的に見直していく。

1-2 適正な組織運営の確保

地方独立行政法人法の主旨に則った事業経費の適切な執行管理を行うとともに、事業別のセ

グメント管理により、各事業において投入した経営資源と事業効果を検証し、技術支援事業と

研究開発事業とのバランスの取れた事業執行をめざすなど、都内中小企業に対して高品質な技

術支援サービスを安定的かつ継続的に提供する適切な組織運営を実施する。

1-3 職員の確保・育成

技術革新の著しい産業や技術に対し将来を見据えた中長期的な視点に立って、必要とされる

技術を適時に中小企業に対して提供できるよう、大学訪問などの積極的なリクルート活動によ

り優秀な研究職員を計画的に採用する。

地方独立行政法人の機動的で柔軟な組織運営に必要な事務職員についても、計画的に確保し

ていく。

地方独立行政法人の任用・給与制度の特徴を活かして、公平な業績評価とその昇給等への適

切な反映により、職員一人ひとりのモチベーションを高めるとともにそのレベルアップを進め、

組織運営の効率化や、技術支援及び研究開発の水準の向上を図る。

中小企業のグローバル化を適切に支援していくため、職員の海外での学会参加による情報収

集などを通じて国際規格の相談に対応できる職員の確保・育成に努める。

1-4 情報システム化の推進・情報セキュリティ対策の徹底

ネットワークやインターネット、人事・庶務システムなどの都産技研の業務運営に欠かせな

い情報システム基盤を活用し、情報システムの利便性向上、業務の効率化、セキュリティの向

上等を図る。

テレビ会議システムによる遠隔相談等を実施し、お客様へのサービスの向上に努める。

海外展開を支援する海外支所とのネットワーク化を推進し、利便性及びセキュリティの向上

を図る。

2 業務運営の効率化と経費節減

2-1 業務改革の推進

お客様へのサービスの向上、業務の効率化、経費の削減等を目的として、組織と職員からの

提案による業務内容や処理手続きの見直し等の業務改革を推進し、外部機関や専門家の活用も

含め高い経営品質の実現や利用者満足度の向上を目指す。

Page 21: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-205-

2-2 財政運営の効率化

標準運営費交付金(プロジェクト的経費を除く。)を充当して行う業務については、中小企

業ニーズの低下した業務の見直しや複数年契約の推進等により、毎年度平均で前年度比一パー

セントの財政運営の効率化を図る。

Ⅲ 財務内容の改善に関する事項

1 資産の適正な管理運用

安全かつ効率的な資金運用管理を推進し、建物、施設については、計画的な維持管理を行うとと

もに、設備機器については校正・保守・点検を的確に行うことにより国内規格や国際規格に適合

する測定等が確実に実施できるよう管理運用する。

2 剰余金の適切な活用

的確な経営判断に基づき、新しい事業の開始、研究開発の推進、設備の更新・導入などにより、

都内中小企業に提供するサービス水準の向上を図るとともに、事業実績や成果の向上につながるよ

う、剰余金を有効に活用する。

Ⅳ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画

別紙

Ⅴ 短期借入金の限度額

1 短期借入金の限度額

15 億円

2 想定される理由

運営費交付金の受入れ遅滞及び予見できなかった不測の事態の発生等により、緊急に借り入れの

必要が生じることが想定される。

Ⅵ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供しようとするときは、その計画

なし

Ⅶ 剰余金及び積立金の使途

1 剰余金の使途

当該中期目標期間の決算において剰余金が発生した場合、中小企業支援の充実、研究開発の質の

向上、法人の円滑な業務運営の確保又は施設・設備の整備及び改善に充てる。

2 積立金の使途

前期中期目標期間の最終年度において地方独立行政法人法第 40 条第 1項又は第 2項の処理を行

ってなお積立金があるときは、その額に相当する金額のうち設立団体の長の承認を受けた金額につ

いて、中期計画の剰余金の使途に規定されている、中小企業支援の充実、研究開発の質の向上、法

人の円滑な業務運営の確保又は施設・設備の整備及び改善に充てる。

Page 22: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-206-

Ⅷ その他業務運営に関する重要事項

1 施設・設備の整備と活用

業務の確実な実施と機能向上のための施設・設備の整備を計画的に実施する。

実施に当たっては、東京都からの施設整備補助金等の財源を確保し、先端技術への対応や省エネ

ルギー対策を含めた総合的・長期的観点に立った整備・更新を適切に行う。

2 危機管理対策の推進

個人情報や企業情報、また製品開発等の職務上知り得た秘密については、適正な取扱いと確実な

漏洩防止を図るために、全職員の受講を必須とする研修を実施する。

健全な事業活動の確保や事故・事件の未然防止を図るため、環境保全や規制物質管理、労働安全

衛生に関する法令を遵守し、危険物、毒劇物の管理と取扱い、災害に対する管理体制を確保すると

ともに、防災訓練等の実施や職員に対する意識向上のための研修を実施する。

震災の発生や新興感染症の流行などに備え、対応策を定めるとともに、万が一発生した場合には、

被害拡大の防止に向けた対策を実施する。

緊急事態の発生を想定し、対策委員会の設置、緊急連絡網の設定、通報訓練の実施等をマニュア

ルとしてまとめるなど、迅速な情報伝達・意思決定に向けた管理体制の整備を図る。

3 社会的責任

3-1 情報公開

公共性を有する法人として、運営状況の一層の透明性を確保するため、都産技研 HP や刊行

物の発行等により経営情報の公開に取り組む。

事業内容や事業運営状況に関する情報開示請求については、規則に基づき迅速かつ適正に対

応する。

3-2 環境への配慮

法人の社会的責任を踏まえ、省エネルギー対策の推進、CO2削減等、「環境方針」に沿った取

組により環境負荷の低減や環境改善に配慮した業務運営を行う。

3-3 法人倫理

都民から高い信頼性を得られるよう、「地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター憲

章」等を踏まえ、法令遵守を徹底するとともに、職務執行に対する中立性と公平性を確保しつ

つ、高い倫理観を持って業務を行う。

Page 23: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-207-

別紙

予算(人件費の見積を含む。)、収支計画および資金計画

1.予算

平成 28 年度~平成 32 年度予算

(単位:百万円)

区 分 金 額

収入

運営費交付金

(うち標準運営費交付金効率化係数対象分)

(うち標準運営費交付金効率化係数対象外分)

(うち特定運営費交付金分)

施設整備費補助金

自己収入

事業収入

補助金収入

外部資金研究費等

その他収入

積立金取崩

30,665

22,875

984

6,806

50

6,216

3,536

300

500

1,880

462

36,931

支出

業務費

試験研究経費

外部資金研究経費等

東京緊急対策

ロボット産業活性化

役職員人件費

一般管理費

27,523

8,124

500

61

3,603

15,234

9,870

37,393

[人件費の見積り]

中期目標期間中、総額 14,823 百万円支出する。(退職手当は除く。)

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 24: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-208-

2.収支計画

平成 28 年度~平成 32 年度収支計画

(単位:百万円)

区 分 金 額

費用の部

経常費用

業務費

試験研究経費

外部資金研究経費等

役職員人件費

東京緊急対策

ロボット産業活性化

一般管理費

減価償却費

収入の部

経常収益

運営費交付金収益

事業収益

外部資金研究費等収益

補助金収益

その他収益

資産見返運営費交付金等戻入

資産見返補助金等戻入

資産見返物品受贈額戻入

資産見返寄付金等戻入

純利益

総利益

39,548

39,548

23,798

5,062

500

15,234

61

2,940

9,172

6,579

39,548

39,548

27,003

3,536

500

50

1,880

6,331

233

1

13

0

0

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 25: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-209-

3.資金計画

平成 28 年度~平成 32 年度資金計画

(単位:百万円)

区 分 金 額

資金支出

業務活動による支出

投資活動による支出

資金収入

業務活動による収入

運営費交付金による収入

事業収入

外部資金研究費等による収入

補助金等による収入

その他の収入

前期中期目標期間よりの繰越金

37,393

32,969

4,424

37,393

36,931

30,665

3,536

500

350

1,880

462

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 26: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-210-

8 平成 28 年度計画

地方独立行政法人法(平成 15 年法律第 118 号)第 26 条の規定に基づき、東京都知事から認可を

受けた平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日までの 5 年間における地方独立行政法人東京都

立産業技術研究センター(以下、「都産技研」という。)の中期計画を達成するための平成 28 年度

の業務運営に関する計画を、以下のとおり定める。

Ⅰ 住民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためにとる

べき措置

1 東京の産業発展と成長を支える研究開発の推進

1-1 基盤研究

機械、電気・電子、情報、化学、バイオ等の基盤技術分野に対する基盤研究を着実に実施すると

ともに、中小企業の技術ニーズを踏まえ、付加価値の高い新製品・新サービス開発や技術課題の解

決に役立つ技術シーズの蓄積、今後発展が予想される技術分野の強化、都市課題の解決や都民生活

の向上に資する研究を基盤研究として取り組む。

なかでも、今後の成長が期待される環境・エネルギー、生活技術・ヘルスケア、機能性材料、安

全・安心技術分野を重点研究として取り組み、都内中小企業による新しいサービスの創出に貢献す

る。

また、第一期および第二期中の基盤研究において得られた研究成果を事業化・製品化及び共同研

究への実施や外部資金導入研究の採択へ発展させる。

1-2 共同研究

基盤研究で得られた研究成果を効率的かつ効果的に実用化へつなげていくため、独自の技術やノ

ウハウを有し意欲のある中小企業や業界団体、大学、研究機関と協力して、共同研究に積極的に取

り組むとともに、成果展開へつなげる。

年度当初及び年度途中に研究テーマを公募により設定し、研究を実施する。

共同研究機関の共同研究による製品化・事業化を把握できる仕組みを試行する。

1-3 外部資金導入研究・調査

都産技研が保有する研究成果を基に、科学技術研究費や産業振興を目的とする外部資金等に積極

的に応募し採択を目指す。

(1)提案公募型研究

技術開発の要素が大きい経済産業省や文部科学省などの提案公募型事業へ積極的に応募し、

採択を目指すとともに、採択された研究を確実に実施する。

未利用外部資金の調査を行い、申請可能なものを抽出して積極的に申請する。

(2)地域結集型研究

第二期に完了した製品化研究に基づき、これまでに得られた研究成果の事業化を推進する。

1-4 ロボット産業活性化事業

今後の少子高齢化対策並びに生活の質の向上対策として期待されているロボット産業の活性化

事業を実施し、中小企業や大学との共同研究を通じた事業化・産業化を推進する。

公募型研究開発事業を推進し、ロボット技術の製品化・事業化を促進する。

Page 27: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-211-

1-5 生活関連産業の支援

開発第三部を開設し、生活関連産業の付加価値向上を目的とした技術支援サービスを実施する。

2 中小企業の製品・技術開発、新事業展開を支える技術支援

2-1 技術的課題の解決のための支援

(1)技術相談

中小企業等に対し、職員の専門的な知識に基づく技術相談を実施し、製品開発支援や技術課

題の解決を図る。

①お客様へ的確な技術相談を提供するため、本部の実施体制を継続する。

②総合支援窓口の取組みにより、料金収納及び成績証明書の発行窓口の統合や複数技術分野に

またがる相談への一括対応などサービス機能の総合化を継続する。

③幅広い技術相談ニーズに的確に対応するため専門相談員を設置し、中小企業の技術開発を支

援する。

④ものづくりに関連するサービス産業等の技術分野の相談について積極的に対応する。

⑤中小企業の現場での支援が必要な場合は、職員や専門家を現地に派遣する実地技術支援を実

施する。

⑥都産技研の保有していない技術については、他の試験研究機関や大学、専門知識を有する外

部専門家を活用して課題の解決を図り、利用者の要望に応える。

⑦協定締結機関と連携した技術相談体制を継続および拡充する。

⑧震災による電力不足に対応するため、都内および被災地中小企業の節電や省エネルギーに関

する技術相談や実地技術支援を継続実施する。

(2)依頼試験

製品等の品質・性能の評価や、事故原因究明など中小企業の生産活動に伴う技術課題の解決

を目的として、依頼試験を実施する。

①導入した機器を活用し、高品質、高性能、高安全性など付加価値の高いものづくりを支援で

きるよう、依頼試験の充実を図る。

②JIS 等に定めのない分析・評価など、お客様の個別の試験ニーズに対しては、オーダーメード

試験により柔軟に対応する。

③首都圏公設試験研究機関連携体(以下、「TKF」という。)に参加している近隣の公設試験研究

機関と連携した試験実施体制を継続する。

④本部において、電気および温度分野の計量法認定事業者(JCSS)として試験業務を継続実施

する。

⑤多摩テクノプラザ EMC サイトにおいて、EMC 分野の試験所認定事業者(VLAC)として試験業務

を継続実施する。

⑥本部において、照明分野の試験所認定事業者(JNLA)として試験業務を継続実施する。また、

鉄鋼分野の試験所認定事業者(JNLA)として試験業務を継続実施する。

⑦都産技研の特徴的な技術分野である非破壊検査、照明、音響、高電圧、ガラス技術、環境・

防かび、放射線技術、高速通信、めっき・塗装複合試験、光学特性計測技術分野において、試

験精度の向上や試験範囲の拡充など一層高品質なサービスを実施する。

Page 28: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-212-

⑧中小企業ニーズ及び最新の技術動向等に基づき、試験・研究設備及び機器の導入・更新を実

施する。

⑨公的試験研究機関としての信頼の維持向上を図るため、機器の保守・更新、校正管理をより

適切に行う。

⑩震災による電力不足に対応するため、中小企業の省エネルギー、高効率化に関する製品開発

を促進する依頼試験を継続実施する。

⑪原子力発電所の事故に伴い、工業製品等の放射線量測定試験を継続実施する。

2-2 製品開発、品質評価のための支援

(1)機器利用サービスの提供

①中小企業では導入が困難な測定機器や分析機器を整備し、中小企業における新製品・新技術

開発のために機器利用のサービスを提供する。

②機器の操作方法のアドバイスや、測定データの説明、課題解決のための的確な指導・助言を

行う。

③高度な先端機器は利用方法習得セミナーを開催して、機器利用ライセンス制度により利用可

能な機器を拡張する。

④都産技研ホームページを活用し、機器利用可能情報の提供を継続する。また、インターネッ

ト経由での予約申し込み受付の対象機器を拡大する。

⑤墨田支所において、「生活技術開発セクター」を拠点とし、サービス産業等への技術支援サー

ビスを継続する。

⑥城南支所において、「先端計測加工ラボ」を活用した先端ものづくり産業支援を継続する。

(2)高付加価値製品の開発支援

①本部にアディティブマニュファクチャリング設備による試作・製作支援、三次元 CAD データ

作成等のデジタルエンジニアリング支援を行うための「3D ものづくりセクター」を開設し、3D

技術やリバースエンジニアリングを活用した製品開発を総合的に支援する。

②本部に機能性材料、環境対応製品など先端材料製品の開発に用いる高度先端機器を集中配置

した「先端材料開発セクター」を開設し、中小企業による高度な研究開発や技術課題の解決を

支援する。

③多摩テクノプラザに産業用繊維や炭素繊維などの複合素材の開発を支援する「複合素材開発

セクター」を開設し、成長産業へ参入を希望する中小企業の支援を行う。

④中小企業が自社製品を開発する際の上流工程の技術課題解決に対応するため、オーダーメー

ド開発支援を継続する。

⑤新製品・新技術開発を目指す中小企業に対する支援施設として「製品開発支援ラボ」を本部

に 19 室、多摩テクノプラザに 5室を引き続き提供する。

⑥共同研究企業が無料で利用可能な共同研究開発室を 3 室引き続き提供し、迅速な製品の開発

を促進する。

⑦製品開発支援ラボと共同研究開発室の入居者による製品化・事業化を支援するため、共同利

用の試作加工室を提供するとともに、技術経営相談などにも幅広く対応できる人材を配置する。

Page 29: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-213-

(3)製品の品質評価支援

本部において、「実証試験セクター」を活用し、中小企業の安全で信頼性の高い製品開発を支

援するために、技術相談、依頼試験、機器利用をワンストップで効率的に技術支援する。

特に、温湿度、機械、電気試験分野において、各種規格に対応した質の高い試験を継続させ

る。

2-3 新事業展開、新分野開拓のための支援

(1)技術経営への支援

①公益財団法人東京都中小企業振興公社(以下、「中小企業振興公社」という。)の経営支援部

門等他の機関との連携を活用して、セミナーの開催や企業への実地技術支援等を行う。

②研究の成果として得た新技術に関して知的財産の出願に努めるとともに、使用許諾を推進し

中小企業支援に活用する。

(2)技術審査への貢献

①東京都や自治体、経営支援機関等が実施する中小企業等への助成や表彰などの際に行われる

技術審査に積極的に協力する。

②審査・評価の公平かつ中立な実施と、精度の維持向上を図るため、最新の技術情報の収集・

研究や研修等の実施により審査スキルの向上に努める。

③技術審査事業を通じた産業振興への貢献度把握を継続する。

2-4 中小企業の海外展開を支える技術支援

(1)国際規格対応への支援

①輸出製品技術支援センターを支援拠点として、中小企業が製品輸出や海外進出を行う際に必

要な国際規格への適合性などの技術情報を提供する。

②海外展開を目指す中小企業を支援するため、輸出製品に関する相談体制や情報提供を拡充す

るとともに、海外取引に関する技術セミナーを開催する。

③中小企業の海外展開等で必要となる国際規格に対応した試験により都内中小企業の海外展開

支援を進める。

(2)海外支援拠点による支援

①タイ王国に開設したバンコク支所で海外進出した企業への現地技術支援事業を実施する。

②海外の現地情報を都内中小企業へ情報提供し、海外展開支援を実施する。

3 多様な主体による連携の推進

3-1 産学公金連携による支援

①本部において、産学公連携の拠点となる「東京イノベーションハブ」を活用し、中小企業と

大学、学協会、研究機関との連携を促進するセミナーや交流会、展示会を開催する。

②公立大学法人首都大学東京(以下、「首都大学東京」という。)など豊富な技術シーズを有す

る大学や研究機関と中小企業とのマッチングの場を提供する。

③企業同士の連携に意欲のある企業に対して、本部及び多摩テクノプラザで異業種交流会を各

Page 30: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-214-

1グループ立ち上げるとともに、既存グループの活動支援を実施する。

④業界団体との業種別交流会を開催し、研究成果や新技術等の情報提供及び技術ニーズの収集

を行う。

⑤中小企業の技術者等で構成する技術研究会を通じて、共同で技術的課題の解決を図る。

3-2 行政及び他の支援機関との連携による支援

①区市町村との連携強化に努め、地域における産業振興の取組に貢献するとともに都産技研の

利用促進を図る。

②首都圏の公設試験研究機関が相互に連携・補完して広域的に中小企業の支援を実施している

TKF の活動を継続することにより、広域的なワンストップサービスを確保し、中小企業への技術

支援の充実を図る。

③都産技研を利用した中小企業において、製品化や事業化の際に生じる開発資金の調達、販路

の開拓などが円滑に進められるよう、中小企業振興公社等の経営支援機関と連携した事業を実

施する。

④東京都との「放射性物質等による災害時等対応に関する協定」に基づき、放射能測定試験を

継続実施する。

4 東京の産業を支える産業人材の育成

4-1 技術者の育成

新技術、産業動向、国際化対応などに関するセミナーや実践に役立つ講習会の開催により、中小

企業の新製品・新サービスの創出を担う人材育成を進めるとともに、整備した機器を活用し、研究

開発や製造技術の高度化を担う中小企業の産業人材の育成を支援する。

4-2 関係機関との連携による人材育成

首都大学東京をはじめとする大学、学術団体、業界団体、行政機関等が実施している産業人材育

成の取り組みに対して、職員の講師派遣、インターンシップによる学生の受入れなどで積極的に協

力する。

サービス業や卸売業・小売業の従事者向けにおいても、都産技研の設備や人材を活かした実践的

なセミナーを実施する。

個別企業や業界団体等の人材育成ニーズに対して、希望に対応したカリキュラムを編成するオー

ダーメードセミナーを実施し、人材育成ニーズにきめ細かく対応する。

4-3 海外展開に必要なグローバル人材の育成

中小企業が海外へ事業を展開する際には現地の経営環境や市場動向に詳しい人材の育成が必要

であることを踏まえ、金融機関などの連携締結機関の情報や他の産業支援機関を活用した実践的な

セミナーを試行する。

5 情報発信・情報提供の推進

5-1 情報発信

東京都、区市町村、中小企業振興公社、商工会議所、商工会などの支援機関等が実施する講演会、

Page 31: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-215-

イベント・展示会への参加を通じ、都産技研の事業を積極的に PRし利用拡大につなげる。

都産技研が開催する研究発表会と、首都大学東京や TKF 参加の各公設試験研究機関等が行う研究

発表会の間で、相互に発表者を派遣し合うなど、多様な連携により研究機関が保有する技術シーズ

や研究成果を広く中小企業に発信する。

5-2 情報提供

中小企業の製品開発や生産活動に役立つ以下の情報をインターネットや技術情報誌等の広報媒

体により速やかに提供する。

本部の公開図書室を活用し、中小企業に役立つ技術資料等を公開する。

・研究開発の成果

・保有する技術情報やノウハウ

・依頼試験や設備機器の利用に関する情報

・産業人材育成に関するセミナー開催情報

・産学公金連携コーディネートに関する情報

・共同研究の公募や受託研究に関する情報

・最近の技術動向等に関する情報

Ⅱ 業務運営の改善及び効率化に関する事項

1 組織体制及び運営

1-1 機動性の高い組織体制の確保

①事業動向等を踏まえ組織の見直しを継続的に実施し、各事業の効率的な執行体制を確保する。

②既存組織体制にとらわれず、適時プロジェクトチームを設置するなど、ニーズに柔軟に対応

する。

1-2 適正な組織運営の確保

①事業別のセグメント管理を活用することにより、各事業において投入した経営資源と事業効

果の検証を継続する。

②都内中小企業に対して高品質な技術支援サービスを安定かつ継続的に提供する適切な組織運

営を継続する。

1-3 職員の確保・育成

①大学訪問などの積極的なリクルート活動により、優秀な技術職員を計画的に採用する。

②地方独立行政法人の機動的で柔軟な組織運営に必要な事務職員についても、計画的に確保す

る。

③公平な業績評価とその昇給等への適切な反映により、職員一人ひとりのモチベーションを高

めるとともにそのレベルアップを進め、組織運営の効率化や、技術支援及び研究開発の水準の

向上を図る。

④中小企業の国際化を適切に支援していくため、職員の海外での学会参加による情報収集など

国際規格の相談に対応できる職員の育成を継続する。

Page 32: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-216-

1-4 情報システム化の推進・情報セキュリティ対策の徹底

ネットワークやインターネット、人事・庶務システムなどの都産技研の業務運営に欠かせない情

報システム基盤を活用し、情報システムの利便性向上、業務の効率化、セキュリティの向上等を図

る。

テレビ会議システムによる遠隔相談など情報システムを活用した利便性の向上に努める。

海外展開を支援する海外支所とのネットワーク化を推進し、利便性及びセキュリティの向上を図

る。

2 業務運営の効率化と経費節減

2-1 業務改革の推進

お客様へのサービスの向上、業務の効率化、経費の削減等を目的として、組織と職員からの提案

により、業務内容や処理手続きの見直等の業務改革を推進し、外部機関の活用も含め高い経営品質

の実現や利用者満足度の向上を目指す。

2-2 財政運営の効率化

標準運営費交付金(プロジェクト的経費を除く。)を充当して行う業務については、中小企業ニ

ーズの低下した業務の見直しや複数年契約の推進による効率化を進める。

Ⅲ 財務内容の改善に関する事項

1 資産の適正な管理運用

安全かつ効率的な資金運用管理を推進し、建物、施設については、計画的な維持管理を行うとと

もに、設備機器については校正・保守・点検を的確に行うことにより国内規格や国際規格に適合す

る測定等が確実に実施できるよう管理運用する。

2 剰余金の適切な活用

的確な経営判断を行い、新しい事業の開始、研究開発の推進、設備の更新・導入などにより、都

内中小企業に提供するサービス水準の向上を図るとともに、事業実績や成果の向上につながるよう、

剰余金を有効に活用する。

Ⅳ 予算(人件費の見積りを含む。)、収支計画及び資金計画

別紙

Ⅴ 短期借入金の限度額

1 短期借入金の限度額

15 億円

2 想定される理由

運営費交付金の受入れ遅滞及び予見できなかった不測の事態の発生等により、緊急に借り入れの

必要が生じることが想定される。

Page 33: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-217-

Ⅵ 重要な財産を譲渡し、又は担保に供しようとするときは、その計画

なし

Ⅶ 剰余金の使途

1 剰余金の使途

決算において剰余金が発生した場合、中小企業支援の充実、研究開発の質の向上、法人の円滑な

業務運営の確保又は施設・設備の整備及び改善に充てる。

2 積立金の使途

前期中期目標期間の最終年度において地方独立行政法人法第 40 条第 1 項又は第 2 項の処理を行

ってなお積立金があるときは、その額に相当する金額のうち設立団体の長の承認を受けた金額につ

いて、中期計画の剰余金の使途に規定されている、中小企業支援の充実、研究開発の質の向上、法

人の円滑な業務運営の確保又は施設・設備の整備及び改善に充てる。

Ⅷ その他業務運営に関する重要事項

1 施設・設備の整備と活用

①業務の確実な実施と機能向上のための施設・設備の整備を計画的に実施する。

②実施に当たっては、東京都からの施設整備補助金等の財源を適切に確保し、策定する長期保

全計画に基づき総合的・長期的観点に立った整備・更新を行う。

2 危機管理対策の推進

第一期中に策定した「リスクマネジメントに関する基本方針」に基づき、内部危機管理体制の整

備を継続する。

①個人情報や企業情報、また製品開発等の職務上知り得た秘密については、適正な取扱いと確

実な漏洩防止のために、全職員の受講を必須とする研修を実施する。

②環境保全や規制物質管理、労働安全衛生に関する法令を遵守し、危険物、毒劇物の管理と取

扱い、災害に対する管理体制を確保するとともに、防災訓練等の実施や職員に対する意識向上

のための研修を実施する。

③震災の発生や新興感染症の流行などに備え、対応策を定めるとともに、万が一発生した場合

には、被害拡大の防止に向けた対策を実施する。

④緊急事態の発生を想定し、対策委員会の設置、緊急連絡網の設定、通報訓練の実施等をマニ

ュアルとしてまとめるなど、迅速な情報伝達・意思決定に向けた管理体制の整備を図る。

3 社会的責任

3-1 情報公開

公共性を有する法人として、運営状況の一層の透明性を確保するため、都産技研ホームページや

刊行物の発行等により経営情報の公開に取り組む。

事業内容や事業運営状況に関する情報開示請求については、規則に基づき迅速かつ適正に対応す

る。

Page 34: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-218-

3-2 環境への配慮

法人の社会的責任を踏まえ、省エネルギー対策の推進、CO2削減等、「環境方針」に沿った取組に

より環境負荷の低減や環境改善に配慮した業務運営を行う。

3-3 法人倫理

都民から高い信頼性を得られるよう、「地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター憲章」

等を踏まえ、法令遵守を徹底するとともに、職務執行に対する中立性と公平性を確保しつつ、高い

倫理観を持って業務を行う。

Page 35: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-219-

別紙

予算(人件費の見積を含む)、収支計画および資金計画

1.予算

平成 28 年度 予算

(単位:百万円)

区 分 金 額

収入

運営費交付金

(うち標準運営費効率化係数対象内分)

(うち標準運営費効率化係数対象外分)

(うち特定運営費交付金分)

施設整備費補助金

自己収入

事業収入

補助金収入

外部資金研究費等

その他収入

積立金取崩

6,921

(4,667)

(197)

(2,057)

10

1,237

701

60

100

376

35

8,203

支出

業務費

試験研究経費

外部資金研究経費等

東京緊急対策

ロボット産業活性化

役職員人件費

一般管理費

5,753

1,597

100

12

1,054

2,990

2,450

8,203

[人件費の見積]

平成 28年度は、2,906 百万円支出する。(退職手当は除く。)

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 36: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-220-

2.収支計画

平成 28 年度 収支計画

(単位:百万円)

区 分 金 額

費用の部

経常費用

業務費

試験研究経費

外部資金研究経費等

役職員人件費

東京緊急対策

ロボット産業活性化

一般管理費

減価償却費

収入の部

経常収益

運営費交付金収益

事業収益

外部資金研究費等収益

補助金収益

その他収益

資産見返運営費交付金等戻入

資産見返補助金等戻入

資産見返物品受贈額戻入

資産見返寄付金等戻入

純利益

総利益

8,727

8,727

4,855

1,042

100

2,990

12

711

2,330

1,542

8,727

8,727

5,998

701

100

10

376

1,496

41

0

5

0

0

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 37: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-221-

3.資金計画

平成 28 年度 資金計画

(単位:百万円)

区 分 金 額

資金支出

業務活動による支出

投資活動による支出

資金収入

業務活動による収入

運営費交付金による収入

事業収入

外部資金研究費等による収入

補助金等による収入

その他の収入

前期中期目標期間よりの繰越金

8,203

7,185

1,018

8,630

8,168

6,921

701

100

70

376

462

※金額については見込みであり、今後、変更する可能性がある。

Page 38: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-222-

理事長 奥村 次德 技術経営支援部

理事 原田 晃 部長 片桐 正博

理事 鈴木 雅洋

監事 宮内 忍 交流連携室

室長(ワイド) 山本 哲雄

経営企画部  産業交流係

部長 近藤 幹也 係長 中村 広隆副主任研究員 中川 朋恵

経営企画室 副主任研究員 シュイ チェン

室長(兼務) 近藤 幹也 研究員(ワイド) 沼田 邦雄上席研究員 内田 聡  技術管理係

主任研究員 清水 綾 係長 水野 裕正副主任研究員 山中 寿行 副主任研究員(ワイド) 斎藤 正明

主事 梅津 晴香 研究員(ワイド) 島田 勝広

主事 木邑 真也  品質保証推進センターセンター長(ワイド)(兼務) 山本 哲雄

経営情報室 主任研究員(兼務) 水野 裕正

室長(兼務) 近藤 幹也 主任研究員(兼務) 沼尻 治彦 情報システム係 主任研究員(兼務) 中西 正一

係長 髙﨑 英承 主任研究員(兼務) 佐々木 正史副主任研究員 高松 聡裕 主任研究員(兼務) 松原 独歩

副主任研究員 北原 枢 副主任研究員(兼務) 中村 弘史

副主任研究員 志水 匠 副主任研究員(兼務) 小船 諭史副主任研究員(兼務) 澁谷 孝幸

広報室 研究員(兼務) 倉持 幸佑室長 山口 美佐子 研究員(兼務) 新垣 翔

 広報係 研究員(兼務) 秋葉 拓也

係長 木村 千明 研究員(ワイド)(兼務) 森口 正夫副主任研究員 平井 和彦 研究員(ワイド)(兼務) 三浦 由佳

主事 原田 英彦主事 淡路 和江 技術経営支援室

室長(ワイド) 伊東 洋一

上席研究員 山田 一徳

 技術振興係

副主任研究員 山田 巧

副主任研究員(ワイド) 桝本 博司研究員(ワイド) 碓井 正雄

 相談支援係

係長(兼務) 山田 一徳

副主任研究員 植松 卓彦研究員(ワイド) 本阿彌 忠彦

研究員(ワイド) 小林 敏信研究員(ワイド) 鈴木 隆司

研究員(ワイド) 篠田 勉

国際化推進室

室長(兼務) 片桐 正博

 輸出製品技術支援センター

センター長 五十嵐 美穂子

副主任研究員 萩原 利哉

主事 秦 由梨加

研究員(ワイド) 生島 博

研究員(ワイド)(兼務) 井原 房雄

バンコク支所

支所長 西野 義典

主任研究員(ワイド) 内山 正吉

主任研究員(ワイド) 須間 賢二

9 職員名簿

Page 39: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-223-

ロボット事業推進部 開発第一部

部長 瓦田 研介 部長 三尾 淳

ロボット企画グループ 電気電子技術グループ

グループ長 竹内 由美子 グループ長 小林 丈士主任研究員 渡部 友太郎 主任研究員 重松 宏志副主任研究員(兼務) 北原 枢 主任研究員 藤原 康平副主任研究員(ワイド)(兼務) 久慈 俊夫 副主任研究員 黒澤 大樹副主任(兼務) 佐藤 岳 副主任研究員 時田 幸一副主任 高橋 千秋 副主任研究員 西澤 裕輔

主事 入川 涼 副主任研究員 近藤 崇

副主任研究員 小宮 一毅ロボット事業化推進グループ 副主任研究員 新井 宏章

グループ長 倉持 昌尚 副主任研究員 山岡 英彦

主任研究員(兼務) 佐藤 研 副主任研究員 太田 優一

研究員(兼務) 吉村 僚太 副主任研究員 渡部 雄太

研究員(兼務) 中村 佳雅 副主任研究員(ワイド) 三上 和正ロボット開発技術員 大泉 悟 研究員 須藤 翼

ロボット開発技術員 佐藤 宏 研究員 永田 晃基

研究員 宮下 惟人 

ロボット開発セクター 研究員 武内 陽子セクター長 坂下 和弘 研究員(ワイド) 梶ヶ谷 正美主任研究員 武田 有志

主任研究員 佐藤 研 機械技術グループ

副主任研究員 佐々木 智典 グループ長(兼務) 三尾 淳副主任研究員 益田 俊樹 主任研究員 青沼 昌幸副主任研究員 小林 祐介 主任研究員 福田 良司副主任研究員 森田 裕介 副主任研究員 中村 勲副主任研究員 村上 真之 副主任研究員 小西 毅

研究員 吉村 僚太 副主任研究員 岩岡 拓研究員 中村 佳雅 副主任研究員 西村 信司

ロボット開発技術員 松本 正雄 副主任研究員 中村 健太ロボット開発技術員 鈴木 薫 副主任研究員 奥出 裕亮ロボット開発技術員 渡辺 公一 副主任研究員(ワイド) 伊藤 清ロボット開発技術員 竹内 潤

光音技術グループ

開発本部 グループ長 岩永 敏秀本部長(兼務) 原田 晃 主任研究員 中島 敏晴

主任研究員 服部 遊開発企画室 副主任研究員 渡辺 茂幸

室長 大久保 一宏 副主任研究員 西沢 啓子上席研究員 上本 道久 副主任研究員 横田 浩之担当係長 城 照彰 副主任研究員 澁谷 孝幸主任研究員 中田 修 副主任研究員 磯田 和貴主任研究員 堀江 暁 副主任研究員 宮入 徹副主任研究員(ワイド) 朝倉 守 副主任研究員(ワイド) 神田 浩一

 開発企画係 研究員 秋葉 拓也

副主任研究員 長尾 梨紗

主事 渡辺 彩

Page 40: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-224-

開発第二部 開発第三部

部長 樋口 明久 部長 大泉 幸乃

主席研究員 中村 優

表面・化学技術グループ

グループ長(兼務) 樋口 明久 情報技術グループ

上席研究員 長坂 浩志 グループ長 入月 康晴

主任研究員 川口 雅弘 主任研究員 大原 衛

主任研究員 寺西 義一 主任研究員 金田 泰昌

主任研究員 竹村 昌太 主任研究員 阿部 真也

主任研究員 安田 健 副主任研究員 山口 隆志

主任研究員 浦崎 香織里 副主任研究員 岡部 忠

副主任研究員 樋口 智寛 副主任研究員 中川 善継

副主任研究員 木下 健司 副主任研究員 富山 真一

副主任研究員 菊池 有加 研究員 村上 知里

副主任研究員 村井 まどか 研究員 三木 大輔

副主任研究員(ワイド) 土井 正研究員 桑原 聡士 デザイン技術グループ

研究員 西田 葵 グループ長(兼務) 大泉 幸乃研究員 佐野 森 主任研究員(ワイド) 薬師寺 千尋研究員 石田 祐也 副主任研究員 加藤 貴司研究員(ワイド) 佐熊 範和 副主任研究員 酒井 日出子

副主任研究員(ワイド) 平山 明浩環境技術グループ 研究員 角坂 麗子

グループ長 飯田 孝彦 研究員 橋本 みゆき

主任研究員 陸井 史子 研究員(ワイド) 中田 惠子主任研究員 中澤 亮二 研究員(ワイド) 小池 真生主任研究員 小沼 ルミ副主任研究員 増田 優子 生活技術開発セクター

副主任研究員 田熊 保彦 セクター長(兼務) 中村 優副主任研究員 濱野 智子 上席研究員(ワイド) 岩崎 謙次副主任研究員 吉野 徹 主任研究員 添田 心

副主任研究員 池田 紗織 主任研究員 島田 茂伸副主任研究員(ワイド) 小坂 幸夫 主任研究員 大平 倫宏研究員 井上 研一郎 主任研究員 飛澤 泰樹

研究員 森久保 諭 主任研究員 菅谷 紘子

研究員 宮宅 ゆみ子 副主任研究員 佐々木 直里

研究員 亀崎 悠 副主任研究員 後濱 龍太

研究員 榎本 大佑 副主任研究員(ワイド) 嶋 明

研究員(ワイド) 上部 隆男 研究員 大島 浩幸研究員(ワイド) 古田 博一

バイオ応用技術グループ

グループ長 櫻井 昇 事業化支援本部

主任研究員 中川 清子 本部長(兼務) 鈴木 雅洋主任研究員 紋川 亮

主任研究員 柚木 俊二 技術開発支援部

主任研究員 八谷 如美 部長 木下 稔夫副主任研究員 河原 大吾

副主任研究員 藤井 恭子 3Dものづくりセクター

副主任研究員 大藪 淑美 セクター長 阿保 友二郎

副主任研究員 月精 智子 主任研究員 横山 幸雄副主任研究員 永川 栄泰 主任研究員 中西 正一副主任研究員 畑山 博哉 副主任研究員 中村 弘史

副主任研究員(ワイド) 関口 正之 副主任研究員 小金井 誠司

研究員 瀧本 悠貴 副主任研究員 藤巻 研吾

研究員 片岡 憲昭 副主任研究員 山内 友貴

研究員 成田 武文 研究員 小林 隆一

研究員(ワイド) 外立 貴宏 研究員 古杉 美幸

研究員(ワイド)(兼務) 武藤 利雄 研究員 千葉 浩行

研究員(ワイド) 金城 康人 研究員 大久保 智

研究員(ワイド) 三浦 由佳

Page 41: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-225-

先端材料開発セクター 城南支所

セクター長 清水 研一 支所長 田中 実主任研究員 森河 和雄  管理係

主任研究員 柳 捷凡 係長 石上 知子

主任研究員 渡邊 禎之 副主任 山本 大輔

主任研究員 海老澤 瑞枝  技術支援係

主任研究員 染川 正一 係長 玉置 賢次

副主任研究員 藤巻 康人 主任研究員 梶山 哲人

副主任研究員 渡辺 洋人 主任研究員 林 英男副主任研究員 林 孝星 副主任研究員 豊島 克久研究員 立花 直樹 副主任研究員 湯川 泰之研究員 小林 宏輝 副主任研究員 樋口 英一研究員 小汲 佳祐 副主任研究員 平野 康之

研究員 小川 大輔 副主任研究員 竹澤 勉研究員(ワイド)(兼務) 佐熊 範和 副主任研究員 山田 健太郎

副主任研究員 井上 潤

実証試験セクター 副主任研究員 石堂 均

セクター長(兼務) 木下 稔夫 研究員(ワイド) 河村 洋上席研究員(ワイド) 山本 克美

主任研究員 沼尻 治彦 多摩テクノプラザ

主任研究員 佐々木 正史 所長 澤近 洋史主任研究員 松原 独歩副主任研究員 小船 諭史 総合支援課

副主任研究員 田中 真美 課長 荒川 豊研究員 倉持 幸佑  管理係

研究員 新垣 翔 係長 茂木 一也

研究員 林 夢愛子 副主任 金子 真由美研究員(ワイド) 森口 正夫 副主任 仁田 千鶴

研究員(ワイド) 大久保 富彦 主事(ワイド) 清水 美代子研究員(ワイド) 石井 清一 主事(ワイド) 井上 寛也

 連携支援係

地域技術支援部 主任研究員 藤田 薫子

部長(兼務) 鈴木 雅洋 副主任研究員(ワイド) 小山 元子

研究員 山本 清志城東支所 研究員 森 豊史

支所長 上野 博志 研究員(ワイド) 小山 秀美

 管理係 主事(ワイド) 小林 文雄

係長 中村 孝 技術支援係 電子・機械グループ

係長 櫻庭 健一郎 グループ長(兼務) 澤近 洋史

主任研究員 宇井 剛 上席研究員 上野 武司

副主任研究員 長谷川 孝 主任研究員 大西 徹

副主任研究員 木暮 尊志 主任研究員 西川 康博

副主任研究員 安藤 恵理 副主任研究員 仲村 将司

副主任研究員 上野 明也 副主任研究員 髙橋 文緒

副主任研究員 徳田 祐樹 副主任研究員 佐野 宏靖

副主任研究員(ワイド) 秋山 正 副主任研究員 鈴木 悠矢

研究員(ワイド) 岡野 宏 副主任研究員 髙橋 俊也

副主任研究員 岩田 雄介

墨田支所 副主任研究員(ワイド) 久慈 俊夫

支所長(兼務) 中村 優 研究員 佐々木 秀勝

 管理係 研究員 村上 祐一

主事 髙木 徹也 研究員 福田 純子

研究員 秋山 美郷

研究員 小畑 輝研究員(ワイド) 大森 学

研究員(ワイド) 井原 房雄

Page 42: 1 沿革-186- 2 施設 1) 本部(平成23年10月3日業務開始) 所 在 地 東京都江東区青海二丁目4番10号 敷地面積 14,519.35 建築面積 8,573.38 延床面積

-226-

複合素材開発セクター 環境安全管理室

セクター長 谷口 昌平 室長 足立 孝上席研究員 水元 和成 上席研究員(兼務) 櫻井 昇

主任研究員 小柴 多佳子 担当係長 小野寺 正崇主任研究員 榎本 一郎  施設係

主任研究員 峯 英一 係長 近藤 好信

主任研究員 小野澤 明良 主任 星野 滋記主任研究員 窪寺 健吾 主事 市川 崇

副主任研究員 杉森 博和 研究員(ワイド) 武藤 利雄副主任研究員 神谷 嘉美 主事(ワイド) 高田 彬宏副主任研究員 岡田 明子 主事(ワイド) 鈴木 光由副主任研究員 唐木 由佑 主事(ワイド) 北原 喜敏

副主任研究員 武田 浩司研究員 渡辺 世利子研究員(ワイド) 仁平 宣弘研究員(ワイド) 棚木 敏幸研究員(ワイド) 小林 研吾研究員(ワイド) 山本 悦子研究員(ワイド) 中島 茂研究員(ワイド) 池田 善光

総務部

部長 新田 裕人

総務課

課長 飯田 栄司 庶務係

係長 直井 亮介副主任 細井 武人副主任 和田 雅明主事 内藤 正剛

主事 神野 裕太

 人事給与係

係長 宮崎 律子副主任 時岡 裕美主事 菅原 信恵

財務会計課

課長(ワイド) 清水 一弥 経理係

係長 竹野 公副主任 市川 啓子副主任 佐藤 岳

主事(兼務) 入川 涼

主事 児山 由美子

主事 大谷 広輝

主事 金子 一

主事 網野 智文

主事(ワイド) 黒川 美和子 出納係

係長 和田 美可主事 井上 崇

※(ワイド)はワイドキャリアスタッフの略 平成29年3月31日現在