1 三菱マテリアルの沿革と事業戦略...1兆6,629億円その他の地域 1.29 % 213億円日本 55.12 % 9,166億円米国 9.60 % 1,596億円欧州5.10 % 848億円アジア

個人投資家様向け会社説明資料2019年12月

三菱マテリアル株式会社(証券コード：5711)

経営戦略本部経理・財務部

IR室長板垣秀康

1. 三菱マテリアル沿革と事業戦略 ... P.2

2. 各事業部門の概要 ... P.12

3. 株主還元 ... P.35

4. 参考資料 ... P.37

目次

1

1 三菱マテリアルの沿革と事業戦略

2

1. 三菱マテリアルの沿革と事業戦略 2. 各事業部門の概要 3. 株主還元 4.参考資料

企業理念

3

ビジョン

ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、

循環型社会に貢献するリーディングカンパニー

◆多様な個性の尊重とチームワーク

◆誠実かつ迅速果敢な行動

◆顧客・社会ニーズ実現への飽くなき挑戦

価値観

第1章人権尊重第4章共存共栄

第2章安全優先第5章環境保全

第3章法令遵守

行動規範

「人と社会と地球のために」


沿革1：近代日本の産声とともに

炭坑・鉱山経営が事業の中核のひとつとして発展した時代

4

1871年（明治4年）

炭鉱事業に進出（紀州新宮藩の炭鉱を租借）

1873年（明治6年）

金属鉱山事業に進出

1896年（明治29年）

金属製錬事業に進出

1917年（大正6年）

直島製錬所操業

三菱創始者

岩崎彌太郎〈三菱史料館所蔵〉

直島製錬所全景


沿革2：多角化する事業、そして戦後の再出発へ

この時代の積極的な事業展開は、現在の三菱マテリアルの技術力を支える源泉となった

5

1918年（大正7年）

三菱鉱業(株)設立

1920年（大正9年）

セメント生産を開始

1942年（昭和17年）

切削工具事業に本格進出

1950年（昭和25年）

石炭（三菱鉱業）、金属（太平鉱業）両部門が分離

九州工場 1号キルン竣工式


沿革3：戦後の復興へ、社会とともに

事業構造を変革、国民生活の向上に貢献した時代

6

1959年（昭和34年）

半導体用高純度シリコン事業に進出

1972年（昭和47年）

飲料用アルミ缶事業に進出

1973年（昭和48年）

三菱鉱業セメント(株)が発足三菱金属鉱業(株)を三菱金属(株)に社名変更

1988年（昭和63年）

米国三菱セメント社設立海外セメント事業に進出

米国三菱セメント社


沿革4：三菱マテリアル誕生、そして未来に向かって

21世紀のより豊かな地球社会の実現に貢献

7

1990年（平成2年）

三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、「三菱マテリアル(株)」として発足

2012年（平成24年）

ロバートソン・レディ・ミックス社を完全子会社化

2015年（平成27年）

日立ツール(株)を連結子会社化、三菱日立ツール(株)に商号変更

2017年（平成29年）

ルバタ社のSpecial Products事業部門を買収

合併発表の記者会見

1990年4月

左：三菱金属永野健社長（当時）

右：三菱鉱業セメント藤村正哉社長（当時）


当社の強み

8

国内最大生産能力セメント年産能力720万トン

伸銅品国内シェアNo1

九州工場

板条

三菱連続製銅法

超硬製品国内シェアNo1

世界シェアNo1E-Scrap処理能力

超硬製品

生コンシェアNo1南CA地区

ロバートソン・レディ・ミックス社生コン工場

溶接用電極材・超伝導ワイヤ

世界Topクラス規模

溶接用電極材超伝導ワイヤ

※ 1拠点あたりの生産能力

※


循環型ビジネスモデルの追求

高機能製品

金属事業

加工事業

セメント事業

当社グループの循環型ビジネスモデル資源素材加工品リサイクル

回収済アルミ缶E-Scrap

使用済み超硬工具

廃棄物

市場へ市場へ

社会インフラ・自動車・エレクトロニクス

家電リサイクル自動車リサイクル

鉱山（石灰）セメント

鉱山（銅）

タングステン

生コン（二次製品）

超硬工具

銅銅加工品

アルミ加工品アルミ缶

アルミ

銅

※

※環境・エネルギー事業

9


【三菱マテリアル】の現状～グループネットワーク～

10

28,426名従業員数（連結）

海外進出先国・地域数 30

地域別売上高構成比

合計

1兆6,629億円

その他の地域1.29%

213億円

日本55.12%

9,166億円

米国9.60%

1,596億円

欧州 5.10%

848億円

アジア28.89%

4,803億円

日本

67法人アジア

37法人

北米

28法人ヨーロッパ

18法人

南米

1法人

オセアニア

1法人

※ 2019年3月期


【三菱マテリアル】の現状～主要指標～

売上高当期純利益 ROE

ROE計算式：親会社株主に帰属する当期純利益÷[{(期首純資産の部合計－期首非支配株主持分－期首その他控除項目)＋(期末純資産の部合計－期末非支配株主持分－期末その他控除項目)}÷2]×100

14,147 15,172

14,178 13,040

15,995 16,629

15,300

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019（予）

（単位：億円）

525 561

613

283

345

12

100

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019（予）

（単位：億円）

12.2

11.1 11.1

4.8

5.3

0.2

1.6

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019（予）

（単位：%）

11 ※ 2019年11月7日公表値

※ ※ ※

2 各事業部門の概要

12


事業体制

24%

25%25%

4%

22%

12%

10%

12%

33%

34%

売上高（外側）

1兆6,629億円

経常利益（内側）

506億円

事業別売上高・経常利益比率（2019年3月期）※

※売上高は外部顧客への売上高

高機能製品

• 銅加工

• 電子材料

• アルミ

• 銅鉱山

• 銅製錬

金属

加工

• 超硬製品

• 焼結製品

13

その他

• 普通セメント

• セメント二次

製品

• 生コンクリート

• 骨材

セメント

その他

• エンジニアリング

• その他

など

環境･エネルギー

132億円

19/3経常利益

19/3売上高

5,709億円

154億円

19/3経常利益

19/3売上高

1,982億円

146億円

19/3経常利益

19/3売上高

2,557億円

156億円

19/3経常利益

19/3売上高

1,715億円

23億円

19/3経常利益

19/3売上高

7,200億円

セグメント別の取り組み


加工事業

金属事業

セメント事業

その他事業

高機能製品

14

高機能製品


高機能製品～銅加工～

15

端子コネクタ

端子材

自動車

リードフレーム

電子材

半導体・電子機器

No.1銅条製品国内シェア

No.1銅板製品国内シェア

新しい価値を創出するプロダクトをスピーディーに開発・供給三菱伸銅

高機能製品



16

300億円設備投資を計画（2020～2026年）

生産能力

3割拡大

銅加工業界におけるグローバルリーディングカンパニーを目指す

※CASE…Connected、Autonomous、Shared & Services、Electricの頭文字

CASE ※

環境負荷の低減

大電流・高電圧化

電子制御

IoT・AI

三菱伸銅吸収合併

高機能製品



17

世界トップクラス規模

世界７カ国

14法人

グローバルな生産・販売体制高品質な製品と卓越した技術

溶接用電極材超伝導ワイヤ

高機能製品



18

重点施策：Luvata社とのシナジー

北米・欧州を中心に事業展開するLuvata社の販売・製造拠点を活用した当社グループ銅加工製品のグローバル展開

伸銅社の国内拠点を活用したLuvata社製品の拡販

Luvata

三菱伸銅



高機能製品

金属事業

セメント事業

その他事業

加工事業

19

加工事業


加工事業～超硬製品～

20

自動車産業航空機産業

医療産業金型産業

あなたの、世界の、総合工具工房多様化かつグローバル化する市場ニーズに応える

No.1超硬工具国内シェア

加工事業



高強度アルミ合金

チタン合金

複合材 (CFRP)

胴体

ジェットエンジン燃焼器ケースランディングギア（降着装置）

超耐熱合金

主翼リブ

高い成長が見込まれる航空機産業長距離移動ニーズ、難削材加工の増加

1.8倍増民間航空機需要

難削材加工による

差別化

21

※2

※2 超耐熱合金などの切削加工が難しい材料

※2

※1

※1 データ引用(一財)日本航空機開発協会 2016年を軸とし2036年までの民間航空機需要予測

加工事業



22

顧客からの様々なニーズに応えるソリューションを提案するテクニカルセンター

高速度カメラ試験撮影

切削加工実演技術講習会

加工事業


テクニカルセンターを日本・岐阜をはじめ世界各地に設置世界各地のユーザーに充実した技術サポートを提供


23

東日本テクニカルセンター（日本・埼玉県）

2010年設立

中部テクニカルセンター（日本・岐阜県）2017年設立

MTEC Valencia(スペイン・バレンシア）

2008年設立

MTEC North Carolina（アメリカ・ノースカロライナ）

2018年移転・拡充

MTEC Stuttgart(ドイツ・シュツットガルト）

2019年新設

MTEC Querétaro(メキシコ・ケレタロ）

2019年新設

MTEC インド（インド・プネ）

※新設計画中

MTEC Bangkok（タイ・バンコク）

2015年設立

MTEC Tianjin天津菱雲刀具設計有限公司

（中国・天津）2017年リニューアル



高機能製品

加工事業

セメント事業

その他事業

金属事業

24

金属事業


金属事業～銅製錬、都市鉱山からの有価金属回収～

25

エスコンディーダ鉱山（チリ)

当社権益：1.25%ナモシ鉱区（フィジー）

カッパーマウンテン鉱山（カナダ）

当社権益：25.0%

：操業中：探鉱中

ロス・ペランブレス鉱山（チリ)

当社権益：10%

サフラナル鉱区（ペルー）

保有鉱山権益・探鉱プロジェクト

ロス・ペランブレス鉱山（チリ）

銅精鉱の安定調達を目的とした海外銅鉱山への投資

サフラナル鉱山（ペルー）

金属事業


金属事業～銅製錬、都市鉱山からの有価金属回収～

コスト・環境負荷で優位性「三菱連続製銅法」

「都市鉱山」から様々な有価金属を回収

26

三菱連続製銅法

製錬

Ｅ-Scrap（都市鉱山）

銅精鉱（銅鉱山）

No.1E-Scrap処理能力

世界シェア

電気銅を製造

有価金属を回収

金属事業


金属事業～貴金属事業～

100年を超える歴史を持つ「三菱の金」

株主様ご優待制度詳細条件やお手続きはお問い合わせください

ご購入・ご売却時に

① 金・プラチナは、1gあたり5円（税抜）優待

② 銀は1kgあたり100円（税抜）優待

三菱マテリアルの純金積立[マイ・ゴールドパートナー]

① 金地金はご購入・ご売却時に、

1gあたり5円（税抜）優待（ご売却時の優待

適用は三菱ブランドに限る）

② 金貨は１オンスあたり160円（税込）優待

メイプルリーフ、カンガルー、ウィーン

金貨ハーモニーが対象

（1/10オンスを除く）

金地金現物売買

27



高機能製品

加工事業

金属事業

その他事業

セメント事業

28

セメント事業


セメント事業

29

国内No1生産能力を基盤に産業廃棄物を受入環境事業の拡大を追求

445kg/t

セメント1t当たり使用量

廃プラスチック廃石膏ボード

約419万t/年

廃棄物・副産物受入量

廃タイヤ

九州工場（苅田地区）

※1拠点あたりの生産能力

※

セメント事業


セメント事業

NO.1南カリフォルニア地区生コンクリート・シェア

米国・南カリフォルニア地区での強固な販売基盤ロバートソン・レディ・ミックス社

30

垂直価値統合の拡大

セメント供給

米国三菱セメント社ロングビーチ輸入ターミナル

生コン・骨材

ロバートソン・レディ・ミックス社(左)生コン工場 (右)骨材鉱山



高機能製品

加工事業

金属事業

セメント事業

その他事業

31

その他事業


( )

( )

その他事業

循環型社会構築に向けリサイクル、エネルギー分野で事業拡大

：家電リサイクル

：バイオガス

：自動車リサイクル

：飛灰処理

：水力

：メガソーラー

：地熱：調査中( )

自動車リサイクル

水力：秋田県森吉ダム小又川新発電所着工（2019年5月）

家電リサイクル冷蔵庫処理ライン

飛灰処理：北九州アッシュリサイクルシステムズ社営業運転開始（2018年4月）

バイオガス：ニューエナジーふじみ野社設立（2018年5月）

メガソーラー：福井県福井市福井太陽光発電所

地熱：秋田県湯沢市山葵沢地熱発電所運転開始（2019年5月）

32


中期経営戦略について（全社方針）

33

全社方針

事業ポートフォリオの

最適化

事業競争力の徹底追求

新製品・新事業の創出

中期経営戦略重点戦略中長期の目標（目指す姿）

イノベーションによる成長の実現

循環型社会の構築を通じた価値の創造

成長投資を通じた市場プレゼンスの拡大

継続的な改善を通じた効率化の追求

国内外の主要マーケットにおける

リーディングカンパニー

高い収益性・効率性の実現

市場成長率を上回る成長の実現

成長への変革持続的な企業価値の向上


中期経営戦略について（新製品・新事業の創出）

34

高機能製品

金属事業

加工事業

セメント事業

環境・エネルギー

3 株主還元

35

1. 三菱マテリアルの沿革と事業戦略 3. 株主還元 4.参考資料2. 各事業部門の概要

一株配当（左軸）80 円

一株配当（左軸）80 円

配当性向（右軸）104.8%

0.0

30.0

60.0

90.0

120.0

150.0

0

20

40

60

80

100

12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3（予想）

一株配当（株式併合後ベース）と配当性向の推移

・配当性向（右軸）806.6%

配当と配当性向

当社業績の変動時においても安定的な配当を旨とし、2019年度までの配当は

年間 80円／株（2017年度の配当額と同額）とする

但し、連結配当性向が25％を下回る場合は、25％まで一時的な増配、

あるいは自己株式の取得を行う

※2016年10月1日を効力発生日として、普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施しております。これに伴い、12/3～17/3の配当は12/3の期首に当該株式併合が行われたと仮定し算定したものです。

1,000.0

（円）（％）

2017～2019年度

配当 80 円／株

36

※ 2019年11月7日公表値

4 参考資料

37

1. 三菱マテリアルの沿革と事業戦略 4.参考資料2. 各事業部門の概要 3. 株主還元

ESG投資銘柄への採用

38


ESG（環境・社会・ガバナンス）～環境～

国内外の鉱山等で環境調査・保護活動を継続的に実施

カナダ・カッパーマウンテン鉱山：魚類生育調査アメリカ・クッシェンベリー鉱山：野生動保護のための給水所の設置

インドネシア：マングローブ植林秩父・宇根鉱山：採掘跡地への植林

39


ESG（環境・社会・ガバナンス）～環境～

三菱マテリアルの森

早来山林：資源林

手稲山林：環境林

総面積

14,513ha

美唄びばい

早来はやきた

濁川にごりかわ

白老しらおい

今金いまがね

西野

手稲

小樽

森

尾去沢

岩船

大子だいご

佐渡

明延あけのべ

神子畑みこばた

生野

宝賀勝ほうがしょう

吉岡笹ヶ谷ささがたに

龍王

槇峰

北海道11,541ha

東日本1,288ha

西日本1,684ha

40


ESG（環境・社会・ガバナンス）～社会～

「人と社会と地球のために」地域に根ざした活動

「資源・リサイクル」をテーマとした出張授業

「秋田アスレティッククラブ」での障がい者スポーツ支援活動

東日本大震災の被災地支援

41


ESG（環境・社会・ガバナンス）～直島製錬所と地域社会～

「マテリアルの森～直島」植樹祭直島町「環境フェスタ」へのブース出展

整備後の「山神社」「環の里プロジェクト」でのビオトープの造成、管理

42


ESG（環境・社会・ガバナンス）～ガバナンス～

社外取締役が取締役会、指名委員会、監査委員会、報酬委員会の過半数コーポレートガバナンス・

グループガバナンスの強化

指名委員会等設置会社へ移行

社外取締役が指名委員会、監査委員会、報酬委員会の委員長をつとめる

ガバナンス強化策モニタリング委員会の設置

新リスクマネジメントシステムの導入

ガバナンス監査・品質監査の実施

ガバナンス審議会の実施

コミュニケーション強化策の実施

43


当社ホームページのご案内

https://www.mmc.co.jp/

44

三菱マテリアル株式会社

経営戦略本部経理・財務部 IR室

〒100-8117 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル

本資料における見通しは、本資料発表日時点で入手可能な情報により当社が判断したものです。

実際の業績は様々なリスク要因や不確実な要素により、本資料業績予想と大きく異なる可能性が

あります。

また、本資料のいかなる情報も、三菱マテリアル当社株式等の購入や売却等を勧誘するものでは

ありません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

お問合せ先

TEL : 03-5252-5290

URL : http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/index.html

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Documents

1 三菱マテリアルの沿革と事業戦略...1兆6,629億円 その他の地域 1.29 % 213億円 日本 55.12 % 9,166億円 米国 9.60 % 1,596億円 欧州5.10 % 848億円 アジア

1 三菱マテリアルの沿革と事業戦略...1兆6,629億円その他の地域 1.29 % 213億円日本 55.12 % 9,166億円米国 9.60 % 1,596億円欧州5.10 % 848億円アジア