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8.事業開催参考例
市町村の概要(平成23年度介護予防事業実施状況報告より)
○「運動器の機能向上」該当者及び「閉じこもり予防」該当者で80歳以下の方
○介護申請中の方を除く
○対象者への個別通知
○電話による参加勧奨
○健康推進課の健康相談での参加勧奨
○スタッフ人数:2~4人
(介護福祉士、看護師、社会福祉士など)
○スタッフ役割
・在宅介護支援センター:送迎、事前事後のアセスメント、
個別サービス計画書作成、教室の運営
・地域包括支援センター職員:弘前大学講師による
巡回指導の企画・連絡調整・講師依頼など
○参加しやすい環境づくり
(身近な在宅介護支援センターでの開催、送迎)
○DVD映像を見ながら行うので、指導者・参加者とも
分かりやすい
○修了者が運動を継続できるように、一次予防事業を展開
事 業 の 特 徴 弘前大学保健学研究科が考案した筋力・ バランス・柔軟性向上を目的とした、 転倒予防のための「てんとうむし体操」を 実施している。
人口:33,708人 高齢者人口:9,284人(高齢化率 27.5%) 要介護認定率:22.0%
二次予防事業対象者数:2,776人(把握率 29.9%)
二次予防事業参加者数:99人 (参加率 1.07%(高齢者人口比)、3.57%(対象者比))
1 対 象 者
2 事業への勧奨方法
3 マンパワー
4 工夫した点
ある一日の流れ (10:00~11:30
または 14:00~15:30)
①送迎 ②健康チェック ③準備体操 ④てんとうむし体操標準編 ⑤頭の体操 ⑥オプション体操 ⑦レクリエーション(輪投げ・唱歌)
事例1 平 川 市
てんとうむし体操教室
64
○修了者へ体操のDVD、ビデオテープ、カセットテープ
を無料配布(希望者)
○従事者のスキル向上のための講習会を開催
○参加者へ弘前大学保健学研究科講師による巡回指導
○年間スケジュール:1クール3か月(全12回(週1回))×8回
○1クールの概要
事前アセスメント(体力評価)
個別サービス計画書の作成
てんとうむし体操を基本とし、後半は筋力アップや個別運動を組み入れている。
・弘大てんとうむし体操標準編
・個別運動(筋・骨・関節系向けオプション、腰痛系向けオプション、
神経系向けオプション)
・かぶとむし体操(セラバンドを用いた筋力アップ運動)
事後アセスメント(体力評価)
○開催場所:市内在宅介護支援センターまたは地区集会所
○参加者数:59人(定員80人)
○参加者の送迎:あり
○利用料:無料
○傷害保険への加入:あり
○委託の有無:あり(委託先:市内5か所の在宅介護支援センター)
○フォローアップ体制:終了後、一次予防事業へ参加勧奨し、33名が継続して参加している。
○実施前の健康チェック
○参加者の保険加入
5 事業の概要
6 安全管理
参加者の声 ・つまづきやふらつきが少なくなった
・歩くことが楽になった
・膝の調子が良くなった
・体が動きやすくなった
・体がやわらかくなった
・ストレス解消になった
・仲間ができて楽しい
・自分の健康への関心が深まった 等
65
○評価指標
運動テスト(握力・手伸ばし距離・椅子立ち上がり回数・片足立ち時間・5m歩行・TUG)
基本チェックリスト
○効果
体力測定結果(改善;椅子立ち上がり 82%,TUG 72%,片足立ち時間 60%,手伸ばし距離 56%, 5m歩行 54%)
基本チェックリスト;改善 50%
○新規参加者の掘り起こし
7 評 価
8 実施上の課題
●握力が約1kg 増加 ●手伸ばし距離が約4.4cm 延長 ●片足立ちの時間は 3 秒延長し
たが、個人差のばらつきが大
きい ●5m 歩行の所要時間が 0.3 秒
速くなった ●TUGの所要時間が 0.6 秒短縮
した
<過去5年間(H18~H22)に参加した141名の運動プログラム前後の運動機能改善データ>
66
市町村の概要:(平成23年度介護予防事業実施状況報告より)
○「運動器の機能向上」該当者
○対象者への個別通知 ○電話による参加勧奨
○スタッフ人数:2人(健康運動指導士、介護職員)
○スタッフ役割
・委託先 健康運動指導士:運動指導、
介護職員:健康チェック、
参加者のサポート
・地域包括支援センター職員:体力測定時協力
○運動機能向上プログラムのほか、口腔機能向上、栄養改善、認知症予防の講義も取り入れて実施。
○多種類の運動メニューにより、参加者が気付かないところで運動量を増やすことを狙いとした。
また、全員で実施するレクリエーションによる仲間づくりも図り、継続参加の動機付けとした。
○年間スケジュール:1クール3か月(全14回(毎週水曜日))×1回
○1クールの概要
コンディショニング期→筋力向上期→機能的運動期
○開催場所:大鰐町総合福祉センター
○参加者数:15人(定員20人)
事 業 の 特 徴 運動機能の向上のための運動を楽しく実施するために
様々な工夫がされ、また仲間づくりについても配慮されて
おり、参加者からとても好評で、リピーターが多い。 参加人数に合わせたローテーショントレーニング(15人で
あれば15種類の筋トレ、脳トレ)で、運動器の機能向上は
もちろん、脳トレと運動の組み合わせにより認知症予防と
歩行機能の改善も図った。レクリエーションの要素も取り
入れ、気軽に楽しく参加できる雰囲気づくりに努めた。 モットーは『千里の道も一歩から。この冬で貯筋しましょ
う!』。
1 対 象 者
2 事業への勧奨方法
3 マンパワー
5 事業の概要
4 工夫した点
人口:11,241人 高齢者人口:3,812人(高齢化率 33.9%) 要介護認定率:19.4%
二次予防事業対象者数:745人(把握率 19.5%)
二次予防事業参加者数: 18人(参加率 0.47%(高齢者人口比)、2.42%(対象者比))
事例2 大 鰐 町
こ つ こ つ ク ラ ブ
67
○参加者の送迎:なし
○利用料:無料
○傷害保険への加入:あり
○委託の有無:あり(委託先:青森県長寿社会振興センター)
○フォローアップ体制:終了後一次予防事業へ参加勧奨し、8名がつながっている。
○実施前の健康チェック(血圧測定、体調確認)
○水分摂取
○参加者の保険加入
○緊急時対応マニュアルの会場への掲示
○評価指標
・体力測定(握力・開眼片足立ち・最大歩行時間・TUG・座位ステッピング)
・基本チェックリスト
・主観的健康感
○効果
・体力測定結果(改善 86%,維持 7%)
・基本チェックリスト(改善 71%,維持 0%)
・主観的健康感(改善 50%,維持 50%)
○送迎がないため、交通手段がなく参加できない人がいること
○新規参加者の開拓
○運動が不得手な参加者を継続して最終回まで参加させること
ある一日の流れ(14:00~15:30) ①健康チェック ②準備運動
「ラジオ体操第1」⇒「みんなでステップ (ウォーミングアップ)」⇒「ストレッチ」
③運動 ローテーショントレーニング (各メニューを45秒実施。 合図とともに次のメニューに移る)
④クールダウン ⑤健康チェック
参加者の声 ・こつこつクラブを始めてから、1日1万歩を達成できるように
なった。
・正座ができるようになった。
・膝の痛みが楽になった。
・昨年は冬期間、膝痛のために通院し注射を打ちながら
マッサージにも通ったが、今年はそれが全くない。
膝の痛みも軽減した。
・非常に体調がよく、なんといっても上腕に力こぶができたこと
に感激した。何歳になっても鍛えれば筋肉はつくものなのだ
と思った。
6 安全管理
7 評 価
8 実施上の課題
68
<ローテーショントレーニングの様子>
○「こつこつクラブ」全体プログラム
平成23年度 介護予防二次予防事業(大鰐町)
「こつこつクラブ」予定表 (大鰐町総合福祉センター3階集会室ほか 14:00~15:30)
日 時 内 容
1 12月 7日(水) 体力測定、事前アセスメント、ボールゲーム 血圧測定、健康チェック(毎回実施)
2 12月14日(水) 身
体
の
調
子
を
整
え
る
ストレッチ、椅子を使った軽運動、ボールゲーム
3 12月21日(水) ■栄養改善 ~冬に不足しがちな栄養を学ぼう~ ストレッチ、椅子を使った軽運動
4 1月 4日(水) ストレッチ、椅子を使った軽運動、ボールゲーム ※正月明けなので身体をほぐしましょう。
5 1月11日(水) ストレッチ、椅子を使った軽運動、ボールゲーム
6 1月18日(水)
筋
力
ア
ッ
プ
さまざまな動きで筋力アップ!、ボールゲーム
7 1月25日(水) さまざまな動きで筋力アップ!、ボールゲーム
8 2月 1日(水) ■認知症予防~備えあれば憂いなし。「認知症」の知識~ さまざまな動きで筋力アップ!、ボールゲーム
9 2月 8日(水) さまざまな動きで筋力アップ!、ボールゲーム
10 2月15日(水) さ
ま
ざ
ま
な
運
動
リズムに合わせて動いてみよう、ボールゲーム
11 2月22日(水) リズムに合わせて動いてみよう、ボールゲーム
12 2月29日(水) ■口腔ケア(口腔機能向上)~「噛む」は元気で長生きの秘訣~ リズムに合わせて動いてみよう、ボールゲーム
13 3月 7日(水) リズムに合わせて動いてみよう、ボールゲーム
14 3月14日(水) 体力測定、事後アセスメント、〝元気でまた会おう会〟
欠席の連絡や介護予防教室「こつこつクラブ」についてわからないことがありましたら・・・
青森県長寿社会振興センター 017-777-6311
69
市町村の概要(平成23年度介護予防事業実施状況報告より)
○「運動器の機能向上」該当者
○訪問による参加勧奨
○スタッフ人数:3~4人
(健康運動指導士、介護職員、
地域包括支援センター職員)
○スタッフ役割
・健康運動指導士:運動指導
・介護職員:健康チェック、参加者のサポート
・地域包括支援センター職員:健康チェック、参加者のサポート
○参加しやすい環境づくり(入浴施設の利用,送迎) ○仲間づくり
○年間スケジュール:1クール3か月(全13回(毎週金曜日))×年2回
○1クールの概要:導入期(1か月)→維持期(1か月)→発展期(1か月)
○開催場所:老人福祉センター 地域交流ホーム
○参加者数:14人(定員15人) ○参加者の送迎:あり
○利用料:無料 ○傷害保険への加入:あり
○委託の有無:あり(委託先:たもぎ在宅介護支援センター)
○フォローアップ体制:終了後、一次予防事業への参加につながった方が4人いる。
事 業 の 特 徴 事業を委託したことで「専門職のマンパワー
不足」と「参加者の送迎」の課題が解消され
ました。 教室の卒業者が一次予防事業に継続して
参加しています。
1 対 象 者
2 事業への勧奨方法
3 マンパワー
5 事業の概要
4 工夫した点
人口:11,126人 高齢者人口:2,342人(高齢化率 21.0%) 要介護認定率:18.8%
二次予防事業対象者数:208人(把握率 8.9%)
二次予防事業参加者数: 19人(参加率 0.81%(高齢者人口比)、9.13%(対象者比)
ある一日の流れ(10:00~12:00) ①送迎 ②健康チェック(血圧測定等) ③運動開始
・仰臥位によるストレッチ&自重筋トレ ・座位によるストレッチ&ボール筋トレ &自重筋トレ ・フォムローラー・ハーフによる
ストレッチ&クールダウン
事例3 六 ヶ 所 村
筋 力 ア ッ プ 教 室
70
<運動の様子>
○実施前後の健康チェック(血圧測定、健康相談) ○こまめな水分補給 ○参加者の保険加入
○評価指標
・体力測定(握力・開眼片足立ち・TUG・長座体前屈・最大歩行時間) ・主観的健康感
○効果
・体力測定結果(改善 50.0%,維持14.3%) ・主観的健康感(改善 28.6%,維持35.7%)
<体力測定の変化>
○該当者の参加率の向上 ○教室終了後の自主グループ化
参加者の声 ・膝を曲げることができるようになった
・腕が上がるようになった
・台所に立つのが楽になった
・足の上りがよくなり、階段の昇降が
楽になった
・みんなに会うのが楽しみだ
・距離を長く歩けるようになった
6 安全管理
7 評 価
8 実施上の課題
71
市町村の概要(平成23年度介護予防事業実施状況報告より)
○二次予防事業対象者で「運動器の機能向上」が
必要な高齢者
○訪問による勧奨 ○電話による勧奨
(介護予防のつどいに参加してもらい、
最終判断してもらう)
○スタッフ人数:3~5人
(介護予防運動指導員、看護師、介護福祉士)
○スタッフ役割
・介護予防運動指導員:運動指導
・看護師:健康チェック
・介護福祉士:参加者のサポート
○委託側と受託側の連携(毎回終了後に電話連絡、
初回と中間と最終回には委託側も同席)
○前日に参加予定者に電話確認
○参加人数に合わせたゲームやレクリエーションの選択
○自宅での運動習慣を身につけさせるための運動イラスト入りのカレンダーや膝クッションなどの配布
○介護予防手帳(A4ファイル)を配布し、予防プランや資料、カレンダーなどを保管
○最終回に写真入り修了証書交付 ○参加促進のための家族同伴の奨励
1 対 象 者
人口:19,173人 高齢者人口:5,860人(高齢化率 30.6%) 要介護認定率:19.1%
二次予防事業対象者数:1,568人(把握率 26.8%)
二次予防事業参加者数: 32人(参加率 0.55%(高齢者人口比)、2.04%(対象者比))
事 業 の 特 徴 平成18年度から20年度までは町病院のリハビリ
専門職が講師となり、町直営で行っていた。そこで
の経験を活かし、平成21年度からは事業者委託
により実施。「送迎」の課題など解消された。栄養と
口腔は直営で継続し、認知症予防を含めたプログ
ラムを実施していたが、平成24年度は認知症予防
の教室を新たに開始した。フォローアップの事業の
一つとして、それぞれの教室修了者が一堂に参加
してのバス旅行を毎年実施している。
2 事業への勧奨方法
3 マンパワー
4 工夫した点
ある一日の流れ(13:30~15:30) ①送迎 ②体調確認、バイタル測定 ③プログラム内容確認、講話 ④バランスボールなどを活用したストレッチ体操 ⑤セラバンドを利用した筋力体操など ⑥ゲームを取り入れた運動 (ペットボトルボーリング、パターゴルフ、的当て、
輪くぐりシュート、かご入れ、キャップ開け競争など)
事例4 五 戸 町
運 動 コ ツ コ ツ 道 場
72
○年間スケジュール:1クール3か月
(全12回(毎週金曜日))×年1回
○1クールの概要
コンディショニング期(1か月)
→筋力増強期(1か月)
→機能的トレーニング期(1か月)
*体力測定は1回目と11回目に実施
○開催場所:五戸町保健福祉センター
○参加者数:11人(定員10人)
○参加者の送迎:あり
○利用料:無料
○傷害保険への加入:あり(委託先で加入している保険)
○委託の有無:あり(委託先:(株)ニチイ学館)
○フォローアップ体制
平成19年度から修了者のための『介護予防リフレッシュ1日バス旅行』を年1回実施。
介護予防の意識付けのため最大歩行速度や握力を測定、車内での脳活性化レク、施設見学、道の駅
での買い物などを行っている。介護認定を受けずに元気でいると、毎年参加できる。
○全体プログラム
期間 回数 目的 プログラム内容 スタッフ
人数 1ヶ月
2ヶ月
3ヶ月
1回 現状の自己認識を高める (体力測定)
事前評価(アセスメント)カウンセリング・体力測定・ 健康観など自己目標の設定
5人
2~3回
コンディショニング期 (運動に慣れる期間)
個別サービス計画書の説明と同意 ストレッチ 筋力向上トレーニング(弱)
・個人に合わせた負荷の設定 機能的トレーニング(弱)
・バランストレーニング
3人
4~6回 筋力増強期 (負荷運動に慣れる期間)
ストレッチ 筋力向上トレーニング(中)
・個人に合わせた負荷の設定 機能的トレーニング(中)
・バランストレーニング等 下肢筋力の筋力向上 転倒予防体操、失禁予防体操
3人
7~9回 機能的トレーニング期 (目標達成へのアプローチ)
ストレッチ 筋力向上トレーニング(中~強) 個人に合わせた負荷の設定 機能的トレーニング(中~強) バランストレーニング 日常生活を見越したトレーニングの見直し 全身運動を増やす
3人
10~11 回
11 回
維持期 (運動習慣を身につける期間)
(体力測定)
ストレッチ 筋力向上トレーニング(中~強) 機能的トレーニング(中~強) 個々の目標のために日常生活動作向上トレーニング 事後評価(アセスメント)・体力測定・健康観など
3人
5人
12 回 継続の大切さの自己理解 (体力測定後の評価)
運動継続のためのアドバイス 3人
5 事業の概要
73
<ゲームを取り入れた運動の様子>
○実施前の健康チェック(問診、血圧測定など)
○こまめな水分補給
○町内の病院へ事業の周知(チラシ配布)
○評価指標
・体力測定(握力・TUG・長座体前屈・最大歩行速度・開眼片足立ち)
・主観的健康感
・基本チェックリスト
○効果
・体力測定結果(改善 63.7%,維持27.3%)
・主観的健康感(改善36.4%,維持36.4%)
・基本チェックリスト(改善54.5%,維持45.5%)
○教室終了後の一次予防事業(地域)への移行
○教室卒業生の自主グループづくり
8 実施上の課題
6 安全管理
7 評 価
参加者の声 ・足の上がりがよくなった
・膝を折って座れるようになった
・姿勢がよくなった
・楽しかった
・また参加したい
・友達ができてよかった
・元気になった
・終了後も運動を続けている
74
市町村の概要(平成23年度介護予防事業実施状況報告より)
○「運動器の機能向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」
該当者
○訪問による勧奨
○電話による勧奨
○スタッフ人数:5~7人
(地域包括支援センター職員(主任介護支援専門員、保健師、社会福祉士)
理学療法士、健康運動指導士、歯科衛生士、管理栄養士、介助ボランティア)
○スタッフ役割
・地域包括支援センター職員:事業運営、会場準備、健康管理、体力測定
・理学療法士:理学評価
・健康運動指導士:運動プログラム(運動指導)
・歯科衛生士:口腔プログラム(講話、個別相談)
・管理栄養士:栄養プログラム(講話、個別相談)
・介助ボランティア:補助
○参加しやすい環境づくり:タクシー会社との契約による送迎
○仲間づくり:顔見知りと一緒に参加できるよう、参加日や参加メンバーを細かく調整
○運動の習慣がつくように毎回宿題を提示している。
○教室終了時には達成感が得られるように修了証を渡している。
事 業 の 特 徴 理学療法士や介護予防運動指導員等による運動器
の機能向上プログラムを中心として、昼食会を兼ね
た管理栄養士による栄養改善プログラムや歯科衛
生士等による口腔機能向上プログラムを組み合わ
せて実施している。 運動習慣が付くように毎回宿題を提示し、自宅でも
運動を行っている。
人口:14,490人 高齢者人口:3,240人(高齢化率22.4%) 要介護認定率:15.4%
二次予防事業対象者数:213人(把握率6.6%)
二次予防事業参加者数:143人(参加率 4.41%(高齢者人口比)、67.14%(対象者比))
1 対 象 者
2 事業への勧奨方法
3 マンパワー
4 工夫した点
ある一日の流れ(10:30~12:00) ①タクシー送迎 ②健康相談(血圧測定、体調の聞き取り) ③準備運動(ストレッチ) ④運動(ボール、ストレッチマット等使用) ⑤宿題配布
事例5 階 上 町
わ ん つ か 元 気 教 室
75
○年間スケジュール:1クール3か月(全12回(週1回))×年5回
○1クールの概要
コンディショニング期(1か月)→筋力向上期(1か月)→機能的運動期(1か月)
○開催場所:ハートフルプラザ・はしかみ
○参加者数:28人(定員30人)
○参加者の送迎:あり
○利用料:無料
○傷害保険への加入
○委託の有無:なし
○フォローアップ体制
翌年訪問し、基本チェックリストや健康状態の聞き取りを行い、状態の変化を確認している。
○プログラム開始前に血圧測定、健康相談を実施
○安全管理マニュアルを作成
○傷害保険に加入
○評価指標
・体力測定(握力・開眼片足立ち・TUG・通常歩行時間(10M)・足指力・ファンクショナルリーチ)
・主観的健康感
○効果
・体力測定結果(改善 約5割)
・主観的健康感(改善 約8割、維持 約2割)
⇒体力測定では測れない「心」や「体」の変化を実感してもらうことができた
○新規参加者、男性参加者を増やす
○途中リタイヤ者を減らす
○体力測定結果の数値をより改善させる
○教室終了後の運動継続の意識をより高める
○介護申請者を減らす
5 事業の概要
8 実施上の課題
6 安全管理
7 評 価
参加者の声 ・立ったり歩いたりが楽になった。
・転びそうになってもふんばれるようになった。
・膝や腰の痛みが治まってきた。
・家でも運動をするようになった。
・みんなに会っておしゃべりできるので楽しい。
・体だけでなく、心も元気になった。
・食事に気をつかうようになった。
・唾液が出やすいように喉のマッサージをするよ
うになった。
76
目的 基本プログラム内容 追加プログラム内容 回数
1ヶ月目
コンディショニング
期間
(運動に慣れる時期)
・状態チェック
・ストレッチング
(座位、仰臥位で静的、動的な種目など)
・筋力向上運動(弱)
(座位、仰臥位中心のコンディショニング運
動など)
・バランス機能的運動(弱)
(四つ這い姿勢、膝立ちなど重心が低く、
支持面が広い運動など)
・リラクゼーション運動
・学習時間
・体力測定実施 1
・理学療法士によるアセスメント 2
3
4
・歯科衛生士による「口腔清掃の自
立支援」についての講義
・個別相談 5
2ヶ月目
筋力向上期間
(負荷運動に慣れる
期間)
・状態チェック
・ストレッチング
(徐々に可動範囲を広げる)
・筋力向上運動(中)
(立位種目も取り入れ、筋力向上運動など)
・バランス機能的運動(中)
(座位~立位にて動的バランスなど)
・リラクゼーション運動
・学習時間
・管理栄養士による「元気を保つ食
生活」ついての講義や個別相談
※昼食会 6
7
8
9
3ヶ月目
機能的運動期間
(日常生活動作を
スムーズに行う
ための運動期間)
・状態チェック
・ストレッチング
(立位種目を追加する場合は支持物を使
用)
・筋力向上運動(中~強)
(負荷の漸増)
・バランス機能的運動(中~強)
(立位にて機能的バランスなど)
・リラクゼーション時間
・学習時間
10
・体力測定実施
・基本チェックリストの評価
11
12
77