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123 2014.1 北九州 歴史と夢は 港から

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1232014.1 北九州 歴史と夢は 港から

123N

o.

平成

26年1月

発行

  

発行

人:

一般

社団

法人

北九

州港

振興

協会

 北

九州

市門

司区

西海

岸一

丁目

2-7 Tel. 093-321-5900 Fax. 093-321-1695 

 監

修:

北九

州市

港湾

空港

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KITAKYUSHU PORT NEWS2

門司税関・北九州市行政懇話会を開催

「北九州港みなとや海辺づくり大賞」表彰式を開催

平成25年度「みなとや海辺の活動支援」パネル展を開催

11月17日(日)「北九州港みなとや海辺づくり大賞」表彰式が開催されました。

この賞は、株式会社エヌエスウインドパワーひびきの協力により平成16年度に創設されたもので、市民や企業・団体が創意と工夫を活かした独自の取組みによって、北九州港の魅力アップに貢献した活動を顕彰し、魅力あるみなとや海辺づくりを推進するものです。

今回は、23件の応募者の中から、大賞2件、特別賞3件が選ばれました。

大賞の団体部門は、北九州市立藍島小学校の「受け継ごう!ふるさと藍島~島の特性を生かした環境学習の取組~」、個人部門は、永木三茂さんの「門司港の賑わいづくりの実践」が受賞しました。

特別賞は、北九州美しい海を守る会「定期的海岸清掃活動の実施」、北九州港湾建設協会「海岸クリーンアップ運動」、NPO法人北九州市を明るく元気にする会「親水公園を素敵で快適な環境にする整備事業」でした。

表彰式は、旧大連航路上屋の 2階ホールで開催され、賞状・盾と記念品が贈られた後、受賞者と応募者が活動内容を発表しました。

現在、北九州市では、株式会社エヌエスウインドパワーひびきの協力により、みなとや海辺のにぎわいづくりや魅力づくりの活動を支援しています。

今回のパネル展は、平成24年4月から 25年3月にかけて活動した NPO法人や市民団体など 16団体の成果を展示するもので、次の 2箇所で実施されました。

(1)会場:旧大連航路上屋 1階 サブエントランス  日時:平成25年11月15日(金)~ 21日(木) 9時~ 17時

(2)会場:コムシティ 3階 交流プラザ(市民活動サポートセンター前)  日時:平成25年11月23日(土)~ 29日(金) 9時~ 21時

12月13日(金)、北九州市役所本庁舎5階プレゼンルームで、門司税関・北九州市行政懇話会が開催され、今野孝一税関長と北橋健治市長はじめ両組織の幹部計12人が出席しました。

この懇話会は、門司税関と北九州市が、国際物流等相互に関心のある事項について情報や意見を交換することを目的に、平成6年10月に設置されました。税関長と市長が出席するトップ会談としては、今回が 13回目の開催となります。

門司税関から「最近における税関行政」について、また、北九

州市から「北九州港」と「北九州空港」についてそれぞれ説明があり、その後、意見交換をしました。

最後に、門司税関と北九州市は、今後とも相互理解を深めることにより、地域の活性化を図っていくことを確認しました。

行政懇話会

活動内容の発表

パネル展(コムシティ会場)

主催者挨拶

パネル展(旧大連航路上屋会場)

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KITAKYUSHU PORT NEWS 3

平成25年度海外ポートセールス事業

「スナQ」のお誕生日会を開催 門司ビーチサッカー体験教室を開催

北九州港航路集貨対策委員会では、11月4日(祝・月)~ 6日(水)まで 2泊3日の日程で、台湾(台北)を訪問するミッション団を派遣しました。

今年度は、北九州港の重要な貿易相手港である台北港を視察し、北九州港に寄港する台湾船社を訪問しました。

船社訪問時には、橋本港湾空港局長が北九州港の最新のトピックスである東九州自動車道の整備状況やグリーンエネルギーポートひびき事業、太刀浦コンテナターミナルのガントリークレーン1号機の更新などを船社

幹部に対して説明しました。その後、団員の皆さんを交えて意見交換を行いました。

11月16日(土)、門司区西海岸で北九州港マスコットキャラクター「スナ Q」のお誕生日会を実施しました。「スナ Q」の誕生日は、北九州港開港の日の 11月15日ですが、帆船公開イベントのセイルドリル実施日に合わせて開催し、2万人近い市民の

方が参加しました。スペシャルゲストとして

「じーも」が来場、誕生日ケーキやクラッカーで祝いました。

11月23日(祝・土)、新門司海浜緑地で、「門司ビーチサッカー体験教室」を実施しました。

当日は、晴天に恵まれ、門司区を拠点に活動する「いしくらサッカークラブ」の生徒を始め、市内の小学生及び中学生26名が参加し、講師の北九州を代表するビーチサッカーチーム「ドルソーレ北九州」の皆さんの熱心な指導のもと、特別公開された砂浜でビーチサッカーを楽しんでいました。このイベントを通し、「ビーチサッカー」という海辺での新たな楽しみ方を体験していただくとともに、海辺の清掃活動を通して、環境保全の大切さも伝えることができました。

台北港視察 船社訪問

帆船「日本丸」「海王丸」が北九州港に寄港市制50周年及び旧大連航路上屋リニューアルオープンを記念して、独立行政法人航海訓練所の練習帆船「日本丸」と「海王丸」を北九州港(門司区西海岸)に招き、14年振りに2隻同時公開が実現しました。

11月14日(木)に海王丸が、15日(金)に日本丸が入港し、入港時には消防艇や巡視艇が歓迎放水で出迎えました。

日本丸入港後に行われた歓迎式典では、日本丸船長の挨拶や北九州市から記念品・花束の贈呈等を行いました。両船長から記念品の返礼の後、日本丸船長から日本丸・海王丸に関する図書の寄贈がありました。また、小倉祇園太鼓や清滝保育園児の太鼓の演奏が式典に華を添えました。

16日(土)には、セイルドリル(操帆訓練)が、17日(日)には船内一般公開が行われ、「太平洋の白鳥」日本丸と「海の貴婦人」

海王丸が 2隻並んだ姿を見ようと、多くの市民が訪れました。

18日(月)に は 海王丸が高松港に向け、19日(火)には日本丸が神戸港に向け、それぞれ出港しました。強風のため両日とも登

とうしょうれい

檣礼は中止となりましたが、実習生達はデッキに整列し、集まった大勢の方々に敬礼(登

とうげんれい

舷礼)で別れを告げました。

期間中、35,000人の人々が来場し、港が多くの市民や観光客でにぎわいました。

視 察 先訪問船社参 加 者

台北港務股份有限公司、台北港コンテナターミナルEVERGREEN、WAN HAI LINES、T.S.LINES12名(民間事業者7社8名、北九州市4名)

セイルドリルの様子

北九州市制50周年記念事業

北九州市制50周年記念事業

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KITAKYUSHU PORT NEWS4

協会だより

北九州港振興協会では、当協会副会長の今井健雄 日鉄住金物流小倉㈱社長を団長に会員(24人)ら計28人参加のもと、11月4日(祝・月)~ 11月8日(金)まで 4泊5日の日程で台湾(台北、高雄)、ミャンマー(ヤンゴン)ポートミッションを実施しました。

最初の訪問地台北では、台北最古の寺廟龍山寺や故蒋介石総統の業績を称える中正祈念堂を視察、夕刻には公益財団法人交流協会台北事務所経済部の木部主任による「最近の日台関係と台湾情勢」をテーマにしたレクチャーを受け、良好な日台関係や今後も両国にとって経済、産業が発展するものと感じました。

翌日、台北から日本の技術を採用している新幹線で、高雄港視察に向かいました。はじめに臺湾港務股份有限公司高雄港務分公司を訪問し、鐘英鳳副総経理から高雄港は 300航路で展開し、440億円をかけて設備充実を目指している非常に忙しい港である、と説明を受け、その後チャーター船で両岸に巨大なクレーンがひしめき合う壮大な高雄港を視察しました。

6日には、2 カ国目の訪問地ミャンマーへ早朝に出発し、運輸省傘下のミャンマー国港湾の管理しているヤンゴン港ミャンマー港湾公社(MPA)を訪問し、船舶貨物取扱量の 9割を取扱う最大の輸出入港ヤンゴン港や、将来の港湾貨物需要の拡大を見据えた、ティラワ港の整備についての説明の後、BOT方式で整備され、2003年に供用開始したMyanmar Industrial Port (MIP)を視察しました。

夕刻には、三井物産株式会社の長井ミャンマー総代表による「ミャンマーの変化」をテーマに、大変分かりやすいミャンマーの

産業史や日本進出の歴史など経験に裏付けされた説得力あるレクチャーを受けました。

7日は、ヤンゴン市内の企業訪問として大阪商船三井船舶系のE.F.R. Forwarding & GeneralServices Co.,Ltd.を訪問。Country Directorの Joe Kam氏から2015年に行われる大統領選挙の行方によっては今後のミャンマーでのビジネス戦略が大きく左右される、と説明がありました。

続いてヤンゴンの中心から南東へ 23 キロの距離にある、敷地面積約2400 ヘクタールの 2013年着工、2015年完成を予定しているティラワ工業団地を視察。現地は、用地こそ確保されているものの見渡す限りの野原でした。今後電気、通信、上下水道等のインフラ整備が急速に進むだろうと感じました。また、車中では(株)ジェイサットコンサルティング西垣社長から最新版ミャンマービジネス事情について説明を受け、次の訪問先のMITT(ティラワ国際港)へ到着し、General Manager Min Kyi氏からティラワ港の概況や月に 200台程度、北九州港(田野浦)から中古自動車を輸入しているとの説明を受けた後、コンテナターミナルを見学しました。全公式訪問を終え、ヤンゴン市内の視察で、全長70mもある寝釈迦像やミャンマー仏教総本山のシュエダゴンパゴダを訪れました。

今回のミッションは、ハブ港としてクオリティの高い高雄港と、今後発展するに違いない河川港のミャンマーを視察することが出来、団員一同大きな収穫になったことと思います。

台湾・ミャンマーポートミッション派遣

ミャンマー・ヤンゴン港台湾・高雄港

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KITAKYUSHU PORT NEWS 5

1月14日(火)、リーガロイヤルホテル小倉で北九州港の海運港湾関係合同の賀詞交歓会が開催され、華やかに新春を祝いました。主催は、北九州港振興協会、関門、洞海、小倉、八幡の各港運協会と九州水曜会、門司エージェント会の 7団体。出席者は 330人で、各団体の関係者のほか、衆参国会議員はじめ行政関係の来賓やマスコミ関係者などで賑わいました。

最初に主催者を代表して、利島康司・北九州港振興協会会長が、「今年は必ず景気が良くなる。製造業が一層しっかりして、ものづくりのまち北九州市を支えなければならない」とあいさつしました。続いて、来賓代表して北橋健治市長が、「来年度、

東九州自動車道が宮崎まで開通する。昨年は、仁川、台北との北九州空港の間に貨物便が運航を始めた。北九州市に一層貨物が集まりやすくなり、成長戦略の実現に向け努めたい」と力強くあいさつしました。

その後、堀内啓介・九州水曜会代表(㈱商船三井九州支店長)の乾杯の音頭で歓談に入りました。和やかな雰囲気の中、参加者の皆さんは新年の挨拶を交わし、飛躍を誓い合っていました。最後に、高橋信直・八幡港友会会長(日鉄住金物流㈱代表取締役社長)による万歳三唱締めで閉会しました。

平成26年 新年賀詞交歓会 開催

7団体の代表者がお迎え

利島会長

北橋市長

平成26年1月21日(火)、リーガロイヤルホテル小倉で港湾セミナーが開催され、約130人が参加しました。今年度は、横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター特任教授の宮本卓

次郎氏に「北九州港の展望」と題してご講演いただきました。先生は船舶の大型化による港町の変化や国の施策の変化について説明しました。続いて、東九州自動車道の延伸や、響灘地区へのエネルギー関連企業の立地に触れ、北九州港は充実したアジアとの航路ネットワークと他港が真似できない産業の集積、多様な海岸線を活かして、集貨、創貨、環境を施策の柱として、港づくりを進めていくべきと考えを述べました。北九州港の関係者にとって役立つ講演となりました。

平成25年度 港湾セミナーを開催

130人の方々が熱心に受講

宮本卓次郎先生(横浜国立大学)

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KITAKYUSHU PORT NEWS6

協会だより

今回は、北九州港寄港が最後となる三代目「大成丸」を歓迎訪船しました。船長との懇談では「約30年活躍してきましたが、今年度で引退し新造船に変ります。現在使用している船は、数少ない蒸気タービン船なのですが、燃費が悪いことが欠点でした。新造船は今主流のディーゼル船になり、教育設備なども新しいものになります。今では LNG船などにしか蒸気タービンを使用していません。」という貴重なお話しを聞かせていただきました。最後の勇姿を目に焼き付け、次の新造船の寄港を心待ちにしています。

10.10(木)

10.17(木)

11.5(火)

11.6(水)

11.8(金)

11.15(金)

11.26(火)~

11.14(木)11.15(金)11.21(木)

帆船「海王丸」帆船「日本丸」練習船「大成丸」

日本日本日本

独立行政法人航海訓練所独立行政法人航海訓練所独立行政法人航海訓練所

2,5562,5705,886

門司高齢者大学

(一社)日本通関業連合会

日本風力発電協会

港湾空港局

六大港湾協議会

現代美術センターCCA北九州

ドッグ入り

月 日 見学者

月 日 船 名 船 籍 トン数 船 社

平成25年 10月~12月

北九州ポート・アテンダントの歓迎訪船日記

平成25年 10月~12月訪船日時:平成25年11月21日(木)場  所:門司1号・2号岸壁天  候:晴れ

海事広報艇「みらい」の運航日誌

本日は、若松の造船所へドック(定期検査)入りしている「みらい」の様子を見学に行ってきました。

まず目に飛び込んできたのは、陸に上がって堂々とした姿を見せている「みらい」。船室へ入ると、いつもある座席が取り外され、床にはぽっかり大きな穴が開いていました。整備項目の 1つであるエンジンのオーバーホールのために、客室の天井を開け、床をめくって、取り出します。今日はちょうど整備の終わったエンジンの一部である減速機を載せ直しているところでした。エンジンルームはピカピカで、「みらい」の機関長さんがペンキを塗り直したばかりだそうです。「綺麗にしておけば不具合がすぐにわかる」からです。

船体を下から覗くとスクリューが 2基、特殊塗料を塗られ光っていました。就航以来初めて右側のプロペラの羽根の曲がりが発見されたため、予備のものに取り替えました。

年末には門司港に戻り、試運転を行い、調子を整えていく予定です。皆さまのお越しをお待ちしております。

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KITAKYUSHU PORT NEWS 7

現場レポート

レポーター

田辺 佳純

日本で唯一の世界基準の訓練施設

vol.24ポート・アテンダントがゆく

~日本サバイバルトレーニングセンター~

今回は戸畑区のニッスイマリン工業株式会社「日本サバ

イバルトレーニングセンター(NSTC)」を訪問しました。

こちらは、船舶乗組員や海上で石油採掘や土木工事など

の作業をされる方の生命の安全を守ることを目的とした、

日本初の民間の海洋サバイバル訓練施設です。本日はイ

ンストラクターで所長補佐の横田哲也さんに案内してい

ただきました。

NSTCでは国際基準に基づいて様々な訓練が行われて

います。国際認証訓練ができる日本で唯一の訓練施設で

す。施設は戸畑地区と若松地区に分かれていて、若松地区

に消火訓練施設が、戸畑地区には洋上サバイバル訓練施

設があります。

最初に訓練内容の概要の説明の後、プール(訓練棟)の

見学に行きました。水深5mのプールは受講者が集中力

を保てるように28℃に設定されています。また救命いか

だや救助用器具は国内外で船舶やレスキュー隊が実際に

使っているものを使用しています。水中訓練は泳ぎが得意

な人やダイビング経験のある人でも、衣服を着たまま泳ぐ

ので自分の思いどおりになら

ず、皆さん苦戦します。プール

サイドにはヘリコプターを模し

た装置が置かれ、不時着時の

水中脱出訓練をします。私も

窓を押し外し脱出する訓練を

体験しました。やみくもに体当

たりをしたり押したりするだけ

では外れず、窓の隅をぐっと押せば女性でも簡単に外すこ

とができるのが分かりました。

次に実際の大型船な

どに取り付けられてい

るフリーフォール式救命

艇設備を見学しました。

着水訓練が出来るよう

に海辺に設置されてい

ます。受講者の方は身

体の安全のため、後ろ

向きに座って滑り降りる

着水はかなり恐怖を感

じるそうです。こちらの

設備は以前テレビ番組

でも取り上げられたことがあります。

過去、ベテランのキャプテンの方も受講した際に、「慌て

ずに正しい判断や手順を取ることが重要だと理解できた。

訓練を受けてよかった。」と喜ばれたそうです。私も今日

の見学だけでも少しだけサバイバルの知識を教えていた

だき、勉強になりました。

センターのあるニッスイ戸畑ビルには、ニッスイの歴史

を展示・解説した「ニッスイパイオニア館」があり自由に見

学できます。身近なようで意外と知らなかったニッスイの

ことを知ることができますよ。

訓練は一般の方も受講できます。安心安全な海洋事業

を目指す日本サバイバルトレーニングセンター、ぜひ一度

足を運んでみてはいかがでしょうか。

我々のトレーニングセンター

は、若戸大橋や洞海湾から見え

るオレンジ色の救命艇が目立つ

ようで、港湾・船舶関係者をは

じめ多くの方に興味をお持

ちいただいております。訓練に

は、これまで 1000 名以上の

方がご受講され、終了後には「

緊急事態に対応できる自信

がついた」「冷静に行動すること

の重要性を理解した」とい

うようなコメントをいただいて

おります。今後も北九州港

関係者の方をはじめ、皆様のお

役立ちが出来るような訓練

提供を目指して参ります!

プール設備とヘリコプター装置(左)

脱出訓練体験

フリーフォール式救命艇(手前)

横田様よりひとこと

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平成25年度 会員交流サロン開催 港湾振興協会事務連絡会に出席

KITAKYUSHU PORT NEWS8

協会だより

海外ポートミッションに参加して、初めてミャンマーを訪問しました。仏教の盛んな国で、国民は物静かな親しみやすい人々のように思えました。ミャンマーは経済発展がおおいに見込まれている国ですが、やはり港湾をはじめインフラの整備が喫緊の課題と強く感じました。河口から32キロメートル遡ったところあるヤンゴン港では、荷役機械も不十分で、上流から流れ来る大量の土砂で維持浚渫が限りなく大変そうでした。とはいえ、お隣タイのレムチャバン港や中国上海の羊山港のように、近代的大水深港湾を短期間で建設し私たちをあっと言わせるかもしれませんね。数年後ぜひもう一度ミャンマーを訪れ、発展ぶりを見てみたいと思いました。(K)

◎ご意見・ご要望をお待ちしています。

一般社団法人 北九州港振興協会 Tel:093-321-5900 Fax:093-321-1695 E-mail [email protected] ホームページ http://kppa.jp

編集後記

北九州港振興協会門司支部主催の会員交流サロンが 12月10日(火)に開催され、視察研修会に 34人、懇親会に 57人が参加しました。視察研修会では、戦没者の慰霊を目的に建てられた門司世界平和パゴダと、旧大連航路上屋を訪れました。門司世界平和パゴダでは、僧侶のウィマラさんのお経で、会員の皆さんのご健康を祈願しました。旧大連航路上屋では、建物の歴史や施設内の紹介を港湾空港局計画課山脇係長の案内で見学しました。

続いて、旧門司三井倶楽部で「南海トラフ巨大地震・津波への備え」について予測シミュレーションや映像を使って末廣門司海上保安部長に講話していただきました。その後、会員相互の交流を深めるため、意見交換の場として懇談会が行われました。

10月31日(木)、11月1日(金)の2日間、名古屋市で開催された「港湾振興協会等事務連絡会」に参加しました。

1日目は、各港湾からの提出議案につ

いての回答や情報交換を通して、各振興協会の特色や詳しい状況を知ることができ、たいへん参考になりました。

2日目は、名古屋港の港務艇に乗船し、海上から名古屋港を視察しました。新宝ふ頭、潮見ふ頭、金城ふ頭、弥富ふ頭など、多くの自動車積み出し基地があり、ITを活用した飛島ふ頭南側コンテナターミナルでは、自働搬送台車(AGV)や遠隔自働トランスファークレーン(RTG)が導入され、荷役作業の効率化が進められていました。

また、名古屋港発祥の地・ガーデンふ頭には海洋博物館や水族館などがあり、たくさんの人々でにぎわっていました。

名古屋港管理組合の皆様、会議や視察にご対応くださり、ありがとうございました。

表紙写真:高松港へ向けて出港する海王丸(総トン数2,556トン、全長110.09m)

 未加入企業のご紹介をお待ち申し上げております。(一社)北九州港振興協会は、港運・倉庫・船主・荷主・エージェント・建設など約400社の企業の方々にご入会いただいています。北九州港の発展のため、市や国の機関・関係団体と一体となって事業を進めていくためにも、一社でも多くの企業のご入会をお待ちしております。

◎入会金 1,000円 初回のみ◎会費(年額) 6,000円 *1口3口(18,000円)以上でお願いします。

新規会員募集のご案内

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