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2010年度決算ならびに 2011年度の計画についてご説明いたします。 1

2010年度決算ならびに 2011年度の計画についてご説明いた …...2010年度は当初150億の計画でしたが、 震災による需要減少で140億となりました。2011年度は、震災前は210億の計画を立てておりましたが、

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Page 1: 2010年度決算ならびに 2011年度の計画についてご説明いた …...2010年度は当初150億の計画でしたが、 震災による需要減少で140億となりました。2011年度は、震災前は210億の計画を立てておりましたが、

2010年度決算ならびに

2011年度の計画についてご説明いたします。

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本日のご説明内容です

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2010年度は増収増益決算となりました。

売上の面では

国内住設事業、海外住設事業、新領域事業、

すべての事業領域において増収増益となりました。

利益面では、売上の増に加えて

全社をあげて実施したVプランのコストリダクションも寄与し、

増益となりました。

3月11日の東日本大震災の影響で

生産拠点や販売拠点の一部が被災し、

震災以降の生産・出荷・販売に影響を与えました。

詳細は追ってご説明いたします。

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まずは’10年度の損益のご説明です。

売上は前年比+2.8%増の4,335億、

営業利益は前年比+112.7%増の140億、

経常利益は前年比88.8%増の138億となりました。

特損は第3四半期までに事業再編費用や有価証券評価損を、

第4四半期には

事業再編費用や震災関連等でさらに36億を積み増し

合計57億となり、

最終利益が51億となりました。

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需要分野別の実績です。

国内住設は、

リモデルの寄与により売上高が前年比+2%となりました。

また売上増と、Vプランのコストリダクションを進めたことにより、

利益面では大幅に増益となりました。

海外住設は、

中国やアジアでの成長により売上が前年比+6%、

利益面でも大きく伸張しました。

新領域事業は、

セラミック事業が大きく伸びたことにより

増収となりました。

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国内住設の商品別の伸長です。

8月に

レストルーム、浴室、キッチン、洗面、

4部位全ての新商品を発売いたしました。

それらの商品がお客様からご好評いただきき、

ほとんどの商品群において前年を上回る結果となりました。

なお、下期のみをみてみますと、

すべての商品群において前年を上回りました。

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海外住設の結果です。

全てのエリアにおいて円高の影響を受けましたが、

現地通貨ベースでの売上は前年を上回りました。

米国は

景気回復の遅れにより、微増となりました。

中国は、沿海部、内陸部ともに高い成長をとげ、

現地通貨ベースでの売上が前年比+25%、

営業利益は+44%となりました。

欧州は、

売上が前年比+17%、

営業利益は新規市場への投資が続き▲17億円となりました。

アジア・オセアニアは、特にベトナムでの伸張が寄与し

売上は前年比+35%、営業利益は+24%となりました。

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営業利益の増減益分析です。

進捗を見ていただくために、

震災を受ける前の150億の計画と、実績を並べています。

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東日本大震災の具体的な生産設備や調達部品への影響、

業績へのインパクトをご説明いたします。

生産拠点は、

福島県のセラミック工場が原発の警戒区域となり

立ち入りできなくなりました。

また、茨城県のウォシュレット工場、千葉県のキッチン工場でも

生産稼働率が落ちるなどの影響を受けました。

仕入先企業が被災し、調達部品の供給が滞ることもありました。

特にキッチン事業においてはフード、IHなどの部品供給の

滞りにより、生産の見通しが立たなくなりました。

お客様をお待たせし、ご迷惑をおかけしないために、

やむを得ず新規受注を停止いたしました。

このような影響により、

営業利益は10億円のインパクトを受けました。

また震災損失により、12億円の特損も計上いたしました。

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続きまして2011年度計画をご説明いたします。

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2011年度は、東日本大震災の影響で

上期は減収、営業赤字となる計画です。

下期以降に業績を挽回させ、

下期のみでは増収増益の計画です。

通期では、増収の計画ですが、営業利益・経常利益は減益、

当期純利益が増益となる計画です。

国内住設事業は、

お客様にTOTO商品とサービスを完全な形でお届けするよう、

生産・販売の安定を図り、経営計画の達成に向けて

グループ全社一丸となって取組みます。

海外住設事業は、

米州、中国、欧州、アジア・オセアニア全ての地域において

増収計画です。

新領域事業は、

環境建材事業は、海外展開を加速させ増収の計画です。

セラミック事業は、震災の影響で止まった生産の対応を

早急に行い、お客様に製品をお届けするよう努めます。11

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2011年度のP/Lです。

売上は 前年比3%増の4,450億、

営業利益は 前年比14%減の120億、

経常利益は 前年並みの130億の計画です。

震災損失による特損として10億を見込み、

当期純利益は 80億の計画です。

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東日本大震災による営業利益への影響をご説明します。

2010年度は当初150億の計画でしたが、

震災による需要減少で140億となりました。

2011年度は、震災前は210億の計画を立てておりましたが、

震災による需要減少の影響を受けて、120億といたします。

今後も仕入先企業からの部材供給遅延リスクを抱えており、

利益はさらに下ぶれる可能性があります。

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つづきまして需要分野別の売上、利益の計画です。

国内住設事業は、

上期はまだまだ震災の影響を受ける見通しのため、

通期では微増収減益の計画です。

海外事業は、

引続き好調に伸びて増収増益。

新領域事業は、

環境建材事業の伸びにより増収の計画です。

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従来は国内住設商品別の伸長計画をご説明しておりましたが、

今回は震災影響により計画がぶれるリスクがあるため

開示いたしません。

海外住設事業の計画をご説明します。

米州は、まだまだ環境は厳しい見通しですが、

ウォシュレットなど強みのある商品の販促を強化し、

増収増益の計画です。

中国は、引き続き高い成長を見込んでいます。

利益的には人件費や原材料高騰、新工場の稼動などにより

前年並みの計画です。

欧州は商品力・提案力を強化し売上を伸ばします。

アジア・オセアニアは引続き高い成長を見込みますが、

インドなど新規市場への投資により利益は微減の計画です。

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営業利益の増減益計画です。

全社をあげたVプランコストリダクションは

今期も引続き進めてまいります。

また、リモデル売上高と海外売上高増により

32億の増益を見込みます。

一方でマイナス要因として

原材料の値上がりや労務費関連の増を見込んでいます。

また衛陶工場稼動による初期コストや、システム統合などの

投資をVプラン投資として23億計画しています。

これらの結果、前年比20億減の

120億が今期の営業利益計画です。

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配当は、

「配当性向30%」「安定的な配当」を心がけており、

今期は引き続き10円の計画です。

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つづきまして2011年度施策についてご説明いたします。

国内住設事業は、

震災対応を最優先においています。

そのため今回は個別の説明はございません。

海外住設事業からご説明いたします。

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米国は、中古住宅販売件数が上向き始めましたが、

住宅を取巻く環境は依然厳しく、

今年度は大幅な回復は見込めません。

そういった中で、引き続き節水便器など

TOTOの強みを活かした商品を提案してまいります。

また、この度ブラジルにも本格参入いたしました。

ブラジルは2014年にワールドカップ、

2016年にオリンピックが控えており、

中国、インドに続く高い成長が期待できる市場です。

市場規模は既に年間2,000億円程度ととても大きいです。

市場の上位2割にあたる最高級市場を狙い、

ショールーム展開をし、ブランド認知を上げていきます。

2013年に10億円の売上が目標です。

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中国は、懸念材料もありますが

継続して高い経済成長が見込まれています。

実際に供給が追いつかずお客様をお待たせしてしまっています。

それを解決するために上海に華東第二工場を設立することを

決めましたが、それでも足りないため、

建設中の工場をさらに増強する決断もいたしました。

しかし、それでも強い需要にお応えしきれないため、

このたび福建省漳州(ショウシュウ)に

新しい生産会社を設立いたしました。

華東第二工場が稼動すれば

中国における生産量は今の1.3倍に、

福建工場が設立すれば

生産量は今の1.6倍になります。

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欧州においては、一昨年に続き、

欧州最大の展示会であるISHに出展いたしました。

多くの方に来場いただき、ブランドと技術と空間に触れていただく

きっかけとなりました。

欧州は、景気の悪さも手伝い参入当初の計画通りに進んでおりません。

今期は、ボリュームゾーンへの品揃え強化と、

欧州内の納入事例をベースとした提案強化をはかります。

また、ロンドンショールームを最大限に活用した

需要の取込みにより、売上は前年比23%増の計画です。

また、経済成長著しく新興富裕層が広がるインドにおいて

販売チャネルや物流網を構築するため、

そして将来的な生産体制を構築するために、

今回TOTO Indiaを設立いたしました。

インドでは、2017年に50億の売上を目指します。

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続きまして、新領域事業です。

環境建材事業は、かねてより進めております

「ハイドロテクトの輪」の会を海外にまで拡大しました。

12月に欧州で開催した第1回目の会議には9社が参加、

ハイドロテクトの認知向上に向けての連携・協力に合意しました。

実際に海外で、TOTOの商品やパートナー様の商品を

通じてハイドロテクトご採用現場が増えています。

写真は

ドイツのDSCB社の外壁ハイドロテクトタイルが採用されました

オランダ、ルーモントのショッピングセンターのものと

TOTOのハイドロテクト外壁タイルが採用されました

上海の高層マンションのものです。

このような採用現場を増やすことでグローバル展開を加速させ、

売上を伸ばしていきます。

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セラミック事業です。

モバイル端末が普及し、PCが進化する中で

半導体や液晶の製造部材への要望や高精細化、微細化が

進んでいます。

そういった中で安定した運動精度が得られるTOTOの

セラミック部材は高い評価をいただいています。

納入先のお客様は、震災影響を考慮しているものの

下期以降は当初計画の前年比10%程度まで戻す計画であり、

TOTOも平準化生産を行い、震災前の年間生産計画数と

変わらない水準を維持する計画です。

フェルールなど光通信関連部材は、

福島のTOTOファインセラミックス工場が

原発の警戒区域となり立ち入れなくなりました。

やむを得ず生産を止めましたが、

お客様からは「ぜひTOTOのものが欲しい」とご要望をいただき、

OEMや設備移管により早急に対応できる体制を整備しました。

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最後にVプランの取組みをいくつかご紹介いたします。

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まずは岐阜県のTOTOマテリア生産拠点を統合しました。

今後土岐工場は

ハイドロテクトや大型陶板の品質向上、

コスト競争力強化のための技術開発拠点として再編いたします。

統合によるコストダウン効果は2012年度より出てくる計画です。

また、TOTO、DAIKEN、YKK AP3社のアライアンスの幅を広げ、

共同購買革新活動を推進し始めました。

この活動は今後も対象を広げて進めてまいります。

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経営情報イノベーション活動として、

統合生産管理システムの構築も開始いたしました。

現在グループ全体で70を超える数の

生産管理システムがありますが、

これを全社で共有する統合生産管理システムにしていきます。

事業部ごとに順次進め、2016年度に全社で完了予定です。

2017年度からは年間16億の

コストダウン効果を、見込んでいます。

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